JP7003586B2 - カーシェアリング料金の料金設定装置、料金設定方法、料金設定システムおよび料金設定プログラム - Google Patents

カーシェアリング料金の料金設定装置、料金設定方法、料金設定システムおよび料金設定プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7003586B2
JP7003586B2 JP2017216611A JP2017216611A JP7003586B2 JP 7003586 B2 JP7003586 B2 JP 7003586B2 JP 2017216611 A JP2017216611 A JP 2017216611A JP 2017216611 A JP2017216611 A JP 2017216611A JP 7003586 B2 JP7003586 B2 JP 7003586B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charge
price
trade
information
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017216611A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019087151A (ja
Inventor
彩 小野寺
彰彦 中西
拓美 濱島
雄介 筒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2017216611A priority Critical patent/JP7003586B2/ja
Priority to EP18197504.6A priority patent/EP3483829A1/en
Priority to BR102018070803-1A priority patent/BR102018070803A2/pt
Priority to RU2018138111A priority patent/RU2732659C2/ru
Priority to KR1020180133433A priority patent/KR102192415B1/ko
Priority to US16/183,152 priority patent/US11593848B2/en
Priority to CN201811319081.6A priority patent/CN109767019A/zh
Publication of JP2019087151A publication Critical patent/JP2019087151A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7003586B2 publication Critical patent/JP7003586B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • G06Q30/0283Price estimation or determination
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q20/00Payment architectures, schemes or protocols
    • G06Q20/08Payment architectures
    • G06Q20/14Payment architectures specially adapted for billing systems
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • G06Q30/0278Product appraisal
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • G06Q30/0283Price estimation or determination
    • G06Q30/0284Time or distance, e.g. usage of parking meters or taximeters
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/06Buying, selling or leasing transactions
    • G06Q30/0645Rental transactions; Leasing transactions
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Information and communication technology [ICT] specially adapted for implementation of business processes of specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/06Energy or water supply
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Information and communication technology [ICT] specially adapted for implementation of business processes of specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/40Business processes related to the transportation industry

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本開示は、蓄電装置に蓄えられた電力を用いて走行する電気自動車のカーシェアリング料金の設定に関する。
複数のユーザが1台の車両を共同で使用するカーシェアリングが普及してきている。カーシェアリングとは、ユーザは自ら車両を所有せずに、カーシェアリングの事業者の会員となり、事業者の所有する車両を適宜利用するというものである。近年では、電気自動車の普及に伴って、カーシェアリングにおいても電気自動車が用いられるようになってきている。
電気自動車のカーシェアリング(以下「EVカーシェアリング」ともいう)は、CO排出量の削減などの環境問題への対策や、車両台数の減少による渋滞緩和などの観点から、その普及が望まれている。
特許第5700781号公報(特許文献1)には、電気自動車の電力走行による電力走行コストと、この電気自動車を仮にガソリンをエネルギー源として走行したときの推定ガソリン走行コストとを表示する車載機器が開示されている。特許文献1の車載機器は、電気自動車のエネルギー効率の良さをユーザに伝え、電気自動車の普及を促進している。
特許第5700781号公報
EVカーシェアリングは、普及してきてはいるものの、ガソリン車から電気自動車への移行、さらにはEVカーシェアリングへの移行に抵抗を持つユーザは少なくない。
特許文献1の車載機器は、ガソリン車に対する電気自動車のエネルギー効率の優位性をユーザに伝えることで、ガソリン車から電気自動車への移行の促進にはつながる可能性はあるが、EVカーシェアリングの利用の促進につながるものではなかった。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、EVカーシェアリングへ移行することにメリットを持たせ、ユーザのEVカーシェアリングの利用を促進することである。
本開示に係るカーシェアリング料金の料金設定装置は、電気自動車のシェアリングの利用料金をユーザに設定する。この料金設定装置は、ユーザが以前所有していた所有車に関する情報を記憶する記憶部と、情報を用いて利用料金を設定する料金設定部とを備える。
本開示の他の局面に係るカーシェアリング料金の料金設定方法は、電気自動車のシェアリングの利用料金をユーザに設定する料金設定方法であって、ユーザが以前所有していた所有車に関する情報を記憶するステップと、情報を用いて利用料金を設定するステップとを備える。
本開示のさらに他の局面に係るカーシェアリング料金の料金設定システムは、電気自動車のシェアリングの利用料金を設定する料金設定サーバを備える。料金設定サーバは、ユーザが以前所有していた所有車に関する情報を記憶し、情報を用いて利用料金を設定する。
本開示のさらに他の局面に係るカーシェアリング料金の料金設定プログラムは、コンピュータシステムが実行する、電気自動車のシェアリングの利用料金を設定する料金設定プログラムであって、ユーザが以前所有していた所有車に関する情報を記憶するステップと、情報を用いて利用料金を設定するステップとを実行させる。
上記構成によれば、EVカーシェアリングの利用料金に関して、EVカーシェアリングを利用するユーザが所有していた所有車に関する情報を利用料金に反映することができる。これによって、所有車からEVカーシェアリングへの移行を促進する料金設定が可能になる。
好ましくは、情報は、過去の一定期間内における所有車の燃料の購入価格を含む。
上記構成によれば、過去の一定期間内におけるガソリンや軽油などの燃料の購入価格を用いて利用料金が設定される。これにより、ガソリン車やディーゼル車などを利用していたユーザにとって、EVカーシェアリングへ移行するメリットのある料金設定をすることができる。燃料の購入価格を用いた利用料金が設定されることで、所有車からEVカーシェアリングへの移行を促進する料金設定が可能になる。
好ましくは、料金設定部は、燃料の購入価格が所定額以上である場合、燃料の購入価格が所定額未満である場合よりも低額の利用料金を設定する。
上記構成によれば、燃料の購入価格が所定額以上であるユーザは、燃料の購入価格が所定額未満であるユーザよりも低額の利用料金が設定される。燃料の購入価格が所定額以上のガソリン車などの利用頻度の多いユーザは、EVカーシェアリングに移行した場合も車両の利用頻度は多いことが予測される。ガソリン車などの利用頻度の多いユーザにEVカーシェアリングへ移行するメリットのある料金設定を行なうことにより、EVカーシェアリングの利用を促進させることができる。
好ましくは、利用料金は、単位期間毎の料金が固定化されている固定料金部分と、ユーザが利用した電力量によって料金が変動する従量料金部分とを含む。料金設定部は、固定料金部分が従量料金部分よりも高額な場合には、固定料金部分のみを単位期間の利用料金として設定し、固定料金部分が従量料金部分よりも低額な場合には、固定料金部分および従量料金部分を単位期間の利用料金として設定する。
上記構成によれば、固定料金部分が従量料金部分の料金より高額な場合には固定料金部分のみが単位期間の料金として設定される。これによって、EVカーシェアリングの利用が少ない単位期間があっても、ユーザは利用料金について高い満足度を得ることができる。
好ましくは、料金設定部は、複数の単位期間によって規定される所定期間における、従量料金部分の単位期間の平均利用額を用いて、次の所定期間における単位期間毎の固定料金部分を設定する。
上記構成によれば、次の所定期間における単位期間毎の固定料金部分が、前の所定期間における従量料金部分の単位期間の平均利用額によって設定される。そのため、EVカーシェアリングを多く利用したユーザにとって、次の所定期間における利用料金が低額に設定され、EVカーシェアリングへ移行するメリットのある料金設定がなされる。
好ましくは、情報は、所有車の下取り価格に関する情報を示す下取り価格情報を含む。
上記構成によれば、所有車の下取り価格情報を用いて利用料金が設定される。これにより、所有車を下取りに出すユーザにとって、EVカーシェアリングへ移行するメリットのある料金設定をすることができる。所有車の下取り価格情報を用いた利用料金が設定されることで、所有車からEVカーシェアリングへの移行を促進する料金設定が可能になる。
好ましくは、下取り価格情報は、下取り価格が設定されているか否かの情報を含む。料金設定部は、下取り価格が設定されている場合、下取り価格が設定されていない場合よりも低額の利用料金を設定する。
上記構成によれば車両の下取りを行なったユーザは、車両の下取りを行なわなかったユーザよりも低額の利用料金が設定される。所有車を利用していたユーザにとって、所有車を下取りに出してEVカーシェアリングへ移行するメリットのある料金設定をすることができる。ゆえに、所有車の利用からEVカーシェアリングへの移行を促進させることができる。
好ましくは、下取り価格情報は、下取り価格が設定されているか否かの情報を含む。利用料金は、単位期間毎の料金が一定の固定料金部分と、ユーザが利用した電力量によって料金が変動する従量料金部分とを含む。料金設定部は、下取り価格が設定されている場合、下取り価格が設定されていない場合よりも低額の固定料金部分を設定する。料金設定部は、下取り価格が高額であるほど、低額の従量料金部分を設定する。
上記構成によれば、車両の下取りを行なった場合、車両の下取りを行なわなかった場合よりも低額の固定料金部分が設定される。また、車両の下取りを行なった場合、下取り価格に応じた従量料金部分の設定がされ、下取り価格が高額であるほど従量料金部分が低額に設定される。これによって、様々な価格帯の車両を所有しているユーザにとって、満足度の高い料金設定がなされる。ゆえに、多くの客層に対してEVカーシェアリングを促進することができる。
好ましくは、下取り価格情報は、下取り価格が設定されているか否かの情報を含む。利用料金は、単位期間毎の料金が一定の固定料金部分と、ユーザが利用した電力量によって料金が変動する従量料金部分とを含む。料金設定部は、下取り価格が設定されている場合、下取り価格が設定されていない場合よりも低額の固定料金部分を設定する。料金設定部は、下取り価格が高額であるほど、低額の固定料金部分を設定する。
上記構成によれば、車両の下取りを行なった場合、車両の下取りを行なわなかった場合よりも低額の固定料金部分が設定される。また、車両の下取りを行なった場合、下取り価格に応じた固定料金部分の設定がされ、下取り価格が高額であるほど固定料金部分が低額に設定される。これによって、様々な価格帯の車両を所有しているユーザにとって、満足度の高い料金設定がなされる。ゆえに、多くの客層に対してEVカーシェアリングを促進することができる。
好ましくは、下取り価格情報は、下取り価格が設定されているか否かの情報を含む。利用料金は、単位期間毎の料金が一定の固定料金部分と、ユーザが利用した電力量によって料金が変動する従量料金部分とを含む。料金設定部は、下取り価格が設定されている場合、下取り価格が設定されていない場合よりも低額の従量料金部分を設定する。料金設定部は、下取り価格が高額であるほど、低額の従量料金部分を設定する。
上記構成によれば、車両の下取りを行なった場合、車両の下取りを行なわなかった場合よりも低額の従量料金部分が設定される。また、車両の下取りを行なった場合、下取り価格に応じた従量料金部分の設定がされ、下取り価格が高額であるほど従量料金部分が低額に設定される。これによって、様々な価格帯の車両を所有しているユーザにとって、満足度の高い料金設定がなされる。ゆえに、多くの客層に対してEVカーシェアリングを促進することができる。
本開示によると、ユーザの電気自動車のカーシェアリングの利用を促進することができる。
実施の形態1に係る料金設定システムの全体構成を概略的に示す図である。 実施の形態1に係る電気自動車の充電に関する構成の一例を示す図である。 実施の形態1に係る料金設定装置の制御部の構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態1に係るユーザリストの構成の一例を示す図である。 実施の形態1に係る予約リストの構成の一例を示す図である。 実施の形態1に係る料金設定システムの利用開始時における料金設定装置で実行される処理を示すフロー図である。 実施の形態1に係る料金設定システムの車両利用時における料金設定装置で実行される処理を示すフロー図である。 実施の形態1に係る利用料金の設定における料金設定装置で実行される処理を示すフロー図である。 実施の形態1に係る次年度の基本料金の設定における料金設定装置で実行される処理を示すフロー図である。 実施の形態2に係る料金設定システムの全体構成を概略的に示す図である。 実施の形態2に係る料金設定装置の制御部の構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態2に係る利用料金リストの構成の一例を示す図である。 実施の形態2に係るユーザリストの構成の一例を示す図である。 実施の形態2に係る利用料金の設定時における料金設定装置で実行される処理を示すフロー図である。 変形例1に係る利用料金リストの構成の一例を示す図である。 変形例1に係るユーザリストの構成の一例を示す図である。 変形例1に係る利用料金の設定時における料金設定装置で実行される処理を示すフロー図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<実施の形態1>
(料金設定システムの構成について)
図1は、実施の形態1に係る料金設定システム1の全体構成を概略的に示す図である。図1に示すように、実施の形態1に係る料金設定システム1は、料金設定装置100と、通信端末200と、電気自動車である車両(以下、単に「車両」ともいう)300とを備える。
料金設定装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを含む。各部は、通信バス140によって通信可能に接続されている。
通信部110は、たとえば、ユーザの通信端末200(スマートフォンやパーソナルコンピュータなどの通信端末)の通信部210との通信が可能となるように構成される。通信部110と通信部210との通信は、インターネットまたは電話回線などの通信ネットワーク600を介して互いに行なわれる。
また、通信部110は、車両300の通信部310との通信が可能に構成されている。通信部110と通信部310との通信は、通信ネットワーク600を介して互いに行なわれる。
記憶部120は、たとえば、ハードディスクあるいはソリッドステートドライブ等の大容量の記憶装置を含む。記憶部120には、たとえば、カーシェアリングに会員登録しているユーザの情報や、ユーザの所有していた車両(以下「所有車」ともいう)に関する情報であるガソリンの購入価格、車両300の充電状態(以下、SOC「State Of Charge」とも称する)や位置に関する情報などが記憶されている。
ガソリンの購入価格とは、ユーザが所有車に関して過去に購入したガソリン代の価格の情報である。ガソリンの購入価格は、たとえば、ユーザの会員登録の日から過去1年間に購入したガソリン代が入力される。なお、ガソリンの購入価格として用いる期間は、過去1年間に限られるものではなく、適宜設定することが可能である。たとえば、ユーザの会員登録の日から過去半年間や、ユーザの会員登録の日から過去2年間であってもよい。なお、ガソリンの購入価格は本開示に係る「所有車に関する情報」に相当する。なお、以下においては、ガソリン車について説明するが、所有車がディーゼル車である場合は、軽油の購入価格がガソリンの購入価格に相当する。
また、記憶部120には、後述するユーザリスト700および車両の予約状況が登録されている予約リストが記憶されている。
制御部130は、CPU(Central Processing Unit)130aと、メモリ(ROMおよびRAM)130bと、各種信号を入出力するための入出力ポート(図示せず)などを含む。制御部130は、記憶部120に記憶された情報や通信端末200から通信部110を経由して受信する情報に基づいて所定の演算処理を実行するように構成される。制御部130は、ガソリンの購入価格を用いて、カーシェアリングの利用料金を設定する。制御部130の詳細については後述する。
通信端末200は、通信部210と、記憶部220と、制御部230と、入力部240と表示部250とを含む。各部は、通信バス280によって通信可能に接続されている。
通信部210は、料金設定装置100の通信部110との通信が可能となるように構成される。通信部110と通信部210との通信は、通信ネットワーク600を介して互いに行なわれる。
また、通信部210は、車両300の通信部310との通信が可能となるように構成される。通信部210と通信部310との通信は、通信ネットワーク600を介して互いに行なわれる。
記憶部220は、たとえば、フラッシュメモリ、ハードディスクあるいはソリッドステートドライブ等の大容量の記憶装置とを含む。
制御部230は、たとえば、記憶部220に記憶された情報や料金設定装置100から通信部210を経由して受信する情報に基づいて所定の演算処理を実行するように構成される。
入力部240は、通信端末200における入力装置である。入力部240は、キーボード、マウス、タッチパネルなどで構成され、キーボード、マウス、タッチパネルなどに対する入力操作を受け付ける。
表示部250は、制御部230の制御に従って画像を表示する表示装置である。表示部250は例えば液晶パネルなどで実現される。
車両300は、通信部310と、記憶部320と、制御部330とを含む。各部は、通信バス360によって通信可能に接続されている。
通信部310は、料金設定装置100の通信部110や通信端末200の通信部210と通信が可能となるように構成される。通信部310と、通信部110および通信部210との間で行われる通信については上述したとおりであるため、その詳細な説明は繰り返さない。
記憶部320は、たとえば、不揮発性メモリ、ハードディスクまたはソリッドステートドライブ等を含む記憶装置である。記憶部320は、たとえば、車両300に搭載される蓄電装置307のSOCの情報などを記憶する。
制御部330は、たとえば、CPUと、メモリ(ROMおよびRAM)と、各種信号を入出力するための入出力ポート等を含む(いずれも図示せず)。制御部330は、メモリや記憶部320に記憶された情報に基づいて所定の演算処理を実行するように構成される。
また、制御部330は、車両300に搭載された蓄電装置307(図2)の状態を監視する。制御部330は、たとえば、蓄電装置307の電圧、電流および温度を検出し、これらの値を用いて蓄電装置307のSOCを算出する。SOCの算出には、周知の技術が用いられればよく、その詳細な説明は行なわない。
また、制御部330は、車両300がREADY-OFF状態からREADY-ON状態に移行した場合に、車両300の利用を開始することを通知する利用開始情報とともに、車両300を特定するための情報である車両情報を通信部310を介して料金設定装置100に送信する。制御部330は、車両300がREADY-ON状態からREADY-OFF状態に移行した場合に、車両300の利用を終了することを通知する利用終了情報を料金設定装置100に送信する。なお、READY-ON状態とは、車両300が走行可能な状態をいい、READY-OFF状態とは、車両300が走行不能な状態をいう。
制御部330は、算出したSOCの情報を記憶部320に記憶させる。制御部330は、車両300がREADY-ON状態および充電中においては、算出したSOCの情報を定期的に料金設定装置100に送信する。制御部330は、料金設定装置100からの要求に応じて、車両300のSOCの情報を通信部310を介して料金設定装置100に送信する。また、制御部330は、車両300がREADY-ON状態からREADY-OFF状態に移行した場合に、車両300のSOCの情報を通信部310を介して料金設定装置100に送信する。
図2は、本実施の形態に係る電気自動車の充電に関する構成の一例を示す図である。なお、図2においては、図1で示した通信部310や制御部330等は図示していない。
図2に示すように、車両300は、充電器305と、蓄電装置307と、インバータ308と、モータジェネレータ309と、インレット311とをさらに含む。
充電器305は、インレット311に充電スタンド900の充電コネクタ902が取り付けられた場合に、外部の電源800から供給される電力を用いて蓄電装置307を充電する。
蓄電装置307は、たとえば、ニッケル水素電池あるいはリチウムイオン電池等の二次電池を用いて構成される。蓄電装置307は、電力を貯蔵できる蓄電装置であればよく、たとえば、蓄電装置307に代えて大容量のキャパシタが用いられてもよい。
インバータ308は、交流電力と直流電力との間で電力を変換する電力変換装置である。インバータ308は、たとえば、蓄電装置307の直流電力を交流電力に変換してモータジェネレータ309に供給する。また、インバータ308は、たとえば、モータジェネレータ309からの交流電力(回生電力)を直流電力に変換して蓄電装置307に供給して、蓄電装置307を充電する。
モータジェネレータ309は、インバータ308からの電力供給を受けて駆動輪312に回転力を与える。駆動輪312は、モータジェネレータ309によって与えられた回転力によって回転し、車両300を走行させる。
インレット311は、車両300の外装部分にリッド等のカバー(図示せず)とともに設けられる。インレット311は、充電コネクタ902が取り付け可能な形状を有する。インレット311および充電コネクタ902の双方には接点が内蔵されており、インレット311に充電コネクタ902が取り付けられると接点同士が接触して、インレット311と充電コネクタ902とが電気的に接続される。
充電スタンド900は、車両300の外部に設置され、充電ケーブル904を経由して充電コネクタ902に接続される。充電スタンド900は、電源500と電気的に接続されており、インレット311に充電コネクタ902が取り付けられた場合に、電源800の電力が充電スタンド900、充電ケーブル904および充電コネクタ902を経由して車両300に供給される。
図3は、実施の形態1に係る料金設定装置100の制御部130の構成を示す機能ブロック図である。制御部130は、情報取得部131と、ユーザリスト作成部133と、予約リスト作成部135と、料金設定部137とを含む。
情報取得部131は、車両300から利用開始情報、利用終了情報、車両情報、SOCの情報などを通信部110を介して取得する。また、情報取得部131は、通信部110を介して車両300にSOCの情報や位置情報の送信を通信部110を介して要求する。
ユーザリスト作成部133は、通信端末200から入力された情報などに基づいて、後述するユーザリスト700を作成し、記憶部120に記憶する。ユーザリスト作成部133は、ユーザリスト700に登録されている情報を受信する毎にユーザリスト700を更新し、記憶部120に記憶する。
予約リスト作成部135は、通信端末200から入力された情報などに基づいて、後述する予約リストを作成し、記憶部120に記憶する。予約リスト作成部135は、通信端末200から予約申し込みあるいは予約キャンセルが入力される毎に予約リストを更新し、記憶部120に記憶する。
料金設定部137は、車両300を使用したユーザに課金するシェアリング料金を設定する。料金設定部137は、後述する基本料金や従量料金を後述の方法により設定する。また、料金設定部137は、ユーザが車両300を返却した際における車両300のSOCなどに基づいてシェアリング料金を決定する。
(EVカーシェアリングについて)
上記のように構成された料金設定システム1を用いたカーシェアリングにおいては、たとえば、ユーザが通信端末200を用いてカーシェアリング事業者の料金設定装置100に対してユーザ登録を行なう。そして、ユーザは、料金設定装置100から発行されたユーザIDを用いて、車両の予約を行なって、予約時刻から車両の使用が可能となる。
このようなカーシェアリングにおいて、電気自動車の普及に伴って電気自動車のカーシェアリング(EVカーシェアリング)が普及してきている。EVカーシェアリングは、CO排出量の削減などの環境問題への対策や、車両台数の減少による渋滞緩和などの観点から、その普及が望まれている。
しかしながら、ガソリン車から電気自動車への移行あるいはガソリン車などの車両の所有からカーシェアリングへの移行に抵抗を持つユーザは少なくない。そのため、上記のようなユーザに、EVカーシェアリングの利用を促進するような仕組みが求められている。
そこで、ガソリン車などの車両の所有からEVカーシェアリングへ移行することにメリットを持たせたEVカーシェアリングの料金設定をし、ユーザのEVカーシェアリングの利用を促進させることが考えられる。
実施の形態1のEVカーシェアリングにユーザ登録を行なったユーザは、単位期間毎に、その単位期間における利用料金が課金される。利用料金は、基本料金と従量料金とが設定される。基本料金とは、EVカーシェアリングの会員となると単位期間毎に固定額で発生する料金である。基本料金は、複数の単位期間によって構成される所定期間毎に変動する。従量料金とは、単位期間においてユーザが実際に車両を使用したことによって使用した電力量に応じて発生する料金である。実施の形態1においては、従量料金は、使用した電力量と電気料金単価との積から算出される。なお、基本料金は、本開示に係る「固定料金部分」に相当する。従量料金は、本開示に係る「従量料金部分」に相当する。
以下の説明においては、単位期間を1か月とし、所定期間を1年とした場合を一例として説明する。
実施の形態1においては、ガソリン車を利用していたユーザがEVカーシェアリングへ移行した場合に、ユーザがEVカーシェアリングへの移行に伴なう割引である移行割の適用を希望すると、過去のガソリンの購入価格の入力が要求される。ユーザが過去のガソリンの購入価格を登録すると、ユーザの過去のガソリンの購入価格を用いてEVカーシェアリングの基本料金の割引が行なわれる。
ガソリンの購入価格を用いた利用料金が設定されることで、ガソリン車などの車両を所有していたユーザにとって、ガソリン車などの車両の所有からEVカーシェアリングへ移行するメリットのある料金設定が可能になる。これによって、ガソリン車などの車両の所有からEVカーシェアリングへの移行が促進される。
また、ガソリンの購入価格に応じて基本料金の割引率が設定される。ガソリンの利用が多かったユーザほど大きな割引率が設定される。ガソリンの購入価格が所定額以上のガソリン車などの利用頻度の多いユーザは、EVカーシェアリングに移行した場合も車両の利用頻度は多いことが予測される。ガソリン車などの利用頻度の多いユーザにEVカーシェアリングへ移行するメリットのある料金設定を行なうことにより、EVカーシェアリングの利用を促進させることができる。
また、実施の形態1においては、ある月における従量料金が基本料金よりも大きい額であった場合には、利用料金は、基本料金と従量料金との加算により設定される。実施の形態1においては、ある月における従量料金が基本料金以下の額であった場合、その月における利用料金は、基本料金のみの額に設定される。EVカーシェアリングの利用が少なかった月においては、従量料金が基本料金以下の額である場合がある。このような場合、利用料金には、従量料金を含めずに基本料金のみが利用料金として設定される。つまり、実施の形態1においては、利用料金は、従量料金>基本料金の場合には、「利用料金=基本料金+従量料金」で設定され、従量料金≦基本料金の場合には、「利用料金=基本料金」で設定される。
これによって、たとえば、基本料金の割引率が小さいユーザであっても、従量料金が基本料金以下の額であった場合には従量料金は課金されないため、料金について高い満足度を得ることができる。また、EVカーシェアリングの利用頻度が低いユーザであっても、基本料金の課金に不満を感じることが軽減されて料金について高い満足度を得ることができる。
さらに、実施の形態1においては、今年度における月額の平均従量料金によって、次年度の基本料金の割引率が決定される。月額の平均従量料金が高いユーザほど、大きい割引率が設定される。
これによって、EVカーシェアリングを利用頻度の多いユーザは料金について高い満足度を得ることができる。
(ユーザリスト700について)
図4は、実施の形態1に係るユーザリスト700の構成の一例を示す図である。図4に示すように、実施の形態1においては、ユーザリスト700には、ユーザIDと、移行割の適用希望の有無と、ガソリンの購入価格と、基本料金と、月別電力使用量とが登録される。
ユーザIDは、ユーザのEVカーシェアリングへの会員登録が完了すると、ユーザに対して発行され、ユーザを特定するために用いられる。
移行割の適用希望は、ユーザがEVカーシェアリングへの会員登録を行なう際に、通信端末200を用いて選択した情報に基づいて登録される。
ガソリンの購入価格は、EVカーシェアリングへの会員登録の際に、移行割の適用希望をしたユーザに入力が求められる。ユーザが、通信端末200を用いてガソリンの購入価格を入力すると、料金設定装置100はユーザリスト700へガソリンの購入価格を登録する。
なお、ガソリンの購入価格の登録には、スキャナやカメラなどで領収書やクレジットカードの明細書などを画像スキャンさせることで、自動的に登録されるような方法を用いてもよい。ガソリンの購入価格登録には、種々の公知な方法を適用することが可能である。
移行割は、登録されたガソリンの購入価格を用いて、料金設定装置100によって算出され、移行割が適用される場合にはユーザリスト700の基本料金欄に登録される。具体的には、移行割のうち後述する第1割引が適用される場合には、基本料金欄には「第1割引適用」と登録され、移行割のうち後述する第2割引が適用される場合には、基本料金欄には「第2割引適用」と登録される。移行割の適用がない場合は、基本料金欄には「基本料金」と登録される。移行割の算出については、後述する。
月別総電力使用量には、月毎にユーザが車両の使用によって使用した電力量が登録される。実施の形態1においては、1月から12月までの1年間の月毎の電力使用量が登録される例が示されている。
(予約リストについて)
図5は、実施の形態1に係る予約リストの構成の一例を示す図である。図5に示すように、予約リストには、車両情報と、時間帯と、時間帯別に車両の予約を行なっているユーザIDとが登録される。図5に示す予約リストは、ある1日における予約状況を示している。
車両情報は、車両を識別するための情報である。実施の形態1では、1時間毎に時間帯が区切られている。ユーザは、通信端末200を用いて車両の予約を行なう。
図5においては、車両310は、0~1時および1時~2時の時間帯においてはユーザID001のユーザに予約されている。車両320は、1時~2時の時間帯においてはユーザID002のユーザに、23時~0時の時間帯においてはユーザID003のユーザに予約されている。車両320は、0~1時の時間帯においては予約がなされていない。
なお、実施の形態1に係る予約リストは上記のように、1時間毎に時間帯が区切られたが、1時間毎に時間帯が区切られることに限定されるものではない。たとえば、2時間毎に時間帯が区切られてもよいし、30分毎に時間帯が区切られてもよい。また、時間帯を設けずに、任意の時間をユーザが指定して予約できる構成であってもよい。
(基本料金の設定処理)
図6は、実施の形態1に係る料金設定システム1の利用開始時における料金設定装置100で実行される処理を示すフロー図である。なお、図6に示すフローチャートに示される各ステップは、料金設定装置100によるソフトウェア処理によって実現されるが、その一部が料金設定装置100内に作製されたハードウェア(電気回路)によって実現されてもよい。図7、図8、および図9に示すフローチャートに示される各ステップも同様である。
制御部130は、通信部110を介して、ユーザの通信端末200からカーシェアリングのユーザ登録に関する情報入力を受信すると、受信した情報を登録し、ユーザIDを発行する(ステップ100、以下ステップを「S」と略す)。
制御部130は、通信部110を介して通信端末200に、ユーザに移行割の適用を希望するかの選択を要求する(S110)。制御部130は、通信部110を介して通信端末200から移行割の適用を希望しない選択がなされたことを示す情報を受信すると(S110においてNO)、処理をS170に進めて、基本料金を設定し、ユーザリスト700に登録する(S170)。
制御部130は、通信部110を介して通信端末200から移行割の適用を希望する選択がなされたことを示す情報を受信すると(S110においてYES)、処理をS120に進める。
制御部130は、通信部110を介して通信端末200に、過去1年間におけるガソリンの購入価格の入力を要求する(S120)。制御部130は、通信部110を介して通信端末200からガソリンの購入価格が入力された情報を受信すると、入力された情報をユーザリスト700に登録する(S130)。
制御部130は、ガソリンの購入価格が所定額X以上であるかを判定する(S140)。制御部130は、ガソリンの購入価格が所定額X以上であると判定すると(S140においてYES)、第1割引を選択し(S150)、基本料金に第1割引を適用した基本料金を設定する(S170)。
制御部130は、ガソリンの購入価格が所定額X未満であると判定すると(S140においてNO)、第1割引より低い割引率の第2割引を選択する(S160)。制御部130は、基本料金に第2割引を適用した基本料金を設定し、ユーザリスト700に登録する(S170)。
以上のように、ユーザの過去のガソリンの購入価格を用いて、EVカーシェアリングの基本料金の割引が行なわれる。このように、ガソリン車を利用していたユーザにEVカーシェアリングへ移行するメリットを持たせた料金設定システムにすることによって、ガソリン車を利用していたユーザのEVカーシェアリングへの移行が促進される。
また、ガソリンの購入価格に応じて基本料金の割引率が設定される。具体的には、ガソリンの購入価格が所定額X以上であったユーザに対しては基本料金に第1割引が適用される。ガソリンの購入価格が所定額X未満であったユーザに対しては基本料金に第1割引よりも小さい割引率の第2割引が適用される。このように、ガソリンの利用が多かったユーザに対してEVカーシェアリングへ移行するメリットをさらに持たせた料金設定システムにすることによって、EVカーシェアリングの利用が促進される。
なお、所定額Xは任意に設定される金額であり、たとえば、1万円などに設定される。
また、ガソリンの購入価格を所定額Xと比較して、基本料金に第1割引または第2割引の2つの割引を適用させたが、ガソリンの購入価格に応じて異なる割引率を適用できればよい。たとえば、ガソリンの購入価格を複数の金額帯に分けてそれぞれに異なる割引率を設定してもよい。
(車両利用時の使用電力の算出処理)
図7は、実施の形態1に係る料金設定システム1の車両利用時における料金設定装置100で実行される処理を示すフロー図である。
ユーザの車両300に対する利用開始の処理、たとえば、車両300がREADY-OFF状態からREADY-ON状態に移行すると、制御部130は、車両300から利用開始情報および車両情報を受信する(S200)。
制御部130は、取得した車両情報を用いて利用開始された車両300を特定する(S205)。制御部130は、記憶部120に記憶されている予約リストを参照して車両300使用しているユーザを特定する(S210)。
制御部130は、車両300の利用開始時のSOCの情報を取得し、記憶部120に記憶する(S215)。
制御部130は、ユーザの車両300に対する利用終了の処理、たとえば、車両300がREADY-ON状態からREADY-OFF状態に移行すると、制御部130は、車両300から利用終了情報を受信する(S220)。
制御部130は、利用終了情報を受信すると、車両300のSOCの情報を取得する(S225)。制御部130は、S215で取得したSOCの情報と、S225で取得したSOCの情報とを用いて、今回の車両300によって使用された電力を算出する(S230)。
制御部130は、記憶部120からユーザリスト700を読み出し、S230で算出した電力を当月の使用電力に加算する(S240)。制御部130は、ユーザリスト700の当月の使用電力を更新する(S240)。
(月額利用料金の設定処理)
図8は、実施の形態1に係る利用料金の設定における料金設定装置100で実行される処理を示すフロー図である。
制御部130は、月が替わる(日付が月初めになる)時点あるいは利用開始時点から1か月が経過した時点でユーザリスト700の登録事項に基づいて1か月前から前日までの利用料金を算出する。
制御部130は、ユーザリスト700を参照し、ユーザの当月の電力使用量を読み出す(S300)。制御部130は、あらかじめ定められている電力単価と、S300で読み出した当月の電力使用量との積算から当月の従量料金を算出する(S320)。
制御部130は、当月の従量料金が基本料金よりも高いかを判定する(S330)。制御部130は、当月の従量料金が基本料金よりも高いと判定すると(S330でYES)、利用料金を基本料金と従量料金との加算により算出し、当月の利用料金を設定する(S340)。制御部130は、当月の従量料金が基本料金以下であると判定すると(S330でNO)、利用料金は基本料金のみとして、当月の利用料金を設定する(S350)。
以上のように、ある月における従量料金が基本料金以下の額であった場合、その月における利用料金は、基本料金のみの額に設定される。これによって、たとえば、基本料金の割引率が小さいユーザであっても、従量料金が基本料金以下の額であった場合には従量料金は課金されないため、料金について高い満足度を得ることができる。また、EVカーシェアリングの利用頻度が低いユーザにとっては、基本料金の課金に対して不満を持つ場合もあるが、この料金設定システムによって、基本料金の課金に不満を感じることが軽減される。ゆえに、ユーザは料金について高い満足度を得ることができる。
(ユーザ登録後の次年度の基本料金の設定処理)
図9は、実施の形態1に係る次年度の基本料金の設定における料金設定装置100で実行される処理を示すフロー図である。
制御部130は、年が替わる(日付が年初めになる)時点あるいは利用開始時点から1年が経過した時点で、ユーザリスト700を参照し、ユーザの当年の総従量料金を算出する(S400)。制御部130は、S400で算出した当年の総従量料金を用いて、当年の月額平均従量料金を算出する(S410)。
制御部130は、当年の月額平均従量料金が所定額Y以上であるかを判定する(S420)。制御部130は、当年の月額平均従量料金が所定額Y以上であると判定すると(S430においてYES)、第1割引を選択し(S430)、基本料金に第1割引を適用した基本料金を設定する(S450)。
制御部130は、当年の月額平均従量料金が所定額Y未満であると判定すると(S420においてNO)、第2割引を選択し(S440)、基本料金に第2割引を適用した基本料金を設定する(S450)。
以上のように、ユーザ登録後の次年度の基本料金の設定において、今年度における月額の平均従量料金によって、次年度の基本料金の割引額が決定される。具体的には、月額平均従量料金が、所定額Y以上であったユーザに対しては次年度の基本料金に第1割引が適用される。月額平均従量料金が、所定額Y未満であったユーザに対しては次年度の基本料金に第1割引よりも小さい割引率の第2割引が適用される。これによって、EVカーシェアリングを利用頻度の多いユーザは料金について高い満足度を得ることができる。
なお、所定額Yは任意に設定することが可能であり、たとえば、5000円などに設定される。
また、実施の形態1では、月額平均従量料金が所定額Y以上であるユーザの次年度の基本料金に第1割引を適用し、月額平均従量料金が所定額Y未満であるユーザの次年度の基本料金に第2割引を適用した。割引の適用は、月額平均従量料金が所定額Y以上であるユーザと、月額平均従量料金が所定額Y未満であるユーザとに、異なる割引率を設定できればよい。たとえば、月額平均従量料金が所定額Y未満であるユーザには割引を適用しないように設定してもよい。
さらに、次年度の基本料金に第1割引または第2割引の2つの割引を適用させたが、月額平均従量料金に応じて異なる割引率を適用できればよい。たとえば、月額平均従量料金を複数の金額帯に分けてそれぞれに異なる割引率を設定してもよい。
また、ユーザ登録後の次年度以降においても同様にして基本料金が設定される。
<実施の形態2>
(料金設定システムの構成について)
実施の形態1では、所有車に関する情報がユーザのガソリンの購入価格である例を説明した。実施の形態2では、所有車に関する情報がユーザが所有していた車両の下取り価格情報である例について説明する。
実施の形態1では、ガソリンの購入価格を用いてシェアリング料金の割引を行なうことにより、ガソリン車の利用からEVカーシェアリングへ移行することにメリットを持たせたEVカーシェアリングの料金設定とした。実施の形態2では、ユーザの所有車の下取りの有無および下取り価格を用いてシェアリング料金の割引を行なうことにより、所有車の利用からEVカーシェアリングへ移行することにメリットを持たせたEVカーシェアリングの料金設定とする。実施の形態2においては、ユーザがEVカーシェアリングの会員登録時にEVカーシェアリング事業者に所有車の下取りを行なう例について説明する。
なお、実施の形態2に係る料金設定システム1Aの構成は、実施の形態1に係る料金設定システム1の構成に、さらに事業者通信端末400を備える。その他の実施の形態2に係る料金設定システム1Aの構成は、料金設定装置100Aの制御部130Aの機能および記憶部120Aに記憶する情報を除き、実施の形態1に係る料金設定システム1の構成と同様である。そのため、事業者通信端末400、制御部130Aの機能および記憶部120Aに記憶される情報を除き、説明は繰り返さない。
(料金設定システムの構成について)
図10は、実施の形態2に係る料金設定システム1Aの全体構成を概略的に示す図である。図10に示すように、実施の形態2に係る料金設定システム1Aは、料金設定装置100Aと、通信端末200と、車両300と、事業者通信端末400とを備える。
通信端末200および車両300は、実施の形態1に係る通信端末200および車両300の構成と同様であるため、その説明は繰り返さない。
料金設定装置100Aは、通信部110と、記憶部120Aと、制御部130Aとを含む。各部は、通信バス140によって通信可能に接続されている。通信部110は、実施の形態1に係る通信部110の構成と同様であるため、その説明は繰り返さない。
記憶部120Aは、たとえば、ハードディスクあるいはソリッドステートドライブ等の大容量の記憶装置を含む。記憶部120Aには、たとえば、カーシェアリングに会員登録しているユーザの情報や、ユーザの所有していた所有車に関する情報である下取り価格情報、車両300のSOCや位置に関する情報などが記憶されている。
下取り価格情報とは、カーシェアリングの会員登録時に、ユーザが所有車の下取りを行なった場合の下取り価格の情報と、下取りが行われたか否かを示す下取り有無の情報とを含む。下取り有無の情報は、下取り価格の情報が設定されているか否かによって制御部130に判定される。
また、記憶部120Aには、後述するユーザリスト700Aおよび予め作成された利用料金リスト800Aが記憶されている。
制御部130Aは、CPU130aと、メモリ(ROMおよびRAM)130bと、各種信号を入出力するための入出力ポート(図示せず)などを含む。制御部130Aは、メモリ130bや記憶部120Aに記憶された情報や通信端末200から通信部110を経由して受信する情報に基づいて所定の演算処理を実行するように構成される。制御部130Aは、下取り価格情報を用いて、カーシェアリングの利用料金を設定する。制御部130Aの詳細については後述する。
事業者通信端末400は、EVカーシェアリング事業者の通信端末である。事業者通信端末400は、通信部410と、記憶部420と、制御部430と、入力部440と表示部450とを含む。各部は、通信バス480によって通信可能に接続されている。
通信部410は、料金設定装置100Aの通信部110との通信が可能となるように構成される。通信部110と通信部410との通信は、通信ネットワーク600を介して互いに行なわれる。
また、通信部410は、通信端末200の通信部210との通信が可能となるように構成される。通信部210と通信部410との通信は、通信ネットワーク600を介して互いに行なわれる。
記憶部420は、たとえば、ハードディスクあるいはソリッドステートドライブ等の大容量の記憶装置とを含む。記憶部420は、ユーザ毎の車両の下取りの有無情報や、下取り価格などを記憶する。
制御部430は、たとえば、記憶部420に記憶された情報や料金設定装置100Aあるいは通信端末200から通信部410を経由して受信する情報に基づいて所定の演算処理を実行するように構成される。制御部430は、入力部によって入力された下取り価格を通信部410を介して料金設定装置100Aに送信する。
入力部440は、事業者通信端末400における入力装置である。入力部440は、キーボード、マウス、タッチパネルなどで構成され、キーボード、マウス、タッチパネルなどに対する入力操作を受け付ける。入力部440は、たとえば、ユーザの所有車の下取り価格の査定が行われると、下取り価格が入力される。
表示部450は、制御部430の制御に従って画像を表示する表示装置である。表示部450は例えば液晶パネルなどで実現される。
図11は、実施の形態2に係る料金設定装置100Aの制御部130Aの構成を示す機能ブロック図である。制御部130Aは、情報取得部131と、ユーザリスト作成部133Aと、利用料金リスト読出部136と、料金設定部137とを含む。情報取得部131および料金設定部137については、実施の形態1における制御部130と同様であるため、繰り返し説明しない。
ユーザリスト作成部133Aは、通信端末200から入力された情報や事業者通信端末400から入力された情報などに基づいて、後述するユーザリスト700Aを作成し、記憶部120Aに記憶する。ユーザリスト作成部133Aは、ユーザリスト700Aに登録されている情報を受信する毎にユーザリスト700Aを更新し、記憶部120Aに記憶する。
利用料金リスト読出部136は、あらかじめ作成され記憶部120Aに記憶されている利用料金リスト800Aの読み出しを行なう。
実施の形態2においては、所有車を利用していたユーザがEVカーシェアリングへ移行した場合に、EVカーシェアリング事業者に所有車の下取りを行なうと、所有車の下取り価格を用いてEVカーシェアリングの利用料金の割引が行なわれる。具体的には、下取りの有無によって基本料金の割引が設定される。ユーザが下取りを行なうと、下取り割が適用されて、基本料金が割り引かれる。さらに、下取りを行なった場合、下取り価格に応じて、従量料金の割引が設定される。なお、後述するように、実施の形態1と同様に利用料金は、基本料金と従量料金とから設定される。
下取りを行なったことによる下取り割が適用された料金設定が行われることで、所有車を利用していたユーザのEVカーシェアリングへの移行が促進される。さらに、下取り価格に応じて従量料金の割引率が決定されるため、様々な価格の車両を所有しているユーザに対して満足度の高い料金体系が提供される。
実施の形態1と同様に、実施の形態2においてもEVカーシェアリングにユーザ登録を行なったユーザは、単位期間毎に、その単位期間における利用料金が課金される。利用料金は、基本料金と従量料金とが設定される。基本料金は、複数の単位期間によって構成される所定期間毎に料金が変動される。実施の形態2においても、従量料金は、使用した電力量と電気料金単価との積から算出される。
(利用料金リスト800Aについて)
図12は、実施の形態2に係る利用料金リストの構成の一例を示す図である。図12に示すように、利用料金リストには、下取りの有無と、基本料金と、従量料金レートとが登録されている。利用料金リスト800Aは、下取りの有無によって基本料金が設定されることを示している。また、利用料金リスト800Aは、下取りの有無および下取り価格によって従量料金レートが設定されることを示している。従量料金レートとは、使用した電力量と電気料金単価との積から算出される従量料金において、電気料金単価の割引率を設定するものである。実施の形態2においては、レート4、レート3、レート2、レート1の順に電気料金単価の割引率が大きく設定される(レート4>レート3>レート2>レート1)。なお、利用料金リスト800Aは、記憶部120Aに記憶される。
下取りなしであった場合、基本料金は基本料金Aに設定される。下取りありであった場合、基本料金は基本料金Aよりも低額である基本料金Bに設定される。
下取りなしであった場合、従量料金レートには、電気料金単価の割引がないレート1が設定される。
下取りありであった場合、下取り価格Tに応じて従量料金レートが設定される。実施の形態2においては、下取り価格Tが所定額Z未満(T<Z)、所定額Z以上かつ所定額Zより大きい所定額W未満(Z≦T<W)および所定額W以上(W≦T)の3つの場合に分けられる。
下取り価格Tが所定額Z未満であった場合は、従量料金レートには、電気料金単価が割引されるレート2が設定される。下取り価格Tが所定額Z以上かつ所定額W未満であった場合、レート2よりも電気料金単価の割引率が大きいレート3が設定される。下取り価格Tが所定額W以上であった場合、レート3よりも電気料金単価の割引率が大きいレート4が設定される。
(ユーザリスト700Aについて)
図13は、実施の形態2に係るユーザリスト700Aの構成の一例を示す図である。図13に示すように、実施の形態2においては、ユーザリスト700Aには、ユーザIDと、下取りの有無と、下取り価格Tと、下取り割と、従量料金レートとが登録される。
ユーザIDは、ユーザのEVカーシェアリングへの会員登録が完了すると、ユーザに対して発行され、ユーザを特定するために用いられる。
下取り有無は、EVカーシェアリングへの会員登録の際に通信端末200を用いてユーザが選択した情報に基づいて登録される。EVカーシェアリング事業者に所有車を下取りに出す選択をユーザが行なうと、図13における「○」が示される。EVカーシェアリング事業者に所有車を下取りに出さない選択をユーザが行なうと、図13における「-」が示される。下取り有無の欄に「○」であれば、下取り価格Tが設定されることが示されており、下取り有無の欄に「-」であれば、下取り価格Tが設定されないことが示されている。
下取り価格Tは、ユーザが所有車を下取りに出す選択をした場合に、その所有車の価格がEVカーシェアリング事業者によって査定される。そして、EVカーシェアリング事業者の事業者通信端末400に下取り価格Tが入力されると、事業者通信端末400から料金設定装置100Aに下取り価格Tが送信されて、査定額がユーザリスト700Aに登録される。
下取り割は、下取りの有無によって、適用の判断がされる。下取り割は、下取りが行われていれば、適用されて基本料金が割引される。下取り割は、下取りが行われていなければ、適用されない。下取りが行われているか否かの判断は、下取り有無の欄によって判定される。なお、下取りが行われているか否かの判断は、ユーザリスト700Aの下取り価格Tの欄に下取り価格が設定されているか否かによって判定されてもよい。
従量料金レートは、従量料金の算出に用いられる電気料金単価の割引レートである。従量料金レートは、下取り価格Tに応じて利用料金リスト800Aを参照して設定される。
図13においては、ユーザID001のユーザは、所有車の下取りを行なっている。そのため、利用料金リスト800Aを参照して、基本料金は基本料金Bと設定されている。そして、下取りを行なった所有車の下取り価格Tは、所定額Wより高い価格T1と査定されている。そのため、利用料金リスト800Aを参照して、従量料金レートはレート4と設定されている。
ユーザID002のユーザは、所有車の下取りを行なっていない。そのため、利用料金リスト800Aを参照して、基本料金は基本料金A、従量料金レートはレート1と設定されている。
ユーザID003のユーザは、所有車の下取りを行なっている。そのため、利用料金リスト800Aを参照して、基本料金は基本料金Bと設定されている。そして、下取りを行なった所有車の下取り価格Tは、所定額Zより低い価格T2と査定されている。そのため、利用料金リスト800Aを参照して、従量料金レートはレート2と設定されている。
(利用料金の設定処理)
図14は、実施の形態2に係る利用料金の設定時における料金設定装置100Aで実行される処理を示すフロー図である。なお、図14に示すフローチャートに示される各ステップは、料金設定装置100Aによるソフトウェア処理によって実現されるが、その一部が料金設定装置100A内に作製されたハードウェア(電気回路)によって実現されてもよい。
制御部130Aは、通信部110を介して、ユーザの通信端末200からEVカーシェアリングのユーザ登録に関する情報入力を受信すると、受信した情報を登録し、ユーザIDを発行する(S500)。
制御部130Aは、通信部110を介して通信端末200に、ユーザに所有車の下取りを行なうかの選択を要求する(S505)。制御部130Aは、通信部110を介して通信端末200から下取りをしない選択がなされると(S505においてNO)、利用料金リスト800Aを参照して基本料金に基本料金A、従量料金レートにレート1を選択する(S510)。
制御部130Aは、下取りをする選択がなされると(S505においてYES)、利用料金リスト800Aを参照して基本料金に基本料金Bを選択する(S515)。所有車の査定がなされ下取り価格Tが決定されると、事業者通信端末400から下取り価格Tが入力される。制御部130Aは、通信部110を介して下取り価格Tを受信すると、ユーザリスト700Aに登録する(520)。
制御部130Aは、下取り価格Tが所定額Z未満であるかを判定する(S525)。制御部130Aは、S525において下取り価格Tが所定額Z未満であると判定されると(S525においてYES)、利用料金リスト800Aを参照して従量料金レートにレート2を選択する(S530)。
制御部130Aは、下取り価格Tが所定額Z未満でないと判定すると(S525においてNO)、下取り価格Tが所定額W未満であるかを判定する(S535)。
制御部130Aは、S535において下取り価格Tが所定額W未満であると判定されると(S535においてYES)、利用料金リスト800Aを参照して従量料金レートにレート3を選択する(S540)。
制御部130Aは、下取り価格Tが所定額W未満でないと判定すると(S535においてNO)、利用料金リスト800Aを参照して従量料金レートにレート4を選択する(S550)。
制御部130Aは、上記のS510、S515、S530、S540、S550で選択した基本料金および従量料金レートをユーザリスト700Aに登録し、利用料金を設定する(S560)。
以上のように、実施の形態2においては、所有車の下取りを行なったユーザに対しては所有車の下取りを行なわなかったユーザの基本料金Aよりも低額の基本料金Bが設定される。このように、所有車を下取りに出したユーザにEVカーシェアリングへの移行することのメリットを持たせた料金設定を行なうことができる。これによって、所有車を利用していたユーザが、EVカーシェアリングに移行することが促進される。
さらに、所有車の下取りを行なった場合、下取り価格Tに応じて従量料金の割引の適用を受けることができる。下取り価格Tが高額であるほど従量料金の割引率が大きくなる。これによって、どの価格帯の車両を所有しているユーザに対しても満足のいく料金体系を提供することができる。ゆえに、多くの客層に対してEVカーシェアリングへの移行を促進することができる。
なお、実施の形態2においては、下取り価格Tを3つの価格帯に分けたが、下取り価格Tに応じた従量料金の設定ができればよく、下取り価格Tを3つの価格帯に分けることに限られない。たとえば、下取り価格Tを4つ以上の価格帯に分けてもよいし、2つ以下の価格帯であってもよい。
また、下取り価格Tに応じて判定されたレートを用いて従量料金の割引を行なったが、下取り価格Tに応じた従量料金の割引が行えればよい。たとえば、下取り価格Tを所定期間に含まれる単位期間数で除算した額を、所定期間において従量料金から割り引いてもよい。
<変形例1>
実施の形態2においては、下取りの有無によって基本料金の割引を行ない、下取り価格Tに応じて従量料金の割引を行なった。下取りの有無によって基本料金の割引を行ない、下取り価格Tに応じてさらに基本料金の割引を行なってもよい。変形例1においては、下取りの有無によって基本料金の割引を行ない、下取り価格Tに応じてさらに基本料金の割引を行なう例について説明する。
図15は、変形例1に係る利用料金リスト800Bの構成の一例を示す図である。図15に示すように、利用料金リスト800Bには、下取りの有無と、基本料金とが登録されている。利用料金リスト800Bは、下取りの有無および下取り価格によって基本料金が設定されることを示している。なお、利用料金リスト800Bは、記憶部120Aに記憶される。
下取り無しであった場合、基本料金はCに設定される。下取り有りであった場合、下取り価格Tに応じて基本料金が設定される。変形例1においては、下取り価格Tが所定額J未満(T<J)、所定額J以上かつ所定額Jより大きい所定額K未満(J≦T<K)および所定額K以上(K≦T)の3つの場合に分けられる。
下取り価格Tが所定額J未満であった場合は、基本料金は基本料金Cよりも低額である基本料金Dに設定される。下取り価格Tが所定額J以上かつ所定額K未満であった場合、基本料金は基本料金Dよりも低額である基本料金Eに設定される。下取り価格Tが所定額K以上であった場合、基本料金は基本料金Eよりも低額である基本料金Fに設定される。
図16は、変形例1に係るユーザリスト700Bの構成の一例を示す図である。図16に示すように、変形例1においては、ユーザリスト700Bには、ユーザIDと、下取りの有無と、下取り価格Tと、下取り割とが登録される。
下取り割は、下取りの有無によって、適用の判断がされる。下取り割は、下取りが行われていれば、適用されて基本料金が割引される。さらに、下取り割は、下取りが行われていれば、下取り価格Tに応じて割引が設定される。下取り価格Tに応じて割引は、利用料金リスト800Bを参照して設定される。下取り割は、下取りが行われていなければ、適用されない。下取りが行われているか否かの判断は、下取り有無の欄によって判定される。なお、下取りが行われているか否かの判断は、ユーザリスト700Bの下取り価格Tの欄に下取り価格が設定されているか否かによって判定されてもよい。
図16においては、ユーザID001のユーザは、所有車の下取りを行なっている。そして、下取りを行なった所有車の下取り価格Tは、所定額Kより高い価格T3と査定されている。そのため、利用料金リスト800Bを参照して、基本料金は基本料金Fと設定されている。
ユーザID002のユーザは、所有車の下取りを行なっていない。そのため、利用料金リスト800Bを参照して、基本料金は基本料金Cと設定されている。
ユーザID003のユーザは、所有車の下取りを行なっている。そして、下取りを行なった所有車の下取り価格Tは、所定額Jより低い価格T4と査定されている。そのため、利用料金リスト800Bを参照して、基本料金は基本料金Dと設定されている。
これによって、実施の形態2と同様に、所有車を下取りに出したユーザにEVカーシェアリングへの移行することのメリットを持たせた料金設定を行なうことができる。そのため、所有車を利用していたユーザが、EVカーシェアリングに移行することが促進される。さらに、下取り価格Tが高額であるほど基本料金の割引率が大きくなる。これによって、どの価格帯の車両を所有しているユーザに対しても満足のいく料金体系を提供することができる。ゆえに、多くの客層のユーザに対してEVカーシェアリングへの移行を促進することができる。
(利用料金の設定処理)
図17は、変形例1に係る利用料金の設定時における料金設定装置100Aで実行される処理を示すフロー図である。なお、図17に示すフローチャートに示される各ステップは、料金設定装置100Aによるソフトウェア処理によって実現されるが、その一部が料金設定装置100A内に作製されたハードウェア(電気回路)によって実現されてもよい。
制御部130Aは、通信部110を介して、ユーザの通信端末200からEVカーシェアリングのユーザ登録に関する情報入力を受信すると、受信した情報を登録し、ユーザIDの発行する(S500A)。
制御部130Aは、通信部110を介して通信端末200に、ユーザに所有車の下取りを行なうかの選択を要求する(S505A)。制御部130Aは、通信部110を介して通信端末200から所有車の下取りをしない選択がなされると(S505AにおいてNO)、利用料金リスト800Bを参照して基本料金に基本料金Cを選択する(S510A)。
制御部130Aは、下取りをする選択がなされると(S505AにおいてYES)、車両の査定がなされる。車両の査定がなされ下取り価格Tが決定されると、事業者通信端末400から下取り価格Tが入力される。制御部130Aは、通信部110を介して下取り価格Tを受信すると、ユーザリスト700Bに登録する(S520A)。
制御部130Aは、下取り価格Tが所定額J未満であるかを判定する(S525A)。制御部130Aは、S525Aにおいて下取り価格Tが所定額J未満であると判定されると(S525においてYES)、利用料金リスト800Bを参照して基本料金に基本料金Dを選択する(S530A)。
制御部130Aは、下取り価格Tが所定額J未満でないと判定すると(S525AにおいてNO)、下取り価格Tが所定額K未満であるかを判定する(S535A)。
制御部130Aは、S535Aにおいて下取り価格Tが所定額K未満であると判定されると(S535AにおいてYES)、利用料金リスト800Bを参照して基本料金に基本料金Eを選択する(S540A)。
制御部130Aは、下取り価格Tが所定額K未満でないと判定すると(S535AにおいてNO)、利用料金リスト800Bを参照して基本料金に基本料金Fを選択する(S550A)。
制御部130Aは、上記のS510A、S530A、S540A、S550Aで選択した基本料金をユーザリスト700Bに登録し、利用料金を設定する(S560A)。
以上のように、変形例1においては、所有車の下取りを行なったユーザに対しては所有車の下取りを行なわないユーザの基本料金Cよりも低額の基本料金が設定される。所有車を下取りに出したユーザにEVカーシェアリングへの移行することのメリットを持たせた料金設定を行なうことができる。そのため、所有車を利用していたユーザが、EVカーシェアリングに移行することが促進される。
さらに、車両の下取りを行なった場合、下取り価格Tに応じて基本料金の割引の適用を受けることができる。下取り価格Tが高額であるほど基本料金の割引率が大きくなる。これによって、どの価格帯の車両を所有しているユーザに対しても満足のいく料金体系を提供することができる。ゆえに、多くの客層のユーザに対してEVカーシェアリングへの移行を促進することができる。
なお、実施の形態2においては、下取りの有無によって基本料金の割引を行ない、下取り価格Tに応じて従量料金の割引を行なった。変形例1においては、下取りの有無によって基本料金の割引を行ない、下取り価格Tに応じてさらに基本料金の割引を行なった。下取りの有無によって従量料金の割引を行ない、下取り価格Tに応じてさらに従量料金の割引を行なってもよい。変形例1と同様にして料金設定を行なうことが可能であるため、ここでは詳細な説明は行わない。
<変形例2>
実施の形態1、実施の形態2および変形例1においては、ユーザは車両の下取りをカーシェアリング事業者に対して行なう例を説明したが、下取りの有無および下取り価格が判定できればよい。たとえば、ユーザがカーシェアリング事業者とは別の下取り業者に下取りを行なってもよい。
カーシェアリング事業者とは別の下取り業者に所有車の下取りを出す場合、所有車の利用からEVカーシェアリングへの移行という事実に対して、利用料金が割引される。このような柔軟性のある利用料金の割引が行われる料金設定システムによって、所有車を下取りに出したユーザにEVカーシェアリングへの移行することのメリットを持たせたることができる。そのため、所有車を利用していたユーザが、EVカーシェアリングに移行することが促進される。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A 料金設定システム、100,100A 料金設定装置、110 通信部、120,120A 記憶部、130,130A 制御部、131 情報取得部、133 ユーザリスト作成部、135 予約リスト作成部、136 利用料金リスト読出部、137 料金設定部、140 通信バス、200 通信端末、210 通信部、220 記憶部、230 制御部、240 入力部、250 表示部、280 通信バス、300 車両、305 充電器、307 蓄電装置、308 インバータ、309 モータジェネレータ、310 通信部、311 インレット、312 駆動輪、320 記憶部、330 制御部、360 通信バス、400 事業者通信端末、410 通信部、420 記憶部、430 制御部、440 入力部、450 表示部、480 通信バス、500 電源、600 通信ネットワーク、700,700A,700B ユーザリスト、800A,800B 利用料金リスト、900 充電スタンド、902 充電コネクタ、904 充電ケーブル。

Claims (12)

  1. 電気自動車のシェアリングの利用料金をユーザに設定する料金設定装置であって、
    前記ユーザが以前所有していた所有車に関する情報を記憶する記憶部と、
    前記情報を用いて前記利用料金を設定する料金設定部とを備え
    前記情報は、過去の一定期間内における前記所有車の燃料の購入価格を含み、
    前記料金設定部は、前記燃料の購入価格が所定額以上である場合、前記燃料の購入価格が前記所定額未満である場合よりも低額の利用料金を設定する、カーシェアリング料金の料金設定装置。
  2. 前記利用料金は、単位期間毎の料金が一定の固定料金部分と、前記ユーザが利用した電力量によって料金が変動する従量料金部分とが設定され、
    前記料金設定部は、
    前記固定料金部分が前記従量料金部分よりも高額の場合には、前記固定料金部分のみを前記単位期間の前記利用料金として設定し、
    前記固定料金部分が前記従量料金部分よりも低額の場合には、前記固定料金部分および前記従量料金部分を前記単位期間の前記利用料金として設定する、請求項1に記載の料金設定装置。
  3. 電気自動車のシェアリングの利用料金をユーザに設定する料金設定装置であって、
    前記ユーザが以前所有していた所有車に関する情報を記憶する記憶部と、
    前記情報を用いて前記利用料金を設定する料金設定部とを備え、
    前記情報は、前記所有車の下取り価格に関する情報を示す下取り価格情報を含み、
    前記下取り価格情報は、下取り価格が設定されているか否かの情報を含み、
    前記料金設定部は、前記下取り価格が設定されている場合、前記下取り価格が設定されていない場合よりも低額の利用料金を設定する、料金設定装置。
  4. 前記下取り価格情報は、下取り価格が設定されているか否かの情報を含み、
    前記利用料金は、単位期間毎の料金が一定の固定料金部分と、前記ユーザが利用した電力量によって料金が変動する従量料金部分とを含み、
    前記料金設定部は、前記下取り価格が設定されている場合、前記下取り価格が設定されていない場合よりも低額の前記固定料金部分を設定し、
    前記下取り価格が高額であるほど、低額の前記従量料金部分を設定する、請求項に記載の料金設定装置。
  5. 前記下取り価格情報は、下取り価格が設定されているか否かの情報を含み、
    前記利用料金は、単位期間毎の料金が一定の固定料金部分と、前記ユーザが利用した電力量によって料金が変動する従量料金部分とを含み、
    前記料金設定部は、前記下取り価格が設定されている場合、前記下取り価格が設定されていない場合よりも低額の前記固定料金部分を設定し、
    前記下取り価格が高額であるほど、低額の前記固定料金部分を設定する、請求項に記載の料金設定装置。
  6. 前記下取り価格情報は、下取り価格が設定されているか否かの情報を含み、
    前記利用料金は、単位期間毎の料金が一定の固定料金部分と、前記ユーザが利用した電力量によって料金が変動する従量料金部分とを含み、
    前記料金設定部は、前記下取り価格が設定されている場合、前記下取り価格が設定されていない場合よりも低額の前記従量料金部分を設定し、
    前記下取り価格が高額であるほど、低額の前記従量料金部分を設定する、請求項に記載の料金設定装置。
  7. 電気自動車のシェアリングの利用料金をユーザに設定する料金設定方法であって、
    前記ユーザが以前所有していた所有車に関する情報を記憶するステップと、
    前記情報を用いて前記利用料金を設定するステップとを備え
    前記情報は、過去の一定期間内における前記所有車の燃料の購入価格を含み、
    前記燃料の購入価格が所定額以上である場合、前記燃料の購入価格が前記所定額未満である場合よりも低額の利用料金が設定される、カーシェアリング料金の料金設定システム。
  8. 電気自動車のシェアリングの利用料金をユーザに設定する料金設定方法であって、
    前記ユーザが以前所有していた所有車に関する情報を記憶するステップと、
    前記情報を用いて前記利用料金を設定するステップとを備え、
    前記情報は、前記所有車の下取り価格に関する情報を示す下取り価格情報を含み、
    前記下取り価格情報は、下取り価格が設定されているか否かの情報を含み、
    前記下取り価格が設定されている場合、前記下取り価格が設定されていない場合よりも低額の利用料金が設定される、カーシェアリング料金の料金設定方法。
  9. 電気自動車のシェアリングの利用料金を設定する料金設定サーバを備えた料金設定システムであって、
    前記料金設定サーバは、
    ユーザが以前所有していた所有車に関する情報を記憶し、
    前記情報を用いて前記利用料金を設定し、
    前記情報は、過去の一定期間内における前記所有車の燃料の購入価格を含み、
    前記燃料の購入価格が所定額以上である場合、前記燃料の購入価格が前記所定額未満である場合よりも低額の利用料金が設定される、カーシェアリング料金の料金設定システム。
  10. 電気自動車のシェアリングの利用料金を設定する料金設定サーバを備えた料金設定システムであって、
    前記料金設定サーバは、
    ユーザが以前所有していた所有車に関する情報を記憶し、
    前記情報を用いて前記利用料金を設定し、
    前記情報は、前記所有車の下取り価格に関する情報を示す下取り価格情報を含み、
    前記下取り価格情報は、下取り価格が設定されているか否かの情報を含み、
    前記下取り価格が設定されている場合、前記下取り価格が設定されていない場合よりも低額の利用料金が設定される、カーシェアリング料金の料金設定システム。
  11. コンピュータシステムが実行する、電気自動車のシェアリングの利用料金を設定する料金設定プログラムであって、
    ユーザが以前所有していた所有車に関する情報を記憶するステップと、
    前記情報を用いて前記利用料金を設定するステップとを実行させ、
    前記情報は、過去の一定期間内における前記所有車の燃料の購入価格を含み、
    前記燃料の購入価格が所定額以上である場合、前記燃料の購入価格が前記所定額未満である場合よりも低額の利用料金が設定される、カーシェアリング料金の料金設定プログラム。
  12. コンピュータシステムが実行する、電気自動車のシェアリングの利用料金を設定する料金設定プログラムであって、
    ユーザが以前所有していた所有車に関する情報を記憶するステップと、
    前記情報を用いて前記利用料金を設定するステップとを実行させ、
    前記情報は、前記所有車の下取り価格に関する情報を示す下取り価格情報を含み、
    前記下取り価格情報は、下取り価格が設定されているか否かの情報を含み、
    前記下取り価格が設定されている場合、前記下取り価格が設定されていない場合よりも低額の利用料金が設定される、カーシェアリング料金の料金設定プログラム。
JP2017216611A 2017-11-09 2017-11-09 カーシェアリング料金の料金設定装置、料金設定方法、料金設定システムおよび料金設定プログラム Active JP7003586B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017216611A JP7003586B2 (ja) 2017-11-09 2017-11-09 カーシェアリング料金の料金設定装置、料金設定方法、料金設定システムおよび料金設定プログラム
EP18197504.6A EP3483829A1 (en) 2017-11-09 2018-09-28 Car sharing fee setting device, method and system
BR102018070803-1A BR102018070803A2 (pt) 2017-11-09 2018-10-09 Método e sistema de dispositivo de ajuste de tarifa de compartilhamento de carro
RU2018138111A RU2732659C2 (ru) 2017-11-09 2018-10-30 Устройство установления тарифа на каршеринг, способ и система
KR1020180133433A KR102192415B1 (ko) 2017-11-09 2018-11-02 카 셰어링 요금의 요금 설정 장치, 요금 설정 방법 및 요금 설정 시스템
US16/183,152 US11593848B2 (en) 2017-11-09 2018-11-07 Car sharing fee setting device, method and system
CN201811319081.6A CN109767019A (zh) 2017-11-09 2018-11-07 汽车共享费用设定装置、方法和系统

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017216611A JP7003586B2 (ja) 2017-11-09 2017-11-09 カーシェアリング料金の料金設定装置、料金設定方法、料金設定システムおよび料金設定プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019087151A JP2019087151A (ja) 2019-06-06
JP7003586B2 true JP7003586B2 (ja) 2022-01-20

Family

ID=63720504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017216611A Active JP7003586B2 (ja) 2017-11-09 2017-11-09 カーシェアリング料金の料金設定装置、料金設定方法、料金設定システムおよび料金設定プログラム

Country Status (7)

Country Link
US (1) US11593848B2 (ja)
EP (1) EP3483829A1 (ja)
JP (1) JP7003586B2 (ja)
KR (1) KR102192415B1 (ja)
CN (1) CN109767019A (ja)
BR (1) BR102018070803A2 (ja)
RU (1) RU2732659C2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20230037766A1 (en) * 2021-08-04 2023-02-09 Onramp Payments, Inc. Method and System for Automated Application of Fuel Discounts from Carriers to Contracted Drivers

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002099738A (ja) 2000-09-21 2002-04-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> コンテンツ販売方法および装置
JP2004227297A (ja) 2003-01-23 2004-08-12 Nec Corp コンテンツ提供サーバ、コンテンツ提供管理システム、およびプログラム
JP2007257430A (ja) 2006-03-24 2007-10-04 Identity Kk リース対象物回収システム
JP2010244492A (ja) 2009-04-01 2010-10-28 Yukihiko Takada 電気自動車販売促進支援装置および支援方法
JP2012076627A (ja) 2010-10-01 2012-04-19 Fujitsu Ten Ltd 運転支援装置
JP2014107950A (ja) 2012-11-27 2014-06-09 Furukawa Electric Co Ltd:The 蓄電システムおよびその制御方法
JP2017005776A (ja) 2015-06-04 2017-01-05 株式会社椿本チエイン 情報提供装置、充電装置、コンピュータプログラム及び情報提供方法
JP2017162180A (ja) 2016-03-09 2017-09-14 株式会社デンソー カーシェアリングサービスの運用システム

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57781B2 (ja) 1973-03-19 1982-01-07
JP2002133510A (ja) * 2000-07-27 2002-05-10 Sony Corp 移動体レンタルシステム、移動体管理システム、移動体装置、移動体管理装置、移動体レンタル方法、移動体管理方法および記録媒体
JP2002222373A (ja) * 2001-01-26 2002-08-09 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 情報収集装置、情報収集システム、及び記録媒体
US7177738B2 (en) * 2001-05-30 2007-02-13 Alpine Electronics, Inc. Vehicle management system
US7555443B2 (en) * 2002-03-07 2009-06-30 Ford Motor Company Method for financing ownership of a vehicle
US20070038553A1 (en) * 2005-08-15 2007-02-15 Miller Jeffrey A Full price protection method as a marketing tool
US7561963B2 (en) * 2005-10-07 2009-07-14 Sabre Inc. System, method, and computer program product for comparing the cost of driving an owned or leased vehicle to the cost various transportation options
JP2007114854A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Orix Auto Corp 車両賃借管理システム、方法及びコンピュータプログラム
CN1920873A (zh) * 2006-08-31 2007-02-28 刘洪利 一种电动车网络租赁系统
US7756633B2 (en) * 2007-05-11 2010-07-13 Palo Alto Research Center Incorporated System and method for security enhanced rideshare
US20100106534A1 (en) * 2008-10-24 2010-04-29 Solid People Llc Certification and risk-management system and method for a rental agreement
JP5670086B2 (ja) * 2010-04-06 2015-02-18 株式会社サージュ カーシェアリングシステムにおける給油料金精算システム、給油料金精算方法、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体
KR101182408B1 (ko) * 2010-04-21 2012-09-13 한국전자통신연구원 전기자동차 공유 장치, 시스템 및 전기자동차 공유 방법
JP5700781B2 (ja) * 2010-12-02 2015-04-15 クラリオン株式会社 車載機器
KR101172212B1 (ko) * 2011-03-03 2012-08-07 기아자동차주식회사 금융상품과 연계한 실물자산 판매 시스템 및 그 방법
US9818088B2 (en) * 2011-04-22 2017-11-14 Emerging Automotive, Llc Vehicles and cloud systems for providing recommendations to vehicle users to handle alerts associated with the vehicle
US20130218724A1 (en) * 2012-02-21 2013-08-22 GM Global Technology Operations LLC Vehicle ownership impact evaluation
JP2013232129A (ja) * 2012-05-01 2013-11-14 Toyota Motor Corp 使用料設定装置
US20130325694A1 (en) * 2012-06-05 2013-12-05 Caisey HARLINGTEN Method and system for financing self-sufficient energy systems
US20140253306A1 (en) * 2013-03-06 2014-09-11 Ford Global Technologies, Llc Electric Vehicle State of Charge Indicator Integrated With Exterior Lamps
JP2014217195A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 パナソニック株式会社 料金設定装置、電力調整装置
US20150278943A1 (en) * 2014-04-01 2015-10-01 Nissan North America, Inc. System and method for financiing community shared vehicles based on amenity value of shared vehicle programs
RU2595261C2 (ru) 2014-11-27 2016-08-27 Открытое акционерное общество "Ракетно-космическая корпорация "Энергия" имени С.П. Королева" Электрогенерирующая сборка термоэмиссионного реактора-преобразователя (варианты)
JP6884098B2 (ja) * 2015-05-26 2021-06-09 日産自動車株式会社 電動車両の制御装置および電動車両の制御方法
CN104992364B (zh) * 2015-07-28 2018-04-27 行之有道汽车服务(深圳)有限公司 一种无人值守电动汽车租赁系统和租赁方法
CN105913304A (zh) 2016-04-18 2016-08-31 宁波轩悦行电动汽车服务有限公司 电动汽车分时租赁系统租车费用计算及支付方法
US20180293687A1 (en) * 2017-04-10 2018-10-11 International Business Machines Corporation Ridesharing management for autonomous vehicles
US11010827B1 (en) * 2017-09-05 2021-05-18 United Services Automobile Association (Usaa) Transaction pre-negotiation and optimization

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002099738A (ja) 2000-09-21 2002-04-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> コンテンツ販売方法および装置
JP2004227297A (ja) 2003-01-23 2004-08-12 Nec Corp コンテンツ提供サーバ、コンテンツ提供管理システム、およびプログラム
JP2007257430A (ja) 2006-03-24 2007-10-04 Identity Kk リース対象物回収システム
JP2010244492A (ja) 2009-04-01 2010-10-28 Yukihiko Takada 電気自動車販売促進支援装置および支援方法
JP2012076627A (ja) 2010-10-01 2012-04-19 Fujitsu Ten Ltd 運転支援装置
JP2014107950A (ja) 2012-11-27 2014-06-09 Furukawa Electric Co Ltd:The 蓄電システムおよびその制御方法
JP2017005776A (ja) 2015-06-04 2017-01-05 株式会社椿本チエイン 情報提供装置、充電装置、コンピュータプログラム及び情報提供方法
JP2017162180A (ja) 2016-03-09 2017-09-14 株式会社デンソー カーシェアリングサービスの運用システム

Also Published As

Publication number Publication date
KR20190053096A (ko) 2019-05-17
RU2018138111A (ru) 2020-04-30
EP3483829A1 (en) 2019-05-15
KR102192415B1 (ko) 2020-12-17
BR102018070803A2 (pt) 2019-06-04
CN109767019A (zh) 2019-05-17
US11593848B2 (en) 2023-02-28
RU2018138111A3 (ja) 2020-04-30
RU2732659C2 (ru) 2020-09-21
JP2019087151A (ja) 2019-06-06
US20190139106A1 (en) 2019-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Ou et al. Modeling charging infrastructure impact on the electric vehicle market in China
JP5948674B2 (ja) 自動車勧誘装置、車載端末装置、自動車勧誘方法及びそのプログラム
National Research Council Overcoming barriers to deployment of plug-in electric vehicles
Robu et al. An online mechanism for multi-unit demand and its application to plug-in hybrid electric vehicle charging
JP7271207B2 (ja) 管理装置、管理方法、及びプログラム
Hong et al. Ex-ante evaluation of profitability and government's subsidy policy on vehicle-to-grid system
JP6885300B2 (ja) 料金設定装置、料金設定方法、料金設定システム、料金設定プログラム
JP7003595B2 (ja) 賃貸料金設定装置、賃貸料金設定方法および賃貸料金設定システム
JP7243425B2 (ja) 電池情報管理システムおよび電池情報管理方法
WO2011115182A1 (ja) 充電料金課金方法、充電料金課金システム、充電スタンド装置、車載充電装置
JP7003586B2 (ja) カーシェアリング料金の料金設定装置、料金設定方法、料金設定システムおよび料金設定プログラム
JP6965701B2 (ja) カーシェアリング料金の料金設定装置、料金設定方法
JP2014137751A (ja) 電気自動車用電力売買管理装置
JP6930384B2 (ja) 料金設定装置および料金設定方法
JP7102711B2 (ja) カーシェアリング料金の料金設定装置、料金設定方法および料金設定プログラム
CN113096320A (zh) 车辆充电停车方案确定方法、服务器及存储介质
Kochhan Techno-economic evaluation of battery-electric taxis
CN111489185A (zh) 管理装置、管理方法及存储介质
US20240086981A1 (en) Taxi vehicle management method and taxi vehicle management system
US11769211B2 (en) Vehicle insurance system, vehicle dealer terminal, and vehicle sales method
Lee et al. Charging the future
JP6922689B2 (ja) カーシェアリング料金の料金設定サーバ、料金設定システム、料金設定方法および料金設定プログラム
CN116331003A (zh) 一种基于区块链的v2v电力传输方法
Βλυσσίδη Παρασχάκη Business plan and market analysis for electric vehicle infrastructure in Greece
CN114971939A (zh) 控制装置、方法、以及非瞬时性计算机可读取介质

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200428

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211213