JP2020066529A - 腰部補助装置及び腰部補助装置用付勢装置 - Google Patents

腰部補助装置及び腰部補助装置用付勢装置 Download PDF

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Abstract

【課題】より小型の腰部補助装置によって補助効果を得ることを目的とする。【解決手段】人体の腰部の側方に取付けられる第1部材と人体の腰部の側方かつ第1部材の下方側に取付けられる第2部材と第1部材の下端側と第2部材の上方側を人体の腰部の前後方向の回転運動に従動して回転可能に取付ける第1取付け手段と、第1部材の上端側と第2部材の下端側とに取付けられ、人体の腰部の前方への回転に対して反発する付勢手段と、第1部材の上端側に取付けられ、人体の上体を支える上体支持部と、第2部材の下端側にそれぞれ取付けられ、人体の下肢を前方から支える下肢支持部と、第2部材の下端側と下肢支持部の上端側とを、それぞれ人体の下肢の幅方向外側への開脚運動に従動して回転可能に取付ける第2取付け手段と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、腰部補助装置及び腰部補助装置用付勢装置に関する。
下記特許文献1には、装着者の腰部を補助することで当該装着者の中腰姿勢での作業を補助する腰部補助装置が開示されている。この腰部補助装置は、装着者の腰部の後方側に配置されるケーシングを備えており、このケーシング内には、圧縮コイルスプリングが配置されている。そして、装着者が中腰の姿勢となった際に、ケーシング内に配置された圧縮コイルスプリングが圧縮されて、この圧縮された圧縮コイルスプリングの付勢力によって、装着者の中腰姿勢での作業が補助されるようになっている。
特開2009−23828号公報
ところで、装着者の身体に装着される腰部補助装置及び腰部補助装置用付勢装置には、より小型の装置によって補助効果を得ることが望まれる。
本発明は上記事実を考慮し、装置の小型化を図ることができる腰部補助装置及び腰部補助装置用付勢装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の腰部補助装置は、人体の腰部の側方に取付けられる左右一対の第1部材と、人体の腰部の側方かつ前記第1部材の下方側に取付けられる左右一対の第2部材と、前記第1部材の下端側と前記第2部材の上方側を人体の腰部の前後方向の回転運動に従動して回転可能に取付ける左右一対の第1取付け手段と、前記第1部材の上端側と前記第2部材の下端側とに取付けられ、人体の腰部の前方への回転に対して反発する左右一対の付勢手段と、前記左右一対の第1部材の上端側に取付けられ、人体の上体を支える上体支持部と、前記左右一対の第2部材の下端側にそれぞれ取付けられ、人体の下肢を前方から支える左右一対の下肢支持部と、前記第2部材の下端側と前記下肢支持部の上端側とを、それぞれ人体の下肢の幅方向外側への開脚運動に従動して回転可能に取付ける左右一対の第2取付け手段と、を有している。
請求項1記載の腰部補助装置によれば、装着した装着者の上体が前傾されると、腰部の回転軸に合わせて第1部材と第2部材とが第1取付け手段を軸に回転する。すると、付勢手段による付勢力が下肢支持部と上体支持部とに作用する。これにより、装着者の上体が引き起こされる方向に補助される。また、さらに装着者が開脚して屈んだ際には、第2取付け手段によって、下肢支持部が人体側方へと開く。これにより、下肢支持部が装着者の下肢の内側へ食い込むことが抑制される。
請求項2記載の腰部補助装置は、請求項1に記載の腰部補助装置において、前記第1取付け手段は、前記第1部材と前記付勢手段との取付け位置と、前記第2部材と前記付勢手段との取付け位置とを結ぶ直線よりも人体後方側に配置されている。
請求項2記載の腰部補助装置によれば、装着者の上体が前傾された際、付勢手段に作用する圧縮力と、付勢手段による付勢力の方向とが一致されやすくなる。そのため、付勢手段により装着者に伝えられる付勢力の損失が抑制される。
請求項3記載の腰部補助装置は、請求項1に記載の腰部補助装置において、前記上体支持部は、前記人体の上半身の前方に配置され、前記人体の上体を前方から支える。
請求項3記載の腰部補助装置によれば、装着者の上体が前傾した際、上体支持部が装着者に密着した状態で上体が支持される。これにより、上体支持部が上体の後方に位置する構造と比較して、上体支持部から装着者の上体への付勢力の伝達効率が向上する。
請求項4記載の腰部補助装置は、請求項1に記載の腰部補助装置において、前記上体支持部は、前記左右一対の第1部材の上端部から、人体前方へと配設された左右一対の下側支持部を有し、前記下側支持部は、装着した人体が屈んだ際に、前記下肢支持部と干渉しないように、人体後方側に凸部を有して湾曲している。
請求項4記載の腰部補助装置によれば、装着者が屈んだ際に、下側支持部と下肢支持部とが干渉しないようになっている。これにより、装着者の腰部の可動範囲が広がる。
請求項5記載の腰部補助装置は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の腰部補助装置において、前記上体支持部は、人体の大胸筋の上部を幅方向に亘って支える大胸筋支持部を備え、前記大胸筋支持部は、人体の上半身の左右方向への捻り運動に従動して回転可能に取付けられている。
請求項5記載の腰部補助装置によれば、装着者が前傾した際に、人体の大胸筋の上部が幅広く支持される。また、装着者の上体が捻られた(すなわち、上体が側方に回転された)際に、大胸筋が上体の捻りに従動して回動する大胸筋支持部によって支持される。
請求項6記載の腰部補助装置は、請求項5項に記載の腰部補助装置において、前記大胸筋支持部は、上下方向に移動可能に取付けられている。
請求項6記載の腰部補助装置によれば、装着者の体形に合わせて、大胸筋支持部が上下方向に移動されることができる。
請求項7記載の腰部補助装置は、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の腰部補助装置において、前記左右一対の第1部材は、人体腰部の後方側に配設され、前記左右一対の第1部材を着脱可能につなぐ第1取付け用部材を有する。
請求項7記載の腰部補助装置によれば、第1取付け用部材によって、装着者の腰部と腰部補助装置が密着される。これにより、装着者の所望の位置に腰部補助装置が装着される。
請求項8記載の腰部補助装置は、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の腰部補助装置において、前記左右一対の第1部材は、人体臀部の後方下側に配設され、前記左右一対の第1部材を着脱可能につなぐ第2取付け用部材を有する。
請求項8記載の腰部補助装置によれば、第2取付け用部材によって、装着者の臀部の下側と補助装置が密着される。これにより、装着者の所望の位置に腰部補助装置が装着される。
請求項9記載の腰部補助装置は、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の腰部補助装置において、前記第1部材は、前記第1取付け手段から前記第1部材と前記付勢手段との取付け箇所までの距離が可変である。
請求項9記載の腰部補助装置によれば、前記第1取付け手段から前記第1部材と前記付勢手段との取付け箇所までの距離を調節することにより、装着者の上体を引き起こす方向へ作用する付勢力の特性を調節することができる。
請求項10記載の腰部補助装置は、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の腰部補助装置において、前記第2部材は、前記第2部材における前記第1取付け手段から前記第2部材と前記下肢支持部との取付け箇所までの距離が可変である。
請求項10記載の腰部補助装置によれば、前記第2部材における前記第1取付け手段から前記第2部材と前記下肢支持部との取付け箇所までの距離を調節することにより、装着者の上体を引き起こす方向へ作用する付勢力の特性を調節することができる。
請求項11記載の腰部補助装置は、請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の腰部補助装置において、前記第1部材と前記付勢手段との取付け位置は、人体前後方向に移動可能である。
請求項11記載の腰部補助装置によれば、前記第1部材と前記付勢手段との取付け箇所を人体前後方向に調節することにより、装着者の上体を引き起こす方向へ作用する付勢力の特性を調節することができる。
請求項12記載の腰部補助装置は、請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の腰部補助装置において、前記第2部材と前記付勢手段との取付け位置は、人体前後方向に移動可能である。
請求項12記載の腰部補助装置によれば、前記第2部材と前記付勢手段との取付け箇所を人体前後方向に調節することにより、装着者の上体を引き起こす方向へ作用する付勢力の特性を調節することができる。
請求項13記載の腰部補助装置は、請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載の腰部補助装置において、前記下肢支持部は、前記第2取付け手段の下側に、人体の下肢の前方への移動に従動して、前記下肢支持部の下側を前記下肢支持部の上側に対して人体前方向に回転可能に取り付ける第3の取付け手段と、前記第3の取付け手段における回転をロックするためのロック機構と、を有する。
請求項13記載の腰部補助装置によれば、付勢手段によって発生する付勢力の下肢支持部への伝達有無を調節することができる。
請求項14記載の腰部補助装置用付勢装置は、人体の腰部の側方に取付けられる第1部材と、人体の腰部の側方かつ前記第1部材の下方側に取付けられる第2部材と、前記第1部材の下端側と前記第2部材の上方側を人体の腰部の前後方向の回転運動に従動して回転可能に取付ける第1取付け手段と、前記第1部材の上端側と前記第2部材の下端側とに取付けられ、人体の腰部の前方への回転に対して反発する付勢手段と、前記第2部材における前記第1取付け手段の下側へ設けられ、人体の側方へ回転可能に取付けられる回転軸と、を有する。
請求項14記載の腰部補助装置用付勢装置によれば、装着者の上体の前傾による腰部の回転動作に合わせて、第1部材と第2部材とが回動される。すると、取り付けられた付勢手段によって、第1部材と第2部材とに付勢力が作用される。これにより、装着者の上体の前傾に対して、腰部補助装置に作用させるための付勢力の供給が可能となる。
請求項15記載の腰部補助装置用付勢装置は、請求項14に記載の腰部補助装置用付勢装置において、前記第1取付け手段は、前記第1部材と前記付勢手段との取付け位置と、前記第2部材と前記付勢手段との取付け位置と、を結ぶ直線よりも人体後方側に配置されている。
請求項15記載の腰部補助装置用付勢装置によれば、装着者の上体が前傾された際、付勢手段に作用する圧縮力と、付勢手段による付勢力の方向とが一致されやすくなる。そのため、腰部補助装置に伝えられる付勢力の損失が抑制される。
本発明に係る腰部補助装置及び腰部補助装置用付勢装置は、装置の小型化を図ることができるという優れた効果を有する。
第1実施形態に係る腰部補助装置を装着した装着者を示す側面図である。 第1実施形態に係る腰部補助装置における大胸筋支持部及び取り付け位置を示す拡大図である。 第1実施形態に係る腰部補助装置を示す斜視図である。 第1実施形態に係る腰部補助装置の側方の長さが調節される様子を示す正面図である。 第1実施形態に係る腰部補助装置を示す正面図である。 第1実施形態に係る腰部補助装置の詳細を示す側面図である。 第1実施形態に係る腰部補助装置上下方向の長さが調節される様子を示す側面図である。 第1実施形態に係る腰部補助装置の腰部支持部を模式的に示す側面図である。 第1実施形態に係る腰部補助装置による反発力の特性を示すグラフである。 第1実施形態に係る腰部補助装置によって装着者に作用する反発力を模式的に示す側面図である。 第1実施形態に係る腰部補助装置を装着した装着者が屈んだ様子を示す側面図である。 第2実施形態に係る腰部補助装置における下肢支持部の動きを示す側面図である。 第2実施形態に係る腰部補助装置におけるロック機構を拡大して示す側面図である。 第2実施形態に係る腰部補助装置におけるロック機構を内側からの視点で拡大して示す側面図である。 第3実施形態に係る腰部補助装置の詳細を示す側面図である。 第4実施形態に係る腰部補助装置におけるロック機構を拡大して示す斜視図である。 第4実施形態に係る腰部補助装置におけるロック解除状態のロック機構を拡大して示す側面図である。 第4実施形態に係る腰部補助装置におけるロック状態のロック機構を拡大して示す側面図である。 比較例に係る腰部補助装置の腰部支持部を拡大して示す側面図である。
本発明の各実施形態に係る腰部補助装置について説明する。なお、以下の説明においては、腰部補助装置を装着している状態でかつ直立した状態の装着者から見た前後方向前方側を矢印FRで示し、右側及び左側をそれぞれ矢印RH及び矢印LHで示し、上下方向上側を矢印UPで示す。また、以下の説明で、単に前後、左右、上下の方向を示す場合は、腰部補助装置を装着している状態でかつ直立した状態の装着者から見た前後、左右、上下を示すものとする。また、本実施形態においては、構造上、左右一対の部品があるため、左側の部品番号の末尾にLを付し、右側の部品番号の末尾にRを付す。以下の説明においては、適宜左側の部品(L)について説明し、重複する右側の部品(R)の説明を省略する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る腰部補助装置10について図1〜図11を用いて説明する。
[腰部補助装置10]
図1に示されるように、腰部補助装置10は、装着者Pの体に装着される。腰部補助装置10は、装着者Pの上体に対応する上体支持部12と、腰部に対応する腰部支持部14と、下肢に対応する下肢支持部16と、を含んで構成される。以下、詳細な構成について説明する。
[上体支持部12]
図1に示されるように、上体支持部12は、装着者の上体の前方に配置される。また、図2に示されるように、この上体支持部12は、T字状に形成された大胸筋支持部18と、上下方向に延びる柱状の上体支持柱20と、装着者Pの下腹部から腰部の側方までに配置される左右一対のフレーム28L、28Rと、を含んで構成される。
大胸筋支持部18は、左右の大胸筋の上部(P1)を前方から支える上側支持部22と、左右の大胸筋の中央部分を上下方向に亘って前方から支える下側支持部24と、を含んで構成される。なお、上側支持部22は、装着者Pの上体の左右方向のひねりに合わせて左右方向に回転可能に下側支持部24の上端に取り付けられている。また、上側支持部22及び下側支持部24は、それぞれ緩衝用のクッション26によって周囲が覆われている。大胸筋支持部18の下端は上体支持柱20の上端に接続されている。この上体支持柱20は、大胸筋支持部18の下端から、装着者の下腹部に対応する箇所までに亘って配置されている。
図1及び図3に示されるように、フレーム28Lは、装着者Pの下腹部から腰部の側方に対応する箇所まで腰部の外周に沿って湾曲したフレーム上部32Lと、腰部側方において人体後方側に凸部を有して湾曲した湾曲部34Lと、を含んで構成される。
図4に示されるように、フレーム28L及びフレーム28Rは、装着者Pの幅方向に伸縮可能な構造となっている。なお、図4(A)には、フレーム28Lとフレーム28Rとの距離がL3の長さに収縮された状態が、図4(B)には、フレーム28Lとフレーム28Rとの距離がL4の長さに伸長された状態が、それぞれ示されている。
上体支持柱20におけるフレーム28L側の端部には、幅調節部58Lが設けられている。この幅調節部58Lはフレーム28Lの外形に合わせた空洞が形成されている。この空洞にフレーム28Lが挿通されることで、フレーム28L自体が幅方向に移動可能な構造となっている。さらに、この幅調節部58Lには、幅調節部58Lと挿通されたフレーム28Lとを位置決めするピン60Lが備えられている。このピン60Lが、幅調節部58Lとフレーム28Lとの相対的な位置関係を決定することで、フレーム28Lの幅方向の位置が調節可能となっている。
[腰部支持部14]
図3に示されるように、上体支持部12の下側には、左右一対の腰部支持部14L、14Rが配置されている。腰部支持部14L、14R(腰部補助装置用付勢装置に相当)は、上体支持部12におけるフレーム28L、28Rの下側に配置される。
図7に示されるように、上体支持柱20は、装着者Pの上下方向に移動(伸縮)可能な構造となっている。図7(A)には、上体支持柱20の長さがL1に収縮された状態が、図7(B)には上体支持柱20の長さがL2に伸長された状態が示されている。上体支持柱20における、大胸筋支持部18側の端部は、大胸筋支持部18の下端の外形に合わせた空洞が形成されている。大胸筋支持部18の下端側がこの空洞に挿通されることで、大胸筋支持部18自体が上下方向に移動可能な構造となっている。さらに、この空洞の外周部には、上体支持柱20と挿通された大胸筋支持部18の下端側とを位置決めするピン61が備えられている。このピン61が、上体支持柱20と大胸筋支持部18との相対的な位置関係を決定することで、大胸筋支持部18の位置が高さ方向に調節可能となっている。
ここで、図6に示されるように、腰部支持部14Lは、フレーム28Lの下端側に取付けられた第1部材36Lと、この第1部材36Lの下端側に取付けられる第2部材38Lと、第1部材36Lの上端側と第2部材38Lの下端側とに亘って取付けられる付勢手段としてのガススプリング40Lと、を含んで構成されている。
第1部材36Lは、装着者Pの腰部側方において、後方の上方側と前方の下側とに長手方向を有した形状となっている。この第1部材36Lにおける上端部前側には、ガススプリング40Lの上端部が左右方向を軸芯として回転可能に取付けられるための上側取付け部42Lが設けられている。また、第1部材36Lにおける、上側取付け部42Lの下側には、フレーム28Lの下端が固定されている。さらに、第1部材36Lにおける下端部前側には、第1取付け部44L(第1取付け手段に相当)が設けられている。この第1取付け部44Lには、第2部材38Lが装着者の左右方向を軸芯として回転可能に取付けられている。なお、この第1取付け部44Lは、装着者Pによって腰部が前後方向へ回転運動をした際の中心に対応する箇所に形成されるようになっている。
第2部材38Lは、上端側が第1取付け部44Lにおいて第1部材36Lと回転可能に支持されている。また、第2部材38Lの前方の下側には、第2取付け部46Lが設けられている。この第2取付け部46Lには、ガススプリング40Lの下端部が、装着者の左右方向を軸芯として回転可能に取付けられている。なお、この第2取付け部46Lは、装着者Pが下肢を側方へ開脚した際の、股関節の回転軸に対応する箇所に形成されるようになっている。
図1に示されるように、第1部材36Lにおける上側取付け部42Lと第1取付け部44Lとの間には、腰ベルト54(第1取付け用部材に相当)と尻ベルト56(第2取付け用部材に相当)とが備えられている。腰ベルト54は、第1部材36Lを起点に、装着者Pの腰部の後方へと配設され、さらに対となる第1部材36Rへと配設され、着脱可能に取り付けられている。また、この腰ベルト54は、第1部材36Rから、さらに装着者Pの腰部の前方へと配設されて、再び第1部材36Lへと配設されている。また、この腰ベルト54は、長さ調節が可能となっている。腰ベルト54の長さが調節されることで、装着者の腰部への腰部支持部14L及び14Rの確実な装着が補助される。
腰ベルト54の下側に設けられた尻ベルト56は、第1部材36Lを起点に、装着者Pの臀部の後方下側へと配設され、さらに対となる第1部材36Rへと配設されて、着脱可能に取り付けられている。また、この尻ベルト56も、腰ベルト54と同様に長さ調節が可能となっている。尻ベルト56の長さが調節されることで、腰部支持部14L及び14Rが、装着者Pの腰部に対して上下方向の位置が調節される。さらに、この尻ベルト56を調節することで、後述する装着者が屈んだ姿勢をとった際に、腰部補助装置10の位置が上下にずれることが抑制される。これにより、例えば、装着者Pが屈伸運動を繰り返す動作を行った場合にも、腰部補助装置10の上下方向への位置ずれが抑制される。
[下肢支持部16]
図3及び図6に示されるように、左右一対の腰部支持部14L、14Rの下側には、それぞれ左右一対の下肢支持部16L、16Rが配置されている。以下、装着者Pにおける左側の下肢支持部16Lの詳細について説明する。
図6に示されるように、下肢支持部16は、第2部材38Lの下側に回転可能に接続された接続部48Lと、48Lの下側に備えられた下肢フレーム50Lと、下肢フレーム50Lの下端側に備えられた大腿支持部52Lとを含んで構成されている。ここで、下肢支持部16と第2部材38Lとの取付け箇所49Lは、第2取り付け手段に相当する。この取付け箇所49Lは、装着者Pの下肢が、股関節から外側に開脚された際に、この開脚を許容する方向に回転される。すなわち、取付け箇所49Lは、側面視において、装着者Pの股関節に対応する高さに配置される。
図1に示されるように、下肢フレーム50Lは、腰部支持部14Lの下側である装着者の大腿の付け根の側方から、下前方へと延びている。さらに、この下肢フレーム50Lは、下端側が装着者の大腿の前方へと配置されるように湾曲している。下肢フレーム50Lの下端には、装着者の大腿前側を、前方から支える大腿支持部52が備えられている。
[装着方法]
腰部補助装置10は、直立した状態の装着者Pの前方から装着者Pの前面へと装着される。装着時には、フレーム28L、28Rの幅が適宜調整され、装着者Pの体の幅に適した幅とされる。これにより、大腿支持部52L、52Rが、それぞれ装着者Pの大腿の前部に配置される。また、同様に大胸筋支持部18も上下方向の位置が適宜調節され、装着者Pの大胸筋の上部に配置される。
腰ベルト54及び尻ベルト56は、装着前の状態においては、一端が第1部材36Rから離脱された状態とされる。そして、装着時には、腰部支持部14が装着者の腰部の側方の所望の位置に配置された状態で、腰ベルト54が装着者の第1部材36Rへと引き回される。さらに、腰ベルト54が装着者の腰部の前方から第1部材36Lへと取付けられる。ここで、腰ベルト54の長さが調節されることで、腰部補助装置10が装着者Pに固定される。
なお、装着者Pが直立した状態において、ガススプリング40Lは、若干圧縮され、付勢力を蓄えた状態となるように構成されている。このような構成により、大胸筋支持部18と、腰ベルト54と、大腿支持部52とが、それぞれ装着者Pの体へと押し付けられる。そのため、装着者Pと腰部補助装置10とが密着して外れにくくなる。
また、装着動作時において、腰部補助装置10を装着者Pの体形に合わせて調節する動作が必要となる場合があるが、この際に、別途設けた装着用ベルト(不図示)を使用することができる。この装着用ベルトは、腰部補助装置10の所望の箇所(例えばフレーム28)に設けることができる。この装着用ベルトが、装着者Pの首の後ろ側に引っ掛けられることで、腰部補助装置10の装着動作又は調節動作が補助される。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
装着者Pが、図1に示されるように直立した状態から前傾すると、ガススプリング40により発生した付勢力が、装着者Pの上体を起こす方向の力となって作用する。具体的には、装着者Pが前傾姿勢をとると、ガススプリング40により発生した付勢力が、腰部支持部14を介して上体支持部12及び下肢支持部16へと伝達される。上体支持部12へ伝達された付勢力は、大胸筋支持部18によって、装着者Pの上体の前側を、後方へ押す方向へと作用する。また、下肢支持部16へと伝達された付勢力は、大腿支持部52によって、装着者Pの大腿の前側を、後方へと押す方向へと作用する。これにより、装着者Pの体は、前傾姿勢から直立姿勢へと戻される方向の力を受けることとなる。
なお、大胸筋支持部18の上側支持部22は、装着者Pの上体の左右方向へのひねりに応じて回転可能となっている。そのため、前傾した装着者Pの上体が左右方向へひねられていた場合においても、上側支持部22によって、左右いずれかの上体(大胸筋)に均等に力が加えられる。したがって、例えば、装着者Pが片手で地面から物を拾うような動作をした場合でも、左右方向にひねられた装着者Pの上体に、適切に力が加えられる。
ここで、装着者Pが前傾姿勢をとった際の腰部支持部14の作用の詳細について、図8を用いて説明する。図8には、腰部支持部14を模式化した腰部支持部14Sが示されている。また、腰部支持部14Sには、それぞれ模式化された第1部材36S、第2部材38S、上側取付け部42S、第1取付け部44S、及び、第2取付け部46S、が示されている。
図8に示されるように、第1取付け部44Sは、上側取付け部42Sと第2取付け部46Sとを結ぶ直線よりも後方側に設けられている。また、ガススプリング40は、第1部材36Sと第1取付け部44Sと第二部材38Sとが成す直線に対し、若干前傾するように配置されている。ここで、装着者Pが前傾すると、第1部材36Sが第1取付け部44Sを起点に第2部材38Sに対して矢印Aの方向へと回転する。これにより、上側取付け部42Sと第2取付け部46Sとの距離が短くなる。その結果、ガススプリング40が圧縮される。
図9のグラフにおけるG1には、腰部補助装置10における、左右何れかのガススプリング40の傾きとガススプリング40により発生する付勢力との関係が示されている。例えば、図8におけるガススプリング40の傾きが0°〜60°までの場合、ガススプリング40によって発生される付勢力は徐々に大きくなる。しかしながら、傾きが60°〜108°までの領域では、徐々に付勢力の上昇率(変化率)が鈍くなる。また、G2には、腰部補助装置10における、左右両方の第1部材36の傾きが同一の場合の、左右両側のガススプリング40により発生する付勢力の合計の関係が同様に示されている。
図10には、装着者Pが腰部補助装置10を装着した状態で、前傾した際に受ける付勢力と前傾角度との関係が示されている。装着者Pの上体が矢印Aの方向に傾斜すると、傾斜角度が0°〜60°まで(図中N1の範囲)は、装着者Pにかかる付勢力(状態を起こす力)が徐々に大きくなる。また傾斜角度が60°〜125°まで(図中N2の範囲)は、装着者Pにかかる付勢力は、あまり変化しない。
なお、このN1及びN2の範囲は、第1部材36の上下方向の長さ、第2部材38の上下方向の長さ、上側取付け部42と第1取付け部44と第2取付け部46との配置関係、ガススプリング40の傾斜状態を変化させることで、自在に設計することができる。また、ガススプリング40のバネ定数を変化させることで、付勢力の大きさそのものを変化させることができる。
これにより、想定される装着者Pの動きや負荷に合わせて、最適な付勢力を発生する腰部補助装置10を得ることができる。
図11には、腰部補助装置10を装着した状態の装着者Pが、大腿を閉じたままで屈んだ状態が示されている。装着者Pによって、このような姿勢がとられると、大腿と下腹部との距離が近くなる。ここれにより、下肢支持部16Lにおける大腿支持部52Lとフレーム28Lとの距離が近づいた場合、互いに干渉する恐れがある。しかしながら、フレーム28Lは人体後方側に凸部を有して湾曲しているので、大腿支持部52Lとフレーム28Lとの距離が近くなり過ぎないようになっている。そのため、大腿支持部52Lとフレーム28Lとが接触することによる大腿の可動範囲の制限を、抑制することができる。
また、装着者Pが大腿部を側方に開いた(開脚した)状態で屈んだ場合には、取付け箇所49Lを起点に、下肢支持部16Lが装着者の側方外側へと開く方向に回転される。これにより、装着者Pの下肢が下肢支持部16Lにより制限されることなく、側方へ開かれる。すなわち、装着者Pが開脚しつつ屈んだ場合においても、大腿部の動きが下肢支持部16Lに制限されにくい。
図19には、本実施例に係る腰部補助装置10の比較対象である腰部補助装置110における腰部支持部114Lの拡大側面図が示されている。図19に示されるように、腰部支持部114Lは、上体を支えるフレーム128Lの下端側に取付けられる第1部材136Lと、この第1部材136Lの下端側に取付けられる第2部材138Lと、付勢手段を得るためのガススプリング140Lと、を含んで構成されている。
ここで、ガススプリング140Lは、第1部材136Lの内部に設けられている。このガススプリング140Lは、上端側が第1部材136Lに対して固定されている。また、下端側にはローラー141Lが回転可能に取り付けられている。
第2部材138Lにおける上端側は、第1部材136の下端側に設けられた取付け部144Lに、回転可能に取り付けられている。また、第2部材138Lにおける上端部139Lは、ローラー141Lに当接している。このような構造により、装着者の上体の前傾動作に合わせて、第2部材138Lが矢印Bの方向へ回転する。これにより、第2部材138Lの上端部が、ローラー141Lをガススプリング140Lの収縮方向へと押し込む。
図19に示されるように、装着者が前傾した際に、上端部139Lからローラー141Lへと伝えられる力F1は、上端部139Lの接線に対して垂直方向へと作用する。しかしながら、この力F1の方向は、ガススプリング140の圧縮方向とは異なる方向となる。ここで、力F1は、ガススプリング140を圧縮する方向へ作用する力F2と、これに対して垂直方向に作用する力F3と、に分解される。すなわち、力F1のうち、この圧縮方向へ作用する力F2の成分のみが、ガススプリング140を圧縮する力として作用し、一方で、力F3の成分はガススプリング140を圧縮する力として作用しないこととなる。さらに、ガススプリング140は、力F3の方向に押されることにより、圧縮方向への移動が困難にされる。これにより、力F1を加えられたガススプリング140は、単純に力F2を加えられた場合と比較して、圧縮されないこととなる。
これに対し、図8に示されるように、本実施形態に係る腰部補助装置10においては、第1部材36Sが、第1取付け手段44Sを回転軸として第2部材38Sに対して回転する構造となっている。また、ガススプリング40は、第1部材36S及び第2部材38Sに対して、回転可能に取り付けられている。これにより、第1部材36Sと第2部材38Sとに取付けられたガススプリング40の伸縮方向の軸が、前後方向(図8における左右方向)に移動(傾斜)する。このような構造によれば、第1部材36S及び第2部材38Sによってガススプリング40に伝えられる力のうち、ガススプリング40の伸縮方向以外の方向へと作用する力の割合を減少させることができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態について図12〜図14を用いて説明する。なお、第2実施形態に係る腰部補助装置は第1実施形態の変形例であるため、重複する内容については、適宜、同一の番号を付して説明を省略する。
図12(A)、(B)に示されるように、本実施形態における下肢支持部16Lは、接続部48Lと下肢フレーム50Lとが、第3取付け部68Lにおいて左右方向を軸芯として回転可能に取り付けられている。この第3取付け部68Lによって、下肢フレーム50Lは、前方上方への回転が可能となっている。
また、図12(A)に示されるように、下肢支持部16Lは、下肢フレーム50Lの前方への回転をロックするストッパー72Lを備えている。ロック時には、このストッパー72Lによって、下肢フレーム50Lの前方への回転がロックされる。一方、図12(B)に示されるように、ロック解除時には、ストッパー70Lによる下肢フレーム50Lの前方への回転のロックが解除され、下肢フレーム50Lの前方への回転が許容される。
図13(A)、(B)に示されるように、ストッパー70Lは、接続部48Lに回転可能に取り付けられている。図13(A)に示されるように、ロック時には、このストッパー70Lの矩形状に形成された先端72Lが、下肢フレーム50Lに設けられたロック部74Lに干渉する位置に配置される。これにより、先端72Lとロック部74Lとが干渉して下肢フレーム50Lの前方への回転がロックされる。一方、図13(B)に示されるように、ロック解除時には、ストッパー70Lの先端72Lが、ロック部74Lに干渉しない位置に配置される。これにより、ロック状態が解除され、下肢フレーム50Lの前方への回転が許容される。なお、図14(A)にはロック時の、図14(B)にはロック解除時における接続部48Lの構造が、装着者Pの大腿側からの視点で示されている。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
装着者Pが、前傾姿勢をとった際、腰部補助装置10により、装着者Pの上体を起こす方向の力が発生する。ここで、腰部補助装置10を装着者Pが装着する際や外す際において、ガススプリング40の特性により、上体支持部12及び下肢支持部16Lが過度に装着者Pを後方側に押す方向に作用する状態となる場合がある。このような場合、ストッパー70Lによるロックを解除することによって、ガススプリング40Lにより加えられる反発力が、一時的に下肢支持部16Lへと伝達されない状態とすることができる。これにより、腰部補助装置10の着脱を容易にすることができる。
また、例えば腰部補助装置10を装着したまま、椅子などに着座したい場合には、ストッパー70Lによるロック状態を解除することによって、装着者Pへと作用する反発力を解除することができる。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態について図15を用いて説明する。なお、第3実施形態に係る腰部補助装置は第1実施形態又は第2実施形態の変形例であるため、重複する内容については、適宜、同一の番号を付して説明を省略する。
図15に示されるように、第1部材36Lにおける上側取付け部42Lと第1取付け部44Lとの間には、後ろ側腰ベルト54bと前側腰ベルト55bとが備えられている。ここで、前側腰ベルト55bは、第1部材36Lの装着者の幅方向における内側の側面に設けられている。また、後ろ側腰ベルト54bは、第1部材36Lの装着者の幅方向における外側に設けられている。なお、後ろ側腰ベルト54bと前側腰ベルト55bとは、それぞれ、第1取付け用部材の一例に相当する。
後ろ側腰ベルト54bは、第1部材36Lにおける取付け箇所を起点に、装着者の腰部の後方へと配設され、さらに第1部材36Rにおける取付け箇所へと配設されている。また、この後ろ側腰ベルト54bは、長さ調節が可能となっている。この後ろ側腰ベルト54bの長さが調節されることで、後ろ側腰ベルト54bが後方から装着者へと押し付けられる。
後ろ側腰ベルト54bは、クッション78を含んで構成されている。このクッション78は、後ろ側腰ベルト54bにおける後端部(すなわち装着者の腰部後方部)に配置されている。腰部補助装置10bにおいて、装着者の後方側に配置された後ろ側腰ベルト54bは、前側腰ベルト55bと比較して、より大きな力で装着者に押し付けられる。そのため、このクッション78は、装着者へかかる荷重を分散させる目的で設けられている。
後ろ側腰ベルト54bは、長手方向における任意の箇所に分離することが可能な分離部76を有している。この分離部76において後ろ側腰ベルト54bを分離させることによって、装着者の前方から腰部補助装置10を装着させる際に、後ろ側腰ベルト54bが邪魔になることを防止することができる。
前側腰ベルト55bは、第1部材36Lにおける取付け箇所を起点に、装着者の腰部の前方(腹部)へと配設され、さらに第1部材36Rにおける取付け箇所へと配設されている。また、この前側腰ベルト55bは、長さ調節が可能となっている。この前側腰ベルト55bの長さが調節されることで、前側腰ベルト55bが前方から装着者へと押し付けられる。
第1部材36Lにおける上側取付け部42Lと第1取付け部44Lとの間における、後ろ側腰ベルト54b及び前側腰ベルト55bの下側には、尻ベルト56bが設けられている。この尻ベルト56bは第1部材36Lの装着者の幅方向における外側に設けられている。なお、この尻ベルト56bは、第2取付け用部材の一例に相当する。
腰ベルト54の下側に設けられた尻ベルト56bは、第1部材36Lにおける取付け箇所を起点に装着者の臀部の後方下側へと配設され、さらに対となる第1部材36Rにおける取付け箇所へと配設されている。また、この尻ベルト56bも、後ろ側腰ベルト54bと同様に長さ調節が可能となっている。尻ベルト56bの長さが調節されることで、尻ベルト56bが装着者に対して後方斜め下側から押し付けられる。
尻ベルト56bは、クッション82を含んで構成されている。このクッション82は、尻ベルト56bにおける後端部(すなわち装着者の臀部)に配置されている。腰部補助装置10bにおいて、装着者の後方側に配置された尻ベルト56bは、前側腰ベルト55bと比較して、より大きな力で装着者に押し付けられる。そのため、このクッション82は、装着者へかかる荷重を分散させる目的で設けられている。
尻ベルト56bは、長手方向における任意の箇所に分離することが可能な分離部80を有している。この分離部80において尻ベルト56bにおける1箇所を分離させることによって、装着者の前方から腰部補助装置10を装着させる際に、尻ベルト56bが邪魔になることを防止することができる。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
図15に示されるように、本実施形態においては、前側腰ベルト55bと後ろ側腰ベルト54bと尻ベルト56bとが、それぞれ独立して構成されている。
このような構造により、それぞれのベルトの長さが独立して調節される。すなわち、それぞれのベルトによって、装着者の体に対して、装着者の前方、後方、後方下側の三方向から腰部補助装置10bが押さえつけられる。これにより、装着者は、より安定した装着性を得ることができる。
また、前側腰ベルト55b、後ろ側腰ベルト54b及び尻ベルト56bの、それぞれのベルトの長さを適宜調節することによって、腰部補助装置10bにおける腰部支持部14L及び腰部支持部14Rが、それぞれ所望の位置に装着されやすくなる。
さらに、本実施形態においては、後ろ側腰ベルト54bと尻ベルト56bとは、第1部材において、異なる位置に取り付けられている。詳細には、後ろ側腰ベルト54bは、第1部材における長手方向の中央付近に、尻ベルト56bは、第1部材における下端付近に、それぞれ独立して取り付けられている。このような構造によって、それぞれのベルトの位置が離れるため、装着者における装着位置を互いに離れた場所とすることができる。これにより、腰部補助装置10bが装着者に対して、より安定して装着される。
また、前側腰ベルト55bと後ろ側腰ベルト54bと尻ベルト56bとが、それぞれ独立して構成されているため、いずれかのベルトの長さが極端に短く調節された場合においても、いずれかのベルトに他のベルトが引っ張られることを防ぐことができる。これにより、腰部補助装置10bが装着者に対してより適切な箇所に装着される。
さらに、腰部補助装置10bを装着する際に、後ろ側腰ベルト54b及び尻ベルト56bを、それぞれの分離部において分離させることで、装着者が腰部補助装置10bを前方から装着することができる。
このとき、装着者は、大胸筋支持部18、前側腰ベルト55b、大腿支持部52L及び大腿支持部52Rを、それぞれ基準として所望の箇所に装着し、次いで後ろ側腰ベルト54b及び尻ベルト56bを後方側から装着することができる。このような装着手順を踏むことで、腰部補助装置10bを容易に装着することができる。
<第4実施形態>
本発明の第4実施形態について図16〜図18を用いて説明する。なお、第4実施形態に係る腰部補助装置は第1実施形態〜第3実施形態の変形例であるため、重複する内容については、適宜、同一の番号を付して説明を省略する。
図16に示されるように、本実施形態における下肢支持部216Lは、接続部248Lと下肢フレーム250Lとが、第3取付け部268L(第3の取付け手段に相当)において左右方向を軸芯として回転可能に取り付けられている。この第3取付け部268Lによって、下肢フレームの上端側に設けられた付け根部251Lが接続部248Lに対して回転可能に取り付けられている。
付け根部251Lにおける第3取付け部268Lの後方側には、鍵爪状のロック部274Lが備えられている。
図17に示されるように、下肢支持部216Lは、ストッパー270L(ロック機構に相当)を備えている。ストッパー270Lは、第3取付け部268Lの後方上側に設けられた第4取付け部269Lにおいて、接続部248Lに対して回転可能に取り付けられている。
また、ストッパー270Lには、ロック部274Lに対応する鍵爪状のロック部272Lが備えられている。ここで、付け根部251L及びストッパー270Lの各々の回転に応じて、ロック部274L及びロック部272Lが、互いに噛み合った状態(ロック状態、図18参照)、又は、噛み合いが解除された状態(解除状態、図17参照)となるように構成されている。
さらに、ストッパー270Lは、図示しないバネによって、図17における時計回りの方向へ回転するように付勢力が加えられている。
図17及び図18に示されるように、ストッパー270Lにおける後端側には、後方側へ張り出した突起271Lが設けられている。このストッパー270Lは、付け根部251L及びストッパー270Lのロック状態において、ロック状態を解除するためにストッパー270Lを回転させる際の取手としての役割を有する。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
図18に示されるように、本実施形態では、ロック部274L及びロック部272Lが噛み合うことによって、下肢支持部216が接続部248Lに対して固定された状態となる。そのため、ガススプリング40によって発生した付勢力が、下肢支持部216Lに伝えられる。
ここで、装着者が腰部補助装置10による付勢力を解除させる場合、突起271Lに指をかけてストッパー270Lを図18における反時計回りに回転させる。その後、ストッパー270Lを回転させた状態のまま装着者が下肢を前方へと移動させ、さらにストッパー270Lから指を離すことで、ストッパー270Lが時計回りに回転される。これにより、ロック部274L及びロック部272Lのロックの解除が保たれた状態となる。詳細には、図17に示されるように、ストッパー270Lにおけるロック部272Lが、ロック部274Lの外周に干渉することによって、付け根部251Lの反時計回りの回転を抑止する。
また、下肢支持部216Lを、装着者の後方側へと押すことによって、腰部補助装置10を図17に示されるロック解除状態から、図18に示されるロック状態へと戻すことができる。このとき、ロック部274Lがロック部272Lを後方側へと押し出すことにより、ストッパー270Lが図17における反時計回りに回転する。ストッパー270Lが所定の位置まで回転させられると、ロック部274L及びロック部272Lが噛み合って、ロック状態となる。
このような構造により、装着者は容易にガススプリング40による付勢力の伝達有無を調整することができる。なお、ロック解除動作を行う際、装着者は、ストッパー270L又はストッパー270Rを回転させつつ、下肢を片方ずつ前方に移動させてもよいし、前傾姿勢をとることによって、左右のロック状態を一度に解除させてもよい。
<その他の態様>
以上、各実施形態に係る腰部補助装置10について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、上体支持部12は、装着者Pの後方側に配置されていてもよい。この場合、別途設けたベルト等によって、装着者Pの上体の前側を支える構造とすることができる。また、下肢支持部16も、装着者Pの後方側に配置されていてもよい。この場合、別途設けたベルト等によって、装着者Pの大腿の前側を支える構造とすることができる。
また、腰部支持部14及び下肢支持部16は、左右一対として説明したが、用途に応じて左右何れかに設けるものであってもよい。さらに上体支持部12も、装着者Pの体の左右方向における中央部に設ける構造として説明したが、例えば、左右の大胸筋の位置に合わせて左右一対に設けてもよい。
下肢支持部16については、大腿支持部52の位置を、上下方向へと調節する調節機構が設けられたものであってもよい。これにより、装着者Pの体形に合わせて、大腿へ力が加えられる位置である大腿支持部52の位置を変更することができる。
各実施形態における付勢手段として、ガススプリング40を用いた構造を説明したが、その他の付勢手段を設けることができる。所望のバネ定数を得るために、例えば、コイルバネなどの付勢手段等を利用することもできる。
第2実施形態においては、下肢支持部16の上端側に、回転機構及びロック機構を設ける構造を説明したが、同様の機構を上体支持部12の下端側に設ける構成であってもよい。これにより、下肢支持部16の上端側にこれらの機構を設けた場合と類似した効果を得ることができる。
10 腰部補助装置
12 上体支持部
14、14L、14R、14S 腰部支持部
16、16L、16R 下肢支持部
18 大胸筋支持部
20 上体支持柱
22 上側支持部
24 下側支持部
28、28L、28R フレーム
32L フレーム上部
34L 湾曲部
36、36L、36R、36S 第1部材
38、38L、38S 第2部材
40、40L 付勢手段(ガススプリング)
42、42L、42S 上側取付け部
44、44L、44S 第1取付け手段(第1取付け部)
46、46L、46S 第2取付け部
48L 接続部
49L 第2取付け手段(取付け箇所)
50L 下肢フレーム
52、52L、52R 大腿支持部
54 第1取付け用部材(腰ベルト)
56 第2取付け用部材(尻ベルト)
58L 幅調節部
268L 第3の取付け手段(第3取付け部)
270L ロック機構(ストッパー)

Claims (15)

  1. 人体の腰部の側方に取付けられる左右一対の第1部材と、
    人体の腰部の側方かつ前記第1部材の下方側に取付けられる左右一対の第2部材と、
    前記第1部材の下端側と前記第2部材の上方側を人体の腰部の前後方向の回転運動に従動して回転可能に取付ける左右一対の第1取付け手段と、
    前記第1部材の上端側と前記第2部材の下端側とに取付けられ、人体の腰部の前方への回転に対して反発する左右一対の付勢手段と、
    前記左右一対の第1部材の上端側に取付けられ、人体の上体を支える上体支持部と、
    前記左右一対の第2部材の下端側にそれぞれ取付けられ、人体の下肢を前方から支える左右一対の下肢支持部と、
    前記第2部材の下端側と前記下肢支持部の上端側とを、それぞれ人体の下肢の幅方向外側への開脚運動に従動して回転可能に取付ける左右一対の第2取付け手段と、
    を有する、腰部補助装置。
  2. 前記第1取付け手段は、
    前記第1部材と前記付勢手段との取付け位置と、前記第2部材と前記付勢手段との取付け位置とを結ぶ直線よりも人体後方側に配置されている、
    請求項1に記載の腰部補助装置。
  3. 前記上体支持部は、前記人体の上半身の前方に配置され、前記人体の上体を前方から支える、
    請求項1に記載の腰部補助装置。
  4. 前記上体支持部は、前記左右一対の第1部材の上端部から、人体前方へと配設された左右一対の下側支持部を有し、
    前記下側支持部は、装着した人体が屈んだ際に、前記下肢支持部と干渉しないように、人体後方側に凸部を有して湾曲している、
    請求項1に記載の腰部補助装置。
  5. 前記上体支持部は、人体の大胸筋の上部を幅方向に亘って支える大胸筋支持部を備え、
    前記大胸筋支持部は、人体の上半身の左右方向への捻り運動に従動して回転可能に取付けられている、
    請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の腰部補助装置。
  6. 前記大胸筋支持部は、上下方向に移動可能に取付けられている、
    請求項5に記載の腰部補助装置。
  7. 前記左右一対の第1部材は、人体腰部の後方側に配設され、前記左右一対の第1部材を着脱可能につなぐ第1取付け用部材を有する、
    請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の腰部補助装置。
  8. 前記左右一対の第1部材は、人体臀部の後方下側に配設され、前記左右一対の第1部材を着脱可能につなぐ第2取付け用部材を有する、
    請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の腰部補助装置。
  9. 前記第1部材は、前記第1取付け手段から前記第1部材と前記付勢手段との取付け箇所までの距離が可変である、
    請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の腰部補助装置。
  10. 前記第2部材は、前記第2部材における前記第1取付け手段から前記第2部材と前記下肢支持部との取付け箇所までの距離が可変である、
    請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の腰部補助装置。
  11. 前記第1部材と前記付勢手段との取付け位置は、人体前後方向に移動可能である、請求項1〜10の何れか1項に記載の腰部補助装置。
  12. 前記第2部材と前記付勢手段との取付け位置は、人体前後方向に移動可能である、請求項1〜11の何れか1項に記載の腰部補助装置。
  13. 前記下肢支持部は、前記第2取付け手段の下側に、人体の下肢の前方への移動に従動して、前記下肢支持部の下側を前記下肢支持部の上側に対して人体前方向に回転可能に取り付ける第3の取付け手段と、
    前記第3の取付け手段における回転をロックするためのロック機構と、
    を有する、請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載の腰部補助装置。
  14. 人体の腰部の側方に取付けられる第1部材と、
    人体の腰部の側方かつ前記第1部材の下方側に取付けられる第2部材と、
    前記第1部材の下端側と前記第2部材の上方側を人体の腰部の前後方向の回転運動に従動して回転可能に取付ける第1取付け手段と、
    前記第1部材の上端側と前記第2部材の下端側とに取付けられ、人体の腰部の前方への回転に対して反発する付勢手段と、
    前記第2部材における前記第1取付け手段の下側へ設けられ、人体の側方へ回転可能に取付けられる回転軸と、
    を有する、腰部補助装置用付勢装置。
  15. 前記第1取付け手段は、前記第1部材と前記付勢手段との取付け位置と、前記第2部材と前記付勢手段との取付け位置と、を結ぶ直線よりも人体後方側に配置されている、
    請求項14に記載の腰部補助装置用付勢装置。
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