JP6387537B2 - 直動ガイド装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガイドポストにガイドブッシュが挿通され、ガイドポストとガイドブシュとの間隙内に多数の転動体を保持した筒状のリテーナが配置される直動ガイド装置に関する。
この種の直動ガイド装置では、ガイドポストとガイドブシュとが相対的に移動すると、リテーナは、その半分の距離だけ移動することとなるが、往復動による慣性や動作時のスリップ等のために転動体がガイドポスト及びガイドブシュの軌道面に対してマイクロスリップして次第にリテーナが位置ズレを起こすことがある。このため、従来、リテーナにピニオンギヤを設置し、ガイドポストとガイドブシュにラックを設けてリテーナの位置ズレを防止するものがある(特許文献1、特許文献2)。
特開2009−156275号公報 特開2000−346064号公報
しかしながら、ラックピニオン機構を設けた直動ガイド装置では、パーツの組み立て時に、ガイドポストとガイドブシュの両方のラックが内外でリテーナのピニオンギヤに対して上手く噛み合わず、組み立てが依然として困難であった。この場合、各ラックがピニオンギヤに適切に噛み合っていない状態でガイドブシュを無理やりガイドポストに挿入させると、ピニオンギヤの歯が欠けるおそれもある。また、ラックピニオン機構を設けるコストも高く付く。
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、組み付けが容易で、低コストに、リテーナの位置ズレ防止を実現することができる直動ガイド装置を提供することを目的とする。
本発明に係る直動ガイド装置は、
柱状のガイドポストに筒状のガイドブシュが挿通され、ガイドポストとガイドブシュとの間隙内に多数の転動体を保持した筒状のリテーナが配置される直動ガイド装置において、
上記ガイドポストの外周面には、軸線方向に延び且つ軸線方向に対して角度を有する斜め溝部が設けられ、
上記ガイドブシュの内周面には、ガイドポストの斜め溝部とクロス状に対向して軸線方向に延び且つ軸線方向に対してガイドポストの斜め溝部と同等の角度を有する斜め溝部が設けられ、
上記リテーナには、側壁に周方向に延びる長孔状の貫通孔が設けられ、この貫通孔に内外に突出するピンが取り付けられ、
上記ピンは、ガイドポストの斜め溝部とガイドブシュの斜め溝部との交点で各斜め溝部に嵌まり込む構成としたものである。
これによれば、ガイドポストとガイドブシュとが相対移動した場合にガイドポストの斜め溝部とガイドブシュの斜め溝部との交点における軸線方向の移動距離は、ガイドポストとガイドブシュの相対的な移動距離の半分となる。この交点の軸線方向の移動距離は、リテーナの移動距離と一致する。従って、リテーナに取り付けたピンを上記交点にて各斜め溝部に嵌まり込む構成とすることにより、転動体のマイクロスリップによるリテーナの位置ズレを防止することができる。
また、ガイドポスト、ガイドブシュ及びリテーナの組み付けは、例えば、ガイドポストの斜め溝部の位置にリテーナに取り付けたピンを合致させるようにしてリテーナをガイドポストに挿通し、次いで、該リテーナのピンの位置にガイドブシュの斜め溝部を合致させるようにしてガイドブシュをガイドポストに挿通することで完了する。このように、ガイドポスト、ガイドブシュ及びリテーナの組み付けを容易に行うことができる。また、従来のラックピニオン機構のものよりも製造コストを低く抑えることができる。
上記貫通孔は、リテーナの周方向に延びる長孔状に形成されているので、上記ピンは、長孔状の貫通孔において周方向へ移動可能となる。従って、ガイドポストとガイドブシュとの相対移動に際して上記交点の周方向への変位に対して上記ピンが追従して移動される。よって、リテーナがピンにより周方向へ回転されることもない。
上記ピンは、中間部にふくらみ部を有し、このふくらみ部が上記貫通孔に嵌め込まれているものとすることができる。
これにより、上記貫通孔での上記ピンの倒れ防止となる。従って、該ピンが上記交点で噛んだりせずに交点の移動に追従して移動し、リテーナを適切な位置に維持させることができる。
上記貫通孔には、上記ピンのふくらみ部を係止させる舌片が形成されていることが望ましい。
これにより、さらに上記ピンの貫通孔からの抜け落ちや飛び出し等が防止される。従って、該ピンによってガイドポストやガイドブシュの周面を傷付けることがない。
上記転動体は、ローラにより構成され、
上記ガイドポストの斜め溝部と上記ガイドブシュの斜め溝部とは、ローラの軌道面となる平面部に設けられる場合、
上記各斜め溝部における周方向の溝幅Wと上記ローラの長さLとの関係は、L>Wに設定される。
ガイドポスト及びガイドブシュにおいてローラが転動する軌道面は、平面に形成されているから、直線状の斜め溝部を形成する際、曲面上に設ける場合に比べて軌道面の平面上に設ける方が加工を容易に行うことができる。
また、各斜め溝部をローラの軌道面に設けても、上記L>Wの関係より、ローラが各斜め溝部に引っ掛かったり嵌まり込んだりすることがなく、軌道面でのローラの円滑な転動を確保することができる。
上記各斜め溝部の角度は、軸線方向に対して3°〜30°の範囲に設定されることが望ましく、より好ましくは、3°〜15°の範囲に設定される。
各斜め溝部の角度が30°を超えて大きくなると、上記交点での軸線方向のクリアランスが小さくなって上記ピンが該交点での各斜め溝部に引っ掛かり易くなって円滑に移動できなくなるおそれがある。一方、各斜め溝部の角度が3°を下回って小さくなると、上記交点での軸線方向のクリアランスが大きくなって該交点での上記ピンの軸線方向の移動許容量が増してリテーナの位置規制があまくなりリテーナの位置ズレ防止を的確に行えなくなるおそれがある。従って、上記各斜め溝部の角度を3°〜30°(好ましくは3°〜15°)の範囲に設定することにより、このような不都合が確実に防止され、リテーナが円滑に移動されて転動体が円滑に転動されるとともに、リテーナの位置ズレを確実に防止することができる。
以上のように、本発明に係る直動ガイド装置によれば、組み付けが容易で、低コストに、リテーナの位置ズレ防止を実現することができる。
実施形態による直動ガイド装置を示す正面図である。 直動ガイド装置においてガイドブシュを切断して展開した状態を示す斜視図である。 ガイドポストにおいて斜め溝部を正面に示す正面図である。 斜め溝部の周方向の溝幅とローラ長さとの関係を説明するための模式図である。 ガイドポストの斜め溝部とガイドブシュの斜め溝部との交点が、ガイドポストとガイドブシュの相対移動距離の半分の距離で移動することを説明するための模式図である。 各斜め溝部の交点の部分を拡大して示す模式図である。 ピン及び貫通孔の構造を示す模式図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1、図2に示すように、実施の形態による直動ガイド装置1は、ガイドポスト11に筒状のガイドブシュ12が挿通され、これらガイドポスト11とガイドブシュ12との間隙内に多数のローラ(転動体)31を保持した筒状のリテーナ13が配置されたものである。ガイドポスト11は、鋼、超硬合金、ステンレス等の金属製であり、外周面が多角形形状(六角形形状)となっており、ガイドブシュ12は、鋼、超硬合金、ステンレス等の金属製であり、内周面がガイドポスト11の外周面と相似な多角形形状(六角形形状)となっている。リテーナ13は、合成樹脂製であり、ガイドポスト11とガイドブシュ12の間隙の形状・大きさに合わせた多角形(六角形)筒状に形成されている。このリテーナ13には、転動体としての多数のローラ31が回転自在に保持されている。すなわち、ローラ31は、リテーナ13における多角形の各平面部の保持孔30に回動可能に嵌め込まれて軸線方向に列設されている。ローラ31は、各種金属、セラミック等からなる。そして、これらローラ31は、ガイドポスト11の外周面とガイドブシュ12の内周面との間に転動自在に挟持されている。
ガイドポスト11の外周面には、軸線方向に延び且つ軸線方向に対して角度αを有する斜め溝部14が設けられ、ガイドブシュ12の内周面には、ガイドポスト11の斜め溝部14とクロス状に対向して軸線方向に延び且つ軸線方向に対してガイドポスト11の斜め溝部14と同等の角度αを有する斜め溝部15が設けられている。そして、リテーナ13には、側壁における軸線方向の略中間位置に形成する長孔状の貫通孔32に内外に突出するピン33が取り付けられ、このピン33の内外の突出部分33bがガイドポスト11の斜め溝部14とガイドブシュ12の斜め溝部15との交点16にて各斜め溝部14,15に嵌め込まれてリテーナ13の位置ズレを防止するように構成されている。ピン33は、例えば、鋼、ステンレス等の金属、セラミック、合成樹脂等の材質で形成することができる。
図2、図3(a)(ガイドポスト11だけを示す。)に示すように、ガイドポスト11及びガイドブシュ12の各斜め溝部14,15は、ガイドポスト11の外周面及びガイドブシュ12の内周面においてローラ31の軌道面となる平面部11A,12Aに設けられている。これにより、直線状の斜め溝部14,15を設ける際、曲面上に設ける場合に比べて軌道面となる平面部11A,12Aに設ける方が加工を容易に行うことができる。なお、斜め溝部14,15を軌道面に設ける場合、転動体(ローラ31)が転動する面の数は3以上であることが望ましい。上記転動体が転動する面として、本実施形態のような多角形形状のガイドポスト11及びガイドブシュ12を備えるものでいえば、ガイドポスト11側とガイドブシュ12側との対向する一対の平面部11A,12Aが3以上形成されることが望ましいという意味である。
図4に示すように、各斜め溝部14,15における周方向の溝幅Wと転動体のローラ31の長さLとの関係は、L>Wに設定され、好ましくはL>(W×2)に設定される。これにより、各斜め溝部14,15をローラ31の軌道面(平面部11A,12A)に設けても、ローラ31が各斜め溝部14,15に引っ掛かったり嵌まり込んだりすることが防止され、軌道面でのローラ31の円滑な転動を確保することができる。なお、各斜め溝部14,15は、ガイドポスト11及びガイドブシュ12におけるローラ31の非軌道面となる曲面部11B,12Bに設けるようにしてもよく(図3(b)に示すガイドポスト11を参照。)、この場合、上記L>Wの関係に限定されず、斜め溝部14,15の溝幅やローラ31の長さを自由に設定することができる。
このような直動ガイド装置1によれば、ガイドポスト11とガイドブシュ12とが相対移動した場合、ガイドポスト11の斜め溝部14とガイドブシュ12の斜め溝部15との交点16における軸線方向の移動距離は、ガイドポスト11とガイドブシュ12の相対的な移動距離の半分となる。このことは、例えば、図5に示すように、対称形の2つの直角三角形A,Bを底辺を一致させた状態(図5(a))から一方の直角三角形Bをその高さhの距離だけ移動させた場合(図5(b))、斜辺の交点16xの移動距離は、直角三角形の高さhの1/2となることから明らかである。一方、リテーナ13は、ガイドポスト11とガイドブシュ12とが相対的に移動すると、その半分の距離だけ移動する。すなわち、ガイドポスト11の斜め溝部14とガイドブシュ12の斜め溝部15との交点16における軸線方向の移動距離は、リテーナ13の移動距離と一致する。従って、リテーナ13に取り付けたピン33を各斜め溝部14,15の交点16にて各斜め溝部14,15に嵌め込む構成とすることにより、転動体であるローラ31のマイクロスリップによるリテーナ13の位置ズレを防止することができる。
ガイドポスト11及びガイドブシュ12の各斜め溝部14,15は、それらの組み付け上、少なくとも片側がガイドポスト11及びガイドブシュ12の端部に開放されている。すなわち、ガイドポスト11の斜め溝部14は、先端側がガイドポスト11の先端部で開放されており、ガイドブシュ12の斜め溝部15は、両端がガイドブシュ12の両端部で開放されている(図1、図2参照。)。なお、ガイドブシュ12の斜め溝部15は、片側がガイドブシュ12の一方の端部で開放されている構成でもよい。
そして、ガイドポスト11、ガイドブシュ12及びリテーナ13の組み付けは、例えば、ガイドポスト11の先端側における斜め溝部14の端部の開放位置にリテーナ13に取り付けたピン33が合致するようにリテーナ13をガイドポスト11に挿通し、次いで、このリテーナ13のピン33の位置にガイドブシュ12の斜め溝部15の端部の開放位置が合致するようにガイドブシュ12をガイドポスト11に挿通することで完了する。このように、ガイドポスト11、ガイドブシュ12及びリテーナ13の組み付けを容易に行うことができる。また、従来のラックピニオン機構のものよりも製造コストを低く抑えることができる。なお、リテーナ13のピン33は、リテーナ13をガイドポスト11に挿通した後に、このリテーナ13の外側から貫通孔32に打ち付けて取り付けるようにしてもよい。このような組み付けを採用すれば、ガイドポスト11の斜め溝部14は、両端部がガイドポスト11の端部に開放されない構成とすることができる。
以上より、本実施形態の直動ガイド装置1によれば、ガイドポスト11及びガイドブシュ12の周面にクロス状に対向する斜め溝部14,15を設け、リテーナ13にはこれら斜め溝部14,15の交点16にて各斜め溝部14,15に嵌まり込むピン33が取り付けられた構成とするので、組み付けが容易で且つ低コストにリテーナ13の位置ズレ防止を実現することができる。
そして、図6を参照して、各斜め溝部14,15の角度αは、軸線方向に対して3°〜30°の範囲に設定され、好ましくは3°〜15°の範囲に設定される。すなわち、各斜め溝部14,15の角度αが30°を超えて大きくなると、交点16での軸線方向のクリアランスsが小さくなってピン33が交点16での各斜め溝部14,15に引っ掛かり易くなって円滑に移動できなくなるおそれがある。一方、各斜め溝部14,15の角度αが15°を下回って小さくなると、交点16での軸線方向のクリアランスsが大きくなって交点16でのピン33の軸線方向の移動許容量が増してリテーナ13の位置規制があまくなりリテーナ13の位置ズレ防止を的確に行えなくなるおそれがある。従って、各斜め溝部14,15の角度αを15°〜30°(好ましくは3°〜15°の範囲)の範囲に設定することにより、このような不都合が確実に防止され、リテーナ13が円滑に移動されてローラ31が円滑に転動されるとともに、リテーナ13の位置ズレを確実に防止することができる。
貫通孔32は、リテーナ13の周方向に延びる長孔状に形成されており、これにより、ピン33は、長孔状の貫通孔32において周方向へ移動可能となる。従って、ガイドポスト11とガイドブシュ12との相対移動に際して交点16の周方向への変位に対してピン33が追従して移動される。よって、リテーナ13がピン33により周方向へ回転されることもない。この貫通孔32の周方向の長さは、上述した交点16の周方向への変位の最大値以上に設定される。本実施形態では、貫通孔32は、リテーナ13におけるローラ31の保持孔30が利用されているが(図2参照。)、これに限らず、ローラ31の保持孔30とは別に形成したものでもよい。ローラ31の保持孔30を貫通孔32として利用することにより、既存のリテーナ13を設計変更することなく利用することができ、また、貫通孔32の形成によるリテーナ13の強度低下のおそれもない。なお、ピン33の保持部となる貫通孔32の形成部分は、リテーナ13とは別体のパーツで形成し、このパーツをリテーナ13に組み付けるものであってもよい。
図7(a)に示すように、ピン33は、両端の突出部分33bと、貫通孔32に嵌め込まれる中間部のふくらみ部33aとを有し、長孔状の貫通孔32には、内外の開口縁の上下部に長さ方向にわたってピン33のふくらみ部33aを係止する舌片13aが形成されている。ピン33のふくらみ部33aを貫通孔32に嵌め込むことにより、貫通孔32でのピン33の倒れ防止となる。従って、ピン33が各斜め溝部14,15の交点16で噛んだりせずに交点16の移動に追従して移動し、リテーナ13を適切な位置に維持させることができる。また、貫通孔32にピン33のふくらみ部33aを係止させる舌片13aを設けることにより、さらにピン33の貫通孔32からの抜け落ちや飛び出し等も防止され、ピン33によってガイドポスト11やガイドブシュ12の周面を傷付けることがない。
なお、図7(b)に示すように、ピン33Aは、一方側の突出部分33bが長孔状の貫通孔32の幅よりも大きい頭部33cを有するものとしてもよい。この場合、ピン33Aは、貫通孔32に対して中間部のふくらみ部33aと頭部33cとの2か所で支えられるから、更なるピン33Aの倒れ防止を実現することができる。
また、図7(c)に示すように、ピン33Bは、中間部のふくらみ部33dの長さがリテーナ13の側壁の厚さと略同じか、少し長いものとし、貫通孔32には舌片13aを有しない構成としてもよい。これによっても、貫通孔32でのピン33Bの倒れ防止を実現することができる。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の設計変更を施すことができる。
例えば、転動体として、ボールを用いたものでもよい。
また、ガイドポスト11は円形の外周面を有し、ガイドブシュ12は円形の内周面を有し、リテーナ13は円筒形状に形成されたものでもよい。
1 直動ガイド装置
11 ガイドポスト
11A 平面部(ガイドポスト側)
11B 曲面部(ガイドポスト側)
12 ガイドブシュ
12A 平面部(ガイドブシュ側)
12B 曲面部(ガイドブシュ側)
13 リテーナ
14 斜め溝部(ガイドポスト側)
15 斜め溝部(ガイドブシュ側)
16 交点
30 保持孔
31 ローラ(転動体)
32 貫通孔
33 ピン
33a,33d ふくらみ部
33b 突出部分
33c 頭部
α 角度

Claims (5)

  1. 柱状のガイドポストに筒状のガイドブシュが挿通され、ガイドポストとガイドブシュとの間隙内に多数の転動体を保持した筒状のリテーナが配置される直動ガイド装置において、
    上記ガイドポストの外周面には、軸線方向に延び且つ軸線方向に対して角度を有する斜め溝部が設けられ、
    上記ガイドブシュの内周面には、ガイドポストの斜め溝部とクロス状に対向して軸線方向に延び且つ軸線方向に対してガイドポストの斜め溝部と同等の角度を有する斜め溝部が設けられ、
    上記リテーナには、側壁に周方向に延びる長孔状の貫通孔が設けられ、この貫通孔に内外に突出するピンが取り付けられ、
    上記ピンは、ガイドポストの斜め溝部とガイドブシュの斜め溝部との交点で各斜め溝部に嵌まり込む構成とした直動ガイド装置。
  2. 請求項1に記載の直動ガイド装置において、
    上記ピンは、中間部にふくらみ部を有し、このふくらみ部が上記貫通孔に嵌め込まれている直動ガイド装置。
  3. 請求項2に記載の直動ガイド装置において、
    上記貫通孔には、上記ピンのふくらみ部を係止させる舌片が形成されている直動ガイド装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の直動ガイド装置において、
    上記転動体は、ローラにより構成され、
    上記ガイドポストの斜め溝部と上記ガイドブシュの斜め溝部とは、ローラの軌道面となる平面部に設けられ、
    上記各斜め溝部における周方向の溝幅Wと上記ローラの長さLとの関係は、L>Wに設定される直動ガイド装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の直動ガイド装置において、
    上記各斜め溝部の角度は、軸線方向に対して3°〜30°の範囲に設定される直動ガイド装置。
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