JP3036326U - リング形綴り具及び該リング形綴り具を用いたノート - Google Patents

リング形綴り具及び該リング形綴り具を用いたノート

Info

Publication number
JP3036326U
JP3036326U JP1996010637U JP1063796U JP3036326U JP 3036326 U JP3036326 U JP 3036326U JP 1996010637 U JP1996010637 U JP 1996010637U JP 1063796 U JP1063796 U JP 1063796U JP 3036326 U JP3036326 U JP 3036326U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engaging
ring
shaped
collar body
engagement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996010637U
Other languages
English (en)
Inventor
美香 齋藤
Original Assignee
株式会社ミドリ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ミドリ filed Critical 株式会社ミドリ
Priority to JP1996010637U priority Critical patent/JP3036326U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3036326U publication Critical patent/JP3036326U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheet Holders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、極めて簡略な操作でルーズリーフ等
を綴り合わせることができるリング形綴り具を提供す
る。 【解決手段】弾性材料により形成されたリング形で係脱
可能な両係合端部2、3を具備するリング形綴り具1で
あって、一方の係合端部2に係合受穴5を穿設した係合
鍔体4を備え、他方の係合端部3に前記係合受穴5に挿
通可能な鈎形の係合突片6と前記係合鍔体4と同一形状
の重合鍔片7とからなる重合鍔体8とを備え、前記重合
鍔体8の係合突片6を前記係合鍔体4の係合受穴5に挿
通しこのリング形綴り具1自体の弾性により前記係合突
片6が係合鍔体4に係止する状態で係合鍔体4と重合鍔
体8とを重合させるものである。

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】
本考案は、リング形綴り具及び該リング形綴り具を用いたノートに関する。
【従来の技術】
従来の通常のノートは、例えば20枚程度のノート用紙を重ね合わせ、これら の一方の端縁を表紙を付けた状態で綴じ合わせた構造となっている。 また、バインダー形式のノートは、表紙の中央部に多数(例えば26個)の開 閉可能なリング状の綴り具を列設した薄板状の固定片を取り付け、例えば26個 の綴り穴を列設した20枚程度の所謂ルーズリーフを前記リング状の綴り具によ り綴じ合わせるように構成している。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の通常のノートの場合には、各ノート用紙が予め 一方の端縁で綴じ会わされているために、これらのノート用紙の綴じ順を変える ことは不可能であり、ノート用紙の取り替えや補充ができないという課題がある 。 また、従来のバインダー形式のノートは、ルーズリーフの取り替えや補充は随 時可能であるものの、多数の開閉可能なリング状の綴り具を列設した薄板状の固 定片を備えるものであるため、どうしても全体重量が重く、且つ、厚さも大きく なってしまうとともに、ルーズリーフの全ての綴り穴をリング状の綴り具に各々 挿通して綴じ合わせることが必要で、操作性の点で面倒であるという課題がある 。 本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、軽量、薄型に構成でき、且 つ、極めて簡略な操作でルーズリーフを従来のバインダー形式のノートの場合と 同様に綴じ合わせて使用することができ操作性に優れたノート及びこのノートに 用いて好適な綴り具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、弾性材料により形成されたリング形で係脱可能な両係 合端部を具備するリング形綴り具であって、一方の係合端部に係合受穴を穿設し た係合鍔体を備え、他方の係合端部に前記係合受穴に挿通可能な鈎形の係合突片 と前記係合鍔体と同一形状の重合鍔片とからなる重合鍔体とを備え、前記重合鍔 体の係合突片を前記係合鍔体の係合受穴に挿通しこのリング形綴り具自体の弾性 により前記係合突片が係合鍔体に係止する状態で係合鍔体と重合鍔体とを重合さ せることを特徴とするものである。 請求項2記載の考案に係るノートは、綴り用の穴が所要数列設された任意枚数 の所謂ルーズリーフと、弾性材料により形成されたリング形で係脱可能な両係合 端部を具備し、一方の係合端部に係合受穴を穿設した係合鍔体を備え、他方の係 合端部に前記係合受穴に挿通可能な鈎形の係合突片と前記係合鍔体と同一形状の 重合鍔片とからなる重合鍔体とからなり、前記任意枚数のルーズリーフの綴り用 の穴を一箇所又は複数箇所で綴り込むリング形綴り具とからなることを特徴とす るものである。 請求項3記載の考案に係るノートは、綴り用の穴が所要数列設された任意枚数 の所謂ルーズリーフと、前記ルーズリーフと同様な綴り用の穴を一箇所又は複数 箇所に備え、前記任意枚数のルーズリーフの表裏両面を被覆する合成樹脂製の表 紙と、弾性材料により形成されたリング形で係脱可能な両係合端部を具備し、一 方の係合端部に係合受穴を穿設した係合鍔体を備え、他方の係合端部に前記係合 受穴に挿通可能な鈎形の係合突片と前記係合鍔体と同一形状の重合鍔片とからな る重合鍔体とからなり、前記表紙及び任意枚数のルーズリーフの綴り用の穴を一 箇所又は複数箇所で綴り込むリング形綴り具とからなることを特徴とするもので ある。 請求項1記載の考案に係るリング形綴り具は、弾性材料により形成されたリン グ形で係脱可能な両係合端部のうちの一方の係合端部に、係合受穴を穿設した係 合鍔体を備えるとともに、他方の係合端部に、前記係合受穴に挿通可能な鈎形の 係合突片と前記係合鍔体と同一形状の重合鍔片とからなる重合鍔体とを備えたも のである。 このリング形綴り具によれば、前記両係合端部を開いてルーズリーフ等の綴り 穴に前記重合鍔体側から挿通した後、前記重合鍔体の係合突片を前記係合鍔体の 係合受穴に挿通し、このリング形綴り具自体の弾性により前記係合突片が係合鍔 体に係止する状態で係合鍔体と重合鍔体とを重合させることで任意枚数のルーズ リーフ等を極めて簡単に綴り合わせることができる。 請求項2記載の考案に係るノートは、上述したリング形綴り具を一個又は複数 個用いて、綴り用の穴が所要数列設された任意枚数のルーズリーフの綴り用の穴 を一箇所又は複数箇所で綴り込むものであるから、任意枚数のルーズリーフを極 めて簡単な操作で綴じ合わせることができ、また、ルーズリーフの入れ替えや補 充も上述したリング形綴り具の開閉操作で容易に実行できる。しかも、リング形 綴り具のみを用いて任意枚数のルーズリーフを綴じる構造であるため、従来のバ インダー形式のものに比べ、薄型、軽量に構成できる。 請求項3記載の考案に係るノートは、上述したリング形綴り具を一個又は複数 個用いて、綴り用の穴が所要数列設された任意枚数のルーズリーフと、前記ルー ズリーフと同様な綴り用の穴を一箇所又は複数箇所に備え、前記任意枚数のルー ズリーフの表裏両面を被覆する合成樹脂製の表紙とを一箇所又は複数箇所で綴り 込むものであるから、前記表紙及び任意枚数のルーズリーフを極めて簡単な操作 で綴じ合わせることができ、また、ルーズリーフの入れ替えや補充も上述したリ ング形綴り具の開閉操作で容易に実行できる。しかも、リング形綴り具のみを用 いて前記表紙及び任意枚数のルーズリーフを綴じる構造であるため、従来のバイ ンダー形式のものに比べ、軽量に構成できる。更に、前記表紙は合成樹脂製であ るため、汚れや水濡れに対しても内部のルーズリーフを保護できる。
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の実施の形態を詳細に説明する。 図1は、本考案の実施の形態のリング形綴り具1を示すものであり、このリン グ形綴り具1は、ポリエチレン樹脂、ナイロン樹脂等の合成樹脂又はゴム材等の 弾性材料により全体としてリング状に形成された本体1aを具備し、本体1aに 係脱可能な両係合端部2、3を設けている。 前記本体1aの外径は例えば15mm、内径は例えば10mm、本体1a自体 の直径は例えば2.5mm程度に設定している。 そして、一方の係合端部2に、図2、図3に示すように係合受穴5を穿設した 係合鍔体4を備え、他方の係合端部3に、図4、図5に示すように前記係合受穴 5に挿通可能な鈎(カギ)形の係合突片6と前記係合鍔体4と同一形状の重合鍔 片7とからなる重合鍔体8とを備えている。 前記係合鍔体4の係合受穴5は、図3に示すように、本体1a側が弧状で、突 出端側が直線状に形成され、本体1aと同方向の穴径が3.3mm程度、本体1 aと直交する方向の穴径が3mm程度に形成された長穴となっている。 また、前記係合鍔体4の厚さは1.25mm程度、本体1aと同方向の寸法が 6mm、本体1aと直交する方向の寸法が5mm程度に形成されている。 他方の係合端部3側の重合鍔体8における重合鍔片7は、厚さは1.25mm 程度、本体1aと同方向の寸法が6mm、本体1aと直交する方向の寸法が5m m程度に形成されて、前記係合鍔体4と同一形状となっている。 また、他方の係合端部3側の重合鍔体8における鈎形の係合突片6は、図4及 び図5に示すように、直径が3mm程度で前記係合受穴5に挿通可能な円形の鈎 片6aと、この鈎片6aを重合鍔片7の略中央位置で支持する高さ1.6mm程 度の支持片6bとを具備している。この支持片6bの本体1aと直交する方向の 寸法は1.5mm程度と前記鈎片6aの直径よりも小さく設定され、これにより 、前記鈎片6aの本体1a側の下部に係合段部6cを形成している。 また、前記係合鍔体4、重合鍔体8は、各々図6に示すように、本体1aの両 係合端部2、3に対して、本体1aの外側(外周側)に片寄った位置に設けられ ている。 上記構成のリング形綴り具1によれば、前記両係合端部2、3を図7に示すよ うに、本体1a自体の弾力に抗して開き(相互に離脱し)、所謂ルーズリーフ等 の綴り穴に前記重合鍔体8側から挿通して本体1aがルーズリーフ等の綴り穴を 貫通する状態とした後、前記重合鍔体8の係合突片6を前記係合鍔体4の係合受 穴5に挿通する。このとき、本体1a自体の弾性力が図6に示す矢印a、b方向 に作用し、前記係合突片6の下部の係合段部6cが係合鍔体4の係合受穴5の突 出端側に係止する状態で係合鍔体4と重合鍔体8とが重合する。これにより、図 8に示すように、係合鍔体4と重合鍔体8とが完全に重なり合った状態で任意枚 数のルーズリーフ等を極めて簡単に綴り合わせることができる。 次に、上述したリング形綴り具1を使用したノート10について図9を参照し て説明する。 図9に示すノート10は、上述したリング形綴り具1を2個用いて、綴り用の 穴11が所要数列設された任意枚数(例えば20枚程度)のルーズリーフ12の 前記綴り用の穴11を上下2箇所で綴り込む構成としたものである。 このノート10によれば、例えば20枚程度のルーズリーフ12を前記リング 形綴り具1の開閉操作で極めて簡単に綴じ合わせることができ、ルーズリーフ1 2のめくり操作を容易に行うことができるとともに、ルーズリーフ12の入れ替 えや補充も上述したリング形綴り具1の開閉操作で容易に実行できる。しかも、 2個のリング形綴り具1のみを用いて20枚程度のルーズリーフ12を綴じる構 造であるため、従来のバインダー形式のものに比べ、薄型、軽量なノート10を 提供できる。 図10、図11は、上述したリング形綴り具1を2個用いた別のノート20の 例を示すものであり、このノート20は、上述したリング形綴り具1を2個用い て、綴り用の穴11が所要数列設された任意枚数のルーズリーフ12と、前記ル ーズリーフ12と同様な綴り用の穴21を上下2箇所に備え、前記任意枚数のル ーズリーフ12の表裏両面を被覆する合成樹脂製の表紙22とを、上下2箇所で 綴り込む構成としたものである。 このノート20によれば、前記ノート10の場合と同様、前記表紙22及び任 意枚数のルーズリーフ12を極めて簡単な操作で綴じ合わせることができ、また 、ルーズリーフ12の入れ替えや補充も上述したリング形綴り具1の開閉操作で 容易に実行できる。 しかも、リング形綴り具1のみを用いて前記表紙22及び任意枚数のルーズリ ーフ12を綴じるものであるため、従来のバインダー形式のものに比べ、軽量に 構成できる。更に、前記表紙ふわは合成樹脂製であるため、汚れや水濡れに強く 内部のルーズリーフ12を汚れや水濡れから確実に保護できる。 なお、上述したノート10及びノート20の場合には、リング形綴り具1を2 個用いているが、リング形綴り具1を1個用いてノート10及びノート20を構 成したり、リング形綴り具1を3個以上用いてノート10及びノート20を構成 したりすることも勿論可能である。 また、ルーズリーフ12としては、26穴のものの他、20穴等の他のサイズ のものを使用しても上述した場合と同様なノートを構成できる。
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、任意枚数のルーズリーフ等を極めて簡単に綴り 合わせることができるリング形綴り具を提供できる。 請求項2記載の考案によれば、任意枚数のルーズリーフを極めて簡単な操作で 綴じ合わせることができ、また、ルーズリーフの入れ替えや補充も容易で、しか も、薄型、軽量に構成できるノートを提供できる。 請求項3記載の考案によれば、前記表紙及び任意枚数のルーズリーフを極めて 簡単な操作で綴じ合わせることができ、また、ルーズリーフの入れ替えや補充も 容易で、しかも、薄型、軽量で汚れや水濡れに対しても強いノートを提供できる 。
【提出日】平成8年10月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】
本考案は、リング形綴り具及び該リング形綴り具を用いたノートに関する。
【従来の技術】
従来の通常のノートは、例えば20枚程度のノート用紙を重ね合わせ、これら の一方の端縁を表紙を付けた状態で綴じ合わせた構造となっている。 また、バインダー形式のノートは、表紙の中央部に多数(例えば26個)の開 閉可能なリング状の綴り具を列設した薄板状の固定片を取り付け、例えば26個 の綴り穴を列設した20枚程度の所謂ルーズリーフを前記リング状の綴り具によ り綴じ合わせるように構成している。
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、上述した従来の通常のノートの場合には、各ノート用紙が予め 一方の端縁で綴じ会わされているために、これらのノート用紙の綴じ順を変える ことは不可能であり、ノート用紙の取り替えや補充ができないという課題がある 。 また、従来のバインダー形式のノートは、ルーズリーフの取り替えや補充は随 時可能であるものの、多数の開閉可能なリング状の綴り具を列設した薄板状の固 定片を備えるものであるため、どうしても全体重量が重く、且つ、厚さも大きく なってしまうとともに、ルーズリーフの全ての綴り穴をリング状の綴り具に各々 挿通して綴じ合わせることが必要で、操作性の点で面倒であるという課題がある 。 本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、軽量、薄型に構成でき、且 つ、極めて簡略な操作でルーズリーフを従来のバインダー形式のノートの場合と 同様に綴じ合わせて使用することができ操作性に優れたノート及びこのノートに 用いて好適な綴り具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、弾性材料により形成されたリング形で係脱可能な両係 合端部を具備するリング形綴り具であって、一方の係合端部に係合受穴を穿設し た係合鍔体を備え、他方の係合端部に前記係合受穴に挿通可能な鈎形の係合突片 と前記係合鍔体と同一形状の重合鍔片とからなる重合鍔体とを備え、前記重合鍔 体の係合突片を前記係合鍔体の係合受穴に挿通しこのリング形綴り具自体の弾性 により前記係合突片が係合鍔体に係止する状態で係合鍔体と重合鍔体とを重合さ せることを特徴とするものである。 請求項2記載の考案に係るノートは、綴り用の穴が所要数列設された任意枚数 の所謂ルーズリーフと、弾性材料により形成されたリング形で係脱可能な両係合 端部を具備し、一方の係合端部に係合受穴を穿設した係合鍔体を備え、他方の係 合端部に前記係合受穴に挿通可能な鈎形の係合突片と前記係合鍔体と同一形状の 重合鍔片とからなる重合鍔体とからなり、前記任意枚数のルーズリーフの綴り用 の穴を一箇所又は複数箇所で綴り込むリング形綴り具とからなることを特徴とす るものである。 請求項3記載の考案に係るノートは、綴り用の穴が所要数列設された任意枚数 の所謂ルーズリーフと、前記ルーズリーフと同様な綴り用の穴を一箇所又は複数 箇所に備え、前記任意枚数のルーズリーフの表裏両面を被覆する合成樹脂製の表 紙と、弾性材料により形成されたリング形で係脱可能な両係合端部を具備し、一 方の係合端部に係合受穴を穿設した係合鍔体を備え、他方の係合端部に前記係合 受穴に挿通可能な鈎形の係合突片と前記係合鍔体と同一形状の重合鍔片とからな る重合鍔体とからなり、前記表紙及び任意枚数のルーズリーフの綴り用の穴を一 箇所又は複数箇所で綴り込むリング形綴り具とからなることを特徴とするもので ある。 請求項1記載の考案に係るリング形綴り具は、弾性材料により形成されたリン グ形で係脱可能な両係合端部のうちの一方の係合端部に、係合受穴を穿設した係 合鍔体を備えるとともに、他方の係合端部に、前記係合受穴に挿通可能な鈎形の 係合突片と前記係合鍔体と同一形状の重合鍔片とからなる重合鍔体とを備えたも のである。 このリング形綴り具によれば、前記両係合端部を開いてルーズリーフ等の綴り 穴に前記重合鍔体側から挿通した後、前記重合鍔体の係合突片を前記係合鍔体の 係合受穴に挿通し、このリング形綴り具自体の弾性により前記係合突片が係合鍔 体に係止する状態で係合鍔体と重合鍔体とを重合させることで任意枚数のルーズ リーフ等を極めて簡単に綴り合わせることができる。 請求項2記載の考案に係るノートは、上述したリング形綴り具を一個又は複数 個用いて、綴り用の穴が所要数列設された任意枚数のルーズリーフの綴り用の穴 を一箇所又は複数箇所で綴り込むものであるから、任意枚数のルーズリーフを極 めて簡単な操作で綴じ合わせることができ、また、ルーズリーフの入れ替えや補 充も上述したリング形綴り具の開閉操作で容易に実行できる。しかも、リング形 綴り具のみを用いて任意枚数のルーズリーフを綴じる構造であるため、従来のバ インダー形式のものに比べ、薄型、軽量に構成できる。 請求項3記載の考案に係るノートは、上述したリング形綴り具を一個又は複数 個用いて、綴り用の穴が所要数列設された任意枚数のルーズリーフと、前記ルー ズリーフと同様な綴り用の穴を一箇所又は複数箇所に備え、前記任意枚数のルー ズリーフの表裏両面を被覆する合成樹脂製の表紙とを一箇所又は複数箇所で綴り 込むものであるから、前記表紙及び任意枚数のルーズリーフを極めて簡単な操作 で綴じ合わせることができ、また、ルーズリーフの入れ替えや補充も上述したリ ング形綴り具の開閉操作で容易に実行できる。しかも、リング形綴り具のみを用 いて前記表紙及び任意枚数のルーズリーフを綴じる構造であるため、従来のバイ ンダー形式のものに比べ、軽量に構成できる。更に、前記表紙は合成樹脂製であ るため、汚れや水濡れに対しても内部のルーズリーフを保護できる。
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の実施の形態を詳細に説明する。 図1は、本考案の実施の形態のリング形綴り具1を示すものであり、このリン グ形綴り具1は、ポリエチレン樹脂、ナイロン樹脂等の合成樹脂又はゴム材等の 弾性材料により全体としてリング状に形成された本体1aを具備し、本体1aに 係脱可能な両係合端部2、3を設けている。 前記本体1aの外径は例えば15mm、内径は例えば10mm、本体1a自体 の直径は例えば2.5mm程度に設定している。 そして、一方の係合端部2に、図2、図3に示すように係合受穴5を穿設した 係合鍔体4を備え、他方の係合端部3に、図4、図5に示すように前記係合受穴 5に挿通可能な鈎(カギ)形の係合突片6と前記係合鍔体4と同一形状の重合鍔 片7とからなる重合鍔体8とを備えている。 前記係合鍔体4の係合受穴5は、図3に示すように、本体1a側が弧状で、突 出端側が直線状に形成され、本体1aと同方向の穴径が3.3mm程度、本体1 aと直交する方向の穴径が3mm程度に形成された長穴となっている。 また、前記係合鍔体4の厚さは1.25mm程度、本体1aと同方向の寸法が 6mm、本体1aと直交する方向の寸法が5mm程度に形成されている。 他方の係合端部3側の重合鍔体8における重合鍔片7は、厚さは1.25mm 程度、本体1aと同方向の寸法が6mm、本体1aと直交する方向の寸法が5m m程度に形成されて、前記係合鍔体4と同一形状となっている。 また、他方の係合端部3側の重合鍔体8における鈎形の係合突片6は、図4及 び図5に示すように、直径が3mm程度で前記係合受穴5に挿通可能な円形の鈎 片6aと、この鈎片6aを重合鍔片7の略中央位置で支持する高さ1.6mm程 度の支持片6bとを具備している。この支持片6bの本体1aと直交する方向の 寸法は1.5mm程度と前記鈎片6aの直径よりも小さく設定され、これにより 、前記鈎片6aの本体1a側の下部に係合段部6cを形成している。 また、前記係合鍔体4、重合鍔体8は、各々図6に示すように、本体1aの両 係合端部2、3に対して、本体1aの外側(外周側)に片寄った位置に設けられ ている。 上記構成のリング形綴り具1によれば、前記両係合端部2、3を図7に示すよ うに、本体1a自体の弾力に抗して開き(相互に離脱し)、所謂ルーズリーフ等 の綴り穴に前記重合鍔体8側から挿通して本体1aがルーズリーフ等の綴り穴を 貫通する状態とした後、前記重合鍔体8の係合突片6を前記係合鍔体4の係合受 穴5に挿通する。このとき、本体1a自体の弾性力が図6に示す矢印a、b方向 に作用し、前記係合突片6の下部の係合段部6cが係合鍔体4の係合受穴5の突 出端側に係止する状態で係合鍔体4と重合鍔体8とが重合する。これにより、図 8に示すように、係合鍔体4と重合鍔体8とが完全に重なり合った状態で任意枚 数のルーズリーフ等を極めて簡単に綴り合わせることができる。 次に、上述したリング形綴り具1を使用したノート10について図9を参照し て説明する。 図9に示すノート10は、上述したリング形綴り具1を2個用いて、綴り用の 穴11が所要数列設された任意枚数(例えば20枚程度)のルーズリーフ12の 前記綴り用の穴11を上下2箇所で綴り込む構成としたものである。 このノート10によれば、例えば20枚程度のルーズリーフ12を前記リング 形綴り具1の開閉操作で極めて簡単に綴じ合わせることができ、ルーズリーフ1 2のめくり操作を容易に行うことができるとともに、ルーズリーフ12の入れ替 えや補充も上述したリング形綴り具1の開閉操作で容易に実行できる。しかも、 2個のリング形綴り具1のみを用いて20枚程度のルーズリーフ12を綴じる構 造であるため、従来のバインダー形式のものに比べ、薄型、軽量なノート10を 提供できる。 図10、図11は、上述したリング形綴り具1を2個用いた別のノート20の 例を示すものであり、このノート20は、上述したリング形綴り具1を2個用い て、綴り用の穴11が所要数列設された任意枚数のルーズリーフ12と、前記ル ーズリーフ12と同様な綴り用の穴21を上下2箇所に備え、前記任意枚数のル ーズリーフ12の表裏両面を被覆する合成樹脂製の表紙22とを、上下2箇所で 綴り込む構成としたものである。 このノート20によれば、前記ノート10の場合と同様、前記表紙22及び任 意枚数のルーズリーフ12を極めて簡単な操作で綴じ合わせることができ、また 、ルーズリーフ12の入れ替えや補充も上述したリング形綴り具1の開閉操作で 容易に実行できる。 しかも、リング形綴り具1のみを用いて前記表紙22及び任意枚数のルーズリ ーフ12を綴じるものであるため、従来のバインダー形式のものに比べ、軽量に 構成できる。更に、前記表紙22は合成樹脂製であるため、汚れや水濡れに強く 内部のルーズリーフ12を汚れや水濡れから確実に保護できる。 なお、上述したノート10及びノート20の場合には、リング形綴り具1を2 個用いているが、リング形綴り具1を1個用いてノート10及びノート20を構 成したり、リング形綴り具1を3個以上用いてノート10及びノート20を構成 したりすることも勿論可能である。 また、ルーズリーフ12としては、26穴のものの他、20穴等の他のサイズ のものを使用しても上述した場合と同様なノートを構成できる。
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、任意枚数のルーズリーフ等を極めて簡単に綴り 合わせることができるリング形綴り具を提供できる。 請求項2記載の考案によれば、任意枚数のルーズリーフを極めて簡単な操作で 綴じ合わせることができ、また、ルーズリーフの入れ替えや補充も容易で、しか も、薄型、軽量に構成できるノートを提供できる。 請求項3記載の考案によれば、前記表紙及び任意枚数のルーズリーフを極めて 簡単な操作で綴じ合わせることができ、また、ルーズリーフの入れ替えや補充も 容易で、しかも、薄型、軽量で汚れや水濡れに対しても強いノートを提供できる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態のリング形綴り具を示す平
面図である。
【図2】本実施の形態のリング形綴り具の係合鍔体を示
す部分平面図である。
【図3】本実施の形態のリング形綴り具の係合鍔体を示
す部分断面図である。
【図4】本実施の形態のリング形綴り具の重合鍔体を示
す部分平面図である。
【図5】本実施の形態のリング形綴り具の重合鍔体を示
す部分断面図である。
【図6】本実施の形態のリング形綴り具の係合鍔体及び
重合鍔体の係合状態を示す拡大図である。
【図7】本実施の形態のリング形綴り具の係合鍔体及び
重合鍔体の分離状態から係合状態に至る説明図である。
【図8】本実施の形態のリング形綴り具の係合鍔体及び
重合鍔体の係合状態を示す側面図である。
【図9】本実施の形態のリング形綴り具を用いたノート
の斜視図である。
【図10】本実施の形態のリング形綴り具を用いたノー
トの他例の平面図である。
【図11】本実施の形態のリング形綴り具を用いたノー
トの他例の斜視図である。
【符号の説明】
1 リング形綴り具 1a 本体 2 係合端部 3 係合端部 4 係合鍔体 5 係合受穴 6 係合突片 7 重合鍔片 8 重合鍔体 10 ノート 11 穴 12 ルーズリーフ 20 ノート 21 穴 22 表紙

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性材料により形成されたリング形で係脱
    可能な両係合端部を具備するリング形綴り具であって、 一方の係合端部に係合受穴を穿設した係合鍔体を備え、
    他方の係合端部に前記係合受穴に挿通可能な鈎形の係合
    突片と前記係合鍔体と同一形状の重合鍔片とからなる重
    合鍔体とを備え、 前記重合鍔体の係合突片を前記係合鍔体の係合受穴に挿
    通しこのリング形綴り具自体の弾性により前記係合突片
    が係合鍔体に係止する状態で係合鍔体と重合鍔体とを重
    合させることを特徴とするリング形綴り具。
  2. 【請求項2】綴り用の穴が所要数列設された任意枚数の
    所謂ルーズリーフと、 弾性材料により形成されたリング形で係脱可能な両係合
    端部を具備し、一方の係合端部に係合受穴を穿設した係
    合鍔体を備え、他方の係合端部に前記係合受穴に挿通可
    能な鈎形の係合突片と前記係合鍔体と同一形状の重合鍔
    片とからなる重合鍔体とからなり、前記任意枚数のルー
    ズリーフの綴り用の穴を一箇所又は複数箇所で綴り込む
    リング形綴り具と、からなることを特徴とするノート。
  3. 【請求項3】綴り用の穴が所要数列設された任意枚数の
    所謂ルーズリーフと、 前記ルーズリーフと同様な綴り用の穴を一箇所又は複数
    箇所に備え、前記任意枚数のルーズリーフの表裏両面を
    被覆する合成樹脂製の表紙と、 弾性材料により形成されたリング形で係脱可能な両係合
    端部を具備し、一方の係合端部に係合受穴を穿設した係
    合鍔体を備え、他方の係合端部に前記係合受穴に挿通可
    能な鈎形の係合突片と前記係合鍔体と同一形状の重合鍔
    片とからなる重合鍔体とからなり、前記表紙及び任意枚
    数のルーズリーフの綴り用の穴を一箇所又は複数箇所で
    綴り込むリング形綴り具と、からなることを特徴とする
    ノート。
JP1996010637U 1996-09-30 1996-09-30 リング形綴り具及び該リング形綴り具を用いたノート Expired - Lifetime JP3036326U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996010637U JP3036326U (ja) 1996-09-30 1996-09-30 リング形綴り具及び該リング形綴り具を用いたノート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996010637U JP3036326U (ja) 1996-09-30 1996-09-30 リング形綴り具及び該リング形綴り具を用いたノート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3036326U true JP3036326U (ja) 1997-04-15

Family

ID=43171095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996010637U Expired - Lifetime JP3036326U (ja) 1996-09-30 1996-09-30 リング形綴り具及び該リング形綴り具を用いたノート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3036326U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7017266B1 (ja) * 2020-10-19 2022-02-08 クーネ研究所合同会社 フェイスシールド組立部材及びフェイスシールド

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0617971B2 (ja) * 1984-12-12 1994-03-09 富士写真フイルム株式会社 インスタント写真用撮影装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0617971B2 (ja) * 1984-12-12 1994-03-09 富士写真フイルム株式会社 インスタント写真用撮影装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7017266B1 (ja) * 2020-10-19 2022-02-08 クーネ研究所合同会社 フェイスシールド組立部材及びフェイスシールド

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5213368A (en) Loose-leaf binder having flexible spine
US6758621B2 (en) Ring binder mechanism
EP2202088B1 (en) Binding device
US20130084122A1 (en) Binder ring
US6328497B1 (en) Ring mechanism for a binder having a plastic top section
MX2007002305A (es) Mecanismo de carpeta de aro con una placa de bisagra deslizable.
EP2529947B1 (en) Binder
US6419416B1 (en) Filing device
AU759000B2 (en) Folder having covers with support portions
US7320554B2 (en) Tuckable cover for a document storage device
JP3036326U (ja) リング形綴り具及び該リング形綴り具を用いたノート
US20090311037A1 (en) Insert for detachable coupling to binders
US4484830A (en) Loose-leaf binder
US20090169288A1 (en) File
JP5425154B2 (ja) 帳面
US20120175407A1 (en) Pocket with secure dividers
EP1065072A2 (en) A ring binder mechanism
US20060097509A1 (en) Report cover
EP0988995B1 (en) Document folder
US20070031179A1 (en) Transfer plate with integral fastener for use in storage folder
KR200442053Y1 (ko) 착탈식 서류보관용 파일
CN219706523U (zh) 活页固定件及活页本
US1183083A (en) Temporary binder or loose-sheet holder.
JP6093469B1 (ja) ファイル
JP6969055B2 (ja) 紙綴具