JPH06156Y2 - 人形の腹部関節構造 - Google Patents
人形の腹部関節構造Info
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- JPH06156Y2 JPH06156Y2 JP1988034809U JP3480988U JPH06156Y2 JP H06156 Y2 JPH06156 Y2 JP H06156Y2 JP 1988034809 U JP1988034809 U JP 1988034809U JP 3480988 U JP3480988 U JP 3480988U JP H06156 Y2 JPH06156 Y2 JP H06156Y2
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- chest
- waist
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- abdominal
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、人形玩具の構造に関し、特に胴部を胸部、腹
部、腰部と分割形成して、腹部を介し、摺動構造により
連結させ、胸部と腰部を互いに前後、左右、斜めに自在
に動かす腹部構造を提供するものである。
部、腰部と分割形成して、腹部を介し、摺動構造により
連結させ、胸部と腰部を互いに前後、左右、斜めに自在
に動かす腹部構造を提供するものである。
(従来技術) 従来の人形玩具において、胴体部を胸部と腰部に分割形
成してなるも介して、摺動構造によって連結させて、人
間の実際の動きに近いものを得ていた。
成してなるも介して、摺動構造によって連結させて、人
間の実際の動きに近いものを得ていた。
下面に開口を設けた中空状胸部材と上面に開口を設けた
中空状の臀部材と上下面に通孔を開設せる中空球状の腰
椎部材とを各々構成し、通孔を介して一本のゴム紐等弾
性部材を挿通し、この弾性部材の両端を胸部材および臀
部材に該弾性部材が該胸部材、臀部材を相互に牽引すべ
くして係止して成る人形玩具が実開昭50-116587号に記
載されている。
中空状の臀部材と上下面に通孔を開設せる中空球状の腰
椎部材とを各々構成し、通孔を介して一本のゴム紐等弾
性部材を挿通し、この弾性部材の両端を胸部材および臀
部材に該弾性部材が該胸部材、臀部材を相互に牽引すべ
くして係止して成る人形玩具が実開昭50-116587号に記
載されている。
また、中空の胴体部下部と腰部上部が開口されていると
ともに、これら開口部に内装された連結部材を介して連
結し、連結部材は軸体の一端に該軸体と直角をなす支持
軸部を形成し、他端に球面状曲面を有する膨出部を形成
し、胴体部の内部には前後又は左右に上記連結部材の支
持軸部の受部が形成され、腰部の開口部の内側には上記
連結部材の膨出部の受面が形成されている構造が特開昭
62-176481号に記載されている。
ともに、これら開口部に内装された連結部材を介して連
結し、連結部材は軸体の一端に該軸体と直角をなす支持
軸部を形成し、他端に球面状曲面を有する膨出部を形成
し、胴体部の内部には前後又は左右に上記連結部材の支
持軸部の受部が形成され、腰部の開口部の内側には上記
連結部材の膨出部の受面が形成されている構造が特開昭
62-176481号に記載されている。
さらに、特開昭62-129075号には胴部を胸部側と腰部側
に分割形成し、該胸部側には左右方向、腰部側に前後方
向の軸を夫々軸受けする軸受け部を形成し、該軸受け部
には略十字形の軸部材を装設し、胸部側と腰部側を互い
に連係してなることを特徴とする人形玩具が記載されて
いる。
に分割形成し、該胸部側には左右方向、腰部側に前後方
向の軸を夫々軸受けする軸受け部を形成し、該軸受け部
には略十字形の軸部材を装設し、胸部側と腰部側を互い
に連係してなることを特徴とする人形玩具が記載されて
いる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら前記実開昭50-116587号においては、ゴム
紐等弾性部材を用いて、胸部材及び臀部材を腰椎部材を
介して、相互に牽引して回動自在に連結した構造では腹
部を折曲げた状態にした場合に、腰椎部材と胸部材およ
び臀部材の開口部の摩擦力によって姿勢保持がなされる
が、常に弾性部材には縮力が加っており、姿勢を戻す方
向に力が加っており、不安定な状態におかれていて、あ
る程度以上の折曲姿勢状態での保持は難しく、また、ゴ
ム紐を弾力部材として使用した場合には経年変化による
劣化や弾性部材の弾性限界を越えて引張荷重を加えた場
合に弾性部材が破損することがあった。
紐等弾性部材を用いて、胸部材及び臀部材を腰椎部材を
介して、相互に牽引して回動自在に連結した構造では腹
部を折曲げた状態にした場合に、腰椎部材と胸部材およ
び臀部材の開口部の摩擦力によって姿勢保持がなされる
が、常に弾性部材には縮力が加っており、姿勢を戻す方
向に力が加っており、不安定な状態におかれていて、あ
る程度以上の折曲姿勢状態での保持は難しく、また、ゴ
ム紐を弾力部材として使用した場合には経年変化による
劣化や弾性部材の弾性限界を越えて引張荷重を加えた場
合に弾性部材が破損することがあった。
前記特開昭62-176481号では、人形の胴体部に対して腰
部を前後、左右、斜めに自由に動かすことができる腰部
構造が記載されているが、この構造では、連結部材の球
面状曲面を有する膨出部と胴体部の下部の周縁部との間
に腰部上部の周縁部の両面が摺接し、保持されることが
必要であり、腰部の受面は球状にくびれていなければな
らず、腰部の形状の外観は球形となっており不自然な印
象を与えている。また、連結部材の膨出部を球状に形成
した場合には、受面のみにおいて、膨出部を保持するこ
とが可能であり、胴体部の下部の周縁部が腰部上部の周
縁部に摺接する必要は必ずしも必要がなく、その分腰部
の受面は球状にくびれている必要はないが、前記のもの
ともども左右、前後、斜め方向に腹部を屈曲した場合
に、同一の関節部が動くのみではなはだ単純な動きとな
って興味が薄れてしまうものであった。そこで上述の考
案では、左右に振らした場合に連結部材の支持軸部を中
心胴体部左右方向に動くことが可能ではあるが、腰部の
開口周縁部と胴体部の開口部の左右との間に隙間を形成
しなければならずその隙間部分は極めて不自然なものと
なっていた。一方、特開昭62-129075号においては、人
間の胴部を胸部側と腰部側に分割形成し、略十字形の軸
部材を介して胸部側と腰部側を互いに揺動自在に連係し
て人形の姿勢を腰部付近で前後左右に自在に屈曲させる
ことができるが、胸部側内側の湾曲した凹部と腰部側の
間には遊動させる隙間が必要であり、外観上不自然であ
るとともに、揺動部分の姿勢保持は、軸部材の軸受部に
かかっており、この部分だけでの保持力では、消耗しや
すく、また損壊しやすい等の耐久性に不安が残ってい
る。
部を前後、左右、斜めに自由に動かすことができる腰部
構造が記載されているが、この構造では、連結部材の球
面状曲面を有する膨出部と胴体部の下部の周縁部との間
に腰部上部の周縁部の両面が摺接し、保持されることが
必要であり、腰部の受面は球状にくびれていなければな
らず、腰部の形状の外観は球形となっており不自然な印
象を与えている。また、連結部材の膨出部を球状に形成
した場合には、受面のみにおいて、膨出部を保持するこ
とが可能であり、胴体部の下部の周縁部が腰部上部の周
縁部に摺接する必要は必ずしも必要がなく、その分腰部
の受面は球状にくびれている必要はないが、前記のもの
ともども左右、前後、斜め方向に腹部を屈曲した場合
に、同一の関節部が動くのみではなはだ単純な動きとな
って興味が薄れてしまうものであった。そこで上述の考
案では、左右に振らした場合に連結部材の支持軸部を中
心胴体部左右方向に動くことが可能ではあるが、腰部の
開口周縁部と胴体部の開口部の左右との間に隙間を形成
しなければならずその隙間部分は極めて不自然なものと
なっていた。一方、特開昭62-129075号においては、人
間の胴部を胸部側と腰部側に分割形成し、略十字形の軸
部材を介して胸部側と腰部側を互いに揺動自在に連係し
て人形の姿勢を腰部付近で前後左右に自在に屈曲させる
ことができるが、胸部側内側の湾曲した凹部と腰部側の
間には遊動させる隙間が必要であり、外観上不自然であ
るとともに、揺動部分の姿勢保持は、軸部材の軸受部に
かかっており、この部分だけでの保持力では、消耗しや
すく、また損壊しやすい等の耐久性に不安が残ってい
る。
(問題点を解決するための手段) 人形の胴部を胸部と腹部と腰部に三分割して形成し、腹
部はほぼ球形に形成し、かつ胸部の下側及び腰部の上側
を腹部の球形に摺接する凹球面に形成するとともに、腹
部の内側には胸腹連結部材と腰腹部連結部材の支軸を水
平にかつ互いに直角に設け、該各々の連結部材の他端は
腹部の上方及び下方に突出して、胸部下方から胸部内部
に係止され、他の連結部材は腰部上方から腰部内部に垂
直軸に沿って回動可能に軸支されており、腹部材と胸部
材、腰部材は互いに連結部材の支軸を中心に摺動可能に
構成する。
部はほぼ球形に形成し、かつ胸部の下側及び腰部の上側
を腹部の球形に摺接する凹球面に形成するとともに、腹
部の内側には胸腹連結部材と腰腹部連結部材の支軸を水
平にかつ互いに直角に設け、該各々の連結部材の他端は
腹部の上方及び下方に突出して、胸部下方から胸部内部
に係止され、他の連結部材は腰部上方から腰部内部に垂
直軸に沿って回動可能に軸支されており、腹部材と胸部
材、腰部材は互いに連結部材の支軸を中心に摺動可能に
構成する。
(実施例) 本考案の一実施例を図面に基づいて詳述すれば、胴部は
胸部、腹部、腰部の3つに分割されており、胸部は表胸
部1と裏胸部2とに、同様に腹部は表腹部3と裏腹部4
とに、腰部は下腹部7と臀部8とに、それぞれ脇の部分
で2分割して形成されている。腹部は、脇の部分で表腹
部3と裏腹部4に分割されており、両部が組み合わさり
卵型を形成している。胸部と腹部は胸腹連結部材5で連
結されており、また腹部と腰部は、腹腰連結部材6で連
結されている。
胸部、腹部、腰部の3つに分割されており、胸部は表胸
部1と裏胸部2とに、同様に腹部は表腹部3と裏腹部4
とに、腰部は下腹部7と臀部8とに、それぞれ脇の部分
で2分割して形成されている。腹部は、脇の部分で表腹
部3と裏腹部4に分割されており、両部が組み合わさり
卵型を形成している。胸部と腹部は胸腹連結部材5で連
結されており、また腹部と腰部は、腹腰連結部材6で連
結されている。
腹部を構成している表腹部3と裏腹部4はほぼ同様の形
状であり、その外形状は、卵を縦に半分に切った形状を
しており、切り口の中心部には切り口に対し直角に表腹
部3と裏腹部4を一体化するためのネジ4bが裏腹部4
表面から切り口中心部を貫通し、表腹部3の中までネジ
穴3aが設けてある。後記する腹腰連結部材6の腹円筒
部6a内に前記ネジ4bが貫通し、腹腰連結部材6が表
腹部3と裏腹部4の間に設けられている空間に腹円筒部
6aのネジ4bを軸とし揺動自在に取付けれている。
状であり、その外形状は、卵を縦に半分に切った形状を
しており、切り口の中心部には切り口に対し直角に表腹
部3と裏腹部4を一体化するためのネジ4bが裏腹部4
表面から切り口中心部を貫通し、表腹部3の中までネジ
穴3aが設けてある。後記する腹腰連結部材6の腹円筒
部6a内に前記ネジ4bが貫通し、腹腰連結部材6が表
腹部3と裏腹部4の間に設けられている空間に腹円筒部
6aのネジ4bを軸とし揺動自在に取付けれている。
腹腰連結部材6は腹円筒部6aと腰連結部6bと円板部
6cから構成されている。該腹円筒部6aは前述の表腹
部3の厚さの1/3程度の長さで、その厚さは、前述のネ
ジ4bを貫通させるに十充な肉厚で形成されている。該
腰連結部6bは、前述の腹円筒部6aの外面中頃に直角
に設けられており、その形状は、円柱状で外径は、前述
の腹円筒部6aの外径と同等もしくは同等以下でその長
さは腹部の中心から下面までの距離の3/2程度である。
該円板部6cは、前述の腰連結部6bの下端に該腰連結
部6bの円柱の中心軸と同軸上に平板円板を形成してお
り、該平板円板の外径は、該腰連結部6bの円柱の径よ
り大きくなっている。
6cから構成されている。該腹円筒部6aは前述の表腹
部3の厚さの1/3程度の長さで、その厚さは、前述のネ
ジ4bを貫通させるに十充な肉厚で形成されている。該
腰連結部6bは、前述の腹円筒部6aの外面中頃に直角
に設けられており、その形状は、円柱状で外径は、前述
の腹円筒部6aの外径と同等もしくは同等以下でその長
さは腹部の中心から下面までの距離の3/2程度である。
該円板部6cは、前述の腰連結部6bの下端に該腰連結
部6bの円柱の中心軸と同軸上に平板円板を形成してお
り、該平板円板の外径は、該腰連結部6bの円柱の径よ
り大きくなっている。
腹腰連結部材6を収納する表腹部3と裏腹部4は切り口
面でほぼ面対称となっており卵を縦に半分に切った形状
で、前述の切り口の中心部に設けられたネジ穴4aを軸
として、前述の腹腰連結部材6の腹円筒部6aが収まる
ネジ穴軸を中心とした円柱空間3fが設けられている。
さらにその下方には、該腹腰連結部材6の腹円筒部6a
がネジ4bを軸として、下方垂線を中心に腰連結部6b
を左右にほぼ45度の角度を振らした場合に形成される
空間に内接する扇形柱空間3eが設けられている。
面でほぼ面対称となっており卵を縦に半分に切った形状
で、前述の切り口の中心部に設けられたネジ穴4aを軸
として、前述の腹腰連結部材6の腹円筒部6aが収まる
ネジ穴軸を中心とした円柱空間3fが設けられている。
さらにその下方には、該腹腰連結部材6の腹円筒部6a
がネジ4bを軸として、下方垂線を中心に腰連結部6b
を左右にほぼ45度の角度を振らした場合に形成される
空間に内接する扇形柱空間3eが設けられている。
胸腹連結部材5はコ字状部5aと突起部5dと胸連結部
5eと胸円筒部5fによって構成されている。該コ字状
部5aは前記の円柱空間3fを形成する肉厚部を残し、
該円柱空間3fを左右に跨ぐ形で平板を組合せてコの字
型に設けられておりコの字状の両端部5cはその先端が
コ字状部5aの跨部5bに平行で、かつ両端部5cの中
心を通る軸に対して半円となる形状に形成されており、
その両端部5cの外側には該軸を中心とし、左右の両端
とも径が同一の円柱状の突起部5dがそれぞれ設けられ
ている。
5eと胸円筒部5fによって構成されている。該コ字状
部5aは前記の円柱空間3fを形成する肉厚部を残し、
該円柱空間3fを左右に跨ぐ形で平板を組合せてコの字
型に設けられておりコの字状の両端部5cはその先端が
コ字状部5aの跨部5bに平行で、かつ両端部5cの中
心を通る軸に対して半円となる形状に形成されており、
その両端部5cの外側には該軸を中心とし、左右の両端
とも径が同一の円柱状の突起部5dがそれぞれ設けられ
ている。
また、跨部5bの中心部から上側には、円柱状の胸連結
部5eが立設されており、その他端には腹部の上面を出
た位置に前述の軸を中心に胸円筒部5fが設けられてお
り、該胸円筒部5fは胸部に固定される。この固定方法
は裏胸部2の中心を後方から前方に向けて、貫通するネ
ジ2aが該胸円筒部5f内を通り、表胸部1に係止され
ている。胸腹連結部材5を収納する腹部の構造はコ字状
部5aが前記円柱空間肉厚部3bを跨ぐ形で該コ字状部
5aの両端の円柱の突起部5dの軸が切り口面上に水平
にして、かつ胸連結部5eの円柱中心を垂直にして、表
腹部3と裏腹部4でサンドイッチにした場合に胸連結部
5eが収納される空間部と、該コ字状部5aの両端の円
柱の突起部5dの軸を中心に表腹部3方向に50度及び裏
腹部4方向に30度の角度を該胸連結部5eを振らした場
合に形成される空間に内接する胸腹連結部材収納空間3
dとして表腹部3、裏腹部4に切り口面を面対称にして
設けられている。
部5eが立設されており、その他端には腹部の上面を出
た位置に前述の軸を中心に胸円筒部5fが設けられてお
り、該胸円筒部5fは胸部に固定される。この固定方法
は裏胸部2の中心を後方から前方に向けて、貫通するネ
ジ2aが該胸円筒部5f内を通り、表胸部1に係止され
ている。胸腹連結部材5を収納する腹部の構造はコ字状
部5aが前記円柱空間肉厚部3bを跨ぐ形で該コ字状部
5aの両端の円柱の突起部5dの軸が切り口面上に水平
にして、かつ胸連結部5eの円柱中心を垂直にして、表
腹部3と裏腹部4でサンドイッチにした場合に胸連結部
5eが収納される空間部と、該コ字状部5aの両端の円
柱の突起部5dの軸を中心に表腹部3方向に50度及び裏
腹部4方向に30度の角度を該胸連結部5eを振らした場
合に形成される空間に内接する胸腹連結部材収納空間3
dとして表腹部3、裏腹部4に切り口面を面対称にして
設けられている。
さらに表腹部3の切り口面において前述の扇形柱空間3
eの両肩には凹部3cが設けられており、この位置と対
応する裏腹部4切り口面の扇形柱空間(図示せず)の両
肩には凸部4cが設けられて、互いに対応する凹部3c
と凸部4cは嵌合し、ネジ4bで表腹部3と裏腹部4を
螺着した場合に表腹部3と裏腹部4を固定する。
eの両肩には凹部3cが設けられており、この位置と対
応する裏腹部4切り口面の扇形柱空間(図示せず)の両
肩には凸部4cが設けられて、互いに対応する凹部3c
と凸部4cは嵌合し、ネジ4bで表腹部3と裏腹部4を
螺着した場合に表腹部3と裏腹部4を固定する。
以上の構成により、腹部は卵形状をしており、その上部
には、胸腹連結部材5の胸円筒部5fが設けられてお
り、胸部に対して、前後に摺動傾斜することができ、か
つ、腹部下部には、腹腰連結部材6の腰連結部6bが出
ており、腰部に対して左右方向に摺動自在に傾斜する。
には、胸腹連結部材5の胸円筒部5fが設けられてお
り、胸部に対して、前後に摺動傾斜することができ、か
つ、腹部下部には、腹腰連結部材6の腰連結部6bが出
ており、腰部に対して左右方向に摺動自在に傾斜する。
胸部は表胸部1と裏胸部2とに分割されており、胸腹連
結部材5の胸円筒固着部1aが胸部の中心部に前後軸を
中心軸とする前述の胸円筒部5fの外径に合わせた円柱
空間として設けられており、その中心部からは下方に胸
連結部5eの外径とほぼ同一の径の円状の穴1bが開口
しており、さらにその下方周辺にかけては腹部上部が摺
動可能な凹球面1cとして形成されている。胸腹連結部
材5の胸円筒部5fは、前述の胸円筒固着部1aにて裏
胸部2から該胸円筒部5fを貫通し、表胸部1にかけて
嵌合され螺止めされた胸部に対して、腹部が吊着される
とともに、腹部の上部凸球面と、胸部下側の凹球面とが
摺接して互いに保持され、腹部に対して胸部が前倒40
度、後倒35度に傾動可能であり、それぞれ胸腹連結部材
5と胸腹連結部材収納空間3dの壁部との摩擦力も姿勢
保持に寄与している。
結部材5の胸円筒固着部1aが胸部の中心部に前後軸を
中心軸とする前述の胸円筒部5fの外径に合わせた円柱
空間として設けられており、その中心部からは下方に胸
連結部5eの外径とほぼ同一の径の円状の穴1bが開口
しており、さらにその下方周辺にかけては腹部上部が摺
動可能な凹球面1cとして形成されている。胸腹連結部
材5の胸円筒部5fは、前述の胸円筒固着部1aにて裏
胸部2から該胸円筒部5fを貫通し、表胸部1にかけて
嵌合され螺止めされた胸部に対して、腹部が吊着される
とともに、腹部の上部凸球面と、胸部下側の凹球面とが
摺接して互いに保持され、腹部に対して胸部が前倒40
度、後倒35度に傾動可能であり、それぞれ胸腹連結部材
5と胸腹連結部材収納空間3dの壁部との摩擦力も姿勢
保持に寄与している。
また、腰部は下腹部7と臀部8より形成されており、腰
部上面は、胸部下面同様に、凹球面7aで、腹部下方の
凸球面と摺動自在に形成されており、腰部上部面の凹球
面7aの底部には、前述の腰連結部6bの円柱外径とほ
ぼ同一の径の円状の穴7bが上部に向けて開口してお
り、さらにその下には、腰連結部6bの下端に固着され
ている円板部6cがその中心軸に対し回動自在に保持で
きる円板回転室7cが設けてある。
部上面は、胸部下面同様に、凹球面7aで、腹部下方の
凸球面と摺動自在に形成されており、腰部上部面の凹球
面7aの底部には、前述の腰連結部6bの円柱外径とほ
ぼ同一の径の円状の穴7bが上部に向けて開口してお
り、さらにその下には、腰連結部6bの下端に固着され
ている円板部6cがその中心軸に対し回動自在に保持で
きる円板回転室7cが設けてある。
腰部は下腹部7と臀部8に分割される平面で切られてお
り、前記の底部の円状の穴7bおよび円板回転室7cの
中心で切断した形状で臀部8から下端部にかけてネジ止
めされている。
り、前記の底部の円状の穴7bおよび円板回転室7cの
中心で切断した形状で臀部8から下端部にかけてネジ止
めされている。
前記した腹腰連結部材6は、上述の腰部の円板回転室7
cに円板部6cが、円状の穴7bには腰連結部6bが摺
接自在に回動し、また腰部上面の凹球面7aには、腹腰
連結部材6により左右方向に摺接自在に振れることがで
きる腹部が取付けられており、姿勢保持には腹腰連結部
材6が表腹部3及び裏腹部4の円柱空間3f及び扇形柱
空間3eの内壁、腰部の円板回転室7cとの摩擦力や、
腰部上面の凹球面7aと腹部下方の凸球面との摺接によ
り保持力を得ている。
cに円板部6cが、円状の穴7bには腰連結部6bが摺
接自在に回動し、また腰部上面の凹球面7aには、腹腰
連結部材6により左右方向に摺接自在に振れることがで
きる腹部が取付けられており、姿勢保持には腹腰連結部
材6が表腹部3及び裏腹部4の円柱空間3f及び扇形柱
空間3eの内壁、腰部の円板回転室7cとの摩擦力や、
腰部上面の凹球面7aと腹部下方の凸球面との摺接によ
り保持力を得ている。
他の実施例として、第3図に示す通りのものがあげら
れ、同様な作用効果が得られる。
れ、同様な作用効果が得られる。
本実施例では、腹部材の上部が前後に摺動し、下部が左
右に摺動し、かつ垂直軸に回動する例を述べたが、腹部
を上下入換えて、上側が左右に摺動し、下側が前後に摺
動する様にしても使用でき、垂直軸に沿って回動する軸
は胸腹連結部材あるいは、腹腰連結部材がいずれでも可
能である。
右に摺動し、かつ垂直軸に回動する例を述べたが、腹部
を上下入換えて、上側が左右に摺動し、下側が前後に摺
動する様にしても使用でき、垂直軸に沿って回動する軸
は胸腹連結部材あるいは、腹腰連結部材がいずれでも可
能である。
(作用及び効果) 上述の如く、人形の胴部を胸部、腹部、腰部と三分割さ
せてそれぞれ連結部材を介して腹部と胸部には、前後方
向に摺動可能となり、腹部と腰部には左右方向に摺動す
ると共に垂直軸に対して回動するように円板部を形成す
ることにより、各々の方向の動きに対して、前後の傾
倒、左右の傾倒、ねじりの動作が可能となっている。さ
らに胸部と腰部が腹部を介することによって、可動範囲
が広くなると共に、腹部を介在させたことにより動きが
より本物らしくリアルに表現できるようになった。
せてそれぞれ連結部材を介して腹部と胸部には、前後方
向に摺動可能となり、腹部と腰部には左右方向に摺動す
ると共に垂直軸に対して回動するように円板部を形成す
ることにより、各々の方向の動きに対して、前後の傾
倒、左右の傾倒、ねじりの動作が可能となっている。さ
らに胸部と腰部が腹部を介することによって、可動範囲
が広くなると共に、腹部を介在させたことにより動きが
より本物らしくリアルに表現できるようになった。
一般には胴部に対して腰部の動きの範囲は、前後よりも
左右に振れる大きさのほうが大きく、本考案の腹部もそ
れにならって、腹部は腰部に対して左右に振れるように
なっている。
左右に振れる大きさのほうが大きく、本考案の腹部もそ
れにならって、腹部は腰部に対して左右に振れるように
なっている。
さらに本考案では腰部に対して胸部が前後、左右、ある
いはねじれの動きを生じさせても、腹部と腰部あるいは
腹部と胸部の間に隙間を生じることはなく、従来の欠点
は解消されており、人形に自然なポーズを取らせること
が可能である。
いはねじれの動きを生じさせても、腹部と腰部あるいは
腹部と胸部の間に隙間を生じることはなく、従来の欠点
は解消されており、人形に自然なポーズを取らせること
が可能である。
第1図は本考案の腹部関節構造を有する人形の正面図及
び側面図、第2図は要部の分解斜視図、第3図は本考案
の他の実施例を示す右側面断面図及び正面図を示す。 1…表胸部 1a…胸円筒固着部 1b…穴 1c…凹球面 2…裏胸部 2a…ネジ 3…表腹部 3a…ネジ穴 3b…円柱空間肉厚部 3c…凹部 3d…胸腹連結部材収納空間 3e…扇形柱空間 3f…円柱空間 4…裏腹部 4a…ネジ穴 4b…ネジ 4c…凸部 4d…切込み部 4e…裏腹部円筒 5…胸腹連結部材 5a…コ字状部 5b…跨部 5c…両端部 5d…突起部 5e…胸連結部 5f…胸円筒部 6…腹腰連結部材 6a…腹円筒部 6b…腰連結部 6c…円板部 7…下腹部 7a…凹球面 7b…穴 7c…円板回転室 8…臀部
び側面図、第2図は要部の分解斜視図、第3図は本考案
の他の実施例を示す右側面断面図及び正面図を示す。 1…表胸部 1a…胸円筒固着部 1b…穴 1c…凹球面 2…裏胸部 2a…ネジ 3…表腹部 3a…ネジ穴 3b…円柱空間肉厚部 3c…凹部 3d…胸腹連結部材収納空間 3e…扇形柱空間 3f…円柱空間 4…裏腹部 4a…ネジ穴 4b…ネジ 4c…凸部 4d…切込み部 4e…裏腹部円筒 5…胸腹連結部材 5a…コ字状部 5b…跨部 5c…両端部 5d…突起部 5e…胸連結部 5f…胸円筒部 6…腹腰連結部材 6a…腹円筒部 6b…腰連結部 6c…円板部 7…下腹部 7a…凹球面 7b…穴 7c…円板回転室 8…臀部
Claims (1)
- 【請求項1】人形の胴部を胸部と腹部と腰部に三分割し
て形成し、腹部はほぼ球形に形成し、かつ胸部の下側及
び腰部の上側を腹部の球形に摺接する凹球面に形成する
とともに、腹部の内部には胸腹連結部材と腰腹部連結部
材の支軸を水平にかつ互いに直角に取付け、胸腹連結部
材の支軸に立設した連結部の外端は腹部の上方に突出さ
せ胸部下方から胸部内部に係止し、該腰腹連結部材の支
軸に垂下した連結部の外端は腹部の下方に突出させ、腰
部上方から腰部内部に係止され、各連結部は各支軸によ
り腹部に対し軸着され傾動摺動し、少なくとも何れかの
連結部の外端は回動部となっており、該胸部、腰部の何
れかと回動摺動すると共に腹部と胸部、腰部は互いに各
連結部の支軸を中心に摺動可能に構成されていることを
特徴とする人形の腹部関節構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988034809U JPH06156Y2 (ja) | 1988-03-16 | 1988-03-16 | 人形の腹部関節構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988034809U JPH06156Y2 (ja) | 1988-03-16 | 1988-03-16 | 人形の腹部関節構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01138492U JPH01138492U (ja) | 1989-09-21 |
JPH06156Y2 true JPH06156Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=31261485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988034809U Expired - Lifetime JPH06156Y2 (ja) | 1988-03-16 | 1988-03-16 | 人形の腹部関節構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06156Y2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU753449B2 (en) * | 1999-08-03 | 2002-10-17 | Mattel, Inc. | Improved doll fabrication |
JP4660813B2 (ja) * | 2004-10-27 | 2011-03-30 | 株式会社ボークス | 人形玩具の骨格構造及び当該連結構造を備えた骨格部材並びに当該骨格部材を外皮部材によって被覆した人形玩具 |
JP5379887B2 (ja) * | 2012-06-22 | 2013-12-25 | 株式会社バンダイ | 人形体の腰部関節構造 |
WO2018135039A1 (ja) * | 2017-01-20 | 2018-07-26 | デジタルファクトリー株式会社 | フィギュアおよび動作体 |
JP6987820B2 (ja) * | 2019-09-25 | 2022-01-05 | 株式会社バンダイ | 人形体及びその関節構造 |
JP6997275B1 (ja) * | 2020-09-30 | 2022-01-17 | 株式会社バンダイ | 人形体の関節構造 |
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JP7044912B1 (ja) * | 2021-01-27 | 2022-03-30 | 株式会社バンダイ | 玩具部品、及び人形玩具 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6110791B2 (ja) * | 1976-05-31 | 1986-03-31 | Casio Computer Co Ltd | |
JPS6249883A (ja) * | 1985-08-30 | 1987-03-04 | 株式会社 タカラ | 人形の腰部構造 |
JPS62176481A (ja) * | 1986-01-30 | 1987-08-03 | 株式会社タカラ | 合成樹脂製人形玩具の腰部構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6110791U (ja) * | 1984-06-25 | 1986-01-22 | 株式会社 タカラ | 人形用腰部材 |
-
1988
- 1988-03-16 JP JP1988034809U patent/JPH06156Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6110791B2 (ja) * | 1976-05-31 | 1986-03-31 | Casio Computer Co Ltd | |
JPS6249883A (ja) * | 1985-08-30 | 1987-03-04 | 株式会社 タカラ | 人形の腰部構造 |
JPS62176481A (ja) * | 1986-01-30 | 1987-08-03 | 株式会社タカラ | 合成樹脂製人形玩具の腰部構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01138492U (ja) | 1989-09-21 |
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