JP6991071B2 - 吐出器 - Google Patents

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Description

本発明は、吐出器に関するものである。
従来から、内容液が収容される容器本体の口部に、上方付勢状態で下方移動自在に配設されたステム、およびステムの上端部に装着されるとともに、前方に向けて開口する吐出孔が形成された吐出ヘッドを有するポンプと、ポンプを容器本体の口部に装着する装着キャップと、装着キャップの後部に立設された支持部材と、支持部材に回転軸回りに回転自在に配設され、吐出ヘッドに連係する押下部材と、を備える吐出器が知られている。
この種の吐出器として、例えば下記特許文献1に示されるような、ポンプが、筒状のピストンと、ピストンが上下摺動自在に収容されたシリンダと、ステムから下方に向けて延設され、ピストンの内側を上下方向に貫くピストンガイドと、を備える構成が知られている。
以上の構成において、押下部材を前記回転軸回りに下方に向けて回転させ、吐出ヘッド、ステムおよびピストンガイドを、ピストンとともにシリンダに対して下方移動させることにより、シリンダ内の内容液がステム内を通して吐出孔から吐出される。
特開2017-214087号公報
しかしながら、前記吐出器では、吐出孔から内容液を吐出したときに、吐出孔に内容液が残留し、吐出孔から内容液が垂れ落ちるおそれがあった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、吐出孔から内容液を吐出したときに、吐出孔に内容液が残留するのを抑制することができる吐出器を提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の吐出器は、内容液が収容される容器本体の口部に、上方付勢状態で下方移動自在に配設されたステム、および前記ステムの上端部に装着されるとともに、前方に向けて開口する吐出孔が形成された吐出ヘッドを有するポンプと、前記ポンプを前記容器本体の口部に装着する装着キャップと、前記装着キャップの後部に立設された支持部材と、前記支持部材に回転軸回りに回転自在に配設され、前記吐出ヘッドに連係する押下部材と、を備え、前記ポンプは、筒状のピストンと、前記ピストンが上下摺動自在に収容されたシリンダと、前記ステムから下方に向けて延設され、前記ピストンの内側を上下方向に貫くピストンガイドと、を備え、前記押下部材を前記回転軸回りに下方に向けて回転させ、前記吐出ヘッド、前記ステムおよび前記ピストンガイドを、前記ピストンとともに前記シリンダに対して下方移動させることにより、前記シリンダ内の内容液が前記ステム内を通して前記吐出孔から吐出される吐出器であって、前記ピストンは、前記シリンダに対して下方移動した前記ステムにより押下される被押下部と、前記ステム内に上下摺動自在に嵌合された内筒部と、前記ステム内と前記シリンダ内との連通を遮断する閉塞部と、を備えるとともに、前記ピストンガイドに上下動自在に外装され、前記ピストンガイドは、前記閉塞部に前記ピストンの下側から当接することで、前記ステム内と前記シリンダ内との連通が遮断される当接部を備え、前記ピストンに対する前記ピストンガイドの下方移動時に、前記当接部が前記閉塞部から下方に離間することで、前記ステム内と前記シリンダ内とが連通し、前記ステムは、前記被押下部から上方に離間しており、前記押下部材を前記回転軸回りに下方に向けて回転させ、前記吐出ヘッド、前記ステム、および前記ピストンガイドを下方移動させる過程において、前記ステムが前記被押下部に当接するまでは、前記ピストンは下方移動せず、前記ステムが前記ピストンの内筒部に摺接しながら下方移動し、かつ前記ピストンガイドの当接部が、前記ピストンの閉塞部から下方に離間して、前記ステム内と前記シリンダ内とが連通し、前記ステムが前記ピストンの被押下部に当接した後は、前記ピストンガイドの当接部と前記ピストンの閉塞部との間の上下方向の隙間を保ったまま、前記ピストンも前記ステムにより下方移動させられることを特徴とする。
この発明によれば、押下部材を前記回転軸回りに下方に向けて回転させ、吐出ヘッド、ステム、およびピストンガイドを下方移動させると、ステムが、ピストンの被押下部から上方に離間していることから、まず、ピストンは下方移動せず、ステムがピストンの内筒部に摺接しながら下方移動し、また、ピストンガイドの当接部が、ピストンの閉塞部から下方に離間して、ステム内とシリンダ内とが連通する。そして、ステムがピストンの被押下部に当接した後は、ピストンガイドの当接部とピストンの閉塞部との間の上下方向の隙間を保ったまま、ピストンもステムにより下方移動させられる。これにより、シリンダ内が加圧され、シリンダ内の内容液がステム内を上昇して吐出孔から吐出される。
次に、押下部材に加えた力を解除すると、ステムに加えられている上方付勢力により、吐出ヘッド、ステム、およびピストンガイドが上方に復元移動する。この過程において、まず、ピストンガイドの当接部が、ピストンの閉塞部から下方に離間していて、ピストンは上方移動しないことから、ステムがピストンの内筒部に摺接しながら上方移動する。これにより、ステム内に下方に吸引する流れが生ずることとなり、吐出ヘッド内の内容液をステム側に吸い込むことが可能になり、内容液が吐出孔に残留するのを抑制することができる。
その後引き続き、吐出ヘッド、ステム、およびピストンガイドが上方に復元移動するのに伴い、ピストンガイドの当接部がピストンの閉塞部に当接して、ステム内とシリンダ内との連通を遮断し、その後、この状態を維持したまま、ピストンガイドの当接部が閉塞部を介してピストンを押し上げることにより、ピストンも上方に復元移動する。これにより、シリンダ内が負圧になり、容器本体内の内容液がシリンダ内に流入する。
ここで、前記吐出ヘッドは、前後方向に延びるノズル筒部を備え、前記ノズル筒部の前端部内に、内側が前記吐出孔とされた筒体が嵌合され、前記筒体の内周面は、全周にわたって、縦断面視で前後方向の全長にわたって直線状に延びてもよい。
この場合、筒体の内周面が、全周にわたって、縦断面視で前後方向の全長にわたって直線状に延びていることから、吐出孔に残留した内容液が外部に垂れ落ちやすくなっているので、前述の作用効果が顕著に奏功される。
また、前記シリンダから下方に向けて延設された正倒立両用アダプタを備え、前記正倒立両用アダプタに、前記容器本体内に向けて開口する正立時導入孔と、前記容器本体内に向けて開口するとともに、前記正立時導入孔より上方に配置された倒立時導入孔と、前記正立時導入孔、前記倒立時導入孔、および前記シリンダ内に連通する連通路と、が形成され、前記正倒立両用アダプタは、この吐出器の正立時に、前記倒立時導入孔と前記連通路との連通を遮断し、かつ倒立時に、前記倒立時導入孔と前記連通路とを連通する切替弁を備えてもよい。
この場合、吐出器の正立時および倒立時の双方において、容器本体内の内容液をシリンダ内に供給することが可能になり、優れた操作性を具備させることができる。
本発明によれば、吐出孔から内容液を吐出したときに、吐出孔に内容液が残留するのを抑制することができる。
本発明に係る一実施形態として示した吐出器の縦断面図である。 図1に示すポンプ、装着キャップ、支持部材、および押下部材の縦断面図である。 図2に示す吐出器の要部を示す拡大図である。 図2に示す吐出器であって、押下部材を下降端位置まで押下げた状態を示す縦断面図である。 図4に示す吐出器の要部を示す拡大図である。 図4に示す吐出器であって、押下部材の押下げを解除した直後を示す縦断面図である。 図6に示す吐出器の要部を示す拡大図である。 図1に示す正倒立両用アダプタの縦断面図である。
以下、本発明に係る吐出器の実施形態について、図1から図8を参照して説明する。
吐出器1は、内容液が収容される容器本体2の口部3に、上方付勢状態で下方移動自在に配設されたステム12、およびステム12の上端部に装着されるとともに、前方に向けて開口する吐出孔13Aが形成された吐出ヘッド13を有するポンプ10と、ポンプ10を容器本体2の口部3に装着する装着キャップ11と、装着キャップ11の後部に立設された支持部材15と、支持部材15に回転軸L回りに回転自在に配設され、吐出ヘッド13に連係する押下部材16と、正倒立両用アダプタ200と、を備える。
ポンプ10は、筒状のピストン41と、ピストン41が上下摺動自在に収容されたシリンダ42と、ステム12から下方に向けて延設され、ピストン41の内側を上下方向に貫くピストンガイド43と、を備える。
ここで、装着キャップ11、ステム12、ピストン41、シリンダ42、およびピストンガイド43は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置した状態で配設されている。
以下、この共通軸を中心軸線Oといい、中心軸線Oに沿う方向を上下方向という。また、上下方向から見た平面視において、中心軸線Oに交差する方向を径方向といい、中心軸線O回りに周回する方向を周方向という。前記平面視において、径方向のうち、吐出ヘッド13の吐出孔13Aが開口する方向を前方といい、その逆方向を後方といい、また、上下方向および前後方向の双方向に直交する方向を左右方向という。
装着キャップ11は、中央に開口部が形成された円環状の頂壁部11aと、頂壁部11aの外周縁から下方に向けて延びる円筒状の周壁部11bと、を有する。周壁部11bの内周面には、容器本体2の口部3における外周面に形成された雄ネジに螺着する雌ネジが形成されている。
ステム12は、容器本体2の口部3に上方付勢状態で下方移動自在に立設されている。ステム12の下部の内径および外径は、ステム12の上部の内径および外径よりも大きい。ステム12の上部と下部との間には、テーパ状の段筒部12Aが形成されている。
吐出ヘッド13は、ステム12の上端部に装着された有頂筒状の装着筒部31と、装着筒部31から前方に向けて突設された筒状のノズル筒部32と、を有する。
装着筒部31は、ステム12内に嵌合されている。装着筒部31の上端部には、左右方向に突出する軸部10Aが形成されている。軸部10Aは左右方向から見て円形状を呈する。装着筒部31の上端部に、後方に向けて突出する被係止部120が形成されている。
被係止部120は、左右方向に開口する一対の肉抜き孔121を有するブロック状に形成されている。被係止部120には、後述するストッパー130の規制位置から規制解除位置への移動を抑止するための係合突起122が形成されている。
係合突起122は、被係止部120の後端部から下方に突設されている。係合突起122の下端は、ステム12の上端よりも上方に位置する。係合突起122の後部には、後方に向かうに従い漸次、上方に向けて延びる傾斜面122aが形成されている。
ノズル筒部32の前端部内に、内側が吐出孔13Aとされた筒体36が嵌合されている。筒体36の内周面は、全周にわたって、図2に示されるような縦断面視で、前後方向の全長にわたって直線状に延び、吐出孔13Aは、内容液を線状に吐出可能に形成されている。図示の例では、筒体36の内径は、前後方向の全長にわたって同等になっている。
なお、ノズル筒部32の前端部内にチップ若しくは発泡部材等を配設したり、ノズル筒部32の前端部の形状を変更したりすること等により、内容液を霧状若しくは泡状等に吐出してもよい。
ピストン41は、シリンダ42内に上下摺動自在に嵌合された外筒ピストン51と、外筒ピストン51における径方向の内側に配置され、ピストンガイド43に上下動自在に外装された内筒ピストン52と、外筒ピストン51と内筒ピストン52とを連結する環状の被押下部53と、を備える。これら外筒ピストン51、内筒ピストン52、および被押下部53はそれぞれ、中心軸線Oと同軸に配設されている。図示の例では、外筒ピストン51、内筒ピストン52、および被押下部53は一体に形成されている。
外筒ピストン51は、図3に示すように、被押下部53から上方に突出する上筒部51aと、被押下部53から下方に突出する筒状の摺接部51bと、を備える。
上筒部51aの外周面は、シリンダ42の内周面に近接している。上筒部51aの内周面は、ステム12の外周面に近接している。上筒部51aは、ステム12の下端部を径方向の外側から囲繞している。摺接部51bの下端部は、シリンダ42の内周面に当接している。なお、上筒部51aを、シリンダ42の内周面、およびステム12の外周面に当接させてもよい。
内筒ピストン52は、被押下部53から上方に突出し、上端部がステム12内に上下摺動自在に嵌合された内筒部52aと、被押下部53から下方に突出し、ピストンガイド43に上下動自在に外装され、かつステム12内とシリンダ42内との連通を遮断する筒状の閉塞部52bと、を備える。
内筒部52aのうち、ステム12内に位置する上部は、下方から上方に向かうに従い漸次、径方向の外側に向けて延びている。内筒部52aは、ピストンガイド43の外周面と非接触となっている。
閉塞部52bは、上方から下方に向かうに従い漸次、径方向の内側に向けて延びている。閉塞部52bの下端部は、ピストンガイド43の外周面に当接している。閉塞部52bの下端部は、摺接部51bの下端部より上方に位置している。
被押下部53は、外筒ピストン51および内筒ピストン52それぞれの上下方向の中間部分に配設され、中心軸線Oと同軸に配設された環状をなしている。被押下部53は、シリンダ42に対して下方移動したステム12により押下される。被押下部53の上面は、全周にわたって連続して延びる平面になっている。被押下部53の上面は、ステム12の下端開口縁と上下方向で対向している。被押下部53の上面に、径方向に延びるリブが周方向に間隔をあけて複数形成されている。
ステム12は、被押下部53から上方に離間している。
シリンダ42は、多段の円筒状に形成されており、図2に示されるように、上下方向に延在する大径部62と、大径部62の下端部から下方に向けて延在し、大径部62よりも内径および外径が小さい中径部63と、中径部63の下端部から下方に向けて延在し、中径部63よりも内径および外径が小さい小径部64と、を備える。
大径部62の上部に、大径部62の内外を連通させる空気孔62Bが形成されている。大径部62の上端部には、径方向の外側に向けて突出する円環状の支持板部61が形成されている。支持板部61の上面における外周部に、装着キャップ11の頂壁部11aの下面が当接している。支持板部61と容器本体2の口部3における上端開口縁との間に、第1パッキン66が配設されている。装着キャップ11の周壁部11bが、口部3に螺着されることにより、支持板部61および第1パッキン66が、装着キャップ11の頂壁部11aと、口部3と、の間に固定される。これら支持板部61、大径部62、中径部63、および小径部64は、中心軸線Oと同軸に配設されている。
支持板部61の上面には、上方に向けて延び、かつ装着キャップ11の頂壁部11aの開口部に挿通された立設筒部60が形成されている。立設筒部60の外径および内径は、大径部62の外径および内径よりも大きくなっている。立設筒部60の上端開口縁は、ステム12の段筒部12Aと上下方向において同等の位置に位置している。
支持板部61の上面は、図3に示されるように、ピストン41の上筒部51aの上端開口縁と上下方向において同等の位置に位置している。支持板部61のうち、立設筒部60より径方向の内側に位置する内周部の上面、およびピストン41の上筒部51aの上端開口縁に跨って環状の第2パッキン56が配設されている。
小径部64は、図2に示されるように、中径部63の下端部から下方に向けて真っ直ぐ延びる上直筒部67と、上直筒部67の下端部から下方に向かうに従い漸次、内径および外径が小さくなるテーパ筒部68と、テーパ筒部68の下端部から下方に向けて真っ直ぐ延びる下直筒部69と、を有する。テーパ筒部68の内側には、弁体44がテーパ筒部68のテーパ面に離着自在に配設されている。
なお、弁体44は、球状に形成された合成樹脂製のいわゆるボール弁とされている。弁体44を合成樹脂製とすることで、廃棄時に弁体44を分別する必要がない。また、弁体44は、金属製等であってもよい。さらに、ボール弁に替わる種々の弁体を用いた逆止弁でもよい。
テーパ筒部68の内周面には、径方向の外側から内側に向かうに従い漸次、上方に向けて延びる規制突部68Aが突設されている。規制突部68Aの上端の内径は、弁体44の外径よりも小さくなっている。これにより、弁体44が規制突部68Aから上方に離脱するのを規制している。なお、規制突部68Aには、周方向の延在を中断する間隙が形成されている。
ピストンガイド43は、ステム12から下方に向けて延びる周筒部43Dおよび底壁部を備える有底筒状に形成されている。ピストンガイド43の底壁部は、図3に示されるように、ピストン41の閉塞部52bよりも下方に位置している。底壁部には、径方向の外側に向けて突出する円環状のフランジ部43Aが形成されている。
ピストンガイド43における周筒部43Dの下端部に径方向の外側に向けて突出する当接部43Eが形成されている。当接部43Eは、上方に向かうに従い漸次、縮径されている。当接部43Eは、フランジ部43Aの上面に接続されている。当接部43Eは、閉塞部52bにピストン41の下側から当接する。当接部43Eは、ピストン41の閉塞部52bの下端部に当接している。
ピストンガイド43の周筒部43Dには、ピストンガイド43内とシリンダ42内とを連通させる連通孔43Bが形成されている。連通孔43Bは、例えば中心軸線Oを径方向で挟む両側に配置されている。連通孔43Bは、当接部43Eよりも上方に位置している。これにより、連通孔43Bとシリンダ42の大径部62内との連通が遮断されている。すなわち、当接部43Eが、閉塞部52bにピストン41の下側から当接することで、連通孔43Bおよびピストンガイド43の周筒部43D内を通した、シリンダ42内とステム12内との連通が遮断されている。
ピストンガイド43の周筒部43Dには、図2に示されるように、ピストンガイド43内とステム12内とを連通する貫通孔43Cが形成されている。貫通孔43Cは、連通孔43Bと同様に、例えば中心軸線Oを径方向で挟む両側に配置されている。貫通孔43Cは、連通孔43Bよりも上方に配置され、ステム12の段筒部12Aにおける内周面に向けて開口している。連通孔43Bおよび貫通孔43Cがピストンガイド43に形成されていることで、ピストンガイド43とピストン41との間、並びにピストンガイド43とステム12との間の空気が滞留するのを防ぐことができる。
ピストンガイド43のうち貫通孔43Cよりも上側に位置する部分は、ステム12内に嵌合している。これにより、ピストンガイド43は、ステム12とともに一体に上下動する。
ピストンガイド43の下端部には、下方に向けて突出し、コイルバネ95が外装されるガイド突部43Fが形成されている。ガイド突部43Fは、表裏面が周方向を向く板体が中心軸線O回りに複数配置されて構成されている。ガイド突部43Fは、シリンダ42における大径部62の下部から中径部63の上部にわたって配設されている。
コイルバネ95のうち、上端部はフランジ部43Aの下面に当接し、下端部はシリンダ42における上直筒部67の上端開口縁(段部)に当接している。これにより、ピストンガイド43およびステム12は、コイルバネ95から上向きの付勢力を受けている。
支持部材15は、シリンダ42の立設筒部60に外装された有頂筒状の囲繞筒部15aと、囲繞筒部15aの頂壁から上方に向けて延びるガイド筒15cと、囲繞筒部15aから後方に向けて突設され、左右方向に間隔をあけて配設された一対の側壁部77と、側壁部77の後端縁同士を左右方向に接続する後壁部78と、を有している。
囲繞筒部15aの頂壁は環状に形成され、この頂壁の内周縁部にガイド筒15cが配置されている。
ガイド筒15c内には、ステム12が下方移動自在に挿通されている。
囲繞筒部15aの頂壁の下面には、内側にステム12が挿通された内側垂下筒部15dと、内側垂下筒部15dと囲繞筒部15aの周壁との間に配置された外側垂下筒部15eと、が形成されている。ガイド筒15c、内側垂下筒部15d、および外側垂下筒部15eは、中心軸線Oと同軸に配設されている。
囲繞筒部15aの周壁の下端部は、装着キャップ11の頂壁部11aと隙間を介して上下方向に対向している。
外側垂下筒部15eは、立設筒部60内に嵌合されている。外側垂下筒部15eの下端開口縁は、第2パッキン56を介して、シリンダ42における支持板部61の内周部の上面に押し当てられている。
内側垂下筒部15dは、ステム12の下部に外装されている。内側垂下筒部15dの下端開口縁は、第2パッキン56を介して、ピストン41の上筒部51aの上端開口縁に押し当てられている。
第2パッキン56は、ステム12の下端部に外嵌されている。第2パッキン56は、ステム12と、ガイド筒15cおよび内側垂下筒部15dと、の間に画成された外気導入路Rと、シリンダ42内のうち、ピストン41の摺接部51bより上方に位置する上部空間と、の連通を遮断可能である。
側壁部77は、前側から後側に向かうに従い漸次、上側に向けて延びている。側壁部77の上端には、左右方向から見た正面視で上方に向けて突の半円形状に形成された突出片80が形成されている。突出片80には、円柱状の軸体77Aが左右方向の外側に向けて突設されている。軸体77Aは、ステム12より後方に配置されている。軸体77Aの中心を通り、かつ左右方向に延びる仮想の軸線が押下部材16の揺動軸Lとなる。これにより、揺動軸Lは、ステム12より後方に配置されるとともに左右方向に延びている。
後壁部78の内面には、上方に向かって突出し、一対の側壁部77の内面同士および突出片80同士を左右方向に一体に連結する補強壁78aが形成されている。
押下部材16は、軸体77Aを介して支持部材15に取り付けられている。これにより、押下部材16は、支持部材15に対して揺動軸L回りに揺動可能に連結されている。
押下部材16は、吐出ヘッド13を上方から覆う天板部90と、天板部90の前端縁から前方に向かうに従い漸次、下方に向けて延びる前板部91と、天板部90の左右両側の側端縁から下方に向けて延在し、左右方向に向かい合う一対の側板部92と、を有する。
そして、天板部90と一対の側板部92とで囲まれる内部空間に吐出ヘッド13が配置されている。よって、一対の側板部92は、吐出ヘッド13を左右方向から挟むように配置されている。
天板部90は、上方に向けて膨らむように滑らかに湾曲した形状とされ、その後端部は支持部材15における後壁部78の上端部に上方から当接している。これにより、押下部材16は、揺動軸Lを中心としたこれ以上の上方への揺動が規制されている。
天板部90の前側部分には、天板部90を貫通する第1貫通孔93が形成されている。この第1貫通孔93は、天板部90における左右方向の中央部分に形成されているとともに、前方に開口している。これにより、天板部90の前側部分は、左右方向に二股に分かれた形状とされている。前板部91は、二股に分かれた天板部90の前端縁から前方に向かうに従い漸次、下方に向けて延在している。
第1貫通孔93内に吐出ヘッド13のノズル筒部32が挿通されている。これにより、ノズル筒部32は、第1貫通孔93を通して前板部91から前方に向けて突出しており、押下部材16と吐出ヘッド13との中心軸線O回りにおける相対的な回転が規制されている。なお、前板部91の下側部分は、指先を掛けるための指掛部分とされている。
押下部材16の一対の側板部92は、支持部材15の一対の側壁部77における上部を左右方向に挟んでいる。これにより、支持部材15と押下部材16との中心軸線O回りにおける相対的な回転が規制されている。一対の側板部92の後部側の内面には、軸体77Aが挿通される軸孔部92Aが形成されている。これにより、押下部材16は、軸体77A回り、すなわち揺動軸L回りに揺動可能に支持される。
押下部材16には、吐出ヘッド13の軸部10Aに係合する係合溝31Aが形成されている。係合溝31Aは、押下部材16の一対の側板部92から左右方向の内側に向けて張り出した板部の下端部に、下方に向けて開口する半円形状に形成されている。この係合溝31A内に軸部10Aが挿入されている。
以上の構成において、押下部材16を揺動軸L回りに下方に揺動すると、係合溝31Aの内周面が軸部10Aの外周面を下方に向けて押し込むことにより、ステム12およびピストンガイド43が、コイルバネ95の上方付勢力に抗して下降する。
さらに本実施形態では、吐出器1は、吐出ヘッド13の下方移動を規制するストッパー130を備える。なお、吐出器1はストッパー130を有しなくてもよい。
ストッパー130は、押下部材16の揺動軸Lに平行な軸体131回りに揺動可能に設けられ、吐出ヘッド13の下方移動を規制する。ストッパー130は、吐出ヘッド13の下方移動を規制する規制位置(図1および図2に示す位置)と、規制位置に対して軸体131回りに後方に揺動し、吐出ヘッド13の下方移動を許容する規制解除位置(図4および図6に示す位置)と、の間を移動自在に配設されている。
ストッパー130は、一対の側壁部77の間に架設された軸体131と、軸体131の上方に配設され、図1および図2に示す規制位置に位置するときに、被係止部120の下面とガイド筒15cの上端開口縁との間に挟み込まれる被挟持部132と、軸体131における左右方向の両端部に接続され、側板部92における左右方向の外側に位置する一対の摘み部134と、を備える。
軸体131は、左右方向に延在する棒状に形成され、軸体131の左右方向の両端部は、一対の側壁部77に形成された支持凹部82に中心軸回りに回転可能に嵌め込まれている。支持凹部82は、ステム12よりも後方であって、揺動軸Lよりも前方に配置されている。
図8に示すように、正倒立両用アダプタ200は、筒状に形成され、シリンダ42から下方に向けて延設されている。
正倒立両用アダプタ200は、中心軸線Oと同軸に配設されている。正倒立両用アダプタ200は、シリンダ42に外嵌された円筒状の外側筒部材211と、外側筒部材211内に嵌合された内側筒部材212と、を有する。これら外側筒部材211、および内側筒部材212は、中心軸線Oと同軸に配設されている。
外側筒部材211は、上部内にシリンダ42の小径部64が嵌合された円筒状の外筒部214と、外筒部214の上下方向の中間部分に配設され、外筒部214の内部を上下に仕切る仕切壁部215と、仕切壁部215から下方に延設され内側筒部材212の上端部が連結される円筒状の連結筒部217と、を有する。
仕切壁部215には、上下方向に貫く通液孔219が形成されている。連結筒部217の上端部のうち、一部の外周面は、外筒部214の内周面に接続され、他の部分の外周面は、外筒部214の内周面から径方向の内側に離間している。そして、外側筒部材211には、連結筒部217の前記一部および外筒部214を一体に径方向に貫く倒立時導入孔221が形成されている。倒立時導入孔221は、吐出器1の倒立時に容器本体2内の内容液を連結筒部217内に導入可能に設けられている。
内側筒部材212は、上端部が連結筒部217に連結された円筒状の上側筒部222と、上側筒部222よりも下方に配設され、かつ下端部が外側筒部材211の下端部よりも下方に位置する円筒状の下側筒部223と、上側筒部222と下側筒部223とを結合する円筒状の結合筒部224と、を有する。
上側筒部222の上端部は、連結筒部217に外嵌されている。上側筒部222の外周面と外筒部214の内周面との間には、内容液を流通させる第1流路r1が形成されている。この第1流路r1の上端は、通液孔219の下端に連通している。上側筒部222の下端部は、内径および外径が下方に向かうに従い漸次縮径するテーパ状をなしている。上側筒部222の下端部内に、球状の切替弁225が上方に向けて離反自在に配設されている。切替弁225は、例えば金属材料等で形成されている。
結合筒部224の外周面と、外筒部214の内周面と、の間には、内容液を流通させる第2流路r2が形成されている。この第2流路r2の上端は、第1流路r1の下端に連通している。結合筒部224には、その内部と第2流路r2とを連通する連絡孔226が形成されている。連絡孔226は、結合筒部224に周方向に間隔をあけて複数形成されている。
下側筒部223の内側は、吐出器1の正立時に、容器本体2内の内容液を外側筒部材211の内側に導入可能な正立時導入孔229となっている。下側筒部223は、外側筒部材211の下端部内に嵌合されている。正立時導入孔229内に、下端開口が容器本体2内に向けて開口する円筒状のパイプ213の上端部が嵌合されている。パイプ213の下端開口は、容器本体2内の底部に向けて開口する。
ここで連絡孔226、第2流路r2、第1流路r1および通液孔219は、正立時導入孔229、および倒立時導入孔221と、シリンダ42の下直筒部69における下端開口と、を連通する連通路r3を構成している。正立時導入孔229は、倒立時導入孔221より下方に配置されている。
次に、上述のように構成された吐出器1の使用方法について説明する。
まず、ストッパー130を図1および図2に示す規制位置から後方に揺動させて、図4に示す規制解除位置に移動させる。詳しく説明すると、摘み部134を操作して、被挟持部132の上端部が係合突起122を乗り越えて被係止部120よりも後方に位置するまで、ストッパー130を後方側に向けて軸体131回りに揺動させる。これにより、ストッパー130による吐出ヘッド13の下方移動の規制が解除され、押下部材16の下方への揺動が許容される。
その後、押下部材16を回転軸L回りに下方に向けて回転させる。
この際、例えば押下部材16の前板部91の指掛部分に指先を掛けながら、コイルバネ95の付勢力に抗して押下部材16を下方に向けて回転させる。押下部材16を下方に向けて回転させると、吐出ヘッド13が下方移動し、弁体44によってシリンダ42のテーパ筒部68内を閉塞した状態で、ステム12およびピストン41をシリンダ42に対して押し込んで、シリンダ42内を正圧にする。すると、シリンダ42内の内容液がステム12内を上昇してノズル筒部32内に導入され、吐出ヘッド13の吐出孔13Aから吐出される。
詳しくは、吐出ヘッド13、ステム12、およびピストンガイド43を下方移動させると、ステム12が、ピストン41の被押下部53から上方に離間していることから、まず、ピストン41は下方移動せず、ステム12がピストン41の内筒部52aに摺接しながら下方移動し、また、ピストンガイド43の当接部43Eが、ピストン41の閉塞部52bから下方に離間して、ステム12内とシリンダ42内とが連通する。このうち、図5に示されるように、ピストンガイド43の当接部43Eが、ピストン41の閉塞部52bから下方に離間すると、閉塞部52bの下端部とピストンガイド43の外周面との間に、径方向の間隙が生じ、この間隙を通して、ピストンガイド43の連通孔43Bが、シリンダ42内に開放される。
そして、ステム12がピストン41の被押下部53に当接した後は、ステム12に加えられた押し下げ力が、被押下部53を介してピストン41に伝えられるため、ピストンガイド43の当接部43Eとピストン41の閉塞部52bとの間の上下方向の隙間は保たれたまま、ピストン41がステム12およびピストンガイド43と一体となって、シリンダ42に対して下方移動する。これにより、シリンダ42内が加圧され、シリンダ42内の内容液が、閉塞部52bの内周面とピストンガイド43の外周面との間の間隙、並びに連通孔43Bを通ってピストンガイド43内に流入する。さらに、シリンダ42内の内容液は、閉塞部52bの内周面とピストンガイド43の外周面との間の間隙、ステム12における下部および段筒部12Aの各内周面とピストンガイド43の外周面との間の間隙、並びに貫通孔43Cを通ってピストンガイド43内に流入する。
そして、ピストンガイド43内に流入した内容液は、ステム12の上部内を流動してノズル筒部32に至り、ノズル筒部32の吐出孔13Aから吐出される。この結果、容器本体2内に収容された内容液を、吐出孔13Aを通じて外部に吐出することができる。
次に、押下部材16に加えた力を解除すると、ステム12およびピストンガイド43に加えられている、コイルバネ95からの上方付勢力により、吐出ヘッド13、ステム12、およびピストンガイド43が上方に復元移動する。
この際、押下部材16が係合溝31Aの内面を介して吐出ヘッド13により上方に押し上げられる。これにより、押下部材16が回転軸L回りの上方に回転する。このように、押下部材16の下方への移動に伴い吐出ヘッド13が下降し、吐出ヘッド13の上昇に伴い押下部材16が上方に移動する。すなわち、吐出ヘッド13および押下部材16は、いずれか一方の移動に連係して上下動する。
ここで、吐出ヘッド13等が上方に復元移動する過程において、図6および図7に示されるように、まず、ピストンガイド43の当接部43Eが、ピストン41の閉塞部52bから下方に離間していて、ピストン41は上方移動しないことから、ステム12がピストン41の内筒部52aに摺接しながら上方移動する。
その後引き続き、吐出ヘッド13、ステム12、およびピストンガイド43が上方に復元移動するのに伴い、ピストンガイド43の当接部43Eがピストン41の閉塞部52bに当接して、ステム12内とシリンダ42内との連通を遮断し、その後、この状態を維持したまま、ピストンガイド43の当接部43Eが閉塞部52bを介してピストン41を押し上げることにより、ピストン41も上方に復元移動する。
これにより、シリンダ42内が負圧になり、この負圧が、弁体44に作用してテーパ筒部68内を開放し、図8に示す切替弁225に連通路r3を通して作用すると、吐出器1の正立時には、切替弁225が、上側筒部222の下端部の内周面に押し付けられ、倒立時導入孔221と連通路r3との連通を遮断した状態に維持する。その結果、容器本体2内の内容液が、正立時導入孔229、結合筒部224内および連通路r3を通してシリンダ42の下端開口に到達してシリンダ42内に流入する。
一方、吐出器1の倒立時には、容器本体2内の底部に開口するパイプ213の下端開口が、容器本体2内の内容液の液面から突出する。しかも、倒立時導入孔221が、容器本体2内の内容液中に位置した状態で、切替弁225がその自重により上側筒部222の下端部の内周面から離反しており、倒立時導入孔221と連通路r3とが結合筒部224内を通して連通している。したがって、シリンダ42内で負圧が発生することで、容器本体2内の内容液が、倒立時導入孔221、結合筒部224内および連通路r3を通してシリンダ42の下端開口に到達してシリンダ42内に流入する。
吐出器1の正立時および倒立時いずれの場合であっても、吐出ヘッド13、ステム12およびピストン41をシリンダ42に対して一体的に押下させると、シリンダ42内のうちピストン41より下方に位置する下部空間が加圧され、この下部空間内の内容液がステム12内を上昇して吐出孔13Aから吐出される。この過程において、第2パッキン56が外気導入路Rの下端開口を開放し、外気導入路Rとシリンダ42内の上部空間とが連通し、外気がシリンダ42内の上部空間に導入される。
吐出ヘッド13、ステム12およびピストン41の押下げを解除して、これらを上方に復元変位させると、シリンダ42内の下部空間が負圧になり、容器本体2内の内容液がシリンダ42内の下部空間に導入される。この過程において、上部空間の空気は、空気孔62Bを通してシリンダ42内の上部空間と容器本体2内とが連通することで、容器本体2内に導入される。
その後、ステム12およびピストン41が元に戻ると、第2パッキン56により、外気導入路Rとシリンダ42内の上部空間との連通が遮断され、外気導入路Rを通した容器本体2内と外部との連通が遮断される。
なお、外気導入路Rとシリンダ42内の上部空間との連通を遮断する第2パッキン56が配設されているので、吐出器1が倒立等して、容器本体2内の内容液がシリンダ42内の上部空間に到達しても、この内容液が外気導入路Rを通して外部に漏出するのを防ぐことができる。
以上説明したように、本実施形態に係る吐出器1によれば、吐出ヘッド13等が上方に復元移動する過程において、ステム12が、ピストン41の内筒部52aに摺接しながらピストン41に対して上方移動することから、ステム12内に下方に吸引する流れを生じさせることができる。これにより、吐出ヘッド13内の内容液をステム12側に吸い込むことが可能になり、内容液が吐出孔13Aに残留するのを抑制することができる。
また、筒体36の内周面が、縦断面視で、前後方向の全長にわたって直線状に延びていることから、吐出孔13Aに残留した内容液が外部に垂れ落ちやすくなっているので、前述の作用効果が顕著に奏功される。
また、吐出器1の正立時および倒立時の双方において、容器本体2内の内容液をシリンダ42内に供給することが可能になり、優れた操作性を具備させることができる。
本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば 前記実施形態では、正倒立両用アダプタ200を備える構成を示したが、正倒立両用アダプタ200を設けなくてもよい。この場合、パイプ213はシリンダ42の下端に取り付けられる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 吐出器
2 容器本体
3 口部
10 ポンプ
11 装着キャップ
12 ステム
13 吐出ヘッド
13A 吐出孔
15 支持部材
16 押下部材
25 弾性片
41 ピストン
42 シリンダ
43 ピストンガイド
43E 当接部
52a 内筒部
52b 閉塞部
53 被押下部
200 正倒立両用アダプタ
221 倒立時導入孔
225 切替弁
229 正立時導入孔
r3 連通路
L 回転軸

Claims (3)

  1. 内容液が収容される容器本体の口部に、上方付勢状態で下方移動自在に配設されたステム、および前記ステムの上端部に装着されるとともに、前方に向けて開口する吐出孔が形成された吐出ヘッドを有するポンプと、
    前記ポンプを前記容器本体の口部に装着する装着キャップと、
    前記装着キャップの後部に立設された支持部材と、
    前記支持部材に回転軸回りに回転自在に配設され、前記吐出ヘッドに連係する押下部材と、を備え、
    前記ポンプは、
    筒状のピストンと、
    前記ピストンが上下摺動自在に収容されたシリンダと、
    前記ステムから下方に向けて延設され、前記ピストンの内側を上下方向に貫くピストンガイドと、を備え、
    前記押下部材を前記回転軸回りに下方に向けて回転させ、前記吐出ヘッド、前記ステムおよび前記ピストンガイドを、前記ピストンとともに前記シリンダに対して下方移動させることにより、前記シリンダ内の内容液が前記ステム内を通して前記吐出孔から吐出される吐出器であって、
    前記ピストンは、前記シリンダに対して下方移動した前記ステムにより押下される被押下部と、前記ステム内に上下摺動自在に嵌合された内筒部と、前記ステム内と前記シリンダ内との連通を遮断する閉塞部と、を備えるとともに、前記ピストンガイドに上下動自在に外装され、
    前記ピストンガイドは、前記閉塞部に前記ピストンの下側から当接することで、前記ステム内と前記シリンダ内との連通が遮断される当接部を備え、
    前記ピストンに対する前記ピストンガイドの下方移動時に、前記当接部が前記閉塞部から下方に離間することで、前記ステム内と前記シリンダ内とが連通し、
    前記ステムは、前記被押下部から上方に離間しており、
    前記押下部材を前記回転軸回りに下方に向けて回転させ、前記吐出ヘッド、前記ステム、および前記ピストンガイドを下方移動させる過程において、前記ステムが前記被押下部に当接するまでは、前記ピストンは下方移動せず、前記ステムが前記ピストンの内筒部に摺接しながら下方移動し、かつ前記ピストンガイドの当接部が、前記ピストンの閉塞部から下方に離間して、前記ステム内と前記シリンダ内とが連通し、前記ステムが前記ピストンの被押下部に当接した後は、前記ピストンガイドの当接部と前記ピストンの閉塞部との間の上下方向の隙間を保ったまま、前記ピストンも前記ステムにより下方移動させられることを特徴とする吐出器。
  2. 前記吐出ヘッドは、前後方向に延びるノズル筒部を備え、
    前記ノズル筒部の前端部内に、内側が前記吐出孔とされた筒体が嵌合され、
    前記筒体の内周面は、全周にわたって、縦断面視で前後方向の全長にわたって直線状に延びていることを特徴とする請求項1に記載の吐出器。
  3. 前記シリンダから下方に向けて延設された正倒立両用アダプタを備え、
    前記正倒立両用アダプタに、
    前記容器本体内に向けて開口する正立時導入孔と、
    前記容器本体内に向けて開口するとともに、前記正立時導入孔より上方に配置された倒立時導入孔と、
    前記正立時導入孔、前記倒立時導入孔、および前記シリンダ内に連通する連通路と、が形成され、
    前記正倒立両用アダプタは、この吐出器の正立時に、前記倒立時導入孔と前記連通路との連通を遮断し、かつ倒立時に、前記倒立時導入孔と前記連通路とを連通する切替弁を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の吐出器。
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