JP7018199B2 - 直動ガイド装置 - Google Patents
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Description
柱状のガイドポストに筒状のガイドブシュが相対移動可能に挿通され、ガイドポストとガイドブシュとの間隙内に多数の転動体を保持した筒状のリテーナが配置される直動ガイド装置において、
上記ガイドポストの外周面には、凹部又は凸部が設けられ、
上記ガイドブシュの内周面には、ガイドポストの凹部に対して凸部又はガイドポストの凸部に対して凹部が設けられ、
上記凹部と上記凸部とは、ガイドポストとガイドブシュとの相対移動により対向する位置関係に設けられ、
上記リテーナの周壁には、凸部と係合可能とされ、凸部と凹部とが対向する位置に配置されると凸部と凹部との間に配置されるズレ抑制コマが設けられているものである。
図1、図2に示すように、実施の形態による直動ガイド装置1は、柱状のガイドポスト2に筒状のガイドブシュ3が挿通され、これらガイドポスト2とガイドブシュ3との間隙内に多数のローラ4(転動体)を保持した筒状のリテーナ5が配置されたものであり、ガイドポスト2とガイドブシュ3とが軸線方向に相対移動可能な構成とする。ガイドポスト2は、外周面が多角形形状(六角形形状)に形成されており、ガイドブシュ3は、内周面がガイドポスト2の外周面と相似な多角形形状(六角形形状)に形成されている。ガイドポスト2の外周面及びガイドブシュ3の内周面は、平面部と曲面部とが周方向に交互に並んで形成されている。この平面部が多角形の平面に該当しローラ4の転動面2a,3aを構成し、曲面部が多角形の頂部に該当しローラ4が配置されない非転動面2b,3bを構成する。ガイドポスト2及びガイドブシュ3は、鋼、超硬合金、ステンレス等の金属製とする。
まずはリテーナ5の位置ズレが無い場合の動作を説明する。図3を参照して、ガイドブシュ3が上死点から下方へ移動するとき、凸部7と凹部6とが軸線方向に離れた位置にあり、この状態では、ズレ抑制コマ8は、軸線方向における凸部7と凹部6との中間位置に配置される(図3(a)(b))。これは、リテーナ5は、ガイドポスト2とガイドブシュ3との相対移動距離に対してその半分の移動距離しか移動しないことに基づく。そして、凸部7と凹部6とが対向した位置に来ると、ズレ抑制コマ8は、凸部7に押され、リテーナ5の周壁51の外面からの突出が引っ込められてリテーナ5の周壁51の内面側へ突出し、この突出部分が凹部6内に入り込む(図3(c))。引き続いて、ガイドブシュ3が下方移動すると、凸部7は、ズレ抑制コマ8を乗り越えて下方へ移動し、ガイドブシュ3の下方移動につれてリテーナ5が下方移動することにより、ズレ抑制コマ8は、凹部6から脱出し(図3(d))、軸線方向における凸部7と凹部6との中間位置に配置される(図3(e))。なお、ガイドブシュ3が下死点から上方へ移動するときも、上述した下方移動と同じ要領でズレ抑制コマ8が動作する(図3(f)~図3(j))。従って、本直動ガイド装置1は、凹部6、凸部7、ズレ抑制コマ8を有していても、ガイドポスト2とガイドブシュ3との相対移動を円滑に行なうことができる。
例えば、凸部7、凹部6及びズレ抑制コマ8は、1セットで直動ガイド装置1の軸線方向及び/又は周方向に対して複数設けるようにしてもよい。この場合、様々な位置でのリテーナ5の位置ズレを防ぐことができ、リテーナ5の位置ズレ防止をより確実に実現することができる。
また、凹部6をガイドポスト2側に設け、凸部7をガイドブシュ3側に設ける方が作り易さの点では有利であるが、リテーナ5の位置ズレ防止機構を実現する上では、凹部6をガイドブシュ3側に設け、凸部7をガイドポスト2側に設けるようにしてもよい。
また、リテーナ5は、ズレ抑制コマ8周辺の部分を別部材(リテーナ5の材質とは異なる材質でもよい。)で構成してもよい。つまり、ズレ抑制コマ8を保持するパーツを別に作製し、このズレ抑制コマ8を保持したパーツをリテーナ5に組み込むようにしてもよい。
2 ガイドポスト
3 ガイドブシュ
4 ローラ
5 リテーナ
2a,3a 転動面
2b,3b 非転動面
6 凹部
7 凸部
8 ズレ抑制コマ
35 溝部
51 周壁
71 嵌合部品
Claims (8)
- 柱状のガイドポストに筒状のガイドブシュが相対移動可能に挿通され、ガイドポストとガイドブシュとの間隙内に多数の転動体を保持した筒状のリテーナが配置される直動ガイド装置において、
上記ガイドポストの外周面には、凹部又は凸部が設けられ、
上記ガイドブシュの内周面には、ガイドポストの凹部に対して凸部又はガイドポストの凸部に対して凹部が設けられ、
上記凹部と上記凸部とは、ガイドポストとガイドブシュとの相対移動により対向する位置関係に設けられ、
上記リテーナの周壁には、凸部と係合可能とされ、凸部と凹部とが対向する位置に配置されると凸部と凹部との間に配置されるズレ抑制コマが設けられている直動ガイド装置。 - 請求項1に記載の直動ガイド装置において、
上記ガイドポストの外周面及び上記ガイドブシュの内周面は、多角形形状を有し、転動体が転動する転動面と、転動体が転動しない非転動面とを有し、
上記凹部及び上記凸部は、非転動面に設けられている直動ガイド装置。 - 請求項1又は2に記載の直動ガイド装置において、
上記凹部は、ガイドポストの外周面に設けられ、
上記凸部は、ガイドブシュの内周面に設けられている直動ガイド装置。 - 請求項1~3のいずれか1項に記載の直動ガイド装置において、
上記ズレ抑制コマは、ボール形状である直動ガイド装置。 - 請求項1~4のいずれか1項に記載の直動ガイド装置において、
上記凹部は、ガイドポストの軸線方向に長い長穴形状を有し、周壁面が開口側へ向かうにつれて広がった形状を有する直動ガイド装置。 - 請求項1~5のいずれか1項に記載の直動ガイド装置において、
上記ガイドブシュの凸部は、ガイドブシュの内周面に軸線方向に延設した溝部に嵌合された嵌合部品に設けられている直動ガイド装置。 - 請求項1~5のいずれか1項に記載の直動ガイド装置において、
上記ガイドブシュの凸部は、ガイドブシュの外周面から内周面に貫通した貫通孔に嵌合された嵌合部品に設けられている直動ガイド装置。 - 請求項1~7のいずれか1項に記載の直動ガイド装置において、
上記凸部、上記凹部及び上記ズレ抑制コマは、それぞれ複数設けられている直動ガイド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018116287A JP7018199B2 (ja) | 2018-06-19 | 2018-06-19 | 直動ガイド装置 |
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JP2018116287A JP7018199B2 (ja) | 2018-06-19 | 2018-06-19 | 直動ガイド装置 |
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JP2019219000A JP2019219000A (ja) | 2019-12-26 |
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Citations (1)
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JP2016084871A (ja) | 2014-10-27 | 2016-05-19 | アイセル株式会社 | 直動ガイド装置 |
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2018
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Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016084871A (ja) | 2014-10-27 | 2016-05-19 | アイセル株式会社 | 直動ガイド装置 |
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JP2019219000A (ja) | 2019-12-26 |
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