JP7057223B2 - ストッパー付き泡吐出器 - Google Patents

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Description

本発明は、ストッパー付き泡吐出器に関する。
この種のストッパー付き泡吐出器として、
容器体の口頸部へ装着可能な装着筒部の上部から内向きフランジを内方突出してなる装着部材と、
この装着部材に取り付けられた大径のエアシリンダから小径の液用シリンダを垂下したシリンダ部材と、
前記液用シリンダ内を昇降可能な液用ピストンから筒状体を上方突出するとともに、この筒状体の外側に、エアシリンダと摺接するエアピストンを相対的な上下動が可能に連係させ、かつ筒状体の上方に吐出口を有するノズルヘッドが形成され、かつ上方へ付勢された作動部材と、
を具備し、作動部材の昇降により、液用シリンダ内から第2液体用逆止弁を介して圧送された液体とエアシリンダ内から第2空気用逆止弁を介して圧送された空気とを混合させ、発泡させて吐出口から吐出するとともに、第1液体用逆止弁を介して容器体側から液用シリンダ内へ液体を吸い込むとともに、第1空気用逆止弁を介してエアシリンダ内へ外気を導入することが可能に設け、前記装着部材とノズルヘッドとの間にノズルヘッドの下降を規制するストッパー部材を挿入させたものが知られている(特許文献1)。
特開2009-208783
近年では、泡吐出器の差別化のために、ノズルの吐出口から特定のパターンで泡を吐出し、被吐出体(例えば利用者の掌など)の上に付着した泡が前記特定のパターンに対応した形に造形するというニーズが市場において存在する。この場合に、ノズルから例えば水平方向に噴き出すと重力により泡の軌跡が曲がってしまうため、ノズルから下向きに吐出する必要がある。しかしながら、ノズルから下向きに泡を吐出しても、例えば利用者が掌を吐出口に近づけすぎると、泡の勢いが強いため、泡の流れが掌に衝突したときに特定形状のパターンが崩れてしまう。
従って吐出口から適当な距離のところに前記被吐出体を載置する台を用意することが望ましいが、この用途のための専用の載置台を泡吐出器に組み込むと、パーツ数が増して、コスト高となり好ましくない。
本発明の目的は、ノズルヘッドの押下げを規制するストッパーと被吐出物の載置台とを一パーツで兼用することが可能な泡吐出器を提供することである。
第1の手段は、容器体の口頸部へ装着可能な装着筒部4の上部から内向きフランジ8を介して案内筒部9を起立してなる装着部材2と、
この装着部材2から容器体100内へ垂設されたシリンダ部材14と、
シリンダ部材14内へ上方付勢状態でかつ昇降可能に作動部材20の下部20aを挿入するとともに、当該下部20aから、前記案内筒部9の内部を上下動自在に通る中間筒部20bを起立し、この中間筒部20bの上端に、側外方へノズル50を突設したノズルヘッド20cを備えた作動部材20とを具備し、
前記シリンダ部材14に対して作動部材20を昇降させることで、容器体100内から吸い上げた液体とエア導入路Aから導入した空気とを混合させ、泡としてノズルヘッド20cから吐出するように設け、
前記ノズルヘッド20cは、前記ノズル50の吐出口54を下向きに開口させて、当該吐出口54と向かい合う被吐出体Hの表面上での泡の形状が前記吐出口54の形状に対応した形状に造形されるように形成した泡吐出器において、
前記装着部材2とノズルヘッド20cとの間に、当該ノズルヘッド20cのロック状態で着脱自在に嵌挿することが可能なストッパー片62を設けており、このストッパー片62が非ロック状態で前記案内筒部9へ装着することが可能であるとともに、前記ストッパー片62から前記ノズル50と同じ側外方へ被吐出体載置用の載置台68を突設してなるストッパー部材60を具備しており、
前記載置台68は、前記非ロック状態でノズル50の吐出口54から離れており、前記載置台68に被吐出体を載置することにより被吐出体の位置決めすることが可能に形成した。
本手段では、図1又は図6に示す如く、被吐出物の載置台を兼ねるストッパー部材60を泡吐出器に組み込むことを提案している。ストッパー部材60は、ノズルヘッド20cを押し下げ不可能なロック状態で作動部材20の中間筒部20bに、またノズルヘッド20cを押し下げ可能な非ロック状態で案内筒部にそれぞれ組み付けることが可能であり、前者の状態でストッパーの機能を、また後者の状態で被吐出物の載置台の機能を発揮する。
「被吐出体」とは、ノズルから泡を吐出させる対象をいい、掌など人体の一部であってもよく、或いは物品であっても構わない。
本明細書において、作動部材の“中間筒部”というときには、装着部材の案内筒部9内を昇降可能な部位をいい、図示例のように作動部材20のヘッド部材40が有する取付用筒部44が案内筒部9内を昇降可能である場合には、当該取付用筒部を含むものとする。
またヘッド部材のうちで、案内筒部内を昇降しない部位を、“ノズルヘッド”というものとする。
「載置台」とは、被吐出体Hの高さ位置を決めるために載置する台をいう。
すなわち、「載置」と言っても、例えば利用者の手の甲が軽く触れる程度のことで足り、被吐出物の重量を支えるための強度を備えた支持台である必要はない。
なお、“ノズル50と同じ側外方へ”載置台を突出するとは、上方から見て同一の方向へ突出されていれば足りる。載置台は、ノズルと平行に突出されている必要はなく、例えば
ノズルがやや上側又は下側寄りの斜め前方へ突出されており、載置台68が水平な前方へ突出されていても良い。
第2の手段は、第の手段を有し、かつ前記ストッパー片62は、前記案内筒部9乃至中間筒部20bを着脱可能に抱持する縦断面C字形の垂直壁部64を有しており、かつ、この垂直壁部64の上下方向の一方の端部から前記載置台68が突出されており、
この垂直壁部64を、前記案内筒部9乃至中間筒部20bに対して上下反転させて付け替えることにより、載置台68がノズル50の吐出口54から離れた状態と吐出口54を塞ぐ状態とを選択できるようにした。
本手段では、図1から図4へ、或いは図6から図9へそれぞれストッパー部材60を反転させて付け替えることを提案している。ストッパー部材60を反転させることにより、載置台68とノズル50との位置関係が変わり、これにより、載置台68がノズル50の吐出口54を閉塞している状態と、閉塞していない状態とを選択することが可能となる。
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段有し、かつ
前記ストッパー片62がストッパー部材60は、装着部材2及びノズルヘッド20cの間に挟持された第1の位置と、ストッパー片62が装着部材2及びノズルヘッド20cの少なくとも一方から離間した第2の位置との間を移動することにより、前記ロック状態及び非ロック状態を切り替えできるように構成している。位置形成されている。
本手段では、ストッパー片62がストッパー部材60は、装着部材2及びノズルヘッド20cの間に挟持された第1の位置と、ストッパー片62が装着部材2及びノズルヘッド20cの少なくとも一方から離間した第2の位置との間を移動することにより、前記ロック状態及び非ロック状態を切り替えできるように構成することを提案している。
好適な図示例では、ストッパー片62が案内筒部の上端とノズルヘッド20cの下面との間に挟持された第1の位置(図1参照)と、ストッパー片62が案内筒部9の外面へ嵌合することでノズルヘッド20cから離れた第2の位置(図4参照)との間をストッパー部材60が移動するように構成している。
なお、図1~図6の実施形態では、ストッパー手段を上下方向に移動するとともに、上下反転させているが、本手段において上下反転させることは必須の条件ではない。
第4の手段は、第1の手段から第2の手段のいずれかを有し、かつ
前記ノズルヘッド20cから外周壁部48が垂下されており、
前記ストッパー片62は、ロック状態及び非ロック状態で前記案内筒部9の外側に嵌合されているとともに、上方から見て、前記外周壁部48と重なる平面形状を有し、外周壁部48を収納可能な収納溝部dを、ストッパー片62の上下方向の一端e1から他端e2側へ凹設させており、
ロック状態では、前記一端e1が内向きフランジ8の上面に、また他端e2が前記外周壁部48の下端にそれぞれ当接されることでノズルヘッド20cの押下げが規制されており、
非ロック状態ではストッパー部材60を上下反転させることにより、他端e2が内向きフランジ8に当接された状態で前記外周壁部48が前記収納溝部d内へ収納可能となり、ノズルヘッド20cの押下げが可能となるように構成されている。
本手段では、図6に示すように、ストッパー片62を、ロック状態及び非ロック状態で前記案内筒部9の外側に嵌合されているとともに、上方から見て、前記外周壁部48と重なる平面形状を有し、外周壁部48を収納可能な収納溝部dを、ストッパー片62の上下方向の一端e1から他端e2側へ凹設させることを提案している。そしてストッパー部材60を上下に反転させ、図9に示す如く、収納溝部dが上方に開放されている状態では、収納溝部d内へ外周壁部48が下降可能であるので、ノズルヘッド20cを押し下げることができ、他方、図6に示す如く、収納溝部dの開口部が下側へ位置している状態では、外周壁部48がストッパー片62に衝突するために、押し下げることができないように構成されている。
第5の手段は、第1の手段から第4の手段のいずれかを有し、かつ
前記載置台68は、前記ロック状態で前記ノズル50の吐出口54を塞ぐように形成した。
本手段では、図1又は図6に示すように、ロック状態で前記載置台68が吐出口を閉塞するように構成することを提案している。この構造では、本発明のストッパー部材は、ストッパーと、被吐出物の載置台と、吐出口の閉塞具との3つの機能を兼ねることになる。
第1の手段に係る発明によれば装着部材2とノズルヘッド20cとの間に、当該ノズルヘッド20cのロック状態嵌挿可能であるとともに案内筒部に非ロック状態で装着可能なストッパー片62を設けこのストッパー片62から前記ノズル50と同じ側外方へ被吐出体載置用の載置台68を突設してなるストッパー部材60を具備しているから、載置台68上に載置された被吐出体Hの吐出口54に対する位置を、泡の造形に好適な予め設計された場所に位置決めすることが可能である。
第2の手段に係る発明によれば、ストッパー片62である垂直壁部の上下方向の一方の端部から前記載置台68が突出されており、前記垂直壁部を、前記案内筒部9乃至中間筒部20bに対して上下反転させて付け替えることにより、載置台68がノズル50の吐出口54から離れた状態と吐出口54を塞ぐ状態とを選択できるようにしたから、前記載置台68の位置の変更を確実に行うことができる。
第3の手段に係る発明によれば、前記装着部材2及びノズルヘッド20cの間に挟持された第1の位置と、装着部材2及びノズルヘッド20cの少なくとも一方から離間した第2の位置との間を移動することにより、前記ロック状態及び非ロック状態を切り替えできるように構成しているから、ロック状態及び非ロック状態の切り替えを確実に行うことができる。
第4の手段に係る発明によれば、前記ストッパー部材60は、ロック状態及び非ロック状態において前記案内筒部9の外側にストッパー片62を嵌合させてあり、かつ上下方向の一端e1から他端e2側へ凹設される収納溝部dを有しており、ロック状態から非ロック状態へ移行する際にストッパー部材60を上下反転させることにより、他端e2が内向きフランジ8に当接された状態で前記外周壁部48が前記収納溝部d内へ収納可能となるようにしたから、ロック状態及び非ロック状態の切り替えを確実に行うことができる。
第5の手段に係る発明によれば、前記載置台68は、前記ロック状態で前記ノズル50の吐出口54を塞ぐように形成したから、吐出口54からの液だれを低減することができる。
本発明の第1実施形態に係る泡吐出器の縦断面図である。 図1の泡吐出器の1つのパーツの説明図であり、同図(A)はこのパーツの平面図を、同図(B)はこのパーツの側面図を示す。 図1の泡吐出器の一部の拡大図である。 図1の泡吐出器の作用状態の説明図である。 図1の泡吐出器の横断面図である。 本発明の第2実施形態に係る泡吐出器の縦断面図である。 図6の泡吐出器の1つのパーツの説明図であり、同図(A)は、このパーツの平面図、同図(B)はこのパーツの側面図である。 図6の泡吐出器の一部の拡大図である。 図6の泡吐出器の作用状態の説明図である。
図1から図5は、本発明の実施形態に係るストッパー付き泡吐出器を示す。
この泡吐出器は、装着部材2と、シリンダ部材14と、ポペット弁体18と、作動部材20と、ストッパー部材60を備えている。これら各部材は、例えば合成樹脂や金属で形成することができる。
なお、本明細書において、説明の便宜上、図1の左方を“前”と、同図の右方を“後”と、これらに直交する方向を“左右”というものとする。
装着部材2は、容器体100の口頸部101への嵌合用の装着筒部4を有し、この装着筒部4の上端縁より内向きフランジ8を内方(図示例ではやや上内方)へ延設している。図示の装着筒部4の内面には、口頸部101の外面に螺合させるためのネジ部6が形成されている。また本実施形態では、前記内向きフランジ8の内周部からは、案内筒部9を起立している。
図示例では、前記案内筒部9と作動部材20の外周面との隙間を気密に閉塞するとともに、装着部材2の内面に沿って延びるエア導入路Aが形成されている。
まず前記案内筒部9は、図1に示す如く、その筒壁の上端面に穿設された環状の切溝9aの内側に、上端小径のテーパ状のシール片10に形成し、このシール片10の上端部は、作動部材20の外周面に摺動可能にかつ気密に圧接させている。案内筒部9には、さらに図5に示す如く、嵌合凹部9b及び係止溝9cを形成しているが、これらについては後述する。
前記エア導入路Aは、前記ネジ部6を直線的に除去した欠除部6aを含み、装着筒部4の内面から前記内向きフランジの下面外周に亘って形成されている。
シリンダ部材14は、前記装着部材2裏面外周部へ上端部を固定させた大径のエアシリンダ14aの下部から小径の液用シリンダ14bを延設している。好適な図示例では、図1に示す如く、エアシリンダ14aの上端に付設した鍔部14cを、パッキン15を介して、前記口頸部101と内向きフランジ8との間に挟持させている。
前記エアシリンダ14aの周壁上部には透孔14eが開口されている。
前記液用シリンダ14bは、下端小径のテーパ状底部を有し、この底部の上面を第1液用弁座16としている。また前記底部から、吸上げ用パイプ17取付用のパイプ嵌合筒14dを一体に垂設させている。
前記テーパ状部から直筒部分の下端部に亘って、液用シリンダ14bの内周面からは、スプリング係止用の上向き段部を有する複数の係止リブ14fが内方突設されている。
ポペット弁体18は、その下端部に設けた複数の係止突部18aと、その上端側に形成されたテーパ状弁体18bとを有する。
前記各係止突部18aは、液用シリンダ14bの係止リブ14fの間へ、コイルスプリングC下面と当接可能な位置まで突設されている。これにより、ポペット弁体18は、係止突部がコイルスプリングに当接する位置と、ポペット弁体18の下面が第1液用弁座16に当接する位置との間で上下動することが可能である。ポペット弁体18の下端部と第1液用弁座16とで第1液用逆止弁VL1が形成されている。
前記テーパ状弁体18bは、後述の第3液用弁座22cに係止されている。これらテーパ状弁体18bと第3液用弁座22cとで第3液用逆止弁VL3が形成されている。
作動部材20は、本実施形態では、液用ピストン22と、ピストンガイド23と、ステム24と、保持筒29と、エアピストン32と、ヘッド部材40とを具備する。
前記液用ピストン22は、縦向きの嵌合筒部22aの下端からスカート状に拡開する摺動筒部22bを有し、かつ嵌合筒部22aの上端より、第3液用弁座22cである小径筒部を上方へ突設している。この小径筒部と前記係止リブ14fの上向き段部との間にはコイルスプリングcが介装されている。また前記摺動筒部22bは液用シリンダ14b内面に摺動可能に嵌合されている。なお、本明細書では、説明の都合上、液用ピストン22及びエアピストン32を含めて、常時、案内筒部9の下方にある部位を、作動部材の下部20aとする。
前記ピストンガイド23は、上下端を開口した筒体であり、その筒体下半を液用ピストン22の嵌合筒部22a外面に組み付けるとともに、筒体上半に、エアシリンダ14内面を摺動する後述のエアピストン32と連携させている。
前記ピストンガイド23の筒壁23a上半部内には、環状弁座23bが形成され、この弁座上に玉弁bを載置することで第2液用逆止弁VL2を形成している。
また、環状弁座23bと前記第3液用弁座22cとの間においてピストンガイドの内面には複数の第1縦突条23cが縦設されている。更に、外面上下方向中間部からは、エア用弁座23eを外向きフランジ状に突設させている。また、エア用弁座23eの上側では、ピストンガイド23の外周に複数の第2縦突条23dが形成されており、図1に示す如く、後述のエアピストン32の筒状弁部33との間に間隙g1を形成させている。
前記ステム24は、ピストンガイド23及びヘッド部材40を連結する縦筒部25を有する。この縦筒部25は、図示例では、小内径の上方筒部25aから中径の中途筒部25bを経て大内径の下方筒部25cを垂下するように形成されており、前記ピストンガイド23の筒壁23aの上部を、前記中途筒部25bの内面に、また縦筒部25の上方筒部25aを、後述のヘッド部材40の取付用筒部44の内面に、それぞれ嵌合させている。また前記下方筒部25cは後述の筒状弁部33の上部の外面へ昇降可能に嵌合されている。前記中途筒部25bと下方筒部25cとの間には段差hが形成されている。
前記中途筒部25bの内周面には、上方へ延びる複数の縦溝g2が形成されている。この縦溝g2の下端は前記間隙g1の上端と連通しており、これら縦溝g2と間隙g1とにより通気用流路Gが構成されている。また縦溝g2の上端部は、径方向の内側に開口して、ピストンガイド23の上部内に形成される気液混合室Rに連通している。
前記上方筒部25aの下部には、後述保持筒29の上半筒部29bが嵌着されている。この上半筒部より上方において、上方筒部25aの内面には複数の垂直リブrが縦設されており、起泡部30の上方抜け出しを防止している。
図示例では、前記縦筒部25の下端から補助隔壁26を外方突設させている。この補助隔壁26は、外向きフランジ状壁部26aの外周端から脚筒部26bを垂設するとともに、外向きフランジ状壁部26aの下面に係合凸部27を付設している。もっともこれらの構造は省略することができる。
前記保持筒29は、前記ピストンガイド23の上端部内に下半筒部29aを嵌着させるとともに、ピストンガイド上方へ上半筒部29bを上方へ突出させている。
この上半筒部29b内には、メッシュを筒口に張設させた単一又は複数の筒体からなる起泡部30が装着されている。
前記下半筒部29aは、弁体押さえ手段として、前記玉弁bに接近している。下半筒部29aの外面には、前記通気用流路Gと連通する流路溝uが形成されている。
前記エアピストン32は、ピストンガイド23を囲む筒状弁部33を有し、この筒状弁部33外周より階段状の主隔壁34を介して、筒状ピストン35を延設している。この筒状ピストン32をエアシリンダ14a内周へ摺動可能に嵌合させて、エアピストン32とエアシリンダ14aの底部との間にエアチャンバーKが形成されるように設けている。
図示例の主隔壁34は、内周部側から外周部側へ順次低くなるように構成している。主隔壁34の内周端には外気導入孔Iが開口されており、この外気導入孔のやや外側に環状の係合凹部36が周設されている。本実施形態では、前記外気導入孔Iに外気導入弁を設ける代わりに、前記係合凸部27を前記係合凹部36内に嵌挿させ、外部と外気導入孔との連通を遮断する遮断手段Vを形成している。
前記筒状弁部33は、ピストンガイド23の外周面上でエア用弁座23eと前記縦筒部25の段差hとの間の相対的に小さな幅で上下動するように設けられている。
筒状弁部33の下端と前記エア用弁座23eとで第2エア用逆止弁VA2を形成する。この第2エア用逆止弁VA2は通気用流路Gを介して気液混合室Rに連通している。
前記ヘッド部材40は、頂板42の中心部下面から取付用筒部44を垂設するとともに、この取付用筒部44の上部から、前記頂板42に上側を連続形成させたノズル50を前方へ突出している。また取付用筒部44の後側では前記頂板42から係合突片46を垂下している。
前記取付用筒部44の上端部は肉厚の大外径部45に形成されており、この大外径部45は補強のために係合突片46の根元部分に連続されている。
前記取付用筒部44は、前記ステム24の縦筒部25の外面に嵌着されており、図4に示す状態から押し下げると、前記大外径部45の下面が案内筒部9の上端面に突き当たるまで、案内筒部9内を下降する。本明細書では、説明の便宜上から、作動部材20のうちで案内筒部9内を昇降する部分を中間筒部20bといい、本実施形態において、大外径部45より下方の取付用筒部分とステム24の縦筒部25とは中間筒部20bに含まれる。またヘッド部材40のうち案内筒部9内を昇降しない部分をノズルヘッド20c(或いは作動部材の上部)とする。
ここまでの構成において、図1の状態からノズルヘッド20cを押し下げると、ピストンガイド23及び液用ピストン22が下降するので、ポペット弁体18も下がって、第1液用逆止弁VL1が閉じる。さらにポペット弁体18に対して液用ピストン22が下降することで第3液用逆止弁VL3及び第2液用逆止弁VL2が開く。そして液用シリンダ内の高圧液体が気液混合室R内へ流入する。またノズルヘッド20cの押下げにより、ピストンガイド23がエアピストン32に対して相対的に下降するため、第2エア用逆止弁VA2が開き、エアシリンダ14a内の空気が通気用流路Gを経て気液混合室R内へ流入する。そして気液混合室R内で空気と液体とが混合した後に起泡部30を通過して、泡がノズル50から放出される。
前記ノズルヘッド20cの押し下げを解放すると、コイルスプリングCの上方付勢力により作動部材20が上昇して、第2液用逆止弁VL2が閉じるとともに、液用ピストン22と接するポペット弁体18が引き上げられて、第1液用逆止弁VL1が開き、液用シリンダ14b内が負圧化して容器体100内の液体が吸い込まれる。また前記液用ピストン22及びピストンガイド23がエアピストン32に先行して上昇することで第2エア用逆止弁VAが閉じ、その後にピストンガイド23とともにエアピストン32が上昇し、エアシリンダ14a内が負圧化され、外気が導入される。
また前記ノズルヘッド20cの押し下げの解放により、ステム24がエアピストン32に対して上昇することで、第2エア用逆止弁VA2が閉じるとともに、遮断手段Vによる遮蔽状態が解消され、そしてエアチャンバーK内の負圧化により、外気がエア導入路Aから、主隔壁34と補助隔壁26との間を通って外気導入孔Iへ吸い込まれる。
本発明においては、前記ノズル50は下向きの吐出口54を有する。本実施形態のノズル50は、ノズル50上下幅に比べて左右に幅広の扁平な形状に形成され、そのノズルの底板から垂下筒部52を垂設し、その開口面を吐出口54に形成している。
図示例では、図3に示す如く、ノズル50の基部50aに比べて先部50bをさらに幅広にし、その先部50bに複数の垂下筒部52及び吐出口54を形成している。これら垂下筒部52の垂下長は等しく形成している。
また図示例では、一つの吐出口54の回りに等間隔で複数の吐出口54を配置し、被吐出物の上に花びら状の泡が造形されるように設けている。
さらに図示例ではノズル50の先端に補助吐出口55を開口するとともに、この補助吐出口55を開閉可能な蓋部56を付設している。
前記作動部材20の中間筒部20bには、図1に示すように、ノズルヘッド20cの押し下げを規制するストッパー部材60を取り付けている。
このストッパー部材60は、ストッパー片62と、摘み部66と、載置台68とで形成されている。
ストッパー片62は、図1に示すように、取付用筒部44の外面に取り付けられ、かつノズルヘッド20cの大外径部45の下面と案内筒部9の上端面との間に挟持されている。こうすることにより、ノズルヘッド20cを押し下げることができないロック状態が実現される。
もっとも、ストッパー片62は、図4に示すように、案内筒部9の外面に嵌合された状態へ付け替えることができ、この状態でストッパー片62がノズルヘッド20cから離れるため、ノズルヘッド20cを押し下げることができる非ロック状態が実現される。
図示例において、前記ストッパー片62は、図2(A)に示す如く、平面形状C字形の垂直壁部64を含み、後方側(載置台68と反対側)に挿入口65を有する構造として形成される。
前記垂直壁部64は弾性を有しており、挿入口65を弾性に抗して押し広げ、取付用筒部44及び案内筒部9が挿入口65を通って垂直壁部64内に入り、そして垂直壁部64によって緊密に抱持されるように設ける。
図示のように案内筒部9は取付用筒部44より大外径であるが、垂直壁部64の弾性変形が可能であるため、どちらに対しても十分に嵌着させることができる。
前記摘み部66は、前記垂直壁部64から前方突出されている。図示例の摘み部66は、垂直壁部64から突設する縦板部66aの先端部を拡幅部66bに形成している。また図示例では、摘み部66を、垂直壁部64の上下方向の一方端部e1から他方端部e2近くまで形成されている。
前記載置台68は、前記ノズル50と向かい合うように垂直壁部64から前方突出されている。垂直壁部64からの突出箇所は、上下方向の片側寄りに、図示例では上下方向の他端e2寄りに設置するものとし、図1及び図6に示すように上下方向にストッパー部材60を反転させて取り付けることにより、ロック状態では、載置台68が吐出口54により近く、非ロック状態では、載置台68がより遠くに位置するように設計している。好適な図示例では、ロック状態で載置台68は吐出口54を閉塞させており、これにより液漏れのリスクを低減することができる。もっとも、載置台68は、ロック状態において、吐出口54を閉塞していなくても構わない。
図示例では、前記載置台68は、図3に想像線に示すように、上方から見てノズル50の先部50bをほぼカバーすることができるように、ノズル50と同程度の突出長及び左右横幅に形成している。もっともこれらの形状は適宜変更することができ、例えば載置台68は細長い帯状乃至棒状であってもよい。また樹脂量の削減のために、巾広板状の載置台の一部に肉抜き孔又は肉抜き凹部を形成してもよい。
また本発明では、前記ノズル50及び載置台68が同じ方向へ突出された状態を維持するために回り止め(位置規制手段P1、P2)を設けている。
具体的には、まず前記案内筒部9の端側に前記係合突片46を嵌挿する係止溝9cを穿設して、これら係合突片46及び係止溝9cにより案内筒部9に対するノズル50の周方向位置を規制する第1位置規制手段P1を形成する(図5参照)。
また案内筒部9の前半部及びやや後寄りに亘って、上方から見て半円より広い円弧(優弧)状の嵌合凹部9bを形成し、この嵌合凹部9b内に前記平面視C字形の垂直壁部64を嵌着させることにより、これら嵌合凹部9b及び垂直壁部64により、案内筒部9に対する載置台68の周方向位置を規制する第2位置規制手段P2を形成する(図5参照)。
これら両位置規制手段により、案内筒部9に対するノズル50及び載置台68の周方向の位置が規制されるから、予めノズル50及び載置台68が同一方向へ突出するように設計しておくことにより、案内筒部9に対してノズル50又は載置台68が周方向に不意に回転して両者の突出方向がずれることを防止できる。
上記構成によれば、図1に示す位置(第1位置)では、ストッパー片62が案内筒部9の上端面及びノズルヘッド20cの下面の間に挟持されているから、ノズルヘッド20cを押し下げることができない。
図4に示すように、ストッパー部材60を案内筒部9の外側へ嵌合される位置(第2位置)へ付け替え、かつ上下方向に反転させることにより、単に第1位置から第2位置へ移動するよりも、吐出口54に対して載置台68を大きく離すことができる。
そして載置台68に対して被吐出体H(例えば利用者の掌)を載せることにより被吐出体の位置を設計者が予め想定していた位置に位置決めすることができ、適当な泡の造形が得られる。また少なくとも載置台の機能と位置決め手段の機能とを兼用しているから、別にパーツを用意する場合と比較して効率的である。
以下、本発明の他の実施形態に係るストッパー付き泡吐出器を説明する。これらの説明において第1実施形態と同じ構成に関しては解説を省略する。
図6から図9は、本発明の第2実施形態に係るストッパー付き泡吐出器を示している。
本実施形態では、主としてストッパー部材60の構造が第1実施形態と異なる。
まずストッパー部材60のうちのストッパー片62は、内壁部64a及び外壁部64bを含む2重の垂直壁部64を有する。具体的には、図7(B)に示す如く、上方から見て相互に相似のC字形で同心状に配置された内壁部64a及び外壁部64bの対応する端部をC字形の連結板部64cで連結している。これにより、内壁部64a及び外壁部64bの間にストッパー片62の一端e1側から他端e2側へ凹設される収納溝部dが形成されている。この収納溝部dは、非ロック状態で後述の外周壁部48を収納するための部位であり、上方から見て外周壁部48の周方向の一部と対応する形状を有する。
前記載置台68は、図7(A)の如く、前記ストッパー片62の一端e1寄りの位置から、少なくとも前方へ延設する基板部68aを有し、この基板部の先端から垂直方向であって垂直壁部64と反対側へ延びる段差部68bを介して前方へ延びる先板部68cを形成する。
図示例の基板部68aは、前記連結板部64cから側外方へ連続的に延長するC字形の板部に形成し、その前端部から平面視円弧状の段差部68bを起立している。垂直壁部64に対する載置台68の連結をより強固なものにしている。
図示例では、前記C字形の基板部68aの一面(垂直壁部64と反対側の面)の幅方向中間部に当接用リブ70を付設している。こうすることにより、図9に示す状態で、既述装着筒部4から上内方へ傾斜する内向きフランジ8に対して、基板部68aの内端部と前記当接用リブ70との二カ所で当接するので、載置台68の先板部68cに被吐出体Hを載せている状態での内向きフランジ8に対する載置台68の安定性が向上する。
本実施形態では、摘み部66の構成から拡幅部が省略されているが、第1実施形態と同様に縦板部の先端に拡幅部を設けた構造でも構わない。
また本実施形態では、ノズル50の先部に単一の吐出口54が形成されているが、これは吐出口の形態として様々な例があることを示すに過ぎず、適宜変更することができる。
本実施形態では、載置台68の構成に段差部68bを含めたので、第1実施形態と異なり、同じ取付け場所(案内筒部9の外面)に上下方向の向きを変えて取付けるだけで、ロック状態と非ロック状態とを切り替えることができる。
すなわち、図6の状態において、案内筒部9にストッパー片62を取り付けている状態でも段差部68bの高低差分だけ載置台68の先板部68cの位置が高くなるので、当該先板部68cが前記吐出口54の位置まで届くことが可能となる。
さらに本実施形態では、前記係合突片に代えて取付用筒部44を囲む外周壁部48を頂板42から垂下し、これら取付用筒部44及び外周壁部48の上端部を連結する補強壁部47を円筒状に頂板42裏面に付設している。前記外周壁部48の下端部内面には、防水リング58が固定されている。
具体的な構造は図示しないが、例えば前記外周壁部48と案内筒部9との間には、第1位置規制手段P1である回り止めを設ける。
また第2位置規制手段P2である回り止めとして、前記内向きフランジ8の後部上面に、上方から見て略ハの字状の係合突起8aを付設し、これら係合突起が図7(B)に想像線で示す如く、ロック状態において、載置台68の基板部68aが有する略ハの字状の縁部(係合縁部69という)に当接することが可能な構造としている。
また本実施形態は、エア導入路Aを案内筒部9と作動部材20との間に形成している。
図7の状態から、図9の状態へストッパー部材60を上下反転させて案内筒部9に付け替えることで、先板部68cの位置は、内向きフランジ8の高さより低くなる。
図7の状態では、ノズルヘッド20cを押し下げても外周壁部48の下端が垂直壁部64の連結板部64cに突き当たるために、ノズルヘッド20cを押し下げることができないロック状態となっている。
図9の状態では、外周壁部48の下端が前記収納溝部dの開口部に向かい合っており、ノズルヘッド20cを下方へ押すと、外周壁部48が収納溝部d内を下降するので、ノズルヘッド20cを押し下げることが可能な非ロック状態となっている。
本実施形態の利点は次の通りである。
第1に、前述の通り段差部68bの高低差だけロック状態と非ロック状態との間での先板部68cの高さの差が大きくなるから、泡の造形時に吐出口54からの距離を大きくすることができる。
第2に、ストッパー部材60は常時装着部材2の案内筒部9により支持されているから、ロック状態においてストッパー部材60に他物が不意に衝突しても、作動部材20に衝撃が及んで作動部材20のがたつきなどを生ずるおそれがない。


2…装着部材 4…装着筒部
6…ネジ部 6a…欠除部
8…内向きフランジ 8a…係合突起
9…案内筒部 9a…切溝 9b…嵌合凹部 9c…係止溝 10…シール片
14…シリンダ部材 14a…エアシリンダ 14b…液用シリンダ
14c…鍔部 14d…パイプ嵌合筒 14e…透孔
14f…係止リブ
16…第1液用弁座 15…パッキン 17…吸上げ用パイプ
18…ポペット弁体 18a…係止突部、18b…テーパ状弁体
20…作動部材 20a…下部 20b…中間筒部 20c…上部(ノズルヘッド)
22…液用ピストン 22a…嵌合筒部
22b…摺動筒部 22c…第3液用弁座
23…ピストンガイド 23a…筒壁 23b…環状弁座 23c…第1縦突条
23d…第2縦突条 23e…エア用弁座
24…ステム 25…縦筒部 25a…上方筒部 25b…中途筒部
25c…下方筒部
26…補助隔壁 26a…外向きフランジ状壁部 26b…脚筒部
27…係合凸部
29…保持筒 29a…下半筒部 29b…上半筒部
30…起泡部
32…エアピストン 33…筒状弁部 34…主隔壁 35…筒状ピストン
36…係合凹部
40…ヘッド部材 42…頂板 44…取付用筒部(内周壁部)
45…大径部 46…係合突片 47…補強壁部 48…外周壁部
50…ノズル 50a…基部 50b…先部 52…垂下筒部 54…吐出口
55…補助吐出口 56…蓋部
58…防水リング
60…ストッパー部材 62…ストッパー片
64…垂直壁部 64a…内壁部 64b…外壁部 64c…連結板部
65…挿入口 66…摘み部 66a…縦板部 66b…拡幅部
68…載置台 68a…基板部 68b…段差部 68c…先板部
69…係合縁部 70…当接用リブ
100…容器体 101…口頸部
A…エア導入路 b…玉弁 c…コイルスプリング
d…収納溝部 e1…一端 e2…他端
G…通気用流路 g1…間隙 g2…縦溝 H…被吐出体(手・掌) h…段差
I…外気導入孔 K…エアチャンバー R…気液混合室
P1…第1位置規制手段 P2…第位置規制手段 r…垂直リブ u…流路溝
V…遮断手段 VA2…第2エア用逆止弁
VL1…第1液用逆止弁 VL2…第2液用逆止弁 VL3…第3液用逆止弁

Claims (5)

  1. 容器体の口頸部へ装着可能な装着筒部(4)の上部から内向きフランジ(8)を介して案内筒部(9)を起立してなる装着部材(2)と、
    この装着部材(2)から容器体(100)内へ垂設されたシリンダ部材(14)と、
    シリンダ部材(14)内へ上方付勢状態でかつ昇降可能に作動部材(20)の下部(20a)を挿入するとともに、当該下部(20a)から、前記案内筒部(9)の内部を上下動自在に通る中間筒部(20b)を起立し、この中間筒部(20b)の上端に、側外方へノズル(50)を突設したノズルヘッド(20c)を備えた作動部材(20)とを具備し、
    前記シリンダ部材(14)に対して作動部材(20)を昇降させることで、容器体(100)内から吸い上げた液体とエア導入路(A)から導入した空気とを混合させ、泡としてノズルヘッド(20c)から吐出するように設け、
    前記ノズルヘッド(20c)は、前記ノズル(50)の吐出口(54)を下向きに開口させて、当該吐出口(54)と向かい合う被吐出体(H)の表面上での泡の形状が前記吐出口(54)の形状に対応した形状に造形されるように形成した泡吐出器において、
    前記装着部材(2)とノズルヘッド(20c)との間に、当該ノズルヘッド(20c)のロック状態で着脱自在に嵌挿することが可能なストッパー片(62)を設けており、このストッパー片(62)が非ロック状態で前記案内筒部(9)へ装着することが可能であるとともに、前記ストッパー片(62)から前記ノズル(50)と同じ側外方へ被吐出体載置用の載置台(68)を突設してなるストッパー部材(60)を具備しており、
    前記載置台(68)は、前記非ロック状態でノズル(50)の吐出口(54)から離れており、前記載置台(68)に被吐出体を載置することにより被吐出体の位置決めすることが可能に形成したことを特徴とする、ストッパー付き泡吐出器。
  2. 前記ストッパー片(62)は、前記案内筒部(9)乃至中間筒部(20b)を着脱可能に抱持する縦断面C字形の垂直壁部(64)を有しており、かつ、この垂直壁部(64)の上下方向の一方の端部から前記載置台(68)が突出されており、
    この垂直壁部(64)を、前記案内筒部(9)乃至中間筒部(20b)に対して上下反転させて付け替えることにより、載置台(68)がノズル(50)の吐出口(54)から離れた状態と吐出口(54)を塞ぐ状態とを選択できるようにしたことを特徴とする、請求項1に記載のストッパー付き泡吐出器。
  3. 前記装着部材(2)及びノズルヘッド(20c)の間に挟持された第1の位置と、装着部材(2)及びノズルヘッド(20c)の少なくとも一方から離間した第2の位置との間を移動することにより、前記ロック状態及び非ロック状態を切り替えできるように構成していることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のストッパー付き泡吐出器。
  4. 前記ノズルヘッド(20c)から外周壁部(48)が垂下されており、
    前記ストッパー片(62)は、ロック状態及び非ロック状態で前記案内筒部(9)の外側に嵌合されているとともに、上方から見て、前記外周壁部(48)と重なる平面形状を有し、外周壁部(48)を収納可能な収納溝部(d)を、ストッパー片(62)の上下方向の一端(e1)から他端(e2)側へ凹設させており、
    ロック状態では、前記一端(e1)が内向きフランジ(8)の上面に、また他端(e2)が前記外周壁部(48)の下端にそれぞれ当接されることでノズルヘッド(20c)の押下げが規制されており、
    非ロック状態ではストッパー部材(60)を上下反転させることにより、他端(e2)が内向きフランジ(8)に当接された状態で前記外周壁部(48)が前記収納溝部(d)内へ収納可能となり、ノズルヘッド(20c)の押下げが可能となるように構成されたことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のストッパー付き泡吐出器。
  5. 前記載置台(68)は、前記ロック状態で前記ノズル(50)の吐出口(54)を塞ぐように形成したことを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載のストッパー付き泡吐出器。
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