JP6154621B2 - 料金自動収受システム - Google Patents

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Description

本発明は、料金自動収受システムに関する。
利用者が料金自動収受機に対して現金、カードなどの支払媒体を投入することにより通行料金の支払いを行う有料道路の料金自動収受システムが知られている。
特許文献1に開示されている料金自動収受システムは、ナンバープレート読取部と、媒体読取部と、照合部と、計算部とを備える。ナンバープレート読取部は、料金所の通行レーンに進入する車両の画像を撮影し、画像のナンバープレートが撮影されている領域から出口ナンバープレート情報を抽出する。媒体読取部は、通行レーンにおいて車両から提供される記録媒体から車種情報とナンバープレート情報とを読み取る。照合部は、出口ナンバープレート情報とナンバープレート情報との照合を行う。照合の結果が一致したとき、計算部は、車種情報を用いて料金の計算を行う。
特許文献2は、車両照会システムを開示している。まず、携帯電話によって不審車両が撮像される。続いて、この携帯電話からセンタ装置に対して不審車両の照会要求が行われる。センタ装置は、その照会要求と共に送信されるナンバープレート部分の画像を処理し、不審車両のナンバープレート番号を認識する。そして、センタ装置は、ナンバープレート番号を用いてデータベースを検索する照会処理を行い、その照会結果を携帯電話や関係機関に送信する。
特開2008−004017号公報 特開2006−252139号公報
運転者が障害者である場合や、障害者が同乗している場合等に、通行料金の割引の適用を受けることができる場合がある。そのような障害者割引の適用を受ける場合、一般的には次のような操作が必要となる。まず、運転者は、料金自動収受機に設けられている呼出ボタンあるいは呼出レバーを操作し、料金所係員を呼び出す。続いて、運転者は、案内に従い、料金自動収受機に設けられているカメラに、所定の手帳を提示する。その手帳には、写真と、車両番号や割引有効期限等の情報があらかじめ記載されている。料金所係員は、カメラ映像を見て、本人照合、及び障害者割引の適用条件が満たされるか否かの確認を行う。確認が取れれば、障害者割引が適用される。
しかしながら、例えば上肢運動機能に制限のある障害者の場合、呼出ボタンあるいは呼出レバーの操作は負担となり、また、その操作に時間がかかる。特に後続車がいる場合は、心理的負担が大きくなる。
本発明の目の1つは、障害者の負担を軽減することができる料金自動収受システムを提供することにある。他の目的は、車両の属性に応じた応対処理を行う料金自動収受システムを提供することにある。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号・符号を用いて、[課題を解決するための手段]を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の1つの観点において、料金自動収受システム(1)は、料金所の通行レーン(10)に進入した車両の車両番号を認識する車両番号認識装置(30)と、その認識された車両番号に関する情報(35)を受け取る監視装置(100)と、料金所の係員に対して報知を行う報知装置(200)と、を備える。監視装置(100)は、車両番号が登録された車両番号データベース(125)と、上記認識された車両番号と登録された車両番号との照合を行う照合部(112)と、照合の結果が一致の場合、応対処理を実行する応対処理部(113)と、を備える。応対処理は、報知装置(200)を自動的に作動させることを含む。
本発明の料金自動収受システムによる効果の1つに、障害者の負担軽減が含まれる他の効果に、車両の属性に応じた対応を迅速に行えることが含まれる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る料金自動収受システムの構成を示す概略図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る料金自動収受機の構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置の構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態における車両番号データベースの一例を示す概念図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態に係る料金自動収受システムによる処理を示すフローチャートである。 図6は、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置の表示装置に表示される情報の一例を示している。 図7は、本発明の第2の実施の形態における車両番号データベースの一例を示す概念図である。 図8は、本発明の第2の実施の形態における応対処理の一例を示している。 図9は、本発明の第3の実施の形態に係る監視装置の表示装置に表示される情報の一例を示している。
添付図面を参照して、本発明の実施の形態に係る料金自動収受システムを説明する。
1.第1の実施の形態
1−1.全体構成
図1は、第1の実施の形態に係る料金自動収受システム1の構成を示す概略図である。料金自動収受システム1は、通行レーン10、進入検知装置20、車両番号認識装置30、料金自動収受機40、発進制御機50、車線カメラ60、監視装置(監視盤)100、及び報知装置200を備えている。
(進入検知装置20)
進入検知装置20は、料金所の通行レーン10への車両の進入を検知する。また、進入検知装置20は、進入車両の車種を判別する機能も備えている。具体的には、進入検知装置20は、進入車両の車長、車高、車幅に例示される外形を検出し、検出された外形に基づいて進入車両の車種を判別する。そして、進入検知装置20は、車両の進入と当該車両の車種を示す進入車両情報25を生成し、その進入車両情報25を監視装置100へ送る。尚、進入車両情報25は、進入検知装置20から料金自動収受機40を介して監視装置100へ送られてもよい。
(車両番号認識装置30)
車両番号認識装置30は、料金所の通行レーン10に進入した車両の車両番号を認識する。具体的には、車両番号認識装置30は、進入車両を撮影し、画像認識を行うことにより、ナンバープレートに記載されている車両番号を認識する。また、この車両番号認識装置30は、進入検知装置20よりも下流で、且つ、料金自動収受機40よりも上流の位置に設けられている。よって、車両番号認識装置30は、進入検知装置20による車両の進入の検知に応答して、当該車両の車両番号の認識を行うことができる。また、その車両番号の認識は、当該車両が料金自動収受機40の位置に到着する前に行われることになる。車両番号認識装置30は、認識した車両番号を示す車両番号情報35を生成し、その車両番号情報35を監視装置100へ送る。尚、車両番号情報35は、車両番号認識装置30から料金自動収受機40を介して監視装置100へ送られてもよい。
(料金自動収受機40)
料金自動収受機40は、車両番号認識装置30よりも下流の位置で、通行レーン10の路側に設置されている。料金自動収受機40は、通行レーン10の車両に対して通行料金を表示し、車両から投入された現金、クレジットカード及びETCカードに例示される支払用媒体を受け取って自動的に料金の精算を行う。また、料金自動収受機40は、他の装置と通信可能に接続されており、他の装置と各種情報をやり取りする。
図2は、料金自動収受機40の構成例を概略的に示すブロック図である。料金自動収受機40は、表示部41、通行券挿入部42、料金精算部43、カメラ部44、呼出操作部45、及び証明書カメラ部46を備えている。
表示部41は、様々な情報を表示する。表示部41に表示される情報としては、通行料金、投入金額、お釣りなどの精算情報が挙げられる。また、表示部41は、監視装置100からの指示に従い、必要に応じて、料金所係員のカメラ映像やガイダンス映像を表示する。
通行券挿入部42は、利用者が通行券を挿入する部分である。
料金精算部43は、紙幣や硬貨の投入口、クレジットカードやETCカードの挿入口、お釣りの払い戻し口、領収書の発行部などを含んでいる。
カメラ部44は、料金自動収受機40の利用者を撮影する。その撮影データは、監視装置100に送られる。
呼出操作部45は、利用者が料金所係員を呼び出す際に操作する呼出レバーあるいは呼出ボタンである。典型的には、利用者が障害者割引の適用を受けるときに、この呼出操作部45を操作して料金所係員を呼び出す。
証明書カメラ部46は、障害者割引の適用を受けたい利用者によって提示される手帳を撮影する。その手帳には、写真と、車両番号や割引有効期限等の情報があらかじめ記載されている。証明書カメラ部46により得られる撮影データは、監視装置100に送られる。料金所係員は、カメラ映像を見て、本人照合、及び障害者割引の適用条件が満たされるか否かの確認を行う。確認が取れれば、障害者割引が適用される。尚、証明書カメラ部46は、カメラ部44と共通であってもよい。
(発進制御機50)
発進制御機50は、料金自動収受機40よりも下流の位置に設けられている。この発進制御機50は、開閉可能なバーを備えている。発進制御機50は、料金自動収受機40から受信する信号に応答して、バーを開状態と閉状態とのうちのいずれか一方の状態に制御する。バーは、閉状態のとき、通行レーン10に存在する車両が料金所の下流側へ走り去ることを妨げる。一方、バーは、開状態のとき、通行レーン10に存在する車両が料金所の下流側へ走り去ることを妨げない。
(車線カメラ60)
車線カメラ60は、料金所の通行レーン10の状況を撮影するビデオカメラである。車線カメラ60は、撮影データである車線映像情報65を監視装置100へ送る。尚、車線映像情報65は、車線カメラ60から料金自動収受機40を介して監視装置100へ送られてもよい。
1−2.監視装置100及び報知装置200
料金所の事務室には、料金所係員(監視員)が常駐する。その事務室内には、監視装置100(監視盤)と報知装置200が設置されている。
(監視装置100)
監視装置100は、料金所係員が料金所の監視を行うために利用するコンピュータである。この監視装置100は、通行レーン10側の各装置と通信可能に接続されている。監視装置100は、料金所係員及び通行レーン10側の装置から各種情報を受け取り、受け取った情報に基づき各種データ処理を行う。また、監視装置100は、通行レーン10側の装置に各種情報や制御信号を送信したり、各装置を制御したりすることができる。
図3は、本実施の形態に係る監視装置100の構成を示すブロック図である。監視装置100は、処理装置110、記憶装置120、通信装置130、入力装置140、カメラ150、及び表示装置160を備えている。
(処理装置110)
処理装置110としては、CPUやマイクロコンピュータが例示される。この処理装置110は、プログラムを実行することにより、各種データ処理や制御を行う。例えば、処理装置110は、登録部111、照合部112、応対処理部113といった機能ブロックを備えている。各機能ブロックによる処理の詳細は、後述される。
(記憶装置120)
記憶装置120としては、HDDやRAMが例示される。この記憶装置120には、各種データや、処理装置110によって実行されるプログラムなどが格納される。また、本実施の形態では、記憶装置120に、車両番号データベース125が格納される。
図4は、車両番号データベース125の一例を示す概念図である。図4に示されるように、車両番号データベース125には、車両番号があらかじめ登録される。例えば、料金自動収受機40の利用頻度の高い障害者が使用する車両の車両番号が、車両番号データベース125に登録される。
(通信装置130)
通信装置130は、通行レーン10側の各装置と通信を行う。例えば、通信装置130は、通行レーン10側の装置から、上述の進入車両情報25、車両番号情報35、車線映像情報65、料金自動収受機40により得られる撮影データなどを受け取る。また、通信装置130は、通行レーン10側の装置に各種情報や制御信号を送信する。
(入力装置140)
入力装置140としては、タッチパネルやキーボードが例示される。料金所係員は、この入力装置140を利用することによって、監視装置100を操作したり、監視装置100にデータを入力したりすることができる。
(カメラ150)
カメラ150は、典型的には、料金自動収受機40の呼出操作部45が操作された際に、利用者に応対するために用いられる。例えば、カメラ150は、料金所係員の顔を撮影する。また、筆談時には、筆談用の紙を撮影するために、このカメラ150が用いられる。カメラ150によって得られた撮影データは、通信装置130を介して料金自動収受機40に送られ、その表示部41に表示される。
(表示装置160)
表示装置160としては、タッチパネルや液晶ディスプレイが例示される。この表示装置160には、様々な情報が表示される。料金所係員は、この表示装置160に表示された情報を参照することによって、各種判断や利用者応対をすることができる。
(報知装置200)
報知装置200は、監視装置100からの指令に応答して、料金所係員に対して報知を行う。報知装置200としては、ブザーやアラーム、表示装置が例示される。ブザーやアラームは、鳴動することにより、料金所係員に対して報知を行う。表示装置は、報知情報を表示することにより、料金所係員に対して報知を行う。この報知装置200は、監視装置100の一部であってもよいし、監視装置100とは別途設けられていてもよい。報知装置200が監視装置100の一部である場合、上記表示装置160は報知装置200に相当する。いずれにせよ、報知装置200は、監視装置100からの指令に応答して、報知を行う。
1−3.処理フロー
次に、本実施の形態に係る料金自動収受システム1による処理を説明する。尚、監視装置100の車両番号データベース125には、車両番号があらかじめ登録されているとする。登録に必要な情報は、入力装置140によって直接入力される、あるいは、通信装置130を通して外部から入力される。処理装置110の登録部111は、入力された情報を車両番号データベース125に登録する。車両番号データベース125に登録されている車両番号は、以下、「登録車両番号」と参照される。
図5は、本実施の形態に係る料金自動収受システム1による処理を示すフローチャートである。
(ステップS10)
料金所の通行レーン10に車両が進入すると、進入検知装置20は、それを検知する。また、進入検知装置20は、進入車両の車種を判別する。そして、進入検知装置20は、車両の進入と当該車両の車種を示す進入車両情報25を生成し、その進入車両情報25を監視装置100へ送る。尚、進入車両情報25は、進入検知装置20から料金自動収受機40を介して監視装置100へ送られてもよい。監視装置100は、通信装置130を通して、進入車両情報25を受け取る。
(ステップS20)
ステップS10の車両進入検知に応答して、車両番号認識装置30が作動し、通行レーン10に進入した車両の車両番号を認識する。車両番号認識装置30は、認識した車両番号を示す車両番号情報35を生成し、その車両番号情報35を監視装置100へ送る。尚、車両番号情報35は、車両番号認識装置30から料金自動収受機40を介して監視装置100へ送られてもよい。監視装置100は、通信装置130を通して、車両番号情報35を受け取る。車両番号情報35で示される車両番号は、以下、「認識車両番号」と参照される。
(ステップS30)
監視装置100の処理装置110の照合部112は、車両番号情報35を受け取る度に、次のようなデータベース照合処理を実行する。具体的には、照合部112は、車両番号情報35で示される認識車両番号と車両番号データベース125に登録されている登録車両番号との照合を行う。つまり、照合部112は、登録車両番号のリストに認識車両番号と一致するものが含まれているか否かを判断する。
(ステップS40)
照合結果が“一致”の場合、すなわち、認識車両番号と一致する登録車両番号が存在する場合(ステップS40;Yes)、処理は、ステップS50に進む。一方、照合結果が“不一致”の場合、すなわち、認識車両番号と一致する登録車両番号が存在しない場合(ステップS40;No)、当該進入車両に関するデータベース照合処理は終了する。
(ステップS50)
監視装置100の処理装置110の応対処理部113は、次のような応対処理を実行する。具体的には、応対処理部113は、報知装置200を自動的に作動させる。例えば、ブザーやアラームは、鳴動することにより、料金所係員に対して報知を行う。表示装置は、報知情報を表示することにより、料金所係員に対して報知を行う。このような報知により、料金所係員は、利用者応対が必要であることを認識することができる。ここで、利用者は、呼出操作部45を操作して料金所係員を呼び出す必要がないことに留意されたい。それは、応対処理部113が報知装置200を自動的に作動させ、料金所係員に注意を促すからである。呼出操作部45を操作する必要がないため、障害者の負担が軽減される。
図6は、報知装置200が監視装置100の表示装置160を含んでいる場合に、その表示装置160に表示される情報の一例を示している。カメラ映像スクリーン161には、例えば、車線カメラ60によって得られた車線映像情報65が表示されている。また、進入検知装置20によって得られた車種情報162も、表示装置160に表示されている。
ここで、ステップS40における照合結果が“一致”の場合、報知情報163がポップアップウィンドウで表示される(ステップS50)。報知情報163は、例えば、認識車両番号と一致した登録車両番号を含む。このように報知情報163が表示装置160に表示されることにより、料金所係員は、障害者割引等の障害者応対が必要であることを認識することができる。
また、ステップS50において、応対処理部113は、料金自動収受機40の証明書カメラ部46によって得られる撮影データを、表示装置160に自動的に表示させてもよい。この場合、証明書カメラ部46によって撮影された手帳が、カメラ映像スクリーン161に自動的に表示される。その結果、料金所係員は、カメラ映像スクリーン161に表示される映像を切り替える必要がなくなり、好適である。
1−4.効果
以上に説明されたように、本実施の形態によれば、車両番号が車両番号データベース125にあらかじめ登録される。そして、通行レーン10に進入する車両の認識車両番号がいずれかの登録車両番号と一致した場合、報知装置200が自動的に作動する。従って、利用者は、呼出操作部45を操作して料金所係員を呼び出す必要がない。よって、従来は呼出操作部45を操作して料金所係員を呼び出す必要があった障害者にかかる負担が軽減される。
また、照合部112によるデータベース照合処理は、車両番号認識装置30によって車両番号が認識される度に行われ、その車両番号の認識は、進入検知装置20による車両進入の検知に応答して行われる。つまり、データベース照合処理は、進入検知装置20による車両進入の検知に応答して行われると言える。進入検知装置20による車両進入の検知から、当該車両が料金自動収受機40の横まで到達するまでの間には、ある程度の時間差がある。よって、照合結果が“一致”の場合に、料金所係員は迅速な対応が可能となる。
尚、本実施の形態の適用先は、障害者応対だけに限られない。例えば、本実施の形態は、強行突破の常習車を迅速に検知することにも有用である。この場合は、強行突破の常習車の車両番号を、車両番号データベース125に登録しておけばよい。車両進入検知に応答してデータベース照合処理が実施されるため、照合結果が“一致”の場合に、料金所係員は迅速な対応が可能となる。
その他、料金所係員の目視による車種確認が必要となるような車両の車両番号を、車両番号データベース125に登録してもよい。この場合も、料金所係員は迅速な対応が可能となり、好適である。
2.第2の実施の形態
本発明の第2の実施の形態では、登録車両番号の「属性」という概念が導入される。属性とは、登録種別に相当する概念であり、その車両番号が登録された事由を表す。属性の例としては、車両の搭乗者が有する障害の種別(聴覚障害、身体障害など)が挙げられる。また、属性として、「同乗者が障害者で、運転者は介助者であること」、「強行突破の常習犯」などが指定されてもよい。そして、本実施の形態によれば、この属性に応じて、応対処理部113による応対処理の内容(つまり、ステップS50の内容)が変えられる。
図7は、第2の実施の形態における車両番号データベース125の一例を示す概念図である。図7に示される例では、車両番号データベース125は、「登録車両番号」と「属性」と「応対処理内容」との対応関係を示す。応対処理内容には、例えば、報知装置200による報知方法(ブザー音など)が指定される。この応対処理内容は、属性に応じて異なるものに設定される。
ステップS30のデータベース照合処理は、図7に示される車両番号データベース125を参照することにより行われる。ステップS40において、認識車両番号と一致した登録車両番号は、以下、「一致車両番号」と参照される。ステップS50において、応対処理部113は、一致車両番号に対応付けられている「属性」に応じて、応対処理の内容(例えば、報知装置200による報知方法)を変える。具体的には、応対処理部113は、一致車両番号に対応付けられている「応対処理内容」を実施する。
一例として、属性が「聴覚障害」である登録車両番号が一致車両番号となった場合、すなわち、一致車両番号の属性が「聴覚障害」である場合を考える。この場合、応対処理部113は、聴覚障害を有する運転者に適切な応対処理を実施する。例えば、応対処理部113は、図8に示されるように、料金自動収受機40の表示部41にガイダンス映像を自動的に表示させる。ガイダンス映像としては、料金自動収受機40の証明書カメラ部46に手帳を提示するよう運転者に促すような映像が考えられる。あるいは、ガイダンス映像は、監視装置100のカメラ150で撮影される筆談用の映像であってもよい。いずれにせよ、聴覚障害を有する運転者に対して適切な応対処理を即座に実施することが可能となる。
3.第3の実施の形態
登録車両の進入が検知されて報知装置200が作動した際、その登録車両の前の先行車両がまだ料金自動収受機40にて料金収受中であるケースも考えられる。このようなケースに対応するため、監視装置100の表示装置160において、現在料金収受中の車両から何台目の車両が登録車両なのか視覚的に理解できるよう表示を工夫してもよい。
例えば、図9に示されるように、監視装置100の表示装置160に処理中車両情報164が表示される。処理中車両情報164は、通行レーン10への進入後であって通行レーン10からの退出前の車両に関する情報である。応対処理部113は、応対処理の対象である登録車両を他の車両から識別可能なように、この処理中車両情報164を表示装置160に表示する。
図9に示される例では、処理中車両情報164は、通行レーン10へ進入した車両の順番と、それぞれの車両の車種を示している。更に、処理中車両情報164は、どの車両が応対処理の対象である登録車両か分かるようなマーク(例:聴覚障害マーク)を含んでいる。本例では、2台目の普通車両が聴覚障害による割引対象であることが分かる。新たな車両が通行レーン10に進入した場合はアイコンが右端に追加され、料金収受済の車両が退出するとアイコンが左シフトされる。このようにして、料金所係員は、応対処理の対象である登録車両を他の車両から識別することが可能になる。
以上、本発明の実施の形態が添付の図面を参照することにより説明された。但し、本発明は、上述の実施の形態に限定されず、要旨を逸脱しない範囲で当業者により適宜変更され得る。
1 料金自動収受システム
10 通行レーン
20 進入検知装置
25 進入車両情報
30 車両番号認識装置
35 車両番号情報
40 料金自動収受機
41 表示部
42 通行券挿入部
43 料金精算部
44 カメラ部
45 呼出操作部
46 証明書カメラ部
50 発進制御機
60 車線カメラ
65 車線映像情報
100 監視装置(監視盤)
110 処理装置
111 登録部
112 照合部
113 応対処理部
120 記憶装置
125 車両番号データベース
130 通信装置
140 入力装置
150 カメラ
160 表示装置
161 カメラ映像スクリーン
162 車種情報
163 報知情報
164 処理中車両情報
200 報知装置

Claims (4)

  1. 料金所の通行レーンへの車両の進入を検知する進入検知装置と、
    前記進入検知装置より下流に設けられ、前記進入検知装置による車両の進入の検知に応答して、前記通行レーンに進入した車両の車両番号を認識する車両番号認識装置と、
    前記認識された車両番号に関する情報を受け取る監視装置と、
    前記料金所の係員に対して報知を行う報知装置と
    を備え、
    前記監視装置は、
    車両番号が登録された車両番号データベースと、
    前記認識された車両番号に関する前記情報を受け取る度に、前記認識された車両番号と前記登録された車両番号との照合を行う照合部と、
    前記照合の結果が一致の場合、応対処理を実行する応対処理部と
    前記通行レーンへの進入後であって前記通行レーンからの退出前の車両に関する情報である処理中車両情報を表示する表示装置と
    を備え、
    前記車両番号データベースは、前記登録された車両番号と属性との対応関係を示し、
    前記応対処理は、
    前記応対処理の対象である車両を他の車両から識別可能なように、前記処理中車両情報を前記表示装置に表示することと、
    前記認識された車両番号と一致した前記登録された車両番号に対応付けられた前記属性に応じて、前記応対処理の内容を変えることと、
    前記報知装置を自動的に作動させること
    を含む
    料金自動収受システム。
  2. 請求項に記載の料金自動収受システムであって、
    前記応対処理部は、前記認識された車両番号と一致した前記登録された車両番号に対応付けられた前記属性に応じて、前記報知装置による前記報知の方法を変える
    料金自動収受システム。
  3. 料金所の通行レーンへの車両の進入を検知する進入検知装置と、
    前記進入検知装置より下流に設けられ、前記進入検知装置による車両の進入の検知に応答して、前記通行レーンに進入した車両の車両番号を認識する車両番号認識装置と、
    前記認識された車両番号に関する情報を受け取る監視装置と、
    前記料金所の係員に対して報知を行う報知装置と
    を備え、
    前記監視装置は、
    車両番号が登録された車両番号データベースと、
    前記認識された車両番号に関する前記情報を受け取る度に、前記認識された車両番号と前記登録された車両番号との照合を行う照合部と、
    前記照合の結果が一致の場合、応対処理を実行する応対処理部と、
    前記通行レーンへの進入後であって前記通行レーンからの退出前の車両に関する情報である処理中車両情報を表示する表示装置と
    を備え、
    前記車両番号データベースは、前記登録された車両番号と属性との対応関係を示し、
    前記応対処理は、
    前記応対処理の対象である車両を他の車両から識別可能なように、前記処理中車両情報を前記表示装置に表示することと、
    前記認識された車両番号と一致した前記登録された車両番号に対応付けられた前記属性に応じて、前記応対処理の内容を変えることと、
    前記報知装置を自動的に作動させること
    を含み、
    前記属性は、車両の搭乗者が有する障害の種別である
    料金自動収受システム。
  4. 請求項に記載の料金自動収受システムであって、
    更に、前記通行レーンの路側に設置された料金自動収受機を備え、
    前記認識された車両番号と一致した前記登録された車両番号に対応付けられた前記属性が聴覚障害である場合、前記応対処理は、更に、前記料金自動収受機の表示部にガイダンス映像を表示させることを含む
    料金自動収受システム。
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