JP6480313B2 - 取引装置、取引方法および取引プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、取引装置、取引方法および取引プログラムに関する。
金融取引を行う取引装置として、金融機関等で用いられる現金自動預払機(ATM;Automated Teller Machine、以下ATMと記載する)が知られている。ATMで出金処理(払出処理)を行う場合、ATMは、利用者からキャッシュカードの挿入と暗証番号の入力と出金金額の入力操作を受け付け、挿入されたキャッシュカードと出金金額で入力された現金を出力する。
ATMで出金する際に、出金する金種別枚数を顧客が選択する技術が知られている。また、ATMで出金する際に、千円札に両替して出金する技術が知られている。
特開2001−344636号公報 特開2014−182735号公報
近年において、ATMの利用者が多様化したことに伴い、ATMの利用に関する要求も多様化してきている。たとえば、ATMの利用者が小額紙幣を多用する習慣がある国から来た旅行者等である場合、小額紙幣での出金を望むことが多い。これに対し、ATMの利用者が高額紙幣を含めた紙幣を使用する習慣がある国から来た旅行者等である場合、高額紙幣を含めた紙幣での出金を望むことが多い。
従来のATMでは、このような利用者毎の利用状況の違いに対応した出金ができなかった。
一側面では、本発明は、利用状況に応じて出金する紙幣の金種を変更できる取引装置、取引方法および取引プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、以下に示すような取引装置を提供する。取引装置は、受付部と、制御部と、記憶部と、出力部とを備える。受付部は、カードと出金指示とを受け付ける。制御部は、カードから国籍情報を取得し、予め記憶部に記憶された千円札の出金の可否を示す情報である小額出金可否情報と国籍情報とを対応づけた国籍リストを記憶部から読み出し、カードから取得した国籍情報に対応する小額出金可否情報に基づき、出力部から現金を排出するよう制御する。
一態様によれば、利用状況に応じて出金する紙幣の金種を変更できる取引装置、取引方法および取引プログラムを提供できる。
第1の実施形態の取引装置の一例を示す図である。 第2の実施形態の取引システムの一例を示す図である。 第2の実施形態のATMのハードウェア構成の一例を示す図である。 第2の実施形態のカードデータ構造の一例を示す図である。 第2の実施形態の国籍リストの一例を示す図である。 第2の実施形態のシステム設定情報の一例を示す図である。 第2の実施形態のシステム設定画面(その1)の一例を示す図である。 第2の実施形態のシステム設定画面(その2)の一例を示す図である。 第2の実施形態の取引選択画面の一例を示す図である。 第2の実施形態の枚数選択画面(パターンA)の一例を示す図である。 第2の実施形態の利用者受付処理のフローチャートを示す図である(その1)。 第2の実施形態の利用者受付処理のフローチャートを示す図である(その2)。 第2の実施形態の枚数選択画面(パターンB)の一例を示す図である。 第2の実施形態の枚数選択画面(パターンC)の一例を示す図である。
以下、図面を参照して実施の形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
まず、第1の実施形態の取引装置について図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態の取引装置の一例を示す図である。
取引装置1は、受付部2と、制御部3と、出力部4と、記憶部5とを備える。取引装置1は、金融取引を行う装置であり、たとえば、金融機関に設置されたATMや、コンビニエンスストア等に設置された現金を取り扱う複合機等がある。
受付部2は、取引装置1の利用者から媒体(カード、通帳、現金等)や操作指示を受け付ける。受付部2は、たとえば、カード処理ユニットや、テンキーや、タッチパネル等であり、取引装置1を利用する利用者からカード7や出金指示を受け付ける。
カード7は、キャッシュカードやクレジットカード等として用いられるIC(Integrated Circuit)カードであり、予め国籍情報が記録されている。国籍情報とは、カード発行元の国コード(Issuer Country Code)である。
制御部3は、受付部2で受け付けた媒体や操作指示に基づいて取引装置1を制御することができる。制御部3は、カード7から国籍情報を取得する。制御部3は、予め記憶部5に記憶された小額紙幣の出金の可否を示す情報である小額出金可否情報と国籍情報とを対応づけた国籍リスト6を記憶部5から読み出し、カード7から取得した国籍情報に対応する小額出金可否情報に基づき、出力部4から現金9を排出するよう制御する。
小額出金可否情報は、出金指示において指示された出金金額を小額紙幣のみで出金するか、高額紙幣も含む出金とするかを示す情報である。たとえば、小額紙幣出金可の場合、出金金額について高額紙幣(一万円札、五千円札等)で出金可能な金額であっても、小額紙幣(千円札)で出金する。
出力部4は、取引装置1から媒体を排出できる。出力部4は、たとえば、カード処理ユニットや、紙幣処理ユニット等である。
記憶部5は、取引装置1に備えられたHDD(Hard Disk Drive)や各種メモリ等であり、情報を記憶できる。
このような構成の取引装置1の動作について説明する。受付部2は、利用者から国籍情報A8が予め記録されたカード7が挿入され、出金指示が入力される。制御部3は、カード7から国籍情報A8を取得する。制御部3は、記憶部5に記憶された国籍リスト6から、国籍情報A8に対応する小額出金可否情報を参照する。制御部3は、国籍情報A8に対応する小額出金可否情報が小額紙幣出金可であることに基づき、出力部4から出金指示された金額の現金9を小額紙幣で排出するよう制御する。たとえば、制御部3は、出金指示された金額が11000円であった場合、出力部4から千円札11枚を排出するよう制御する。また、制御部3は、挿入されたカード7も出力部4から排出するよう制御する。
なお、カード7に記録された国籍情報が国籍情報Bである場合、国籍情報Bに対応する小額出金可否情報が小額紙幣出金不可であるため、出金指示された金額が11000円であった場合、出力部4から1万円札1枚と千円札1枚とを排出するよう制御する。
これにより、取引装置1は、カード7に記憶された国籍情報に基づいて、出金する紙幣を小額紙幣のみとするか否かを制御できる。また、取引装置1は、利用者が挿入したカード7の国コードに基づき、排出する紙幣の金種を変更するよう制御できる。
また、取引装置1は、予め記憶部5に取引装置1が設置された地域が小額紙幣で出金する地域であるか否かを示す小額出金地域情報を記憶できる。制御部3は、記憶部5から小額出金地域情報を読み出し、取引装置1が設置された地域が小額紙幣で出金する地域であるか否かを判定する。制御部3は、判定結果に基づき、小額紙幣で出金する地域である場合に出力部4から小額紙幣で現金9を排出するよう制御し、小額紙幣で出金しない地域である場合に出力部4から高額紙幣を含む現金9を排出するよう制御する。
これにより、取引装置1は、取引装置1が設置された地域が高額紙幣を使用する蓋然性が高い地域(高額な商品の販売地域等)である場合、小額紙幣のみの出金を抑止できる。取引装置1は、地域に応じて出金する紙幣を小額紙幣のみとすることを抑止し、利用者の利便性を高めることができる。
また、取引装置1は、予め記憶部5に出金紙幣の枚数の閾値を定めた出金枚数閾値を記憶できる。制御部3は、記憶部5から出金枚数閾値を読み出し、出金指示において指示された金額を小額紙幣で出金した場合の紙幣の枚数である小額出金枚数と出金枚数閾値とを比較する。制御部3は、比較した結果、小額出金枚数が出金枚数閾値以下である場合、出力部4から小額紙幣で現金9を排出するよう制御する。また、制御部3は、小額出金枚数が出金枚数閾値より大きい場合、高額紙幣を含む現金9を排出するか否かの選択を受け付け、選択に応じて出力部4から現金9を排出するよう制御する。取引装置1は、小額紙幣での出金が所定の枚数以上になる場合、利用者の選択を受け付けることにより、利便性を高めることができる。
このようにして、取引装置1は、カード7の国コードやATMの設置地域や出金枚数閾値に応じて、出金する紙幣の金種および枚数を変更することができる。言い換えると、取引装置1は、利用状況に応じて出金する紙幣の金種を変更できる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態として、取引装置1をATMに適用した取引システムについて図2を用いて説明する。図2は、第2の実施形態の取引システムの一例を示す図である。
金融機関等における取引システム220は、図2に示すように、複数のATM10(図2ではその内の1台を図示)が備えられ、各ATM10はホストコンピュータ210とネットワーク200を介して接続されている。
ATM10は、顧客操作部14と、カード/レシート部15と、紙幣処理部16と、キー入力部17とを有する。
顧客操作部14は、ディスプレイとタッチパネルを有し、取引操作の案内と、指示の受け付けとを行う。なお、図示を略すが、ATM10は、ディスプレイ等の表示による指示部だけでなく、受話器等の音声による指示部も備えている。取引操作の案内や入力の指示等は、ディスプレイ等を用いた表示の指示に限らず、音声ガイダンスによる指示を行うこともできる。
カード/レシート部15は、キャッシュカードやクレジットカード等のカードを用いる取引において、カードの挿入と排出とを行う。また、取引終了時に発行するレシートを排出する。紙幣処理部16では、入金及び出金取引の際に、紙幣の受け渡しを行う。
キー入力部17は、数字等を入力するキーを備え、顧客操作部14のタッチパネルと協働して利用者の指示を受け付ける。たとえば、キー入力部17は、キャッシュカード等を認証するための暗証番号や、金融取引の金額等の入力を受け付けることができる。なお、図示を省略するが、ATM10の装置内部にシステム設定用のモニタやタッチパネル等を設けることができる。
ホストコンピュータ210は、ネットワーク200を介して、ATM10を管理し、ATM10とデータの送受信を行うコンピュータである。また、ホストコンピュータ210は、ATM10から送信された暗証番号の認証処理や各種の取引ができる。
ここで、利用者がATM10で操作を行う際の動作について説明する。利用者は、顧客操作部14またはキー入力部17を操作して取引を指示する。次に、利用者は、顧客操作部14に表示される案内や音声指示等に従って暗証番号を入力する。ここでは、利用者が、カードを用いて出金処理を行う場合について説明する。利用者は、顧客操作部14に表示された内容に従って、カードを挿入し、暗証番号および出金金額を入力する。ATM10は、入力された暗証番号をホストコンピュータ210に送信し、認証処理を行い、認証処理に問題なければ利用者から指示された取引を行う。利用者は、顧客操作部14による画面表示の指示や音声指示等で取引内容を確認し、出金された現金を取得する。出金処理完了後、カード/レシート部15からレシートが出力される。また、レシートとともにカードが返却される。利用者は、これらを受取り、取引を完了する。
次に、ATMについて図3を用いて説明する。図3は、第2の実施形態のATMのハードウェア構成の一例を示す図である。
ATM10は、制御部110と、ディスプレイ14aと、タッチパネル14bと、カード/レシート処理ユニット150と、紙幣処理ユニット160と、キー処理ユニット170と、対人センサ制御180と、を有する。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)111、RAM(Random Access Memory)112、第1HDD113a、第2HDD113b、外部通信インタフェース114、表示処理ユニット115、タッチパネル処理ユニット116及びI/O(Input/Output)制御部117を有し、各々がバス118を介して接続されている。なお、制御部110は、コンピュータの一例でもある。
CPU111は、ATM10の全体動作を制御する。RAM112には、CPU111に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に記憶される。また、RAM112には、CPU111による処理に必要な各種データが記憶される。
第1HDD113a及び第2HDD113bには、OSやアプリケーションプログラムや取引履歴情報等を記憶できる。第1HDD113aと、第2HDD113bとは、システム保護のために二重化されているが、いずれか一方のみで構成することもできる。また、第1HDD113aと第2HDD113bは、SSD(Solid State Drive)等他の記憶装置でも代用可能である。
外部通信インタフェース114は、外部のネットワーク200に接続され、ホストコンピュータ210との間でデータの送受信を行う。また、外部通信インタフェース114は、ホストコンピュータ210に暗証番号や取引情報等を送信できる。また、外部通信インタフェース114は、ホストコンピュータ210から暗証番号の承認情報や取引情報等を受信できる。
表示処理ユニット115には、ディスプレイ14aが接続される。ディスプレイ14aは、タッチパネル14bとともに顧客操作部14を構成する。表示処理ユニット115は、CPU111の制御の下に、操作案内等の各種情報をディスプレイ14aの画面に表示させる。なお、図示を略すが、ATM10は、表示処理ユニット115だけでなく、音声処理ユニットを備えてもよい。音声処理ユニットには、受話器やイヤホン等の音声出力可能な機器が接続される。音声処理ユニットは、顧客操作部14に付随して構成されてもよい。音声処理ユニットは、CPU111の制御の下に、操作案内等の各種の情報を音声ガイダンスで受話器等に出力させる。
タッチパネル処理ユニット116には、タッチパネル14bが接続される。タッチパネル14bは、ディスプレイ14aの上層に形成される。タッチパネル処理ユニット116は、利用者の指がタッチパネル14bに接触あるいは接近した画面上の位置を検出し、CPU111に通知する。
I/O制御部117には、カード/レシート処理ユニット150、紙幣処理ユニット160、キー処理ユニット170及び対人センサ制御180が接続される。I/O制御部117は、CPU111の制御の下に、接続する各部にCPU111からの指示を通知するとともに、各部から取得した情報をバス118経由でCPU111に送る。
カード/レシート処理ユニット150は、カード/レシート部15に設けられ、カードの取り込みと排出、及びレシートの排出を制御する。また、取り込んだカードに付された情報(磁気やICデータ)を読み込むとともに、カードの表面(エンボスが形成された面や、カード番号が印刷された面)の画像を取得する。
紙幣処理ユニット160は、紙幣処理部16に設けられ、CPU111の指示に従って紙幣の入出金と、扉の開閉とを制御する。
キー処理ユニット170は、キー入力部17に設けられ、利用者が押下したキーの情報を出力する。利用者が押下したキーの情報には、暗証番号、金融取引で用いる情報(入出金の金額、振込先口座番号)等を含めてもよい。対人センサ制御180は、人の接近を検知する対人センサを制御し、ATM10に利用者が近付いたことを検出する。
可搬型記録媒体190は、たとえば、DVD(Digital Versatile Disc)やCD(Compact Disc)等の記録媒体である。可搬型記録媒体190は、取引履歴情報等を記憶できる。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、上記の構成は一例であり、ATM10の構成部の組み合わせは適宜決定される。上記構成のうち必要のないものを削除するとしてもよいし、たとえば、手のひら静脈や指静脈を用いた生体認証部や非接触ICに対応する非接触IC部、硬貨処理ユニット等を加えることもできる。
次に、第2の実施形態のカードデータ構造について図4を用いて説明する。図4は、第2の実施形態のカードデータ構造の一例を示す図である。
図4(A)に示すカードデータ構造300は、顧客がATM10に挿入するカードに予め記憶されている情報のデータ構造の一例である。カードデータ構造300に含まれる情報は、カードから口座情報や国籍情報を取得する際に、ATM10によって読み取られる。
カードデータ構造300は、TLV(Tag Length Value)構造であり、テンプレートタグ301とレングス302とバリュー303を含む。テンプレートタグ301は、最上位のデータを示す符号であり、1バイト又は2バイトの固定長領域である。レングス302は、レングス302の後に続くバリュー303のバイト長を示しており、1バイト又は2バイトの固定長領域である。バリュー303は、データの値が入る領域であり、可変長領域である。バリュー303は、タグとレングスとバリューを連結した構造を1個以上含むことができる。タグ304,307は、バリュー303内部のデータブロックであることを示す符号であり、1バイト又は2バイトの固定長領域である。
ATM10は、カードに記憶された国籍情報を判定する場合、カードデータ構造のバリューに含まれる国コード(Issuer Country Code)を読み取り判定する。国コードは、ISO3166−1によって規定されている。以下、カードデータ構造300の説明にあたり、バイナリデータを示す際に16進値表記(0〜Fまでの数字を用いた16進数の先頭に0xを付与した表記)で示す。
図4(B)は、数字(ISO3166−1 numeric)で表現された国コードが記憶されたカードデータ構造の一例である。国コードは、「0x70」又は「0x77」で示されたテンプレートタグ311に含まれる「0x5F28」で示されたタグ314のバリュー316に記憶されている値「0x392」である。バリュー316に対応するレングス315の値は、「0x02」である。
図4(C)は、ラテン文字2文字(ISO3166−1 alpha-2)で表現された国コードとラテン文字3文字(ISO3166−1 alpha-3)で表現された国コードとを記憶したカードデータ構造の一例である。ラテン文字2文字の国コードは、「0xBF0C」又は「0x73」で示されたテンプレートタグ321に含まれる「0x5F55」で示されたタグ324のバリュー326に記憶されている値「JP」である。バリュー326に対応するレングス325の値は、「0x02」である。
また、ラテン文字3文字の国コードは、「0x5F56」で示されたタグ327のバリュー329に記憶されている値「JPN」である。バリュー329に対応するレングス328の値は、「0x03」である。
ATM10は、上述したように所定のタグと対応したバリューに記憶されている情報を読み取ることにより、カードから国コードを取得することができる。
次に、第2の実施形態の国籍リストについて図5を用いて説明する。図5は、第2の実施形態の国籍リストの一例を示す図である。
国籍リスト350は、ATM10の第1HDD113a又は第2HDD113b等の記憶部に予め記憶されている情報である。国籍リスト350とカードから読み取った国コードとを照合することにより、ATM10はカードの国コードを判定できる。なお、国籍リスト350は、ホストコンピュータ210からATM10にアクセスすることにより更新することが可能である。
国籍リスト350は、国コード351と、国名(英語表記)355と、対象国フラグ356を含む。国コードは、Numericコード352と、Alpha−2コード353と、Alpha−3コード354とを含む。
国コード351は、カードの国籍を判定するための情報である。国コード351には複数の形式のコードが含まれる。Numericコード352は、ISO3166−1 numeric で規定された国コードである。Alpha−2コード353は、ISO3166−1 alpha-2 で規定された国コードである。Alpha−3コード354は、ISO3166−1 alpha-3 で規定された国コードである。国名(英語表記)355は、国コード351に対応する日本語の国名とその英語表記である。
対象国フラグ356は、対応する国コードを読み取った場合に小額紙幣のみで出金するか否かを示す情報であり、「ON」又は「OFF」の値が設定される。対象国フラグ356が「ON」の場合は小額紙幣で出金する国コードであることを示し、「OFF」の場合は高額紙幣を含んで出金する国コードであることを示す。対象国フラグ356の設定は、システム管理者等が行うことができる。たとえば、システム管理者は、小額紙幣を用いる習慣のある国や諸事情により小額紙幣を流通させる国に対して対象国フラグ356を「ON」にする設定ができる。
なお、国籍リスト350には複数の種別の国コードが含まれているため、ATM10はカードから読み取った国コードが国籍リスト350に含まれる国コード351のいずれであっても国籍情報の判定が可能となる。また、国籍リスト350は、更新が可能であるため、国コード351の増加又は減少(国コード種別の増減、国数の増減等)や国コード351の変更や対象国フラグ356のON/OFF設定の変更も可能である。
このように、ATM10は、小額紙幣を出金する国コードを定めることにより、利用者の国籍に応じて紙幣の出金が可能となる。
次に、第2の実施形態のシステム設定情報について図6を用いて説明する。図6は、第2の実施形態のシステム設定情報の一例を示す図である。
システム設定情報360は、ATM10を設置する際にエンジニアが設定し、第1HDD113a又は第2HDD113b等の記憶部に記憶される情報である。システム設定情報360に基づき、ATM10は出金する紙幣の金種および枚数を制御する。
システム設定情報360は、小額出金地域フラグ361と、出金枚数閾値362とを含む。
小額出金地域フラグ361は、小額紙幣で出金をする地域であるか否かを示す情報であり、「ON」又は「OFF」の値が設定される。小額出金地域フラグ361の値が「ON」の場合は小額紙幣のみで出金する地域であることを示し、「OFF」の場合は高額紙幣を含む出金をする地域であることを示す。ATM10が設置される地域が高額商品の販売地域である場合等、小額紙幣のみの出金よりも高額紙幣を含む出金のほうが好ましい場合がある。このため、エンジニアは、ATM10を設置する際に設置場所に応じて小額出金地域フラグ361を設定することにより、ATM10の利用者の利便性を高めることができる。
出金枚数閾値362は、小額紙幣で出金する場合の小額紙幣の枚数の閾値を示す情報である。ATM10は、小額紙幣の枚数が出金枚数閾値362を超えた場合に、高額紙幣を含めた出金をするか否かをATM10の利用者に選択させることができる。
このように、ATM10において小額紙幣のみで出金する場合の紙幣枚数の上限を定めることで、ATM10の利用者の利便性を高めることができる。
次に、第2の実施形態のシステム設定画面について図7を用いて説明する。図7は、第2の実施形態のシステム設定画面(その1)の一例を示す図である。
図7(A)(B)は、システム設定情報360を入力するためのシステム設定画面の一例である。システム設定画面400,404は、ATM10の装置内部に設けられたメンテナンス用のパネルに表示される画面である。なお、顧客操作部14を利用してシステム設定情報360を入力する場合は顧客操作部14に表示してもよいし、ATM10にアクセス可能なメンテナンス用の端末を用いてシステム設定情報360を入力する場合は端末に表示してもよい。
システム設定画面400は、小額出金地域フラグが「OFF」の場合の画面である。システム設定画面400は、小額出金地域フラグ表示領域401と取消ボタン402と実行ボタン403を含む。
小額出金地域フラグ表示領域401は、小額出金地域フラグの現在の値「OFF」を示す。なお、小額出金地域フラグの初期値は「OFF」である。また、小額出金地域フラグ表示領域401を押下すると、小額出金地域フラグが「ON」となり、システム設定画面404に画面が遷移する。
取消ボタン402は、小額出金地域フラグの現在値を取り消すために押下するボタンである。システム設定画面400において取消ボタン402が押下された場合、システム設定画面404に画面が遷移する。
実行ボタン403は、小額出金地域フラグの現在値を保存するために押下するボタンである。実行ボタン403を押下した時の内容が、システム設定情報360としてATM10に保存される。
システム設定画面404は、小額出金地域フラグが「ON」の場合の画面である。小額出金地域フラグ表示領域405を押下すると、小額出金地域フラグが「OFF」となり、システム設置画面400に画面が遷移する。なお、システム設定画面404の説明において、システム設定画面400と同様の部分についての説明は省略する。
小額出金地域フラグ表示領域405は、小額出金地域フラグの現在の値「ON」を示す。出金枚数閾値表示領域406は、出金枚数閾値の現在の値を示す領域である。出金枚数閾値が未入力である場合「NN枚」が表示される。なお、出金枚数閾値が未入力の場合、初期値を10枚としても良い。
出金枚数閾値表示領域406を押下すると、出金枚数閾値を入力する画面である図8(A)に遷移する。
次に、第2の実施形態のシステム設定画面について図8を用いて説明する。図8は、第2の実施形態のシステム設定画面(その2)の一例を示す図である。
図8(A)(B)は、システム設定情報360を入力するためのシステム設定画面の一例である。システム設定画面410,412は、ATM10の装置内部に設けられたメンテナンス用のパネル等に表示される画面である。なお、図8の説明において、図7と同様の部分についての説明は省略する。
システム設定画面410は、出金枚数閾値を入力する画面である。システム設定画面410は、システム設定画面404において出金枚数閾値表示領域406を押下することで遷移した画面である。システム設定画面410は、出金枚数閾値入力領域411を含む。
出金枚数閾値入力領域411は、数字入力が可能な画面であり、入力した数字を訂正する場合は訂正ボタンを押下し、入力した数字で確定する場合は確定ボタンを押下する。システム設定画面410において、確定ボタンを押下するとシステム設定画面412に画面が遷移する。
システム設定画面412は、システム設定画面410において出金枚数閾値を「25」と入力し確定ボタンを押下した後で表示される画面である。システム設定画面412において、実行ボタン413を押下すると、小額出金地域フラグ「ON」と出金枚数閾値「25枚」の値がシステム設定情報360として設定される。
次に、第2の実施形態の取引選択画面について図9を用いて説明する。図9は、第2の実施形態の取引選択画面の一例を示す図である。
取引選択画面500は、ATM10が対人センサ制御180によって利用者が接近したことを検出した場合に、顧客操作部14に表示される画面である。取引選択画面500は、顧客操作部14に表示され、利用者に実行する取引を選択させる画面である。なお、画面表示を用いて顧客に対して指示するだけでなく、受話器等を用いた音声ガイダンス等で利用者に対する指示を行ってもよい。
取引選択画面500は、選択可能な取引に対応するボタン501〜506を含む。取引選択画面500の例では、預け入れボタン501、残高照会ボタン502、振り込みボタン503、引き出しボタン504、通帳記入ボタン505及び帳票取扱いボタン506の各ボタンが表示され、ATM10は押下されたボタンに対応する取引を行う。
ATM10は、タッチパネル処理ユニット116を介してボタンが押下されたことを検出し、利用者受付処理を開始する。
次に、第2の実施形態の枚数選択画面について図10を用いて説明する。図10は、第2の実施形態の枚数選択画面(パターンA)の一例を示す図である。
枚数選択画面(パターンA)510(以下、枚数選択画面510と記載)は、ATM10で出金処理の内容を確認する際に、出金紙幣の枚数を選択する必要が生じた場合に顧客操作部14に表示される画面である。枚数選択画面510は、出金処理の内容を表示する画面であるとともに、出金する紙幣の枚数をATM10の利用者に選択させる画面である。枚数選択画面510は、3万円を引き出す出金処理の内容を確認する際に、出金枚数を選択する必要が生じた場合における画面の一例である。
枚数選択画面510は、出金内容表示領域511、両替ボタン512、通常ボタン513が表示される画面である。出金内容表示領域511は、出金処理を行った際の内容を表示する。たとえば、「お取引内容:引き出し」、「お取引金額:30000円」、「手数料:108円」、「お取引残高:1234567円」を表示する。両替ボタン512は、小額紙幣(千円札)で出金する枚数を表示し、小額紙幣で出金する際に利用者が選択するボタンである。通常ボタン513は、通常出金をするためのボタンである。通常出金とは、高額紙幣を含む出金であり、小額紙幣のみで出金する両替とは異なる。通常ボタン513は、高額紙幣(一万円札等)を含む出金をする場合の紙幣の枚数を表示し、高額紙幣で出金する際に利用者が選択するボタンである。
なお、枚数選択画面510は、出金枚数閾値362よりも少ない枚数の紙幣で出金する場合に選択するボタンを強調して表示できる。たとえば、枚数選択画面510の例においては、通常ボタン513を選択すると1万円札3枚で出金するため、出金枚数閾値362である25枚よりも少ない枚数の紙幣で出金できる。この場合、通常ボタン513について、両替ボタン512よりも大きなサイズで表示することで強調して表示できる。また、通常ボタン513について、「(推奨)」という表示をすることで強調して表示できる。
ATM10は、両替ボタン512または通常ボタン513のいずれかが押下されたことを検出し、両替ボタン512が押下された場合は小額紙幣で出金し、通常ボタン513が押下された場合は高額紙幣を含む出金をする。
次に、ATM10が行う処理について、図11および図12に示したフローチャートを用いて説明する。
図11は、第2の実施形態の利用者受付処理のフローチャートを示す図である(その1)。図12は、第2の実施形態の利用者受付処理のフローチャートを示す図である(その2)。
利用者受付処理は、ATM10が利用者から操作を受付し実行する処理の流れを示したものである。制御部110のCPU111は、対人センサ制御180を介し利用者が接近したことを検出した場合に、利用者からの選択に応じて処理を実行する。
[ステップS11]CPU111は、取引選択画面500を顧客操作部14に表示する。利用者に実行する取引を選択させるためである。
[ステップS12]CPU111は、タッチパネル処理ユニット116を介し取引選択画面500においてボタンが押下されたか否かを検出する。CPU111は、ボタンが押下されたことを検出した場合はステップS13にすすみ、検出しない場合はステップS11にすすむ。
以下、取引選択画面500において引き出しボタン504が押下されたことを検出し、出金処理を行う場合について説明する。
[ステップS13]CPU111は、顧客操作部14に媒体(カード)を挿入する指示を表示し、カード/レシート処理ユニット150を介して、利用者がカードレシート部15に挿入した媒体(カード等)を受け付ける。
[ステップS14]CPU111は、顧客操作部14に暗証番号を入力する指示を表示し、キー処理ユニット170又はタッチパネル処理ユニット116を介して利用者がキー入力部17又は顧客操作部14に入力した暗証番号を受け付ける。
[ステップS15]CPU111は、顧客操作部14に出金金額を入力する指示を表示し、キー処理ユニット170又はタッチパネル処理ユニット116を介して利用者がキー入力部17又は顧客操作部14に入力した出金金額を受け付ける。
[ステップS16]CPU111は、小額出金地域フラグ361を記憶部から読み出す。
[ステップS17]CPU111は、ステップS16で取得した小額出金地域フラグ361の値が「ON」であるか否かを判定する。CPU111は、小額出金地域フラグ361の値が「ON」である場合はステップS18にすすみ、小額出金地域フラグ361の値が「ON」でない場合はステップS25にすすむ。
[ステップS18]CPU111は、カードから国コードを取得する。より具体的には、CPU111は、カードに予め記憶されているデータ構造に含まれる所定のタグ314,324,327に対応するバリュー316,326,329の値を取得する。
[ステップS19]CPU111は、国籍リスト350を記憶部から読み出す。
[ステップS20]CPU111は、国籍リスト350を参照し、ステップS18で取得した国コードに対応する対象国フラグ356の値が「ON」であるか否かを判定する。CPU111は、国コードに対応する対象国フラグ356の値が「ON」である場合はステップS21にすすみ、対象国フラグ356の値が「ON」でない場合はステップS25にすすむ。
[ステップS21]CPU111は、出金枚数閾値362を記憶部から読み出す。
[ステップS22]CPU111は、小額で出金する場合の紙幣の枚数(小額出金紙幣枚数)が出金枚数閾値362を超えるか否かを判定する。CPU111は、出金する紙幣の枚数が出金枚数閾値362を超えている場合はステップS23にすすみ、超えていない場合はステップS26にすすむ。
なお、小額出金紙幣枚数は、ステップS15で受け付けた出金金額を小額紙幣(千円札)で出金する場合の紙幣の枚数である。たとえば、CPU111が出金金額として30000円を受け付けた場合、小額出金紙幣枚数は千円札で30枚となる。
[ステップS23]CPU111は、枚数選択画面を表示する。たとえば、CPU111は、枚数選択画面510を表示する。なお、枚数選択画面510は、一例にすぎず、他の画面例については、後で図13と図14を用いて説明する。
[ステップS24]CPU111は、枚数選択画面において通常出金をするためのボタンが選択されたか否かを判定する。通常出金をするためのボタンとは、高額紙幣(1万円札等)を含む出金をするためのボタンである。たとえば、枚数選択画面510において、通常出金をするためのボタンは、通常ボタン513である。
CPU111は、通常出金をするためのボタンが選択された場合はステップS25にすすみ、通常出金をするボタンが選択されていない場合はステップS26にすすむ。
[ステップS25]CPU111は、出金金額に基づき、紙幣処理ユニット160を介して紙幣処理部16から現金を通常出金する。たとえば、CPU111は、出金金額として30000円を受け付けた場合、1万円札を3枚出金する。
[ステップS26]CPU111は、出金金額に基づき、紙幣処理ユニット160を介して紙幣処理部16から現金を小額紙幣で出金する。たとえば、CPU111は、出金金額として30000円を受け付けた場合、千円札を30枚出金する。
[ステップS27]CPU111は、顧客操作部14に取引を終了する画面を表示し、外部通信インタフェース114を介して取引に関する情報をホストコンピュータ210に送信し、利用者受付処理を終了する。なお、CPU111は、取引を終了する画面を表示するとともに、カード/レシート処理ユニット150を介して媒体(カード)を排出し、必要に応じて出金内容を印刷したレシートを排出する。
このようにして、ATM10は、カードの国コードやATMの設置地域や出金枚数閾値に応じて、出金する紙幣の金種および枚数を変更することができる。
次に、第2の実施形態の枚数選択画面について図13を用いて説明する。図13は、第2の実施形態の枚数選択画面(パターンB)の一例を示す図である。
枚数選択画面(パターンB)520(以下、枚数選択画面520と記載)は、ATM10で出金処理の内容を確認する際に、出金紙幣の枚数を選択する必要が生じた場合に顧客操作部14に表示される画面の一例である。枚数選択画面520において、枚数選択画面510と異なる点は、出金紙幣説明表示521、小額紙幣選択ボタン522、高額紙幣選択ボタン523が表示される点である。
出金紙幣説明表示521は、出金する紙幣の金種および枚数を利用者に対して説明し、出金する紙幣の選択を促す表示である。たとえば、出金紙幣説明表示521は「出金紙幣枚数は千円札30枚又は一万円札3枚です。高額紙幣(一万円札)で出金しますか?」という内容を表示する。小額紙幣選択ボタン522は、小額紙幣(千円札)で出金する枚数を表示し、小額紙幣で出金する際に利用者が選択するボタンである。高額紙幣選択ボタン523は、通常出金をするためのボタンである。高額紙幣選択ボタン523は、高額紙幣(一万円札)で出金する枚数を表示し、高額紙幣で出金する際に利用者が選択するボタンである。
ATM10は、小額紙幣選択ボタン522または高額紙幣選択ボタン523のいずれかが押下されたことを検出し、小額紙幣選択ボタン522が押下された場合は小額紙幣で出金し、高額紙幣選択ボタン523が押下された場合は高額紙幣を含む出金をする。
次に、第2の実施形態の枚数選択画面について図14を用いて説明する。図14は、第2の実施形態の枚数選択画面(パターンC)の一例を示す図である。
枚数選択画面(パターンC)530(以下、枚数選択画面530と記載)は、ATM10で出金処理の内容を確認する際に、出金紙幣の枚数を選択する必要が生じた場合に顧客操作部14に表示される画面の一例である。枚数選択画面530において、枚数選択画面520と異なる点は、両替出金質問表示531、両替許可ボタン532、両替不可ボタン533が表示される点である。
両替出金質問表示531は、出金する紙幣について両替するか否か選択を促す表示である。たとえば、両替出金質問表示531は「両替出金しますか?」という内容を表示する。両替許可ボタン532は、両替して出金する小額紙幣の金種と枚数を表示し、両替して出金する際に利用者が選択するボタンである。
両替不可ボタン533は、高額紙幣(1万円札等)を含む通常出金をするためのボタンである。両替不可ボタン533は、両替せずに出金する紙幣の金種と枚数を表示し、両替して出金する際に利用者が選択するボタンである。
ATM10は、両替許可ボタン532または両替不可ボタン533のいずれかが押下されたことを検出し、両替許可ボタン532が押下された場合は小額紙幣で出金し、両替不可ボタン533が押下された場合は高額紙幣を含む出金をする。
このようにして、取引装置1およびATM10は、カードの国籍情報に基づいて、出金する紙幣の金種および枚数を変更することができる。また、取引装置1およびATM10の設置地域に応じて、小額紙幣で出金するか否かを決定することができる。また、取引装置1およびATM10は、出金する紙幣の枚数の閾値に応じて、出金する紙幣の枚数を利用者に選択させることができる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、取引装置1とATM10が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等がある。磁気記憶装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ等がある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM、CD−ROM/RW(ReWritable)等がある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)等がある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に記憶しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に記憶する。コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
また、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)等の電子回路で実現することもできる。
1 取引装置
2 受付部
3 制御部
4 出力部
5 記憶部
6 国籍リスト
7 カード
8 国籍情報A
9 現金
10 ATM
14 顧客操作部
15 カード/レシート部
16 紙幣処理部
17 キー入力部
200 ネットワーク
210 ホストコンピュータ
220 取引システム

Claims (6)

  1. カードと出金指示とを受け付ける受付部と、
    前記カードから国籍情報を取得し、
    予め記憶部に記憶された千円札の出金の可否を示す情報である小額出金可否情報と国籍情報とを対応づけた国籍リストを前記記憶部から読み出し、
    前記カードから取得した前記国籍情報に対応する前記小額出金可否情報に基づき、出力部から現金を排出するよう制御する制御部と、
    を備える取引装置。
  2. 前記制御部は、
    前記国籍情報に対応する前記小額出金可否情報において千円札の出金が可である場合、前記出力部から千円札で現金を排出するよう制御し、
    前記国籍情報に対応する前記小額出金可否情報において千円札の出金が不可である場合、前記出力部から五千円札又は一万円札を含む現金を排出するよう制御する、
    請求項1記載の取引装置。
  3. 前記制御部は、
    予め前記記憶部に記憶された前記取引装置が設置された地域が千円札で出金をする地域であるか否かを示す小額出金地域情報を前記記憶部から読み出し、
    前記小額出金地域情報において前記取引装置が設置された地域が千円札で出金する地域である場合、前記出力部から千円札で現金を排出するよう制御し、
    前記小額出金地域情報において前記取引装置が設置された地域が千円札で出金しない地域である場合、前記出力部から五千円札又は一万円札を含む現金を排出するよう制御する、
    請求項1記載の取引装置。
  4. 前記制御部は、
    予め前記記憶部に記憶された出金紙幣の枚数の閾値を定めた出金枚数閾値を前記記憶部から読み出し、
    前記出金指示において指示された金額を千円札で出金した場合の紙幣の枚数である小額出金枚数と前記出金枚数閾値とを比較し、
    前記比較した結果、前記小額出金枚数が前記出金枚数閾値以下である場合、前記出力部から千円札で現金を排出するよう制御し、
    前記比較した結果、前記小額出金枚数が前記出金枚数閾値より大きい場合、五千円札又は一万円札を含む現金を排出するか否かの選択を受け付け、前記選択に応じて前記出力部から現金を排出するよう制御する、
    請求項1記載の取引装置。
  5. 受付部と記憶部と制御部と出力部とを備える取引装置における取引方法であって、
    前記受付部は、カードと出金指示とを受け付け、
    前記記憶部は、千円札の出金の可否を示す情報である小額出金可否情報と国籍情報とを対応づけた国籍リストを予め記憶し、
    前記制御部は、前記国籍リストを読み出し、前記カードから取得した前記国籍情報に対応する前記小額出金可否情報に基づき、前記出力部から現金を排出するよう制御する、
    取引方法。
  6. 受付部と記憶部と制御部と出力部とを備える取引装置における取引プログラムであって、
    前記受付部は、カードと出金指示とを受け付け、
    前記記憶部は、千円札の出金の可否を示す情報である小額出金可否情報と国籍情報とを対応づけた国籍リストを予め記憶し、
    前記制御部は、前記国籍リストを読み出し、前記カードから取得した前記国籍情報に対応する前記小額出金可否情報に基づき、前記出力部から現金を排出するよう制御する、
    処理を実行させる取引プログラム。
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