JP7000964B2 - 多層伝送線路 - Google Patents

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Description

本開示は、多層基板を用いて信号を伝送する技術に関する。
下記の特許文献1には、導波管として機能する金属孔が積層方向に沿って形成された金属孔形成層と、この金属孔形成層に対してさらに誘電体層を介して積層された最外導体層とを備えた多層伝送線路板が開示されている。
この多層伝送線路板においては、最外導体層に伝送線路が形成され、この伝送線路と金属孔とによって、多層伝送線路板における一方の面から他方の面へ、金属孔を介して高周波信号が伝送される。
特開2014-165529号公報
上記の多層伝送線路板のように、金属孔形成層に対して1層の誘電体層を介して1層の最外導体層が積層される場合、一般には、誘電体層にプリプレグが用いられ、そのプリプレグによって最外導体層が金属孔形成層に接着される。
しかし、最外導体層をプリプレグを用いて金属孔形成層に接着する方法では、最外導体層とその1つ下の導体層との間隔(以下、「最外層導体間隔」と称する)を高精度に管理することが難しい。なお、上記の多層伝送線路板では、最外導体層の1つ下の導体層は、金属孔形成層の表面の導体層である。
最外導体層を伝送される高周波信号の伝送特性、及び、最外導体層に形成される回路素子等(例えばアンテナ)の動作は、最外層導体間隔の精度に影響される。即ち、最外層導体間隔の精度が低くなると、最外導体層を伝送される高周波信号の伝送特性を良好に維持することが難しくなったり、最外導体層に形成される回路素子等の動作性能が低下したりする可能性がある。
本開示は、導波管として機能する導体孔が設けられた内層部とこの内層部に積層された導体層とを備えた多層基板を用い、当該多層基板の両面間で導体孔を介して良好に信号を伝送する技術を提供する。
本開示の多層伝送線路は、多層基板(2)を備える。多層基板は、誘電体層(P1~P7)を挟んで一定方向に積層された第1層から第N層(Nは5以上の自然数)までのN層の導体層(L1~L8)を有する。第A層(Aは1より大きい自然数)から第B層(BはAより大きくNより小さい自然数)までの内層部(3)における各導体層(L3~L6)は、グランドプレーン(11~14)を備える。
内層部は、導体孔部(20)を備える。導体孔部は、内層部における各グランドプレーンを一定方向に貫通するように設けられ、筒状の形状を有し、内層部における各グランドプレーンを導通させる導体部(21)が設けられている。
多層基板における2つの最外層である第1層及び第N層のそれぞれの導体層(L1,L8)は、伝送線路(31,61,62)と変換部(33,63)とを備える。
各変換部は、一定方向において導体孔部と重なるように設けられ、伝送線路と導体孔部との伝送モードの変換を行うことにより伝送線路と導体孔部との間で電力を伝搬するように構成されている。
多層基板における、内層部に対して第A層側に積層された、第1層の導体層を含む第1外層部(4)、及び、内層部に対してよりも第B層側に積層された、第N層の導体層を含む第2外層部(5)、のうちの少なくとも一方は、最外層の導体層に加えて、その最外層の導体層と誘電体層を挟んで対向する導体層である内部導体層(L2,L7)を備える。
このように構成された多層伝送線路では、第1外層部及び第2外層部のうち少なくとも一方(以下、「多層外層部」と称する)が、最外層の導体層及び内部導体層を含む複数層の導体層を備える。
内層部に対して誘電体層を挟んで1つの導体層を積層する場合は、前述の通り、最外層導体間隔を高精度に維持することが困難である。これに対し、内層部に対して多層外層部が積層される場合は、例えば、最外層の導体層と内部導体層とを誘電体層を挟んで積層した積層体を予め製造し、その積層体を、誘電体(例えばプリプレグ)を介して内層部に積層させることができる。そのため、多層外層部における最外層導体間隔を、高精度に維持することができる。
したがって、本開示の多層伝送線路によれば、多層基板の両面間で導体孔を介して良好に信号を伝送することが可能となる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態の多層伝送線路の上面図である。 第1実施形態の多層伝送線路のII-II断面図である。 第1実施形態の多層伝送線路のIII-III断面図である。 第1実施形態の多層伝送線路の底面図である。 第1実施形態の多層伝送線路における第7層の導体層の上面図である。 第1実施形態の多層伝送線路における第6層の導体層の上面図である。 第2実施形態の多層伝送線路の上面図である。 第2実施形態の多層伝送線路のVIII-VIII断面図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[1.第1実施形態]
(1-1)多層伝送線路の全体構成
本実施形態の多層伝送線路1について、図1~図7を参照して説明する。図1~図7に示すように、本実施形態の多層伝送線路1は、多層基板2を備える。多層基板2は、一定方向(以下、「積層方向」と称する)に積層された第1層から第8層までの8層の導体層L1~L8を備える。第1層及び第8層の各導体層L1,L8は、多層基板2における外部に露出する最外層の導体層である。
本実施形態では、図1~図7に示すように、多層基板2に対し、三次元空間内における
互いに直交する3つの方向x、y、zを規定する。前述の一定方向、即ち各導体層L1~L8が積層される積層方向は、z方向である。
図2及び図3に示すように、各導体層L1~L8は、それぞれ、誘電体層を挟んで順次積層される。具体的に、第1層の導体層L1と第2層の導体層L2との間には、誘電体層P1が積層される。第2層の導体層L2と第3層の導体層L3との間には、誘電体層P2が積層される。第3層の導体層L3と第4層の導体層L4との間には、誘電体層P3が積層される。第4層の導体層L4と第5層の導体層L5との間には、誘電体層P4が積層される。第5層の導体層L5と第6層の導体層L6との間には、誘電体層P5が積層される。第6層の導体層L6と第7層の導体層L7との間には、誘電体層P6が積層される。第7層の導体層L7と第8層の導体層L8との間には、誘電体層P7が積層される。
なお、本実施形態では、各誘電体層P1~P7は同じ材料(例えば所定の誘電率の樹脂材料)である。ただし、各誘電体層P1~P7は、同じ材料(換言すれば同じ誘電率)でなくてもよい。例えば、誘電体層P1を誘電率εaの材料とし、誘電体層P7を、誘電率εaとは異なる誘電率εbの材料とし、誘電体層P2~P6を、誘電率εa,εbとは異なる誘電率εcの材料としてもよい。
図2及び図3に示すように、多層基板2は、積層方向において3つの領域に区分される。具体的に、多層基板2は、内層部3と、第1外層部4と、第2外層部5とを備える。
内層部3は、多層基板2における、複数の導体層L1~L8のうち多層基板2の外部に露出しない2つの導体層を含む、これら2つの導体層の間の領域である。本実施形態の内層部3は、第3層~第6層の各導体層L3~L6、及びこれら各導体層L3~L6の間の各誘電体層P3~P5を備える。
内層部3には、後述するように、積層方向に沿って内層部3を貫通するように導体孔部20が設けられている。多層伝送線路1において高周波信号が伝送される伝送経路の一部に、この導体孔部20が含まれる。高周波信号は、導体孔部20においては、電磁波に変換されて伝搬される。
第1外層部4は、多層基板2において、内層部3に対して第3層側に積層されている。即ち、第1外層部4は、最外層の第1層の導体層L1を含み、この導体層L1から内層部3との境界(即ち第3層の導体層L3との境界)までの領域である。本実施形態の第1外層部4は、第1層及び第2層の各導体層L1,L2と、これら各導体層L1,L2に積層される各誘電体層P1,P2とを備える。即ち、第1外層部4は、最外層である第1層の導体層L1だけでなく、その導体層L1と誘電体層P1を挟んで対向する第2層の導体層L2(以下、「内部導体層L2」と称する)を備える。
第2外層部5は、多層基板2において、内層部3に対して第6層側に積層されている。即ち、第2外層部5は、最外層の第8層の導体層L8を含み、この導体層L8から内層部3との境界(即ち第6層の導体層L6との境界)までの領域である。本実施形態の第2外層部5は、第7層及び第8層の各導体層L7,L8と、これら各導体層L7,L8に積層される各誘電体層P6,P7とを備える。即ち、第2外層部5は、最外層である第8層の導体層L8だけでなく、その導体層L8と誘電体層P7を挟んで対向する第7層の導体層L7(以下、「内部導体層L7」と称する)を備える。
図2~図4に示すように、第1層の導体層L1には、マイクロストリップ線路31及び変換部33が設けられている。マイクロストリップ線路31及び変換部33はいずれも導体である。変換部33は、矩形状の形状を有し、積層方向において導体孔部20の全体と重なるように設けられている。マイクロストリップ線路31は、変換部33における特定の部位からx方向へ延設されている。
変換部33は、マイクロストリップ線路31と導体孔部20との伝送モードの変換を行うことにより、マイクロストリップ線路31と導体孔部20との間で電力を伝搬するように構成されている。
よって、マイクロストリップ線路31を介して変換部33へ伝送された高周波信号は、変換部33において電磁波に変換されて導体孔部20へ伝搬される。逆に、導体孔部20内を変換部33へ伝搬されてきた電磁波は、変換部33において高周波信号に変換されてマイクロストリップ線路31へ伝送される。
図1~図3に示すように、第8層の導体層L8には、2つのマイクロストリップ線路61,62、及び変換部63が設けられている。各マイクロストリップ線路61、62、及び変換部63は、いずれも導体である。
変換部63は、第1層の変換部33と同じ大きさ、及び同じ矩形形状を有する。変換部63は、第1層の変換部33と同様、積層方向において導体孔部20の全体と重なるように設けられている。本実施形態では、多層伝送線路1をその外部からz方向に見たとき、各変換部33,63が完全に重なる。なお、誘電体層P1と誘電体層P7の誘電率が異なる場合は、変換部33と変換部63とは異なる形状或いは異なる大きさとなる。
ただし、各変換部33,63をz方向において完全に重なるように設けることは必須ではない。また、各変換部33、63は、積層方向において導体孔部20と完全に重ならなくてもよい。
マイクロストリップ線路61は、変換部63における特定の部位からx方向へ延設されている。マイクロストリップ線路62は、変換部63における他の特定の部位からx方向とは逆方向へ延設されている。つまり、各マイクロストリップ線路61,62はいずれも変換部63からx方向に平行な方向へ延設されている。また、各マイクロストリップ線路61,62の、y方向における位置は、同じ位置である。
変換部63の機能は、第1層の変換部33と基本的に同じである。即ち、変換部63は、各マイクロストリップ線路61,62と導体孔部20との伝送モードの変換を行うことにより、各マイクロストリップ線路61,62と導体孔部20との間で電力を伝搬するように構成されている。
よって、各マイクロストリップ線路61,62を介して変換部63へ伝送された高周波信号は、変換部63において電磁波に変換されて導体孔部20へ伝搬される。逆に、導体孔部20内を変換部63へ伝搬されてきた電磁波は、変換部63において高周波信号に変換され、変換部63から各マイクロストリップ線路61,62へ分岐して伝送される。
図1に示すように、第8層の導体層L8においては、各マイクロストリップ線路61、62のそれぞれに、給電線路71を介してアンテナ素子72が接続されている。また、第1層の導体層L1には、不図示の通信回路が設けられ、この通信回路にマイクロストリップ線路31が接続されている。
そして、不図示の通信回路からマイクロストリップ線路31へ送出された高周波信号は、マイクロストリップ線路31から変換部33へ伝送され、変換部33で電磁波に変換されて導体孔部20をz方向へ伝搬される。そして、導体孔部20をz方向へ伝搬された電磁波が第8層の変換部63で高周波信号に変換され、各マイクロストリップ線路61,62へ伝送されて、各アンテナ素子72から電磁波にて放射される。
また、各アンテナ素子72にて電磁波が受信されたことにより各アンテナ素子72から各マイクロストリップ線路61,62へ送出された高周波信号は、各マイクロストリップ線路61,62から変換部63へ伝送される。そして、各高周波信号が変換部63にて混合されると共に電磁波に変換され、導体孔部20をz方向とは逆方向へ伝搬される。そして、導体孔部20を伝搬された電磁波が第1層の変換部33で高周波信号に変換され、マイクロストリップ線路31を介して不図示の通信回路へ伝送される。不図示の通信回路では、マイクロストリップ線路31から入力された高周波信号に対する各種の信号処理が行われる。
(1-2)内層部3の具体的構成
内層部3における各導体層L3~L6には、電気的に接地されたグランドプレーンが設けられている。即ち、第3層の導体層L3にはグランドプレーン11が設けられ、第4層の導体層L4にはグランドプレーン12が設けられ、第5層の導体層L5にはグランドプレーン13が設けられ、第6層の導体層L6にはグランドプレーン14が設けられている。各グランドプレーン11~14は導体である。
また、内層部3には、電気的に導波管として機能する導体孔部20が設けられている。導体孔部20は、積層方向(即ちz方向)に沿って延設された筒状の形状を有する。
導体孔部20は、内層部3における各グランドプレーン11~14を積層方向に貫通するように設けられている。また、導体孔部20は、導体部21を備える。
導体部21は、各グランドプレーン11~14に接続されるように設けられる。各グランドプレーン11~14は、導体部21によって(即ち導体孔部20によって)導通される。本実施形態では、導体部21は、筒状の形状の導体孔部20における内周面全体に設けられている。本実施形態の導体孔部20の断面形状は、例えば、x方向の長さよりもy方向の長さが長い、長円形状である。
また、内層部3における最も外側の導体層、即ち第3層及び第6層の各導体層L3,L6には、スリットが設けられている。
具体的に、第3層の導体層L3には、2つのスリット11a,11bが設けられている。各スリット11a,11bは、第3層の導体層L3に設けられたグランドプレーン11の一部が開口されることによって形成される。
各スリット11a,11bは、第3層の導体層L3において、導体孔部20に対して対称関係となる位置に設けられている。より具体的に、スリット11aは、導体孔部20からx方向へ一定距離離間した位置に設けられ、スリット11bは、導体孔部20からx方向とは逆方向へ一定距離離間した位置に設けられている。
各スリット11a,11bは、y方向に延びた長孔形状を有する。各スリット11a,11b、及び導体孔部20は、いずれも長孔形状であって、いずれも同じy方向へ延びるように設けられている。
各スリット11a,11bは、導体孔部20と第1層の変換部33との間を伝搬する電磁波が第3層と第2層との間に第3層に沿って(即ちxy面に平行な方向へ)漏洩するのを抑制する。
また、スリット11aの近傍及びスリット11bの近傍には、それぞれ、複数の内層ビア16が設けられている。各内層ビア16は、第3層のグランドプレーン11と第4層のグランドプレーン12とを導通させるために設けられた、いわゆるIVH(Inters
titial Via Hole)である。
スリット11aの近傍に設けられた各内層ビア16は、スリット11aからx方向へ等距離離間した位置において、y方向に沿って一定間隔で配列されている。スリット11bの近傍に設けられた各内層ビア16は、スリット11bからx方向とは逆方向へ等距離離間した位置において、y方向に沿って一定間隔で配列されている。
本実施形態では、スリット11aの近傍に設けられた各内層ビア16と、スリット11bの近傍に設けられた各内層ビア16とは、導体孔部20に対して対称的な位置関係となるように設けられている。
スリット11aの近傍に設けられた各内層ビア16は、スリット11aによる前述の電磁波の漏洩を抑制する効果をより高めるように作用する。スリット11bの近傍に設けられた各内層ビア16は、スリット11bによる前述の電磁波の漏洩を抑制する効果をより高めるように作用する。
第6層の導体層L6においても、第3層と全く同じように2つのスリット14a,14bが設けられている。各スリット14a,14bは、第6層の導体層L6に設けられたグランドプレーン14の一部が開口されることによって形成される。
各スリット14a,14bは、第6層の導体層L6において、導体孔部20に対して対称関係となる位置に設けられている。より具体的に、スリット14aは、導体孔部20からx方向へ一定距離離間した位置に設けられ、スリット14bは、導体孔部20からx方向とは逆方向へ一定距離離間した位置に設けられている。
各スリット14a,14bは、第3層に設けられる各スリット11a,11bと同じ大きさ及び同じ形状であって、導体孔部20に対する位置関係も、第3層の各スリット11a,11bと同じである。
各スリット14a,14bは、導体孔部20と第8層の変換部63との間を伝搬する電磁波が第6層と第7層との間に第6層に沿って(即ちxy面に平行な方向へ)漏洩するのを抑制する。
また、スリット14aの近傍及びスリット14bの近傍には、それぞれ、複数の内層ビア17が設けられている。各内層ビア17は、第6層のグランドプレーン14と第5層のグランドプレーン13とを導通させるために設けられた、いわゆるIVHである。
スリット14aの近傍に設けられた各内層ビア17は、スリット14aからx方向へ等距離離間した位置において、y方向に沿って一定間隔で配列されている。スリット14bの近傍に設けられた各内層ビア17は、スリット14bからx方向とは逆方向へ等距離離間した位置において、y方向に沿って一定間隔で配列されている。
本実施形態では、スリット14aの近傍に設けられた各内層ビア17と、スリット14bの近傍に設けられた各内層ビア17とは、導体孔部20に対して対称的な位置関係となるように設けられている。
スリット14aの近傍に設けられた各内層ビア17は、スリット14aによる前述の電磁波の漏洩を抑制する効果をより高めるように作用する。スリット14bの近傍に設けられた各内層ビア17は、スリット14bによる前述の電磁波の漏洩を抑制する効果をより高めるように作用する。
(1-3)第1外層部4の具体的構成
第1外層部4において、第1層の導体層L1には、前述の通り、マイクロストリップ線路31及び変換部33が設けられている。第2層の内部導体層L2には、電気的に接地されたグランドプレーン41が設けられている。
また、内部導体層L2には、電磁波放射機能を有するスリット42が設けられている。スリット42が有する電磁波放射機能は、第1層の変換部33から伝搬された電磁波を導体孔部20へ放射し、且つ導体孔部20から伝搬された電磁波を変換部33へ放射する機能である。
スリット42は、第2層の内部導体層L2に設けられたグランドプレーン41の一部が開口されることによって形成される。本実施形態のスリット42は、導体孔部20のxy断面形状と同じく、長孔形状である。
スリット42は、積層方向において、導体孔部20の全体とは重ならないものの導体孔部20の一部とは重なるように設けられている。より具体的に、y方向においては、スリット42は、導体孔部20よりも長い。そして、スリット42におけるy方向の端部は、導体孔部20におけるy方向の端部よりもさらにy方向へ突出し、スリット42におけるy方向とは逆方向の端部も、導体孔部20におけるy方向とは逆方向の端部よりもさらにy方向とは逆方向へ突出している。
また、スリット42の周囲には、スリット42を囲むように複数の外層ビア36が設けられている。ただし、スリット42の周囲における、マイクロストリップ線路31と変換部33との接続部位の近傍には、外層ビア36は設けられていない。つまり、外層ビア36が設けられるスリット周囲において、上記接続部位の近傍の範囲は、外層ビア36が設けられない隙間が空けられている。各外層ビア36は、第1層の変換部33と第2層のグランドプレーン41とを導通させるために設けられた、いわゆるIVHである。
(1-4)第2外層部5の具体的構成
第2外層部5において、第8層の導体層L8には、前述の通り、2つのマイクロストリップ線路61,62、及び変換部63が設けられている。第7層の内部導体層L7には、電気的に接地されたグランドプレーン51が設けられている。
また、内部導体層L7には、電磁波放射機能を有するスリット52が設けられている。スリット52が有する電磁波放射機能は、第8層の変換部63から伝搬された電磁波を導体孔部20へ放射し、且つ導体孔部20から伝搬された電磁波を変換部63へ放射する機能である。
スリット52は、第7層の内部導体層L7に設けられたグランドプレーン51の一部が開口されることによって形成される。本実施形態のスリット52は、第2層の内部導体層L2に設けられたスリット42と同じ大きさで同じ形状であり、積層方向における位置もスリット42と同じ位置である。内部導体層L7のスリット52と導体孔部20との相対的位置関係も、内部導体層L2のスリット42と導体孔部20との相対的位置関係と同じである。なお、誘電体層P1と誘電体層P7の誘電率が異なる場合は、スリット42とスリット52とは異なる形状或いは異なる大きさとなる。
また、内部導体層L7のスリット52においても、その周囲には、スリット52を囲むように複数の外層ビア66が設けられている。ただし、スリット52の周囲における、マイクロストリップ線路61と変換部63との接続部位の近傍、及びマイクロストリップ線
路62と変換部63との接続部位の近傍には、外層ビア66は設けられていない。つまり、外層ビア66が設けられるスリット周囲において、上記各接続部位の近傍の範囲は、外層ビア66が設けられない隙間が空けられている。各外層ビア66は、第8層の変換部63と第7層のグランドプレーン51とを導通させるために設けられた、いわゆるIVHである。本実施形態では、各外層ビア66の数、形状、大きさ、スリット52との位置関係は、第1外層部4における各外層ビア36の数、形状、大きさ、スリット42との位置関係と同じである。
(1-5)第1実施形態の効果
以上説明した第1実施形態によれば、以下の(1a)~(1c)の効果を奏する。
(1a)第1外層部4は、最外層である第1層の導体層L1に加えて、第2層の導体層(内部導体層)L2を備える。そのため、多層伝送線路1を製造する際、例えば、内層部3とは別に第1外層部4を予め製造し、その第1外層部4を、例えばプリプレグなどを介して内層部3に積層させることができる。誘電体層P2としてプリプレグを用いることによって、誘電体層P2を、電気的に誘電体として機能させると共に第1外層部4を内層部3に接着させるための接着剤としても機能させるようにしてもよい。
このため、第1外層部4における第1層と第2層の間隔を高精度に維持することができ、第1層の導体層L1における高周波信号の伝送特性、或いは導体層L1に設けられる各種回路素子等の動作特定を良好に維持することができる。その結果、多層伝送線路1における、第1層と第8層との間の、導体孔部20を介した信号の伝送を良好に行うことができる。
さらに、本実施形態では、第1外層部4だけでなく、第2外層部5も、最外層である第8層の導体層L8に加えて、第7層の導体層(内部導体層)L7を備える。このため、第2外層部5における第8層と第7層の間隔についても高精度に維持することができ、第8層の導体層L8における高周波信号の伝送特性、或いは導体層L8に設けられる各種回路素子等(例えばアンテナ素子72)の動作特定を良好に維持することができる。その結果、多層伝送線路1における、第1層と第8層との間の、導体孔部20を介した信号の伝送をより良好に行うことができる。
(1b)第2層の内部導体層L2には、電磁波放射機能を有するスリット42が設けられて、第7層の内部導体層L7にも同様に、電磁波放射機能を有するスリット52が設けられている。そのため、導体孔部20と各変換部33,63との間を伝搬される電磁波の減衰を抑えることができる。
しかも、各スリット42,52は、積層方向において導体孔部20の全体とは重ならず導体孔部20の一部と重なるように設けられている。そのため、各スリット42,52による電磁波放射機能をより高めることができる。
(1c)内層部3における最外部の導体層L3,L6には、電磁波の漏洩を抑制するためのスリット11a,11b,14a,14bが設けられている。そのため、導体孔部20と各変換部33,63との間を伝搬される電磁波の減衰をより効果的に抑えることができる。
なお、本実施形態において、第2層の内部導体層L2に設けられたスリット42、及び第7層の内部導体層L7に設けられたスリット52は、いずれも、本開示における放射部の一例に相当する。また、内層部3における最外部の導体層L3,L6には設けられたスリット11a,11b,14a,14bは、本開示における漏洩抑制部の一例に相当する。また、マイクロストリップ線路31,61,62は本開示における伝送線路の一例に相
当する。
[2.第2実施形態]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
前述した第1実施形態では、本開示における放射部の一例として、スリット42,52を例示した。これに対し、第2実施形態では、本開示における放射部の他の一例として、導体パッチを例示する。
図7及び図8に示す本実施形態の多層伝送線路100では、第2外層部5において、内部導体層L7に導体パッチ102が設けられている。より具体的に、内部導体層L7においては、グランドプレーン51に、開口部101が設けられている。この開口部101内に、導体パッチ102が配置される。導体パッチ102は、開口部101内において、グランドプレーン51から離間して(換言すれば、直流的に絶縁された状態で)配置される。
開口部101は、例えば矩形状の形状を有し、導体パッチ102も、開口部101と同じ矩形状の形状を有する。開口部101及び導体パッチ102は、積層方向においての導
体孔部20の全体とは重ならず導体孔部20の一部と重なるように設けられている。
第1外層部4においても、図8に示すように、内部導体層L2に導体パッチ112が設けられている。より具体的に、内部導体層L2においては、グランドプレーン41に、開口部111が設けられている。この開口部111内に、導体パッチ112が配置される。導体パッチ112は、開口部111内において、グランドプレーン41から離間して配置される。
内部導体層L2における開口部111及び導体パッチ112の形状、大きさ、位置は、内部導体層L7における開口部101及び導体パッチ102の形状、大きさ、位置と基本的に同様である。なお、誘電体層P1と誘電体層P7の誘電率が異なる場合は、少なくとも導体パッチ112と導体パッチ102とが異なる形状或いは異なる大きさとなるか、若しくは、少なくとも開口部111と開口部101とが異なる形状或いは異なる大きさとなる。
各導体パッチ102、112は、第1実施形態における各内部導体層L2,L7の各スリット42,52と同様、電磁波放射機能を有する。そのため、本実施形態の多層伝送線路100によっても、第1実施形態と同様の効果を奏する。
[3.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(3-1)本開示の放射部の一例として、第1実施形態では、断面形状(詳しくはxy面に平行な断面形状)が長円形状のスリット42,52を示したが、スリット42,52はどのような断面形状であってもよい。導体孔部20の断面形状についても、長円形状に限らず、どのような形状であってもよい。
また、スリット42,52と導体孔部20との相対的な位置関係、及び両者の断面の大小関係などについても、上記第1実施形態に示した関係に限定されない。
例えば、多層伝送線路1の外部からスリット42を積層方向(z方向)に見たときに、スリット42が導体孔部20の領域に完全に含まれてもよいし、逆に、導体孔部20がスリット42の領域に完全に含まれても(つまりスリット42が導体孔部20全体を覆っても)よいし、導体孔部20の一部にのみスリット42が重なってもよい。
(3-2)本開示の放射部の一例として、第2実施形態では、断面形状が矩形形状の導体パッチ102,112を示したが、導体パッチ102,112はどのような断面形状であってもよい。
また、導体パッチ102,112と導体孔部20との相対的な位置関係、及び両者の断面の大小関係などについても、上記第2実施形態に示した関係に限定されない。
例えば、多層伝送線路1の外部から導体パッチ102を積層方向(z方向)に見たときに、導体パッチ102が導体孔部20の領域に完全に含まれてもよいし、逆に、導体孔部20が導体パッチ102の領域に完全に含まれても(つまり導体パッチ102が導体孔部20全体を覆っても)よいし、導体孔部20の一部にのみ導体パッチ102が重なってもよい。
(3-3)上記各実施形態では、本開示の漏洩抑制部の一例として、スリット11a,11b,14a,14bを示したが、漏洩抑制部は、どのような断面形状を有していてもよいし、どのような大きさでもよいし、内層部3における最外の導体層(上記実施形態では第3層及び第6層)におけるどの位置に設けられてもよい。
また、漏洩抑制部は、内層部3の両面のうち一方にのみ設けてもよい。また、漏洩抑制部の効果を高めるための内層ビア16,17についても、いくつ設けてもよいし、どのような断面形状であってもよいし、漏洩抑制部に対してどのような位置関係で設けてもよい。
(3-4)導体層の層数は8層でなくてもよく、5層以上の任意の層数であってもよい。
内層部3に含まれる導体層の層数についても、上記各実施形態では4層であったが、4層以外の複数層であってもよい。
第1外層部4及び第2外層部5の導体層の層数についても、上記各実施形態ではいずれも2層であったが、3層以上であってもよい。外層部が3層以上の導体層を備える場合、その外層部における、最外層の導体層以外の複数の内部導体層においては、z方向において導体孔部20と重なる位置に開口を設けてもよい。そして、複数の内部導体層のうち少なくとも1つの開口部に、放射部(例えばスリット)を設けてもよい。
また、第1外層部4及び第2外層部5のうちいずれか一方のみ複数の導体層を備え、他方は1つの導体層のみ備えていてもよい。
(3-5)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1,100…多層伝送線路、2…多層基板、3…内層部、4…第1外層部、5…第2外層部、11~14,41,51…グランドプレーン、11a,11b,14a,14b,42,52…スリット、16,17…内層ビア、20…導体孔部、21…導体部、31、61,62…マイクロストリップ線路、33,63…変換部、36,66…外層ビア、71…給電線路、72…アンテナ素子、101,111…開口部、102,112…導体パッチ、L1~L8…導体層、P1~P7…誘電体層。

Claims (9)

  1. 誘電体層(P1~P7)を挟んで一定方向に積層された第1層から第N層(Nは5以上の自然数)までのN層の導体層(L1~L8)を有する多層基板(2)を備え、
    第A層(Aは1より大きい自然数)から第B層(BはAより大きくNより小さい自然数)までの内層部(3)における各前記導体層(L3~L6)は、グランドプレーン(11~14)を備え、
    前記内層部は、各前記グランドプレーンを前記一定方向に貫通するように設けられた筒状の導体孔部であって、各前記グランドプレーンを導通させる導体部(21)が設けられた、導体孔部(20)を備え、
    前記多層基板における2つの最外層である第1層及び第N層のそれぞれの前記導体層(L1,L8)は、伝送線路(31,61,62)と変換部(33,63)とを備え、
    各前記変換部は、前記一定方向において前記導体孔部と重なるように設けられ、前記伝送線路と前記導体孔部との伝送モードの変換を行うことにより前記伝送線路と前記導体孔部との間で電力を伝搬するように構成され、
    前記多層基板における、前記内層部に対して第A層側に積層された、第1層の前記導体層を含む第1外層部(4)、及び、前記内層部に対して第B層側に積層された、第N層の前記導体層を含む第2外層部(5)、のうちの少なくとも一方は、前記最外層の前記導体層に加えて、その最外層の前記導体層と前記誘電体層を挟んで対向する前記導体層である内部導体層(L2,L7)を備え
    さらに、前記内部導体層と、当該内部導体層と前記誘電体層を挟んで対向する前記最外層の前記導体層と、を互いに電気的に接続しているビアを備え、
    前記ビアは、前記内層部に電気的に接続されていない
    多層伝送線路。
  2. 請求項1に記載の多層伝送線路であって、
    前記内部導体層は、
    グランドプレーン(41,51)と、
    前記変換部から伝搬された電磁波を前記導体孔部へ放射し、且つ前記導体孔部から伝搬された電磁波を前記変換部へ放射するように構成された放射部であって、前記一定方向において前記導体孔部と重なるように設けられた放射部(42,52,102,112)と、
    を備える多層伝送線路。
  3. 請求項2に記載の多層伝送線路であって、
    前記放射部は、前記内部導体層における前記グランドプレーンに設けられたスリット(42,52)を備える、多層伝送線路。
  4. 請求項3に記載の多層伝送線路であって、
    前記スリットは、前記一定方向において前記導体孔部の全体とは重ならず前記導体孔部の一部と重なるように設けられている、多層伝送線路。
  5. 請求項2に記載の多層伝送線路であって、
    前記内部導体層における前記グランドプレーンは、前記一定方向において前記導体孔部と重なるように設けられた開口部(101,111)を備え、
    前記放射部は、前記開口部内において、前記内部導体層における前記グランドプレーンから離間されて設けられた、導体パッチ(102,112)を備える、
    多層伝送線路。
  6. 請求項5に記載の多層伝送線路であって、
    前記導体パッチは、前記一定方向において前記導体孔部の全体とは重ならず前記導体孔部の一部と重なるように設けられている、多層伝送線路。
  7. 請求項2~請求項6の何れか1項に記載の多層伝送線路であって、
    前記内層部における第A層及び第B層の各前記導体層である2つの内層部最外導体層(L3,L6)のうちの少なくとも一方は、前記導体孔部と前記変換部との間を伝搬する電磁波が前記内層部最外導体層に沿って漏洩するのを抑制するように構成された漏洩抑制部(11a,11b,14a,14b)を備える、
    多層伝送線路。
  8. 請求項7に記載の多層伝送線路であって、
    前記漏洩抑制部は、前記内層部最外導体層における前記グランドプレーンに設けられたスリット(11a,11b,14a,14b)を備える、多層伝送線路。
  9. 請求項1~請求項8の何れか1項に記載の多層伝送線路であって、
    各前記変換部は、前記一定方向において前記導体孔部の全体と重なるように設けられている、多層伝送線路。
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