JP2004227297A - コンテンツ提供サーバ、コンテンツ提供管理システム、およびプログラム - Google Patents

コンテンツ提供サーバ、コンテンツ提供管理システム、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】所定の期間内のコンテンツの利用を無制限に許可する期間課金型コンテンツ販売サイトにおいて、従量課金型のコンテンツ販売を可能にし、コンテンツ利用者が効率的なコンテンツ利用を行うことができるようにする。
【解決手段】従量課金手段による従量料金を請求金額に設定する。従量課金手段は、利用者のコンテンツの利用時にコンテンツ提供情報に基づいて、コンテンツの利用金額を積算する。そして、従量課金手段が積算した金額が、予め定められた固定料金よりも多い場合には、固定料金を請求金額に設定する。そして、所定のタイミングで、設定した請求金額をコンテンツの利用者に請求する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツの利用に関し、特にコンテンツ提供サイトを用いたコンテンツ提供サーバ、コンテンツ提供管理システム、コンテンツ提供プログラム、およびコンテンツ提供管理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットを介して利用者に、記憶装置が保持しているコンテンツにアクセスしての利用あるいはコンテンツをダウンロードしての利用(以下、コンテンツ利用と記す。)のサービスを提供するコンテンツ提供サイトがある。
【0003】
コンテンツ提供サイトの課金方法は、一定期間のコンテンツの利用に対する料金である利用料金を予め設定し、その期間内であれば無制限にコンテンツ利用を許可する期間課金型か、あるいはコンテンツ毎にコンテンツ利用単価を設定し、利用量に応じて課金する従量課金型のいずれかの方法である。ここで、期間課金型は主に頻繁にコンテンツが更新される閲覧型のサイトに用いられ、従量課金型は主にデータベースなどの蓄積型サイトに用いられている。
【0004】
また、コンテンツ提供サイトを運営するコンテンツ提供者は、単独で課金システムを用意して利用者からコンテンツ利用の代金回収を行う、あるいはインターネットへの接続サービスを提供するインターネットサービスプロバイダ(以下、ISPと記す。)と契約し、ISPがコンテンツ利用の利用料金の回収の代行を行うかのいずれかの方法でコンテンツ利用の料金回収を行っている。ISPがコンテンツ利用の利用料金の回収を行う場合、コンテンツ提供者とISPとは契約関係にあり、他のISPでコンテンツを提供する場合には、コンテンツ提供者はそのISPと新たに契約して別のコンテンツ提供サイトを運営する必要がある。そのためコンテンツ提供者は、ISP毎に別々のコンテンツ提供サイトで保有しているコンテンツの提供を行っている。
【0005】
また、利用者がインターネットを介して有料でアクセスする情報データベースを設け、物品やサービス等の提供を行う方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
有料情報を電子データから、紙や記録媒体等の別の媒体に変換して利用者に提供する際に、その情報に対する課金を適切に行う方法が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−266016号公報 (第4−9頁、第1図)
【特許文献2】
特開2002−259874号公報 (第4−7頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これまで述べた従来の提供方法には以下のような問題がある。第1の問題点は、期間課金型で運営されているコンテンツ提供サイトは、コンテンツ利用者が一部のコンテンツのみを利用しようとしても、すべてのコンテンツの利用に対する契約を、コンテンツ提供サイトと結ぶ必要があることである。そのため、コンテンツ利用者は高額な利用料を支払う必要がある。また、従量課金型で運営されているコンテンツ提供サイトは、コンテンツ利用者のコンテンツ利用が多くなるに従って利用料も高額となり、利用者はコンテンツ利用後に多額の利用料を請求されるという問題がある。
【0009】
第2の問題点は、コンテンツ提供者が複数のISPを介してコンテンツの提供を行う場合、ISP毎に別個のコンテンツ提供サイトを用意する必要があることである。そのため、コンテンツ提供者は、それぞれのコンテンツ提供サイトの制作費や運営費等を負担しなければならない。
【0010】
第3の問題点は、関連するコンテンツが複数のコンテンツ提供サイトに別個に提供されていて、かつその提供サイトが期間課金型の場合、コンテンツ利用者は、関連するすべてのコンテンツを利用しようとすると、複数のコンテンツ提供サイトに期間課金型の契約を行う必要があり、結果として多額の費用を必要とすることである。
【0011】
第4の問題点は、興味のあるコンテンツが複数のISPで別個に提供されていた場合、コンテンツ利用者は複数のISPと契約する必要があることである。
【0012】
第5の問題点は、コンテンツ利用者は大量のコンテンツを利用する場合、期間課金型と、従量課金型との両方とも、多額の費用が必要であることである。
【0013】
特許文献1に記載の方法と、特許文献2に記載の方法とのいずれもは、以上のような問題点には言及していない。
【0014】
そこで本発明は、所定の期間内のコンテンツの利用を無制限に許可する期間課金型コンテンツ提供サイトにおいて、従量課金型のコンテンツ提供を可能にし、コンテンツ利用者が効率的なコンテンツ利用を行うことができるようにすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明によるコンテンツ提供サーバは、記憶装置が保持しているコンテンツを、利用者が使用する利用者端末に提供するコンテンツ提供サーバであって、予め定められた所定期間内にコンテンツが利用されたことに基づいて、各コンテンツに対して予め定められた金額を加算した従量金額を導出する従量金額導出手段と、提供されている各コンテンツの所定期間内の利用を許可することに対して予め定められた固定金額が設定される固定金額設定手段と、従量金額と固定金額との何れを利用者に課金する課金金額とするかを決定し、決定した課金金額を課金する適正課金手段とを備え、適正課金手段は、所定期間が経過したときに、従量金額と固定金額とを比較し、より安価な金額を課金金額とすることに決定することを特徴とする。
【0016】
本発明によるコンテンツ提供プログラムは、記憶装置が保持しているコンテンツを利用者が使用する利用者端末に提供するコンテンツ提供サーバに搭載されるコンテンツ提供プログラムであって、コンテンツ提供サーバに、予め定められた所定期間内にコンテンツが利用されたことに基づいて、各コンテンツに対して予め定められた金額を加算した従量金額を導出する従量金額導出処理と、提供されている各コンテンツの所定期間内の利用を許可することに対して予め定められた固定金額と従量金額との何れを利用者に課金する課金金額とするかを決定し、決定した課金金額を課金する適正課金処理とを実行させ、適正課金処理は、所定期間が経過したときに、従量金額と固定金額とを比較し、より安価な金額を課金金額とすることに決定する処理を含むことを特徴とする。
【0017】
本発明によるコンテンツ提供管理システムは、記憶装置が保持しているコンテンツを、利用者が使用する利用者端末に提供する1つ以上のコンテンツ提供サーバと、利用者に対する課金金額を導出する料金管理サーバとを含むコンテンツ提供管理システムであって、コンテンツ提供サーバは、予め定められた所定期間内にコンテンツが利用されたことに基づいて、各コンテンツに対して予め定められた金額を加算した従量金額を導出する従量金額導出手段と、提供されている各コンテンツの所定期間内の利用を許可することに対して予め定められた固定金額が設定される固定金額設定手段と、所定期間が経過したときに、従量金額と固定金額とを比較し、より安価な金額を課金金額とすることで、従量金額と固定金額との何れを利用者に課金する課金金額とするかを決定する適正課金金額決定手段とを備え、料金管理サーバは、各コンテンツ提供サーバが利用者に対して課金する課金金額の合計金額を導出し、導出した課金金額を利用者に課金する課金累計手段を含むことを特徴とする。
【0018】
コンテンツ提供サーバは、記憶装置が保持する各コンテンツの特徴を示す属性情報と各コンテンツの提供に対する価格を示す価格情報とを含むメタデータを生成して各コンテンツに付加するメタデータ付加手段を備えてもよく、利用者端末によって指定された検索条件に合致するコンテンツを、メタデータの属性に基づいて1つ以上のコンテンツ提供サーバから収集するコンテンツ検索収集手段と、収集したコンテンツからなる仮想的なコンテンツ提供サイトを構築して利用者に提供する仮想サイト構築手段とを備えてもよい。そのような構成によれば、複数のコンテンツ提供サイトのコンテンツのうち、関連するコンテンツを用いて、仮想コンテンツ提供サイトを構築することができる。
【0019】
利用者端末にコンテンツを提供する他のコンテンツ提供管理システムと通信回線を介して接続され、利用者端末を使用する利用者に対する、適正課金金額決定手段が決定した課金金額と、他のコンテンツ提供管理システムが備える適正課金金額決定手段が決定した課金金額との合計金額を導出する課金一元化手段と、利用者から収集した合計金額のうち、他のコンテンツ提供管理システムが備える適正課金金額決定手段が決定した課金金額を、当該他のコンテンツ提供管理システムに支払うための処理を実行する提供管理システム間精算手段とを備えてもよい。そのような構成によれば、複数のコンテンツ提供者によるコンテンツ提供サイトのコンテンツのうち、関連するコンテンツを用いて、仮想コンテンツ提供サイトを構築することができる。
【0020】
利用者によってコンテンツ利用限度額が予め設定される利用限度額設定手段と、従量金額がコンテンツ利用限度額に達した際に、その旨を利用者端末に向けて通知する限度額チェック手段とを備えてもよく、利用限度額設定手段は、従量金額がコンテンツ利用限度額に達した場合に、利用限度額の変更を受け付けてもよい。そのような構成によれば、複数のコンテンツ提供者や、複数のコンテンツ提供サイトからコンテンツを利用しても、コンテンツの利用限度額を超えた、利用者の意図に反する高額な利用料金の請求を防ぐことができる。
【0021】
本発明によるコンテンツ提供管理プログラムは、各コンテンツの特徴を示す属性情報と各コンテンツの提供に対する価格を示す価格情報とを含むメタデータを各コンテンツとともに蓄積するコンテンツ提供サーバから利用者端末へのコンテンツ提供の管理を行うコンテンツ提供管理システムを構成するコンテンツ提供管理サーバに搭載されるコンテンツ提供管理プログラムであって、コンテンツ提供管理サーバに、予め定められた所定期間内にコンテンツが利用されたことに基づいて、各コンテンツに対して予め定められた金額を加算した従量金額を導出する従量金額導出処理と、提供されている各コンテンツの所定期間内の利用を許可することに対して予め定められた固定金額と従量金額との何れを利用者に課金する課金金額とするかを決定し、決定した課金金額を課金する適正課金処理と、利用者端末によって指定された検索条件に合致するコンテンツを、メタデータの属性に基づいて1つ以上のコンテンツ提供サーバから収集するコンテンツ検索収集処理と、収集したコンテンツからなる仮想的なコンテンツ提供サイトを構築して利用者に提供する仮想サイト構築処理と、利用者に対する適正課金処理にて決定された課金金額と、通信回線を介してコンテンツ提供管理システムに接続される他のコンテンツ提供管理システムにおける利用者に対する適正課金処理で決定された課金金額との合計金額を導出する課金一元化処理と、利用者から収集した合計金額のうち、他のコンテンツ提供管理システムでの適正課金処理にて決定された課金金額を、他のコンテンツ提供管理システムに支払うための提供管理システム間精算処理とを実行させ、適正課金処理は、所定期間が経過したときに、従量金額と固定金額とを比較し、より安価な金額を課金金額とすることに決定する処理を含むことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるコンテンツ提供システムの構成例を示すブロック図である。コンテンツ提供システムは、コンテンツ利用者が使用する利用者端末30と、コンテンツ提供者または委託を受けた者が運営するコンテンツ提供サイト51とを含む。
【0023】
利用者端末30は、インターネット40を介してコンテンツ提供サイト51に接続され、コンテンツの閲覧等であるコンテンツへのアクセスあるいはコンテンツのダウンロードを行い、コンテンツの利用であるコンテンツ利用を行う。利用者端末30は、例えばパーソナルコンピュータ等の情報処理端末により実現される。
【0024】
コンテンツ提供サイト51は、メタデータ付加手段1と、利用履歴蓄積手段2と、固定金額設定手段(例えば、固定課金手段3)と、従量金額導出手段(例えば、従量課金手段4)と、適正課金手段5と、プログラム記憶手段22と、制御手段60と、記憶装置(例えば、コンテンツ格納手段20)とを含む。コンテンツ提供サイト51を構成する各手段は、コンテンツ提供者のサーバ等の情報処理装置により実現され、プログラム記憶手段22が記憶するコンテンツ提供プログラムに基づく制御手段60の制御に従って動作する。メタデータ付加手段1は、コンテンツを制作するコンテンツ制作に用いるサーバ等により実現されてもよい。
【0025】
メタデータ付加手段1は、各コンテンツの特徴を示す属性情報と各コンテンツの提供価格を示す価格情報とを含むメタデータを、予め対応する各コンテンツに付加して、コンテンツ格納手段20に格納する処理を実行する機能を有する。また、メタデータは対応する各コンテンツと対応付けてコンテンツ格納手段20に格納してもよい。なお、メタデータは、例えば予めコンテンツ提供者によって生成される。コンテンツ格納手段20は、コンテンツ利用者がコンテンツ利用を行うと、コンテンツ利用者がどのコンテンツを利用したのかを示すコンテンツ提供情報を生成し、利用履歴蓄積手段2に出力する処理を実行する機能を有する。利用履歴蓄積手段2は、コンテンツ提供情報を蓄積する処理を実行する機能を有する。
【0026】
従量課金手段4は、コンテンツ格納手段20がコンテンツ提供情報を生成すると、利用履歴蓄積手段2が蓄積したコンテンツ提供情報を読み出し、コンテンツ格納手段20が格納している各コンテンツに付加されているメタデータを読み出す。そして従量課金手段4は、コンテンツ提供情報と、メタデータに含まれている価格情報とから、コンテンツを利用したことに対して課金する金額である従量料金を算出する。そして従量課金手段4は従量料金を記憶して、適正課金手段5に出力する。
【0027】
適正課金手段5は、従量課金手段4から従量料金を受信すると、固定課金手段3が予め記憶している固定料金を読み出し、固定料金と、従量課金手段4が計算した従量料金とを比較して、何れかを利用者に請求する金額である請求金額に設定する。固定料金は、コンテンツ提供者が予め決定した、利用者にコンテンツの利用を所定の期間内は無制限に許可することと引き換えに発生する料金である。そして適正課金手段5は、設定した金額を利用者に請求する。請求する方法は、インターネットを介して行ってもよく、郵送等の方法で行ってもよい。制御手段60は、各手段を制御する。
【0028】
従って、プログラム記憶手段22には、記憶装置が保持しているコンテンツを利用者が使用する利用者端末30にインターネットを介して提供するコンテンツ提供サイト51を実現するコンテンツ提供サーバに搭載されるコンテンツ提供プログラムであって、コンテンツ提供サーバに、予め定められた所定期間内にコンテンツが利用されたことに基づいて、各コンテンツに対して予め定められた金額を加算した従量金額を導出する従量金額導出処理と、提供されている各コンテンツの所定期間内の利用を許可することに対して予め定められた固定金額と従量金額との何れを利用者に課金する課金金額とするかを決定し、決定した課金金額を課金する適正課金処理とを実行させ、適正課金処理は、所定期間が経過したときに、従量金額と固定金額とを比較し、より安価な金額を課金金額とすることに決定する処理を含むコンテンツ提供プログラムが格納される。
【0029】
次に、この実施の形態の動作について説明する。図2は、本例のコンテンツ提供サイト51が実行する課金処理を示すフローチャートである。図2(A)は、利用者がコンテンツを利用する毎に起動される処理である。図2(B)は、常時起動されているが、所定のタイミングが到来すると一端終了した後、再起動される処理である。ここでは、動物の写真画像を提供するコンテンツ提供サイトにおいて、動物の写真画像を提供する例について説明する。コンテンツ提供サイトは、コンテンツ提供サイト51により実現される。
【0030】
まずコンテンツの提供者が、コンテンツの制作の際に、属性情報と価格情報とを含むメタデータを生成してコンテンツに付加し、コンテンツ提供サイト51のコンテンツ格納手段20に格納する。コンテンツの属性とは、例えばコンテンツが人物写真であった場合には、題名や、モデル名、撮影者名、提供社名等の例が挙げられ、コンテンツが小説であった場合には、題名や、著者名、ジャンル、出版者等の例が挙げられる。価格情報は、利用者がコンテンツの利用である、コンテンツの閲覧等であるコンテンツへのアクセス、あるいはコンテンツのダウンロードを行うことと引き換えに請求される提供価格である。また、生成したメタデータは、コンテンツに付加するのではなく、コンテンツに対応付けられてコンテンツ格納手段20に格納されてもよい。
【0031】
ここで、犬の写真画像のコンテンツである「犬.JPEG」がコンテンツ格納手段20に格納されており、付加されているメタデータは、「柴犬」、「撮影:〇〇氏」であったとし、単価は、1枚100円であったとする。
【0032】
そして、コンテンツ提供サイト51の利用者がコンテンツ提供サイト51にアクセスすると、コンテンツ提供サイト51に関連付けられたコンテンツ格納手段20に格納されているコンテンツに付加されたメタデータが利用者端末30に表示される。このときの表示方法は、コンテンツ格納手段20に格納されている全てのコンテンツに付加された全てのメタデータを一覧表示してもよいし、コンテンツのジャンル毎に分類して表示してもよいし、利用者の入力した条件に一致するメタデータを抽出して表示してもよい。利用者はメタデータを見て、どのコンテンツを利用するかを指定してコンテンツ提供サイト51に通知する。
【0033】
ここでは、利用者が、利用者端末30を用いて、コンテンツ格納手段20が格納している各コンテンツのメタデータを参照して、「犬.JPEG」の利用を決定したとする。すると、利用者端末30は、「犬.JPEG」を特定してコンテンツ提供サイト51に利用の希望を通知する。
【0034】
コンテンツ提供サイトの制御部60は、通信インタフェース50を介して利用者端末30から利用の意思を受信すると、利用者に特定されたコンテンツを利用者端末30に送信する。そして、利用履歴蓄積手段2に、どのコンテンツをどれだけの数量だけ利用したのかを示すコンテンツ提供情報を生成して、利用履歴蓄積手段2に蓄積させる(ステップS100)。
【0035】
ここでは、コンテンツ提供サイト51は、コンテンツ格納手段20が格納している「犬.JPEG」を利用者端末30に送信し、利用履歴蓄積手段2は、この利用者が「犬.JPEG」を1回利用したことを記録する。
【0036】
利用履歴蓄積手段2は、蓄積したコンテンツ提供情報を従量課金手段4に出力する。利用履歴蓄積手段2は、コンテンツ提供情報を蓄積するたびに、蓄積したコンテンツ提供情報を従量課金手段4に出力する。ここで、例えば毎月20日等の所定のタイミングで蓄積したコンテンツ提供情報を従量課金手段4に出力してもよい。
【0037】
従量課金手段4は、コンテンツ提供情報を受信すると、コンテンツ提供情報に基づいて、利用者が利用したコンテンツに付加されているメタデータ内の価格情報をコンテンツ格納手段20から読み出す。従量課金手段4は、コンテンツ提供情報と価格情報とから、コンテンツを利用したことに対して課金する金額である従量料金を算出する従量金額導出処理を行う(ステップS101)。そして算出した従量料金を、過去の従量料金の累計額に加算し、加算後の従量料金の累計額を記憶する。
【0038】
例えば、「犬.JPEG」を過去に5回利用し、ここで1回利用したとすると、コンテンツ提供情報には「犬.JPEG」を6回利用したことが示される。また、従量課金手段4は、「犬.JPEG」に付加されているメタデータから価格情報である、「1枚100円」の情報を読み出す。従量課金手段4は、利用者が単価「1枚100円」のコンテンツを5回利用した場合の従量料金の累計額として記憶されている500円に、100円を加算した600円を、従量料金の累計額として記憶する。
【0039】
適正課金手段5は、毎月20日等の所定のタイミングになると(ステップS102)、従量課金手段4から従量料金(具体的には従量料金の累計額)を入力し、固定課金手段3が記憶している固定料金の情報を読み出して、従量料金と比較する(ステップS103)。そして、従量料金が固定料金の金額以下の場合には、従量料金を利用者に請求する金額である請求金額に設定し(ステップS105)、従量料金が固定料金の金額より多い場合には、固定料金の金額を利用者に請求金額に設定する適正課金処理を実行する(ステップS104)。すなわち、従量料金と固定料金とを比較し、より安価な金額となっている方の料金の金額を請求金額に設定する。適正課金手段5は、設定された請求金額を利用者に請求する(ステップS106)。さらに、従量料金の累計額を0円にリセットする(ステップS107)。なお、この例では、所定のタイミングが1月ごとに到来するとしているが、3月ごとや1週間ごとなどの他の期間ごとに到来するようにしてもよい。
【0040】
この例では、適正課金手段5は、従量料金が600円であるとの情報を入力すると、固定課金手段3が記憶している固定料金の情報を読み出して従量料金と比較する。読み出した固定料金の情報が、例えば1000円であったとすると、従量料金が固定料金の金額以下なので、従量料金である600円を利用者に請求する。また、読み出した固定料金の情報が、例えば500円であったとすると、従量料金が固定料金の金額より多いので、固定料金の金額である500円を利用者に請求する。
【0041】
このように、利用者は、基本的にはコンテンツを利用したことに対して課金される金額である従量料金が請求され、多くのコンテンツを利用した場合には固定料金の金額が請求されるので、コンテンツの利用回数が多い利用者に対しては、予期せぬ多大な金額の請求が発生することを防止することができる。また、コンテンツの利用回数が少ない利用者に対しては、利用回数に応じて導出される従量料金が固定料金に達していなければ、その利用回数に応じた適正な金額を支払うだけでよいため、1回あたりのコンテンツの利用料が高額となってしまう固定料金の支払いを強いることを防止することができる。
【0042】
実施の形態2.
この実施の形態は、複数のコンテンツ提供者による複数のコンテンツ提供サイトによって、コンテンツがそれぞれ提供される。各コンテンツ提供サイトは、利用者が契約する1つのISPを介して利用者からアクセスされる。そしてコンテンツ提供者に代わって、ISPが、利用者に対する料金の請求や料金の徴収等を実行する。また、コンテンツ提供サイトについての適正課金処理は、ISPによって実行される。
【0043】
図3は、第2の実施の形態を示すブロック図である。この実施の形態では、利用者端末30がインターネット40を介して各サイトをアクセスする際に経由するISP80(具体的にはISP80のサーバ)が、適正課金処理を実行する。ISP80が提供する、コンテンツ提供サイトA51A(以下、コンテンツ提供サイト51Aと記す。)およびコンテンツ提供サイトB51B(以下、コンテンツ提供サイト51Bと記す。)に関する利用履歴蓄積手段と、固定課金手段と、従量課金手段と、適正課金手段と、コンテンツ格納手段との構成は、第1の実施の形態のコンテンツ提供サイト51における、利用履歴蓄積手段2と、固定課金手段3と、従量課金手段4と、適正課金手段5と、コンテンツ格納手段20との構成と同様な構成である。よって、以下、ISP80において、コンテンツ提供サイト51Aとコンテンツ提供サイト51Bとに関する各手段を、コンテンツ提供サイト51Aに関する固定課金手段3A、コンテンツ提供サイト51Bに関する固定課金手段3Bのように、符号の末尾にコンテンツを識別する記号を用いて記す。
【0044】
すなわち、この実施の形態では、コンテンツ提供サイト51Aとコンテンツ提供サイト51Bとに関する各手段は、ISP80において実現されている。なお、「コンテンツ提供サイト51Aに関する」とは、コンテンツ提供サイト51Aが提供するコンテンツに関わる課金処理を実行するという意味で用いられている。
【0045】
この実施の形態では、ISP80において、適正課金手段5Aおよび適正課金手段5Bが出力する利用料金の合計金額を計算する課金累計手段6がそれぞれ接続される。
【0046】
ISP80において、コンテンツ提供サイト51Aとコンテンツ提供サイト51Bとに関する各手段と、プログラム記憶手段82と、通信インタフェース83と、制御手段81とは、具体的には、ISP80のサーバ等の情報処理装置によって実現される。ISP80のサーバ等によって実現される各手段は、制御手段81によって制御される。
【0047】
コンテンツ提供サイト51Aには、コンテンツを格納するコンテンツ格納手段20Aとインターネット40を介して利用者端末30やISP80と通信するための通信インタフェース50Aとが設けられている。また、コンテンツ提供サイト51Bには、コンテンツを格納するコンテンツ格納手段20Bとインターネット40を介して利用者端末30やISP80と通信するための通信インタフェース50Bとが設けられている。なお、第1の実施の形態と同様に、メタデータ付加手段が存在するが、図3では記載省略されている。コンテンツ提供サイト51Aとコンテンツ提供サイト51Bとのそれぞれにおいて、メタデータ付加手段は、各コンテンツの特徴を示す属性情報と各コンテンツの提供価格を示す価格情報とを含むメタデータを、予め対応する各コンテンツに付加して、コンテンツ格納手段20A,20Bに格納する。
【0048】
次に、この実施の形態の動作について説明する。利用者30は、ISP80を介して、コンテンツ提供サイト51Aやコンテンツ提供サイト51Bからコンテンツをダウンロードする。コンテンツ提供サイト51Aやコンテンツ提供サイト51Bが利用者にコンテンツを提供する際に、コンテンツ格納手段20Aやコンテンツ格納手段20Bは、利用者がどのコンテンツを利用したのかを示すコンテンツ提供情報を生成して出力する処理を実行する機能を有する。ISP80において、利用履歴蓄積手段2A,2Bは、通信インタフェース83を介してコンテンツ提供情報を受信する。
【0049】
利用履歴蓄積手段2A,2B、固定課金手段3A,3Bおよび従量課金手段4A,4Bの動作は、第1の実施の形態における利用履歴蓄積手段2、固定課金手段3および従量課金手段4の動作と同様である。また、適正課金手段5Aおよび適正課金手段5Bが利用者に対する請求金額を設定するまでの動作は、第1の実施の形態における適正課金手段5の動作と同様である。
【0050】
適正課金手段5Aおよび適正課金手段5Bは、それぞれ利用者に請求する金額を設定すると、設定した金額をそれぞれ課金累計手段6に出力する。課金累計手段6は、適正課金手段5Aおよび適正課金手段5Bから金額を受信すると、受信した金額を合計して利用者に請求する金額を決定する。
【0051】
例えば、コンテンツ提供サイト51Aに関する適正課金手段5Aが利用者に600円請求すると設定し、コンテンツ提供サイト51Bに関する適正課金手段5Bが利用者に1000円請求すると設定したとする。すると、適正課金手段5Aは600円という情報を課金累計手段6に出力し、適正課金手段5Bは1000円という情報を課金累計手段6に出力する。課金累計手段6は、それぞれの金額を受信すると、それらを合計した金額を算出する。この例では、1600円が合計した金額となるので、利用者に1600円を利用料金として請求することを決定する。ISP80は、決定された利用料金を利用者に請求する。
【0052】
そして、ISP80は、利用者が支払った料金のうちのコンテンツ利用料金を、適正課金手段5A,5Bの設定結果に基づいて、コンテンツ提供サイト51A,51Bの運営者に支払う。
【0053】
この実施の形態では、ISP80が、複数のコンテンツ提供サイトのそれぞれに関する適正課金処理を代行し、コンテンツ提供サイト別の課金結果を利用者別に累計して利用者に請求する課金累計手段6を有する。なお、図3には2つのコンテンツ提供サイト51A,51Bが例示されているが、コンテンツ提供サイトは3つ以上存在していてもよい。
【0054】
このように、利用者が複数のコンテンツ提供サイトを利用しても、各コンテンツ提供サイトの利用料金は合計され、ISP80を経由して請求される。利用者は、コンテンツ提供サイト51Aとコンテンツ提供サイト51Bとの課金方式を意識することなく、複数のコンテンツ提供サイトで、それぞれのコンテンツを利用することができる。また、第1の実施の形態の場合と同様に、従量料金と固定料金とを併用することによって、利用者への請求金額が多額になることを防止できる。
【0055】
実施の形態3.
図4は、第3の実施の形態を示すブロック図である。この実施の形態の構成は、同一ISPによって実現される複数のコンテンツ提供サイトが取り扱うコンテンツのうち、利用者が入力した条件と一致するコンテンツを抽出するコンテンツ検索収集手段7と、コンテンツ検索収集手段7が抽出したコンテンツを用いて、仮想的なコンテンツ提供サイトを構築する仮想サイト構築手段8とを備える点が第2の実施の形態の構成と異なる。
【0056】
コンテンツ検索収集手段7は、例えば、利用者から利用したいコンテンツの検索キーワードの入力を受け付ける。そして入力された検索キーワードと一致する属性のメタデータを抽出して仮想サイト構築手段8に出力する。
【0057】
仮想サイト構築手段8は、利用者端末30に表示させる、コンテンツ提供用フォームを予め保持している。仮想サイト構築手段8は、コンテンツ検索収集手段7からメタデータを受信すると、コンテンツ提供用フォームの所定の位置にメタデータをはめ込んで利用者端末30に表示させることによって、仮想コンテンツ提供サイトを構築する。なお、コンテンツ検索収集手段7と仮想サイト構築手段8とは、ISP80のサーバ等を統括する別のサーバ等によって実現されていてもよい。
【0058】
また、図4には2つのコンテンツ提供サイト51A,51Bが例示されているが、コンテンツ提供サイトは3つ以上存在していてもよい。
【0059】
次に、この実施の形態の動作について説明する。まず、利用者が利用したいコンテンツの検索キーワードを、利用者端末30が接続されているISP80に送信する。ISP80において、通信インタフェース83を介してコンテンツ検索収集手段7が検索キーワードを受信する。すると、コンテンツ検索収集手段7は、コンテンツ提供サイト51Aが提供するコンテンツに付加されたメタデータをコンテンツ格納手段20Aから読み出し、検索キーワードと一致するメタデータを抽出する。同様に、コンテンツ検索収集手段7は、コンテンツ提供サイト51Bが提供するコンテンツに付加されたメタデータをコンテンツ格納手段20Bから読み出し、検索キーワードを一致するメタデータを抽出する。このとき、抽出したメタデータがコンテンツ提供サイト51Aのコンテンツに付加されたメタデータであるか、コンテンツ提供サイト51Bのコンテンツに付加されたメタデータであるかを記憶する。
【0060】
コンテンツ検索収集手段7は、抽出したメタデータと、各メタデータがコンテンツ提供サイト51Aのコンテンツに付加されたメタデータであるか、コンテンツ提供サイト51Bのコンテンツに付加されたメタデータであるかの情報とを、仮想サイト構築手段8に出力する。仮想サイト構築手段8は、利用者端末30に表示させるコンテンツ提供用フォームを予め保持している。仮想サイト構築手段8は、コンテンツ検索収集手段7からメタデータを受信すると、コンテンツ提供用フォームの所定の位置にメタデータをはめ込んで利用者端末30に表示させることによって仮想コンテンツ提供サイトの構築を実現する。
【0061】
利用者は、利用者端末30に表示された、検索キーワードに一致するメタデータを見て、どのコンテンツを利用するかを特定し、仮想コンテンツ提供サイトを実現しているISP80に通知する。仮想サイト構築手段8が通信インタフェース83を介して通知を受信すると、利用者が特定したコンテンツがコンテンツ提供サイト51Aが提供するコンテンツであるか、コンテンツ提供サイト51Bが提供するコンテンツであるかの情報と、指定されたコンテンツの情報とを制御手段81に出力する。
【0062】
制御手段81は、受信した情報に基づいて、指定されたコンテンツが、コンテンツ提供サイト51Aのコンテンツ格納手段20Aに格納されているコンテンツであるか、コンテンツ提供サイト51Bのコンテンツ格納手段20Bに格納されているコンテンツであるかを判断して特定する。そして制御手段81は、特定したコンテンツの利用を利用者端末30に許可する。利用者は、コンテンツのダウンロードあるいはコンテンツへのアクセスであるコンテンツの利用を行う。そして、制御手段81は、利用されたコンテンツがコンテンツ提供サイト51Aが提供するコンテンツであれば利用履歴蓄積手段2Aにコンテンツ提供情報を蓄積させ、利用されたコンテンツがコンテンツ提供サイト51Bが提供するコンテンツであれば利用履歴蓄積手段2Bにコンテンツ提供情報を蓄積させる。
【0063】
各利用履暦蓄積手段にコンテンツ提供情報が蓄積されてから、利用者に利用料金を請求するまでの動作は第2の実施の形態と同様である。
【0064】
このように、利用者の興味のあるコンテンツだけの仮想的なコンテンツ提供サイトを構築すると、類似したコンテンツが複数のコンテンツ提供サイトから提供されている場合に、ISP80は、類似したコンテンツを収集して、それらを提供する1つの仮想的なコンテンツ提供サイトによって利用者に類似した多数のコンテンツ提示することができる。よって、利用者は複数のコンテンツ提供サイトを巡回することなく興味のあるコンテンツを見つけて利用することができる。
【0065】
例えば、利用者が検索キーワードとして「作家」を入力した場合には、その作家によるコンテンツのみからなる仮想的なコンテンツ提供サイトが構築される。利用者が、仮想的なコンテンツ提供サイトを介してコンテンツを利用しても、ISP80において、そのコンテンツを提供する実際のコンテンツ提供サイトに対応して利用履歴が記録される。そして、各々のコンテンツ提供サイト51A,51Bに対応した適正課金手段5A,5Bがコンテンツ提供サイト毎の利用金額が算出される。
【0066】
すなわち、ISP80が、そのコンテンツを提供する実際のコンテンツ提供サイトを追跡することができるので、仮想的なコンテンツ提供サイトを構築しても、第2の実施の形態の場合と同様に、利用者が支払った料金のうちのコンテンツ利用料金を、適正課金手段5A,5Bの設定結果に基づいて、コンテンツ提供サイト51A,51Bの運営者に支払うことができる。また、第1および第2の実施の形態の場合と同様に、従量料金と固定料金とを併用することによって、利用者への請求金額が多額になることを防止できる。
【0067】
実施の形態4.
図5は、第4の実施の形態を示すブロック図である。この実施の形態では、複数のISP80A,80Bが存在する。また、コンテンツ提供サイト51Aは、ISP80Aに課金処理の委託を行い、コンテンツ提供サイト51Bは、ISP80Bに課金処理の委託を行っている。また、ISP80Aが、第3の実施の形態の課金累計手段6の代わりに、コンテンツ提供サイト51Aと、コンテンツ提供サイト51Bとに関する利用料金を合計する課金一元化手段10を備える。さらに、ISP80Aが、ISP80AとISP80Bとの間でコンテンツの利用料金を精算する提供管理システム間精算手段(例えば、ISP間精算手段9)を備える。ここで、利用者は、ISP80Aとインターネット接続サービスの提供を受ける契約をしているとする。
【0068】
なお、図5には、ISP80AおよびISP80Bに関して、それぞれ1つのコンテンツ提供サイト51A,51Bが例示されているが、ISP80AおよびISP80Bのそれぞれに関して、コンテンツ提供サイトは2つ以上存在していてもよい。また、ISPの数も3つ以上であってもよい。
【0069】
また、ISP80Aには、第3の実施の形態のISP80に備えられていた利用履歴蓄積手段2A、固定課金手段3A、従量課金手段4A、適正課金手段5A、コンテンツ検索収集手段7および仮想サイト構築手段8が設けられている。また、第3の実施の形態のISP80に備えられていた制御手段81、プログラム記憶手段82および通信インタフェース83と同様の制御手段81A、プログラム記憶手段82Aおよび通信インタフェース83Aが設けられている。ただし、この実施の形態のプログラム記憶手段82Aに格納されているプログラムは、第3の実施の形態におけるプログラムとは異なる。
【0070】
プログラム記憶手段82Aには、予め定められた所定期間内にコンテンツが利用されたことに基づいて、各コンテンツに対して予め定められた金額を加算した従量金額を導出する従量金額導出処理と、提供されている各コンテンツの所定期間内の利用を許可することに対して予め定められた固定金額と従量金額との何れを利用者に課金する課金金額とするかを決定し、決定した課金金額を課金する適正課金処理と、利用者端末30によって指定された検索条件に合致するコンテンツを、メタデータの属性に基づいて1つ以上のコンテンツ提供サーバから収集するコンテンツ検索収集処理と、収集したコンテンツからなる仮想的なコンテンツ提供サイトを構築して利用者に提供する仮想サイト構築処理と、利用者に対する適正課金処理にて決定された課金金額と、通信回線を介してコンテンツ提供管理システムに接続される他のコンテンツ提供管理システム(ISP80Bおよびコンテンツ提供サイト51Bを含むシステム)における利用者に対する適正課金処理で決定された課金金額との合計金額を導出する課金一元化処理と、利用者から収集した合計金額のうち、他のコンテンツ提供管理システムでの適正課金処理にて決定された課金金額を、他のコンテンツ提供管理システムに支払うための提供管理システム間精算処理とを実行させ、適正課金処理は、所定期間が経過したときに、従量金額と固定金額とを比較し、より安価な金額を課金金額とすることに決定する処理を含むコンテンツ提供管理プログラムが格納される。
【0071】
ISP80Bには、第3の実施の形態のISP80に備えられていた利用履歴蓄積手段2B、固定課金手段3B、従量課金手段4Bおよび適正課金手段5Bが設けられている。また、第3の実施の形態のISP80に備えられていた制御手段81、プログラム記憶手段82および通信インタフェース83と同様の制御手段81B、プログラム記憶手段82Bおよび通信インタフェース83Bが設けられている。ただし、この実施の形態のプログラム記憶手段82Bに格納されているプログラムは、第3の実施の形態におけるプログラムとは異なる。
【0072】
次に、この実施の形態の動作について説明する。まず、利用者が利用したいコンテンツの検索キーワードを、利用者がインターネット接続サービスについて契約関係にあるISP80Aに送信する。ISP80Aでは、通信インタフェース83Aを介してコンテンツ検索収集手段7が検索キーワードを受信する。すると、コンテンツ検索収集手段7は、インターネット40を介してコンテンツ提供サイト51Aをアクセスし、コンテンツ格納手段20Aからコンテンツ提供サイト51Aが取り扱うコンテンツに付加されたメタデータを読み出し、検索キーワードと一致するメタデータを抽出するコンテンツ検索収集処理を実行する。
【0073】
また、コンテンツ検索収集手段7は、コンテンツ提供サイト51Bにアクセスし、コンテンツ格納手段20Bからコンテンツ提供サイト51Bが取り扱うコンテンツに付加されたメタデータを読み出し、検索キーワードと一致するメタデータを抽出するコンテンツ検索収集処理を行う。そしてこのとき抽出したメタデータがどのコンテンツ提供サーバのコンテンツに付加されたメタデータであるかを記憶する。
【0074】
コンテンツ検索収集手段7は、抽出したメタデータと、各メタデータがどのコンテンツ提供サーバのコンテンツに付加されたメタデータであるかの情報を、仮想サイト構築手段8に出力する。仮想サイト構築手段8は、利用者端末30に表示させるコンテンツ提供用フォームを予め保持している。仮想サイト構築手段8は、コンテンツ検索収集手段7からメタデータを受信すると、コンテンツ提供用フォームの所定の位置にメタデータをはめ込んで利用者端末30に表示させる。
【0075】
利用者は、利用者端末30に表示された、検索キーワードに一致するメタデータを見て、どのコンテンツを利用するかを特定し、仮想コンテンツ提供サイトを実現しているISP80Aのサーバに通知する。仮想サイト構築手段8が通信インタフェース83Aを介して通知を受信すると、利用者に特定されたコンテンツがどのコンテンツ提供サーバが取り扱うコンテンツであるかの情報と、どのコンテンツが特定されたのかの情報とを制御手段81Aに出力する。
【0076】
制御手段81Aは、受信した情報に基づいて、特定されたコンテンツが、コンテンツ提供サイト51Aのコンテンツ格納手段20Aに格納されているコンテンツであるか、コンテンツ提供サイト51Bのコンテンツ格納手段20Bに格納されているコンテンツであるか判断する。
【0077】
特定したコンテンツがコンテンツ提供サイト51Aのコンテンツ格納手段20Aに格納されているコンテンツであった場合、制御手段81Aは、通信インタフェース83Aを介して、コンテンツを特定した情報をコンテンツ提供サイト51Aに送信する。コンテンツ提供サイト51Aは、コンテンツを特定した情報を受信すると、コンテンツを利用者端末30に送信する。あるいは、利用者が特定したコンテンツへのアクセスを許可する。利用者は、コンテンツのダウンロードあるいはコンテンツへのアクセスであるコンテンツの利用を行う。そして、ISP80Aの制御手段81Aは、利用履歴蓄積手段2Aにコンテンツ提供情報を蓄積させる。
【0078】
利用履歴蓄積手段2Aは、蓄積したコンテンツ提供情報を従量課金手段4Aに出力する。従量課金手段4Aは、コンテンツ提供情報に基づいて利用者が利用したコンテンツに付加されているメタデータ内の価格情報を、コンテンツ格納手段20Aから読み出す。従量課金手段4Aは、コンテンツ提供情報と価格情報とから、コンテンツを利用したことに対して課金する金額である従量料金を算出する。そして算出した従量料金を記憶し適正課金手段5Aに出力する。
【0079】
適正課金手段5Aは、従量課金手段4Aから、従量料金の情報を受信すると、固定課金手段3Aが記憶している固定料金の情報を読み出して、従量料金と比較する。そして、従量料金が固定料金の金額以下の場合には、従量料金を請求金額に設定し、従量料金が固定料金の金額より多い場合には、固定料金を請求金額に設定する。適正課金手段5Aは、設定した金額の情報を課金一元化手段10に出力する。
【0080】
特定したコンテンツがコンテンツ提供サイト51Bのコンテンツ格納手段20Bに格納されているコンテンツであった場合、制御手段81Aは、通信インタフェース83Aを介して、コンテンツを特定した情報をコンテンツ提供サイト51Bに送信する。コンテンツ提供サイト51Bは、コンテンツを特定した情報を受信すると、コンテンツを利用者端末30に送信する。あるいは、利用者が特定したコンテンツへのアクセスを許可する。利用者は、コンテンツのダウンロードあるいはコンテンツへのアクセスであるコンテンツの利用を行う。そして、ISP80Bの制御手段81Bは、利用履歴蓄積手段2Bにコンテンツ提供情報を蓄積させる。
【0081】
利用履歴蓄積手段2Bは蓄積したコンテンツ提供情報を従量課金手段4Bに出力する。従量課金手段4Bは、コンテンツ提供情報に基づいて利用者が利用したコンテンツに付加されているメタデータ内の価格情報を、コンテンツ格納手段20Bから読み出す。従量課金手段4Bは、コンテンツ情報と価格情報とから、コンテンツを利用したことに対して課金する金額である従量料金を算出する。そして算出した金額を記憶し、適正課金手段5Bに出力する。
【0082】
適正課金手段5Bは、従量課金手段4Bから、従量料金の情報を入力すると、固定課金手段3Bが記憶している固定料金の情報を読み出して、従量料金と比較する。そして、従量料金が固定料金の金額以下の場合には、従量料金を請求金額に設定し、従量料金が固定料金の金額より多い場合には、固定料金を請求金額に設定する。適正課金手段5Bは、設定した金額の情報をISP80Aの課金一元化手段10に送信する。
【0083】
課金一元化手段10は、適正課金手段5Aから入力した情報の金額と、適正課金手段5Bから受信した情報の金額とを合計して、ISP80Aの利用料金と、ISP80Bの利用料金とを一元化した利用料金を計算する課金一元化処理を行う。そして、課金一元化手段10は、計算した料金を利用者に請求する。
【0084】
利用者は、ISP80Aと契約しているので、コンテンツの利用料金はISP80Aから請求され、利用者は請求された金額をISP80Aに支払う。
【0085】
利用者が利用したコンテンツが、ISP80Bが課金代行を行っているコンテンツ提供サイト51Bのコンテンツであった場合も、利用者は、ISP80Aに支払うことになる。そこで、ISP80Aに設けられているISP間精算手段9は、ISP80Bが課金代行を行っているコンテンツの利用の対価の情報を、課金一元化手段10に要求する。すると、課金一元化手段10は、ISP80Bの適正課金手段5Bから受信した金額の情報をISP間精算手段9に出力する。ISP間精算手段9は、ISP80Bに、コンテンツ提供サイト51Bのコンテンツの利用に対する対価を支払う。そして、コンテンツ提供サイト51Bのコンテンツの利用料金は、ISP80Bからコンテンツ提供サイト51Bの運営者に支払われる。
【0086】
仮想サイト構築手段8は、ISPから独立したコンテンツ提供サイトのコンテンツも含めて、仮想コンテンツ提供サイトを構築してもよい。その場合、ISPから独立したコンテンツ提供サイトに、ISP80Aから直接利用料金の支払いがなされる。また、固定課金手段3Aは、ISPから独立したコンテンツ提供サイトのコンテンツも含めた仮想コンテンツ提供サイトに対して固定料金を設定してもよい。
【0087】
以上のように、異なるISPが課金代行をしている複数のコンテンツ提供サイトから仮想コンテンツ提供サイトを構築しても、ISP間精算手段9によって利用料金の振り分けが行われるので、利用者は、契約しているISPを意識することなく、各コンテンツ提供サイトで取り扱われているコンテンツを利用することができる。
【0088】
実施の形態5.
図6は、第5の実施の形態を示すブロック図である。この実施の形態では、ISP80Aが、利用限度額設定手段11と、限度額チェック手段(例えば、利用限度額チェック手段12)とを備える点が、第4の実施の形態と異なる。利用限度額設定手段11は、利用者が予め設定した所定の期間のコンテンツ利用の利用料金の上限額である利用限度額を記憶する。利用限度額チェック手段12は、利用者が利用した利用料金を監視し、利用者が利用限度額を超えるコンテンツ利用をする場合に、利用者から利用限度額の変更を受け付けるか、あるいはコンテンツ利用の停止要求を受け付ける。
【0089】
次に、この実施の形態の動作について図7のフローチャートを参照して説明する。まず利用者は、一定期間におけるコンテンツ利用の利用料金の上限である利用限度額を設定する。
【0090】
利用限度額を設定した後、指定されたコンテンツが、コンテンツ提供サイト51Aのコンテンツ格納手段20Aに格納されているコンテンツであるか、コンテンツ提供サイト51Bのコンテンツ格納手段20Bに格納されているコンテンツであるかを制御手段81Aが判断して特定するまでの動作は第4の実施の形態と同様なため、説明を省略する。
【0091】
ISP80Bの従量課金手段4Bは、上記の各実施の形態における従量課金手段と同様の動作を行う(図2(A)参照)。この実施の形態では、従量課金手段4Bは、さらに、利用者がコンテンツを利用する毎に、従量料金を、利用者を特定する情報とともにISP80Aに送信する。その従量料金は、ISP80Aにおいて、利用限度額チェック手段12に入力される。また、ISP80Aの従量課金手段4Aは、上記の各実施の形態における従量課金手段と同様の動作を行う(図2(A)参照)。この実施の形態では、従量課金手段4Aは、さらに、コンテンツが利用される毎に、従量料金を、利用者を特定する情報とともに利用限度額チェック手段12に出力する。
【0092】
利用限度額チェック手段12は、図7のフローチャートに示すように、従量課金手段4Aから従量料金が入力されると(ステップS201)、従量料金を利用者の利用累積値に加算する(ステップS203)。また、他のISPから従量料金が受信されると(ステップS202)、従量料金を利用者の利用累積値に加算する(ステップS203)。
【0093】
利用限度額チェック手段12は、利用累積値と利用限度額設定手段11が記憶する利用限度額とを比較する(ステップS204)。利用累積値が利用限度額を超えた場合、その旨を電子メール等で利用者に通知する。すなわち、利用者に利用限度額の変更を求めたり、コンテンツの利用停止を勧告する(ステップS205)。なお、利用累積値は、所定期間毎にリセットされる。
【0094】
その他の動作は、第4の実施の形態と同様なため、説明を省略する。
【0095】
このように、ISP80Aが、コンテンツの利用限度額を設定して、利用金額を常に監視して利用限度額に達した場合にはその旨を利用者に通知することにより、利用者の過度のコンテンツ利用を防ぐことができる。
【0096】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、コンテンツ提供サーバによって実現される月額利用料金制などの固定料金が設定されたコンテンツ提供サーバの個々のコンテンツを、個々にコンテンツの単価で利用できることにより、コンテンツの利用者は、欲しいコンテンツだけに費用をかけて利用することが可能となる。また、多くのコンテンツを利用して累積された課金金額が多額になった場合でも、固定料金額を超えると固定料金が適用されるので、多額のコンテンツ利用料が請求されることがないという効果がある。
【0097】
また本発明によれば、利用者が異なる複数のコンテンツ販売サーバを利用した場合に、各コンテンツ提供サーバの利用料金は合計される。このとき利用者は、各コンテンツ提供サーバの違いを意識することなく、複数のコンテンツ提供サーバで、それぞれのコンテンツを利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施の形態の一構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明による第1の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【図3】本発明による第2の実施の形態の一構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明による第3の実施の形態の一構成例を示すブロック図である。
【図5】本発明による第4の実施の形態の一構成例を示すブロック図である。
【図6】本発明による第5の実施の形態の一構成例を示すブロック図である。
【図7】本発明による第5の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 メタデータ付加手段
2、2A、2B 利用履歴蓄積手段
3、3A、3B 固定課金手段
4、4A、4B 従量課金手段
5、5A、5B 適正課金手段
6 課金累計手段
7 コンテンツ検索収集手段
8 仮想サイト構築手段
9 ISP間精算手段
10 課金一元化手段
11 利用限度額設定手段
12 利用限度額チェック手段
20、20A、20B コンテンツ格納手段
22、22A、22B プログラム記憶手段
30 利用者端末
40 インターネット
50、50A、50B 通信インタフェース
51 コンテンツ提供サイト
51A コンテンツ提供サイトA
51B コンテンツ提供サイトB
60 制御手段
80、80A、80B ISP
81、81A、81B 制御手段
82、82A、82B プログラム記憶手段
83、83A、83B 通信インタフェース

Claims (7)

  1. 記憶装置が保持しているコンテンツを、利用者が使用する利用者端末に提供するコンテンツ提供サーバであって、
    予め定められた所定期間内にコンテンツが利用されたことに基づいて、各コンテンツに対して予め定められた金額を加算した従量金額を導出する従量金額導出手段と、
    提供されている各コンテンツの前記所定期間内の利用を許可することに対して予め定められた固定金額が設定される固定金額設定手段と、
    前記従量金額と前記固定金額との何れを前記利用者に課金する課金金額とするかを決定し、決定した課金金額を課金する適正課金手段とを備え、
    前記適正課金手段は、前記所定期間が経過したときに、前記従量金額と前記固定金額とを比較し、より安価な金額を課金金額とすることに決定する
    ことを特徴とするコンテンツ提供サーバ。
  2. 記憶装置が保持しているコンテンツを利用者が利用する利用者端末に提供するコンテンツ提供サーバに搭載されるコンテンツ提供プログラムであって、
    前記コンテンツ提供サーバに、
    予め定められた所定期間内にコンテンツが利用されたことに基づいて、各コンテンツに対して予め定められた金額を加算した従量金額を導出する従量金額導出処理と、
    提供されている各コンテンツの前記所定期間内の利用を許可することに対して予め定められた固定金額と前記従量金額との何れを前記利用者に課金する課金金額とするかを決定し、決定した課金金額を課金する適正課金処理とを実行させ、
    前記適正課金処理は、前記所定期間が経過したときに、前記従量金額と前記固定金額とを比較し、より安価な金額を課金金額とすることに決定する処理を含む
    ことを特徴とするコンテンツ提供プログラム。
  3. 記憶装置が保持しているコンテンツを、利用者が使用する利用者端末に提供する1つ以上のコンテンツ提供サーバと、前記利用者に対する課金金額を導出する料金管理サーバとを含むコンテンツ提供管理システムであって、
    前記コンテンツ提供サーバは、
    予め定められた所定期間内にコンテンツが利用されたことに基づいて、各コンテンツに対して予め定められた金額を加算した従量金額を導出する従量金額導出手段と、
    提供されている各コンテンツの前記所定期間内の利用を許可することに対して予め定められた固定金額が設定される固定金額設定手段と、
    前記所定期間が経過したときに、前記従量金額と前記固定金額とを比較し、より安価な金額を課金金額とすることで、前記従量金額と前記固定金額との何れを前記利用者に課金する課金金額とするかを決定する適正課金金額決定手段とを備え、
    前記料金管理サーバは、
    各コンテンツ提供サーバが前記利用者に対して課金する課金金額の合計金額を導出し、導出した課金金額を前記利用者に課金する課金累計手段を含む
    ことを特徴とするコンテンツ提供管理システム。
  4. コンテンツ提供サーバは、記憶装置が保持する各コンテンツの特徴を示す属性情報と各コンテンツの提供に対する価格を示す価格情報とを含むメタデータを生成して各コンテンツに付加するメタデータ付加手段を備え、
    利用者端末によって指定された検索条件に合致するコンテンツを、メタデータの属性情報に基づいて1つ以上のコンテンツ提供サーバから収集するコンテンツ検索収集手段と、
    収集したコンテンツからなる仮想的なコンテンツ提供サイトを構築して前記利用者に提供する仮想サイト構築手段とを備えた
    請求項3記載のコンテンツ提供管理システム。
  5. 利用者端末にコンテンツを提供する他のコンテンツ提供管理システムと通信回線を介して接続され、
    前記利用者端末を使用する利用者に対する、適正課金金額決定手段が決定した課金金額と、前記他のコンテンツ提供管理システムが備える適正課金金額決定手段が決定した課金金額との合計金額を導出する課金一元化手段と、
    前記利用者から収集した前記合計金額のうち、前記他のコンテンツ提供管理システムが備える適正課金金額決定手段が決定した課金金額を、当該他のコンテンツ提供管理システムに支払うための処理を実行する提供管理システム間精算手段とを備えた
    請求項4記載のコンテンツ提供管理システム。
  6. 利用者によってコンテンツ利用限度額が予め設定される利用限度額設定手段と、
    従量金額が前記コンテンツ利用限度額に達した際に、その旨を利用者端末に向けて通知する限度額チェック手段とを備え、
    前記利用限度額設定手段は、前記従量金額が前記コンテンツ利用限度額に達した場合に、その旨を利用者に通知する
    請求項5記載のコンテンツ提供管理システム。
  7. 各コンテンツの特徴を示す属性情報と各コンテンツの提供に対する価格を示す価格情報とを含むメタデータを各コンテンツとともに蓄積するコンテンツ提供サーバから利用者端末へのコンテンツ提供の管理を行うコンテンツ提供管理システムを構成するコンテンツ提供管理サーバに搭載されるコンテンツ提供管理プログラムであって、
    前記コンテンツ提供管理サーバに、
    予め定められた所定期間内にコンテンツが利用されたことに基づいて、各コンテンツに対して予め定められた金額を加算した従量金額を導出する従量金額導出処理と、
    提供されている各コンテンツの前記所定期間内の利用を許可することに対して予め定められた固定金額と前記従量金額との何れを前記利用者に課金する課金金額とするかを決定し、決定した課金金額を課金する適正課金処理と、
    利用者端末によって指定された検索条件に合致するコンテンツを、メタデータの属性に基づいて1つ以上のコンテンツ提供サーバから収集するコンテンツ検索収集処理と、
    収集したコンテンツからなる仮想的なコンテンツ提供サイトを構築して前記利用者に提供する仮想サイト構築処理と、
    前記利用者に対する前記適正課金処理にて決定された課金金額と、通信回線を介して前記コンテンツ提供管理システムに接続される他のコンテンツ提供管理システムにおける前記利用者に対する適正課金処理で決定された課金金額との合計金額を導出する課金一元化処理と、
    前記利用者から収集した前記合計金額のうち、前記他のコンテンツ提供管理システムでの適正課金処理にて決定された課金金額を、当該他のコンテンツ提供管理システムに支払うための提供管理システム間精算処理とを実行させ、
    前記適正課金処理は、前記所定期間が経過したときに、前記従量金額と前記固定金額とを比較し、より安価な金額を課金金額とすることに決定する処理を含む
    ことを特徴とするコンテンツ提供管理プログラム。
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