JP2017013843A - 吐出面に内容物を吐出する吐出容器 - Google Patents

吐出面に内容物を吐出する吐出容器 Download PDF

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Abstract

【課題】吐出孔を通じて吐出面に吐出される内容物の吐出量が吐出孔ごとにばらつくことを抑制すること。
【解決手段】吐出孔43が形成された頂壁部41を有する外装部4と、外装部内に上下動自在に配置され、ステム12からの内容物を吐出孔に供給する中皿部材5と、外装部に回転軸線M回りに押下げ可能に連結され、外装部に対して中皿部材を下降させるレバー部6とを備え、中皿部材は、頂壁部の供給面45との間にステムからの内容物を径方向に拡散させて吐出孔に供給する拡散室Rを形成し、レバー部は、外装部よりも径方向の外側に配置された押下部83と、中皿部材に形成された被係止部64に係止する係止部85と、を備え、押下部が係止部を挟んで回転軸線とは径方向の反対側に位置している吐出容器1を提供する。
【選択図】図4

Description

本発明は、吐出容器に関する。
従来から、例えば下記特許文献1に示すような吐出容器が知られている。
この吐出容器は、内部ピストンの上方に吸い上げられた液体を溜める受け皿を備えている。受け皿には、内部ピストンに連通する連通孔と、連通孔の上側に位置する受け板と、が設けられている。受け板は、連通孔の周方向に間隔をあけて設けられた複数の固定脚を介して連通孔の縁に連結されている。周方向に隣り合う固定脚同士の隙間は、内部ピストンの上方に吸い上げられた液体を受け皿の上面(吐出面)に排出する複数の液出し孔とされている。
実開平1−103554号公報
しかしながら、上記従来の吐出容器では、複数の液出し孔が固定脚により周方向に配置されているので、連通孔から吐出されて複数の液出し孔を各別に通過した後、受け皿の上面に吐出された内容物の吐出量に、周方向に沿った位置ごとでばらつきが生じ易い。
なお、受け皿の上面に吐出される内容物の吐出量が、周方向に沿った位置ごとでばらついてしまうと、例えば内容物の吐出速度が周方向に沿った一部分で局所的に高まり、内容物が受け皿から意図せず零れてしまう等の不都合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、吐出孔を通じて吐出面に吐出される内容物の吐出量が、吐出孔ごとにばらつくことを抑制する吐出容器を提供することである。
(1)本発明に係る吐出容器は、内容物が収容される容器体と、前記容器体の口部に、上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムを有する吐出器と、前記容器体の口部に装着されると共に、容器軸方向に貫通する吐出孔が形成された頂壁部を有する外装部と、前記外装部内に上下動自在に配置され、前記ステムからの前記内容物を前記吐出孔に供給する中皿部材と、前記外装部に回転軸線回りに押下げ可能に連結され、前記外装部に対して前記中皿部材を下降させるレバー部と、を備え、前記頂壁部は、前記ステムの上方に配置され、前記頂壁部のうち上方を向く面が前記吐出孔から前記内容物が吐出される吐出面とされると共に、前記頂壁部のうち下方を向く面が前記ステムから前記内容物が供給される供給面とされ、前記中皿部材は、前記供給面との間に前記ステムからの前記内容物を径方向に拡散させて前記吐出孔に供給する拡散室を形成し、前記レバー部は、前記外装部よりも径方向の外側に配置された押下部と、前記中皿部材に形成された被係止部に係止する係止部と、を備え、前記押下部が前記係止部を挟んで前記回転軸線とは径方向の反対側に位置していることを特徴とする。
本発明に係る吐出容器では、内容物を吐出する場合、押下部を介してレバー部を回転軸線回りに押下げ操作する。この際、押下部が係止部を挟んで回転軸線とは径方向の反対側に位置しているので、レバー部の押下げを行うことで、係止部を介して中皿部材を下降させることができる。これにより、ステムを上方付勢力に抗して下降させることができるので、ステムを通して容器体内の内容物を拡散室内に供給することができる。その結果、内容物を拡散室内で径方向に拡散させながら吐出孔に供給することができ、吐出孔から吐出面上に吐出させることができる。
このように、内容物を拡散室内で径方向に拡散させながら吐出孔に供給できるので、吐出面において例えば特定の一部に配置された吐出孔に内容物が集中することを抑制することができる。従って、吐出孔を通じて吐出面に吐出される内容物の吐出量が、吐出孔ごとにばらつくことを抑制することができる。
また、レバー部を利用して中皿部材を下降させることができるので、ステムの上方付勢力に抗する押圧力を中皿部材に効率良く伝えて中皿部材をスムーズに下降させ易い。そのため、吐出操作を容易に行うことができ、操作性を向上することができる。
(2)前記外装部には、前記レバー部に対して下方から当接し、前記レバー部の押下げを規制する規制位置と、前記レバー部の押下げの規制を解除する解除位置と、の間を容器軸回りに回転可能に装着されたストッパが設けられても良い。
この場合には、ストッパを規制位置に位置させることでレバー部の押下げを確実に規制でき、レバー部の不意な押下げによる内容物の吐出を防止することができる。また、内容物の吐出を行う場合には、ストッパを規制位置から解除位置に回転させるだけの簡便な操作で済むので、速やかな切り替え操作を行える。
(3)前記ストッパには、径方向外側に向けて突出すると共に、前記解除位置において前記押下部の下方に配置される補助板が形成されても良い。
この場合には、ストッパを解除位置に切り替えた際、補助板を押下部の下方に配置させることができるので、補助板を補助的に利用しながら内容物の吐出操作を行うことができる。例えば、補助板に対して人差し指を下方から引っ掛け、且つ押下部に対して親指を上方から接触させながら、指先で摘まむようにレバー部を押下げ操作することができる。従って、レバー部に効率良く押圧力を伝え易く、吐出操作をよりスムーズに行い易い。
(4)前記中皿部材には、前記ステムに係止され、前記中皿部材の下降に伴って前記ステムを下降させるステム係止部が設けられ、前記中皿部材は、前記供給面に当接又は近接する待機位置と、前記ステム係止部が前記ステムに係止されると共に、前記ステムを下降させて前記ステムからの前記内容物を前記拡散室内に供給する吐出位置と、の間を上下動し、前記外装部と前記中皿部材との間には、前記吐出位置に位置する前記中皿部材を上方付勢して、前記待機位置まで上昇させる付勢部材が設けられても良い。
この場合には、内容物を吐出させる際、中皿部材の下降に伴ってステム係止部がステムに係止して該ステムを下降させるので、すでに形成された拡散室内にステムからの内容物を供給することができる。これにより、先に述べた作用効果を確実に奏功することができる。
また、内容物を吐出した後、レバー部の押下げを解除することで、付勢部材による上方付勢力を利用して、吐出位置に位置する中皿部材を供給面に当接又は近接する待機位置まで復元変位させることができると共に、これに伴ってレバー部も復元変位させることができる。特に、中皿部材を待機位置に上昇させるので、拡散室内に内容物が残留していたとしても、残留した内容物を拡散室内から吐出孔を通じて吐出面上に押し出すことができる。従って、外装部内に内容物が残留することを抑制することができ、外装部内を清浄に維持することができる。
なお、付勢部材による上方付勢力が高い場合であっても、レバー部を利用して中皿部材をスムーズに下降させ易いので、操作性が悪くなることを防止することができる。
本発明に係る吐出容器によれば、吐出孔を通じて吐出面に吐出される内容物の吐出量が、吐出孔ごとにばらつくことを抑制することができる。
本発明に係る吐出容器の第1実施形態を示す側面図である。 図1に示す吐出容器の縦断面図である。 図2に示す吐出容器の上面図である。 図2に示す状態からストッパを解除位置に切り替えた後、レバー部を押下げて、中皿部材を上昇端位置から下降端位置まで下降させた状態を示す縦断面図である。 図3に示す状態からストッパを容器軸回りに回転させて、規制位置から解除位置に切り替えた状態を示す上面図である。 図2に示す状態からストッパを解除位置に切り替えた後、レバー部を押下げて、中皿部材を上昇端位置から下降させた状態を示す縦断面図である。 本発明に係る吐出容器の第2実施形態を示す側面図である。 図7に示す吐出容器の縦断面図である。 図7に示す状態からストッパを取り外した後、レバー部を押下げて、中皿部材を上昇端位置から下降端位置まで下降させた状態を示す側面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る吐出容器の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の吐出容器1は、図示しない内容物が収容される有底筒状の容器体2と、容器体2の口部2aの内側に配置された吐出器3と、容器体2の口部2aに装着された筒状の外装部4と、外装部4内に配置された中皿部材5と、外装部4に連結されたレバー部6と、外装部4に着脱自在に装着されたキャップ7と、を備えている。
容器体2及び外装部4は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置した状態で配設されている。以下では、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿う容器体2の口部2a側を上方といい、容器体2の図示しない底部側を下方という。また、容器軸O方向から見た平面視で容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。さらに、径方向のうちレバー部6が延びる方向を前後方向L1といい、径方向のうち前後方向L1に直交する方向を左右方向L2という。
なお、内容物としては、例えば吐出後に少なくとも一定時間、形状を維持可能な泡状や高粘性材料からなるものを好適に採用することが可能である。本実施形態では、このような泡状や高粘性の内容物を用いている場合を例にする。
容器体2は、口部2aが頂壁板10で覆われることで内部が密閉された容器とされている。なお、頂壁板10には、周方向に延びると共に下方に向けて窪んだ環状凹部11が設けられている。
吐出器3は、容器体2の口部2aに上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステム12を備えており、頂壁板10によって支持されている。これにより、吐出器3は容器体2の口部2aの内側に配置されている。なお、ステム12は容器軸Oと同軸に配置されていると共に頂壁板10よりも上方に突出している。
ステム12において容器体2内に位置する部分には、図示しない吐出弁が設けられている。この吐出弁は、容器体2に対してステム12が押し下げられたときに開弁する。これにより、容器体2内の内容物を、ステム12内を通じて該ステム12の上端部から吐出することができる。ステム12の押し下げを解除すると、ステム12に作用する上方付勢力により該ステム12が上昇すると共に、吐出弁が閉弁して内容物の吐出が停止する。
なお、図示の例では容器体2として、内部に液状の内容物が収容されたエアゾール缶を採用している。
外装部4は、容器体2の口部2aに装着される装着筒20と、装着筒20の上方に配置された筒状の第1外装部30と、第1外装部30のさらに上方に配置された有頂筒状の第2外装部40と、を備えている。
装着筒20は、頂壁板10を介して容器体2の口部2aに径方向の外側から嵌合された下筒部21と、下筒部21の上端部から径方向の内側に向けて突出した環状のフランジ部22と、フランジ部22の内周縁から上方に向けて延びた中間筒部23と、中間筒部23の上端部からさらに上方に向けて延びた上筒部24と、を備えている。
下筒部21は、頂壁板10を介して容器体2の口部2aに対して一体的に固定されている。これにより、装着筒20は容器体2の口部2aに対して容器軸O回りに回転不能で且つ上昇不能に固定されている。
フランジ部22は、頂壁板10を介して容器体2の口部2a上に配置されている。
中間筒部23は、フランジ部22との接続部分から上筒部24との接続部分に向かうにしたがってなだらかに湾曲しながら縮径するように形成されている。これにより、中間筒部23は上方に向かうにしたがって徐々に窄まるように形成されている。
上筒部24は、ステム12の上方に配置されていると共に、ステム12の外径よりも内径が僅かに大きい円筒状に形成されている。上筒部24の上端部には、径方向の外側に向けて突出した第1係合突起24aが形成されている。
図示の例では、第1係合突起24aは上筒部24の全周に亘って環状に形成されている。但し、この場合に限定されるものではなく、第1係合突起24aは周方向に間隔をあけて間欠的に配置されていても構わない。
中間筒部23の内周面には、下方に向けて延びた第1内筒部25及び第2内筒部26が突設されている。第1内筒部25は、環状凹部11内に上方から挿入され、頂壁板10を介して容器体2の口部2aの内側に嵌合している。第2内筒部26は、中間筒部23と上筒部24との接続部分から下方に向けて延びている。
中間筒部23の外周面には、上方に向けて突出し、且つ上方に向かうにしたがって径方向の外側に向けて湾曲したレバー支持部50が形成されている。レバー支持部50の上端部は、上筒部24の上端部よりも上方に位置し、且つ径方向の外側に位置している。
レバー支持部50は、左右方向L2に間隔をあけて対向配置された一対の側壁51と、一対の側壁51のうち径方向の外側に位置する外端縁同士を左右方向L2に接続する壁体52と、を備えている。一対の側壁51の上端には、上方に向けて側面視半円状に突出した突出片53がそれぞれ形成されている。これら突出片53の外面には、円柱状の揺動軸54が左右方向L2に沿って外向きに突設されている。
なお、揺動軸54の中心を通り、且つ左右方向L2に延びる仮想の軸線がレバー部6の回転軸線Mとなる。また、壁体52の内面には、突出片53の内側に位置するように上方に向かって突出し、一対の側壁51の内面同士及び突出片53同士を左右方向L2に連結する補強壁55が形成されている。
第1外装部30は、第2外装部40の後述する周壁部42の下端部側を径方向の外側から囲む円筒状の第1保持筒33と、第1保持筒33の下端部から径方向の内側に向けて突出した環状の底壁部32と、底壁部32の内周縁から下方に向けて延びた円筒状のガイド筒31と、を備えている。
ガイド筒31は、中皿部材5の後述する可動筒60を上下動自在にガイドする部材であり、下端部に径方向の内側に向かって突出し、上筒部24に形成された第1係合突起24aに対してアンダーカット嵌合する第2係合突起31aが形成されている。
図示の例では、第2係合突起31aはガイド筒31の全周に亘って環状に形成されている。但し、この場合に限定されるものではなく、第2係合突起31aは周方向に間隔をあけて間欠的に配置されていても構わない。
そして、ガイド筒31の下端部が上筒部24の上端部にアンダーカット嵌合されていることで、第1外装部30は装着筒20に対して一体に組み合わされた状態で、該装着筒20の上方に配置されている。
ガイド筒31の内周面には、径方向の内側に向かって突出する縦リブ34が周方向に間隔をあけて複数形成されており、これら縦リブ34の下端縁が上筒部24の上端開口縁に対して上方から接触している。これにより、第1外装部30は容器軸O方向に位置決めがされた状態で装着筒20に組み合わされている。また、ガイド筒31は、レバー支持部50及びレバー部6よりも上方に突出している。
さらに、ガイド筒31には、該ガイド筒31を貫通する縦溝35が容器軸O方向に沿って形成されている。縦溝35は、左右方向L2に向かい合うように形成されていると共に、ガイド筒31における上下方向の略中間部分から下端部に亘って形成されている。これにより、縦溝35は下方に開口している。
底壁部32は、平面視で外周縁が揺動軸54よりも径方向の外側に位置するように形成されている。但し、この場合に限定されるものではなく、底壁部32の外径は自由に設定して構わない。
底壁部32には、第1保持筒33に対して若干の隙間をあけた状態で径方向の内側から向かい合う円筒状の第2保持筒36と、第2保持筒36よりもさらに径方向の内側に位置する円筒状の第3保持筒37とが、上方に向かって突設されている。
第1保持筒33と第2保持筒36との間には、環状の空間部が形成されている。また、底壁部32の外周縁には、周方向に沿って円弧状に延びる貫通孔32aが上記空間部に連通するように形成されている。図示の例では、貫通孔32aは周方向に間隔をあけて複数形成されている。但し、この場合に限定されるものではない。
第1保持筒33の上端部側の内周面には、径方向の内側に向けて突出する第3係合突起33aが形成されている。なお、この第3係合突起33aは、上記貫通孔32aを利用して形成されており、周方向に沿って円弧状に延びるように形成されている。
第2外装部40は、ステム12の上方に配置された平面視円形状の頂壁部41と、頂壁部41の外周縁から下方に向けて延びた周壁部42と、を有する有頂筒状に形成されている。
周壁部42は、第1外装部30における第1保持筒33と第2保持筒36との間に形成された空間部内に上方から挿入されている。この際、周壁部42の下端部には、径方向の外側に向けて突出する第4係合突起42aが形成されており、第3係合突起33aに対してアンダーカット嵌合されている。これにより、第2外装部40は、上方への抜け止めがされた状態で第1外装部30に対して組み合わされている。
なお、周壁部42の外周面には、径方向の外側に向けて突出した環状の係合凸部42bが形成されている。但し、係合凸部42bは、環状に限定されるものではなく、周方向に間隔をあけて間欠的に配置されていても構わない。
頂壁部41には、図2及び図3に示すように、該頂壁部41を容器軸O方向に貫通する複数の吐出孔43が形成されていると共に、中央部分から下方に向けて延びる円柱状の軸部44が形成されている。
なお、頂壁部41のうち上方を向く面は、吐出孔43から内容物が吐出される吐出面45とされ、頂壁部41のうち下方を向く面は、ステム12から供給された内容物を受け止める供給面46とされている。
吐出孔43は、吐出面45及び供給面46に各別に開口していると共に周方向に延びる円弧状に形成され、且つ周方向及び径方向にそれぞれ間隔をあけて複数配置されている。図示の例では、吐出孔43が周方向に間隔をあけて配置されることで孔列47を形成し、この孔列47が容器軸Oを中心として周方向に角度をずらしながら径方向に多重に配置されている。
図1及び図2に示すように、中皿部材5は円筒状の可動筒60、及び可動筒60の上端部に連結された中皿本体61を備え、外装部4内に上下動自在に配置されている。
可動筒60は、外装部4における上筒部24内及びガイド筒31内に下方から挿入されている。可動筒60の下端部側には、径方向の外側に向かって突出するストッパ突起62が形成されている。このストッパ突起62は上筒部24の下端開口縁に下方から接触している。これにより、中皿部材5はこれ以上の上方への移動が規制されている。
なお、ストッパ突起62は可動筒60の全周に亘って環状に形成されていても良い。
可動筒60は、内径がステム12の外径よりも大きくなっており、下端部がステム12の上端縁とほぼ同じ高さに位置し、且つ上端部が頂壁部41に近接している。
可動筒60の内周面には、径方向の内側に向かって突出した縦リブ63が周方向に間隔をあけて複数配置されている。この縦リブ63は、上端縁が可動筒60の上端開口縁よりも下方に位置していると共に、下端縁が可動筒60の下端開口縁よりも上方に位置している。
これにより、可動筒60は、縦リブ63の下端縁がステム12の上端縁に係止されるまで、ステム12を押し下げることなく下降可能とされると共に、縦リブ63の下端縁がステム12に係止された後は、ステム12を押し下げ可能とされている。
よって、縦リブ63は、中皿部材5の下降に伴ってステム12に係止されるステム係止部として機能する。
可動筒60の外周面には、径方向の外側に向かって突出する円柱状の係止軸(被係止部)64が形成されている。係止軸64は、左右方向L2に向かい合うように形成され、ガイド筒31に形成された縦溝35を通して、ガイド筒31よりも径方向の外側に突出している。なお、係止軸64が縦溝35を通過することで、可動筒60は回り止めがされた状態で上下動可能とされている。
中皿本体61は、第2外装部40の周壁部42内に上下摺動可能に嵌合されている。中皿本体61は、中央部分に連通孔71が形成された環状の隔壁板70と、隔壁板70の外周縁に一体的に接続され、第2外装部40の周壁部42の内面に当接する環状のシール筒部72と、を備えている。
シール筒部72は、中間部分が径方向内側に若干凹み、上端部及び下端部の両端部が周壁部42の内周面に全周に亘って当接するシール部72aとされている。そのため、シール筒部72は、シール部72aを介して適度な摩擦力で周壁部42の内周面に接しており、シール性を確保しながら滑らかな摺動移動が可能とされている。
隔壁板70は、外周縁側が垂壁部70aによって下方に向けて段付き形状とされており、シール筒部72に連設される部分が他の部分よりも下方にシフトしている。
連通孔71は、隔壁板70を容器軸O方向に貫通しており、図示の例では軸部44の外径よりも拡径している。これにより、軸部44は連通孔71内に挿通可能とされている。なお、連通孔71は、可動筒60の内部を通じてステム12に連通している。
隔壁板70には、連結筒73及び第4保持筒74が下方に向けて延びるように形成されている。連結筒73は、連通孔71の開口縁に沿って円筒状に形成され、可動筒60内に嵌合されている。これにより、中皿本体61は可動筒60と一体に連結されている。
第4保持筒74は、第1外装部30の底壁部32に形成された第3保持筒37よりも、平面視で径方向の内側に位置するように形成されている。そして、隔壁板70と底壁部32との間には、第3保持筒37及び第4保持筒74を利用して、コイルばね(付勢部材)75が圧縮状態で取り付けられている。
この際、コイルばね75は、第3保持筒37の内面側に嵌合した状態で保持され、且つ第4保持筒74の外面側に嵌合した状態で保持されている。これにより、中皿本体61はコイルばね75によって上方に付勢されている。
上述のように構成された中皿部材5は、図2に示すように、中皿本体61の隔壁板70が供給面46に当接又は近接する上昇端位置(待機位置)P1と、図4に示すように、ステム12を下降させ、ステム12からの内容物を拡散室R内に供給する下降端位置(吐出位置)P2と、の間を上下動する。なお、中皿部材5が下降することで、中皿本体61の隔壁板70が供給面46から下方に離間し、外装部4との間にステム12からの内容物を径方向に拡散させながら吐出孔43に供給する上記拡散室Rが形成される。
図2に示すように、中皿部材5が上昇端位置P1に位置している場合には、頂壁部41に形成された軸部44が連通孔71内に挿通されていると共に、可動筒60の下端部がステム12の上端縁とほぼ同じ高さに位置している。
これに対して、図4に示すように、中皿部材5が下降端位置P2に位置している場合には、可動筒60内の縦リブ63の下端縁がステム12の上端縁に係止しつつ、ステム12を下方に押下げている。また、隔壁板70と頂壁部41との間に拡散室Rが形成されていると共に、連通孔71から軸部44が抜け、拡散室R内とステム12内とが可動筒60及び連通孔71を通じて連通する。
図1〜図3に示すように、レバー部6は、例えば指先で押下げ操作可能な操作レバーであり、揺動軸54を介してレバー支持部50に取り付けられている。これにより、レバー部6は、外装部4に回転軸線M回りに押下げ可能に連結されていると共に、外装部4に対して中皿部材5を下方移動可能としている。
レバー部6は、前後方向L1に沿って延びた上板部80と、上板部80の左右両側の側縁に接続され、左右方向L2に向かい合う一対の側板部81と、を備えており、上板部80と一対の側板部81とで囲まれる内側部分である内部空間にレバー支持部50の上端部が配置されている。
上板部80には、第1外装部30のガイド筒31を挿通させる逃げ孔82が形成されている。これにより、上板部80は、揺動軸54の上方を覆う後端部から、容器軸Oを越えて外装部4よりも径方向の外側に突出するように前後方向L1に沿って延びている。
なお、上板部80のうち、逃げ孔82を挟んで後端部とは反対側に位置する部分は、例えば指先で押下するための押下部83とされている。図示の例では、押下部83は面積を確保するために平面視円形状に形成され、押下し易い形状とされている。但し、押下部83の形状はこの場合に限定されるものではない。
上板部80の後端部は、レバー支持部50における壁体52の上端開口縁に上方から接触している。これにより、レバー部6は回転軸線Mを中心とした上方への引き上げが規制されている。一対の側板部81の内面には、揺動軸54が挿通される軸孔84が形成されている。これにより、レバー部6は、揺動軸54回り、すなわち回転軸線M回りに押下げ可能とされている。
さらに、一対の側板部81の内面には、可動筒60から突出した係止軸64に対して上方から係止する側面視半円形状の係止片(係止部)85が形成されている。この際、押下部83は、この係止片85を挟んで回転軸線Mとは径方向の反対側に位置しているので、レバー部6の押下げ操作に伴って係止片85及び係止軸64を介して中皿部材5の全体を下降させることが可能とされている。
外装部4には、レバー部6の押下げを規制するストッパ90が装着されている。
ストッパ90は、第1外装部30における装着筒20の上筒部24に対して容器軸O回りに回転可能に装着された円筒状の本体筒91と、上方に向けて突出する規制突起92と、を備えている。
本体筒91は、ガイド筒31の下端部を径方向の外側から囲繞する程度、上方に向けて延びている。この本体筒91には、径方向の外側に向けて突出した補助板95が一体的に形成されている。図示の例では、補助板95はレバー部6における押下部83の形状と同形状且つ同サイズに形成されているが、この場合に限定されるものではない。
本体筒91は、図3に示すように、レバー部6の押下げを規制する規制位置P3と、図4及び図5に示すように、レバー部6の押下げの規制を解除する解除位置P4との間で容器軸O回りに回転するように、回転角度が規制されている。
具体的には、補助板95がレバー部6における押下部83の下方に配置される位置が解除位置P4とされ、その解除位置P4から容器軸O回りに略30度回転した位置が規制位置P3とされている。但し、解除位置P4及び規制位置P3は、上述した位置に限定されるものではない。
規制突起92は、図2〜図5に示すように、本体筒91の上端部からさらに上方に向けて突出しており、ストッパ90が規制位置P3に位置しているときにレバー部6における側板部81の下端縁に対して下方から当接し、ストッパ90が解除位置P4に位置しているときにレバー部6の内側に移動する。これにより、ストッパ90を解除位置P4に回転させることで、規制突起92をレバー部6における側板部81の下端縁から移動させて、レバー部6に対する当接を解除することが可能となる。
また、第2外装部40には、図1に示すように、有頂筒状のキャップ7が着脱自在に装着されている。図示の例では、キャップ7は第2外装部40の周壁部42に形成された係合凸部42bに対してアンダーカット嵌合されることで装着されている。
但し、キャップ7の装着方法はこの場合に限定されるものではなく、例えば第2外装部40に螺着させても良いし、第1外装部30の第1保持筒33の上端部にヒンジ部を介して連結させ、ヒンジ部回りに回動させることで第2外装部40に装着させても構わない。
さらに、キャップ7の天壁部は吐出面45の上方に位置しており、天壁部と吐出面45との間に隙間があいている。これにより、キャップ7が吐出面45に対して非接触とされているので、吐出面45を清浄に維持し易い。
(吐出容器の使用)
次に、上述のように構成した吐出容器1を利用して内容物を吐出する場合について説明する。
この場合には、図1に示すキャップ7を第2外装部40から取り外すと共に、ストッパ90を容器軸O回りに回転させて、図3に示す規制位置P3から図5に示す解除位置P4に切り替える。これにより、規制突起92がレバー部6における側板部81の下端縁からレバー部6の内側に移動するので、レバー部6の押下げの規制が解除される。また、補助板95がレバー部6の押下部83の下方に配置された状態となる。
次いで、図6に示すように、押下部83を例えば指先で押下することで、押下部83を介してレバー部6の全体を回転軸線M回りに押下げ操作する。この際、押下部83が係止片85を挟んで回転軸線Mとは径方向の反対側に位置しているので、レバー部6の押下げを行うことで、係止片85及び係止軸64を介して中皿部材5の全体を下降させることができる。
具体的には、レバー部6をコイルばね75の弾性力に抗する力で押し下げる。これにより、可動筒60の下端部がステム12の上端部に嵌合すると共に、可動筒60内の縦リブ63の下端縁がステム12の上端縁に係止される。さらに、中皿本体61における隔壁板70が吐出面45から下方に離間するので、拡散室Rが形成される。
次いで、レバー部6をコイルばね75の弾性力及びステム12の上方付勢力に抗する力でさらに押し下げて、図4に示すように、中皿部材5を下降端位置P2まで移動させると、可動筒60内の縦リブ63がステム12を下降させると共に、軸部44が連通孔71内から抜けて、ステム12内と拡散室R内とが連通する。
これにより、ステム12から吐出された内容物を、可動筒60及び連通孔71を通じて拡散室R内に供給することができる。その結果、内容物を拡散室R内で径方向に拡散させながら複数の吐出孔43に供給することができ、供給面46側から吐出孔43を通じて吐出面45上に吐出させることができる。
なお、内容物は各吐出孔43を通過する際、吐出孔43の形状に応じて成形された造形片となって吐出面45上に吐出される。そして、吐出面45上には、各吐出孔43から吐出された造形片が組み合わされることで、立体的な造形物となった内容物が現れる。このように、内容物を吐出面45上に単に吐出するのではなく、立体的な造形物を象った状態で吐出させることができるので、内容物に意匠性や美観性を持たせることができ、付加価値を高めることができる。
内容物の吐出後、レバー部6の押下げを解除すると、ステム12及びコイルばね75を上方に復元変位させることができるので、図2に示すように、中皿部材5を下降端位置P2から上昇端位置P1に復元変位させることができる。また、これに伴って、レバー部6を元の位置に復元変位させることができる。
中皿部材5が上昇端位置P1に復元変位することで、軸部44が連通孔71内に挿入されると共に、隔壁板70が供給面46に当接又は近接するので、拡散室R内に内容物が残留していたとしても、残留した内容物を拡散室R内から吐出孔43を通じて吐出面45上に押し出すことができる。
以上説明したように、本実施形態に係る吐出容器1によれば、内容物を拡散室R内で径方向に拡散させながら吐出孔43に供給できるので、吐出面45において例えば特定の一部に配置された吐出孔43に内容物が集中することを抑制することができる。従って、吐出孔43を通じて吐出面45に吐出される内容物の吐出量が、吐出孔43ごとにばらつくことを抑制することができる。
特に、各吐出孔43を内容物が通過することで成形される造形片を、吐出面45上で組み合わせて造形物を形成する場合、上述のように各吐出孔43からばらつき少なく内容物を吐出できるので、造形片及び造形物を高精度に形成することができる。
また、中皿部材5を下降端位置P2から上昇端位置P1まで復元変位させる間に、吐出孔43を通じて拡散室R内の内容物を吐出面45上に押し出すことができるので、外装部4内に内容物が残留し難い。従って、外装部4内を清浄に維持し易くなる。
また、レバー部6を利用して中皿部材5を下降させることができるので、コイルばね75の弾性力及びステム12の上方付勢力に抗する押圧力を中皿部材5に効率良く伝えて、中皿部材5をスムーズに下降させ易い。そのため、吐出操作を容易に行うことができ、操作性を向上することができる。
さらに、ストッパ90を有しているので、例えば未使用時や製品流通時に、レバー部6の不意な押下げによる内容物の吐出を防止することができる。その一方、内容物の吐出を行う場合には、ストッパ90を規制位置P3から解除位置P4に回転させるだけの簡便な操作で済むので、速やかな切り替え操作を行える。
さらには、ストッパ90を解除位置P4に切り替えた際、図4及び図6に示すように、補助板95を押下部83の下方に配置することができるので、この補助板95を補助的に利用しながら内容物の吐出操作を行える。例えば、補助板95に対して人差し指を下方から引っ掛け、且つ押下部83に対して親指を上方から接触させながら、指先で摘まむようにレバー部6を押下げ操作することができる。従って、レバー部6に押圧力をより伝え易く、吐出操作をスムーズに行い易い。
なお、図示の例では、中皿部材5が下降端位置P2に位置した際、押下部83と補助板95とを接触させているが、接触していなくても良い。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る吐出容器の第2実施形態について説明する。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図7〜図9に示すように、本実施形態の吐出容器100は、トリガー式のレバー部101を備えている。
このレバー部101の上板部102は、揺動軸54の上方を覆う後端部から容器軸Oを越えて外装部4よりも径方向の外側に突出するように前後方向L1に沿って延びるように形成されている。また、上板部102のうち逃げ孔82を挟んで後端部とは反対側に位置する部分が、例えば指先を引っ掛けながら押下することができる指掛部(押下部)105とされている。
具体的には、上板部102は、後端部から指掛部105側に向かうにしたがって一旦上方に向けて膨らんだ後、下方に向けて湾曲し、その後、さらに上方に向けて湾曲する形状とされている。これにより、上板部102に下方に窪んだ指掛部105が形成されている。なお、一対の側板部103は、下端縁の形状が上板部102の形状にほぼ倣った形状とされている。
また、レバー支持部50における一対の側壁51の上端縁のうちガイド筒31側に位置する部分には、側面視円弧状に凹んだ凹部106が形成されている。この凹部106と、レバー部101における側板部103の下端縁との間には隙間が形成されている。
そして、この隙間を利用してストッパ110が着脱自在に嵌合されている。このストッパ110は、レバー部101の側板部103に対して左右方向L2の外側から重なる円板部111と、円板部111の中央部分から左右方向L2の内側に突出したストッパ軸112と、を備えている。
ストッパ軸112は、円板部111よりも縮径した円柱状に形成され、上記隙間に差し込まれて凹部106とレバー部101における側板部103の下端縁との間に嵌合されている。
本実施形態の吐出容器100では、図7及び図8に示すように、ストッパ110が取り付けられていることで、ストッパ軸112がレバー部101の押下げ操作を規制している。内容物を吐出する場合には、ストッパ110を取り外した後、図9に示すように、指掛部105に例えば人差し指を引っ掛けながらレバー部101を回転軸線M回りに押下げる。これにより、内容物を吐出することができる。
このように本実施形態の吐出容器100の場合であっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏功することができる。特に、ストッパ110をシンプルに構成できるので、構成の簡略化を図ることができる。さらに、レバー部101が指掛部105を有するトリガー式であるので、押下げ操作を行い易い。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、中皿本体61と底壁部32との間にコイルばね75を配置したが、コイルばね75は必須ではなく具備しなくても良い。但し、ステム12の上方付勢力だけでなく、コイルばね75の弾性復元力を利用して中皿部材5を上昇端位置P1に復元変位させることができるので、具備することが好ましい。
また、造形物として、文字やロゴタイプなどを造形することも可能である。さらに、吐出孔43の通過時に内容物が造形片となり、これらが吐出面45上で組み合わされて造形物を形成するとしたが、この場合に限定されるものではなく、吐出面45上に単に内容物を吐出しても良い。
さらに、容器体2としてエアゾール缶を採用したが、この場合に限定されるものではなく、例えばポンプ機構を有する吐出器を備えた構成を採用することも可能である。
M…回転軸線
O…容器軸
R…拡散室
P1…上昇端位置(待機位置)
P2…下降端位置(吐出位置)
P3…規制位置
P4…解除位置
1、100…吐出容器
2…容器体
2a…容器体の口部
4…外装部
5…中皿部材
6、101…レバー部
12…ステム
41…頂壁部
43…吐出孔
45…吐出面
46…供給面
63…縦リブ(ステム係止部)
64…係止軸(被係止部)
75…コイルばね(付勢部材)
83…押下部
85…係止片(係止部)
90、110…ストッパ
95…補助板
105…指掛部(押下部)

Claims (4)

  1. 内容物が収容される容器体と、
    前記容器体の口部に、上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムを有する吐出器と、
    前記容器体の口部に装着されると共に、容器軸方向に貫通する吐出孔が形成された頂壁部を有する外装部と、
    前記外装部内に上下動自在に配置され、前記ステムからの前記内容物を前記吐出孔に供給する中皿部材と、
    前記外装部に回転軸線回りに押下げ可能に連結され、前記外装部に対して前記中皿部材を下降させるレバー部と、を備え、
    前記頂壁部は、前記ステムの上方に配置され、前記頂壁部のうち上方を向く面が前記吐出孔から前記内容物が吐出される吐出面とされると共に、前記頂壁部のうち下方を向く面が前記ステムから前記内容物が供給される供給面とされ、
    前記中皿部材は、前記供給面との間に前記ステムからの前記内容物を径方向に拡散させて前記吐出孔に供給する拡散室を形成し、
    前記レバー部は、前記外装部よりも径方向の外側に配置された押下部と、前記中皿部材に形成された被係止部に係止する係止部と、を備え、前記押下部が前記係止部を挟んで前記回転軸線とは径方向の反対側に位置していることを特徴とする吐出容器。
  2. 請求項1に記載の吐出容器において、
    前記外装部には、前記レバー部に対して下方から当接し、前記レバー部の押下げを規制する規制位置と、前記レバー部の押下げの規制を解除する解除位置と、の間を容器軸回りに回転可能に装着されたストッパが設けられていることを特徴とする吐出容器。
  3. 請求項2に記載の吐出容器において、
    前記ストッパには、径方向外側に向けて突出すると共に、前記解除位置において前記押下部の下方に配置される補助板が形成されていることを特徴とする吐出容器。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の吐出容器において、
    前記中皿部材には、前記ステムに係止され、前記中皿部材の下降に伴って前記ステムを下降させるステム係止部が設けられ、
    前記中皿部材は、前記供給面に当接又は近接する待機位置と、前記ステム係止部が前記ステムに係止されると共に、前記ステムを下降させて前記ステムからの前記内容物を前記拡散室内に供給する吐出位置と、の間を上下動し、
    前記外装部と前記中皿部材との間には、前記吐出位置に位置する前記中皿部材を上方付勢して、前記待機位置まで上昇させる付勢部材が設けられていることを特徴とする吐出容器。
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