JP2009157712A - 駐車場システム - Google Patents

駐車場システム Download PDF

Info

Publication number
JP2009157712A
JP2009157712A JP2007336144A JP2007336144A JP2009157712A JP 2009157712 A JP2009157712 A JP 2009157712A JP 2007336144 A JP2007336144 A JP 2007336144A JP 2007336144 A JP2007336144 A JP 2007336144A JP 2009157712 A JP2009157712 A JP 2009157712A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
customer
parking lot
parking
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007336144A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4697223B2 (ja
Inventor
Takeshi Kurata
剛 倉田
Hideaki Ito
英昭 伊藤
Kazuo Uzaki
和雄 宇崎
Takao Higashida
貴雄 東田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2007336144A priority Critical patent/JP4697223B2/ja
Publication of JP2009157712A publication Critical patent/JP2009157712A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4697223B2 publication Critical patent/JP4697223B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Abstract

【課題】優良顧客に不満を感じさせず、また一般顧客が感じるメリットを低下させないことにより、店舗における売り上げの低下が抑えられる駐車場システムを提供する。
【解決手段】駐車場に入場する車両のナンバープレートに表記されている登録番号が、顧客管理装置1の顧客テーブル13aに登録されており、且つ対応付けられている第1の期間の取引合計金額が予め定めた判定金額に達していれば、ゲート開閉装置2が入口ゲート2aを開する。一方、駐車場に入場する車両のナンバープレートに表記されている登録番号が、顧客管理装置1の顧客テーブル13aに登録されていなかったり、登録されているが対応付けられている第1の期間の取引合計金額が予め定めた判定金額に達していなければ、ゲート開閉装置2が駐車券を発券し、その後、入口ゲート2aを開する。
【選択図】図1

Description

この発明は、店舗に来店する顧客の車両を駐車する駐車場を管理、運営する駐車場システムに関する。
従来、一般的な有料駐車場では、ゲート開閉装置が車両の出入口に設けたゲートを開閉することにより、駐車場への車両の入場や、駐車場からの車両の出場を制限している。ゲート開閉装置は、通常、車両の出入口に設けたゲートを閉している。ゲート開閉装置は、駐車場に入場する車両に対して駐車券を発券し、この発券した駐車券を車両の運転者等が受け取ると、入口に設けたゲートを一時的に開し、その車両が駐車場に入場するのを許可する。ゲート開閉装置は、入場を許可した車両が駐車場内に入ると、入口のゲートを閉する。駐車券には、入場時刻等が記録されている。また、ゲート開閉装置は、駐車場から出場する車両の運転者から、その車両に対して入場時に発券した駐車券を受け付け、その駐車券に記録されている入場時刻等に基づいて駐車料金を算出する。車両の運転者等によって、算出した駐車料金の精算が行われると、出口に設けたゲートを一時的に開し、その車両が駐車場から出場するのを許可する。ゲート開閉装置は、出場を許可した車両が駐車場外に出ると、出口のゲートを閉する。また、デパートやショッピングセンタ等の店舗では、顧客に対して、その日の顧客の取引金額に応じて駐車場の駐車料金を減額する駐車料金の割引サービスを行っている。
さらに、駐車場の出入口での車両の混雑を解消するために、入場時に駐車券を受け取ったり、出場時に駐車料金を精算する必要が無い車両であれば、ゲートを開することによって、その車両が駐車場の出入口で停車することなく、駐車場に入場したり、駐車場から出場することができるシステムが提案されている(特許文献1参照)。入場時に駐車券を受け取る必要がない車両とは、その駐車場を常時利用についての契約を交わした契約車両である。また、出場時に駐車料金を精算する必要が無い車両とは、前記契約車両に加えて、事前精算機で駐車料金を精算した精算済車両である。特許文献1では、入場する車両や、出場する車両のナンバープレートを撮像し、その撮像画像を処理してナンバープレートに表記されている登録番号を取得する。そして、その登録番号が契約車両や、精算済車両であればゲートを開する。
特開平10−154251号公報
しかしながら、デパートやショッピングセンタ等の店舗で行われている駐車料金の割引サービスは、上述したように、その日の顧客の取引金額に応じて駐車場の駐車料金を減額するものであった。駐車料金の割引サービスで減額される金額は、駐車料金以下である。このため、駐車料金と、減額される金額と、が一致する取引金額以上である顧客間では、その取引金額の大小にかかわらず、提供されるサービスが同じであった。また、店舗側からみると、取引金額が多い顧客ほど優良顧客であり、優良顧客による取引の減少が売り上げの減少に直結する。優良顧客は、例えば、高額の商品やサービスを購入する顧客や、来店頻度が高く、取引回数の多い顧客である。一方、駐車料金の割引サービスは、取引金額に対する割引率を小さくしすぎると、一般顧客があまりメリットを感じない。このため、割引率を、一般顧客がメリットを感じる程度に設定しなければならない。その結果、優良顧客が、一般顧客と同じ駐車料金の割引サービスしか提供されないことを不満に感じ、店舗での取引を控え、売り上げが減少するという問題があった。
なお、優良顧客と一般顧客とで取引金額に対する駐車料金の割引率を異ならせるとともに、一般顧客に対する駐車料金の割引率を小さくすることで、優良顧客に対するサービスと、一般顧客に対するサービスと、を差別化することはできる。この差別化によって、優良顧客が感じる不満は抑えられるが、上述したように、一般顧客がメリットを感じず、一般顧客による取引が減少し、結果的に、店舗の売り上げが減少する。
この発明の目的は、優良顧客に不満を感じさせず、また一般顧客が感じるメリットを低下させないことにより、店舗における売り上げの低下が抑えられる駐車場システムを提供することにある。
この発明の駐車場システムは、上記課題を解決し、その目的を達するために、以下のように構成している。
この駐車場システムは、顧客管理装置と、車両検知装置と、ゲート開閉装置と、を有している。顧客管理装置では、顧客テーブル記憶手段が、顧客毎に、1または複数の車両番号と、予め定めた第1の期間における店舗での合計取引金額と、を対応付けた顧客テーブルを記憶する。ここで言う車両番号とは、車両を特定することができる番号であればよく、例えば、ナンバープレートに表記されている登録番号や、ETC等の車載機から得られる識別番号を利用すればよい。また、第1の期間は、優良顧客と、一般顧客とで、その期間における取引合計金額に差がでる長さであればよく、例えば半年(6カ月)や1年にすればよい。この第1の期間は、その期間がすでに経過した期間であるのが望ましい。例えば、前年(1月1日〜12月31日)や前年度(4月1日〜3月31日)の1年間であるのが望ましい。
なお、取引合計金額は、その顧客が第1の期間に店舗で行った取引の合計金額である。
車両検知装置は、第1の車両番号取得手段が駐車場の入口に設けた入口ゲートの手前で、駐車場に入場する車両から、その車両を特定する車両番号を取得する。第1の車両番号取得手段は、例えば車両のナンバープレートを撮像した撮像画像を処理して、そのナンバープレートに表記されている登録番号を取得する構成であってもよいし、無線通信でETC等の車載機から識別番号を取得する構成であってもよい。また、車両番号通知手段が、第1の車両番号取得手段が取得した車両番号を前記顧客管理装置に通知する。
また、前記顧客管理装置は、判定手段が、前記車両検知装置の前記車両番号通知手段によって通知された駐車場に入場する車両の車両番号が、前記顧客テーブル記憶手段が記憶する顧客テーブルに登録されていれば、その車両番号に対応付けられている前記第1の期間における店舗での合計取引金額が、予め定めた判定金額に達しているかどうかを判定する。そして、判定手段が前記判定金額に達していると判定すると、指示手段が前記入口ゲートを開することを前記ゲート開閉装置に指示する。判定金額は、優良顧客と一般顧客とを区別する閾値になる金額を設定すればよい。
さらに、ゲート開閉装置は、発券手段が、駐車場に入場する車両に対して入場時刻を記録した駐車券を発券する。また、第1の開閉手段が、前記入口ゲートを一時的に開して駐車場への車両の入場を許可する。そして、制御手段が、前記顧客管理装置の前記指示手段によって前記入口ゲートを開することが指示された場合、前記発券手段における駐車券の発券を停止し、前記入口ゲートを前記第1の開閉手段に一時的に開させる。また、制御手段は、前記顧客管理装置の前記指示手段によって前記入口ゲートを開することが指示されなかった場合、前記発券手段が駐車券を発券した後に、前記入口ゲートを前記第1の開閉手段に一時的に開させる。
したがって、第1の期間における取引合計金額が予め定めた判定金額に達している顧客(すなわち、優良顧客)の車両は、駐車券を受け取ることなく駐車場に入場できる。したがって、優良顧客は、駐車場の入口で車両を一時停止することなく、駐車場に入場できる。一方、第1の期間における取引合計金額が予め定めた判定金額に達していない顧客(すなわち、一般顧客)の車両は、駐車券を受け取るために、駐車場の入口で一時停止する。これにより、優良顧客に対するサービスと、一般顧客に対するサービスと、を差別化することができ、優良顧客に満足感が与えられる。
なお、その日の顧客の取引金額に応じて駐車場の駐車料金を減額する駐車料金の割引サービスについては、特に中止する必要はなく、継続すればよい。これにより、第1の期間における取引合計金額が予め定めた判定金額に達していない一般顧客に対するサービスの低下も生じない。
また、より強い満足感を優良顧客に与えるために、駐車場から出場するときにも、駐車場の出口で一時停止させない構成としてもよい。この場合、前記車両検知装置は、駐車場の出口に設けた出口ゲートの手前で、駐車場から出場する車両から、その車両を特定する車両番号を取得する第2の車両番号取得手段を設け、前記車両番号通知手段が、前記第2の車両番号取得手段が取得した車両番号を前記顧客管理装置に通知する構成とする。また、前記顧客管理装置は、判定手段が、前記車両検知装置の前記車両番号通知手段によって通知された駐車場から出場する車両の車両番号が、前記顧客テーブル記憶手段が記憶する顧客テーブルに登録されていれば、その車両番号に対応付けられている前記第1の期間における店舗での合計取引金額が、予め定めた判定金額に達しているかどうかを判定する。そして、判定手段が前記判定金額に達していると判定すると、指示手段が前記出口ゲートを開することを前記ゲート開閉装置に指示する構成とする。さらに、前記ゲート開閉装置は、駐車場から出場する車両に対して、駐車料金を精算する精算手段を設け、前記制御手段が、前記顧客管理装置の前記指示手段によって前記出口ゲートを開することが指示された場合、前記出口ゲートを前記第2の開閉手段に一時的に開させ、前記顧客管理装置の前記指示手段によって前記出口ゲートを開することが指示されなかった場合、前記精算手段が駐車料金の精算を行った後に、前記出口ゲートを前記第2の開閉手段に一時的に開させる構成とする。
また、前記顧客管理装置は、前記顧客テーブル記憶手段が、顧客毎に、前記第1の期間の末日の翌日から始まる第2の期間における店舗での合計取引金額も記憶する構成としてもよい。この場合には、店舗側から送信されてきた、車両番号と取引金額とを含む更新指示を受信する毎に、該当する車両番号に対応付けている前記第2の期間における店舗での合計取引金額を更新する更新手段を備えるのが好ましい。
また、前記顧客管理装置は、メッセージ送信手段が、前記顧客テーブルに登録されている顧客の前記第2の期間における店舗での合計取引金額に応じたメッセージを、その顧客について設定されている宛先に送信する構成としてもよい。
また、前記顧客管理装置は、前記顧客テーブル記憶手段が、顧客毎に駐車場の利用実績も記憶する。そして、第1の課金手段が、前記顧客テーブル記憶手段が記憶する顧客テーブルで対応づけられている前記第1の期間における店舗での合計取引金額が、前記判定金額に達している顧客については、その合計取引金額、および駐車場の利用実績に基づいて、駐車場の利用にかかる料金を課金する構成としてもよい。
さらに、前記顧客管理装置は、第2の課金手段が、前記顧客テーブル記憶手段が記憶する顧客テーブルで対応づけられている前記第1の期間における店舗での合計取引金額が、前記判定金額に達している顧客については、駐車場の利用当日に、店舗で商品を購入していない場合、駐車場の利用にかかる料金を課金する、構成としてもよい。
この発明によれば、優良顧客に不満を感じさせず、また一般顧客が感じるメリットを低下させないので、店舗における売り上げの低下が抑えられる。
以下、この発明の実施形態である駐車場システムについて説明する。
図1は、この駐車場システムを示す概略図である。この駐車場システムは、顧客管理装置1と、ゲート開閉装置2と、車両検知装置3と、事前精算機4と、を備えている。この駐車場システムは、デパートやショッピングセンタ等の店舗の来店客の車両を駐車する駐車場を運営、管理を行う。顧客管理装置1は、センタに設置され、ゲート開閉装置2や車両検知装置3とデータ通信可能に接続されている。顧客管理装置1は、顧客毎に、その顧客の車両を特定する車両番号、その顧客の店舗での取引の実績等、を対応付けて記憶する。ここでは、車両番号は、その車両のナンバープレートに表記されている登録番号である。
ゲート開閉装置2は、駐車場の入口に設けた入口ゲート2a、および駐車場の出口に設けた出口ゲート2bを開閉する。ゲート開閉装置2は、通常、入口ゲート2a、および出口ゲート2bを閉している。ゲート開閉装置2は、車両を駐車場に入場させるときに、一時的に入口ゲート2aを開する。また、ゲート開閉装置2は、車両を駐車場から出場させるときに、一時的に出口ゲート2bを開する。また、ゲート開閉装置2は、駐車場に入場させる車両に対して駐車券を発券する構成や、駐車場から出場させる車両に対して駐車料金の精算を行う構成を備えている。
なお、ゲート開閉装置2は、駐車場への車両の入場を制御する入場車両用ゲート開閉装置と、駐車場からの車両の出場を制御する出場車両用ゲート開閉装置と、の2つの装置で構成してもよい。
車両検知装置3は、入場車両撮像カメラ3a、および出場車両撮像カメラ3bで撮像された車両の撮像画像を処理する。入場車両撮像カメラ3aは、入口ゲート2aの手前(駐車場の外側)が撮像エリアになるように設置され、駐車場に入場する車両を撮像する。出場車両撮像カメラ3bは、出口ゲート2bの手前(駐車場の内側)が撮像エリアになるように設置され、駐車場から出場する車両を撮像する。車両検知装置3は、入場車両撮像カメラ3a、および出場車両撮像カメラ3bで撮像された撮像画像を処理し、その車両のナンバープレートに表記されている登録番号を取得する。
なお、車両検知装置3も、ゲート開閉装置2と同様に、駐車場に入場する車両のナンバープレートに表記されている登録番号を取得する入場車両用検知装置と、駐車場から出場する車両のナンバープレートに表記されている登録番号を取得する出場車両用検知装置と、の2つの装置で構成してもよい。
また、事前精算機4は、駐車券を受け付け、駐車場料金を事前に精算する機器であり、駐車料金の精算を行うと、受け付けた駐車券に精算済を記録し、これを放出する。この駐車場システムでは、事前精算機4は他の機器と接続されていない。また、ここでは、事前精算機4は、受け付けた駐車券に精算済を記録して放出するとしているが、駐車料金の精算済を記録した精算券を発券する構成であってもよい。
次に、この駐車場システムを構成する各装置の構成について説明する。図2は、顧客管理装置の主要部の構成を示す図である。顧客管理装置1は、制御部11と、通信部12と、顧客データベース13(以下、顧客DB13と言う。)と、を備えている。制御部11は、顧客管理装置1本体各部の動作を制御する。通信部12は、ゲート開閉装置2や、車両検知装置3との間におけるデータ通信を制御するだけでなく、図示していない、店舗側装置とのデータ通信も制御する。また、インタネットに接続でき、電子メールの送信も行える。
ここで、この店舗側装置について簡単に説明しておく。この店舗側装置は、店舗のレジに設置されているCAT端末やPOS端末等の取引処理装置と接続されている。取引処理装置は、顧客との取引を処理する毎に、その取引の内容を店舗側装置に送信する。店舗側装置は、店舗で処理された取引を、取引処理装置から送信されてきた取引内容に基づいて管理する。また、店舗側装置は、顧客毎に取引を管理する機能を有している。簡単に言うと、店舗側装置は、クレジットカードやポイントカード等が使用され、取引を行った顧客が特定できる場合、特定した顧客が行った取引として管理する。また、店舗側装置は、顧客毎に、顧客の氏名、住所、電話番号、年齢、性別、その顧客の1、または複数の車両の登録番号等を顧客情報として記憶し、管理している。
顧客管理装置1の顧客DB13は、顧客毎に、その顧客の代表車両の登録番号、1または複数のサブ車両の登録番号、その顧客が第1の期間に行った取引の合計金額(取引合計金額)、その顧客が第2の期間に行った取引の合計金額(取引合計金額)、その顧客の電子メールアドレス、駐車場の利用履歴等を対応付けた顧客テーブル13aを記憶している。この顧客テーブル13aは、上述した店舗側装置と同様に、顧客の氏名、住所、電話番号、年齢、性別等についても登録したテーブルにしてもよいが、個人情報の漏洩等に対するセキュリティの面から、本駐車場システムで特に必要が無い個人情報まで登録しないほうが好ましい。代表車両、およびサブ車両の登録番号は、その車両のナンバープレートに表記されている登録番号である。代表車両は、顧客が所有する車両から選択した車両であり、サブ車両は、顧客が所有する車両で、代表車両にしなかった他の車両である。駐車場の利用履歴は、駐車場の利用毎に、駐車場の入場日時と、出場日時とを対応付けた情報である。
ここで第1の期間と、第2の期間について説明する。第1の期間、および第2の期間は、例えば半年(6カ月)や1年である。第1の期間は、その期間の全てがすでに経過した期間である。第2の期間は、この第1の期間の末日の翌日から始まる期間であり、且つその期間の全てが経過していない期間である。すなわち、第1の期間が所謂前期であり、第2の期間が所謂今期である。したがって、第2の期間の全てが経過したときには、この第2の期間が第1の期間となり、新たな第2の期間が始まる。具体的には、第1の期間、および第2の期間の長さを1年(4月1日〜翌年の3月31日)とした場合、今日現在の日付が2007年12月10日であれば、第1の期間は2006年4月1日〜2007年3月31日までの期間であり、第2の期間は2007年4月1日〜2008年3月31日までの期間である。日付が進み、今日現在の日付が2008年4月1日になると、第1の期間は、2007年4月1日〜2008年3月31日までの期間になり、第2の期間は、2008年4月1日〜2009年3月31日までの期間になる。また、第1の期間、および第2の期間の長さを6カ月にする場合は、例えば、1年を4月1日〜9月30日、10月1日〜翌年の3月31日の2つの期間に分割すればよい。この場合には、今日現在の日付が2007年12月10日であれば、第1の期間は2007年4月1日〜2007年9月30日までの期間であり、第2の期間は2007年10月1日〜2008年3月31日までの期間である。日付が進み、今日現在の日付が2008年4月1日になると、第1の期間は、2007年10月1日〜2008年3月31日までの期間になり、第2の期間は、2008年4月1日〜2008年9月30日までの期間になる。また、期間の長さについては、優良顧客と、一般顧客とで、その期間における取引合計金額に差がでる長さであればよく、上述した半年や1年に制限されるものではない。顧客管理装置1は、日付の経過にともなって、顧客テーブル13aにおける、第1の期間、第2の期間、および各期間の取引合計金額を更新する機能を有している。
顧客管理装置1は、店舗側装置から送信されてきた更新指示に基づいて、顧客テーブル13aに登録されている該当する顧客の第2の期間の取引合計金額を更新する。例えば、店舗側装置は、取引処理装置から取引情報が送信されてきたときに、1または複数の車両の登録番号が登録されている顧客が行った取引であるかどうかを判定し、1または複数の車両の登録番号が登録されている顧客であれば、その顧客のいずれかの登録番号と、今回の取引の取引金額と、を対応付けた更新指示を顧客管理装置1に送信する。この場合、顧客管理装置1は、該当する顧客の第2の期間の取引合計金額を、今回の取引の取引金額とその時点の金額とを加算した金額に更新する。また、店舗側装置は、毎日、店舗の閉店後に、その日に行われた取引の中から、1または複数の車両の登録番号が登録されている顧客が行った取引を抽出し、ここで抽出した取引について上述した更新指示を顧客管理装置1に送信する構成としてもよい。また、この場合、同じ顧客の取引については、取引金額を纏めて(その日の合計取引金額を)送信する構成としてもよい。
なお、店舗側装置から顧客管理装置1に送信する更新指示は、個人情報の漏洩等に対するセキュリティの面から、顧客の氏名や住所等の個人情報を含まないほうが好ましい。また、顧客の氏名や住所等の個人情報を含まないことで、店舗側装置と顧客管理装置1との間における通信容量も抑えられる。
図3は、ゲート開閉装置の主要部の構成を示す図である。ゲート開閉装置2は、制御部21と、発券部22と、精算部23と、入口ゲート開閉部24と、出口ゲート開閉部25と、通信部26と、を備えている。制御部21は、ゲート開閉装置2本体各部の動作を制御する。発券部22は、駐車場に入場する車両に対して駐車券を発券する。駐車券は、入場時刻(発券時刻)等が磁気データで記録された磁気券である。後述するように、ゲート開閉装置2は、駐車場に入場する全ての車両に対して駐車券を発券するのではなく、一部の車両については駐車券を発券しない。ここでは、駐車券は、磁気券であるとしているが、入場時刻等をバーコードで印刷したものであってもよい。精算部23は、駐車場から出場する車両に対して駐車料金の精算を行う。精算部23は、受け付けた駐車券に記録されている磁気データの読み取り、駐車料金として投入された紙幣や硬貨の鑑別、釣り銭の放出等を行う構成を有している。後述するように、ゲート開閉装置2は、駐車場に入場する際に駐車券を発券しなかった車両については、駐車料金の精算を行わない。入口ゲート開閉部24は、入口ゲート2aを開閉し、駐車場への車両の入場を制限する。入口ゲート開閉部24は、駐車場の入口付近における車両の有無を検知するセンサを有している。出口ゲート開閉部25は、出口ゲート2bを開閉し、駐車場からの車両の出場を制限する。出口ゲート開閉部25は、駐車場の出口付近における車両の有無を検知するセンサを有している。通信部26は、顧客管理装置1との間におけるデータ通信を制御する。
図4は、車両検知装置の主要部の構成を示す図である。車両検知装置3は、制御部31と、第1の画像処理部32と、第2の画像処理部33と、通信部34と、を備えている。制御部31は、車両検知装置3本体各部の動作を制御する。第1の画像処理部32には、入場車両撮像カメラ3aで撮像された撮像画像が入力されている。第1の画像処理部32は、入場車両撮像カメラ3aの撮像画像を処理し、車両が撮像されていれば、撮像されている車両のナンバープレートに表記されている登録番号を認識する。これにより、駐車場に入場する車両の登録番号を取得する。また、第2の画像処理部33には、出場車両撮像カメラ3bで撮像された撮像画像が入力されている。第2の画像処理部33は、出場車両撮像カメラ3bの撮像画像を処理し、車両が撮像されていれば、撮像されている車両のナンバープレートに表記されている登録番号を認識する。これにより、駐車場から出場する車両の登録番号を取得する。第1の画像処理部31、および第2の画像処理部32は、公知のパターンマッチング等の手法でナンバープレートに表記されている登録番号を認識する。通信部34は、顧客管理装置2との間におけるデータ通信を制御する。
なお、第1の画像処理部32、および第2の画像処理部33を1つの画像処理部で構成し、入場車両撮像カメラ3aおよび出場車両撮像カメラ3bの撮像画像が選択的に入力される構成としてもよい。
また、事前精算機4は、駐車券を受け付け駐車料金を精算する精算部を有している。この精算部は、ゲート開閉装置2の精算部23と同様に、受け付けた駐車券に記録されている磁気データの読み取り、駐車料金として投入された紙幣や硬貨の鑑別、釣り銭の放出を行う構成等を有している。また、事前精算機4の精算部は、駐車料金の精算を行ったときに、受け付けた駐車券に精算済を記録し放出する構成も有している。
次に、この駐車場システムの動作について説明する。まず、概要を説明する。
この駐車場システムでは、駐車場に入場する車両のナンバープレートに表記されている登録番号が、顧客管理装置1の顧客テーブル13aに登録されており、且つ対応付けられている第1の期間の取引合計金額が予め定めた判定金額(例えば、10万円)に達していれば、ゲート開閉装置2が入口ゲート2aを開する。一方、駐車場に入場する車両のナンバープレートに表記されている登録番号が、顧客管理装置1の顧客テーブル13aに登録されていなかったり、登録されているが対応付けられている第1の期間の取引合計金額が予め定めた判定金額に達していなければ、ゲート開閉装置2が駐車券を発券し、その後、入口ゲート2aを開する。第1の期間の取引合計金額が予め定めた判定金額に達している顧客は、店舗での取引合計金額が比較的大きい顧客である。すなわち、第1の期間の取引合計金額が予め定めた判定金額に達している顧客は、店舗側からみると、優良顧客である。したがって、第1の期間の取引合計金額が判定金額に達している車両は、優良顧客の車両である。ここでは、第1の期間の取引合計金額が予め定めた判定金額に達している顧客を優良顧客、第1の期間の取引合計金額が予め定めた判定金額に達していない顧客を一般顧客と表現する。優良顧客とは、来店頻度が高く、取引回数の多い顧客や、高額の商品やサービスを購入してくれる顧客である。このように、この駐車場システムでは、優良顧客は駐車場の入口で車両を停止することなく入場できるが、一般顧客は発券された駐車券を受け取るために駐車場の入口で車両を一旦停止しなければ、入場できない。
また、駐車場から出場する車両のナンバープレートに表記されている登録番号が、顧客管理装置1の顧客テーブル13aに登録されており、且つ対応付けられている第1の期間の取引合計金額が判定金額に達していれば、ゲート開閉装置2が出口ゲート2bを開する。一方、駐車場から出場する車両のナンバープレートに表記されている登録番号が、顧客管理装置1の顧客テーブル13aに登録されていなかったり、登録されているが対応付けられている第1の期間の取引合計金額が判定金額に達していなければ、ゲート開閉装置2が駐車券を受け付けて駐車料金の精算を行った後、出口ゲート2bを開する。このように、優良顧客は駐車場の出口でも車両を停止することなく出場できるが、一般顧客は駐車料金を精算するために駐車場の出口で車両を一旦停止しなければ、出場できない。
次に、この駐車場システムを構成する各装置の動作について詳細に説明する。図5は、顧客管理装置の動作を示すフローチャートである。図6は、ゲート開閉装置の動作を示すフローチャートである。図7は、車両検知装置の動作を示すフローチャートである。
顧客管理装置1は、店舗側装置からの更新指示、ゲート開閉装置2からの入場判定要求、または出場判定要求のいずれかが送信されてくるのを待っている(s1〜s3)。店舗側装置は、上述したように、例えば、取引処理装置から取引情報が送信されてきたときに、1または複数の車両の登録番号が登録されている顧客が行った取引であるかどうかを判定し、1または複数の車両の登録番号が登録されている顧客であれば、その顧客のいずれかの登録番号と、今回の取引の取引金額と、を対応付けた更新指示を顧客管理装置1に送信する。顧客管理装置1は、店舗側装置からの更新指示を受信すると、該当する顧客の第2の期間の取引合計金額を、今回の取引の取引金額とその時点の金額とを加算した金額に更新する(s4)。
なお、店舗側装置が、毎日、店舗の閉店後に、その日に行われた取引の中から、1または複数の車両の登録番号が登録されている顧客が行った取引を抽出し、ここで抽出した取引について上述した更新指示を顧客管理装置1に送信する構成としてもよい。また、この場合、店舗側装置が、同じ顧客の取引については、取引金額を纏めて(その日の合計取引金額を)1つの更新指示で送信する構成としてもよい。これにより、顧客管理装置1は、顧客テーブル13aに登録番号が登録されている顧客毎に、その顧客の第2の期間における取引合計金額の更新が行える。この第2の期間は、この第2の期間の末日が過ぎると、第1の期間に更新される。すなわち、この第2の期間の取引合計金額は、来期の第1の期間の取引合計金額である。
車両検知装置3は、入場車両撮像カメラ3aの撮像画像を第1の画像処理部32で処理するとともに、出場車両撮像カメラ3bの撮像画像を第2の画像処理部33で処理し、入場車両、または出場車両が撮像されているかどうかを判定している(s41、s42)。入場車両撮像カメラ3aの撮像エリアは、入口ゲート2aよりも駐車場の外側である。入場車両撮像カメラ3aの撮像エリアから入口ゲート2aまでの距離は、20〜30mであり、車両が数秒かけて移動する距離である。また、出場車両撮像カメラ3bの撮像エリアから出口ゲート2bまでの距離も、同様に20〜30mであり、車両が数秒かけて移動する距離である。車両検知装置3は、s41で入場車両撮像カメラ3aの撮像画像に入場車両が撮像されていると判定すると、第1の画像処理部32で、その撮像画像を処理して、入場車両のナンバープレートに表記されている登録番号を認識する(s43)。s43では、撮像画像からナンバープレート部分を切り出し、公知のパターンマッチング等の手法で、表記されている登録番号を認識する。車両検知装置3は、これにより入場車両の登録番号を取得する。車両検知装置3は、s43で認識した入場車両の登録番号を含む入場判定要求を顧客管理装置1に送信する(s44)。また、車両検知装置3は、s42で出場車両撮像カメラ3bの撮像画像に出場車両が撮像されていると判定すると、第2の画像処理部33で、その撮像画像を処理して、出場車両のナンバープレートに表記されている登録番号を認識する(s45)。s45では、s43と同様に、撮像画像からナンバープレート部分を切り出し、公知のパターンマッチング等の手法で、表記されている登録番号を認識する。車両検知装置3は、これにより入場車両の登録番号を取得する。車両検知装置3は、s45で認識した出場車両の登録番号を含む出場判定要求を顧客管理装置1に送信する(s46)。
顧客管理装置1は、車両検知装置3からの入場判定要求を通信部12で受信すると、その入場判定要求に含まれている登録番号が、顧客DB13の顧客テーブル13aに登録されているかどうかを判定する(s5)。s5では、入場判定要求に含まれている登録番号が、代表車両であってもよいし、サブ車両であってもよい。顧客管理装置1は、s5で顧客テーブル13aに登録されていると判定すると、その登録番号に対応付けられている第1の期間の取引合計金額が判定金額に達しているかどうかを判定する(s6)。顧客管理装置1は、s6で第1の期間の取引合計金額が判定金額に達していると判定すると、ゲート開閉装置2に対して入口ゲート2aを開することを指示する(s7)。また、顧客管理装置1は、顧客テーブル13aに今回の入場判定要求に基づく駐車場の利用履歴を登録する(s8)。s8では、現在時刻を駐車場の入場時刻とした駐車場の利用履歴を、今回の入場判定要求に含まれている登録番号に対応付けて登録する。
ゲート開閉装置2は、顧客管理装置1から入口ゲート2aを開することが指示されると(s21)、入口ゲート開閉部24により入口ゲート2aを開する(s22)、その後、ゲート開閉装置2は、車両が入口ゲート2aを通過して駐車場内に入ると(s23)、入口ゲート開閉部24により入口ゲート2aを閉する(s24)。s23では、入口ゲート開閉部24に設けられている、駐車場の入口付近における車両の有無を検知するセンサが、車両を検知した後に、車両を検知していない状態になると、車両が入口ゲート2aを通過して駐車場内に入ったと判断する。
また、顧客管理装置1は、s5で顧客テーブル13aに登録されていないと判定した場合、またはs6で第1の期間の取引合計金額が判定金額に達していないと判定した場合、ゲート開閉装置2に対して駐車券の発券を指示する(s9)。
ゲート開閉装置2は、顧客管理装置1から駐車券の発券が指示されると(s25)、入口ゲート2aを開することなく、発券部22において駐車券を発券する(s26)。駐車券の発券は、入口ゲート開閉部24に設けられている、駐車場の入口付近における車両の有無を検知するセンサが車両を検知したときに行ってもよいし、車両の運転者等が発券ボタンを操作したタイミングで行ってもよい。ゲート開閉装置2は、車両の運転者等が発券した駐車券を受け取ると(s27)、入口ゲート開閉部24により入口ゲート2aを開する(s28)。その後、ゲート開閉装置2は、車両が入口ゲート2aを通過して駐車場内に入ると(s29)、入口ゲート開閉部24により入口ゲート2aを閉する(s30)。s29では、入口ゲート開閉部24に設けられている、駐車場の入口付近における車両の有無を検知するセンサが、車両を検知していない状態になると、車両が入口ゲート2aを通過して駐車場内に入ったと判断する。
また、顧客管理装置1は、車両検知装置3からの出場判定要求を通信部12で受信すると、その出場判定要求に含まれている登録番号が、顧客DB13の顧客テーブル13aに登録されているかどうかを判定する(s10)。s10では、入場判定要求に含まれている登録番号が、代表車両であってもよいし、サブ車両であってもよい。顧客管理装置1は、s10で顧客テーブル13aに登録されていると判定すると、その登録番号に対応付けられている第1の期間の取引合計金額が判定金額に達しているかどうかを判定する(s11)。顧客管理装置1は、s11で第1の期間の取引合計金額が判定金額に達していると判定すると、ゲート開閉装置2に対して出口ゲート3bを開することを指示する(s12)。また、顧客管理装置1は、顧客テーブル13aに今回の出場判定要求に基づく駐車場の利用履歴を登録する(s13)。s13では、現在時刻を駐車場の出場時刻とした駐車場の利用履歴を、今回の出場判定要求に含まれている登録番号に対応付けて登録する。このとき、入場時に登録した駐車場の利用履歴(入場時刻)と、今回の出場時刻と、を対にして顧客テーブル13aに登録する。
ゲート開閉装置2は、顧客管理装置1から出口ゲート3aを開することが指示されると(s31)、出口ゲート開閉部25により出口ゲート2bを開する(s32)、その後、ゲート開閉装置2は、車両が出口ゲート2bを通過して駐車場から出場すると(s33)、出口ゲート開閉部25により出口ゲート2bを閉する(s34)。s33では、出口ゲート開閉部25に設けられている、駐車場の出口付近における車両の有無を検知するセンサが、車両を検知した後に、車両を検知していない状態になると、車両が出口ゲート2bを通過して駐車場から出場したと判断する。
また、顧客管理装置1は、s10で顧客テーブル13aに登録されていないと判定した場合、またはs11で第1の期間の取引合計金額が判定金額に達していないと判定した場合、ゲート開閉装置2に対して駐車料金の精算を指示する(s14)。
ゲート開閉装置2は、顧客管理装置1から駐車料金の精算が指示されると(s35)、出口ゲート2bを閉することなく、精算部23において駐車料金を精算する(s36)。駐車料金の精算は、車両の運転手等から駐車券を受け付けたタイミングで開始する。s36にかかる精算処理では、まず、事前精算機4ですでに駐車料金が精算されているかどうかを判断する。具体的には、今回受け付けた駐車券に精算済が記録されているかどうかを判定する。今回受け付けた駐車券に精算済が記録されていれば、精算完了と判断する。一方、今回受け付けた駐車券に精算済が記録されていなければ、駐車券に記録されている入場時刻と、現在時刻(出場時刻)と、から駐車時間を算出する。また、店舗での取引によって、駐車料金または駐車時間の割引にかかる割引情報が記憶されていれば、この割引情報を読み出す。そして、駐車時間と、割引情報と、に基づいて、今回の駐車場の利用にかかる駐車料金を算出する。ゲート開閉装置2は、ここで算出した駐車料金が現金で精算されると、精算完了と判断する。
ゲート開閉装置2は、駐車料金の精算が完了すると、出口ゲート開閉部25により出口ゲート2bを開する(s37)、その後、ゲート開閉装置2は、車両が出口ゲート2bを通過して駐車場から出場すると(s38)、出口ゲート開閉部25により出口ゲート2bを閉する(s39)。s38では、出口ゲート開閉部25に設けられている、駐車場の出口付近における車両の有無を検知するセンサが、車両を検知していない状態になると、車両が出口ゲート2bを通過して駐車場から出場したと判断する。
このように、この駐車場システムでは、第1の期間における取引合計金額が予め定めた判定金額に達している優良顧客は、駐車券を受け取ることなく駐車場に入場することができる。一方、第1の期間における取引合計金額が予め定めた判定金額に達していない一般顧客は、駐車券を受け取ることで、駐車場への入場が許可される。すなわち、優良顧客は、駐車場の入口で車両を停止することなく駐車場に入場することができるという、一般顧客よりも質の高いサービスが提供される。
なお、上述したように、入場車両撮像カメラ3aの撮像エリアから入口ゲート2aまでの距離が20〜30mである。このため、優良顧客は、入口ゲート2aの手前に達したときに、上述したs2〜s7にかかる処理や、s22にかかる処理が完了しており、駐車場の入口で車両を停止することなく駐車場に入場することができる。
また、駐車場から出場するときも、優良顧客は、駐車料金の精算を行うことなく、駐車場から出場することができるのに対し、一般顧客は。駐車料金の精算を行うことで、駐車場からの出場が許可される。すなわち、優良顧客は、駐車場の出口で停止することなく駐車場から出場することができるという、一般顧客よりも質の高いサービスが提供される。
なお、上述したように、出場車両撮像カメラ3bの撮像エリアから出口ゲート2bまでの距離が20〜30mである。このため、優良顧客は、出口ゲート2bの手前に達したときに、上述したs10〜s12にかかる処理や、s32にかかる処理が完了しており、駐車場の出口で車両を停止することなく駐車場から出場することができる。
したがって、優良顧客に満足感を与えることができ、優良顧客が来店を控えたり、高額の商品の購入を控えることにより生じる、売り上げの低下が抑えられる。また、自分も優良顧客になって、優良顧客に対する上述のサービスの提供を受けたいと希望する一般顧客の購買意欲の促進が図れる。
また、その日の顧客の取引金額に応じて駐車場の駐車料金を減額する駐車料金の割引サービス等、従来から行っている顧客サービスについては、特に廃止したり、サービスの内容を縮小する必要がないので、一般顧客に対するサービスの低下も生じない。
また、駐車料金については、優良顧客であっても、一般顧客と同様に、課金する構成としてもよい。例えば、優良顧客に対して、その日の顧客の取引金額に応じて駐車場の駐車料金を減額する駐車料金の割引サービスを行えばよい。この場合、優良顧客は、上述したように、駐車場に入るときに駐車券を受け取っておらず、また、駐車場から出場するときに出口で車両を停止しないので、駐車料金をクレジットやポイント等で精算すればよい。
具体的には、上述した処理で、優良顧客については、駐車場の利用履歴が顧客テーブル13aに登録される。また、顧客が行った取引にかかる取引情報は、店舗側装置で管理される。したがって、顧客管理装置1が、図8に示す処理を行い、駐車料金を優良顧客に課金する構成としてもよい。
この処理は、毎日、店舗の営業が終了した後に行えばよい。顧客管理装置1は、顧客テーブル13aを検索し、その日に、駐車場を利用した優良顧客を抽出する(s51)。顧客管理装置1は、s51で抽出した優良顧客毎に、その日の店舗での取引内容を店舗側装置から取得する(s52)。そして、s51で抽出した顧客毎に、駐車時間や、その日の取引金額等に基づいて駐車料金を算出する(s53)。顧客管理装置1は、優良顧客毎に、s53で算出した駐車料金と、車両番号と、を対応付けて店舗側装置に駐車料金の課金を指示する(s54)。
店舗側装置は、顧客管理装置1からの駐車料金の課金指示に基づいて、優良顧客毎にクレジットやポイントで駐車料金を精算する。
なお、駐車料金の課金は、顧客管理装置1から各優良顧客の駐車場の利用履歴を店舗側装置に送信し、店舗側装置が優良顧客毎に、駐車料金を算出する構成としてもよい。
また、優良顧客に対しても駐車料金を課金する場合には、第1の期間における取引合計金額に応じて、駐車料金の割引率等を異ならせてもよい。例えば、第1の期間における取引合計金額が高額になるにつれて、駐車料金の割引率が高くなるようにしてもよい。これにより、優良顧客の間でも、第1の期間の取引合計金額に応じて、提供するサービスを差別化することができ、第1の期間の取引合計金額が判定金額の数倍である優良顧客が不満を感じるのを抑えることができる。
さらに、駐車場の利用当日に、店舗での取引がなかった顧客については、駐車料金を全額課金するようにしてもよい。すなわち、店舗に来店していないが、駐車場を利用した優良顧客に、駐車料金を適正に課金することができる。
また、顧客管理装置1が、第2の期間における取引合計金額に応じて、適当なタイミングで電子メールを送信する構成としてもよい。例えば、顧客管理装置1が、顧客テーブル13aに登録されている顧客に、その顧客のメールアドレスを宛先にして、「○月○日までに、あと○○○○○円の取引を行うと、あなたは×月×日から優良顧客です。駐車場の入口や出口で車両を停止する必要がありません。」等のメッセージを電子メールで送信してもよい。これにより、顧客の購買意欲を一層促進することができる。この電子メールを送信するタイミングは、例えば、毎月末日としてもよいし、駐車場に入場したタイミングとしてもよいし、駐車場から出場したタイミングとしてもよい。
また、この駐車場システムで管理、運営する駐車場は、店舗で運営している直営駐車場であってもよいし、店舗と提携している提携駐車場であってもよい。また、パークアンドライドの駐車場であってもよい。
また、上記駐車場システムでは、車両のナンバープレートに表記されている登録番号を車両番号として取得するとしたが、ETC等の車載機から無線通信で取得する識別番号等を車両番号とすることもできる。
また、優良顧客については、駐車スペースを広くした専用の場所に駐車させるようにしてもよい。また、優良顧客の車両を駐車するエリアの監視システム等を充実させてもよい。この場合、駐車場内に、優良顧客を駐車スペースに案内する、係員等を配置すればよい。
駐車場システムを示す概略図である。 顧客管理装置の主要部の構成を示す図である。 ゲート開閉装置の主要部の構成を示す図である。 車両検知装置の主要部の構成を示す図である。 顧客管理装置の動作を示すフローチャートである。 ゲート開閉装置の動作を示すフローチャートである。 車両検知装置の動作を示すフローチャートである。 優良顧客に対する駐車料金の課金処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1−顧客管理装置
2−ゲート開閉装置
2a−入口ゲート
2b−出口ゲート
3−車両検知装置
3a−入場車両撮像カメラ
3b−出場車両撮像カメラ
4−事前精算機
11−制御部
12−通信部
13−顧客データベース(顧客DB
13a−顧客テーブル
21−制御部
22−発券部
23−精算部
24−入口ゲート開閉部
25−出口ゲート開閉部
26−通信部

Claims (7)

  1. 顧客毎に、1または複数の車両番号と、予め定めた第1の期間における店舗での合計取引金額と、を対応付けた顧客テーブルを記憶する顧客テーブル記憶手段を備えた顧客管理装置と、
    駐車場の入口に設けた入口ゲートの手前で、駐車場に入場する車両から、その車両を特定する車両番号を取得する第1の車両番号取得手段、および、この第1の車両番号取得手段が取得した車両番号を前記顧客管理装置に通知する車両番号通知手段を備えた車両検知装置と、
    駐車場に入場する車両に対して入場時刻を記録した駐車券を発券する発券手段、および、前記入口ゲートを一時的に開して駐車場への車両の入場を許可する第1の開閉手段を備えたゲート開閉装置とを有し、
    前記顧客管理装置は、
    前記車両検知装置の前記車両番号通知手段によって通知された駐車場に入場する車両の車両番号が、前記顧客テーブル記憶手段が記憶する顧客テーブルに登録されていれば、その車両番号に対応付けられている前記第1の期間における店舗での合計取引金額が、予め定めた判定金額に達しているかどうかを判定する判定手段、および、前記判定手段が前記判定金額に達していると判定した場合に、前記入口ゲートを開することを前記ゲート開閉装置に指示する指示手段を備え、
    前記ゲート開閉装置は、
    前記顧客管理装置の前記指示手段によって前記入口ゲートを開することが指示された場合、前記発券手段における駐車券の発券を停止し、前記入口ゲートを前記第1の開閉手段に一時的に開させ、前記顧客管理装置の前記指示手段によって前記入口ゲートを開することが指示されなかった場合、前記発券手段が駐車券を発券した後に、前記入口ゲートを前記第1の開閉手段に一時的に開させる制御手段、を備えている、
    駐車場システム。
  2. 前記ゲート開閉装置は、
    駐車場から出場する車両に対して、駐車料金を精算する精算手段を備え、
    前記車両検知装置は、
    駐車場の出口に設けた出口ゲートの手前で、駐車場から出場する車両から、その車両を特定する車両番号を取得する第2の車両番号取得手段を備えるとともに、
    前記車両番号通知手段が、前記第2の車両番号取得手段が取得した車両番号を前記顧客管理装置に通知する手段であり、
    前記顧客管理装置は、
    前記判定手段が、前記車両検知装置の前記車両番号通知手段によって通知された駐車場から出場する車両の車両番号が前記顧客テーブルに登録されていれば、その車両番号に対応付けられている前記第1の期間における店舗での合計取引金額が、前記判定金額に達しているかどうかを判定する手段であり、
    前記指示手段が、駐車場から出場する車両について、前記判定手段が前記判定金額に達していると判定した場合に、前記出口ゲートを開することを前記ゲート開閉装置に指示する手段であり、
    前記ゲート開閉装置は、
    前記制御手段が、前記顧客管理装置の前記指示手段によって前記出口ゲートを開することが指示された場合、前記出口ゲートを前記第2の開閉手段に一時的に開させ、前記顧客管理装置の前記指示手段によって前記出口ゲートを開することが指示されなかった場合、前記精算手段が駐車料金の精算を行った後に、前記出口ゲートを前記第2の開閉手段に一時的に開させる手段である、
    請求項1に記載の駐車場システム。
  3. 前記顧客管理装置は、
    前記顧客テーブル記憶手段が、顧客毎に、前記第1の期間の末日の翌日から始まる第2の期間における店舗での合計取引金額も記憶する手段であり、
    さらに、店舗側から送信されてきた、車両番号と取引金額とを含む更新指示を受信する毎に、該当する車両番号に対応付けている前記第2の期間における店舗での合計取引金額を更新する更新手段を備えている、
    請求項1、または2に記載の駐車場システム。
  4. 前記顧客管理装置は、
    前記顧客テーブルに登録されている顧客の前記第2の期間における店舗での合計取引金額に応じたメッセージを、その顧客について設定されている宛先に送信するメッセージ送信手段を備えている、
    請求項3に記載の駐車場システム。
  5. 前記ゲート開閉装置は、
    前記第1の車両番号取得手段が、車両のナンバープレートを撮像した撮像画像を処理して、該ナンバープレートに表記されている登録番号を車両番号として取得する手段である、
    請求項1〜4のいずれかに記載の駐車場システム。
  6. 前記顧客管理装置は、
    前記顧客テーブル記憶手段が、顧客毎に駐車場の利用実績も記憶する手段であり、
    さらに、前記顧客テーブル記憶手段が記憶する顧客テーブルで対応づけられている前記第1の期間における店舗での合計取引金額が、前記判定金額に達している顧客については、その合計取引金額、および駐車場の利用実績に基づいて、駐車場の利用にかかる料金を課金する第1の課金手段を備えている、
    請求項1〜5のいずれかに記載の駐車場システム。
  7. 前記顧客管理装置は、
    前記顧客テーブル記憶手段が記憶する顧客テーブルで対応づけられている前記第1の期間における店舗での合計取引金額が、前記判定金額に達している顧客については、駐車場の利用当日に、店舗で商品を購入していない場合、駐車場の利用にかかる料金を課金する第2の課金手段を備えている、
    請求項1〜6のいずれかに記載の駐車場システム。
JP2007336144A 2007-12-27 2007-12-27 駐車場システム Expired - Fee Related JP4697223B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007336144A JP4697223B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 駐車場システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007336144A JP4697223B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 駐車場システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009157712A true JP2009157712A (ja) 2009-07-16
JP4697223B2 JP4697223B2 (ja) 2011-06-08

Family

ID=40961659

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007336144A Expired - Fee Related JP4697223B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 駐車場システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4697223B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011103079A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Active Term:Kk 顧客管理システム
KR20160084596A (ko) * 2015-01-06 2016-07-14 경일대학교산학협력단 불법주차 관리방법 및 시스템
CN106251637A (zh) * 2016-09-13 2016-12-21 杭州东方通信软件技术有限公司 一种智能停车场车牌识别方法
CN107170055A (zh) * 2017-07-05 2017-09-15 智慧互通科技有限公司 一种车辆出入停车场的控制系统
KR102623535B1 (ko) * 2023-07-05 2024-01-11 주식회사 그린도트 주차장 내 주차 위치를 결정하기 위한 장치, 방법,시스템 및 컴퓨터 판독가능 매체

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06290324A (ja) * 1993-03-31 1994-10-18 Omron Corp 駐車料金管理装置
JPH10154251A (ja) * 1996-11-22 1998-06-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 料金精算システム
JP2003228745A (ja) * 2002-02-06 2003-08-15 Nippon Signal Co Ltd:The 駐車場の駐車料金精算システム
JP2005242888A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 駐車場利用ポイント管理システム、ポイント発行機およびポイント情報管理方法
JP2007172480A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 駐車場管理システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06290324A (ja) * 1993-03-31 1994-10-18 Omron Corp 駐車料金管理装置
JPH10154251A (ja) * 1996-11-22 1998-06-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 料金精算システム
JP2003228745A (ja) * 2002-02-06 2003-08-15 Nippon Signal Co Ltd:The 駐車場の駐車料金精算システム
JP2005242888A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 駐車場利用ポイント管理システム、ポイント発行機およびポイント情報管理方法
JP2007172480A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 駐車場管理システム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011103079A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Active Term:Kk 顧客管理システム
KR20160084596A (ko) * 2015-01-06 2016-07-14 경일대학교산학협력단 불법주차 관리방법 및 시스템
KR101695849B1 (ko) * 2015-01-06 2017-01-13 경일대학교산학협력단 불법주차 관리방법 및 시스템
CN106251637A (zh) * 2016-09-13 2016-12-21 杭州东方通信软件技术有限公司 一种智能停车场车牌识别方法
CN106251637B (zh) * 2016-09-13 2019-02-15 杭州东方通信软件技术有限公司 一种智能停车场车牌识别方法
CN107170055A (zh) * 2017-07-05 2017-09-15 智慧互通科技有限公司 一种车辆出入停车场的控制系统
CN107170055B (zh) * 2017-07-05 2023-09-08 智慧互通科技股份有限公司 一种车辆出入停车场的控制系统
KR102623535B1 (ko) * 2023-07-05 2024-01-11 주식회사 그린도트 주차장 내 주차 위치를 결정하기 위한 장치, 방법,시스템 및 컴퓨터 판독가능 매체

Also Published As

Publication number Publication date
JP4697223B2 (ja) 2011-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6695683B2 (ja) 駐車場管理装置、駐車場管理方法、駐車場管理プログラム、登録装置、登録方法、及び駐車場管理システム
JPH10275257A (ja) 駐車管理システム
JP2010079469A (ja) グループ管理装置、およびグループ管理方法
JP4697223B2 (ja) 駐車場システム
JP6985664B2 (ja) 料金計算システム及びサーバ装置
JP2019040502A (ja) ゲート式駐車場での駐車料金のスマホ決済法
JP2010286929A (ja) 駐車料金算出装置および駐車料金算出方法
JP2005275719A (ja) 駐車場案内と料金自動支払いシステム及びその方法並びに駐車場案内サービスホストコンピュータ
GB2458227A (en) Car parking apparatus
JP2007179448A (ja) 改札システム、受付装置、および自動改札機
JP6412350B2 (ja) 駐車場管理システム
JP3900386B2 (ja) 駐車場管理装置
KR20030065431A (ko) 주차관리 시스템
JP2003242537A (ja) 駐車システム及びこれに用いる料金精算機、携帯端末
JP4854185B2 (ja) 有料道路利用管理システムおよび有料道路利用管理方法
JP5857566B2 (ja) 管理サーバ、および駅務システム
JP6952829B2 (ja) 駐車場管理装置、駐車場管理方法、駐車場管理プログラム、登録装置、登録方法、及び駐車場管理システム
JP2005346551A (ja) 駐車場管理システムおよび駐車場管理方法
JP2003051036A (ja) 販売管理システム、販売管理方法及びプログラム
JP2002288699A (ja) 駐車場管理システム
JP3649068B2 (ja) 駐車場システム
JP4103464B2 (ja) 駐車場入庫管理機
KR200340889Y1 (ko) 주차 요금 징수 시스템
JP5469448B2 (ja) 駐車場管理システム
JP7242259B2 (ja) 施設利用システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101029

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20101029

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110214

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees