JP7017266B1 - フェイスシールド組立部材及びフェイスシールド - Google Patents

フェイスシールド組立部材及びフェイスシールド Download PDF

Info

Publication number
JP7017266B1
JP7017266B1 JP2020175587A JP2020175587A JP7017266B1 JP 7017266 B1 JP7017266 B1 JP 7017266B1 JP 2020175587 A JP2020175587 A JP 2020175587A JP 2020175587 A JP2020175587 A JP 2020175587A JP 7017266 B1 JP7017266 B1 JP 7017266B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaped member
band
sheet
user
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020175587A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022066958A (ja
Inventor
彌枝子 大▲崎▼
Original Assignee
クーネ研究所合同会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by クーネ研究所合同会社 filed Critical クーネ研究所合同会社
Priority to JP2020175587A priority Critical patent/JP7017266B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7017266B1 publication Critical patent/JP7017266B1/ja
Publication of JP2022066958A publication Critical patent/JP2022066958A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)

Abstract

Figure 0007017266000001
【課題】装着した状態でも使用者が飲食することができるフェイスシールドを提供する。
【解決手段】フェイスシールド組立部材23は、バンド状部材2と、シート状部材が切り抜かれる透明な切り抜き部材24と、シート状部材をバンド状部材2に取り付ける線状部材27と、を有する。切り抜き部材24には複数の切り取り線25が設けられ、シート状部材の中央部11を切り抜くための線部25aは、シート状部材の左側部12及び右側部13を切り抜くための線部25b及び線部25cよりも下側に配置されている。線状部材27は、切り抜き部材24に形成された貫通孔14及びバンド状部材2に形成された複数の貫通孔15に通されたリング状部材を形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、フェイスシールド組立部材及びフェイスシールドに関する。
フェイスシールド又はフェイスガードは、透明なシート状部材により使用者の顔面を覆い、対面しているウィルス感染者又は細菌感染者から発せられた飛沫が使用者の顔面に付着することを防止し、使用者がウィルス又は細菌に感染することを防止するものである。
従来、ウィルス又は細菌に感染することを防止するために用いられているフェイスシールド又はフェイスガードの多くでは、透明なシート状部材の上縁部が、使用者の頭部に装着するための例えばクッション付きゴムよりなるバンド状部材に、貼り付けられている。
実用新案登録第3227109号公報(特許文献1)には、フェイスシールドにおいて、着用者の頭部に装着されるフレームと、着用者の顔面を覆う透明フィルムと、からなり、透明フィルムの周囲が、フレームに保持されている技術が開示されている。
実用新案登録第3227067号公報(特許文献2)には、フェイスガードにおいて、装着者の少なくとも鼻先及び口を覆う透明の覆い部位と、覆い部位の左端部及び右端部を、装着者の頭部の後方を介して繋ぐことの可能な装着用繋ぎ部位と、装着者が装着用繋ぎ部位を用いて装着を行った際に、覆い部位と鼻先及び口とを離隔させることを可能にする離隔用部位とを備えた技術が開示されている。
実用新案登録第3227233号公報(特許文献3)には、使用者の顔面の少なくとも一部を覆う透明性のシールド部と、シールド部を支持するフレーム部とを備えたフェースガードにおいて、フレーム部が、使用者の前頭部から両側頭部に向かって延びる形状を有し、使用者の頭部に装着される頭部装着部と、頭部装着部に沿って延び、両側頭部の係止位置において頭部装着部に係止され、係止位置間において頭部装着部から離間し、より前方に配置されるシールド支持部と、前頭部において頭部装着部の縁部及びシールド支持部の縁部を連結するブリッジ部と、を有する技術が開示されている。
実用新案登録第3227109号公報 実用新案登録第3227067号公報 実用新案登録第3227233号公報
上記特許文献1乃至3に記載された技術では、使用者がフェイスシールドを装着した状態では、シート状部材が、使用者の目及び鼻のみならず、使用者の口にも常に近接した状態である。そのため、使用者は、フェイスシールドを装着した状態では、飲食することができないという問題があった。
本発明は、上述のような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、ウィルス又は細菌に感染することを防止するために頭部に装着するフェイスシールドにおいて、フェイスシールドを装着した状態でも使用者が飲食することができるフェイスシールドを提供することを目的とする。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明の一態様としてのフェイスシールド組立部材は、使用者の頭部に装着可能であり、且つ、使用者の左側頭部、前頭部及び右側頭部に沿った形状を有するバンド状部材と、バンド状部材が使用者の頭部に装着されたときにバンド状部材から垂下可能に取り付けられるシート状部材、が切り抜かれる透明な切り抜き部材と、切り抜き部材から切り抜かれたシート状部材をバンド状部材に取り付ける取り付け部材と、を有する。切り抜き部材には、バンド状部材が装着されたときにシート状部材の上縁部となる部分を切り抜くための複数の切り取り線が設けられている。複数の切り取り線の各々について、切り取り線のうち、バンド状部材が装着されたときにシート状部材の左右方向における中央部となる部分を切り抜くための第1線部は、切り取り線のうち、バンド状部材が装着されたときにシート状部材のうち中央部よりも左側に配置される左側部となる部分を切り抜くための第2線部、及び、切り取り線のうち、バンド状部材が装着されたときにシート状部材のうち中央部よりも右側に配置される右側部となる部分を切り抜くための第3線部、のいずれよりも、バンド状部材が装着されたときに下側となる第1の側に配置されている。切り抜き部材には、複数の切り取り線のうち、バンド状部材が装着されたときに最も下側の位置となる第1の位置に配置された切り取り線である第1切り取り線に沿って配列され、且つ、切り抜き部材のうち、バンド状部材が装着されたときに第1切り取り線よりも下側となる第1の側に配置された部分をそれぞれ貫通する複数の第1貫通孔が形成されている。バンド状部材には、バンド状部材に沿って配列され、且つ、バンド状部材をそれぞれ貫通する複数の第2貫通孔が形成されている。取り付け部材は、複数の第1貫通孔のいずれか、及び、複数の第2貫通孔のいずれか、に通されたリング状部材をそれぞれ形成する複数の線状部材を含む。
また、本発明の一態様としてのフェイスシールドは、使用者の頭部に装着可能であり、且つ、使用者の左側頭部、前頭部及び右側頭部に沿った形状を有するバンド状部材と、バンド状部材が使用者の頭部に装着されたときにバンド状部材から垂下可能に取り付けられた透明なシート状部材と、シート状部材をバンド状部材に取り付けている取り付け部材と、を有する。バンド状部材が装着されたとき、シート状部材のうち左右方向における中央部の第1上縁部は、シート状部材のうち中央部よりも左側に配置された左側部の第2上縁部、及び、シート状部材のうち中央部よりも右側に配置された右側部の第3上縁部、のいずれよりも下側に配置されている。シート状部材には、バンド状部材が装着されたときの第1上縁部、第2上縁部又は第3上縁部に沿って配列され、且つ、第1上縁部、第2上縁部又は第3上縁部をそれぞれ貫通する複数の第1貫通孔が形成されている。バンド状部材には、バンド状部材に沿って配列され、且つ、バンド状部材をそれぞれ貫通する複数の第2貫通孔が形成されている。取り付け部材は、複数の第1貫通孔のいずれか、及び、複数の第2貫通孔のいずれか、にそれぞれ通された複数のリング状部材を含む。
本発明の一態様を適用することで、ウィルス又は細菌に感染することを防止するために頭部に装着するフェイスシールドにおいて、フェイスシールドを装着した状態でも使用者が飲食することができる。
実施の形態1のフェイスシールドの正面図である。 実施の形態1のフェイスシールドの側面図である。 実施の形態2のフェイスシールド組立部材の正面図である。
以下では、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
(実施の形態1)
<フェイスシールド>
初めに、図1を参照し、実施の形態1のフェイスシールドについて説明する。図1は、実施の形態1のフェイスシールドの正面図である。図2は、実施の形態1のフェイスシールドの側面図である。図2は、本実施の形態1のフェイスシールド1を使用者6が装着した状態を示している。図2(a)は、使用者6の顔8が前方正面を向いた状態を示し、図2(b)は、使用者6の顔8が前方斜め下を向いた状態を示し、図2(c)は、シート状部材4がバンド状部材2を中心として上方に跳ね上げられた状態を示している。なお、図1においてバンド状部材2及びシート状部材4を視ている方向は、本実施の形態1のフェイスシールド1が装着されたときに使用者6と対面している相手から視た方向と同じ方向である。
図1及び図2(a)乃至図2(c)に示すように、本実施の形態1のフェイスシールド1は、バンド状部材2と、弾性連結部材3と、シート状部材4と、取り付け部材5と、を有する。
バンド状部材2は、使用者6の頭部7に装着可能であり、使用者6の頭部7に装着されたときに上下方向の幅が狭く、且つ、使用者6の左側頭部7a、前頭部7b及び右側頭部(図示は省略)に沿った湾曲形状を有する。バンド状部材2は、例えば発泡ウレタン又は発泡スチロール等よりなる。弾性連結部材3は、バンド状部材2よりも柔らかい例えばゴム等の弾性体よりなり、バンド状部材2の両端を連結する。弾性連結部材3によりバンド状部材2の両端が連結され、バンド状部材2と弾性連結部材3とが環状形状を形成可能となることにより、バンド状部材2は、使用者6の頭部7に装着可能となる。
なお、バンド状部材2を例えば使用者6の頭部7に接着するか又は使用者6が装着する帽子に装着する等、バンド状部材2を使用者6の頭部7に装着する方法は、特に限定されない。そのため、本実施の形態1のフェイスシールド1は、弾性連結部材3を有しなくてもよい。また、更に、バンド状部材2に代えて、帽子状の帽子状部材等、使用者6の頭部7に固定されるものであれば何でも用いることができる。
シート状部材4は、透明であり、バンド状部材2が使用者6の頭部7に装着されたときにバンド状部材2から垂下可能に取り付けられている。シート状部材4は、バンド状部材2が使用者6の頭部7に装着されたときに、使用者6の顔8よりも前方に配置され、使用者6の顔8の全部又は一部を覆う。シート状部材4が使用者6の顔8の一部を覆う場合には、少なくとも使用者6の目8a、鼻8b及び口8cを覆うものであることが望ましい。
バンド状部材2が装着されたとき、シート状部材4のうち左右方向における中央部11の上縁部11aは、相手から視たときにシート状部材4のうち中央部11よりも左側に配置された左側部12(使用者6から視たときはシート状部材4のうち中央部11よりも右側に配置された部分)の上縁部12a、及び、相手から視たときにシート状部材4のうち中央部11よりも右側に配置された右側部13(使用者6から視たときはシート状部材4のうち中央部11よりも左側に配置された部分)の上縁部13a、のいずれよりも下側に配置されている。
シート状部材4には、バンド状部材2が装着されたときの上縁部11a、上縁部12a又は上縁部13aに沿って配列され、且つ、上縁部11a、上縁部12a又は上縁部13aをそれぞれ貫通する複数の貫通孔14が形成されている。バンド状部材2には、バンド状部材2に沿って配列され、バンド状部材2をそれぞれ貫通する複数の貫通孔15が形成されている。
取り付け部材5は、シート状部材4をバンド状部材2に取り付けている。取り付け部材5は、複数の貫通孔14のいずれか、及び、複数の貫通孔15のいずれか、にそれぞれ通された複数のリング状部材16を含む。リング状部材16として、特に限定されるものではないが、例えばテグス、タグファスナー又はループロック等の糸ループを用いることができる。或いは、リング状部材16に代えてタグピン等の連結部材を用いることもできる。
シート状部材4が、複数の貫通孔14のいずれか、及び、複数の貫通孔15のいずれか、にそれぞれ通された複数のリング状部材16によりバンド状部材2に取り付けられ、シート状部材4が、バンド状部材2に緩く取り付けられることにより、シート状部材4は、バンド状部材2から垂下可能に取り付けられるか、又は、手等で容易に動かすことができる。
上記特許文献1乃至3に記載された技術では、フェイスシールドは、使用者が顔を傾けたときも常に顔面に近接した状態である。そのため、使用者が相手と対面して会話するとき、又は、使用者が相手を介護するときに、使用者から発せられた飛沫等が相手の顔面に付着することも防止することができ、相手から発せられた飛沫等が使用者の顔面に付着することも防止することができる。従って、使用者及び相手のいずれもウィルス又は細菌に感染することを防止することができる。
しかしながら、上記特許文献1乃至3に記載された技術では、使用者がフェイスシールドを装着した状態では、シート状部材が、使用者の目及び鼻のみならず、使用者の口にも常に近接した状態である。そのため、使用者は、フェイスシールドを装着した状態では、飲食することができない。
また、上記特許文献1乃至3に記載された技術では、フェイスシールドは、顔が前方斜め下を向くように使用者が顔を傾けたときも常に顔面に近接した状態であるので、使用者は圧迫感(束縛感)を感ずる。また、シート状部材とバンド状部材とが一体に形成されているため、シート状部材を弱い力で持ち上げようとしても動きにくく、シート状部材を強い力で動かそうとするとバンド状部材が頭部から外れてしまい、バンド状部材を頭部に装着しなおす必要がある。
一方、本実施の形態1のフェイスシールド1では、透明なシート状部材4はバンド状部材2から分離され、シート状部材4の上縁部17とバンド状部材2とが緩く結合され、シート状部材4の上縁部17から下縁部18に向かう方向と、バンド状部材2の上縁部21から下縁部22に向かう方向との間の角度が可変である。
具体的には、シート状部材4の上縁部17に貫通孔14を形成し、バンド状部材2に貫通孔15を形成し、シート状部材4の上縁部17に形成された貫通孔14と、バンド状部材2に形成された貫通孔15と、の両方にリング状部材16を通して緩く結合することにより、シート状部材4の上縁部17とバンド状部材2とを緩く結合することができる。そのため、使用者6は、フェイスシールド1を装着した状態でも、飲食することができる。更に、使用者6は、フェイスシールド1を装着した状態で、飲食を含めたより多くの行動を行うことができ、且つ、使用者6及び相手のいずれもウィルス又は細菌に感染することを防止することができる。
即ち、前述したように、例えば、シート状部材4の上縁部17に任意の間隔を空けて複数の貫通孔14を形成し、バンド状部材2に任意の間隔を空けて複数の貫通孔15を形成し、複数の貫通孔14のいずれか、及び、複数の貫通孔15のいずれか、にそれぞれ通されたテグス等よりなるリング状部材16により、シート状部材4の上縁部17とバンド状部材2とを緩く結合することができる。
これにより、図2(a)に示すように、使用者6の顔8が前方正面を向いているときは、フェイスシールド1は、顔面8dに近接した状態である。そのため、使用者6が相手と対面して会話するとき、又は、使用者6が相手を介護するときに、使用者6から発せられた飛沫等が相手の顔面に付着することも防止することができ、相手から発せられた飛沫等が使用者6の顔面8dに付着することも防止することができる。従って、使用者6及び相手のいずれもウィルス又は細菌に感染することを防止することができる。
一方、図2(b)に示すように、顔8が前方斜め下を向くように使用者6が顔8を傾けたときは、シート状部材4は重力で鉛直方向にぶら下がる(垂下する)ことにより、シート状部材4と使用者6の顔面8dとの間隔、とりわけ、シート状部材4と使用者6の口8cとの間隔、が大きくなるため、使用者6が食べ物を口8cに運び入れることができる。また、図2(c)に示すように、シート状部材4を上方に跳ね上げた状態では、使用者6が飲み物を飲むことができる。また、図2(a)に示すように、使用者6が相手と対面して会話するとき等、使用者6の顔8が前方正面を向いているときは、シート状部材4と使用者6の顔面8dとの間隔が小さくなるようにシート状部材4が使用者6の顔面8dを覆う。そのため、使用者6及び相手の一方から発せられた飛沫等が他方の顔面に付着することも防止することができる。従って、使用者6及び相手のいずれもウィルス又は細菌に感染することを防止することができる。
また、図2(b)に示すように、顔8が前方斜め下を向くように使用者6が顔8を傾けたときは、シート状部材4と使用者6の顔面8dとの間隔が大きくなるので、使用者6は圧迫感(束縛感)を感じない。即ち、使用者6は、自由感(解放感)を感ずることができ、安心することができる。また、シート状部材4とバンド状部材2とは一体には形成されておらず緩く結合されているだけであり、シート状部材4を弱い力で持ち上げようとしても動きやすいので、シート状部材4を強い力で動かそうとしてバンド状部材2が頭部7から外れることもなく、バンド状部材2を頭部7に装着し直す必要もない。
ウィルス又は細菌による感染症として新型コロナウィルス感染症を例示した場合、会食によりクラスター即ち集団感染が発生することが多いことが報告されている。食事中はマスクを外さざるを得ないものの、食事するときにマスクを外し、会話するときに再びマスクを装着する等、頻繁にマスクを着脱することは、現実には難しいからである。
一方、本実施の形態1のフェイスシールド1では、前述したように、フェイスシールドを装着した状態でも使用者が飲食することができる。以下、その具体的な方法について、更に詳細に説明する。
図2(a)に示すように、使用者6の顔8が前方正面を向いているときは、バンド状部材2から垂下されているシート状部材4が、使用者6の顔8の上側の部分即ち使用者6の目8a及び鼻8bのみならず、使用者6の顔8の下側の部分即ち使用者6の口8cにも近接した状態を維持することができる。そのため、シート状部材4により使用者6の目8a、鼻8b及び口8cのいずれをも保護することができ、例えば、対面しているウィルス感染者又は細菌感染者から発せられた飛沫が使用者6の目8a、鼻8b及び口8cなどの粘膜に付着することを防止することができる。
一方、図2(b)に示すように、使用者6の顔8が前方斜め下を向いているときは、バンド状部材2から垂下されているシート状部材4が、使用者6の顔8の上側の部分即ち使用者6の目8a及び鼻8bには近接した状態を維持しつつ、使用者6の顔8の下側の部分即ち使用者6の口8cから離れた状態に移動させることができる。そのため、シート状部材4により使用者6の目8a及び鼻8bを保護し、例えば、対面しているウィルス感染者又は細菌感染者から発せられた飛沫が使用者6の目8a及び鼻8bなどの粘膜に付着することを抑制しつつ、フェイスシールドを装着したまま、食べ物を食べるか又は飲み物を飲む等、飲食をすることができる。
ここで、シート状部材4のうち中央部11の上縁部11aが、相手から視たときにシート状部材4のうち中央部11よりも左側に配置された左側部12(使用者6から視たときはシート状部材4のうち中央部11よりも右側に配置された部分)の上縁部12a、及び、相手から視たときにシート状部材4のうち中央部11よりも右側に配置された右側部13(使用者6から視たときはシート状部材4のうち中央部11よりも左側に配置された部分)の上縁部13a、の少なくとも一方と同じ高さに配置された場合を考える。このような場合、バンド状部材2が使用者6の頭部7に装着されたときは、バンド状部材2及びシート状部材4のいずれも上方から視たときに円弧状に湾曲するが、シート状部材4のうちバンド状部材2と重なる部分の面積が広くなる。そのため、シート状部材4はバンド状部材2を中心として回動しにくくなり、シート状部材4はバンド状部材2から垂下可能になりにくい。
即ち、シート状部材4の上縁部17が直線形状を有する場合には、バンド状部材2が使用者6の頭部7に装着されてバンド状部材2及びシート状部材4のいずれも上方から視たときに円弧状に湾曲しているときに、シート状部材4がバンド状部材2と密着した状態に近くなり、使用者6の顔8が前方斜め下を向いたときに、シート状部材4が、鉛直方向にぶら下がりにくい(垂下しにくい)。
一方、本実施の形態1では、シート状部材4のうち中央部11の上縁部11aが、相手から視たときにシート状部材4のうち中央部11よりも左側に配置された左側部12(使用者6から視たときはシート状部材4のうち中央部11よりも右側に配置された部分)の上縁部12a、及び、相手から視たときにシート状部材4のうち中央部11よりも右側に配置された右側部13(使用者6から視たときはシート状部材4のうち中央部11よりも左側に配置された部分)の上縁部13a、のいずれよりも下側に配置される。このような場合、バンド状部材2が使用者6の頭部7に装着されたときは、バンド状部材2及びシート状部材4のいずれも上方から視たときに円弧状に湾曲するが、シート状部材4のうちバンド状部材2と重なる部分の面積が狭くなる。そのため、シート状部材4はバンド状部材2を中心として回動しやすく、シート状部材4はバンド状部材2から容易に垂下可能となる。
即ち、本実施の形態1のフェイスシールド1によれば、使用者6の顔8が前方正面を向いているときは、対面している感染者から発せられた飛沫から使用者6の顔8を十分に保護することができ、且つ、使用者6の顔8が前方斜め下を向いているときは、フェイスシールドを装着した状態で、飲食することができる。
例えばシート状部材4の上縁部17が円筒表面に沿った曲線形状を有するように、シート状部材4の上縁部17が切り取られていると、シート状部材4は、バンド状部材2を中心として、更に回動しやすくなる。
従って、好適には、図1に示すように、バンド状部材2が装着されたときの上縁部11a、上縁部12a及び上縁部13aにより、正面視で連続した曲線形状を有する上縁部17が形成されている。
上縁部11a、上縁部12a及び上縁部13aにより、正面視で連続した曲線形状を有する上縁部17が形成されない場合には、シート状部材4のうちバンド状部材2と重なる部分の面積が必要以上に広くなりやすく、シート状部材4はバンド状部材2を中心として回動しにくくなり、シート状部材4はバンド状部材2から垂下可能になりにくい。
一方、上縁部11a、上縁部12a及び上縁部13aにより、正面視で連続した曲線形状を有する上縁部17が形成される場合には、シート状部材4のうちバンド状部材2と重なる部分の面積を最小値に近づけるように狭くしやすく、シート状部材4はバンド状部材2を中心として更に回動しやすくなり、シート状部材4はバンド状部材2から更に容易に垂下可能となる。
使用者6の頭部7の形状には個人差があるので、バンド状部材2が装着され上方から視たときに湾曲したシート状部材4の上縁部17が、バンド状部材2が装着され上方から視たときに湾曲したバンド状部材2の形状に応じて最適な曲線形状を有することが好ましい。このような場合、シート状部材4は、バンド状部材2の表面をよりスムーズに移動し易くなる。
但し、使用者6が前方正面及び前方斜め上を向いているときには、シート状部材4がある程度固定されるためには、シート状部材4の上縁部17とバンド状部材2とが、ある程度互いに重なる必要がある。従って、シート状部材4のうち中央部11の上縁部11aと、シート状部材4のうち左側部12の上縁部12aと、の間の上下方向の距離、及び、シート状部材4のうち中央部11の上縁部11aと、シート状部材4のうち右側部13の上縁部13aと、の間の上下方向の距離は、いずれも、バンド状部材2の上下方向の幅と同程度以下であること、が好ましい。
好適には、図2(c)に示すように、シート状部材4は、バンド状部材2が装着されたときにバンド状部材2を中心として上方に跳ね上げ可能に取り付けられている。言い換えれば、シート状部材4は、バンド状部材2が装着されたときにバンド状部材2よりも上方に跳ね上げ可能に取り付けられている。
このような場合、シート状部材4のバンド状部材2に対する可動性は、シート状部材4を手で上に持ち上げることができるくらいに高めることができる。そして、シート状部材4がバンド状部材2を中心として更に回動しやすくなる。つまり、手でもある程度自在に動かすことができるので、使用者6が感じる自由感又は開放感が増加し、使用者6が感じる束縛感が減少し、使用者6が安心することができる。また、前述したように、シート状部材4を上方に跳ね上げた状態では、使用者6が飲み物を飲むことができる。
好適には、図1に示すように、シート状部材4のうち、バンド状部材2が装着されたときのシート状部材4の下縁部18の厚さは、シート状部材4のうち下縁部18以外の部分の厚さよりも厚い。また、更に、左側部12の外縁部の厚さ、又は、右側部13の外縁部の厚さを、シート状部材4の他の部分の厚さよりも厚くすることもできる。
これにより、シート状部材4のうち、バンド状部材2が装着されたときのシート状部材4の下縁部18の厚さが、シート状部材4のうち下縁部18以外の部分の厚さと等しい場合に比べて、バンド状部材2が使用者6の頭部7に装着されたときのシート状部材4の重心位置が低くなるので、シート状部材4が完全に垂下した位置から変位したときにシート状部材4が完全に垂下した位置まで戻ろうとする復元力が大きくなる。そのため、例えばバンド状部材2が使用者6の頭部7に装着された状態で使用者6が移動した場合でも、シート状部材4がバンド状部材2から完全に垂下した状態に確実に維持することができる。或いは、前述したように、左側部12の外縁部の厚さ、又は、右側部13の外縁部の厚さを、シート状部材4の他の部分の厚さよりも厚くすることにより、下縁部18と合わせてシート状部材4の(装飾的な)縁取りとすることもできる。
(実施の形態2)
<フェイスシールド組立部材>
次に、図3を参照し、実施の形態2のフェイスシールド組立部材について説明する。本実施の形態2のフェイスシールド組立部材は、実施の形態1のフェイスシールド1(図1参照)を組み立てるための部材である。
図3は、実施の形態2のフェイスシールド組立部材の正面図である。なお、図3においてバンド状部材2及び切り抜き部材24を視ている方向は、本実施の形態2のフェイスシールド組立部材23で組み立てられるフェイスシールドが装着されたときに使用者6(図2参照)と対面している相手から視た方向と同じ方向である。
図3に示すように、本実施の形態2のフェイスシールド組立部材23は、バンド状部材2と、弾性連結部材3と、切り抜き部材24と、取り付け部材5と、を有する。
バンド状部材2は、図1及び図2に示したフェイスシールド1が有するバンド状部材2と同様に、使用者6(図2参照)の頭部7(図2参照)に装着可能であり、使用者6の頭部7に装着されたときに上下方向の幅が狭く、且つ、使用者6の左側頭部7a(図2参照)、前頭部7b(図2参照)及び右側頭部(図2では図示は省略)に沿った湾曲形状を有する。バンド状部材2は、例えば発泡ウレタン又は発泡スチロール等よりなる。弾性連結部材3は、図1及び図2に示したフェイスシールド1が有する弾性連結部材3と同様に、バンド状部材2よりも柔らかい例えばゴム等の弾性体よりなり、バンド状部材2の両端を連結する。弾性連結部材3によりバンド状部材2の両端が連結され、バンド状部材2と弾性連結部材3とが環状形状を形成可能となることにより、バンド状部材2は、使用者6の頭部7に装着可能となる。
なお、図1及び図2に示したフェイスシールド1と同様に、バンド状部材2を例えば使用者6(図2参照)の頭部7(図2参照)に接着するか又は使用者6が装着する帽子に装着する等、バンド状部材2を使用者6の頭部7に装着する方法は、特に限定されない。そのため、本実施の形態2のフェイスシールド組立部材23は、弾性連結部材3を有しなくてもよい。また、更に、バンド状部材2に代えて、帽子状の帽子状部材等、使用者6の頭部7に固定されるものであれば何でも用いることができる。
切り抜き部材24は、透明であり、バンド状部材2が使用者6(図2参照)の頭部7(図2参照)に装着されたときにバンド状部材2から垂下可能に取り付けられるシート状部材4(図1参照)が切り抜かれる。切り抜き部材24から切り抜かれるシート状部材4は、図1及び図2に示したフェイスシールド1が有するシート状部材4と同様に、バンド状部材2が使用者6の頭部7に装着されたときに使用者6の顔8(図2参照)の全部又は一部を覆う。シート状部材4が使用者6の顔8の一部を覆う場合には、少なくとも使用者6の目8a(図2参照)、鼻8b(図2参照)及び口8c(図2参照)を覆うものであることが望ましい。
切り抜き部材24には、バンド状部材2が装着されたときにシート状部材4の上縁部17となる部分を切り抜くための複数の切り取り線25が、印刷されるか又は描かれることにより設けられている。
複数の切り取り線25の各々について、切り取り線25のうち、バンド状部材2が装着されたときにシート状部材4(図1参照)の左右方向における中央部11となる部分を切り抜くための線部25aは、切り取り線25のうち、バンド状部材2が装着され相手から視たときにシート状部材4のうち中央部11よりも左側に配置される左側部12(使用者6から視たときはシート状部材4のうち中央部11よりも右側に配置された部分)となる部分を切り抜くための線部25b、及び、切り取り線25のうち、バンド状部材2が装着されたときにシート状部材4のうち中央部よりも右側に配置される右側部13(使用者6から視たときはシート状部材4のうち中央部11よりも左側に配置された部分)となる部分を切り抜くための線部25c、のいずれよりも、バンド状部材2が装着されたときに下側となる第1の側に配置されている。
このような複数の切り取り線25のいずれかでシート状部材4が切り抜かれることにより、バンド状部材2が装着されたとき、シート状部材4(図1参照)のうち左右方向における中央部11の上縁部11a(図1参照)は、相手から視たときにシート状部材4のうち中央部11よりも左側に配置された左側部12(使用者6から視たときはシート状部材4のうち中央部11よりも右側に配置された部分)の上縁部12a(図1参照)、及び、相手から視たときにシート状部材4のうち中央部11よりも右側に配置された右側部13(使用者6から視たときはシート状部材4のうち中央部11よりも左側に配置された部分)の上縁部13a(図1参照)、のいずれよりも下側に配置されることになる。
切り抜き部材24には、複数の切り取り線25のうち、バンド状部材2が装着されたときに最も下側の位置となる第1の位置に配置された切り取り線25である切り取り線26に沿って配列され、且つ、切り抜き部材24のうち、バンド状部材2が装着されたときに切り取り線26よりも下側となる第1の側に配置された部分をそれぞれ貫通する複数の貫通孔14が形成されている。バンド状部材2には、バンド状部材2に沿って配列され、バンド状部材2をそれぞれ貫通する複数の貫通孔15が形成されている。
取り付け部材5は、切り抜き部材24から切り抜かれたシート状部材4(図1参照)をバンド状部材2に取り付ける。取り付け部材5は、複数の貫通孔14のいずれか、及び、複数の貫通孔15のいずれか、に通されたリング状部材16(図1参照)をそれぞれ形成する複数の線状部材27を含む。線状部材27として、特に限定されるものではないが、例えばテグス、タグファスナー、ループロック等の糸ループを用いることができる。或いは、リング状部材16に代えてタグピン等の連結部材を用いることもできる。
このような複数の線状部材27の各々が、複数の貫通孔14のいずれか、及び、複数の貫通孔15のいずれか、に通される。そして、複数の貫通孔14のいずれか、及び、複数の貫通孔15のいずれか、にそれぞれ通された複数の線状部材27の各々の両端を接続することにより、複数の貫通孔14のいずれか、及び、複数の貫通孔15のいずれか、に通された複数のリング状部材16(図1参照)又は連結部材が形成されることになる。
切り抜き部材24から切り取られたシート状部材4(図1参照)が、複数の貫通孔14のいずれか、及び、複数の貫通孔15のいずれか、にそれぞれ通された複数のリング状部材16(図1参照)によりバンド状部材2に取り付けられ、シート状部材4が、バンド状部材2に緩く取り付けられることにより、シート状部材4は、バンド状部材2から垂下可能に取り付けられる。
本実施の形態2のフェイスシールド組立部材23により組み立てられたフェイスシールドも、実施の形態1のフェイスシールド1(図1参照)と同様の構造を有する。そのため、本実施の形態2のフェイスシールド組立部材23により組み立てられたフェイスシールドによれば、実施の形態1のフェイスシールド1と同様に、使用者6(図2参照)の顔8(図2参照)が前方正面を向いているときは、対面している感染者から発せられた飛沫から使用者6の顔8を十分に保護することができ、且つ、使用者6の顔8が前方斜め下を向いているときは、フェイスシールドを装着したまま飲食をすることができる。
前述したように、使用者6(図2参照)の頭部7(図2参照)の形状には個人差がある。そのため、バンド状部材2が装着され上方から視たときに湾曲したシート状部材4(図1参照)の上縁部17(図1参照)が、バンド状部材2が装着され上方から視たときに湾曲したバンド状部材2の形状に応じて最適な曲線形状を有するような、形状を有することが好ましい。
一方、本実施の形態2のフェイスシールド組立部材23によれば、複数の切り取り線25のいずれかでシート状部材4(図1参照)が切り抜かれる。例えば複数の切り取り線25の各々に対応した頭部7(図2参照)のサイズ即ち最適な帽子のサイズを切り抜き部材又は説明書に記載しておくこと等により、複数の切り取り線25のうち、ある使用者6(図1参照)に最適な切り取り線25を選択することができる。このような場合、切り抜き部材24から切り取られたシート状部材4は、バンド状部材2の表面を更にスムーズに移動し易くなる。
即ち、本実施の形態2のフェイスシールド組立部材23は、切り抜き部材24の上部に、シート状部材4(図1参照)の上縁部17(図1参照)が切り取られる切り取り線25として、いくつかのモデルによる曲線を描いておき、使用者6(図2参照)の個々の頭部7(図2参照)の形状又は好みに応じて、使用者6に切り取り線25のうちいずれかを選択してもらい、選択された切り取り線25でシート状部材4を切り取ってもらうものである。これにより、切り抜き部材24から切り取られたシート状部材4は、使用者6の頭部7の形状又は好みに応じて、バンド状部材2の表面を更にスムーズに移動しやすくなる。
好適には、複数の切り取り線25の各々は、連続した曲線形状を有する。これにより、本実施の形態2のフェイスシールド組立部材23により組み立てられたフェイスシールドにおいても、実施の形態1のフェイスシールド1(図1参照)と同様に、シート状部材4(図1参照)のうちバンド状部材2と重なる部分の面積を最小値に近づけるように狭くしやすく、シート状部材4はバンド状部材2を中心として更に回動しやすくなり、シート状部材4はバンド状部材2から更に容易に垂下可能となる。
好適には、本実施の形態2のフェイスシールド組立部材23により組み立てられたフェイスシールドにおいても、図2(c)に示した実施の形態1のフェイスシールド1と同様に、シート状部材4(図1参照)は、バンド状部材2が装着されたときにバンド状部材を中心として上方に跳ね上げ可能に取り付けられる。これにより、実施の形態1のフェイスシールド1と同様に、シート状部材4を上方に跳ね上げた状態では、例えば使用者6(図2参照)が飲み物を飲むことができる。
好適には、図3に示すように、切り抜き部材24のうち、バンド状部材2が装着されたときにシート状部材4(図1参照)の下縁部18となる部分の厚さは、切り抜き部材24のうち下縁部18となる部分以外の部分の厚さよりも厚い。また、更に、左側部12の外縁部の厚さ、又は、右側部13の外縁部の厚さを、切り抜き部材24の他の部分の厚さより厚くすることもできる。これにより、本実施の形態2のフェイスシールド組立部材23により組み立てられたフェイスシールドにおいても、実施の形態1のフェイスシールド1(図1参照)と同様に、例えばバンド状部材2が使用者6(図2参照)の頭部7(図2参照)に装着された状態で使用者6が移動した場合でも、シート状部材4がバンド状部材2から完全に垂下した状態に確実に維持することができる。或いは、前述したように、左側部12の外縁部の厚さ、又は、右側部13の外縁部の厚さを、切り抜き部材24の他の部分の厚さより厚くすることにより、下縁部18と合わせてシート状部材4の(装飾的な)縁取りとすることもできる。
1 フェイスシールド
2 バンド状部材
3 弾性連結部材
4 シート状部材
5 取り付け部材
6 使用者
7 頭部
7a 左側頭部
7b 前頭部
8 顔
8a 目
8b 鼻
8c 口
8d 顔面
11 中央部
11a、12a、13a、17、21 上縁部
12 左側部
13 右側部
14、15 貫通孔
16 リング状部材
18、22 下縁部
23 フェイスシールド組立部材
24 切り抜き部材
25、26 切り取り線
25a~25c 線部
27 線状部材

Claims (8)

  1. 使用者の頭部に装着可能であり、且つ、前記使用者の左側頭部、前頭部及び右側頭部に沿った形状を有するバンド状部材と、
    前記バンド状部材が前記使用者の前記頭部に装着されたときに前記バンド状部材から垂下可能に取り付けられるシート状部材、が切り抜かれる透明な切り抜き部材と、
    前記切り抜き部材から切り抜かれた前記シート状部材を前記バンド状部材に取り付ける取り付け部材と、
    を有し、
    前記切り抜き部材には、前記バンド状部材が装着されたときに前記シート状部材の上縁部となる部分を切り抜くための複数の切り取り線が設けられ、
    前記複数の切り取り線の各々について、前記切り取り線のうち、前記バンド状部材が装着されたときに前記シート状部材の左右方向における中央部となる部分を切り抜くための第1線部は、前記切り取り線のうち、前記バンド状部材が装着されたときに前記シート状部材のうち前記中央部よりも左側に配置される左側部となる部分を切り抜くための第2線部、及び、前記切り取り線のうち、前記バンド状部材が装着されたときに前記シート状部材のうち前記中央部よりも右側に配置される右側部となる部分を切り抜くための第3線部、のいずれよりも、前記バンド状部材が装着されたときに下側となる第1の側に配置され、
    前記複数の切り取り線の各々にそれぞれ含まれる複数の前記第1線部のうち、前記バンド状部材が装着されたときに最も下側の位置となる第1の位置に配置された前記第1線部を含む前記切り取り線を第1切り取り線としたとき、前記切り抜き部材には、前記第1切り取り線に沿って配列され、且つ、前記切り抜き部材のうち、前記バンド状部材が装着されたときに前記第1切り取り線よりも下側となる前記第1の側に配置された部分をそれぞれ貫通する複数の第1貫通孔が形成され、
    前記バンド状部材には、前記バンド状部材に沿って配列され、且つ、前記バンド状部材をそれぞれ貫通する複数の第2貫通孔が形成され、
    前記取り付け部材は、前記複数の第1貫通孔のいずれか、及び、前記複数の第2貫通孔のいずれか、に通されたリング状部材をそれぞれ形成する複数の線状部材を含み、
    前記シート状部材は、前記使用者の顔が前方斜め下を向くように前記使用者が前記顔を傾けたときに、前記シート状部材が重力で鉛直方向に垂下することにより、前記シート状部材と前記使用者の口との間隔が、前記使用者の前記顔が前方正面を向いているときよりも大きくなるように、前記複数の第1貫通孔のいずれか、及び、前記複数の第2貫通孔のいずれか、にそれぞれ通された複数の前記リング状部材により前記バンド状部材に緩く取り付けられる、フェイスシールド組立部材。
  2. 請求項1に記載のフェイスシールド組立部材において、
    前記複数の切り取り線の各々は、連続した曲線形状を有する、フェイスシールド組立部材。
  3. 請求項1又は2に記載のフェイスシールド組立部材において、
    前記シート状部材は、前記バンド状部材が装着されたときに前記バンド状部材を中心として上方に跳ね上げ可能に取り付けられる、フェイスシールド組立部材。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のフェイスシールド組立部材において、
    前記切り抜き部材のうち、前記バンド状部材が装着されたときに前記シート状部材の下縁部となる部分の厚さは、前記切り抜き部材のうち前記下縁部となる部分以外の部分の厚さよりも厚い、フェイスシールド組立部材。
  5. 使用者の頭部に装着可能であり、且つ、前記使用者の左側頭部、前頭部及び右側頭部に沿った形状を有するバンド状部材と、
    前記バンド状部材が前記使用者の前記頭部に装着されたときに前記バンド状部材から垂下可能に取り付けられた透明なシート状部材と、
    前記シート状部材を前記バンド状部材に取り付けている取り付け部材と、
    を有し、
    前記バンド状部材が装着されたとき、前記シート状部材のうち左右方向における中央部の第1上縁部は、前記シート状部材のうち前記中央部よりも左側に配置された左側部の第2上縁部、及び、前記シート状部材のうち前記中央部よりも右側に配置された右側部の第3上縁部、のいずれよりも下側に配置され、
    前記シート状部材には、前記バンド状部材が装着されたときの前記第1上縁部、前記第2上縁部又は前記第3上縁部に沿って配列され、且つ、前記第1上縁部、前記第2上縁部又は前記第3上縁部をそれぞれ貫通する複数の第1貫通孔が形成され、
    前記バンド状部材には、前記バンド状部材に沿って配列され、且つ、前記バンド状部材をそれぞれ貫通する複数の第2貫通孔が形成され、
    前記取り付け部材は、前記複数の第1貫通孔のいずれか、及び、前記複数の第2貫通孔のいずれか、にそれぞれ通された複数のリング状部材を含み、
    前記シート状部材は、前記使用者の顔が前方斜め下を向くように前記使用者が前記顔を傾けたときに、前記シート状部材が重力で鉛直方向に垂下することにより、前記シート状部材と前記使用者の口との間隔が、前記使用者の前記顔が前方正面を向いているときよりも大きくなるように、前記複数のリング状部材により前記バンド状部材に緩く取り付けられている、フェイスシールド。
  6. 請求項5に記載のフェイスシールドにおいて、
    前記バンド状部材が装着されたときの前記第1上縁部、前記第2上縁部及び前記第3上縁部により、正面視で連続した曲線形状を有する第4上縁部が形成されている、フェイスシールド。
  7. 請求項5又は6に記載のフェイスシールドにおいて、
    前記シート状部材は、前記バンド状部材が装着されたときに前記バンド状部材を中心として上方に跳ね上げ可能に取り付けられている、フェイスシールド。
  8. 請求項5乃至7のいずれか一項に記載のフェイスシールドにおいて、
    前記シート状部材のうち、前記バンド状部材が装着されたときの前記シート状部材の下縁部の厚さは、前記シート状部材のうち前記下縁部以外の部分の厚さよりも厚い、フェイスシールド。
JP2020175587A 2020-10-19 2020-10-19 フェイスシールド組立部材及びフェイスシールド Active JP7017266B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020175587A JP7017266B1 (ja) 2020-10-19 2020-10-19 フェイスシールド組立部材及びフェイスシールド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020175587A JP7017266B1 (ja) 2020-10-19 2020-10-19 フェイスシールド組立部材及びフェイスシールド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7017266B1 true JP7017266B1 (ja) 2022-02-08
JP2022066958A JP2022066958A (ja) 2022-05-02

Family

ID=80844051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020175587A Active JP7017266B1 (ja) 2020-10-19 2020-10-19 フェイスシールド組立部材及びフェイスシールド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7017266B1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3036326U (ja) * 1996-09-30 1997-04-15 株式会社ミドリ リング形綴り具及び該リング形綴り具を用いたノート
JP2003339893A (ja) * 2002-05-28 2003-12-02 Mitsuo Yumiyama 顔面保護具
JP2006305271A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Tamako Sato 油調理用顔面保護具
JP3227908U (ja) * 2020-06-18 2020-09-24 ニッセー株式会社 フェイスシールド
JP3227983U (ja) * 2020-05-27 2020-10-01 吉彦 長野 抗ウイルス防飛沫フェイスシールド

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3036326U (ja) * 1996-09-30 1997-04-15 株式会社ミドリ リング形綴り具及び該リング形綴り具を用いたノート
JP2003339893A (ja) * 2002-05-28 2003-12-02 Mitsuo Yumiyama 顔面保護具
JP2006305271A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Tamako Sato 油調理用顔面保護具
JP3227983U (ja) * 2020-05-27 2020-10-01 吉彦 長野 抗ウイルス防飛沫フェイスシールド
JP3227908U (ja) * 2020-06-18 2020-09-24 ニッセー株式会社 フェイスシールド

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022066958A (ja) 2022-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3227233U (ja) フェースガード
JP7017266B1 (ja) フェイスシールド組立部材及びフェイスシールド
JP3229569U (ja) 衛生用保護具
JP2022014933A (ja) フェイスガード
JP3233169U (ja) 衛生マスク用サポート部材
JP2022150150A (ja) フェイスシールド
JP2022025180A (ja) マスクホルダー
JP3231474U (ja) マウスシールド
JP3234675U (ja) 飲食用マスク
JP3232743U (ja) マスク
WO2022168472A1 (ja) フェイスシールド
JP2022147352A (ja) 飛沫防止マウスシールド
JP7028480B1 (ja) 複合感染防止具
JP3230499U (ja) フェイスシールド
JP7100859B2 (ja) マスク
JP3229229U (ja) マスク支持具
JP3233543U (ja) 剣道飛沫防止用マスクホルダー
JP2022070093A (ja) フェイスガード及びこれに用いられるシールド
JP3234020U (ja) マウスシールド
JP3228407U (ja) 固定具が目立たず、飲料等の摂取が可能なフェイスシールド
JP7205833B2 (ja) フェイスカバー
JP3230836U (ja) 飛沫防止具
JP3230763U (ja) 感染防止シールド付き市女笠式帽子
JP3230719U (ja) フェイスガード
JP2022048861A (ja) マスクおよびマスク補助具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210817

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20210817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210921

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220118

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7017266

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150