JP6387537B2 - 直動ガイド装置 - Google Patents
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Description
柱状のガイドポストに筒状のガイドブシュが挿通され、ガイドポストとガイドブシュとの間隙内に多数の転動体を保持した筒状のリテーナが配置される直動ガイド装置において、
上記ガイドポストの外周面には、軸線方向に延び且つ軸線方向に対して角度を有する斜め溝部が設けられ、
上記ガイドブシュの内周面には、ガイドポストの斜め溝部とクロス状に対向して軸線方向に延び且つ軸線方向に対してガイドポストの斜め溝部と同等の角度を有する斜め溝部が設けられ、
上記リテーナには、側壁に周方向に延びる長孔状の貫通孔が設けられ、この貫通孔に内外に突出するピンが取り付けられ、
上記ピンは、ガイドポストの斜め溝部とガイドブシュの斜め溝部との交点で各斜め溝部に嵌まり込む構成としたものである。
これにより、上記貫通孔での上記ピンの倒れ防止となる。従って、該ピンが上記交点で噛んだりせずに交点の移動に追従して移動し、リテーナを適切な位置に維持させることができる。
これにより、さらに上記ピンの貫通孔からの抜け落ちや飛び出し等が防止される。従って、該ピンによってガイドポストやガイドブシュの周面を傷付けることがない。
上記ガイドポストの斜め溝部と上記ガイドブシュの斜め溝部とは、ローラの軌道面となる平面部に設けられる場合、
上記各斜め溝部における周方向の溝幅Wと上記ローラの長さLとの関係は、L>Wに設定される。
ガイドポスト及びガイドブシュにおいてローラが転動する軌道面は、平面に形成されているから、直線状の斜め溝部を形成する際、曲面上に設ける場合に比べて軌道面の平面上に設ける方が加工を容易に行うことができる。
また、各斜め溝部をローラの軌道面に設けても、上記L>Wの関係より、ローラが各斜め溝部に引っ掛かったり嵌まり込んだりすることがなく、軌道面でのローラの円滑な転動を確保することができる。
各斜め溝部の角度が30°を超えて大きくなると、上記交点での軸線方向のクリアランスが小さくなって上記ピンが該交点での各斜め溝部に引っ掛かり易くなって円滑に移動できなくなるおそれがある。一方、各斜め溝部の角度が3°を下回って小さくなると、上記交点での軸線方向のクリアランスが大きくなって該交点での上記ピンの軸線方向の移動許容量が増してリテーナの位置規制があまくなりリテーナの位置ズレ防止を的確に行えなくなるおそれがある。従って、上記各斜め溝部の角度を3°〜30°(好ましくは3°〜15°)の範囲に設定することにより、このような不都合が確実に防止され、リテーナが円滑に移動されて転動体が円滑に転動されるとともに、リテーナの位置ズレを確実に防止することができる。
図1、図2に示すように、実施の形態による直動ガイド装置1は、ガイドポスト11に筒状のガイドブシュ12が挿通され、これらガイドポスト11とガイドブシュ12との間隙内に多数のローラ(転動体)31を保持した筒状のリテーナ13が配置されたものである。ガイドポスト11は、鋼、超硬合金、ステンレス等の金属製であり、外周面が多角形形状(六角形形状)となっており、ガイドブシュ12は、鋼、超硬合金、ステンレス等の金属製であり、内周面がガイドポスト11の外周面と相似な多角形形状(六角形形状)となっている。リテーナ13は、合成樹脂製であり、ガイドポスト11とガイドブシュ12の間隙の形状・大きさに合わせた多角形(六角形)筒状に形成されている。このリテーナ13には、転動体としての多数のローラ31が回転自在に保持されている。すなわち、ローラ31は、リテーナ13における多角形の各平面部の保持孔30に回動可能に嵌め込まれて軸線方向に列設されている。ローラ31は、各種金属、セラミック等からなる。そして、これらローラ31は、ガイドポスト11の外周面とガイドブシュ12の内周面との間に転動自在に挟持されている。
また、図7(c)に示すように、ピン33Bは、中間部のふくらみ部33dの長さがリテーナ13の側壁の厚さと略同じか、少し長いものとし、貫通孔32には舌片13aを有しない構成としてもよい。これによっても、貫通孔32でのピン33Bの倒れ防止を実現することができる。
例えば、転動体として、ボールを用いたものでもよい。
また、ガイドポスト11は円形の外周面を有し、ガイドブシュ12は円形の内周面を有し、リテーナ13は円筒形状に形成されたものでもよい。
11 ガイドポスト
11A 平面部(ガイドポスト側)
11B 曲面部(ガイドポスト側)
12 ガイドブシュ
12A 平面部(ガイドブシュ側)
12B 曲面部(ガイドブシュ側)
13 リテーナ
14 斜め溝部(ガイドポスト側)
15 斜め溝部(ガイドブシュ側)
16 交点
30 保持孔
31 ローラ(転動体)
32 貫通孔
33 ピン
33a,33d ふくらみ部
33b 突出部分
33c 頭部
α 角度
Claims (5)
- 柱状のガイドポストに筒状のガイドブシュが挿通され、ガイドポストとガイドブシュとの間隙内に多数の転動体を保持した筒状のリテーナが配置される直動ガイド装置において、
上記ガイドポストの外周面には、軸線方向に延び且つ軸線方向に対して角度を有する斜め溝部が設けられ、
上記ガイドブシュの内周面には、ガイドポストの斜め溝部とクロス状に対向して軸線方向に延び且つ軸線方向に対してガイドポストの斜め溝部と同等の角度を有する斜め溝部が設けられ、
上記リテーナには、側壁に周方向に延びる長孔状の貫通孔が設けられ、この貫通孔に内外に突出するピンが取り付けられ、
上記ピンは、ガイドポストの斜め溝部とガイドブシュの斜め溝部との交点で各斜め溝部に嵌まり込む構成とした直動ガイド装置。 - 請求項1に記載の直動ガイド装置において、
上記ピンは、中間部にふくらみ部を有し、このふくらみ部が上記貫通孔に嵌め込まれている直動ガイド装置。 - 請求項2に記載の直動ガイド装置において、
上記貫通孔には、上記ピンのふくらみ部を係止させる舌片が形成されている直動ガイド装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の直動ガイド装置において、
上記転動体は、ローラにより構成され、
上記ガイドポストの斜め溝部と上記ガイドブシュの斜め溝部とは、ローラの軌道面となる平面部に設けられ、
上記各斜め溝部における周方向の溝幅Wと上記ローラの長さLとの関係は、L>Wに設定される直動ガイド装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の直動ガイド装置において、
上記各斜め溝部の角度は、軸線方向に対して3°〜30°の範囲に設定される直動ガイド装置。
Priority Applications (1)
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JP2014217983A JP6387537B2 (ja) | 2014-10-27 | 2014-10-27 | 直動ガイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014217983A JP6387537B2 (ja) | 2014-10-27 | 2014-10-27 | 直動ガイド装置 |
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JP2016084871A JP2016084871A (ja) | 2016-05-19 |
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Family
ID=55972728
Family Applications (1)
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2014
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