JP6997275B1 - 人形体の関節構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】人形体が形成可能な姿勢を適切に多様化すると共に、これを比較的簡素な構成で実現する。【解決手段】本発明は関節構造に係り、前記関節構造は、腹部と、脚部と、それらを連結する腰部とを備える人形体の関節構造であって、前記腰部は、前記腰部の後方部を形成する第1パーツであって、前記脚部を回動可能に連結する第1パーツと、前記腰部の前方部を形成する第2パーツであって、前記第1パーツに対して前方に回動可能に連結された第2パーツと、前記腰部の中央部を形成する第3パーツであって、前記第2パーツに対して上方に回動可能に連結された第3パーツと、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、人形体の関節構造に関する。
特許文献1には、人形体の胴体部、腕部、脚部等の各部位に関節構造を設けることが記載されている。ユーザは、このような人形体を所望の姿勢にすることができ、例えば、前屈姿勢にすることができる。
特開平6-327841号公報
人形体のなかには多様な姿勢を形成可能なものもあり、何れの姿勢も適切に(違和感のないように)実現されることが求められうるのに対して、一般に、人形体の姿勢の多様化に伴い、構造が複雑化する傾向にある。
本発明は、人形体が形成可能な姿勢を適切に多様化すると共に、これを比較的簡素な構成で実現することを例示的目的とする。
本発明の一つの側面は関節構造に係り、前記関節構造は、腹部と、脚部と、それらを連結する腰部とを備える人形体の関節構造であって、前記腰部は、前記腰部の後方部を形成する第1パーツであって、前記脚部を回動可能に連結する第1パーツと、前記腰部の前方部を形成する第2パーツであって、前記第1パーツに対して前方に回動可能に連結された第2パーツと、前記腰部の中央部を形成する第3パーツであって、前記第2パーツに対して上方に回動可能に連結された第3パーツと、を含む。
本発明によれば、人形体が形成可能な姿勢を適切に多様化すると共に、これを比較的簡素な構成で実現することができる。
実施形態に係る人形体の正面図である。 胴体部の構造を示す斜視図である。 胸部および腹部の構造を示す斜視図である。 胸部および腹部の構造を示す斜視図である。 腹部の内部構造を示す模式図である。 腹部の内部構造を示す模式図である。 胴体部の変形態様を示す模式図である。 腰部の内部構造を示す模式図である。 腰部の内部構造を示す模式図である。 胸部‐上腹部間の相対移動の態様を示す模式図である。 上腹部‐下腹部間の相対移動の態様を示す模式図である。 腰部の相対移動の態様を示す模式図である。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(人形体の全体構造)
図1は、実施形態に係る人形体1を示す模式図である。人形体1は、頭部11、胸部12、腹部13、腰部14、脚部15および腕部16を備える(胸部11、腹部12および腰部13は、まとめて胴体部と表現されてもよい。)。個々の部位11~16は、隣接する部位に対して回動(または揺動)可能に支持される。例えば、頭部11は胸部12に対して回動可能に支持され、腹部13は腰部14に対して回動可能に支持され、脚部15は腰部14に対して回動可能に支持され、また、腕部16は胸部12に対して回動可能に支持される。
このようにして人形体1の各部位には関節構造が設けられており、ユーザ(例えば、人形体1の所有者)は、このような人形体1を、例えば前屈姿勢、背屈姿勢、側屈姿勢等、所望の姿勢にすることができる。
尚、本明細書においては、各部位の位置関係を説明するのに際して、前(前方)、後(後方)、左(左側方)、右(右側方)、上(上方)、下(下方)等と記載する場合があるが、これらの表現は人形体1を基準とした相対的なものである。例えば、前は人形体1正面側に対応し、後は人形体1背面側に対応する。
(人形体の腹部の関節構造)
図2は、人形体1の胴体部の構造を示す斜視図である。腹部13および腰部14は互いに分離可能に連結される。腹部13は上腹部131および下腹部132を含み、詳細については後述とするが、上腹部131は下腹部132に対して上下方向に摺動可能に互いに連結される。また、胸部12には、カバー部121が回動により開閉可能に取り付けられ、閉状態のカバー部121は腹部13前方中央部を覆う。
図3(A)は、カバー部121が閉状態の場合の斜視図である。図3(B)は、カバー部121が開状態の場合の斜視図である。カバー部121は、閉状態では後述の腹部核パーツ130を封止し、開状態では腹部核パーツ130を露出させる。
図4に示されるように、腹部13および腰部14は、連結パーツ191を介して相互に連結される。通常、連結パーツ191は、下面側に設けられた固定部1911により腰部14側に保持されうる。
腹部13は、腹部核パーツ130を含む。腹部核パーツ130は、腹部13中央部において上下方向に上腹部131から下腹部132に亘って延設され、図4に示されるように、腹部13と腰部14とが互いに分離された状態において腰部14側から挿抜自在となっている。
図5は、腹部13の内部構造を示す右側面模式図である。腹部13は、胸部連結パーツ51および回動補助パーツ52を更に含む。胸部連結パーツ51は、腹部核パーツ130両側方に一対配される。回動補助パーツ52は、これら一対の胸部連結パーツ51に対応するように、腹部核パーツ130両側方に一対配される。即ち、腹部核パーツ130の左側方および右側方に、左右一対の胸部連結パーツ51および左右一対の回動補助パーツ52が配される。
図5の拡大模式図に示されるように、回動補助パーツ52は、連結部521、連結部522および凸部523を含む。連結部521は、回動補助パーツ52の基部520の一端部に設けられ、腹部13本体部に対して回動可能に連結される。連結部522は、基部520の他端部に設けられ、詳細については後述とするが、胸部連結パーツ51を回動可能に連結する。また、凸部523は、連結部521と連結部522との間に設けられ、詳細については後述とするが、胸部連結パーツ51の回動領域を規制する。
また、図5の拡大模式図に示されるように、胸部連結パーツ51は、連結部511、連結部512および延設部513を含む。連結部511は、胸部12を回動可能に連結する。連結部512は、腹部13本体部に対して回動可能に連結され、本実施形態では回動補助パーツ52の連結部522に回動可能に連結される。延設部513は、連結部511から連結部512までこれらを接続するように延設される。
このような構造により、腹部核パーツ130の有無に関わらず胸部連結パーツ51により胸部12を腹部13に対して回動可能となり、例えば背屈姿勢にする際に生じうる隣接パーツ間の干渉を回避可能とする。
本実施形態では、連結部512は連結部511よりも前方かつ下方に位置しており、延設部513はL字状に湾曲して設けられる。これにより、胸部連結パーツ51は、胸部12が腹部13に対して後方に回動することを可能とする。
また、連結部512は、腹部13本体部に対する回動領域を制限する規制部5121を含む。本実施形態では、規制部5121は、連結部512から回動補助パーツ52側に延出した形状で設けられる。胸部12が腹部13に対して回動する際、胸部連結パーツ51の回動に伴って規制部5121が凸部523に係止する。これにより、胸部連結パーツ51の腹部13本体部側における回動領域が制限される。この観点で、規制部5121および凸部523は、それぞれ、例えば延出部および係止部と表現されてもよい。このような構造によれば、胸部12と腹部13との間に形成される空間(即ち、胸部12‐腹部13間の内部構造)を外方から見たときの美観が向上可能となる。
図10(A)~図10(C)は、胸部12が腹部13に対して前後方向に回動する際の胸部連結パーツ51および回動補助パーツ52の態様を更に詳細に示す右側面模式図である。図10(A)は、標準姿勢(或いは直立姿勢)の場合の態様を示す。図10(B)は、背屈姿勢の場合(胸部12が腹部13に対して後方に回動した場合)の態様を示す。また、図10(C)は、前屈姿勢の場合(胸部12が腹部13に対して前方に回動した場合)の態様を示す。尚、構造の理解の容易化のため、胸部12のうち連結部511に対して連結された部分の断面構造を破線で図示する。
図10(B)から分かるように、背屈姿勢の場合、標準姿勢(図10(A)参照)から、連結部521を回転軸として連結部522および凸部523は上後方に回動する。これに伴い、連結部511、連結部512および延設部513を含む胸部連結パーツ51全体が上後方に回動することとなる。図中には、これらの回動の態様が矢印で示される。このようにして、胸部12は腹部13に対して後方に回動する。
図10(C)から分かるように、前屈姿勢の場合、標準姿勢(図10(A)参照)から、連結部521、連結部522および凸部523を含む回動補助パーツ52全体の姿勢は実質的に維持される。一方、胸部連結パーツ51については、連結部512を回転軸として連結部511および延設部513が上前方に回動し、胸部連結パーツ51全体が上前方に回動することとなる。図中には、これらの回動の態様が矢印で示される。このようにして、胸部12は腹部13に対して前方に回動する。
前述のとおり、胸部連結パーツ51および回動補助パーツ52のそれぞれは、腹部核パーツ130両側方に左右一対配される。ここで、胸部連結パーツ51および回動補助パーツ52は、左側方及び/又は右側方において、それぞれ個別に変形可能である。即ち、左側の胸部連結パーツ51および回動補助パーツ52は図10(B)の態様及び/又は図10(C)の態様を呈することが可能である。そして、これとは独立して、右側の胸部連結パーツ51および回動補助パーツ52は図10(B)の態様及び/又は図10(C)の態様を呈することが可能である。よって、胸部12は、腹部13に対して略直上に伸びて伸長姿勢をとることも可能であるし、腹部13に対して一側方に回動した側屈姿勢をとることも可能である。
図6は、腹部13の他の内部構造を示す右側面模式図である。前述のとおり、腹部13は上腹部131および下腹部132を含み、上腹部131は下腹部132に対して上下方向に摺動可能に互いに連結される。腹部13は、両側方において、上腹部131を下腹部132に対して摺動可能とする左右一対の摺動部61を含む。
図6の拡大模式図に示されるように、摺動部61は、上腹部131および下腹部132の一方(本実施形態では下腹部132)において凸部611が上下方向に延設され、他方(本実施形態では上腹部131)において凹部612が上下方向に延設され、それらが相互に摺動可能に保持されることで設けられる。本実施形態では、凸部611の両側面には柱状の突起6111が設けられ、凹部612の両側面には上下方向に延びる長孔6121が設けられ、また、突起6111は、対応の長孔6121に摺動可能に嵌合している。このような構造により、下腹部132に対する上腹部131の摺動領域が制限される。
また、本実施形態においては、一対の摺動部61は、上腹部131および下腹部132の間に所定の間隙を形成するように設けられる。これにより、上腹部131は下腹部132に対して揺動可能となっており、例えば背屈姿勢の際には、上腹部131は下腹部132に対して後方に回動可能であり、また、例えば側屈姿勢の際には、上腹部131は下腹部132に対して側方に回動可能である。
図11(A)~図11(C)は、上腹部131が下腹部132に対して上下方向に回動する際の左右一対の摺動部61の態様を更に詳細に示す正面模式図である。図11(A)は、標準姿勢の場合の態様を示す。図11(B)は、伸長姿勢の場合(上腹部131が下腹部132に対して略直上に伸びた姿勢の場合)の態様を示す。また、図11(C)は、側屈姿勢の場合(上腹部131が下腹部132に対して一側方に回動した姿勢の場合)の態様を示す。
図11(B)から分かるように、伸長姿勢の場合、標準姿勢(図11(A)参照)から、上腹部131に設けられた左右一対の長孔6121は、それぞれ、下腹部132に設けられた対応の突起6111に対して上方に移動する。図中には、これらの回動の態様が矢印で示される。このようにして、上腹部131は下腹部132に対して上方に移動する。
図11(C)から分かるように、側屈姿勢の場合、標準姿勢(図11(A)参照)から、上腹部131に設けられた左右一対の長孔6121の一方は、下腹部132に設けられた対応の突起6111に対して上方に移動する。図中には、これらの回動の態様が矢印で示される。このようにして、上腹部131が下腹部132に対して一側方に回動する。
前述のとおり、一対の摺動部61は、上腹部131および下腹部132の間に所定の間隙を形成するように設けられる。例えば、図6にも示されるように、凸部611は、その幅は凹部612の幅より狭くなるように設けられている。これにより、図11(A)~図11(C)では伸長姿勢および側屈姿勢を呈する態様を例示したが、前屈姿勢および背屈姿勢を呈することも可能となる。
上述の関節構造(関節構造ST1とする。)によれば、隣接パーツ間の干渉が生じ易く且つ挿抜自在の腹部核パーツ130を備える人形体1において、胴体部を多様な姿勢に応じて変形可能となる。
図7(A)は、人形体1における胸部12、上腹部131および下腹部132の間の相対移動の態様を示す正面模式図であり、図7(B)は、同態様を示す右側面模式図である。
関節構造ST1によれば、例えば:
胸部12は、上腹部131に対して、矢印A11及び/又はA12に示されるように相対移動が可能であり(図7(A)参照)、即ち、上下方向に移動または左側方もしくは右側方に回動が可能であり;
上腹部131は、下腹部132に対して、矢印A21及び/又はA22に示されるように相対移動が可能であり(図7(A)参照)、即ち、上下方向に移動または左側方もしくは右側方に回動が可能であり;
胸部12は、上腹部131に対して、矢印A31及び/又はA32に示されるように相対移動が可能であり(図7(B)参照)、即ち、上下方向に移動または前方もしくは後方に回動が可能であり;また、
上腹部131は、下腹部132に対して、矢印A41及び/又はA42に示されるように相対移動が可能であり(図7(B)参照)、即ち、上下方向に移動または前方もしくは後方に回動が可能である。
小括すると、本実施形態の一つの側面は、人形体1の関節構造ST1に係り、腹部13は、腹部核パーツ(第1パーツ)130および一対の胸部連結パーツ(第2パーツ)51を含む。腹部核パーツ130は、腹部13中央部において上下方向に延設され、腹部13と腰部14とが互いに分離された状態において腰部14側から挿抜自在に配される。一対の胸部連結パーツ51は、腹部核パーツ130の両側方に配され、胸部12に対して回動可能に連結される。このような関節構造ST1によれば、腹部核パーツ130の有無に関わらず一対の胸部連結パーツ51により胸部12を腹部13に対して回動可能となり、多様な姿勢をとることが可能となり、また、その際に生じうる隣接パーツ間の干渉を回避可能となる。
(人形体の腰部の関節構造)
図8(A)及び図8(B)は、腰部14の内部構造を示す右側面模式図である。ここでは理解の容易化のため、脚部15および連結パーツ191は不図示とする。腰部14は、腰部後方部パーツ141、腰部前方部パーツ142および腰部中央部パーツ143を含む。
腰部後方部パーツ141は、腰部14の後方部を形成し、脚部15を回動可能に連結する。腰部後方部パーツ141に対する脚部15の回動軸を軸AX1とする。
腰部前方部パーツ142は、腰部14の前方部を形成し、腰部後方部パーツ141に対して前方に回動可能に連結される。腰部後方部パーツ141に対する腰部前方部パーツ142の回動軸を軸AX2とする。
腰部中央部パーツ143は、腰部14の中央部を形成し、腰部前方部パーツ142に対して上方に回動可能に連結される。腰部前方部パーツ142に対する腰部中央部パーツ143の回動軸を軸AX3とする。
図8(A)及び図8(B)から分かるように、腰部後方部パーツ141、腰部前方部パーツ142および腰部中央部パーツ143は、側面視において(左右方向で見た場合)、部分的に重なりつつ下方から上方に順に並ぶように配される。図8(B)の状態によれば、腰部後方部パーツ141に対して腰部前方部パーツ142が前方に回動し、腰部前方部パーツ142に対して腰部中央部パーツ143が上方に回動し、図8(A)の状態に対して腰部中央部パーツ143が上方に移動する形となる。これに伴い胸部12および腹部13が上方に移動する。
腰部後方部パーツ141に対する腰部前方部パーツ142の回動軸AX2は、腰部後方部パーツ141に対する脚部15の回動軸AX1よりも前方に位置する。また、腰部前方部パーツ142に対する腰部中央部パーツ143の回動軸AX3は、回動軸AX1よりも後方に位置する。これ/これらにより、違和感のない変形を呈することが可能となると共に隣接パーツ間の干渉を回避可能となる。例えば、図8(B)の状態では、例えばカバー部121は、腰部前方部パーツ142に干渉することなく開閉可能となる。
本実施形態では、腰部後方部パーツ141は、腰部前方部パーツ142の回動領域を制限する規制部1411を含む。規制部1411は、腰部後方部パーツ141の内壁が陥凹した形状で設けられる。腰部前方部パーツ142と共に回動する腰部中央部パーツ143が規制部1411に係止することにより、腰部前方部パーツ142は、腰部後方部パーツ141に対して所定量だけ前方に回動可能となっている。
図9は、腰部14の内部構造を示す上面模式図である。ここでは理解の容易化のため、連結パーツ191は不図示とする。また、内部構造の詳細を示すため、腰部中央部パーツ143のうち左側方部(図中の右側の一部)を不図示とする。腰部中央部パーツ143には開口OP1が設けられており、連結パーツ191の固定部1911(図4参照)は、この開口OP1に嵌合する。腰部14は、腰部周辺部パーツ144および腰部周辺部連結パーツ145を更に含む。
腰部周辺部パーツ144は、草摺、脇楯、佩楯あるいは膝鎧に相当する部位を形成し、腰部中央部パーツ143に対して脚部15を外方から覆うように設けられる。本実施形態では、腰部周辺部パーツ144は、脚部15の前方、後方および外側側方のそれぞれに対して個別に設けられる。
腰部周辺部連結パーツ145は、腰部周辺部パーツ144を腰部中央部パーツ143に対して揺動可能に連結する。腰部周辺部連結パーツ145は、前方部延設パーツ1451、後方部延設パーツ1452および側方部延設パーツ1453を含む。
前方部延設パーツ(第1延設パーツ)1451は、腰部中央部パーツ143の側方前方部から外側側方に延設され、この側方前方部に対して回動可能に連結される。腰部中央部パーツ143に対する前方部延設パーツ1451の回動軸を軸AX21とする。
後方部延設パーツ(第2延設パーツ)1452は、腰部中央部パーツ143の側方後方部から外側側方に延設され、この側方後方部に対して回動可能に連結される。腰部中央部パーツ143に対する後方部延設パーツ1452の回動軸を軸AX22とする。
側方部延設パーツ(第3延設パーツ)1453は、前方部延設パーツ1451と後方部延設パーツ1452とを接続し、それらに対して回動可能に連結される。前方部延設パーツ1451に対する側方部延設パーツ1453の回動軸を軸AX23とし、後方部延設パーツ1452に対する側方部延設パーツ1453の回動軸を軸AX24とする。
このような構造によれば、側方部延設パーツ1453は、前方部延設パーツ1451及び後方部延設パーツ1452が腰部中央部パーツ143に対して回動することにより、前後方向に移動することが可能となる。これに伴い、腰部周辺部連結パーツ145により腰部中央部パーツ143に対して揺動可能に連結された腰部周辺部パーツ144も前後方向に移動可能となる。よって、このような構造によれば、腰部周辺部パーツ144は、脚部15の姿勢に関わらず多様な姿勢をとることが可能となる。
本実施形態においては、脚部15の前方に設けられた腰部周辺部パーツ144は、前方部延設パーツ1451に揺動可能に連結される。また、脚部15の後方に設けられた腰部周辺部パーツ144は、後方部延設パーツ1452に揺動可能に連結され、また、脚部15の外側側方に設けられた腰部周辺部パーツ144は、側方部延設パーツ1453に揺動可能に連結される。これにより、個々の腰部周辺部パーツ144は、脚部15の姿勢に関わらず多様な姿勢をとることが可能となる。
本実施形態においては、前方部延設パーツ1451、後方部延設パーツ1452および側方部延設パーツ1453の其々に、腰部周辺部パーツ144を固定するための固定部146が設けられる。固定部146は、腰部周辺部連結パーツ145側(前方部延設パーツ1451、後方部延設パーツ1452または側方部延設パーツ1453の側)において揺動可能に連結されている。このような構造により、固定部146に固定された個々の腰部周辺部パーツ144は、腰部周辺部連結パーツ145に対して揺動可能となっている。尚、固定部146は、腰部周辺部パーツ144を把持ないし保持するため、把持部、保持部等とも表現可能である。
図12(A)~図12(C)は、腰部周辺部連結パーツ145の変形の態様を更に詳細に示す上面模式図である。図12(A)は、標準姿勢の場合の態様を示す。図12(B)は、側方部延設パーツ1453が前方に移動した場合の態様を示す。また、図12(B)は、側方部延設パーツ1453が後方に移動した場合の態様を示す。
図12(B)から分かるように、側方部延設パーツ1453が前方に移動した場合、標準姿勢(図12(A)参照)から、前方部延設パーツ1451が軸AX21を回動軸として前方に回動し、後方部延設パーツ1452が軸AX22を回動軸として前方に回動する。図中には、これらの回動の態様が矢印で示される。このようにして、前方部延設パーツ1451、後方部延設パーツ1452および側方部延設パーツ1453は、それぞれ、腰部中央部パーツ143に対して前方に相対移動する。
図12(C)から分かるように、側方部延設パーツ1453が後方に移動した場合、標準姿勢(図12(A)参照)から、前方部延設パーツ1451が軸AX21を回動軸として後方に回動し、後方部延設パーツ1452が軸AX22を回動軸として後方に回動する。図中には、これらの回動の態様が矢印で示される。このようにして、前方部延設パーツ1451、後方部延設パーツ1452および側方部延設パーツ1453は、それぞれ、腰部中央部パーツ143に対して後方に相対移動する。
上述の関節構造(関節構造ST2とする。)によれば、隣接パーツ間の干渉が生じ易い人形体1において、胴体部を多様な姿勢に応じて変形可能となる。
小括すると、本実施形態の他の側面は、人形体1の関節構造ST2に係り、腰部14は、腰部後方部パーツ(第1パーツ)141、腰部前方部パーツ(第2パーツ)142および腰部中央部パーツ(第3パーツ)143を含む。腰部後方部パーツ141は、腰部14の後方部を形成し、脚部15を回動可能に連結する。腰部前方部パーツ142は、腰部14の前方部を形成し、腰部後方部パーツ141に対して前方に回動可能に連結される。腰部中央部パーツ143は、腰部14の中央部を形成し、腰部前方部パーツ142に対して上方に回動可能に連結される。このような関節構造ST2によれば、脚部15の位置に関わらず腰部後方部パーツ141に対して腰部前方部パーツ142及び腰部中央部パーツ143を回動可能となり、多様な姿勢をとることが可能となり、また、その際に生じうる隣接パーツ間の干渉を回避可能となる。
(総括)
以上の実施形態によれば、人形体1は、個々の部位パーツが直接的/間接的に相互に連結されて構成され、それら複数のパーツのうち少なくとも2つは相対的に相互に回動可能に連結される。このような構成において、該連結を実現するパーツを実施形態に例示された構造にすることにより、人形体1は、多様な姿勢をとることが可能となると共に、その際に生じうる隣接パーツ間の干渉を回避可能となる。
上述の実施形態で説明された個々のパーツの概念には、ユーザが分解可能な最小単位のものの他、それらを2以上組み合わせて成るものも含まれるものとする。よって、個々のパーツは、2以上のパーツ(構成パーツ)が直接的/間接的に相互に接続されて構成されうる。パーツ間の接続の概念には、一方のパーツを他方のパーツに対して取り付けること、連結すること、固定すること等、多様な接続態様が含まれうる。よって、本発明は、その表現に厳密に限定されるものではない(該表現は同様の表現に置換え可能とする。)。同様の趣旨で、「パーツ」という表現は、「部品(component, piece)」、「部材(member)」、「構造体(structure)」、「組立体(assembly)」等に置換されてもよいし、或いは省略されてもよい。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
1:人形体、12:胸部、13:腹部、14:腰部、15:脚部、141:第1パーツ(腰部後方部パーツ)、142:第2パーツ(腰部前方部パーツ)、143:第3パーツ(腰部中央部パーツ)。

Claims (8)

  1. 腹部と、脚部と、それらを連結する腰部とを備える人形体の関節構造であって、
    前記腰部は、
    前記腰部の後方部を形成する第1パーツであって、前記脚部を回動可能に連結する第1パーツと、
    前記腰部の前方部を形成する第2パーツであって、前記第1パーツに対して前方に回動可能に連結された第2パーツと、
    前記腰部の中央部を形成する第3パーツであって、前記第2パーツに対して上方に回動可能に連結された第3パーツと、
    を含む
    関節構造。
  2. 前記腰部は、前記第3パーツに対して前記脚部を外方から覆うように設けられた第4パーツを更に含む
    請求項1記載の関節構造。
  3. 前記第4パーツは、前記脚部の前方、後方および外側側方のそれぞれに対して個別に設けられている
    請求項2記載の関節構造。
  4. 前記腰部は、前記第4パーツを前記第3パーツに対して揺動可能に連結する第5パーツを更に含む
    請求項3記載の関節構造。
  5. 前記第5パーツは、
    前記第3パーツの側方前方部から外側側方に延設され且つ該側方前方部に対して回動可能に連結された第1延設パーツと、
    前記第3パーツの側方後方部から外側側方に延設され且つ該側方後方部に対して回動可能に連結された第2延設パーツと、
    前記第1延設パーツと前記第2延設パーツとを接続し且つそれらに対して回動可能に連結された第3延設パーツと、
    を含む
    請求項4記載の関節構造。
  6. 前記脚部の前方に設けられた前記第4パーツは、前記第1延設パーツに揺動可能に連結され、
    前記脚部の後方に設けられた前記第4パーツは、前記第2延設パーツに揺動可能に連結され、
    前記脚部の外側側方に設けられた前記第4パーツは、前記第3延設パーツに揺動可能に連結されている
    請求項5記載の関節構造。
  7. 前記第1パーツに対する前記第2パーツの回動軸は、前記第1パーツに対する前記脚部の回動軸よりも前方に位置する
    請求項1から請求項6の何れか1項記載の関節構造。
  8. 前記第2パーツに対する前記第3パーツの回動軸は、前記第1パーツに対する前記脚部の回動軸よりも後方に位置する
    請求項1から請求項7の何れか1項記載の関節構造。
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