JP7007904B2 - 機械式駐車設備の搬器制御システムとそれを備えた機械式駐車設備 - Google Patents

機械式駐車設備の搬器制御システムとそれを備えた機械式駐車設備 Download PDF

Info

Publication number
JP7007904B2
JP7007904B2 JP2017250678A JP2017250678A JP7007904B2 JP 7007904 B2 JP7007904 B2 JP 7007904B2 JP 2017250678 A JP2017250678 A JP 2017250678A JP 2017250678 A JP2017250678 A JP 2017250678A JP 7007904 B2 JP7007904 B2 JP 7007904B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
object detection
automobile
mechanical parking
control system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017250678A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019116745A (ja
Inventor
和夫 吉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinmaywa Industries Ltd filed Critical Shinmaywa Industries Ltd
Priority to JP2017250678A priority Critical patent/JP7007904B2/ja
Publication of JP2019116745A publication Critical patent/JP2019116745A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7007904B2 publication Critical patent/JP7007904B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、機械式駐車設備における搬器の制御システムと、それを備えた機械式駐車設備に関する。
従来、自動車を搬送する搬器を備えた機械式駐車設備においては、定期点検や、必要に応じた点検・保守などが行われている。機械式駐車設備における保守・点検などは複数の箇所で行われることが多い。例えば、駆動装置が備えられた箇所、自動車が格納される箇所などがある。このため、作業者は保守・点検を行う箇所に移動する必要がある。
この種の先行技術として、点検作業時に、作業床を所定の格納箇所から搬器上に移動させ、これを足場として利用するものがある(例えば、特許文献1参照)。また、他の先行技術として、駐車装置の昇降路に沿って昇降するゴンドラを設けるものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2008-285842号公報 特開2008-144544号公報
しかし、保守・点検を行うために上記した先行技術の構成を全ての機械式駐車設備に採用することは難しい。このため、搬器上に自動車を搭載するパレットを載置し、このパレット上に荷物を載せ、作業者も乗って作業を行う箇所に移動することがある。このような保守・点検を行う場合には、例えば、通常運転モードから保守点検モードに切替えることで搬器の移動速度を遅くしている。
通常運転モードとしては、例えば、搬器を昇降移動させる機械式駐車設備では、搬器を100m/min前後の高速で移動させるものがある。また、搬器を水平移動させる機械式駐車設備では、搬器を300m/min前後の高速で移動させるものがある。そして、保守点検モードとしては、例えば、搬器を昇降移動させる機械式駐車設備では、搬器を10m/min前後の低速で移動させるものがある。また、搬器を水平移動させる機械式駐車設備では、搬器を60m/min前後の低速で移動させるものがある。
しかし、作業者が保守・点検を行う前に通常運転モードから保守点検モードに切替えることを忘れるおそれがある。保守点検モードに切替えるのを忘れて搬器を移動させた場合、通常運転の高速で搬器が移動する。このため、搬器上に荷物などを載せた状態の場合、高速移動によって搬器上の荷物が落下するおそれがある。搬器上の荷物が落下した場合、機械式駐車設備の迅速な保守・点検作業を妨げるおそれがある。
そこで、本発明は、搬器上に自動車以外の物体を検知した場合には搬器の移動速度を低速又は停止させる搬器制御システムと、それを備えた機械式駐車設備を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る搬器制御システムは、自動車を搬送する搬器を備えた機械式駐車設備の搬器制御システムであって、前記自動車の搭載が可能な状態の搬器上における幅方向及び長さ方向の縁部より内側の物体を検知する物体検知部と、前記搬器上に載せられた前記物体が前記自動車かそれ以外かを判定する物体判定手段と、を備え、前記物体検知部は、前記搬器と一緒に移動するように構成され、前記物体検知部による前記搬器上における物体検知で前記物体が検知され、該物体が前記物体判定手段で前記自動車以外であると判定されると前記搬器の移動速度を低速又は移動停止させるように構成されている。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「自動車の搭載が可能な状態」とは、パレット式であればパレットを載置して自動車の搭載が可能な状態、パレットレス式であれば自動車の搭載が可能な状態であって、状況に応じて自動車以外の物体を搭載することができる状態をいう。また、「搬器上」は、搬器上の自動車搭載面から上方の検知する高さを含む。
この構成により、物体検知部が自動車の搭載が可能な状態の搬器上で自動車以外の物体を検知すると、搬器の移動速度を低速にするか搬器を移動停止させることができる。よって、自動車の搭載が可能な状態の搬器上に自動車以外の物体を載せた状態で、搬器が高速で移動することを防止できる。
また、前記物体検知部は、前記搬器上に複数の面領域からなる物体検知エリアを設定し、該物体検知エリア内の前記物体を検知する測域センサを有し、前記物体判定手段は、前記測域センサで前記物体を検知した前記物体検知エリアの位置から該物体が前記自動車以外か否かを判定するように構成されていてもよい。
このように構成すれば、搬器上に設定した複数の面領域からなる物体検知エリアにおいて、自動車の搭載が可能な状態の搬器上における物体を適切に検知することができる。そして、物体を検知した物体検知エリアの位置から、その物体が自動車か否かを適切に判定することができる。
また、前記搬器の対角位置に前記測域センサが配置され、該対角位置に配置された前記測域センサで前記搬器上に設定した複数の面領域からなる前記物体検知エリア内の前記物体を検知するように構成され、前記物体判定手段は、前記測域センサで前記物体を検知した前記物体検知エリアの位置から該物体が前記自動車以外か否かを判定するように構成されていてもよい。
このように構成すれば、対角位置に配置された測域センサの検知結果により、複数の物体検知エリアにおいて物体を適切に検知することができる。そして、物体を検知した物体検知エリアの位置から、その物体が自動車か否かを適切に判定することができる。
また、前記物体検知部は、前記搬器上を長さ方向に検知する複数の光センサを有し、前記光センサは、前記搬器の幅方向に並設されており、前記物体判定手段は、複数の前記光センサの内のいずれの該光センサで前記物体が検知されたかによって該物体が前記自動車以外か否かを判定するように構成されていてもよい。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「光センサ」は、光電管センサ、レーザセンサなどを含む。
このように構成すれば、搬器上において物体検知が可能なように並設配置された複数の光センサにより、自動車の搭載が可能な状態の搬器上における物体を適切に検知することができる。そして、複数の光センサの内のいずれの光センサで物体を検知したかによって、その物体が自動車か否かを適切に判定することができる。
また、前記物体検知部は、前記搬器上の前記物体を撮影する撮像手段と、前記撮像手段で撮影した画像を解析する画像解析手段と、を有し、前記物体判定手段は、前記画像解析手段で解析した画像から前記物体が前記自動車以外か否かを判定するように構成されていてもよい。
このように構成すれば、搬器上における物体を撮像手段で撮像し、撮像した画像を解析することによって、その物体が自動車か否かを判定することができる。
また、通常運転モードと保守点検モードとの切替え手段を備え、前記切替え手段で前記保守点検モードに切替えられた後に、前記物体検知部による前記搬器上における物体検知を開始するように構成されていてもよい。この場合の保守点検モードは、コマンド入力(コード入力やボタンの操作順序、複数のボタンの同時押しなど)に応じて通常運転モードでは行えない各部の個別動作(例えば、旋回-搬送-格納の連続動作ではなく格納動作のみ)ができるモード、動作条件を一部無効にした運転(所定センサの検知や他の部位との連動を条件とする動作の強制指令)ができるモード、などを含む。
このように構成すれば、搬器の各部を個別動作させるような保守点検モード、搬器の動作条件が制限された保守点検モードなどにおいて、搬器上で自動車以外の物体を検知すると、搬器の移動速度を低速にするか搬器を移動停止させることができる。
一方、本発明に係る機械式駐車設備は、前記いずれかの搬器制御システムを備えている。この構成により、搬器上に自動車以外の物体が載った状態では搬器が高速移動しない機械式駐車設備を構成することができる。
本発明によれば、自動車の搭載が可能な状態の搬器上で自動車以外の物体を検知すると、搬器の移動速度を低速にするか搬器を移動停止させることが可能となる。よって、自動車以外の物体が載った状態の搬器を高速で移動させることを防ぐことが可能となる。
図1は、本発明の実施形態に係る機械式駐車設備の搬器を含む平面図である。 図2は、図1に示す搬器上における自動車の検知状態を示す平面図である。 図3は、図2に示す物体検知部を示す拡大斜視図である。 図4は、図1に示す搬器上における物体の検知状態を示す平面図である。 図5は、図2に示す物体検知部による検知例の模式図であり、(A)は物体検知エリアの変形例、(B)は物体検知エリアの他の変形例、(C)は物体検知部の配置例を示す図面である。 図6は、他の物体検知部を備えた搬器上における物体の検知状態を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、機械式駐車設備1としてエレベータ式の搬器10を備えた駐車設備を例にして説明する。なお、この明細書及び特許請求の範囲の書類中における前後左右方向の概念は、図1に示す前後左右方向の概念と一致するものとする。
(機械式駐車設備の構成)
図1に示す平面図は、機械式駐車設備1の所定階床における搬器10を示している。この実施形態の機械式駐車設備1は、平面視が矩形状に形成された駐車塔2の左右方向に格納棚5が設けられており、これらの格納棚5の間で搬器10が昇降するようになっている。この実施形態の搬器10は、枠状のフレーム体11に連結された索状体12を上方の駆動機(図示略)で巻上げ/巻下げることで、駐車塔2に設けられた棚柱3に沿って昇降するようになっている。機械式駐車設備1には、制御装置6が備えられている。この実施形態では、制御装置6が運転盤と一体となった例である。制御装置6は、プロセッサ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ及びI/Oインターフェース等を有する。図1に示す搬器10の状態は、パレット30が格納棚5から搬器10の上部に載置された状態である。この機械式駐車設備1の場合、この状態で搬器10が昇降する。
搬器10上におけるパレット30の有無は、パレット有無判定手段で判定することができる。パレット有無判定手段としては、例えば、制御装置6における制御上のパレット有無情報を利用できる。例えば、機械式駐車設備1の運転制御の情報から、搬器10上からパレット30を格納棚5に格納した後か、搬器10にパレット30を載置した後かの情報から、搬器10上にパレット30が有るか無いかの判定ができる。また、パレット判定手段としては、搬器10に備えられたパレット検知手段13のパレット検知情報から、パレット30の有無を判定できる。パレット検知手段13としては、パレット30を直接的に検知する光学スイッチ、磁気スイッチ(近接センサ)、電磁誘導スイッチ(ループコイル)、リミットスイッチなどを用いることができる。
さらに、制御装置6には、通常運転モードと保守点検モードとの切替え手段(図示略)が備えられている。切替え手段は、手動スイッチでこれらを切替える構成や、モード切替えスイッチの切替え操作、保守用暗証番号の入力などによって切替える構成とすることができる。
(物体検知部の構成)
図2及び図3に基づいて、物体検知部20について説明する。図2に示すように、この実施形態では、物体検知部20が搬器10の後部における角部(図2の右上角部)に設けられている。物体検知部20は、搬器10のフレーム体11に設けられており、搬器10と一緒に移動するようになっている。すなわち、物体検知部20は、搬器10とともに移動し、搬器10が移動している状態でも搬器10上の物体40(自動車V、その他の物体40を含む)を検知できるようになっている。この例の物体検知部20は、測域センサ21が用いられている。
この実施形態の測域センサ21は、搬器10上における幅方向及び長さ方向の縁部より内側に複数の面領域の物体検知エリア23a~23c(図の斜線部分)を設定することができる。ここでいう縁部は、実際の縁を形成する部位に限らず、例えば搭載されるパレット30を平面投影した範囲とするなど、適宜設定することができる。この例では、搬器10の幅方向に、同一幅寸法の3つの物体検知エリア23a~23cが設定されている。物体検知エリア23a~23cは、平面座標の入力によって設定することができる。図では理解容易のために、それぞれの物体検知エリア23a~23cを離間して図示しているが、離間していても接していても重なっていてもよい。
図3に示すように、測域センサ21は、搬器10のフレーム体11に設けられたブラケット24によって所定の高さに設けられている。これにより、測域センサ21は、パレット30を載置した状態で、パレット30の上面(乗入面)から所定の検知高さHでレーザ光22を水平方向に照射してスキャニングする。図では、検知高さの基準を便宜上フレーム体11の上面で示しているが、載置されるパレット30のタイヤ走行面などに、適宜設定できる。測域センサ21による物体検知は、内部で光学系を回転させることで水平方向にスキャンする構成を利用できる。測域センサ21のスキャンには、例えば、半導体レーザを用いることができる。所定の検知高さHは、パレット30の上面に載せられる自動車V、物体40を検知できる高さに設定される。検知高さHは、例えば、数十cm(例えば、20~30cm程度)の高さに設定される。
上記制御装置6(図1)は、搬器10上で検知された物体40が自動車Vかそれ以外かを判定する物体判定手段を備えている。物体判定手段としては、測域センサ21による複数の物体検知エリア23a~23cにおける検知結果に基づいて、物体40が自動車以外の物体か否かを判定するようになっている。物体判定手段は、図2に示すように、複数の物体検知エリア23a~23cで連続した物体40が検知された場合は、幅寸法の大きさから自動車Vと判定することができる。物体判定手段は、複数の物体検知エリア23a~23cの内、一部の物体検知エリア23a~23cで物体40が検知された場合は、幅寸法が小さいので自動車V以外の物体40と判定できる(図4)。これは、複数の物体検知エリア23a~23cの一部においてのみ検知される幅寸法の小さい自動車Vが無いことに基づく。さらに、離れた位置の物体検知エリア23a、23cで物体40が検知された場合も、自動車V以外の物体40と判定できる(図4)。
また、複数の物体検知エリア23a~23cにおける物体検知は、例えば、自動車Vであればパレット30に搭載される過程で複数の物体検知エリア23a~23cにおいて検知されながら搭載されるので、この物体検知からでも自動車Vと判定することができる。自動車V以外の物体40であれば、何も検知されていない状態から一部の物体検知エリア23a~23cにおいて検知されることで、自動車V以外の物体40であると判定することができる。例えば、パレット30上に荷物が載せられたり、人が立ったりした場合などである。これにより、例えば、測域センサ21に接近した位置に荷物が載せられたり、人が立ったとしても、搬器10上に自動車V以外の物体40が存在することを検知できる。
(搬器制御システムの物体検知例)
図2及び図4に基づいて、上記した機械式駐車設備1の搬器制御システムによる物体40の検知例を説明する。上記した搬器制御システムによれば、例えば、機械式駐車設備1の運転開始により、自動車Vの搭載が可能な状態の搬器10上における測域センサ21(物体検知部20)による物体検知が開始される。そして、測域センサ21による物体検知エリア23a~23c内のスキャンにより、物体検知エリア23a~23c内における物体40の有無が検知される。
図2に示すように、自動車Vが搭載されていれば、測域センサ21のレーザ光22によって自動車Vの前面から側面(右側面)が検知される(図中、太線部分)。これにより、全ての物体検知エリア23a~23cにおいて物体が検知される。この場合、複数の(自動車Vであれば検知されるはずである範囲の)物体検知エリア23a~23cで連続した物体40を検知しているので、自動車Vと判定することができる。自動車Vと判定された場合、搬器10の移動速度制御などは行われない。
一方、図4に示すように、搬器10上のパレット30に人41のみが乗った場合、測域センサ21のレーザ光22によって人41の脚の部分が検知される(図中、太線部分)。この場合、複数の物体検知エリア23a~23cの内の離れた物体検知エリア23aと物体検知エリア23cとにおいて人41の脚が物体40として検知されている。このため、物体判定手段によって自動車V以外の物体40が搬器10上に存在していると判定される。物体判定手段によって物体40が自動車V以外の物体40と判定された場合、搬器10の移動速度が低速に制御されるか、搬器10の移動が停止させられる。搬器10の移動停止は、搬器10が移動している状態であれば停止させ、搬器10が移動する前であれば移動を開始させない。
また、例えば、搬器10上に物体40を置忘れた場合などでも、複数の物体検知エリア23a~23cの内の一部で物体40が検知される。この場合も、物体判定手段によって検知された物体40は自動車V以外の物体40と判定することができ、搬器10の移動を低速にするか停止させることができる。
これにより、例えば、機械式駐車設備1を通常運転モードから保守点検モードに切替えることを忘れて保守点検作業を開始しても、搬器10上の物体検知によって搬器10の移動速度を低速にすることができる。よって、作業者が保守点検箇所を移動する場合など、搬器10に乗って低速で移動することができる。また、機械式駐車設備1によっては、搬器10を移動停止させることができ、搬器10上に荷物などを置いている状態では搬器10が移動しないようにできる。
搬器10を低速移動又は停止させる信号は、制御装置6からの信号で搬器10の駆動機(図示略)を制御することで行われる。よって、搬器10は、自動車Vの搭載が可能な状態で、上部に自動車V以外の物体40が載った状態で高速移動することはない。
このように構成された搬器制御システムによれば、例えば、エレベータ式の機械式駐車設備1においては、搬器10を通常運転モードの100m/min前後の高速移動で運転していたとしても、搬器10上において物体(荷物)40が検知されると、10m/min前後の低速移動の運転か停止させた状態にできる。また、水平往復式の機械式駐車設備1においては、搬器10を通常運転モードの300m/min前後の高速移動で運転していたとしても、搬器10上において物体(荷物)40が検知されると、60m/min前後の低速移動の運転か停止させた状態にできる。
よって、自動車Vの搭載が可能な状態の搬器10上に自動車V以外の物体40が載った場合、搬器10の移動速度を低速にするか又は移動停止させて、機械式駐車設備1の安定した運用を図ることができる。
また、機械式駐車設備1に、搬器10の移動速度を低速にした場合や、搬器10を移動停止させたことを報知する報知手段を備えさせることができる。報知手段としては、例えば、駐車塔2の内部に警告灯を備えさせて点灯/点滅させることができる。報知手段は、制御盤(図示略)において搬器10上に物体40が存在することを表示することでもできる。表示は、運転盤や保守操作盤(例えば、有線又は無線の可搬式端末)などに、停止理由が分かるようなコード表示とすることができる。報知手段としては、音(放送など)、光(点滅灯など)、表示などを用いることができる。
搬器10上から自動車V以外の物体40が無くなることで、搬器10の低速移動又は移動停止を解除するようにできる。また、搬器10上から自動車V以外の物体40が無くなった後、確認操作(例えば、制御盤における操作)を行うことで搬器10の低速移動又は移動停止を解除するようにできる。
(搬器制御システムの異なる動作例)
搬器制御システムは、上記制御装置6(図1)に備えられた切替え手段によって通常運転モードから保守点検モードに切替えられた後にのみ動作するようにできる。この場合の保守点検モードとしては、例えば、コマンド入力(コード入力やボタンの操作順序、複数のボタンの同時押しなど)に応じて通常運転モードでは行えない各部の個別動作(例えば、旋回-搬送-格納の連続動作ではなく格納動作のみ)ができるモードや、動作条件を一部無効にした運転(所定センサの検知や他の部位との連動を条件とする動作の強制指令)ができるモードなどである。
このようにすれば、搬器10の各部を個別動作させるような保守点検モードや、搬器10の動作条件が制限された保守点検モードなどにおいて、搬器10上で自動車V以外の物体40を検知すると、搬器10の移動速度を低速にするか搬器10を移動停止させることが可能となる。その他は上記した例と同一であるため、説明は省略する。
(物体検知部の他の例)
上記図4に示す物体検知部20による検知例は一例であり、以下のように構成することができる。図5に示す模式図は、(A)は物体検知エリアの変形例、(B)は物体検知エリアの他の変形例、(C)は物体検知部の配置例を示す図面である。
図5(A)に示す例は、複数の物体検知エリア23a~23cの幅寸法を異ならせた例である。この例では、搬器10の幅方向に設定する物体検知エリア23a~23cを、両端の物体検知エリア23a、23cの幅寸法は広くして、中央の物体検知エリア23bの幅寸法を狭くしている。このように物体検知エリア23a~23cを設定することで、例えば、パレット30上に長い自動車Vが搭載された状態で物体検知を行う場合でも、測域センサ21の死角になって検知できない部分がなくなり、測域センサ21で検知した物体40が自動車Vであるか否かを適切に判定することができる。
図5(B)に示す例は、複数の物体検知エリア23a~23cの長さ方向の寸法を異ならせることで、搬器10の角部に備えさせた測域センサ21の死角を無くすようにしている。このようにしても、物体検知エリア23a~23cにおいて物体40を適切に検知し、搬器10に搭載される物体40が自動車Vであるか否かを適切に判定することができる。物体検知エリア23a~23cの幅寸法、長さ方向の寸法は一例である。
図5(C)に示す例は、平面視における搬器10の対角位置に測域センサ21が設けられた例である。この例では、搬器10の右後部(図の右上角部)と、左前部(図の左下角部)とに測域センサ21が設けられている。2つの測域センサ21は同一の構成であり、搬器10上の複数の物体検知エリア23a~23cにおいてそれぞれ物体40を検知するようになっている。このように構成すれば、2つの測域センサ21によって、搬器10上の複数の物体検知エリア23a~23cにおいてそれぞれ物体検知が行われる。そして、それぞれの測域センサ21によって物体40を検知した物体検知エリア23a~23cの情報から、物体判定手段によって物体40が自動車V以外か否かを適切に判定することができる。また、このように2つの測域センサ21で同じエリアを監視することで、一方のセンサ近傍の物体により陰となる部分を、他方のセンサで補完することができる。また、複数の検知エリアを、それぞれの測域センサ21が分担して監視するようにしてもよいし、それぞれの測域センサ21の検知エリアを前後に分割して分担してもよい。
なお、測域センサ21による物体検知の構成は、上記図5(A)~(C)以外の構成であってもよく、これらの構成に限定されるものではない。また、検知された物体40が自動車V以外であるか否かの判定は、上記した図2と図4の判定と同一であるため、その説明は省略する。また、物体40が自動車V以外の場合に搬器10を低速移動又は停止させる制御も同一であるため、その説明も省略する。
(物体検知部のさらに異なる例)
図6に示すように、この例では、物体検知部20として複数の光電管センサ25が用いられている。光電管センサ25は、投光器と受光器とで一対になっている。この例では、搬器10の長さ方向において物体40を検知するように複数の光電管センサ25が幅方向に並設されている。この例では、後側(図の上側)が光26の投光器であり、前側(図の下側)が受光器となっている。光電管センサ25は、少なくとも三対(三組ともいう)が備えられる。この例では五対の光電管センサ25が備えられている。これら五対の光電管センサ25によって、搬器10の長さ方向を検知するようになっている。五対の光電管センサ25は、搬器10の幅方向中央部と、その右方向及び左方向の対称位置にそれぞれ設けられている。五対の光電管センサ25は一例であり、検知する物体40の大きさに応じて数を増減させることができる。
この例の場合の物体判定手段によれば、複数の光電管センサ25の内、所定組以上(例えば、中央部とその両側部の三組)の光電管センサ25の光26が連続して遮られて物体40を検知している場合は、幅寸法の大きさから物体40が自動車Vであると判定することができる。物体判定手段は、複数の光電管センサ25の内、上記所定組未満が連続して物体40を検知している場合や、離間した光電管センサ25が物体40を検知している場合には(図6の状態)、幅寸法の小さい自動車V以外の物体40であると判定することができる。
このような光電管センサ25を用いた場合、例えば、図6に示すように、五対の光電管センサ25のいずれかで光26が遮られることで物体40を検知することができる。一部の光電管センサ25で物体40を検知すると、搬器10上に自動車V以外の物体40が存在すると判定して搬器10の移動を低速又は停止させることができる。よって、搬器10は、パレット30の上部に自動車V以外の物体40が載った状態で高速移動することはない。
また、この例でも、機械式駐車設備1に、搬器10の移動速度を低速又は停止させたことを報知する報知手段を備えさせることができる。報知手段としては、音(放送など)、光(点滅灯など)、表示などを用いることができる。さらに、この例では物体検知部20として光センサの光電管センサ25を例に説明したが、レーザセンサなども利用できる。光電管センサ25及びレーザセンサとしては、反射型、投光/受光型、測距型などを利用できる。
(物体検知部のさらに異なる例)
上記物体検知部20のさらに異なる例として、撮像手段を用いることができる。なお、以下の説明では、上記した図2の構成と同一の構成には同一符号を付して説明する。撮像手段として撮像カメラを用い、搬器10上を撮影するようにできる。この場合、例えば、図2に示す測域センサ21と同じ位置に撮像カメラを設置して搬器10上を撮影するようにできる。
物体検知部20として撮像カメラを用いた場合、物体判定手段としては画像解析手段が用いられる。画像解析手段としては、撮像カメラからの撮像データを画像処理し、パレット上に自動車Vかそれ以外の物体40が存在するかを判定することができる。例えば、画像処理によって2つのヘッドライトを認識すれば自動車Vと判定することができる。また、タイヤを認識すれば自動車Vと判定することができる。そして、自動車Vと判定できない場合、自動車V以外の物体40と判定することができる。そして、搬器10上に自動車V以外の物体40が存在すると判定された場合、搬器10の移動速度を低速にするか停止させるように制御できる。
(物体検知部のさらに異なる例)
上記物体検知部20のさらに異なる例として、上記した複数の面領域からなる物体検知エリア23a~23cの他、これらをまとめた一つの面領域からなる物体検知エリアとすることもできる。そして、物体判定手段によって、複数の物体検知エリア23a~23c又は一つの物体検知エリア内で検知された物体40の輪郭から「大きさ」、「個数」、「位置」のいずれか又はこれらの組み合わせを求める。そして、この物体40の「大きさ」、「個数」、「位置」に基づいて、自動車Vか否かを判定することができる。そして、搬器10上に自動車V以外の物体40が存在すると判定された場合、搬器10の移動速度を低速にするか移動停止させるように制御できる。
(総括)
以上のように、上記機械式駐車設備1の搬器制御システムによれば、搬器10の上部に自動車Vの搭載が可能な状態において、搬器10の移動前、移動開始後のいずれの場合でも、物体検知部20たる測域センサ21や光電管センサ25等によって搬器10上における自動車V以外の物体40を検知することができる。そして、搬器10上に自動車V以外の物体40を検知すれば、搬器10の移動速度を低速又は停止させることが可能となる。よって、自動車Vの搭載が可能な状態の搬器10上に自動車V以外の物体40が載った状態で、搬器10を高速移動させることを防止することが可能となる。
従って、パレット式の機械式駐車設備1においては、搬器10に載置したパレット30上において、人などの物体40を検知した場合には、搬器10の移動速度を低速にするか、搬器10を移動停止するかの制御をして機械式駐車設備1の安定した運用を図ることが可能となる。また、パレットレス式の機械式駐車設備1においては、櫛歯などの搬器10上において、人などの物体40を検知した場合には、搬器10の移動速度を低速にするか、搬器10を移動停止するかの制御をして機械式駐車設備1の安定した運用を図ることが可能となる。
(その他の変形例)
機械式駐車設備1は、上記した実施形態のエレベータ式に限定されない。地下式の平面往復式など、自動車Vを搬送する搬器10が垂直方向又は水平方向に移動する機械式駐車設備であれば適用できる。機械式駐車設備1の形式は、限定されない。
また、物体検知部20たる測域センサ21及び光電管センサ25の構成は、上記した実施形態以外の構成であってもよい。物体検知部20の構成及び配置は、搬器10の構成に応じて設定すればよく、上記実施形態に限定されるものではない。
さらに、上記した実施形態は一例を示しており、本発明の要旨を損なわない範囲で種々の構成を変更してもよく、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。
1 機械式駐車設備
2 駐車塔
3 棚柱
5 格納棚
6 制御装置
10 搬器
11 フレーム体
12 索状体
13 パレット検知手段
20 物体検知部
21 測域センサ
22 レーザ光
23a 物体検知エリア
23b 物体検知エリア
23c 物体検知エリア
24 ブラケット
25 光電管センサ
26 光
30 パレット
40 物体
41 人
V 自動車

Claims (6)

  1. 自動車を搬送する搬器を備えた機械式駐車設備の搬器制御システムであって、
    前記自動車の搭載が可能な状態の搬器上における幅方向及び長さ方向の縁部より内側の物体を検知する物体検知部と、前記搬器上に載せられた前記物体が前記自動車かそれ以外かを判定する物体判定手段と、を備え、
    前記物体検知部は、前記搬器と一緒に移動するように構成され、
    通常運転モードと保守点検モードとの切替え手段を備え、前記切替え手段で前記保守点検モードに切替えられた後に、前記物体検知部による前記搬器上における物体検知を開始するように構成されており、
    前記物体検知部による前記搬器上における物体検知で前記物体が検知され、該物体が前記物体判定手段で前記自動車以外であると判定されると前記搬器の移動速度を低速又は移動停止させるように構成されている、
    ことを特徴とする機械式駐車設備の搬器制御システム。
  2. 前記物体検知部は、前記搬器上に複数の面領域からなる物体検知エリアを設定し、該物体検知エリア内の前記物体を検知する測域センサを有し、
    前記物体判定手段は、前記測域センサで前記物体を検知した前記物体検知エリアの位置から該物体が前記自動車以外か否かを判定するように構成されている、
    請求項1に記載の機械式駐車設備における搬器制御システム。
  3. 前記搬器の対角位置に前記測域センサが配置され、該対角位置に配置された前記測域センサで前記搬器上に設定した複数の面領域からなる前記物体検知エリア内の前記物体を検知するように構成され、
    前記物体判定手段は、前記測域センサで前記物体を検知した前記物体検知エリアの位置から該物体が前記自動車以外か否かを判定するように構成されている、
    請求項2に記載の機械式駐車設備の搬器制御システム。
  4. 前記物体検知部は、前記搬器上を長さ方向に検知する複数の光センサを有し、
    前記光センサは、前記搬器の幅方向に並設されており、
    前記物体判定手段は、複数の前記光センサの内のいずれの該光センサで前記物体が検知されたかによって該物体が前記自動車以外か否かを判定するように構成されている、
    請求項1に記載の機械式駐車設備における搬器制御システム。
  5. 前記物体検知部は、前記搬器上の前記物体を撮影する撮像手段と、前記撮像手段で撮影した画像を解析する画像解析手段と、を有し、
    前記物体判定手段は、前記画像解析手段で解析した画像から前記物体が前記自動車以外か否かを判定するように構成されている、
    請求項1に記載の機械式駐車設備の搬器制御システム。
  6. 請求項1~のいずれか1項に記載の搬器制御システムを備えている、
    ことを特徴とする機械式駐車設備。
JP2017250678A 2017-12-27 2017-12-27 機械式駐車設備の搬器制御システムとそれを備えた機械式駐車設備 Active JP7007904B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017250678A JP7007904B2 (ja) 2017-12-27 2017-12-27 機械式駐車設備の搬器制御システムとそれを備えた機械式駐車設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017250678A JP7007904B2 (ja) 2017-12-27 2017-12-27 機械式駐車設備の搬器制御システムとそれを備えた機械式駐車設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019116745A JP2019116745A (ja) 2019-07-18
JP7007904B2 true JP7007904B2 (ja) 2022-01-25

Family

ID=67304156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017250678A Active JP7007904B2 (ja) 2017-12-27 2017-12-27 機械式駐車設備の搬器制御システムとそれを備えた機械式駐車設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7007904B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7301765B2 (ja) * 2020-02-13 2023-07-03 日精株式会社 機械式駐車装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002276184A (ja) 2001-03-21 2002-09-25 Shinmaywa Engineerings Ltd 駐車装置
JP2007278012A (ja) 2006-04-11 2007-10-25 Shinmaywa Engineerings Ltd 駐車場における車高制限確認方法および車高制限確認装置
US20130183123A1 (en) 2010-08-12 2013-07-18 Otto Woehr Gmbh Parking system
JP2014037715A (ja) 2012-08-16 2014-02-27 Ihi Transport Machinery Co Ltd はみ出し検出装置
JP2015055073A (ja) 2013-09-11 2015-03-23 Ihi運搬機械株式会社 機械式駐車場の庫内確認装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5526518B2 (ja) * 1972-06-07 1980-07-14
JPS5336290U (ja) * 1976-09-01 1978-03-30
JPH0497079A (ja) * 1990-08-15 1992-03-30 Sesura:Kk 昇降機設置下面における安全確認装置
JPH04134362U (ja) * 1991-05-31 1992-12-14 石川島播磨重工業株式会社 機械式駐車場の安全装置
JPH09209591A (ja) * 1996-02-05 1997-08-12 Nabco Ltd 立体駐車設備
JPH09279881A (ja) * 1996-04-11 1997-10-28 Shinmeiwa Eng Kk 立体駐車設備

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002276184A (ja) 2001-03-21 2002-09-25 Shinmaywa Engineerings Ltd 駐車装置
JP2007278012A (ja) 2006-04-11 2007-10-25 Shinmaywa Engineerings Ltd 駐車場における車高制限確認方法および車高制限確認装置
US20130183123A1 (en) 2010-08-12 2013-07-18 Otto Woehr Gmbh Parking system
JP2014037715A (ja) 2012-08-16 2014-02-27 Ihi Transport Machinery Co Ltd はみ出し検出装置
JP2015055073A (ja) 2013-09-11 2015-03-23 Ihi運搬機械株式会社 機械式駐車場の庫内確認装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019116745A (ja) 2019-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20150066283A1 (en) System and method for transporting personnel within an active workspace
JPWO2009130762A1 (ja) スライドドア装置及びエレベータ
JP2010255377A (ja) 機械式駐車装置に入庫する車両のはみ出し部検知方法及び装置
JP5226610B2 (ja) 車両の搭載異常検出システム
JP7007904B2 (ja) 機械式駐車設備の搬器制御システムとそれを備えた機械式駐車設備
JP7130901B2 (ja) クレーンにおける衝突防止装置
JP2013249693A (ja) 駐車場内残留検知システムおよび車両内残留検知方法
US20220281730A1 (en) Method and device for preventing collision of aerial work platform with upward obstacle
JP6241746B2 (ja) エスカレータ
JP4818781B2 (ja) 駐車場における車高制限確認装置
JP6955440B2 (ja) 機械式駐車設備の搬器制御システムとそれを備えた機械式駐車設備
JP6824702B2 (ja) 機械式駐車場
JP6574139B2 (ja) 駐車装置
KR20190130772A (ko) 사람 감지 시스템
JP7279331B2 (ja) 利用者に適した運転を実施するエスカレーターシステム
JP7126436B2 (ja) 異物検知方法およびシステム
JP7007819B2 (ja) 物体移動検知装置とこれを備えた機械式駐車設備及びその車両移動検知方法
JP5748313B1 (ja) 荷役車両
JP7358275B2 (ja) 機械式駐車装置
JP2006160402A (ja) コンテナクレーンにおけるシャシ位置検出装置
JP5647458B2 (ja) ホーム転落検知システム
TWI834818B (zh) 搬運車系統及搬運車
KR20200005517A (ko) 사람 감지 시스템
KR102517660B1 (ko) 운반장비의 충돌 방지 시스템
JP7375711B2 (ja) 自動走行カート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201008

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210914

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7007904

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150