JP6853646B2 - ロボットハンド及び搬送ロボット - Google Patents

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Description

本発明は、加工装置上等でウエーハを保持するロボットハンド及びロボットハンドによりウエーハを保持してウエーハを搬送する搬送ロボットに関する。
半導体ウエーハ等を加工する切削装置や研削装置等の加工装置においては、例えば、カセットステージに載置されたカセットの内部から板状ワークを取り出し保持テーブルに搬送したり、板状ワークの加工を完了した後、加工後の板状ワークをカセットに収容したりしている。そして、加工装置には、ウエーハをカセットから取り出したりカセットにウエーハを収容したりする搬送ロボットが配設されており、この搬送ロボットは、ウエーハを吸着保持する保持面を一方の面に備えたロボットハンド(例えば、特許文献1参照)を備えている。
特開2013−198960号公報
上記特許文献1に記載されているようなロボットハンドは、その保持面上に吸引口が形成されており、また、真空発生装置等から構成される吸引源に保持面を連通させる連通路が内部に形成されている。そして、保持面をウエーハに接触させた状態で、吸引源が吸引することで生み出された吸引力が保持面上の吸引口に伝達されることで、ロボットハンドはウエーハを吸引保持することができる。
ここで、ウエーハに反りがあったり、表面が凸凹になっていたりすると吸引保持する事ができない。その為、ロボットハンドの保持面からエアを噴出させベルヌーイ効果を発生させ吸着保持させる場合が有る。しかし、このようなロボットハンドは、多量のエアを噴出する必要が有り、ロボットハンド内にエアを流通させる流通路を大きくさせるために厚みが厚くなるのでカセット内にカセット内に進入させる事ができない場合が有る。また、例えば特許第4299111号の発明では、保持部がカセット内に進入しているが、ロボットハンドの厚みが厚いのでウエーハの厚みが厚くなるとカセット内に進入するのが不可能になる。
また、搬送ロボットが配設される加工装置が例えば研削装置である場合、搬送対象となる加工後のウエーハには研削加工により発生した研削屑が付着していることがあり、ウエーハの被研削面にロボットハンドを接触させてウエーハを吸引保持すると、ロボットハンドの保持面に研削屑が付着する場合がある。そして、研削屑が保持面に付着した状態のロボットハンドが、加工前の新たなウエーハを吸引保持することで、加工前のウエーハに研削屑が付着してしまうことがある。
したがって、加工装置に設置される搬送ロボットに備えられ搬送対象となるウエーハを保持するロボットハンドにおいては、カセットに進入してウエーハの出し入れを可能にし、研削屑等の加工屑が保持面に付着することで保持面が汚されてしまうことがないようにし、また、新たに加工を施すウエーハに加工屑を付着させないように搬送するという課題がある。
また、本発明は、ウエーハを非接触で吸着保持する一方の面と、ウエーハを吸引保持する他方の面と、ロボットに取り付ける取付部とを有する板状のロボットハンドであって、該一方の面をエア供給源に連通させエアを噴出させ該一方の面に沿ってエアを流し負圧を生成しウエーハを吸着保持する第1の保持手段と、他方の面を吸引源に連通させウエーハを吸引保持する第2の保持手段と、を備え、該第1の保持手段は、プレート状の第1の板部材と、該一方の面に一方の端が該第1の板部材の外周側へ開口するように形成される溝と、該溝の他方の端から該一方の端に向かってエアを噴出するエア噴出口と、該第1の保持手段の内部に形成され該エア噴出口と該取付部に備える第1の接続口とを連通させるエア供給路と、を備え、該第2の保持手段は、プレート状の第2の板部材と、該他方の面と吸引源とを連通させる吸引口と、該第2の保持手段の内部に形成され該吸引口と該取付部に備える第2の接続口とを連通させる吸引路とを備えるロボットハンドである。
また、上記課題を解決するための本発明は、前記のロボットハンドの取付部を装着するホルダを備えウエーハを搬送する搬送ロボットであって、一端に接続されたバルブを介して前記吸引源と前記エア供給源とに選択的に連通する連通路と、該連通路の他端に接続され、該連通路の連通先を該ホルダに装着した該ロボットハンドの前記第1の接続口と前記第2の接続口とのいずれかに切り換える連結手段と、を備え、該連結手段は、該連通路を2つに分岐させる分岐部と、該分岐部と該第1の接続口とを接続する第1の配管と、該第1の配管に配設され該第1の接続口から該分岐部に向かう方向のエアの流れを遮断する第1の逆止弁と、該分岐部と該第2の接続口とを接続する第2の配管と、該第2の配管に配設される絞り弁と、該絞り弁と並列に該第2の配管に配設され該分岐部から該第2の接続口に向かう方向のエアの流れを遮断する第2の逆止弁と、を備える搬送ロボットである。
また、本発明に係るロボットハンドは、一方の面をエア供給源に連通させエアを噴出させ一方の面に沿ってエアを流し負圧を生成しウエーハを吸着保持する第1の保持手段と、他方の面を吸引源に連通させウエーハを吸引保持する第2の保持手段と、を備え、第1の保持手段は、プレート状の第1の板部材と、一方の面に一方の端が第1の板部材の外周側へ開口するように形成される溝と、溝の他方の端から一方の端に向かってエアを噴出するエア噴出口と、第1の保持手段の内部に形成されエア噴出口と取付部に備える第1の接続口とを連通させるエア供給路と、を備え、第2の保持手段は、プレート状の第2の板部材と、他方の面と吸引源とを連通させる吸引口と、第2の保持手段の内部に形成され吸引口と取付部に備える第2の接続口とを連通させる吸引路とを備えている。そのため、本発明に係るロボットハンドは、ウエーハの保持において接触状態で保持するか又は非接触状態で保持するかを選択的に行うことができ、例えば、加工前のウエーハは第2の保持手段を接触させて吸引保持して搬送できるようにし、研削屑等が付着している加工後のウエーハは第1の保持手段によって非接触で吸着保持して研削屑がロボットハンドに付着しないようにしながら搬送することができる。そして、ロボットハンドが、研削後のウエーハに付着している研削屑等によって汚されることがないため、新たに加工を施すウエーハにロボットハンドが研削屑を付着させてしまうことを防止できる。
本発明に係る搬送ロボットは、本発明に係るロボットハンドを効果的に作動させるための最適な装置構成となっており、新たに加工を施すウエーハに研削屑を付着させることなく、所定の搬送場所まで搬送することを可能にする。
搬送ロボットの一例を示す斜視図である。 図2(A)は、貼り合わせ面を上側に向けた状態の第1の保持手段の一例を示す斜視図である。図2(B)は、ウエーハ吸着面である一方の面を上側に向けた状態の第1の保持手段の一例を示す斜視図である。 図3(A)は、貼り合わせ面を上側に向けた状態の第2の保持手段の一例を示す斜視図である。図3(B)は、ウエーハ吸引面である他方の面を上側に向けた状態の第2の保持手段の一例を示す斜視図である。 ロボットハンドの一例を示す断面図である。 一方の面に第1の接続口と第2の接続口とが形成されたロボットハンドの一例を示す断面図である。 連結手段、バルブ、及び連通路の構成を模式的に示す説明図である。 外形が矩形状の第1の保持手段の一例を示す平面図である。 溝が1本形成された第1の保持手段の一例を示す平面図である。
図1に示す搬送ロボット1は、例えば、図示しない研削装置上に配設され、カセットに棚状に収容されたウエーハWをカセットから搬出したり、ウエーハWを板状のロボットハンド2により保持してカセットに収納したり、保持テーブルT上に搬送したりする作業を行う。搬送ロボット1に備えられる板状のロボットハンド2は、ウエーハWを非接触で吸着保持する一方の面211aと、ウエーハを吸引保持する他方の面221aと、搬送ロボット1に取り付ける取付部12とを有している。
図1に示すウエーハWは、例えば、外形が円形板状の半導体ウエーハであり、ウエーハWの表面Waには複数のデバイスが形成されており、例えば、表面Waは図示しない保護テープが貼着されて保護されている。ウエーハWの裏面Wbは、研削加工等が施される被加工面となる。
図1に示すロボットハンド2は、図1においては下側を向いている一方の面211aをエア供給源60に連通させエアを噴出させ一方の面211aに沿ってエアを流し負圧を生成しウエーハWを吸着保持する第1の保持手段21と、図1においては上側を向いている他方の面221aを吸引源61に連通させウエーハWを吸引保持する第2の保持手段22と、を備えている。
図2(A)、(B)に示す第1の保持手段21は、ベルヌーイの原理を利用して非接触でウエーハWを吸着保持することができる。第1の保持手段21は、例えば、アクリルやポリカーボネート等のエンプラ又はステンレス鋼等からなり、図1に示す円板状のウエーハWの外径と略同一の外径を有する略円形に形成されたプレート状の第1の板部材211を備えており、第1の板部材211の外周部分には矩形状の基部212が一体的に形成されている。なお、第1の板部材211の一方の面211aは表面が平滑に仕上げられており、また、第1の板部材211がウエーハWに接触してしまった場合に、ウエーハWを傷付けないように第1の板部材211の一方の面211aの端部(稜線)には面取りが施されていてもよい。第1の保持手段21の外形は、略円形状に限定されるものではなく、例えば、図2(B)において一点鎖線L2で示すように、円形の一部を部分的に切欠いた三角十字状に形成されていてもよい。
第1の板部材211の一方の面211aには、一方の端213aが第1の板部材211の外周側へ開口するように溝213が形成されている。第1の板部材211の一方の面211aと反対側の面は、図1に示す第2の保持手段22に貼り合わされる貼り合わせ面211bとなる。溝213は、例えば、一方の面211aの中心から第1の板部材211の径方向外側に向かって3方向に均等な角度(例えば120度)で放射状に延びており、一方の面211aから第1の板部材211の厚さ方向(Z軸方向)の中間部に至る程度の深さを備えている。各溝213の幅および深さは同一寸法の一定断面を有している。なお、溝213の形成本数は、本実施形態における本数に限定されるものではなく、一方の面211aに周方向に均等な間隔で4本以上放射状に形成されていてもよい。また、溝213の幅を一部だけ狭めることで、この狭められた部分で溝213内を通るエアが加速されるものとしてもよい。基部212の仮想線L1より−Y方向側の部分は、第1の保持手段21と図3(A)、(B)に示す第2の保持手段22とが組み合わされた場合に、搬送ロボット1に取り付ける図1に示す取付部12を形成する。また、例えば、第1の板部材211の外周端部分には、ウエーハWの外周領域に接触してウエーハWが第1の板部材211の面方向に移動すること(すなわち、ウエーハWの横滑り)を制限するガイド部を設けてもよい。このガイド部は、例えば、ゴム又はスポンジ等から構成されており、第1の板部材211の外周端部分に、周方向に一定の間隔をおいて溝213の一方の端213aとずれるようにして複数(例えば90度間隔で4つ)固定される。
各溝213の他方の端213bは、一方の面211aの中央に形成された各エア噴出口214と連通している。各エア噴出口214は、それぞれ一方の面211aの径方向外側に向かって開口しており、各溝213の他方の端213bから一方の端213aに向かってエアを水平に噴出する。例えば、エア噴出口214の面積は、エア供給路215の断面積よりも小さく形成されている。なお、本実施形態のようにエア噴出口214を一方の面211aに形成するのではなく、例えば、第1の板部材211の一方の面211aに取り外し可能なノズルパッドを配設するものとし、このノズルパッドにエア噴出口214を形成するものとしてもよい。
図2(A)に示すように、第1の保持手段21の内部、すなわち、第1の板部材211の内部から基部212の内部にかけては、エアが流通するエア供給路215が直線状に延びるように形成されている。なお、エア供給路215は、第1の保持手段21の貼り合わせ面211b上には開口していない。エア供給路215の一方の端215aは、基部212の内部から一方の面211aに向かって形成され一方の面211a上で開口する第1の接続口216と連通している。図2(B)に示すように、エア供給路215の他方の端215bは、各エア噴出口214と連通している。第1の接続口216は、図1に示すエア供給源60と連通する。なお、エア供給路215上に、エア供給路215内を通るエアを加速させるオリフィス孔等が形成されていてもよい。
図3(A)、(B)に示す第2の保持手段22は、例えば、アクリルやポリカーボネート等のエンプラ又はステンレス鋼等からなり、円板状のウエーハWの外径と略同一の外径を有する略円形に形成されたプレート状の第2の板部材221を備えており、第1の保持手段21と同一の形状を備えている。また、第2の板部材221がウエーハWに接触してしまった場合に、ウエーハWを傷付けないように第2の板部材221の他方の面221aの端部(稜線)には面取りが施されていてもよい。第2の板部材221は、図2(A)、(B)に示す第1の板部材211の貼り合わせ面211bに貼り合わす貼り合わせ面221bを備えており、貼り合わせ面221bの反対側の面は、ロボットハンド2がウエーハWを吸引保持する他方の面221aとなる。第2の保持手段22の外形は、略円形状に限定されるものではなく、例えば、図2(B)において仮想的な一点鎖線L2で示すように、第1の保持手段21の形状が円形の一部を部分的に切欠いた三角十字状に形成されている場合においては、同様に三角十字状に形成されていると好ましい。
第2の板部材221の外周部分には、矩形状の基部222が一体的に形成されている。図3(A)に示すように、第2の保持手段22の内部、すなわち、基部222の内部から第2の板部材221の内部にかけては、吸引路223が形成されている。吸引路223は、基部222内部を第2の板部材221内に向かって直線状に延び、第2の板部材221内部を第2の板部材221の外周に沿うように円弧状に延びるように形成されている。なお、吸引路223は、第2の保持手段22の貼り合わせ面221b上には開口していない。
第2の板部材221には、第2の板部材221の他方の面221aとコンプレッサー及び真空発生装置等からなる図1に示す吸引源61とを連通させる吸引口224が複数形成されている。吸引口224は、たとえば、3つ×3つの計9つで一群となっており、各吸引口224は、吸引路223上から他方の面221aに向かって貫通形成されており、吸引路223と連通している。例えば、計9つで一群となっている各吸引口224は、他方の面221aの外周部分に周方向に均等な角度(例えば120度)離間して3箇所でそれぞれ開口している。なお、吸引路223の形状及び吸引口224の配設個数や配設形態は本実施形態に限定されるものではなく、例えば吸引路223は、基部222内部を直線状に第2の板部材221内の中央に向かって延び、第2の板部材221内の中央から径方向外側に向かって均等な角度で放射状に延びていてもよい。また、吸引口224は、他方の面221aの外周部分に周方向に均等な角度離間して4箇所以上でそれぞれ開口していてもよく、また、吸引口224の口径を大きくして、他方の面221aの外周部分に周方向に120度離間して3箇所でそれぞれ1つづつ開口していてもよい。また、各吸引口224上に、ゴム等の弾性部材からなるリング状の吸引パッドを配設するものとしてもよい。
図3(A)に示す吸引路223の基部222側の一端223aは、基部222の内部から他方の面221aに向かって形成され他方の面221a上で開口する第2の接続口226に連通している。基部222の仮想線L1より−Y方向側の部分は、第2の保持手段22と第1の保持手段21とが組み合わされた場合に、搬送ロボット1に取り付ける図1に示す取付部12を形成する。
図2(A)、(B)に示す第1の保持手段21と図3(A)、(B)に示す第2の保持手段22とを重ね合わせた状態で、図4に示すように、第1の保持手段21の貼り合わせ面211bと第2の保持手段22の貼り合わせ面221bとを適宜のボンド剤等によって接着することによって、第1の保持手段21と第2の保持手段22とからロボットハンド2が組み立てられる。なお、第1の保持手段21と第2の保持手段22との貼り合わせをネジ等によって行えるように、第1の保持手段21及び第2の保持手段22にネジ孔等を形成するものとしてもよい。
また、本実施形態においては、第1の板部材211と第2の板部材221の2枚の板を貼り合わせてロボットハンド2を構成しているが、貼り合わせをしないで1枚の板で第1の保持手段21と第2の保持手段22とを構成しても良い。
また、本実施形態においては、一方の面211aに第1の接続口216を形成し他方の面221aに第2の接続口226を形成する構成としているが、一方の面211aまたは他方の面221aのどちらかの面に、第1の接続口216と第2の接続口226とを形成しても良い。例えば、図5に示すように、他方の面221aに、第1の接続口216と第2の接続口226とを形成しても良い。
図1に示す搬送ロボット1は、ロボットハンド2を所定の位置に移動させる駆動部3を備えている。駆動部3は、例えば、第1のアーム30と、第2のアーム31と、ロボットハンド2を水平方向に旋回させるロボットハンド旋回手段32と、第1のアーム旋回手段33と、第2のアーム旋回手段34とから構成されており、CPUとメモリ等の記憶素子とから構成される図示しない制御部によってその動作が制御されている。
軸状のロボットハンド旋回手段32には、第1のアーム30の一端の上面が連結されている。第1のアーム30のもう一端の下面には、第1のアーム旋回手段33を介して、第2のアーム31の一端の上面が連結されている。第2のアーム31のもう一端の下面には、第2のアーム旋回手段34が連結されている。そして、第2のアーム旋回手段34は、Z軸方向移動機構9上に配設されている。
ロボットハンド旋回手段32は、図示しない旋回駆動源が発生させる回転力によりロボットハンド2を第1のアーム30に対して水平に旋回させるものである。第1のアーム旋回手段33は、図示しない旋回駆動源が発生させる回転力により、第1のアーム30を第2のアーム31に対して水平に旋回させるものである。第2のアーム旋回手段34は、図示しない旋回駆動源が発生する回転力により、第2のアーム31をZ軸方向移動機構9に対して水平に旋回させるものである。そして、Z軸方向移動機構9は、制御部によりその動作が制御されており、ロボットハンド2を図示しない研削装置上でZ軸方向に上下動させる。
ロボットハンド旋回手段32の上端側には、鉛直方向(Z軸方向)に直交するY軸方向の軸心を有するモータ40を回転可能に支持するハウジング41が固定されている。ハウジング41の内部には、モータ40の後端部40bと、モータ40の後端部40bに連結されモータ40を回転駆動するエンコーダ42とが収容されている。モータ40の先端部40aはハウジング41から−Y方向に突出しており、この先端部40aに、ロボットハンド2の取付部12を装着するホルダ14が接続されている。エンコーダ42がモータ40を回転させることに伴って、モータ40にホルダ14を介して接続されているロボットハンド2が回転して、ロボットハンド2の一方の面211aとロボットハンド2の他方の面221aとを上下に反転させることができる。なお、モータ40は、例えば、エアシリンダ等によってハウジング41から水平方向に向かって移動可能に構成されていてもよい。
第1の保持手段21の第1の接続口216及び第2の保持手段の第2の接続口226は、ホルダ14に装着したロボットハンド2の第1の接続口216と第2の接続口226とを切り換える連結手段5に接続されている。例えばホルダ14上に配設された連結手段5には、可撓性を有する樹脂チューブ又は金属配管等で構成される連通路8の他端8aが接続されている。例えば、連通路8は、駆動部3の内部を図示しないロータリージョイント等を用いてチューブが屈曲可能に配設されている。または、駆動部3の外側に屈曲可能にチューブを配設されており、連通路8のもう一端8bは、駆動部3の第2のアーム旋回手段34の側面に固定されたバルブ7を介して吸引源61とエア供給源60とに選択的に連通している。
図1、図6に示すバルブ7は、連通路8との連通先を吸引源61とエア供給源60とのいずれかに切り換える役割を果たし、例えば、図6に示すようなソレノイド(電磁石)バルブであり、電磁石に電流を流して磁力を発生させ、この磁力を利用しバルブ内のスプールを引き付け移動させることで、エアの流路を吸引源61又はエア供給源60のいずれかと連通するように切り換えることができる。なお、バルブ7は、ソレノイドバルブに限定されるものではない。
図6に示すように、バルブ7と連通路8を介して吸引源61とエア供給源60とのいずれかに連通している連結手段5は、連通路8を2つに分岐させる分岐部50と、分岐部50と第1の接続口216とを接続する第1の配管51と、第1の配管51に配設され第1の接続口216から分岐部50に向かう方向のエアの流れを遮断する第1の逆止弁53と、分岐部50と第2の接続口226とを接続する第2の配管52と、第2の配管52に配設される絞り弁54と、絞り弁54と並列に第2の配管52に配設され分岐部50から第2の接続口226に向かう方向のエアの流れを遮断する第2の逆止弁55とを備えている。
以下に、図1に示すロボットハンド2によりウエーハWを保持し、搬送ロボット1によってウエーハWを搬送する場合の、ロボットハンド2の動作及び搬送ロボット1の動作について説明する。
まず、モータ40が連結手段5を回転させ、他方の面221aが下側を向いた状態にロボットハンド2がセットされる。次いで、図1に示すZ軸方向移動機構9が、搬送ロボット1をZ軸方向に移動させて、図示しないウエーハカセット等に収容されているウエーハWの裏面Wbとロボットハンド2の他方の面221aとが対向するように、搬送ロボット1を位置付ける。
次いで、駆動部3がロボットハンド2を旋回させて、例えば、他方の面221a上の3箇所に位置する吸引口224を結ぶ三角形内に、ウエーハWの裏面Wbの中心が位置するようにロボットハンド2が位置付けられる。そして、ロボットハンド2が−Z方向に向かって下降していき、他方の面221aがウエーハWの裏面Wbに接触する。
搬送ロボット1は、バルブ7によって吸引源61と連通路8とが連通した状態に設定されており、図1、6に示す吸引源61が吸引を行うことで、吸引口224、吸引路223、第2の接続口226、連結手段5、連通路8及びバルブ7で構成される流路に、他方の面221aから吸引源61へと向かう方向のエアの流れが発生する。連結手段5の内部においては、図6に示す第2の配管52に配設された第2の逆止弁55が開き、他方の面221aから吸引源61へと向かう方向のエアが第2の逆止弁55を通過していく。第1の配管51内は第1の逆止弁53が開かないため、第1の配管51内にエアの流通は起きない。他方の面221aから吸引源61へと向かう方向のエアの流れが発生することで、第2の板部材221の他方の面221a上には吸引力が発生し、この吸引力によって、ウエーハWがロボットハンド2により接触状態で吸引保持される。
駆動部3がロボットハンド2を駆動し、ロボットハンド2が吸引保持したウエーハWを図示しないウエーハカセットから搬出し、図1に示す保持テーブルT上まで搬送する。図1に示す保持テーブルTは、例えば、その外形が円形状であり、ポーラス部材等からなりウエーハWを吸引保持する保持部T1と、保持部T1を支持する枠体T2とを備える。ウエーハWの裏面Wbを吸引保持しているロボットハンド2が、ウエーハWの裏面Wbが上側になるようにして、ウエーハWを保持テーブルT上に載置する。保持部T1は図示しない吸引源に連通しており、吸引源が吸引することで生み出された吸引力が保持面T1aに伝達されることで、保持テーブルTは保持面T1a上でウエーハWを吸引保持する。また、吸引源61による吸引が停止するとともに、吸引源61と連通している状態の連通路8がエア供給源60と連通するように、バルブ7によって吸引源61とエア供給源60とが切り換えられる。そして、エア供給源60がバルブ7及び連通路8を介して、連結手段5に対してエアを供給する。供給されたエアは、連結手段5の絞り弁54を通過し、第2の接続口226、吸引路223、及び吸引口224を通りロボットハンド2の他方の面221aから下方に向かって少量のエアが噴出する。このエアの噴射圧力によって、他方の面221aとウエーハWとの間に残存する真空吸着力を破壊し、ウエーハWをロボットハンド2から確実に離脱可能とする。そして、ウエーハWをロボットハンド2の他方の面221aから離脱させ、保持テーブルTがウエーハWを保持し、ロボットハンド2が保持テーブルT上から退避する。
なお、上記のようにエア供給源60からエアを供給させたとき、他方の面221aからエアを噴出すると共に一方の面211aからもエアが噴出される。
裏面Wbが上側を向いた状態で保持テーブルTにより保持されたウエーハWは、図示しない研削手段によって、裏面Wb側から研削され所定の厚みまで薄化される。研削中において、ウエーハWの裏面Wbは洗浄水で洗浄されているが、洗浄しきれなかった研削屑はウエーハWの裏面Wbに付着した状態となる。研削加工が完了したウエーハWは、保持テーブルTから搬送ロボット1によって搬出される。
ウエーハWを保持テーブルTから搬出するに際しては、まず、モータ40が連結手段5を回転させ、一方の面211aが下側を向いた状態にロボットハンド2がセットされる。次いで、駆動部3がロボットハンド2を旋回させ、また、図1に示すZ軸方向移動機構9が、搬送ロボット1をZ軸方向に移動させて、保持テーブルT上に裏面Wb側が上を向いた状態で保持されているウエーハWの裏面Wbとロボットハンド2の一方の面211aとが対向するように、搬送ロボット1を位置付ける。
次いで、ロボットハンド2の一方の面211aとウエーハWの裏面Wbとが接触しない程度の位置まで、ロボットハンド2が−Z方向へ降下する。ロボットハンド2がZ軸方向の所定の位置まで降下した後、エア供給源60が、所定圧力のエアをバルブ7に向かって供給する。搬送ロボット1はバルブ7によってエア供給源60と連通路8とが連通した状態に設定されているため、バルブ7、連通路8、連結手段5、第1の接続口216、溝213、及びエア噴出口214で構成される流路に、エア供給源60から第1の保持面211aへと向かう方向のエアの流れが発生する。連結手段5の内部においては、第1の配管51に配設された第1の逆止弁53が開き、エア供給源60から供給されたエアが第1の逆止弁53を通過していく。第2の配管52内は第2の逆止弁55は開かないが、絞り弁54で絞られた少量のエアが第2の接続口226を通過して他方の面221aから噴出される。つまり、エア供給源60からエアを供給させたときは、一方の面211aと他方の面221aの両面からエアが噴出される。
エア噴出口214から噴射されたエアは、一方の面211a上に形成された各溝213内を放射方向に向かって高速で流通する。ここで、例えば、図2(A)に示すエア供給路215の断面積は図2(B)に示すエア噴出口214の断面積よりも小さいため、エア供給路215からエア噴出口214に移動する際にエアの流速が加速され、静圧が増すことで周囲の空気を引き込み、ウエーハWを吸着する吸着力を発生させる。また、エアが直線形状の各溝213内を整流状態で高速で放射方向に向かって流通することにより、ベルヌーイ効果によって溝213の両脇の周囲の空気が溝213内部へ引き込まれ、溝213近辺に負圧が生じ、ウエーハWに対する吸着力が生じる。そして、ロボットハンド2が一方の面211aで非接触状態でウエーハWを吸着保持する。
ロボットハンド2がウエーハWを非接触で吸着保持した後、保持テーブルTによるウエーハWの吸引保持を解除する。さらに、ロボットハンド2が+Z方向へと上昇することで、ウエーハWが保持テーブルTから搬出される。駆動部3によって、加工後のウエーハWを非接触で吸着保持したロボットハンド2が旋回して、加工後のウエーハWがウエーハ洗浄装置等に搬送される。加工後のウエーハWを搬送したロボットハンド2は、新たな加工を施すウエーハWを搬送するために移動する。
なお、ロボットハンド2の一方の面211aは、エア供給源60とバルブ7との間に図示しない絞り弁を備えて、逆止弁53側に供給するエアの流量を調節して非接触状態でウエーハWを吸着保持してもよい。その場合は、供給するエアの流量を多くすることによって、一方の面211aにウエーハWを接触させて吸着保持させることも可能である。すなわち、絞り弁を、一方の面に非接触でウエーハを吸着保持する第1のエア流量と該第1のエア流量より大きいエアを溝に流通させ一方の面に接触してウエーハを吸着保持する第2のエア流量とに切り換える切り換え手段として機能させることができる。ウエーハWを一方の面211aに接触させて、一方の面211aによってウエーハWを吸着保持することでウエーハWの横滑りが防止できる。
このように、本発明に係るロボットハンド2は、ウエーハWの保持において接触状態で保持するか又は非接触状態で保持するかを選択的に行うことができ、上記のように、加工前のウエーハWには第2の保持手段22の他方の面221aを接触させて吸引保持して搬送できるようにし、研削屑等が付着している加工後のウエーハWは第1の保持手段21によって非接触で吸着保持して研削屑がロボットハンド2に付着しないようにしながら搬送を行うことができる。そして、ロボットハンド2が、研削後のウエーハWに付着している研削屑等によって汚されることがないため、新たに加工を施すウエーハWにロボットハンド2が研削屑を付着させてしまうことを防止できる。
本発明に係る搬送ロボット1は、研削屑が付着しない動作をロボットハンド2に効率よく行わせることができ、新たに加工を施すウエーハWに研削屑を付着させることなく、所定の搬送場所まで搬送することを可能にする。
なお、本発明に係るロボットハンド2及び搬送ロボット1は上記実施形態に限定されるものではなく、また、添付図面に図示されているロボットハンド2及び搬送ロボット1の各構成の大きさや形状等についても、これに限定されず、本発明の効果を発揮できる範囲内で適宜変更可能である。例えば、第1の保持手段21については、以下に示す様々な実施態様がある。
例えば、図7に示す第1の保持手段23は、アクリルやポリカーボネート等のエンプラ又はステンレス鋼等からなり、矩形のプレート状の第1の板部材231と、第1の板部材231と一体的に形成された矩形状の基部232とを備えている。第1の板部材231の一方の面231aには、一方の端233aが第1の板部材231の先端の外周側へ開口するように直線状に溝233が1本形成されており、一方の面231aはウエーハWを非接触で吸着保持する面となる。溝233の他方の端233bの端面は、一方の面231aの中央に一方の面231aの面方向に向かって開口するように形成された1つのエア噴出口234と連通している。エア噴出口234は、溝233の他方の端233bから一方の端233aに向かってエアを噴出する。第1の保持手段23の内部、すなわち、エア噴出口234から基部232の内部にかけては、エアが流通する2本のエア供給路235が直線状に延びるように形成されている。図7に示すように、2本のエア供給路235の他方の端235aは、一本に合流しておりエア噴出口234と連通している。各エア供給路235の一方の端235bは、基部232の内部から一方の面231aに向かって形成され一方の面231a上で開口する各第1の接続口236と連通している。各第1の接続口236は、図1に示すエア供給源60と連通する。なお、各エア供給路235上に、エア供給路235内を通るエアを加速させるオリフィス孔等が形成されていてもよい。なお、一方の面231aの反対の他方の面には、吸引源に連通する吸引口を備え第1の保持手段23と同様に矩形状に形成された第2の保持手段を貼り合わせる。また、一方の面231a側または一方の面231aの反対の他方の面側のどちらかの同一面に、第1の接続口236と吸引源に接続する第2の接続口とを配設しても良い。
例えば、図8に示す第1の保持手段24のように、図7に示す第1の保持手段23の第1の板部材231を、図1に示す円板状のウエーハWの外径と略同一の外径を有する略円形に形成されたプレート状の第1の板部材241に変更してもよい。第1の板部材231を第1の板部材241に変更した点以外の構成については、第1の保持手段24と第1の保持手段23とは同様に構成されている。図7に示す第1の板部材231及び図8に示す第1の板部材241の基部232の仮想線L1より−Y方向側の部分は、図1に示す搬送ロボット1に取り付ける取付部を形成する。
1:搬送ロボット 12:取付部 14:ホルダ
2:ロボットハンド
21:第1の保持手段
211:第1の板部材 211a:ロボットハンドの一方の面
211b:第1の板部材の貼り合わせ面
212:基部 213:溝 213a:溝の一方の端 213b:溝の他方の端
214:エア噴出口 215:エア供給路 215a:エア供給路の一方の端
215b:エア供給路の他方の端 216:第1の接続口
22:第2の保持手段
221:第2の板部材 221a:ロボットハンドの他方の面
221b:第2の板部材の貼り合わせ面
222:基部 223:吸引路 223a:吸引路の一端 224:吸引口
226:第2の接続口
3:駆動部 30:第1のアーム 31:第2のアーム 32:ロボットハンド旋回手段
33:第1のアーム旋回手段 34:第2のアーム旋回手段
40:モータ 40a:モータの先端部 40b:モータの後端部
41:ハウジング 42:エンコーダ
9:Z軸方向移動機構
7:バルブ 8:連通路
5:連結手段 50:分岐部 51:第1の配管 52:第2の配管
53:第1の逆止弁 54:絞り弁 55:第2の逆止弁
60:エア供給源 61:吸引源
W:ウエーハ Wa:ウエーハの表面 Wb:ウエーハの裏面
T:保持テーブル T1:吸着部 T1a:保持面 T2:枠体

Claims (2)

  1. ウエーハを吸着保持する一方の面と、ウエーハを吸引保持する他方の面と、ロボットに取り付ける取付部とを有する板状のロボットハンドであって、
    該一方の面をエア供給源に連通させエアを噴出させ該一方の面方向にエアを流し負圧を生成しウエーハを吸着保持する第1の保持手段と、他方の面を吸引源に連通させウエーハを吸引保持する第2の保持手段と、を備え、
    該第1の保持手段は、プレート状の第1の板部材と、該一方の面に一方の端が該第1の板部材の外周側へ開口して形成される溝と、該溝の他方の端から該一方の端に向かってエアを噴出するエア噴出口と、該第1の保持手段の内部に形成され該エア噴出口と該取付部に備える第1の接続口とを連通させるエア供給路と、を備え、
    該第2の保持手段は、プレート状の第2の板部材と、該他方の面と吸引源とを連通させる吸引口と、該第2の保持手段の内部に形成され該吸引口と該取付部に備える第2の接続口とを連通させる吸引路とを備えるロボットハンド。
  2. 請求項1記載のロボットハンドの前記取付部を装着するホルダを備えウエーハを搬送する搬送ロボットであって、
    一端に接続されたバルブを介して前記吸引源と前記エア供給源とに選択的に連通する連通路と、
    該連通路の他端に接続され、該連通路の連通先を該ホルダに装着した該ロボットハンドの前記第1の接続口と前記第2の接続口とに連結する連結手段と、を備え、
    該連結手段は、該連通路を2つに分岐させる分岐部と、該分岐部と該第1の接続口とを接続する第1の配管と、該第1の配管に配設され該第1の接続口から該分岐部に向かう方向のエアの流れを遮断する第1の逆止弁と、該分岐部と該第2の接続口とを接続する第2の配管と、該第2の配管に配設される絞り弁と、該絞り弁と並列に該第2の配管に配設され該分岐部から該第2の接続口に向かう方向のエアの流れを遮断する第2の逆止弁と、を備える搬送ロボット。
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