JP6159609B2 - フォーマーディスペンサー - Google Patents

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Description

本発明は、フォーマーディスペンサーに関する。
従来、例えば下記特許文献1に示されるような、内容物が収容される容器本体の口部に装着される装着キャップと、前記装着キャップに上方付勢状態で下方移動可能に立設されるステム、及び前記ステムに装着され吐出孔が形成された押下ヘッドを有する吐出器と、を備え、前記吐出器は、前記ステムに連係して上下動する液用ピストンと、前記液用ピストンが内部に上下摺動可能に配設された液用シリンダと、前記ステムに連係して上下動する空気用ピストンと、前記空気用ピストンが内部に上下摺動可能に配設された空気用シリンダと、前記液用シリンダから移送される内容物と前記空気用シリンダから移送される空気とを混合する気液混合室と、前記気液混合室と前記吐出孔との間に配設され、前記気液混合室で混合された気液混合体を発泡させる発泡部材と、を備えるフォーマーディスペンサーが知られている。
フォーマーディスペンサーは、容器本体に対して押下ヘッドを押し下げてステムを下方に移動させることで、容器本体内の内容物が泡状となり吐出孔から吐出される。
特開2009−202122号公報
しかしながら、上記従来のフォーマーディスペンサーでは、押下ヘッドを押し下げたときに、例えば、上記吐出孔が開口するノズル筒部を使用者が把持しながら押し下げる場合があり、この場合装着キャップに対して吐出器が斜め押下されて、該吐出器を下方に向けて真っ直ぐ押せないことがあった。この斜め押下を規制することが望まれている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、押下ヘッドを押し下げたときに、吐出器が装着キャップに対して斜め押下されたりガタついたりすることを抑制できるフォーマーディスペンサーを提供することを目的としている。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明は、内容物が収容される容器本体の口部に装着される装着キャップと、前記装着キャップに上方付勢状態で下方移動可能に立設されるステム、及び前記ステムに装着され吐出孔が形成された押下ヘッドを有する吐出器と、を備え、前記吐出器は、前記ステムに連係して上下動する液用ピストンと、前記液用ピストンが内部に上下摺動可能に配設された液用シリンダと、前記ステムに連係して上下動する空気用ピストンと、前記空気用ピストンが内部に上下摺動可能に配設された空気用シリンダと、前記液用シリンダから移送される内容物と前記空気用シリンダから移送される空気とを混合する気液混合室と、前記気液混合室と前記吐出孔との間に配設され、前記気液混合室で混合された気液混合体を発泡させる発泡部材と、を備えるフォーマーディスペンサーであって、前記装着キャップは、前記吐出器が上下に挿通される案内部を備え、前記吐出器のうち、前記案内部内に挿通された挿通部分の外周面、及び前記案内部の内周面のいずれか一方には、他方に対して上下摺動可能なガイドリブが設けられ、前記空気用ピストンは、前記ステムに対して上下動可能に外挿される内摺動筒を備え、前記案内部は、前記口部上に配置され前記ステムが挿通された環状の天壁部と、前記天壁部の内周縁部に立設された案内筒部と、を備え、前記ガイドリブは、前記内摺動筒及び前記天壁部のいずれか一方に設けられて他方に摺動可能な第1ガイドリブを有することを特徴とする。
本発明のフォーマーディスペンサーによれば、吐出器において装着キャップの案内部内に挿通される挿通部分の外周面、及び装着キャップの案内部の内周面のうちの一方に、他方に対して上下摺動可能なガイドリブが設けられているので、押下ヘッドを押し下げたときに、吐出器が下方に向けて真っ直ぐ移動せず上下方向に交差する方向に移動しようとしても、前記ガイドリブが他方の周面上に摺接しつつ上下動することで、装着キャップに対する吐出器の斜め押下(つまり真下にではなく斜め前方や斜め後方に押下されること)やガタつきを抑制できる。
以上より、押下ヘッドを押し下げたときに、吐出器が装着キャップに対して斜め押下されたりガタついたりすること(以下、ガタつき等と省略することがある)を抑制でき、吐出器と装着キャップとの径方向の位置関係を安定させることが可能になり、押し下げ操作が安定して操作性が高められる。
また、ガイドリブとして、空気用ピストンの内摺動筒及び装着キャップの天壁部のいずれか一方に、他方に対して上下摺動可能な第1ガイドリブが設けられるので、装着キャップの天壁部に対して吐出器の空気用ピストンが上下動するときのガタつき等が抑制されて、上述した効果がより顕著に得られる。
また、本発明のフォーマーディスペンサーにおいて、前記天壁部には、前記内摺動筒が挿入される挿入筒が設けられていることとしてもよい。
この場合、天壁部の挿入筒と、空気用ピストンの内摺動筒との上下方向に沿う接触可能な長さを確保しやすくなり、上述した吐出器のガタつき等を抑える効果がより顕著となる。
また、本発明のフォーマーディスペンサーにおいて、前記第1ガイドリブは、前記内摺動筒に設けられていることとしてもよい。
空気用ピストンの内摺動筒は、ステムに外挿されて該ステムとともに装着キャップの天壁部の内側に挿通していることから、この構成の場合、第1ガイドリブの上下方向に沿う長さをより確保しやすくなり、上述した吐出器のガタつき等を抑える効果がさらに顕著となる。
また、本発明のフォーマーディスペンサーにおいて、前記押下ヘッドは、前記ステムの上方に配置される頂壁部、及び前記頂壁部から下方に向けて延び前記ステムに装着される装着筒部を有し、前記ガイドリブは、前記装着筒部及び前記案内筒部のいずれか一方に設けられて他方に摺動可能な第2ガイドリブを有することとしてもよい。
この場合、ガイドリブとして、押下ヘッドの装着筒部及び装着キャップの案内筒部のいずれか一方に、他方に対して上下摺動可能な第2ガイドリブが設けられるので、装着キャップの案内筒部に対して吐出器の押下ヘッドが上下動するときのガタつき等が抑制されて、上述した効果がさらに顕著なものとなる。
またこの場合、ガイドリブにおける第1ガイドリブと第2ガイドリブとを、上下方向に沿う異なる位置に配置できる(上下に離間して配置できる)ので、上述した吐出器のガタつき等を格別顕著に抑制できる。
また、本発明のフォーマーディスペンサーにおいて、前記押下ヘッドは、前記案内筒部を径方向の外側から囲繞する外装筒部を備え、前記外装筒部の内周面には、上下方向に延び、前記案内筒部に径方向の外側から摺接可能な案内リブが突設されていることとしてもよい。
本発明のフォーマーディスペンサーによれば、押下ヘッドを押し下げたときに、吐出器が装着キャップに対して斜め押下されたりガタついたりすることを抑制できる。
本発明の一実施形態に係るフォーマーディスペンサーを備える吐出容器を示す縦断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係るフォーマーディスペンサー1を備える吐出容器10について説明する。
図1に示されるように、吐出容器10は、フォーマーディスペンサー1と、容器本体2と、を備えている。容器本体2には、液状の内容物(内容液)が収容される。フォーマーディスペンサー1は、容器本体2内の内容物を泡状にして容器外部に吐出する。内容物としては、例えば皮膚洗浄液(ボディウォッシュ)等が挙げられる。内容物の一例の成分表を下記表1に示す。
Figure 0006159609
図1において、フォーマーディスペンサー1は、内容物が収容される容器本体2の口部3に装着される装着キャップ4と、装着キャップ4に上方付勢状態で下方移動可能に立設されるステム5、及びステム5に装着され吐出孔6が形成された押下ヘッド7を有する吐出器8と、を備えている。また吐出器8は、ステム5に連係して上下動する液用ピストン11と、液用ピストン11が内部に上下摺動可能に配設された液用シリンダ12と、ステム5に連係して上下動する空気用ピストン13と、空気用ピストン13が内部に上下摺動可能に配設された空気用シリンダ14と、液用シリンダ12から移送される内容物と空気用シリンダ14から移送される空気とを混合する気液混合室15と、気液混合室15と吐出孔6との間に配設され、気液混合室15で混合された気液混合体を発泡させる発泡部材16と、を備えている。これらの液用ピストン11、液用シリンダ12、空気用ピストン13、空気用シリンダ14、気液混合室15及び発泡部材16は、吐出器8の吐出機構を構成している。
フォーマーディスペンサー1は、容器本体2に対して押下ヘッド7を押し下げてステム5を下方に移動させ、前記吐出機構を作動させることにより、容器本体2内の内容物を上方に移送するとともに空気と混合させ、これらの気液混合体が発泡されてなる泡状の内容物を、押下ヘッド7の吐出孔6から容器側方へ向けて吐出するように構成されている。
図1において、容器本体2の口部3、装着キャップ4、ステム5及び押下ヘッド7は、それぞれの中心軸線が共通軸上に配置されている。本明細書では、この共通軸を軸線Oといい、軸線O方向に沿う押下ヘッド7側(図1における上方)を上方、容器本体2の底部側(図1における下方)を下方という。また、軸線Oに直交する方向を径方向といい、軸線O回りに周回する方向を周方向という。
装着キャップ4は、容器本体2の口部3に装着される周壁部17と、周壁部17の径方向内側に連なり吐出器8が上下に挿通される案内部18と、を備えている。
図示の例では、周壁部17が、口部3に螺着により着脱可能に取り付けられている。なお、周壁部17は、口部3に対して上記螺着以外の例えばアンダーカット嵌合などで装着されてもよい。また案内部18は、口部3上に配置されステム5が挿通された環状の天壁部19と、天壁部19の内周縁部に立設された案内筒部20と、を備えている。具体的に、周壁部17に対して案内筒部20は小径となっており、周壁部17の上端部と案内筒部20の下端部とが、円環板状の天壁部19を介して連結されている。
天壁部19には、下方に向けて突出するとともに径方向に沿って延びるリブ21が、周方向に間隔をあけて複数設けられている。また、天壁部19の内周縁部には挿入筒22が垂下設されており、リブ21の径方向内側の端部が挿入筒22の外周面に連結されている。図示の例では、天壁部19の挿入筒22の内径が、案内筒部20の内径よりも小さくなっている。
案内筒部20の上端部には、径方向外側に向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状の内ガイド凸部23が形成されている。案内筒部20において内ガイド凸部23の下方に位置する部分には、該案内筒部20に対する押下ヘッド7の下方への移動を規制する規制部材24が装着されている。規制部材24は、このフォーマーディスペンサー1を上方から見た上面視においてC字状をなしており、案内筒部20に離脱可能に外嵌されている。
案内筒部20の内周面には、径方向内側へ向けて突出するとともに上下方向に沿って延びるガイドリブ25が設けられている。本実施形態のフォーマーディスペンサー1は、ガイドリブ25として後述する第1ガイドリブ31及び第2ガイドリブ32を有しており、案内筒部20に設けられたガイドリブ25は、第2ガイドリブ32となっている。
このフォーマーディスペンサー1には、吐出器8のうち、案内部18内に挿通された挿通部分の外周面、及び案内部18の内周面のいずれか一方に、他方に対して上下摺動可能なガイドリブ25が設けられている。そして、前記第2ガイドリブ32は、案内筒部20及び後述する押下ヘッド7の装着筒部57のいずれか一方に設けられて他方に摺動可能とされており、本実施形態においては第2ガイドリブ32が、案内筒部20に形成されているとともに、装着筒部57に上下摺動可能とされている。
空気用シリンダ14は有底筒状をなしており、周壁と、底壁と、を有している。前記周壁の上端開口部には、径方向外側へ向けて突出するとともに周方向に沿って延びるフランジが形成されており、該フランジが容器本体2の口部3上面に設けられたパッキンと装着キャップ4の天壁部19との間に上下方向から挟持されることで、この空気用シリンダ14は、容器本体2及び装着キャップ4に対して固定されている。空気用シリンダ14の底壁は、径方向内側へ向かうに従い漸次上方へ向けて傾斜している。
液用シリンダ12は、空気用シリンダ14と一体に形成されている。液用シリンダ12は、空気用シリンダ14の底壁の内周縁部から下方に向けて延設された基筒部26と、基筒部26の下端から下方に向けて連設され、下方に向かうに従い漸次縮径するテーパ筒部27と、テーパ筒部27の下端から下方に向けて連設された垂下筒部28と、を備えている。液用シリンダ12において基筒部26とテーパ筒部27とが連結された部分の内周面には、上下方向に延在する縦リブが、周方向に間隔をあけて複数突設されている。垂下筒部28内には、容器本体2の底部へ向けて延びる吸い上げパイプが嵌合されている。
液用シリンダ12の内部には、液用ピストン11が上下摺動自在に配設されている。液用ピストン11は、ステム5に連係しており、具体的にはステム5とともに上下動するように該ステム5に連結されている。液用ピストン11は筒状をなしており、その下端部には液用シリンダ12内に液密状態で上下摺動可能に嵌合する大径部29が設けられ、上端部には弁部材35の上部弁体36に離脱可能に嵌合する小径部30が設けられ、下端部と上端部との間に位置する中間部分には、大径部29及び小径部30を連結する中径部33が設けられている。
液用ピストン11は、この液用ピストン11の上端部と、液用シリンダ12の前記縦リブとの間に介装された付勢部材34により、上方に付勢されている。付勢部材34としては、例えばコイルスプリングや樹脂バネ等を採用することができる。
液用シリンダ12、液用ピストン11及び付勢部材34内には、棒状の弁部材35が上下動可能に挿通されている。弁部材35の上端部には、中空の逆円錐状の上部弁体36が形成され、弁部材35の下端部には、下部弁体37が形成されている。上部弁体36は、液用ピストン11の上端部(小径部30)に形成された弁座部に、この弁座部の上方から離間可能に着座している。下部弁体37は、液用シリンダ12のテーパ筒部27から上方に離間していて、テーパ筒部27に着座可能とされている。下部弁体37の外周面には、液用シリンダ12の前記縦リブの間に配置されるガイド凸部が突設されている。
ステム5は、容器本体2の口部3内を、上方付勢状態で下方移動可能に立設される。ステム5は、下ステム38と、上ステム39と、を備えている。下ステム38及び上ステム39はいずれも筒状に形成されている。
下ステム38は、空気用シリンダ14内に挿通されている。下ステム38は、その下方部分が上方部分よりも大径となっている。下ステム38の下方部分は、液用ピストン11の中径部33に外嵌され、下ステム38の上方部分のうち下端部は、液用ピストン11の小径部30に外嵌されている。下ステム38における上方部分と下方部分との連結部分には、径方向外側に向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状のフランジ部40が設けられている。また下ステム38の上方部分における前記連結部分よりも上方には、径方向内側に向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状の弁座41が設けられており、該弁座41には、球状をなす液吐出弁51が上方へと離間可能に着座している。
下ステム38の上端部は、案内筒部20内に配置されている。下ステム38の上端部内には、支柱を介して形成された有頂筒状の押さえ部材42が設けられている。押さえ部材42は、弁座41上に載置されて、下ステム38と弁座41との間にアンダーカット嵌合されている。押さえ部材42の支柱間には、該支柱を径方向に貫通する流通孔が開口している。押さえ部材42の天壁には、上方へ向けて上筒が立設され、また下方へ向けて下筒が垂下設されている。
上ステム39は、装着キャップ4の案内筒部20内に挿通され、下ステム38の上端部に外嵌されている。上ステム39の下端部は、この上ステム39において下端部よりも上方に位置しかつ下ステム38の上端部に外嵌された外嵌部分よりも、内径が大きくなっている。上ステム39において下端部と上端部との間に位置する中間部分には、他の部位よりも内径が小さい縮径部43が形成されている。
上ステム39の内周面において縮径部43よりも下方に位置する部分には、上下方向に延在する縦溝44が形成されている。縦溝44の上端部は、径方向内側に開口して気液混合室15に連通しており、縦溝44の下端部は、下方に向けて開口されている。
空気用ピストン13は、空気用シリンダ14の内部に上下摺動自在に配設されている。空気用ピストン13は、ステム5に連係しており、具体的にはステム5の上下動に対応して上下動し、かつステム5に対して上下動可能とされている。
空気用ピストン13は、空気用シリンダ14内に気密状態で上下摺動自在に嵌合された外摺動筒45と、この外摺動筒45よりも小径とされて該外摺動筒45の径方向内側に配置され、ステム5のうち下ステム38の上方部分に上下摺動可能に外嵌する内摺動筒46と、外摺動筒45の内周面と内摺動筒46の外周面とを連結する連結板47と、連結板47を上下方向に貫通する空気孔48と、連結板47の下面に離間可能に当接するとともに、空気孔48を開閉可能に閉塞する弁体49と、を備えている。
内摺動筒46は、下ステム38においてフランジ部40よりも上方に位置しかつ弁座41よりも下方に位置する空気用ピストン対応部分に、上下動可能に外挿されている。具体的に、内摺動筒46内には、下ステム38の前記空気用ピストン対応部分が挿入されているとともに、これら内摺動筒46の内周面と前記空気用ピストン対応部分の外周面との間には、隙間が設けられている。この隙間は、上方で縦溝44内に連通し、下方でフランジ部40と連結板47との間を通して空気用シリンダ14内に連通可能とされている。前記隙間は、フランジ部40に空気用ピストン13の内摺動筒46が着座することで、空気用シリンダ14内との連通が遮断されている。
下ステム38の前記空気用ピストン対応部分の外周面には、上下方向に延びる縦溝50が周方向に間隔をあけて複数形成されている。これらの縦溝50は、内摺動筒46の後述する周方向に隣り合う第1ガイドリブ31同士の間に対応して配置されている。
内摺動筒46の上端部には、上ステム39の下端部が上下摺動自在に外嵌している。内摺動筒46の上端部と、下端部(具体的には内摺動筒46において連結板47に連結された連結部分)との間に位置する部分には、径方向外側に向けて突出するとともに上下方向に沿って延びる第1ガイドリブ31(ガイドリブ25)が設けられている。また内摺動筒46は、装着キャップ4の天壁部19の挿入筒22内に挿入されている。内摺動筒46の下端縁は、フランジ部40に離間可能に着座している。
ここで、第1ガイドリブ31は、内摺動筒46及び天壁部19のいずれか一方に設けられて他方に摺動可能とされており、本実施形態においては第1ガイドリブ31が、内摺動筒46に形成されているとともに、天壁部19の挿入筒22に上下摺動可能とされている。また第1ガイドリブ31の上方には、上ステム39の下端開口縁が該第1ガイドリブ31との間に隙間をあけて対向配置されている。
連結板47は、内摺動筒46の下端部と、外摺動筒45の上下方向に沿う中央部とを全周にわたって連結しており、円環板状若しくは下方に向けて段階的に拡径する有頂筒状をなしている。空気用シリンダ14内は、連結板47により上室と下室とに区画されており、該連結板47の空気孔48を通して、これら上室と下室とが連通可能とされている。
気液混合室15は、液用シリンダ12からの内容物と空気用シリンダ14からの空気とを混合する。気液混合室15は、ステム5内に配設されていて、図示の例では、下ステム38の上端部内に配設された押さえ部材42と、上ステム39の縮径部43付近との間に位置している。気液混合室15は、空気用シリンダ14の前記下室に、縦溝44内、内摺動筒46と下ステム38の前記空気用ピストン対応部分との隙間、及び縦溝50内からなる空気導入路52を通して連通可能となっている。
発泡部材16は、ステム5内に設けられており、具体的には上ステム39の上端部内に嵌合されて、縮径部43上に載置されている。発泡部材16は、筒体の開口縁部に網体が張設されてなる発泡エレメント53が、上下方向に複数連設されて構成されている。本実施形態では、発泡エレメント53が上下に2つ設けられており、これら発泡エレメント53のうち、上方に位置する発泡エレメント53は筒体の上端開口縁部にのみ網体が設けられ、下方に位置する発泡エレメント53は筒体の下端開口縁部にのみ網体が設けられている。
なお、発泡エレメント53と網体は少なくとも1つ設けてあればよい。また、上方に位置する発泡エレメント53の網体(細かい目)と下方に位置する発泡エレメント53の網体(粗い目)の目の粗さを変えることで、より極めの細かい泡を生成させることができる。
気液混合室15内において内容物と空気とが混合されてなる気液混合体は、該気液混合室15から縮径部43内を通り発泡部材16内を流通することで、泡状に発泡させられる。
押下ヘッド7は、ヘッド本体54と、外装筒部55と、を備えている。ヘッド本体54と外装筒部55とは、別体に形成されるとともに互いに組み付けられている。ヘッド本体54は、頂壁部56と、装着筒部57と、嵌合筒部58と、被覆壁部59と、ノズル筒部60と、を備えている。
頂壁部56は、ステム5の上方に配置されている。
装着筒部57は、頂壁部56から下方に向けて延びステム5に装着されている。装着筒部57は、軸線Oと同軸に配置され、上ステム39の上端部に外側から嵌合している。装着筒部57の下端部は、案内筒部20内に挿入されていて、装着筒部57は、案内筒部20内を上下動自在とされている。
装着筒部57の上端部の内周面には、径方向の内側に向けて突出する規制リブ61が設けられている。規制リブ61は、上下方向に延びる板状に形成され、規制リブ61の上端部は、頂壁部56に連結している。規制リブ61の下端部は、上ステム39の上端部に当接している。
嵌合筒部58は、頂壁部56から下方に向けて突出し、軸線Oと同軸に配置されている。嵌合筒部58は、装着筒部57の上端部を径方向の外側から囲繞している。
ノズル筒部60は、装着筒部57から径方向の外側に向けて延び、嵌合筒部58よりも径方向の外側に突出している。ノズル筒部60内は、装着筒部57の上端部内を通してステム5内に連通していて、ノズル筒部60の突端部内には、前記吐出孔6が設けられている。なお以下では、径方向のうち、ノズル筒部60が延びる方向を前後方向といい、前後方向に沿って吐出孔6が開口する方向(図1における右側)を前方といい、その反対側(図1における左側)を後方という。
被覆壁部59は、頂壁部56の外周縁部から下方に向けて延びている。被覆壁部59は、このフォーマーディスペンサー1を上下方向から見た平面視において、前方に向けて開口するC字状に形成されていて、被覆壁部59の周端部は、ノズル筒部60において周方向を向く各側面に連結されている。被覆壁部59は、装着筒部57の上端部及び嵌合筒部58を径方向の外側から覆っている。
外装筒部55は、頂壁部56の下方位置に設けられている。外装筒部55の上端縁は、頂壁部56の下面に当接していて、外装筒部55の上端部は、嵌合筒部58内に嵌合されている。外装筒部55の上端部には、径方向の外側に向けて突出する環状の突条部62が設けられている。突条部62は、嵌合筒部58の内周面に嵌合(アンダーカットなど)している。
外装筒部55は、装着筒部57及び案内筒部20を径方向の外側から囲繞していて、外装筒部55内は、案内筒部20内を通して空気用シリンダ14内に連通可能となっている。外装筒部55の下端部は、装着筒部57の下端部と上下方向に同等の位置に配置されている。外装筒部55の下端部は、案内筒部20の上端部を径方向の外側から囲繞している。
外装筒部55の下端部には、径方向の内側に向けて突出する外ガイド凸部63が設けられている。外ガイド凸部63は、環状に形成されている。外ガイド凸部63は、押下ヘッド7を押下する前の状態で、内ガイド凸部23に径方向に対向していて、内ガイド凸部23に近接している。
外装筒部55の上端部には、吸気孔64、65が形成されている。吸気孔64、65は、外装筒部55を径方向に貫通するとともに上方に向けて開口している。吸気孔64、65には、第1吸気孔64と、第2吸気孔65と、が備えられている。
第1吸気孔64は、外装筒部55において、径方向のうち前後方向に直交する左右方向の両側に位置する各部分に配置されている。第1吸気孔64は、互いに同等の形状でかつ同等の大きさに形成されている。第1吸気孔64は、このフォーマーディスペンサー1を左右方向から見た側面視において、矩形状に形成されている。
ここで、外装筒部55の外周面における吸気孔64、65の開口周縁部には、径方向の内側に窪み吸気孔64、65に連通する窪み部66が形成されている。窪み部66は、外装筒部55の外周面における第1吸気孔64の開口周縁部のうち、第1吸気孔64に下方から連なる部分に配置されている。窪み部66は、前記側面視において、矩形状に形成されている。窪み部66の周方向の大きさは、第1吸気孔64の周方向の大きさと同等となっている。
第1吸気孔64は、嵌合筒部58及び被覆壁部59により径方向の外側から覆われている。第1吸気孔64は、このフォーマーディスペンサー1の外部と、窪み部66を通して連通している。
第2吸気孔65は、外装筒部55において前方に位置し、周方向の位置がノズル筒部60と同等とされた部分である前方に配置されている。
第2吸気孔65内には、ノズル筒部60が上方から差し込まれていて、ノズル筒部60は、この第2吸気孔65から前方に向けて延び、外装筒部55よりも径方向の外側に突出している。第2吸気孔65の周方向の大きさは、ノズル筒部60の周方向の大きさと同等となっていて、ノズル筒部60の各側面は、第2吸気孔65の内周縁において、周方向の内側を向く各部分に係止している。
第2吸気孔65は、ノズル筒部60よりも上下方向に大きくなっていて、ノズル筒部60の下面と、第2吸気孔65の内周縁において上方を向く部分と、の間には、上下方向の隙間が設けられている。
外装筒部55の内周面には、上下方向に延びる案内リブ67、68が突設されている。案内リブ67、68は、押下ヘッド7が斜め押下されたときに、案内筒部20に、図示の例では内ガイド凸部23に径方向の外側から摺接可能である。案内リブ67、68は、外装筒部55のうち、案内筒部20を径方向に挟んで反対側に位置する各部分に配置されている。案内リブ67、68には、第1案内リブ67と、第2案内リブ68と、が備えられている。
第1案内リブ67は、外装筒部55の前方に配置され、この前方のうち、第2吸気孔65の下方に位置する部分に配置されている。第1案内リブ67の上端部は、第2吸気孔65の内周縁よりも下方に位置している。第1案内リブ67の下端部は、外ガイド凸部63に連結されている。第1案内リブ67は、上下方向に真直に延びていて、外ガイド凸部63の表面に滑らかに連結されている。
特に図示していないが、第1案内リブ67は、外装筒部55の前方に周方向に間隔をあけて3つ設けられている。3つの第1案内リブ67は、周方向に同等の間隔をあけて配置されている。この3つの第1案内リブ67のうち、周方向の中央に位置するものは、軸線Oに対して前方正面に配置されている。
第2案内リブ68は、第1案内リブ67に対して案内筒部20を径方向に挟んだ反対側に位置する部分である後部に配置されている。第2案内リブ68は、外装筒部55の後部の上下方向の全長にわたって形成されている。第2案内リブ68の下端部は、外ガイド凸部63に連結されている。第2案内リブ68は、上下方向に真直に延びていて、外ガイド凸部63の表面に滑らかに連結されている。
特に図示していないが、第2案内リブ68は、外装筒部55の後部に周方向に間隔をあけて2つ設けられている。2つの第2案内リブ68は、外装筒部55のうち、軸線Oに対して後方正面に位置する部分を回避して配置されている。
ヘッド本体54の頂壁部56には、下方に向けて突出するとともに周方向に間隔をあけて配置され、吸気孔64、65の内周縁において周方向の内側を向く各部分に係止する一対の係止部69が設けられている。
一対の係止部69は、両第1吸気孔64それぞれに設けられていて、頂壁部56において左右方向の両側に位置する各部分に配置されている。係止部69は、径方向に延びる板状に形成され、前記平面視において左右方向に沿って真直に延びている。そして、係止部69において周方向を向く表面が、第1吸気孔64の内周縁に係止して、この内周縁に近接または当接している。
係止部69は、装着筒部57と嵌合筒部58とを連結していて、係止部69の径方向の内側の端部が装着筒部57に連結され、径方向の外側の端部が嵌合筒部58に連結されている。
特に図示していないが、係止部69の上下方向の大きさは、径方向の内側から外側に向かうに従い段状に小さくなっている。係止部69のうち、外装筒部55よりも径方向の内側に位置する筒内部分は、この筒内部分よりも径方向の外側に位置し、第1吸気孔64内に配置された部分よりも下方に向けて突出している。この筒内部分は、外装筒部55を径方向の内側から支持していて、外装筒部55の内周面に径方向の内側から近接または当接している。
頂壁部56には、下方に向けて突出するとともに径方向に延び、周方向に複数配置された支持板部70が設けられている。支持板部70は、前記平面視において軸線Oを中心とする放射状に設けられていて、周方向の全周にわたって間欠的に配置されている。支持板部70は、一対の係止部69の周方向の間と、ノズル筒部60と、を周方向に回避した位置に配置されている。
支持板部70の径方向の内側の端部は、装着筒部57に連結されている。支持板部70の径方向の外側の端部は、外装筒部55を径方向の内側から支持していて、外装筒部55の内周面に径方向の内側から近接または当接している。支持板部70は、周方向に間隔をあけて複数配置されることで板部列を構成していて、外装筒部55は、この板部列に対して外側から嵌合されている。
以上のように構成されたフォーマーディスペンサー1は、押下ヘッド7を押し下げてステム5を下方に移動させることにより、容器本体2内の内容物を移送するとともに空気と混合させ、これらの気液混合体が発泡されてなる泡状の内容物を吐出孔6から吐出する。
この吐出容器10の使用時には、装着キャップ4から規制部材24を離脱させた後、容器本体2に対して押下ヘッド7を下方へ押し下げて、ステム5及び液用ピストン11を一体的に押し下げる。
このとき、空気用ピストン13の内摺動筒46が下ステム38の前記空気用ピストン対応部分の外側を相対移動するとともに、内摺動筒46の上端部が上ステム39の内周面上を摺動することにより、空気用ピストン13の上下方向の位置が保持される。その結果、下ステム38のフランジ部40と、空気用ピストン13の内摺動筒46の下端縁との間に、空気導入路52と空気用シリンダ14の下室とを連通する連通隙間が設けられ、下室と気液混合室15とが連通される。またこのとき、弁部材35も下方に移動させられ、弁部材35の下部弁体37が液用シリンダ12のテーパ筒部27に着座して、液用シリンダ12の下端開口部が閉塞される。
上ステム39の下端縁が、空気用ピストン13の内摺動筒46の第1ガイドリブ31に当接するまで押下ヘッド7を押し下げると、押下ヘッド7とともに空気用ピストン13が下方に移動し、空気用ピストン13の外摺動筒45が、空気用シリンダ14の周壁の内周面上を、下方に向けて摺動する。
このとき、空気用ピストン13の連結板47にその下方から当接する弁体49は、該連結板47の下面に密接されたままの状態であり、空気孔48は閉塞されている。これにより、空気用シリンダ14の下室内の空気が圧縮され、この空気が、前記連通隙間及び空気導入路52を通して気液混合室15に移送される。またこのとき、液用シリンダ12の下端開口部が閉塞された状態で、付勢部材34を圧縮変形させつつ、液用ピストン11を下方に移動させて、弁部材35の上部弁体36を液用ピストン11の前記弁座部(小径部30)から離間させる。これにより、液用シリンダ12の内部と下ステム38の上方部分の内部とが連通され、液用シリンダ12内の内容物が、前記弁座部の内側及び上部弁体36の外側を通り、液吐出弁51を押し上げるとともに弁座41の内側を通過して、気液混合室15に移送される。
以上のように、押下ヘッド7を押し下げることにより、気液混合室15に空気及び内容物がそれぞれ移送され、これらは気液混合室15で合流して混合される。この気液混合体は、発泡部材16に移送され、下方の発泡エレメント53の網体及び上方の発泡エレメント53の網体を順次通過することで発泡させられて泡状になり、ノズル筒部60内を流通して吐出孔6から吐出される。
その後、押下ヘッド7の押し下げを解除すると、付勢部材34の弾性復元力により液用ピストン11が上方に押し上げられる。これにより、液用ピストン11の前記弁座部が弁部材35の上部弁体36に当接して閉じられ、気液混合室15への内容物の移送が停止されるとともに、下部弁体37は、液用シリンダ12内の下端開口部から離反し、容器本体2内と液用シリンダ12内とが連通して、容器本体2内の内容物が液用シリンダ12内に流入する。なおこのとき、容器本体2内が負圧になり、空気用シリンダ14において外摺動筒45よりも上方に位置する部分に設けられた導入孔を通して、空気用シリンダ14内において空気用ピストン13の上方に位置する上室内の空気が容器本体2内に導入される。
また、このように上昇する液用ピストン11とともに、ステム5及び押下ヘッド7が一体的に上昇し、下ステム38のフランジ部40が空気用ピストン13の内摺動筒46の下端縁に当接することで、空気導入路52を通した空気用シリンダ14の下室と気液混合室15との連通が遮断され、気液混合室15への空気の移送が停止される。その後、付勢部材34の弾性復元力により空気用ピストン13が押し上げられることで、前記下室内が負圧状態となり、空気用ピストン13の弁体49が下方に弾性変形させられて、空気孔48が開放される。これにより、空気孔48、空気用シリンダ14の上室、案内筒部20内及び外装筒部55内を通して、容器外部から空気用シリンダ14の下室内に外気が供給される。
以上説明した本実施形態のフォーマーディスペンサー1によれば、吐出器8において装着キャップ4の案内部18内に挿通される挿通部分(具体的には装着筒部57、上ステム39の下方部分及び空気用ピストン13の内摺動筒46)の外周面、及び装着キャップ4の案内部18(具体的には案内筒部20、及び天壁部19の挿入筒22)の内周面のうちの一方に、他方に対して上下摺動可能なガイドリブ25が設けられているので、下記の顕著な効果を奏功する。
すなわち、押下ヘッド7を押し下げたときに、吐出器8が下方に向けて真っ直ぐ移動せず上下方向に交差する方向に移動しようとしても、前記一方に設けられたガイドリブ25が前記他方の周面上に摺接しつつ上下動することで、装着キャップ4に対する吐出器8の斜め押下(つまり真下にではなく斜め前方や斜め後方に押下されること)やガタつきを抑制できる。
以上より、押下ヘッド7を押し下げたときに、吐出器8が装着キャップ4に対して斜め押下されたりガタついたりすること(以下、ガタつき等と省略)を抑制でき、吐出器8と装着キャップ4との径方向の位置関係を安定させることが可能になり、押し下げ操作が安定して操作性が高められる。
また、ガイドリブ25として、空気用ピストン13の内摺動筒46及び装着キャップ4の天壁部19のいずれか一方に、他方に対して上下摺動可能な第1ガイドリブ31が設けられているので、装着キャップ4の天壁部19に対して吐出器8の空気用ピストン13が上下動するときのガタつき等が抑制されて、上述した効果がより顕著に得られる。
また、装着キャップ4の天壁部19には、空気用ピストン13の内摺動筒46が挿入される挿入筒22が設けられているので、これら挿入筒22と内摺動筒46との上下方向に沿う接触可能な長さを確保しやすくなり、上述した吐出器8のガタつき等を抑える効果がより顕著となる。
また本実施形態では、第1ガイドリブ31が、空気用ピストン13の内摺動筒46に設けられている。ここで、空気用ピストン13の内摺動筒46は、ステム5に外挿されて該ステム5とともに装着キャップ4の天壁部19の内側に挿通していることから、この構成の場合、第1ガイドリブ31の上下方向に沿う長さをより確保しやすくなり、上述した吐出器8のガタつき等を抑える効果がさらに顕著となる。
また、ガイドリブ25として、押下ヘッド7の装着筒部57及び装着キャップ4の案内筒部20のいずれか一方に、他方に対して上下摺動可能な第2ガイドリブ32が設けられているので、装着キャップ4の案内筒部20に対して吐出器8の押下ヘッド7が上下動するときのガタつき等が抑制されて、上述した効果がさらに顕著なものとなる。
またこの場合、ガイドリブ25における第1ガイドリブ31と第2ガイドリブ32とを、上下方向に沿う異なる位置に配置できる(上下に離間して配置できる)ので、上述した吐出器8のガタつき等を格別顕著に抑制できる。
また、外装筒部55の内周面に、案内リブ67、68が突設されているので、例えば押下ヘッド7が斜め押下されたとき等に、案内筒部20を案内リブ67、68上で上下方向に摺動可能にし、案内筒部20により外装筒部55の径方向の変位を規制することができる。これにより、外装筒部55の径方向の位置を安定させることが可能になり、装着キャップ4に対する押下ヘッド7のぐらつきを抑制でき、かつ、外装筒部55とヘッド本体54との径方向の位置関係を安定させることが可能になり、ヘッド本体54と外装筒部55とが別体に形成されていてもこのフォーマーディスペンサー1の操作性を確保することができる。
また案内リブ67、68が、外装筒部55のうち、案内筒部20を径方向に挟んで反対側に位置する各部分に配置されているので、押下ヘッド7が斜め押下されたときに、案内リブ67、68を、案内筒部20に径方向の両外側から摺接可能にし、外装筒部55の径方向の位置を一層安定させることができる。
また第1案内リブ67及び第2案内リブ68が、外装筒部55のうち、前後方向の両側に位置する各部分に配置されているので、押下ヘッド7が斜め押下されたときに、第1案内リブ67及び第2案内リブ68によって、外装筒部55の前後方向の位置を安定させることができる。従って、押下ヘッド7の押下時に、たとえノズル筒部60の前端部を押し下げてしまい該押下ヘッド7を前傾させるような外力が作用したとしても、装着キャップ4に対する押下ヘッド7のぐらつきを効果的に抑制でき、かつ、外装筒部55とヘッド本体54との前後方向の位置関係を確実に安定させることができる。
また、外装筒部55の上端部に、吸気孔64、65が形成されているので、下記の効果が得られる。
すなわち、例えば従来のように、外装筒部55に吸気孔64、65が設けられていないフォーマーディスペンサーでは、押下ヘッド7が上方に復元移動するときに、外気を、外装筒部55の内周面と案内筒部20の外周面との間の隙間(以下、「筒間隙間」という)を通して外装筒部55内に吸引し、案内筒部20内を通して空気用シリンダ14内に吸入することになる。ここで、装着キャップ4の外面上に例えば水などの異物が付着していると、押下ヘッド7が上方に復元移動したときに、異物が空気とともに前記筒間隙間を通して外装筒部55内に吸引され、空気用シリンダ14内に侵入する可能性がある。
これに対して本実施形態のフォーマーディスペンサー1では、外装筒部55の上端部に、吸気孔64、65が形成されているので、押下ヘッド7の押下を解除して空気用シリンダ14内が負圧になるときに、外気を、吸気孔64、65を通して外装筒部55内に吸引することができる。これにより、外気が、前記筒間隙間を通して外装筒部55内に吸引されることが抑えられ、筒間隙間から異物が外気とともに外装筒部55内に吸引されることが抑えられることから、空気用シリンダ14内への異物の侵入を抑制できる。
また吸気孔64、65が、外装筒部55の上端部に形成されているので、この吸気孔64、65が押下ヘッド7の外観性に与える影響を小さく抑えることができる。
さらに吸気孔64、65が、上方に向けて開口しているので、例えばこの外装筒部55を金型により成形するときに、金型を容易に脱型すること等が可能になり、このフォーマーディスペンサー1を簡便に形成し易くすることができる。
また、外装筒部55の外周面における吸気孔64、65の開口周縁部に、窪み部66が形成されているので、水などの異物が侵入しづらく、且つ外気を窪み部66を通して吸気孔64、65に導入することが可能になり、外気を外装筒部55内に効果的に吸引することができる。
またヘッド本体54に、被覆壁部59が備えられているので、吸気孔64、65が外部に露出するのを抑えることが可能になり、このフォーマーディスペンサー1の外観性を確保し易くすることができる。
また頂壁部56に、一対の係止部69が設けられているので、ヘッド本体54と外装筒部55とが周方向に相対的に回転しようとしたときに、係止部69が吸気孔64、65の内周縁に係止することで、この回転を規制することができる。また、吸気孔64、65を周方向に狭めるように外装筒部55が変形しようとしたときに、係止部69が吸気孔64、65の内周縁に係止することで、この変形を規制することもできる。
さらに、一対の係止部69が、周方向に間隔をあけて配置されているので、前述のような回転や変形を規制しつつ、外装筒部55の内部と外部とを、吸気孔64、65において、一対の係止部69の間に位置する部分を通して確実に連通させることが可能になり、外気を外装筒部55内に吸気孔64、65を通して確実に吸引することができる。
なお本実施形態のように、頂壁部56に、下方に向けて突出し、装着筒部57に外側から嵌合された嵌合筒部58が設けられている場合であって、係止部69が、装着筒部57と嵌合筒部58とを連結している場合には、係止部69が吸気孔64、65の内周縁に係止したときに、係止部69の径方向の両端部を装着筒部57及び嵌合筒部58により支持することが可能になり、前述の回転や変形を効果的に規制することができる。
また、頂壁部56に支持板部70が複数配置され、かつ、支持板部70の径方向の内側の端部が、装着筒部57に連結されるとともに、支持板部70の径方向の外側の端部が、外装筒部55を径方向の内側から支持している。従って、例えば、外装筒部55がヘッド本体54に対して径方向にガタつこうとしたときに、外装筒部55を、支持板部70を介して頂壁部56及び装着筒部57に支持させること等ができる。これにより、外装筒部55をヘッド本体54に強固に取り付けることが可能になり、例えば外装筒部55とヘッド本体54とのガタつきを抑えることができる。
また頂壁部56に、嵌合筒部58が設けられているので、外装筒部55を、支持板部70と嵌合筒部58との間に径方向に挟持することが可能になり、外装筒部55をヘッド本体54に一層強固に取り付けることができる。
また係止部69のうち、外装筒部55よりも径方向の内側に位置する前記筒内部分が、外装筒部55を径方向の内側から支持しているので、支持板部70のみならず係止部69の前記筒内部分によっても外装筒部55を径方向の内側から支持することが可能になり、外装筒部55をヘッド本体54に一層強固に取り付けることができる。
なお、本発明は前述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前述の実施形態では、第1ガイドリブ31が、内摺動筒46に形成されているとともに、天壁部19の挿入筒22に上下摺動可能とされているとしたが、これに限定されるものではなく、第1ガイドリブ31が、挿入筒22に形成されているとともに、内摺動筒46に上下摺動可能とされていてもよい。
また、第2ガイドリブ32が、案内筒部20に形成されているとともに、装着筒部57に上下摺動可能とされているとしたが、これに限定されるものではなく、第2ガイドリブ32が、装着筒部57に形成されているとともに、案内筒部20に上下摺動可能とされていてもよい。
また、ガイドリブ25が、上ステム39の下方部分に形成されて、案内部18に上下摺動可能とされていてもよい。
また、規制部材24は設けられていなくてもよい。
また前述の実施形態では、案内リブ67、68は、第1案内リブ67及び第2案内リブ68を備えているが、これに限定されない。例えば、案内リブが、外装筒部55の内周面において左右方向の両側に位置する各部分に配置されていてもよい。
また案内リブ67、68が、外装筒部55のうち、案内筒部20を径方向に挟んで反対側に位置する各部分に配置されていなくてもよい。さらに、案内リブ67、68が設けられていなくてもよい。
また、係止部69の前記筒内部分が、外装筒部55を径方向の内側から支持していなくてもよい。また係止部69が、装着筒部57と嵌合筒部58とを連結していなくてもよい。さらに係止部69が設けられていなくてもよい。
また、ノズル筒部60、嵌合筒部58及び被覆壁部59が設けられていなくてもよい。この場合、例えば吐出孔6が外装筒部55を貫通する貫通孔によって形成されていてもよい。また支持板部70がなくてもよい。
また、窪み部66がなくてもよい。
また、吸気孔64、65が、第1吸気孔64及び第2吸気孔65を備えているが、これに限定されない。例えば吸気孔として第1吸気孔及び第2吸気孔のうちの少なくとも一方が設けられていてもよい。
また、吸気孔64、65が設けられていなくてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 フォーマーディスペンサー
2 容器本体
3 口部
4 装着キャップ
5 ステム
6 吐出孔
7 押下ヘッド
8 吐出器
11 液用ピストン
12 液用シリンダ
13 空気用ピストン
14 空気用シリンダ
15 気液混合室
16 発泡部材
18 案内部
19 天壁部
20 案内筒部
22 挿入筒
25 ガイドリブ
31 第1ガイドリブ
32 第2ガイドリブ
46 内摺動筒
56 頂壁部
57 装着筒部

Claims (5)

  1. 内容物が収容される容器本体の口部に装着される装着キャップと、
    前記装着キャップに上方付勢状態で下方移動可能に立設されるステム、及び前記ステムに装着され吐出孔が形成された押下ヘッドを有する吐出器と、を備え、
    前記吐出器は、
    前記ステムに連係して上下動する液用ピストンと、
    前記液用ピストンが内部に上下摺動可能に配設された液用シリンダと、
    前記ステムに連係して上下動する空気用ピストンと、
    前記空気用ピストンが内部に上下摺動可能に配設された空気用シリンダと、
    前記液用シリンダから移送される内容物と前記空気用シリンダから移送される空気とを混合する気液混合室と、
    前記気液混合室と前記吐出孔との間に配設され、前記気液混合室で混合された気液混合体を発泡させる発泡部材と、を備えるフォーマーディスペンサーであって、
    前記装着キャップは、前記吐出器が上下に挿通される案内部を備え、
    前記吐出器のうち、前記案内部内に挿通された挿通部分の外周面、及び前記案内部の内周面のいずれか一方には、他方に対して上下摺動可能なガイドリブが設けられ
    前記空気用ピストンは、前記ステムに対して上下動可能に外挿される内摺動筒を備え、
    前記案内部は、前記口部上に配置され前記ステムが挿通された環状の天壁部と、前記天壁部の内周縁部に立設された案内筒部と、を備え、
    前記ガイドリブは、前記内摺動筒及び前記天壁部のいずれか一方に設けられて他方に摺動可能な第1ガイドリブを有することを特徴とするフォーマーディスペンサー。
  2. 請求項に記載のフォーマーディスペンサーであって、
    前記天壁部には、前記内摺動筒が挿入される挿入筒が設けられていることを特徴とするフォーマーディスペンサー。
  3. 請求項1又は2に記載のフォーマーディスペンサーであって、
    前記第1ガイドリブは、前記内摺動筒に設けられていることを特徴とするフォーマーディスペンサー。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のフォーマーディスペンサーであって、
    前記押下ヘッドは、前記ステムの上方に配置される頂壁部、及び前記頂壁部から下方に向けて延び前記ステムに装着される装着筒部を有し、
    前記ガイドリブは、前記装着筒部及び前記案内筒部のいずれか一方に設けられて他方に摺動可能な第2ガイドリブを有することを特徴とするフォーマーディスペンサー。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のフォーマーディスペンサーであって、
    前記押下ヘッドは、前記案内筒部を径方向の外側から囲繞する外装筒部を備え、
    前記外装筒部の内周面には、上下方向に延び、前記案内筒部に径方向の外側から摺接可能な案内リブが突設されていることを特徴とするフォーマーディスペンサー。
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