JP7335823B2 - 自動取引システム、チャージ残高管理サーバ、自動取引装置、プログラムおよび自動取引方法 - Google Patents

自動取引システム、チャージ残高管理サーバ、自動取引装置、プログラムおよび自動取引方法 Download PDF

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Description

本発明は、自動取引システム、チャージ残高管理サーバ、自動取引装置、プログラムおよび自動取引方法に関する。
プリペイドカードなどのIC(Integrated Circuit)カードや携帯端末などのチャージ媒体の普及が広がっている。ユーザは、チャージ媒体にチャージされたチャージ残高を用いて物の購入などを行うことができる。チャージ媒体へのチャージは、現金自動預払機(ATM:Automated Teller Machine)によって、ユーザの銀行口座残高から行われることもある。
近年、多数の種類のチャージ媒体が普及している。ユーザは、既に利用しなくなったチャージ媒体も所持していることがある。利用されなくなったチャージ媒体のチャージ残高は、ユーザに返金されることが好ましい。
入金された残高を返金する技術としては、例えば、期限の過ぎた臨時口座の残高を検出してその残金を親口座に振り替える、臨時口座の開設方法が提案されている。
また、プリペイドカードに関する技術としては、例えば、ICカードが有効期限内に解約されたとき、クレジット情報に基づいて、ICチップに格納されている金額情報を払い戻し金額として換金可能にする、ICカードの発行システムが提案されている。また、例えば、病院や高齢者施設等の医療・保健施設において衛生的な環境が維持でき、かつ利用者の身体的な負担を軽減することができる電子マネーシステムを提供する、ICカードを用いたキャッシュレスシステムが提案されている。
特開2005-352526号公報 特開2003-337927号公報 特開2011-13740号公報
チャージ残高を返金する方法として、例えば、あらかじめ定めておいた期日にチャージ残高が返金されるようにする方法が考えられる。しかし、この場合、ユーザがチャージ媒体をまだ利用していても、チャージ残高が返金されてしまう。
また、チャージ媒体の解約時にチャージ残高が返金されるようにする方法も考えられる。しかし、この場合、チャージ残高の返金のためにユーザが解約を申し出ることとなる。そのため、ユーザがチャージ媒体の存在を忘れていた場合などは、利用していないチャージ媒体にチャージ残高が残存してしまう。
1つの側面では、本件は、チャージ残高を有効活用できるようにすることを目的とする。
1つの案では、以下のような自動取引システムが提供される。
自動取引システムは、自動取引装置とチャージ残高管理サーバとを有する。自動取引装置は、制御部と受付部とを有する。制御部は、銀行口座の残高の一部をチャージ媒体にチャージするチャージ取引を実行する。受付部は、チャージ取引を実行する際に、チャージ媒体のチャージ残高の有効期限と、銀行口座の口座番号との入力を受け付ける。チャージ残高管理サーバは、記憶部と処理部とを有する。記憶部は、チャージ残高と、有効期限と、口座番号とを対応付けて記憶する。処理部は、有効期限の超過後、チャージ残高を銀行口座に払い出すことを決定する。
1態様によれば、チャージ残高を有効活用できる。
第1の実施の形態に係る自動取引システムの一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る自動取引システムの一例を示す図である。 ATMのハードウェアの一構成例を示す図である。 店舗端末のハードウェアの一構成例を示す図である。 自動取引システムに含まれる各装置の機能例を示すブロック図である。 口座管理情報の一例を示す図である。 チャージ情報の一例を示す図である。 自動延長定義情報の一例を示す図である。 チャージ取引における画面遷移の一例を示す図(その1)である。 チャージ取引における画面遷移の一例を示す図(その2)である。 チャージ取引における画面遷移の一例を示す図(その3)である。 チャージ取引における画面遷移の一例を示す図(その4)である。 プリペイドカード利用決済の一例を示す図である。 自動払出の一例を示す図である。 自動払出後の取引における画面遷移の一例を示す図(その1)である。 自動払出後の取引における画面遷移の一例を示す図(その2)である。 チャージ時通知情報の一例を示す図である。 自動払出時通知情報の一例を示す図である。 チャージ取引処理の手順の一例を示すフローチャート(その1)である。 チャージ取引処理の手順の一例を示すフローチャート(その2)である。 チャージ取引処理の手順の一例を示すフローチャート(その3)である。 チャージ取引処理の手順の一例を示すフローチャート(その4)である。 チャージ取引処理の手順の一例を示すフローチャート(その5)である。 プリペイドカード決済処理の手順の一例を示すフローチャート(その1)である。 プリペイドカード決済処理の手順の一例を示すフローチャート(その2)である。 自動払出処理の手順の一例を示すフローチャートである。 払出通知処理の手順の一例を示すフローチャート(その1)である。 払出通知処理の手順の一例を示すフローチャート(その2)である。 払出通知処理の手順の一例を示すフローチャート(その3)である。
以下、本実施の形態について図面を参照して説明する。なお各実施の形態は、矛盾のない範囲で複数の実施の形態を組み合わせて実施することができる。
〔第1の実施の形態〕
まず第1の実施の形態について説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る自動取引システムの一例を示す図である。第1の実施の形態の自動取引システムは、チャージ媒体1のチャージ残高1aを管理するシステムである。チャージ媒体1として、例えば、プリペイドカードなどのICカードや、携帯電話、スマートフォンなどの携帯用電子機器が挙げられる。なお、チャージ媒体1は、チャージ残高1aを記憶していなくてもよい。
第1の実施の形態の自動取引システムは、自動取引装置10と、ホストサーバ20とチャージ残高管理サーバ30とを有する。自動取引装置10とホストサーバ20とは、ネットワークを介してアクセス可能に接続されている。また、ホストサーバ20とチャージ残高管理サーバ30とは、ネットワークを介してアクセス可能に接続されている。自動取引装置10とホストサーバ20とが接続されるネットワークおよびホストサーバ20とチャージ残高管理サーバ30とが接続されるネットワークは、有線ネットワークであってもよいし無線ネットワークであってもよい。
自動取引装置10は、例えば、金融機関などに設置されたATMである。自動取引装置10は、制御部11と受付部12とを有する。制御部11は、例えば、自動取引装置10が有するプロセッサ、または演算回路である。受付部12は、例えば、自動取引装置10が有するカードリーダ、テンキーまたはタッチパネルなどである。
制御部11は、銀行口座の残高の一部をチャージ媒体1にチャージするチャージ取引を実行する。受付部12は、チャージ取引を実行する際に、チャージ残高1aの有効期限2と、銀行口座の口座番号3との入力を受け付ける。受付部12は、さらにチャージ額の入力を受け付けてもよい。制御部11は、受付部12が受け付けた、チャージ額と有効期限2と口座番号3とをホストサーバ20に送信する。
ホストサーバ20は、例えば、銀行口座の口座残高を管理するサーバコンピュータである。ホストサーバ20は、口座情報21を記憶する。口座情報21は、例えば、口座番号と口座残高との対応関係を示す。ホストサーバ20は、チャージ取引においてチャージ額と有効期限2と口座番号3とを受信すると、口座番号3に対応する口座残高をチャージ額だけ減算する。また、ホストサーバ20は、チャージ額と有効期限2と口座番号3とをチャージ残高管理サーバ30に送信する。
チャージ残高管理サーバ30は、例えば、チャージ媒体1にチャージされたチャージ残高1aを管理するサーバコンピュータである。チャージ残高管理サーバ30は、記憶部31と処理部32とを有する。記憶部31は、例えば、チャージ残高管理サーバ30が有するメモリまたはストレージ装置である。処理部32は、例えば、チャージ残高管理サーバ30が有するプロセッサ、または演算回路である。
記憶部31は、チャージ残高1aと有効期限2と口座番号3とを対応付けて記憶する。処理部32は、チャージ取引においてチャージ額と有効期限2と口座番号3とを受信すると、チャージ残高1aにチャージ額を加算する。また、処理部32は、有効期限2と口座番号3とを、チャージ残高1aに対応付けて記憶部31に記憶させる。
また、処理部32は、有効期限2の超過後、チャージ残高1aを銀行口座に払い出すことを決定する。このとき、処理部32は、チャージ残高1aを「0」に設定してもよいし、チャージ残高1aと有効期限2と口座番号3とを削除してもよい。そして、処理部32は、ホストサーバ20に、口座番号3に対応する銀行口座にチャージ残高1aを払い出すよう指示する。ホストサーバ20は、払出の指示を受け付けると、口座番号3に対応する口座残高にチャージ残高1aを加算する。
このような第1の実施の形態の自動取引システムによれば、チャージ媒体1についてのチャージ取引が実行される際に、自動取引装置10が有効期限2と口座番号3とを受け付ける。そして、有効期限2の超過後、チャージ残高管理サーバ30がチャージ媒体1のチャージ残高1aを銀行口座に払い出すことを決定する。このように払出が決定されたチャージ残高1aは、チャージされてから一定期間経過しても残存しているものであるため、今後も利用されない可能性が高い。よって、払出が決定されたチャージ残高1aが顧客の銀行口座に払い出されれば、チャージ残高を有効活用できるようになる。
また、自動取引装置10は、チャージ残高1aが銀行口座に払い出された後に、当該銀行口座を用いた取引が行われると、チャージ残高1aが銀行口座に払い出されたことを通知する画面を表示する表示部を有していてもよい。これにより、チャージ媒体1を使用していた顧客は、自分の銀行口座にチャージ残高1aの払出があったことを知ることができる。
また、制御部11は、チャージ取引を実行する際に、受付部12へ有効期限が入力されなかった場合、チャージ取引時から第1期間経過後を有効期限2として受け付けたものとしてもよい。これにより、顧客が有効期限を考えなくてもよくなり、利便性が向上する。
また、自動取引システムはさらに、チャージ媒体1による取引の取引情報をチャージ残高管理サーバ30に通知する店舗端末を有していてもよい。その場合、処理部32は、店舗端末から通知された取引情報に基づいて、チャージ残高1aを増減させる。また、処理部32は、チャージ媒体1による取引が行われた時から有効期限2までの期間が第2期間以内である場合、有効期限2を第3期間だけ延長する。これにより、チャージ媒体1を顧客が利用している場合は、チャージ媒体1を引き続き利用できるようになる。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態について説明する。
図2は、第2の実施の形態に係る自動取引システムの一例を示す図である。第2の実施の形態の自動取引システムは、ATMによってチャージできるプリペイドカードのサービスを提供するものである。第2の実施の形態の自動取引システムは、ATM100とホストサーバ200とチャージ残高管理サーバ300と店舗端末400とを有する。
ATM100は、顧客操作部111と、カード/レシート部112と、通帳処理部113と、硬貨処理部114と、紙幣処理部115と、テンキー入力部116とを有する。
顧客操作部111は、ディスプレイとタッチパネルを有し、取引操作の案内と、指示の受け付けとを行う。カード/レシート部112は、キャッシュカード、クレジットカード、プリペイドカード等のカードを用いる取引において、カードの挿入と放出とを行う。また、カード/レシート部112は、取引終了時におけるレシート(明細票)の放出をする。
通帳処理部113は、通帳の受け付けの際に通帳の挿入と放出とを行う。また、通帳処理部113は、通帳の印字を行う。硬貨処理部114は、入金および出金取引の際に、硬貨の受け渡しを処理する。紙幣処理部115は、入金および出金取引の際に、紙幣の受け渡しを処理する。
テンキー入力部116は、数字等を入力するボタンを備え、顧客操作部111のタッチパネルと協働して顧客の指示を受け付ける。たとえば、テンキー入力部116は、キャッシュカード等を認証するための暗証番号や、金融取引内容の選択や、金融取引の金額等の入力を受け付けることができる。
ATM100は、ネットワーク40を介してホストサーバ200に接続されている。ネットワーク40は、有線ネットワークであってもよいし、無線ネットワークであってもよい。また、ネットワーク40は、専用回線であってもよい。ホストサーバ200は、銀行口座を管理するためのサーバコンピュータである。
ホストサーバ200は、ネットワーク50を介してチャージ残高管理サーバ300に接続されている。ネットワーク50は、有線ネットワークであってもよいし、無線ネットワークであってもよい。また、ネットワーク50は、専用回線であってもよい。チャージ残高管理サーバ300は、プリペイドカードのチャージ残高を管理するサーバコンピュータである。チャージ残高管理サーバ300は、店舗端末400からプリペイドカードによる取引情報を取得すると、取得した取引情報に応じてチャージ残高を増減させる。
また、チャージ残高管理サーバ300は、ネットワーク60を介して店舗端末400に接続されている。ネットワーク60は、例えば、インターネットなどの広域ネットワークである。店舗端末400は、プリペイドカードが使用できる店舗に設置された端末装置である。店舗端末400は、店舗でプリペイドカードによる取引が行われる際に、顧客のプリペイドカードを読み取り、取引情報をチャージ残高管理サーバ300に送信する。
なお、第2の実施の形態の自動取引システムは、ATM100と同様のATMを複数有していてもよいし、店舗端末400と同様の店舗端末を複数有していてもよい。
図3は、ATMのハードウェアの一構成例を示す図である。ATM100は、プロセッサ101によって装置全体が制御されている。プロセッサ101には、バス108を介してRAM(Random Access Memory)102と複数の周辺機器が接続されている。プロセッサ101は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ101は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、またはDSP(Digital Signal Processor)である。プロセッサ101がプログラムを実行することで実現する機能の少なくとも一部を、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)などの電子回路で実現してもよい。
RAM102は、ATM100の主記憶装置として使用される。RAM102には、プロセッサ101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、プロセッサ101による処理に利用する各種データが格納される。
バス108に接続されている周辺機器としては、第1HDD(Hard Disk Drive)103a、第2HDD103b、ネットワークインタフェース104、表示処理ユニット105、タッチパネル処理ユニット106およびI/O(Input/Output)制御部107がある。
第1HDD103aおよび第2HDD103bは、コンピュータの補助記憶装置として使用される。第1HDD103aおよび第2HDD103bには、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および取引履歴情報などを含む各種データが格納される。第1HDD103aと、第2HDD103bとは、システム保護のために二重化されているが、いずれか一方のみで構成することもできる。また、第1HDD103aと第2HDD103bは、SSD(Solid State Drive)など他の記憶装置でも代用可能である。
ネットワークインタフェース104は、ネットワーク40に接続されている。ネットワークインタフェース104は、ネットワーク40を介して、ホストサーバ200との間でデータの送受信を行う。
表示処理ユニット105には、ディスプレイ111aが接続される。表示処理ユニット105は、プロセッサ101からの命令に従って、操作案内などの各種情報をディスプレイ111aの画面に表示させる。ディスプレイ111aとしては、有機EL(Electro Luminescence)を用いた表示装置や液晶表示装置などがある。
タッチパネル処理ユニット106には、タッチパネル111bが接続される。タッチパネル111bは、例えば、ディスプレイ111aの上層に形成される。タッチパネル処理ユニット106は、顧客の指がタッチパネル111bに接触あるいは接近した画面上の位置を検出し、プロセッサ101に通知する。
I/O制御部107には、カード/レシート処理ユニット112a、カード退避部112b、通帳処理ユニット113a、硬貨処理ユニット114a、紙幣処理ユニット115a、テンキー処理ユニット116aおよび対人センサ制御ユニット117aが接続される。I/O制御部107は、プロセッサ101の命令に従って、接続する各部にプロセッサ101からの指示を通知する。また、I/O制御部107は、各部から取得した情報をバス108経由でプロセッサ101に通知する。
カード/レシート処理ユニット112aおよびカード退避部112bは、カード/レシート部112に設けられる。カード/レシート処理ユニット112aは、カードの取り込みと放出、およびレシートの放出を制御する。カード/レシート処理ユニット112aは、取り込んだカードに付された磁気で記録された情報(口座番号等)を読み込む。カード/レシート処理ユニット112aは、カード退避部112bに、取り込んだカードを一時的に退避しておくこともできる。また、カード/レシート処理ユニット112aは、印刷などを行う機能も備えており、文字や図形を印刷することが可能である。また、カード/レシート処理ユニット112aは、取引内容を印刷した明細票(レシート)を放出する。
通帳処理ユニット113aは、通帳処理部113に設けられ、通帳の取り込みと放出を制御する。また、通帳処理ユニット113aは、取り込んだ通帳に付された磁気で記録された情報(口座番号等)を読み込む。また、通帳処理ユニット113aは、通帳に印字を行う機能も備えており、通帳の記帳が可能である。
硬貨処理ユニット114aは、硬貨処理部114に設けられ、プロセッサ101の指示に従って硬貨の入出金と、扉の開閉とを制御する。
紙幣処理ユニット115aは、紙幣処理部115に設けられ、プロセッサ101の指示に従って紙幣の入出金と、扉の開閉とを制御する。紙幣処理ユニット115aは、紙幣の種別および記番号を読み取る機能を備える。紙幣処理ユニット115aは、入出金の際に出し入れした紙幣の記番号を読み取り、プロセッサ101に出力する。
テンキー処理ユニット116aは、テンキー入力部116に設けられ、顧客が押下したボタンの情報を出力する。顧客が押下したボタンの情報には、暗証番号、金融取引で用いる情報等を含めてもよい。対人センサ制御ユニット117aは、人の接近を検知する対人センサを制御し、ATM100に顧客が近付いたことを検出する。なお、対人センサについては、図示を省略する。
I/O制御部107は、可搬型記録媒体118からデータを読み込みまたは、可搬型記録媒体118にデータを書き込むことができる。可搬型記録媒体118は、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)やCD(Compact Disc)等の記録媒体である。可搬型記録媒体118は、取引履歴情報等を格納できる。
なお、第1の実施の形態に示した自動取引装置10も、図3に示したATM100と同様のハードウェアにより実現することができる。またプロセッサ101は、第1の実施の形態に示した制御部11の一例である。また、タッチパネル111b、カード/レシート処理ユニット112a、テンキー処理ユニット116aは、第1の実施の形態に示した受付部12の一例である。また、ディスプレイ111aは、第1の実施の形態に示した表示部の一例である。
ATM100は、例えばコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、第2の実施の形態の処理機能を実現する。ATM100に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。例えば、ATM100に実行させるプログラムを、第1HDD103aまたは第2HDD103bに格納しておくことができる。プロセッサ101は、第1HDD103aまたは第2HDD103b内のプログラムの少なくとも一部をRAM102にロードし、プログラムを実行する。またATM100に実行させるプログラムを、可搬型記録媒体118に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体118に格納されたプログラムは、例えばプロセッサ101からの制御により、第1HDD103aまたは第2HDD103bにインストールされた後、実行可能となる。またプロセッサ101が、可搬型記録媒体118から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
図4は、店舗端末のハードウェアの一構成例を示す図である。店舗端末400は、プロセッサ401によって装置全体が制御されている。プロセッサ401には、バス410を介してRAM402と複数の周辺機器が接続されている。プロセッサ401は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ401は、例えば、CPU、MPU、またはDSPである。プロセッサ401がプログラムを実行することで実現する機能の少なくとも一部を、ASIC、PLDなどの電子回路で実現してもよい。
RAM402は、店舗端末400の主記憶装置として使用される。RAM402には、プロセッサ401に実行させるOSのプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM402には、プロセッサ401による処理に利用する各種データが格納される。
バス410に接続されている周辺機器としては、HDD403、グラフィック処理装置404、入力インタフェース405、光学ドライブ装置406、機器接続インタフェース407,408およびネットワークインタフェース409がある。
HDD403は、コンピュータの補助記憶装置として使用される。HDD403には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、店舗端末400は、HDD403に代えて、SSDを使用することもできる。
グラフィック処理装置404には、モニタ41が接続されている。グラフィック処理装置404は、プロセッサ401からの命令に従って、画像をモニタ41の画面に表示させる。モニタ41としては、有機ELを用いた表示装置や液晶表示装置などがある。
入力インタフェース405には、キーボード42とマウス43とが接続されている。入力インタフェース405は、キーボード42やマウス43から送られてくる信号をプロセッサ401に送信する。なお、マウス43は、ポインティングデバイスの一例であり、他のポインティングデバイスを使用することもできる。他のポインティングデバイスとしては、タッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボールなどがある。
光学ドライブ装置406は、レーザ光などを利用して、光ディスク44に記録されたデータの読み取りを行う。光ディスク44は、光の反射によって読み取り可能なようにデータが記録された可搬型の記録媒体である。光ディスク44には、DVD、DVD-RAM、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。
機器接続インタフェース407は、店舗端末400に周辺機器を接続するための通信インタフェースである。例えば機器接続インタフェース407には、メモリ装置45やメモリリーダライタ46を接続することができる。メモリ装置45は、機器接続インタフェース407との通信機能を搭載した記録媒体である。メモリリーダライタ46は、メモリカード47へのデータの書き込み、またはメモリカード47からのデータの読み出しを行う装置である。メモリカード47は、カード型の記録媒体である。
機器接続インタフェース408には、カードリーダ48を接続することができる。カードリーダ48は、プリペイドカード49から、プリペイドカード49の識別番号等のデータの読み出しを行う装置である。プリペイドカード49には、例えば、ICチップが搭載されている。ICチップは、プリペイドカード49の識別番号を記憶するメモリを備える。
ネットワークインタフェース409は、ネットワーク60に接続されている。ネットワークインタフェース409は、ネットワーク60を介して、チャージ残高管理サーバ300との間でデータの送受信を行う。
店舗端末400は、以上のようなハードウェア構成によって、第2の実施の形態の処理機能を実現することができる。また、ホストサーバ200およびチャージ残高管理サーバ300も店舗端末400と同様のハードウェアにより実現することができる。ただし、ホストサーバ200およびチャージ残高管理サーバ300は、機器接続インタフェース408を有しなくてもよい。
なお、第1の実施の形態に示したホストサーバ20およびチャージ残高管理サーバ30も、図3に示した店舗端末400と同様のハードウェアにより実現することができる。また、チャージ残高管理サーバ300のプロセッサは、第1の実施の形態に示した処理部32の一例である。また、チャージ残高管理サーバ300のRAMまたはHDDは、第1の実施の形態に示した記憶部31の一例である。
店舗端末400は、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、第2の実施の形態の処理機能を実現する。店舗端末400に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。例えば、店舗端末400に実行させるプログラムをHDD403に格納しておくことができる。プロセッサ401は、HDD403内のプログラムの少なくとも一部をRAM402にロードし、プログラムを実行する。また店舗端末400に実行させるプログラムを、光ディスク44、メモリ装置45、メモリカード47などの可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体に格納されたプログラムは、例えばプロセッサ401からの制御により、HDD403にインストールされた後、実行可能となる。またプロセッサ401が、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することもできる。ホストサーバ200およびチャージ残高管理サーバ300についても同様である。
次に、第2の実施の形態の自動取引システムに含まれる各装置の機能について、詳細に説明する。
図5は、自動取引システムに含まれる各装置の機能例を示すブロック図である。ATM100は、入出力部120および取引処理部130を有する。入出力部120および取引処理部130は、RAM102に記憶されたプログラムをプロセッサ101が実行することで実現される。
入出力部120は、カード/レシート処理ユニット112aによって、挿入されたカードの読み込みと、カードや明細票の放出とを行う。例えば、入出力部120は、利用者のプリペイドカード(例えば、プリペイドカード49)の挿入を検知すると、プリペイドカード49のプリペイドカードIDを読み込む。また、例えば、入出力部120は、利用者のキャッシュカードの挿入を検知すると、キャッシュカードから銀行口座の口座番号を読み込む。また、例えば、入出力部120は、取引が終了すると、明細票、キャッシュカード、プリペイドカード49を放出する。
また、入出力部120は、取引画面をディスプレイ111aへ表示し、タッチパネル111bによって入力を受け付ける。例えば、入出力部120は、チャージ取引において、チャージ額を入力させるための画面を表示する。そして、入出力部120は、利用者によるチャージ額の入力を受け付ける。また、例えば、入出力部120は、暗証番号を入力させるための画面を表示する。そして、入出力部120は、利用者による暗証番号の入力を受け付ける。また、例えば、入出力部120は、チャージ取引において、プリペイドカード49の有効期限を入力させるための画面を表示する。そして、入出力部120は、利用者による有効期限の入力を受け付ける。また、例えば、入出力部120は、プリペイドカード49が失効した後の取引において、プリペイドカード49のチャージ残高が払出されたことを伝えるための画面を表示する。
取引処理部130は、取引処理の際にホストサーバ200と通信し、電文の送受信を行う。例えば、取引処理部130は、チャージ取引に使用する残高があるか確認するための残高確認要求電文を生成し、ホストサーバ200に送信する。残高確認要求電文は、入出力部120が受け付けた口座番号とチャージ額と暗証番号とを含む。そして、取引処理部130は、残高確認要求電文に対する正常応答電文をホストサーバ200から受信した場合、チャージ取引を続ける。また、取引処理部130は、チャージ取引による銀行口座の残高の更新をさせるための更新要求電文をホストサーバ200に送信する。更新要求電文は、入出力部120が受け付けた口座番号とチャージ額と暗証番号と有効期限とを含む。
また、例えば、取引処理部130は、残高照会取引をするための照会要求電文を生成し、ホストサーバ200に送信する。照会要求電文は、入出力部120が受け付けた口座番号と暗証番号とを含む。そして、取引処理部130は、照会要求電文に対する正常応答電文をホストサーバ200から受信する。
ホストサーバ200は、記憶部210、認証部220および管理部230を有する。記憶部210は、ホストサーバ200のRAMまたはHDDの記憶領域を用いて実現される。認証部220および管理部230は、ホストサーバ200のRAMに記憶されたプログラムをホストサーバ200のプロセッサが実行することで実現される。
記憶部210は、口座管理情報211およびチャージ情報212を記憶する。口座管理情報211は、銀行口座に関する情報を記憶する。チャージ情報212は、プリペイドカードに関する情報を記憶する。
認証部220は、ATM100から電文を受信すると、正常応答電文または拒否応答電文をATM100に送信する。例えば、認証部220は、ATM100から残高確認要求電文を受信すると、口座管理情報211の、残高確認要求電文に含まれる口座番号に対応するレコードを参照する。そして、認証部220は、参照したレコードに記録された暗証番号と、残高確認要求電文に含まれる暗証番号とが一致する(暗証番号が正しい)か否か判定する。また、認証部220は、参照したレコードに記録された口座残高が、残高確認要求電文に含まれるチャージ額以上である(口座残高が足りる)か否か判定する。認証部220は、暗証番号が正しく、かつ口座残高が足りる場合、正常応答電文をATM100に送信する。また、認証部220は、暗証番号が正しくない、または口座残高が足りない場合、拒否応答電文をATM100に送信する。
また、例えば、認証部220は、ATM100から照会要求電文を受信すると、口座管理情報211の、照会要求電文に含まれる口座番号に対応するレコードを参照する。そして、認証部220は、参照したレコードに記録された暗証番号と、照会要求電文に含まれる暗証番号とが一致するか否か判定する。また、認証部220は、参照したレコードに記録された口座残高を確認する。また、認証部220は、参照したレコードに対応する口座に払出があったか否かを判定する。認証部220は、暗証番号が正しい場合、確認した口座残高と払出があったか否かを示す情報とを含む正常応答電文をATM100に送信する。また、認証部220は、暗証番号が誤っている場合、拒否応答電文をATM100に送信する。
管理部230は、銀行口座残高の管理を行う。管理部230は、例えば、ATM100からの指示に応じ、残高の更新を行い、チャージ残高管理サーバ300からの指示に応じてチャージ残高の払出を行う。
例えば、管理部230は、ATM100から更新要求電文を受信すると、口座管理情報211の、更新要求電文に含まれる口座番号に対応するレコードを参照する。管理部230は、参照したレコードに記録された口座残高を、更新要求電文に含まれるチャージ額だけ減算する。そして、管理部230は、ATM100に正常応答電文を送信する。
また、例えば、管理部230は、チャージ残高管理サーバ300から払出の指示があると、口座管理情報211を参照し、チャージ残高管理サーバ300に通知された口座番号に対応するレコードを特定する。管理部230は、特定したレコードに対応する口座残高にチャージ残高管理サーバ300に通知されたチャージ残高を加算する。管理部230は、特定したレコードに対応する銀行口座に払出があったことを、口座管理情報211に記録する。
チャージ残高管理サーバ300は、記憶部310、自動払出決定部320および残高管理部330を有する。記憶部310は、チャージ残高管理サーバ300のRAMまたはHDDの記憶領域を用いて実現される。自動払出決定部320および残高管理部330は、チャージ残高管理サーバ300のRAMに記憶されたプログラムをチャージ残高管理サーバ300のプロセッサが実行することで実現される。
記憶部310は、チャージ情報311および自動延長定義情報312を記憶する。チャージ情報311は、チャージ情報212と同様である。自動延長定義情報312は、プリペイドカードが店舗で利用された場合に、有効期限を自動延長するために使用する情報である。
自動払出決定部320は、有効期限が超過したプリペイドカードの払出を決定する。例えば、自動払出決定部320は、チャージ情報311を参照し、有効期限が超過しているプリペイドカードを特定する。自動払出決定部320は、特定したプリペイドカードに対応するチャージ残高と口座番号を通知して、特定したプリペイドカードの払出をホストサーバ200に指示する。
残高管理部330は、ホストサーバ200から通知されるチャージ取引の情報や、店舗端末400から通知される取引情報に応じて、チャージ残高を更新する。例えば、残高管理部330は、ホストサーバ200からチャージ取引の情報が通知されると、チャージ情報311の、ホストサーバ200から通知されたプリペイドカードIDに対応するレコードを参照する。残高管理部330は、参照したレコードに記憶されているチャージ残高に、ホストサーバ200から通知されたチャージ額を加算する。残高管理部330は、参照したレコードに記憶されている有効期限を、ホストサーバ200から通知された有効期限に更新する。また、残高管理部330は、参照したレコードに記憶されている口座番号を、ホストサーバ200から通知された口座番号に更新する。
また、例えば、残高管理部330は、店舗端末400から取引情報が通知されると、チャージ情報311の、店舗端末400から通知されたプリペイドカードIDに対応するレコードを参照する。残高管理部330は、参照したレコードに記憶されているチャージ残高を、店舗端末400から通知された商品の代金だけ減算する。
店舗端末400は、カード読み取り部420および取引制御部430を有する。カード読み取り部420および取引制御部430は、RAM402に記憶されたプログラムをプロセッサ401が実行することで実現される。
カード読み取り部420は、カードリーダ48によってプリペイドカード49のプリペイドカードIDを読み取る。取引制御部430は、カード読み取り部420によって読み取られたプリペイドカードIDと、商品の代金とをチャージ残高管理サーバ300に通知する。
なお、図5に示した各要素間を接続する線は通信経路の一部を示すものであり、図示した通信経路以外の通信経路も設定可能である。また、図5に示した各要素の機能は、例えば、その要素に対応するプログラムモジュールをコンピュータに実行させることで実現することができる。
次に、ホストサーバ200が記憶する情報について説明する。
図6は、口座管理情報の一例を示す図である。口座管理情報211には、ホストサーバ200が管理する銀行口座ごとに、「銀行口座番号」、「暗証番号」、「口座残高」、および「自動払出有無」の欄が設けられている。
「銀行口座番号」の欄には、銀行口座の口座番号が記録される。「暗証番号」の欄には、銀行口座の暗証番号が記録される。「口座残高」の欄には、銀行口座の残高が記録される。
「自動払出有無」の欄には、銀行口座に対して自動払出があったか否かの情報が記録される。例えば、銀行口座に対して自動払出があった場合、「自動払出有無」の欄には「1」が記録される。また、例えば、銀行口座に対して自動払出がなかった場合、「自動払出有無」の欄には「0」が記録される。
図7は、チャージ情報の一例を示す図である。チャージ情報212には、チャージ残高管理サーバ300が管理するプリペイドカードごとに、「プリペイドカードID」、「チャージ残高」、「有効期限」、「銀行口座番号」、「自動払出要否」および「失効日付」の欄が設けられている。
「プリペイドカードID」の欄には、プリペイドカードのIDが記録される。「チャージ残高」の欄には、プリペイドカードのチャージ残高が記録される。「有効期限」の欄には、プリペイドカードのチャージ残高の有効期限が記録される。「銀行口座番号」の欄には、プリペイドカードの払出を行う場合の払出先の銀行口座の口座番号が記録される。
「自動払出要否」の欄には、プリペイドカードのチャージ残高の払出が行われるか否かを示す情報が記録される。例えば、チャージ残高の払出が行われる場合、「自動払出要否」の欄には「1」が記録される。また、例えば、チャージ残高の払出が行われない場合、「自動払出要否」の欄には「0」が記録される。
「失効日付」の欄には、プリペイドカードが失効した日付が記録される。プリペイドカードが失効していない場合、「失効日付」の欄には日付が記録されていなくてもよい。
なお、チャージ残高管理サーバ300が記憶するチャージ情報311もチャージ情報212と同様である。
次に、チャージ残高管理サーバ300が記憶する情報について説明する。
図8は、自動延長定義情報の一例を示す図である。自動延長定義情報312には、チャージ残高管理サーバ300が管理するプリペイドカードごとに、「プリペイドカードID」、「自動延長期間」および「延長適用期間」の欄が設けられている。
「プリペイドカードID」の欄には、プリペイドカードのIDが記録される。「自動延長期間」の欄には、プリペイドカードの有効期限を自動延長する場合の延長期間が記録される。
「延長適用期間」の欄には、プリペイドカードの有効期限を自動延長するか否かを決定するための期間が記録される。例えば、プリペイドカードが店舗で利用された時から有効期限までの期間が、「延長適用期間」の欄に記録された期間内である場合、プリペイドカードの有効期限は、延長される。
次に、プリペイドカード49にチャージするチャージ取引において、ATM100が表示する画面の遷移について、詳細に説明する。
図9は、チャージ取引における画面遷移の一例を示す図(その1)である。入出力部120は、以下に示すような画面をディスプレイ111aに表示する。そして、入出力部120は、画面に表示したキーの選択やカードの挿入を受け付け、受け付けた操作に応じた次の画面をディスプレイ111aに表示する。
入出力部120は、初期画面として、取引種別選択画面501を表示する。取引種別選択画面501は、例えば、「預入」、「払戻」、「残高照会」、「定額定期」、「プリペイドカード操作」等の取引を示すキーを含む。また、取引種別選択画面501は、例えば、「ENGLISH」などの言語を変更するためのキーを含んでもよい。入出力部120は、「プリペイドカード操作」キーの選択を受け付けると、カード取引選択画面502を表示する。
カード取引選択画面502は、利用者が行うプリペイドカードに関する取引を選択させるための画面である。カード取引選択画面502は、例えば、「チャージ」、「出金」、「残高照会」等のプリペイドカードに関する取引を示すキーを含む。入出力部120は、「チャージ」キーの選択を受け付けると、カード挿入待ち画面503を表示する。
カード挿入待ち画面503は、プリペイドカード49が挿入されるまで表示される画面である。カード挿入待ち画面503は、例えば、利用者にプリペイドカード49の挿入を促すための文言を含む。入出力部120は、プリペイドカード49の挿入を受け付けると、プリペイドカード49からプリペイドカードIDを取得する。そして、入出力部120は、チャージ額入力画面504を表示する。
チャージ額入力画面504は、プリペイドカード49にチャージするチャージ額を利用者に入力させるための画面である。チャージ額入力画面504は、例えば、チャージ額を入力するためのテンキーを含む。入出力部120は、チャージ額の入力を受け付けると、チャージ方法選択画面505を表示する。
チャージ方法選択画面505は、プリペイドカード49にチャージする方法を利用者に選択させるための画面である。チャージ方法選択画面505は、例えば、「口座振替」、「現金」等のプリペイドカード49にチャージする方法を示すキーを含む。入出力部120は、「口座振替」キーの選択を受け付けると、カード挿入待ち画面506を表示する。
カード挿入待ち画面506は、キャッシュカードが挿入されるまで表示される画面である。カード挿入待ち画面506は、例えば、利用者にキャッシュカードの挿入を促すための文言を含む。入出力部120は、キャッシュカードの挿入を受け付けると、挿入されたキャッシュカードから、口座番号を取得する。
図10は、チャージ取引における画面遷移の一例を示す図(その2)である。入出力部120は、カード挿入待ち画面506を表示後、キャッシュカードの挿入を受け付けると、暗証番号入力画面507を表示する。
暗証番号入力画面507は、キャッシュカードの暗証番号を利用者に入力させるための画面である。暗証番号入力画面507は、例えば、暗証番号を入力するためのテンキーを含む。入出力部120は、暗証番号の入力を受け付けると、確認待ち画面508を表示する。
確認待ち画面508は、ホストサーバ200による認証を受けるまでの間に表示される画面である。つまり、確認待ち画面508が表示されている間、取引処理部130は、ホストサーバ200に認証を受けるための処理を行う。
取引処理部130は、残高確認要求電文をホストサーバ200に送信する。残高確認要求電文は、例えば、入出力部120が受け付けたチャージ額、口座番号および暗証番号を含む。ホストサーバ200の認証部220は、口座管理情報211を参照して、残高確認要求電文に含まれる暗証番号が正しいか否かを判定する(暗証番号チェック)。また、認証部220は、残高確認要求電文に含まれる口座番号に対応する口座の残高がチャージ額以上であるか否かを判定する(口座残高チェック)。暗証番号が正しく、かつ口座の残高がチャージ額以上である場合、認証部220は、正常応答電文をATM100に送信する。また、暗証番号が誤りまたは口座の残高が不足している場合、認証部220は、拒否応答電文をATM100に送信する。
図11は、チャージ取引における画面遷移の一例を示す図(その3)である。入出力部120は、確認待ち画面508を表示後、取引処理部130がホストサーバ200から正常応答電文を受信すると、有効期限設定画面509を表示する。
有効期限設定画面509は、プリペイドカード49のチャージ残高の有効期限を利用者に入力させるための画面である。有効期限設定画面509は、例えば、数字を入力するためのテンキーを含む。また、有効期限設定画面509は、例えば、「年」、「月」、「日」等の期日を設定するためのキーを含む。また、有効期限設定画面509は、例えば、入力した内容を確定するための「確認」キーを含む。
なお、入出力部120は、有効期限の入力がされていない状態で「確認」キーの押下を受け付けてもよい。この場合、入出力部120は、チャージ取引の時から所定期間経過後(例えば、2年後)を有効期限として受け付けたものとする。有効期限設定画面509は、有効期限の入力がされていない状態で「確認」キーを押下してもよいことを示す文言を含んでもよい。入出力部120は、「確認」キーの押下を受け付けると、取引確定画面510を表示する。
取引確定画面510は、チャージ取引の内容を利用者に確認させるための画面である。取引確定画面510は、例えば、チャージ額および有効期限を含む。また、取引確定画面510は、例えば、表示した内容で取引を確定するための「確認」キーを含む。
図12は、チャージ取引における画面遷移の一例を示す図(その4)である。入出力部120は、取引確定画面510を表示後、「確認」キーの押下を受け付けると、確認待ち画面511を表示する。
確認待ち画面511は、銀行口座の残高およびチャージ残高のチャージ取引による更新が反映されるまでの間に表示される画面である。つまり、確認待ち画面511が表示されている間、取引処理部130は、銀行口座の残高およびチャージ残高を更新するための処理を行う。
取引処理部130は、更新要求電文をホストサーバ200に送信する。更新要求電文は、例えば、入出力部120が受け付けたプリペイドカードID、チャージ額、口座番号および有効期限を含む。ホストサーバ200の管理部230は、更新要求電文に含まれる口座番号およびチャージ額を基に、口座管理情報211に記憶されている口座残高を更新する。また、管理部230は、更新要求電文に含まれるプリペイドカードID、チャージ額、口座番号および有効期限を基に、チャージ情報212に記憶されている、チャージ残高、有効期限および口座番号を更新する。
また、管理部230は、プリペイドカードID、チャージ額、口座番号および有効期限をチャージ残高管理サーバ300に通知する。すると、チャージ残高管理サーバ300の残高管理部330は、ホストサーバ200から通知された情報を基に、チャージ情報311に記憶されている、チャージ残高、有効期限および口座番号を更新する。
そして、管理部230は、正常応答電文をATM100に送信する。入出力部120は、確認待ち画面511を表示後、取引処理部130がホストサーバ200から正常応答電文を受信すると、取引終了画面512を表示する。
取引終了画面512は、取引が終了したことを利用者に通知するための画面である。取引終了画面512は、例えば、プリペイドカード49、キャッシュカードおよび明細票が放出されることを通知する文言を含む。
このような表示画面に従ってATM100を操作することで、利用者は、プリペイドカード49のチャージ取引の際に、プリペイドカード49に有効期限を設定できる。このとき、利用者は、有効期限を入力しなくてもよい。その場合、入出力部120は、有効期限としてチャージ取引の時から2年後の日を受け付けたものとする。このように、有効期限が自動設定されることで、利用者が有効期限を考えなくてもよくなり、利便性が向上する。
また、チャージ取引に利用された銀行口座が、有効期限超過後の自動払出の払出先として設定される。ここで、チャージ取引は、暗証番号による認証を受けてから実行される。これにより、チャージ元と払出先の同一性が保証される。
次に、店舗におけるプリペイドカード49を用いた取引について説明する。
図13は、プリペイドカード利用決済の一例を示す図である。チャージ残高管理サーバ300は、店舗端末400から取得する取引情報を基にプリペイドカード49のチャージ残高を更新する。また、プリペイドカード49の有効期限までの期間に応じて、プリペイドカード49の有効期限が延長される。
店舗端末400のカード読み取り部420は、プリペイドカード49からプリペイドカードIDを読み取る。店舗端末400の取引制御部430は、読み取ったプリペイドカードIDと、利用者が購入する商品の代金とを含む取引情報をチャージ残高管理サーバ300に通知する。
チャージ残高管理サーバ300の残高管理部330は、取引情報を受け取ると、チャージ情報311を参照し、プリペイドカード49のチャージ残高が商品の代金以上であるか否か(つまり、購入可否)を判定する。そして、残高管理部330は、購入可否の判定結果を店舗端末400に送信する。
取引制御部430は、購入可能の判定結果を受け取ると、売上確定通知をチャージ残高管理サーバ300に送信する。残高管理部330は、売上確定通知を受け取ると、チャージ情報311に記憶されているプリペイドカード49のチャージ残高を商品の代金だけ減算する。
さらに、残高管理部330は、プリペイドカード49の有効期限を更新するか否かを判定する(有効期限更新要否チェック)。まず、残高管理部330は、自動延長定義情報312を参照し、プリペイドカード49の「延長適用期間」の欄に記憶されている期間(例えば、3ヶ月)を取得する。そして、残高管理部330は、有効期限までの期間が3ヶ月以内であるか否かを判定する。有効期限までの期間が3ヶ月以内であれば、残高管理部330は、プリペイドカード49の有効期限を更新し、3ヶ月より長ければ、残高管理部330は、プリペイドカード49の有効期限を更新しない。
プリペイドカード49の有効期限を更新する場合、残高管理部330は、自動延長定義情報312を参照し、プリペイドカード49の「自動延長期間」の欄に記憶されている期間(例えば、3ヶ月)を取得する。そして、残高管理部330は、チャージ情報311に記憶されているプリペイドカード49の有効期限を3ヶ月延長する。
このように、プリペイドカード49を利用した取引が実行される。また、プリペイドカード49の有効期限までの期間が所定期間以内である場合に、プリペイドカード49が使用されると、プリペイドカード49の有効期限は所定の期間延長される。これにより、利用者が使用しているプリペイドカード49の失効が防止される。
次に、チャージ残高の自動払出について説明する。
図14は、自動払出の一例を示す図である。チャージ残高管理サーバ300は、有効期限が超過したプリペイドカードのチャージ残高の払出を決定し、ホストサーバ200に払出を指示する。払出指示を受け取ったホストサーバ200は、有効期限が超過したプリペイドカードに対応付けられた銀行口座に、チャージ残高を払い出す。
チャージ残高管理サーバ300の自動払出決定部320は、チャージ情報311を参照し、有効期限が超過したプリペイドカードがあるか否かを判定する(有効期限超過チェック)。有効期限超過チェックは、例えば、1日おきのバッチ処理として行われる。例えば、プリペイドカード49の有効期限が超過していた場合、自動払出決定部320は、プリペイドカード49のチャージ残高を自動払出することを決定する。そして、自動払出決定部320は、プリペイドカード49に対応する銀行口座番号と、プリペイドカード49のチャージ残高とを含む自動払出指示をホストサーバ200に送信する。
ホストサーバ200の管理部230は、自動払出指示に含まれる銀行口座番号の口座残高に、自動払出指示に含まれるプリペイドカード49のチャージ残高を加算する。そして、管理部230は、自動払出指示に含まれる銀行口座番号の銀行口座に、自動払出があったことを口座管理情報211に記録する。
このように、チャージ残高管理サーバ300は、自動払出の決定を行う。有効期限が超過したプリペイドカード49のチャージ残高が利用者の銀行口座に払出されることにより、チャージ残高が有効活用される。
次に、プリペイドカード49の残高が自動払出された後に、プリペイドカード49の利用者がATM100で取引をする場合に、ATM100が表示する画面の遷移について、詳細に説明する。
図15は、自動払出後の取引における画面遷移の一例を示す図(その1)である。以下では一例として、プリペイドカード49の残高が自動払出された後に、プリペイドカード49の利用者がATM100で残高照会取引をする場合の画面遷移について説明する。
入出力部120は、初期画面として、取引種別選択画面501を表示する。入出力部120は、「残高照会」キーの選択を受け付けると、カード挿入待ち画面513を表示する。
カード挿入待ち画面513は、キャッシュカードが挿入されるまで表示される画面である。カード挿入待ち画面513は、例えば、利用者にキャッシュカードの挿入を促すための文言を含む。入出力部120は、キャッシュカードの挿入を受け付けると、挿入されたキャッシュカードから、口座番号を取得する。入出力部120は、キャッシュカードの挿入を受け付けると、暗証番号入力画面514を表示する。
暗証番号入力画面514は、キャッシュカードの暗証番号を利用者に入力させるための画面である。暗証番号入力画面514は、例えば、暗証番号を入力するためのテンキーを含む。
図16は、自動払出後の取引における画面遷移の一例を示す図(その2)である。入出力部120は、暗証番号入力画面514を表示後、暗証番号の入力を受け付けると、確認待ち画面515を表示する。
確認待ち画面515は、ホストサーバ200による認証を受けるまでの間に表示される画面である。つまり、確認待ち画面515が表示されている間、取引処理部130は、ホストサーバ200に認証を受けるための処理を行う。
取引処理部130は、照会要求電文をホストサーバ200に送信する。照会要求電文は、例えば、入出力部120が受け付けた口座番号および暗証番号を含む。ホストサーバ200の認証部220は、口座管理情報211を参照して、暗証番号チェックを行う。また、認証部220は、口座管理情報211を参照して、照会要求電文に含まれる口座番号に対応する銀行口座の口座残高と自動払出の有無とを確認する。暗証番号が正しい場合、認証部220は、正常応答電文をATM100に送信する。正常応答電文は、銀行口座の口座残高と自動払出の有無とを示す情報を含む。自動払出があったことを示す情報を含む正常応答電文を取引処理部130が受信すると、入出力部120は自動払出通知画面516を表示する。
自動払出通知画面516は、利用者の銀行口座にプリペイドカード49のチャージ残高が払出されたことを通知するための画面である。自動払出通知画面516は、例えば、プリペイドカード49が失効したことと、チャージ残高が払出されたこととを示す文言を含む。
このように、自動払出通知画面516が表示されることで、プリペイドカード49の利用者は、プリペイドカード49が失効したことと、チャージ残高が払出されたこととを知ることができる。
次に、ホストサーバ200とチャージ残高管理サーバ300との間で送受信される情報について説明する。
図17は、チャージ時通知情報の一例を示す図である。チャージ時通知情報51は、チャージ取引において、ホストサーバ200からチャージ残高管理サーバ300に通知される情報である。チャージ時通知情報51には、「プリペイドカードID」、「チャージ額」、「有効期限」および「銀行口座番号」の欄が設けられている。
「プリペイドカードID」の欄には、チャージされるプリペイドカード(例えば、プリペイドカード49)のIDが設定される。「チャージ額」の欄には、プリペイドカード49にチャージされるチャージ額が設定される。「有効期限」の欄には、プリペイドカード49の有効期限が設定される。「銀行口座番号」の欄には、プリペイドカード49のチャージ取引に使用された銀行口座の口座番号が設定される。
チャージ時通知情報51は、ATM100からの更新要求電文を基に、ホストサーバ200の管理部230によって生成される。そして、管理部230は、チャージ時通知情報51をチャージ残高管理サーバ300に送信する。すると、チャージ残高管理サーバ300の残高管理部330は、チャージ時通知情報51を基に、チャージ情報311に記憶されている、チャージ残高、有効期限および口座番号を更新する。
図18は、自動払出時通知情報の一例を示す図である。自動払出時通知情報52は、チャージ残高管理サーバ300がホストサーバ200に払出を指示する際に通知する情報である。自動払出時通知情報52には、「銀行口座番号」、「プリペイドカードID」、「チャージ残高」および「失効日付」の欄が設けられている。
「銀行口座番号」の欄には、払出先の銀行口座の口座番号が設定される。「プリペイドカードID」の欄には、失効したプリペイドカード(例えば、プリペイドカード49)のIDが設定される。「チャージ残高」の欄には、プリペイドカード49のチャージ残高が設定される。「失効日付」の欄には、プリペイドカード49が失効した日付が設定される。
自動払出決定部320は、自動払出時通知情報52を含む自動払出指示をホストサーバ200に送信する。ホストサーバ200の管理部230は、自動払出時通知情報52に示されるチャージ残高を、自動払出時通知情報52に示される銀行口座の残高に加算する。また、管理部230は、自動払出時通知情報52に示される銀行口座に、自動払出があったことを口座管理情報211に記録する。
以下、自動取引システムによるチャージ取引処理の手順について、詳細に説明する。
図19は、チャージ取引処理の一例を示すフローチャート(その1)である。以下、図19に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS11]ATM100の入出力部120は、取引種別選択画面501を表示する。
[ステップS12]入出力部120は、取引種別選択画面501に表示された「プリペイドカード操作」キーの押下を受け付けたか否かを判定する。入出力部120は、「プリペイドカード操作」キーの押下を受け付けたと判定した場合、処理をステップS14に進める。また、入出力部120は、「プリペイドカード操作」キー以外のキーの押下を受け付けたと判定した場合、処理をステップS13に進める。
[ステップS13]入出力部120は、ステップS12で押下を受け付けたキーに対応する処理を実行する。なお、処理の詳細は省略する。そして、チャージ取引処理が終了する。
[ステップS14]入出力部120は、カード取引選択画面502を表示する。
[ステップS15]入出力部120は、カード取引選択画面502に表示された「チャージ」キーの押下を受け付けたか否かを判定する。入出力部120は、「チャージ」キーの押下を受け付けたと判定した場合、処理をステップS17に進める。また、入出力部120は、「チャージ」キー以外のキーの押下を受け付けたと判定した場合、処理をステップS16に進める。
[ステップS16]入出力部120は、ステップS15で押下を受け付けたキーに対応する処理を実行する。なお、処理の詳細は省略する。そして、チャージ取引処理が終了する。
[ステップS17]入出力部120は、カード挿入待ち画面503を表示する。
[ステップS18]入出力部120は、プリペイドカード49の挿入を検知したか否かを判定する。入出力部120は、プリペイドカード49の挿入を検知したと判定した場合、処理を図20のステップS19に進める。また、入出力部120は、プリペイドカード49の挿入を検知しなかったと判定した場合、処理をステップS18に進める。すなわち、入出力部120は、プリペイドカード49の挿入を検知するまで待機する。
図20は、チャージ取引処理の手順の一例を示すフローチャート(その2)である。以下、図20に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS19]入出力部120は、プリペイドカード49のカード情報を読み込む。例えば、入出力部120は、プリペイドカード49に記憶されているプリペイドカードIDを取得する。
[ステップS20]入出力部120は、チャージ額入力画面504を表示する。
[ステップS21]入出力部120は、チャージ額の入力を受け付けたか否かを判定する。例えば、入出力部120は、チャージ額入力画面504に表示されたテンキーによる金額の入力を受け付けた場合、チャージ額の入力を受け付けたと判定する。入出力部120は、チャージ額の入力を受け付けたと判定した場合、処理をステップS22に進める。また、入出力部120は、チャージ額の入力を受け付けなかったと判定した場合、処理をステップS21に進める。すなわち、入出力部120は、チャージ額の入力を受け付けるまで待機する。
[ステップS22]入出力部120は、チャージ方法選択画面505を表示する。
[ステップS23]入出力部120は、チャージ方法選択画面505に表示された「口座振替」キーの押下を受け付けたか否かを判定する。入出力部120は、「口座振替」キーの押下を受け付けたと判定した場合、処理をステップS25に進める。また、入出力部120は、「現金」キーの押下を受け付けたと判定した場合、処理をステップS24に進める。
[ステップS24]入出力部120は、現金によるチャージ処理を実行する。なお、処理の詳細は省略する。そして、チャージ取引処理が終了する。
[ステップS25]入出力部120は、プリペイドカード49をカード退避部112bに退避させる。
[ステップS26]入出力部120は、カード挿入待ち画面506を表示する。そして、入出力部120は、処理を図21のステップS27に進める。
図21は、チャージ取引処理の手順の一例を示すフローチャート(その3)である。以下、図21に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS27]入出力部120は、キャッシュカードの挿入を検知したか否かを判定する。入出力部120は、キャッシュカードの挿入を検知したと判定した場合、処理をステップS28に進める。また、入出力部120は、キャッシュカードの挿入を検知しなかったと判定した場合、処理をステップS27に進める。すなわち、入出力部120は、キャッシュカードの挿入を検知するまで待機する。
[ステップS28]入出力部120は、ステップS27で挿入されたキャッシュカードからカード情報を読み込む。例えば、入出力部120は、ステップS27で挿入されたキャッシュカードに対応する銀行口座の口座番号を取得する。
[ステップS29]入出力部120は、暗証番号入力画面507を表示する。
[ステップS30]入出力部120は、暗証番号の入力を受け付ける。例えば、入出力部120は、暗証番号入力画面507に表示されたテンキーによる4桁の数字の入力を受け付ける。
[ステップS31]入出力部120は、確認待ち画面508を表示する。
[ステップS32]ATM100の取引処理部130は、残高確認要求電文の編集/送信を行う。例えば、取引処理部130は、ステップS21で受け付けたチャージ額と、ステップS28で受け付けた口座番号と、ステップS30で受け付けた暗証番号とを含む残高確認要求電文を生成する。そして、取引処理部130は、生成した残高確認要求電文をホストサーバ200に送信する。
[ステップS33]ホストサーバ200の認証部220は、残高確認要求電文の受信処理を行う。
[ステップS34]認証部220は、「残高確認要求電文に含まれる暗証番号が正しく、かつ、残高確認要求電文に含まれる口座番号に対応する口座の残高が足りる」という条件を満たすか否かを判定する。例えば、認証部220は、口座管理情報211の、残高確認要求電文に含まれる口座番号に対応するレコードを参照する。そして、認証部220は、参照したレコードの「暗証番号」の欄に記憶されている暗証番号と、「口座残高」の欄に記憶されている口座残高とを取得する。認証部220は、取得した暗証番号と、残高確認要求電文に含まれる口座番号とが一致した場合、残高確認要求電文に含まれる暗証番号が正しいと判定する。また、認証部220は、取得した口座残高が残高確認要求電文に含まれるチャージ額以上ある場合、残高確認要求電文に含まれる口座番号に対応する口座の残高が足りると判定する。認証部220は、条件を満たすと判定した場合、処理をステップS35に進める。また、認証部220は、条件を満たさないと判定した場合、処理をステップS36に進める。
[ステップS35]認証部220は、正常応答電文をATM100に送信する。そして、処理が図22のステップS37に進む。
[ステップS36]認証部220は、拒否応答電文をATM100に送信する。そして、処理が図22のステップS37に進む。
図22は、チャージ取引処理の手順の一例を示すフローチャート(その4)である。以下、図22に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS37]取引処理部130は、ホストサーバ200から正常応答電文を受信したか否かを判定する。取引処理部130は、正常応答電文を受信したと判定した場合、処理をステップS39に進める。また、取引処理部130は、拒否応答電文を受信したと判定した場合、処理をステップS38に進める。
[ステップS38]入出力部120は、取引を終了するための処理を行う。例えば、入出力部120は、キャッシュカードやプリペイドカード49を放出する。そして、チャージ取引処理が終了する。
[ステップS39]入出力部120は、有効期限設定画面509を表示する。
[ステップS40]入出力部120は、有効期限の入力を受け付けたか否かを判定する。例えば、入出力部120は、有効期限設定画面509に表示されたテンキーにより期日の入力を受け付けた後、「確認」キーの押下を受け付けた場合、有効期限の入力を受け付けたと判定する。また、入出力部120は、期日の入力を受け付けずに、「確認」キーの押下を受け付けた場合、有効期限の入力を受け付けなかったと判定する。入出力部120は、有効期限の入力を受け付けたと判定した場合、処理をステップS42に進める。また、入出力部120は、有効期限の入力を受け付けなかったと判定した場合、処理をステップS41に進める。
[ステップS41]入出力部120は、チャージ取引時から2年後を有効期限として受け付けたものと処理する。
[ステップS42]入出力部120は、取引確定画面510を表示する。例えば、入出力部120は、ステップS21で受け付けたチャージ額およびステップS40またはステップS41で受け付けた有効期限を含む取引確定画面510を表示する。
[ステップS43]入出力部120は、取引確定画面510に表示された「確認」キーの押下を受け付けたか否かを判定する。入出力部120は、「確認」キーの押下を受け付けたと判定した場合、処理をステップS44に進める。また、入出力部120は、「確認」キーの押下を受け付けなかったと判定した場合、処理をステップS43に進める。すなわち、入出力部120は、「確認」キーの押下を検知するまで待機する。
[ステップS44]入出力部120は、確認待ち画面511を表示する。
[ステップS45]取引処理部130は、更新要求電文の編集/送信を行う。例えば、取引処理部130は、ステップS19で受け付けたプリペイドカードIDと、ステップS21で受け付けたチャージ額と、ステップS28で受け付けた口座番号と、ステップS40,S41で受け付けた有効期限とを含む更新要求電文を生成する。取引処理部130は、生成した更新要求電文をホストサーバ200に送信する。そして、処理が図23のステップS46に進む。
図23は、チャージ取引処理の手順の一例を示すフローチャート(その5)である。以下、図23に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS46]ホストサーバ200の管理部230は、更新要求電文の受信処理を行う。
[ステップS47]管理部230は、口座管理情報211およびチャージ情報212を更新する。例えば、管理部230は、口座管理情報211の、更新要求電文に含まれる口座番号に対応するレコードを参照する。管理部230は、参照したレコードの「口座残高」の欄に記録された口座残高を、更新要求電文に含まれるチャージ額だけ減算する。また例えば、管理部230は、チャージ情報212の、更新要求電文に含まれるプリペイドカードIDに対応するレコードを参照する。管理部230は、参照したレコードの「有効期限」の欄に記憶されている有効期限を、更新要求電文に含まれる有効期限に更新する。また、管理部230は、参照したレコードの「銀行口座番号」の欄に記憶されている口座番号を、更新要求電文に含まれる口座番号に更新する。
[ステップS48]管理部230は、チャージ残高管理サーバ300に更新内容を通知し、チャージ情報311を更新させる。例えば、管理部230は、チャージ時通知情報51を生成する。管理部230は、チャージ時通知情報51の「プリペイドカードID」の欄に、更新要求電文に含まれるプリペイドカードIDを設定する。また、管理部230は、チャージ時通知情報51の「チャージ額」の欄に、更新要求電文に含まれるチャージ額を設定する。また、管理部230は、チャージ時通知情報51の「有効期限」の欄に、更新要求電文に含まれる有効期限を設定する。また、管理部230は、チャージ時通知情報51の「銀行口座番号」の欄に、更新要求電文に含まれる口座番号を設定する。そして、管理部230は、チャージ時通知情報51をチャージ残高管理サーバ300に送信する。
[ステップS49]管理部230は、正常応答電文をATM100に送信する。
[ステップS50]取引処理部130は、ホストサーバ200から正常応答電文を受信したか否かを判定する。取引処理部130は、正常応答電文を受信したと判定した場合、処理をステップS52に進める。また、取引処理部130は、拒否応答電文を受信したと判定した場合、処理をステップS51に進める。
[ステップS51]入出力部120は、取引を終了するための処理を行う。例えば、入出力部120は、キャッシュカードやプリペイドカード49を放出する。そして、チャージ取引処理が終了する。
[ステップS52]入出力部120は、明細票を印字する。
[ステップS53]入出力部120は、取引終了画面512を表示する。
[ステップS54]入出力部120は、明細票を放出する。また、入出力部120は、キャッシュカードを放出する。また、入出力部120は、カード退避部112bからプリペイドカード49を繰り出し、プリペイドカード49を放出する。
このように、プリペイドカード49のチャージ取引において入力された期日が、プリペイドカード49の有効期限として設定される。このとき、期日が入力されなければ、入出力部120は、有効期限としてチャージ取引の時から2年後の日を受け付けたものとする。このように、有効期限が自動設定されることで、利用者が有効期限を考えなくてもよくなり、利便性が向上する。
また、暗証番号による認証を受けた銀行口座が、有効期限超過後の自動払出の払出先として設定される。これにより、プリペイドカード49にチャージを行った利用者とプリペイドカード49のチャージ残高を払い出す相手方の利用者との同一性が保証される。
以下、自動取引システムによるプリペイドカード決済処理の手順について、詳細に説明する。
図24は、プリペイドカード決済処理の手順の一例を示すフローチャート(その1)である。以下、図24に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS61]店舗端末400のカード読み取り部420は、カードリーダ48によってプリペイドカード49を読み取る。例えば、カード読み取り部420は、プリペイドカード49のプリペイドカードIDを取得する。
[ステップS62]店舗端末400の取引制御部430は、取引情報通知電文の編集/送信を行う。例えば、取引制御部430は、ステップS61で取得したプリペイドカードIDと、商品の代金とを含む取引情報通知電文を生成する。そして、取引制御部430は、生成した取引情報通知電文をチャージ残高管理サーバ300に送信する。
[ステップS63]チャージ残高管理サーバ300の残高管理部330は、取引情報通知電文の受信処理を行う。
[ステップS64]残高管理部330は、プリペイドカード49のチャージ残高が商品の代金以上であるか否かを判定する。例えば、残高管理部330は、チャージ情報311の、取引情報通知電文に含まれるプリペイドカードIDに対応するレコードを参照する。残高管理部330は、参照したレコードの「チャージ残高」の欄に記録されたチャージ残高が、取引情報通知電文に含まれる代金以上である場合、プリペイドカード49のチャージ残高が商品の代金以上であると判定する。残高管理部330は、プリペイドカード49のチャージ残高が商品の代金以上であると判定した場合、処理をステップS65に進める。また、残高管理部330は、プリペイドカード49のチャージ残高が商品の代金未満であると判定した場合、処理をステップS67に進める。
[ステップS65]残高管理部330は、プリペイドカード49の有効期限内であるか否かを判定する。例えば、残高管理部330は、チャージ情報311の、取引情報通知電文に含まれるプリペイドカードIDに対応するレコードを参照する。残高管理部330は、参照したレコードの「有効期限」の欄に記録された有効期限が到来していない場合、プリペイドカード49の有効期限内であると判定する。残高管理部330は、プリペイドカード49の有効期限内であると判定した場合、処理をステップS66に進める。また、残高管理部330は、プリペイドカード49の有効期限内ではないと判定した場合、処理をステップS67に進める。
[ステップS66]残高管理部330は、正常応答電文を店舗端末400に送信する。そして、処理がステップS68に進む。
[ステップS67]残高管理部330は、拒否応答電文を店舗端末400に送信する。
[ステップS68]取引制御部430は、チャージ残高管理サーバ300から正常応答電文を受信したか否かを判定する。取引制御部430は、正常応答電文を受信したと判定した場合、処理を図25のステップS69に進める。また、取引制御部430は、拒否応答電文を受信したと判定した場合、処理を終了する。
図25は、プリペイドカード決済処理の手順の一例を示すフローチャート(その2)である。以下、図25に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS69]取引制御部430は、売上通知電文の編集/送信を行う。例えば、取引制御部430は、ステップS61で取得したプリペイドカードIDと、商品の代金とを含む売上通知電文を生成する。そして、取引制御部430は、生成した売上通知電文をチャージ残高管理サーバ300に送信する。また、取引制御部430は、利用明細票を出力する。例えば、取引制御部430は、店舗端末400に接続されたプリンタに利用明細票を印刷させる。
[ステップS70]残高管理部330は、売上通知電文の受信処理を行う。
[ステップS71]残高管理部330は、プリペイドカード49のチャージ残高を更新する。例えば、残高管理部330は、チャージ情報311の、売上通知電文に含まれるプリペイドカードIDに対応するレコードを参照する。残高管理部330は、参照したレコードの「チャージ残高」の欄に記録されたチャージ残高を、売上通知電文に含まれる代金だけ減算する。
[ステップS72]残高管理部330は、自動延長定義情報312を読み込む。例えば、残高管理部330は、自動延長定義情報312の、売上通知電文に含まれるプリペイドカードIDに対応するレコードを参照する。残高管理部330は、参照したレコードの「自動延長期間」の欄に記録された期間(例えば、3ヶ月)と、「延長適用期間」の欄に記録された期間(例えば、3ヶ月)を取得する。
[ステップS73]残高管理部330は、有効期限までの期間が、「延長適用期間」の欄に記録された期間(3ヶ月)以内であるか否かを判定する。残高管理部330は、有効期限までの期間が3ヶ月以内と判定した場合、処理をステップS74に進める。また、残高管理部330は、有効期限までの期間が3ヶ月より長いと判定した場合、処理を終了する。
[ステップS74]残高管理部330は、プリペイドカード49の有効期限を、「自動延長期間」の欄に記録された期間(3ヶ月)だけ延長する。例えば、残高管理部330は、チャージ情報311の、売上通知電文に含まれるプリペイドカードIDに対応するレコードを参照する。残高管理部330は、参照したレコードの「有効期限」の欄に記録された有効期限を3ヶ月延長する。
このように、プリペイドカード49を利用した取引が実行される。また、プリペイドカード49の有効期限までの期間が所定期間以内である場合に、プリペイドカード49が使用されると、残高管理部330は、プリペイドカード49の有効期限を延長する。プリペイドカード49が利用された場合、プリペイドカード49は、その後も続けて利用される可能性が高い。よって、利用される可能性の高いプリペイドカード49の失効が防止される。
以下、自動取引システムによる自動払出処理の手順について、詳細に説明する。
図26は、自動払出処理の手順の一例を示すフローチャートである。以下、図26に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS81]チャージ残高管理サーバ300の自動払出決定部320は、有効期限が超過したプリペイドカードの払出を決定する。例えば、自動払出決定部320は、チャージ情報311を参照し、「有効期限」の欄に記録されている有効期限が超過しているレコードを特定する。自動払出決定部320は、特定したレコードの「自動払出要否」の欄を「1」に設定する。なお、ステップS81の処理は、例えば、1日おきのバッチ処理として実行される。
[ステップS82]自動払出決定部320は、チャージ残高と口座番号を通知して、有効期限が超過したプリペイドカードの払出をホストサーバ200に指示する。例えば、自動払出決定部320は、自動払出時通知情報52を生成する。また、自動払出決定部320は、チャージ情報311を参照し、「自動払出要否」の欄に「1」が記録されているレコードを特定する。自動払出決定部320は、自動払出時通知情報52の「銀行口座番号」の欄に、特定したレコードの口座番号を設定する。また、自動払出決定部320は、自動払出時通知情報52の「プリペイドカードID」の欄に、特定したレコードのプリペイドカードIDを設定する。また、自動払出決定部320は、自動払出時通知情報52の「チャージ残高」の欄に、特定したレコードのチャージ残高を設定する。また、自動払出決定部320は、自動払出時通知情報52の「失効日付」の欄に、処理が行われた日付を設定する。そして、自動払出決定部320は、自動払出時通知情報52をホストサーバ200に送信する。
[ステップS83]ホストサーバ200の管理部230は、通知された口座にチャージ残高を払い出す。例えば、管理部230は、口座管理情報211を参照し、自動払出時通知情報52の「銀行口座番号」の欄に記録された口座番号に対応するレコードを特定する。管理部230は、特定したレコードの口座残高に自動払出時通知情報52の「チャージ残高」の欄に記録されたチャージ残高を加算する。
[ステップS84]管理部230は、自動払出有無を更新する。例えば、管理部230は、口座管理情報211を参照し、自動払出時通知情報52の「銀行口座番号」の欄に記録された口座番号に対応するレコードを特定する。管理部230は、特定したレコードの「自動払出有無」の欄を「1」に設定する。
このように、自動払出決定部320は、有効期限が超過したプリペイドカードを特定し、チャージ残高の払出の決定を行う。有効期限が超過したプリペイドカードのチャージ残高は、チャージ取引から一定期間経過しても使用されずに残ったものであるため、今後も利用される可能性が低い。このような利用される可能性が低いチャージ残高が利用者の銀行口座に払出されることにより、チャージ残高が有効活用される。
以下、自動取引システムによる払出通知処理の手順について、詳細に説明する。
図27は、払出通知処理の手順の一例を示すフローチャート(その1)である。以下、図27に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS91]ATM100の入出力部120は、取引種別選択画面501を表示する。
[ステップS92]入出力部120は、取引種別選択画面501に表示された「残高照会」キーの押下を受け付ける。
[ステップS93]入出力部120は、カード挿入待ち画面513を表示する。
[ステップS94]入出力部120は、キャッシュカードの挿入を検知したか否かを判定する。入出力部120は、キャッシュカードの挿入を検知したと判定した場合、処理をステップS95に進める。また、入出力部120は、キャッシュカードの挿入を検知しなかったと判定した場合、処理をステップS94に進める。すなわち、入出力部120は、キャッシュカードの挿入を検知するまで待機する。
[ステップS95]入出力部120は、ステップS94で挿入されたキャッシュカードからカード情報を読み込む。例えば、入出力部120は、ステップS94で挿入されたキャッシュカードに対応する銀行口座の口座番号を取得する。
[ステップS96]入出力部120は、暗証番号入力画面514を表示する。
[ステップS97]入出力部120は、暗証番号の入力を受け付ける。例えば、入出力部120は、暗証番号入力画面514に表示されたテンキーによる4桁の数字の入力を受け付ける。そして、処理が図28のステップS99に進む。
[ステップS98]入出力部120は、確認待ち画面515を表示する。
図28は、払出通知処理の手順の一例を示すフローチャート(その2)である。以下、図28に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS99]ATM100の取引処理部130は、照会要求電文の編集/送信を行う。例えば、取引処理部130は、ステップS95で受け付けた口座番号と、ステップS97で受け付けた暗証番号とを含む照会要求電文を生成する。そして、取引処理部130は、生成した照会要求電文をホストサーバ200に送信する。
[ステップS100]ホストサーバ200の認証部220は、照会要求電文の受信処理を行う。
[ステップS101]認証部220は、照会要求電文に含まれる暗証番号が正しいか否かを判定する。例えば、認証部220は、口座管理情報211の、照会要求電文に含まれる口座番号に対応するレコードを参照する。認証部220は、参照したレコードの「暗証番号」の欄に記憶されている暗証番号と、照会要求電文に含まれる暗証番号とが一致した場合、照会要求電文に含まれる暗証番号が正しいと判定する。認証部220は、照会要求電文に含まれる暗証番号が正しいと判定した場合、処理をステップS102に進める。また、認証部220は、照会要求電文に含まれる暗証番号が誤っていると判定した場合、処理をステップS106に進める。
[ステップS102]認証部220は、口座残高を確認する。例えば、認証部220は、口座管理情報211の、照会要求電文に含まれる口座番号に対応するレコードを参照する。認証部220は、参照したレコードの「口座残高」の欄に記憶されている口座残高を確認する。
[ステップS103]認証部220は、照会要求電文に含まれる口座番号に対応する銀行口座に払出があったか否かを判定する。例えば、認証部220は、口座管理情報211の、照会要求電文に含まれる口座番号に対応するレコードを参照する。認証部220は、参照したレコードの「自動払出有無」の欄に「1」が記憶されている場合、銀行口座に払出があったと判定し、「0」が記憶されている場合、銀行口座に払出がなかったと判定する。認証部220は、銀行口座に払出があったと判定した場合、処理をステップS104に進める。また、認証部220は、銀行口座に払出がなかったと判定した場合、処理をステップS105に進める。
[ステップS104]認証部220は、案内メッセージを編集する。例えば、認証部220は、照会要求電文に含まれる口座番号に対応する銀行口座に自動払出があったことを示す案内メッセージを生成する。
[ステップS105]認証部220は、正常応答電文をATM100に送信する。正常応答電文は、ステップS102で確認した口座残高と、ステップS104で編集した案内メッセージとを含む。そして、処理が図29のステップS107に進む。
[ステップS106]認証部220は、拒否応答電文をATM100に送信する。そして、処理が図29のステップS107に進む。
図29は、払出通知処理の手順の一例を示すフローチャート(その3)である。以下、図29に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS107]取引処理部130は、ホストサーバ200から正常応答電文を受信したか否かを判定する。取引処理部130は、正常応答電文を受信したと判定した場合、処理をステップS108に進める。また、取引処理部130は、拒否応答電文を受信したと判定した場合、処理をステップS111に進める。
[ステップS108]入出力部120は、口座残高を通知(残高照会)するための画面を表示する。
[ステップS109]取引処理部130は、正常応答電文に案内メッセージがあったか否かを判定する。取引処理部130は、正常応答電文に案内メッセージがあったと判定した場合、処理をステップS110に進める。また、取引処理部130は、正常応答電文に案内メッセージがなかったと判定した場合、処理をステップS111に進める。
[ステップS110]入出力部120は、自動払出通知画面516を表示する。
[ステップS111]入出力部120は、キャッシュカードを放出する。
このように、ホストサーバ200の認証部220は、正常応答電文に案内メッセージを付加することで、利用者の銀行口座に払出があったことをATM100に通知する。そして、ATM100の入出力部120が、自動払出通知画面516が表示することで、利用者は、プリペイドカードが失効したことと、チャージ残高が払出されたこととを知ることができる。
〔その他の実施の形態〕
第2の実施の形態では、ATM100は、暗証番号による認証を行っていたが、ATM100は、他の方法で認証処理を行ってもよい。例えば、ATM100は、手のひら静脈や指静脈を用いた生体認証を行ってもよい。その場合、ATM100は、手のひら静脈や指静脈を読み取るセンサなどの装置をさらに有する。
また、第2の実施の形態では、チャージ媒体としてプリペイドカードが用いられていたが、それに代えて携帯電話やスマートフォンなどの端末が用いられてもよい。その場合、ATM100および店舗端末400は、携帯電話やスマートフォンからIDを読み取る装置をさらに有する。
また、第2の実施の形態では、自動払出が行われた口座の残高照会が行われた場合に、自動払出があったことを示す画面が表示された。しかし、自動払出が行われた口座を用いた残高照会以外の取引でも、自動払出があったことを示す画面が表示されてもよい。
以上、実施の形態を例示したが、実施の形態で示した各部の構成は同様の機能を有する他のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。さらに、前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
1 チャージ媒体
1a チャージ残高
2 有効期限
3 口座番号
10 自動取引装置
11 制御部
12 受付部
20 ホストサーバ
21 口座情報
30 チャージ残高管理サーバ
31 記憶部
32 処理部

Claims (8)

  1. 銀行口座の残高の一部をチャージ媒体にチャージするチャージ取引を実行する制御部と、前記チャージ取引が実行される際に、前記チャージ媒体のチャージ残高の有効期限と、前記銀行口座の口座番号との入力を受け付ける受付部と、を有する自動取引装置と、
    前記チャージ残高と前記有効期限と前記口座番号とを対応付けて記憶する記憶部と、前記有効期限の超過後、前記チャージ残高を前記銀行口座に払い出すことを決定する処理部と、を有するチャージ残高管理サーバと、を有し、
    前記自動取引装置はさらに、前記チャージ残高が前記銀行口座に払い出された後に、前記銀行口座を用いた取引が行われると、前記チャージ残高が前記銀行口座に払い出されたことを通知する画面を表示する表示部を有する、
    自動取引システム。
  2. 銀行口座の残高の一部をチャージ媒体にチャージするチャージ取引を実行する制御部と、前記チャージ取引が実行される際に、前記チャージ媒体のチャージ残高の有効期限と、前記銀行口座の口座番号との入力を受け付ける受付部と、を有する自動取引装置と、
    前記チャージ残高と前記有効期限と前記口座番号とを対応付けて記憶する記憶部と、前記有効期限の超過後、前記チャージ残高を前記銀行口座に払い出すことを決定する処理部と、を有するチャージ残高管理サーバと、
    前記チャージ媒体による取引の取引情報を前記チャージ残高管理サーバに通知する店舗端末と、を有し、
    前記処理部は、前記店舗端末から通知された前記取引情報に基づいて、前記チャージ残高を増減させ、前記チャージ媒体による取引が行われた時から前記有効期限までの期間が第2期間以内である場合、前記有効期限を第3期間だけ延長する、
    自動取引システム。
  3. 前記制御部は、前記チャージ取引を実行する際に、前記受付部へ前記有効期限が入力されなかった場合、前記チャージ取引時から第1期間経過後を前記有効期限として受け付けたものとする、
    請求項1または2記載の自動取引システム。
  4. チャージ媒体にチャージされたチャージ残高と、銀行口座の残高の一部を前記チャージ媒体にチャージする際に前記チャージ残高に対して設定された有効期限と、前記銀行口座の口座番号とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記有効期限の超過後、前記チャージ残高を前記銀行口座に払い出す決定をし、店舗端末から通知された取引情報に基づいて、前記チャージ残高を増減させ、前記チャージ媒体による取引が行われた時から前記有効期限までの期間が第2期間以内である場合、前記有効期限を第3期間だけ延長する制御部と、
    を有するチャージ残高管理サーバ。
  5. 銀行口座の残高の一部をチャージ媒体にチャージするチャージ取引を実行する際に、前記チャージ媒体のチャージ残高の有効期限と、前記銀行口座の口座番号との入力を受け付ける受付部と、
    前記チャージ取引を実行し、前記有効期限と前記口座番号とを、前記有効期限の超過後、前記チャージ残高を前記銀行口座に払い出す決定をするチャージ残高管理サーバに送信する制御部と
    前記チャージ残高が前記銀行口座に払い出された後に、前記銀行口座を用いた取引が行われると、前記チャージ残高が前記銀行口座に払い出されたことを通知する画面を表示する表示部と、
    を有する自動取引装置。
  6. コンピュータに、
    チャージ媒体にチャージされたチャージ残高と、銀行口座の残高の一部を前記チャージ媒体にチャージする際に前記チャージ残高に対して設定された有効期限と、前記銀行口座の口座番号とを参照し、
    前記有効期限の超過後、前記チャージ残高を前記銀行口座に払い出す決定を
    店舗端末から通知された取引情報に基づいて、前記チャージ残高を増減させ、
    前記チャージ媒体による取引が行われた時から前記有効期限までの期間が第2期間以内である場合、前記有効期限を第3期間だけ延長する、
    処理を実行させるプログラム。
  7. 自動取引装置が、
    銀行口座の残高の一部をチャージ媒体にチャージするチャージ取引を実行し、
    前記チャージ取引が実行される際に、前記チャージ媒体のチャージ残高の有効期限と、前記銀行口座の口座番号との入力を受け付け、
    チャージ残高管理サーバが、
    前記チャージ残高と前記有効期限と前記口座番号とを参照し、
    前記有効期限の超過後、前記チャージ残高を前記銀行口座に払い出すことを決定
    前記自動取引装置が、
    前記チャージ残高が前記銀行口座に払い出された後に、前記銀行口座を用いた取引が行われると、前記チャージ残高が前記銀行口座に払い出されたことを通知する画面を表示する、
    自動取引方法。
  8. 自動取引装置が、
    銀行口座の残高の一部をチャージ媒体にチャージするチャージ取引を実行し、
    前記チャージ取引が実行される際に、前記チャージ媒体のチャージ残高の有効期限と、前記銀行口座の口座番号との入力を受け付け、
    チャージ残高管理サーバが、
    前記チャージ残高と前記有効期限と前記口座番号とを参照し、
    前記有効期限の超過後、前記チャージ残高を前記銀行口座に払い出すことを決定
    店舗端末が、
    前記チャージ媒体による取引の取引情報を前記チャージ残高管理サーバに通知し、
    前記チャージ残高管理サーバが、
    前記店舗端末から通知された前記取引情報に基づいて、前記チャージ残高を増減させ、
    前記チャージ媒体による取引が行われた時から前記有効期限までの期間が第2期間以内である場合、前記有効期限を第3期間だけ延長する、
    自動取引方法。
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