JP4923637B2 - 電子決済システム、電子決済方法、電子決済プログラム及び記録媒体 - Google Patents

電子決済システム、電子決済方法、電子決済プログラム及び記録媒体 Download PDF

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本発明は、電子決済に適した電子決済システム、電子決済方法、電子決済プログラム及び記録媒体に関する。
現金を用いない決済方法として、クレジットカードのような後払い方式(ポストペイ)や電子マネーのような先払い方式(プリペイド)の決済がある。クレジットカードでは、一般に磁気カード、ICカードあるいはICチップを搭載した携帯電話等の端末(以下、総称してクレジットカード)を用いる。
後払い方式であるクレジットカードを用いた決済においては、決済時に、クレジットカード利用者の信用照会(与信確認)のために、店舗に設置したクレジットカード読み取り機にクレジットカードを読み取らせ、センター(カード会社の信用照会システム)と通信し、信用確認の結果を得てから決済が完了する。このように、途中でセンターとの通信が発生するため、決済処理には時間がかかる。
一方、電子マネーでは、一般にICカードあるいはICチップを搭載した携帯電話等の端末(以下、総称して電子マネーカード)を用いる。先払い方式である電子マネーを用いた決済においては、あらかじめ、現金相当の電子的な価値を電子マネーカードに保持しておき、決済時には、店舗に設置した電子マネー読み書き装置と電子マネーカードとの間でのみ通信を行い、決済を完了する。
このため、クレジットカードのようなセンターとの通信が発生しないので、決済処理に時間がかからない。しかし、電子マネーカードに現金価値を保持する仕組みのため、電子マネーカードの損傷や紛失によって、現金価値が消失してしまう懸念がある。このため、カード側には現金価値を保持しない後払い方式で、かつ決済処理時間のかからない決済の仕組みが望まれる。
クレジット決済を行うものとして、特許文献1では、携帯電話に電話番号等の極めて少ない情報のみを記憶させ、CCSセンターのデータベースに上記情報に対応して詳細な情報を登録し、携帯電話からの情報に従ってクレジットフォンサーバをアクセスし、データベースから必要な情報を読み出してカード決済を行うようにしたクレジットカード決済システムを提案している。
また、特許文献2では、顧客自ら購入金額の合計を算出し、支払方法を選択し、クレジットカード払いの場合には、携帯電話の電子メールを用いて与信確認、内容確認を行うようにした精算システムを提案している。
また、特許文献3では、商品購入代金が確定する前にストアコントローラにクレジットカードでの決済可否を問い合わせするクレジット処理方法を提案している。
特開2001−351034号公報 特開2003−187334号公報 特開平03−164892号公報
ところが、特許文献1に示されるクレジットカード決済システムでは、与信枠確認等のために店舗の読取装置とサーバとの間での通信が必要となり、決済時間が長引くばかりか、サーバとの通信を行う仕組みが必要となるといった問題があった。
また、特許文献2に示される精算システムでは、与信枠確認等のために店舗の精算機とサーバとの間での通信が必要となり、上記同様に、決済時間が長引くばかりか、サーバとの通信を行う仕組みが必要となるといった問題があった。
また、特許文献3に示されるクレジット処理方法では、商品購入代金が確定する前にストアコントローラにクレジットカードでの決済可否を問い合わせているため、商品購入代金が与信枠を超えるか否かの判定を行うことができないという問題があった。このような与信枠を超えるか否かの判定を行おうとすると、ストアコントローラに再度照会を行う必要があり、上記同様に、決済時間が長引いてしまうばかりか、クレジットカード読取装置にはストアコントローラと通信するための仕組みが必要となる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解決することができる電子決済システム、電子決済方法、電子決済プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
本発明の電子決済システムは、商品購入を電子決済によって行う電子決済システムであって、口座情報と与信枠情報又は決済額とを記憶する記憶部を有し、電子決済に用いられる携帯端末と、前記携帯端末に対して通信路を介し前記与信枠情報を通知するサーバと、商品購入に伴う決済の際に前記携帯端末との間で情報の読み書きを行う読み書き装置とを備え、前記携帯端末は、前記サーバからの与信枠情報を前記記憶部から読み出して前記読み書き装置に通知し、前記読み書き装置から決済額を受け取ると、前記与信枠情報を前記記憶部から消去して前記決済額を前記記憶部に記憶して、商品購入に伴う決済処理を前記読み書き装置との間で完了させ、前記商品購入に伴う決済額と前記口座情報とを前記記憶部から読み出して前記サーバに通知し、前記サーバから更新された与信枠情報を受け取ると、前記決済額を前記記憶部から消去して前記更新された与信枠情報を前記記憶部に記憶する決済手段を有し、前記読み書き装置は、前記商品購入に伴う決済額と前記携帯端末から通知される与信枠情報である支払限度額とを比較して、前記支払限度額が前記決済額以上であるときに決済可能であると判断し、決済可能である場合に前記携帯端末に前記決済額を通知する決済判断手段を有し、前記サーバは、前記携帯端末からの要求に応じて前記与信枠情報を通知し、前記決済額と前記口座情報とが前記携帯端末から通知されると、通知された前記口座情報に対応する残高を記憶する口座DBから前記残高を読み出して前記決済額を減じて更新した前記残高を前記与信枠情報として前記携帯端末に通知する与信枠情報管理手段を有することを特徴とする。
また、前記携帯端末の決済手段は、前記読み書き装置の決済判断手段から決済額を受け取ると、前記サーバからの与信枠情報を消去し、次回の商品購入の際に前記サーバから更新された与信枠情報を受け取るようにすることができる。
また、前記与信枠情報は、口座残高であり、前記サーバが前記携帯端末から決済額を受け取ると、前記与信枠情報管理手段により前記口座残高が前記決済額に応じて減じられるようにすることができる。
また、前記与信枠情報は、信販系カードの与信枠額であり、前記読み書き装置の決済判断手段が前記携帯端末から信販系カード番号を受け取り、その信販系カード番号と決済額とを前記サーバに通知すると、前記サーバの与信枠情報管理手段により前記与信枠額が前記決済額に応じて減じられるようにすることができる。
本発明の電子決済方法は、商品購入を電子決済によって行う電子決済方法であって、口座情報と与信枠情報又は決済額とを記憶する記憶部を有し、電子決済に用いられる携帯端末により、サーバからの与信枠情報を前記記憶部から読み出して読み書き装置に通知し、前記読み書き装置から決済額を受け取ると、前記与信枠情報を前記記憶部から消去して前記決済額を前記記憶部に記憶して、商品購入に伴う決済処理を前記読み書き装置との間で完了させ、前記商品購入に伴う決済額と前記口座情報とを前記記憶部から読み出して前記サーバに通知し、前記サーバから更新された与信枠情報を受け取ると、前記決済額を前記記憶部から消去して前記更新された与信枠情報を前記記憶部に記憶するステップと、読み書き装置により、前記商品購入に伴う決済額と前記携帯端末から通知される与信枠情報である支払限度額とを比較して、前記支払限度額が前記決済額以上であるときに決済可能であると判断し、決済可能である場合に前記携帯端末に前記決済額を通知するステップと、前記サーバにより、前記携帯端末からの要求に応じて前記与信枠情報を通知し、前記決済額と前記口座情報とが前記携帯端末から通知されると、通知された前記口座情報に対応する残高を記憶する口座DBから前記残高を読み出して前記決済額を減じて更新した前記残高を前記与信枠情報として前記携帯端末に通知するステップとを有することを特徴とする。
また、前記携帯端末により、前記読み書き装置から決済額を受け取ると、前記サーバからの与信枠情報を消去し、次回の商品購入の際に前記サーバから更新された与信枠情報を受け取るようにすることができる。
また、前記与信枠情報は、口座残高であり、前記サーバにより前記携帯端末から決済額を受け取ると、前記口座残高が前記決済額に応じて減じられるようにすることができる。
また、前記与信枠情報は、信販系カードの与信枠額であり、前記読み書き装置が前記携帯端末から信販系カード番号を受け取り、その信販系カード番号と決済額とを前記サーバに通知すると、前記サーバにより前記与信枠額が前記決済額に応じて減じられるようにすることができる。
本発明の電子決済プログラムは、商品購入を電子決済によって行う電子決済方法を実行するための電子決済プログラムであって、口座情報と与信枠情報又は決済額とを記憶する記憶部を有し、電子決済に用いられる携帯端末により、サーバからの与信枠情報を前記記憶部から読み出して読み書き装置に通知し、前記読み書き装置から決済額を受け取ると、前記与信枠情報を前記記憶部から消去して前記決済額を前記記憶部に記憶して、商品購入に伴う決済処理を前記読み書き装置との間で完了させ、前記商品購入に伴う決済額と前記口座情報とを前記記憶部から読み出して前記サーバに通知し、前記サーバから更新された与信枠情報を受け取ると、前記決済額を前記記憶部から消去して前記更新された与信枠情報を前記記憶部に記憶するステップと、読み書き装置により、前記商品購入に伴う決済額と前記携帯端末から通知される与信枠情報である支払限度額とを比較して、前記支払限度額が前記決済額以上であるときに決済可能であると判断し、決済可能である場合に前記携帯端末に前記決済額を通知するステップと、前記サーバにより、前記携帯端末からの要求に応じて前記与信枠情報を通知し、前記決済額と前記口座情報とが前記携帯端末から通知されると、通知された前記口座情報に対応する残高を記憶する口座DBから前記残高を読み出して前記決済額を減じて更新した前記残高を前記与信枠情報として前記携帯端末に通知するステップとを有することを特徴とする。
また、前記携帯端末により、前記読み書き装置から決済額を受け取ると、前記サーバからの与信枠情報を消去し、次回の商品購入の際に前記サーバから更新された与信枠情報を受け取るようにすることができる。
また、前記与信枠情報は、口座残高であり、前記サーバにより前記携帯端末から決済額を受け取ると、前記口座残高が前記決済額に応じて減じられるようにすることができる。
また、前記与信枠情報は、信販系カードの与信枠額であり、前記読み書き装置が前記携帯端末から信販系カード番号を受け取り、その信販系カード番号と決済額とを前記サーバに通知すると、前記サーバにより前記与信枠額が前記決済額に応じて減じられるようにすることができる。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、請求項9〜12のいずれかに記載の電子決済プログラムが記録されていることを特徴とする。
本発明の電子決済システム、電子決済方法、電子決済プログラム及び記録媒体では、電子決済に用いられる携帯端末により、サーバからの与信枠情報を基に商品購入に伴う決済処理を行う際、読み書き装置により、商品購入に伴う決済額と携帯端末から与えられる与信枠情報とから決済可能かどうかが判断され、決済可能である場合に決済額が携帯端末に与えられ、その決済額が携帯端末からサーバに通知されることで、サーバにより決済額に基づいた与信枠情報が更新される。
本発明の電子決済システム、電子決済方法、電子決済プログラム及び記録媒体によれば、携帯端末と読み書き装置との間で、商品購入に伴う決済額と携帯端末が有する与信枠情報とから決済可能かどうかが判断されることにより、決済処理が行われるようにしたので、読み書き装置とサーバとの間での確認処理が不要となり、決済時間を大幅に短縮することができる。また、読み書き装置とサーバとの間での確認処理が不要となることで、その確認処理のための通信システムの構築を不要とすることができる。
図11に示すように、支払い処理までの過程は丸付き数字の1〜9で示す通りである。すなわち、消費者が持つ決済機能の付いた携帯電話は、インターネット等の通信路を通じて、消費者自身が口座を持つ銀行のサーバへ、消費者自身の口座番号とともに携帯電話を用いた決済による支払いの上限金額(以下、支払限度額)を確認する要求を送信する。
口座番号を送信するにあたっては、パスワード入力等の本人確認が行われるものとするが、本実施形態では、手段については問わない。支払限度額の確認要求を受信したたとえば銀行のサーバは、該当の消費者の口座残高や入出金の予定等から、該当の消費者があといくらの買い物ができるかの上限金額を支払限度額として設定し、携帯電話へ支払限度額を送信する。支払限度額をどのように算出するかは、任意である。
支払限度額は、一般には、銀行やクレジットカード会社等の金融機関が担保できる額が設定される。支払限度額を受信した携帯電話は、支払限度額を情報として保持する。支払限度額は、暗号化等の手段によって、容易に改ざんができないように記録されるものとするが、記録の手段については任意である。
上記の動作以降に、消費者が店舗等で買い物をし、その決済を決済機能付き携帯電話を用いて行うとする。店舗に設置している決済機能付き携帯電話の読み書き装置には、買い物による支払額(以下、決済額)が記録されているとする。
読み書き装置に決済額を記録する手段は、たとえば店舗のPOSシステムから送信したり、店員によるキー入力等が考えられるが、いずれも任意である。消費者が、読み書き装置に携帯電話をかざす等して読み取らせると、携帯電話は、読み書き装置と通信し、保持する支払限度額を読み書き装置に送信する。
支払限度額を受信した読み書き装置は、支払限度額と決済額の大小を比較し、決済可能と判断すれば、携帯電話へ店舗を一意に識別する情報(以下、店舗ID)と決済額を送信する。店舗ID、決済額を受信した携帯電話は、これらの情報を保持するとともに、保持している支払限度額をゼロに更新する。
店舗ID及び決済額は、暗号化等の手段によって、容易に改ざんができないように記録されるものとするが、記録の手段については任意である。ここまでで、店舗における決済を完了する。
上記の動作以降に、携帯電話はたとえば銀行のサーバと通信を行い、該当の消費者の口座番号、店舗ID、決済額とともに支払要求を送信する。支払要求を受信したサーバは、口座番号で示される口座から店舗IDへ示される店舗の口座への決済額の金額の支払いを確定するとともに、口座番号で示される口座の残高を更新する。
ここで実際の口座間の入出金は、既存の仕組みを用いて行うものとする。また、サーバは、更新された口座残高や入出金の予定等から、新たに支払限度額を設定し、携帯電話へ支払限度額を送信する。支払限度額を受信した携帯電話は、支払限度額を情報として保持する。この後、再び消費者は買い物を行うことができる。
また、消費者が商品を購入する以前に、消費者の保有する携帯電話が、決済のための信販系側のシステム(サーバ)と通信し、支払限度額(与信枠)を与信枠情報としてあらかじめ保持しておいてもよい。消費者が実際に商品を購入し、携帯電話を用いて決済を行う際、店舗の読み書き装置と携帯電話の間でのみ通信を行い、携帯電話が保持する支払限度額を確認し、店舗の識別子や支払額等の決済情報を携帯電話に記録し、決済を完了する。
決済完了後に、携帯電話がサーバへ店舗識別子や決済額等の情報を引き渡すことで支払いや精算が行われ、また携帯電話に保持する支払限度額が更新される。このようにすることで、消費者は、店舗での決済処理に待たされることなく、後払い方式で決済を行える。
以下、本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の電子決済システムの実施例1を説明するための図である。同図に示すように、電子決済システムは、携帯電話10、読み書き装置20、サーバ30を備えている。携帯電話10とサーバ30とは通信路40を介して接続されている。消費者は、携帯電話10を用いて商品購入代金の決済を行うものとする。なお、ここでは、消費者が携帯電話10を利用する場合について例示しているが、携帯電話10に限らず、PDA等の他の携帯端末であってもよいことは勿論である。
携帯電話10は、読み書き装置20やサーバ30と通信し、決済を実現する決済プログラム11と、消費者からの入力を受け付ける入力部12と、読み書き装置20と通信し、情報を送受信する通信部13と、各種の情報を保持する記憶部14とを備えている。
ここで、記憶部14には、図2(a)に示すように、消費者の口座番号141、支払限度額142、商品を購入した店舗を示す識別子である店舗ID143、商品の購入代金を示す決済額144が記憶される。
読み書き装置20は、たとえば店舗に設置されるものであり、携帯電話10と通信し、決済を実現する読み書きプログラム21と、店舗従業員からの入力を受け付ける入力部22と、携帯電話10と通信し、情報を送受信する通信部23と、各種の情報を保持する記憶部24とを備えている。
ここで、記憶部24には、図2(b)に示すように、店舗を示す識別子である店舗ID241、商品の購入代金を示す決済額242が記憶される。
サーバ30は、消費者が口座を持つ銀行が運営するものであり、携帯電話10と通信し、決済を実現する与信プログラム31と、口座DB32とを備えている。
ここで、口座DB32には、図2(c)に示すように、消費者の口座番号を保持する口座番号321、消費者の口座の保有残高を保持する残高322が格納される。
通信路40は、携帯電話網やインターネット等、単一又は複合の通信路を提供するものであり、手段は問わない。
次に、電子決済方法について説明する。なお、以下では、消費者は非接触型ICチップを搭載した携帯電話10を用い、店舗に設置する読み書き装置20は非接触型ICチップと非接触で通信でき、また決済額は店舗従業員が読み書き装置20の入力部22を用いて入力し、消費者に提示される支払限度額としては消費者の口座残高そのものが設定されるものとして説明する。
まず、図3に示すように、各種情報の初期化が行われる。すなわち、消費者は、携帯電話10の入力部12を操作し、決済プログラム11を起動するとともに、自身の口座番号を入力する(ステップS1,S2)。通常は、口座のある銀行も指定することになるが、ここでは特定の銀行の口座を示しているものとする。
このとき、決済プログラム11は、入力された口座番号を口座番号141として記憶部14に記録するとともに(ステップS3)、サーバ30の与信プログラム31に、口座番号と支払限度額確認要求を送信する(ステップS4)。
支払限度額確認要求を受信したサーバ30の与信プログラム31は、受信した口座番号と合致する口座DB32の口座番号321に該当する残高322を取得し(ステップS5)、その値を支払限度額として携帯電話10の決済プログラム11へ送信する(ステップS6)。支払限度額を受信した携帯電話10の決済プログラム11は、受信した支払い限度額を支払限度額142として記憶部14に記録するとともに、店舗ID143、決済額144として空の値を記録する(ステップS7)。以上で、初期化が終了する。
次いで、初期化が完了した後、消費者が店舗で買い物をし、その決済を行うとき、次のような決済処理が行われる。なお、読み書き装置20の記憶部24の店舗ID241には、あらかじめ値が記録されているものとする。
すなわち、図4に示すように、店舗従業員は、読み書き装置20の入力部22を操作し、読み書きプログラム21を起動するとともに、消費者が購入した商品やサービスの代金を決済額として入力する(ステップS8,S9)。読み書きプログラム21は、入力された決済額を決済額242として記憶部24に記録する(ステップS10)。
次に、消費者が携帯電話10を読み書き装置20にかざす(通信させる)と(ステップS11)、携帯電話10の決済プログラム11は読み書き装置20の読み書きプログラム21と、通信部13及び通信部23を介して通信を行い、支払限度額142を読み書きプログラム21へ送信する(ステップS12,S13)。
支払限度額142を受信した読み書き装置20の読み書きプログラム21は、支払限度額142の値と記憶部24の決済額242の値を比較し、支払限度額142が決済額242以上であれば決済可能と判断する(ステップS14)。ここで、決済不可能と判断されると、決済は中断され、消費者は商品を買えないものとする。
決済可能の場合、読み書きプログラム21は、記憶部24の店舗ID241と決済額242を携帯電話10の決済プログラム11へ送信するとともに、決済額242の値を空にする(ステップS15〜S17)。
店舗ID241、決済額242を受信した携帯電話10の決済プログラム11は、店舗ID241を店舗ID143として、決済額242を決済額144としてそれぞれ記憶部14に記録するとともに、支払限度額142の値をゼロにする(ステップS18)。以上で、店舗での決済処理が終了する。
店舗での決済処理が完了した後、商品の購入代金の実際の支払いが、次のような支払い処理で行われる。すなわち、図5に示すように、携帯電話10の決済プログラム11は、記憶部14に保持している口座番号141、店舗ID143、決済額144及び支払要求をサーバ30の与信プログラム31へ送信する(ステップS19,S20)。
支払要求を受信したサーバ30の与信プログラム31は、受信した口座番号141に合致する口座DB32の口座番号321に該当する残高322の値から決済額144の値を減じるとともに、更新後の残高322の値を支払限度額として、携帯電話10の決済プログラム11へ送信する(ステップS21〜S23)。
同時に、与信プログラム31は、口座間の入出金を実現する既存の仕組みに対して、受信した口座番号141、店舗ID143、決済額144等の情報を提供し、口座間の入出金を要求する(ステップS24)。この仕組みについては任意である。
支払限度額を受信した携帯電話10の決済プログラム11は、受信した支払い限度額を支払限度額142として記憶部14に記録するとともに、店舗ID143、決済額144として空の値を記録する(ステップS25)。以上により、支払い処理が終了する。
消費者がさらに買い物をする場合は、店舗での決済処理、支払い処理が交互に行われる。もし、支払い処理が完了していないうちに、消費者が次の決済を行おうとすると、店舗での図4の(ステップS18)での決済処理によって支払限度額がゼロのままであるため、店舗での図4の(ステップS14)での決済処理によって決済不可能と判断され、商品を購入できない。また、支払い処理の完了によって、携帯電話10の記憶部14に保持される店舗ID143、決済額144は空の値になるため、何度も支払いが行われることもない。
このように、実施例1では、電子決済に用いられる携帯端末としての携帯電話10の決済手段を実現する決済プログラム11により、サーバ30からの与信枠情報としての口座残高を基に商品購入に伴う決済処理を行う際、読み書き装置20の決済判断手段を実現する読み書きプログラム21により、商品購入に伴う決済額と携帯電話10から与えられる与信枠情報とから決済可能かどうかが判断され、決済可能である場合に決済額が携帯電話10に与えられ、その決済額が携帯電話10からサーバ30に通知されることで、サーバ30の与信枠情報管理手段を実現する与信プログラム31により決済額に基づいた与信枠情報が更新されるようにした。
これにより、店舗での決済処理において、通信は携帯電話10と読み書き装置20との間のみで行われるため、決済処理が直ちに完了することから決済時間を大幅に短縮することができる。
また、従来のクレジットカードのようにセンターシステムと店舗の機器とが通信を行う必要がないため、店舗側の機器は低コストなもので実現できる。
また、消費者は、携帯電話10に現金価値を持つ情報を保持する必要がないため、携帯電話10の故障、紛失、盗難によって現金価値を失うことはなく、セキュリティーの面で極めて有効である。
また、携帯電話10に持たせる支払限度額(与信枠)を、口座残高や商品購入に応じて自動的に即時性をもって更新させることができる。
(実施例2)
図6は、図1の電子決済システムの構成を変えた場合の実施例2を説明するための図である。なお、以下の説明では、図1と共通する部分には同一符号を付し重複する説明を適宜行うものとする。
同図に示す電子決済システムでは、読み書き装置20とサーバ30とが通信路41によって接続されている。通信路41は、上述したように、携帯電話網やインターネット等、単一又は複合の通信路を提供するものであり、手段は問わない。
携帯電話10は、上記同様に、決済プログラム11と、入力部12と、通信部13と、記憶部14とを備えているが、記憶部14には、図7(a)に示すように、消費者の口座番号141、支払限度額142が記憶される。
読み書き装置20は、上記同様に、読み書きプログラム21と、入力部22と、通信部23と、記憶部24とを備えているが、記憶部24には、図7(b)に示すように、店舗を示す識別子である店舗ID241、商品の購入代金を示す決済額242、口座番号243が記憶される。
サーバ30は、上記同様に、与信プログラム31と、口座DB32とを備えているが、口座DB32には図7(c)に示すように、消費者の口座番号を保持する口座番号321、消費者の口座の保有残高を保持する残高322が格納される。
次に、電子決済方法について説明する。なお、以下では、支払限度額を信販系カードの与信枠情報である与信枠額として説明する。
まず、図8に示すように、各種情報の初期化が行われる。すなわち、消費者は、携帯電話10の入力部12を操作し、決済プログラム11を起動するとともに、自身の口座番号を入力する(ステップS30,S31)。ここでは、口座番号として特定の銀行の口座ではなく、上述したように、たとえば信販系カードのクレジットカード番号を入力するものとする。
このとき、決済プログラム11は、入力された口座番号(クレジットカード番号)を口座番号141として記憶部14に記録するとともに(ステップS32)、サーバ30の与信プログラム31に、口座番号(クレジットカード番号)と支払限度額確認要求を送信する(ステップS33)。
支払限度額確認要求を受信したサーバ30の与信プログラム31は、受信した口座番号と合致する口座DB32の口座番号321に該当する残高322を取得し(ステップS34)、その値を支払限度額として携帯電話10の決済プログラム11へ送信する(ステップS35)。支払限度額を受信した携帯電話10の決済プログラム11は、受信した支払限度額を支払限度額142として記憶部14に記録する(ステップS36)。以上で、初期化が終了する。
なお、携帯電話10の記憶部14に支払限度額142が記録された後、銀行のATM等の使用によって、口座残高が変更した場合、サーバ30から携帯電話10に通信を行い、支払限度額142が更新される。この場合、正確な口座残高(与信枠額)に基づいた支払限度額142の設定が可能となる。
次いで、初期化が完了した後、消費者が店舗で買い物をし、その決済を行うとき、次のような決済処理が行われる。すなわち、図9に示すように、店舗従業員は、読み書き装置20の入力部22を操作し、読み書きプログラム21を起動するとともに、消費者が購入した商品やサービスの代金を決済額として入力する(ステップS37,S38)。
なお、ここでは、決済額である商品購入代金を店舗従業員が読み書き装置20の入力部22によって入力するものではなく、POSシステム等から読み書き装置20に情報が引き渡される。読み書きプログラム21は、入力された決済額を決済額242として記憶部24に記録する(ステップS39)。
ここで、決済額を決済額242として記憶部24に記録する際、1つの決済毎に実際の支払いが行われず、複数の決済を月末等の定められた日時に一括して行われるように、決済額が支払い予定として記憶されるものであり、支払限度額の算出に反映される。
次に、消費者が携帯電話10を読み書き装置20にかざす(通信させる)と(ステップS40)、携帯電話10の決済プログラム11は読み書き装置20の読み書きプログラム21と、通信部13及び通信部23を介して通信を行い、口座番号(クレジットカード番号)141及び支払限度額142を読み書きプログラム21へ送信する(ステップS41,S42)。
口座番号(クレジットカード番号)141及び支払限度額142を受信した読み書き装置20の読み書きプログラム21は、支払限度額142の値と記憶部24の決済額242の値を比較し、支払限度額142が決済額242以上であれば決済可能と判断する(ステップS43)。ここで、決済不可能と判断されると、決済は中断され、消費者は商品を買えないものとする。
決済可能の場合、読み書きプログラム21は、記憶部24に口座番号(クレジットカード番号)141を口座番号243として記憶させるとともに(ステップS44)、携帯電話10の決済プログラム11へ決済完了通知を送信する(ステップS45)。以上で、店舗での決済処理が終了する。
店舗での決済処理が完了した後、商品の購入代金の実際の支払いが、次のような支払い処理で行われる。すなわち、図10に示すように、読み書き装置20の読み書きプログラム21が記憶部24から口座番号243及び決済額242を取得し(ステップS46)、サーバ30の与信プログラム31へその口座番号243及び決済額242を送信する(ステップS47)。
サーバ30の与信プログラム31は、受信した口座番号243と合致する口座番号321に該当する残高322の値から決済額242の値を減じて更新するとともに(ステップS48)、口座間の入出金を行う既存の仕組みへ入出金を要求し(ステップS49)、読み書き装置20の読み書きプログラム21へ支払処理完了を通知する(ステップS50)。
支払処理完了を受けた読み書きプログラム21は、口座番号243及び決済額242を空にする(ステップS51)。一方、携帯電話10の決済プログラム11は、記憶部14から口座番号(クレジットカード番号)141を取得し(ステップS52)、サーバ30の与信プログラム31へ口座番号(クレジットカード番号)141及び支払限度額確認要求を送信すると(ステップS53)、与信プログラム31が口座DB32から口座番号(クレジットカード番号)141に合致する口座番号321に該当する残高322を取得する(ステップS54)。
与信プログラム31は取得した残高322を支払限度額として携帯電話10の決済プログラム11へ送信すると(ステップS55)、携帯電話10の決済プログラム11は受信した支払限度額を支払限度額142として記憶部14に記録する(ステップS56)。以上により、支払い処理が終了する。消費者がさらに買い物をする場合は、店舗での決済処理、支払い処理が交互に行われる。
このように、実施例2では、与信枠情報を、たとえば信販系カードの与信枠額とし、読み書き装置20が携帯電話10から信販系カード番号を受け取り、その信販系カード番号と決済額とをサーバ30に通知すると、サーバにより与信枠額が決済額に応じて減じられるようにしたので、携帯電話10からサーバ30へ支払い要求を不要とすることができるばかりか、店舗での決済処理が終了した後、携帯電話10の故障等によって、支払い処理が実施できないような場合でも、正しく支払い処理が行われるようにすることができる。
なお、以上の各実施例1,2においては、携帯電話10からサーバ30へ口座番号を送信する場合について説明したが、この例に限らず、携帯電話10が有する固有の識別子が送信されるようにしてもよい。この場合には、サーバ30側で、携帯電話10の識別子と口座番号とが紐付けされていることで、決済に使用できる携帯電話10を限定することができる。
また、以上の各実施例1,2においては、携帯電話10に支払限度額が記録された後、銀行のATM等の使用によって口座残高が変更した場合に、サーバ30から携帯電話10に変更された上述の与信枠情報が送信され、携帯電話10側の支払限度額が更新されるようにしてもよい。この場合、正確な口座残高等に基づいた支払限度額の設定が可能となる。
電子決済に伴う全てのシステムに適用可能である。
本発明の電子決済システムの実施例1を説明するための図である。 図1の携帯電話、読み書き装置及びサーバの記憶部及び口座DBに記憶される情報を説明するための図である。 図1の電子決済システムにおける初期設定に係る電子決済方法を説明するためのフローチャートである。 図1の電子決済システムにおける店舗での決済処理に係る電子決済方法を説明するためのフローチャートである。 図1の電子決済システムにおける支払い処理に係る電子決済方法を説明するためのフローチャートである。 図1の電子決済システムの構成を変えた場合の実施例2を説明するための図である。 図6の携帯電話、読み書き装置及びサーバの記憶部及び口座DBに記憶される情報を説明するための図である。 図6の電子決済システムにおける初期設定に係る電子決済方法を説明するためのフローチャートである。 図6の電子決済システムにおける店舗での決済処理に係る電子決済方法を説明するためのフローチャートである。 図6の電子決済システムにおける支払い処理に係る電子決済方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の電子決済システムの実施形態を説明するための図である。
符号の説明
10 携帯電話
11 決済プログラム(決済手段)
12 入力部
13 通信部
14 記憶部
20 読み書き装置
21 読み書きプログラム(決済判断手段)
22 入力部
23 通信部
24 記憶部
30 サーバ
31 与信プログラム(与信枠情報管理手段)
32 口座DB
40 通信路
41 通信路
141 口座番号
142 支払限度額
143 店舗ID
144 決済額
241 店舗ID
242 決済額
243 口座番号
321 口座番号
322 残高

Claims (13)

  1. 商品購入を電子決済によって行う電子決済システムであって、
    口座情報と与信枠情報又は決済額とを記憶する記憶部を有し、電子決済に用いられる携帯端末と、
    前記携帯端末に対して通信路を介し前記与信枠情報を通知するサーバと、
    商品購入に伴う決済の際に前記携帯端末との間で情報の読み書きを行う読み書き装置とを備え、
    前記携帯端末は、前記サーバからの与信枠情報を前記記憶部から読み出して前記読み書き装置に通知し、前記読み書き装置から決済額を受け取ると、前記与信枠情報を前記記憶部から消去して前記決済額を前記記憶部に記憶して、商品購入に伴う決済処理を前記読み書き装置との間で完了させ、前記商品購入に伴う決済額と前記口座情報と前記記憶部から読み出して前記サーバに通知し、前記サーバから更新された与信枠情報を受け取ると、前記決済額を前記記憶部から消去して前記更新された与信枠情報を前記記憶部に記憶する決済手段を有し、
    前記読み書き装置は、前記商品購入に伴う決済額と前記携帯端末から通知される与信枠情報である支払限度額を比較して、前記支払限度額が前記決済額以上であるときに決済可能であると判断し、決済可能である場合に前記携帯端末に前記決済額を通知する決済判断手段を有し、
    前記サーバは、前記携帯端末からの要求に応じて前記与信枠情報を通知し、前記決済額と前記口座情報と前記携帯端末から通知されると、通知された前記口座情報に対応する残高を記憶する口座DBから前記残高を読み出して前記決済額を減じて更新した前記残高を前記与信枠情報として前記携帯端末に通知する与信枠情報管理手段を有する
    ことを特徴とする電子決済システム。
  2. 前記携帯端末の決済手段は、前記読み書き装置の決済判断手段から決済額を受け取ると、前記サーバからの与信枠情報を消去し、次回の商品購入の際に前記サーバから更新された与信枠情報を受け取ることを特徴とする請求項1に記載の電子決済システム。
  3. 前記与信枠情報は、口座残高であり、前記サーバが前記携帯端末から決済額を受け取ると、前記与信枠情報管理手段により前記口座残高が前記決済額に応じて減じられることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子決済システム。
  4. 前記与信枠情報は、信販系カードの与信枠額であり、前記読み書き装置の決済判断手段が前記携帯端末から信販系カード番号を受け取り、その信販系カード番号と決済額とを前記サーバに通知すると、前記サーバの与信枠情報管理手段により前記与信枠額が前記決済額に応じて減じられることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子決済システム。
  5. 商品購入を電子決済によって行う電子決済方法であって、
    口座情報と与信枠情報又は決済額とを記憶する記憶部を有し、電子決済に用いられる携帯端末により、サーバからの与信枠情報を前記記憶部から読み出して読み書き装置に通知し、前記読み書き装置から決済額を受け取ると、前記与信枠情報を前記記憶部から消去して前記決済額を前記記憶部に記憶して、商品購入に伴う決済処理を前記読み書き装置との間で完了させ、前記商品購入に伴う決済額と前記口座情報と前記記憶部から読み出して前記サーバに通知し、前記サーバから更新された与信枠情報を受け取ると、前記決済額を前記記憶部から消去して前記更新された与信枠情報を前記記憶部に記憶するステップと、
    読み書き装置により、前記商品購入に伴う決済額と前記携帯端末から通知される与信枠情報である支払限度額を比較して、前記支払限度額が前記決済額以上であるときに決済可能であると判断し、決済可能である場合に前記携帯端末に前記決済額を通知するステップと、
    前記サーバにより、前記携帯端末からの要求に応じて前記与信枠情報を通知し、前記決済額と前記口座情報と前記携帯端末から通知されると、通知された前記口座情報に対応する残高を記憶する口座DBから前記残高を読み出して前記決済額を減じて更新した前記残高を前記与信枠情報として前記携帯端末に通知するステップとを有する
    ことを特徴とする電子決済方法。
  6. 前記携帯端末により、前記読み書き装置から決済額を受け取ると、前記サーバからの与信枠情報を消去し、次回の商品購入の際に前記サーバから更新された与信枠情報を受け取ることを特徴とする請求項5に記載の電子決済方法。
  7. 前記与信枠情報は、口座残高であり、前記サーバにより前記携帯端末から決済額を受け取ると、前記口座残高が前記決済額に応じて減じられることを特徴とする請求項5又は6に記載の電子決済方法。
  8. 前記与信枠情報は、信販系カードの与信枠額であり、前記読み書き装置が前記携帯端末から信販系カード番号を受け取り、その信販系カード番号と決済額とを前記サーバに通知すると、前記サーバにより前記与信枠額が前記決済額に応じて減じられることを特徴とする請求項5又は6に記載の電子決済方法。
  9. 商品購入を電子決済によって行う電子決済方法を実行するための電子決済プログラムであって、
    口座情報と与信枠情報又は決済額とを記憶する記憶部を有し、電子決済に用いられる携帯端末により、サーバからの与信枠情報を前記記憶部から読み出して読み書き装置に通知し、前記読み書き装置から決済額を受け取ると、前記与信枠情報を前記記憶部から消去して前記決済額を前記記憶部に記憶して、商品購入に伴う決済処理を前記読み書き装置との間で完了させ、前記商品購入に伴う決済額と前記口座情報と前記記憶部から読み出して前記サーバに通知し、前記サーバから更新された与信枠情報を受け取ると、前記決済額を前記記憶部から消去して前記更新された与信枠情報を前記記憶部に記憶するステップと、
    読み書き装置により、前記商品購入に伴う決済額と前記携帯端末から通知される与信枠情報である支払限度額を比較して、前記支払限度額が前記決済額以上であるときに決済可能であると判断し、決済可能である場合に前記携帯端末に前記決済額を通知するステップと、
    前記サーバにより、前記携帯端末からの要求に応じて前記与信枠情報を通知し、前記決済額と前記口座情報と前記携帯端末から通知されると、通知された前記口座情報に対応する残高を記憶する口座DBから前記残高を読み出して前記決済額を減じて更新した前記残高を前記与信枠情報として前記携帯端末に通知するステップとを有する
    ことを特徴とする電子決済プログラム。
  10. 前記携帯端末により、前記読み書き装置から決済額を受け取ると、前記サーバからの与信枠情報を消去し、次回の商品購入の際に前記サーバから更新された与信枠情報を受け取ることを特徴とする請求項9に記載の電子決済プログラム。
  11. 前記与信枠情報は、口座残高であり、前記サーバにより前記携帯端末から決済額を受け取ると、前記口座残高が前記決済額に応じて減じられることを特徴とする請求項9又は10に記載の電子決済プログラム。
  12. 前記与信枠情報は、信販系カードの与信枠額であり、前記読み書き装置が前記携帯端末から信販系カード番号を受け取り、その信販系カード番号と決済額とを前記サーバに通知すると、前記サーバにより前記与信枠額が前記決済額に応じて減じられることを特徴とする請求項9又は10に記載の電子決済プログラム。
  13. 請求項9〜12のいずれかに記載の電子決済プログラムが記録されていることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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