JP7011485B2 - 有料道路利用者支援装置、有料道路利用者支援方法及びプログラム - Google Patents

有料道路利用者支援装置、有料道路利用者支援方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、有料道路利用者支援装置、有料道路利用者支援方法及びプログラムに関する。
高速道路等の有料道路における料金所では、車両に搭乗する利用者は、当該料金所に設置された料金収受設備を通じて料金を支払う。料金所に設置される料金収受設備の一例としては、車線路側に設置され、到来した利用者との間で料金の収受処理(金銭の受け渡し、カードによる支払等)を自動的に行う料金自動収受機がある。
一般に、料金自動収受機は、料金所事務所に設置された監視盤を通じて、監視員による遠隔監視、遠隔操作が可能とされている。料金所に到来した利用者に対して特別な応対が必要となる場合、料金所事務所に待機する監視員は、この監視盤を通じて料金自動収受機を遠隔操作し、応対を行う。
例えば、利用者が身体障がい者(以下、「身障者」とも記載する。)であった場合、通行料金の割引の適用を受けることができる場合がある。この身体障がい者割引(以下、「身障者割引」とも記載する。)の適用を受けようとする場合、一般的には次のような手順で行われる。まず、利用者は、料金自動収受機に取り付けられている専用の呼出レバー(身障者レバー)を操作し、監視員を呼び出す。続いて、利用者は、料金自動収受機のスピーカを通じた監視員の案内に従い、料金自動収受機に設けられているカメラに、身体障がい者手帳(以下、「身障者手帳」とも記載する。)を提示する。身障者手帳には、本人の顔写真とともに、搭乗する車両の車両番号、有効期限日等の情報が記録されている。監視員は、カメラ映像を目視し、身障者割引の適用条件が満たされるか否かの確認を行う。確認が取れた場合、監視員は、監視盤を操作して身障者割引を適用する。
また、有料道路によっては、利用者が搭乗する車両の車種区分(普通車、大型車等の区分)別に異なる料金を収受する料金体系とされる場合がある。このような有料道路の料金所においては、まず、料金自動収受機の上流に設置された車種判別装置が、進入した車両の車種区分を判別する。そして、料金自動収受機は、当該車種判別装置から車種区分の判別結果(普通車、大型車等)を受信するとともに、その判別結果に応じた通行料金を自動的に適用する。
しかしながら、一般には、車種判別装置は、車線に沿って設置された複数のセンサ群からなるものであり、車両の態様(車体形状等)によっては車種区分を一意に特定できない場合がある。車種区分を一意に特定できない場合、収受すべき通行料金が決定しないため、料金自動収受機は料金収受処理を開始できない。この場合、例えば、利用者は、料金自動収受機に設けられた所定の呼出ボタンを押下して監視員を呼び出す。監視員は、監視カメラ(ITVカメラ)等を通じて映される利用者の車両を目視確認して車種区分を特定する。そして、監視員は、監視盤を操作して、特定した車種区分に応じた通行料金の適用を行う。
なお、特許文献1には、車両番号が登録された車両番号データベースとの照合結果に基づいて係員に対して報知を行うことで、身障者の負担を軽減することができる料金自動収受システムが記載されている。
特開2014-154111号公報
料金自動収受機を用いた料金収受処理において、監視員による特別応対が必要となる際には、利用者は、当該料金自動収受機等に対し所定の操作(呼出ボタンの押下等)を行い、監視員を呼び出すことが求められる。また、引用文献1に記載の技術は利用者による事前の登録を前提としているため、当該登録手続きの手間を要する。
本発明の目的は、料金収受処理の特別応対時における利用者の負担を軽減することができる有料道路利用者支援装置、有料道路利用者支援方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の第1の態様によれば、有料道路利用者支援装置(20)は、有料道路の車線に設置されたカメラ(100)を通じて、料金収受設備(10)に到来した利用者の顔画像を取得する顔画像取得部(2000)と、前記顔画像によって特定された利用者の、前記有料道路の過去の利用態様を示す利用履歴情報を取得する利用履歴情報取得部(2002)と、前記利用履歴情報に基づいて、通常の利用者に対する応対とは異なる特別応対が必要な利用者を支援するための処理を行う支援処理部(2003)と、を備える。
このような構成によれば、料金収受処理の際に特別応対が必要な利用者は、利用者本人に関連付けられる過去の利用態様に基づいて、今回の料金収受処理について適切な支援を受けることができる。また、カメラを通じて得られた顔画像で判別されるため、利用者が特別な操作を行う必要がなく、1台の車両に複数人が搭乗する場合にもまとめて正確に判別できる。これにより、料金収受処理の特別応対時における利用者の負担を軽減することができる。
また、本発明の第2の態様によれば、前記支援処理部は、前記利用履歴情報に基づいて、過去に身体障がい者割引を適用したか否かを判定し、過去に身体障がい者割引を適用していた場合には、前記利用者に対し身体障がい者手帳の提示を求める案内を行う。
このような構成によれば、身体障がい者である利用者は、料金所に到来した段階で、監視員を呼び出すための所定の操作を行うことなく、自動的に、身体障がい者手帳を提示すべき旨の案内を受けることができる。
また、本発明の第3の態様によれば、前記支援処理部は、前記利用履歴情報に基づいて、現在日が、前記利用者が有する身体障がい者手帳の有効期限日以前であるか否かを更に判定し、過去に身体障がい者割引を適用していた場合であって、かつ、現在日が前記有効期限日以前である場合には、身体障がい者手帳の提示を求める案内を行うことなく身体障がい者割引を適用する。
このような構成によれば、身体障がい者である利用者は、料金所に到来した段階で、監視員を呼び出すための所定の操作、及び、身体障がい者手帳の提示を行うことなく、自動的に、身体障がい者割引の適用を受けることができる。
また、本発明の第4の態様によれば、前記支援処理部は、前記利用履歴情報に基づいて、前記利用者が聴覚障がい者か否かを判定し、前記利用者が聴覚障がい者であった場合には、その旨を監視員に通知する。
このような構成によれば、監視員は、到来した利用者が聴覚障がい者であることを直ちに把握することができ、聴覚障がい者に対する円滑なサポートを行うことができる。
また、本発明の第5の態様によれば、上述の有料道路利用者支援装置は、前記有料道路の車線に設置された車種判別装置を通じて、前記料金収受設備に到来した車両の車種区分を示す車種区分情報を取得する車種区分情報取得部(2001)を更に備える。そして、前記支援処理部は、前記車種区分情報に基づいて前記車両の車種区分を一意に特定できなかった場合、前記利用履歴情報に基づいて過去に前記利用者が搭乗していた車両の車種区分とその車両画像又は車両番号との関係を抽出し、抽出した当該関係と今回取得した車両画像又は車両番号とに基づいて前記車両の車種区分を一意に特定する。
このような構成によれば、車種判別装置によって自動的に車両の車種区分が一意に特定されなかった場合であっても、利用者の過去の利用履歴情報(過去に特定された車種区分とその車両画像又は車両番号との関係)に基づいて、精度良く、車種区分を一意に特定することができる。したがって、利用者は、監視員による特別応対を要さなくとも、搭乗する車両の車種区分に応じた料金収受処理を行うことができる。
また、本発明の第6の態様によれば、前記支援処理部は、前記顔画像によって特定された利用者の利用履歴情報が取得されなかった場合に、当該利用者に対し、周辺案内情報を提示する。
このような構成によれば、料金所に初めて訪れる利用者に対し、自動的に、周辺案内情報を提供することができる。
また、本発明の第7の態様によれば、有料道路利用者支援方法は、有料道路の車線に設置されたカメラを通じて、料金収受設備に到来した利用者の顔画像を取得するステップと、前記顔画像によって特定された利用者の、前記有料道路の過去の利用態様を示す利用履歴情報を取得するステップと、前記利用履歴情報に基づいて、通常の利用者に対する応対とは異なる特別応対が必要な利用者を支援するための処理を行うステップと、を有する。
また、本発明の第8の態様によれば、プログラムは、コンピュータを、有料道路の車線に設置されたカメラを通じて、料金収受設備に到来した利用者の顔画像を取得する顔画像取得部、前記顔画像によって特定された利用者の、前記有料道路の過去の利用態様を示す利用履歴情報を取得する利用履歴情報取得部、前記利用履歴情報に基づいて、通常の利用者に対する応対とは異なる特別応対が必要な利用者を支援するための処理を行う支援処理部、として機能させる。
上述の発明の各態様によれば、料金収受処理の特別応対時における利用者の負担を軽減することができる。
第1の実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す図である。 第1の実施形態に係る料金収受システムの機能構成を示す図である。 第1の実施形態に係る利用履歴情報テーブルの内容を示す図である。 第1の実施形態に係る監視盤の処理フローを示す第1の図である。 第1の実施形態に係る監視盤の処理フローを示す第2の図である。 第2の実施形態に係る監視盤の処理フローを示す図である。 第2の実施形態に係る監視盤の処理を説明するための図である。 第1、第2の実施形態の変形例に係る監視盤の処理フローを示す図である。 第1、第2の実施形態の変形例に係る料金収受システムの構成を示す図である。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態に係る料金収受システムについて、図1~図5を参照しながら説明する。
(料金収受システムの全体構成)
図1は、第1の実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す図である。
本実施形態に係る料金収受システム1は、高速道路等の有料道路の出口料金所に設置される。料金収受システム1は、到来する利用者から入口料金所で発行された通行券を受け付けて、当該利用者の走行距離に応じた利用料金を収受する。なお、他の実施形態においてはこの態様に限定されず、有料道路の料金体系によっては、料金収受システム1は、入口料金所に設置されてもよい。
図1に示すように、料金収受システム1は、車線L路側のアイランドIに設置された料金自動収受機10と、車種判別装置11と、退出側車両検知器12Aと、発進制御機12Bと、ITVカメラ13と、料金所事務所Rに設置された監視盤20と、を備えている。
料金自動収受機10は、車線L上に停車した車両Aに搭乗する利用者との間で料金収受処理を行う。後述する進入側車両検知器11Aよりも下流側(+X方向側)であって、かつ、退出側車両検知器12Aよりも上流側(-X方向側)におけるアイランドI上の所定位置に設置される。
図1に示すように、料金自動収受機10は、車線L側(+Y方向)を向く面に、料金収受用パネル10Aを有している。料金収受用パネル10Aは、到来した利用者から料金収受処理に係る各種操作を受け付けるための操作パネルである。
料金収受用パネル10Aには、到来した利用者から、料金収受処理に必要な通行券、紙幣、硬貨、クレジットカードなどを受け付ける専用の挿入口が設けられている。
また、料金収受用パネル10Aには、身障者レバーが設けられている。身障者レバーは、身障者である利用者が、身障者割引の適用を受けようとする場合に用いる。利用者が身障者レバーを操作すると、料金所事務所Rに待機する監視員との通話が開始される。
また、料金収受用パネル10Aには、カメラ(後述するカメラ100)が設けられている。身障者割引の適用を受けようとする利用者は、当該適用を受けることができることを証明するため、自身が所持している身障者手帳を当該カメラの前にかざす。監視員は、当該カメラの映像を通じて、身障者手帳の記録内容(本人の顔写真、身障者手帳の有効期限日、及び、身障者割引の適用対象となる車両の車両番号)を確認することができる。
また、料金収受用パネル10Aには、呼出ボタンが設けられている。呼出ボタンは、料金収受処理において問題が発生した場合などにおいて、利用者から監視員との通話を図る際に用いられる。例えば、後述する車種判別装置11によって車種区分が一意に特定されなかった場合(「車種不明」なる判別結果となった場合)、通行料金が確定しないため料金収受処理が開始されない。この場合、利用者は、呼出ボタンを押下して監視員による応対を求める。
車種判別装置11は、料金自動収受機10よりも上流側(-X方向側)に設けられ、車線Lに進入した車両Aの車長、車高、車軸数、ナンバープレート情報等を検出するセンサ群である。図1に示すように、車種判別装置11は、進入側車両検知器11Aと、ナンバープレート認識装置11Bとを備えている。その他、車種判別装置11は、踏板、車高検知器、車長検知器等のセンサ群を有してなる。車種判別装置11は、ナンバープレート認識装置11Bを含むこれらのセンサ群を通じて得られる種々の情報(車長、車高、車軸数、ナンバープレート情報等)に基づいて、車線Lに進入した車両Aの車種区分を特定する。車種区分は、例えば、“軽自動車/二輪車”、“普通車”、“中型車”、“大型車”及び“特大車”の5分類とされる。車種判別装置11は、特定した車種区分を料金自動収受機10に送信する。これにより、料金自動収受機10は、車両Aの車種区分に応じた料金を収受することができる。また、車種判別装置11は、到来した車両の車種区分を一意に特定できなかった場合、その旨を示す車種判別結果(“車種不明”なる分類)を料金自動収受機10及び監視盤20に送信する。
なお、本実施形態に係る車種判別装置11の具体的な構成及び動作については、詳細な説明を省略する。
進入側車両検知器11Aは、車線Lの最も上流側(-X方向側)に設置され、車両Aの、車線Lへの進入を検知する。
退出側車両検知器12Aは、車線Lの最も下流側(+X方向側)に設置され、車両Aの、車線Lからの退出を検知する。
本実施形態に係る進入側車両検知器11A及び退出側車両検知器12Aは、一般によく知られている透過式車両検知器とされるが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。即ち、他の実施形態に係る進入側車両検知器11Aは、反射式車両検知器であってもよい。
ナンバープレート認識装置11Bは、退出側車両検知器12Aによって車両Aの進入が検知された際、当該車両Aのナンバープレートを含む撮影画像を取得する。そして、ナンバープレート認識装置11Bは、取得した撮影画像に対し所定の画像解析処理を施し、撮影されたナンバープレートのナンバープレート情報、即ち、当該ナンバープレートに刻印された車両番号及び分類番号、当該ナンバープレートの大きさ、色などを取得する。
発進制御機12Bは、料金自動収受機10よりも車線Lの下流側(+X方向側)に設けられ、バーの昇降動作に基づく車線Lの開放及び閉塞を行う。発進制御機12Bは、例えば、退出側車両検知器12Aによって車両Aの退出が検知された場合に、次に進入した車両に備え、車線Lを閉塞するように制御される。また、発進制御機12Bは、料金自動収受機10を通じた料金収受処理が完了した場合に、車線Lを開放するように制御される。
ITVカメラ13は、車線Lの路側に設置された監視カメラであって、料金自動収受機10の前に停車した車両Aの車体全体を撮影可能なように設置されている。ITVカメラ13は、取得された映像(動画像)を、常時、監視盤20に送信する。
監視盤20は、車線Lを遠隔で監視するための装置である。監視盤20は、ITVカメラ13を通じて、各車線Lに停車する車両A及び料金自動収受機10周辺のリアルタイム映像を表示する。料金所事務所R内に待機する監視員は、監視盤20を通じて、遠隔で、料金所の車線Lを監視することができる。
また、本実施形態においては、監視盤20は、有料道路を利用する利用者の負担を軽減するための有料道路利用者支援装置として機能する。
監視盤20は、ITVカメラ13の映像等を表示するモニタ(後述するディスプレイ201)を有している。監視員は、当該モニタに表示されている映像を確認することで車線Lに停車する車両A及び料金自動収受機10周辺の状況を把握することができる。
また、監視盤20のモニタは、タッチセンサ(後述するタッチセンサ202)を具備し、監視員によるタッチ操作を受け付けることも可能とされる。例えば、監視員は、身障者手帳の記録内容を確認した結果、利用者が適正に身障者割引を受けることができると判断した場合、監視盤20へのタッチ操作により身障者割引を適用する操作を行う。
また、監視員は、車種判別装置11によって車種区分を一意に特定できなかった場合、ITVカメラ13の映像により到来した車両の車体形状等を目視確認する。そして、監視員は、監視盤20に対するタッチ操作により、目視確認に基づいた車種区分を指定する。
(料金収受システムの機能構成)
図2は、第1の実施形態に係る料金収受システムの機能構成を示す図である。
図2に示すように、料金自動収受機10は、カメラ100と、ディスプレイ101と、スピーカ102と、マイク103とを有している。なお、図2において、紙幣等の各種挿入口、身障者レバー、呼出ボタン等については図示を省略している。
カメラ100は、上述したように、身障者手帳の提示等に用いられる。また、本実施形態において、カメラ100は、料金収受処理を行う利用者の顔画像を取得可能なように設置されている。
ディスプレイ101は、到来した利用者に対し、料金収受処理に必要な手順(通行券、紙幣、カード等の挿入)の案内などを表示する。
スピーカ102及びマイク103は、料金所事務所Rに待機する監視員との通話の際に用いられる。
監視盤20は、CPU200と、ディスプレイ201と、タッチセンサ202と、スピーカ203と、マイク204と、記録媒体205とを備えている。
CPU200は、監視盤20の動作を司るプロセッサである。CPU200の各種機能については後述する。
ディスプレイ201は、上述したように、ITVカメラ13による映像や、料金自動収受機10のカメラ100の撮影画像等が表示されるモニタである。
タッチセンサ202は、上述したように、監視員による各種タッチ操作(身障者割引の適用、車種区分の指定等)を受け付ける。
スピーカ203及びマイク204は、料金自動収受機10で料金収受を行う利用者との通話の際に用いられる。
記録媒体205には、有料道路の料金所にて料金収受処理を行った利用者の過去の利用態様を示す利用履歴情報テーブル(後述)が記録されている。
本実施形態に係るCPU200は、所定のプログラムに基づいて動作することで、顔画像取得部2000、車種区分情報取得部2001、利用履歴情報取得部2002、支援処理部2003及び利用履歴記録処理部2004としての機能を発揮する。
顔画像取得部2000は、料金自動収受機10の料金収受用パネル10Aに設置されたカメラ100を通じて、当該料金自動収受機10に到来した利用者の顔画像を取得する。
車種区分情報取得部2001は、車種判別装置11を通じて、料金自動収受機10に到来した車両の車種区分を示す車種区分情報を取得する。
利用履歴情報取得部2002は、顔画像取得部2000が取得した顔画像によって特定される利用者の利用履歴情報を取得する。
支援処理部2003は、利用履歴情報取得部2002によって取得された利用履歴情報に基づいて、特別応対が必要な利用者を支援するための処理を行う。ここで、「特別応対」とは、健常者やスムーズな支払処理が可能な通常の利用者に対する応対とは異なる応対であって、料金自動収受機10に到来した利用者の特殊な事情や要求に対応するための、監視員による所定の確認作業、入力操作を意味する。「特別応対」の典型例としては、上述したような、身障者手帳の確認を通じた身障者割引の適用のための応対、車種不明であった場合に通行料金を確定させるための応対などである。また、聴覚障がい者に対して監視員側からテレビ電話を用いて話しかける、運転はできるが体の一部が不自由で支払いが困難な場合に車線に出向いてサポートする、等の応対も特別応対に含まれる。
支援処理部2003が行う具体的な処理については後述する。
利用履歴記録処理部2004は、利用者による料金収受処理が行われている際に取得された各種情報群を関連付けて記録媒体205に記録、蓄積し、利用履歴情報テーブルを作成する。具体的には、利用履歴記録処理部2004は、カメラ100を通じて取得された利用者の顔画像、ナンバープレート認識装置11Bを通じて取得された車両の車両番号、車種判別装置11を通じて取得(判別)された車種区分、及び、ITVカメラ13を通じて取得された車両画像を関連付けて記録媒体205に記録、蓄積する。また、利用履歴記録処理部2004は、更に、当該利用者の料金収受処理に係る利用態様を関連付けて記録、蓄積する。
(利用履歴情報テーブルの内容)
図3は、第1の実施形態に係る利用履歴情報テーブルの内容を示す図である。
図3は、記録媒体205に記録されている情報テーブルであって、利用履歴記録処理部2004が記録、蓄積して作成した利用履歴情報テーブルの内容を示している。
利用履歴情報テーブルには、有料道路を利用した利用者別に、当該利用者の利用履歴情報が記録されている。ここで、利用履歴情報とは、具体的には、「利用日時」、「顔画像」、「車両番号」、「車種区分」、「車両画像」、「身障者割引適用」、「身障者手帳有効期限日」及び「備考」の各種情報が関連付けられてなる情報群である。
「利用日時」は、利用者が有料道路を利用した(料金自動収受機10を用いて料金収受処理を行った)日時である。
「顔画像」は、料金自動収受機10を用いた料金収受処理の際に、カメラ100(図2)を通じて取得される利用者の顔画像である。利用履歴記録処理部2004は、顔画像取得部2000によって取得された顔画像を記録する。
「車両番号」は、ナンバープレート認識装置11Bを通じて取得される情報であって、利用者が搭乗する車両の車両番号を示す情報である。
「車種区分」は、車種判別装置11による車種区分の判別結果であって、利用者が搭乗する車両の車種区分を示す情報である。利用履歴記録処理部2004は、車種区分情報取得部2001によって取得された車種区分を記録する。なお、車種判別装置11によって車種区分を一意に特定できなかった場合、「車種区分」には、監視員による特別応対で指定された車種区分が記録される。
「車両画像」は、ITVカメラ13を通じて取得される画像であって、利用者が搭乗する車両の車体全体が撮影された画像である。
「身障者割引適用」は、利用者に対して身障者割引が適用されたか否かを示す情報である。利用履歴記録処理部2004は、当該利用者に対する特別応対にて、監視員が監視盤20に対し身障者割引を適用する操作を行った場合には、「身障者割引適用」を“あり”として記録する。また、利用履歴記録処理部2004は、後述する支援処理部2003の処理によって、監視員による特別応対を介さないで身障者割引が適用された場合も、「身障者割引適用」に“あり”と記録する。
「身障者手帳有効期限日」は、身障者である利用者が所持する身障者手帳の有効期限日を示す情報である。利用履歴記録処理部2004は、身障者手帳の記録内容を確認した監視員から、その身障者手帳の有効期限日の入力操作を受け付ける。そして、利用履歴記録処理部2004は、監視員から入力された当該情報を「身障者手帳有効期限日」に記録する。なお、他の実施形態においてはこの態様に限定されず、例えば、利用履歴記録処理部2004は、カメラ100を通じて取得された身障者手帳の撮影画像から自動的に当該身障者手帳の有効期限日を抽出し、その結果を「身障者手帳有効期限日」として記録してもよい。
「備考」は、各利用者の利用態様について更に特筆すべき事項を示す情報である。本実施形態に係る利用履歴情報テーブルにおいて、例えば、「備考」には、利用者が“聴覚障がい者”であることが記録される。利用履歴記録処理部2004は、特別応対を行った監視員から、その利用者について特筆すべき事項(利用者が“聴覚障がい者”であること)の入力操作を受け付ける。そして、利用履歴記録処理部2004は、監視員から入力された当該情報を「備考」に記録する。なお、他の実施形態においてはこの態様に限定されず、例えば、利用履歴記録処理部2004は、利用者と監視員との間のやり取りの内容(マイク204を通じて取得された音声データ等)に基づいて「利用者が“聴覚障がい者”であること」を自動判別し、自動的に「備考」に“聴覚障がい者”と記録してもよい。
(監視盤の処理フロー)
図4、図5は、それぞれ、第1の実施形態に係る監視盤の処理フローを示す第1の図、第2の図である。
以下、図4、図5を参照しながら、監視盤20の処理の流れについて詳細に説明する。
図4、図5に示す処理フローは、到来した利用者に対し、身障者割引の適用を受けるための手続きを支援してその負担を軽減するための処理フローである。監視盤20のCPU200は、進入側車両検知器11Aによって車線Lへの車両の進入が検知された時点から当該処理フローを開始する。
車線Lへの車両の進入が検知されると、CPU200の顔画像取得部2000は、料金自動収受機10のカメラ100を通じて、料金収受処理を行おうとする利用者の顔画像を取得する(ステップS01)。顔画像取得部2000は、カメラ100から取得される映像から利用者の顔画像を適切に抽出して取得する。なお、カメラ映像から利用者の顔画像を適切に抽出する手段については、既知の顔認識技術などが適用されてよい。
CPU200の利用履歴情報取得部2002は、ステップS01で取得された顔画像で特定される利用者と一致する(同一人物の)顔画像を含む利用履歴情報が、利用履歴情報テーブル(図3)に含まれているか否かを判定する(ステップS02)。なお、過去に取得された複数の顔画像の中から、新たに取得された顔画像と同じ(同一人物の)顔画像を抽出する手段については、既知の顔画像照合技術が適用されてよい。
ステップS01で取得された顔画像で特定される利用者と同一人物の顔画像を含む利用履歴情報がない場合(ステップS02:NO)、CPU200は、利用者の料金収受処理を支援する処理を終了し、通常の料金収受処理を行う。
他方、ステップS01で取得された顔画像に一致する顔画像を含む利用履歴情報がある場合(ステップS02:YES)、利用履歴情報取得部2002は、当該顔画像を含む利用履歴情報を取得する。
次に、CPU200の支援処理部2003は、ステップS02で取得された利用履歴情報の「身障者割引適用」を参照し、当該利用履歴情報に係る利用者が、過去に身障者割引の適用を受けたか否かを判定する(ステップS03)。
取得された利用履歴情報に係る利用者が、過去に身障者割引の適用を受けていない場合(ステップS03:NO)、CPU200は、利用者の料金収受処理を支援する処理を終了し、通常の料金収受処理を行う。
他方、取得された利用履歴情報に係る利用者が、過去に身障者割引の適用を受けていた場合(ステップS03:YES)、次に、支援処理部2003は、同利用履歴情報の「身障者手帳有効期限日」を参照し、現在日が身障者手帳の有効期限日以前か否かを判定する(ステップS04)。
現在日が身障者手帳の有効期限日以前ではなかった場合(ステップS04:NO)、支援処理部2003は、料金自動収受機10のディスプレイ101及びスピーカ102を通じて、所持している身障者手帳をカメラ100にかざして提示する旨のアナウンスを行う(ステップS06)。これにより、利用者は、料金自動収受機10の前に停車した段階で、身障者レバーの操作等を行うことなく、自動的に、身障者手帳をカメラ100の前にかざすべき旨のアナウンスを受けることになる。
支援処理部2003は、上記ステップS06の処理と同時に、監視盤20のスピーカ203等を通じて、監視員に対し、カメラ100を通じて取得される身障者手帳の映像を確認すべきことを通知する処理を行う(ステップS07)。これにより、監視員は、カメラ100の前に提示されている身障者手帳の有効期限日を、即座に、ディスプレイ201を通じて確認することができる。
ここで、図5を参照しながら、上述したステップS07の処理内容をより詳細に説明する。
図5に示すように、支援処理部2003は、まず、監視員に対し、利用者によって提示されている身障者手帳の内容(カメラ100による映像)を確認すべきことを通知する(ステップS11)。次に、支援処理部2003は、同利用履歴情報の「備考」を参照し、利用者が聴覚障がい者であるか否かを判定する(ステップS12)。
利用者が聴覚障がい者でない場合(ステップS12:NO)、支援処理部2003は、図4のステップS07の処理を終了する。
他方、利用者が聴覚障がい者であった場合(ステップS12:YES)、次に、支援処理部2003は、監視盤20のスピーカ203等を通じて、監視員に対し、更に、利用者が聴覚障がい者である旨を通知する(ステップS13)。
支援処理部2003は、ステップS13の処理と同時に、監視盤20のディスプレイ201、スピーカ203、マイク204、及び、料金自動収受機10のディスプレイ101、スピーカ102、マイク103を用いた通話機能(テレビ電話機能)を開始する(ステップS14)。これにより、監視員は、聴覚障がい者である利用者に対し、即座に、筆談等を介した適切なコミュニケーションを図ることができる。
図4に戻り、次に、CPU200は、監視員の操作に基づく処理を行う(ステップS08)。即ち、監視員は、カメラ100を通じて利用者から提示された身障者手帳の有効期限日が現在日以前であった(有効期限日が新たに更新されていた)場合には、身障者割引の適用操作を行う。また、この場合、利用履歴記録処理部2004は、監視員から、新たな有効期限日の入力操作を受け付けて、当該新たな有効期限日を含む利用履歴情報を記録、蓄積する。
なお、身障者手帳の提示がなかった場合等は、監視員は、利用者に対し、通常の通行料金を支払う旨の案内を行う。
また、現在日が身障者手帳の有効期限日以前であった場合(ステップS04:YES)、利用履歴記録処理部2004は、身障者手帳の提示を求める案内を行うことなく当該利用者に対し、自動的に身障者割引を適用する(ステップS05)。これにより、利用者は、料金自動収受機10の前に停車した段階で、身障者レバーの操作及び身障者手帳の提示を行うことなく、自動的に、身障者割引の適用を受けることになる。
(作用、効果)
以上の通り、第1の実施形態に係る監視盤20(有料道路利用者支援装置)は、有料道路の車線Lに設置されたカメラ(料金自動収受機10のカメラ100)を通じて、料金収受設備(料金自動収受機10)に到来した利用者の顔画像を取得する顔画像取得部2000を備えている。また、監視盤20は、顔画像によって特定された利用者の、有料道路の過去の利用態様を示す利用履歴情報を取得する利用履歴情報取得部2002を更に備えている。また、監視盤20は、利用履歴情報に基づいて、特別応対が必要な利用者を支援するための処理を行う支援処理部2003を更に備えている。
以上のような構成によれば、料金収受処理の際に特別応対が必要な利用者は、利用者本人に関連付けられる過去の利用態様(過去に身障者割引の適用に係る特別応対を受けたか否か)に基づいて、今回の料金収受処理について適切な支援を受けることができる。また、カメラ100を通じて得られた顔画像で判別されるため、利用者が特別な操作を行う必要がなく、1台の車両に複数人が搭乗する場合にもまとめて正確に判別できる。これにより、料金収受処理の特別応対時における利用者の負担を軽減することができる。
また、第1の実施形態に係る監視盤20によれば、支援処理部2003は、利用履歴情報取得部2002によって取得された利用履歴情報に基づいて、過去に、到来した利用者に身障者割引を適用したか否かを判定し、過去に身障者割引を適用していた場合には、その利用者に対し身障者手帳の提示を求める案内を行う(図4のステップS03、S06参照)。
このような構成によれば、身障者である利用者は、料金自動収受機10の前に停車した段階で、身障者レバーの操作を行うことなく、自動的に、身障者手帳をカメラ100の前にかざすべき旨のアナウンスを受けることができる。
また、第1の実施形態に係る監視盤20によれば、支援処理部2003は、更に、利用履歴情報に基づいて、現在日が、利用者が有する身障者手帳の有効期限日以前であるか否かを判定する。そして、支援処理部2003は、過去に身障者割引を適用していた場合であって、かつ、現在日が前記有効期限日以前である場合には、身障者手帳の提示を求める案内を行うことなく身障者割引を適用する(図4のステップS04、S05参照)。
このような構成によれば、利用者は、料金自動収受機10の前に停車した段階で、身障者レバーの操作及び身障者手帳の提示を行うことなく、自動的に、身障者割引の適用を受けることができる。
また、第1の実施形態に係る監視盤20によれば、支援処理部2003は、利用履歴情報に基づいて、到来した利用者が聴覚障がい者か否かを判定し、当該利用者が聴覚障がい者であった場合には、その旨を監視員に通知する。
このような構成によれば、監視員は、到来した利用者が聴覚障がい者であることを直ちに把握することができ、聴覚障がい者に対する円滑なサポートを行うことができる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態に係る料金収受システムについて、図6、図7を参照しながら説明する。第2の実施形態に係る料金収受システムは、第1の実施形態と同様の構成(図1、図2)を有するため、図示を省略する。
(監視盤の処理フロー)
図6は、第2の実施形態に係る監視盤の処理フローを示す図である。
図7は、第2の実施形態に係る監視盤の処理を説明するための図である。
以下、図6、図7を参照しながら、第2の実施形態に係る監視盤20の処理の流れについて詳細に説明する。
図6に示す処理フローは、車種区分が自動的に判別されなかった利用者に対し、料金収受処理を支援してその負担を軽減するための処理フローである。監視盤20のCPU200は、進入側車両検知器11Aによって車線Lへの車両の進入が検知された時点から当該処理フローを開始する。
車線Lへの車両の進入が検知されると、CPU200の車種区分情報取得部2001は、車種判別装置11を通じて、到来した車両の車種区分を示す車種区分情報を取得する(ステップS21)。
続いて、CPU200の顔画像取得部2000は、料金自動収受機10のカメラ100を通じて、利用者の顔画像を取得する(ステップS22)。
CPU200の利用履歴情報取得部2002は、ステップS22で取得された顔画像で特定される利用者と同一人物の顔画像を含む利用履歴情報が、利用履歴情報テーブル(図3)に含まれているか否かを判定する(ステップS23)。
ステップS22で取得された顔画像で特定される利用者と同一人物の顔画像を含む利用履歴情報がない場合(ステップS23:NO)、CPU200は、利用者の料金収受処理を支援する処理を終了し、通常の料金収受処理を行う。
他方、ステップS01で取得された顔画像で特定される利用者と同一人物の顔画像を含む利用履歴情報がある場合(ステップS23:YES)、利用履歴情報取得部2002は、当該顔画像を含む利用履歴情報を取得する。
続いて、CPU200の支援処理部2003は、ステップS21で取得された車種区分情報が“車種不明”(一意に特定されていない状態)を示しているか否かを判定する(ステップS24)。
ステップS21で取得された車種区分情報が“車種不明”を示していない場合(ステップS24:NO)、CPU200は、利用者の料金収受処理を支援する処理を終了し、通常の料金収受処理を行う。
他方、ステップS21で取得された車種区分情報が“車種不明”を示している場合(ステップS24:YES)、次に、支援処理部2003は、ステップS23で取得された利用履歴情報の「車種区分」と「車両画像」との関係を抽出する(ステップS25)。
なお、車種判別装置11による判別結果が“車種不明”となる要因としては、例えば、ナンバープレートに泥などの付着物があったため、ナンバープレート認識装置11Bが分類番号等を正しく識別できなかった場合等が考えられる。なお、この場合は、支援処理部2003及び利用履歴記録処理部2004は、当該車両の車両番号も取得することができない。
ここで、図7を参照しながら、上述したステップS25の処理内容をより詳細に説明する。
今回取得された顔画像で特定される利用者が、利用履歴情報テーブル(図3)における顔画像F2で特定される利用者と同一人物であったとする。この場合、図7に示すように、利用履歴情報取得部2002は、顔画像F2で特定される利用者の利用履歴情報を全て取得する。
そして、支援処理部2003は、取得された利用履歴情報に記録されている「車種区分」と「車両画像」との関係を抽出する。例えば、図7に示す例の場合、支援処理部2003は、“大型車”なる車種区分と車両画像G1との関係、及び、“普通車”なる車種区分と車両画像G2との関係を抽出する。
図6に戻り、支援処理部2003は、ステップS25で抽出された関係(図7に示す2種類の関係)に基づいて、今回取得した車両画像に関連する車種区分を特定する(ステップS26)。例えば、今回取得された車両画像が車両画像G1(図7)に類似するものであった場合、支援処理部2003は、今回到来した車両の車種区分が“大型車”であるものと特定して、通行料金を確定する。また、今回取得された車両画像が車両画像G2(図7)に類似するものであった場合、支援処理部2003は、今回到来した車両の車種区分が“普通車”であるもの特定して、通行料金を確定する。
なお、今回取得された車両画像がステップS25で抽出した関係の何れにも適合しない場合、又は、「車種区分」と「車両画像」との関係が一つも抽出されなかった場合は、支援処理部2003は、監視員に対し、到来した車両の車種区分を目視確認で特定すべき旨の通知を行ってもよい。
(作用、効果)
以上の通り、第2の実施形態に係る監視盤20によれば、支援処理部2003は、車種区分情報取得部2001によって取得された車種区分情報に基づいて到来した車両の車種区分を一意に特定できなかった場合、利用履歴情報に基づいて過去に利用者が搭乗していた車両の車種区分とその車両画像との関係を抽出する。そして、支援処理部2003は、抽出した当該関係と今回取得した車両画像とに基づいて到来した車両の車種区分を一意に特定する。
このような構成によれば、車種判別装置11によって自動的に車両の車種区分が一意に特定されなかった場合であっても、一人の利用者について過去に特定された車種区分とその車両画像との関係)に基づいて、精度良く、車種区分を一意に特定することができる。したがって、利用者は、監視員による特別応対を要さなくとも、搭乗する車両の車種区分に応じた料金収受処理を行うことができる。
なお、第2の実施形態に係る支援処理部2003は、図6のステップS25において、利用履歴情報に記録される「車種区分」と「車両画像」との関係を抽出するものとして説明した。しかし、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。例えば、車種判別装置11が到来した車両の車種区分を一意に特定できなかったとしても、ナンバープレート認識装置11Bによって当該車両の車両番号を読み取ることができる場合も想定される。この場合には、支援処理部2003は、図6のステップS25において、ある利用者の利用履歴情報に記録される「車種区分」と「車両番号」との関係を抽出してもよい。これにより、支援処理部2003は、ステップS25で抽出された過去の「車種区分」と「車両番号」との関係に基づいて、今回取得された車両番号に関連する車種区分を特定することができる。
<各種変形例>
以上、第1、第2の実施形態に係る料金収受システム1及び監視盤20について詳細に説明したが、料金収受システム1及び監視盤20の具体的な態様は、上述のものに限定されることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を加えることは可能である。
例えば、第1、第2の実施形態に係る監視盤20は、到来した利用者の顔画像と一致する(同一人物の)顔画像を含む利用履歴情報が記録されていない場合は、利用者の料金収受処理を支援する処理を終了するものとして説明した。しかし、他の実施形態に係る監視盤20は、この態様に限定されない。
(変形例に係る監視盤の処理フロー)
図8は、第1、第2の実施形態の変形例に係る監視盤の処理フローを示す図である。
図8に示すように、第1、第2の実施形態の変形例に係るCPU200の顔画像取得部2000(監視盤20)は、料金自動収受機10のカメラ100を通じて、利用者の顔画像を取得する(ステップS31)。
次に、CPU200の利用履歴情報取得部2002は、ステップS31で取得された顔画像で特定される利用者と同一人物の顔画像を含む利用履歴情報が、利用履歴情報テーブル(図3)に含まれているか否かを判定する(ステップS32)。
ステップS31で取得された顔画像で特定される利用者と同一人物の顔画像を含む利用履歴情報がある場合(ステップS32:YES)、CPU200は、例えば、第1、第2の実施形態で説明したような、利用者の料金収受処理を支援するための処理を行う。
他方、ステップS01で取得された顔画像に一致する顔画像を含む利用履歴情報がなかった場合(ステップS32:NO)、当該利用者が、料金所に初めて訪れる利用者であると判断し、支援処理部2003は、料金自動収受機10のディスプレイ101、スピーカ102等を通じて、当該利用者に対し、料金所が存在する位置(現在地)に関連する周辺案内情報を提示する(ステップS33)。
ここで、周辺案内情報とは、当該料金所の周辺にある施設等に関する情報であって、この料金所を通過した他の利用者(観光客)が良く訪れる観光スポットや商業施設、駐車場の位置及びその空き状況などである。
(作用、効果)
以上の通り、変形例に係る監視盤20によれば、支援処理部2003は、顔画像によって特定された利用者の利用履歴情報が取得されなかった場合に、当該利用者に対し、周辺案内情報を提示する。
このような構成によれば、料金所に初めて訪れる利用者に対し、自動的に、周辺案内情報を提供することができる。
(変形例に係る料金収受システムの処理フロー)
図9は、第1、第2の実施形態の変形例に係る料金収受システムの構成を示す図である。
第1、第2の実施形態に係る料金収受システム1は、各料金所にそれぞれ独立して設置され、かつ、当該設置された一つの料金所を通過する利用者の利用履歴情報のみを監視盤20(記録媒体205)に蓄積する態様として説明した。しかし、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。
図9に示すように、第1、第2の実施形態の変形例に係る料金収受システム1は、上位サーバ3を更に備えている。
上位サーバ3は、複数の料金所T1、T2、T3、・・のそれぞれの料金所事務所に設置されている監視盤20(記録媒体205)に記録、蓄積される利用履歴情報テーブルを更に集約する。即ち、上位サーバ3には、有料道路の複数の料金所T1、T2、T3、・・を通過する全ての利用者の利用履歴情報が集約される。
このような態様とすることで、ある一つの料金所(例えば、料金所T1)を通過したことがある利用者が、別の料金所(例えば、料金所T2)を初めて通過しようとする場合において、料金所T1で記録された過去の利用態様(利用履歴情報)に基づいて、料金収受処理の特別応対時における支援を受けることができる。
なお、上述の各実施形態においては、上述した監視盤20の各種処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって上記各種処理が行われる。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。更に、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、他の実施形態においては、第1、第2の実施形態(及びその変形例)で説明した監視盤20のCPU200が有する各機能(顔画像取得部2000、車種区分情報取得部2001、利用履歴情報取得部2002、支援処理部2003及び利用履歴記録処理部2004)の一部を、ネットワークで接続された他のコンピュータが具備する態様であってもよい。特に、第1、第2の実施形態(及びその変形例)で説明した監視盤20のCPU200の各処理の一部が料金自動収受機10のCPUによって実行される態様であってもよい。
以上のとおり、本発明に係るいくつかの実施形態を説明したが、これら全ての実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 料金収受システム
10 料金自動収受機
10A 料金収受用パネル
100 カメラ
101 ディスプレイ
102 スピーカ
103 マイク
11 車種判別装置
11A 進入側車両検知器
11B ナンバープレート認識装置
12A 退出側車両検知器
12B 発進制御機
20 監視盤
200 CPU
2000 顔画像取得部
2001 車種区分情報取得部
2002 利用履歴情報取得部
2003 支援処理部
2004 利用履歴記録処理部
201 ディスプレイ
202 タッチセンサ
203 スピーカ
204 マイク
205 記録媒体
3 上位サーバ
L 車線
I アイランド
R 料金所事務所
A 車両

Claims (7)

  1. 有料道路の車線に設置されたカメラを通じて、料金収受設備に到来した利用者の顔画像を取得する顔画像取得部と、
    前記顔画像によって特定された利用者の、前記有料道路の過去の利用態様を示す利用履歴情報を取得する利用履歴情報取得部と、
    前記利用履歴情報に基づいて、通常の利用者に対する応対とは異なる特別応対が必要な利用者を支援するための処理を行う支援処理部と、
    を備え
    前記支援処理部は、
    前記利用履歴情報に基づいて、過去に身体障がい者割引を適用したか否かを判定し、
    過去に身体障がい者割引を適用していた場合には、さらに、前記利用履歴情報に基づいて、現在日が、前記利用者が有する身体障がい者手帳の有効期限日以前であるか否かを判定し、
    現在日が前記有効期限日以前である場合には、身体障がい者手帳の提示を求める案内を行うことなく身体障がい者割引を適用する、
    有料道路利用者支援装置。
  2. 現在日が前記有効期限日以前ではない場合には、
    前記利用者に対し身体障がい者手帳の提示を求める案内を行う、
    請求項1に記載の有料道路利用者支援装置。
  3. 前記支援処理部は、
    前記利用履歴情報に基づいて、前記利用者が聴覚障がい者か否かを判定し、前記利用者が聴覚障がい者であった場合には、その旨を監視員に通知する
    請求項1又は請求項2に記載の有料道路利用者支援装置。
  4. 有料道路の車線に設置されたカメラを通じて、料金収受設備に到来した利用者の顔画像を取得する顔画像取得部と、
    前記顔画像によって特定された利用者の、前記有料道路の過去の利用態様を示す利用履歴情報を取得する利用履歴情報取得部と、
    前記利用履歴情報に基づいて、通常の利用者に対する応対とは異なる特別応対が必要な利用者を支援するための処理を行う支援処理部と、
    有料道路の車線に設置された車種判別装置を通じて、前記料金収受設備に到来した車両の車種区分を示す車種区分情報を取得する車種区分情報取得部と、
    前記有料道路の車線に設置されたカメラを通じて、前記料金収受設備に到来した車両の車両画像又は車両番号を取得する手段と、を備え、
    前記支援処理部は、
    前記車種区分情報に基づいて前記車両の車種区分を一意に特定できなかった場合、前記利用履歴情報に基づいて過去に前記利用者が搭乗していた車両の車種区分とその車両画像又は車両番号との関係を抽出し、抽出した当該関係と今回取得した車両画像又は車両番号とに基づいて前記車両の車種区分を一意に特定する
    有料道路利用者支援装置。
  5. 前記支援処理部は、
    前記顔画像によって特定された利用者の利用履歴情報が取得されなかった場合に、当該利用者に対し、周辺案内情報を提示する
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の有料道路利用者支援装置。
  6. 有料道路利用者支援装置の顔画像取得部が、有料道路の車線に設置されたカメラを通じて、料金収受設備に到来した利用者の顔画像を取得するステップと、
    前記有料道路利用者支援装置の利用履歴情報取得部が、前記顔画像によって特定された利用者の、前記有料道路の過去の利用態様を示す利用履歴情報を取得するステップと、
    前記有料道路利用者支援装置の支援処理部が、前記利用履歴情報に基づいて、通常の利用者に対する応対とは異なる特別応対が必要な当該利用者を支援するための処理を行うステップと、
    を有し、
    前記支援するための処理を行うステップでは、
    前記利用履歴情報に基づいて、過去に身体障がい者割引を適用したか否かを判定し、
    過去に身体障がい者割引を適用していた場合には、さらに、前記利用履歴情報に基づいて、現在日が、前記利用者が有する身体障がい者手帳の有効期限日以前であるか否かを判定し、
    現在日が前記有効期限日以前である場合には、身体障がい者手帳の提示を求める案内を行うことなく身体障がい者割引を適用する、
    有料道路利用者支援方法。
  7. コンピュータを、
    有料道路の車線に設置されたカメラを通じて、料金収受設備に到来した利用者の顔画像を取得する顔画像取得部、
    前記顔画像によって特定された利用者の、前記有料道路の過去の利用態様を示す利用履歴情報を取得する利用履歴情報取得部、
    前記利用履歴情報に基づいて、通常の利用者に対する応対とは異なる特別応対が必要な利用者を支援するための処理を行う支援処理部、
    として機能させ、
    前記支援処理部は、
    前記利用履歴情報に基づいて、過去に身体障がい者割引を適用したか否かを判定し、
    過去に身体障がい者割引を適用していた場合には、さらに、前記利用履歴情報に基づいて、現在日が、前記利用者が有する身体障がい者手帳の有効期限日以前であるか否かを判定し、
    現在日が前記有効期限日以前である場合には、身体障がい者手帳の提示を求める案内を行うことなく身体障がい者割引を適用する、
    プログラム。
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