JP2004259152A - 決済処理方法、決済処理装置、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の決済手段の中から、決済金額に応じて何れか1つの決済手段を自動的に選択して決済を行えるようにする。
【解決手段】決済処理システムは、POS装置10、携帯端末12、クレジット会社コンピュータ14、金融機関コンピュータ16等により構成される。携帯端末12では、POS装置10から決済金額が送られてくると(S104)、決済手段決定テーブルを参照して、その決済金額に対応した決済手段が決定される(S106)。そして、決定された決済手段で決済するための決済情報および決済金額を含んだ決済要求信号がPOS装置10へ送信される。POS装置10では、この決済要求信号に基づいて決済手段が判別され(S122)、決済手段に対応する決済処理が行われる(S124,S142、S162)。
【選択図】 図6
【解決手段】決済処理システムは、POS装置10、携帯端末12、クレジット会社コンピュータ14、金融機関コンピュータ16等により構成される。携帯端末12では、POS装置10から決済金額が送られてくると(S104)、決済手段決定テーブルを参照して、その決済金額に対応した決済手段が決定される(S106)。そして、決定された決済手段で決済するための決済情報および決済金額を含んだ決済要求信号がPOS装置10へ送信される。POS装置10では、この決済要求信号に基づいて決済手段が判別され(S122)、決済手段に対応する決済処理が行われる(S124,S142、S162)。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、代金決済を行うための決済処理方法および決済処理装置に関する。また、本発明は、そのような決済処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムおよびこのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体にも関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば特許文献1に開示される決済処理方法が公知である。この決済処理方法は、カード決済端末と決済機関とがネットワークを介して接続された決済処理システムにおいて、クレジットカードによる決済(以下、クレジット決済という)とデビットカードによる決済(以下、デビット決済という)とを併用して決済できるようにするものである。具体的には、決済金額がデビット決済可能額を超える場合に、そのデビット決済可能額についてはデビット決済で処理し、残額をクレジット決済で処理する。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−7918号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
クレジット決済やデビット決済により代金決済が行われた場合、売手である店舗側は、夫々の決済機関(クレジット決済の場合はクレジットカード会社、デビットカードの場合は銀行等の金融機関)から決済案件毎に手数料が徴収される。このため、上記特許文献1の決済処理方法のようにクレジット決済とデビット決済とを併用した場合、店舗は手数料を二重に徴収されることとなり、店舗にとって手数料負担が重くなってしまう。
【0005】
一方、利用者にとっても、クレジット決済とデビット決済を併用するにはクレジットカードとデビットカード(キャッシュカード)の両方を用意しなければならず不便である。また、1回の代金決済がクレジット決済とデビット決済とに分けて処理されると、クレジット会社からの請求額とデビット決済による口座引き落とし額とを照らし合わせて合算しない限り購入金額に一致しないこととなり、家計管理上も不便である。
【0006】
ところで、本願発明者は、一般消費者が代金決済を行う際にどのように決済手段を選択するかを調査検討した結果、複数の決済手段を選択可能な場合には購入金額に応じて決済手段を選択する傾向があることを見出した。例えば、プリペイド方式のICカード型電子マネーによる決済(以下、電子マネー決済という)、デビット決済、およびクレジット決済の中から決済手段を選択できる場合、決済金額が少額(例えば1000円以下等)であれば、小銭代わりに電子マネーを利用し、それ以上の金額であればデビット決済かクレジット決済かを選択する傾向がある。そして、デビット決済とクレジット決済に関しては、デビット決済では即時に口座から代金が引き落とされるのに対して、クレジット決済では例えば翌月末等一定期間だけ先に代金が引き落とされることから、決済金額が口座残高を超えない程度の場合にデビット決済を利用し、口座残高を超えるような高額の決済の場合にクレジット決済を利用する傾向が見られるのである。本願発明者は、以上のような結果から、決済金額に応じて決済手段を選択するのが消費者にとって便宜であると考えた。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、複数の決済手段の中から、決済金額に応じて何れか1つの決済手段を自動的に選択して決済を行えるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、複数の決済手段のうち何れか1つの決済手段を用いて決済処理を行う方法であって、
決済金額を取得する金額取得ステップと、
決済金額と各決済手段との対応関係を表す決済手段決定情報を参照して、前記入力された決済金額に対応する決済手段を決定する決済手段決定ステップと、
前記入力された決済金額の決済処理を、前記決定した決済手段で行うための決済処理ステップと、を含むことを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、決済金額が取得されると、その金額に応じた決済手段が決定されて、その決済手段で決済が行われる。すなわち、決済金額を入力するだけで、決済金額に応じた決済手段が自動的に選択されて決済が行われる。
【0010】
この決済処理方法において、前記決済処理ステップは、前記決定された決済手段に係わる決済機関のコンピュータへ、前記入力された決済金額での決済を指示するための信号を送信するステップを含むこととしてもよい。
【0011】
また、本発明の決済処理方法は、前記決済手段決定情報の内容を指定するデータの入力を受けるステップと、該入力されたデータに基づいて前記決済手段決定情報を設定するステップと、を含むこととしてもよい。
【0012】
また、本発明は、複数の決済手段のうち何れか1つの決済手段を用いて決済処理を行うための決済処理装置であって
決済金額を取得する決済金額取得部と、
決済金額と各決済手段との対応関係を表す決済手段決定情報を記憶する第1の記憶部と、
前記決済手段決定情報を参照して、前記入力された決済金額に対応する決済手段を決定する決済手段決定部と、
前記入力された決済金額の決済処理を、前記決定した決済手段で行うための決済処理部と、を備えることを特徴とする。
【0013】
この決済処理装置は、各決済手段による決済に必要な決済情報が記憶された第2の記憶部を更に備え、前記決済処理部は、前記決定した決済手段を示す情報と、当該決済手段による決済に必要な前記決済情報と、前記入力された決済金額とを含んだ決済要求信号を送信する信号送信部を含むこととしてもよい。
【0014】
また、前記決済金額取得部は、店舗に設置された代金清算処理を行う装置から前記決済金額を表す情報を受信することとしてもよい。
【0015】
また、本発明は、複数の決済手段のうち何れか1つの決済手段を用いて決済処理を行うための決済処理装置であって、
決済金額と各決済手段との対応関係を表す決済手段決定情報が記憶された第1の記憶部と、
各決済手段による決済に必要な決済情報が記憶された第2の記憶部と、
前記記憶された決済情報と、前記入力された決済金額とを含んだ決済要求信号を、店舗に設置された代金清算処理を行う装置へ送信する信号送信部と、を備えることを特徴とする。
【0016】
本発明の決済処理装置は、携帯端末により構成されて、前記信号送信部は、各決済手段に係わる決済機関のコンピュータに対して決済指示を行う機能を有する、店舗側に設置された処理装置に対して前記決済要求信号を送信することとしてもよい。
【0017】
また、本発明の決済処理装置は、前記決済手段決定情報の内容を指定するデータの入力を受ける決済手段決定情報入力部と、該入力されたデータに基づいて前記決済手段決定情報を設定する決済手段決定情報設定部と、を更に備えることとしてもよい。
【0018】
また、本発明は、複数の決済手段のうち何れか1つの決済手段を用いて決済処理を行うための決済処理装置であって、
各決済手段に係わる決済機関のコンピュータと通信する通信部と、
各決済手段による決済に必要な決済情報および決済金額と前記複数の決済手段との対応関係を表す決済手段決定情報が記憶された記憶媒体から、これらの記憶情報を読み取る情報読取部と、
決済金額の入力を受ける決済金額入力部と、
前記情報読取部によって読み取られた前記決済手段決定情報を参照して、前記入力された決済金額に対応する決済手段を決定する決済手段決定部と、
前記通信手段により、前記決定した決済手段に係わる決済機関のコンピュータに対して、前記情報読取部によって読み取られた前記決済情報を含む、前記入力された決済金額の決済を指示する信号を送信する信号送信部と、を備えることを特徴とする。
【0019】
この決済処理装置において、前記記憶媒体はICカードであることとしてもよい。
【0020】
また、本発明において、前記決定した決済手段による決済処理を行うことができない場合に、当該決定した決済手段を他の何れかの決済手段に変更することとしてもよい。
【0021】
また、本発明において、前記複数の決済手段は、例えば、クレジットカード決済、デビットカード決済、および、電子マネー決済のうち少なくとも2つを含む。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態である決済処理システムの全体構成図である。同図に示すように、本実施形態の決済処理システムは、店舗のレジ等に設置された代金決済用のPOS装置10、クレジット決済についての決済機関である各クレジット会社が運営するコンピュータ(以下、クレジット会社コンピュータという)14、デビット決済についての決済機関である銀行等の各金融機関が運営するコンピュータ(以下、金融機関コンピュータという)16等により構成されている。POS装置10と、コンピュータ14,16とはネットワーク20を介して接続されている。
【0023】
POS装置10は、店舗の利用客(購買者)が所持する決済用の携帯端末12と通信することにより決済処理を行う機能を有している。本実施形態では、POS装置10と携帯端末12とが例えば赤外線により無線で通信するものとするが、これに限らず、例えばPOS装置10に携帯端末12を設置するためのクレードルを設けること等により、POS装置10と携帯端末12とが有線で通信を行う構成としてもよい。
【0024】
また、POS装置10は、決済用のICカード21に対してデータの読み書きを行うICカードリーダライタを備えており、利用客が所持するICカード21によって決済処理を行う機能も有している。
【0025】
携帯端末12は、例えば、携帯電話機等の端末装置にICチップが装着された端末機器である。このICチップには、クレジット決済、デビット決済、および電子マネー決済を行うのに必要な決済情報が格納されており、携帯端末12はPOS装置10へ決済情報を送信することにより決済処理を行う。
【0026】
また、ICカード21にも携帯端末12のICチップと同様に、クレジット決済、デビット決済、および電子マネー決済を行うのに必要な決済情報が記憶されており、ICカード21で決済を行う場合は、そのICカード21がPOS装置10のICカードリーダライタに挿入され、POS装置10がICカード21にアクセスすることにより決済処理が行われる。
【0027】
なお、携帯端末12のICチップおよびICカード21には所有者に固有のパスワードが記憶されており、外部から指定されたパスワードが内部に記憶されたパスワードに一致する場合にのみ、その記憶情報を外部から読み出せるように構成されている。ただし電子マネーの情報については、認証なしで電子マネーを使用できるようにパスワードを用いなくても読み出せるようになっている。
【0028】
本実施形態では、店舗にて代金決済を行う場合、携帯端末12またはPOS装置10に決済金額を入力すると、その金額に応じて、クレジット決済、デビット決済、および電子マネー決済のうち何れの決済手段で決済を行うかが自動的に選択され、その決済手段で代金決済が行われる。
【0029】
図2は、携帯端末12の機能ブロック図である。同図に示すように、携帯端末12は、プログラム記憶部22、テーブル記憶部24、決済情報記憶部26、ユーザインターフェース部28、テーブル設定部30、認証部32、決済金額取得部34、決済手段決定部36、決済実行部38、および、通信部40等を備えている。なお、これら機能部のうち、テーブル記憶部24および決済情報記憶部26はICチップ13に設けられ、プログラム記憶部22はROM等のメモリに設けられる。また、ユーザインターフェース部28、テーブル設定部30、認証部32、決済金額取得部34、決済手段決定部36、決済実行部38は、携帯端末12が備える中央処理装置(CPU)がプログラム記憶部22に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。さらに、通信部40は、例えば赤外線による通信インターフェース回路により構成される。
【0030】
テーブル記憶部24(本発明における第1の記憶部に相当)には、決済金額から決済手段を定めるための決済手段決定テーブル(本発明における決済手段決定情報に相当)が記憶されている。図3は、決済手段決定テーブルの一例を示す。同図に示すように、決済手段決定テーブルには、決済金額の範囲と決済手段とが対応付けて格納されている。
【0031】
決済情報記憶部26(本発明における第2の記憶部に相当)には、各決済手段による決済に必要な情報(以下、決済情報という)が記憶されている。図4は、決済情報記憶部26に記憶された決済情報の一例を示す。同図に示すように、決済情報記憶部26には、決済情報として、クレジット決済用のクレジットカード番号・有効期限および利用者氏名、デビット決済用の預金口座情報(金融機関コード、店名、口座科目、口座番号)、口座暗証番号および口座名義人氏名、電子マネー決済用の電子マネーデータ(電子マネーの価値そのものを表すデータ)および電子マネー残高情報等が夫々記憶されている。
【0032】
ユーザインターフェース部28は、携帯端末12の画面への表示や入力の受付を行う。
テーブル設定部30は、ユーザインターフェース部28を介して、利用者に決済手段決定テーブルの内容を設定させる。すなわち、携帯端末12のディスプレイ部に決済手段決定テーブルの内容を入力するための画面を表示させ、この画面への入力に基づいて、テーブル記憶部24に記憶された決済手段決定テーブルの内容を設定する。
認証部32は、ユーザインターフェース部28を介してパスワードの入力を受け付け、入力されたパスワードを用いてICチップ13にアクセスすることにより利用者認証を行う。そして、認証が正しく行われない場合には、当該携帯端末12による決済処理を禁止する。これにより、携帯端末12の所有者以外の者がこの携帯端末12を悪用して代金決済するのを防止できる。
決済金額取得部34は、POS装置10から決済金額を表す情報を通信部40を介して受信する。そして、決済手段決定部36は、決済金額取得部34で入力された決済金額に基づき、上記決済手段決定テーブルを参照して決済手段を決定する。
決済実行部38は、決済手段決定部36で決定された決済手段に応じて、決済情報記憶部26から該当する決済情報を読み出し、この決済情報および決済金額を含んだ決済要求信号を、通信部40を介してPOS装置10へ送信する。
【0033】
図5は、POS装置10の機能ブロック図である。ICカード21を用いて決済が行われる場合には、ICカード21へのアクセスおよびそれに基づく決済処理はPOS装置10で行われることになる。そのため、POS装置10は、プログラム記憶部50、ユーザインターフェース部52、認証部54、決済金額入力部56、決済手段決定部58、決済実行部60,および、コンピュータ14,16との通信を行うための通信部62を備えている。ICカード21にはテーブル記憶部64および決済情報記憶部66が設けられており、ICカード21がICカードリーダライタ11に挿入されると、POS装置10は、これらの記憶部64,66からデータを読み出すことができる。
【0034】
携帯端末12の場合と同様に、認証部54はパスワードを用いた利用者認証を行ない、決済金額入力部56はユーザインターフェース部52を介して済金額の入力を受け付け、決済手段決定部58は決済手段決定テーブルを参照して決済手段を決定する。そして、決済実行部60は決定された決済手段での決済処理を行なう。その際、決済手段がクレジット決済またはデビット決済であれば、通信部62により夫々クレジット会社コンピュータ14または金融機関コンピュータ16へ決済指示信号を送信する。なお、ICカード21に記憶された決済手段決定テーブルの設定は、利用者が適宜なICカードリーダライタを用いて行うものとする。
【0035】
以下、携帯端末12を用いて決済が行われる場合の処理をより詳細に説明する。図6は、携帯端末12を用いた決済処理の流れを示す。同図に示すように、先ず、POS装置10においてレジ処理が行われて決済金額が確定すると(S100)、その決済金額が携帯端末12へ送信される(S102)。
【0036】
携帯端末12は、決済金額を受信すると(S104)、テーブル記憶部24に記憶された決済手段決定テーブルを参照して、入力された決済金額に対応する決済手段を決定する(S106)。例えば、図3に示す決済手段決定テーブルの例では、決済金額1000円以下の場合は電子マネー決済が、1000円を超えて50000円以下の場合はデビット決済が、決済金額が50000円を超える場合はクレジット決済が、それぞれ決済手段として決定される。そして、何れの決済手段に決定されたかが判別され(S108)、決済手段がクレジット決済またはデビット決済であれば、パスワードの入力画面が表示されて(S110)、入力されたパスワードに基づいて利用者認証が行われる(S112)。その結果、パスワードの相違により利用者認証が正しく行われなかった場合には、パスワードが不正である旨のメッセージが表示されて処理は終了する(S114→S115)。一方、利用者認証が正しく行われた場合には、該当する決済手段についての決済情報が決済情報記憶部26から読み出され(S116)、この決済情報と、決済金額および決済手段の指定とを含んだ決済要求信号がPOS装置10へ送信される(S118)。一方、上記S108で決済手段が電子マネー決済であれば、パスワードによる認証は行われずに、直ちに電子マネー決済についての決済情報が読み出されて(S116)、決済要求信号がPOS装置10へ送信される(S118)。
【0037】
すなわち、決済手段がデビット決済の場合は口座情報、口座暗証番号および口座名義人氏名が、クレジット決済の場合はクレジットカード番号・有効期限および利用者氏名が、電子マネー決済の場合は電子マネー残高が、夫々、決済要求信号に含められて送信される。
【0038】
なお、電子マネー決済の場合にパスワード認証を行わないのは、電子マネーのすぐに使えるというメリットを活かすためであり、また、チャージされた金額しか使えないため、認証を厳格に必要性も低いからである。
【0039】
POS装置10では、携帯端末12から決済要求信号が送られてくると(S120)、その決済要求信号に基づいて決済処理が行われる。すなわち、決済要求信号に基づいて決済手段が判別され(S122)、その決済手段に応じた処理が行われる。
【0040】
先ず、決済手段がクレジット決済の場合には、決済要求信号に含まれるクレジットカード番号・有効期限、利用者氏名、および決済金額を含んだ決済指示信号が、POS装置10から該当するクレジットカード会社のクレジット会社コンピュータ14へ送信される(S124)。これに応じて、クレジット会社コンピュータ14では、クレジットカード番号に基づいて与信枠が判別され、その与信枠と決済金額とに基づいてクレジット決済の可否が判定される(S126)。そして、クレジット決済を承認する場合は、決済処理が実行され(S128)、決済処理が完了すると決済完了信号がPOS装置10へ送信される(S130)。POS装置10は、この決済完了信号を受信すると、その旨の画面表示を行なうと共に、携帯端末12に対して決済完了通知を送信する(S132)。
【0041】
また、決済手段がデビット決済の場合は、決済要求信号に含まれる口座情報、口座暗証番号および口座名義人氏名と、決済金額とを含んだ決済指示信号が、POS装置10から該当する金融機関の金融機関コンピュータ16へ送信される(S142)。金融機関コンピュータ16は、口座情報と暗証番号とに基づく認証を行ったうえで(S144)、決済金額以上の口座残高があるか否かを判定する(S146)。そして、決済金額以上の口座残高があれば、当該口座から決済金額を引き落とす処理を行って(S148)、POS装置10へ決済完了信号を送信する(S150)。この決済完了信号を受信したPOS装置10は、決済が完了した旨の画面表示を行なうと共に、携帯端末12へ決済完了通知を送信する(S152)。一方、決済金額が口座残高を超えている場合には、残高不足を示す信号をPOS装置10へ送信する(S154)。この場合、POS装置10は、決済手段をクレジット決済に切り替えて、上記S124以降と同様にして、クレジット決済のための処理を実行する。これにより、口座の残高不足によりデビット決済を行えない場合に、自動的にクレジット決済により決済を行うことができる。
【0042】
また、決済手段が電子マネー決済である場合は、POS装置10は、決済金額以上の電子マネー残高があるか否かを判別する(S160)。その結果、決済金額以上の電子マネー残高がある場合には、携帯端末12に対して、電子マネーの残高から決済金額分の電子マネーをPOS装置10へ送るべき旨の信号を送信する(S162)。これに応じて携帯端末12は、ICチップ13に記憶された電子マネー残高から決済金額分を差し引くと共に、その決済金額分の電子マネーデータをPOS装置10へ送信する(S164)。POS装置10は、携帯端末12から送られてきた電子マネーデータを店舗のコンピュータ等に格納する。店舗は、この電子マネーデータと引き換えに電子マネー発行会社から現金を受け取ることができる。
【0043】
一方、決済金額が電子マネー残高を超える場合には、その旨の表示が行われ、決済手段をデビットカード決済に切り替えて、上記S142以降と同様にして、デビット決済のための処理を実行する。これにより、電子マネーの残高不足により電子マネー決済を行えない場合に、自動的にデビット決済により代金決済を行うことができ、さらに口座残高が不足する場合には、上記したように、クレジット決済により代金決済を行うことができる。
【0044】
以上、携帯端末12によって決済を行う場合の処理を説明したが、ICカード21によって決済を行う場合には、図6において携帯端末12およびPOS装置10で行われる一連の処理が、両者間での通信に係わる処理を省いて全てPOS装置10で行われることになる。
【0045】
なお、上記の説明では、決済手段が電子マネー決済の場合に、電子マネー残高をPOS装置10へ送ってPOS装置10側で残高チェックを行うものとしたが、これに限らず、携帯端末12において電子マネー決済が決済手段として決定された場合に、直ちに電子マネーの残高チェックを行い、決済金額以上の残高がある場合には、決済要求信号と共に電子マネーデータをPOS装置10へ送信するようにしてもよい。この場合、電子マネーの残高が決済金額に満たない場合には、携帯端末12において決済手段を電子マネー決済からデビット決済に切り替えて、POS装置10へデビット決済の決済要求信号を送信するものとする。
【0046】
以上説明したように、本実施形態のシステムによれば、POS装置10で決済金額が確定すると、その金額に応じた決済手段が自動的に選択されて決済処理が行われる。このため、利用者が予め決済手段決定テーブルの内容を設定しておけば、決済時にどの決済手段を使うかを意識することなく、決済金額に応じた決済手段での決済を行うことができる。上記解決課題の項で述べたように、決済金額の大小に応じて電子マネー決済、デビット決済、クレジット決済等の決済手段を選択するのが利用者の自然な行動であると考えられる。したがって、本実施形態によれば、携帯端末12またはPOS装置10が決済金額に応じて決済手段を自動的に選択することで、利用者は決済手段をいちいち指定しなくても、適切な決済手段で決済を行うことが可能となる。
【0047】
なお、図6に示す処理フローでは、決済金額に応じた決済手段の選択を携帯端末12側で行うものとしたが、これに限らず、携帯端末12からPOS装置10へ決済要求信号と共に決済手段決定テーブルも送信するようにし、POS装置10でこの決済手段決定テーブルを参照して決済手段を選択するようにしてもよい。このようにすれば、携帯端末12側で判定処理を行わなくてもよいので、携帯端末12側でこの判定処理のためのプログラムを用意することが不要となる。この場合、携帯端末12では決済金額の情報は使用しないから、POS装置10から携帯端末12へ決済金額の情報を送信することも不要となる。
【0048】
また、図6に示す処理フローでは、POS装置10から携帯端末12へ決済金額を送信するものとしたが、これに限らず、携帯端末12において決済金額を入力するようにしてもよい。
【0049】
なお、上記実施形態では、店舗のレジにて代金決済が行われる場合について説明したが、本発明はこれに限らず、インターネットショッピング等のオンラインショッピングの場合にも適用が可能である。すなわち、ユーザがショッピングサイトにアクセスして商品を購入した場合、ショッピングサイト側で決済金額に応じて決済手段を決定することで、ユーザが決済手段を選択しなくても自動的に決済金額に応じた決済手段で決済が行われるようにするのである。なお、決済金額と決済手段との対応関係を示すテーブル(決済手段決定テーブル)は固定にしておいてもよいし、あるいは、会員制サイトの場合は、予め、会員であるユーザが自らの決済手段決定テーブルを登録しておくようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の決済手段の中から、決済金額に応じて何れか1つの決済手段を自動的に選択して決済を行えるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である決済処理システムの全体構成図である。
【図2】携帯端末の機能ブロック図である。
【図3】決済手段決定テーブルの一例を示す図である。
【図4】決済情報記憶部に記憶された決済情報の一例を示す図である。
【図5】POS装置の機能ブロック図である。
【図6】携帯端末を用いた決済処理の流れを示す図である。
【符号の説明】
10 POS装置
12 携帯端末
14 クレジット会社コンピュータ
16 金融機関コンピュータ
21 ICカード
22,50 プログラム記憶部
24,64 テーブル記憶部
26,66 決済情報記憶部
30 テーブル設定部
34,56 決済金額入力部
36,58 決済手段決定部
38,60 決済実行部
40,62 通信部
【発明の属する技術分野】
本発明は、代金決済を行うための決済処理方法および決済処理装置に関する。また、本発明は、そのような決済処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムおよびこのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体にも関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば特許文献1に開示される決済処理方法が公知である。この決済処理方法は、カード決済端末と決済機関とがネットワークを介して接続された決済処理システムにおいて、クレジットカードによる決済(以下、クレジット決済という)とデビットカードによる決済(以下、デビット決済という)とを併用して決済できるようにするものである。具体的には、決済金額がデビット決済可能額を超える場合に、そのデビット決済可能額についてはデビット決済で処理し、残額をクレジット決済で処理する。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−7918号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
クレジット決済やデビット決済により代金決済が行われた場合、売手である店舗側は、夫々の決済機関(クレジット決済の場合はクレジットカード会社、デビットカードの場合は銀行等の金融機関)から決済案件毎に手数料が徴収される。このため、上記特許文献1の決済処理方法のようにクレジット決済とデビット決済とを併用した場合、店舗は手数料を二重に徴収されることとなり、店舗にとって手数料負担が重くなってしまう。
【0005】
一方、利用者にとっても、クレジット決済とデビット決済を併用するにはクレジットカードとデビットカード(キャッシュカード)の両方を用意しなければならず不便である。また、1回の代金決済がクレジット決済とデビット決済とに分けて処理されると、クレジット会社からの請求額とデビット決済による口座引き落とし額とを照らし合わせて合算しない限り購入金額に一致しないこととなり、家計管理上も不便である。
【0006】
ところで、本願発明者は、一般消費者が代金決済を行う際にどのように決済手段を選択するかを調査検討した結果、複数の決済手段を選択可能な場合には購入金額に応じて決済手段を選択する傾向があることを見出した。例えば、プリペイド方式のICカード型電子マネーによる決済(以下、電子マネー決済という)、デビット決済、およびクレジット決済の中から決済手段を選択できる場合、決済金額が少額(例えば1000円以下等)であれば、小銭代わりに電子マネーを利用し、それ以上の金額であればデビット決済かクレジット決済かを選択する傾向がある。そして、デビット決済とクレジット決済に関しては、デビット決済では即時に口座から代金が引き落とされるのに対して、クレジット決済では例えば翌月末等一定期間だけ先に代金が引き落とされることから、決済金額が口座残高を超えない程度の場合にデビット決済を利用し、口座残高を超えるような高額の決済の場合にクレジット決済を利用する傾向が見られるのである。本願発明者は、以上のような結果から、決済金額に応じて決済手段を選択するのが消費者にとって便宜であると考えた。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、複数の決済手段の中から、決済金額に応じて何れか1つの決済手段を自動的に選択して決済を行えるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、複数の決済手段のうち何れか1つの決済手段を用いて決済処理を行う方法であって、
決済金額を取得する金額取得ステップと、
決済金額と各決済手段との対応関係を表す決済手段決定情報を参照して、前記入力された決済金額に対応する決済手段を決定する決済手段決定ステップと、
前記入力された決済金額の決済処理を、前記決定した決済手段で行うための決済処理ステップと、を含むことを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、決済金額が取得されると、その金額に応じた決済手段が決定されて、その決済手段で決済が行われる。すなわち、決済金額を入力するだけで、決済金額に応じた決済手段が自動的に選択されて決済が行われる。
【0010】
この決済処理方法において、前記決済処理ステップは、前記決定された決済手段に係わる決済機関のコンピュータへ、前記入力された決済金額での決済を指示するための信号を送信するステップを含むこととしてもよい。
【0011】
また、本発明の決済処理方法は、前記決済手段決定情報の内容を指定するデータの入力を受けるステップと、該入力されたデータに基づいて前記決済手段決定情報を設定するステップと、を含むこととしてもよい。
【0012】
また、本発明は、複数の決済手段のうち何れか1つの決済手段を用いて決済処理を行うための決済処理装置であって
決済金額を取得する決済金額取得部と、
決済金額と各決済手段との対応関係を表す決済手段決定情報を記憶する第1の記憶部と、
前記決済手段決定情報を参照して、前記入力された決済金額に対応する決済手段を決定する決済手段決定部と、
前記入力された決済金額の決済処理を、前記決定した決済手段で行うための決済処理部と、を備えることを特徴とする。
【0013】
この決済処理装置は、各決済手段による決済に必要な決済情報が記憶された第2の記憶部を更に備え、前記決済処理部は、前記決定した決済手段を示す情報と、当該決済手段による決済に必要な前記決済情報と、前記入力された決済金額とを含んだ決済要求信号を送信する信号送信部を含むこととしてもよい。
【0014】
また、前記決済金額取得部は、店舗に設置された代金清算処理を行う装置から前記決済金額を表す情報を受信することとしてもよい。
【0015】
また、本発明は、複数の決済手段のうち何れか1つの決済手段を用いて決済処理を行うための決済処理装置であって、
決済金額と各決済手段との対応関係を表す決済手段決定情報が記憶された第1の記憶部と、
各決済手段による決済に必要な決済情報が記憶された第2の記憶部と、
前記記憶された決済情報と、前記入力された決済金額とを含んだ決済要求信号を、店舗に設置された代金清算処理を行う装置へ送信する信号送信部と、を備えることを特徴とする。
【0016】
本発明の決済処理装置は、携帯端末により構成されて、前記信号送信部は、各決済手段に係わる決済機関のコンピュータに対して決済指示を行う機能を有する、店舗側に設置された処理装置に対して前記決済要求信号を送信することとしてもよい。
【0017】
また、本発明の決済処理装置は、前記決済手段決定情報の内容を指定するデータの入力を受ける決済手段決定情報入力部と、該入力されたデータに基づいて前記決済手段決定情報を設定する決済手段決定情報設定部と、を更に備えることとしてもよい。
【0018】
また、本発明は、複数の決済手段のうち何れか1つの決済手段を用いて決済処理を行うための決済処理装置であって、
各決済手段に係わる決済機関のコンピュータと通信する通信部と、
各決済手段による決済に必要な決済情報および決済金額と前記複数の決済手段との対応関係を表す決済手段決定情報が記憶された記憶媒体から、これらの記憶情報を読み取る情報読取部と、
決済金額の入力を受ける決済金額入力部と、
前記情報読取部によって読み取られた前記決済手段決定情報を参照して、前記入力された決済金額に対応する決済手段を決定する決済手段決定部と、
前記通信手段により、前記決定した決済手段に係わる決済機関のコンピュータに対して、前記情報読取部によって読み取られた前記決済情報を含む、前記入力された決済金額の決済を指示する信号を送信する信号送信部と、を備えることを特徴とする。
【0019】
この決済処理装置において、前記記憶媒体はICカードであることとしてもよい。
【0020】
また、本発明において、前記決定した決済手段による決済処理を行うことができない場合に、当該決定した決済手段を他の何れかの決済手段に変更することとしてもよい。
【0021】
また、本発明において、前記複数の決済手段は、例えば、クレジットカード決済、デビットカード決済、および、電子マネー決済のうち少なくとも2つを含む。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態である決済処理システムの全体構成図である。同図に示すように、本実施形態の決済処理システムは、店舗のレジ等に設置された代金決済用のPOS装置10、クレジット決済についての決済機関である各クレジット会社が運営するコンピュータ(以下、クレジット会社コンピュータという)14、デビット決済についての決済機関である銀行等の各金融機関が運営するコンピュータ(以下、金融機関コンピュータという)16等により構成されている。POS装置10と、コンピュータ14,16とはネットワーク20を介して接続されている。
【0023】
POS装置10は、店舗の利用客(購買者)が所持する決済用の携帯端末12と通信することにより決済処理を行う機能を有している。本実施形態では、POS装置10と携帯端末12とが例えば赤外線により無線で通信するものとするが、これに限らず、例えばPOS装置10に携帯端末12を設置するためのクレードルを設けること等により、POS装置10と携帯端末12とが有線で通信を行う構成としてもよい。
【0024】
また、POS装置10は、決済用のICカード21に対してデータの読み書きを行うICカードリーダライタを備えており、利用客が所持するICカード21によって決済処理を行う機能も有している。
【0025】
携帯端末12は、例えば、携帯電話機等の端末装置にICチップが装着された端末機器である。このICチップには、クレジット決済、デビット決済、および電子マネー決済を行うのに必要な決済情報が格納されており、携帯端末12はPOS装置10へ決済情報を送信することにより決済処理を行う。
【0026】
また、ICカード21にも携帯端末12のICチップと同様に、クレジット決済、デビット決済、および電子マネー決済を行うのに必要な決済情報が記憶されており、ICカード21で決済を行う場合は、そのICカード21がPOS装置10のICカードリーダライタに挿入され、POS装置10がICカード21にアクセスすることにより決済処理が行われる。
【0027】
なお、携帯端末12のICチップおよびICカード21には所有者に固有のパスワードが記憶されており、外部から指定されたパスワードが内部に記憶されたパスワードに一致する場合にのみ、その記憶情報を外部から読み出せるように構成されている。ただし電子マネーの情報については、認証なしで電子マネーを使用できるようにパスワードを用いなくても読み出せるようになっている。
【0028】
本実施形態では、店舗にて代金決済を行う場合、携帯端末12またはPOS装置10に決済金額を入力すると、その金額に応じて、クレジット決済、デビット決済、および電子マネー決済のうち何れの決済手段で決済を行うかが自動的に選択され、その決済手段で代金決済が行われる。
【0029】
図2は、携帯端末12の機能ブロック図である。同図に示すように、携帯端末12は、プログラム記憶部22、テーブル記憶部24、決済情報記憶部26、ユーザインターフェース部28、テーブル設定部30、認証部32、決済金額取得部34、決済手段決定部36、決済実行部38、および、通信部40等を備えている。なお、これら機能部のうち、テーブル記憶部24および決済情報記憶部26はICチップ13に設けられ、プログラム記憶部22はROM等のメモリに設けられる。また、ユーザインターフェース部28、テーブル設定部30、認証部32、決済金額取得部34、決済手段決定部36、決済実行部38は、携帯端末12が備える中央処理装置(CPU)がプログラム記憶部22に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。さらに、通信部40は、例えば赤外線による通信インターフェース回路により構成される。
【0030】
テーブル記憶部24(本発明における第1の記憶部に相当)には、決済金額から決済手段を定めるための決済手段決定テーブル(本発明における決済手段決定情報に相当)が記憶されている。図3は、決済手段決定テーブルの一例を示す。同図に示すように、決済手段決定テーブルには、決済金額の範囲と決済手段とが対応付けて格納されている。
【0031】
決済情報記憶部26(本発明における第2の記憶部に相当)には、各決済手段による決済に必要な情報(以下、決済情報という)が記憶されている。図4は、決済情報記憶部26に記憶された決済情報の一例を示す。同図に示すように、決済情報記憶部26には、決済情報として、クレジット決済用のクレジットカード番号・有効期限および利用者氏名、デビット決済用の預金口座情報(金融機関コード、店名、口座科目、口座番号)、口座暗証番号および口座名義人氏名、電子マネー決済用の電子マネーデータ(電子マネーの価値そのものを表すデータ)および電子マネー残高情報等が夫々記憶されている。
【0032】
ユーザインターフェース部28は、携帯端末12の画面への表示や入力の受付を行う。
テーブル設定部30は、ユーザインターフェース部28を介して、利用者に決済手段決定テーブルの内容を設定させる。すなわち、携帯端末12のディスプレイ部に決済手段決定テーブルの内容を入力するための画面を表示させ、この画面への入力に基づいて、テーブル記憶部24に記憶された決済手段決定テーブルの内容を設定する。
認証部32は、ユーザインターフェース部28を介してパスワードの入力を受け付け、入力されたパスワードを用いてICチップ13にアクセスすることにより利用者認証を行う。そして、認証が正しく行われない場合には、当該携帯端末12による決済処理を禁止する。これにより、携帯端末12の所有者以外の者がこの携帯端末12を悪用して代金決済するのを防止できる。
決済金額取得部34は、POS装置10から決済金額を表す情報を通信部40を介して受信する。そして、決済手段決定部36は、決済金額取得部34で入力された決済金額に基づき、上記決済手段決定テーブルを参照して決済手段を決定する。
決済実行部38は、決済手段決定部36で決定された決済手段に応じて、決済情報記憶部26から該当する決済情報を読み出し、この決済情報および決済金額を含んだ決済要求信号を、通信部40を介してPOS装置10へ送信する。
【0033】
図5は、POS装置10の機能ブロック図である。ICカード21を用いて決済が行われる場合には、ICカード21へのアクセスおよびそれに基づく決済処理はPOS装置10で行われることになる。そのため、POS装置10は、プログラム記憶部50、ユーザインターフェース部52、認証部54、決済金額入力部56、決済手段決定部58、決済実行部60,および、コンピュータ14,16との通信を行うための通信部62を備えている。ICカード21にはテーブル記憶部64および決済情報記憶部66が設けられており、ICカード21がICカードリーダライタ11に挿入されると、POS装置10は、これらの記憶部64,66からデータを読み出すことができる。
【0034】
携帯端末12の場合と同様に、認証部54はパスワードを用いた利用者認証を行ない、決済金額入力部56はユーザインターフェース部52を介して済金額の入力を受け付け、決済手段決定部58は決済手段決定テーブルを参照して決済手段を決定する。そして、決済実行部60は決定された決済手段での決済処理を行なう。その際、決済手段がクレジット決済またはデビット決済であれば、通信部62により夫々クレジット会社コンピュータ14または金融機関コンピュータ16へ決済指示信号を送信する。なお、ICカード21に記憶された決済手段決定テーブルの設定は、利用者が適宜なICカードリーダライタを用いて行うものとする。
【0035】
以下、携帯端末12を用いて決済が行われる場合の処理をより詳細に説明する。図6は、携帯端末12を用いた決済処理の流れを示す。同図に示すように、先ず、POS装置10においてレジ処理が行われて決済金額が確定すると(S100)、その決済金額が携帯端末12へ送信される(S102)。
【0036】
携帯端末12は、決済金額を受信すると(S104)、テーブル記憶部24に記憶された決済手段決定テーブルを参照して、入力された決済金額に対応する決済手段を決定する(S106)。例えば、図3に示す決済手段決定テーブルの例では、決済金額1000円以下の場合は電子マネー決済が、1000円を超えて50000円以下の場合はデビット決済が、決済金額が50000円を超える場合はクレジット決済が、それぞれ決済手段として決定される。そして、何れの決済手段に決定されたかが判別され(S108)、決済手段がクレジット決済またはデビット決済であれば、パスワードの入力画面が表示されて(S110)、入力されたパスワードに基づいて利用者認証が行われる(S112)。その結果、パスワードの相違により利用者認証が正しく行われなかった場合には、パスワードが不正である旨のメッセージが表示されて処理は終了する(S114→S115)。一方、利用者認証が正しく行われた場合には、該当する決済手段についての決済情報が決済情報記憶部26から読み出され(S116)、この決済情報と、決済金額および決済手段の指定とを含んだ決済要求信号がPOS装置10へ送信される(S118)。一方、上記S108で決済手段が電子マネー決済であれば、パスワードによる認証は行われずに、直ちに電子マネー決済についての決済情報が読み出されて(S116)、決済要求信号がPOS装置10へ送信される(S118)。
【0037】
すなわち、決済手段がデビット決済の場合は口座情報、口座暗証番号および口座名義人氏名が、クレジット決済の場合はクレジットカード番号・有効期限および利用者氏名が、電子マネー決済の場合は電子マネー残高が、夫々、決済要求信号に含められて送信される。
【0038】
なお、電子マネー決済の場合にパスワード認証を行わないのは、電子マネーのすぐに使えるというメリットを活かすためであり、また、チャージされた金額しか使えないため、認証を厳格に必要性も低いからである。
【0039】
POS装置10では、携帯端末12から決済要求信号が送られてくると(S120)、その決済要求信号に基づいて決済処理が行われる。すなわち、決済要求信号に基づいて決済手段が判別され(S122)、その決済手段に応じた処理が行われる。
【0040】
先ず、決済手段がクレジット決済の場合には、決済要求信号に含まれるクレジットカード番号・有効期限、利用者氏名、および決済金額を含んだ決済指示信号が、POS装置10から該当するクレジットカード会社のクレジット会社コンピュータ14へ送信される(S124)。これに応じて、クレジット会社コンピュータ14では、クレジットカード番号に基づいて与信枠が判別され、その与信枠と決済金額とに基づいてクレジット決済の可否が判定される(S126)。そして、クレジット決済を承認する場合は、決済処理が実行され(S128)、決済処理が完了すると決済完了信号がPOS装置10へ送信される(S130)。POS装置10は、この決済完了信号を受信すると、その旨の画面表示を行なうと共に、携帯端末12に対して決済完了通知を送信する(S132)。
【0041】
また、決済手段がデビット決済の場合は、決済要求信号に含まれる口座情報、口座暗証番号および口座名義人氏名と、決済金額とを含んだ決済指示信号が、POS装置10から該当する金融機関の金融機関コンピュータ16へ送信される(S142)。金融機関コンピュータ16は、口座情報と暗証番号とに基づく認証を行ったうえで(S144)、決済金額以上の口座残高があるか否かを判定する(S146)。そして、決済金額以上の口座残高があれば、当該口座から決済金額を引き落とす処理を行って(S148)、POS装置10へ決済完了信号を送信する(S150)。この決済完了信号を受信したPOS装置10は、決済が完了した旨の画面表示を行なうと共に、携帯端末12へ決済完了通知を送信する(S152)。一方、決済金額が口座残高を超えている場合には、残高不足を示す信号をPOS装置10へ送信する(S154)。この場合、POS装置10は、決済手段をクレジット決済に切り替えて、上記S124以降と同様にして、クレジット決済のための処理を実行する。これにより、口座の残高不足によりデビット決済を行えない場合に、自動的にクレジット決済により決済を行うことができる。
【0042】
また、決済手段が電子マネー決済である場合は、POS装置10は、決済金額以上の電子マネー残高があるか否かを判別する(S160)。その結果、決済金額以上の電子マネー残高がある場合には、携帯端末12に対して、電子マネーの残高から決済金額分の電子マネーをPOS装置10へ送るべき旨の信号を送信する(S162)。これに応じて携帯端末12は、ICチップ13に記憶された電子マネー残高から決済金額分を差し引くと共に、その決済金額分の電子マネーデータをPOS装置10へ送信する(S164)。POS装置10は、携帯端末12から送られてきた電子マネーデータを店舗のコンピュータ等に格納する。店舗は、この電子マネーデータと引き換えに電子マネー発行会社から現金を受け取ることができる。
【0043】
一方、決済金額が電子マネー残高を超える場合には、その旨の表示が行われ、決済手段をデビットカード決済に切り替えて、上記S142以降と同様にして、デビット決済のための処理を実行する。これにより、電子マネーの残高不足により電子マネー決済を行えない場合に、自動的にデビット決済により代金決済を行うことができ、さらに口座残高が不足する場合には、上記したように、クレジット決済により代金決済を行うことができる。
【0044】
以上、携帯端末12によって決済を行う場合の処理を説明したが、ICカード21によって決済を行う場合には、図6において携帯端末12およびPOS装置10で行われる一連の処理が、両者間での通信に係わる処理を省いて全てPOS装置10で行われることになる。
【0045】
なお、上記の説明では、決済手段が電子マネー決済の場合に、電子マネー残高をPOS装置10へ送ってPOS装置10側で残高チェックを行うものとしたが、これに限らず、携帯端末12において電子マネー決済が決済手段として決定された場合に、直ちに電子マネーの残高チェックを行い、決済金額以上の残高がある場合には、決済要求信号と共に電子マネーデータをPOS装置10へ送信するようにしてもよい。この場合、電子マネーの残高が決済金額に満たない場合には、携帯端末12において決済手段を電子マネー決済からデビット決済に切り替えて、POS装置10へデビット決済の決済要求信号を送信するものとする。
【0046】
以上説明したように、本実施形態のシステムによれば、POS装置10で決済金額が確定すると、その金額に応じた決済手段が自動的に選択されて決済処理が行われる。このため、利用者が予め決済手段決定テーブルの内容を設定しておけば、決済時にどの決済手段を使うかを意識することなく、決済金額に応じた決済手段での決済を行うことができる。上記解決課題の項で述べたように、決済金額の大小に応じて電子マネー決済、デビット決済、クレジット決済等の決済手段を選択するのが利用者の自然な行動であると考えられる。したがって、本実施形態によれば、携帯端末12またはPOS装置10が決済金額に応じて決済手段を自動的に選択することで、利用者は決済手段をいちいち指定しなくても、適切な決済手段で決済を行うことが可能となる。
【0047】
なお、図6に示す処理フローでは、決済金額に応じた決済手段の選択を携帯端末12側で行うものとしたが、これに限らず、携帯端末12からPOS装置10へ決済要求信号と共に決済手段決定テーブルも送信するようにし、POS装置10でこの決済手段決定テーブルを参照して決済手段を選択するようにしてもよい。このようにすれば、携帯端末12側で判定処理を行わなくてもよいので、携帯端末12側でこの判定処理のためのプログラムを用意することが不要となる。この場合、携帯端末12では決済金額の情報は使用しないから、POS装置10から携帯端末12へ決済金額の情報を送信することも不要となる。
【0048】
また、図6に示す処理フローでは、POS装置10から携帯端末12へ決済金額を送信するものとしたが、これに限らず、携帯端末12において決済金額を入力するようにしてもよい。
【0049】
なお、上記実施形態では、店舗のレジにて代金決済が行われる場合について説明したが、本発明はこれに限らず、インターネットショッピング等のオンラインショッピングの場合にも適用が可能である。すなわち、ユーザがショッピングサイトにアクセスして商品を購入した場合、ショッピングサイト側で決済金額に応じて決済手段を決定することで、ユーザが決済手段を選択しなくても自動的に決済金額に応じた決済手段で決済が行われるようにするのである。なお、決済金額と決済手段との対応関係を示すテーブル(決済手段決定テーブル)は固定にしておいてもよいし、あるいは、会員制サイトの場合は、予め、会員であるユーザが自らの決済手段決定テーブルを登録しておくようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の決済手段の中から、決済金額に応じて何れか1つの決済手段を自動的に選択して決済を行えるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である決済処理システムの全体構成図である。
【図2】携帯端末の機能ブロック図である。
【図3】決済手段決定テーブルの一例を示す図である。
【図4】決済情報記憶部に記憶された決済情報の一例を示す図である。
【図5】POS装置の機能ブロック図である。
【図6】携帯端末を用いた決済処理の流れを示す図である。
【符号の説明】
10 POS装置
12 携帯端末
14 クレジット会社コンピュータ
16 金融機関コンピュータ
21 ICカード
22,50 プログラム記憶部
24,64 テーブル記憶部
26,66 決済情報記憶部
30 テーブル設定部
34,56 決済金額入力部
36,58 決済手段決定部
38,60 決済実行部
40,62 通信部
Claims (17)
- 複数の決済手段のうち何れか1つの決済手段を用いて決済処理を行う方法であって、
決済金額を取得する金額取得ステップと、
決済金額と各決済手段との対応関係を表す決済手段決定情報を参照して、前記取得した決済金額に対応する決済手段を決定する決済手段決定ステップと、
前記取得した決済金額の決済処理を、前記決定した決済手段で行うための決済処理ステップと、を含むことを特徴とする方法。 - 請求項1記載の決済処理方法において、前記決済処理ステップは、前記決定された決済手段に係わる決済機関のコンピュータへ、前記入力された決済金額での決済を指示するための信号を送信するステップを含むことを特徴とする方法。
- 請求項1または2記載の決済処理方法において、前記決定した決済手段による決済処理を行うことができない場合に、当該決定した決済手段を他の何れかの決済手段に変更するステップを含むことを特徴とする方法。
- 請求項1〜3のうち何れか1項記載の決済処理方法において、
前記決済手段決定情報の内容を指定するデータの入力を受けるステップと、
該入力されたデータに基づいて前記決済手段決定情報を設定するステップと、を含むことを特徴とする方法。 - 請求項1〜4のうち何れか1項記載の決済処理方法において、前記複数の決済手段は、クレジットカード決済、デビットカード決済、および、電子マネー決済のうち少なくとも2つを含むことを特徴とする方法。
- 複数の決済手段のうち何れか1つの決済手段を用いて決済処理を行うための決済処理装置であって
決済金額を取得する決済金額取得部と、
決済金額と各決済手段との対応関係を表す決済手段決定情報を記憶する第1の記憶部と、
前記決済手段決定情報を参照して、前記取得した決済金額に対応する決済手段を決定する決済手段決定部と、
前記取得した決済金額の決済処理を、前記決定した決済手段で行うための決済処理部と、を備えることを特徴とする装置。 - 請求項6記載の決済処理装置において、
各決済手段による決済に必要な決済情報が記憶された第2の記憶部を更に備え、
前記決済処理部は、前記決定した決済手段を示す情報と、当該決済手段による決済に必要な前記決済情報と、前記入力された決済金額とを含んだ決済要求信号を送信する信号送信部を含むことを特徴とする装置。 - 請求項6または7記載の決済処理装置において、
前記決済金額取得部は、店舗に設置された代金清算処理を行う装置から前記決済金額を表す情報を受信することを特徴とする装置。 - 複数の決済手段のうち何れか1つの決済手段を用いて決済処理を行うための決済処理装置であって、
決済金額と各決済手段との対応関係を表す決済手段決定情報が記憶された第1の記憶部と、
各決済手段による決済に必要な決済情報が記憶された第2の記憶部と、
前記記憶された決済手段決定情報と、前記記憶された決済情報とを含んだ決済要求信号を、店舗に設置された代金清算処理を行う装置へ送信する信号送信部と、を備えることを特徴とする装置。 - 請求項7または9記載の決済処理装置であって、
当該決済処理装置は携帯端末により構成されており、
前記信号送信部は、各決済手段に係わる決済機関のコンピュータに対して決済指示を行う機能を有する、店舗側に設置された処理装置へ前記決済要求信号を送信することを特徴とする装置。 - 請求項6〜10のうち何れか1項記載の決済処理装置において、
前記決済手段決定情報の内容を指定するデータの入力を受ける決済手段決定情報入力部と、
該入力されたデータに基づいて前記決済手段決定情報を設定する決済手段決定情報設定部と、を更に備えることを特徴とする装置。 - 複数の決済手段のうち何れか1つの決済手段を用いて決済処理を行うための決済処理装置であって、
各決済手段に係わる決済機関のコンピュータと通信する通信部と、
各決済手段による決済に必要な決済情報および決済金額と前記複数の決済手段との対応関係を表す決済手段決定情報が記憶された記憶媒体から、これらの記憶情報を読み取る情報読取部と、
決済金額の入力を受ける決済金額入力部と、
前記情報読取部によって読み取られた前記決済手段決定情報を参照して、前記入力された決済金額に対応する決済手段を決定する決済手段決定部と、
前記通信手段により、前記決定した決済手段に係わる決済機関のコンピュータに対して、前記情報読取部によって読み取られた前記決済情報を含む、前記入力された決済金額の決済を指示する信号を送信する信号送信部と、を備えることを特徴とする装置。 - 請求項12記載の決済処理装置において、前記記憶媒体はICカードであることを特徴とする装置。
- 請求項6〜13のうち何れか1項記載の決済処理装置において、前記決定した決済手段による決済処理を行うことができない場合に、当該決定した決済手段を他の何れかの決済手段に変更する手段を備えることを特徴とする装置。
- 請求項6〜14のうち何れか1項記載の決済処理装置において、前記複数の決済手段は、クレジットカード決済、デビットカード決済、および、電子マネー決済のうち少なくとも2つを含むことを特徴とする装置。
- 複数の決済手段のうち何れか1つの決済手段による決済処理をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、コンピュータに、
決済金額を取得する金額取得ステップと、
決済金額と前記複数の決済手段との対応関係を表す決済手段決定情報を参照して、前記取得した決済金額に対応する決済手段を決定する決済手段決定ステップと、
前記取得した決済金額の決済処理を、前記決定した決済手段で行うための決済処理ステップと、を実行させることを特徴とするプログラム。 - 請求項16記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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