JPH0561913A - 情報管理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は利用者が得たい情報にアクセ
スするような条件、アクセス頻度等の選択条件を設定し
て、他者がアクセスしている情報を選択して必要な情報
を引き出すことができる情報管理装置を提供することで
ある。 【構成】 本発明の構成は第１のネットワークインタフ
ェース部（２８）、情報管理部（２１）、第２のネット
ワークインタフェース部（１１）、情報記憶部（２
２）、情報アクセス履歴情報記憶部（２３）を有する情
報管理装置において、他者のアクセス状況を検出するた
めのアクセス条件を記憶するアクセス条件記憶部（２
４）、当該情報アクセス条件を満たす情報を検索するア
クセス条件検索部（２５）、当該アクセス条件を満たす
情報の一覧を通知する方法を記憶する通知方法記憶部
（２６）、及び当該通知方法を起動する通知処理部（２
７）を有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は情報管理装置に係り、特
に蓄積された情報に対してネットワークを介してアクセ
スする情報管理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来は様々な情報を蓄積し、その情報を
検索して該当情報の一覧の出力、読み出しなどを支援す
る装置が利用されており、ネットワークを介して簡便に
情報をアクセスすることを支援している。

【０００３】これらはデータベースや電話帳サービス、
掲示板サービスや電子ニュース等に利用されている。こ
のうち、掲示板サービスについて説明する。

【０００４】図４は従来の掲示板サービスの構成を示
す。掲示板サービスの構成は掲示板アスセス装置１０
１、掲示板管理装置２０１及び、それらを結ぶネットワ
ーク３０１よりなる。掲示板アクセス装置１０１は利用
者がアクセス情報を入力する入力部１１０、利用者がア
クセス出力結果やアクセス一覧結果を得る出力部１２
０、ネットワーク３０１を介して掲示板管理装置２０１
との情報のやり取りを行うネットワークインタフェース
部１３０を有する。

【０００５】掲示板管理装置２０１は制御部２００、ネ
ットワークインタフェース部２３０、掲示板情報転送処
理部２４０、掲示板情報管理部２５０、アクセス履歴情
報記憶部２７０、掲示板情報記憶部２８０よりなる。ネ
ットワークインタフェース部２３０はネットワーク３０
１を介して掲示板アクセス装置１０１とのやり取りを行
う。掲示板情報記憶部２８０は掲示板情報を記憶する。
掲示板情報管理部２５０は標題や、キーワードや著書な
ど利用者への通知に必要な情報を掲示板情報記憶部２８
０より読み出し、掲示板情報転送処理部２４０に出力す
る。アクセス履歴情報記憶部２７０は掲示板情報管理部
２５０により掲示板情報記憶部２８０にアクセスする毎
にアクセス情報履歴を記憶しておく。制御部２００は上
記の各システムを管理する。このように、利用者はネッ
トワーク３０１を介して特定の掲示板管理装置２０１に
記憶された掲示板情報にアクセスし、掲示板の一覧、読
み出し等を掲示板情報管理部２５０の働きによって実現
している。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】このようなシステムで
は、標題やキーワード等の情報作成者の付与した情報そ
のものの属性によって検索を行うものである。しかし、
情報の多様化に伴い、情報作成者の付与した情報の索引
情報やキーワード情報が、必ずしも情報にアクセスする
利用者の期待するものではないということにより、大量
の情報が氾濫するなかで、必要な情報をうまく見つけ出
すことが難しくなっている。すなわち、従来の技術では
情報生成が終わり、情報が流通する段階で、利用者と情
報を結びつける機能が弱いという問題がある。例えば、
ある掲示板情報においては他の利用者がアクセスしてい
る情報には興味が湧くものであるが、他の利用者がアク
セスしているという観点に注目して、他の利用者のアク
セス頻度の高い情報や、特定のエキスパートがアクセス
している情報の一覧を示す機能が欠けており、利用者が
必要とする情報を他者のアクセス状況を利用して選択す
ることができない等の問題がある。

【０００７】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
利用者が得たい情報にアクセスしそうな条件、アクセス
頻度等の選択条件を指定し、他者がアクセスしている情
報を選択して必要な情報を引き出すことができる情報管
理装置を提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】図１は本発明の原理構成
を示す。ネットワーク（３）を介して利用者が入力した
アクセス条件情報を受信する第１のネットワークインタ
フェース部（２８）、管理情報の一覧、読み出し、書込
み及び、消去等を管理する情報管理部（２１）、アクセ
ス情報を記憶する情報記憶部（２２）及び、アクセス情
報毎にアクセスされた履歴に関する情報を記憶するアク
セス履歴情報記憶部（２３）を有する情報管理手段
（２）と、情報管理手段（２）とのインタフェースを行
う第２のネットワークインタフェース部（１１）を含む
アクセス手段（１）を有する情報管理装置において、他
者の情報記憶部（２２）へのアクセス状況を検出するた
めのアクセス条件を記憶するアクセス条件記憶部（２
４）と、アクセス情報のアクセス条件を満たす情報を検
索するアクセス条件検索部（２５）と、アクセス条件を
満たす情報の一覧を利用者に通知する通知方法を記憶す
る通知方法記憶部（２６）と、一覧を通知する方法を起
動し、通知方法により一覧を利用者に通知する通知処理
部（２７）とを有する。

【０００９】

【作用】本発明の情報管理装置は利用者が欲しい情報に
アクセスするような利用者の条件をアクセス条件記憶部
に記憶させ、情報記憶部のアクセス頻度をアクセス履歴
情報記憶部に記憶させ、利用者の条件、アクセス頻度な
どの選択条件を設定し、アクセス条件検索部によりアク
セス条件記憶部を検索することにより、他者がアクセス
している情報を選択して通知を受けることができる。こ
れにより、利用者が自分の興味の対象である情報が満た
すであろう他者のアクセス条件やアクセス頻度を指定
し、必要な情報を他者のアクセス状況を鍵として引き出
すことができる。

【００１０】

【実施例】図２は本発明の一実施例の構成を示すブロッ
ク図である。同図中、図４と同一構成部分には同一符号
を付す。本実施例では従来の例と同様に掲示板サービス
について説明する。

【００１１】本実施例の情報管理装置の構成は掲示板ア
クセス装置１０１、掲示板管理装置４０１及び、それら
を結ぶネットワーク３０１より構成される。掲示板管理
装置４０１はネットワークインタフェース部２３０、掲
示板情報転送処理部２４０、掲示板情報管理部２５０、
アクセス履歴情報記憶部２７０、掲示板情報記憶部２８
０、制御部４００、アクセス条件記憶部４１０、通知方
法記憶部４３０、アクセス条件検索部４４０、通知処理
部４６０及び、タイマ部４７０より構成される。また、
掲示板アクセス装置１０１については従来と同一の構成
であるので説明を省略する。

【００１２】本実施例の情報管理装置を動作させるに
は、先ず、掲示板管理装置４０１の制御部４００の指示
により、ネットワーク３０１を介して利用者が入力部１
１０より入力したアクセス条件情報をネットワークイン
タフェース部１３０及び、ネットワーク３０１を介し
て、掲示板管理装置４０１上のネットワークインタフェ
ース部２３０で受信する。ネットワークインタフェース
部２３０は受信後、制御部４００の指示により、利用者
が入力したアクセス条件情報をアクセス条件記憶部４１
０に送出する。

【００１３】アクセス条件記憶部４１０は例えば、利用
者の識別番号と利用者毎の条件識別番号、条件識別番号
毎のアクセス下限値、条件識別番号毎のアクセス計数を
行う期間情報、アクセス計数を行う他者の対象限定条件
記述情報等からなるテーブルとして実現できる。これに
より、特定期間にある特定の利用者の集団が、ある特定
の回数以上アクセスした情報を教えて欲しいという条件
を、条件入力者毎に複数管理することができる。

【００１４】また、同様に制御部４００の指示により、
利用者が掲示板アクセス装置１０１の入力部１１０より
入力した通知方法情報を掲示板アクセス装置１０１のネ
ットワークインタフェース部１３０及び、ネットワーク
３０１を介して掲示板管理装置４０１上のネットワーク
インタフェース部２３０で受信する。受信後、ネットワ
ークインタフェース部２３０は制御部４００の指示によ
り通知方法情報を通知方法記憶部４３０に記憶する。

【００１５】通知方法記憶部４３０は例えば、利用者毎
の識別番号と利用者毎の条件識別番号、条件識別番号の
通知方法及び、通知先アドレス情報等からなるテーブル
とすることができる。このうち、通知方法は例えば、電
話、電子メール、ファクシミリ、一覧情報掲示板への転
載等を指定することができる。上記のように、利用者は
自分の欲しい情報のアクセス条件を設定する。

【００１６】本実施例の情報管理装置は全ての利用者が
掲示板情報管理部２５０を利用して掲示板情報記憶部２
８０へアクセスする毎に、そのアクセスの履歴情報を制
御部４００の指示によりアクセス履歴情報記憶部２７０
へ記憶する。このようなアクセス履歴情報記憶について
は従来の技術で実現可能である。

【００１７】アクセス条件検索部４４０は制御部４００
の指示により、当該利用者のアクセス条件をアクセス条
件記憶部４１０から読み出し、アクセス条件情報に基づ
いて、アクセス履歴情報記憶部２７０を検索し、該当す
るアクセス条件を満たす掲示板情報の識別情報を読み出
す。読み出し後、制御部４００はアクセス条件検索部４
４０からの信号により、通知方法記憶部４３０より当該
利用者及び当該条件に該当する通知方法情報を通知処理
部４６０へ送信する。

【００１８】通知処理部４６０は制御部４００の指示に
より通知方法情報受信後、アクセス条件検索部４４０か
ら、先程検索した掲示板識別情報を読み出し、読み出し
た情報を掲示板情報管理部２５０に送信する。

【００１９】掲示板情報管理部２５０は掲示板情報の一
覧、読み出し、書込み、消去等の機能を提供する。掲示
板情報管理部２５０は掲示板情報受け取り後、標題やキ
ーワードや著者など通知に必要な情報を掲示板情報記憶
部２８０より読み出し、通知処理部４６０へ送信する。

【００２０】通知処理部４６０は通知に必要な情報を受
信後、制御部４００の指示により、受信情報に基づい
て、通知情報を生成し、通知処理を行う。この通知には
音声合成を用いた電話、パソコン同士のメッージ交換、
掲示板自身の最新情報掲示板等を利用することが可能で
ある。また、通知された情報を利用者が検索補助情報と
してさらに標題やキーワードの指定を追加して必要な情
報をさらにしぼり込んで検索することも可能である。こ
のような通知は例えば、タイマ部４７０によって時間情
報を管理し、制御部４００の指示により定期的にアクセ
ス条件検索部４４０によりアクセス条件記憶部４１０の
検索を行うことも可能である。或いは、掲示板情報管理
部２５０が利用者のアクセスを受け付ける毎に制御部４
００に信号を送信し、制御部４００の指示でアクセス条
件検索部４４０を起動することも可能である。

【００２１】図３は本発明の一実施例のアクセス条件記
憶部４１０の構成の一例を示す。同図において、利用者
識別番号７０１には利用者を一意に識別する番号を記憶
する。条件識別番号７０２には、一人の利用者が複数の
条件を登録する場合にそれぞれの条件を一意に識別する
番号を記憶する。この識別番号は例えば１番から順に昇
順にふっても、或いは条件登録日毎にふってもよい。例
えば、１９９１年８月２７日に生成された条件を“１９
９１０８２７００１，１９９１０８２７００２，・・
・”というふうにふることもできる。アクセス対象者限
定情報７０３には、条件毎にその条件でアクセス履歴情
報を収集する対象者の条件を記述する。例えば、“特定
の組織の構成員である”等の情報を記述する。期間情報
７０４には、アクセス条件を適用する期間を記述する。
例えば、「当月」、「直前３０日間」等を記録する。

【００２２】アクセス範囲７０５にはアクセス条件検索
を行うアクセス対象の範囲を記述する。例えば、掲示板
の場合には、“Ｘ社の掲示板の中にＸ社Ｙ事業部の掲示
板があり、その中にＸ社Ｙ事業部Ｚ営業部の掲示板があ
る。”というような場合がある。この場合、“Ｘ社Ｙ事
業部Ｚ営業部の特定の掲示に対するアクセス情報だけで
なく、Ｘ社Ｙ事業部Ｚ営業部の掲示板全体に対するアク
セスをアクセス条件検索適用の範囲とする。”というよ
うな指定をこのアクセス範囲７０５に記録する。この記
録は“Ｘ社掲示板全体”というような指定であってもよ
い。また、“Ｘ社掲示板の中の直近６ヵ月に生成された
掲示板情報”というような指定であってもよい。

【００２３】アクセス下限値７０６にはアクセス条件に
よって検索するアクセスが所定の回数以上であった場合
にアクセス通知を起動するかどうかの下限値を記録す
る。例えば、“ある掲示板に対して指定したアクセス対
象者限定情報に該当する利用者から１０回以上アクセス
があったら通知する。”というような指定を行う場合に
は、ここに“１０”を記憶する。

【００２４】アクセス頻度変化検知情報７０７はアクセ
スの絶対数ではなく、アクセス頻度の変化を検出してア
クセス通知を行いたい場合に記述する。例えば、アクセ
ス頻度変化検知情報７０７では、前月に比べてアクセス
回数が１０以上多くなった時にアクセス通知を行う場合
には「前月比：増」と記述し、アクセス下限値７０６に
記憶してある下限値を差分としてアクセス回数の増加を
検知する値として利用する。なお、上記に示した管理装
置の各制御機構はソフトウェアによっても構成可能であ
ることは容易に類推できる。

【００２５】また、他の実施例としては掲示板アクセス
装置１０１のほうにアクセス条件記憶部４１０を置き、
制御部４００からの指示によりネットワーク３０１を介
して掲示板管理装置４０１の掲示板情報管理部２５０へ
アクセス条件を転送して条件検索することも可能であ
る。また、このようなアクセス装置をＩＣカードのよう
な携帯可能な媒体に実現することも可能である。

【００２６】さらに、他の実施例としては、通知方法と
して通信手段を登録せず、利用者が入力したアクセス条
件により、検索した結果を入力者に直接返答する装置に
適用することも可能である。

【００２７】また、掲示板アクセス装置１０１をネット
ワーク３０１を介さず、掲示板管理装置４０１と同一装
置上に実現し、直接接続することも可能である。

【００２８】さらに、掲示板情報記憶部２８０の適用例
としては、データベース蓄積部に対応させることにより
頻繁にアクセスされるデータの情報を通知する機能を有
するデータベースアクセス装置に適用することができ
る。また、掲示板情報記憶部２８０を売買処理部に対応
させることにより、頻繁に売買される銘柄の情報を通知
する株式売買仲介装置にも適用可能である。また、掲示
板情報記憶部２８０を販売処理部に対応させることによ
り、現在売れている商品の情報を購買者に提供する機能
を有する販売地点顧客管理装置に適用可能である。掲示
板情報記憶部２８０を電子出版物記憶部に対応させるこ
とにより他者が読んでいる最新情報に関する情報を提供
する電子出版アクセス装置、及び、電子図書館に適用可
能である。掲示板情報記憶部２８０を音楽情報記憶部に
対応させることにより、最近流行っている音楽情報を通
知する音楽情報アクセス装置にも適用可能である。掲示
板情報記憶部２８０を電話情報サービス記憶部に対応さ
せることにより、最近人気のある電話情報サービスの情
報を通知する電話情報サービス案内装置などにも適用可
能である。

【００２９】特定個人対応ではなく、不特定多数が興味
を持つような条件をグループ対応、一般対応に記述し、
当該条件に合致した情報の通知を掲示板等の多数の利用
者がアクセス可能な装置に出力することによって、集団
への利便を図ることも可能である。

【００３０】

【発明の効果】上記のように本発明の情報管理装置によ
れば、利用者が必要とする情報を他者が頻繁にアクセス
している等のアクセス状況を利用してアクセス情報を選
択し、必要に応じて利用者にその情報の存在を通知する
ことができる。これにより、情報が大量に伝播したり、
その大量の情報が刻々と変化するような場合に、情報生
成者が付与した情報以外に、利用者のアクセス状況の各
反応に対応して情報を選別し、利用することが可能であ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理構成図である。

【図２】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。

【図３】本発明の一実施例のアクセス条件記憶部の構成
の一例を示す図である。

【図４】従来の掲示板サービスの構成を示す図である。

【符号の説明】

１ アクセス手段 ２ 情報管理手段 １１ 第２のネットワークインタフェース部 ２１ 情報管理部 ２２ 情報記憶部 ２３ 情報アクセス履歴情報記憶部 ２４ アクセス条件記憶部 ２５ アクセス条件検索部 ２６ 通知方法記憶部 ２７ 通知処理部 ２８ 第１のネットワークインタフェース部 １０１ 掲示板アクセス装置 １１０ 入力部 １２０ 出力部 １３０ ネットワークインタフェース部 ２４０ 掲示板情報転送処理部 ２５０ 掲示板情報管理部 ２７０ アクセス履歴情報記憶部 ２８０ 掲示板情報記憶部 ３０１ ネットワーク ４００ 制御部 ４０１ 掲示板管理装置 ４１０ アクセス条件記憶部 ４３０ 通知方法記憶部 ４４０ アクセス条件検索部 ４６０ 通知処理部 ４７０ タイマ部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ネットワークを介して利用者が入力した
   アクセス条件情報を受信する第１のネットワークインタ
   フェース部、管理情報の一覧、読み出し、書込み及び、
   消去等を管理する情報管理部、アクセス情報を記憶する
   情報記憶部及び、アクセス情報毎にアクセスされた履歴
   に関する情報を記憶するアクセス履歴情報記憶部を有す
   る情報管理手段と、該情報管理手段とのインタフェース
   を行う第２のネットワークインタフェース部を含むアク
   セス手段を有する情報管理装置において、 他者の前記情報記憶部へのアクセス状況を検出するため
   のアクセス条件を記憶するアクセス条件記憶部と、 前記アクセス情報の前記アクセス条件を満たす情報を検
   索するアクセス条件検索部と、 前記アクセス条件を満たす情報の一覧を利用者に通知す
   る通知方法を記憶する通知方法記憶部と、 前記一覧を通知する方法を起動し、前記通知方法により
   前記一覧を利用者に通知する通知処理部とを有すること
   を特徴とする情報管理装置。