JP2007172480A - 駐車場管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】金融機関が発行するカードに、顧客の優遇度合い別に定めた格付け情報を記録させておき、駐車場から出庫する際に、カードの格付け情報を読み込んで顧客に応じたサービス提供に反映させる。
【解決手段】自動取引装置と、該自動取引装置に併設される駐車場と、該駐車場の出入口に設置されるゲート装置とを備えた駐車場管理システムであって、前記自動取引装置には本人を識別する識別媒体を用いて取引された取引情報を記憶する制御手段を備え、前記ゲート装置には受け付けた識別媒体の媒体情報または前記自動取引装置の取引情報に基づいて駐車料金を決定する料金決定手段を備える。
【選択図】図4
【解決手段】自動取引装置と、該自動取引装置に併設される駐車場と、該駐車場の出入口に設置されるゲート装置とを備えた駐車場管理システムであって、前記自動取引装置には本人を識別する識別媒体を用いて取引された取引情報を記憶する制御手段を備え、前記ゲート装置には受け付けた識別媒体の媒体情報または前記自動取引装置の取引情報に基づいて駐車料金を決定する料金決定手段を備える。
【選択図】図4
Description
この発明は、ATM等の自動取引装置に併設される駐車場の管理システムに関し、さらに詳しくは利用者の優遇度合いに応じた駐車場の利用サービスを提供する駐車場管理システムに関する。
従来、現金の支払、預金、振込等の取引が行えるATM等の自動取引装置は、24時間営業の運用が普及している。ところが、このような金融機関の自動取引装置に併設された駐車場は営業時間が制限されている場合が多い。このような駐車場は、営業時間外に入庫できないことになる。
また、自動取引装置の営業時間外に入庫や出庫が自由にできる駐車場は、自動取引装置とは別の目的で駐車利用されることがある。このため、自動取引装置の設置数に対して十分なスペースの駐車場を設けても顧客が駐車場を利用できない状態が発生していた。このような状態は、顧客の満足度を低下させる原因になっていた。
一方、駐車場の利用を確保する一例として、カード(キャッシュカード)を利用して自動取引装置に併設された駐車場を管理するシステムが知られている(例えば特許文献1参照)。
この駐車場の管理システムは、顧客が車両を駐車場に入れる前に、顧客のカードデータを読み取り、読み取った顧客情報が金融機関と取引契約している顧客か、または取引提携先の金融機関の顧客に該当するか否かを照会し、認証された優遇対象顧客の場合のみ、入庫を許可するという駐車場の管理を行う。また、出庫時に際しても、カードデータを読み取り、自動取引装置による取引が実行された顧客か否かを照会し、取引が実行された顧客の場合は無料で出庫を許可し、取引が実行されていない顧客の場合は駐車料金を請求するものである。
しかし、このようなカードを利用して駐車場を管理する方法では、カード利用か否かの2通りに対応したサービスしか提供できず、金融機関にとって有益な富裕層の顧客に対して差別化したサービスを提供できなかった。
特開2000−357247号公報
そこでこの発明は、顧客に応じて駐車料金を決定できる駐車場管理システムを提供することを目的とする。
この発明は、識別媒体の識別情報を読み込んで該識別情報に応じたサービスを提供できる駐車場管理システムであることを特徴とする。
この発明によれば、識別媒体に記憶されている媒体情報に応じて駐車場の料金割引サービス等の優遇サービスを提供することができる。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて説明する。
図面は駐車場管理システムを示し、ここでは車両を金融機関の駐車場に入庫利用した顧客が、金融機関内でATM等の自動取引装置を使用して取引を行い、駐車場から出庫する例を示す。
図面は駐車場管理システムを示し、ここでは車両を金融機関の駐車場に入庫利用した顧客が、金融機関内でATM等の自動取引装置を使用して取引を行い、駐車場から出庫する例を示す。
図1は自動取引装置11の概略構成図を示す。この自動取引装置11は入金、出金、振込、記帳、照会などの各種の取引機能を有し、取引に使用される識別媒体としては識別情報が記録されているカード12が用いられる。ここで取引されたデータは上位のホストコンピュータ13に送信されて管理される。
前記自動取引装置11には、制御部14、表示部15、入力部16、現金取引部17、印字部18、カードリーダライタ19などが備えられており、該自動取引装置11にカード12が挿入されて取引が実行される。
前記制御部14は、前記した構成部材である各ユニット(表示部15、入力部16、現金取引部17、印字部18、カードリーダライタ19)を制御し、上位のホストコンピュータ13と通信接続されている。表示部15は、自動取引装置11の利用案内、取引手順、及び各種データ(残高、取引金額など)を表示する。入力部16は、タッチパネル等を有して顧客によりタッチ入力されて取引情報が入力される。現金取引部17は、支払い、預け入れなどの現金の取引処理を行う。印字部18は、レシート(明細票)、ジャーナル(控え伝票)などの印字を行う。カードリーダライタ19は、該自動取引装置11の識別媒体受付手段として、カード12の磁気ストライプやICチップに口座情報などの取引に必要な取引情報と、駐車場システム利用情報(図3参照)32とを読み書きする。
前記カード12は、顧客を特定する識別媒体として自動取引装置11で取引を行うときに使用され、磁気ストライプを塗布したカードやICチップ搭載型のカードが用いられる。このカード12には、金融機関から与えられた口座情報等の識別情報以外に、駐車場を利用するときの駐車場システム利用情報も合せて書き込まれる。
ホストコンピュータ13は、自動取引装置11からの問い合わせに応答し、顧客の残高を調べて返答する等の応答機能及びデータ管理機能などを有している。
図2は駐車場の出入口に設置されるゲート装置としての入出庫管理装置20とその遮断機21を示す。前記入出庫管理装置20はカードリーダライタ22と入出庫制御部23とを備えており、このうちカードリーダライタ22は車両を駐車場に入庫、あるいは出庫させる時に、該入出庫管理装置20の識別媒体受付手段としてのカードリーダライタ22に挿入されたカード12の記録情報から口座情報、取引情報及び駐車場システム利用情報を読み書きする。
一方、入出庫制御部23は、駐車場システム利用情報(図3参照)や駐車料金テーブル(図4参照)をもとに、遮断機21の「ゲート開」「ゲート閉」を判断し、さらに精算に要する駐車料金を請求する。
遮断機21は、入出庫管理装置20側と接続されて駐車場の出入口に設置される。そして、車両の入出庫時に、入出庫制御部23からの開閉信号に応じて該遮断機21はゲートバー24を開または閉操作する。
図3は駐車場管理システムで使用されるカード12の記録領域のうち、予備エリア(領域)情報を示す説明図である。このカード12は本人を特定する口座番号などを記憶した固定記憶領域と、該カード12の利用ごとにデータが更新される書換え可能な更新記憶領域とを有し、この更新記憶領域のうち、取引以外の情報を記憶する記憶領域を駐車場管理用の予備エリア31として確保している。この予備エリア31に駐車場システム利用情報32の全てが書き込まれる。
前記駐車場システム利用情報32は、駐車場管理装置20で利用される情報であり、金融機関番号33、入庫時刻34、自動取引装置利用時刻35、駐車場利用時間36、カードランク37との各記憶領域が備えられている。
前記金融機関番号33は、取引される金融機関を区別する番号である。入庫時刻34は、顧客が車両を入庫した時刻であり、入庫時のカード12に入出庫管理装置20のカードリーダライタ22が入庫時刻34を記録した時刻である。自動取引装置利用時刻35は、顧客が自動取引装置11を利用した時刻であり、自動取引装置11のカードリーダライタ19が取引時にカード12に取引情報を記録した時刻である。駐車場利用時間36は、車両が駐車場を出庫するまでに要した時間である。この駐車場利用時間36は、出庫時に入出庫管理装置20のカードリーダライタ22がカード12の入庫時刻を読み取り、且つ入出庫制御部23が出庫時刻との差を算出することで求められる。
カードランク37は、格付け情報としての優遇度合い別の情報を記憶している。この情報は、当該金融機関にとって貢献度のある有益な顧客のうち、予め金融機関が複数段階の優遇度合いを定めたものである。この優遇度合い別の情報をカード12に格付け情報として複数のランク別に記録しておくことで、優遇度合い別に応じた駐車場の優遇度合い別利用サービスを提供できるようにしている。
図4は駐車場管理システムで管理する駐車料金テーブル41の一例を示す図表である。
この駐車料金テーブル41は、予め金融機関が定めたカードランク別の駐車料金設定データであって、A,B,Cの3段階に分けたカードランク37に対応する自動取引装置の取引有無情報42と、駐車場の無料利用時間43の情報とが定められている。この駐車料金テーブル41を用いて料金決定手段としての入出庫制御部23が駐車料金を判断する。
この駐車料金テーブル41は、予め金融機関が定めたカードランク別の駐車料金設定データであって、A,B,Cの3段階に分けたカードランク37に対応する自動取引装置の取引有無情報42と、駐車場の無料利用時間43の情報とが定められている。この駐車料金テーブル41を用いて料金決定手段としての入出庫制御部23が駐車料金を判断する。
前記入出庫制御部23はカードランク37と自動取引装置11の取引有無情報42とから駐車場の無料利用時間43を決定する例を示したが、これに限らず、カードランク37だけで駐車場の無料利用時間43を決定してもよく、また自動取引装置の取引情報だけで駐車場の無料利用時間43を決定してもよい。この実施例のようにカードランク37と取引有無情報42とから決定する場合は、よりきめ細かな料金設定ができる。
前記自動取引装置11の取引有無情報42は、駐車利用した顧客が、その後に自動取引装置11を利用したか否かの取引の有無を判定するものであって、この取引有無情報は、カード12に記録されている自動取引装置利用時刻35から求められる。駐車場の無料利用時間43は、金融機関の自動取引装置11に併設された駐車場に車両が無料で駐車できる時間である。
次に、格付け情報としてのカードランク37を具体的に説明する。
カードランクAは、例えば高額預金者などの金融機関にとって最上位の優遇客に与えられる最高サービスに格付けされた指定情報である。このカードランクAと格付けされた顧客についての駐車場の無料利用時間は、自動取引装置11の取引利用の有無にかかわらず無制限に設定されている。
カードランクAは、例えば高額預金者などの金融機関にとって最上位の優遇客に与えられる最高サービスに格付けされた指定情報である。このカードランクAと格付けされた顧客についての駐車場の無料利用時間は、自動取引装置11の取引利用の有無にかかわらず無制限に設定されている。
カードランクBは、例えば管理金融機関先の顧客、提携先の顧客などの金融機関にとって中位の優遇客として格付けされた指定情報である。このカードランクBと格付けされた顧客についての駐車場の無料利用時間は、自動取引装置11の取引利用が有る場合は金融機関に貢献しているので無料利用時間が3時間と十分に長く設定されている。一方、自動取引装置11の取引利用が無い場合であっても、中位の優遇客であるため無料利用時間は2時間とやや長く設定されている。
カードランクCは、金融機関にとって有益度合いが少ない普通の顧客として格付けされた指定情報である。このカードランクCと格付けされた顧客についての駐車場の無料利用時間は、自動取引装置11の取引利用が有る場合は無料利用時間が1時間程度と無料の駐車サービス時間が短く設定されている。自動取引装置11の取引利用が無い場合は金融機関に貢献していないので無料利用時間は0時間に設定され、無料の駐車サービス時間が無しに設定されている。
このほか、他の金融機関の他行カードなどを最下位のカードランクとして受付許容した場合は、当該金融機関に貢献していないカードのため、他行カードによる無料利用時間を無しに設定して取扱う。
このような駐車料金テーブル41を設けることにより、駐車利用した顧客に対し、その優遇度合い別に適した駐車サービスを提供できる。ことに、高額預金がなされた富裕層等によるカードランクAの最上位の優遇客に対しては、最高の利用条件で駐車場の優遇サービスを提供できる。従って、当該金融機関は富裕層の顧客に相応しい駐車条件を提供できるため富裕層の顧客を獲得しやすくなる。なお、前記カードランク別の情報はカード12に記録しておいてもよく、上位のホストコンピュータ13等に記憶管理させておいてもよい。
このように構成された駐車場管理システムにおける入庫時の処理動作を図5のフローチャートを参照して説明する。
まず、駐車利用する車両が駐車場入口に設けられた遮断機21の位置に進入してきたとき、該遮断機21の直前に設置されている入出庫管理装置20のカードリーダライタ22は、取引許可されたカード12の挿入を許容する(ステップs1)。
まず、駐車利用する車両が駐車場入口に設けられた遮断機21の位置に進入してきたとき、該遮断機21の直前に設置されている入出庫管理装置20のカードリーダライタ22は、取引許可されたカード12の挿入を許容する(ステップs1)。
ここで、入出庫制御部23は、駐車システム利用情報32をもとに、当該金融機関と取引許可された顧客か、当該金融機関の提携先の顧客かを判断する(ステップs2)。入出庫制御部23は、当該金融機関の顧客でないと判断した場合、または当該金融機関の提携先の顧客でないと判断した場合は、車両の入庫を許可せずに、カード12の受け付けを拒否して返却し、カード挿入場面の最初のステップs1に戻る(ステップs2:NO)。
また、入出庫制御部23が当該金融機関の顧客であると判断した場合、または当該金融機関の提携先の顧客であると判断した場合(ステップs2:YES)は、カード12に入庫時刻を記録する(ステップs3)。その後、挿入された該カード12を顧客に返却し、且つ遮断機21のゲートバー24を開けて(ステップs4)、車両を駐車場へ入庫させる。
次に、駐車場管理システムにおける自動取引装置11での取引処理動作を図6のフローチャートを参照して説明する。
車両が金融機関の任意の駐車エリアに駐車した入庫完了後、顧客は店内に入り、自動取引装置11を使用して取引を開始する。まず、自動取引装置11は、接客面の表示器に取引手順を表示し、顧客によるカード12の挿入を許容する(ステップs11)。
車両が金融機関の任意の駐車エリアに駐車した入庫完了後、顧客は店内に入り、自動取引装置11を使用して取引を開始する。まず、自動取引装置11は、接客面の表示器に取引手順を表示し、顧客によるカード12の挿入を許容する(ステップs11)。
制御部14は、挿入されたカード12に記録されている磁気ストライプ情報またはICチップ情報からカードデータを読み取る。このとき、カード12に記録されている駐車場システム利用情報32として、金融機関番号33及び入庫時刻を読み取る(ステップs12)。
ここで、例えば出金取引の場合、制御部14は顧客に暗証番号を入力させる(ステップs13)。続いて、制御部14は顧客が出金取引する金額を入力させる(ステップs14)。出金額が入力されると、制御部14はその入力指定された出金額及び詳細な取引内容を表示し、これを顧客に確認させる(ステップs15)。
制御部14は、出金取引に必要なデータを入力させると、該自動取引装置11から取引要求データを、通信回線を介してホストコンピュータ13に送信する(ステップs16)。
その取引要求データに応答して、ホストコンピュータ13は通信回線を介して自動取引装置11に取引許可データを送信し、自動取引装置11はその取引許可データを受信する(ステップs17)。
制御部14は取引許可データを受信すると、入力指定された取引金額を計数し(ステップs18)、印字部18を駆動して取引内容を明細票及びジャーナルに印字する(ステップs19)。
印字後はカード12の記録領域である磁気ストライプまたはICチップの情報を更新する。これは、カード12の自動取引装置利用時刻35の記録内容を更新するものである(ステップs20)。
最後に制御部14は、カード/明細票を放出し(ステップs21)、同時に取引成立した現金も放出する(ステップs22)。そして、顧客が現金を受け取ったことを確認して、1出金取引が終了する。
次に、駐車場管理システムにおける出庫時の処理動作を図7のフローチャートを参照して説明する。
まず、出庫する車両が駐車場出口の遮断機21の前に到達したとき、入出庫管理装置20のカードリーダライタ22は、カード12の挿入を許容する(ステップs31)。
まず、出庫する車両が駐車場出口の遮断機21の前に到達したとき、入出庫管理装置20のカードリーダライタ22は、カード12の挿入を許容する(ステップs31)。
カード12が挿入されると、該カードリーダライタ22は現在の車両出庫時刻をカード12に記録する(ステップs32)。
続いて、カードリーダライタ22によってカード12の予備エリア31に記録されているカードデータを読み取る。この読み取ったカードデータは入出庫制御部23に送られ、この入出庫制御部23はカードランク37をチェックする(ステップs33)。
また、カード12の自動取引装置利用時刻35に記録されている有無データから入出庫制御部23は自動取引装置11での取引があったか否かをチェックする(ステップs34)。
ここで、入出庫制御部23は指定された無料利用時間内の駐車利用であるか否かを、駐車料金テーブル(図4参照)41をもとに判断し、指定された無料利用時間内であれば(ステップs35:YES)、入出庫制御部23は遮断機21のゲートバー24を開ける。これにより、車両は駐車場から出庫されて1駐車処理が終了する(ステップs36)。
指定された無料利用時間を超えた場合は(ステップs35:NO)、駐車料金を表示し(ステップn37)、顧客によって精算に必要な駐車料金を投入させる(ステップs38)。精算金額が入金されるまでの間、ゲートバー24を閉じて待機している(ステップs38:NO)。そして、顧客が駐車料金を投入した後は(ステップs38:YES)、遮断機21のゲートバー24を開いて車両を駐車場から出庫させる(ステップs36)。
ところで、前記駐車場の無料利用時間を決定する場合、金融機関側で予め定められたカードランクと、駐車料金テーブル41との情報だけでなく、自動取引装置11を利用した顧客の取引実績に応じて、カードランク37をさらに更新できるようにしてもよい。例えば、顧客の取引実績に応じて与えられるポイントの累計値をカードランクの更新要素に用いてカードランクを更新することができる。
図8(A)は取引別ポイントテーブル81を示した図表である。この取引別ポイントテーブル81は、取引種別番号82と、この取引種別番号82に対応する自動取引装置11で取引される入金、出金、振込などの取引種別名83と、この取引種別名83及び取引金額、手数料などの詳細な取引内容に従って与えられるポイント値84とが設定されている。このうち、ポイント値84は取引種別によって金融機関に対する有益度合いが異なるため、その有益度合いに比例して与えられる。従って、当該金融機関にとって有益度合いが大きい取引の場合は高ポイントが与えられる。
図8(B)はカードランク設定テーブル85を示した図表である。このカードランク設定テーブル85は、顧客の優遇度合い別にA,B,Cの3段階に分けたカードランク86と、これらのカードランク86に対応してポイントの累計数別に定めるポイント累計値87によって設定している。そして、このポイントの累計値に応じて前記A,B,Cのカードランク86が決定される。また、自動取引装置11の利用度合いに応じてポイントは加算され、ことに金融機関の有益度合いに応じたポイントが加算される。そして、ポイント累計値がカードランクのしきい値を超えた時点でカードランク86は更新される。
次に、カードランクの更新処理動作を図9のフローチャートを参照して説明する。
顧客が自動取引装置11にカード12を挿入したとき(ステップs91)、自動取引装置11は挿入されたカード12に記録されているカードデータを読み取る(ステップs92)。このとき、カード12はICによりカードランク設定テーブル85に記録されているカードランク86及びポイント累計値87をチェックする(ステップs93)。
顧客が自動取引装置11にカード12を挿入したとき(ステップs91)、自動取引装置11は挿入されたカード12に記録されているカードデータを読み取る(ステップs92)。このとき、カード12はICによりカードランク設定テーブル85に記録されているカードランク86及びポイント累計値87をチェックする(ステップs93)。
ここでは、顧客が出金取引する場合について説明する。顧客は出金取引するために、自動取引装置11に暗証番号や出金額などを入力操作し、自動取引装置11はこの入力操作された出金取引データをホストコンピュータ13に送信する(ステップs94)。
ホストコンピュータ13では自動取引装置11から送信された出金取引データから取引内容及び出金手数料などに基づいて取引付与ポイントを算出し(ステップs95)、この算出した取引付与ポイントを該ホストコンピュータ13から自動取引装置11に待機されているカード12へと通知する(ステップs96)。
通知を受けたカード12は、ホストコンピュータ13からの取引付与ポイントを加算してポイント累計値87として更新する(ステップs97)。このカード12の更新されたポイント累計値87をホストコンピュータ13と自動取引装置11の制御部14に通知し(ステップs98)、またポイント累計値87の更新後に決定されるカードランク86をホストコンピュータ13に通知する(ステップs99)。
ホストコンピュータ13は、該カード12のカードランクをチェックし、また新たに決定されたカードランクの更新データを記憶する(ステップs100)。この新たに決定された新カードランクをカード12及び自動取引装置11の制御部12に通知する(ステップs101)。
通知されたカード12は、その通知を受けてカードランクを更新する(ステップs102)。一方、自動取引装置11では、取引ポイント、新累計ポイント、カードランクを表示し、且つこれらのデータを明細票に印字する(ステップs103)。その後、自動取引装置11からは、カード/明細票を放出し(ステップs104)、同時に取引成立した現金も放出する(ステップs105)。そして、この1出金取引が終了した時点で、該カード12のカードランク86の更新も終了する。
以上の動作により、駐車利用する顧客に応じた駐車料金を決定することができる。ことに、金融機関にとって有益な顧客を、さらに優遇度合い別の顧客に区分し、その優遇度合い別に定めた顧客のカードランク情報に従って、顧客に応じた駐車場の料金割引サービスを提供することができる。
また、有益な顧客に応じた駐車場の料金割引サービスを無人運用で提供できる。また、カードを有しない者による駐車場の無断使用を防止できる。また、金融機関のカードを利用して駐車場の出入を許可するため、駐車場専用のカードを利用者に発行したり、遮断機前に到達した車を検知するためのセンサを設ける必要がなくなり、コストダウンを図ることができる。
さらに、顧客の格付け情報としてのカードランク37,86と、駐車場利用時間と、自動取引装置11での取引情報とを加味して駐車料金を決定するため、顧客に応じて無料駐車利用時間が異なるなど駐車料金のサービスを、きめ細かに差別化して提供できる。
例えば、自動取引装置11を使用しない顧客など金融機関にとって貢献度の無い顧客の場合は、駐車場の無料利用サービスが得られないため有料になる。この結果、駐車場は他目的の顧客に長時間使用されなくなり、優遇客に対する駐車場の利用を確保することができる。
また、取引実績に応じて顧客のサービスランクを更新するように設ければ、金融機関に対する顧客の貢献度が増えるに連れて現在のカードランクも次第に高まり、貢献度の高い優遇客へと移行する。従って、駐車場の利用に際しては、優遇客を尊重した駐車場の利用サービスとなり、優遇客に適した待遇となる。
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではなく、請求項に記載された技術思想に基づいて応用することができる。
11…自動取引装置
12…カード
13…ホストコンピュータ
14…制御部
19,22…カードリーダライタ
20…入出庫管理装置
21…遮断機
23…入出庫制御部
32…駐車場システム利用情報
37,86…カードランク
41…駐車料金テーブル
12…カード
13…ホストコンピュータ
14…制御部
19,22…カードリーダライタ
20…入出庫管理装置
21…遮断機
23…入出庫制御部
32…駐車場システム利用情報
37,86…カードランク
41…駐車料金テーブル
Claims (4)
- 自動取引装置と、該自動取引装置に併設される駐車場と、該駐車場の出入口に設置されるゲート装置とを備えた駐車場管理システムであって、
前記自動取引装置には、本人を識別する識別媒体を受け付ける識別媒体受付手段と、該識別媒体を用いて取引された該自動取引装置での取引情報を適宜の記憶部に記憶する制御手段とを備え、
前記ゲート装置には、前記識別媒体を受け付ける識別媒体受付手段と、該識別媒体の媒体情報または前記自動取引装置の取引情報に基づいて駐車料金を決定する料金決定手段とを備えた
駐車場管理システム。 - 前記識別媒体には、前記媒体情報として顧客の優遇度合いに関する格付け情報を記憶させている
請求項1に記載の駐車場管理システム。 - 前記ゲート装置には、入庫から出庫までの駐車場利用時間を取得する取得手段を備え、
前記料金決定手段は、前記識別媒体の格付け情報と、前記取得手段が取得した駐車場利用時間と、前記取引情報とに基づいて駐車料金を決定する
請求項2に記載の駐車場管理システム。 - 前記自動取引装置での取引実績に応じて前記顧客の格付け情報を更新する更新手段を備えた
請求項2または3に記載の駐車場管理システム。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009157712A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Omron Corp | 駐車場システム |
JP7443914B2 (ja) | 2020-04-27 | 2024-03-06 | 沖電気工業株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および情報処理システム |
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2005
- 2005-12-26 JP JP2005372085A patent/JP2007172480A/ja active Pending
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