JP7206429B1 - 処理システム、処理方法、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

Figure 0007206429000001
【課題】利用者の利便性を向上させること。
【解決手段】支出の種類ごとに用意された電子ウォレットを管理するウォレット管理部と、電子ウォレットにチャージされる電子マネーの上限額の設定を受け付ける第1受付部と、を備え、前記ウォレット管理部は、指定された支出の種類の電子ウォレットに指定された金額の電子マネーをチャージすることの指示を取得し、且つ前記チャージの額が前記支出の種類の電子ウォレットの上限額に到達していない場合、前記支出の種類の電子ウォレットに電子マネーをチャージするための第1処理を実行し、指定された支出の種類の電子ウォレットに指定された金額の電子マネーをチャージすることの指示を取得し、且つ前記チャージの額が前記支出の種類の電子ウォレットの上限額を超える場合、前記第1処理とは異なる第2処理を実行する処理システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、処理システム、処理方法、およびプログラムに関する。
従来、情報処理装置により実行される制御プログラムであって、入金された企業通貨の金額を受け付ける受付手順と、支出の種類を示す支出カテゴリ毎に設定された支出に関する設定情報に応じて、前記受付手順によって受け付けられた企業通貨の金額を各支出カテゴリに振り分ける振り分け手順と、を前記情報処理装置に実行させることを特徴とする制御プログラムが開示されている(特許文献1参照)。
特開2020-087141号公報
しかしながら、上記の処理では、利用者にとっての利便性が十分に高いとは言えない場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、利用者の利便性を向上させることができる処理システム、処理方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様は、支出の種類ごとに用意された電子ウォレットを管理するウォレット管理部と、電子ウォレットにチャージされる電子マネーの上限額の設定を受け付ける第1受付部と、を備え、前記ウォレット管理部は、指定された支出の種類の電子ウォレットに指定された金額の電子マネーをチャージすることの指示を取得し、且つ前記チャージの額が前記支出の種類の電子ウォレットの上限額に到達していない場合、前記支出の種類の電子ウォレットに電子マネーをチャージするための第1処理を実行し、指定された支出の種類の電子ウォレットに指定された金額の電子マネーをチャージすることの指示を取得し、且つ前記チャージの額が前記支出の種類の電子ウォレットの上限額を超える場合、前記第1処理とは異なる第2処理を実行する処理システムである。
本発明の一態様によれば、利用者の利便性を向上させることができる処理システム、処理方法、およびプログラムを提供することができる。
電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。 電子決済の大まかな流れを例示した図である。 決済サーバ100の構成図である。 利用者情報210の内容の一例を示す図である。 店舗情報220の内容の一例を示す図である。 チャージ額の振り分けについて説明するための図である。 インターフェース画面IM1の一例を示す図である。 インターフェース画面IM2の一例を示す図である。 インターフェース画面IM3の一例を示す図である。 インターフェース画面IM4の一例を示す図である。 インターフェース画面IM5の一例を示す図である。 インターフェース画面IM6の一例を示す図である。 第2ウォレット情報214の内容の一例を示す図である。 電子決済システムにおいてチャージが行われる際に実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 第2実施形態の利用者端末装置10Aの機能構成の一例を示す図である。 銀行サーバ300の機能構成の一例を示す図である。 銀行コンテンツの一例を示す図である。 電子決済システムにおいてチャージが行われる際に実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 電子決済システムにおいてチャージが行われる際に実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 対応情報360の内容の一例を示す図である。 インターフェース画面IM7の一例を示す図である。 電子決済システムにおいてチャージが行われる際に実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図20の処理において表示部に表示されるインターフェース画面の一例を示す図である。 インターフェース画面の他の一例を示す図である。 インターフェース画面IM8の一例を示す図である。 インターフェース画面IM9の一例を示す図である。 電子決済システムにおいてチャージが行われる際に実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 対応情報216の内容の一例を示す図である。 インターフェース画面IM10の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の処理システム、処理方法、およびプログラムの実施形態について説明する。
<第1実施形態>
本実施形態の処理システムは、支出の種類ごとに用意された電子ウォレットを管理するウォレット管理部と、電子ウォレットにチャージされる電子マネーの上限額の設定を受け付ける第1受付部と、を備え、前記ウォレット管理部は、指定された支出の種類の電子ウォレットに指定された金額の電子マネーをチャージすることの指示を取得し、且つ前記チャージの額が前記支出の種類の電子ウォレットの上限額に到達していない場合、前記支出の種類の電子ウォレットに電子マネーをチャージするための第1処理を実行し、指定された支出の種類の電子ウォレットに指定された金額の電子マネーをチャージすることの指示を取得し、且つ前記チャージの額が前記支出の種類の電子ウォレットの上限額を超える場合、前記第1処理とは異なる第2処理を実行する。
電子ウォレットとは、例えば、電子決済サービスにおいて仮想的に生成された財布である。前記上限額は、例えば、利用者またはシステムにより指定された上限額である。前記上限額は、例えば、所定期間(1カ月などの任意の期間)における上限額である。前記第1処理は、予め設定された手法や、利用者により指定された手法等に基づいてチャージを行う処理である。第1処理は、例えば、銀行サーバと連携して利用者の口座から電子マネーを電子ウォレットに移動させる処理(電子マネーを入金させる処理)である。前記第2処理は、以下の(1)、(2)または(3)のうち一以上の処理である。(1)前記指定された支出の種類の電子ウォレットに指定された金額の電子マネーをチャージしないことである。(2)前記指定された支出の種類の電子ウォレットへのチャージの額が前記上限額を超えることを示す情報を前記電子ウォレットの利用者の端末装置の表示部に表示させることである。(3)前記上限額の範囲内でチャージが可能なことを示す情報(例えば所定期間でチャージ可能な上限額からこれまでのチャージ額を減算した額)を前記表示部に表示させることである。
上記のウォレット管理部と、第1受付部とは、同じ装置に含まれる機能部であってもよいし、異なる装置に含まれる機能部であってもよい。ウォレット管理部と、第1受付部とのうち一方または双方は、プロセッサがアプリケーションプログラムを実行することで実現される機能部であってもよい。
[電子決済サービス]
図1は、電子決済サービスが実現されるための電子決済システム1の構成の一例を示す図である。電子決済システム1は、「処理システム」の一例である。電子決済システム1(電子決済サービス)は、利用者端末装置10(決済アプリ20)、店舗端末装置50、決済サーバ100、および銀行サーバ300を中心として実現される。決済サーバ100は、例えば、一以上の利用者端末装置10、一以上の店舗端末装置50のそれぞれとネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、無線基地局、プロバイダ装置などを含む。また、銀行サーバ300と、決済サーバ100とは、ネットワークNWを介して通信する。
利用者端末装置10は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の可搬型端末装置である。利用者端末装置10は、少なくとも、光学読取機能、通信機能、表示機能、入力受付機能、プログラム実行機能、位置測定装置(GPS)等を有するコンピュータ装置である。以下の説明では、これらの機能を実現するための構成をそれぞれカメラ、通信装置、タッチパネル、CPU(Central Processing Unit)等と称する。利用者端末装置10では、CPU等のプロセッサにより決済アプリ20が実行されることで、決済サーバ100と連携して電子決済サービスを利用者に提供するように動作する。決済アプリ20は、カメラ、通信装置、タッチパネルなどを制御する。
店舗端末装置50は、例えば、店舗に設置される。店舗端末装置50は、少なくとも、商品価格取得機能、光学読取機能、プログラム実行機能、通信機能を有するコンピュータ装置である。店舗端末装置50は、いわゆるPOS(Point of Sale)装置を含み、POS装置によって商品価格取得機能や光学読取機能を実現してもよい。店舗コード画像60は、店舗に置かれ、QRコード(登録商標)等のコード画像が紙やプラスチックの媒体に印刷されたものである。なお、店舗コード画像60は、店舗に置かれたディスプレイによって表示されてもよい。
決済サーバ100は、利用者端末装置10または店舗端末装置50から受信した決済情報に基づいて電子決済を実現する。決済サーバ100は、例えば、アカウントIDに対応付けて管理している残高情報を増減させる(換言すると、電子マネーを入出金する)ことで、電子決済を行う。電子決済は、リボ払いやクレジット払い等の方法によって、購買時点の残高情報よりも多額の購買を可能にするものが含まれてよい。
図2は、電子決済の大まかな流れを例示した図である。電子決済には、パターン1とパターン2の二つが存在してよい。パターン1の場合、まず利用者端末装置10において決済アプリ20が起動し、QRコードやバーコード等のコード画像(コード情報)を表示する。利用者は利用者端末装置10の表示面を店舗端末装置50に翳す(提示する)。店舗端末装置50は、光学読取機能によってコード画像をデコードし、アカウントID等の情報を取得する。そして、店舗端末装置50は、電子決済の依頼、アカウントID、決済金額、店舗ID等を含む決済情報(決済リクエスト)を生成し、決済サーバ100に送信する。決済金額の情報は、予めバーコード読み取りや手入力等によって取得されている。決済サーバ100は、受信した情報に基づいて決済処理を行う。
パターン2の場合、決済アプリ20が起動した状態の利用者端末装置10が、光学読取機能によって店舗コード画像60をデコードする。店舗コード画像60には、店舗名等の情報が含まれている。利用者は、店舗名等が表示された画面において、決済金額を利用者端末装置10に入力する。そして、利用者端末装置10は、電子決済の依頼、アカウントID、決済金額、店舗ID等を含む決済情報(決済リクエスト)を生成し、決済サーバ100に送信する。決済サーバ100は、受信した情報に基づいて決済処理を行う。なお、上記のいずれかのパターンでのみ電子決済が行われてもよい。
電子決済が完了すると、完了通知が決済サーバ100から利用者端末装置10に送信される。利用者端末装置10は、受信した完了通知に応じて決済完了画面を表示する。完了通知は、例えばWebページの形式である。決済完了画面には、例えば、電子決済が行われた店舗の情報、決済金額、電子決済の結果として利用者に付与されるポイント(特典の一例)の情報等が含まれる。
[決済サーバ]
図3は、決済サーバ100の構成図である。決済サーバ100は、例えば、通信部110と、コンテンツ提供部120と、決済処理部130と、連携部140と、記憶部200とを備える。コンテンツ提供部120、決済処理部130、および連携部140のそれぞれは、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。
記憶部200は、HDDやフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)などである。記憶部200は、決済サーバ100がネットワークを介してアクセス可能なNAS(Network Attached Storage)装置であってもよい。記憶部200には、利用者情報210や、店舗情報220、コンテンツ情報230などの情報が格納される。利用者情報210は、第1ウォレット情報212および第2ウォレット情報214を含む(詳細は後述する)。
通信部110は、ネットワークNWに接続するための通信インターフェースである。通信部110は、例えばネットワークカードである。
コンテンツ提供部120は、例えば、Webサーバの機能を有し、前述した決済完了画面を含む、電子決済サービスの各種画面を表示するための情報(コンテンツ)を利用者端末装置10に提供する。コンテンツ提供部120は、コンテンツ情報230から適宜、必要なコンテンツを読み出して利用者端末装置10に提供する。利用者端末装置10は、決済アプリ20によってコンテンツが再生された状態で利用者による各種入力を受け付け、前述した決済情報などを決済サーバ100に送信する。
決済処理部130は、利用者端末装置10または店舗端末装置50により送信された決済情報に基づいて、決済処理を行う。決済処理部130は、利用者情報210を参照しながら決済処理を行う。
図4は、利用者情報210の内容の一例を示す図である。利用者情報210は、例えば、アカウントIDに対して、連絡先情報、チャージ残高情報、支払方法を示す情報、決済履歴情報などの情報が対応付けられたものである。連絡先情報は、利用者が電子決済サービスに加入する際に入力した情報である。
チャージ残高情報は、利用者が予め銀行預金等から電子決済サービスに送金することで設定された電子マネーの残高を示す情報である。残高情報は決済処理に伴うオートチャージによって自動的に加算される場合もある。利用者が電子決済サービスに事前入金することなく、物品またはサービスを購入することができる後払い残高や、クレジットカードによる支払いが可能な金額がチャージ残高に代えて(または加えて)、利用者情報210に対応付けられてもよい。
利用者が利用可能な複数の支払方法は、例えば、チャージ残高による支払い、後払いによる支払い、クレジットカードによる支払い、その他の支払手法である。その他の支払手法とは、例えば、電子決済サービスの提供者や店舗が提供するリボ払い決済や、分割払い決済などである。
決済履歴情報は、利用者が行った決済の内訳(日時、購買行動が行われた店舗の店舗ID、決済金額等)を、電子決済ごとに示す情報である。
店舗に関する情報は、店舗情報220として管理されている。図5は、店舗情報220の内容の一例を示す図である。店舗情報220は、例えば、店舗IDに対して、店舗カテゴリ、所在地、決済パターン等の情報が対応付けられたものである。店舗カテゴリは、一階層の情報であってもよいし、二階層以上の階層構造を有する情報であってもよい。例えば、図示する「寿司」の上位概念として「和食」や「食事処」、「飲食店」といった情報が付与されてもよい。所在地は、階層化された情報で表されてもよい。決済パターンは、前述したパターン1とパターン2のどちらで決済可能か(両方で決済可能か)を示す情報である。
決済処理部130は、受付部132と、ウォレット管理部134を含む。受付部132は、支出の種類に応じた電子ウォレットの生成の指示や、電子ウォレットにチャージされる電子マネーの上限額の設定の指示などを受け付ける。
ウォレット管理部134は、受け付けた指示に基づいて、支出の種類ごとの電子ウォレットを生成したり、上限額を設定したりする。支出の種類は、予め用意された支出の種類であってもよいし、利用者が任意に設定した支出の種類であってもよい。ウォレット管理部134は、電子ウォレットごとに残高を管理する。
ウォレット管理部134は、利用者が電子マネーをチャージする場合、利用者の操作に基づいて、チャージ額を指定の電子ウォレットに振り分ける。図6は、チャージ額の振り分けについて説明するための図である。例えば、電子マネーは、例えば、食費の電子ウォレット、交際費の電子ウォレット、および光熱費の電子ウォレットに振り分けられて管理される。第1ウォレット情報212において、食費の電子ウォレットの残高、交際費の電子ウォレットの残高、および光熱費の電子ウォレットの残高が管理されている。ウォレット管理部134は、電子決済が行われる際に、第1ウォレット情報212を参照して、設定された電子ウォレットの残高を用いて決済を行う。なお、電子ウォレットの支出の種類は、食費、交際費、および光熱費の他に、例えば、ランチやコンビニエンスストアなど任意の種類が設定されてもよい。
連携部140は、他のサーバ装置と連携する。連携とは、通信を確立して情報の送受信を行ったり、協働して利用者にサービスを提供したりすることである。連携部140は、例えば、銀行サーバ300と連携して電子マナーのチャージを行う。
[表示されるインターフェース画面に関する説明]
ここで、上述した決済アプリ20が利用者端末装置10の表示部に表示するインターフェース画面について説明する。図7は、インターフェース画面IM1の一例を示す図である。インターフェース画面IM1は、例えば、バーコードC1や、QRコード、支払いの方法(チャージ残高からの支払い)を示す情報、各種サービスに関するボタンを表示部に表示させる。バーコードおよびQRコードは、決済処理において店舗端末装置50が読み取るための情報である。支払いの方法を示す情報は、設定された決済処理で利用される支払いの方法である。各種サービスは、例えば、クーポン付与のサービスや、ショッピングサービス、フリーマーケットサービス、タクシーの配車サービスなどの種々のサービスを含む。
インターフェース画面IM1には、インターフェース画面IM1とは別の画面においてコード画像を拡大して表示させるための表示ボタンB1Aが含まれている。このボタンB1Aが操作されると、別の画面でコード画像が拡大表示される。インターフェース画面IM1には、更に、店頭のQRコードを読み取るためにカメラを起動させるためのボタンB1Bが含まれている。このボタンB1Bが操作されると、カメラが起動する。
インターフェース画面IM1に対して、利用者が所定の操作(例えばボタンB1Aに対する操作)を行うと、図8のインターフェース画面IM2が表示部に表示される。図8は、インターフェース画面IM2の一例を示す図である。インターフェース画面IM2には、例えば、領域AR1および領域AR2が設定されている。領域AR1には、バーコードやQRコードが表示されている。領域AR2には、設定されている電子ウォレット(支出の種類「食費」)の情報や、当該電子ウォレットの残高(利用可能額)の情報等を含む。設定されている電子ウォレット(支出の種類「食費」)の情報は、前回利用された支出の種類である。
インターフェース画面IM2のように、食費の電子ウォレットの残高を用いて決済が行われると、食費の電子ウォレットから決済に係る金額の電子マネーが差し引かれる。支出の種類を指定せずに、単に残高から決済することを設定して決済を行うことも可能である。この場合、例えば、各支出の種類のウォレットの残高から均等に電子マネーが差し引かれてもよいし、残高の大きさに応じた額が差し引かれてもよい。
例えば、決済サーバ100(決済アプリ20)は、利用者が決済しようとしている店舗の種別に応じて、電子ウォレットの種類を設定してもよい。例えば、利用者がスーパーマーケットなどの食料品店に存在している場合、食費の電子ウォレットを設定(またはレコメンド)し、利用者がレストランや居酒屋など外食するお店に存在している場合、交際費の電子ウォレットを設定する。この処理は、パターン1の場合に行われてもよいし、パターン2の場合に行われてもよい。決済サーバ100(または決済アプリ20)は、決済アプリ20が取得した利用者端末装置10の位置情報に基づいて店舗の種別を特定したり、利用者端末装置10が得た店舗の情報(例えば店舗コード画像60を読み込んで得た店舗の情報)または店舗端末装置50が得た利用者の情報(例えば店舗端末装置50が利用者端末装置10の表示部に表示されたコード情報を読み込んで得た利用者の情報)に基づいて利用者が存在する店舗の種別を特定したりする。
例えば、利用者が決済アプリ20を操作して電子ウォレットの設定をお任せモードに設定すると、上記のように利用者の位置情報から得られた利用者が存在している店舗のカテゴリに基づいて利用する電子ウォレットが自動で設定されてもよいし、下記のように利用者が決済を行った商品(またはサービス)の識別情報(商品コード)に基づいて利用する電子ウォレットが決定されてもよい。例えば、パターン1の場合(店舗端末装置50がコード画像を読み込む場合)において、店舗端末装置50が決済を行った商品の識別情報を決済サーバ100に送信する。決済サーバ100は、送信された商品の識別情報に基づいて、電子ウォレットを特定し、特定した電子ウォレットのチャージ残高から決済に係る金額を差し引いてもよい。この場合、決済サーバ100は、商品の識別情報と、電子ウォレットの種別(または食費や交際費などの商品の種別)とが対応付けられた情報を参照して、決済に利用する電子ウォレットを特定する。
例えば、利用者が電子ウォレットを変更したい場合、領域AR2をタップ操作など所定の操作を行うと、インターフェース画面IM3が表示部に表示される。図9は、インターフェース画面IM3の一例を示す図である。インターフェース画面IM3は、例えば、チャージを行うためのボタンや、合計の残高(電子ウォレットの残高の合計の残高)を示す情報、各電子ウォレットと各電子ウォレットの残高の情報、電子決済サービスが提供している資産運用サービスにおける運用状況に関する情報(例えば運用額)、後払いを実行するためのボタンなどを含む。チャージを行うためのボタンが操作されると、後述するように利用者はチャージを行うことができる。運用状況に関する情報および後払いを実行するためのボタンは、省略されてもよいし、残高が所定額未満または所定の支出の種類のウォレットの残高が所定額未満の場合に表示されてもよい。
インターフェース画面IM3では、食費の電子ウォレットが設定されていることを示している。他の電子ウォレットに変更したい場合、利用者は、変更したい電子ウォレットに対応する領域を操作すると、操作に対応する電子ウォレットに変更される。また、資産運用の資産を用いて電子決済を行いたい場合は、利用者が資産運用に対応する領域を操作すると、資産を一部売却や電子マネーの残高に換金するためのコンテンツが表示される。利用者は、上記のコンテンツで資産を電子マネーの残高に換金し、当該残高を用いて電子決済を行うことができる。また、利用者は、後払いに対応する領域を操作すると、後払いを利用できる。利用者は、支払い方法の追加のボタンを操作すると、支払い方法を追加することができる。なお、インターフェース画面IM3には、店舗端末装置50に読み取らせるためのコード画像(コード情報)が含まれていてもよい。
インターフェース画面IM2またはインターフェース画面IM3は、「前記電子ウォレットの利用者が電子決済を行うための操作を実行した場合、予め設定された支出の種類の電子ウォレットの残高を用いて前記電子決済を行うことを示す情報を含む第1コンテンツ」の一例である。インターフェース画面IM3は、「前記第1コンテンツに対する利用者の所定の操作に応じて、前記予め設定された支出の種類とは異なる支出の種類の電子ウォレットを前記電子決済において利用することが選択可能なコンテンツ」の一例である。
図10は、電子決済が完了した場合に表示部に表示されるインターフェース画面IM4の一例を示す図である。インターフェース画面IM4は、例えば、電子決済額や、電子決済が完了したことを示す情報、電子決済に用いられた電子ウォレットの種別、支出後の電子ウォレットの残高などの情報である。
なお、利用しようとしていた電子ウォレットの残高が電子決済額よりも小さい場合、利用者は、他の電子ウォレットの残高を利用してもよいし、他の電子ウォレットの残高の電子マネーを利用しようとしていた電子ウォレットの残高に移して、移した後に電子決済を行ってもよい。
図11は、他の電子ウォレットの残高の電子マネーが、利用しようとしていた電子ウォレットの残高に移された場合に表示部に表示されるインターフェース画面IM5の一例を示す図である。インターフェース画面IM5は、ウォレット管理部134が食費の電子ウォレットの残高2000円を、交際費の残高に加えた場合に表示されるインターフェース画面である。
[電子ウォレットへの入金の上限額について]
ウォレット管理部134は、利用者の操作に基づいて、各電子ウォレットにチャージされる額の上限額を設定してもよい。図12は、上限額が設定される際のインターフェース画面IM6の一例を示す図である。インターフェース画面IM6には、食費の電子ウォレットへのチャージ額の上限額を設定するための領域、交際費の電子ウォレットへのチャージ額の上限額を設定するための領域、および光熱費の電子ウォレットへのチャージ額の上限額を設定するための領域が含まれている。インターフェース画面IM6には、各電子ウォレットの上限額の合計を示す情報が含まれている。上記のインターフェース画面IM6に対する利用者の操作に基づいて、ウォレット管理部134は、第2ウォレット情報214を生成する。
図13は、第2ウォレット情報214の内容の一例を示す図である。第2ウォレット情報214は、例えば、電子ウォレットの上限額と、チャージされた残高と、チャージ可能な残高とが対応付けられた情報である。第2ウォレット情報214は、利用者ごとに用意されている。上限額は、例えば、1カ月や1週間など所定期間におけるチャージの上限額である。ウォレット管理部134は、上記の第2ウォレット情報214の上限額を加味して、チャージを行う。
例えば、所定の電子ウォレットにチャージするためのチャージボタンが操作されると、+5,000円や、+10,000円、+20,000円などのようにチャージする金額を選択する金額選択ボタンやチャージする金額を入力するためのボタンなどが表示されてもよい。利用者が上記ボタンを操作すると、操作されたボタンに応じた金額がチャージされる。金額選択ボタンは、上記のような金額に代えて(加えて)、上限額までチャージするための上限額ボタン(上限額いっぱいまでチャージするための問い合わせボタン)が含まれてもよい。上限額ボタンが操作されると、上限額ボタンに対応する支出の種類の電子ウォレットの上限額に応じた金額がチャージされる。例えば、食費の電子ウォレットの上限額は、30,000円であり、既に10,000円がチャージされて利用済みであるものとする。この場合に、食費の上限額ボタンが操作されると、20,000円がチャージされる。例えば、決済サーバ100が、上記のようにチャージ額を決定して、決定したチャージ額をチャージする。
利用者が電子ウォレットの上限を超える額をチャージしようとした場合、所定の通知が利用者端末装置10の表示部に表示されてもよい。例えば、電子ウォレットの上限額が5,000円で、既に500円チャージされているものとする。この場合に、利用者が5,000円をチャージしようとした場合、所定の通知がされる。所定の通知とは、例えば、4,500円までならチャージ可能であることを示す情報や、4,500円までチャージ可能であるため4,500円をチャージするかを問い合わせる情報である。例えば、利用者が4,500円をチャージするための操作を行った場合、4,500円がチャージされる。例えば、決済サーバ100が、上記のように利用者が電子ウォレットの上限を超える額をチャージしようとしたか否かを判定し、判定結果に応じて所定の通知を行う。
[シーケンス]
図14は、電子決済システムにおいてチャージが行われる際に実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。まず、利用者の操作に基づいて所定の電子ウォレット(例えば食費の電子ウォレット)の残高にチャージを行う操作を行った場合、決済アプリ20が、食費の電子ウォレットにチャージを行う依頼を決済サーバ100に送信する(S10)。この依頼には、希望のチャージ額と、電子ウォレットの種別とを示す情報が含まれている。
次に、決済サーバ100が、食費の電子ウォレットのチャージの上限額を確認し、希望のチャージ額をチャージした場合に上限額を上回るか否かを判定する(S12)。上限額を上回らない場合、決済サーバ100は、希望のチャージ額の送金を銀行サーバに依頼する(S14)。銀行サーバ300は、S14の依頼に応じて、利用者の口座の残高を利用して希望のチャージ額を決済サーバ100に送金する(S16)。決済サーバ100は、送金されたチャージ額を食費の電子ウォレットにチャージする(S18)。
チャージが完了すると、決済サーバ100は、チャージが完了したことを示す情報を決済アプリ20に通知する(S20)。次に、決済アプリ20は、上記の通知に応じてチャージが完了したことを示す情報を含むコンテンツを利用者端末装置10の表示部に表示させる(S22)。
なお、上記のS12において、希望のチャージ額をチャージした場合に上限額を上回る場合、決済サーバ100は、決済アプリ20を介して、表示部にチャージ額が上限額を上回ることを示す情報や、他の電子ウォレットにチャージするかを問い合わせる情報、上限額を上回ることを承知の上でチャージを行うことを問い合わせる情報等を表示部に表示させる。そして、決済サーバ100は、利用者の意図に応じた処理を実行する。
上記の実施形態において、決済サーバ100が行う処理の一部または全部は、決済アプリ20が実行してもよい。また、利用者情報210や、第1ウォレット情報212、第2ウォレット情報214等は決済アプリ20において管理されていてもよい。
以上説明した第1実施形態によれば、電子決済システムは、電子ウォレットごとに決定された上限額に基づいて、対象の電子ウォレットにチャージを行うかを決定することにより、利用者の利便性が向上する。例えば、電子決済システムは、利用者が設定した月々の支出に対する予算について、予算内で支出が行われるように管理することを支援することができる。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について説明する。第1実施形態では、決済サーバ100が、チャージ額が上限を上回るか否かを判定するものとした。これに対して、第2実施形態では、銀行サーバ300が、上記の判定を行う。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
第2実施形態の電子決済システムは、1つの銀行口座において用途ごとに用意された仮想口座を管理する送金処理部(口座管理部)と、支出の種類ごとに用意された電子ウォレットを管理するウォレット管理部と、を備え、前記ウォレット管理部は、指定された支出の種類の電子ウォレットに指定された金額の電子マネーをチャージすることの指示に基づいて、前記口座管理部に前記指定された金額を送金させる処理を依頼し、前記口座管理部は、前記依頼に基づいて前記支出の種類に応じた用途の仮想口座から前記指定された金額を前記ウォレット管理部に送金する第3処理を実行する。
前記口座管理部は、前記支出の種類に応じた用途の仮想口座の残高が、前記指定された金額以上である場合、前記第3処理を実行し、前記支出の種類に応じた用途の仮想口座の残高が、前記指定された金額未満である場合、前記第3処理とは異なる第4処理を実行する。
前記第4処理は、以下のいずれか一以上の処理である。(4)前記指定された支出の種類の電子ウォレットに指定された金額の電子マネーをチャージしないことである。(5)前記指定された支出の種類に応じた用途の仮想口座から電子ウォレットへのチャージができないことを示す情報を前記電子ウォレットの利用者の端末装置の表示部に表示させることである。(6)前記指定された支出の種類に応じた用途の仮想口座の残高の範囲内でチャージが可能なことを示す情報(例えば支出の種類に応じた用途の仮想口座の残高に対応する額)を表示部に表示させることである。
図15は、第2実施形態の利用者端末装置10Aの機能構成の一例を示す図である。利用者端末装置10Aは、例えば、決済アプリ20Aを備える。決済アプリ20Aは、銀行ミニアプリ30などの一以上のミニアプリを含む。ミニアプリは、例えば、決済アプリ20Aが利用者端末装置10にダウンロードされると、決済アプリ20Aに含まれるミニアプリも利用者端末装置10にダウンロードされる。ミニアプリは、決済アプリ20A内で起動可能なように開発されたアプリケーションである。例えば、ミニアプリは、決済アプリ20A内で起動し、webビュー機能を用いて各種画面を表示する。銀行ミニアプリ30が起動すると、銀行ミニアプリ30は、銀行サーバ300(銀行サーバ300が提供するAPI;Application Programming Interface)と協働して銀行サーバ300が提供するコンテンツ(銀行コンテンツ)を利用者端末装置10の表示部に表示させる。銀行ミニアプリ30は、例えば、URL(Uniform Resource Locator)にアクセスし、webビュー機能により、銀行サーバ300が提供するHTML(Hyper Text Markup Language)コンテンツを表示する。
図16は、銀行サーバ300の機能構成の一例を示す図である。銀行サーバ300は、例えば、仮想口座生成部310と、送金処理部(口座管理部)320と、銀行コンテンツ提供部330と、記憶部340とを備える。
仮想口座生成部310、送金処理部320、および銀行コンテンツ提供部330のそれぞれは、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。
記憶部340は、HDDやフラッシュメモリ、RAMなどである。記憶部340は、銀行サーバ300がネットワークを介してアクセス可能なNAS装置であってもよい。記憶部340には、例えば、口座情報350や対応情報360が格納される。口座情報350は、利用者ごとの口座の情報であって、利用者の口座番号や、預金額、暗証番号など種々の情報を含む。対応情報360の詳細については後述する。
仮想口座生成部310は、利用者の操作に基づいて仮想口座を生成する。送金処理部320は、決済サーバ100の依頼に応じて送金を行う。銀行コンテンツ提供部330は、銀行ミニアプリ30と協働して利用者端末装置10の表示部に銀行コンテンツを表示させる。
図17は、銀行コンテンツの一例を示す図である。銀行コンテンツは、例えば、口座の種別や、口座番号、残高、口座利用の履歴などの情報を含む。銀行コンテンツは、仮想口座と仮想口座の残高とを含む。仮想口座は、銀行ミニアプリ30に対する利用者の操作に基づいて仮想口座生成部310が1つの口座内に仮想的に生成した口座である。仮想口座は、用途ごとに用意されている。仮想口座は、例えば、教育資金用の仮想口座や、食費関連用の仮想口座、生活関連用の仮想口座などである。
[シーケンス]
図18は、電子決済システムにおいてチャージが行われる際に実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。まず、決済アプリ20Aが提供するコンテンツ内の銀行ミニアプリ30を起動させるボタンを利用者が操作した場合(S100)、決済アプリ20Aが銀行ミニアプリ30を起動させる(S102)。これにより、銀行ミニアプリ30が起動する(S104)。
次に、銀行ミニアプリ30が、銀行ミニアプリ30に銀行コンテンツの提供を依頼する(S106)。次に、銀行サーバ300が、依頼に応じた銀行コンテンツを銀行ミニアプリ30に提供する(S108)。これにより、銀行ミニアプリ30が、銀行コンテンツを利用者端末装置10の表示部に表示させる(S110)。
次に、銀行コンテンツに対して利用者が操作を行った場合、銀行ミニアプリ30が、操作に応じた情報を銀行サーバ300に提供する(S112)。次に、銀行サーバ300は、上記の操作に応じた銀行コンテンツを利用者端末装置10の表示部に表示させる(S114)。
なお、上記の決済アプリ20Aまたは銀行ミニアプリ30が実行する処理は、決済サーバ100を介して行われてもよい。例えば、決済サーバ100が決済アプリ20Aの指示に基づいて銀行ミニアプリ30を起動させたり、決済サーバ100が銀行ミニアプリ30の指示に基づいて銀行サーバ300に銀行コンテンツの提供を依頼したりしてもよい。
上記のように、決済アプリ20Aが利用されている際に銀行コンテンツが利用者に提供される。また、利用者は、例えば、銀行コンテンツに含まれるボタンを操作して、仮想口座を生成することができる。
[シーケンス]
図19は、電子決済システムにおいてチャージが行われる際に実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。まず、利用者が所定の電子ウォレット(例えば食費の電子ウォレット)の残高にチャージを行う操作を行った場合(S200)、決済アプリ20Aが、食費の電子ウォレットにチャージを行う依頼を決済サーバ100に送信する(S202)。この依頼には、希望のチャージ額と、電子ウォレットの種別とを示す情報が含まれている。
次に、決済サーバ100が、送金の依頼を銀行サーバ300に依頼する(S204)。この依頼には、希望のチャージ額と、電子ウォレットの種別とを示す情報が含まれている。次に、銀行サーバ300の送金処理部320は、送金ができるか否かを判定する(S206)。送金処理部320は、対応情報360を参照して、電子ウォレットの種別に対応する仮想口座を特定し、特定した仮想口座の残高が希望のチャージ額以下であるか否かを判定する。
図20は、対応情報360の内容の一例を示す図である。対応情報360は、電子ウォレットの種別と仮想口座とが互いに対応付けられた情報である。送金処理部320は、支出の種類と、用途ごとに用意された仮想口座とが対応付けられた対応情報360(参照情報)を参照して、支出の種類に応じた仮想口座を特定する。なお、仮想口座を特定する処理は、決済サーバ100(決済アプリ20A)において行われてもよい。この場合、対応情報360は、例えば、決済サーバ100の記憶部200に記憶される。そして、決済サーバ100が、どの仮想口座から送金するかを示す情報を銀行サーバ300に提供する。
特定した仮想口座の残高が希望のチャージ額以下である場合、送金処理部320は、決済サーバ100に希望のチャージ額を送金する(S208)。決済サーバ100は、送金されたチャージ額を食費の電子ウォレットにチャージする(S210)。
チャージが完了すると、決済サーバ100は、チャージが完了したことを示す情報を決済アプリ20Aに通知する(S212)。次に、決済アプリ20Aは、上記の通知に応じてチャージが完了したことを示す情報を含むコンテンツを利用者端末装置10の表示部に表示させる(S214)。
なお、上記のS206において、チャージする場合に希望のチャージ額が仮想口座の残高を上回る場合、銀行サーバ300は、決済アプリ20Aまたは銀行ミニアプリ30を介して、チャージができないことを示す情報や、表示部に希望のチャージ額が仮想口座の残高を上回ることを示す情報、他の仮想口座の残高を利用してチャージするかを問い合わせる情報等を表示部に表示させる(詳細は後述する)。そして、銀行サーバ300は、利用者の意図に応じた処理を実行する。
図21は、仮想口座からチャージがされる前後のインターフェース画面IM7の一例を示す図である。例えば、図21の左図に示すように利用者が食費の電子ウォレットの残高がゼロとなったため、チャージを行う操作を行うと、食費に対応する仮想口座に残高が十分にある場合、図21の右図に示すように食費の電子ウォレットにチャージがされる。
上記のように、電子ウォレットに対応する仮想口座から送金がされるため、利用者の資金管理の利便性が向上する。
[シーケンス]
図22は、電子決済システムにおいてチャージが行われる際に実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。上述した図19のS206において、送金ができないと判定された場合の処理について説明する。図20のS200-206の処理と、図19のS200-206の処理とは同様の処理のため、説明を省略する。
銀行サーバ300の送金処理部320が、送金ができるか否かを判定して(S206)、特定した仮想口座の残高が希望のチャージ額未満であると判定した場合、銀行コンテンツ提供部330が、特定した仮想口座の残高が希望のチャージ額未満であることを示す情報を利用者端末装置10の表示部に表示させる(S209)。銀行ミニアプリ30は、他の仮想口座の残高を利用する操作を受け付けた場合、指定された仮想口座を利用して送金することを銀行サーバ300に指示する(S211)。銀行サーバ300は、上記の指示に基づいて、決済サーバ100に送金を行う。
図23は、図22の処理において表示部に表示されるインターフェース画面の一例を示す図である。例えば、銀行ミニアプリは、銀行サーバ300の仮想口座の残高が不足している場合、図23の左図のインターフェース画面を表示させる。このインターフェース画面は、銀行サーバ300により提供されるコンテンツである。図23の左図のインターフェース画面には、食費関連の仮想口座の残高や、残高が不足していること、送金に用いることが可能な他の仮想口座の情報などが含まれる。利用者が生活関連の仮想口座を利用したチャージを選択した場合、図23の右図に示すように、食費の電子ウォレットに生活関連の仮想口座から送金がされ、チャージがされる。このインターフェース画面は、決済サーバ100により提供されるコンテンツである。
なお、上記の例では、指定された支出の種類に応じた仮想口座の残高が不足していている場合に、図23に示すようなインターフェース画面を利用者に提供するものとして説明した。これに代えて(または加えて)、仮想口座の残高が不足していない場合であっても、図24に示すような各仮想口座の残高などの情報が利用者に提供されてもよい。例えば、図24のように、設定された支出の種類に対応する仮想口座が優先的に選択されるようなインターフェース画面が表示されてもよい。優先的に選択されるようにとは、例えば、仮選択された状態や、他の仮想口座を選択するよりも容易に選択できる態様である。
また、前述したインターフェース画面IM3、IM7等に代えて、図25のインターフェース画面IM8が利用者に提供されてもよい。インターフェース画面IM8には、支出の種類ごとにチャージに関するボタンが設定されている。このボタンが操作されると、ボタンに応じた支出の種類に応じた仮想口座から送金がされる。
例えば、上記のインターフェース画面IM8のチャージボタンが操作されると、+5,000円や、+10,000円、+20,000円などのようにチャージする金額を選択する金額選択ボタンやチャージする金額を入力するためのボタンなどが表示されてもよい。利用者が上記ボタンを操作すると、操作されたボタンに応じた金額がチャージされる。金額選択ボタンは、上記のような金額に代えて(加えて)、指定された電子ウォレットに対応する仮想口座に預金された全額をチャージするための問い合わせボタン(上限額いっぱいまでチャージするための問い合わせボタン)が含まれてもよい。問い合わせボタンが操作されると、問い合わせボタンに対応する支出の種類の仮想口座の残高の全額がチャージされる。例えば、食費の電子ウォレットに応じた仮想口座の残高が30,000円である場合、食費の電子ウォレットに全額をチャージするための問い合わせボタンが操作されると、30,000円がチャージされる。例えば、銀行サーバ300が、上記のように利用者の操作に応じたチャージ額を決済サーバ100にチャージさせる。この処理は、第2実施形態の変更例、第3実施形態においても実行されてもよい。
利用者が電子ウォレットに対応する仮想口座の残高を超える額をチャージしようとした場合、所定の通知が利用者端末装置10の表示部に表示されてもよい。例えば、仮想口座の残高が5,000円である場合に、利用者が6,000円をチャージしようとした場合、所定の通知がされる。所定の通知とは、例えば、5,000円までならチャージ可能であることを示す情報や、5,000円までチャージ可能であるため5,000円をチャージするかを問い合わせる情報である。例えば、利用者が5,000円をチャージするための操作を行った場合、5,000円がチャージされる。例えば、銀行サーバ300が、上記のように利用者が対応する仮想口座の残高を超える額をチャージしようとしたか否かを判定し、判定結果に応じて決済サーバ100を介して所定の通知を行う。この処理は、第2実施形態の変更例、第3実施形態においても実行されてもよい。
以上説明した第2実施形態によれば、電子決済システムは、支出の種類に対応付けられた仮想口座から送金を行ってチャージを行うため、利用者の資金管理に関する利便性が向上する。これにより、利用者の利便性が向上する。
<第2実施形態の変形例>
上記の例では、1つの口座内に複数の仮想口座を設けるものとして説明したが、これに代えて(または加えて)、1つの銀行内に複数の口座を設けて処理が実行されてもよい。例えば、電子決済システムは、用途ごとに用意された銀行口座を管理する口座管理部と、支出の種類ごとに用意された電子ウォレットを管理するウォレット管理部と、を備え、前記ウォレット管理部は、指定された支出の種類の電子ウォレットに指定された金額の電子マネーをチャージすることの指示に基づいて、前記口座管理部に前記指定された金額を送金させる処理を依頼し、前記口座管理部は、前記依頼に基づいて前記支出の種類に応じた用途の銀行口座から前記指定された金額を前記ウォレット管理部に送金する第3処理を実行する。
複数の口座が設けれ、所望の口座の残高が不足している場合には、図26のインターフェース画面IM9が利用者端末装置10の表示部に表示される。インターフェース画面IM9には、例えば、複数の口座の情報や、口座ごとの残高を示す情報などが含まれる。例えば、食費関連の口座の残高が不足してチャージができず、生活関連の口座からチャージすることを選択した場合、銀行サーバ300は、生活関連の口座の残高を利用して送金を行う。
以上説明した第2実施形態の変形例によれば、チャージを行う際に、1つの銀行の複数の口座の残高に応じた処理が行われるため、利用者の資金管理に関する利便性が向上する。
また、上記の例(第2実施形態、第2実施形態の変形例)では、銀行ミニアプリ30が決済アプリ20Aに含まれるものとして説明したが、銀行ミニアプリ30は省略され、銀行ミニアプリ30が実行する機能を決済アプリ20Aが有してもよい。また、上述した例では、銀行サーバ300が、銀行コンテンツを生成し、生成したコンテンツを提供するものとして説明した。これに代えて(または加えて)、決済サーバ100または決済サーバ100の管理者が管理するサーバ装置が、銀行サーバ300から銀行コンテンツを生成するための情報を取得して、取得した情報に基づいて、銀行コンテンツを生成してもよい。
また、上記の例において実行される各処理は、上述したアプリまたはサーバが行うことに代えて、決済サーバ100、決済アプリ20A、または銀行ミニアプリ30が実行してもよい。例えば、銀行ミニアプリ30が、銀行サーバ300と通信して送金の依頼を行ってもよいし、決済サーバ100が行う処理を、銀行ミニアプリ30または決済アプリ20Aが実行してもよい。
また、上記の例では、電子ウォレットに入金がされる場合について説明したが、電子ウォレットから仮想口座(または銀行口座)に入金がされてもよい。この場合、利用者は、銀行ミニアプリ30、決済アプリ20A、または銀行サーバ300が提供するコンテンツに対して所定の操作を行って、仮想口座(または銀行の口座)を指定する。決済サーバ100は、操作に応じて電子ウォレットの残高から送金を行って指定された仮想口座(または銀行口座)に入金を行う。また、送金される仮想口座(または銀行口座)は、予め電子ウォレットの支出の種類に対応付けられた仮想口座であってもよい。例えば、ウォレット管理部134が、電子ウォレットの残高の電子マネーを銀行口座に送金させる指示に基づいて、複数の仮想口座のうち予め設定された仮想口座に電子マネーを送金する。ウォレット管理部134は、電子ウォレットの残高の電子マネーを銀行口座に送金させる指示と電子ウォレットの支出の種類とに基づいて、複数の仮想口座のうち予め設定された仮想口座に電子マネーを送金する。例えば、銀行サーバ300は、電子ウォレットの支出の種類または仮想口座(または銀行口座)を特定するための情報(例えば仮想口座または銀行口座の種別を示す情報)を取得して、取得した情報に基づいて、どの仮想口座(または銀行口座)に入金を行うかを特定する。具体例には、食費の電子ウォレットと、食費の仮想口座(または銀行口座)とが対応付けられている場合、所定期間で余った電子ウォレットの残高は、利用者の操作または所定のタイミング(月末)などで食費の仮想口座(または銀行口座)に送金される。
<第3実施形態>
以下、第3実施形態について説明する。第2実施形態では、1つの銀行の口座を対象に処理が実行されるものとして説明した。これに対して、第3実施形態では、複数の銀行を対象に処理が実行される。以下、第2実施形態との相違点を中心に説明する。
電子決済システムは、支出の種類ごとに用意された電子ウォレットを管理するウォレット管理部を備える。ウォレット管理部は、指定された支出の種類の電子ウォレットに指定された金額の電子マネーをチャージすることの指示に基づいて、複数の銀行のそれぞれと、前記支出の種類とが互いに対応付けられた対応情報から前記支出の種類に応じた銀行を特定し、前記特定した銀行の銀行サーバに前記指定された金額を送金させる処理を依頼し、前記銀行サーバが前記依頼に基づいて前記ウォレット管理部に送金した電子マネーを前記指定された支出の種類の電子ウォレットにチャージする。
第3実施形態の電子決済システムは、複数の銀行サーバ(第1銀行サーバ、第2銀行サーバ)を備える。図27は、電子決済システムにおいてチャージが行われる際に実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。また、利用者の操作に基づいて所定の電子ウォレット(例えば食費の電子ウォレット)の残高にチャージを行う操作を行った場合(S300)、決済アプリ20が、食費の電子ウォレットにチャージを行う依頼を決済サーバ100に送信する(S302)。この依頼には、希望のチャージ額と、電子ウォレットの種別とを示す情報が含まれている。
次に、決済サーバ100が、送金の依頼を第1銀行サーバに依頼する(S304)。決済サーバ100は、例えば、図28に示す対応情報216を参照して、電子ウォレットに対応する銀行を特定し、特定した銀行の銀行サーバに送金の依頼を行う。対応情報216は、電子ウォレットの種別と、銀行とが互いに対応付けられた情報である。
次に、銀行サーバ300の送金処理部320は、送金ができるか否かを判定する(S306)。送金処理部320は、例えば、第1銀行の口座の残高が希望のチャージ額以上であるか否かを判定する。送金処理部320は、第1銀行の口座の残高が希望のチャージ額以上である場合、送金ができると判定し、第1銀行の口座の残高が希望のチャージ額未満である場合、送金ができないと判定する。
送金ができないと判定された場合、送金処理部320は、食費の残高が不足している情報(または送金ができないことを示す情報)を決済アプリ20に提供する(S308)。なお、この情報は、決済サーバ100を介して通知されてもよい。
次に、決済アプリ20は、他の電子ウォレットに対応付けられた銀行の残高から食費の電子ウォレットにチャージするか否かを問い合わせる情報を表示部に表示させる。利用者が他の電子ウォレット(例えば交際費)の銀行の残高を利用してチャージする操作を行った場合(S310)、決済アプリ20は、交際費に対応する第2銀行の第2銀行サーバに送金を依頼する情報を決済サーバ100に送信する(S312)。
図29は、食費の電子ウォレットに対応する銀行の口座の残高が不足して場合に表示部に表示されるインターフェース画面IM10の一例を示す図である。インターフェース画面IM10には、例えば、食費の電子ウォレットに対応する銀行から送金が行われなかった情報や、交際費に対応する銀行に送金を依頼するためのボタン、光熱費に対応する銀行に送金を依頼するためのボタンなどを含む。交際費に対応する銀行に送金を依頼するためのボタンが操作された場合、上記のS312の処理が行われる。
次に、決済サーバ100が、上記の依頼に応じて第2銀行サーバに依頼を送信する(S314)。次に、第2銀行サーバが、利用者の口座から送金ができるか否かを判定する(S316)。送金ができる場合、第2銀行サーバは、利用者の口座を利用して送金を行う(S318)。
上記のように、支出の種類に応じた銀行に送金の依頼がされ、各銀行が依頼に応じて送金を行うことにより、利用者の資金管理に関する利便性が向上する。
なお、決済アプリ20が行う処理または決済サーバ100が行う処理は銀行ミニアプリ30が実行してもよい。また、上記の例では、決済サーバ100が、送金の依頼を銀行サーバ300に行うものとして説明したが、決済アプリ20または銀行ミニアプリ30が、依頼を行ってもよい。
また、上記の例では、電子ウォレットに入金がされる場合について説明したが、電子ウォレットから銀行の口座に入金がされてもよい。この場合、利用者は、銀行ミニアプリ30、決済アプリ20、または銀行サーバ300が提供するコンテンツに対して所定の操作を行って、銀行(または銀行の口座)を指定する。決済サーバ100は、操作に応じて電子ウォレットの残高から送金を行って指定された銀行(または銀行の口座)に入金を行う。また、送金される銀行(または銀行の口座)は、予め電子ウォレットに対応付けられた銀行(または銀行の口座)であってもよい。例えば、ウォレット管理部134が、電子ウォレットの残高の電子マネーを銀行口座に送金させる指示に基づいて、複数の銀行のうち予め設定された銀行の口座に前記電子マネーを送金する。ウォレット管理部134は、電子ウォレットの残高の電子マネーを銀行口座に送金させる指示と電子ウォレットの支出の種類とに基づいて、複数の銀行のうち予め設定された銀行に電子マネーを送金する。例えば、銀行サーバ300は、電子ウォレットの支出の種類または銀行(または銀行口座)を特定するための情報(例えば銀行または銀行口座を示す情報)を取得して、取得した情報に基づいて、どの銀行の口座(または口座)に入金を行うかを特定する。具体例には、食費の電子ウォレットと、食費を管理する銀行(または銀行の口座)とが対応付けられている場合、所定期間で余った電子ウォレットの残高は、利用者の操作または所定のタイミング(月末)などで食費を管理する銀行(または銀行の口座)に送金される。
以上説明した第3実施形態によれば、電子決済システムが、支出の種類に応じた送金を行うことで、利用者は資金管理を容易に行うことができる。この結果、利用者の利便性が向上する。
また、上記の各処理および各実施形態の一部または全部は、組み合わされた実行されてもよい。更に、決済サーバ100において実行された処理の一部または全部は、決済アプリ20または銀行ミニアプリ30が実行してもよいし、他の装置が実行してもよい。決済アプリ20または銀行ミニアプリ30において実行された処理の一部または全部は、決済サーバ100が実行してもよいし、他の装置が実行してもよい。また、決済アプリ20で実行された処理は銀行ミニアプリ30で実行されてもよいし、銀行ミニアプリ30で実行された処理は、決済アプリ20で実行されてもよい。例えば、決済サーバ100の機能構成の一部または全部は複数の装置に分散されていてもよい。更に、決済サーバ100の記憶部200に記憶されている情報は、利用者端末装置10に記憶されてもいてもよい。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
10 利用者端末装置
20 決済アプリ
30 銀行ミニアプリ
50 店舗端末装置
60 店舗コード画像
100 決済サーバ
120 コンテンツ提供部
130 決済処理部
132 受付部
134 ウォレット管理部
140 連携部
200 記憶部
210 利用者情報
212 第1ウォレット情報
214 第2ウォレット情報
220 店舗情報
230 コンテンツ情報

Claims (6)

  1. 電子決済アプリが利用者を特定するための識別情報がエンコードされたコード情報を利用者の端末装置の表示部に表示させることで前記コード情報を店舗の端末装置に読み取らせて、または前記電子決済アプリが前記利用者の端末装置の撮像部を用いて店舗を特定するための識別情報がエンコードされたコード情報を取得して電子決済を行う処理システムにおいて、
    支出の種類ごとに用意された電子ウォレットを管理するウォレット管理部と、
    電子ウォレットにチャージされる電子マネーの上限額の設定を受け付ける第1受付部と、を備え、
    前記ウォレット管理部は、
    前記電子ウォレットにチャージするための操作が利用者によってされた場合、
    設定された金額を指定された支出の種類の電子ウォレットにチャージすることを受け付ける第1チャージボタンと、前記上限額いっぱいまで前記指定された支出の種類の電子ウォレットにチャージすることを受け付ける第2チャージボタンとを、前記利用者の端末装置の表示部に表示させ、
    前記利用者が前記第1チャージボタンを操作し、指定された支出の種類の電子ウォレットに前記設定された金額の電子マネーをチャージすることの指示を取得し、且つ前記チャージの額が前記支出の種類の電子ウォレットの上限額に到達していない場合、前記支出の種類の電子ウォレットに前記設定された金額の電子マネーをチャージするための第1処理を実行し、
    前記利用者が前記第1チャージボタンを操作し、指定された支出の種類の電子ウォレットに前記設定された金額の電子マネーをチャージすることの指示を取得し、且つ前記チャージの額が前記支出の種類の電子ウォレットの上限額を超える場合、前記第1処理とは異なる第2処理を実行し、
    前記第2チャージボタンが操作され、且つ指定された支出の種類の電子ウォレットに前記上限額いっぱいまでの金額の電子マネーをチャージすることの指示を取得した場合、前記指定された電子ウォレットが上限額いっぱいになるように前記電子マネーをチャージし、
    前記電子決済アプリを利用した前記電子決済が実行される際に利用者が前記電子決済アプリを操作して指定した前記支出の種類の前記電子ウォレットのチャージ残高を用いて前記電子決済を行う、
    処理システム。
  2. 前記第2処理は、以下のいずれかの処理である、
    (1)前記指定された支出の種類の電子ウォレットに指定された金額の電子マネーをチャージしないこと、
    (2)前記指定された支出の種類の電子ウォレットへのチャージの額が前記上限額を超えることを示す情報を前記電子ウォレットの利用者の端末装置の表示部に表示させること、(3)前記上限額の範囲内でチャージが可能なことを示す情報を前記表示部に表示させること、
    請求項1に記載の処理システム。
  3. 前記上限額は、利用者により指定された上限額である、
    請求項1または2に記載の処理システム。
  4. 前記上限額は、所定期間における上限額である、
    請求項1から3のうちいずれか1項に記載の処理システム。
  5. コンピュータが、
    電子決済アプリが利用者を特定するための識別情報がエンコードされたコード情報を利用者の端末装置の表示部に表示させることで前記コード情報を店舗の端末装置に読み取らせて、または前記電子決済アプリが前記利用者の端末装置の撮像部を用いて店舗を特定するための識別情報がエンコードされたコード情報を取得して電子決済を行う処理において、
    支出の種類ごとに用意された電子ウォレットを管理する処理と、
    電子ウォレットにチャージされる電子マネーの上限額の設定を受け付ける処理と、
    前記電子ウォレットにチャージするための操作が利用者によってされた場合、
    設定された金額を指定された支出の種類の電子ウォレットにチャージすることを受け付ける第1チャージボタンと、前記上限額いっぱいまで前記指定された支出の種類の電子ウォレットにチャージすることを受け付ける第2チャージボタンとを、前記利用者の端末装置の表示部に表示させる処理と、
    前記利用者が前記第1チャージボタンを操作し、指定された支出の種類の電子ウォレットに前記設定された金額の電子マネーをチャージすることの指示を取得し、且つ前記チャージの額が前記支出の種類の電子ウォレットの上限額に到達していない場合、前記支出の種類の電子ウォレットに前記設定された金額の電子マネーをチャージするための第1処理を実行する処理と、
    前記利用者が前記第1チャージボタンを操作し、指定された支出の種類の電子ウォレットに前記設定された金額の電子マネーをチャージすることの指示を取得し、且つ前記チャージの額が前記支出の種類の電子ウォレットの上限額を超える場合、前記第1処理とは異なる第2処理を実行する処理と、
    前記第2チャージボタンが操作され、且つ指定された支出の種類の電子ウォレットに前記上限額いっぱいまでの金額の電子マネーをチャージすることの指示を取得した場合、前記指定された電子ウォレットが上限額いっぱいになるように前記電子マネーをチャージする処理と、
    前記電子決済アプリを利用した前記電子決済が実行される際に利用者が前記電子決済アプリを操作して指定した前記支出の種類の前記電子ウォレットのチャージ残高を用いて前記電子決済を行う処理と、を実行する
    処理方法。
  6. コンピュータに、
    電子決済アプリが利用者を特定するための識別情報がエンコードされたコード情報を利用者の端末装置の表示部に表示させることで前記コード情報を店舗の端末装置に読み取らせて、または前記電子決済アプリが前記利用者の端末装置の撮像部を用いて店舗を特定するための識別情報がエンコードされたコード情報を取得して電子決済を行う処理において、
    支出の種類ごとに用意された電子ウォレットを管理する処理と、
    電子ウォレットにチャージされる電子マネーの上限額の設定を受け付ける処理と、
    前記電子ウォレットにチャージするための操作が利用者によってされた場合、
    設定された金額を指定された支出の種類の電子ウォレットにチャージすることを受け付ける第1チャージボタンと、前記上限額いっぱいまで前記指定された支出の種類の電子ウォレットにチャージすることを受け付ける第2チャージボタンとを、前記利用者の端末装置の表示部に表示させる処理と、
    前記利用者が前記第1チャージボタンを操作し、指定された支出の種類の電子ウォレットに前記設定された金額の電子マネーをチャージすることの指示を取得し、且つ前記チャージの額が前記支出の種類の電子ウォレットの上限額に到達していない場合、前記支出の種類の電子ウォレットに前記設定された金額の電子マネーをチャージするための第1処理を実行する処理と、
    前記利用者が前記第1チャージボタンを操作し、指定された支出の種類の電子ウォレットに前記設定された金額の電子マネーをチャージすることの指示を取得し、且つ前記チャージの額が前記支出の種類の電子ウォレットの上限額を超える場合、前記第1処理とは異なる第2処理を実行する処理と、
    前記第2チャージボタンが操作され、且つ指定された支出の種類の電子ウォレットに前記上限額いっぱいまでの金額の電子マネーをチャージすることの指示を取得した場合、前記指定された電子ウォレットが上限額いっぱいになるように前記電子マネーをチャージする処理と、
    前記電子決済アプリを利用した前記電子決済が実行される際に利用者が前記電子決済アプリを操作して指定した前記支出の種類の前記電子ウォレットのチャージ残高を用いて前記電子決済を行う処理と、を実行させる
    プログラム。
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