JP7198679B2 - 料金所監視システム、料金所監視方法、監視装置、及びプログラム - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、到来した車両に搭乗する搭乗者との間で料金の収受処理(金銭の受け渡し、カードによる支払等)を自動的に行う料金自動収受機が車線路側に設置されている料金収受システムが開示されている。
しかし、特許文献1に開示された料金自動収受機では、搭乗者が料金自動収受機を操作してからの対応となるため、搭乗者が操作を始められない場合に収受員において先行対応することが難しい。
このため、料金所監視システムは、料金所への車両の進入時に、収受員に対し、注意情報に基づく注意を促すことができる。
したがって、収受員の先行対応が可能となる。
このため、注意情報の登録の手間が軽減される。
このため、注意情報テーブルを単純化することができる。
このため、収受員が注意情報を登録する手間を軽減することができる。
このため、料金所監視システムは、例えば、監視装置が設置されている料金所事務所に待機する収受員に対し、注意情報に基づく注意を促すことができる。
このため、収受員の先行対応が可能となる。
このため、収受員は、先行対応すべき車線を特定することができる。
このため、料金所の収受員の先行対応が可能となる。
このため、料金所監視方法は、有料道路の料金所への車両の進入時に、収受員に対し、注意情報に基づく注意を促すことができる。
したがって、収受員の先行対応が可能となる。
このため、監視装置は、有料道路の料金所への車両の進入時に、収受員に対し、注意情報に基づく注意を促すことができる。
したがって、収受員の先行対応が可能となる。
このため、監視装置は、有料道路の料金所への車両の進入時に、収受員に対し、注意情報に基づく注意を促すことができる。
したがって、収受員の先行対応が可能となる。
以下、一実施形態に係る料金所監視システムについて、図を参照しながら説明する。
図1は、一実施形態に係る料金所監視システムの全体構成を示す図である。
監視装置20は、料金所事務所Rに設置されている。
路側装置30は、有料道路の料金所に設置される。
本実施形態では、路側装置30は、高速道路等の有料道路の入口料金所に設置される。
また、他の実施形態においてはこの態様に限定されず、有料道路の料金体系によっては、路側装置30は、出口料金所に設置されてもよい。
また、路側装置30は、料金収受機として、料金自動収受機35をさらに備えてもよい。
路側装置30の各部は、車線L路側のアイランドIに設置されている。
また、図2に示すように、ある料金所(例えば、料金所AA)において、複数の車線(第1車線、第2車線、第3車線・・・)それぞれに設けられている各路側装置30が、ネットワークNWを介して監視装置20と並列に接続されていてもよい。
さらに、複数の料金所(例えば料金所AA~AZ)に亘って、各路側装置30が、ネットワークNWを介して監視装置20と並列に接続されてもよい。
例えば、路側装置30は、専用線を介して監視装置20と接続されてもよい。
車種判別装置31は、料金自動収受機35よりも上流側(-X方向側)に設けられ、車線Lに進入した車両Aの車長、車高、車軸数、軸重、ナンバープレート情報等を検出するセンサ群である。
図1に示すように、車種判別装置31は、進入側車両検知器31Aと、ナンバープレート認識装置31Bとを備える。
その他、車種判別装置31は、踏板、車高検知器、車長検知器等のセンサ群を有してなる。
例えば、車種区分は、“軽自動車/二輪車”、“普通車”、“中型車”、“大型車”及び“特大車”の5分類とされる。
車種判別装置31は、特定した車種区分を料金自動収受機35に送信する。これにより、料金自動収受機35は、車両Aの車種区分に応じた料金を収受することができる。
本実施形態に係る進入側車両検知器31Aは、一般によく知られている透過式車両検知器とされるが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。すなわち、他の実施形態に係る進入側車両検知器31Aは、反射式車両検知器であってもよい。
特に車両Aの進入する方向を+X方向、料金自動収受機35の正面が車線L側を向く方向を+Y方向、上方向を+Z方向ともいう。
ナンバープレート認識装置31Bは、取得した撮影画像に対し所定の画像解析処理を施し、撮影されたナンバープレートのナンバープレート情報、すなわち、当該ナンバープレートに刻印された車両番号及び分類番号、当該ナンバープレートの大きさ、色などを取得する。
退出側車両検知器32は、車線Lの最も下流側(+X方向側)に設置され、車両Aの、車線Lからの退出を検知する。
退出側車両検知器32は、車両Aの車線Lからの退出を検知すると、車両Aが発進した旨を料金自動収受機35に通知する。
本実施形態に係る退出側車両検知器32もまた、一般によく知られている透過式車両検知器とされるが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。すなわち、他の実施形態に係る退出側車両検知器32は、反射式車両検知器であってもよい。
ITVカメラ33は、車線Lの路側に設置された監視カメラであって、料金自動収受機35の前に停車した車両Aの車体全体を撮影可能なように設置されている。
ITVカメラ33は、取得された画像を、監視装置20に送信する。
例えば、ITVカメラ33は、取得された動画像を、常時、監視装置20に送信してもよい。
発進制御機34は、バー341とバー折れ検知部342とを備える。
発進制御機34は、料金自動収受機35よりも車線Lの下流側(+X方向側)に設けられ、バー341の昇降動作に基づく車線Lの開放及び閉塞を行う。
発進制御機34は、退出側車両検知器32によって車両Aの退出が検知された場合に、次に進入した車両に備え、車線Lを閉塞するように制御される。
発進制御機34は、料金自動収受機35を通じた料金収受処理が完了した場合に、車線Lを開放するように制御される。
発進制御機34は、バー折れ検知部342においてバー341が折れたことを検知すると、監視装置20に、料金自動収受機35を介して、バー折れが発生した旨の通知を行う。
料金自動収受機35は、アイランドI上に設置されており、収受員を介さずに、自動的に車両Aから利用料金を収受するための装置である。
料金自動収受機35は、車種判別装置31よりも下流側(+X方向側)であって、かつ、退出側車両検知器32よりも上流側(-X方向側)におけるアイランドI上の所定位置に設置される。
料金収受用パネル35Aは、到来した車両Aに搭乗する搭乗者から料金収受処理に係る各種操作を受け付けるための操作パネルである。
これにより、路側装置30は、料金自動収受機35及びネットワークNWを介して、監視装置20との間で情報を送受信することができる。
また、料金自動収受機35は、カメラ351と、ディスプレイ352と、スピーカ353と、マイク354と、をさらに備える。
なお、図3において、紙幣等の各種挿入口、身障者レバー、呼出ボタン等については図示を省略している。
すなわち、CPU350は、所定のプログラムに基づいて動作することで、特定情報取得部3501としての機能を発揮する。
例えば、特定情報取得部3501は、有料道路の各料金所への車両Aの進入時に、車両Aの車両特定情報を取得する。
特定情報取得部3501が取得する車両特定情報は、各車両でユニークな情報であれば、どのような情報でもよい。
本実施形態では、特定情報取得部3501は、車両特定情報として、車種判別装置31から車両番号及び分類番号を取得する。
例えば、特定情報取得部3501は、ナンバープレート認識装置31Bが取得した撮影画像から取得した車両番号及び分類番号を取得する。
監視装置20は、車線Lを遠隔で監視するための装置である。
監視装置20は、ITVカメラ33を通じて、各車線Lに停車する車両A及び料金自動収受機35周辺のリアルタイム映像を表示する。
料金所事務所Rに待機する収受員は、監視装置20を通じて、遠隔で、料金所の車線Lを監視することができる。
例えば、監視装置20は、有料道路を利用する車両Aに搭乗する搭乗者の負担を軽減するための支援装置として機能してもよい。
料金所事務所Rに待機する収受員は、モニタ201に表示されている映像を確認することで車線Lに停車する車両A及び料金自動収受機35周辺の状況を把握することができる。
タッチセンサ202は、モニタ201の表示画面上に設けられている。
タッチセンサ202は、モニタ201の表示画面の各位置に関連している。
このため、例えば、モニタ201に表示された複数の画像の各画像へのタッチ操作による指定により、収受員は、各画像の指定を行うことができる。
これにより、収受員は、搭乗者の問合せに対し、タッチセンサ202へのタッチ操作により対応することができる。
例えば、収受員は、身障者手帳の記録内容を確認した結果、搭乗者が適正に身障者割引を受けることができると判断した場合、監視装置20へのタッチ操作により身障者割引を適用する操作を行う。
また、収受員は、車種判別装置31によって車種区分を一意に特定できなかった場合、ITVカメラ33の映像により到来した車両の車体形状等を目視確認する。そして、収受員は、監視装置20に対するタッチ操作により、目視確認に基づいた車種区分を指定する。
マイク204は、料金所事務所Rに待機する収受員の音声を受け付ける。
本実施形態では、記録媒体205に、注意情報テーブルが電子データとして格納されている。
注意情報テーブルは、複数の車両特定情報と、各車両特定情報に関連する注意情報を含む。
注意情報テーブルにおいて、各車両特定情報は、区分けされている複数の注意情報のうち関連する注意情報に関連付けられている。
これにより、注意情報テーブル内を車両特定情報で検索すれば、車両特定情報が登録されているか否か判別できる。
さらに、注意情報テーブル内を車両特定情報で検索すれば、検索した車両特定情報に関連する注意情報を特定することができる。
例えば、注意情報テーブルは、複数の車両の車両番号及び分類番号を含むナンバープレート情報と、各ナンバープレート情報に関連する注意情報を含む。その際、注意情報テーブルにおいて、各ナンバープレート情報は、区分けされている複数の注意情報のうち関連する注意情報に関連付けられている。
これにより、注意情報テーブルを他の監視装置20へ読み込ませて共有させることも可能となる。
CPU200は、受信部2001と、登録処理部2003と、を機能的にさらに備えてもよい。
すなわち、CPU200は、所定のプログラムに基づいて動作することで、受信部2001、注意情報通知部2002、及び登録処理部2003としての機能を発揮する。
本実施形態では、受信部2001は、路側装置30の各部で取得した情報を受信する。
例えば、受信部2001は、ナンバープレート認識装置31Bで取得した車両番号及び分類番号を含むナンバープレート情報を受信する。
注意情報通知部2002は、料金自動収受機35へ車両Aが到達する前に、取得した注意情報を通知してもよい。
注意情報通知部2002は、車両Aが進入した車線Lを識別できるように、取得した注意情報を通知してもよい。
例えば、注意情報通知部2002は、ナンバープレート認識装置31Bで取得した車両番号及び分類番号に関連する注意情報を検索する。
検索の結果、注意情報通知部2002は、受信した車両特定情報に関連する注意情報があれば、その注意情報を取得し、通知する。
すなわち、注意情報通知部2002は、注意情報テーブル内に登録されている車両特定情報と、受信した車両特定情報とが一致すれば、注意情報を通知する。
ポップアップ画面PUは、図4に示すように、受信した車両特定情報SPIと、受信した車両特定情報SPIに関連する注意情報ATIとを含む。
ポップアップ画面PUは、応対要領RPIと、車両特定情報SPIが取得された撮影画像IMIと、表示情報DPIと、をさらに含んでもよい。
例えば、車両特定情報SPIは、受信した車両番号及び分類番号を含むナンバープレート情報である。
例えば、表示情報DPIは、関連する注意情報のある車両特定情報SPIの取得が発生した発生時刻、発生料金所、発生事象・理由を含む。
注意情報通知部2002は、ポップアップ画面PUを、モニタ201の画面上における作業中の画面に割り込んで表示させてもよい。
例えば、車両Aが進入した車線Lを、料金所事務所Rに待機する収受員が識別できるように、注意情報通知部2002は、車両Aが進入した車線Lの情報をさらに含むポップアップ画面PUを、モニタ201の画面上に表示させてもよい。
その際、例えば、応対要領RPIには、クレームを受けないようにするための応対が表示される。
なお、注意情報ATIが「クレーム車両進入」である場合、ポップアップ画面PUは、クレーム情報CMIをさらに含んでもよい。クレーム情報CMIには、以前クレームを受けた内容が表示される。例えば、クレーム情報CMIの内容は、収受員が車両特定情報に関連させて登録する。
その際、例えば、応対要領RPIには、料金収受用パネル35Aにおける身障者への操作指示が表示される。
その際、例えば、応対要領RPIには、車種訂正する内容が表示される。
また、登録処理部2003は、注意情報を予め定められた区分けに応じて登録する。
さらに、登録処理部2003は、注意情報として、滞留時間超過、身障者搭乗、車種訂正、軸重違反、器物破損、料金所での車両後退のうち、少なくともいずれかに関連する注意情報を自動的に登録することができる。
登録処理部2003は、注意情報を、車両Aの車両特定情報に関連させて、注意情報テーブルに登録する。
「滞留時間超過」を検知すると、登録処理部2003は、車両Aに対し、滞留時間超過に関連する注意情報として、「滞留時間超過車両進入」を登録する。その際、登録処理部2003は、車両Aの車両特定情報に関連させて「滞留時間超過車両進入」を登録する。
すなわち、車両Aに関し、登録処理部2003は、料金収受用パネル35Aに設けられた身障者レバーの操作が行われた場合、車両Aに対し、「身障者搭乗」を検知する。
「身障者搭乗」を検知すると、登録処理部2003は、車両Aに対し、身障者搭乗に関連する注意情報として、「身障者車両進入」を登録する。その際、登録処理部2003は、車両Aの車両特定情報に関連させて「身障者車両進入」を登録する。
すなわち、車両Aに関し、登録処理部2003は、車種判別装置31が特定した車種区分と、実際の料金収受において指定された車種区分が異なる場合、車両Aに対し、「車種訂正」を検知する。
「車種訂正」を検知すると、登録処理部2003は、車両Aに対し、車種訂正に関連する注意情報として、「車種訂正車両進入」を登録する。その際、登録処理部2003は、車両Aの車両特定情報に関連させて「車種訂正車両進入」を登録する。
すなわち、車両Aに関し、登録処理部2003は、車種判別装置31が特定した軸重が所定重量を超える場合、車両Aに対し、「軸重違反」を検知する。
「軸重違反」を検知すると、登録処理部2003は、車両Aに対し、軸重違反に関連する注意情報として、「軸重違反車両進入」を登録する。その際、登録処理部2003は、車両Aの車両特定情報に関連させて「軸重違反車両進入」を登録する。
すなわち、車両Aに関し、登録処理部2003は、発進制御機34がバー折れを検知した場合、車両Aに対し、「器物破損」を検知する。
「器物破損」を検知すると、登録処理部2003は、車両Aに対し、器物破損に関連する注意情報として、「器物破損車両進入」を登録する。その際、登録処理部2003は、車両Aの車両特定情報に関連させて「器物破損車両進入」を登録する。
すなわち、車両Aに関し、登録処理部2003は、車種判別装置31及び退出側車両検知器32が料金所内での後退を検知した場合、車両Aに対し、「料金所での車両後退」を検知する。
「料金所での車両後退」を検知すると、登録処理部2003は、車両Aに対し、料金所での車両後退に関連する注意情報として、「後退車両進入」を登録する。その際、登録処理部2003は、車両Aの車両特定情報に関連させて「後退車両進入」を登録する。
例えば、登録処理部2003は、路側装置30からの路側情報に基づいて、注意情報を特定したら、特定した注意情報を登録する前に、新たに登録するか否かを監視装置20に表示させる。その際、登録処理部2003は、特定した注意情報と一緒に、特定した注意情報に関連する車両特定情報や路側情報を一緒に表示させてもよい。
収受員は、監視装置20の表示を確認して、登録すると判断したら、登録処理部2003に特定した注意情報を登録させる。
すなわち、車両Aに関し、収受員がクレームを受けたと判断し、その旨を監視装置20へ入力した場合、登録処理部2003は、車両Aに対し、クレーム車両に関連する注意情報として、「クレーム車両進入」を登録する。その際、登録処理部2003は、車両Aの車両特定情報に関連させて「クレーム車両進入」を登録する。
すなわち、車両Aに関し、収受員が料金の後納を受け付けて、その旨を監視装置20へ入力した場合、登録処理部2003は、車両Aに対し、後納車両に関連する注意情報として、「後納車両進入」を登録する。その際、登録処理部2003は、車両Aの車両特定情報に関連させて「後納車両進入」を登録する。
これにより、ネットワークNWを介して、各料金所事務所へ車両Aが「後納車両」である旨を一斉に通知する。各料金所事務所へ一斉に通知すれば、例えば、集約料金所でまとめて料金を徴収することができる。
すなわち、車両Aに関し、収受員が、過積載など違反することが多いと判断し、その旨を監視装置20へ入力した場合、登録処理部2003は、車両Aに対し、違反常習車に関連する注意情報として、「違反常習車両進入」を登録する。その際、登録処理部2003は、車両Aの車両特定情報に関連させて「違反常習車両進入」を登録する。
すなわち、収受員が、災害対応車両として車両Aを受け付けて、その旨を監視装置20へ入力した場合、登録処理部2003は、車両Aに対し、災害対応車両に関連する注意情報として、「災害対応車両進入」を登録する。その際、登録処理部2003は、車両Aの車両特定情報に関連させて「災害対応車両進入」を登録する。
すなわち、収受員が、被災者特別措置により割引の適用を受けることができる車両として車両Aを受け付けて、その旨を監視装置20へ入力した場合、登録処理部2003は、車両Aに対し、被災者特別措置対象車両に関連する注意情報として、「被災者特別措置対象車両進入」を登録する。その際、登録処理部2003は、車両Aの車両特定情報に関連させて「被災者特別措置対象車両進入」を登録する。
登録処理部2003は、付した期限が到来すると、期限が到来した登録情報を抹消する。
例えば、レンタカーの場合、レンタカーは搭乗者が頻繁に変わるので、登録処理部2003は、自家用車の登録情報に比べて、レンタカーの登録情報に短い期限を付す。その際、レンタカーか否かの情報は、プレートナンバー情報から取得してもよい。
例えば、被災者特別措置対象車両の場合、登録処理部2003は、被災者特別措置対象車両の登録情報に、被災者特別措置が適用される期限を付す。
これにより、例えば、登録されている車両からクレームをうけなくなったり、登録されている車両に搭乗する身障者が身障者レバーを操作になれたりすれば、収受員は、注意情報テーブルから該当する車両の車両特定情報を削除することができる。
料金所監視システム1の動作について説明する。
料金所監視システム1の動作は、本実施形態の料金所監視方法に相当する。
本実施形態では、車種判別装置31が、車両Aの車両番号及び分類番号を含むナンバープレート情報を取得し、料金自動収受機35へ送信する。
本実施形態では、料金自動収受機35が、車両Aの車両特定情報を、その他の路側情報と一緒に監視装置20へ送信する。
本実施形態では、受信部2001が、車両Aの車両特定情報を、その他の路側情報と一緒に路側装置30から受信する。
本実施形態では、注意情報通知部2002が、注意情報テーブルを検索して、受信した車両Aの車両特定情報が登録されているか否かを判別する。
本実施形態では、注意情報通知部2002は、注意情報テーブルから注意情報を取得し、モニタ201に注意情報ATIを含むポップアップ画面PUを表示させる。
収受処理完了後、収受員は、発進制御機34を開放し、車両Aを退出させる。
その後、料金所監視システム1の処理は一旦終了する。
本実施形態によれば、料金所監視システム1は、有料道路の料金所へ進入する車両Aの車両特定情報から、注意情報を取得して通知する。
このため、料金所監視システム1は、有料道路の料金所への車両Aの進入時に、収受員に対し、注意情報に基づく注意を促すことができる。
したがって、収受員の先行対応が可能となる。
収受員の先行対応が可能となれば、例えば、クレームを受ける機会を減らすことができる。
また、収受員の先行対応が可能となれば、例えば、身障者の搭乗する車両や事情のある車両に対し、サービスタイムを向上させることができる。
さらに、収受員の先行対応が可能となれば、例えば、料金所事務所Rに待機する収受員は、他の応対を切り上げる等、注意情報テーブルに登録されている車両(注意の要する車両)の優先度を上げて対応し、すぐに収受処理の操作に移行することができる。これにより、収受員は、注意の要する車両に対し、応対までの時間を短縮できる。
このため、各車両特定情報と、各車両特定情報に関連する注意情報と、が事前登録されており、迅速な対応が可能である。
例えば、身障者は割引を受けるために証明書を収受員に提示する必要がある。証明書は電子化されていないため、カメラで確認を行うが、事業会社や機器によって提示する場所が違うため、インターホンでかざす場所を連絡し、滞留時間短縮を行う必要がある。
例えば、クレームを受ける機会の多い車両に対しては、呼び出し応答の遅延が起因となり、クレームを受けるきっかけをつくる結果となることがある。このため、クレームを受けるきっかけをつくらないよう収受員側で常に心構えをしておく必要がある。
このような対応に注意が必要な車両に対し、収受員は、情報を掲示したり、収受員間で情報を電話で連絡しあったりすることで、対応することができる。
しかし、このような対応だと、迅速かつ均質な対応が難しい。
これに対し、本実施形態によれば、上述のとおり、収受員の先行対応が可能となるため迅速な対応が可能となる。
また、本実施形態によれば、料金所監視システム1は、車両特定情報を取得して、関連する注意情報を各収受員に通知するため、各収受員による均質な対応が可能となる。
このため、注意情報の登録の手間が軽減される。
このため、注意情報テーブルを単純化することができる。
具体的には、滞留時間超過、身障者搭乗、車種訂正、軸重違反、器物破損、又は前記料金所での車両後退に関連する注意情報を自動的に登録することができる。
このため、収受員が注意情報を登録する手間を軽減することができる。
このため、料金所監視システム1は、例えば、監視装置20が設置されている料金所事務所Rに待機する収受員に対し、注意情報ATIに基づく注意を促すことができる。
このため、収受員の先行対応が可能となる。
このため、収受員は、先行対応すべき車線Lを特定することができる。
例えば、ポップアップ画面PUは、料金収受の操作画面を含んでもよい。
料金収受時に、割引適用や車種変更等の操作が必要な場合、ポップアップ画面PUが料金収受の操作画面を含んでいれば、収受員は料金収受の操作にすぐに移行できる。
上述の実施形態では、料金所監視システムとして、料金自動収受機35を含むシステムを構築している。すなわち、路側装置30は、料金自動収受機35を含むシステムを構築するための各部を含んでいる。
変形例として、料金所監視システムとして、電子式料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection System(登録商標)、「自動料金収受システム」ともいう)を構築してもよい。この場合、路側装置30は、電子式料金収受システムを構築するための各部をさらに含んでもよい。
その際、路側装置30は、車両Aに車載されている車載器から、車両Aの車両特定情報を取得してもよい。
変形例として、登録処理部2003は、路側装置30がバー341や料金自動収受機35への接触を検出することにより、「器物破損」を登録してもよい。
変形例として、登録された情報は、ネットワークNWを介して、他の監視装置と、注意情報テーブル及び通知されるべき注意情報のうち、少なくともいずれかを共有してもよい。これにより、他の料金所事務所の監視装置や他営業所管内の監視装置でも同様の通知が行われる。
他の変形例として、有人の料金所に対して、有人用の監視装置と、注意情報テーブル及び通知されるべき注意情報のうち、少なくともいずれかを共有してもよい。さらに、有人用の監視装置に注意情報を表示してもよい。これにより、有人の料金所に待機する収受員においても、先行対応が可能となる。
変形例として、注意情報通知部2002は、料金所に設置されている監視装置のモニタに、取得した注意情報ATIを表示させることにより、取得した注意情報ATIを収受員に通知してもよい。
例えば、注意情報通知部2002は、監視装置として、料金所のブース内に設置されているETCシステム用監視端末のモニタに、ポップアップ画面PUを表示させてもよい。
ここでETCシステム監視端末とは、ETC運転状況表示と他の表示とを切替操作できる端末装置である。
例えば、注意情報通知部2002は、ポップアップ画面PUを、料金所のブース内に設置されているETCシステム用監視端末のモニタの画面上に、ETC運転状況表示に割り込んで表示させてもよい。
本変形例によれば、監視装置20が設置されている料金所の収受員に、注意情報を通知することができる。
このため、料金所の収受員の先行対応が可能となる。
記憶/再生装置207は、CD-ROM、DVD、フラッシュメモリ等の外部メディアへデータ等を記憶したり、外部メディアのデータ等を再生したりするための装置である。
IO I/F208は、監視装置20と他の装置との間で情報等の入出力を行うためのインタフェースである。
通信I/F209は、インターネット、専用通信回線等の通信回線を介して、他の装置との間で通信を行うインタフェースである。
記憶/再生装置357は、CD-ROM、DVD、フラッシュメモリ等の外部メディアへデータ等を記憶したり、外部メディアのデータ等を再生したりするための装置である。
IO I/F358は、料金自動収受機35と他の装置との間で情報等の入出力を行うためのインタフェースである。
通信I/F359は、インターネット、専用通信回線等の通信回線を介して、他の装置との間で通信を行うインタフェースである。
20 監視装置
30 路側装置
31 車種判別装置
31A 進入側車両検知器
31B ナンバープレート認識装置
32 退出側車両検知器
33 ITVカメラ
34 発進制御機
35 料金自動収受機(料金収受機)
35A 料金収受用パネル
200 CPU
201 モニタ
202 タッチセンサ
203 スピーカ
204 マイク
205 記録媒体
206 メモリ
207 記憶/再生装置
208 IO I/F
209 通信I/F
341 バー
342 バー折れ検知部
350 CPU
351 カメラ
352 ディスプレイ
353 スピーカ
354 マイク
356 メモリ
357 記憶/再生装置
358 IO I/F
359 通信I/F
2001 受信部
2002 注意情報通知部
2003 登録処理部
3501 特定情報取得部
A 車両
ATI 注意情報
CMI クレーム情報
DPI 表示情報
I アイランド
IMI 撮影画像
L 車線
NW ネットワーク
PU ポップアップ画面
R 料金所事務所
RPI 応対要領
SPI 車両特定情報
Claims (11)
- 有料道路の料金所監視システムであって、
前記有料道路の料金所へ進入する車両の車両特定情報を取得する特定情報取得部と、
前記車両特定情報と注意情報とを関連付けて記録してなる注意情報テーブルから、前記車両特定情報に関連する前記注意情報を取得して通知する注意情報通知部と、
路側装置からの路側情報に基づいて前記注意情報を特定すると共に、特定した前記注意情報を前記車両特定情報に関連させて注意情報テーブルに登録する登録処理部と、
を備える料金所監視システム。 - 前記登録処理部が、前記注意情報を予め定められた区分けに応じて登録する請求項1に記載の料金所監視システム。
- 前記登録処理部が、前記注意情報として、滞留時間超過、身障者搭乗、車種訂正、軸重違反、器物破損、又は前記料金所での車両後退に関連する情報を登録する請求項1又は2に記載の料金所監視システム。
- 前記登録処理部が、特定した前記注意情報を登録するか否かを収受員に対して照会する請求項1から3のいずれか一項に記載の料金所監視システム。
- 前記注意情報通知部が、料金所事務所に設置されている監視装置のモニタに、取得した前記注意情報を表示させることにより、取得した前記注意情報を通知する請求項1から4のいずれか一項に記載の料金所監視システム。
- 前記注意情報通知部が、料金収受機へ前記車両が到達する前に、取得した前記注意情報を通知する請求項1から5のいずれか一項に記載の料金所監視システム。
- 有料道路の料金所監視システムであって、
前記有料道路の料金所へ進入する車両の車両特定情報を取得する特定情報取得部と、
前記車両特定情報と注意情報とを関連付けて記録してなる注意情報テーブルから、前記車両特定情報に関連する前記注意情報を取得して通知する注意情報通知部と、
を備え、
前記注意情報通知部が、前記車両が進入した車線を識別できるように、取得した前記注意情報を通知する料金所監視システム。 - 有料道路の料金所監視システムであって、
前記有料道路の料金所へ進入する車両の車両特定情報を取得する特定情報取得部と、
前記車両特定情報と注意情報とを関連付けて記録してなる注意情報テーブルから、前記車両特定情報に関連する前記注意情報を取得して通知する注意情報通知部と、
を備え、
前記注意情報通知部が、前記料金所に設置されている監視装置のモニタに、取得した前記注意情報を表示させることにより、取得した前記注意情報を通知する料金所監視システム。 - 有料道路の料金所監視方法であって、
前記有料道路の料金所へ進入する車両の車両特定情報を取得するステップと、
車両特定情報と注意情報とを関連付けて記録してなる注意情報テーブルから、前記車両特定情報に関連する前記注意情報を取得して通知するステップと、
路側装置からの路側情報に基づいて前記注意情報を特定すると共に、特定した前記注意情報を前記車両特定情報に関連させて前記注意情報テーブルに登録するステップと、
を含む料金所監視方法。 - 有料道路の料金所監視システムの監視装置であって、
前記有料道路の料金所へ進入する車両の車両特定情報と注意情報とを関連付けて記録してなる注意情報テーブルから、前記車両特定情報に関連する前記注意情報を取得して通知する注意情報通知部と、
路側装置からの路側情報に基づいて前記注意情報を特定すると共に、特定した前記注意情報を前記車両特定情報に関連させて前記注意情報テーブルに登録する登録処理部と、
を備える監視装置。 - 有料道路の料金所監視システムの監視装置のコンピュータに、
前記有料道路の料金所へ進入する車両の車両特定情報と注意情報とを関連付けて記録してなる注意情報テーブルから、前記車両特定情報に関連する前記注意情報を取得して通知するステップと、
路側装置からの路側情報に基づいて前記注意情報を特定すると共に、特定した前記注意情報を前記車両特定情報に関連させて前記注意情報テーブルに登録するステップと、
を実行させるプログラム。
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