JP2006250271A - 直動型スラスト円筒ころ軸受 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数個の円筒ころ1の外周面と各平面10、11との摩耗量を十分に抑える事ができ、しかも各ポケット3の寸法誤差が比較的大きくなった場合でも、これら各ポケット3の内側から上記各円筒ころ1が脱落するのを防止できると共に、これら各ポケット3の内側で上記各円筒ころ1を転動自在に保持できる構造を実現する。
【解決手段】 保持器2に対する上記各円筒ころ1の接触角αを、15〜35度の範囲内の角度とする。この構成を採用する事により、上記課題を解決する。
【選択図】 図6
【解決手段】 保持器2に対する上記各円筒ころ1の接触角αを、15〜35度の範囲内の角度とする。この構成を採用する事により、上記課題を解決する。
【選択図】 図6
Description
この発明に係る直動型スラスト円筒ころ軸受は、各種機械装置を構成する、互いに直線方向に相対変位する1対の部材同士の間に組み込んで、これら両部材同士の間に加わるスラスト荷重を支承しつつ、これら両部材同士の直線方向の相対変位を自在とする為に利用する。
上述の様な用途で使用可能な直動型スラスト円筒ころ軸受として、例えば図3〜6に示す様なものが考えられている。この図3〜6に示した直動型スラスト円筒ころ軸受は、複数個の円筒ころ1、1と、これら各円筒ころ1、1を保持する為の保持器2とを備える。このうちの複数個の円筒ころ1、1は、同一の仮想平面(図3の紙面に平行な平面。図5、6に一点鎖線Xで示す。)内にそれぞれの中心軸を互いに平行に又は同心に配置している。具体的には、図3に示す様に、上記各円筒ころ1、1の軸方向(図3の左右方向)と直交する方向(図3の上下方向)に隣り合う各円筒ころ1、1同士で、軸方向の位相を凡そ半ピッチずつずらせて、千鳥状に配置している。
又、上記保持器2は、全体を正方形の板状に構成しており、それぞれが上記各円筒ころ1、1を1個ずつ転動自在に保持自在な複数の略矩形のポケット3、3を備える。この様な保持器2は、それぞれが金属板に打ち抜き加工及び曲げ加工を施す事により全体を正方形状に造られた1対の素子4a、4b同士を、互いに組み合わせる事により構成している。即ち、これら各素子4a、4bはそれぞれ、正方形の平板部5a、5bと、これら各平板部5a、5bの幅方向両端縁部分をそれぞれ同方向に直角に折り曲げる事により形成した1対ずつの鍔部6a、6bとを備える。そして、図5に示す様に、上記両素子4a、4bを構成する1対ずつの鍔部6a、6b同士を互いに向かい合わせた状態で、これら両鍔部6a、6b同士を互いに嵌合させている。これと共に、一方(図5の上方)の素子4aを構成する各鍔部6a、6aの先端縁(図5の下端縁)の円周方向複数個所を、他方(図5の下方)の素子4bの外周面にかしめ付ける事により、これら両素子4a、4b同士を非分離に結合している。そして、この状態で、これら両素子4a、4bを構成する平板部5a、5bにそれぞれ複数個ずつ形成した略矩形の透孔7、7を互いに整合させる事により、上記各ポケット3、3を構成している。即ち、これら各ポケット3、3はそれぞれ、互いに対向した1対ずつの透孔7、7により構成している。
又、上記各ポケット3、3を構成する各透孔7、7の内縁のうち、それぞれが上記各円筒ころ1、1の外周面と対向する、互いに平行な1対の直線縁部8、8の長さ方向中間部には、それぞれ上記各透孔7、7の中心部に向けて突出する係合突部9、9を設けている。図示の例では、これら各係合突部9、9の突出量を、総て等しくしている。従って、図6に示す様に、上記各円筒ころ1を上記各ポケット3の幅方向(図6の左右方向)の何れか一方の側(図示の例では右側)に変位させ切った場合に、この幅方向の同側に存在する1対の係合突部9、9の先端縁はそれぞれ、上記各円筒ころ1の外周面のうち、上記仮想平面Xの両側部分でこの仮想平面Xからの垂直距離が互いに等しい部分Q、Qに接触する。又、上記各ポケット3、3の開口部の自由状態での幅寸法(これら各ポケット3、3の幅方向両側に設けた上記各係合突部9、9同士の自由状態での間隔)WP は、上記各円筒ころ1、1の外周面の直径D1 よりも小さく(WP <D1 )している。この様な寸法規制を行なう事により、上記各ポケット3、3の内側から上記各円筒ころ1、1が脱落する事を防止できる様にしている。尚、図示の様な直動型スラスト円筒ころ軸受を製造する過程で、上記各円筒ころ1、1は、上記各係合突部9、9を弾性変形させながら上記各ポケット3、3内に押し込むか、或は、上記保持器2を構成する1対の素子4a、4b同士を互いに組み合わせる際に、これら両素子4a、4b同士の間に挟み込む様にして、上記各ポケット3、3内に配置する。
上述の様に構成する直動型スラスト円筒ころ軸受の使用時には、この直動型スラスト円筒ころ軸受を構成する複数個の円筒ころ1、1を、互いに平行に配置した1対の平面10、11(図6にのみ図示)同士の間に挟持する。そして、この状態で、これら両平面10、11を備えた1対の部材12、13(図6にのみ図示)同士の間に加わるスラスト荷重を支承しつつ、これら両部材12、13同士が、上記仮想平面Xと平行で且つ上記各円筒ころ1、1の軸方向と直交する方向(図3の上下方向、図5の表裏方向、図6の左右方向)に関して相対変位する事を可能とする。
ところで、上述した様な直動型スラスト円筒ころ軸受の使用時、上記各円筒ころ1、1の外周面は、上記各平面10、11に対し、転がり接触する。但し、運転条件によっては、これら各面同士の接触部に、滑りが発生する場合もある。この様に各面同士の接触部で滑りが発生した場合、これら各面で発生する摩耗粉の総体積Vは、それぞれ次の(1)式で表す事ができる(例えば、非特許文献1参照)。
ここで、この(1)式の右辺の各記号の意味は、以下の通りである。
K:摩耗係数
W:接触部に作用している法線方向の荷重(ころ荷重)
L:滑り距離
H:摩耗が生じた面の硬さ
K:摩耗係数
W:接触部に作用している法線方向の荷重(ころ荷重)
L:滑り距離
H:摩耗が生じた面の硬さ
又、上記各円筒ころ1、1の外周面は、上記各平面10、11に対して線接触するが、この線接触部の長さをSc とすると、上記(1)式の関係から、互いに接触する上記各面の摩耗深さdは、それぞれ次の(2)式で表す事ができる。
ここで、この(2)式の右辺の各記号の意味は、以下の通りである。尚、u1 、u2 は、互いに接触する2面の速度(図7の接触モデル参照)とする。
Lr :転がり距離
Ur =(u1 +u2 )/2:転がり速度
Us =u1 −u2 :滑り速度
Σ=Us /Ur :滑り率
Δt:時間
上記(2)式から分かる様に、上記各面の摩耗深さdは、これら各面同士の接触部の滑り率Σに比例する。従って、これら各面の摩耗は、この滑り率Σを小さくする事により、減少させる事ができる。
Lr :転がり距離
Ur =(u1 +u2 )/2:転がり速度
Us =u1 −u2 :滑り速度
Σ=Us /Ur :滑り率
Δt:時間
上記(2)式から分かる様に、上記各面の摩耗深さdは、これら各面同士の接触部の滑り率Σに比例する。従って、これら各面の摩耗は、この滑り率Σを小さくする事により、減少させる事ができる。
そこで、次に、上記滑り率Σを如何にして小さくできるかに就いて説明する。上述した様な直動型スラスト円筒ころ軸受の場合、上記各部材12、13同士の相対変位に伴い、上記各円筒ころ1、1がそれぞれ、上記仮想平面X内で自身の軸方向と直交する方向に関して互いに同じ向きに(転がりながら)移動する。そして、この移動に伴い、上記保持器2も、上記各円筒ころ1、1と同じ向きに移動する。この理由は、上述の様に各円筒ころ1、1が互いに同じ向きに移動すると、図6に示す様に、これら各円筒ころ1の外周面が前記各ポケット3の幅方向同側(図示の例では、右側)に存在する1対の係合突部9、9に接触し、これら各係合突部9、9を上記各円筒ころ1の移動方向に押す為である。この場合、同図に示す様に、上記各円筒ころ1の外周面と上記各係合突部9、9との接触部Q、Qで、上記保持器2を上記各円筒ころ1の移動方向に変位させる為に必要な力gを発生させるのに必要な接触力fは、次の(3)式で表す事ができる。
尚、この(3)式の右辺の角度αは、上記保持器2に対する上記円筒ころ1の接触角(この円筒ころ1の中心軸Oと上記接触部Qとを径方向に結ぶ直線OQと、上記仮想平面Xとのなす角度。0度<α<90度)である。
上記(3)式から分かる様に、上記接触角αが大きくなる程、上記各接触部Q、Qに加わる接触力fが大きくなる。又、これら各接触部Q、Qに加わる接触力fが大きくなる程、これら各接触部Q、Qに作用する摩擦力が大きくなる。これら各接触部Q、Qに作用する摩擦力は、上記各円筒ころ1、1が転動する事に対する抵抗力となる。この為、これら各接触部Q、Qに作用する摩擦力が大きくなる程、上記各円筒ころ1、1を転がり移動させる為に必要な、これら各円筒ころ1、1の外周面と前記各平面10、11との接触部のトラクションが大きくなる。又、図8は、互いに接触する2面間の滑り率Σとトラクション係数φとの関係を示しているが、この関係からも明らかな様に、上記各面同士の接触部の滑り率Σが比較的小さい範囲では、これら各接触部のトラクションが大きくなる程、上記滑り率Σが大きくなる。従って、これらの話をまとめると、この滑り率Σは、上記接触角αを小さくする事により、小さくする事ができる。そして、この様に滑り率Σを小さくした分だけ、上記各円筒ころ1、1の外周面及び上記各平面10、11の摩耗を減少させる事ができる。
ところが、上記接触角αを小さくし過ぎると、前記各ポケット3、3の内側から上記各円筒ころ1、1が脱落するのを防止すると共に、これら各ポケット3、3の内側でこれら各円筒ころ1、1を転動自在とする構造を確保する上で、不都合を生じる場合がある。この点に就いて、図6を参照しつつ、以下に説明する。
先ず、前述した様に、上記各ポケット3の内側から上記各円筒ころ1が脱落するのを防止する為には、上記各ポケット3の開口部の自由状態での幅寸法WP を、上記各円筒ころ1の外周面の直径D1 よりも小さく(WP <D1 )する必要がある。一方、上記各ポケット3の内側で上記各円筒ころ1を転動自在とする為には、これら各ポケット3の開口部に存在するポケット隙間Cp (=WP −D1 cosα)を、ゼロより大きい値{(WP −D1 cosα)>0}にする必要がある。この為、これら2つの条件を同時に満たす幅寸法WP は、D1 cosα<WP <D1 の範囲となる。従って、この場合に、この幅寸法WP がとり得る値の幅δは、次の(4)式で表す事ができる。
この(4)式から明らかな様に、上記幅δは、上記接触角αが小さくなる程、小さくなる。この幅δが小さくなり過ぎると、上記各ポケット3を形成する際の寸法誤差が大きくなった場合に、上記幅寸法WP が上述した範囲(D1 cosα<WP <D1 )外の値となる可能性が高くなる為、好ましくない。従って、上記幅δが小さくなり過ぎない様にする観点から、上記接触角αを無闇に小さくする事はできない。
山本、兼田、「トライボロジー」、理工学社、2001年2月25日、第1版、第4刷、p189
本発明の直動型スラスト円筒ころ軸受は、上述の様な事情に鑑み、複数個の円筒ころの外周面と相手面との摩耗量を十分に抑える事ができ、しかも保持器を構成する複数のポケットを形成する際の寸法誤差が多少大きくなった場合でも、これら各ポケットの内側から上記各円筒ころが脱落するのを防止できると共に、これら各ポケットの内側でこれら各円筒ころを転動自在に保持できる構造を実現すべく発明したものである。
本発明の直動型スラスト円筒ころ軸受は、同一の仮想平面内にそれぞれの中心軸を互いに平行に又は同心に配置した複数本の円筒ころと、これら各円筒ころを転動自在に保持する為の複数の矩形のポケットを有する保持器とを備える。そして、これら各ポケットの内面のうち上記各円筒ころの外周面と対向する両内側面にそれぞれ、これら各円筒ころの外周面のうち上記仮想平面の両側部分でこの仮想平面からの垂直距離が互いに等しい部分に接触可能な1対の係合突部を設けている。又、上記仮想平面と平行で且つ上記各円筒ころの軸方向と直交する方向に関する、上記両内側面に設けた1対ずつの係合突部同士の自由状態での間隔を、上記各円筒ころの外周面の直径よりも小さくしている。
特に、本発明の直動型スラスト円筒ころ軸受の場合には、例えば前述の図6に示す様に、上記各円筒ころの外周面を上記各内側面に設けた1対の係合突部に接触させた状態で、これら各円筒ころの外周面のうちこれら各係合突部を接触させた部分とこれら各円筒ころの中心軸とをこれら各円筒ころの径方向に結ぶ直線(図6の例では、直線OQ)と、上記仮想平面(図6の例では、一点鎖線X)とのなす角度(保持器に対する円筒ころの接触角。図6の例では、角度α。)を、それぞれ15〜35度の範囲内の角度としている。
特に、本発明の直動型スラスト円筒ころ軸受の場合には、例えば前述の図6に示す様に、上記各円筒ころの外周面を上記各内側面に設けた1対の係合突部に接触させた状態で、これら各円筒ころの外周面のうちこれら各係合突部を接触させた部分とこれら各円筒ころの中心軸とをこれら各円筒ころの径方向に結ぶ直線(図6の例では、直線OQ)と、上記仮想平面(図6の例では、一点鎖線X)とのなす角度(保持器に対する円筒ころの接触角。図6の例では、角度α。)を、それぞれ15〜35度の範囲内の角度としている。
上述の様に、本発明の直動型スラスト円筒ころ軸受の場合には、保持器に対する円筒ころの接触角を、適切な範囲(15〜35度の範囲)内の角度としている。この為、複数個の円筒ころの外周面と相手面との摩耗量を十分に抑える事ができる。更には、保持器を構成する複数のポケットを形成する際の寸法誤差が比較的大きくなった場合でも、これら各ポケットの内側から円筒ころが脱落するのを防止できると共に、これら各ポケットの内側にこれら各円筒ころを、転動自在に保持できる。
本発明を完成させる過程で行なった評価試験に就いて説明する。本実施例では、この評価試験を行なう為のサンプルとして、前述の図3〜6に示した基本構成を有する直動型スラスト円筒ころ軸受を採用した。但し、各部の寸法は、以下の通りである。
保持器2の幅寸法Wh :96mm
ポケット3の自由状態での幅寸法Wp :4.17mm(基準寸法)
保持器2の幅寸法Wh :96mm
ポケット3の自由状態での幅寸法Wp :4.17mm(基準寸法)
そして、上記保持器2に対する円筒ころ1の接触角αを種々変えた場合の、この円筒ころ1の外周面及び各平面10、11の摩耗深さdを、それぞれ前記(2)式により求める事で、上記接触角αと、摩耗による軸受幅Wb (図6)の減少量との関係を求めた。図1に、その結果を示す。尚、この図1では、上記軸受幅Wb の減少量を、上記接触角αが50度の場合の減少量を「1」とする比で表している(同図の縦軸)。又、本実施例では、上記接触角αを種々変えた場合の、前述したポケット3の開口部の自由状態での幅寸法WP がとり得る値の幅δを、それぞれ前記(4)式により求める事で、上記接触角αとこの幅δとの関係を求めた。図2に、その結果を示す。
先ず、図1に示した結果より、上記接触角αが大きくなる程、上記摩耗による軸受幅Wb の減少量が大きくなる事が分かる。特に、上記接触角αが30度を越えた辺りから、上記摩耗による軸受幅Wb の減少量の上昇度合いが大きくなる事が分かる。そこで、本発明の場合には、上記摩耗による軸受幅Wb の減少量を十分に抑えられる様にすべく、上記接触角αを35度以下(好ましくは30度以下、より好ましくは27.5度以下)にする事とした。
次に、図2に示した結果より、上記接触角αが小さくなる程、上記ポケット3の開口部の自由状態での幅寸法WP がとり得る値の幅δが小さくなる事が分かる。ところで、前述した様に、上記ポケット3を構成する1対の透孔7、7は、それぞれ金属板に打ち抜き加工を施す事により形成している。又、本実施例の場合、上記幅寸法WP は、基準寸法で4.17mm(6mm以下)である。一方、JIS B0408(金属プレス加工品の普通寸法公差)の表1(打抜き普通寸法許容差)によれば、基準寸法の区分が6mm以下での許容差は、±0.05mm(等級A級)であり、その公差(最大許容値−最小許容値)は、0.10mmである。そこで、本発明の場合には、上記幅寸法WP が上記基準寸法から上記許容差(±0.05mm)分ずれた場合でも、この幅寸法WP が上記幅δの外にはみ出さない様にする為に、安全を考慮して、この幅δが上記公差の2倍(0.2mm)以上になる様にすべく、上記接触角αを15度以上(好ましくは20度以上、より好ましくは22.5度以上)にする事とした。
以上より、本発明の直動型スラスト円筒ころ軸受の場合には、上記接触角αを15〜35度(好ましくは20〜30度、より好ましくは22.5〜27.5度)の範囲内の角度とする事により、複数個の円筒ころの外周面と相手面との摩耗量を十分に抑える事ができ、しかも、保持器を構成する複数のポケットを形成する際の寸法誤差が多少大きくなった場合でも、これら各ポケットの内側から円筒ころが脱落するのを防止できると共に、これら各ポケットの内側でこれら各円筒ころを転動自在に保持できる様にした。
尚、本発明の直動型スラスト円筒ころ軸受を実施する場合、保持器の平面形状は、正方形(図3参照)に限らず、用途に合わせた各種の形状を採用する事ができる。又、寸法に関しても、用途に合わせた各種の寸法を採用する事ができる。
1 円筒ころ
2 保持器
3 ポケット
4a、4b 素子
5a、5b 平板部
6a、6b 鍔部
7 透孔
8 直線縁部
9 係合突部
10 平面
11 平面
12 部材
13 部材
2 保持器
3 ポケット
4a、4b 素子
5a、5b 平板部
6a、6b 鍔部
7 透孔
8 直線縁部
9 係合突部
10 平面
11 平面
12 部材
13 部材
Claims (1)
- 同一の仮想平面内にそれぞれの中心軸を互いに平行に又は同心に配置した複数本の円筒ころと、これら各円筒ころを転動自在に保持する為の複数の矩形のポケットを有する保持器とを備え、これら各ポケットの内面のうち上記各円筒ころの外周面と対向する両内側面にそれぞれ、これら各円筒ころの外周面のうち上記仮想平面の両側部分でこの仮想平面からの垂直距離が互いに等しい部分に接触可能な1対の係合突部を設けており、上記仮想平面と平行で且つ上記各円筒ころの軸方向と直交する方向に関する、上記両内側面に設けた1対ずつの係合突部同士の自由状態での間隔を、上記各円筒ころの外周面の直径よりも小さくしている直動型スラスト円筒ころ軸受であって、上記各円筒ころの外周面を上記各内側面に設けた1対の係合突部に接触させた状態で、これら各円筒ころの外周面のうちこれら各係合突部を接触させた部分とこれら各円筒ころの中心軸とをこれら各円筒ころの径方向に結ぶ直線と、上記仮想平面とのなす角度を、それぞれ15〜35度の範囲内の角度とした事を特徴とする直動型スラスト円筒ころ軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005069223A JP2006250271A (ja) | 2005-03-11 | 2005-03-11 | 直動型スラスト円筒ころ軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005069223A JP2006250271A (ja) | 2005-03-11 | 2005-03-11 | 直動型スラスト円筒ころ軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006250271A true JP2006250271A (ja) | 2006-09-21 |
Family
ID=37090993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005069223A Pending JP2006250271A (ja) | 2005-03-11 | 2005-03-11 | 直動型スラスト円筒ころ軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006250271A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102014220823A1 (de) * | 2014-10-15 | 2016-04-21 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Rollenlagerkäfig |
US10487784B2 (en) | 2014-12-03 | 2019-11-26 | Epcos Ag | Device and method for improving combustion |
-
2005
- 2005-03-11 JP JP2005069223A patent/JP2006250271A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102014220823A1 (de) * | 2014-10-15 | 2016-04-21 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Rollenlagerkäfig |
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Legal Events
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