JP7007819B2 - 物体移動検知装置とこれを備えた機械式駐車設備及びその車両移動検知方法 - Google Patents

物体移動検知装置とこれを備えた機械式駐車設備及びその車両移動検知方法 Download PDF

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Description

本発明は、機械式駐車設備の入出庫部などに備えられる物体移動検知装置と、これを備えた機械式駐車設備及びその車両移動検知方法に関する。
従来、物体の移動を検知する必要があるものとして、例えば、機械式駐車設備の入出庫部がある。この入出庫部を例に、以下に説明する。機械式駐車設備の入出庫部においては、車両の入出庫時に車両の有無、停車位置などを検出する必要がある。多くの機械式駐車設備の場合、車両の移動方向(入出庫方向)に複数のセンサ(例えば、光電センサ)が配置され、車両によって遮られたセンサの位置で車両の入庫位置を検出している。
また、機械式駐車設備の入出庫部には、車両以外の物体を検知する検知センサが備えられており、入出庫部における人や物などの居残り監視が行われている。しかし、人や物などの居残りを監視する際、入庫車両の停車位置及び大きさが毎回異なるため、パレット上などの車両近傍の領域で居残り監視をすることは難しい。
例えば、この種の先行技術として、予め設定された基準領域に存在する物体までの距離を測定して出力し、その出力に基づいて基準領域内に監視不要領域を設定し、基準領域から監視不要領域を除く領域に監視領域を設定して、その監視領域に人体を含む物体が存在するか否かを判定するものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、他の先行技術として、空室時の乗降エリアを予め記憶し、車両停車後に空室時との差分から車両の輪郭データを取得し、乗降エリアから車両を除いた領域を居残り監視領域とするものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2013-228343号公報 特開2014-80735号公報
しかし、上記特許文献1は、予め設定された基準領域において物体までの距離を測定して監視不要領域を設定した後、その監視不要領域を除く範囲に監視領域を設定するものであり、車両などの物体が停止した後の監視領域設定に関するもので、車両などの物体の移動位置を検知することは難しい。
上記特許文献2は、空室時の乗降エリアを記憶する必要があるため、使用できるエリア検知装置が限られる。また、2次元の形状データを処理するために、制御が複雑化する恐れがある。更に、車両などの物体の移動位置を検知することは難しい。
そこで、本発明は、入出庫部などにおいて、物体の移動位置を適切に検知できる物体移動検知装置と、これを備えた機械式駐車設備及びその車両移動検知方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る物体移動検知装置は、予め設定された検知領域における物体の移動位置を検知する物体移動検知装置であって、前記検知領域を前記物体の移動方向に複数の領域に区切った分割検知領域に設定する分割検知領域設定部と、前記分割検知領域において前記物体を検知する検知部と、を備え、前記検知部による前記物体の検知開始側における前記分割検知領域での前記物体の検知に基づいて、前記分割検知領域を前記物体の移動方向に切り替えて前記物体の移動位置を前記検知部で検知するよう構成されている。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「物体」は、「車両」、「搬送機」などを含む。
この構成により、検知領域の全体を物体の移動方向に区切った複数の分割検知領域とし、物体が分割検知領域に進入したことを検知することで分割検知領域を移動方向に切り替えて物体を検知することで、物体を検知する分割検知領域から物体の移動位置を検出することができる。よって、少ない構成により、車両などの物体を停車位置などの所定位置へ誘導することができ、既存のセンサの削減もできる。
また、前記検知領域は、前記物体の移動方向の奥側に向けて小さくなる複数の前記分割検知領域を有し、前記検知部は、前記物体の検知に伴って前記分割検知領域を奥側の前記分割検知領域へ切り替えて前記物体の移動を検知するよう構成されていてもよい。
このように構成すれば、検知領域に物体が進入したことを検知した後、分割検知領域を移動方向に小さくなる分割検知領域へ切り替えて物体を検知することができ、物体を検知した分割検知領域から物体の移動位置を検知することができる。
また、前記検知領域は、前記物体の移動方向の奥側に向けて大きくなる複数の前記分割検知領域を有し、前記検知部は、前記物体の検知に伴って前記分割検知領域を奥側の前記分割検知領域へ切り替えて前記物体の移動を検知するよう構成されていてもよい。
このように構成すれば、検知領域から物体が退出して非検知となった後、分割検知領域を移動方向に大きくなる分割検知領域へ切り替えて物体を検知することができ、物体を検知している分割検知領域から物体の移動位置を検知することができる。
また、前記検知部は、少なくとも前記物体の移動方向の奥側と入口側とに備えられ、入口側の前記検知部は、前記検知領域の中央部分まで前記物体の移動方向に大きくなる複数の前記分割検知領域に設定され、奥側の前記検知部は、前記検知領域の中央部分から前記物体の移動方向に小さくなる複数の前記分割検知領域に設定され、入口側の前記検知部は、前記物体が非検知となることに伴って前記分割検知領域を大きい前記分割検知領域へ切り替えて前記物体の移動を前記検知領域の中央部分まで検知し、奥側の前記検知部は、前記検知領域の中央部分から前記物体の検知に伴って前記分割検知領域を小さい前記分割検知領域へ切り替えて前記物体の移動を前記検知領域の奥側まで検知するよう構成されていてもよい。
このように構成すれば、検知領域に物体が進入したことを検知した後、物体が非検知となることに伴って検知領域の中央部分までは大きくなる分割検知領域へ切り替えて物体を検知し、中央部分からは物体の検知に伴って小さくなる分割検知領域へ切り替えて物体を検知するので、検知領域の中央部分を挟んで奥側と入口側とを異なる検知部で物体の移動位置を適切に検出するようにできる。検知領域の「中央部分まで」と「中央部分から」は、中央部分の近傍であればよく、両部分の間に間隔がある場合や、両部分が重なっている場合を含む。
また、前記検知部は、少なくとも前記物体の移動方向の奥側と入口側とに備えられ、入口側の前記検知部は、前記検知領域の前記物体の移動方向に大きくなる複数の前記分割検知領域に設定され、奥側の前記検知部は、前記検知領域の前記物体の移動方向に小さくなる複数の前記分割検知領域に設定され、入口側の前記検知部は、前記物体が非検知となることに伴って前記分割検知領域を大きい前記分割検知領域へ切り替えて前記物体の移動を検知し、奥側の前記検知部は、前記物体の検知に伴って前記分割検知領域を小さい前記分割検知領域へ切り替えて前記物体の移動を検知し、入口側の前記検知部による前記物体の移動位置検知結果と、奥側の前記検知部による前記物体の移動位置検知結果と、の連携によって前記物体が所定位置に達したことを検知するよう構成されていてもよい。
このように構成すれば、入口側の検知部によって物体の後部の移動位置を検知し、奥側の検知部によって物体の前部の移動位置を検知し、これらの検知結果の連携によって物体が所定位置に達したことを検知することができる。
一方、本発明に係る機械式駐車設備は、前記物体移動検知装置のいずれかを備えた機械式駐車設備であって、車両の入出庫を行う入出庫部に前記物体移動検知装置を備え、前記入出庫部における前記車両の移動位置を前記物体移動検知装置で検知して前記車両の入庫位置を検知し、前記物体移動検知装置の検知結果に基づいて前記車両を所定の停車位置に誘導するよう構成されている。
この構成により、物体移動検知装置によって車両の移動位置を検知できるので、移動物体検知装置に車両を適切な位置へ停車させるよう誘導させることができる。これにより、入出庫部におけるセンサを削減して設備のコスト低減を図ることができる。
また、前記物体移動検知装置で前記車両が所定位置に停車したことを検知し、前記物体移動検知装置で前記車両の検知に基づく切り替えにより該車両の停車位置に対する奥側に設定された前記分割検知領域を物体監視領域に設定するよう構成されていてもよい。
このように構成すれば、車両誘導の結果切り替えられた分割検知領域によって、車両奥側の、より適切な領域で物体を監視することができる。
また、前記物体移動検知装置で前記車両が所定位置に停車したことを検知し、前記物体移動検知装置で前記車両の検知に基づく切り替えにより選択された該車両の停車位置に対する入口側に設定された前記分割検知領域の奥側境界部の入口側に奥側境界部が隣接する分割検知領域を物体監視領域に設定するよう構成されていてもよい。
このように構成すれば、車両誘導の結果切り替えられた分割検知領域によって、車両入口側の、より適切な領域で物体を監視することができる。
また、前記物体移動検知装置は、前記入出庫部の前記車両の停車位置に対する右方位置及び左方位置に備えられ、それぞれの前記物体移動検知装置は、車両停車位置のそれぞれが備えられている右方位置及び左方位置のいずれかを固定物体監視領域に設定するよう構成されていてもよい。
このように構成すれば、入出庫部の車両の停車位置に対する右方位置及び左方位置に備えられた物体移動検知装置により、それぞれで車両停車位置の右方位置及び左方位置を、固定的に定めた固定物体監視領域として設定することができる。
一方、本発明に係る車両移動検知方法は、機械式駐車設備の入出庫部における車両の移動位置を検知する車両移動検知方法であって、前記入出庫部に備えられた検知部に検知領域を設定し、前記検知領域を前記車両の移動方向に所定間隔で区切って複数の分割検知領域として設定し、前記分割検知領域の一つで前記検知部が前記車両を検知することで前記分割検知領域を前記車両の移動方向に切り替えてそれぞれの前記分割検知領域で前記車両を検知するよう構成されている。
この構成により、分割検知領域で車両を検知することで分割検知領域を車両の移動方向に切り替え、それぞれの分割検知領域で車両を検知することで入出庫部における車両の移動位置を検知できるので、車両の入庫時に適切な位置へ停車させるよう誘導することができる。これにより、センサを削減して設備のコスト低減を図ることができる。
また、前記車両の移動位置を、前記検知領域の入口側に備えられた前記検知部で前記検知領域の入口側の部分から中央部分まで検知した後、前記検知領域の奥側に備えられた他の前記検知部で前記検知領域の中央部分から奥側の部分まで検知するよう構成されていてもよい。
このように構成すれば、入口側の検知部で検知領域の検知開始位置から中央部分まで検知した後、奥側の検知部で中央部分から検知領域の奥側まで検知するようにできる。これにより、それぞれの検知部によって細かい分割検知領域で物体を検知するようにできる。
また、前記車両が適切な位置に停車したことを検知した後、前記車両の停車位置に対する入口側と奥側の前記分割検知領域を物体監視領域に設定するよう構成されていてもよい。
このように構成すれば、車両の移動に応じて切り替えられた、監視領域を分割した分割検知領域を、物体を監視する物体監視領域に設定できるので、車両の大きさ、停車位置が異なっても、物体監視領域を適切に設定することができる。
本発明によれば、物体移動検知装置によって車両などの物体の移動位置を検知することができるので、既存の車両誘導センサなどのセンサを削減してコスト低減を図ることが可能となる。
図1は、本発明を備えた一実施形態に係る機械式駐車設備の入出庫部を示す図面であり、(A)は平面視の模式図、(B)は位置案内灯の正面図である。 図2は、図1に示す入出庫部における奥側の物体検知センサによる移動検知を示す平面視の模式図である。 図3は、図1に示す入出庫部における入口側の物体検知センサによる移動検知を示す平面視の模式図である。 図4(A)~(G)は、図2、3に示す物体検知センサによる車両の入庫誘導を順に示す模式図である。 図5(A)~(D)は、図4に示す物体検知センサによる車両の検知状態を示す模式図である。 図6(A)~(C)は、図2,3に示す物体検知センサの連携時における奥側の物体検知センサの動作例を示す図面である。 図7(A)~(D)は、図2,3に示す物体検知センサの連携時における入口側の物体検知センサの動作例を示す図面である。 図8は、図1に示す機械式駐車設備の入出庫部における物体検知センサによる異なる移動検知を示す平面視の模式図である。 図9は、図8に示す物体検知センサによる移動検知結果に基づく物体監視領域の設定例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、機械式駐車設備1の入出庫部3に備えられた物体移動検知装置10を例に説明する。また、機械式駐車設備1としてパレット式を例にして説明する。なお、この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「入口側」、「奥側」、「右側」、「左側」の概念は、図1に示す各側とする。また、車両Vを矩形状枠で示す。
(機械式駐車設備における入出庫部の構成)
図1は、一実施形態に係る機械式駐車設備1の入出庫部3を示す図面であり、(A)は平面視の模式図、(B)は位置案内灯の正面図である。図1(A)に示すように、この機械式駐車設備1は、矩形状に形成された駐車塔2の入口側Oに入出庫口4が設けられ、内部が入出庫部3となっている。入出庫部3の中央部には、パレット5が配置されている。
また、入出庫部3の奥側Iには、車両Vを映す鏡台6と、位置案内灯7とが設けられている。図1(B)に示すように、この実施形態の位置案内灯7には、[前進]7a、[停車]7b、[後退]7cの表示灯が設けられている。
そして、入出庫部3には、物体を検知する検知部たる物体検知センサ11,12が備えられている。矩形状の入出庫部3における奥側Iの角部に第1物体検知センサ11が備えられ、この第1物体検知センサ11と対角位置となる入口側Oの角部に第2物体検知センサ12が備えられている。第1物体検知センサ11及び第2物体検知センサ12としては、例えば、レーザー式測域センサ(レーザー光を走査して物体の位置を検知するセンサ)を用いることができる。第1物体検知センサ11及び第2物体検知センサ12にレーザー式測域センサ用いる場合、広範囲な検知可能領域を任意の区画に分割して用いることができる。検知領域を図1に示す検知領域Eに設定することで、その検知領域Eの外に物体が存在しても検知信号を出力しない。検知領域Eは、平面視で区画した範囲に設定できる。物体検知センサ11,12は、入出庫部3の床面から所定高さ(例えば、地上150mm~250mm)で定めた面状の空間に設定できる。レーザー式測域センサは、動的な変化を検出するのではなく、検知領域Eにおいて存在する出射光(電波も可)を反射する物体を検出できる。
第1物体検知センサ11及び第2物体検知センサ12の検知領域Eは、後述する分割検知領域E1~E5(E6)及びE11~E15(E16)の大きさを任意に設定できる。例えば、検知領域Eを車両Vの移動方向Wにそれぞれ20~30に分割した分割検知領域に設定できる。第1物体検知センサ11の分割検知領域と第2物体検知センサ12の分割検知領域の数は、同一でも異なっていてもよい。また、分割検知領域の区切り方も、入口側Oと奥側Iとは細かい間隔で区切り、中央部分は広い間隔で区切るようにしてもよい。なお、これら第1物体検知センサ11及び第2物体検知センサ12は、入出庫部3内において状態が変化する物体(有無、移動などを生じる物体)を検知できればよい。
この実施形態の第1物体検知センサ11は、入出庫部3の奥側角部から入出庫部3の入口側に向けて設けられている。また、第2物体検知センサ12は、入出庫部3の入口側角部から入出庫部3の奥側に向けて設けられている。これら第1物体検知センサ11と第2物体検知センサ12とで検知する検知領域Eは、入出庫部3におけるパレット5の範囲を含み、その前後左右における範囲を含む大きさに設定されている。この検知領域Eは、機械式駐車設備1を利用する利用者が移動する可能性のある、所謂、乗降範囲である。
また、この実施形態では、入出庫部3に物体検知センサ11,12の制御部13が備えられている。制御部13は、プロセッサ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ及びI/Oインターフェース等を有する。制御部13は、物体検知センサ11,12の分割検知領域設定部でもある。分割検知領域設定部は、不揮発性メモリに保存されたプログラムに基づいてプロセッサが揮発性メモリを用いて演算処理することで実現される。物体移動検知装置10は、これら物体検知センサ11,12と制御部13とを備えている。
(物体検知センサの分割検知領域設定例)
図2は、図1に示す入出庫部における奥側Iの第1物体検知センサ11による検知領域Eを示す平面視の模式図である。図3は、図1に示す入出庫部における入口側Oの第2物体検知センサ12による検知領域Eを示す平面視の模式図である。なお、これらの図面では、理解を容易にするために、分割検知領域E1~E5、E11~E15は区切られた範囲を広くして、少ない分割数で説明する。また、同様に図では分割検知領域E1~E5と分割検知領域E11~E15とを左右方向にずらして示している。第1物体検知センサ11及び第2物体検知センサ12の検知領域Eを分割する数としては、上述したように、それぞれ20~30に分割することができる。
図2に示す奥側Iの第1物体検知センサ11は、この例では車両Vの移動方向Wに分割検知領域E1~E5に設定されている。分割検知領域E1は、移動方向Wにおける検知領域全体である。分割検知領域E2は、検知領域の全体から所定量小さくなった範囲である。換言すれば、分割検知領域E1を区画する境界部の入口側境界部より、E2の入口側境界部が奥側に位置していればよい。以下、E3~E5も同様である。分割検知領域E3は、分割検知領域E2から更に所定量小さくなった範囲である。分割検知領域E4は、分割検知領域E3から更に所定量小さくなった範囲である。分割検知領域E5は、分割検知領域E4から更に所定量小さくなった範囲である。
この第1物体検知センサ11によれば、分割検知領域E1で物体を検知する状態で入出庫口4から入出庫部3に車両Vが進入すると、分割検知領域E1にて検知される。分割検知領域E1で車両Vが検知されると、入口側境界部が奥側に隣り合う検知していない状態の分割検知領域E2に切り替えられる。その後、車両Vが更に進入して分割検知領域E2で検知されると、入口側境界部が奥側に隣り合う検知していない状態の分割検知領域E3に切り替えられる。その後、更に車両Vが進入して分割検知領域E3で検知されると、入口側境界部が奥側に隣り合う検知していない状態の分割検知領域E4に切り替えられる。その後、更に車両Vが進入して分割検知領域E4で検知されると、入口側境界部が奥側に隣り合う検知していない状態の分割検知領域E5に順次切り替えられる。このように第1物体検知センサ11では、検知領域Eを予め所定間隔(「所定間隔」は、等間隔に限らず、例えば、必要な検知精度に応じて、位置により間隔を狭く又は広くするように設定できる)で順次小さくなる複数の分割検知領域E1~E5に分割し、車両Vの検知に伴って最も入口側で非検知状態となっている分割検知領域を選択するように、分割検知領域E1~E5を順次移動方向に切り替えることで、車両Vの前部の移動位置を検出することができる。
図3に示す入口側Oの第2物体検知センサ12は、この例では車両Vの移動方向Wに分割検知領域E11~E15に設定されている。分割検知領域E11は、検知領域の入口側における最も小さい範囲である。分割検知領域E12は、分割検知領域E11から所定量大きくなった範囲である。換言すれば、分割検知領域E11を区画する境界部の奥側境界部より、E12の奥側境界部が奥側に位置していればよい。以下、E13~E15も同様である。分割検知領域E13は、分割検知領域E12から更に所定量大きくなった範囲である。分割検知領域E14は、分割検知領域E13から更に所定量大きくなった範囲である。分割検知領域E15は、分割検知領域E14から更に大きくなった範囲であり、検知領域全体である。
この第2物体検知センサ12によれば、分割検知領域E11で物体を検知する状態で入出庫口4から入出庫部3に車両Vが進入すると、分割検知領域E11にて検知される。その後、分割検知領域E11で車両Vが非検知になると、奥側境界部が奥側に隣り合う検知している状態の分割検知領域E12に切り替えられる。その後、車両Vが更に進入して分割検知領域E12で非検知になると、奥側境界部が奥側に隣り合う検知している状態の分割検知領域E13に切り替えられる。その後、更に車両Vが進入して分割検知領域E13で非検知になると、奥側境界部が奥側に隣り合う検知している状態の分割検知領域E4に切り替えられる。その後、更に車両Vが進入して分割検知領域E14で非検知になると、奥側境界部が奥側に隣り合う検知している状態の分割検知領域E5に順次切り替えられる。このように第2物体検知センサ12では、検知領域Eを予め所定間隔(「所定間隔」は、等間隔に限らず、例えば、必要な検知精度に応じて位置により間隔を狭く又は広くするように設定できる)で順次大きくなる複数の分割検知領域E11~E15に分割し、車両Vの非検知に伴って最も入口側で検知状態となっている分割検知領域を選択するように、分割検知領域E11~E15を順次移動方向に切り替えることで、車両Vの後部の移動位置を検出することができる。
したがって、上記物体移動検知装置10によれば、第1物体検知センサ11及び第2物体検知センサ12の各分割検知領域における車両Vの検知により、以下のように、入庫中の車両Vの移動位置を特定して適切な停車位置へ誘導するとともに、人などの居残り監視を行うことができる。
(物体検知センサによる車両誘導例)
図4(A)~(G)は、図2、3に示す物体検知センサによる車両の入庫誘導を順に示す模式図である。図5(A)~(D)は、図4に示す物体検知センサによる車両の検知状態を示す模式図である。図4,5に基づいて、第1物体検知センサ11と第2物体検知センサ12とを用いた車両Vの移動位置検出と分割検知領域E1~E5と分割検知領域E11~E15の切り替え及び位置案内灯7の表示について説明する。なお、図5では、検知範囲を模式的に示している。また、以下の説明では、図2,3の符号及び図1(B)の符号を用いて説明する。
図4(A)は、車両Vが未入庫の状態であり、第1物体検知センサ11は、分割検知領域E1を検知し、第2物体検知センサ12は、分割検知領域E11を検知している状態を示している。図5(A)はこの状態を示し、車両Vは第1物体検知センサ11及び第2物体検知センサ12のいずれにも検知されていないため、位置案内灯7は「前進7a」の表示となる。
図4(B)は、車両Vが入出庫部3に進入して、車両Vの先端部が第1物体検知センサ11の分割検知領域E1及び第2物体検知センサ12の分割検知領域E11に進入した状態を示している。この状態になると、第1物体検知センサ11の分割検知領域は、分割検知領域E1から分割検知領域E2に切り替えられる。第2物体検知センサ12は、分割検知領域E11による検知状態が維持される。図5(B)はこの状態を示し、車両Vは第1物体検知センサ11と第2物体検知センサ12とによって入出庫口4から前部が進入したことが検知されるが、位置案内灯7は「前進7a」の表示のままである。
図4(C)は、車両Vが更に進入して第1物体検知センサ11の分割検知領域E2へ進入した状態を示している。この状態になると、第1物体検知センサ11の分割検知領域は、分割検知領域E2から分割検知領域E3に切り替えられる。第2物体検知センサ12は、分割検知領域E11による検知状態が維持される。この状態では、位置案内灯7は「前進7a」の表示のままである。
図4(D)は、車両Vが更に進入して第1物体検知センサ11の分割検知領域E3へ進入した状態を示している。この状態になると、第1物体検知センサ11の分割検知領域は、分割検知領域E3から分割検知領域E4に切り替えられる。第2物体検知センサ12は、分割検知領域E11による検知状態が維持される。この状態では、位置案内灯7は「前進7a」の表示のままである。
図4(E)は、車両Vが更に進入して第1物体検知センサ11の分割検知領域E4へ進入した状態を示している。この状態になると、車両Vの後端部が第2物体検知センサ12の分割検知領域E11で非検知となる。これにより、第1物体検知センサ11の分割検知領域は、分割検知領域E4から分割検知領域E5に切り替えられる。また、第2物体検知センサ12の分割検知領域は、分割検知領域E11から分割検知領域E12に切り替えられる。図5(C)はこの状態を示し、車両Vが入出庫部3の適切な停車位置まで進入した状態である。車両Vは、第1物体検知センサ11と第2物体検知センサ12とによる移動位置検知により、停車位置まで進入したことが検知されて位置案内灯7は「停車7b」の表示となる。
図4(F)は、車両Vが停車位置を越えて第1物体検知センサ11の分割検知領域E5へ進入した状態を示している。この状態になると、車両Vの後端部が第2物体検知センサ12の分割検知領域E12で非検知となる。これにより、第1物体検知センサ11は、分割検知領域E5で車両Vを検知した状態であり、第2物体検知センサ12の分割検知領域は、分割検知領域E12から分割検知領域E13に切り替えられる。図5(D)はこの状態を示し、車両Vが適切な停車位置を越えて奥側Iに進入してしまった状態であるため、位置案内灯7は「後退7c」の表示となり、車両Vを後退させるように促す。
図4(G)は、車両Vが後退し、先端部が第1物体検知センサ11の分割検知領域E5で非検知となり、後端部が第2物体検知センサ12の分割検知領域E12へ進入した状態を示している。この状態では、第1物体検知センサ11は分割検知領域E4が検知となり、第2物体検知センサ12は分割検知領域E12が検知となる。また、第1物体検知センサ11の分割検知領域E5が非検知で、第2物体検知センサ12の分割検知領域E11が非検知の状態となり、上記図5(C)の状態となって、位置案内灯7は「停車7b」の表示となる。
車両Vが停車したことの判定は、車両Vが停車した状態で、その時に第1物体検知センサ11で車両Vを検知している分割検知領域と非検知の分割検知領域、及び第2物体検知センサ12で車両Vを検知している分割検知領域と非検知の分割検知領域に変化がないまま一定時間を経過したことによって停車と判定できる。停車の判定は、第1物体検知センサ11と第2物体検知センサ12の分割検知領域で車両Vを検知している状態に変化がないまま、例えば、5秒を経過したことなどにできる。
このように、物体移動検知装置10によれば、車両Vの検知結果に基づいて第1物体検知センサ11の分割検知領域E1~E5と第2物体検知センサ12の分割検知領域E11~E15とを順次切り替えて車両Vの移動位置を検知して車両Vを適切な停車位置に停車させるように誘導することができる。よって、入出庫部3において車両Vを適切な入庫位置に停車させるための既存のセンサを削減し、設備費用の低減等を図ることができる。
また、車両Vを適切な位置に停車させた後、停車の判定を行った時点で選択された非検知状態が正の分割検知領域を物体監視領域G(後述する図7に示すG1~G4)に設定し、その物体監視領域Gにおいて、人の居残りなどを監視するようにできる。これにより、物体検知センサ11,12の検知領域の切り替えによる車両Vの停車位置及び大きさを反映した適切な物体監視領域Gを車両Vの周囲に設定することができ、車両Vの大きさが異なっても人の居残りなどを適切に監視することができる。
更に、上記第1物体検知センサ11の分割検知領域E1~E5と第2物体検知センサ12の分割検知領域E11~E15とを、例えばそれぞれ30分割とし、入口側Oと奥側Iとは細かい間隔で区切り、中央部分は広い間隔で区切るようにすれば、車両Vの停車位置をより正確に規制することが可能で、車両Vの前後位置で車両Vにより近接した位置まで物体監視領域Gに設定できる。
よって、物体検知センサ11,12のみで、車両Vを適切な停車位置へ誘導できるとともに、人などの居残り監視をすることが可能となる。
(物体検知センサの連携例)
図6(A)~(C)は、図2,3に示す物体検知センサの連携時における奥側の物体検知センサ11の動作例を示す図面である。図7(A)~(D)は、図2,3に示す物体検知センサの連携時における入口側の物体検知センサ12の動作例を示す図面である。以下の例では、第1物体検知センサ11と第2物体検知センサ12の検知領域の組み合わせで車両Vが所定位置に達したことの判定と、車両Vの移動検知と同時に他の検知領域における物体監視(居残り監視)を行う例を説明する。以下に説明する連携例では、車両Vの入庫時における領域切り替え例であり、領域(1)を人の居残り監視をする物体監視領域とし、領域(2)を車両Vの移動を検知する検知領域とする。領域(1)は、非検知が正の状態となる分割検知領域E1~E5を示し、領域(2)は、検知が正の状態となる分割検知領域E1~E4を示している。なお、第1物体検知センサ11と第2物体検知センサ12の領域切り替えは、並行して(それぞれ独立して)行われる。
図6(A)は、第1物体検知センサ11における領域(1)と領域(2)の切り替えと、車両Vの前進及び後退と、それぞれの制御との関係を示している。図示しない制御i)としては、領域(1)の分割検知領域E1が未検知(OFF)では入庫待機の状態となる。その後、車両Vが分割検知領域E1に進入して検知されると、図6(B)の制御ii)に示すように、領域(1)は分割検知領域E1が分割検知領域E2に切り替えられ、領域(2)は分割検知領域E1となる。この状態では、領域(1)は分割検知領域E2がOFFとなり、領域(2)は分割検知領域E1がONの状態となる。位置案内灯7は、「前進7a」の表示となる。その後、車両Vの前進に伴って領域(1)の分割検知領域E2がONになり、領域(2)の分割検知領域E1がONの状態となれば、それぞれの分割検知領域が前方へ切り替えられる。その後、同様に順次前方の分割検知領域へ切り替えられる。位置案内灯7は、「前進7a」の表示である。そして、領域(1)の分割検知領域がOFFとなり、領域(2)の分割検知領域がOFFとなると、領域(1)の分割検知領域E5が分割検知領域E4に、領域(2)の分割検知領域E4が分割検知領域E3に、それぞれ後方へ切り替えられる。なお、領域(1)の分割検知領域E2と領域(2)の分割検知領域E1から後方への切り替えは行われない。
図6(C)の制御iii)に示すように、車両Vが前進又は後退時に所定の位置に達し、領域(1)の分割検知領域がOFFの状態で、領域(2)の分割検知領域がONの状態になると、位置案内灯7は、「停車7b」の表示となる。この時、以下に説明する第2物体検知センサ12による移動位置検知結果と連携させることができる。第1物体検知センサ11と第2物体検知センサ12との連携は、後述する。なお、車両Vが所定の停車位置よりも進入して、領域(1)の分割検知領域がONで、領域(2)の分割検知領域がONの状態となれば、位置案内灯7は、「後退7c」の表示となり、後退が促される。この例では、その後、車両Vが所定の位置へ後退するまで、領域(1)の分割検知領域がOFFで、領域(2)の分割検知領域がOFFの状態となれば分割検知領域が後方へ切り替えられる。
一方、図7(A)は、第2物体検知センサ12における領域(1)と領域(2)の切り替えと、車両Vの前進及び後退と、それぞれの制御との関係を示している。図示しない制御iv)としては、領域(2)の分割検知領域E11が未検知(OFF)では入庫待機の状態となる。
その後、車両Vが分割検知領域E11に進入し分割検知領域E12がONの状態となれば、図7(B)の制御v)に示すように、領域(2)は分割検知領域E11が分割検知領域E12に切り替えられ、領域(1)は分割検知領域E11となる。この状態で、領域(1)の分割検知領域E11がOFFとなり、領域(2)の分割検知領域E12がONの状態となれば、位置案内灯7は、「停車7b」の表示となる。すなわち、車両Vの後端が分割検知領域E11よりも奥側に進入して、車両Vが停車位置に達した状態となり、上記した第1物体検知センサ11の制御iii)において車両Vが所定の位置に達したことの移動位置検知結果との連携により、車両Vを適切な位置に停車させる状態である。第1物体検知センサ11の検知状態と第2物体検知センサ12の検知状態が共に位置案内灯7に「停車7b」を表示させる条件を満足すると、車両Vを適切な位置に停車させる状態である。この状態のまま一定時間経過することで、車両Vの停車と判定できる。
なお、領域(2)の分割検知領域がONの状態で、領域(1)の分割検知領域がONの状態となれば、位置案内灯7は、「前進7a」の表示となる。また、領域(2)の分割検知領域がOFFで、領域(1)の分割検知領域がOFFとなれば、領域(2)の分割検知領域E12が分割検知領域E13に、領域(1)の分割検知領域E11が分割検知領域E12に、それぞれ前方へ切り替えられる。但し、領域(2)の分割検知領域がONで、領域(1)の分割検知領域がONの状態から変化した場合、車両Vが検知領域から出て(後退して)入庫中止したと判断し、入庫待機状態に切り替えられる。
その後、図7(C)の制御vi)に示すように、領域(2)の分割検知領域がOFFで、領域(1)の分割検知領域がOFFとなれば、領域(2)の分割検知領域及び領域(1)の分割検知領域E11がそれぞれ前方の分割検知領域へ切り替えられる。領域(2)の分割検知領域がONで、領域(1)の分割検知領域がONとなれば、領域(2)の分割検知領域及び領域(1)の分割検知領域がそれぞれ後方の分割検知領域へ切り替えられる。
なお、図7(D)の制御vii)も制御vi)と同様であるが、通常起こり得ないが、領域(2)の分割検知領域E15がOFFで、領域(1)の分割検知領域E14がOFFとなった場合には、監視を維持すればよい。
また、車長の短い車両Vを中央寄せで停車させるために、第1物体検知センサ11の奥側端における分割検知領域(分割検知領域E5と、分割検知領域E4)より入口側Oの分割検知領域(例えば、領域(1)の分割検知領域E4と、領域(2)の分割検知領域E3)と、第2物体検知センサ12の入口側端(領域(1)の分割検知領域E11と、領域(2)の分割検知領域E12)より手前の領域(例えば、領域(1)の分割検知領域E12と、領域(2)の分割検知領域E13)において、同時に領域(1)の分割検知領域がOFFで、領域(2)の分割検知領域がONとなった時も、位置案内灯7の表示を「停車7b」として、車両Vの停止を指示するようにしてもよい。
(物体移動検知装置の別実施形態)
図8は、図1に示す機械式駐車設備1の入出庫部3における物体検知センサ11,12による異なる移動検知を示す平面視の模式図である。図9は、図8に示す物体検知センサ11,12による移動検知結果に基づく物体監視領域Gの設定例を示す模式図である。なお、ここでも理解を容易にするために、図では分割検知領域E1~E5と分割検知領域E11~E15とを左右方向にずらして示している。また、以下の説明では、位置案内灯7による案内の説明を省略する。
図8に示すように、この例の物体移動検知装置10では、第1物体検知センサ11で入出庫部3における検知領域Eの中央部分から奥側Iの部分を監視し、第2物体検知センサ12で入出庫部3における検知領域Eの中央部分から入口側Oの部分を監視するようにしている。第1物体検知センサ11の分割検知領域は、奥側Iから所定間隔で小さくなる分割検知領域E6~E1に設定されている。第2物体検知センサ12の分割検知領域は、入口側Oから所定間隔で大きくなる分割検知領域E11~E16に設定されている。分割検知領域E6と分割検知領域E16とは、中央部分で重なった領域となっている。なお、分割検知領域E6~E1を奥側Iに集中させ、分割検知領域E11~E16を入口側Oに集中させ、必ず車両Vが存在する中央部分に間隔があるようにしてもよい。
この例の物体移動検知装置10によれば、第2物体検知センサ12が分割検知領域E11の状態で車両Vが入出庫部3に進入すると、車両先端部が第2物体検知センサ12によって分割検知領域E11に進入したことが検知される。そして、車両Vが分割検知領域E11から出て非検知となると、第2物体検知センサ12の分割検知領域は分割検知領域E11から分割検知領域E12に切り替えられる。車両Vが更に進入して分割検知領域E12で非検知になると、第2物体検知センサ12の分割検知領域は分割検知領域E12から分割検知領域E13に切り替えられる。その後、車両Vが更に進入して分割検知領域E13で非検知になると、第2物体検知センサ12の分割検知領域は分割検知領域E13が分割検知領域E14に切り替えられる。その後、同様に車両Vが更に進入して分割検知領域E14で非検知になると、第2物体検知センサ12の分割検知領域は分割検知領域E14から分割検知領域E15に切り替えられる。また、車両Vが更に進入して分割検知領域E15で非検知になると、第2物体検知センサ12の分割検知領域は分割検知領域E15から分割検知領域E16へと切り替えられる。
分割検知領域E16は、第1物体検知センサ11の分割検知領域E6と重なっており、第1物体検知センサ11は初期状態で分割検知領域E6が検知可能な状態となっている。そして、分割検知領域E6へ車両Vが進入したことが第1物体検知センサ11で検知されると、第1物体検知センサ11の分割検知領域は分割検知領域E6から分割検知領域E5に切り替えられる。
その後、車両Vが更に進入すると、第1物体検知センサ11の分割検知領域は分割検知領域E5から分割検知領域E4に切り替えられる。その後、同様に、車両Vが更に進入すると、分割検知領域E4から分割検知領域E3に切り替えられ、更に進入すると分割検知領域E3から分割検知領域E2に切り替えられ、更に進入すると分割検知領域E2から分割検知領域E1に切り替えられる。
このように、この実施形態によれば、検知領域Eにおける車両Vの検知を、検知開始位置である入口側Oから中央部分までを第2物体検知センサ12によって検知し、中央部分から奥側Iを第1物体検知センサ11によって検知することができる。すなわち、車両V前端の位置を第1物体検知センサ11、後端の位置を第2物体検知センサ12によって検知することができる。しかも、このようにすれば、第2物体検知センサ12の分割検知領域E11~E16と第1物体検知センサ11の分割検知領域E1~E6とを、車両Vの移動方向Wにそれぞれ20~30の分割することができ、より細かく分割検知領域を設定することができる。よって、より細かく車両Vの移動位置を検知して、車両Vを適切な停車位置に停車させるように誘導することができる。
また、車両Vを適切な停車位置に停車させた後、その車両Vの周囲をより細かく物体監視領域G(図9)として設定できるので、車両Vの大きさが異なっても、その車両Vの大きさを反映した適切な物体監視領域Gを車両Vの周囲に設定し、人の居残りなどを適切に監視することができる。よって、物体検知センサ11,12のみで、車両Vの誘導と人などの居残り監視をすることが可能となる。
(車両停車後の監視領域設定)
図9に示すように、上記第1物体検知センサ11によれば、車両Vを適切な停車位置に停車させた後、その車両Vに対し停車の判定を行った時点で選択されていた非検知状態が正の奥側Iに設定された分割検知領域Eを物体監視領域G1(左下がり斜線部)として設定することができる。また、上記第2物体検知センサ12によれば、車両Vを適切な停車位置に停車させた後、その車両Vに対し停車の判定を行った時点で選択されていた非検知状態が正の分割検知領域、又は、選択されていた検知状態が正の分割検知領域の奥側境界部の入口側に隣接した奥側境界部を有する非検知状態が正の入口側Oに設定された分割検知領域Eを物体監視領域G2(右下がり斜線部)として設定することができる。更に、上記第1物体検知センサ11によれば、上記した分割検知領域E1~E6の他、入出庫部3における車両停車位置であるパレット5の左方位置に固定物体監視領域G3(縦線部)を設定することができる。また、上記第2物体検知センサ12によれば、上記した分割検知領域E11~E16の他、入出庫部3における車両停車位置であるパレット5の右方位置に固定物体監視領域G4(縦線部)を設定することができる。これらを含めた物体監視領域G1~G4が、居残り監視領域である。
そして、第1物体検知センサ11によれば、分割検知領域E1~E6のいずれかと、固定物体監視領域G3とに対し、1回のスキャン(走査)動作で全ての範囲の反射データを取得し、物体の有無を監視することができる。また、第2物体検知センサ12によれば、分割検知領域E11~E16のいずれかと、固定物体監視領域G4とに対し、1回のスキャン(走査)動作で全ての範囲の反射データを取得し、物体の有無を監視することができる。そして、この設定された居残り監視領域の少なくともいずれかで物体の存在が検知された場合、人や物などが居残っていると判定し、入出庫口4の閉鎖や、機械式駐車設備1の運転を禁止するインターロックをかけることができる。
なお、固定物体監視領域G3,G4における物体監視は、車両Vの前後位置における物体監視領域G1,G2と同様に、車両Vの乗り入れが可能となった状態から入出庫口4を閉鎖するまで有効とすればよい。
このように、上記物体移動検知装置10によれば、車両Vを適切な停車位置に誘導した後、その車両V近傍の車両前後位置と左右両側方とに物体監視領域G1~G4を設定することができる。よって、車両Vの大きさや停車位置が変化したとしても、検知領域Eの内、車両Vの停車の判定を行った時点で選択された非検知状態が正の分割検知領域Eを物体監視領域G1~G4とすることが適切にできる。なお、これらの制御は、制御部13によって制御される。
(総括)
以上のように、上記物体移動検知装置10によれば、機械式駐車設備1においては、入庫する車両Vが入出庫部3に進入したことを検知すると、第1物体検知センサ11と第2物体検知センサ12とによる検知領域の切り替えにより、車両Vの移動位置を検出し、車両Vが適切な停車位置に停車できるよう誘導することが可能となる。また、車両Vが適切な停車位置に停車したと判定した後、停車の判定を行った時点で選択された非検知状態が正の分割検知領域を居残り監視領域とし、物体の監視を行うことが可能となる。
したがって、物体移動検知装置10のみで、車両Vの誘導と車両Vの大きさと停車位置を反映した居残り監視をすることが可能となる。これにより、既存の車両誘導センサや居残り監視センサを削減することもでき、設備費用の低減を図ることが可能となる。
(変形例)
上記した実施形態では、検知領域Eを移動方向Wにほぼ均等に分割した分割検知領域E1~E5(E6)、E11~E15(E16)を例に説明したが、分割検知領域の範囲は、検知する対象物に応じて不均等にしてもよい。例えば、車両Vを検知する場合、車両Vの中央部分が位置する範囲は広く分割し、車両Vの前部と後部が位置する部分は細かく分割することもできる。また、分割検知領域を矩形とした例を示したが、例えば図6のE1~E6それぞれをG3と、E11~E16それぞれをG4と一体化したL字型領域に設定することもできる。
更に、上記した実施形態では、車両Vの左右両側部の固定物体監視領域G3,G4を物体検知センサ11,12で検知しているが、他の固定領域のみを検知する検知器を備えさせることもできる。また、物体検知センサ11と12を入出庫部の角部に対角配置した例を示したが、これに限らず、例えば車両停車位置に対して対称に、入出庫部の入口側、中央部、奥側などに配置することができる。
更に、機械式駐車設備1はパレット式に限られるものではなく、入出庫部3を備えた機械式駐車設備であれば地下式などでもよく、上記実施形態に限定されるものではない。また、入庫誘導を例示したが、出庫の際も、車両や人の退出確認などに物体移動検知装置10を利用することができる。
更に、物体検知センサ11及び物体検知センサ12ごとに単一領域を使用し、それぞれによって車両Vが前進中か後退中かを検知してその検知結果を保持し、その検知結果によって車両Vが所定位置に達したか否かの判定をそれぞれ分岐させることもできる。
更に、上記した実施形態は一例を示しており、物体移動検知装置10は、機械式駐車設備1に限られるものではなく、物体を所定位置へ誘導するものなどでも用いることができ、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。
1 機械式駐車設備
2 駐車塔
3 入出庫部
4 入出庫口
5 パレット
6 鏡台
7 位置案内灯
10 物体移動検知装置
11 第1物体検知センサ(検知部)
12 第2物体検知センサ(検知部)
13 制御部(分割検知領域設定部)
E 検知領域
E1~E6 分割検知領域
E11~E16 分割検知領域
G1~G4 物体監視領域
I 奥側
O 入口側
V 車両
W 移動方向

Claims (11)

  1. 予め設定された検知領域における車両の移動位置を検知する機械式駐車設備の物体移動検知装置であって、
    前記検知領域を前記車両の移動方向に複数の領域に区切った分割検知領域に設定する分割検知領域設定部と、
    前記分割検知領域を切り替えてそれぞれの該分割検知領域で前記車両を検知することができる検知部と、
    を備え、
    前記分割検知領域設定部は、前記検知領域を前記車両の移動方向の奥側に向けて領域が前記検知領域の全体から所定間隔で順次小さくなる複数の前記分割検知領域に設定し、
    前記検知部は、前記車両を検知する前記分割検知領域の選択を、前記車両の検知開始側における前記分割検知領域で前記車両を検知することで、前記車両の移動方向奥側に隣り合う前記車両を検知していない状態の前記分割検知領域に切り替えて前記車両の奥側端の移動位置を検知するよう構成されている、
    ことを特徴とする機械式駐車設備の物体移動検知装置。

  2. 予め設定された検知領域における車両の移動位置を検知する機械式駐車設備の物体移動検知装置であって、
    前記検知領域を前記車両の移動方向に複数の領域に区切った分割検知領域に設定する分割検知領域設定部と、
    前記分割検知領域を切り替えてそれぞれの該分割検知領域で前記車両を検知することができる検知部と、
    を備え、
    前記分割検知領域設定部は、前記検知領域を前記車両の移動方向の奥側に向けて領域が前記検知領域の全体に至るように所定間隔で順次大きくなる複数の前記分割検知領域に設定し、
    前記検知部は、前記車両を検知する前記分割検知領域の選択を、前記車両の検知開始側における前記分割検知領域での前記車両の非検知に伴って前記分割検知領域を奥側に隣り合う前記車両を検知している状態の前記分割検知領域へ切り替えて前記車両の入口側端の移動位置を検知するよう構成されている、
    ことを特徴とする機械式駐車設備の物体移動検知装置。

  3. 予め設定された検知領域における車両の移動位置を検知する機械式駐車設備の物体移動検知装置であって、
    前記検知領域を前記車両の移動方向に複数の領域に区切った分割検知領域に設定する分割検知領域設定部と、
    前記分割検知領域を切り替えてそれぞれの該分割検知領域で前記車両を検知することができる検知部と、
    を備え、
    前記検知部は、少なくとも前記車両の移動方向の奥側と入口側とに備えられ、
    前記分割検知領域設定部で設定される前記分割検知領域は、入口側の前記検知部で前記車両を検知する前記検知領域の中央部分までを、前記車両の移動方向の奥側に向けて領域が前記検知領域の中央部分までの全体に至るように所定間隔で順次大きくなる複数の前記分割検知領域に設定し、奥側の前記検知部で前記車両を検知する前記検知領域の中央部分から奥側を、前記車両の移動方向の奥側に向けて領域が前記検知領域の中央部分から奥側の全体から順次小さくなる複数の前記分割検知領域に設定し、
    入口側の前記検知部は、前記車両を検知する前記分割検知領域の選択を、前記車両の検知開始側における前記分割検知領域での前記車両の非検知に伴って前記分割検知領域を奥側に隣り合う前記車両を検知している状態の大きい前記分割検知領域へ切り替えて前記車両の入口側端の移動位置を前記検知領域の中央部分まで検知し、
    奥側の前記検知部は、前記車両を検知する前記分割検知領域の選択を、前記検知領域の中央部分から奥側における前記分割検知領域での前記車両の検知に伴って前記分割検知領域を奥側に隣り合う前記車両を検知していない状態の小さい前記分割検知領域へ切り替えて前記車両の奥側端の移動位置を奥側まで検知するよう構成されている、
    ことを特徴とする機械式駐車設備の物体移動検知装置。

  4. 予め設定された検知領域における車両の移動位置を検知する機械式駐車設備の物体移動検知装置であって、
    前記検知領域を前記車両の移動方向に複数の領域に区切った分割検知領域に設定する分割検知領域設定部と、
    前記分割検知領域を切り替えてそれぞれの該分割検知領域で前記車両を検知することができる検知部と、
    を備え、
    前記検知部は、少なくとも前記車両の移動方向の奥側と入口側とに備えられ、
    前記分割検知領域設定部で設定される前記分割検知領域は、入口側の前記検知部で前記車両を検知する前記検知領域を、前記車両の移動方向の奥側に向けて入口側の前記検知部で前記車両を検知する前記検知領域の全体に至るように所定間隔で順次大きくなる複数の前記分割検知領域に設定し、奥側の前記検知部で前記車両を検知する前記検知領域を、前記車両の移動方向の奥側に向けて奥側の前記検知部で前記車両を検知する前記検知領域の全体から順次小さくなる複数の前記分割検知領域に設定し、
    入口側の前記検知部は、前記車両を検知する前記分割検知領域の選択を、前記車両の検知開始側における前記分割検知領域での前記車両の非検知に伴って前記分割検知領域を奥側に隣り合う前記車両を検知している状態の大きい前記分割検知領域へ切り替えて前記車両の入口側端の移動位置を検知し、
    奥側の前記検知部は、前記車両を検知する前記分割検知領域の選択を、奥側における前記分割検知領域での前記車両の検知に伴って前記分割検知領域を奥側に隣り合う前記車両を検知していない状態の小さい前記分割検知領域へ切り替えて前記車両の奥側端の移動位置を検知し、
    入口側の前記検知部による前記車両の移動位置検知結果と、奥側の前記検知部による前記車両の移動位置検知結果と、の連携によって前記車両が所定位置に達したことを検知するよう構成されている、
    ことを特徴とする機械式駐車設備の物体移動検知装置。

  5. 請求項1~のいずれか1項に記載の前記物体移動検知装置を備えた機械式駐車設備であって、
    車両の入出庫を行う入出庫部に前記物体移動検知装置を備え、
    前記入出庫部における前記車両の移動位置を前記物体移動検知装置で検知して前記車両の入庫位置を検知し、
    前記物体移動検知装置の検知結果に基づいて前記車両を所定の停車位置に誘導するよう構成されている、
    ことを特徴とする機械式駐車設備。
  6. 前記物体移動検知装置で前記車両が所定位置に停車したことを検知し、
    前記物体移動検知装置で前記車両を検知した前記分割検知領域の奥側に隣り合う前記車両を検知していない状態の前記分割検知領域を物体監視領域に設定するよう構成されている、
    請求項に記載の機械式駐車設備。
  7. 前記物体移動検知装置で前記車両が所定位置に停車したことを検知し、
    前記物体移動検知装置で前記車両の停を検知した前記分割検知領域の入口側に隣り合う前記車両を検知していない状態の前記分割検知領域を物体監視領域に設定するよう構成されている、
    請求項又はに記載の機械式駐車設備。
  8. 前記物体移動検知装置は、前記入出庫部の前記車両の停車位置に対する右方位置及び左方位置に備えられ、
    それぞれの前記物体移動検知装置は、車両停車位置のそれぞれが備えられている右方位置及び左方位置のいずれかを固定物体監視領域に設定するよう構成されている、
    請求項5~7のいずれか1項に記載の機械式駐車設備。
  9. 機械式駐車設備の入出庫部における車両の移動位置を検知する車両移動検知方法であって、
    前記入出庫部に備えられた検知部で前記車両を検知する検知領域を設定し、
    前記検知領域を前記車両の移動方向の奥側に向けて領域が前記検知領域の全体から所定間隔で順次小さくなる複数の分割検知領域として設定し、
    前記検知部により、前記車両を検知する前記分割検知領域の選択を、前記車両の検知開始側における前記分割検知領域で前記車両を検知することで、前記車両の移動方向奥側に隣り合う前記車両を検知していない状態の前記分割検知領域に切り替えて前記車両の奥側端の移動位置を検知するよう構成されている、
    ことを特徴とする車両移動検知方法。

  10. 前記車両の奥側端の移動位置を、前記検知領域の入口側に備えられた前記検知部で前記検知領域の入口側の部分から中央部分まで検知した後、
    前記検知領域の奥側に備えられた他の前記検知部で前記検知領域の中央部分から奥側の部分まで検知するよう構成されている、
    請求項9に記載の車両移動検知方法。
  11. 前記検知部で前記車両が適切な位置に停車したことを検知した後、
    前記車両の停車位置を検知した入口側の前記分割検知領域の入口側に隣り合う前記車両を検知していない状態の前記分割検知領域と、前記車両の停車位置を検知した奥側の前記分割検知領域の奥側に隣り合う前記車両を検知していない状態の前記分割検知領域とを物体監視領域に設定するよう構成されている、
    請求項9又は10に記載の車両移動検知方法。
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