JP7270823B1 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】資金移動業者が提供するサービス上での資金の滞留を適切に防止する。【解決手段】本願に係る情報処理装置は、所定の口座に紐づく入出金履歴に基づいて口座内の残高に出金に関する目的が所在するか否かを判定する判定部と、判定部により、目的が所在しないと判定された場合には、残高の滞留防止の処理を実行する実行部とを有し、判定部は、所定の時点での残高が所定額を超えた、または、所定の期間内に出金を行っていない場合には、目的が所在しないと判定し、実行部は、残高の滞留防止の処理として、ユーザが予め登録した銀行口座に残高を強制的に払い戻す処理を実行し、払い戻す処理が失敗した場合には、所定の口座を有するサービスの利用を制限することを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
資金決済法によって、資金移動業者には資金の滞留に関する滞留規制が定められている。従来、通貨価値の無制限な滞留、沈殿及び偏在を抑制し、円滑に市場を循環させることで景気を向上させることを目的とした技術が知られている。
国際公開第2020/235600号公報
しかしながら、従来の技術では、資金移動業者が提供するサービス上での資金の滞留を適切に防止することはできなかった。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、資金移動業者が提供するサービス上での資金の滞留を適切に防止することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、所定の口座に紐づく入出金履歴に基づいて口座内の残高に出金に関する目的が所在するか否かを判定する判定部と、判定部により、目的が所在しないと判定された場合には、残高の滞留防止の処理を実行する実行部とを有し、判定部は、所定の時点での残高が所定額を超えた、または、所定の期間内に出金を行っていない場合には、目的が所在しないと判定し、実行部は、残高の滞留防止の処理として、ユーザが予め登録した銀行口座に残高を強制的に払い戻す処理を実行し、払い戻す処理が失敗した場合には、所定の口座を有するサービスの利用を制限することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、資金移動業者が提供するサービス上での資金の滞留を適切に防止することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る情報処理サーバの構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る滞留情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る失敗情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る管理サーバの構成例を示す図である。 図7は、実施形態に係る記憶部の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図9は、実施形態に係る情報処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図10は、変形例に係る情報処理サーバの構成例を示す図である。 図11は、変形例に係る滞留情報記憶部の一例を示す図である。 図12は、情報処理サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る付与装置、付与方法及び付与プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.実施形態〕
図1を用いて、本実施形態の情報処理装置等により実現される情報処理について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。なお、図1では、本実施形態に係る情報処理装置の一例である情報処理サーバ10によって、実施形態に係る情報処理等が実現されるものとする。
〔1-1.情報処理システムの構成〕
図1の説明に先立って、図2を用いて情報処理システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。図2に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、情報処理サーバ10と、管理サーバ50と、端末装置100とを含む。情報処理サーバ10、管理サーバ50及び端末装置100は、ネットワークNを介して有線又は無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネット等のWAN(Wide Area Network)である。なお、図2に示した情報処理システム1には、複数台の情報処理サーバ10、複数台の管理サーバ50及び複数台の端末装置100が含まれていてもよい。
図2に示す情報処理サーバ10は、実施形態に係る情報処理を実行する情報処理装置である。情報処理サーバ10は、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、情報処理サーバ10は、資金移動業者が提供するサービス上での資金の滞留を適切に防止するための処理を行う。例えば、情報処理サーバ10は、管理サーバ50から送信された入出金履歴に基づいて、資金の滞留を行っているユーザの端末装置100に滞留に関する通知を行う。
図2に示す管理サーバ50は、資金移動業者側の情報処理装置である。管理サーバ50は、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、管理サーバ50は、資金移動業者が提供するサービス上での口座に紐づくユーザの残高情報や入出金履歴等を管理する。具体的には、資金移動業者が提供するサービスには、サービスを利用する各ユーザの口座が含まれており、各ユーザの口座に紐づいて各ユーザの残高情報や入出金履歴等が管理される。そして、各ユーザは、資金移動業者が提供するサービスを介して、資金移動業者が提供するサービス上での口座内の残高を使用する。また、例えば、管理サーバ50は、端末装置100において入出金の要求を受け付けた場合には、入出金の要求に応じた処理を行い、入出金後の残高を更新する。そして、管理サーバ50は、データベース上の残高情報や入出金履歴に反映する。
図2に示す端末装置100は、資金移動業者が提供するサービスを利用するユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置100は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末、ノート型PC(Personal Computer)、デスクトップPC、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。また、端末装置100は、情報処理サーバ10によって送信された情報を、ウェブブラウザ(ブラウザ)やアプリケーションにより表示する。なお、図1に示す例では、端末装置100がスマートフォンである場合を示す。
なお、図2では、情報処理サーバ10と管理サーバ50とが、別装置である場合を示すが、情報処理サーバ10と管理サーバ50とが一体であってもよい。
〔1-2.端末装置を用いた決済について〕
ここで、情報処理サーバ10が実行する情報処理に先立ち、端末装置100を用いた決済(電子決済)の一例について説明する。なお、以下の説明では、店舗Aに配置された2次元コード(QRコード(登録商標))であって、店舗Aを識別する店舗識別情報Cを示す2次元コードを用いて、ユーザUが端末装置100を用いた決済を行う例について説明するが、実施形態は、これに限定されるものではない。以下に説明する決済の一例は、任意のユーザが任意の端末装置100を用いて、任意の店舗にて決済を行う場合においても適用可能である。また、店舗識別情報Cは、QRコード(登録商標)のみならず、バーコードや所定のマーク、番号等であってもよい。
例えば、ユーザUが店舗Aにて各種の商品やサービスといった決済対象(取引対象)の利用や購入に伴う決済を行う場合、ユーザUは、端末装置100に予めインストールされた決済アプリを起動する。そして、ユーザUは、決済アプリを介して、店舗Aに設置された店舗識別情報Cを撮影する。このような場合、端末装置100は、決済対象の価格を入力するための画面を表示し、ユーザU或いは店舗Aの店員から決済金額の入力を受け付ける。そして、端末装置100は、ユーザUを識別するユーザ識別情報と、店舗識別情報C(若しくは、店舗識別情報Cが示す情報、すなわち、店舗Aを示す情報(例えば、店舗ID))と、決済金額とを示す決済情報を情報処理サーバ10へと送信する。
このような場合、情報処理サーバ10は、ユーザ識別情報が示すユーザUの口座から、店舗識別情報Cが示す店舗Aの口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。そして、情報処理サーバ10は、決済が完了した旨の通知を端末装置100へと送信する。このような場合、端末装置100は、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力することで、電子マネーによる決済が行われた旨を通知する。
なお、端末装置100を用いた決済は、上述した処理に限定されるものではない。例えば、端末装置100を用いた決済は、店舗Aに設置された店舗端末を用いたものであってもよい。例えば、端末装置100は、ユーザUを識別するためユーザ識別情報を画面上に表示させる。このような場合、店舗Aに設置された店舗端末は、端末装置100に表示されたユーザ識別情報を読み取り、ユーザ識別情報(若しくは、ユーザ識別情報が示す情報、すなわち、ユーザUを示す情報(例えば、ユーザID))と、決済金額と、店舗Aを識別する情報とを示す決済情報を情報処理サーバ10へと送信する。このような場合、情報処理サーバ10は、ユーザ識別情報が示すユーザUの口座から、店舗Aの口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させ、店舗Aの店舗端末或いは端末装置100に対し、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力させることで、決済が行われた旨を通知してもよい。
また、端末装置100を用いた決済は、ユーザUが予め電子マネーをチャージした口座から店舗Aの口座へと電子マネーを移行させる処理のみならず、例えば、ユーザUが予め登録したクレジットカードを用いた決済であってもよい。このような場合、例えば、端末装置100は、店舗Aの口座に対して決済金額の電子マネーを移行させるとともに、ユーザUのクレジットカードの運用会社に対し、決済金額を請求してもよい。
〔1-3.実施形態の概要について〕
以下、図1を用いて、情報処理サーバ10が実行する情報処理について説明する。なお、以下の説明では、端末装置100がユーザU11により利用される例を示す。また、以下の説明では、端末装置100をユーザU11と同一視する場合がある。すなわち、以下では、ユーザU11を端末装置100と読み替えることもできる。
また、以下の説明において、ユーザU11は、所定の日時において残高が所定額を超えたユーザであるものとする。例えば、ユーザU11は、前月末時点で5万円を超える残高を有したユーザであるものとする。
また、以下の説明において、「出金」とは、出金前後で口座内の残高が減る処理を伴う取引であればどのような取引をも含む概念であってもよく、例えば「決済」や「送金」やその他各種の取引をも含む概念であってもよいものとする。すなわち、以下では、「出金」を「決済」や「送金」と読み替えることもできる。すなわち、以下では、入出金履歴は、決済履歴(支払履歴)のみならず、送金履歴をも含むものとする。
また、以下の説明において、通知は、どのような手段による通知であってもよく、例えば、資金移動業者が提供するサービスを利用するためのアプリを介した通知であってもよいし、資金移動業者が提供するサービス上で登録されたメール等への通知であってもよい。
まず、情報処理サーバ10は、資金移動業者が提供するサービス上での口座に紐づくユーザの残高情報と入出金履歴とを取得する(ステップS101)。例えば、情報処理サーバ10は、管理サーバ50から送信された残高情報と入出金履歴とを取得する。そして、情報処理サーバ10は、取得した残高情報と入出金履歴とに基づいて、資金移動業者が提供するサービス上での口座内に資金を滞留しているユーザを抽出する(ステップS102)。例えば、情報処理サーバ10は、前月出金を行わず、且つ、前月末時点で5万円を超える残高を有したユーザを抽出する。そして、情報処理サーバ10は、抽出したユーザに対して、ユーザが資金を滞留している旨を示すフラグ(滞留フラグ1に対応)を付与する。
情報処理サーバ10は、フラグが付与されたユーザに対して、出金を推奨する旨の通知を送信する(ステップS103)。これにより、情報処理サーバ10は、口座内の残高の使用を積極的に推奨することができる。
また、情報処理サーバ10は、フラグが付与されたユーザに対して、取得した入出金履歴に基づいて、口座内の残高に出金に関する目的が所在するか否かを判定する(ステップS104)。例えば、前々月から出金を行っている場合や、残高が100万円を超えていない場合には、滞留に合理性があると考えられる。このため、情報処理サーバ10は、所定の期間内に出金を行っている場合や、残高情報を取得した日時での残高が所定額を超えていない場合には、残高に出金に関する目的が所在すると判定する。また、例えば、去年の同じ時期や、3~4月に一回等、ユーザが定期的に貯めたものを商品の購入に使用している実績がある場合には、今回も商品の購入のために貯めていると推測できるため、滞留に合理性があると考えられる。また、例えば、子供への送金等、ユーザ間の送金に使用している実績がある場合には、今回も滞留の目的が仕送りと推定できるため、滞留に合理性があると考えられる。このため、情報処理サーバ10は、入出金履歴に基づいて、ユーザが定期的に残高を使用している場合には、残高に出金に関する目的が所在すると判定する。
一方、情報処理サーバ10は、残高に出金に関する目的が所在しないと判定した場合には、残高の滞留防止の処理を実行する(ステップS105)。例えば、前々月から出金を行っていない場合や、残高が100万円を超えている場合には、滞留に合理性はなく、単に滞留を目的としていると考えられる。このため、情報処理サーバ10は、所定の期間内に出金を行っていない場合や、残高情報を取得した日時での残高が所定額を超えている場合には、残高に出金に関する目的が所在しないと判定する。また、例えば、去年の同じ時期や、3~4月に一回等、ユーザが定期的に貯めたものを商品の購入やユーザ間の送金等に使用している実績がない場合には、商品の購入やユーザ間の送金等のために貯めていると推測できないため、滞留に合理性がないと考えられる。このため、情報処理サーバ10は、入出金履歴に基づいて、ユーザが定期的に残高を使用していない場合には、残高に出金に関する目的が所在しないと判定する。以下、残高に出金に関する目的が所在しないと判定した場合の処理を説明する。
情報処理サーバ10は、残高の滞留防止の処理の一例として、例えば、残高情報を取得した日時が属する所定の期間中に出金を行わなかった場合や、残高情報を取得した日時が属する所定の期間中の残高が継続して所定額を超えた場合には、残高情報を取得した日時が属する所定の期間の経過後の所定の日時に払い戻しを行う、旨の通知を送信する。例えば、情報処理サーバ10は、残高情報を取得した日時の当月中に出金を行わなかった場合や、当月中に残高が100万円を下回らなかった場合には、翌月10日に強制的に払い戻しを行う旨の通知を送信する。なお、払い戻しを行う旨の通知には、翌月10日等の払い戻しを予定する日時に関する情報が含まれてもよい。また、情報処理サーバ10は、払い戻しを行う旨が通知されたユーザに対して、ユーザに通知を行った旨を示すフラグ(滞留フラグ2に対応)を付与する。
(処理のバリエーション1)
上述の実施形態において、情報処理サーバ10は、払い戻しに関する旨が通知されたユーザのうち、払い戻しに関する旨が通知された日時(又は残高情報を取得した日時)が属する所定の期間中に出金を行わなかったユーザや、払い戻しに関する旨が通知された日時が属する所定の期間中の残高が継続して所定額を超えたユーザを、払い戻しの対象ユーザに決定してもよい。例えば、払い戻しの予告が通知されたユーザのうち、払い戻しが予定された当日の前月も出金を行わなかったユーザや、払い戻しが予定された当日の前月も残高が100万円を下回らなかったユーザである。
なお、情報処理サーバ10は、払い戻しに関する旨が通知された日時から払い戻しが予定された当日までに出金を行わなかったユーザや、払い戻しに関する旨が通知された日時から払い戻しが予定された当日までに残高が所定額を下回らなかったユーザを、払い戻しの対象ユーザに決定してもよい。また、情報処理サーバ10は、払い戻しが予定された当日の残高が所定額を超えるユーザを、払い戻しの対象ユーザに決定してもよい。
そして、情報処理サーバ10は、払い戻しの対象ユーザに決定したユーザの口座内の全ての残高を、各ユーザが予め登録した銀行口座に払い戻すための処理を行ってもよい。例えば、情報処理サーバ10は、管理サーバ50に出金の要求を送信してもよい。そして、管理サーバ50は、出金の要求に応じて、ユーザの口座内の全ての残高を、ユーザが予め登録した銀行口座へ出金するための処理を行ってもよい。ここで、銀行口座は、例えば、資金移動業者が提供するサービス上で登録された銀行口座である。なお、情報処理サーバ10は、払い戻しの対象ユーザに決定したユーザに対して、残高の強制的な払い戻しの対象を示すフラグ(強制出金フラグに対応)を付与することで、払い戻しの後にユーザが再度入金を行ったとしても、定期的に全ての残高を銀行口座に払い戻すための処理を行ってもよい。
また、情報処理サーバ10は、払い戻しの処理が失敗した場合には、払い戻しの処理が失敗したユーザのサービスの利用を制限するための処理を行ってもよい。例えば、情報処理サーバ10は、サービスを利用停止にするための処理を行ってもよい。なお、利用停止になった場合には、資金移動業者が提供するサービス上での口座の利用が制限される。また、情報処理サーバ10は、払い戻しの処理が失敗した場合には、払い戻しの処理が失敗したユーザや、払い戻しの処理を試行した日時や、失敗理由等に関する情報を、記憶してもよい。
(処理のバリエーション2)
上述の実施形態では、情報処理サーバ10が、残高の滞留防止の処理の一例として、残高情報を取得した日時が属する所定の期間の経過後の所定の日時に払い戻しを行う、旨の通知を送信する場合を示したが、この例に限られない。例えば、情報処理サーバ10は、残高の滞留防止の処理の一例として、出金がなく入金を繰り返し行っているユーザに対しては、入金を制限するための処理を行ってもよい。そして、情報処理サーバ10は、入金を制限するための処理を行った後も、例えばユーザの出金がない場合には、払い戻しを行う旨の通知を送信してもよい。
また、情報処理サーバ10は、残高の滞留防止の処理の一例として、残高の滞留防止の処理の実行を回避するための提案を行ってもよい。例えば、情報処理サーバ10は、口座内の残高を用いた商品の購入の提案を行ってもよい。例えば、情報処理サーバ10は、資金移動業者が提供するサービスと連携した所定の電子商店街で購買可能な商品の購入の提案を行ってもよい。また、例えば、情報処理サーバ10は、口座内の残高を用いた投資信託等の金融商品の購入の提案を行ってもよい。この際、情報処理サーバ10は、残高が所定額を超えると、ユーザが予め指摘した金融商品を自動的に購入する制御を受け付けてもよい。また、例えば、情報処理サーバ10は、口座内の残高を用いた寄付の提案を行ってもよい。また、例えば、情報処理サーバ10は、所定の期間毎等、定期的に所定額を出金させるための提案を行ってもよい。また、例えば、情報処理サーバ10は、所定の期間毎に余る残高に応じた提案を行ってもよい。例えば、毎月の請求書が発行可能な場合には、サブスクリプションの決済への適用が考えられる。例えば、情報処理サーバ10は、2月に一回2000円余る場合には、月1000円のサブスクリプションの提案を行ってもよい。また、例えば、情報処理サーバ10は、資金の滞留が続いているユーザを、資金移動業者が提供するサービス上で表示可能な広告のターゲットユーザに決定してもよい。これにより、情報処理サーバ10は、資金の滞留が続いているユーザに対して、資金の滞留がないユーザよりも多くの広告を提供することができる。
(処理のバリエーション3)
上述の実施形態では、情報処理サーバ10が、ステップS103において、資金を滞留している旨を示すフラグが付与された全てのユーザに対して、出金を推奨する旨の通知を送信する場合を示したが、この例に限られない。例えば、情報処理サーバ10は、資金を滞留している旨を示すフラグが付与されたユーザのうち、払い戻しを行う旨の通知を行った旨を示すフラグが付与されたユーザに対して、出金を推奨する旨の通知を送信してもよい。このように、情報処理サーバ10は、資金を滞留している旨を示すフラグ、且つ、払い戻しを行う旨の通知を行った旨を示すフラグが付与された場合に、出金を推奨する旨の通知を送信してもよい。
(処理のバリエーション4)
上述の実施形態では、情報処理サーバ10が、ステップS102において、資金移動業者が提供するサービス上での口座内に資金を滞留しているユーザを抽出し、抽出したユーザに対して、ユーザが資金を滞留している旨を示すフラグを付与する場合を示したが、この例に限られない。例えば、情報処理サーバ10は、資金移動業者が提供するサービス上での口座内に資金を滞留しているユーザを抽出し、抽出したユーザに対して、取得した入出金履歴に基づいて、口座内の残高に出金に関する目的が所在するか否かを判定してもよい。この場合、情報処理サーバ10は、資金を滞留している旨を示すフラグを付与する処理を行わない。
(処理のバリエーション5)
上述の実施形態では、情報処理サーバ10が、出金を推奨する旨の通知や、払い戻しを行う旨の通知を送信した上で、払い戻しの処理を実行する場合を示したが、この例に限られない。例えば、情報処理サーバ10は、出金を推奨する旨の通知や、払い戻しを行う旨の通知を送信せずに、払い戻しの処理を実行してもよい。この場合、情報処理サーバ10は、ステップS103の処理を行わない。また、情報処理サーバ10は、ステップS105において、残高に出金に関する目的が所在しないと判定した場合には、残高情報を取得した日時が属する所定の期間中に出金を行わなかったユーザや、残高情報を取得した日時が属する所定の期間中の残高が継続して所定額を超えたユーザを、払い戻しの対象ユーザに決定してもよい。また、情報処理サーバ10は、ステップS105において、残高に出金に関する目的が所在しないと判定されたユーザを、払い戻しの対象ユーザに決定してもよい。また、例えば、情報処理サーバ10は、出金を推奨する旨の通知や、払い戻しを行う旨の通知を送信するのみで、実際は払い戻しの処理を実行しなくてもよい。
(処理のバリエーション6)
上述の実施形態において、情報処理サーバ10は、ユーザの口座内の残高の利用目的及び利用状況に応じて、処理を変更してもよい。例えば、情報処理サーバ10は、滞留の目的、出金の確度、残高、滞留の期間等に応じて、処理を変更してもよい。例えば、情報処理サーバ10は、滞留の目的が商品の購入である場合には所定額を複数月に渡り滞留した場合に実施形態に係る通知や払い戻しを行い、滞留の目的が寄付である場合には滞留の目的が商品の購入である場合の複数月よりもう1月長く滞留した場合に実施形態に係る通知や払い戻しを行ってもよい。また、例えば、情報処理サーバ10は、所定額を複数月に渡り滞留した場合に実施形態に係る通知を行い、更にもう1月滞留した場合に実施形態に係る払い戻しを行ってもよいし、その所定額が大きい場合には、1月で実施形態に係る払い戻しを行ってもよい。また、例えば、情報処理サーバ10は、残高の利用目的推定時に、出金の確度が所定の閾値を下回る場合には、滞留の所定額が小さい場合でも、1月で実施形態に係る払い戻しを行ってもよい。
〔2.情報処理サーバの構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る情報処理サーバ10の構成について説明する。図3は、実施形態に係る情報処理サーバ10の構成例を示す図である。図3に示すように、情報処理サーバ10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。なお、情報処理サーバ10は、情報処理サーバ10の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部20)
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、管理サーバ50等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部30)
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図3に示すように、記憶部30は、滞留情報記憶部31と、失敗情報記憶部32とを有する。
滞留情報記憶部31は、滞留に関する各種の情報を記憶する。ここで、図4を用いて、滞留情報記憶部31が記憶する情報の一例を説明する。図4は、実施形態に係る滞留情報記憶部31の一例を示す図である。図4の例において、滞留情報記憶部31は、「ユーザID」、「前月出金額」、「残高」、「滞留フラグ1」、「滞留フラグ2」、「強制出金フラグ」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「前月出金額」は、前月の出金額を示す。「残高」は、口座内の残高を示す。「滞留フラグ1」は、資金移動業者が提供するサービス上で資金を滞留しているとして抽出されたユーザに付与されたフラグを示す。「滞留フラグ2」は、払い戻しを行う旨が通知されたユーザに付与されたフラグを示す。「強制出金フラグ」は、払い戻しの対象ユーザに決定したユーザに付与されたフラグを示す。
すなわち、図4では、ユーザID「U11」によって識別されるユーザの前月の出金額が「0円」であり、口座内の残高が「200万円」であり、ユーザID「U11」によって識別されるユーザが、滞留フラグ1、滞留フラグ2及び強制出金フラグが付与されたユーザである例を示す。
失敗情報記憶部32は、払い戻しの処理の失敗に関する各種の情報を記憶する。ここで、図5を用いて、失敗情報記憶部32が記憶する情報の一例を説明する。図5は、実施形態に係る失敗情報記憶部32の一例を示す図である。図5の例において、失敗情報記憶部32は、「ユーザID」、「払い戻し試行日時」、「失敗理由」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「払い戻し試行日時」は、払い戻しの処理を行った日時を示す。「失敗理由」は、払い戻しの失敗理由を示す。
すなわち、図5では、ユーザID「U11」によって識別されるユーザに対して、払い戻しの処理を行った日時が「2022年1月5日」であり、払い戻しの失敗理由が「銀行口座の未登録」である例を示す。
(制御部40)
制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理サーバ10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、図3に示すように、取得部41と、抽出部42と、通知部43と、判定部44と、実行部45と、決定部46とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現又は実行する。
(取得部41)
取得部41は、資金移動業者が提供するサービス上での口座に紐づくユーザの残高情報と入出金履歴とを取得する。例えば、情報処理サーバ10は、管理サーバ50から送信された残高情報と入出金履歴とを取得する。
(抽出部42)
抽出部42は、取得部41により取得された残高情報と入出金履歴とに基づいて、資金移動業者が提供するサービス上での口座内に資金を滞留しているユーザを抽出する。例えば、抽出部42は、所定の期間内に出金を行わず、且つ、所定の日時において残高が所定額を超えたユーザを抽出する。例えば、抽出部42は、入出金履歴に基づいて、入出金履歴が所定の条件を満たすユーザの中から、残高が所定額を超えたユーザを抽出してもよい。そして、抽出部42は、抽出したユーザに対して、ユーザが資金を滞留している旨を示すフラグを付与する。
(通知部43)
通知部43は、抽出部42によりフラグが付与されたユーザに対して、フラグに応じた通知を送信する。例えば、通知部43は、出金を推奨する旨の通知を送信する。
(判定部44)
判定部44は、抽出部42によりフラグが付与されたユーザに対して、取得部41により取得された入出金履歴に基づいて、口座内の残高に出金に関する目的が所在するか否かを判定する。判定部44は、入出金履歴に基づいて、例えばユーザが定期的に残高を使用している場合には、残高に出金に関する目的が所在すると判定する。また、判定部44は、入出金履歴に基づいて、例えばユーザが所定の期間内に出金を行っていない場合には、残高に出金に関する目的が所在しないと判定する。また、判定部44は、残高情報に基づいて、例えば残高情報を取得した日時での残高が所定額を超えている場合には、残高に出金に関する目的が所在しないと判定する。
(実行部45)
実行部45は、判定部44により残高に出金に関する目的が所在しないと判定された場合には、残高の滞留防止の処理を実行する。例えば、実行部45は、残高の滞留防止の処理の一例として、強制的に払い戻しを行う旨の通知を送信する。そして、実行部45は、払い戻しを行う旨が通知されたユーザに対して、ユーザに通知を行った旨を示すフラグを付与する。
実行部45は、後述の決定部46によりフラグが付与されたユーザの口座内の全ての残高を、銀行口座に払い戻すための処理を行う。
(決定部46)
決定部46は、実行部45によりフラグが付与されたユーザのうち、所定の条件を満たすユーザを、払い戻しの対象ユーザに決定する。例えば、決定部46は、払い戻しが予定された当日の前月も出金を行わなかったユーザや、払い戻しが予定された当日の前月も残高が100万円を下回らなかったユーザを、払い戻しの対象ユーザに決定する。そして、決定部46は、払い戻しの対象ユーザに決定したユーザに対して、残高の強制的な払い戻しの対象を示すフラグを付与する。
〔3.管理サーバの構成〕
次に、図6を用いて、実施形態に係る管理サーバ50の構成について説明する。図6は、実施形態に係る管理サーバ50の構成例を示す図である。図6に示すように、管理サーバ50は、通信部60と、記憶部70と、制御部80とを有する。なお、管理サーバ50は、管理サーバ50の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部60)
通信部60は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部60は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、情報処理サーバ10等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部70)
記憶部70は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
記憶部70は、口座に関する各種の情報を記憶する。ここで、図7を用いて、記憶部70が記憶する情報の一例を説明する。図7は、実施形態に係る記憶部70の一例を示す図である。図7の例において、記憶部70は、「ユーザID」、「残高」、「入出金履歴」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「残高」は、口座内の残高を示す。「入出金履歴」は、入出金履歴を示す。なお、括弧内は、入出金の試行日時を示す。
すなわち、図7では、ユーザID「U11」によって識別されるユーザの口座内の残高が「200万円」であり、入出金履歴が「+10万円(2021年10月15日)、+10万円(2021年11月20日)、+10万円(2021年12月10日)」である例を示す。すなわち、ユーザID「U11」によって識別されるユーザは、2021年10月15日に10万円を入金し、2021年11月20日に10万円を入金し、2021年12月10日に10万円を入金したことにより、残高が200万円になった例を示す。
(制御部80)
制御部80は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、管理サーバ50内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部80は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部80は、図6に示すように、受信部81と、実行部82と、送信部83とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現又は実行する。
(受信部81)
受信部81は、端末装置100から送信された入出金の要求を受信する。また、受信部81は、情報処理サーバ10から送信された残高情報及び入出金履歴の提供要求を受信する。
(実行部82)
実行部82は、受信部81により受信された入出金の要求に応じた処理を実行する。
(送信部83)
送信部83は、受信部81により受信された残高情報及び入出金履歴の提供要求に応じた各ユーザの残高情報及び入出金履歴を情報処理サーバ10へ送信する。
〔4.端末装置の構成〕
次に、図8を用いて、実施形態に係る端末装置100の構成について説明する。図8は、実施形態に係る端末装置100の構成例を示す図である。図8に示すように、端末装置100は、通信部110と、入力部120と、出力部130と、制御部140とを有する。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、所定のネットワークNと有線又は無線で接続され、所定のネットワークNを介して、情報処理サーバ10等との間で情報の送受信を行う。
(入力部120)
入力部120は、ユーザからの各種操作を受け付ける。図1に示す例では、ユーザU11からの各種操作を受け付ける。例えば、入力部120は、タッチパネル機能により表示面を介してユーザからの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部120は、端末装置100に設けられたボタンや、端末装置100に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
(出力部130)
出力部130は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。
(制御部140)
制御部140は、例えば、コントローラであり、CPUやMPU等によって、端末装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムには、端末装置100にインストールされたアプリケーションのプログラムが含まれる。例えば、この各種プログラムには、情報処理サーバ10から送信された通知を受信して表示させるアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部140は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図8に示すように、制御部140は、受信部141と、送信部142とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現又は実行する。
(受信部141)
受信部141は、情報処理サーバ10から送信された通知を受信する。例えば、受信部141は、出金を推奨する旨の通知を受信する。また、例えば、受信部141は、強制的に払い戻しを行う旨の通知を受信する。
(送信部142)
送信部142は、ユーザから受け付けられた入出金の要求を管理サーバ50へ送信する。
〔5.情報処理のフロー〕
図9を用いて、実施形態に係る情報処理サーバ10の情報処理の手順について説明する。図9は、実施形態に係る情報処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図9に示すように、情報処理サーバ10は、資金移動業者が提供するサービス上での口座に紐づくユーザの残高情報と入出金履歴とを取得する(ステップS201)。
情報処理サーバ10は、取得した残高情報と入出金履歴とに基づいて、資金移動業者が提供するサービス上での口座内に資金を滞留しているユーザを抽出する(ステップS202)。
情報処理サーバ10は、抽出したユーザに対して、入出金履歴に基づいて、口座内の残高に出金に関する目的が所在するか否かを判定する(ステップS203)。情報処理サーバ10は、口座内の残高に出金に関する目的が所在すると判定した場合(ステップS203;YES)、処理を終了する。一方、情報処理サーバ10は、残高に出金に関する目的が所在しないと判定した場合(ステップS203;NO)、残高の滞留防止の処理を実行する(ステップS204)。この場合、情報処理サーバ10は、残高の滞留防止の処理の一例として、強制的に払い戻しを行う旨の通知を送信する。
〔6.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
上述の実施形態において、情報処理サーバ10は、過去の出金額に応じてユーザをランク付けすることで、ユーザ毎に残高の許容額を設定してもよい。以下、ユーザ毎に残高の許容額を設定する場合の処理を説明する。なお、上述の実施形態と同様の説明は適宜省略する。また、変形例に係る情報処理サーバ10を、以下適宜、「情報処理サーバ10A」とする。
情報処理サーバ10Aは、所定の期間内の出金額に応じてユーザのランク付けを行う。例えば、出金額が月に5万円を超えた場合をランク「S」、出金額が月に1~5万円の場合をランク「A」、出金額が月に1万円未満の場合をランク「B」、出金額が月に0円の場合をランク「C」とする。そして、複数のランクを組み合わせて新たなランクとしてもよい。例えば、3月前の出金額に応じたランクと、2月前の出金額に応じたランクとを組み合わせて新たなランクとしてもよい。なお、「S」~「C」の4つのランクを2月で組み合わせて新たなランクとする場合には、計16パターンのランクになる。具体的な例を挙げると、8月にランク付けを行う場合において、3月前の出金額に応じたランクと、2月前の出金額に応じたランクとを組み合わせる場合を考える。この場合、情報処理サーバ10Aは、5月の出金額が6万円であり、6月の出金額が2万円である場合には、上述のランク付けルールを用いると、5月の6万円がランク「S」であり、6月の2万円がランク「A」であるから、組み合わせてランク「SA」とランク付けを行う。
ここで、ランク毎の許容額の一例として、例えば、ランク「SS」の許容額が5万円、ランク「SA」及び「AS」の許容額が4.25万円、ランク「AA」の許容額が3.5万円、ランク「SB」及び「BS」の許容額が3万円、ランク「SC」及び「CS」の許容額が2.5万円、ランク「AB」及び「BA」の許容額が2.25万円、ランク「AC」及び「CA」の許容額が1.75万円とする。なお、これらの許容額は、2月の概ねの平均出金額を超える残高を有したユーザを抽出することを目的として設定された額である。また、残高が1万円未満のユーザを除外する場合には、ランク「BC」及び「CB」、ランク「CC」の許容額は設定されなくてもよい。以下の説明では、残高が1万円未満のユーザは除外されるものとする。また、サービスの利用が制限されているユーザも除外されるものとする。
情報処理サーバ10Aは、残高情報と入出金履歴とに基づいて、ランク毎の許容額を超える残高を有したユーザを抽出する。例えば、情報処理サーバ10Aは、前月出金を行わず、且つ、ランク毎の許容額を超える残高を有したユーザを抽出する。なお、情報処理サーバ10Aは、滞留フラグ1が付与されていないユーザの中から、ランク毎の許容額を超える残高を有したユーザを抽出してもよい。そして、情報処理サーバ10は、抽出したユーザに対して、滞留フラグ1を付与する。そして、情報処理サーバ10は、上述の実施形態と同様の処理を行う。
〔7.情報処理サーバの構成(変形例)〕
次に、図10を用いて、変形例に係る情報処理サーバ10Aの構成について説明する。図10は、変形例に係る情報処理サーバ10Aの構成例を示す図である。図10に示すように、情報処理サーバ10Aは、通信部20と、記憶部30Aと、制御部40Aとを有する。なお、情報処理サーバ10Aは、情報処理サーバ10Aの管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(記憶部30A)
記憶部30Aは、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図10に示すように、記憶部30Aは、滞留情報記憶部31Aと、失敗情報記憶部32とを有する。
滞留情報記憶部31Aは、滞留に関する各種の情報を記憶する。ここで、図11を用いて、滞留情報記憶部31Aが記憶する情報の一例を説明する。図11は、変形例に係る滞留情報記憶部31Aの一例を示す図である。図11の例において、滞留情報記憶部31Aは、「ユーザID」、「ランク」、「前月出金額」、「残高」、「滞留フラグ1」、「滞留フラグ2」、「強制出金フラグ」といった項目を有する。
「ランク」は、ユーザのランクを示す。なお、括弧内は、ランク付けされた所定の日時を示す。例えば、(2021年8月)の場合には、2021年8月にランク付けされた場合である。
すなわち、図11では、ユーザID「U11」によって識別されるユーザが、2021年8月にランク付けされた際のランクがランク「SS」である例を示す。
(制御部40A)
制御部40Aは、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、情報処理サーバ10A内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40Aは、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40Aは、図10に示すように、取得部41と、抽出部42Aと、通知部43と、判定部44と、実行部45と、決定部46Aとを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現又は実行する。
(決定部46A)
決定部46Aは、決定部46の処理に加えて、ユーザのランク付けを行う。例えば、決定部46Aは、所定の期間内の出金額に応じてユーザのランクを決定する。なお、決定部46Aは、所定の期間内の出金額に応じた複数のランクを組み合わせてランクを決定してもよい。例えば、決定部46Aは、各月の出金額に応じたランクを組み合わせて、複数月の出金額に応じたランクを決定してもよい。そして、決定部46Aは、決定したランクに応じて、ユーザ毎に残高の許容額を決定する。例えば、決定部46Aは、決定したユーザのランクと、ランク毎に予め定められた許容額とに基づいて、ユーザ毎に残高の許容額を決定する。
(抽出部42A)
抽出部42Aは、抽出部42の処理に加えて、決定部46Aによりユーザ毎に決定された残高の許容額と、ユーザ毎の残高情報とに基づいて、許容額を超える残高を有したユーザを抽出する。なお、抽出部42Aは、入出金履歴に基づいて、入出金履歴が所定の条件を満たすユーザの中から、許容額を超える残高を有したユーザを抽出してもよい。例えば、抽出部42Aは、入出金履歴に基づいて、前月出金を行わなかったユーザの中から、ユーザ毎に決定された残高の許容額と、ユーザ毎の残高とを比較することにより、許容額を超える残高を有したユーザを抽出してもよい。また、抽出部42Aは、滞留フラグ1が付与されていないユーザの中から、許容額を超える残高を有したユーザを抽出してもよい。
〔8.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理サーバ10は、判定部44と、実行部45とを有する。判定部44は、所定の口座に紐づく入出金履歴に基づいて口座内の残高に出金に関する目的が所在するか否かを判定する。実行部45は、判定部44により、目的が所在しないと判定された場合には、残高の滞留防止の処理を実行する。
これにより、実施形態に係る情報処理サーバ10は、資金移動業者が提供するサービス上での資金の滞留を適切に防止することができる。
また、判定部44は、所定の時点での残高が所定額を超えた、且つ、所定の期間内に出金を行っていない場合には、目的が所在しないと判定する。
これにより、実施形態に係る情報処理サーバ10は、口座内の残高に出金に関する目的が所在するか否かを適切に判定することができる。
また、実行部45は、残高の滞留防止の処理として、ユーザが予め登録した銀行口座に残高を強制的に払い戻す旨を通知する。
これにより、実施形態に係る情報処理サーバ10は、資金の滞留を続けているユーザに対して、出金を適切に促すことができる。
また、実行部45は、所定の時点が属する所定の期間中の残高が継続して所定額を超えていた、且つ、所定の時点が属する所定の期間中に出金を行わなかった場合には、銀行口座に残高を強制的に払い戻す処理を実行する。
これにより、実施形態に係る情報処理サーバ10は、資金の滞留を続けているユーザの口座内の残高を強制的に払い戻すことができる。
また、実行部45は、払い戻す処理が失敗した場合には、所定の口座を有するサービスの利用を制限する。
これにより、実施形態に係る情報処理サーバ10は、払い戻しの処理の結果に応じて、サービスの利用を適切に制限することができる。
また、実行部45は、残高の滞留防止の処理として、繰り返し入金のみを行うユーザに対して、所定の口座への入金を制限する。
これにより、実施形態に係る情報処理サーバ10は、出金がなく入金が続いているユーザの更なる入金を適切に制限することができる。
また、実行部45は、残高の滞留防止の処理の実行を回避するための提案として、所定の口座の口座内の残高を用いた商品の購入又は寄付を提案する。
これにより、実施形態に係る情報処理サーバ10は、資金移動業者が提供するサービス上での資金の滞留を適切に防止することができる。
また、判定部44は、入出金履歴に基づいてユーザ毎に付与されたランクに応じた許容額を超えて残高を有する場合には、目的が所在しないと判定する。
これにより、実施形態に係る情報処理サーバ10は、口座内の残高に出金に関する目的が所在するか否かを適切に判定することができる。
また、判定部44は、入出金履歴に基づいて、将来の所定の期間内に出金があると推測できる場合には、目的が所在すると判定し、将来の所定の期間内に出金があると推測できない場合には、目的が所在しないと判定する。
これにより、実施形態に係る情報処理サーバ10は、口座内の残高に出金に関する目的が所在するか否かを適切に判定することができる。
〔9.ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態に係る情報処理サーバ10は、例えば、図12に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報処理サーバ10を例に挙げて説明する。図12は、情報処理サーバ10の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、ROM1200、RAM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1200又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1200は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1300を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1300上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、又は半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が情報処理サーバ10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1300上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。また、HDD1400には、情報処理サーバ10の記憶装置内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔10.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述した情報処理サーバ10は、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティング等で呼び出して実現する等、構成は柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」等に読み替えることができる。例えば、受付部は、受付手段や受付回路に読み替えることができる。
10、10A 情報処理サーバ
20 通信部
30、30A 記憶部
31、31A 滞留情報記憶部
32 失敗情報記憶部
40、40A 制御部
41 取得部
42、42A 抽出部
43 通知部
44 判定部
45 実行部
46、46A 決定部
50 管理サーバ
60 通信部
70 記憶部
80 制御部
81 受信部
82 実行部
83 送信部
100 端末装置
110 通信部
120 入力部
130 出力部
140 制御部
141 受信部
142 送信部

Claims (14)

  1. 所定の口座に紐づく入出金履歴に基づいて口座内の残高に出金に関する目的が所在するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により、前記目的が所在しないと判定された場合には、残高の滞留防止の処理を実行する実行部と
    を有し、
    前記判定部は、
    所定の時点での残高が所定額を超えた、または、所定の期間内に出金を行っていない場合には、前記目的が所在しないと判定し、
    前記実行部は、
    前記残高の滞留防止の処理として、ユーザが予め登録した銀行口座に残高を強制的に払い戻す処理を実行し、前記払い戻す処理が失敗した場合には、前記所定の口座を有するサービスの利用を制限する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 所定の口座に紐づく入出金履歴に基づいて口座内の残高に出金に関する目的が所在するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により、前記目的が所在しないと判定された場合には、残高の滞留防止の処理を実行する実行部と
    を有し、
    前記判定部は、
    所定の時点での残高が所定額を超えた、または、所定の期間内に出金を行っていない場合には、前記目的が所在しないと判定し、
    前記実行部は、
    前記残高の滞留防止の処理として、前記所定の口座への入金を制限する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記実行部は、
    前記残高の滞留防止の処理として、繰り返し入金のみを行うユーザに対して、前記所定の口座への入金を制限する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 所定の口座に紐づく入出金履歴に基づいて口座内の残高に出金に関する目的が所在するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により、前記目的が所在しないと判定された場合には、残高の滞留防止の処理を実行する実行部と
    を有し、
    前記判定部は、
    前記入出金履歴に基づいてユーザ毎に設定された許容額を超えて残高を有する場合には、前記目的が所在しないと判定し、
    前記実行部は、
    前記残高の滞留防止の処理として、ユーザが予め登録した銀行口座に残高を強制的に払い戻す旨を通知する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. 前記判定部は、
    前記入出金履歴に基づいてユーザ毎に決定されたランクに応じた許容額を超えて残高を有する場合には、前記目的が所在しないと判定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 所定の口座に紐づく入出金履歴に基づいて口座内の残高に出金に関する目的が所在するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により、前記目的が所在しないと判定された場合には、残高の滞留防止の処理を実行する実行部と
    を有し、
    前記判定部は、
    所定の時点での残高が所定額を超えた、または、所定の期間内に出金を行っていない場合には、前記目的が所在しないと判定し、
    前記実行部は、
    前記残高の滞留防止の処理として、ユーザが予め登録した銀行口座に残高を強制的に払い戻す旨を通知し、滞留の目的、出金の確度、残高、及び滞留の期間のうち少なくとも1つに応じて通知のタイミングを変更する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  7. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    所定の口座に紐づく入出金履歴に基づいて口座内の残高に出金に関する目的が所在するか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程により、前記目的が所在しないと判定された場合には、残高の滞留防止の処理を実行する実行工程と
    を含み、
    前記判定工程は、
    所定の時点での残高が所定額を超えた、または、所定の期間内に出金を行っていない場合には、前記目的が所在しないと判定し、
    前記実行工程は、
    前記残高の滞留防止の処理として、ユーザが予め登録した銀行口座に残高を強制的に払い戻す処理を実行し、前記払い戻す処理が失敗した場合には、前記所定の口座を有するサービスの利用を制限する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  8. 所定の口座に紐づく入出金履歴に基づいて口座内の残高に出金に関する目的が所在するか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順により、前記目的が所在しないと判定された場合には、残高の滞留防止の処理を実行する実行手順と
    をコンピュータに実行させ、
    前記判定手順は、
    所定の時点での残高が所定額を超えた、または、所定の期間内に出金を行っていない場合には、前記目的が所在しないと判定し、
    前記実行手順は、
    前記残高の滞留防止の処理として、ユーザが予め登録した銀行口座に残高を強制的に払い戻す処理を実行し、前記払い戻す処理が失敗した場合には、前記所定の口座を有するサービスの利用を制限する
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
  9. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    所定の口座に紐づく入出金履歴に基づいて口座内の残高に出金に関する目的が所在するか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程により、前記目的が所在しないと判定された場合には、残高の滞留防止の処理を実行する実行工程と
    を含み、
    前記判定工程は、
    所定の時点での残高が所定額を超えた、または、所定の期間内に出金を行っていない場合には、前記目的が所在しないと判定し、
    前記実行工程は、
    前記残高の滞留防止の処理として、前記所定の口座への入金を制限する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  10. 所定の口座に紐づく入出金履歴に基づいて口座内の残高に出金に関する目的が所在するか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順により、前記目的が所在しないと判定された場合には、残高の滞留防止の処理を実行する実行手順と
    をコンピュータに実行させ、
    前記判定手順は、
    所定の時点での残高が所定額を超えた、または、所定の期間内に出金を行っていない場合には、前記目的が所在しないと判定し、
    前記実行手順は、
    前記残高の滞留防止の処理として、前記所定の口座への入金を制限する
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
  11. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    所定の口座に紐づく入出金履歴に基づいて口座内の残高に出金に関する目的が所在するか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程により、前記目的が所在しないと判定された場合には、残高の滞留防止の処理を実行する実行工程と
    を含み、
    前記判定工程は、
    前記入出金履歴に基づいてユーザ毎に設定された許容額を超えて残高を有する場合には、前記目的が所在しないと判定し、
    前記実行工程は、
    前記残高の滞留防止の処理として、ユーザが予め登録した銀行口座に残高を強制的に払い戻す旨を通知する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  12. 所定の口座に紐づく入出金履歴に基づいて口座内の残高に出金に関する目的が所在するか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順により、前記目的が所在しないと判定された場合には、残高の滞留防止の処理を実行する実行手順と
    をコンピュータに実行させ、
    前記判定手順は、
    前記入出金履歴に基づいてユーザ毎に設定された許容額を超えて残高を有する場合には、前記目的が所在しないと判定し、
    前記実行手順は、
    前記残高の滞留防止の処理として、ユーザが予め登録した銀行口座に残高を強制的に払い戻す旨を通知する
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
  13. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    所定の口座に紐づく入出金履歴に基づいて口座内の残高に出金に関する目的が所在するか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程により、前記目的が所在しないと判定された場合には、残高の滞留防止の処理を実行する実行工程と
    を含み、
    前記判定工程は、
    所定の時点での残高が所定額を超えた、または、所定の期間内に出金を行っていない場合には、前記目的が所在しないと判定し、
    前記実行工程は、
    前記残高の滞留防止の処理として、ユーザが予め登録した銀行口座に残高を強制的に払い戻す旨を通知し、滞留の目的、出金の確度、残高、及び滞留の期間のうち少なくとも1つに応じて通知のタイミングを変更する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  14. 所定の口座に紐づく入出金履歴に基づいて口座内の残高に出金に関する目的が所在するか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順により、前記目的が所在しないと判定された場合には、残高の滞留防止の処理を実行する実行手順と
    をコンピュータに実行させ、
    前記判定手順は、
    所定の時点での残高が所定額を超えた、または、所定の期間内に出金を行っていない場合には、前記目的が所在しないと判定し、
    前記実行手順は、
    前記残高の滞留防止の処理として、ユーザが予め登録した銀行口座に残高を強制的に払い戻す旨を通知し、滞留の目的、出金の確度、残高、及び滞留の期間のうち少なくとも1つに応じて通知のタイミングを変更する
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
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