JP7064360B2 - 端末装置、料金機械、料金収受システム、料金収受方法、及びプログラム - Google Patents

端末装置、料金機械、料金収受システム、料金収受方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、端末装置、料金機械、料金収受システム、料金収受方法、及びプログラムに関する。
有料道路の料金所には、利用者から利用料金を自動的に収受する料金自動収受機が設けられている場合がある。料金自動収受機は、利用者が搭乗する車両が到来すると、利用者に対し、利用料金の金額、料金自動収受機の操作方法等の案内情報を文字、画像、及び音声により出力する。これにより、利用者は、料金自動収受機の操作方法が分からない場合であっても、案内情報を視聴することにより、利用料金の支払いを行うことができる。
なお、利用者は、料金自動収受機の呼出ボタン又は呼出レバーを操作して係員を呼び出し、インターフォンを介して利用料金の金額、操作方法等を確認しながら利用料金の支払いを行うようにしてもよい。
また、割引(例えば障がい者割引、被災者の無料措置等)の適用を希望する場、利用者は、呼出ボタン又は呼出レバーを操作して係員を呼び出した後、インターフォン及びカメラを介して係員への割引適用の要求と証明書の提示等を行う必要がある(例えば、特許文献1を参照)。
特開2014-154111号公報
料金自動収受機の操作に不慣れな利用者が案内情報又は係員の説明を聞いてから利用料金の支払いを行うと、利用料金の支払いに要する時間(サービスタイム)が長くなる。また、利用者が割引の適用を受ける場合も、係員の呼出し及び証明書の確認等に時間がかかるため、サービスタイムが長時間化する。このようなサービスタイムの長時間化は、利用者にストレスを感じさせる可能性がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、有料道路の料金収受処理におけるサービスタイムを短縮することができる端末装置、料金機械、料金収受システム、料金収受方法、及びプログラムを提供する。
上記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用している。
本発明の第1の態様によれば、端末装置(2)は、有料道路の利用の都度、利用者が利用料金を支払う前に、当該利用者が搭乗する車両を特定可能な車両特定情報と、当該利用者が選択した支払いの態様を示す支払予定情報とを受け付ける受付処理部(200)と、前記車両特定情報と、前記支払予定情報とを関連付けた登録情報を上位装置(3)に送信する登録情報送信部(201)と、を備える。
このようにすることで、端末装置は、利用者が料金所に到来して利用料金の支払いを行う前に、利用者がどのような支払いの態様を望むかを、上位装置を介して料金機械に事前に伝達することができる。これにより、利用者が料金所に到来した際に、料金機械、又は料金機械を使用して料金収受処理を行う係員に対して当該利用者が希望する支払いの態様を伝達する操作、会話等を省略することが可能となる。この結果、有料道路の料金収受処理におけるサービスタイムを短縮することができる。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様に係る端末装置(2)は、前記利用者が前記有料道路の料金所に到来した際に、当該料金所に設けられた料金機械から、前記支払予定情報に基づく前記利用料金の収受処理結果を受信する情報受信部(202)と、前記収受処理結果を表示する表示部(21)と、を更に備える。
このようにすることで、端末装置は、料金機械から収受処理結果を受信して表示部に表示することにより、利用者が希望する支払いの態様に応じた料金収受処理が正しく行われたか否かを利用者に通知することができる。
本発明の第3の態様によれば、第2の態様に係る端末装置(2)において、前記登録情報には、前記有料道路からの退出予定位置を示す出口情報が含まれ、前記情報受信部(202)は、前記上位装置(3)から前記出口情報に関連付けられた周辺情報を更に受信し、前記表示部(21)は、前記周辺情報を更に表示する。
このようにすることで、端末装置は、利用者の目的地又は立寄地の近傍に設定される可能性が高い退出予定位置の周辺情報を表示することにより、利用者に対し有用性の高い情報を提供することが可能となる。
本発明の第4の態様によれば、有料道路の料金所に設置され、利用者から利用料金を収受する際に用いられる料金機械(12)は、前記有料道路の利用の都度、前記利用者が前記利用料金を支払う前に、当該利用者が搭乗する車両を特定可能な車両特定情報と、当該利用者が選択した支払いの態様を示す支払予定情報とを関連付けた登録情報を受信する登録情報受信部(120A)と、前記車両特定情報で特定される車両が前記料金所へ到来したことを検出する登録車両検出部(120B)と、検出された前記車両の前記車両特定情報と関連付けられた前記支払予定情報に基づいて、前記利用者に対する支援処理を実行する支援処理部(120D)と、を備える。
このようにすることで、料金機械は、利用者が料金所に到来した際に、支払予定情報に基づく支援処理を実行することにより、当該利用者が希望する支払いの態様を料金機械、又は料金機械を使用して料金収受処理を行う係員に対して伝達する操作、会話等を省略することができる。この結果、有料道路の料金収受処理におけるサービスタイムを短縮することができる。
本発明の第5の態様によれば、第5の態様に係る料金機械(12)において、前記支払予定情報には、前記利用料金の支払方法が含まれ、前記支援処理部(120D)は、前記支払方法に応じた支援処理を実行する。
このようにすることで、料金機械は、利用者が料金所に到達した際に料金機械を操作して、又は、係員と会話して支払方法を伝達する手続きを省略することができるので、有料道路の料金収受処理におけるサービスタイムを短縮することができる。
本発明の第6の態様によれば、第5の態様に係る料金機械(12)は、前記利用料金の支払いに関する案内情報を前記利用者に対し出力する出力装置(121A、121B)を更に備え、前記支援処理部(120D)は前記支払方法に応じた案内情報の出力を前記出力装置(121A、121B)に指示する。
従来の料金機械は、利用者がどのような支払方法を希望してもよいように、全ての支払方法に関する案内情報を出力装置に出力させていた。このため、例えば料金機械の操作に不慣れな利用者は、希望する支払方法に関する案内情報の出力が完了するまで、操作を待たなければならなかった。しかしながら、上述の態様に係る料金機械は、事前に登録された支払方法に応じた案内情報を出力装置に出力させるので、利用者が必要な案内情報のみを迅速に提供することができる。これにより、料金機械は、料金収受処理におけるサービスタイムを更に短縮することができる。
本発明の第7の態様によれば、第4から第6の何れか一の態様に係る料金機械(12)において、前記支払予定情報には、前記利用料金の割引適用の有無を示すが含まれ、前記支援処理部(120D)は、前記支払予定情報に割引適用があることを示す情報が含まれる場合、前記料金所の係員に確認を促す通知を出力する。
従来の料金機械では、利用者は、呼出ボタン又は呼出レバーを操作して係員を呼び出した後、割引の適用を希望することを係員に伝える必要があった。しかしながら、上述の態様に係る料金機械は、支払予定情報に割引の適用があることを示す情報が含まれる場合、利用者の操作を要さずに、利用者が割引の適用を希望していることを係員に伝達することができる。これにより、利用者が料金所に到来すると、即座に証明書の確認等の処理を開始できるので、料金収受処理におけるサービスタイムを更に短縮することができる。
本発明の第8の態様によれば、第4から第7の何れか一の態様に係る料金機械(12)は、前記利用料金の領収書を発行する領収書発行部(121E)を更に備え、前記支援処理部(120D)は、前記支払予定情報に前記領収書の発行を要求する情報が含まれている場合、前記領収書発行部(121E)に前記領収書の発行を指示する。
従来の料金機械では、利用者は、領収書が必要な場合は領収書発行ボタンを操作するか、係員に領収書の発行を依頼する必要があった。しかしながら、上述の態様に係る料金機械は、支払予定情報に領収書の発行を要求する情報が含まれる場合、利用者からの操作又は依頼を待つことなく領収書の発行を実行することができる。これにより、領収書の要否に係る操作等を省略して、料金収受処理におけるサービスタイムを更に短縮することができる。
本発明の第9の態様によれば、料金収受システム(1)は、第1から第3の何れか一の態様に係る端末装置(2)と、前記上位装置であるサーバ(3)と、第4から第8の何れか一の態様に係る料金機械(12)と、を備える。
本発明の第10の態様によれば、料金収受方法は、有料道路の利用の都度、利用者が利用料金を支払う前に、当該利用者が搭乗する車両を特定可能な車両特定情報と、当該利用者が選択した支払いの態様を示す支払予定情報とを受け付けるステップと、前記車両特定情報と、前記支払予定情報とを関連付けた登録情報の登録を上位装置(3)に要求するステップと、前記車両特定情報で特定される車両が前記有料道路の料金所へ到来したことを検出するステップと、検出された前記車両の前記車両特定情報と関連付けられた前記支払予定情報に基づいて、前記利用者に対する支援処理を実行するステップと、を有する。
本発明の第11の態様によれば、有料道路の利用者が所持する端末装置(2)のコンピュータを機能させるプログラムは、前記コンピュータに、前記有料道路の利用の都度、前記利用者が利用料金を支払う前に、当該利用者が搭乗する車両を特定可能な車両特定情報と、当該利用者が選択した支払いの態様を示す支払予定情報とを受け付けるステップと、前記車両特定情報と、前記支払予定情報とを関連付けた登録情報を上位装置(3)に送信するステップと、を実行させる。
本発明の第12の態様によれば、有料道路の料金所に設置され、利用者から利用料金を収受する際に用いられる料金機械(12)のコンピュータを機能させるプログラムは、前記コンピュータに、前記有料道路の利用の都度、前記利用者が前記利用料金を支払う前に、当該利用者が搭乗する車両を特定可能な車両特定情報と、当該利用者が選択した支払いの態様を示す支払予定情報とを関連付けた登録情報を受信するステップと、前記車両特定情報で特定される車両が前記料金所へ到来したことを検出するステップと、検出された前記車両の前記車両特定情報と関連付けられた前記支払予定情報に基づいて、前記利用者に対する支援処理を実行するステップと、を実行させる。
上述の態様に係る端末装置、料金機械、料金収受システム、料金収受方法、及びプログラムによれば、有料道路の料金収受処理におけるサービスタイムを短縮することができる。
本発明の一実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る端末装置の機能構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る端末装置の機能を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る登録情報の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るサーバの機能構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る料金自動収受機の機能構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る料金収受システムの処理の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る支援処理の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る端末装置、サーバ、料金自動収受機のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る料金収受システム1について、図1~図9を参照しながら説明する。
(全体構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す概略図である。
料金収受システム1は、有料道路を走行する車両から所定の利用料金を収受するためのシステムである。また、本実施形態に係る料金収受システム1は、後述の「登録情報D3(図4)」を予め登録した利用者に対し、料金収受における操作及び処理を短縮化するための支援処理を行う。
図1に示すように、本実施形態に係る料金収受システム1は、料金収受設備10と、端末装置2と、サーバ3と、監視盤4とを備えている。
料金収受設備10は、有料道路の複数の料金所それぞれに設けられた装置群である。なお、本実施形態では、料金収受設備10は有料道路の出口料金所に設けられており、車両の走行距離に応じた利用料金を収受する例について説明するが、これに限られることはない。他の実施形態では、料金収受設備10は入口料金所に設けられていてもよい。
図1に示すように、出口料金所に到来した車両は、有料道路から退出する際、有料道路側から一般道路側へと通じる料金所車線(以下、「車線L」と称する)を走行する。車線Lの幅方向の少なくとも一方側には、車線Lに沿ってアイランドIが敷設されており、料金収受設備10を構成する各種機器が設置されている。
なお、以下の説明では、車線Lが延在する方向(図1における±X方向)を「車線方向」とも記載し、また、車線方向に水平に直交する方向(図1における±Y方向)を「車線幅方向」とも記載する。また、車線Lの車線方向における高速道路側(図1における-X方向側)を車線Lの「上流側」、又は、車両の「進行方向手前側」とも記載する。また、車線Lの車線方向における一般道路側(図1における+X方向側)を車線Lの「下流側」、又は、車両の「進行方向奥側」とも記載する。
料金収受設備10は、車種判別装置11と、料金自動収受機12(料金機械)と、発進制御機13と、発進検知器14と、監視カメラ15とを備えている。
車種判別装置11は、車線Lの最も上流側(-X側)に設けられ、車線Lを走行する車両の車両特徴情報を取得するとともに、取得した車両特徴情報に基づいて車両の車種区分を判別する。
車種判別装置11は、車両検知器11A、踏板11B、ナンバープレート読取装置11C、車高検知器11D、車長検知器11E等のセンサを有している。車両検知器11Aは、例えば透過式車両検知器であり、車線Lの所定の位置における車両の存在の有無を検知する。踏板11Bは、車両のタイヤによる踏み付けを検知して、車両の車軸数及び車幅(トレッド幅)を検知する。ナンバープレート読取装置11Cは、車両検知器11Aが車両の存在を検知すると、車両のナンバープレートを含む画像を撮影し、当該画像に所定の画像処理を施してナンバープレート情報(ナンバープレートのサイズ及び色、ナンバープレート上に表記されている分類番号及び車両番号を含む)を読み取る。車高検知器11D及び車長検知器11Eは、車両の車高及び車長を計測する。
車両特徴情報とは、車両の外観上、構造上の特徴に基づく種々の情報である。車種判別装置11は、各センサから出力された車両の車高、車長、車幅、車軸数、ナンバープレート情報等の情報を車両特徴情報として取得する。
車種区分とは、車両特徴情報が示す車両の大きさ、車軸数等に応じて車両を分類するための情報である。車種区分は、例えば「軽自動車」、「普通車」、「大型車」等の複数種類に分類される。なお、車種区分は、有料道路別に異なる分類が設定されていてもよい。
料金自動収受機12は、車種判別装置11よりも車線方向の下流側(+X側)のアイランドI上に設けられ、車両から有料道路の利用料金を収受する際に用いられる料金機械である。
料金自動収受機12は、車線Lを向く面に、料金収受処理に係る利用者の操作を受け付ける操作パネル121を有している。操作パネル121には、例えば通行券挿入口、カード挿入口、紙幣挿入口、硬貨投入口、釣銭排出口、領収書発行ボタン、呼出ボタン、身障者レバー等が設けられている。
利用者が入口料金所で発行された通行券を通行券挿入口に挿入すると、料金自動収受機12は、通行券に記録された情報と、車種判別装置11が判別した車両の車種区分とに基づいて利用料金を算出する。そして、料金自動収受機12は、利用者からクレジットカード又は現金(紙幣及び硬貨)による利用料金の支払いを受け付けて、必要に応じて釣銭を払い出す収受処理を行う。
また、利用者が割引(障がい者割引等)の適用を希望する場合、呼出ボタンまたは身障者レバーを操作して係員を呼び出すとともに、料金自動収受機12に設けられたカメラ(後述のカメラ121C)に証明書を提示する。そうすると、係員は、カメラにより撮影された映像を介して、証明書の内容(本人の顔写真、有効期限、割引適用対象となる車両の車両番号等)を確認することができる。更に、利用者は、料金自動収受機12の操作が分からない場合、又は料金自動収受機12に問題が生じた場合、呼出ボタンを操作して係員を呼び出すようにしてもよい。例えば、車種判別装置11により車種区分が判別できなかった等の理由により、料金自動収受機12は利用料金の収受処理を開始することができない場合がある。この場合、利用者は、呼出ボタンを操作して係員を呼び出し、問題の解消を求める。
発進制御機13は、料金自動収受機12よりも車線方向の下流側(+X側)に設けられ、ゲートの開放動作及び閉塞動作を実施する。発進制御機13は、例えば、利用者が搭乗する車両を、利用料金の収受処理が完了するまで発進させないようにする等の目的で設けられている。
発進検知器14は、発進制御機13よりも車線方向の下流側(+X側)に設けられ、車両が車線Lから退出したか否かを検出する。例えば、料金自動収受機12は、発進検知器14が車両の退出を検出した後に、発進制御機13に閉指令を出力してゲートの閉塞動作を実行させる。
監視カメラ15は、料金自動収受機12よりも車線方向の下流側(+X側)に設けられ、料金自動収受機12の前に停車した車両を撮影可能なように設置されている。
端末装置2は、有料道路の利用者が所持するスマートフォン、タブレット等の携帯端末である。本実施形態に係る端末装置2には、有料道路の利用の都度、利用料金を支払う前に、利用者が搭乗する車両(登録車両A)を特定可能な「車両特定情報」と、利用者が選択した支払いの態様を示す「支払予定情報」とを関連付けた「登録情報D3(図4)」をサーバ3に送信(登録)するためのアプリケーションが予めインストールされている。
「登録情報D3」の詳細については後述する。
また、以降の説明において、「登録情報D3」により特定される車両のことを「登録車両A」とも記載する。
サーバ3(上位装置)は、端末装置2から登録情報の登録を受け付けるとともに、登録情報を料金自動収受機12に配信する。
監視盤4は、出口料金所から離れた場所にある料金所事務所において、係員が車線Lを監視するために用いる装置である。監視盤4は、不図示のモニタ、スピーカ、マイク、操作部等を有している。モニタには、料金自動収受機12のカメラ及び監視カメラ15により撮影された映像が表示される。係員は、モニタに表示された車両、利用者の顔、及び証明書等を目視確認し、操作部を介して割引を適用する操作、料金自動収受機12の問題を解消する操作を行う。
なお、図1には、出口料金所が一つの車線Lのみを有している例が示されているが、これに限られることはない。他の実施形態では、出口料金所は複数の車線Lを有していてもよい。この場合、料金収受設備10は、複数の車線Lそれぞれに設けられる。また、このとき、複数の車線Lそれぞれに対し監視盤4が一台ずつ設けられてもよいし、複数の車線Lを一台の監視盤4により同時に監視できるようにしてもよい。
また、図1には、サーバ3と監視盤4が異なる場所に設置されている例が示されているが、これに限られることはない。サーバ3は、監視盤4と同様に料金所事務所内に設置されていてもよい。
(端末装置の機能構成)
図2は、本発明の一実施形態に係る端末装置の機能構成を示す図である。
図2に示すように、端末装置2は、CPU20と、タッチパネル21(表示部)と、記録媒体22とを備えている。
タッチパネル21は、タッチセンサを有するディスプレイであって、利用者の操作を受け付けるとともに、利用者に対し各種情報の表示を行う表示部として機能する。
CPU20は、端末装置2の動作全体の制御を司るプロセッサである。CPU20は、所定のプログラムに従って動作することにより、受付処理部200、登録要求部(登録情報送信部)201、及び情報受信部202として機能する。
受付処理部200は、有料道路の利用の都度、利用者が利用料金を支払う前に、当該利用者が搭乗する車両(登録車両A)を特定可能な「車両特定情報D1(図3)」と、当該利用者が選択した支払いの態様を示す「支払予定情報D2(図3)」とを受け付ける。
図3は、本発明の一実施形態に係る端末装置の機能を説明するための図である。
図3に示すように、受付処理部200は、少なくとも「車両特定情報D1」及び「支払予定情報D2」の入力操作を受け付けるための入力画面をタッチパネル21に表示し、利用者による入力を受け付ける。
「車両特定情報D1」は、本実施形態では、例えば登録車両Aのナンバープレート情報である。また、他の実施形態では、車両特定情報D1として、利用者の氏名、ユーザID等が用いられてもよい。この場合、登録車両Aのナンバープレート情報と、車両特定情報D1とを関連付けたユーザ情報が、予めサーバ3に登録されているものとする。
また、図3に示すように、「支払予定情報D2」には、例えば「支払方法」、「割引適用」、「乗継券有無」、「領収書要否」が含まれる。
「支払方法」は、利用者が利用料金を「現金」で支払うか、「クレジットカード」で支払うかを示す情報である。なお、利用者が現金による支払いを希望する場合、更に投入予定の金額(例えば「千円紙幣:1枚、百円硬貨:5枚」等)を入力可能としてもよい。
「割引適用」は、障がい者割引、被災者用割引(無料措置)等の適用の有無を示す情報である。割引適用の対象となる利用者は、割引を受ける際に「割引適用」に「あり」を入力する。このとき、「割引適用」には、割引の種別(「障がい者割引」、「被災者用割引」等)を示す情報が更に含まれていてもよい。
「乗継券有無」は、利用者が乗継券を有しているか否かを示す情報である。乗継券は、有料道路の通行止め等の理由により有料道路を一時退出する際に利用者に渡される。「乗継券あり」の場合、乗り継ぎ先の出口料金所で通行料金を精算する際に、通行禁止区間の前後の走行区間を1つの走行区間として取扱う割引が提供される。乗継券を渡され有料道路から一時退出を行った利用者は、「乗継券有無」に「あり」を入力する。
「領収書要否」は、領収書又は利用証明書の発行の要否を示す情報である。利用者は、領収書又は利用証明書が必要な場合は「必要」を入力し、不要な場合は「不要」を入力する。
また、受付処理部200は、図3に示すように、登録車両Aの「車種区分」、「入口情報」、及び「出口情報」を更に受け付けてもよい。
「入口情報」は、利用者の有料道路への進入位置(又は進入予定位置)を示す情報であり、例えば入口料金所の料金所番号である。
「出口情報」は、利用者の有料道路からの退出予定位置を示す情報であり、例えば出口料金所の料金所番号である。
更に、受付処理部200は、「入口情報」、「出口情報」、「車種区分」、「割引適用」、及び「乗継券有無」に基づいて、利用者が支払う予定の「利用料金」を特定し、タッチパネル21に表示してもよい。
登録要求部201は、「登録情報D3(図4)」をサーバ3に送信する登録情報送信部として機能する。また、登録要求部201は、「登録情報D3」の登録をサーバ3に要求する。
図4は、本発明の一実施形態に係る登録情報の一例を示す図である。
「登録情報D3」は、受付処理部200が受け付けた「車両特定情報D1」と「支払予定情報D2」とを関連付けた情報である。また、図4に示すように、「登録情報D3」には、「入口情報」、「出口情報」、「車種区分」、及び「利用料金」が更に含まれていてもよい。
なお、登録要求部201が「登録情報D3」の登録をサーバ3に要求した後、利用者が「出口情報」、「支払予定情報D2」等を変更する可能性がある。この場合、登録要求部201は、更新された「登録情報D3」の再登録をサーバ3に要求するようにしてもよい。
情報受信部202は、利用者が有料道路の出口料金所に到来した際に、当該出口料金所に設けられた料金自動収受機12から、「支払予定情報D2」に基づく利用料金の収受処理結果を受信する。
収受処理結果には、例えば、料金自動収受機12が収受処理を行った「処理日時」、「入口情報」、「出口情報」、「車両特定情報」、「車種区分」、「利用料金」、「支払方法」、「割引適用」、「乗継券有無」、「領収書要否」等の情報が含まれている。また、「支払方法」が現金である場合は、「利用料金」に利用者の支払金額及び釣銭額を示す情報が含まれていてもよい。
情報受信部202は、受信した収受処理結果をタッチパネル21に表示させる。また、情報受信部202は、収受処理結果を履歴情報として記録媒体22に記録するようにしてもよい。
また、情報受信部202は、サーバ3から「登録情報D3」の「出口情報」に関連付けられた周辺情報を受信してもよい。
更に、情報受信部202は、利用者が出口料金所に到来した際、料金自動収受機12から当該出口料金所に関連付けられた周辺情報を受信してもよい。
例えば、周辺情報には、出口料金所周辺の天気情報、観光情報(施設情報、イベント情報等)、広告等が含まれる。また、周辺情報には、出口料金所周辺、及び「入口情報」から「出口情報」までの区間における交通情報(渋滞情報、規制情報等)が含まれる。
(サーバの機能構成)
図5は、本発明の一実施形態に係るサーバの機能構成を示す図である。
図5に示すように、サーバ3は、CPU30と、記録媒体31とを備えている。
CPU30は、サーバ3の動作全体の制御を司るプロセッサである。CPU30は、所定のプログラムに従って動作することにより、登録受付部300、周辺情報送信部301、及び登録情報配信部302として機能する。
登録受付部300は、端末装置2から「登録情報D3」の登録要求を受け付ける。
また、登録受付部300は、「登録情報D3」を記録媒体31の登録情報記憶部310に記憶して蓄積する。
周辺情報送信部301は、端末装置2から登録要求を受け付けると、「登録情報D3」に含まれる「出口情報」に関連付けられた周辺情報を記録媒体31の周辺情報記憶部311から読み出して、端末装置2に送信する。
登録情報配信部302は、料金自動収受機12に「登録情報D3」を配信する。
(料金自動収受機の機能構成)
図6は、本発明の一実施形態に係る料金自動収受機の機能構成を示す図である。
図6に示すように、料金自動収受機12は、CPU120と、操作パネル121とを備えている。
操作パネル121には、上述のように、例えば通行券挿入口、カード挿入口、紙幣挿入口、硬貨投入口、釣銭排出口、領収書発行ボタン、呼出ボタン、身障者レバー等が設けられている。
また、操作パネル121には、図6に示すように、ディスプレイ121A(出力装置)、スピーカ121B(出力装置)、カメラ121C、マイク121D、及び領収書発行部121Eが設けられている。
ディスプレイ121Aは、利用者に対し、料金収受処理に必要な手順(通行券、乗継券、カード、現金等の挿入等)を説明するための案内情報を文字及び画像で表示する出力装置である。
スピーカ121Bは、利用者に対し、料金収受処理に必要な手順を説明するための案内情報を音声で出力する出力装置である。また、スピーカ121Bは、後述のマイク121Dとともに、利用者が係員と会話を行う際に用いられる。
カメラ121Cは、利用者が割引の適用を受ける際に、係員に対して証明書を提示するために用いられる。また、カメラ121Cは、車両に搭乗する利用者の顔画像を取得可能なように設置されている。
マイク121Dは、スピーカ121Bとともに、利用者が係員と会話を行う際に用いられる。
領収書発行部121Eは、利用料金の収受に係る領収書が排出される排出口である。
CPU120は、料金自動収受機12の動作全体の制御を司るプロセッサである。CPU120は、所定のプログラムに従って動作することにより、登録情報受信部120A、登録車両検出部120B、料金算出部120C、支援処理部120D、収受処理部120E、及び情報送信部120Fとして機能する。
登録情報受信部120Aは、有料道路の利用の都度、利用者が利用料金を支払う前に、当該利用者が搭乗する登録車両Aを特定可能な「車両特定情報D1」と、当該利用者が希望する支払いの態様を示す「支払予定情報D2」とを関連付けた「登録情報D3」を受信する。
登録情報受信部120Aは、受信した「登録情報D3」を記録媒体127の登録情報記憶部127Aに蓄積する。
登録車両検出部120Bは、「登録情報D3」に含まれる「車両特定情報D1」で特定される登録車両Aが出口料金所へ到来したことを検出する。
料金算出部120Cは、通行券に記録された情報と、車種判別装置11が判別した車種区分とに基づいて、車両の利用料金を算出する。通行券には、車両が有料道路に進入した入口料金所を特定可能な情報(例えば入口料金所番号)が記録されており、料金算出部120Cは、この情報から特定される車両の走行距離に応じた利用料金を算出する。
また、料金算出部120Cは、操作パネル121の通行券挿入口に乗継券が挿入された場合、乗継券に記録された情報に応じた利用料金を算出する。
更に、料金算出部120Cは、監視盤4から割引適用可の指示を受信すると、所定の割引額を適用した利用料金を算出する。
支援処理部120Dは、登録車両検出部120Bにより検出された登録車両Aの「車両特定情報D1」と関連付けられた「支払予定情報D2」に基づいて、利用者に対する支援処理を実行する。
本実施形態に係る支援処理部120Dは、「支払予定情報D2」の支払方法に応じた案内情報の出力をディスプレイ121A及びスピーカ121Bに指示する支援処理を行う。このとき、支援処理部120Dは、利用者が料金自動収受機12を操作して支払方法を選択する手続きを省略し、「支払予定情報D2」の支払方法に基づいて、利用者が料金自動収受機12に対する選択操作を実行済みの状態にする支援処理を更に行う。
また、支援処理部120Dは、「支払予定情報D2」に割引適用があることを示す情報(「割引適用:あり」)が含まれる場合、出口料金所の係員に確認を促す通知を出力する支援処理を行う。
更に、支援処理部120Dは、「支払予定情報D2」に領収書の発行を要求する情報(「領収書要否:必要」)が含まれている場合、領収書発行部121Eに領収書の発行を指示する支援処理を行う。
収受処理部120Eは、利用者から利用料金を収受する処理を行う。
情報送信部120Fは、収受処理部120Eが利用料金を収受する処理を完了すると、「支払予定情報D2」に基づく利用料金の収受処理結果を端末装置2に送信する。
また、情報送信部120Fは、利用者が出口料金所に到来した際、当該出口料金所に関連付けられた周辺情報を記録媒体127の周辺情報記憶部127Bから読み出して、利用者が所持する端末装置2に送信してもよい。
(料金収受システムの処理フロー)
図7は、本発明の一実施形態に係る料金収受システムの処理の一例を示す図である。
以下、図7を参照しながら、料金収受システム1の処理の流れについて説明する。
有料道路を利用する利用者は、出口料金所に到達する前に、端末装置2のタッチパネル21を介して、料金収受の支援処理を受けるために必要な情報を入力する操作を行う。
このとき、端末装置2の受付処理部200は、タッチパネル21に入力画面(図3)を表示させるとともに、利用者からタッチパネル21を介して入力された「車両特定情報D1」及び「支払予定情報D2」を受け付ける(ステップS10)。
また、ステップS10において、受付処理部200は、利用者から「車種区分」、「入口情報」、及び「出口情報」の入力を更に受け付けてもよい。
通行券には、入口料金所の料金所番号、及び、入口料金所の車種判別装置で判別された登録車両Aの車種区分が印字されている場合がある。受付処理部200は、タッチパネル21に案内表示を行うことにより、利用者に対し、通行券に印字された情報を参照して「入口情報」及び「車種区分」を入力するように求めてもよい。また、受付処理部200は、タッチパネル21に料金所のリストを表示して、利用者がリスト内から「入口情報」及び「出口情報」を選択できるようにしてもよい。
なお、受付処理部200は、登録車両Aの「車長」、「車高」、「車軸数」等の車両特徴情報の入力を更に受け付けて、「車両特定情報D1」及び車両特徴情報から登録車両Aの「車種区分」を特定するようにしてもよい。このとき、受付処理部200は、記録媒体22に予め記録されているテーブルを参照して車種区分を特定してもよいし、サーバ3に「車両特定情報D1」及び車両特徴情報を送信して車種区分を問い合わせるようにしてもよい。
更に、受付処理部200は、例えば利用者が過去に入力した「車両特定情報D1」、「車種区分」等を端末装置2の記録媒体22に履歴情報として記録してもよい。この場合、受付処理部200は、次回、各種情報の入力操作を行う際に、履歴情報から選択できるようにしてもよい。これにより、利用者の入力操作を容易にすることができる。
また、ステップS10において、受付処理部200は、入力された「入口情報」、「出口情報」、「車種区分」、「割引適用」、及び「乗継券有無」に基づいて、利用者が支払う予定の「利用料金」を特定し、タッチパネル21に表示してもよい。このとき、受付処理部200は、予め記録媒体22に記録されている料金テーブルを参照して利用料金を計算してもよいし、サーバ3にこれら情報を送信して利用料金を問い合わせるようにしてもよい。これにより、利用者は「利用料金」を確認しながら「支払予定情報D2」の内容を決定することができる。
なお、利用者は、「車両特定情報D1」及び「支払予定情報D2」等の入力操作を出口料金所に到達するまでの任意のタイミングで行うものとする。利用者が運転者である場合は、サービスエリア又はパーキングエリアに停車時に入力操作を行うことが想定される。また、利用者は、入力すべき情報が事前に分かる場合は、有料道路に進入する前(例えば自宅にいるとき)に入力操作を行うようにしてもよい。
利用者による入力操作が完了すると、端末装置2の登録要求部201は、「車両特定情報D1」と「支払予定情報D2」とを関連付けた「登録情報D3(図4)」の登録をサーバ3に要求する(ステップS11)。なお、「登録情報D3」には、図4に示すように「入口情報」、「出口情報」、「車種区分」、及び「利用料金」が更に含まれていてもよい。
サーバ3の登録受付部300は、端末装置2から「登録情報D3」の登録要求を受け付けると、当該「登録情報D3」を記録媒体31の登録情報記憶部310に記憶して蓄積する(ステップS20)。
「登録情報D3」が登録情報記憶部310に記憶されると、サーバ3の登録情報配信部302は、料金自動収受機12に新たに記憶された「登録情報D3」を配信する(ステップS21)。
このとき、登録情報配信部302は、「登録情報D3」の「入口情報」及び「出口情報」に基づいて、複数の「登録情報D3」それぞれの配信先となる料金自動収受機12を決定する。例えば、登録情報配信部302は、「登録情報D3」の「入口情報」及び「出口情報」から、利用者が走行する有料道路を特定する。そして、登録情報配信部302は、特定した有料道路上の出口料金所に設置された複数の料金自動収受機12に対し、当該「登録情報D3」を配信する。
サーバ3から「登録情報D3」を受信すると、料金自動収受機12の登録情報受信部120Aは、受信した「登録情報D3」を記録媒体127の登録情報記憶部127Aに蓄積する(ステップS30)。
また、サーバ3の周辺情報送信部301は、端末装置2から受信した「登録情報D3」の「出口情報」に関連付けられた周辺情報を記録媒体31の周辺情報記憶部311から読み出し(ステップS21)、読み出した周辺情報を端末装置2に送信する(ステップS22)。
サーバ3から周辺情報を受信すると、端末装置2は、受信した周辺情報をタッチパネル21に表示する(ステップS12)。
料金自動収受機12の登録車両検出部120Bは、記録媒体127の登録情報記憶部127Aに蓄積された「登録情報D3」の「車両特定情報D1」に基づいて、登録車両Aが出口料金所へ到来したことを検出する(ステップS31)。
具体的には、登録車両検出部120Bは、出口料金所に車両が到来する度に、車種判別装置11のナンバープレート読取装置11Cが読み取ったナンバープレート情報(到来車両のナンバープレート情報)を取得する。そして、登録車両検出部120Bは、到来車両のナンバープレート情報と一致する「車両特定情報D1」を有する「登録情報D3」が登録されている場合、登録車両Aが到来したことを検出する。また、登録車両検出部120Bは、検出した登録車両Aの「登録情報D3」を抽出して支援処理部120Dに出力する。
次に、料金自動収受機12の支援処理部120Dは、「登録情報D3」の「支払予定情報D2」に基づく支援処理を実行する(ステップS32)。
図8は、本発明の一実施形態に係る支援処理の一例を示す図である。
以下、図8を参照しながら、支援処理部120Dが実行する支援処理の流れを説明する。なお、図8の処理は一例であり、処理の順序等は適宜変更してもよいものとする。
図8に示すように、まず、支援処理部120Dは、登録車両検出部120Bから検出した登録車両Aの「登録情報D3」を取得する(ステップS300)。
支援処理部120Dは、「登録情報D3」の「支払予定情報D2」を参照し、「割引適用」が「あり」の場合(ステップS301:YES)、監視盤4に割引適用可否の確認を求める通知を出力する(ステップS302)。
また、支援処理部120Dは、利用者に対し、カメラ121Cに証明書を提示するよう求める案内情報をディスプレイ121A及びスピーカ121Bに出力させる(ステップS303)。
利用者がカメラ121Cに証明書を提示すると、係員は、証明書等の画像を監視盤4のモニタで確認し、監視盤4の操作部を操作して割引適用可否を指定する。そうすると、料金算出部120Cは、係員の操作に応じた割引適用可否の指示を監視盤4から受信する(ステップS304)。料金算出部120Cは、後述のステップS309において、監視盤4から受信した割引適用可否の指示に応じた利用料金を算出する。
なお、支援処理部120Dは、「割引適用」が「なし」の場合(ステップS301:NO)、ステップS302~S304を省略する。
次に、支援処理部120Dは、「登録情報D3」の「支払予定情報D2」を参照し、「乗継券有無」が「あり」の場合(ステップS305:YES)、操作パネル121の所定の挿入口(例えば通行券挿入口)に乗継券を挿入するよう求める案内情報をディスプレイ121A及びスピーカ121Bに出力させる(ステップS306)。
また、利用者が乗継券を挿入すると、料金算出部120Cは、乗継券に記録された情報(乗継券情報)を取得する(ステップS307)。料金算出部120Cは、後述のステップS309において、乗継券情報に応じた利用料金を算出する。
なお、支援処理部120Dは、「乗継券有無」が「なし」の場合(ステップS305:NO)、ステップS306~S307を省略する。
次に、支援処理部120Dは、利用者に対し、操作パネル121の通行券挿入口に通行券を挿入するよう求める案内情報をディスプレイ121A及びスピーカ121Bに出力させる(ステップS308)。
利用者が通行券を挿入すると、料金算出部120Cは、通行券に記録された情報(通行券情報)を取得する(ステップS309)。
次に、料金算出部120Cは、通行券情報と、車種判別装置11が判別した登録車両Aの車種区分と、ステップS304において受信した割引適用可否の指示と、ステップS307において取得した乗継券情報と、に基づいて登録車両Aの利用料金を算出する(ステップS310)。
次に、支援処理部120Dは、「登録情報D3」の「支払予定情報D2」を参照し、「支払方法」に応じた案内情報をディスプレイ121A及びスピーカ121Bに出力させる(ステップS311)。また、支援処理部120Dは、利用者が料金自動収受機12を操作して支払方法を選択する手続きを省略し、「支払予定情報D2」の支払方法に基づいて、利用者が料金自動収受機12に対する選択操作を実行済みの状態にする。
例えば、支援処理部120Dは、「支払方法」が「現金」である場合、利用者が支払うべき利用料金の金額と、現金を投入する場所(紙幣挿入口及び硬貨投入口)を案内する案内情報を出力させる。このとき、支援処理部120Dは、操作パネル121の紙幣挿入口及び硬貨投入口に設けられたLEDを点灯させるようにしてもよい。
また、支払い処理部120Dは、「支払方法」が「クレジットカード」である場合、利用者が支払うべき利用料金の金額と、カード挿入口を案内する案内情報を出力させる。このとき、支援処理部120Dは、操作パネル121のカード挿入口に設けられたLEDを点灯させるようにしてもよい。
次に、収受処理部120Eは、利用者から利用料金を収受する処理を行う(ステップS312)。
収受処理部120Eは、利用者から現金による支払いを受け付けた場合、投入された現金の金額に応じて、不足金額の要求、又は釣銭の払い出しを行う。また、収受処理部120Eは、利用者からクレジットカードによる支払いを受け付けた場合、クレジットカード決済に必要な処理を行った後、カード挿入口からクレジットカードを排出する。
次に、支援処理部120Dは、「登録情報D3」の「支払予定情報D2」を参照し、「領収書要否」が「必要」の場合(ステップS313:YES)、領収書発行部121Eに領収書の発行を指示する(ステップS314)。
なお、支援処理部120Dは、「領収書要否」が「不要」の場合(ステップS313:NO)、ステップS314を省略する。
次に、情報送信部120Fは、収受処理結果と、周辺情報とを端末装置2に送信する(ステップS315)。
図7に戻り、端末装置2の情報受信部202は、料金自動収受機12から収受処理結果及び周辺情報を受信すると、これらの情報をタッチパネル21に表示させる(ステップS13)。
(ハードウェア構成)
図9は、本発明の一実施形態に係る端末装置、サーバ、料金自動収受機のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図9を参照して、端末装置2、サーバ3、及び料金自動収受機12のハードウェア構成の一例について説明する。
図9に示すように、コンピュータ900は、CPU901、主記憶装置902、補助記憶装置903、インタフェース904を備える。
上述の端末装置2、サーバ3、及び料金自動収受機12は、コンピュータ900に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置903に記憶されている。CPU901は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU901は、プログラムに従って、端末装置2、サーバ3、及び料金自動収受機12が各種処理に用いる記憶領域を主記憶装置902に確保する。また、CPU901は、プログラムに従って、処理中のデータを記憶する記憶領域を補助記憶装置903に確保する。
補助記憶装置903の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。補助記憶装置903は、コンピュータ900のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース904又は通信回線を介してコンピュータ900に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ900に配信される場合、配信を受けたコンピュータ900が当該プログラムを主記憶装置902に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、補助記憶装置903は、一時的でない有形の記録媒体である。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
更に、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置903に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
(作用効果)
以上のように、本実施形態に係る端末装置2は、有料道路の利用の都度、利用者が利用料金を支払う前に、当該利用者が搭乗する車両(登録車両A)を特定可能な「車両特定情報D1」と、当該利用者が選択した支払いの態様を示す「支払予定情報D2」とを受け付ける受付処理部200と、「車両特定情報D1」と、「支払予定情報D2」とを関連付けた「登録情報D3」をサーバ3に送信する登録要求部201(登録情報送信部)と、を備える。
このようにすることで、端末装置2は、利用者が出口料金所に到来して利用料金の支払いを行う前に、利用者がどのような支払いの態様を望むかを、サーバ3を介して料金自動収受機12に伝達することができる。これにより、利用者が出口料金所に到来した際に、当該利用者が希望する支払いの態様を料金自動収受機12、又は料金収受処理を行う係員に対して伝達する操作、会話等を省略することが可能となる。この結果、有料道路の料金収受処理におけるサービスタイムを短縮することができる。
また、端末装置2は、利用者が有料道路の料金所に到来した際に、当該料金所に設けられた料金自動収受機12(料金機械)から、「支払予定情報D2」に基づく利用料金の収受処理結果を受信する情報受信部202と、収受処理結果を表示する表示部21と、を更に備える。
このようにすることで、端末装置2は、料金自動収受機12から収受処理結果を受信してタッチパネルに21表示することにより、利用者が希望する支払いの態様に応じた料金収受処理が正しく行われたか否かを利用者に通知することができる。
また、「登録情報D3」には、有料道路からの退出予定位置(出口料金所)を示す「出口情報」が含まれ、情報受信部202は、サーバ3から「出口情報」に関連付けられた周辺情報を更に受信する。タッチパネル21は、周辺情報を更に表示する。
このようにすることで、端末装置2は、利用者の目的地又は立寄地の近傍に設定される可能性が高い出口料金所の周辺情報を表示することにより、利用者に対し有用性の高い情報を提供することが可能となる。
なお、周辺情報には、例えば「出口情報」により特定される出口料金所周辺の天気情報、観光情報(施設情報、イベント情報等)、広告等が含まれる。利用者は、天気情報を参照して、天気に応じた準備を事前に行うことができる。これにより、利用者は、周辺情報に含まれる観光情報及び広告を参照して、観光の計画等を立てることができる。
更に、周辺情報には、出口料金所周辺、及び「入口情報」から「出口情報」までの区間における交通情報(渋滞情報、規制情報等)が含まれていてもよい。これにより、利用者は、周辺情報に含まれる交通情報を考慮して、走行経路の変更等を行うことができる。
また、本実施形態に係る料金自動収受機12は、有料道路の利用の都度、利用者が利用料金を支払う前に、当該利用者が搭乗する車両(登録車両A)を特定可能な「車両特定情報D1」と、当該利用者が選択した支払いの態様を示す「支払予定情報D2」とを関連付けた「登録情報D3」を受信する登録情報受信部120Aと、「車両特定情報D1」で特定される登録車両Aが出口料金所へ到来したことを検出する登録車両検出部120Bと、検出された登録車両Aの「車両特定情報D1」と関連付けられた「支払予定情報D2」に基づいて、利用者に対する支援処理を実行する支援処理部120Dと、を備える。
このようにすることで、料金自動収受機12は、利用者が出口料金所に到来した際に、「支払予定情報D2」に基づく支援処理を実行することにより、当該利用者が希望する支払いの態様を料金自動収受機12、又は料金収受処理を行う係員に対して伝達する操作、会話等を省略することができる。この結果、有料道路の料金収受処理におけるサービスタイムを短縮することができる。
また、「支払予定情報D2」には、利用料金の「支払方法」が含まれ、支援処理部120Dは、「支払方法」に応じた支援処理を実行する。
このようにすることで、料金自動収受機12は、利用者が料金所に到達した際に料金自動収受機12を操作して、又は、係員と会話して「支払方法」を伝達する手続きを省略することができるので、有料道路の料金収受処理におけるサービスタイムを短縮することができる。
また、料金自動収受機12は、利用料金の支払いに関する案内情報を利用者に対し出力するディスプレイ121A及びスピーカ121Bを更に備える。支援処理部120Dは、「支払予定情報D2」の「支払方法」に応じた案内情報の出力をディスプレイ121A及びスピーカ121Bに指示する。
従来の料金自動収受機は、利用者がどのような支払方法を希望してもよいように、全ての支払方法に関する案内情報をディスプレイ及びスピーカに出力させていた。このため、例えば料金自動収受機の操作に不慣れな利用者は、希望する支払方法に関する案内情報の出力が完了するまで、操作を待たなければならなかった。しかしながら、本実施形態に係る料金自動収受機12は、事前に登録された支払方法(現金又はクレジットカード)に応じた案内情報をディスプレイ121A及びスピーカ121Bに出力させるので、利用者が必要な案内情報のみを迅速に提供することができる。これにより、料金自動収受機12は、料金収受処理におけるサービスタイムを更に短縮することができる。
また、「支払予定情報D2」には、利用料金の割引適用の有無を示すが含まれる。支援処理部120Dは、「支払予定情報D2」に割引適用があることを示す情報が含まれる場合、出口料金所の係員に確認を促す通知を出力する。
従来の料金自動収受機では、利用者は、呼出ボタン又は呼出レバーを操作して係員を呼び出した後、割引の適用を希望することを係員に伝える必要があった。しかしながら、本実施形態に係る料金自動収受機12は、「支払予定情報D2」に割引の適用ありを示す情報が含まれる場合、利用者の操作を要さずに、利用者が割引の適用を希望していることを係員に伝達することができる。これにより、利用者が出口料金所に到来すると、即座に証明書の確認等の処理を開始できるので、料金収受処理におけるサービスタイムを更に短縮することができる。
また、料金自動収受機12は、利用料金の領収書を発行する領収書発行部121Eを更に備える。「支払予定情報D2」には、領収書の要否を示す情報が含まれる。支援処理部120Dは、「支払予定情報D2」に領収書の発行を要求する情報が含まれている場合、領収書発行部121Eに領収書の発行を指示する。
従来の料金自動収受機では、利用者は、領収書が必要な場合は領収書発行ボタンを操作するか、係員に領収書の発行を依頼する必要があった。しかしながら、本実施形態に係る料金自動収受機12は、「支払予定情報D2」に領収書の発行を要求する情報が含まれる場合、利用者からの操作又は依頼を待つことなく領収書の発行を実行することができる。これにより、領収書の要否に係る操作等を省略して、料金収受処理におけるサービスタイムを更に短縮することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の技術的思想を逸脱しない限り、これらに限定されることはなく、多少の設計変更等も可能である。
例えば、上述の実施形態において、料金機械の一例として、料金自動収受機12が用いられる態様について説明したが、これに限られることはない。
他の実施形態では、有人ブースに駐在する係員が利用者から通行券を受け取って、利用料金の収受処理を行う態様であってもよい。
この場合、料金自動収受機12に代えて、係員による操作を受け付けて収受処理の支援を行う料金収受機が料金機械として用いられる。
また、このとき、料金収受機の登録車両検出部が登録車両の到来を検出すると、「登録情報D3」に含まれる各種情報は、料金収受機のディスプレイに表示される。係員は、ディスプレイに表示された各種情報を参照して、登録車両Aが有人ブースに到来するまでの間に支払方法、割引適用の有無、及び領収書の要否を確認することができる。
これにより、係員は、例えば事前に釣銭を用意してサービスタイムを短縮化することができる。また、係員は、登録車両Aが有人ブースに到来した際に、証明書提示の案内、領収書の発行等をスムーズに行うことができる。
また、上述の実施形態において、料金自動収受機12は、サーバ3から配信された「登録情報D3」を記録媒体127の登録情報記憶部127Aに蓄積する態様について説明したが、これに限られることはない。
他の実施形態では、料金自動収受機12は、車種判別装置11のナンバープレート読取装置11Cからナンバープレート情報を取得する度に、サーバ3に当該ナンバープレート情報(車両特定情報)に関連付けられた「登録情報D3」が登録されているか問い合わせを行うようにしてもよい。これにより、例えば利用者が出口料金所に到達する直前に「登録情報D3」を登録した場合であっても、料金自動収受機12は、常に最新の「登録情報D3」を参照することができる。また、この場合、料金自動収受機12は、登録情報記憶部127Aを省略することができるので、料金自動収受機12の製造又は改修に係るコストを削減することができる。
1 料金収受システム
10 料金収受設備
11 車種判別装置
11A 車両検知器
11B 踏板
11C ナンバープレート読取装置
11D 車高検知器
11E 車長検知器
12 料金自動収受機(料金機械)
120 CPU
120A 登録情報受信部
120B 登録車両検出部
120C 料金算出部
120D 支援処理部
120D 処理部
120E 収受処理部
120F 情報送信部
121 操作パネル
121A 出力装置
121A ディスプレイ
121B 出力装置
121B スピーカ
121C カメラ
121D マイク
121E 領収書発行部
127 記録媒体
127A 登録情報記憶部
127B 周辺情報記憶部
13 発進制御機
14 発進検知器
15 監視カメラ
2 端末装置
20 CPU
200 受付処理部
201 登録要求部(登録情報送信部)
202 情報受信部
21 表示部
21 タッチパネル
22 記録媒体
3 サーバ(上位装置)
30 CPU
31 記録媒体
300 登録受付部
301 周辺情報送信部
302 登録情報配信部
310 登録情報記憶部
311 周辺情報記憶部
4 監視盤

Claims (12)

  1. 有料道路の利用の都度、利用者が利用料金を支払う前に、当該利用者が搭乗する車両を特定可能な車両特定情報と、当該利用者が選択した割引適用の有無、乗継券の有無、及び領収書の要否のうち少なくとも1つを含む支払いの態様を示す支払予定情報とを受け付ける受付処理部と、
    前記車両特定情報と、前記支払予定情報とを関連付けた登録情報を上位装置に送信する登録情報送信部と、
    を備える端末装置。
  2. 前記利用者が前記有料道路の料金所に到来した際に、当該料金所に設けられた料金機械から、前記支払予定情報に基づく前記利用料金の収受処理結果を受信する情報受信部と、
    前記収受処理結果を表示する表示部と、
    を更に備える請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記登録情報には、前記有料道路からの退出予定位置を示す出口情報が含まれ、
    前記情報受信部は、前記上位装置から前記出口情報に関連付けられた周辺情報を更に受信し、
    前記表示部は、前記周辺情報を更に表示する、
    請求項2に記載の端末装置。
  4. 有料道路の料金所に設置され、利用者から利用料金を収受する際に用いられる料金機械であって、
    前記有料道路の利用の都度、前記利用者が前記利用料金を支払う前に、当該利用者が搭乗する車両を特定可能な車両特定情報と、当該利用者が選択した支払いの態様を示す支払予定情報とを関連付けた登録情報を受信する登録情報受信部と、
    前記車両特定情報で特定される車両が前記料金所へ到来したことを検出する登録車両検出部と、
    検出された前記車両の前記車両特定情報と関連付けられた前記支払予定情報に基づいて、前記利用者に対する支援処理を実行する支援処理部と、
    を備える料金機械。
  5. 前記支払予定情報には、前記利用料金の支払方法が含まれ、
    前記支援処理部は、前記支払方法に応じた支援処理を実行する、
    請求項4に記載の料金機械。
  6. 前記利用料金の支払いに関する案内情報を前記利用者に対し出力する出力装置を更に備え、
    前記支援処理部は前記支払方法に応じた案内情報の出力を前記出力装置に指示する、
    請求項5に記載の料金機械。
  7. 前記支払予定情報には、前記利用料金の割引適用の有無を示す情報が含まれ、
    前記支援処理部は、前記支払予定情報に割引適用があることを示す情報が含まれる場合、前記料金所の係員に確認を促す通知を出力する、
    請求項4から6の何れか一項に記載の料金機械。
  8. 前記利用料金の領収書を発行する領収書発行部を更に備え、
    前記支払予定情報には、前記領収書の要否を示す情報が含まれ、
    前記支援処理部は、前記支払予定情報に前記領収書の発行を要求する情報が含まれている場合、前記領収書発行部に前記領収書の発行を指示する、
    請求項4から7の何れか一項に記載の料金機械。
  9. 請求項1から3の何れか一項に記載の端末装置と、
    前記上位装置であるサーバと、
    請求項4から8の何れか一項に記載の料金機械と、
    を備える料金収受システム。
  10. 利用者が所持する端末装置と、料金機械とを用いて、前記利用者の利用料金を収受する料金収受方法であって、
    前記端末装置が、有料道路の利用の都度、前記利用者が利用料金を支払う前に、当該利用者が搭乗する車両を特定可能な車両特定情報と、当該利用者が選択した支払いの態様を示す支払予定情報とを受け付けるステップと、
    前記端末装置が、前記車両特定情報と、前記支払予定情報とを関連付けた登録情報を上位装置に送信するステップと、
    前記料金機械が、前記車両特定情報で特定される車両が前記有料道路の料金所へ到来したことを検出するステップと、
    前記料金機械が、検出された前記車両の前記車両特定情報と関連付けられた前記支払予定情報に基づいて、前記利用者に対する支援処理を実行するステップと、
    を有する料金収受方法。
  11. 有料道路の利用者が所持する端末装置のコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータに、
    前記有料道路の利用の都度、前記利用者が利用料金を支払う前に、当該利用者が搭乗する車両を特定可能な車両特定情報と、当該利用者が選択した割引適用の有無、乗継券の有無、及び領収書の要否のうち少なくとも1つを含む支払いの態様を示す支払予定情報とを受け付けるステップと、
    前記車両特定情報と、前記支払予定情報とを関連付けた登録情報を上位装置に送信するステップと、
    を実行させるプログラム。
  12. 有料道路の料金所に設置され、利用者から利用料金を収受する際に用いられる料金機械のコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータに、
    前記有料道路の利用の都度、前記利用者が前記利用料金を支払う前に、当該利用者が搭乗する車両を特定可能な車両特定情報と、当該利用者が選択した支払いの態様を示す支払予定情報とを関連付けた登録情報を受信するステップと、
    前記車両特定情報で特定される車両が前記料金所へ到来したことを検出するステップと、
    検出された前記車両の前記車両特定情報と関連付けられた前記支払予定情報に基づいて、前記利用者に対する支援処理を実行するステップと、
    を実行させるプログラム。
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