JP7011071B2 - モバイルデバイスにおける透過的ファックス呼処理 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本PCT出願は、2018年10月13日に出願された米国非仮出願第15/784,030の早期出願日の利益を主張する。
本発明の一実施形態は、ファックスメッセージングに関し、より具体的には、モバイルデバイスの電話番号に送られた、内部に含まれるファックス送信を検出するためのモバイルデバイスへの着信呼の透過的処理に関する。他の実施形態も記載される。
ファックスメッセージングは、電子メールメッセージ配信サービスの急増にもかかわらず、世界中の個人間の安全なメッセージ配信のための重要な手段であり続けている。従来のファックスメッセージングサービスは、ファックス送信を受信するために専用のファックス機器と専用のファックス番号との両方を必要とする。カリフォルニア州ハリウッドのj2 Cloud Services,Inc.が提供するものなどの最新のファックスメッセージングサービスは、専用のファックス機器の必要性を排除し、インターネットを利用して電子メールを介してファックスメッセージを送受信するためのより大きい柔軟性を加入者に提供する。最新のファックスメッセージングサービスの加入者には、ダイレクトインワードダイヤル(direct inward dialing、DID)電話番号が割り当てられ、加入者は、ファックスメッセージをその加入者に送信することを望む他者にその番号を配布する。DID電話番号は、事実上、加入者の個別のファックス番号である。着信ファックス送信が特定のDID電話番号でファックスサーバに受信されたときに、ファックスメッセージングサービスは、インターネットなどのデータネットワークを介して送るのに適したフォーマットでファックス送信からファックスメッセージを生成し、そのファックスメッセージを加入者に(例えば、加入者の電子メールアドレスに)送信する。
上述されたように、通常は、ファックスメッセージングサービスは、個別のDID電話番号を各加入者に割り当てる。DID電話番号は、加入者の他の電話番号(例えば、携帯電話番号、自宅の電話番号、職場の電話番号)とは異なる固有の電話番号である。割り当てられた別個のDID電話番号は欠点を有する。例えば、ファックスメッセージングサービスの加入者は、この割り当てられた別個のDID電話番号を、配布する必要があり得る任意の他の電話番号(例えば、職場/自宅の電話番号)と一緒に覚えており、他者に通知することを余儀なくされる。複数の電話番号を覚えておかなければならないことは、扱いにくく、混乱を招く可能性がある。この問題を解決するために、ファックスサーバを有するファックスメッセージングサービスは、モバイルデバイス、例えば、携帯電話又はスマートフォンなどの携帯電話で実行されるソフトウェアを提供することができる。このソフトウェアは、加入者が加入者のモバイルデバイスの電話番号に宛てられたファックス送信として発信されたファックスメッセージを受信することを可能にし、したがって、別個のDID電話番号の必要性を低減又は除去することができる。この機能はまた、プロバイダが加入者ごとにDID電話番号を割り当てて維持する必要がないため、ファックスメッセージングサービスのプロバイダの管理負担も軽減する。
例えば、ソフトウェアは、以下のようにファックス送信を処理することができる。加入者がモバイルデバイスにおいて着信呼に応答したときに、ソフトウェアは、応答された呼を「リッスン」し、その呼がファックス送信を含むかどうかを(例えば、可聴ファックストーンに基づいて)検出する。そうであれば、ソフトウェアは、ファックス送信を受け入れるべきかどうかについて、モバイルデバイスのタッチ画面上で加入者に促す。はいの場合、ソフトウェアは、(着信ファックス呼が保留状態にある間に)ファックスサーバに発信呼を発し、ファックスサーバが応答すると、ソフトウェアは、発信呼を着信呼に参加させ(又は統合し)、その結果、ファックス送信は次いで、ファックスサーバが送信を受け入れるまで続行することができる。送信が完了すると、着信呼及び発信呼が終了する。次いで、ファックスサーバは、それがちょうど受信したファックス送信を、加入者の携帯電話内で実行されているか、又は加入者の電子メールアドレスにプッシュされるアプリのいずれかの中で、閲覧のためにインターネットを介してダウンロードすることができるフォーマットで利用可能にする。
本発明の一実施形態は、モバイルデバイスへの着信呼を自動的かつ透過的に処理して、モバイルデバイスの電話番号に送られ、内部に含まれるファックス送信を検出するために、モバイルデバイス内のファックスソフトウェアプログラムによって実施される方法である。このタスクを実施するために、ファックスソフトウェアプログラム(モバイルデバイスのメモリに記憶され、モバイルデバイス内のプロセッサによって実行される)は、モバイルデバイスのユーザによる即時の命令又は介入を伴わずに、かつ着信呼のモバイルデバイスのユーザに報知することなく(例えば、グラフィカルユーザインターフェース(graphical user interface、GUI)が、着信呼をユーザに通知するモバイルデバイスの表示画面上に着信呼報知を表示することを防止する)、ソフトウェアプログラムが着信呼を処理することを可能にする「透過モード」を含む。換言すれば、ファックスソフトウェアプログラムは、ファックス送信を有する着信呼が受信され、プログラムによって処理されることをユーザが認識しないように透過的に動作する。
具体的には、ファックスソフトウェアプログラムは、(ユーザに視認可能ではない低レベルで)モバイルデバイスにおいて受信されている着信呼を識別し、即時のユーザ入力を伴わずに(例えば、モバイルデバイスのユーザが、例えば、モバイルデバイスの表示画面上に表示された物理的なボタン若しくはGUIオプションを選択すること、又は音声コマンドを発声して、モバイルデバイスに着信呼をピックアップするように指示することによって、呼に応答するための命令を与えることなく)、ダウンリンク通信又は呼コンテンツ信号を受信するように着信呼に応答する。ファックスソフトウェアは、受信されたダウンリンク通信信号を分析して、着信呼が(例えば、音声呼又は音声送信とは対照的に)ファックス送信を含むか、又はファックス送信であることを示すかどうかを検出する。応答された着信呼がファックス送信であることを検出したときに、プログラムは、ファックスサーバに発信呼を発することができ、次いで、着信呼を(ファックスサーバへの)発信呼に参加させる(又は統合する)。ファックスサーバは、発信呼に応答し、これを通じて、ファックスサーバは次いで、ダウンリンク通信信号を受信し、ファックス送信の発信デバイスと通信することによって前記ファックス送信を受け入れ、次いで、任意の好適な電子画像ファイルフォーマット、例えば、タグ付き画像ファイルフォーマット、TIFF(Tagged Image File Format)であり得るファックスメッセージを生成するために、ダウンリンク通信信号を復号してもよい。ファックス送信が、例えば、発信デバイスによって信号が送られて完了すると、モバイルデバイス又はファックスサーバは、発信呼を終了してもよい。ファックスサーバは、ファックスメッセージがちょうど受信されたという通知をモバイルデバイスに送信してもよい。モバイルデバイスは、受信された通知を使用して、モバイルデバイスのユーザに報知してもよい。通知は、モバイルデバイス内で実行され、モバイルデバイスの表示画面上のポップアップ及び/又はファックスメッセージが閲覧のために利用可能である音効果を即時に生成する、ファクスサーバからモバイルアプリへのプッシュ通知であってもよい。あるいは、ファックスサーバは、その通知をモバイルデバイスのユーザの電子メールアドレスに宛てられた電子メールメッセージとして送信してもよい。
別の実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムは、着信呼に、又は発信デバイス、例えば、着信呼の発呼者IDに関連付けられている電話番号に基づいて、ファックス送信を含む着信呼をファックスサーバへの発信呼に参加させる(又は統合する)べきかどうかを判定してもよい。換言すれば、プログラムは、特定のファックス(例えば、要請)がファックスサーバに送られることを防止するために、着信ファックス送信をスクリーニングしてもよい。これを達成するために、ファックスソフトウェアプログラムは、ファックス送信がファックスサーバに送られるべき電話番号の、モバイルデバイスのメモリに記憶されたファックスリスト(又はホワイトリスト)を含んでもよい。例えば、プログラムは、発信デバイスに関連付けられている電話番号と、ファックスリストに記憶されている電話番号とを比較してもよい。発信デバイスに関連付けられている電話番号が、記憶されている電話番号のいずれとも一致しない場合、呼に含まれるファックス送信はモバイルデバイスのユーザが受信したいと望むものではないので、プログラムは、呼を終了(又は切断)してもよい。しかしながら、一致する電話番号がファックスリストにある場合、ファックスソフトウェアプログラムは、着信呼を発信呼に参加させるために、ファックスサーバに発信呼を発するように進んでもよい。
一実施形態では、ファックスホワイトリストに加えて、又はその代わりに、ファックス送信がファックスサーバに送られるべき電話番号を含むファックスブラックリストが定義されてもよい。その場合、発信デバイスに関連付けられている電話番号が記憶されたブラックリスト電話番号と一致する場合、プログラムは、着信呼を終了(又は切断)してもよい。このブラックリスト動作(又はホワイトリスト動作)は、呼に応答する前に行われ得る(したがって、場合によっては、呼の応答を省略する)ことに留意されたい。
別の実施形態では、応答された呼が、ファックス送信ではなく音声呼であることを判定したときに、ファックスソフトウェアプログラムは、呼をピックアップするようにモバイルデバイスのユーザに促してもよい。この決定の前に、ユーザは呼を報知されておらず、プログラムは既に着信呼に応答しているため、プログラムは、応答されていない着信呼をユーザに通知するために使用される、通常の着信呼鳴音報知を模倣した着信呼鳴音報知を出力してもよい。例えば、着信呼鳴音報知は、ユーザが呼をピックアップするように通常着信呼鳴音報知(例えば、発呼者ID)及びオプション(例えば、選択可能なタッチ画面ボタン)内に通常受信する任意の情報を含む着信呼鳴音画面として、モバイルデバイスのGUIを通じて提示されてもよい。GUIを介してユーザに促すことに加えて、ファックスソフトウェアプログラムは、鳴音トーンの再生をトリガすることによっても促すことができ、かつ/又は、モバイルデバイスを振動させるために振動モータを起動することができる。したがって、着信呼が既に応答されているが、音声呼をピックアップするようにモバイルデバイスのユーザが促されている間に、着信呼は保留状態にされ、着信呼がまだ応答されていないという印象をユーザに与える。
上記の概要は、本発明の全ての態様の網羅的なリストを含まない。本発明は、上記に要約された様々な態様の全ての好適な組み合わせから実施することができる全てのシステム及び方法、並びに以下の詳細な説明に開示されているもの、特に出願とともに提出された特許請求の範囲において特に指摘されているものを含むことが企図されている。このような組み合わせは、上記の概要に具体的に記載されていない特定の利点を有する。
本発明の実施形態は、添付図面の図に例として図示されているのであって、限定として図示されているのではなく、また添付図面では同様の参照符号が類似の要素を示す。なお、本開示における本発明の「一(an)」又は「1つの(one)」実施形態への言及は、必ずしも同じ実施形態ではなく、それらは少なくとも1つの実施形態を意味するものとする。また、所与の図は、本発明の複数の実施形態の特徴を説明するために使用されてもよく、図中のすべての要素が所与の実施形態に必要とされるとは限らない。
いくつかの実施形態による、ファックスメッセージングシステムを示すブロック図である。
ファックス発信デバイス、モバイルデバイス、及びモバイルデバイスで実行されているファックスソフトウェアプログラムによるものを含むファックスサーバによって実施される動作を説明するフロー図である。
ファックスソフトウェアプログラムの設定を示す例示的なGUI構成画面を示す。
いくつかの実施形態による、モバイルデバイスにおいて着信呼を自動的かつ透過的に処理するためのプロセスの一実施形態のフロー図である。
モバイルデバイスが、透過モードにある間に、待機モード画面から着信呼報知画面へと進み、待機モード画面からファックスメッセージ受信通知画面へと進む様子を示す図である。
いくつかの実施形態による、モバイルデバイスを示すブロック図である。
ファックスサーバによって実施される動作を示すフロー図を示す。
いくつかの実施形態による、ファックスサーバを示すブロック図である。
添付の図面を参照して、本発明のいくつかの実施形態について説明する。本明細書に記載された実施形態の態様が明示的に定義されていない場合はいつでも、本発明の範囲は、単に図示の目的のために意図された、示された部分のみに限定されるものではない。また、多くの詳細が述べられているが、本発明のいくつかの実施形態は、これらの詳細なしに実施され得ることが理解される。他の例では、周知の回路、構造及び技術は、この説明の理解を不明瞭にしないように詳細に示されていない。
「1つの実施形態」又は「実施形態」への明細書中の参照は、実施形態とともに記載した特定の特徴、構造、又は特性が、少なくとも1つの実施形態中に含まれ得るが、いずれの実施形態が、特定の特徴、構造、又は特性を必ずしも含むというわけではないということを意味するものである。更に、このような語句が、同じ実施形態のことを必ず言及する、というわけではない。
図1は、いくつかの実施形態による、ファックスメッセージングシステムを示すブロック図である。ファックスメッセージングシステムは、音声/データネットワーク140に結合された一般加入電話網(public switched telephone network、PSTN)130を含む。図示されるように、送信当事者の発信デバイス110はPSTN130に結合され、受信当事者のモバイルデバイス100はセルタワー145及び/又は無線ルータ155を介して音声/データネットワーク140結合される。音声/データネットワーク140及びセルタワー145は、モバイルデバイス(例えば、4Gロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)ネットワーク)の音声呼をサポートする通信ネットワークの一部であり得る。一方、音声/データネットワーク140及び(例えば、無線)ルータ155は、デバイス110とモバイルデバイス100(例えば、ローカルエリアネットワーク及び無線エリアネットワーク)との間のボイスオーバーIP(及びファックスオーバーIP)をサポートする他の通信ネットワークの一部であり得る。クラウドコンピューティングシステム150内に位置しているファックスサーバ120は、音声/データネットワーク140に結合されている。一実施形態では、発信デバイス110は、PSTN130に結合されるのではなく、代わりに、セルタワー及び/又は無線ルータなどの他の手段を通じて音声/データネットワーク140に結合されてもよい。
発信デバイス110は、スタンドアロン型の専用ファックス送信及び受信デバイス(例えば、ファックス機器)であってもよく、又は、発信デバイス110は、ファックスモデムを有するコンピュータ又はサーバの一部として一体化されてもよい。したがって、デバイス110は、国際電気通信連合電気通信標準化部門(International Telecommunications Union Telecommunication、ITU-T)によって定義されたグループ3プロトコル(例えば、ITU-T勧告T.30及びT.4に定義されているような)などの好適なファックスプロトコルを使用して、PSTN130を通じてファックス送信を送ることができる。送信当事者は、例えば紙文書をデバイス110に入れ、受信者の電話番号をデバイス110に入力することによって、このようにして受信者にファックス送信を送るようにデバイス110を動作させてもよい。電話番号は、受信者に関連付けられている(例えば、受信者によって所有されている)特定のモバイルデバイスに割り当てられた携帯電話番号であってもよい。デバイス110は、紙文書をスキャンし、文書の内容を電子ファックスフォーマットに変換する。あるいは、デバイス110は、電子文書を電子ファックスフォーマットに変換してもよい。次いで、デバイス110は、PSTN130及び/又は他の通信ネットワークを通じて(例えば、データネットワーク上のボイスオーバーIP又はファックスオーバーIPを使用して)、音声周波数トーン(例えば、グループ3プロトコルに従ったファックストーン)の形態で、受信者の電話番号によって識別される宛先に文書の内容を送信する。
ファックス機能(例えば、送信及び受信)を有することとは対照的に(又はそれと組み合わせて)、発信デバイスは、PSTN130及び/又はボイスオーバーIPをサポートする他の通信ネットワークを通じて、音声呼を受信及び送信するなどの電話機能を有していてもよい(例えば、発信デバイスは、固定電話、携帯電話、スマートフォン、タブレット、ラップトップ、又は類似のもののうちのいずれか1つである)。発信デバイス110は、受信当事者の電話番号(例えば、(222)222-2222)をダイヤルすることによって、PSTN130を通じて呼を行ってもよい。次いで、PSTN130は、セルタワー145を介して、呼をモバイルデバイス100と接続するモバイル切り替えセンタ(例えば、音声/データネットワーク140の一部であってもよい)に呼を転送してもよい。
モバイルデバイス100は、PSTN130、音声/データネットワーク140、又は類似の通信ネットワークから発信される呼を受信することが可能な任意のモバイルデバイス、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット、又はラップトップであってもよい。例えば、モバイルデバイス100は、PSTN130、音声/データネットワーク140、他の通信ネットワーク、又はそれらの任意の組み合わせを通じて、デバイス110によって発信された着信呼を受信してもよい(例えば、送信当事者がモバイル100の電話番号にファックス送信を送る場合)。しかしながら、一般に、モバイルは、(着信呼呼としての)着信ファックス送信を処理するか又は取り扱うように構成されていない。例えば、受信当事者(例えば、ユーザ)がモバイルデバイス100を使用してデバイス110からの着信呼をピックアップした場合、受信当事者は、人間には理解できないファックストーンを聞くことになり、受信当事者がファックス送信からのメッセージ内容を受信するか、又は別の方法でファックス送信の内容を復号若しくは解読するための方法は存在しない。一実施形態では、本明細書で更に後述されるように、モバイルデバイス100は、自動的かつ透過的にファックスサーバ120に発信呼を発し、ファックスサーバ120が着信呼を受信し、その中に含まれるファックス送信を復号することができるように、着信呼を発信呼に参加させる(又は統合する)ことができる。
ファックスサーバ120は、クラウドベースのファックスメッセージングサービスによって動作することができ、ファックスメッセージサービスの加入者に宛てたファックス送信を処理することができる。(モバイルデバイス100のユーザはまた、ファックスメッセージングサービスの加入者であってもよい。)ファックスサーバ120は、加入者に宛てたファックス送信を受信し、ファックス送信からファックスメッセージを生成し(又はファックス送信内のメッセージ内容を復号し)、ここで、ファックスメッセージは、加入者によって閲覧可能なフォーマット(例えば、ポータブルドキュメントフォーマット(Portable Document Format、PDF)、タグ付き画像ファイルフォーマット(TIFF)であり、ファックスメッセージを加入者に利用可能にすることができる。一実施形態では、ファックスサーバ120は、ファックスメッセージングサービスの加入者に関するアカウント情報を記憶するデータベースを記憶するか、又は別の方法でデータベースにアクセスする。加入者(例えば、ユーザ)に関するアカウント情報は、加入者の携帯電話番号(モバイルデバイス100に割り当てられている)、加入者の電子メールアドレス、及び加入者のアカウントに関連する他の情報を含んでもよい。図示されるように、ファックスサーバ120は、クラウドコンピューティングシステム150の一部である。他の実施形態では、スタンドアロン型サーバコンピュータ又はサーバコンピュータのクラスタは、ファックスサーバ120を実装してもよい。
ファックスサーバ120は、様々な手段を通じて、受信当事者にファックスメッセージを利用可能にすることができる。一実施形態では、ファックスサーバ120は、受信当事者の電子メールアドレスにファックスメッセージを送る-いわゆる「プッシュ」機構である。別の実施形態では、ファックスサーバ120は、受信当事者がネットワークを介してそこにアクセスするまで、ファックスメッセージをデータ記憶装置に記憶する-いわゆる「プル」機構である。例えば、ファックスメッセージは、インターネットを介してアクセス可能なウェブサーバ上に記憶されたままであってもよい。別の実施形態では、新しいファックスメッセージが利用可能であることを示す通知が、新しいファックスメッセージにアクセスする方法に関する情報(例えば、記憶されたファックスメッセージへのハイパーリンク(統一リソースロケータ(uniform resource locator、URL)など)のハイパーリンクを含む電子メール通知)とともに、受信当事者に送られる(宛てられる)。一実施形態では、通知は、モバイルデバイス100の既知の電話番号にテキストメッセージとして送られる。受信当事者は、受信当事者がいつ、どのようにしてファックスメッセージ及び/又は通知の受信を希望するかをファックスメッセージングサービスのプロバイダに指定してもよい。例えば、受信当事者は、受信当事者のための任意の新しいファックスメッセージが、受信当事者の電子メールアドレスに電子メールの添付ファイルとして送られるべきであることをプロバイダに指定してもよい。好適なウェブサーバ又はメールサーバは、そのような機能を実装するためにファックスメッセージングシステムの一部として提供されてもよい。
前述されたように、ファックスサーバにおける別個の電話番号の必要性を回避するために、ファックスメッセージングサービスは、例えば、モバイルアプリの一部として、モバイルデバイス内で実行(run)(実行(execute))されるモバイルファックスソフトウェアを提供することができる。モバイルファックスソフトウェアは、加入者が、加入者のモバイルデバイスの電話番号に宛てられたファックス送信として発信されたファックスメッセージを受信することを可能にする。これを行うために、モバイルファックスソフトウェアは、以下のようにファックス送信を処理してもよい。加入者がモバイルデバイスにおいて着信呼に応答したときに、モバイルファックスソフトウェアは、応答された呼を「リッスンし」、その呼にファックス送信が含まれているかどうかを(例えば、可聴ファックストーンを認識することに基づいて)検出する。そうであれば、ソフトウェアは、ファックス送信を受け入れるべきかどうかについて、モバイルデバイスのタッチ画面上で加入者に促す。加入者がそのように示すプロンプトに加入者が応答することによって(例えば、加入者がプロンプトの「OK」ボタンを押すことによって)、加入者がファックス送信を受け入れることを希望する場合、ソフトウェアは、(着信ファックス呼が保留状態にある間に)ファックスサーバに発信呼を発する。ファックスサーバが応答すると、モバイルファックスソフトウェアは、ファックス送信が、次に送信を受け入れるためのファックス発信デバイスに信号を送るファックスサーバで続行できるように、着信呼を発信呼に参加させる(又は統合する)。送信が完了すると、着信呼及び発信呼が終了する。次いで、ファックスサーバは、それがちょうど受信したファックス送信を、加入者のモバイルデバイス内で実行されているか、又は加入者の電子メールアドレスにプッシュされるアプリのいずれかの中で、閲覧のためにインターネットを介してダウンロードすることができるフォーマットで利用可能にする。ただし、そのシナリオでは、モバイルファックスソフトウェアは、ファックスサーバによるファックス送信の受信を開始するために、加入者が積極的に参加することを必要とすることに留意されたい。例えば、前述されたたように、モバイルデバイスにおいて着信呼が受信されたときに、加入者は、1)モバイルデバイス内のテレフォニーソフトウェアに着信呼に応答するように命令し、2)加入者がファックス送信を受け入れることを希望する場合には、更なるプロンプトに応答するように要求される。
本発明の実施形態では、モバイルデバイス内のプロセッサが、着信呼を自動的かつ透過的に処理して、その中に含まれるファックス送信を検出するためのファックスソフトウェアプログラムを実行することによって、ファックス送信であり得るデバイスの携帯電話番号に宛てられた着信呼に能動的に参加している、モバイルデバイスユーザに関連付けられている欠点を克服する。換言すれば、ここで、ファックスソフトウェアプログラムは、以前はユーザ入力を必要としていた動作(例えば、着信呼に応答し、ファックスサーバに発信呼を発する)を自動的に実施するようになった。加えて、一実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムは、モバイルデバイスのユーザに報知することなく、これを行う。具体的には、ファックスソフトウェアプログラムは、自動的に、かつ即時のユーザ入力を伴わずに着信呼に応答し、ファックス送信を有する着信呼をファックスサーバへの発信呼に参加させる(又は統合する)かどうかを決定する。着信呼がファックス送信であると検出された場合、発信呼が行われ、ファックス送信は、(応答された着信呼を統合することによって)発信呼を通じてファックスサーバに転送されるか、又は送られる。しかしながら、着信呼がファックス送信ではなく「音声」呼であることが検出された場合、ファックスソフトウェアプログラムは、発信呼を発しなくてもよく、(例えば、鳴音トーンの再生及び/又は電話鳴音GUIの提示を通じて)音声呼をピックアップするように、モバイルデバイス100のユーザに促すことになる。ユーザは、例えば、モバイルデバイス100上の物理的なボタンを作動させるか、又はモバイルデバイス100のタッチ画面ディスプレイ上に表示されたGUI内の仮想的なボタンを作動させることによって呼に応答するように、ソフトウェアに命令することができる。
透過的に動作するために、モバイルデバイスは、ソフトウェアプログラムが、ユーザの介入を伴わずに、かつ着信呼のモバイルデバイス100のユーザに報知することなく、モバイルデバイスにおいて着信呼を処理することを可能にする、ファックスソフトウェアプログラムのための動作の透過モードを含み得る。図3は、モバイルデバイス100の表示画面上に表示された、ファックスソフトウェアプログラム構成の設定を示す、例示的なグラフィカルユーザインターフェース(GUI)構成画面305を示す。GUI画面305は、「手動モード」と透過モードとの間で、ファックスソフトウェアプログラムを切り替えるための制御オプション310を含む。透過モードでは、プログラムは、モバイルデバイス100が例えば「待機」(又はスリープ)モードのままである間に、表示画面上に、又はスピーカ(例えば、ラウドスピーカ又は接続式ヘッドセット)を通じて出力される通常の着信呼鳴音報知を伴わずに、着信呼を処理する。したがって、例えば、透過モードにある間、ファックスソフトウェアプログラムは、即時のユーザ入力を必要とせずに(例えば、呼に応答するようにモバイルデバイスに命令するGUI項目をユーザが選択することなく)、表示画面が待機モード(又はスリープ)のままである間に、すべての着信呼に応答することになる。これはまた、典型的な着信鳴音画面をGUIが表示することを「防止する」こととして記載されてもよく、これはまた、呼に応答するようにモバイルデバイスに命令するために、ユーザが選択するためのGUI項目も有してもよい。
一実施形態では、ユーザがモバイルデバイスを使用している場合(例えば、ゲームなどの別のアプリケーションを実行している)場合、透過モードは、ファックス送信が処理されている間、ユーザが中断されないことを保証する。このようにして、ファックスソフトウェアプログラムは、モバイルデバイス100のユーザにファックス送信を認識させることなく、ファックスサーバ120にファックス送信を送ってもよい。
ファックスソフトウェアプログラムが、着信呼がファックス送信ではなく音声呼であると判定した場合、ファックスソフトウェアプログラムは、着信呼に応答するようにユーザに促すために、(例えば、モバイルデバイスの表示画面に着信呼鳴音画面を提示するか、又は着信トーンを再生することによって)着信呼鳴音報知を出力してもよい。例えば、ファックスソフトウェアプログラムは、モバイルデバイスの表示画面を起動して、着信呼出画面のGUIを表示してもよく、ファックスソフトウェアプログラムは、モバイルデバイスのスピーカを通じて鳴音トーンの再生をトリガしてもよい。ユーザが呼をピックアップすると、モバイルデバイスは、次いで、例えば、モバイルデバイスのマイクロフォンによって捕捉されたアップリンク通信音声信号の送信を、応答された着信呼を介して許可し、同時に(着信呼を通じて)発信デバイスから受信されたダウンリンク通信音声信号を再生することによって、既に応答された通話を「接続」することができる。
ファックスソフトウェアプログラムが自動的かつ透過的に動作する透過モードとは異なり、手動モードは、着信呼の処理中にユーザの入力を必要とする、前述されたファックスメッセージングサービスとより類似している。例えば、手動モードの間、モバイルデバイスが着信呼を受信したときに、デバイスは、呼に応答するようにユーザに促すために、通常の着信呼鳴音報知を即時に出力してもよい。ユーザが、呼に応答するようにソフトウェアに命令し、次いで、応答された呼内でファックス送信が検出されると、ソフトウェアは、その後、ファックス送信をファックスサーバに送るかどうかを決定するようにユーザに促してもよい。
一実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムは、モバイルデバイス100のオペレーティングシステムの一部として統合されている。別の実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムは、モバイルデバイス100のオペレーティングシステム上で実行されるアプリケーション(例えば、モバイルアプリ)である。別の実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムは、オペレーティングシステムの一部とみなされるいくつかの構成要素、及びモバイルアプリの一部である他の構成要素を有してもよい。ファックスソフトウェアプログラムは、モバイルデバイス100のバックグラウンドプロセスとして実行することができ、例えば、ユーザがその構成設定を手動で変更することを望む場合には、必要に応じて起動(例えば、フォアグラウンドに移行)してもよい。
一実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムは始動されるが、その後、バックグラウンドに留まり、モバイルデバイス100が着信呼を受信したときに起動される(例えば、フォアグラウンドに移行される)。具体的には、ファックスソフトウェアプログラムは、モバイルデバイス100において受信されている着信呼を識別するときにアクティブになってもよい。別の実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムは、バックグラウンドに留まっていてもよく、着信呼が受信されると、モバイルデバイス(例えば、モバイルデバイスで実行されている別のソフトウェア構成要素)は、次いで、着信呼に含まれる可能性のあるファックス送信を処理するために、プログラムを起動してもよい。
図2は、いくつかの実施形態による、ファックス送信がモバイルデバイスで受信されているかどうかを検出するために、着信呼を自動的かつ透過的に処理するためにモバイルデバイス内で実行されるファックスソフトウェアプログラムによる動作を含む、発信デバイス、モバイルデバイス、及びファックスサーバによって実施される動作を例示するフロー図である。
前述されたように、モバイルデバイス100は、モバイルデバイス100の電話番号に送られた、内部に含まれるファックス送信を検出するために、モバイルデバイス100への着信呼を自動的かつ透過的に処理するためのファックスソフトウェアプログラム205を含む。ファックスソフトウェアプログラム205は、この例では、プログラム205が、前述されたように、即時のユーザの命令又は介入を伴わずに、かつ着信呼をユーザに報知することなく、着信呼を処理することを可能にする透過モードで動作している。発信デバイス110は、モバイルデバイス100の電話番号(すなわち、電話番号(222)222-2222)に呼を発し、モバイルデバイス100は、着信呼を受信する。この時点で、着信呼を受信するモバイルデバイス100に先立ってバックグラウンドで動作している可能性があるファックスソフトウェアプログラム205は、(ブロック210において)プログラム205が着信呼を識別することに応答して起動される(例えば、フォアグランドに移行される)。着信呼を識別することとともに、プログラム205はまた、発呼者IDを通じて、発信デバイス110の電話番号(例えば、(333)333-333)などの着信呼に関連する情報も識別してもよい)。プログラム205は、着信呼に応答し、(判定ブロック215において)着信がファックス送信であるか、又はファックス送信を含むかどうかを判定する(例えば、分析する)。この判定は、ファックスソフトウェアプログラム205がファックストーンに関連付けられている信号を認識するかどうか、又はその呼がファックス送信を含むことを示すメタデータを解析するかどうかに基づいてもよい。
応答された着信呼がファックス送信であると判定された場合、プログラム205は、(ブロック220において)ファックスサーバ120に発信呼を発する。次に、ファックスソフトウェアプログラムは、ファックスサーバ120がモバイルデバイス100からの発信呼に応答した後、ファックスサーバ120がファックス送信を受信できるようにするために、(ブロック225において)着信呼を発信呼に参加させる(又は統合する)ように進むことができる。換言すれば、ファックスサーバ120は、(ブロック230において)モバイルデバイス100との参加呼を通じて、発信デバイスから着信ファックス送信を受信する。例えば、ファックスサーバ120がモバイルデバイス100からの発信呼に応答すると、次いで、ファックスソフトウェアプログラムは、ファックスサーバ120も受信ファックス送信を受信するように、即時に着信呼をファックスサーバ120への発信呼に参加させるか又は統合することができる。例えば、一実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムは、ファックスサーバ120がデバイス110によって発信されたファックス送信を受信できるように、発信デバイス110とモバイルデバイス100とファックスサーバ120との間で三者間呼を確立する。
ファックスサーバ120に留まることにより、ファックスサーバ120は、それが受信した着信呼が新しいユーザ、例えば、(決定ブロック235において)既存の加入者ではないユーザに向けられたものであるかどうかを判定してもよい。一実施形態では、ファックスサーバ120は、ファックスサーバ120に参加させたモバイルデバイス100の電話番号が既存の加入者に関連付けられているかどうかを判定することによって(例えば、データベースに記憶された加入者アカウント情報とモバイルデバイス100の既知の電話番号とを照合することによって)、モバイルデバイス100のユーザが新規のユーザであるかどうかを判定する。一実施形態では、ファックスサーバ120は、発呼者ID技術を使用して、ファックスサーバ120に参加させたモバイルデバイス100の電話番号を識別することができる。ユーザが新しいユーザであると判定された場合、ファックスサーバ120は、(ブロック240において)ユーザのためのユーザアカウントを作成することができる。ユーザのための新しいユーザアカウントを作成することは、ファックスメッセージングサービスが(例えば、ファックスソフトウェアプログラムを通じて、ウェブサイト又は他の手段を通じて)、ユーザから情報を要求することを含んでもよい。一実施形態では、ファックスサーバ120又はファックスメッセージングサービスによって運営される他のサーバは、ファックスソフトウェアプログラムが着信呼を透過的に処理しているので、積極的にユーザを勧誘することなく、ファックスソフトウェアプログラムからユーザに関する情報を自動的に取得することができ、それによって、モバイルデバイス100のユーザに行われている動作を認識させないようにする。例えば、ファックスソフトウェアプログラムは、ユーザの電子メールアドレスの知識を有していてもよく、この情報を(例えば、インターネットなどのデータネットワークを介して)ファックスサーバ120又はファックスメッセージングサービスによって運営される他のサーバに、サーバからの照会に応答して送ってもよい。その後、ファックスサーバ120は、ユーザのユーザアカウントを作成するときに、例えば、ユーザの携帯電話100からの着信呼とともに受信された発呼者IDと関連付けて、この電子メールアドレスをユーザに関連付けて記憶してもよい。その後、ファックスサーバ120は、この電子メールアドレスを使用して、(ファックスサーバ120がユーザのモバイルデバイスからの着信呼を通じて受信した)ファックスメッセージをユーザに送ってもよい。
ファックスサーバ120が、ユーザが新規のユーザではない(すなわち、ユーザがファックスメッセージングサービスの既存の加入者であるか、又は以前にファックスメッセージングサービスでアカウントを作成したことがある)と判定した場合、ファックスサーバ120は、(ブロック245において)受信されたファックス送信からファックスメッセージを即時に生成する。また、ファックスサーバ120は、異なるユーザ又は加入者に関連付けられている多数の異なるモバイルデバイス100からの着信呼を処理することができるという点で共有されていてもよいことにも留意されたい。
一実施形態では、ファックスサーバ120は、ファックス送信で発生した可能性のあるエラー(例えば、ノイズによって引き起こされた)を検出及び修正するために、エラー修正モード(error correction mode、ECM)で実施する。
一実施形態では、ファックスサーバ120は、モバイルデバイス100又は他のタイプのコンピューティングデバイス上で閲覧可能なデジタルフォーマットでファックスメッセージを生成する。例えば、ファックスサーバ120は、ファックスメッセージをポータブルドキュメントフォーマット(PDF)フォーマットにフォーマットしてもよい。次いで、ファックスサーバ120は、(ブロック250において)ファックスメッセージが閲覧される準備ができていることを示す通知をモバイルデバイス100に送り、かつ/又はファックスメッセージをユーザのモバイルデバイス100に直接送る。モバイルデバイス100は、通知及び/又はファックスメッセージを受信し、(ブロック255において)それをモバイルデバイス100のディスプレイ上に、例えば、プッシュ通知として表示する。ファックスサーバ120は、様々な手段を通じて(例えば、電子メールを通じて、又はユーザがアクセス可能なウェブサーバ上にファックスメッセージを記憶することによって)、モバイルデバイス100のユーザ(すなわち、受信当事者)にファックスメッセージを利用可能にすることができる。一実施形態では、ファックスメッセージングサービスは、ファックスメッセージをユーザに利用可能にする前に、モバイルデバイス100のユーザから(例えば、ファックスソフトウェアプログラムを通じて)支払いを要求するか、又は別の方法で(例えば、ユーザのアカウントから支払いクレジットを控除することによって)、ユーザのための支払いを処理してもよい。このように、これらの動作により、ユーザは、モバイルデバイス100の電話番号にファックス送信として直接送られたファクスメッセージを受信することが可能になる。
モバイルデバイス100内で実行されているファックスソフトウェアプログラム、特に決定ブロック215に戻ると、呼がファックス送信を含むのではなく、音声呼であると判定された場合、ファックスソフトウェアプログラムは、(ブロック260において)応答された着信呼をピックアップするようにユーザに促すための着信呼鳴音報知を出力する。前述されたように、この時点までユーザは、応答された呼又はその処理を認識させられていないので、ファックスソフトウェアプログラムは、報知をユーザに出力してもよく、これは、通常、応答されていない着信呼をユーザに通知するために使用される鳴音報知を模倣してもよい。例えば、報知は、ユーザが通常鳴音報知で受信する任意の情報(例えば、発呼者ID)、及び個をピックアップするためのオプションを含む通常の着信呼鳴音画面として、モバイルデバイスのGUIを通じて表示されてもよい。一実施形態では、GUIを表示に沿って(又はその一部に沿って)、ファックスソフトウェアプログラムは、モバイルデバイスのスピーカを通じた鳴音トーンの再生をトリガすることによっても促してもよい。鳴音は、ユーザが呼をピックアップするまで、又は所定の時間量(例えば、30秒)の間、継続してもよく、その時点でユーザが呼をピックアップしなかった場合、ファックスソフトウェアプログラムは、応答された呼をクラウドベースのボイスメールサービスに参加させて、音声メッセージを記録(又は生成)する。
いくつかの実施形態は、図2に記載される動作の変形を実施する。例えば、この図の特定の動作は、図示及び記載された正確な順序で実施されなくてもよい。特定の動作は、1つの連続した一連の動作で実施されない場合があり、いくつかの動作は省略されてもよく、異なる特定の動作は、異なる実施形態で実施されてもよい。例えば、ファックスサーバ120によって実施される動作は、この図に示されるものとは異なる順序であってもよい。例えば、ファックスサーバは、(ブロック230において)ファックスサーバが実際に呼に応答し、次いで、着信ファックス送信を受信する前に、(決定ブロック235において)まずファックスサーバが識別した着信呼が新規のユーザに向けられたものであるかどうかを判定してもよい。
図4は、いくつかの実施形態による、モバイルデバイスの電話番号に送られた、内部に含まれるファックス送信を検出するために、モバイルデバイス100への着信呼を自動的かつ透過的に処理するためのプロセス400の一実施形態のフロー図である。フロー図の動作は、図1~図3に記載されたように、ファックスソフトウェアプログラム205が透過モードにある間、ファックスソフトウェアプログラム205(これは、モバイルデバイスのメモリに記憶され、モバイルデバイス内のプロセッサによって実行される)によって実施されてもよい。図4では、プロセス400は、ファックスソフトウェアプログラム205が、(ブロック405において)モバイルデバイス100において、着信呼が受信されていることを識別したときに開始する。例えば、ファックスソフトウェアプログラムは、モバイルデバイスの送受信機が制御信号(例えば、セルタワー145から)を受信していることを識別し、モバイルデバイスに着信呼が行われたことを示す。
一実施形態では、ファックスソフトウェアプログラム205は、モバイルデバイス100のオペレーティングシステム(operating system、OS)(例えば、ANDROIDオペレーティングシステム)によって着信呼を認識させられるか又は識別してもよい。例えば、OSは、様々なシステムイベント(例えば、着信呼のテレフォニー状態の変化)が発生したときに、ブロードキャストメッセージを自動的に送ってもよい。ブロードキャストメッセージを受信するために、ファックスソフトウェアプログラムは、OSから特定のブロードキャストメッセージを受信する意図を有するブロードキャスト受信機を宣言してもよい。この特定の場合ではファックスソフトウェアプログラムは、モバイルデバイスにおけるテレフォニーの変化(例えば、着信呼を示すセルタワー145からの制御信号の受信)を示すブロードキャストメッセージ(OSによって送られた)を受信する意図を有するブロードキャスト受信機を宣言してもよい。したがって、ファックスソフトウェアプログラムは、そのようなテレフォニーの変化を示すブロードキャストメッセージがOSから受信されたときに、着信呼を識別するか、又は認識させられる。
一実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムは、モバイルデバイス100が着信呼を受信したときに、始動又は起動される(例えば、フォアグラウンドに移行される)。例えば、前述されたブロードキャスト受信機は、OSが、着信呼がモバイルデバイスによって受信されていることを示すメッセージをブロードキャストするときに、ファックスソフトウェアプログラムを始動してもよい。別の実施形態では、プログラムは、バックグラウンドに留まり、任意の受信された着信呼があるかどうかについてモバイルデバイス100(例えば、その送受信機)を継続的に監視してもよい。この時点で、プログラムは完全にアクティブになってもよい。一実施形態では、着信呼が受信されていることを識別することに伴い、ファックスソフトウェアプログラムはまた、発信デバイスの発信元デバイスの電話番号(例えば、(333)333-3333)などの着信呼に関する情報も、(例えば、任意の発呼者ID機構を使用して)識別してもよい。
一実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムは透過モードにあるので、モバイルデバイスは、受信された着信呼をユーザに報知しない。換言すれば、ファックスソフトウェアプログラムは、通常、(例えば、手動モードにある間に)着信呼が受信されたときに発生する着信呼鳴音報知が、モバイルデバイスによって出力されることを防止することができる。例えば、ファックスソフトウェアプログラムは、着信呼をユーザに通知し、着信呼に応答するようにユーザに促す着信呼鳴音画面を、GUIがモバイルデバイスの表示画面上に表示することを防止する。ファックスソフトウェアプログラムはまた、鳴音トーンの再生をトリガすることも防止し、通常は振動して着信呼が受信されていることをユーザに示す振動モータの起動も防止することができる。一実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムは、着信呼を識別したときに、報知が出力されることを防止する。
プロセス400は、(ブロック410において)即時のユーザ入力を伴わずに着信呼に応答する。ファックスソフトウェアプログラムは、透過モードであるので、プログラムは、呼に応答するようにユーザに促すことはなく、したがって、ユーザから命令を受信することなく(例えば、モバイルデバイスのユーザが、例えば、モバイルデバイスのタッチ画面ディスプレイ上に表示された物理的なボタン又はGUIオプションを選択する(若しくは作動させる)か、又は音声コマンドを発話して、着信呼をピックアップするようにモバイルデバイスに指示することによって、呼に応答するための命令を与えることなく)、呼は応答されることになる。これは、手動モードとは対照的であり、例えば、呼が即時のユーザ入力に応答して応答される一方で、(例えば、着信呼鳴音画面を提示することによって、及び/又は鳴音トーンの再生をトリガすることによって、報知を出力することによって)モバイルデバイスが呼に応答するようにユーザに促す。着信呼に応答するために、ファックスソフトウェアプログラムは、呼に応答するように(OSに提供されるアプリケーションプログラミングインターフェース(API)を通じて)OSに命令してもよい。具体的には、ファックスソフトウェアプログラムは、(即時の)ユーザ命令を受信することなく、着信呼に応答するようにOSに命令するための、OSのTelephonyManagerクラス内のメソッド(例えば、「answerRingingColl」)を呼び出すために、APIと協働するように構成されていてもよい。OSが呼に応答すると、ファックスソフトウェアプログラムは、セルタワー145を通じて、音声/データネットワーク140(例えば、モバイル切り替えセンタ)と(送受信機を通じて)チャネルを確立するために、モバイルデバイスのOSとAPIを通じて通信してもよい。チャネルが確立されると、モバイルデバイスは、デバイス110によって送信されている着信、又はいわゆるダウンリンク通信音声信号、又は呼コンテンツ信号若しくはストリームの受信を開始する。
一実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムが呼に応答するようにモバイルデバイスに命令する(例えば、信号を発信デバイスに送り返すように、モバイルデバイス内の送受信機に指示する)と、プログラムは、着信呼を保留状態にし、それによって、発信デバイスがモバイルデバイスからの音声(例えば、モバイルデバイス内のマイクロフォンによってピックアップされた周囲音)を受信することを防止してもよい。例えば、通常、音声呼が開始されたときに、マイクロフォン経路は、モバイルデバイスのマイクロフォン(例えば、内部マイクロフォン、又はヘッドセットマイクロフォンなどの外部マイクロフォン)によって捕捉された音として、アップリンク通信音声信号を生成する。次いで、音声信号は、音声呼に関与している他方のデバイスに(例えば、音声/データネットワーク130を介して)送信される。しかしながら、透過モードでは、ファックスソフトウェアプログラム205は、着信呼が処理されている間、(例えば、マイクロフォン経路をオンにしない、又はオフにすることによって)マイクロフォンをミュートにするように、モバイルデバイス(例えば、OS)に命令してもよい。着信呼が応答されたときに、モバイルデバイス100は、マイクロフォン経路がアップリンク音声信号を生成していないため、ダウンリンク通信信号を受信しても、まだアップリンク通信信号を送信していない場合がある。アップリンク音声信号の送信を防止することは、利点を有する。例えば、着信呼がファックス送信である場合、着信呼がファックスサーバへの発信呼に参加するときに、アップリンク通信音声信号が発生しないので、モバイルデバイス100における音がファックス送信を妨害することはない。一実施形態では、マイクロフォン経路の開始を防止するのではなく、ファックスソフトウェアプログラムは、異なる方法でマイクロフォンをミュートにし、代わりにミュート又は無音のアップリンク通信信号を送信してもよい。
プロセス400は、(決定ブロック415において)ダウンリンク通信信号が、応答された着信呼が(例えば、音声呼又は音声送信とは対照的に)ファックス送信であるか、又はファックス送信を含むことを示すかどうかを判定(又は分析)する。具体的には、ファックスソフトウェアプログラムは、ファックストーンの予備知識を用いて、ダウンリンク通信信号にデジタル音声信号処理を適用して、着信呼にファックストーンが存在するかどうかを調べることによって、着信呼がファックス送信であるかどうかを判定(又は検出)することができる。例としては、デバイス110からの1100Hzの呼トーンが挙げられる。一実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムは、ダウンリンク信号に付随するメタデータを分析(例えば、パース)して、着信呼がファックス送信を含むかどうかを判定してもよい。一実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムは、ダウンリンク信号内に含まれる音声帯域制御信号のスペクトル及び時間領域分析を実施して判定を行うことができる。
応答された着信呼がファックス送信であることを検出したときに、処理400は、(決定ブロック420において)発信デバイスに関連付けられている発信電話番号(例えば、(333)333-3333)が、モバイルデバイス100のメモリに記憶されているファックスホワイトリスト上にあるかどうかを判定する。具体的には、発信デバイス110の電話番号は、ファックスリストに記憶されている電話番号と比較される。ファックスリストは、ファックス送信がファックスサーバに送られるべきデバイス(例えば、送信当事者)の電話番号(のセット)を含む。これにより、プログラムは、特定のファックス(例えば、勧誘)がファックスサーバに送られるのを防止するために、着信呼をスクリーニングすることを確実にする。一実施形態では、プログラムは、ファックスソフトウェアプログラムのGUIを通じて、モバイルデバイスのユーザがファックスリストに追加の電話番号を入力(又は削除)することを可能にすることができるようにしてもよい。発信デバイスに関連付けられている電話番号が、記憶された電話番号のいずれとも一致しない場合、(ブロック425において)ファックスソフトウェアプログラムは、応答された呼を切る(終了又は切断する)。例えば、呼を切断するために、ファックスソフトウェアプログラム205は、着信呼が切断されるべきであることを発信デバイス110に通知するメッセージ(例えば、T.30切断メッセージ(disconnect message、DCN)及び任意に、プロシージャ割り込み切断(Procedure Interrupt Disconnect、PID))を送信してもよい。
一実施形態では、ファックス送信が送られるべきデバイスの電話番号を含むファックスホワイトリストに加えて、又はその代わりに、ファックスリストは、ファックス送信がファックスサーバに送られるべきではないデバイスの電話番号(例えば、ブラックリスト)を含み得る。この場合、発信デバイスに関連付けられている電話番号が記憶されたブラックリスト電話番号と一致する場合、プログラムは、(ブロック425において)着信呼を終了(又は切断)してもよい。一実施形態では、ブロック420に記載されたこのブラックリスト動作(又はホワイトリスト動作)は、呼に応答する前に行われ得る(したがって、場合によっては、呼の応答を省略することができる)ことに留意されたい。
発信デバイスに関連付けられている電話番号がファックスリスト内の特定の番号と一致したときに(又はファックスリストがブラックリストである場合は、電話番号がリスト内の特定の番号と一致しないときに)、プロセス400は、(ブロック430において)ファックスサーバ120に(例えば、モバイルデバイス100のマルチコール機能を使用して)発信呼を発するように進む。したがって、プログラムは、受信されたダウンリンク通信信号をファックスサーバに送るために、ファックスサーバに発信呼を発する。呼を行うために、プログラムは、ファックスサーバ120に発信呼を発するときに、モバイルデバイス100のローカルメモリからアクセスするファックスサーバ120の電話番号を事前に(例えば、プログラムがダウンロード/インストールされたときに)記憶していてもよい。この電話番号は、(ファックスサーバ120に発呼するための)メッセージングサービスの多数の加入者のモバイルデバイス内で実行されているファックスソフトウェアプログラムによって使用されるであろうという点で、共有番号であってもよい。ファックスサーバが応答すると、プロセス400は、(ブロック435において)ファックスサーバ120が進行中のファックス送信も受信するように、着信呼をファックスサーバ120への発信呼に参加させるか又は統合する。例えば、一実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムは、ファックスサーバ120がデバイス110によって発信されたファックス送信を受信できるように、発信デバイス110、モバイルデバイス100、及びファックスサーバ120の間で三者間呼を確立する仲介者である。したがって、仲介者として動作して、ファックスソフトウェアプログラムは、モバイルデバイス100におけるユーザ入力を伴わずに、ファックスサーバがファックス送信を受信するように、デバイス110とファックスサーバ120との間で参加呼を確立する。一実施形態では、モバイルデバイス100が発信デバイス110とファックスサーバ120との間に呼を参加させる間、モバイルデバイス100における音(例えば、ノイズ)がファックスサーバへのファックス送信とともに送信されないことを確実にするために、モバイルデバイスは、そのマイクロフォンをオフ(又はミュート)にした状態を継続してもよい。
音声/データネットワークがロングタームエボリューション(LTE)無線通信プロトコルを使用する実施形態では、モバイルデバイス100は、例えば、(例えば、無線アクセスネットワークを介して)コアネットワークに非アクセスストラタム(non-access stratum、NAS)サービス要求を送信することによって、発信呼を発してもよい。上述されたように、一実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムは、ファックスサーバ120に発信呼を発するときに、モバイルデバイス100内のローカルメモリからアクセスするファックスサーバ120の電話番号を事前に(例えば、ファックスソフトウェアプログラムがダウンロード/インストールされたときに)記憶していてもよい。別の実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムは、ファックスメッセージングサービスによって運営されるファックスサーバ120を呼び出すために使用できる複数の電話番号を事前に記憶していてもよく、モバイルデバイス100は、ファックスサーバ120に発信呼を発するときに、これらの電話番号のうちの1つを選択してもよい。一実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムは、モバイルデバイス100の現在の位置に基づいて電話番号を選択する。例えば、ファックスソフトウェアプログラムは、長距離料金の発生を避けるために、モバイルデバイス100の現在の位置にローカルである電話番号を選択してもよい。更に別の実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムは、ファックスサーバ120の電話番号を記憶するサーバに(例えば、インターネットを介して)アクセスすることによって、ファックスサーバ120の電話番号を取得してもよい。
一実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムが、ファックスサーバ120が発信デバイス110からのファックス送信の受信を終了したことを判定したときに、ファックスソフトウェアプログラムは、モバイルデバイス100に参加呼を終了させるようにしてもよい。一実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムは、ファックストーンがまだ存在するかどうかを判定するために、ダウンリンク通信信号を分析することによって、ファックス送信が終了したことを判定してもよく、そうでない場合には、ファックスサーバ120がファックス送信を正常に受信したことを示してもよい。別の実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムは、発信デバイスが電話を切ったことを示す発信デバイスからの通話相手制御(calling party control、CPC)信号を検出すると、ファックス送信が終了したことを判定してもよい。一実施形態では、ファックスサーバ120は、ファックスサーバ120がファックス送信を受信したときに、進行中の呼を終了してもよい。その時点で、一実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムは、次いで、発信デバイス110との元の着信呼を終了してもよい。
プロセス400は、(ブロック440において)ファックス送信から生成されたファックスメッセージが閲覧される準備ができている(及び利用可能である)ことを示す通知を、ファックスサーバ120から受信する。モバイルデバイス100は、受信された通知を使用して、ファックスメッセージが閲覧のために利用可能であることをモバイルデバイスのユーザに(例えば、モバイルデバイスの表示画面上にポップアップを生成するモバイルファックスアプリ自体からのプッシュ通知及び/又は効果音を通じて)報知することができる。通知は、ファックスメッセージをダウンロードするために、モバイルデバイス100のユーザが(例えば、モバイルデバイスの表示画面上のポップアップ上のタップジェスチャを通じて)選択することができるリンクを含んでいてもよい。後述されるように、ユーザがまだ加入者になっていない(例えば、ファックスメッセージングサービスのアカウントをまだ作成していない)場合、リンクが選択されると、ユーザはアカウントを作成するように促されてもよい。一方、別の実施形態では、ファックスメッセージは、通知に添付されてもよい。一実施形態では、モバイルデバイス100は透過モードにあるので、後述されるように、この報知は、モバイルデバイス100のユーザがファックス送信を通知される最初の瞬間である。換言すれば、この時点までは、ファックスソフトウェアプログラムによる(即時の)ユーザ入力はなかったことになる。プロセス400は、(ブロック445において)ファックス送信から生成されたファックスメッセージをファックスサーバ120から受信して、モバイルデバイス100の表示画面上に表示する。一実施形態では、ファックスサーバは、ユーザがファックスメッセージを取得することを許可されていることを確認すると(例えば、ユーザが加入者であることを確認すると)、ファックスメッセージを送る。
ブロック415に戻ると、プロセス400が、着信呼がファックス送信ではなく音声呼であることを判定した場合、プロセス400は、(ブロック450において)着信呼がピックアップされる必要があることをモバイルデバイスのユーザに促す着信呼鳴音報知を出力する。この判定は、ダウンリンク通信信号にファックストーンが存在しないこと、信号に含まれるメタデータがファックス送信を含むことを示さないこと、又は発呼者IDが発信デバイスに関連付けられている電話番号がファックス番号ではないこと(例えば、電話番号がモバイルデバイスのメモリに記憶された連絡先リスト内の自宅電話番号であること)を示すことに基づいていてもよい。一実施形態では、この判定は、音声認識に基づいてもよい。例えば、ファックスソフトウェアプログラム205は、ダウンリンク通信信号中の音声パターン/シグネチャを、事前に記憶された音声パターン/シグネチャと比較することによって、発信デバイスにおいて発話している人物を識別してもよい。この時点までは、モバイルデバイス100のユーザは着信呼を認識させられていない(例えば、ファックスソフトウェアプログラムは、透過モードにある間にプロセス400を実施することができるので)、ファックスソフトウェアプログラムは、応答されていない着信呼と同様の方法でユーザに報知してもよい。例えば、ファックスソフトウェアプログラムは、識別された応答されていない着信呼をユーザに通知するために通常使用される着信呼鳴音報知を模倣した着信呼鳴音報知を出力してもよい。出力された鳴音報知は、「通常の」着信呼鳴音画面(例えば、モバイルデバイス100の製造業者によってインストールされたテレフォニーアプリケーションが着信呼に応答するためにユーザに提示する画面)に類似したモバイルデバイスのファックスソフトウェアプログラムのGUIを通じて提示されてもよく、これは、ユーザが通常、鳴音報知で受信する任意の情報(例えば、発呼者ID情報)、及び、着信呼をピックアップしてボイスメールサービスに参加させるためのボタン又はオプション(例えば、モバイルデバイス100上の物理的なボタン又はモバイルデバイス100のタッチ画面ディスプレイ上に表示された仮想ボタン)を含む(又は提供する)。GUIを介してユーザを促すことに加えて、ファックスソフトウェアプログラムは、鳴音トーンの再生をトリガすることによっても促すことができ、かつ/又はモバイルデバイスを振動させるために振動モータを起動することができる。
一実施形態では、モバイルデバイスは、保留状態にされている発信デバイスに着信トーンを送信してもよい。例えば、発信デバイスがモバイルデバイスに呼を発したときに、発信デバイスは、モバイルデバイスが着信呼を報知されている間、(例えば、発信デバイス内のスピーカを通じて)再生される鳴音トーンを(例えば、PSTN130から)受信する。モバイルデバイスが着信呼に応答して鳴音トーンが停止すると、モバイルデバイスは、着信呼を分析して、着信呼がファックス送信を含むか(又はファックス送信であるか)どうかを判定する間、(例えば、モバイルデバイスのマイクロフォン経路をオフにすることによって)発信デバイスを保留状態にしてもよい。しかしながら、ファックスソフトウェアプログラムが、着信呼が音声呼であることを判定すると、モバイルデバイスは、モバイルデバイスが呼に応答する前に発信デバイスによって受信された鳴音トーンに類似した鳴音トーンのアップリンク通信信号を送信してもよい。具体的には、ファックスソフトウェアプログラムは、モバイルデバイス100の送受信機に、鳴音トーンを模倣した音声信号を発信デバイスに送信するように命令してもよい。ファックスソフトウェアプログラムは、モバイルデバイスのユーザが呼をピックアップするまで、又は後述されるように、呼がボイスメールサービスで参加されるまで、音声信号の送信を継続してもよい。これにより、発信デバイス110の送信当事者には、呼がまだ応答されていないという印象が与えられるが、実際には、モバイルデバイス100は既に呼に応答し、分析のためのダウンリンク信号を受信している。一実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムは、ファックスソフトウェアプログラムによって実施されている処理を送信当事者に知らせるために、異なる鳴音トーンを送信してもよい。別の実施形態では、(例えば、ブロック410において)呼が応答されたときに、発信デバイスにミュートにされたアップリンク信号を送信するのではなく、ファックスソフトウェアプログラムは、即時に鳴音トーンを送信することができる。呼がファックス送信であると判定された場合、ファックスソフトウェアプログラムは、鳴音トーンの送信を停止してもよい。
プロセス400は、(決定ブロック455において)ユーザが呼をピックアップしたかどうかを判定する。ユーザが応答された着信呼をピックアップした場合(例えば、物理的又は仮想的なボタンを作動して呼をピックアップした場合、又は音声コマンドを通じて)、モバイルデバイスは、(ブロック470において)例えば、通話をモバイルデバイスのスピーカ及びマイクロフォンに転送することによって、呼をユーザに接続する。例えば、ユーザが呼をピックアップすると、モバイルデバイスは保留状態が解除され、モバイルデバイスに結合されたスピーカは、ダウンリンク通信信号を音に変換し、モバイルデバイスに結合されたマイクロフォンは、モバイルデバイスで捕捉された音をアップリンク通信信号に変換し、それは、モバイルデバイスによって(例えば、モバイルデバイスの送受信機を通じて)(音声/データネットワーク140を通じて)発信デバイス110に送信される。一実施形態では、スピーカ及びマイクロフォンは、モバイルデバイス内にあってもよい。一方、別の実施形態では、いずれかが無線手段によって(例えば、BLUETOOTH LINKを通じて)、モバイルデバイスに結合されていてもよい。一実施形態では、ユーザが応答された着信呼をピックアップすると、モバイルデバイスは、発信デバイスへの鳴音トーンの送信を停止してもよい。
しかしながら、ユーザが呼をピックアップしない場合、プロセス400は、(ブロック460において)ボイスメッセージを記録することが可能なクラウドベースのボイスメールサービスによって運営されるボイスメールサーバ(例えば、図示されていないが、図1のクラウド150の一部として)に発信呼を発するように進む。ファックス送信を受信したときにファックスサーバに呼を発するのと同様に(例えば、ブロック430において)、プログラムは、受信されたダウンリンク通信信号を(モバイルデバイス100のマルチコール機能を使用して)ボイスメールサーバに送るために、ボイスメールサーバに発信呼を発してもよい。呼を行うために、プログラムは、ボイスメールサーバの電話番号を事前に記憶していてもよい(例えば、プログラムがダウンロード/インストールされた後にモバイルデバイスのユーザによって入力されたか、又は以前にダウンロードされたときにファックスソフトウェアプログラム内に記憶されていた)。一実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムは、(例えば、ボタン又はGUIオプションの選択を通じて)呼をピックアップする命令をユーザから受信するために、所定の時間量(例えば、10秒)待ってもよい。ユーザからの命令が受信されない場合、アプリケーションは自動的にボイスメールサーバに呼を発する。ボイスメールサーバが応答すると、プロセス400は、(ブロック465において)ボイスメールサーバがダウンリンク通信信号を使用してボイスメッセージを記録し、ボイスメールサーバに音声メッセージをリモートで記憶することを可能にするために、着信呼をボイスメールサーバへの発信呼に参加させるか、又は統合する。ファックスサーバへの参加と同様に、ファックスソフトウェアプログラム205は、参加呼が進行中である間、マイクロフォンをミュートにするようにモバイルデバイスに命令してもよい。一実施形態では、ボイスメールサーバは、インターネットを介してアクセス可能であってもよい。ファックスソフトウェアプログラムが、ボイスメールサーバが(例えば、所定の時間量に可聴音がないことを検出することによって、又は発信デバイス及び/又はボイスメールサーバが呼を切断したことを示すCPC信号を検出することによって)発信デバイスからのボイスメッセージの記録を終了したことを判定すると、ファックスソフトウェアプログラムは、モバイルデバイスに参加呼を終了させるようにしてもよい。一実施形態では、モバイルデバイス100は、ボイスメッセージがモバイルデバイス100のユーザによってリッスン(又はダウンロード)される準備ができていることを示す通知(ブロック440に類似)をボイスメールサーバから受信してもよい。
一実施形態では、モバイルデバイス上で実行されている別個のボイスメールアプリケーション(又はプロセス)がボイスメールサービスを実施してもよい。例えば、ファックスソフトウェアプログラムがステップ460及び465を実施する代わりに、ファックスソフトウェアプログラムは、別個のボイスメールアプリケーションを呼び出して呼を発し、着信呼をボイスメールサーバに参加させるようにしてもよい。別の実施形態では、ボイスメールアプリケーション(又はファックスソフトウェアプログラム)は、(ボイスメールサーバへの参加ではなく)モバイルデバイスでボイスメッセージを記録し、モバイルデバイス100のユーザが後で聞くことができるように、そのボイスメッセージをモバイルデバイスのメモリに記憶してもよい。一実施形態では、ボイスメールサービスが利用できない場合、モバイルデバイスは、単に呼を切断してもよい。
いくつかの実施形態では、プロセス400の変形を実施する。例えば、プロセス400の特定の動作は、図示及び記載された正確な順序で実施されなくてもよい。特定の動作は、1つの連続した一連の動作で実施されない場合があり、いくつかの動作は省略されてもよく、異なる特定の動作は、異なる実施形態で実施されてもよい。例えば、一実施形態では、プロセス400は、(ブロック410において)着信呼に応答する前に、(ブロック420において)発信デバイスの電話番号がファックスリスト(ホワイトリスト又はブラックリスト)上にあるかどうかを判定する。換言すれば、着信呼を接続する(又はこれに応答する)のではなく、ファックスソフトウェアプログラムがこの判定を行い、番号がリストにない場合、プログラムは、呼のピックアップを拒否するようにモバイルデバイスの送受信機に命令してもよい。別の実施形態では、(決定ブロック415において)応答された着信呼がファックス送信であることを検出したときに、ファックスソフトウェアプログラムは、図2で前述されたように、発信デバイスに関連付けられている電話番号がファックスリスト上にあるかどうかを確認することなく、受信されたダウンリンク通信信号をファックスサーバに送るために、(決定ブロック430において)即時にファックスサーバに発信呼を発することができる。
図5は、モバイルデバイスが、透過モードにある間に、待機モード画面から着信呼報知画面へと進み、待機モード画面からファックスメッセージ受信通知画面へと進む様子を示す図である。具体的には、本図では、透過モード中に、ファックスソフトウェアプログラム205が着信呼を自動処理する際の、モバイルデバイス100の表示画面(例えば、タッチ画面ディスプレイ)の4つの段階500~515を例示している。図4を参照して、この図の様々な段階が記載される。
段階500は、着信呼がファックスソフトウェアプログラムによって識別され、応答されるときに、モバイルデバイスが「待機」(又はスリープ)モードにあることを例示している。待機モードとは、ユーザがモバイルデバイス100上に待機モード画面を提示される間、モバイルデバイス100の電源がオンになっているモードを指し、これにより、いくつかのアプリケーション/プログラムが、(例えば、SMSメッセージ、電話、電子メール、及び報知を受信できるようにするため)アクティブなままであることを可能にする。一実施形態では、待機モード画面は、モバイルデバイスの表示画面がいかなるGUIも表示していない空白の画面である。換言すれば、表示画面はオフであってもよい。この段階は、例えば図4のブロック405~415に記載されたように、着信呼の処理を開始している間、モバイルデバイスがどのように待機モードのままで、待機モード画面をユーザに提示するかを示している。具体的には、この段階では、ファックスソフトウェアプログラムが呼を識別し、呼に応答し、呼にファックス送信が含まれているかどうかを判定する間、モバイルデバイスのユーザには着信呼が報知されないことを示している。これは、テレフォニーアプリケーション(例えば、モバイルデバイス100の製造業者によってインストールされたもの)が、着信呼が識別されたときに、モバイルデバイスの表示画面上に着信呼鳴音画面のGUIを表示して、ユーザに手動で(例えば、GUIオプションを選択することによって)呼に応答するように促すことができる手動モードとは対照的である。換言すれば、透過モードの間、ファックスソフトウェアプログラムは、例えば、着信呼が識別されたときに、GUIが表示画面上に着信呼鳴音画面を表示することを防止する。具体的には、一実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムは、モバイルデバイス100のOSが着信呼鳴音画面を表示することを防止するために、テレフォニーアプリケーションに着信呼を通知しないように命令してもよい。例えば、ファックスソフトウェアプログラムと同様に、テレフォニーアプリケーションは、着信呼のテレフォニー状態の変化のブロードキャストメッセージを送るように(例えば、ブロードキャスト受信機を通じて)OSに要求してもよい。ファックスソフトウェアプログラムは、これらのタイプのブロードキャストメッセージが、OSによって、許可を使用して、ファックスソフトウェアプログラムにのみブロードキャストされるように制限することによって、この命令に介入してもよい。例えば、ファックスソフトウェアプログラムは、方法(例えば、「sendBroadcast」)を呼び出してもよく、その場合、ファックスソフトウェアプログラムは、許可パラメータを指定して、他のプログラムアプリケーション(例えば、テレフォニーアプリケーション)がブロードキャストメッセージを受信することを制限してもよい。したがって、モバイルデバイスが着信呼を受信したときに、OSが電話アプリケーションにテレフォニー状態の変化メッセージをブロードキャストしないように命令することができるため、テレフォニーアプリケーションはテレフォニー状態の変化に気づかないままであり、それによって電話アプリケーションが着信呼鳴音画面を表示することを防止することができる。したがって、このように、モバイルデバイスは待機モードにあるので、モバイルデバイスのユーザは、受信及び応答した着信呼を認識させられない。一実施形態では、ユーザがモバイルデバイスと対話している場合(例えば、ゲームをプレイしている場合)であっても、それによって待機モード画面以外のものを提示しても、ファックスソフトウェアプログラムは、ユーザに通知することなく、着信呼を処理することができる。
段階505は、ファックスソフトウェアプログラムが、応答された着信呼がファックス送信である(又はファックス送信を含む)と判定した後に、モバイルデバイスが待機モードのままであることを示す。具体的には、この段階は、ブロック430及び435で記載されたように、ファックスソフトウェアプログラムがファックスサーバに発信呼を発し、ファックス送信をファックスサーバに送るために、着信呼をファックスサーバへの発信呼と統合する間、モバイルデバイスが待機モードのままで、待機モード画面をユーザに提示し続ける様子を示している。したがって、ファックスソフトウェアプログラムがファックス送信をファックスサーバに送る際に、そうでなければユーザに提示されるであろう着信呼鳴音画面が提示されることが更に防止される。一実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムが、発信デバイスに関連付けられている電話番号がファックスリストにないと判定した場合(決定ブロック420に記載されているように)、モバイルデバイスは、通話を終了し、待機モード画面を提示し続けることになる。したがって、ファックス送信がユーザによってファックスサーバに送ることを許可されていないデバイスから受信された場合、ファックスソフトウェアプログラムは、ユーザに報知することなく、ファックス送信を含む呼を画面表示する。
段階510は、図4のブロック440に記載されたように、ファックスサーバから受信された(例えば、プッシュ)通知のポップアップ520を表示することによって、モバイルデバイスが待機モード画面をファックスメッセージ受信通知画面に変更することを示しているが、前述されたように、表示されたポップアップ通知520は、ウェブサイトからファックスメッセージをダウンロードするためにユーザが選択できるリンクを有するメッセージ(例えば、SMS)の形態、又はファックスメッセージを取得するためにユーザが選択できる選択可能なポップアップ通知の形態であってもよい。一実施形態では、ポップアップ通知520は、受信された電子メールの通知であり、その中で、ユーザは、ファックスメッセージ(電子メールに添付されていた場合)を閲覧するか、又はウェブサイトからファックスメッセージをダウンロードするために命令に従うかのいずれかのためにアクセスすることができる。
段階515は、図4のブロック450に記載されたように、ファックスソフトウェアプログラムが、応答された着信呼がファックス送信ではなく音声呼であると判定した後、モバイルデバイスが待機モードを終了し、呼に応答するようにユーザに促す着信呼報知画面を提示することを示している。例えば、応答された着信呼が音声呼であることを検出したときに、ファックスソフトウェアプログラムは、応答されていない着信呼をユーザに通知し、呼をピックアップするようにユーザに促すために通常使用される鳴音報知を模倣した報知を出力してもよい。報知は、その表示画面を起動して着信呼鳴音画面を提示するようにモバイルデバイスに命令し、その際、報知は、テレフォニーアプリケーション(例えば、モバイルデバイス100の製造者によってインストールされたもの)が通常、応答されていない着信呼(例えば、モバイルデバイスが手動モードにある間に表示されるようなもの)をユーザに通知するために表示するGUIに類似し得るGUI525を通じて提示される。これは、ファックスソフトウェアプログラムがアクティブであるかどうかに基づいて、2つの別々のGUIを見なければならないのではなく、ユーザに一貫性を提供する。GUI525は、ユーザによって選択されたときに、応答された着信呼をピックアップするようにファックスソフトウェアプログラムに命令する第1の選択可能なオプション501と、ユーザによって選択されたときに、応答された着信呼をボイスメールサービスに転送するようにファックソフトウェアプログラムに命令する第2の選択可能なオプション502とをユーザに提供する。更に、GUI525はまた、発信デバイスに関連付けられている電話番号(例えば、発呼者ID機構の使用を通じて)などの着信呼に関する情報を含む。一実施形態では、報知は、鳴音報知の他の側面を含み得る。例えば、ファックスソフトウェアプログラムは、報知の使用を通じて、スピーカを通じて、再生をトリガすることによって、ユーザが呼をピックアップする必要があることを示す鳴音トーンをユーザに提供するように促してもよい。また、ファックスソフトウェアプログラムは、モバイルデバイスを振動させるために振動モータを作動させることによって促してもよい。モバイルデバイスは、任意の従来の機構を通じて、着信ボイスコールをユーザに報知してもよいことが理解されるべきである。
図6は、いくつかの実施形態による、モバイルデバイスを示すブロック図である。モバイルデバイス100は、無線送受信機610と、プロセッサ620と、非一時的機械可読記憶媒体630とを含む。非一時的機械可読記憶媒体630は、内部に手動呼処理構成要素640及びファックスソフトウェアプログラム650を記憶している。非一時的機械可読記憶媒体の例としては、リードオンリーメモリ、ランダムアクセスメモリ、CD-ROM、DVD、磁気テープ、光データ記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、相変化メモリなどが挙げられる。
無線送受信機610は、モバイルデバイス100が、通信ネットワーク(例えば、セルタワー145を介して、若しくはルータ155を介して、音声/データネットワーク140を介して)を介して、デバイス110及び/又はファックスサーバ120などの他のデバイスと無線で通信することを可能にする。一実施形態では、無線送受信機610は、セルタワー145と無線信号を交換することができる無線送受信機である。一方、別の実施形態では、無線送受信機は、通信ネットワークを介してデータを送受信するために、ルータ155と無線信号を交換することができる。
プロセッサ620は、マイクロプロセッサ、中央処理装置、アプリケーションプロセッサ、又はチップ上のシステムを含むことができる、ここでは一般的に「プロセッサ」と呼ばれる1つ以上のデータ処理回路を含み得る。プロセッサ620は、モバイルデバイス100に関連する実施形態のうちの1つ以上について上述したモバイルデバイス動作及び方法の一部又は全部を実行するために、手動呼処理構成要素640及びファックスソフトウェアプログラム650を実施してもよい。一実施形態では、手動呼処理構成要素640及びファックスソフトウェアプログラム650のいずれかが実施する動作及び方法の量は、モバイルデバイス100がどのようなモードにあるかに基づいている。例えば、手動モードにある間、プロセッサ620は、着信呼を受信し、これに応答するために、(例えば、ファックスサーバ120に)発信呼を発するために、着信呼を発信呼に参加させるために、かつ着信呼を終了させる(又は拒否する)ために、手動呼処理構成要素640を実行してもよい。プロセッサ420は、着信呼がファックス送信であることを識別するために、手動呼処理構成要素にファックスサーバ120への発信呼を引き起こすか又は信号を送るために、手動呼処理構成要素に進行中の着信呼をファックスサーバ120への発信呼に参加させるか又は信号を送るために、かつファックス送信から生成されたファックスメッセージをファックスサーバから受信するために、ファックスソフトウェアプログラム450を実行してもよい。一方、透過モードにある間、プロセッサは、ファックスソフトウェアプログラム650を実行して、上述された手動呼処理構成要素640の動作及び方法を(少なくとも方法の一部を)実施してもよい。例えば、ファックスソフトウェアプログラム650は、着信呼を受信し、これに応答し、発信呼を発して、着信呼を終了させてもよい。更に、透過モードにある間、プロセッサ620は、発信デバイスに関連付けられている電話番号がファックスリストにあるかどうかを判定すること、応答された着信呼が音声呼であることをユーザに報知すること、及びユーザがピックアップしたときに、呼をユーザに接続することなどの、追加タスクを実施するためにファックスソフトウェアプログラム650を実施してもよい。
一実施形態では、ファックスソフトウェアプログラムは、OS(例えば、ANDROID OS)に提供されるAPIを使用して動作するように構成されてもよい。例えば、ファックスソフトウェアプログラムは、着信呼がモバイルデバイスで受信されているかどうかを識別するために、OSソフトウェアステイクへの呼び出しを行い、モバイルデバイスで受信されている着信呼に応答するために(例えば、自動的に、ユーザの即時の介入を伴わずに)、他のアプリケーション(例えば、モバイルデバイス上で実行されているテレフォニーアプリケーション)の特定の許可を制限することができる。ファックスソフトウェアプログラムは、OSに(APIを通じて)他の前述された動作のいずれかを実施するように命令してもよいことが理解されるべきである。例えば、図1~図5に記載された動作のいずれかである。
一実施形態では、モバイルデバイス100は、他の構成要素を含んでもよい。例えば、モバイルデバイス100は、振動モータを含んでもよく、これは、起動されたときに(例えば、ファックスソフトウェアプログラムが呼をピックアップするようにユーザに報知しているときに)モバイルデバイスを振動させる。デバイスはまた、両方のデバイスが音声呼に従事している間、モバイルデバイスの送受信機610によってデバイス110に送られるアップリンク通信信号に変換されるべき音を捕捉するためのマイクロフォンを含み得る。また、デバイスは、音(例えば、鳴音トーン及びダウンリンク通信信号)を出力するためのスピーカを含み得る。また、前述されたように、デバイス100は、ファックスソフトウェアプログラムのGUIを表示するための(例えば、タッチ感応式)表示画面を含み得る。
図7は、いくつかの実施形態による、ファックス送信を処理するためにファックスサーバによって実施される処理を示すフロー図である。ファックスサーバ120は、この図のフロー図の動作を実施してもよい。一実施形態では、プロセスは、ファックスサーバ120がモバイルデバイスからの呼を受信したときに開始される(ブロック710)。この呼は、モバイルデバイス100がデバイス110からファックス送信を受信したことに応答して、モバイルデバイス100によって開始されたものであってもよい(例えば、図4のブロック430のように)。ファックスサーバ120は、モバイルデバイスの電話番号を識別する(ブロック720)。一実施形態では、モバイルデバイスの電話番号は、発呼者ID技術を使用して識別される。ファックスサーバ120は、モバイルデバイスの電話番号がファックスメッセージングサービスの既存の加入者に関連付けられているかどうかを判定する(決定ブロック730)。一実施形態では、ファックスサーバ120は、データベースに記憶された加入者記録とモバイルデバイス100の電話番号とを照合することによって、モバイルデバイスの電話番号がファックスメッセージングサービスの既存の加入者に関連付けられているかどうかを判定する。モバイルデバイス100の電話番号が既存の加入者に関連付けられていない場合、ファックスサーバ120は、モバイルデバイス100の電話番号に関連付けられている加入者アカウントを作成する(ブロック740)。一実施形態では、ファックスサーバ120は、モバイルデバイス100のユーザに関する追加情報(例えば、電子メールアドレス、通知設定)を取得し、この情報を加入者アカウントに関連付けてもよい。この追加情報は、例えば、モバイルデバイス100上で実行されているファックスソフトウェアプログラム、ウェブサイト、又は他の手段を通じて取得されてもよい。
モバイルデバイス100の電話番号が既に既存の加入者に関連付けられているか、又はモバイルデバイス100の電話番号に関連付けられた加入者アカウントが作成されている場合(例えば、ブロック740のように)、ファックスサーバ120は、呼内のファックス送信からファックスメッセージを生成し(ブロック750)、そのファックスメッセージをモバイルデバイス100の電話番号に関連付けられている加入者に利用可能な状態にする(ブロック760)。ファックスサーバ120は、様々な手段を通じて、モバイルデバイス100の電話番号に関連付けられている加入者にファックスメッセージを利用可能にすることができる。例えば、一実施形態では、ファックスサーバは、ファックスメッセージが閲覧の準備ができていることを示すとともに、ファックスメッセージにアクセスする方法に関する情報を提供するテキストメッセージをモバイルデバイス100の既知の電話番号に送ってもよい。別の実施形態では、ファックスサーバ120は、ファックスメッセージを電子メールの添付ファイルとして、加入者に関連付けられている電子メールアドレスに送ってもよい。別の実施形態では、ファックスサーバ120は、ファックスメッセージを、(例えば、ポータルサイトを通じて)加入者がアクセス可能なサーバに記憶してもよい。更に別の実施形態では、ファックスサーバ120は、加入者がモバイルデバイス100にインストールされたファックスソフトウェアプログラムから直接ファックスメッセージを閲覧できるように、ファックスメッセージをモバイルデバイス100に直接送ってもよい。別の実施形態では、ファックスサーバは、通知をモバイルデバイスに送信してもよく、モバイルデバイスは、受信された通知を使用して、ファックスメッセージが閲覧のために利用可能であることをモバイルデバイスのユーザに(例えば、モバイルデバイスの表示画面上にポップアップを生成するファックスソフトウェアプログラム自体からのプッシュ通知及び/又は効果音を通じて)報知する。このように、このプロセスは、ファックスサーバ120が、モバイルデバイス100からの呼内で受信されたファックス送信を処理することを可能にする。
いくつかの実施形態では、プロセス400の変形を実施する。例えば、プロセス400の特定の動作は、図示及び記載された正確な順序で実施されなくてもよい。特定の動作は、1つの連続した一連の動作で実施されない場合があり、いくつかの動作は省略されてもよく、異なる特定の動作は、異なる実施形態で実施されてもよい。
図8は、いくつかの実施形態による、ファックスサーバを示すブロック図である。ファックスサーバ120は、通信インターフェース810と、プロセッサ820と、非一時的機械可読記憶媒体830とを含む。非一時的機械可読記憶媒体830は、内部にファックス処理構成要素850を記憶している。非一時的機械可読記憶媒体の例としては、リードオンリーメモリ、ランダムアクセスメモリ、CD-ROM、DVD、磁気テープ、光データ記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、相変化メモリなどが挙げられる。
通信インターフェース810は、ファックスサーバ120が、音声通信ネットワーク(例えば、PSTN130又は音声/データネットワーク140)を介してモバイルデバイス100からの通話を受信するためのインターフェースを提供する。一実施形態では、通信インターフェース810はまた、データ通信ネットワーク(例えば、インターネット)を介してモバイルデバイス100とデータを交換するためのファックスサーバ120のためのインターフェースを提供する。
プロセッサ820は、ここでは一般的に「プロセッサ」と呼ばれる1つ以上のデータ処理回路を含み得る。プロセッサ820は、ファックス処理コンポーネント850を実行して、ファックスサーバ120に関連する実施形態のうちの1つ以上について、上述されたファックスサーバの動作及び方法の一部又はすべてを実施することができる。例えば、プロセッサ820は、モバイルデバイスからの呼を受信し、モバイルデバイスの電話番号を特定し、モバイルデバイスの電話番号がファックスメッセージングサービスの既存の加入者に関連付けられているかどうかを判定し、モバイルデバイスの電話番号に関連付けられている加入者アカウントを作成し、呼によって送信されたファックス送信からファックスメッセージを生成し、モバイルデバイスの電話番号に関連付けられている加入者がファックスメッセージを利用可能にするために、ファックス処理構成要素850を実行してもよい。したがって、ファックスサーバ120は、モバイルデバイス100からの呼から受信したファックス送信を処理するために、本明細書に記載された機能の少なくとも一部を実行することができる。
一実施形態では、非一時性機械可読記憶媒体が、上述された動作を実施するように、1つ以上のデータ処理要素(ここでは「プロセッサ」と総称される)をプログラムする命令を内部に記憶する製造品であってもよい。例えば、一実施形態では、上述されたプロセス(例えば、図4のプロセス400、及び図7のプロセス700)は、非一時的機械可読記憶媒体に記憶された命令を実行するプロセッサによって実施されてもよい。非一時的機械可読記憶媒体は、モバイルデバイス100又はファックスサーバ120の一部であってもよい。他の実施形態では、これらの動作のいくつかは、配線論理を含む特定のハードウェア構成要素によって実施されてもよい。これらの動作は、プログラムされたデータ処理構成要素及び固定された結線回路構成要素の任意の組み合わせによって、代替的に実施されてもよい。
特定の実施形態が添付の図面に記載及び図示されてきたが、このような実施形態は、広義の発明の単なる例示であり、これを限定するものではなく、本発明は、当業者には様々な他の修正が生じ得るため、図示及び記載された特定の構成及び配置に限定されないことを理解されたい。

Claims (20)

  1. モバイルデバイス内のファックスソフトウェアプログラムを実行するプロセッサによって実施される方法であって、
    前記ファックスソフトウェアプログラムによって、前記モバイルデバイスにおいて着信呼を識別することと、
    前記着信呼を識別したときに、前記プログラムによって、前記モバイルデバイスの表示画面が着信呼鳴音報知を出力することを防止することと、
    前記プログラムによって、前記識別された着信呼に応答することと、
    前記モバイルデバイスにおいて周囲音を捕捉するように構成された前記モバイルデバイスのマイクロフォンをミュートにすることによって、前記応答された前記識別された着信呼を保留状態にすることと、
    前記応答された前記識別された着信呼が保留状態である間、前記プログラムによって、前記応答された着信呼を分析して、前記応答された着信呼が音声呼であるかファックス送信であるかを判定することと、
    前記応答された着信呼がファックス送信であると判定した場合、1)ファックスサーバに発信呼を発信し、2)前記ファックスサーバが前記ファックス送信を受信するように、着信呼を前記ファックスサーバへの発信呼に参加させることと、
    前記応答された着信呼が声呼であることを判定したときに、前記プログラムによって、前記表示画面を介して前記着信呼鳴音報知を出力することと、
    を含む、方法。
  2. 前記着信呼鳴音報知を出力することが、着信呼鳴音画面のグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を表示する前記表示画面を起動することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記着信呼鳴音画面が、1)前記応答された着信呼をピックアップする第1のオプション、及び2)前記応答された着信呼をボイスメールサービスに参加させる第2のオプションと、をーザに提供する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記応答された着信呼が前記音声呼であることが判定されるまで、ユーザ構成可能設定に基づいて、前記着信呼鳴音報知が出力されることを防止する透過モードに入ることを更に含む、請求項に記載の方法。
  5. 前記モバイルデバイスが、スピーカを含み、前記着信呼鳴音報知を出力することが、前記スピーカを通じて、前記応答された着信呼がーザによってピックアップされていないという指示を前記ユーザに提供する鳴音トーンを再生することを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 1)前記ファックスソフトウェアプログラムが、着信呼を識別することから、前記着信呼を前記発信呼へ参加させることまでの間の動作を実行し、2)前記モバイルデバイスが透過モードにある間、前記表示画面は、待機モードまたはスリープモードのままであり、ユーザが前記モバイルデバイスを使用している場合、前記ユーザは中断されない、請求項1に記載の方法。
  7. 前記着信呼が発信デバイスからであり、前記応答された識別された着信呼を保留状態にすることは、前記着信呼鳴音報知が出力されている間に、前記発信デバイスに鳴音トーンを送信することを含む、請求項1に記載の方法。
  8. モバイルデバイスによって実行される命令を内部に記憶した非一時的機械可読媒体であって、前記命令は、前記モバイルデバイスによって実行されたときに、前記モバイルデバイスに、
    前記モバイルデバイスにおいて着信呼を識別することと、
    前記着信呼を識別したときに、前記モバイルデバイスの表示画面に、着信呼鳴音報知を出力しないようにすることと、
    即時のユーザ入力を伴わずに、前記着信呼に応答して、ダウンリンク通信信号を受信することと、
    前記モバイルデバイスにおいて周囲音を捕捉するように構成された前記モバイルデバイスのマイクロフォンをミュートにすることによって、前記応答された前記着信呼を保留状態にすることと、
    前記応答された前記着信呼を保留状態にしている間、
    前記受信されたダウンリンク通信信号を分析して、前記信号が、前記着信呼が音声呼であるかファックス送信であることを示すかどうかを判定することと、
    前記応答された着信呼がファックス送信であることを判定したときに、1)ファックスサーバに発信呼を発することと、2)前記ファックスサーバが前記ファックス送信を受信するように、前記着信呼を前記ファックスサーバへの前記発信呼に参加させることと、
    を行わせる、非一時的機械可読媒体。
  9. 記モバイルデバイスによって実行されたときに、前記モバイルデバイスを、ユーザ構成可能設定に基づいて前記着信呼鳴音報知が出力されることを防止する透過モードに移行させる、追加の命令を記憶する、請求項8に記載の非一時的機械可読媒体。
  10. 前記表示画面は、前記モバイルデバイスが前記識別された着信呼に応答し、前記受信されたダウンリンク通信信号を分析し、前記ファックスサーバに前記発信呼を発する間に、前記表示画面上に前記着信呼鳴音報知を示すことを更に防止される、請求項に記載の非一時的機械可読媒体。
  11. 記モバイルデバイスによって実行されたときに、前記モバイルデバイスに、
    記ファックスサーバから、前記ファックス送信のファックスメッセージが閲覧されるように利用可能であることを示す通知を受信することと、
    前記モバイルデバイスの前記表示画面上に、ファックスメッセージ受信通知画面を表示することと、を行わせる追加の命令を記憶している、請求項8に記載の非一時的機械可読媒体。
  12. 1)ファックス送信が前記ファックスサーバに送られるべきであることを示す、記憶された電話番号のセットを有するファックスリストを更に記憶し、
    2)前記モバイルデバイスによって実行されたときに、前記モバイルデバイスに、発信電話番号と前記記憶された電話番号のセットとを比較させて、前記発信電話番号が前記ファックスリスト内の特定の電話番号と一致するかどうかを判定する追加の命令を記憶し、
    一致を判定したときに、前記モバイルデバイスが、前記ファックスサーバに前記発信呼を発する、請求項8に記載の非一時的機械可読媒体。
  13. 1)前記着信呼を識別することから、前記着信呼を前記発信呼へ参加させることまでの間の命令が、前記モバイルデバイスによって実行され、2)前記モバイルデバイスが透過モードにある間、前記表示画面は、待機モードまたはスリープモードのままであり、ユーザが前記モバイルデバイスを使用している場合、前記ユーザは中断されない、請求項8に記載の非一時的機械可読媒体。
  14. 前記着信呼が発信デバイスからであり、前記機械可読媒体は、前記モバイルデバイスによって実行されたときに、前記モバイルデバイスに、
    応答された前記着信呼が音声呼であることを判定したときに、前記着信呼鳴音報知を前記表示画面を介して出力し、前記発信デバイスへ鳴音トーンを送信させる、
    追加の命令を記憶する、請求項に記載の非一時的機械可読媒体。
  15. モバイルデバイスであって、
    マイクロフォンと、
    表示画面と、
    プロセッサと、
    メモリであって、前記プロセッサによって実行されたときに、前記モバイルデバイスに、
    前記モバイルデバイスによって受信されている着信呼を識別することと、
    前記着信呼を識別したときに、前記モバイルデバイスの前記表示画面に、着信呼鳴音報知を出力しないようにすることと、
    着信呼が識別されたことを前記モバイルデバイスのユーザに報知することなく、前記着信呼に応答することと、
    前記モバイルデバイスにおいて周囲音を捕捉するように構成された前記モバイルデバイスの前記マイクロフォンをミュートにすることによって、前記応答された前記着信呼を保留状態にすることと、
    前記応答された前記識別された着信呼が保留状態である間、前記応答された着信呼を分析して、前記着信呼がファックス送信又は音声呼であるかどうかを判定することと、
    記応答された着信呼がファックス送信であることを判定したときに、1)ファックスサーバに発信呼を発すること、及び2)前記応答された着信呼を前記ファックスサーバへの前記発信呼に参加させることと
    前記応答された着信呼が音声呼であることを判定したときに、前記着信呼鳴音報知を出力することと、
    を行わせる命令を内部に記憶するメモリと、を備える、モバイルデバイス。
  16. スピーカ、び振動モータを更に備え、前記着信呼鳴音報知を出力する前記命令は、前記モバイルデバイスに、
    前記表示画面上に、前記着信呼を前記ユーザに通知するグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を表示すること、
    前記スピーカを通じて、前記応答された音声呼が前記ユーザによってピックアップされるべきであるという指示を前記ユーザに提供する鳴音トーンを再生すること、又は、
    前記振動モータを起動して、前記モバイルデバイスを振動させること、を行わせる、請求項15に記載のモバイルデバイス。
  17. 前記表示画面が、タッチ感応表示画面であり、前記GUIが、1)前記応答された音声呼をピックアップする第1の選択可能なオプション、及び2)前記応答された音声呼をボイスメールサービスに参加させるための第2の選択可能なオプションを含む、請求項16に記載のモバイルデバイス。
  18. 前記ボイスメールサービスが、前記メモリに記憶され、前記モバイルデバイスによって実行されるボイスメールアプリケーション、又はインターネットを介してアクセス可能なボイスメールサーバのいずれかである、請求項17に記載のモバイルデバイス。
  19. 1)前記着信呼を識別することから、前記着信呼を前記発信呼に参加させることまでの間の命令が、前記モバイルデバイスによって実行され、2)前記モバイルデバイスが透過モードにある間、前記表示画面は、待機モードまたはスリープモードのままであり、ユーザが前記モバイルデバイスを使用している場合、前記ユーザは中断されない、請求項15に記載のモバイルデバイス。
  20. 前記応答された着信呼を分析し、前記着信呼鳴音報知を出力する前記命令は、前記応答された呼が保留状態にされている間に実行される、請求項1に記載のモバイルデバイス。
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