JP2002099738A - コンテンツ販売方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 書籍を含む電子化コンテンツの販売をページ
単位に相当するサブコンテンツ単位でコピー販売し得る
とともに、販売価格を販売部数や販売後の経過時間に応
じて可変的に設定し得るコンテンツ販売方法および装置
を提供する。 【解決手段】 書籍を構成する複数のページの各々を識
別するインデックス情報を各ページに設定した書籍デー
タを書籍データベース１１に格納しておき、ユーザ端末
５から書籍のページを部分的にコピーするコピー要求を
書籍ＩＤおよびページを指定するインデックス情報とと
もに通信網３を介してコピー販売システム１で受信する
と、この書籍ＩＤおよびインデックス情報で書籍データ
ベース１１を検索して該当する書籍のページのコピーを
取得し、この取得した書籍のページのコピーを通信網３
を介してユーザ端末５に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えば書籍を含む
電子化コンテンツをその構成要素となるサブコンテンツ
単位で例えば書籍のページ単位などのように部分的にコ
ピーして販売し得るコンテンツ販売方法および装置に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来、書籍の販売は、一冊毎に価格を設
定され、一冊単位の販売のみが行なわれている。書籍は
その内容またはジャンルによっては書籍全部が必要なも
のでなく、場合によっては読者が興味のある一部のみの
コピーが欲しいという場合も多々あるが、従来は、書籍
は一冊単位のみで販売されていて、書籍をページ毎に部
分的にコピーして販売するという方法はない。

【０００３】更に、書籍は内容によっては時間の経過と
ともに価値が低減するというようなもの、すなわち時間
が経過して書籍の内容が古くなり、価値が低下するもの
があるが、従来は書籍の発行日時からの経過日時によっ
て書籍の価格を可変させるということはない。また、書
籍の販売部数が非常に伸びたような場合、内容によって
は書籍の価格を割り引いてもよさそうに見えるが、従来
の書籍販売では、書籍の価格を書籍の販売部数に応じて
割り引くというようなことはない。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の書籍の販売においては、書籍をページ毎に部分的に販
売するものはなく、書籍の内容によっては読者に興味の
ある一部のページのコピーのみが必要であるという要望
がある。

【０００５】また、このような書籍の販売価格をその販
売部数や販売後の時間経過に応じて可変的に設定して割
り引いたりして販売するという方法もない。

【０００６】なお、このような問題は書籍のみの問題で
なく、書籍を含むコンテンツのすべてに共通する問題で
ある。

【０００７】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、書籍を含む電子化コンテンツ
の販売をページ単位に相当するサブコンテンツ単位でコ
ピー販売し得るとともに、販売価格を販売部数や販売後
の経過時間に応じて可変的に設定し得るコンテンツ販売
方法および装置を提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１記載の本発明は、電子化コンテンツを構成
する複数のサブコンテンツの各々を一意に識別するため
のインデックス情報を各サブコンテンツに設定して、サ
ブコンテンツ毎のコピー販売を可能とするコンテンツ販
売方法であって、電子化コンテンツのコンテンツＩＤ、
電子化コンテンツを構成する各サブコンテンツのインデ
ックス情報を電子化コンテンツとともに対応させてコン
テンツデータベースに格納しておき、所望の電子化コン
テンツのサブコンテンツのコピーを要求するコピー要求
元から入力される電子化コンテンツのコンテンツＩＤお
よびサブコンテンツのインデックス情報を受信し、この
受信したコンテンツＩＤおよびインデックス情報で前記
コンテンツデータベースを検索して、該当する電子化コ
ンテンツのサブコンテンツのコピーを取得し、この取得
した電子化コンテンツのサブコンテンツのコピーを要求
元に配信することを要旨とする。

【０００９】請求項１記載の本発明にあっては、コピー
要求元からコピーを要求する電子化コンテンツのコンテ
ンツＩＤおよびサブコンテンツのインデックス情報を受
信すると、このコンテンツＩＤおよびインデックス情報
でコンテンツデータベースを検索して、該当する電子化
コンテンツのサブコンテンツのコピーを取得し、この取
得した電子化コンテンツのサブコンテンツのコピーを要
求元に配信するため、電子化コンテンツとして例えば書
籍データを適用した場合には書籍をページ単位で部分的
にコピーして販売することができる。

【００１０】また、請求項２記載の本発明は、請求項１
記載の発明において、電子化コンテンツのコンテンツＩ
Ｄ毎に該電子化コンテンツを構成する各サブコンテンツ
の価格を算出する価格計算式、発行日時情報を価格デー
タベースに格納しておき、要求元に配信したサブコンテ
ンツの総コピー数を電子化コンテンツのコンテンツＩＤ
毎にコピー販売データベースに格納しておき、前記要求
元に配信した電子化コンテンツのコンテンツＩＤに基づ
いて前記価格データベースを検索して、価格計算式およ
び発行日時情報を取得し、この取得した価格計算式に基
づいて前記要求元に配信したサブコンテンツの基本価格
を算出し、前記取得した発行日時を現在の日時と比較
し、当該電子化コンテンツの発行日時からの経過日時を
取得し、この経過日時に基づいて前記基本価格を変更し
た変更価格を算出し、前記要求元に配信した電子化コン
テンツのコンテンツＩＤに基づいて前記コピー販売デー
タベースを検索して、総コピー数を取得し、この取得し
た総コピー数に基づいて前記変更価格を割り引いた割引
価格を算出し、この算出した割引価格の要求元への請求
を決算機関を介して行なうことを要旨とする。

【００１１】請求項２記載の本発明にあっては、要求元
に配信した電子化コンテンツのコンテンツＩＤに基づい
て価格データベースを検索して、価格計算式および発行
日時情報を取得し、この価格計算式に基づいてサブコン
テンツの基本価格を算出し、電子化コンテンツの発行日
時からの経過日時に基づいて変更価格を算出し、更にこ
の変更価格を総コピー数に基づいて割り引いた割引価格
を算出し、この割引価格を要求元に請求するため、電子
化コンテンツとして例えば書籍を適用した場合には書籍
のページ毎の販売部数や販売後の経過日時により販売価
格を自在に設定することができる。

【００１２】更に、請求項３記載の本発明は、請求項２
記載の発明において、前記要求元に配信したサブコンテ
ンツの数を前記コピー販売データベースに蓄積されてい
る総コピー数に加算して累積することを要旨とする。

【００１３】請求項４記載の本発明は、請求項１記載の
発明において、前記コンテンツデータベースに格納され
る電子化コンテンツ、各サブコンテンツのインデックス
情報は通信網を介して外部のコンテンツ送信元から送信
されるようになっていて、この外部のコンテンツ送信元
から通信網を介して送信される電子化コンテンツおよび
各サブコンテンツのインデックス情報を受信して前記コ
ンテンツデータベースに格納することを要旨とする。

【００１４】また、請求項５記載の本発明は、電子化コ
ンテンツを構成する複数のサブコンテンツの各々を一意
に識別するためのインデックス情報を各サブコンテンツ
に設定して、サブコンテンツ毎のコピー販売を可能とす
るコンテンツ販売装置であって、電子化コンテンツのコ
ンテンツＩＤ、電子化コンテンツを構成する各サブコン
テンツのインデックス情報を電子化コンテンツとともに
対応させて格納するコンテンツデータベースと、所望の
電子化コンテンツのサブコンテンツのコピーを要求する
コピー要求元から入力される電子化コンテンツのコンテ
ンツＩＤおよびサブコンテンツのインデックス情報を受
信する要求受信手段と、この受信したコンテンツＩＤお
よびインデックス情報で前記コンテンツデータベースを
検索して、該当する電子化コンテンツのサブコンテンツ
のコピーを取得するサブコンテンツ検索手段と、この取
得した電子化コンテンツのサブコンテンツのコピーを要
求元に配信する配信手段とを有することを要旨とする。

【００１５】請求項５記載の本発明にあっては、コピー
要求元からコピーを要求する電子化コンテンツのコンテ
ンツＩＤおよびサブコンテンツのインデックス情報を受
信すると、このコンテンツＩＤおよびインデックス情報
でコンテンツデータベースを検索して、該当する電子化
コンテンツのサブコンテンツのコピーを取得し、この取
得した電子化コンテンツのサブコンテンツのコピーを要
求元に配信するため、電子化コンテンツとして例えば書
籍データを適用した場合には書籍をページ単位で部分的
にコピーして販売することができる。

【００１６】更に、請求項６記載の本発明は、請求項５
記載の発明において、電子化コンテンツのコンテンツＩ
Ｄ毎に該電子化コンテンツを構成する各サブコンテンツ
の価格を算出する価格計算式、発行日時情報を格納する
価格データベースと、要求元に配信したサブコンテンツ
の総コピー数を電子化コンテンツのコンテンツＩＤ毎に
格納するコピー販売データベースと、前記要求元に配信
した電子化コンテンツのコンテンツＩＤに基づいて前記
価格データベースを検索して、価格計算式および発行日
時情報を取得する価格・発行日時取得手段と、この取得
した価格計算式に基づいて前記要求元に配信したサブコ
ンテンツの基本価格を算出する基本価格算出手段と、前
記取得した発行日時を現在の日時と比較し、当該電子化
コンテンツの発行日時からの経過日時を取得し、この経
過日時に基づいて前記基本価格を変更した変更価格を算
出する変更価格算出手段と、前記要求元に配信した電子
化コンテンツのコンテンツＩＤに基づいて前記コピー販
売データベースを検索して、総コピー数を取得する総コ
ピー数取得手段と、この取得した総コピー数に基づいて
前記変更価格を割り引いた割引価格を算出する割引価格
算出手段と、この算出した割引価格の要求元への請求を
決算機関を介して行なう決算手段とを更に有することを
要旨とする。

【００１７】請求項６記載の本発明にあっては、要求元
に配信した電子化コンテンツのコンテンツＩＤに基づい
て価格データベースを検索して、価格計算式および発行
日時情報を取得し、この価格計算式に基づいてサブコン
テンツの基本価格を算出し、電子化コンテンツの発行日
時からの経過日時に基づいて変更価格を算出し、更にこ
の変更価格を総コピー数に基づいて割り引いた割引価格
を算出し、この割引価格を要求元に請求するため、電子
化コンテンツとして例えば書籍を適用した場合には書籍
のページ毎の販売部数や販売後の経過日時により販売価
格を自在に設定することができる。

【００１８】請求項７記載の本発明は、請求項６記載の
発明において、前記要求元に配信したサブコンテンツの
数を前記コピー販売データベースに蓄積されている総コ
ピー数に加算して累積する総コピー数累積手段を更に有
することを要旨とする。

【００１９】また、請求項８記載の本発明は、請求項５
記載の発明において、前記コンテンツデータベースに格
納される電子化コンテンツ、各サブコンテンツのインデ
ックス情報は通信網を介して外部のコンテンツ送信元か
ら送信されるようになっていて、この外部のコンテンツ
送信元から通信網を介して送信される電子化コンテンツ
および各サブコンテンツのインデックス情報を受信して
前記コンテンツデータベースに格納するように制御する
受信手段を更に有することを要旨とする。

【００２０】

【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図１は、本発明の一実施形態に係る
コンテンツ販売方法を実施するコピー販売システムを含
むシステム構成を示すブロック図である。同図に示すコ
ピー販売システム１は、電子化コンテンツの一例として
書籍を取り上げ、この書籍をページ単位で部分的にコピ
ーして販売するものであり、インターネットなどの通信
網３を介して書籍の販売相手であるユーザのユーザ端末
５およびコピー販売システム１を管理するシステム管理
者の端末７が接続されている。

【００２１】なお、本発明では、書籍のページ単位の部
分コピーを販売するために、書籍を構成する複数のペー
ジの各々には、各ページを一意に識別するためのインデ
ックス情報が設定されている。また、書籍を含む電子化
コンテンツの場合には、電子化コンテンツは複数のサブ
コンテンツで構成されていると定義し、このサブコンテ
ンツの各々が書籍の各ページに相当するものとし、この
各サブコンテンツを識別するためのインデックス情報が
各サブコンテンツに設定されているものとする。

【００２２】図１に示すコピー販売システム１は、実際
の書籍の電子データである書籍データ、書籍ＩＤおよび
書籍を構成する複数のページのインデックス情報を対応
して複数格納している書籍データベース（ＤＢ）１１、
書籍の価格情報などを格納する価格データベース（Ｄ
Ｂ）１２、書籍をコピー販売した記録を格納するコピー
販売ログデータベース１３、書籍の価格情報および書籍
データをシステム管理者端末７から受信し、価格データ
ベース１２や価格データベース１２に登録する価格情報
・書籍データ受信モジュール１４、書籍をページ単位に
部分的にコピーして販売する場合の価格を価格データベ
ース１２に格納されている情報に基づきコピーしたペー
ジに基づき計算する価格計算モジュール１５、書籍の各
ページに設定されているインデックス情報を読み取るイ
ンデックス情報読取モジュール１６、書籍の各ページ毎
の部分的コピーを実際に実行したり、情報を転送した
り、そのまま用紙にコピーし、このコピーした情報をユ
ーザ端末５に送信するなどの処理を実行するコピー実行
モジュール１７から構成されている。なお、インデック
ス情報読取モジュール１６は、書籍を構成する各ページ
に埋め込まれている例えば電子透かしやバーコードなど
のインデックス情報を読み取る機能も有する。

【００２３】また、ユーザ端末５は、コピー販売システ
ム１から通信網３を介して送信されてくる書籍のページ
の部分コピーのデータなどを受信する受信手段５１およ
び該受信手段５１で受信したコピーデータなどを保存す
る記録媒体５２を有する。システム管理者端末７は、通
信網３を介してコピー販売システム１にアクセスして、
書籍の価格情報や書籍データをコピー販売システム１に
送信したり、コピー販売ログをコピー販売システム１か
ら受け取るなどのために、通信網３を介してコピー販売
システム１にアクセスするためのアクセス手段７１およ
びアクセス手段７１を介して受信したデータを記録する
記録媒体７２を有する。

【００２４】書籍データベース１１は、その詳細な内容
を図１０の表９に示すように、書籍を一意に識別するた
めの例えばブックナンバなどからなる書籍ＩＤ、該書籍
を構成する各ページを識別するインデックス情報である
ページＩＤ、および書籍データが対応して蓄積されてい
る。

【００２５】価格データベース１２は、その詳細な内容
を図８の表１に示すように、書籍ＩＤに対応してインデ
ックス情報であるページＩＤ、書籍の分野などを示すジ
ャンル毎の価格計算を行なうためのデータであるジャン
ルＩＤ（Ｇ）、価格計算式タイプ、価格計算式に使用さ
れ、ページの価格の時間推移を自由に表現するための係
数セット、ページの発行時間（ＰＴ）、ページが発行さ
れてから第１の所定の日時が経過する時点を示すフェー
ズ１終了時点（ｔ１）、第２の所定の日時が経過する時
点を示すフェーズ２終了時点（ｔ２）、発行時の価格で
ある基本販売価格（ＢＰ）、ページ売上割合に応じて割
引率が設定できるように設定される割引引き上げ量
（Ａ）、コピー割引価格閾値（ｒ）などを格納してい
る。

【００２６】図８の表２は、前記表１に示す価格データ
ベース１２の具体的例を記載した表である。表２では、
書籍ＩＤが「１１１１１１１１」、ページＩＤが「００
００１」、ジャンルＩＤが「３．ニュース（News）」、
価格計算式が「１．直線タイプ」、係数セットが「ａ１
＝−１２，ａ２＝−０．５，ａ３＝２」、発行時間が基
準日時を２０００年１月１日０時として「２８８０（時
間／２０００年５月１日０時）」、フェーズ１終了時点
（ｔ１）が「３１２０（時間／２０００年５月１０日０
時）、フェーズ２終了時点（ｔ２）が「１１６４０（時
間／２００１年５月１日０時）、基本販売価格（ＢＰ）
が￥１００、割引引き上げ量（Ａ）が０．１、コピー割
引価格閾値（ｒ）が１００００となっている。

【００２７】なお、ジャンルＩＤは、図１０の表７に示
すように、小説（Novel）、エッセイ（Essey）、ニュー
ス（News）、雑誌（Magazine）などにそれぞれ対応して
１，２，３，４などが設定されている。価格計算式タイ
プは、図１０の表６に示すように、１．直線タイプ、
２．分数タイプ、３．ルートタイプ、４．対数タイプ、
５．２次関数タイプなどがある。そして、ジャンルと価
格計算式タイプには、例えば図１０の表８に示すような
対応関係がある。

【００２８】コピー販売ログデータベース１３は、その
詳細な内容を図９の表３に示すように、コピー元の書籍
を識別するための書籍ＩＤに対応してページ総コピー
数、書籍全体売上価格、ページＩＤ毎の総コピー価格が
格納され、更にページセット毎の詳細として１コピー処
理当たりで実行されたページＩＤ、そのページのコピー
数、コピー実行時間であるコピー時間、その価格が格納
され、また書籍データとして書籍ＩＤ、出版社、支払先
などの情報が格納されている。

【００２９】図９の表４は、表３に示したコピー販売ロ
グデータベース１３の具体的例を記載した表である。表
４に示すように、コピー販売ログの例としては、書籍Ｉ
Ｄ「１１１１１１１１」に対応してページ総コピー数が
「１００」、書籍全体売上価格が「３０」、ページＩＤ
毎の総コピー価格がページＩＤ「００００１」に対して
「１０」、ページＩＤ「００００２」に対して「２０」
などとなっている。

【００３０】また、図１０の表５は、コピー実行時にユ
ーザがユーザ端末５からコピー販売システム１に入力す
る項目を示しており、データ転送可否はコピー販売シス
テム１でコピーした情報をユーザ端末５に転送するか否
かを示す情報であり、データ転送先はコピーした情報を
転送する場合の転送先を示す情報であり、支払方法選択
はユーザがコピー情報を受け取った対価として支払う料
金の支払い方法を示す情報である。

【００３１】図２は、図１に示したコピー販売システム
１の全サービスとサーバへの処理要求事項をまとめた説
明図である。同図に示すように、システム管理者には価
格情報の投入サービス、コピー販売ログの送信サービス
を提供し、ユーザにはコピーの実行サービス、支払い方
法の設定サービス、データ送信依頼サービスがあり、書
籍の著作者である作家は書籍データをコピー販売システ
ム１に投入するようになっている。なお、書籍データの
入力は、作家がシステム管理者に書籍データを渡し、シ
ステム管理者がコピー販売システム１に書籍データを入
力してもよいものである。

【００３２】図３は、図１に示すコピー販売システム１
の書籍販売方法の概要および当該システムが提供するユ
ーザとシステム管理者に対する操作手段を示す説明図で
ある。同図に示すように、システムが提供する手段は、
ユーザのためのユーザ操作手段としてコピー手段、料金
支払方法設定手段、コピー情報転送設定手段などがあ
り、システム管理者のためのシステム管理者操作手段と
して価格データ投入手段、コピーログ要求手段、書籍デ
ータ入力手段などがあり、これにより書籍のページ毎の
コピー料金計算処理可能となり、ユーザがコピーを実行
した結果、システムにはコピー代金の支払いによる売上
収入が生じる。

【００３３】本実施形態では、書籍の各ページ毎の販売
価格をページの発行日時からの経過日時に応じて可変す
るようにしているが、図４（ａ）はこのような経過日時
に応じて変化する販売価格を示している。同図に示すグ
ラフは横軸に経過時間を示し、縦軸に販売価格を示して
いる。そして、横軸の経過時間には前述したように価格
データベース１２に格納されているフェーズ１終了時点
（ｔ１）およびフェーズ２終了時点（ｔ２）が示されて
いる。

【００３４】図４（ａ）において、横軸に示す経過時間
が０の発行時点においては販売価格は基本販売価格ＢＰ
となっているが、この販売価格は発行時点からフェーズ
１終了時点（ｔ１）までの最初は同図に示す基本コピー
価格計算式Ｐ_t1（Ｇ，ｔ）＝ＢＰ＋ａ１＊ｔで定義され
るように時間の経過とともに急激に低下し、フェーズ１
終了時点（ｔ１）からフェーズ２終了時点（ｔ２）の間
は基本コピー価格計算式Ｐ_t2（Ｇ，ｔ）＝Ｐ_t1（Ｇ，
ｔ）＋ａ２＊ｔで定義されるように緩やかに低下し、フ
ェーズ２終了時点（ｔ２）以降は基本コピー価格計算式
Ｐ_t∞（Ｇ，ｔ）＝Ｐ_t2（Ｇ，ｔ）＋ａ３＊ｔで定義さ
れるように増大するように設定されている。なお、この
計算の詳細は同図の下部に記載されている。

【００３５】また、本実施形態では、書籍の各ページ毎
の販売価格を販売されたコピーの累積数に応じて割り引
くように設定されているが、図４（ｂ）はこのようなコ
ピー累積数に応じて販売価格を割り引く割引率をコピー
総価格に対して図示しているグラフである。同図に示す
グラフは、横軸にコピー総数に対応するコピー総価格を
示し、縦軸に割引率を示している。同図に示すように、
割引率はコピー総価格が低い場合には小さく設定され、
コピー総価格が増大すると、割引率が大きくなるように
なっている。この場合のコピー累積数別価格計算の詳細
は同図の下部に記載されている。

【００３６】上述した価格計算は、図５（ａ），（ｂ）
に示す価格情報入力処理および価格計算モジュール１５
による実売コピー価格計算処理に従って行なわれる。図
５（ａ）に示す価格情報の入力では、まずコピーページ
のジャンル（Ｇ）が選択され、係数セット、発行時間Ｐ
Ｔ、基本販売価格ＢＰが設定され、更に基本コピー計算
式が選択され、それからフェーズ１終了時点（ｔ１）、
フェーズ２終了時点（ｔ２）が設定される（ステップＳ
１１）。次に、割引引き上げ量（Ａ）、コピー割引価格
閾値が設定される（ステップＳ１３）。

【００３７】図５（ｂ）に示す実売コピー価格計算処理
では、図５（ａ）に示す処理で入力された価格情報に従
って行なわれるが、この計算処理ではまず、コピー実行
要求時の現在時間Ｎｏｗと価格情報の発行時間ＰＴに基
づき発行日時からの時間経過ｔを計算し、それからコピ
ーすべきページＩＤをキーとして価格データベース１２
から基本コピー価格計算式を取り出し、基本コピー価格
を計算する（ステップＳ２１）。次に、この計算した基
本コピー価格とページＩＤをキーに割引引き上げ量Ａ、
コピー割引価格閾値ｒを価格データベース１２から取り
出し、更に書籍ＩＤとページＩＤに基づきコピー販売ロ
グデータベース１３からコピー総価格を取り出し、実売
コピー価格を計算するようになっている（ステップＳ２
３）。

【００３８】図６は、ページコピーの仕組みについて示
す説明図と価格計算処理を示すフローチャートを示して
いる。コピー販売システム１では、図６（ａ）に示すよ
うに、書籍の各ページを一意に識別すべく各ページに設
定されている例えばバーコードまたは電子透かしなどか
らなるインデックス情報であるページＩＤはインデック
ス情報読取モジュール１６で読み取られるようになって
いる。また、図６（ｂ）に示すように、インデックス情
報はインデックス情報読取モジュール１６で読み取られ
ると、ページＩＤとして価格計算モジュール１５に入力
され、価格計算モジュール１５は価格データベース１２
から当該ページＩＤに対応する価格計算式を読み出して
価格を計算するようになっている。

【００３９】この価格計算フローは、図６（ｃ）にフロ
ーチャートとして示すように、インデックス情報読取モ
ジュール１６でバーコードなどからなるインデックス情
報を読み取って、ページＩＤに変換し、配列に蓄積する
処理をコピー終了まで繰り返し行なう（ステップＳ４
１，Ｓ４３）。コピーが終了すると、現在の日付とコピ
ー枚数を保持し（ステップＳ４５）、ページＩＤの配列
を読み出し、現在の日付、価格データベース１２、コピ
ー販売ログデータベース１３を利用して、図５（ｂ）に
示したように価格の計算を行なう（ステップＳ４７）。
そして、データが無くなると、ページＩＤの配列と価格
をコピー販売ログデータベース１３に保存する（ステッ
プＳ５１）。

【００４０】次に、図７（ａ）および（ｂ）を参照し
て、本実施形態のコンテンツ販売方法を実施するコピー
販売システム１の操作手順および処理フローについて説
明する。図７（ａ）は操作手順を示したものであり、図
７（ｂ）はこの操作手順に呼応して実際のシステムの処
理フローを示したものである。図７（ａ），（ｂ）にお
いて、Ｓ，Ｓ１，Ａ，Ａ１，Ｂ，Ｂ１，Ｂ２，Ｂ３，Ｂ
４，Ｃ，Ｃ１，Ｃ２，Ｄ，Ｄ１，Ｄ２，Ｅ，Ｅ１，Ｅ２
は、処理手順の順番であるステップを示している。

【００４１】図７（ａ），（ｂ）において、まず最初の
ステップＳ，Ｓ１では、コピー販売システム１はシステ
ム管理者端末７から通信網３を介して送信されてくる書
籍データを価格情報・書籍データ受信モジュール１４で
受信し、この受信した書籍データを書籍データベース１
１に登録する。この書籍データは、書籍ＩＤと該書籍を
構成する複数のページの各々を識別するインデックス情
報であるページＩＤを埋め込まれるなどにより設定され
ている。なお、ページＩＤは各ページ毎に設定されても
よいし、または複数のページに同じページＩＤを振って
もよい。すなわち、ページＩＤは販売したい単位でペー
ジを管理するものである。また、書籍データは、書籍の
著作者である作家がシステム管理者に提供し、システム
管理者がこの作家から受け取った書籍データをシステム
管理者端末７から通信網３を介してコピー販売システム
１に送信するが、図２に示すように書籍の著作者である
作家が直接コピー販売システム１に送信してもよいもの
である。

【００４２】次のステップＡ，Ａ１では、書籍の価格情
報が投入される。すなわち、書籍の価格データ、価格計
算式を含む種々の価格情報は、システム管理者端末７か
ら通信網３を介してコピー販売システム１に送信され、
コピー販売システム１において価格情報・書籍データ受
信モジュール１４が受信し、価格データベース１２に蓄
積される。この場合の価格情報としては、図８の表１に
示すような一連の価格情報が入力されるものである。

【００４３】次のステップＢ，Ｂ１，Ｂ２，Ｂ３，Ｂ４
では、ユーザがコピーしたいページのコピーが実施され
る。ユーザは、コピーしたい書籍のページのコピー要求
を当該書籍ＩＤとページＩＤとともにユーザ端末５から
通信網３を介してコピー販売システム１に送信すると、
コピー販売システム１はこのコピー要求、書籍ＩＤ、ペ
ージＩＤを価格情報・書籍データ受信モジュール１４で
受信し、この受信した書籍ＩＤおよびページＩＤで書籍
データベース１１を検索し、該当する書籍のページを書
籍データベース１１から読み出す。そして、この書籍デ
ータベース１１から読み出した書籍のページのコピーを
コピー実行モジュール１７で実行する。このページのコ
ピーでは、ページをコピー機に置く場合には、インデッ
クス情報読取モジュール１６により各ページに設定され
ているバーコードや電子透かしなどからなるインデック
ス情報を読み取る。また、書籍ＩＤおよびページＩＤと
してバックナンバとページ番号が入力される場合には、
その情報であるインデックス情報を取り出し、このイン
デックス情報であるページＩＤから価格データベース１
２の価格情報を取り出し、コピーが終了すると、価格計
算モジュール１５によりコピーしたページの価格が計算
される。

【００４４】すなわち、コピー販売システム１は、ユー
ザ端末５から通信網３を介して送信されるコピー要求、
コピーしたい書籍ＩＤのページＩＤを受信すると、この
書籍ＩＤおよびページＩＤで書籍データベース１１を検
索して、ユーザがコピーを要求している書籍ＩＤのペー
ジＩＤに該当する書籍のページを書籍データベース１１
から読み出してコピー実行モジュール１７でコピーする
とともに、このコピーした書籍ＩＤのページＩＤに該当
する価格情報を価格データベース１２から取得し、この
価格情報に基づいてコピーしたページの価格を価格計算
モジュール１５で計算する。

【００４５】このページの価格の計算では、上述したよ
うに、価格データベース１２から取得した価格情報から
書籍のジャンルなども考慮した基本販売価格が算出され
るとともに、この算出された基本販売価格は更に当該書
籍の発行日時からの経過日時に基づいて図４（ａ）で説
明したように修正された変更価格として算出し、更にコ
ピー販売ログデータベース１３から取得した当該書籍の
ページの販売されたコピー累積総数に基づいて図４
（ｂ）で説明したように変更価格に対して割引率を適用
されて割引価格が算出されるようになっている。

【００４６】次のステップＣ，Ｃ１，Ｃ２では、上述し
たようにユーザがコピー要求したページの価格が算出さ
れると、その支払い方法がユーザ端末５から指定される
ので、この支払い方法をユーザ端末５からコピー販売シ
ステム１で受信し、コピー販売システム１から図３に示
したような決算機能提供者へコピー価格データをコピー
した書籍ＩＤおよびページＩＤとともに送信する。この
書籍ＩＤから出版社への支払いを求めることができる。
この支払い方法としては、プリペイドカード、銀行振り
込み、郵便為替、キャッシュカードなどがあり、任意の
方法を選択することができる。

【００４７】次のステップＤ，Ｄ１，Ｄ２では、ユーザ
端末５からのデータ転送依頼に対する処理が行なわれ
る。ユーザがユーザ端末５から通信網３を介してコピー
販売システム１に対してコピーしたページデータの転送
を依頼してきた場合には、図１０に示す表３にあるよう
にコピーしたページデータの転送先を要求してユーザ端
末５から受信し、このデータ転送先にコピーしたページ
データを転送する。以上のようにして、ユーザから要求
されたページのコピーが行なわれ、このコピーされたペ
ージがユーザ端末５に転送され、更にコピーしたページ
の支払いも上述したように完了すると、当該処理に関す
るデータがコピー販売ログデータベース１３に図９の表
３に示すように登録される。

【００４８】次のステップＥ，Ｅ１，Ｅ２では、システ
ム管理者端末７からコピー販売システム１に対してコピ
ー販売ログの送信依頼が行なわれると、コピー販売シス
テム１はコピー販売ログデータベース１３から当該処理
に関するコピー販売ログを取り出し、システム管理者端
末７に返信する。

【００４９】なお、上記実施形態では、システム管理者
端末７は通信網３を介してコピー販売システム１に接続
され、価格情報などはシステム管理者端末７から通信網
３を介してコピー販売システム１に入力されるようにな
っているが、本発明はこれに限定されるものでなく、例
えばシステム管理者端末７をコピー販売システム１に直
接接続されている入力端末で構成し、この入力端末から
直接コピー販売システム１に価格情報などの各種情報を
入力してもよいものである。

【００５０】なお、上記実施形態では、書籍利用の書籍
販売システムについて説明したが、本発明は、これに限
定されるものでなく、書籍と同様にコンテンツを販売す
るコンテンツ販売装置すべてに適用し得るものである。

【００５１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コピー要求元からコピーを要求する電子化コンテンツの
コンテンツＩＤおよびサブコンテンツのインデックス情
報を受信すると、このコンテンツＩＤおよびインデック
ス情報でコンテンツデータベースを検索して、該当する
電子化コンテンツのサブコンテンツのコピーを取得し、
この取得した電子化コンテンツのサブコンテンツのコピ
ーを要求元に配信するので、電子化コンテンツとして例
えば書籍データを適用した場合には書籍をページ単位で
部分的にコピーして販売することができる。

【００５２】また、本発明によれば、要求元に配信した
電子化コンテンツのコンテンツＩＤに基づいて価格デー
タベースを検索して、価格計算式および発行日時情報を
取得し、この価格計算式に基づいてサブコンテンツの基
本価格を算出し、電子化コンテンツの発行日時からの経
過日時に基づいて変更価格を算出し、更にこの変更価格
を総コピー数に基づいて割り引いた割引価格を算出し、
この割引価格を要求元に請求するので、電子化コンテン
ツとして例えば書籍を適用した場合には書籍のページ毎
の販売部数や販売後の経過日時により販売価格を割り引
いたり自在に設定することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態に係るコンテンツ販売方法
を実施するコンテンツ販売システムを含むシステム構成
を示すブロック図である。

【図２】図１に示したコピー販売システムの全サービス
とサーバへの処理要求事項をまとめた説明図である。

【図３】図１に示すコピー販売システムの書籍販売方法
の概要および当該システムが提供するユーザとシステム
管理者に対する操作手段を示す説明図である。

【図４】図１に示す実施形態における価格計算処理を詳
細に説明するための図である。

【図５】図１に示す実施形態における価格情報入力処理
および価格計算処理を示すフローチャートである。

【図６】図１に示す実施形態におけるページコピーの仕
組みについて示す説明図と価格計算処理を示すフローチ
ャートを示している。

【図７】図１に示す実施形態のコピー販売システムの操
作手順および処理手順を示す図である。

【図８】図１に示す実施形態の価格データベースの構成
およびデータ例を示す表１、表２を示す図である。

【図９】図１に示す実施形態のコピー販売ログデータベ
ースの構成およびデータ例を示す表３、表４を示す図で
ある。

【図１０】図１に示す実施形態においてコピー実行時に
選択できる項目を示す表５、価格計算式タイプの一覧を
示す表６、ジャンルＩＤの例を示す表７、ジャンルと価
格計算式タイプの対応例を示す表８、および書籍データ
ベースの構成例を示す表９を示す図である。

【符号の説明】

１ コピー販売システム ３ 通信網 ５ ユーザ端末 ７ システム管理者端末 １１ 書籍データベース １２ 価格データベース １３ コピー販売ログデータベース １４ 価格情報・書籍データ受信モジュール １５ 価格計算モジュール １６ インデックス情報読取モジュール １７ コピー実行モジュール ５１ 受信手段 ５２，７２ 記録媒体 ７１ アクセス手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 曽根原 登 東京都千代田区大手町二丁目３番１号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 松本 功 東京都千代田区猿楽町２−２−５ 有限会 社 ひつじ書房内 (72)発明者 松本 久美子 東京都千代田区猿楽町２−２−５ 有限会 社 ひつじ書房内 Ｆターム(参考） 5B049 BB00 BB26 CC05 CC08 FF01 GG02

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電子化コンテンツを構成する複数のサブ
   コンテンツの各々を一意に識別するためのインデックス
   情報を各サブコンテンツに設定して、サブコンテンツ毎
   のコピー販売を可能とするコンテンツ販売方法であっ
   て、 電子化コンテンツのコンテンツＩＤ、電子化コンテンツ
   を構成する各サブコンテンツのインデックス情報を電子
   化コンテンツとともに対応させてコンテンツデータベー
   スに格納しておき、 所望の電子化コンテンツのサブコンテンツのコピーを要
   求するコピー要求元から入力される電子化コンテンツの
   コンテンツＩＤおよびサブコンテンツのインデックス情
   報を受信し、 この受信したコンテンツＩＤおよびインデックス情報で
   前記コンテンツデータベースを検索して、該当する電子
   化コンテンツのサブコンテンツのコピーを取得し、 この取得した電子化コンテンツのサブコンテンツのコピ
   ーを要求元に配信することを特徴とするコンテンツ販売
   方法。
2. 【請求項２】 電子化コンテンツのコンテンツＩＤ毎に
   該電子化コンテンツを構成する各サブコンテンツの価格
   を算出する価格計算式、発行日時情報を価格データベー
   スに格納しておき、 要求元に配信したサブコンテンツの総コピー数を電子化
   コンテンツのコンテンツＩＤ毎にコピー販売データベー
   スに格納しておき、 前記要求元に配信した電子化コンテンツのコンテンツＩ
   Ｄに基づいて前記価格データベースを検索して、価格計
   算式および発行日時情報を取得し、 この取得した価格計算式に基づいて前記要求元に配信し
   たサブコンテンツの基本価格を算出し、 前記取得した発行日時を現在の日時と比較し、当該電子
   化コンテンツの発行日時からの経過日時を取得し、この
   経過日時に基づいて前記基本価格を変更した変更価格を
   算出し、 前記要求元に配信した電子化コンテンツのコンテンツＩ
   Ｄに基づいて前記コピー販売データベースを検索して、
   総コピー数を取得し、 この取得した総コピー数に基づいて前記変更価格を割り
   引いた割引価格を算出し、 この算出した割引価格の要求元への請求を決算機関を介
   して行なうことを特徴とする請求項１記載のコンテンツ
   販売方法。
3. 【請求項３】 前記要求元に配信したサブコンテンツの
   数を前記コピー販売データベースに蓄積されている総コ
   ピー数に加算して累積することを特徴とする請求項２記
   載のコンテンツ販売方法。
4. 【請求項４】 前記コンテンツデータベースに格納され
   る電子化コンテンツ、各サブコンテンツのインデックス
   情報は通信網を介して外部のコンテンツ送信元から送信
   されるようになっていて、この外部のコンテンツ送信元
   から通信網を介して送信される電子化コンテンツおよび
   各サブコンテンツのインデックス情報を受信して前記コ
   ンテンツデータベースに格納することを特徴とする請求
   項１記載のコンテンツ販売方法。
5. 【請求項５】 電子化コンテンツを構成する複数のサブ
   コンテンツの各々を一意に識別するためのインデックス
   情報を各サブコンテンツに設定して、サブコンテンツ毎
   のコピー販売を可能とするコンテンツ販売装置であっ
   て、 電子化コンテンツのコンテンツＩＤ、電子化コンテンツ
   を構成する各サブコンテンツのインデックス情報を電子
   化コンテンツとともに対応させて格納するコンテンツデ
   ータベースと、 所望の電子化コンテンツのサブコンテンツのコピーを要
   求するコピー要求元から入力される電子化コンテンツの
   コンテンツＩＤおよびサブコンテンツのインデックス情
   報を受信する要求受信手段と、 この受信したコンテンツＩＤおよびインデックス情報で
   前記コンテンツデータベースを検索して、該当する電子
   化コンテンツのサブコンテンツのコピーを取得するサブ
   コンテンツ検索手段と、 この取得した電子化コンテンツのサブコンテンツのコピ
   ーを要求元に配信する配信手段とを有することを特徴と
   するコンテンツ販売装置。
6. 【請求項６】 電子化コンテンツのコンテンツＩＤ毎に
   該電子化コンテンツを構成する各サブコンテンツの価格
   を算出する価格計算式、発行日時情報を格納する価格デ
   ータベースと、 要求元に配信したサブコンテンツの総コピー数を電子化
   コンテンツのコンテンツＩＤ毎に格納するコピー販売デ
   ータベースと、 前記要求元に配信した電子化コンテンツのコンテンツＩ
   Ｄに基づいて前記価格データベースを検索して、価格計
   算式および発行日時情報を取得する価格・発行日時取得
   手段と、 この取得した価格計算式に基づいて前記要求元に配信し
   たサブコンテンツの基本価格を算出する基本価格算出手
   段と、 前記取得した発行日時を現在の日時と比較し、当該電子
   化コンテンツの発行日時からの経過日時を取得し、この
   経過日時に基づいて前記基本価格を変更した変更価格を
   算出する変更価格算出手段と、 前記要求元に配信した電子化コンテンツのコンテンツＩ
   Ｄに基づいて前記コピー販売データベースを検索して、
   総コピー数を取得する総コピー数取得手段と、 この取得した総コピー数に基づいて前記変更価格を割り
   引いた割引価格を算出する割引価格算出手段と、 この算出した割引価格の要求元への請求を決算機関を介
   して行なう決算手段とを更に有することを特徴とする請
   求項５記載のコンテンツ販売装置。
7. 【請求項７】 前記要求元に配信したサブコンテンツの
   数を前記コピー販売データベースに蓄積されている総コ
   ピー数に加算して累積する総コピー数累積手段を更に有
   することを特徴とする請求項６記載のコンテンツ販売装
   置。
8. 【請求項８】 前記コンテンツデータベースに格納され
   る電子化コンテンツ、各サブコンテンツのインデックス
   情報は通信網を介して外部のコンテンツ送信元から送信
   されるようになっていて、この外部のコンテンツ送信元
   から通信網を介して送信される電子化コンテンツおよび
   各サブコンテンツのインデックス情報を受信して前記コ
   ンテンツデータベースに格納するように制御する受信手
   段を更に有することを特徴とする請求項５記載のコンテ
   ンツ販売装置。