JP7422923B1 - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
(1-1.システム構成)
以下、実施形態に係る情報処理について具体的に説明する。まず、実施形態に係る情報処理の説明に先駆けて、図1を参照しつつ、情報処理システムSYSの構成の一例について説明する。
ここで、ユーザ端末10を用いたコード決済の一例について説明する。以下の説明では、たとえば、所定の店舗に配置された2次元コード(QRコード(登録商標))であって、所定の店舗を識別する店舗識別情報を示す2次元コードを用いて、所定の店舗から取引対象の提供を受けるサービス利用者UAがユーザ端末10を用いた決済を行う例について説明する。なお、以下に説明するコード決済の一例は、任意の利用者が任意のユーザ端末10を用いて、任意の店舗にて決済を行う場合においても適用可能である。また、店舗識別情報を示す2次元コードは、QRコードのみならず、バーコードや所定のマーク、番号などであってもよい。また、2次元コードは、紙などの媒体に印字された印刷物により物理的に構成される例に限られず、任意の端末に表示される画像情報により構成されていてもよい。
(1-3-1.情報処理の全体像)
以下、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の全体像の概要について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の概要を示す図である。たとえば、使用者側から給与の支払先として1つの口座のみが許容されている場合、給与を受け取る側の従業員は、電子マネーにより受取を希望する金額以上の金額(たとえば、給与全額)を受け取るのは不便であり、給与受取サービスの利用が進まないおそれがある。このような状況に鑑み、以下の実施形態では、給与を受け取る側の従業員が、給与の受取手段として、給与受取サービスを選択する余地を残すことにより、電子決済サービスにおけるサービス利用者UAのユーザビリティの向上を図る。
以下、図2を用いて、実施形態に係る返金情報の提供例について説明する。図2は、実施形態に係る返金情報の提供例を示す図である。
以下、図3を用いて、実施形態に係る決済サーバ100の機能構成の一例を説明する。図3は、実施形態に係る決済サーバ100の構成例を示す図である。図3に示すように、決済サーバ100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
通信部110は、たとえば、NIC(Network Interface Card)などによって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、ユーザ端末10や金融機関サーバ200などの他の装置との間で情報の送受信を行う。
記憶部120は、たとえば、RAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスクや光ディスクなどの記憶装置によって実現される。図3に示すように、記憶部120は、ユーザ情報記憶部121と、残高情報記憶部122と、返金情報記憶部123とを有する。
ユーザ情報記憶部121は、電子決済サービスの利用者であるサービス利用者(たとえば、図1に示すサービス利用者UA)に関するユーザ情報を記憶する。図4は、実施形態に係るユーザ情報記憶部121に記憶されるユーザ情報の一例を示す図である。
残高情報記憶部122は、サービス利用者(たとえば、図1に示すサービス利用者UAなど)が保有するマネー残高を示す残高情報を記憶する。図5は、実施形態に係る残高情報記憶部122に記憶される残高情報の一例を示す図である。
返金情報記憶部123は、電子ウォレットに対するマネー残高のチャージ(「残高加算」ともいう。)を目的として、仮想口座を通じて入金された資金(たとえば、給与を名目として使用者等により電子送金された金額)のうち、所定の基準に基づいて実行される返金に関する返金情報が記憶される。たとえば、返金情報記憶部123には、月額累計チャージ上限額を超える超過額として返金用銀行口座に送金した返金額、及び残高上限を超える超過額として返金用銀行口座に送金した返金額をそれぞれ区別した送金の詳細を示す返金情報が記憶される。図6は、実施形態に係る返金情報記憶部123に記憶される返金情報の一例を示す図である。
制御部130は、コントローラ(controller)であり、たとえば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などによって、決済サーバ100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、たとえば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により実現され得る。
検知部131は、各サービス利用者について、仮想口座を通じた入金を検知する。たとば、検知部131は、仮想口座を通じた入金を検知するための処理上の電子ウォレットである中間ウォレットに新規のレコード(たとえば、仮想口座番号および入金額の情報)が登録されているか否かを確認することにより、入金を検知してもよい。また、検知部131は、仮想口座を通じた入金を検知すると、検知した入金に関する情報(たとえば、仮想口座番号および入金額など)を実行部132に受け渡す。
実行部132は、仮想口座を通じてサービス利用者(たとえば、図1に示すサービス利用者UA)が受け取る受取額に相当する電子マネーを、サービス利用者のマネー残高としてチャージすることにより、所定期間における累計チャージ額の上限としてサービス利用者により予め設定される月額累計チャージ上限額(「第1の上限額」の一例)を超える場合、受取額のうち、月額累計チャージ上限額を超えない額に相当する電子マネーを、サービス利用者のマネー残高を保管する電子ウォレットにチャージし、受取額のうち、月額累計チャージ上限額を超える額に相当する現金を、サービス利用者が予め指定する返金用銀行口座に送金する処理を実行する。実行部132は、検知部131から取得する入金に関する情報に基づいて、上述の処理を実行できる。
以下、図7を用いて、実施形態に係る決済サーバ100により実行される情報処理の流れについて説明する。図7は、実施形態に係る決済サーバ100により実行される情報処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図7に示す処理手順は、決済サーバ100が有する制御部130により実行される。制御部130は、決済サーバ100の稼働中、図7に示す処理手順を繰り返し実行する。
上述の実施形態では、実施形態に係る情報処理システムSYSは、決済サーバ100を含んで構成される例を説明したが、このような例には特に限定される必要はない。たとえば、情報処理システムSYSは、決済サーバ100が有するコード決済に関する処理機能と、実施形態に係る情報処理の処理手機能とを、機能的または物理的に分散した複数のサーバを含んで構成されていてもよい。
上述してきたように、実施形態に係る決済サーバ100は、電子決済サービスを利用するサービス利用者に予め対応付けられる仮想口座を通じて入金される資金に関する処理を実行する情報処理装置であって、実行部132を有する。実行部132は、前記仮想口座を通じて前記サービス利用者が受け取る受取額に相当する電子マネーを、前記サービス利用者のマネー残高としてチャージすることにより、所定期間における累計チャージ額の上限として前記サービス利用者により予め設定される第1の上限額を超える場合、前記受取額のうち、前記第1の上限額を超えない額に相当する電子マネーを、前記サービス利用者のマネー残高を保管する電子ウォレットにチャージし、前記受取額のうち、前記第1の上限額を超える額に相当する現金を、前記サービス利用者が予め指定する返金用銀行口座に送金する処理を実行する。
また、上述してきた実施形態または変形例に係る決済サーバ100は、たとえば、図8に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図8は、実施形態または変形例に係る決済サーバ100の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
10 ユーザ端末
100 決済サーバ
110 通信部
120 記憶部
121 ユーザ情報記憶部
122 残高情報記憶部
123 返金情報記憶部
130 制御部
131 検知部
132 実行部
Claims (11)
- 電子決済サービスを利用するサービス利用者に予め対応付けられる仮想口座を通じて入金される資金に関する処理を実行する情報処理装置であって、
前記仮想口座を通じて前記サービス利用者が受け取る受取額に相当する電子マネーを、前記サービス利用者のマネー残高としてチャージすることにより、所定期間における前記サービス利用者のチャージ額の累計である累計チャージ額が、前記累計チャージ額の上限として前記サービス利用者により予め設定される累計チャージ上限額を超える場合、前記受取額のうち、前記累計チャージ上限額を超えない額に相当する電子マネーを、前記サービス利用者のマネー残高を保管する電子ウォレットにチャージし、前記受取額のうち、前記累計チャージ上限額を超える額に相当する現金を、前記サービス利用者が予め指定する返金用銀行口座に送金する処理を実行する実行部
を有し、
前記実行部は、
前記仮想口座を通じて入金された入金額を、前記サービス利用者に紐付く前記電子ウォレットのマネー残高に反映した後のマネー残高と、前記電子ウォレットに保管することが可能なマネー残高の上限として前記サービス利用者により予め規定される残高上限とに基づいて、前記入金額のうち、前記反映した後のマネー残高が前記残高上限を超えない額を前記受取額として算出するとともに、前記反映した後のマネー残高が前記残高上限を超える超過額、及び算出した前記受取額のうち前記累計チャージ上限額を超える超過額をそれぞれ算出し、算出した各超過額を合算した返金対象額を算出し、算出した返金対象額に相当する額の現金を前記返金用銀行口座に送金する
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記実行部は、
前記仮想口座を通じて入金された入金額のうち、前記累計チャージ上限額を超えない額を前記受取額として前記電子ウォレットにチャージし、前記受取額を前記電子ウォレットにチャージした後のマネー残高のうち前記残高上限を超える超過額を算出するとともに、前記入金額のうち前記累計チャージ上限額を超える超過額を算出し、算出した各超過額を合算することにより前記返金対象額を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記実行部は、
前記受取額のうち、前記累計チャージ上限額を超える超過額を受け取るための受取用口座として、前記返金用銀行口座とは異なる銀行口座の設定を受け付ける
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記実行部は、
前記受取額のうち、前記累計チャージ上限額を超える超過額を分割して受け取るための複数の前記受取用口座として、複数の銀行口座の設定を受け付ける
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記実行部は、
前記累計チャージ上限額として第1の累計チャージ上限額、及び前記第1の累計チャージ上限額よりも大きい第2の累計チャージ上限額の設定を前記サービス利用者から受け付けて、前記受取額のうち、前記第1の累計チャージ上限額を超える超過額を受け取るために前記サービス利用者により設定される銀行口座である受取用口座に対して、前記第1の累計チャージ上限額を超える超過額を送金し、前記第2の累計チャージ上限額を超える超過額を受け取るために前記サービス利用者により設定される銀行口座である受取用口座に対して、前記第2の累計チャージ上限額を超える超過額を送金する処理を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記実行部は、
前記累計チャージ上限額を超える超過額として前記返金用銀行口座に送金した返金額、及び前記残高上限を超える超過額として前記返金用銀行口座に送金した返金額の情報をそれぞれ個別に記載した返金情報を前記サービス利用者に提供する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記実行部は、
前記返金対象額に相当する額の現金を前記返金用銀行口座に送金する銀行振込処理を実行する際、前記返金情報とともに、前記電子ウォレットにチャージした後の前記電子マネーの残高を示すマネー残高の情報を提供する
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。 - 前記実行部は、
前記返金情報を提供する際、前記累計チャージ上限額の変更を提案する提案情報を前記サービス利用者に提供する
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。 - 前記実行部は、
前記サービス利用者の前記マネー残高が所定の期間の平均残高以下である場合、前記提案情報を前記サービス利用者に提供する
ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。 - 電子決済サービスを利用するサービス利用者に予め対応付けられる仮想口座を通じて入金される資金に関する処理を実行するコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
前記仮想口座を通じて前記サービス利用者が受け取る受取額に相当する電子マネーを、前記サービス利用者のマネー残高としてチャージすることにより、所定期間における前記サービス利用者のチャージ額の累計である累計チャージ額が、前記累計チャージ額の上限として前記サービス利用者により予め設定される累計チャージ上限額を超える場合、前記受取額のうち、前記累計チャージ上限額を超えない額に相当する電子マネーを、前記サービス利用者のマネー残高を保管する電子ウォレットにチャージし、前記受取額のうち、前記累計チャージ上限額を超える額に相当する現金を、前記サービス利用者が予め指定する返金用銀行口座に送金する処理を実行する実行工程
を含み、
前記実行工程は、
前記仮想口座を通じて入金された入金額を、前記サービス利用者に紐付く前記電子ウォレットのマネー残高に反映した後のマネー残高と、前記電子ウォレットに保管することが可能なマネー残高の上限として前記サービス利用者により予め規定される残高上限とに基づいて、前記入金額のうち、前記反映した後のマネー残高が前記残高上限を超えない額を前記受取額として算出するとともに、前記反映した後のマネー残高が前記残高上限を超える超過額、及び算出した前記受取額のうち前記累計チャージ上限額を超える超過額をそれぞれ算出し、算出した各超過額を合算した返金対象額を算出し、算出した返金対象額に相当する額の現金を前記返金用銀行口座に送金する
ことを特徴とする情報処理方法。 - 電子決済サービスを利用するサービス利用者に予め対応付けられる仮想口座を通じて入金される資金に関する処理を実行するコンピュータに、
前記仮想口座を通じて前記サービス利用者が受け取る受取額に相当する電子マネーを、前記サービス利用者のマネー残高としてチャージすることにより、所定期間における前記サービス利用者のチャージ額の累計である累計チャージ額が、前記累計チャージ額の上限として前記サービス利用者により予め設定される累計チャージ上限額を超える場合、前記受取額のうち、前記累計チャージ上限額を超えない額に相当する電子マネーを、前記サービス利用者のマネー残高を保管する電子ウォレットにチャージし、前記受取額のうち、前記累計チャージ上限額を超える額に相当する現金を、前記サービス利用者が予め指定する返金用銀行口座に送金する処理を実行する実行手順
を実行させ、
前記実行手順は、
前記仮想口座を通じて入金された入金額を、前記サービス利用者に紐付く前記電子ウォレットのマネー残高に反映した後のマネー残高と、前記電子ウォレットに保管することが可能なマネー残高の上限として前記サービス利用者により予め規定される残高上限とに基づいて、前記入金額のうち、前記反映した後のマネー残高が前記残高上限を超えない額を前記受取額として算出するとともに、前記反映した後のマネー残高が前記残高上限を超える超過額、及び算出した前記受取額のうち前記累計チャージ上限額を超える超過額をそれぞれ算出し、算出した各超過額を合算した返金対象額を算出し、算出した返金対象額に相当する額の現金を前記返金用銀行口座に送金する
ことを特徴とする情報処理プログラム。
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楽天キャッシュのチャージ方法とチャージ上限を教えてください。,[online],2023年04月17日,[2023年9月19日検索],インターネット,<URL:https://web.archive.org/web/20230417112753/https://appuser-help.pay.rakuten.net/楽天キャッシュのチャージ方法とチャージ上限を教えてください。-615b1604e95a560022b020d5> |
電子マネーのチャージ限度額はいくらまで? 各社の上限を確認しておこう,[online],2020年05月24日,[2023年9月19日検索],インターネット,<URL:https://web.archive.org/web/20200524205003/https://gakumado.mynavi.jp/freshers/articles/56149> |
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