JP6999528B2 - 防災システム - Google Patents
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Description
1-1.構成
本発明の一実施形態に係る防災システム1について図面を参照して説明する。図1は、防災システム1の構成を示すブロック図である。同図に示す防災システム1は、防火対象物に設置される自動火災報知設備2と、この自動火災報知設備2に接続される防災支援システム3を備える。
なお、感知器発報段階や火災発生段階の警報は、火災受信機22自体の主音響鳴動を行うと同時に、図示しない防災対象物の地区または全館に警報を行うための地区音響鳴動を行う。また、予報段階の警報は、地区音響鳴動は行わず、主音響鳴動に関しても、火災受信機22が設置される防災センタ内への注意喚起ができる程度の注意音の鳴動でよい。
次に、火災発生時の防災システム1の動作について、図3に示すシーケンス図を参照して説明する。注意・蓄積モードが有効の場合と無効の場合の各々について説明する。
火災受信機22の監視部2212は、ポーリング/セレクティング方式で煙感知器21と定期的に信号の送受信を行い、煙感知器21により測定された煙濃度が3%/mを超える期間が蓄積時間5秒を超える期間継続するか否かを判定する。この判定結果が肯定的である場合には、予報段階と判定する(ステップSa1)。予報段階と判定されると、火災受信機22の警報出力部2213は、予報段階への移行と火元を通知するメッセージを表示部223に表示し、注意音をとスピーカから出力する(ステップSa2)。その結果、防災センタのセンタ要員は、予報段階に移行したことを知ることができる。また、火災受信機22の信号送信部2214は、予報段階への移行と火元を通知する信号を支援サーバ31に送信する(ステップSa3)。この段階では、防火対象物内への地区音響鳴動の制御は行わない。
この予報段階において、現場確認が行え、携帯端末32の利用者または防災センタの要員から、公設消防への火災通報を行うことにより、火災発生の場合、公設消防の駆け付けるまでの時間も短縮することができ、火災の規模が小さいうちに公設消防の消火活動や救助活動等が開始され、火災による被害が低減される。
以上が、注意・蓄積モードが有効の場合の防災システム1の動作についての説明である。
注意・蓄積モードが無効の場合、火災受信機22の監視部2212は、予報段階の判定を行わず、感知器発報段階と火災発生段階の判定のみを行う。そのため、注意・蓄積モードが無効の場合には、図3に示すシーケンス図においてステップSa1~Sa6の実行が省略される。
上記の実施形態は下記のように変形してもよい。なお、下記の変形例は互いに組み合わせてもよい。
アナログ式の煙感知器21とR型の火災受信機22に代えて、非アナログ式の煙感知器21AとP型の火災受信機22Aを使用してもよい。ここで、非アナログ式の煙感知器21Aとは、周囲の煙濃度が10%/mを超えたことを検知すると、火災感知信号を火災受信機22Aに出力する煙感知器である。一方、火災受信機22Aは、火災受信機22と異なり、監視部2212Aの機能を備える火災受信機である。この監視部2212Aは、煙感知器21Aから火災感知信号を受信すると、第1の閾値として、蓄積時間5秒経過後に予報段階と判定する。それと同時に、煙感知器21Aを復旧し、先の火災感知信号の受信から第2の閾値として、蓄積時間60秒以内に火災感知信号を再度受信すると、感知器発報段階と判定する。火災発生段階の判定方法については、監視部2212と同様である。以下、これら煙感知器21Aと火災受信機22Aを使用した場合の防災システム1Aの動作について、図4に示すシーケンス図を参照して説明する。まずは、注意・蓄積モードが有効の場合について説明する。
以上が、注意・蓄積モードが有効の場合の防災システム1Aの動作についての説明である。
上記の変形例1のようにP型の火災受信機を使用するにあたり、2信号式の煙感知器21Bを使用してもよい。ここで、2信号式の煙感知器21Bとは、周囲の煙濃度が第1の閾値として3%/mを超えたことを検知すると、第1信号線を介して火災感知信号を出力する一方で、周囲の煙濃度が第2の閾値として10%/mを超えたことを検知すると、第2信号線を介して火災感知信号を出力する煙感知器である。この煙感知器21Bを使用する場合、当該煙感知器は、2本の信号線を介して火災受信機22Bに接続される。この火災受信機22Bは、火災受信機22と異なり、監視部2212Bの機能を備える。この監視部2212Bは、煙感知器21Bから第1信号線を介して火災感知信号を受信すると、予報段階と判定し、煙感知器21Bから第2信号線を介して火災感知信号を受信すると、感知器発報段階と判定する。火災発生段階の判定方法については、監視部2212と同様である。
上記の変形例2において、煙感知器21Bは蓄積機能を有してもよい。具体的には、煙感知器21Bは、周囲の煙濃度が3%/mを超える期間が蓄積時間5秒を超える期間継続したことを検知した場合に、第1信号線を介して火災感知信号を出力する一方で、周囲の煙濃度が10%/mを超える期間が蓄積時間60秒を超える期間継続したことを検知した場合に、第2信号線を介して火災感知信号を出力するようにしてもよい。
支援サーバ31により送信されるイベント情報の送信先は、送信先テーブルを更新することにより、任意に設定されてよい。
予報段階と感知器発報段階の判定基準は、上記の実施形態とその変形例の例に限られない。判定基準となる煙濃度と蓄積時間の閾値は、煙感知器21の設置状況に応じて適宜設定されてよい。ただし、予報段階の閾値は、感知器発報段階の閾値よりも小さいものとする。
火災受信機22は、蓄積機能を有しなくてもよい。具体的には、火災受信機22の監視部2212は、煙感知器21により測定された煙濃度が3%/mを超えると判定した場合に、直ちに予報段階と判定してもよい。また、煙感知器21により測定された煙濃度が10%/mを超えると判定した場合に、直ちに感知器発報段階と判定してもよい。
煙感知器21に代えて、他の種類の感知器を使用してもよい。例えば、熱感知器として差動式スポット型(1種)感知器を使用してもよい。その場合、火災受信機22の監視部2212は、熱感知器により測定された温度上昇率が第1の閾値として5度/分を超えると判定した場合に、予報段階と判定し、熱感知器により測定された温度上昇率が第2の閾値として10度/分を超えると判定した場合に、感知器発報段階と判定するようにしてもよい。別の例として、炎感知器として赤外線式炎感知器を使用してもよい。その場合、火災受信機22の監視部2212は、炎感知器により測定された赤外線量が、0.5mの高さの炎を20m離れて検出できる程度の赤外線量であると判定した場合に、予報段階と判定し、炎感知器により測定された赤外線量が、1mの高さの炎を20m離れて検出できる程度の赤外線量であると判定した場合に、感知器発報段階と判定するようにしてもよい。
Claims (3)
- 自動火災報知設備と、複数の防災要員により携帯される複数の端末と、前記複数の防災要員の活動を支援するための支援サーバとを備える防災システムであって、
前記自動火災報知設備は、感知器により検出された物理量が第1の閾値を超えるか、又は前記感知器により所定の物理量が検出された時間が前記第1の閾値を超えると、前記感知器について感知器発報が発生したとして、感知器発報信号を前記支援サーバに送信する一方で、前記感知器により検出された物理量が、前記第1の閾値よりも低い第2の閾値を超え、かつ前記第1の閾値以下であるか、又は前記感知器により前記所定の物理量が検出された時間が前記第2の閾値を超え、かつ前記第1の閾値以下であると、予報信号を前記支援サーバに送信し、前記感知器発報から一定時間が経過し、複数の感知器について前記感知器発報が発生し、発信機から発信機信号が受信され、又は火災確定操作が行われると、火災発生信号を前記支援サーバに送信する信号送信手段を備え、
前記支援サーバは、前記自動火災報知設備から前記感知器発報信号を受信すると、前記感知器発報を前記複数の端末のうち火元のフロアを担当する防災要員により携帯される端末に通知する一方で、前記自動火災報知設備から前記予報信号を受信すると、予報を前記火元のフロアを担当する前記防災要員により携帯される前記端末に通知し、前記自動火災報知設備から前記火災発生信号を受信すると、火災発生を前記複数の端末に通知する通知手段を備える
ことを特徴とする防災システム。 - 前記端末は、前記予報の通知を受けて、前記防災要員が、前記感知器の設置場所の状況を所定の通報先に通報するための通報手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の防災システム。
- 前記自動火災報知設備は、前記感知器により検出された物理量が、前記第2の閾値を超え、かつ前記第1の閾値以下であるか、又は前記感知器により前記所定の物理量が検出された時間が前記第2の閾値を超え、かつ前記第1の閾値以下である場合には、防火対象物内の地区音響装置を鳴動させず、前記感知器発報が発生した場合には、前記防火対象物内の出火階の直上階の地区音響装置を鳴動させる警報出力手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の防災システム。
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