JP6990166B2 - 自動取引システム - Google Patents
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[第1の実施の形態]
まず、第1の実施の形態の自動取引システムについて図1を用いて説明する。図1は、第1の実施の形態の自動取引システムを説明するための図である。
媒体取込部2aは、第1の取引媒体を取込む。なお、取引媒体は、金融機関の口座に紐づけられたキャッシュカードまたは通帳を含む。
障害情報送信部2cは、媒体搬送部に第1の取引媒体が詰まった場合に、障害情報を含む障害通知信号を送信する。詰まった場合とは、搬送路上で、取引媒体がくわえ込まれてしまい、搬送が不能になった状態を示す。具体的には、著しく変形した媒体を挿入された場合や、2つに破断された媒体をテープ等で補修した状態で挿入されたような場合が該当する。
障害情報受信部3aは、障害通知信号を受信する。
再発行開始信号送信部3bは、障害情報受信部3aを参照して、障害通知信号を受信した場合に、第1の取引媒体の再発行依頼を含む、再発行開始信号を送信する。
再発行開始信号受信部4aは、再発行開始信号を受信する。
媒体排出部4cは、発行された第2の取引媒体を排出する。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態について機能を追加した場合を説明する。図2は、まず、第2の実施の形態の自動取引システム1aについて、図2を用いて説明する。第2の実施の形態の自動取引システムを説明するための図である。
媒体取込部2aと、媒体搬送部2bと、障害情報送信部2cとは、第1の実施の形態と同様であるため、追加点のみを説明する。
再発行完了信号受信部2eは、再発行完了信号を受信する。
情報消去部2fは、再発行完了信号受信部2eを参照し、再発行完了信号を受信した場合に、第1の取引媒体の記憶情報を消去する。
遠隔監視サーバ3は、障害情報受信部3a、再発行開始信号送信部3b、再発行完了信号送信部3c、暗証番号発行部3dおよび制御部3eを有する。
再発行完了信号送信部3cは、再発行結果信号を受信すると、第1の自動取引装置2へ、再発行完了信号を送信する。
再発行開始信号受信部4aと、媒体発行部4bと、媒体排出部4cとは、第1の実施の形態と同様であるため、追加点のみ説明する。
暗証番号受付部4eは、暗証番号の入力を受付け、入力暗証番号として送信する。
第3の実施の形態では、第2の実施の形態について金融機関で用いられる場合をより具体的に説明する。まず、第3の実施の形態のATMシステム10について図3を用いて説明する。図3は、第3の実施の形態のATMシステムの一例を示す図である。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)21aによって装置全体が制御されている。CPU21aには、バス21gを介してRAM(Random Access Memory)21bと複数の周辺機器とが接続されている。RAM21bは、制御部21の主記憶装置として使用される。RAM21bには、CPU21aに実行させるOS(Operating System)のプログラムや制御用のアプリケーションプログラムが格納される。また、RAM21bには、CPU21aによる処理に必要な各種データが格納される。
ATM障害通知電文81は、電文種別、媒体店番、媒体口座番号、取引情報、利用媒体(カード)、利用媒体(明細票)、利用媒体(紙幣)および利用媒体(硬貨)の項目を有する。
ワンタイムパスワード通知電文83は、電文種別とパスワードとの項目を有する。
電文種別の項目は、再発行結果通知電文84においては「7」であり、電文間で一意に決定される電文の種類を表す。結果の項目は、「0」である場合が、再発行が正常に終了しなかった異常を表し、「1」である場合が、再発行が正常に完了したことを表す。
カード処理部23は、利用者から受付けたキャッシュカードとクレジットカードとに対する各種の処理を行う。各種の処理には、キャッシュカードに含まれる情報の読取と、キャッシュカードの情報の消去と、キャッシュカードの回収が含まれる。
硬貨処理部25は、利用者から受付けた硬貨に対する各種の処理を行う。
通信インタフェース21dは、ネットワーク70とネットワーク71とに接続されており、データの送受信を行う。
次に、遠隔管理サーバ30のハードウェア構成例について、図6、図7を用いて説明する。図6は、第3の実施の形態の遠隔管理サーバのハードウェア構成例を示す図である。図7は、第3の実施の形態の遠隔管理サーバから送信されるテーブルの一例を示す図であり、(A)は、ATMモード変更通知電文を示し、(B)は、本人確認指示電文を示し、(C)は、媒体破壊指示電文を示し、(D)は、再発行指示電文を示す。
制御部31は、CPU31aによって装置全体が制御されている。CPU31aには、バス31gを介してRAM31bと複数の周辺機器とが接続されている。RAM31bは、制御部31の主記憶装置として使用される。RAM31bには、CPU31aに実行させるOSのプログラムや制御用のアプリケーションプログラムが格納される。また、RAM31bには、CPU31aによる処理に必要な各種データが格納される。
ATMモード変更通知電文85は、電文種別と指示内容との項目を含む。電文種別の項目は、ATMモード変更通知電文85においては「3」であり、電文間で一意に決定される電文の種類を表す。指示内容の項目が「1」である場合は、再発行指示を表している。
媒体破壊指示電文87は、電文種別の項目を含む。電文種別の項目は、媒体破壊指示電文87においては「8」であり、電文間で一意に決定される電文の種類を表す。
なお、補助記憶装置としては、SSDなどの他の種類の不揮発性記憶装置を使用することもできる。
業務サーバ40は、制御部41、ディスプレイ42、キーボード43を備える。
バス41gに接続されている周辺機器としては、HDD41c、通信インタフェース41d、グラフィック制御部41e、入力インタフェース41fがある。HDD41cは、制御部41の補助記憶装置として使用される。HDD41cには、OSプログラム、アプリケーションプログラムが格納される。また、HDD41cには、CPU41aによる処理に必要な各種データが格納される。
グラフィック制御部41eには、ディスプレイ42が接続されている。グラフィック制御部41eは、CPU41aからの命令に従って処理中の画像をディスプレイ42に表示させる。入力インタフェース41fには、キーボード43が接続されている。入力インタフェース41fは、キーボード43から送られてくる信号をバス41gを介してCPU41aに送信する。
[ステップS01]ATM20の制御部21は、表示ユニット22に、図10(A)に示すようなメイン画面101を表示させる。
媒体挿入指示画面102は、「お客様のカードもしくは通帳を挿入してください」という表示と、キャッシュカードおよび通帳の画像の表示を含む。
暗証番号入力画面103は、「お客様の暗証番号を入力してください」という表示と、入力された暗証番号を表示するフィールドと、入力用のテンキーとを含む。暗証番号を表示するフィールドは、利用者が1文字入力するごとに「●」を1文字表示するような態様であってもよい。なお、暗証番号は桁数が決まっており、既定の桁数が入力されることにより入力が完了する。
障害表示画面104は、「装置が故障しました。しばらくお待ちください。受話器でオペレータと会話ができます」という表示を含む。受話器は、ATM20の付近に設けられ、遠隔管理センタとの通話が可能である。また、再発行の手続の一部は、この電話機を利用して代替される態様であってもよい。
以上により、ATMシステム10による媒体受付処理が終了する。
[ステップS22]遠隔管理サーバ30の制御部31は、媒体返却が可能か否かを判定する。遠隔管理サーバ30の制御部31は、受信したATM障害通知電文81の利用媒体の項目が「2」である場合に、媒体返却が可能であることを判定し、「1」である場合に媒体返却が可能でないことを判定する。
ワンタイムパスワード発行画面106は、「●ワンタイムパスワード発行」と、「媒体再発行の処理を行います。対象ATMにワンタイムパスワードを通知します。お客様がATM前にいることを確認し、よければ「確認」を押してください」との表示および取消ボタンと、確認ボタンとを含む。
確認ボタンは、押下されることにより、再発行受付処理を継続する。なお、遠隔管理サーバ30に監視者が居る場合を例にあげて説明しているが、このステップは、遠隔管理サーバ30にインストールされたプログラム等により押下を判定させ、無人で実現されてもよい。
[ステップS31]遠隔管理サーバ30の制御部31は、取引媒体を再発行しない通常処理へ移行する。
[ステップS33]ATM20は、ATM引継処理を実行する。詳細は後述する。
[ステップS35]ATM20は、再発行処理を実行する。詳細は後述する。
以上により、遠隔管理サーバ30による再発行受付処理が終了する。
次にATM20で実行されるATM引継処理について、図15、図16を用いて説明する。図15は、第3の実施の形態のATMで実行されるATM引継処理のフローチャートである。図16は、第3の実施の形態のATMに表示される画面例を示す図であり、(A)は、ワンタイムパスワード表示画面であり、(B)は、取引中止画面である。
「対象ATM」とは、遠隔管理サーバ30が媒体再発行を指示した故障していないATM20であり、故障していないATM20側で、音や表示による報知を行ってもよい。また、故障したATM20や、遠隔管理センタと接続されている受話器等によって、故障していないATM20の場所の案内を行ってもよい。
取引中止画面108は、「機械の故障中です。お取扱いできません。」という表示を有し、ATM20の故障が修理されるまで表示が維持される。
次にATM20で実行される再発行処理について、図17~図21を用いて説明する。図17、図18は、第3の実施の形態のATMで実行される再発行処理のフローチャートである。図19は、第3の実施の形態のATMに表示される画面例を示す図であり、(A)は、媒体再発行手続画面であり、(B)は、ワンタイムパスワード入力画面である。図20は、第3の実施の形態のATMに表示される画面例を示す図であり、(A)は、待機指示画面であり、(B)は、ワンタイムパスワード照会画面である。図21は、第3の実施の形態のATMに表示される画面例を示す図であり、(A)は、媒体回収指示画面であり、(B)は再発行完了画面である。
[ステップS52]ATM20の制御部21は、表示ユニット22に、図19(A)に示すような媒体再発行手続画面109を表示させる。
確認ボタンは、押下されることで、再発行処理が継続される。
[ステップS55]ATM20の制御部21は、再発行開始電文82を送信する。ATM20の制御部21は、遠隔管理サーバ30へ、再発行開始電文82を送信する。
[ステップS56]ATM20の制御部21は、本人確認指示電文86を受信したか否かを判定する。ATM20の制御部21が、本人確認指示電文86を受信したことを判定すると、次の処理は、ステップS57へ進められる。また、ATM20の制御部21が、本人確認指示電文86を受信していないことを判定すると、本人確認指示電文86を受信するまで待受ける。
[ステップS58]ATM20の制御部21は、暗証番号が入力されたか否かを判定する。ATM20の制御部21は、表示ユニット22に表示された暗証番号入力画面103で、既定の桁数の暗証番号が入力された場合に暗証番号が入力されたことを判定する。
ワンタイムパスワード入力画面110は、「ワンタイムパスワードを入力してください」という表示と、入力されたワンタイムパスワードを表示する欄と、ワンタイムパスワードの入力用のテンキーボタンを含む。
[ステップS62]ATM20の制御部21は、表示ユニット22に、図20(A)に示すような待機指示画面111を表示させる。
[ステップS63]ATM20の制御部21は、業務サーバ40に、再発行指示電文88を参照して取得した媒体口座番号と利用媒体(カード)または利用媒体(通帳)との顧客情報を元に、再発行可否を問合せる。
ATM20の制御部21が、再発行許可電文を受信したことを判定すると、次の処理は、ステップS65へ進められる。また、ATM20の制御部21は、再発行許可電文を受信するまで待受ける。
[ステップS67]ATM20の制御部21は、表示ユニット22に、図21(A)に示すような媒体回収指示画面113を表示させる。
[ステップS68]ATM20の制御部21は、再発行媒体を排出する。ATM20の制御部21は、カード処理部23に、再発行したキャッシュカードまたは、通帳処理部24に再発行した通帳を排出させる。
ATM20の制御部21は、カード処理部23がキャッシュカードを検出せず、かつ、通帳処理部24が通帳を検出しない場合に、利用者が再発行された通帳またはキャッシュカードを受取ったことを判定する。
再発行完了画面114は、「通帳の再発行手続は完了いたしました。引き続き新しい通帳をご利用ください。旧通帳は、破棄手続を行いますのでご了承ください。」との表示を有する。ATM20の制御部21は、表示ユニット22に、一定時間で再発行完了画面114からメイン画面101へ表示を切替させる。
次にATM20で実行される媒体破壊処理について、図22を用いて説明する。図22は、第3の実施の形態のATMで実行される媒体破壊処理のフローチャートである。
ATM20の制御部21が、媒体破壊指示電文87を受信したことを判定すると、次の処理は、ステップS82へ進められる。また、ATM20の制御部21が、媒体破壊指示電文87を受信しなかったことを判定すると、次の処理は、ステップS86へ進められる。
以上により、ATM20で実行される媒体破壊処理が終了する。
2 第1の自動取引装置
2a 媒体取込部
2b 媒体搬送部
2c 障害情報送信部
2d 情報読取部
2e 再発行完了信号受信部
2f 情報消去部
2g 表示部
3 遠隔監視サーバ
3a 障害情報受信部
3b 再発行開始信号送信部
3c 再発行完了信号送信部
3d 暗証番号発行部
3e 制御部
4 第2の自動取引装置
4a 再発行開始信号受信部
4b 媒体発行部
4c 媒体排出部
4d 再発行結果信号送信部
4e 暗証番号受付部
10 ATMシステム
20 ATM
21 制御部
21a CPU
21b RAM
21c HDD
21d 通信インタフェース
21e グラフィック制御部
21f 入力インタフェース
21g バス
22 表示ユニット
22a 表示部
22b 入力検知部
23 カード処理部
24 通帳処理部
25 硬貨処理部
26 紙幣処理部
30 遠隔管理サーバ
31 制御部
31a CPU
31b RAM
31c HDD
31d 通信インタフェース
31e グラフィック制御部
31f 入力インタフェース
31g バス
32 ディスプレイ
33 キーボード
40 業務サーバ
41 制御部
41a CPU
41b RAM
41c HDD
41d 通信インタフェース
41e グラフィック制御部
41f 入力インタフェース
41g バス
42 ディスプレイ
43 キーボード
70 ネットワーク
71 ネットワーク
81 ATM障害通知電文
82 再発行開始電文
83 ワンタイムパスワード通知電文
84 再発行結果通知電文
85 ATMモード変更通知電文
86 本人確認指示電文
87 媒体破壊指示電文
88 再発行指示電文
101 メイン画面
102 媒体挿入指示画面
103 暗証番号入力画面
104 障害表示画面
105 取引情報表示画面
106 ワンタイムパスワード発行画面
107 ワンタイムパスワード表示画面
108 取引中止画面
109 媒体再発行手続画面
110 ワンタイムパスワード入力画面
111 待機指示画面
112 ワンタイムパスワード照会画面
113 媒体回収指示画面
114 再発行完了画面
Claims (5)
- 第1の取引媒体を取込む媒体取込部と、
取込んだ前記第1の取引媒体を搬送路上で搬送する媒体搬送部と、
前記媒体搬送部に前記第1の取引媒体が詰まった場合に、障害情報を含む障害通知信号を送信する障害情報送信部と、
を有する第1の自動取引装置と、
前記障害通知信号を受信する障害情報受信部と、
前記障害情報受信部を参照して、前記障害通知信号を受信した場合に、前記第1の取引媒体の再発行依頼を含む、再発行開始信号を送信する再発行開始信号送信部と、
を有する遠隔監視サーバと、
前記再発行開始信号を受信する再発行開始信号受信部と、
前記再発行開始信号受信部を参照して、前記再発行開始信号を受信した場合に、前記第1の取引媒体の再発行として、第2の取引媒体を発行する媒体発行部と、
発行された前記第2の取引媒体を排出する媒体排出部と
を有する第2の自動取引装置と、
を有する、自動取引システム。 - 前記第1の自動取引装置は、前記第1の取引媒体に記憶された記憶情報を読取る情報読取部を有し、
障害情報送信部は、前記情報読取部を参照して、記憶情報が読取れた場合に、前記再発行開始信号を送信する請求項1記載の自動取引システム。 - 前記第2の自動取引装置は、前記媒体発行部を参照し、前記第2の取引媒体が発行された場合に、遠隔監視サーバへ再発行結果信号を送信する再発行結果信号送信部を有し、
前記遠隔監視サーバは、前記再発行結果信号を受信すると、前記第1の自動取引装置へ、再発行完了信号を送信する再発行完了信号送信部を有し、
前記第1の自動取引装置は、再発行完了信号を受信する再発行完了信号受信部と、前記再発行完了信号受信部を参照し、再発行完了信号を受信した場合に、前記第1の取引媒体の記憶情報を消去する情報消去部を有する請求項2記載の自動取引システム。 - 前記遠隔監視サーバは、暗証番号を発行し送信する暗証番号発行部を有し、
前記第1の自動取引装置は、前記暗証番号を受信した場合に、表示する表示部を有し、
前記第2の自動取引装置は、前記暗証番号の入力を受付け、入力暗証番号として送信する暗証番号受付部を有し、
前記遠隔監視サーバは、前記暗証番号発行部から取得した前記暗証番号と、前記暗証番号受付部から受信した前記入力暗証番号とが合致した場合に、前記再発行開始信号送信部に、前記再発行開始信号を送信させる制御部を有する、請求項2記載の自動取引システム。 - 前記暗証番号は、ワンタイムパスワードであることを特徴とする請求項4記載の自動取引システム。
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JPS6279586A (ja) * | 1985-10-02 | 1987-04-11 | オムロン株式会社 | 自動取引処理装置 |
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