JP2002149969A - バンキングシステム - Google Patents

バンキングシステム

Info

Publication number
JP2002149969A
JP2002149969A JP2000339072A JP2000339072A JP2002149969A JP 2002149969 A JP2002149969 A JP 2002149969A JP 2000339072 A JP2000339072 A JP 2000339072A JP 2000339072 A JP2000339072 A JP 2000339072A JP 2002149969 A JP2002149969 A JP 2002149969A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fingerprint
user
information
transaction
processing unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000339072A
Other languages
English (en)
Inventor
Eikichi Sasaki
営吉 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2000339072A priority Critical patent/JP2002149969A/ja
Publication of JP2002149969A publication Critical patent/JP2002149969A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セキュリティの向上を図ると共に、容易に利
用することができるバンキングシステムを提供するこ
と。 【解決手段】 金融端末2と、ネットワークを介して接
続された勘定系ホストコンピュータ4とを備え、キャッ
シュカード1に利用者が身分照合を指紋照合にて行う旨
の情報が記憶される指紋取引情報記憶領域を備え、金融
端末2は、利用者の指紋を読み取る指紋認識部22と、
端末処理部21とを備えると共に、勘定系ホストコンピ
ュータ4は、ホスト処理部41と、指紋データベースを
有すると共に情報処理を行う指紋処理部42とを備え、
この指紋処理部42は、指紋イメージ情報を照合する指
紋照合処理機能と、指紋照合の結果を金融端末2に通知
する照合結果通知機能とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バンキングシステ
ムにかかり、特に指紋にて身分照合を行うバンキングシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、金融機関等による自動支払い機
(CD)あるいは現金自動預払機(ATM)等の自動化
機器が普及している。これらの自動化機器は、カード取
引を前提としている。具体的には、銀行等に開設した口
座に対応したカードが当該銀行により作成され、このカ
ードを上記ATMに挿入し、身分を照会することにより
現金の引き落とし、振り込み等を行うことができる。そ
して、上記カード取引における身分の照合は、主にパス
ワードの照合によって行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記パ
スワード入力方式の場合、パスワードを忘れてしまうと
取引が実行できないという不都合が生じる。例えば、カ
ード挿入時にパスワードがすぐに思い出せないために急
いでいるにもかかわらず出金できないという問題が生じ
る。また、お年寄りなどの利用者は、パスワードをメモ
等で管理する事になり、かかる場合にはメモの置き忘れ
等によるパスワードの漏洩という問題が生じる。
【0004】そして、上記パスワードの漏洩に対処すべ
く、パスワードを定期的に変更すると、さらにパスワー
ドの記憶が難しくなるという悪循環が生じる。また、カ
ードを盗まれパスワードを看破された場合にも、大金を
出金されるという問題が生じる。
【0005】
【発明の目的】本発明では、かかる従来例の有する不都
合を改善し、特にキャッシュカードによる現金の引き落
とし等の取引において、セキュリティの向上を図ると共
に、容易に利用することができるバンキングシステムを
提供することをその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、利
用者の口座情報が記憶されたカード記憶部を有するキャ
ッシュカードと、利用者がキャッシュカードを挿入して
当該利用者の身分照合後に入出金を行う金融端末と、こ
の金融端末にネットワークを介して接続され入出金の管
理を行う勘定系ホストコンピュータとを備えている。そ
して、キャッシュカードのカード記憶部に、利用者が身
分照合を指紋照合にて行う旨の情報が記憶される指紋取
引情報記憶領域を備え、金融端末は、利用者の指紋を読
み取る指紋認識部と、この指紋認識部を含む当該金融端
末の動作を制御する端末処理部とを備えると共に、この
端末処理部が、キャッシュカードの指紋取引情報記憶領
域に所定の情報が記憶されていた場合に利用者に指紋の
入力を要求する指紋入力要求機能と、指紋認識部にて取
り込んだ利用者の指紋イメージ情報を勘定系ホストコン
ピュータに送信する指紋イメージ送信機能とを備え、勘
定系ホストコンピュータは、当該勘定系ホストコンピュ
ータの動作を制御するホスト処理部と、利用者の指紋イ
メージ情報を含む指紋データベースを有すると共に当該
指紋データベースの情報処理を行う指紋処理部とを備
え、この指紋処理部は、ホスト処理部からの指令にて金
融端末から送信された指紋イメージ情報と指紋データベ
ースに格納された当該利用者の指紋イメージ情報とを照
合する指紋照合処理機能と、指紋照合の結果を金融端末
に通知する照合結果通知機能とを備えた、という構成を
採っている。
【0007】このような構成にすることにより、利用者
により金融端末にキャッシュカードが挿入され、当該金
融端末は、キャッシュカードの指紋取引情報記憶領域に
利用者が身分照合を指紋照合にて行う旨の情報が記憶さ
れるか否かを検出する。このとき、身分照合が指紋照合
にて行う旨の情報が記憶されている場合には、指紋入力
要求機能が、利用者に指紋の入力を要求する。続いて、
指紋イメージ送信機能が、指紋認識部より取り込んだ利
用者の指紋イメージ情報を勘定系ホストコンピュータに
送信する。続いて、勘定系ホストコンピュータの指紋照
合処理機能が、金融端末から送信された利用者の指紋イ
メージ情報と、鑑定系ホストコンピュータがあらかじめ
有する利用者の指紋イメージ情報とを照合する。そし
て、照合結果通知機能が、この照合による結果を金融端
末に送信し、金融端末は照合結果により出金等の処理を
行う。
【0008】従って、利用者は、カード発行時あるいは
銀行等に出向いたときに、希望によりカード取引を指紋
照合により実行するか否かを定めることができ、キャッ
シュカードにその旨が記憶される。指紋照合時にはカー
ド取引の利用の容易化を図ることができ、パスワード照
合取引を禁止することができ、セキュリティの向上を図
ることができる。一方、パスワード照合取引時には、口
座を有する本人が長期出張にて指紋照合できない場合等
であっても、家族等がカードを利用できる。その結果、
カード利用時における身分照合を、パスワード照合ある
いは指紋照合というように必要に応じて銀行等にて切り
替えることができ、セキュリティの向上を図りつつ、利
用の容易化を図ることができる。
【0009】また、指紋データベースは、利用者の複数
の指紋イメージ情報を含むと望ましい。これにより、利
用者のいずれかの指を利用して指紋照合した場合、指紋
データベースに当該利用者の全ての指の指紋が登録され
ていれば、指紋照合が成功し、出金等することができ
る。従って、利用者は指紋を入力する指を指定されない
ため、操作を容易に行うことができる。
【0010】また、指紋入力要求機能が、利用者に指紋
の入力を要求すると共に、入力される指紋の指情報であ
る指番号の入力を要求するようにしてもよい。これによ
り、指紋を照合する勘定系ホストコンピュータが、入力
される指をあらかじめ認識することができるので、指紋
照合処理機能による照合処理時間の短縮化を図ることが
でき、指紋を入力した利用者の待ち時間が短縮される。
【0011】また、指紋照合処理機能が、指紋データベ
ースに格納された利用者と所定の関係を有する他の利用
者の指紋イメージ情報に対して作動してもよい。そし
て、さらに、他の利用者の指紋イメージ情報は、利用者
と家族関係にある利用者の指紋イメージ情報であっても
よい。これにより、指紋データベースに口座保有者と家
族等の所定関係にある利用者の指紋が登録されている場
合に、当該所定関係を有する利用者は、指紋を入力する
こととにより出金することができる。従って、本人が直
接カード取引できない場合であっても、特定の者に代行
してもらうことができるため、セキュリティの向上を図
りつつ、利用の容易化を図ることができる。
【0012】さらに、指紋処理部が、利用者のキャッシ
ュカードによる指紋取引情報を所定の記憶領域に記憶す
る指紋取引記憶機能を備えてもよい。これにより、カー
ド取引の履歴が記憶され、カードの誤使用をチェックす
ることができ、セキュリティのさらなる向上を図ること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
1乃至図5を参照して説明する。
【0014】本実施形態では、利用者はキャッシュカー
ドをATM等の金融端末に挿入し、パスワード照合ある
いは指紋照合にて身分照合することにより、現金の入出
金を行うことができる。
【0015】図1は、本発明の一実施形態によるバンキ
ングシステムの構成を示すブロック図である。本実施形
態にかかるバンキングシステムは、利用者の口座情報が
記憶されたカード記憶部(図示せず)を有するキャッシ
ュカード1と、利用者がキャッシュカード1を挿入して
当該利用者の身分照合後に入出金を行う金融端末2と、
この金融端末2にネットワーク3を介して接続され入出
金の管理を行う勘定系ホストコンピュータ4とを備えて
いる。そして、勘定系ホストコンピュータ4には、上記
金融端末2が、ネットワーク3を介して遠隔地に複数接
続されている。以下、これを詳述する。
【0016】〈キャッシュカード〉キャッシュカード1
は、金融端末2を有する銀行等の金融機関が作成するカ
ードであって、利用者がATM(現金自動預払機)等の
自動化機器にて取引を行う際に利用されるものである。
具体例を以下に述べる。利用者が銀行にて口座を開設し
たときに、当該利用者がATMにて現金の預け払いを行
いたいと希望すると、銀行にてキャッシュカード1が発
行される。利用者は、このキャッシュカード1を各銀行
の支店あるいはキャッシュコーナーに設置されているA
TMに挿入し、所定の操作を行うことにより、出金する
ことができる。
【0017】このキャッシュカード1には、上記カード
記憶部(図示せず)としての磁気ストライプが形成され
ている。この磁気ストライプには、利用者の口座情報で
ある口座番号や、口座開設の際に当該利用者が指定した
パスワード等が記憶されている。パスワードは、例えば
4桁の数字である。このパスワードと、利用者が金融端
末2に入力するパスワードとを照合することにより、キ
ャッシュカード1の利用者の身分照合を行い、パスワー
ドが一致することにより金融端末1は出金等の許可をす
るようになっている。さらに、磁気ストライプには、利
用者が身分照合を、上記パスワードによる照合ではな
く、指紋照合にて行う旨の情報が記憶される指紋取引情
報記憶領域が備えられている。従って、利用者がカード
取引を指紋照合にて行うことを希望する場合には、金融
機関に申し出ることにより、指紋取引情報記憶領域に当
該金融機関にて所定の情報が記憶される。但し、この指
紋取引記憶領域には、金融端末2にて所定の情報が記憶
されてもよい。
【0018】〈金融端末〉金融端末2は、銀行等の金融
機関が設置する自動支払い機(CD)あるいは現金自動
預払機(ATM)等の自動化機器である。この金融端末
2は、勘定系取引用の端末処理部21と指紋認識部22
とを含んで構成されている。
【0019】端末処理部21は、勘定系取引の端末側の
処理機能を有し、顧客が使用したキャッシュカード1の
磁気ストライプに記憶されている情報に対応して、所定
の処理を行う。例えば、上記指紋取引情報記憶領域に所
定の情報が有れば、利用者に指紋の入力を要求する(指
紋入力要求機能)。このとき、利用者に指紋照合する指
を指定させてもよい。すなわち、利用者に入力される指
紋の指情報である指番号の入力を要求するようにしても
よい。また、端末処理部21は、指の指紋を読み取るよ
うに指紋認識部22に指示し(指紋読取指示機能)、当
該指紋新式部22が読み取った指紋イメージ情報を受け
取る(指紋イメージ情報受取機能)。さらに、この指紋
イメージ情報を含む取引電文を作成し(取引電文作成機
能)、この取引電文を勘定系ホストコンピュータ4に送
信する(取引電文送信機能)。そして、後述するよう
に、勘定系ホストコンピュータ4からの応答電文を受信
して(応答電文受信機能)、その応答電文の内容に従っ
て勘定系取引を完了させる(取引処理機能)。
【0020】また、指紋認識部22は、利用者の指紋を
認識できる装置にて形成されている。そして、上記端末
処理部21の指紋読取指示機能による指紋読み取り指令
に従って、利用者の指の指紋を読み取り、当該指紋のイ
メージ情報を端末処理部21に渡す機能を有している。
例えば、指紋認識部22は、所定の面積を有するパッド
部を有していて、このパッドに乗せられた指の指紋を撮
影する機能を有している。すなわち、パッドは透明のガ
ラス板にて形成されていて、その内部に光学的スキャン
装置が組み込まれている。この光学的スキャン装置が、
パッドに乗せられた指の指紋を読み取り、所定のデータ
形式に変換する。このようにして読み取られた指紋イメ
ージ情報は、端末処理部21に送信される(指紋イメー
ジ情報引渡機能)。但し、この指紋認識部22は、上記
構成に限定されず、指紋を認識できる装置で有ればどの
ような構成であってもよい。
【0021】〈ネットワーク〉ネットワーク3は、TC
P/IPプロトコルを用いたインターネットである。イ
ンターネットを介して、勘定系ホストコンピュータ4と
遠隔地の存在する複数の金融端末2とが接続されてい
る。但し、ネットワーク3は、特定企業内のみで稼働す
るイントラネットや、また、TCP/IP以外のプロト
コルで通信する特定のネットワークであってもよい。
【0022】〈勘定系ホストコンピュータ〉勘定系ホス
トコンピュータ4は、前述したように、利用者の入出金
等、カード取引の取引状況を管理するコンピュータであ
る。そして、この勘定系ホストコンピュータ4は、当該
勘定系ホストコンピュータ4の動作を制御するホスト処
理部41と、利用者の指紋イメージ情報を含む指紋デー
タベースを有すると共に当該指紋データベースの情報処
理を行う指紋処理部42とを備えている。以下、図2
(a)、(b)を参照して、ホスト処理部41、指紋処
理部42を説明する。
【0023】ホスト処理部41は、金融端末2にて送信
された取引電文を受信すると共に、当該取引電文に含ま
れる利用者の情報を処理する口座情報ファイルアクセス
部41Aと、利用者の口座情報を格納する口座情報ファ
イル41Bを備えている。
【0024】口座情報ファイルアクセス部41Aは、上
述したように、金融端末2から取引電文を受信する機能
(取引電文受信機能)を有している。そして、受信した
取引電文の取引が指紋照合による口座開設取引ならば、
口座情報ファイル41Bに当該利用者にかかる口座情報
レコードを作成する(口座情報レコード作成機能)。ま
た、本人確認を必要とする取引、又は、指紋照合による
取引の場合は、口座情報ファイル41Bの該当レコード
の該当個所をチェックし(取引形態チェック機能)、チ
ェックによりこの取引が指紋照合によるものであれば、
取引電文中の顧客番号・指番号・指紋イメージ情報等を
指紋処理部42に渡すと共に、指紋処理部42に指紋照
合の指令を発する(指紋照合指令機能)。その後、指紋
処理部42から処理結果を受け取って(照合結果受取機
能)、エラーがなければ勘定系取引のホスト側処理を行
いその結果の応答電文を作成し(応答電文作成機能)、
指紋照合エラー又は指紋照会エラーがあればその旨の応
答電文を作成し(応答電文作成機能)、金融端末2に送
信する(応答電文送信機能)。
【0025】口座情報ファイル41Bは、図3(a)に
示すように、各利用者すなわち顧客に対応したレコード
41Baを備えていて、当該レコード41Baには、口
座番号41Baa、顧客番号41Bab、指紋照合表示
41Bac、口座情報41Bad、の項目を含んでい
る。そして、上記取引電文受信機能にて受信した取引電
文の取引が指紋照合による口座開設取引である場合に
は、指紋照合表示41Bac内に所定の情報を記憶する
と共に、上記取引形態チェック機能にてチェックされる
箇所は、指紋照合表示41Bacの領域であり、この表
示41Bac内に所定の情報が記憶されている場合に
は、指紋照合指令機能が作動するようになっている。
【0026】また、指紋処理部42は、指紋ファイルア
クセス部42Aと、指紋情報ファイル42Bと、指紋取
引記録部42Cと、指紋取引記録ファイル42Dとを含
んで構成される。
【0027】指紋ファイルアクセス部42Aは、ホスト
処理部41からの指令にて金融端末2から送信された指
紋イメージ情報と指紋データベースに格納された当該利
用者の指紋イメージ情報とを照合する指紋照合処理機能
を有している。
【0028】ここで、上記指紋データベースとは、指紋
情報ファイル42Bであり、当該指紋情報ファイル42
Bに利用者の指の指紋イメージ情報が登録されている。
具体的には、指紋情報ファイルのレコードには、顧客番
号42Baa、指番号42Bab、指紋イメージ情報4
2Bacの項目を含んでいる。従って、上記指紋照合処
理機能は、ホスト処理部41からの取引電文内の顧客情
報等に基づいて、指紋情報ファイル42Ba内の各レコ
ードから該当レコードを検索し、それらレコードの指紋
イメージ情報が一致するか否か照合を行う。このとき、
当該顧客の指紋が、指紋情報ファイル42Baに複数格
納されている場合には、入力された指紋と格納されてい
る指紋のいずれかが一致するか否かの照合を行ってもよ
い。また、顧客に指を指定させた場合には、指定した指
に対してのみ照合を行ってもよい。このようにすると、
セキュリティの向上を図ることができる。
【0029】さらに、指紋情報ファイル42Baに、当
該顧客の家族の指紋をもあらかじめ記憶し、上記顧客番
号42Baa等から当該顧客の家族の指紋を検出し、こ
れら家族の指紋と照合を行ってもよい。これにより、顧
客本人が長期にわたって外出している場合でも、その家
族が取引を代行して行うことができると共に、その家族
でしか照合されないため、セキュリティの向上も図るこ
とができる。
【0030】そして、照合後、その照合結果をホスト処
理部41を介して金融端末2に通知する(照合結果通知
機能)。すなわち、照合結果通知機能は、具体的には照
合結果をホスト処理部41に通知する機能であり、この
通知された照合結果が、上述したホスト処理部41の応
答電文送信機能にて金融端末2に送信されるようになっ
ている。
【0031】さらに、指紋ファイルアクセス部42A
は、指紋取引の記録を指紋取引記録部42Cに指示する
機能をも有している(指紋取引指令機能)。この指紋取
引指令機能は、指紋照合処理機能にて指紋照合処理後に
作動するようになっている。
【0032】そして、上記指紋取引指令機能にて指令さ
れた指紋取引記録部42Cは、指紋取引の記録を指紋取
引記録ファイル42Dに格納する機能を有している(取
引記録機能)。また、指紋取引記録部42Cは、記録し
た処理結果をホスト処理部41に通知する機能を有して
いてもよい。
【0033】ここで、上記取引記録機能にて指紋取引記
録部42Cに記録されるデータを図3(c)に示す。指
紋取引記録ファイルとして記憶される各レコード42D
aには、日付42Daa、時刻42Dab、端末番号4
2Dac、処理通番42Dad、取引種別42Dae、
口座番号42Daf、顧客番号42Dag、指番号42
Dah、エラー表示42Dai、電文上の指紋イメージ
情報42Daj、の項目を含んで構成される。
【0034】これにより、後日取引が確実に行われたか
を確認することができると共に、家族による取引やカー
ドの誤使用の確認も行うことができる。
【0035】次に、本実施形態における動作を、図4乃
至図5を参照して説明する。図4は、金融端末2(自動
化機器)でのカード出金時の動作を示すフローチャート
であり、図5は、そのときの利用者と金融端末2と勘定
系ホストコンピュータ4の動作を示すシーケンス図であ
る。
【0036】まず、顧客は、金融端末2の取引選択画面
のメニューから、「出金」を選択する(ステップS
1)。端末処理部21から、画面に「カードを挿入して
下さい」というガイドが表示され、顧客はキャッシュカ
ード1をカード挿入口に挿入する(ステップS2、ステ
ップS11)。
【0037】続いて、端末処理部21により、キャッシ
ュカード1のカード記憶部に、指紋照合取引である旨の
情報が記憶されている場合には、当該端末処理部21か
ら画面に「これは指紋照合口座です。照合する指を1本
選んでください」というガイドが表示され、顧客は指紋
照合する指を選択する(ステップS3、ステップS1
2)。指の選択後、端末処理部21は、指紋認識部22
に指紋の撮影を指示し、画面に「指紋照合する指を指紋
認識部に置いて下さい」というガイドを表示する。顧客
はガイドに従って指紋認識部に指を置くと、自動的に指
紋の撮影が行われる(ステップS4、ステップS1
3)。但し、上記キャッシュカード1に、指紋照合取引
である旨の情報が記憶されていない場合には、通常通り
パスワードによる照合を行われ、取引が行われる。
【0038】続いて、端末処理部21から画面に「出金
額を入力して下さい」というガイドが表示されるので、
顧客はガイドに従って出金額を入力する(ステップS
5)。すると、端末処理部21から画面に「取引内容を
ご確認下さい」というガイドが表示されるので、顧客は
ガイドに従って、画面に表示された取引内容を確認し、
訂正がなければ、「OK」を入力する。端末処理部21
は画面に「ただいま処理中です。しばらくお待ち下さ
い」というガイドを表示し、指紋イメージ情報を含む取
引電文を勘定系ホストコンピュータ4に送信する(ステ
ップS6、ステップS14)。金融端末2は応答待ち状
態となる。
【0039】これに対応して、勘定系ホストコンピュー
タ4では、ホスト処理部41の口座情報ファイルアクセ
ス部41Aが、口座情報ファイル41Bの指紋照合表示
41Bacをチェックし(ステップS15)、当該口座
が指紋照合口座である事を確認し、取引電文中の顧客番
号・指番号・指紋イメージ情報を指紋処理部42に渡し
指紋照合を指示する。
【0040】指紋処理部42は、ホスト処理部41から
の指示を受けて、指紋ファイルアクセス部42Aで指紋
情報ファイル42Bに対する指紋照合の処理を行う。そ
して、指紋取引の記録を指紋取引記録部42Cに指示し
て指紋照合の処理結果を、ホスト処理部41に通知する
(ステップS7)。
【0041】このとき、指紋取引記録部42Cでは、指
紋取引記録ファイル42Dに指紋取引の記録が行われる
(ステップS16)。そして、ホスト処理部42は、指
紋処理部41からの処理結果の通知を受け取り、エラー
がなければ勘定系取引のホスト側処理を行い、その結果
の応答電文を作成する。指紋照合エラーがあればその旨
の応答電文を作成し、金融端末2に送信する(ステップ
S17)。
【0042】そして、金融端末2は、勘定系ホストコン
ピュータ4からの応答電文を受信する。金融端末2の端
末処理部21は、指紋照合エラーの有無を判断する(ス
テップS8)。このとき、エラーがなければ、端末処理
部21は、キャッシュカード1、レシート、現金を排出
し、画面に「カード、レシート、現金をお受け取り下さ
い」というガイドを表示して取引を終了する(ステップ
S10、ステップ18)。一方、エラーが有れば、端末
処理部21は、キャッシュカード1を排出し、画面に
「指紋照合エラーです。カードを受け取り、もう一度や
り直してください」というガイドを表示して取引を終了
する(ステップS9)。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、これによると、利用者によりキャッシュカード
を挿入された金融端末は、キャッシュカードの指紋取引
情報記憶領域に、利用者が身分照合を指紋照合にて行う
旨の情報が記憶されるか否かを検出し、身分照合が指紋
照合にて行う旨の情報が記憶されている場合には、利用
者の指の指紋を取り込み、指紋イメージ情報を勘定系ホ
ストコンピュータに送信し、勘定系ホストコンピュータ
は、金融端末から送信された利用者の指紋イメージ情報
と、鑑定系ホストコンピュータがあらかじめ有する利用
者の指紋イメージ情報とを照合して、この照合による結
果を金融端末に送信し、金融端末は照合結果により出金
等の処理を行うので、利用者は、希望によりカード取引
を指紋照合により実行するか否かを定めることができ、
キャッシュカードにその旨が記憶され、指紋照合時には
カード取引の利用の容易化を図ることができると共に、
パスワード照合取引を禁止することができ、セキュリテ
ィの向上を図ることができる、という従来にない優れた
効果を有する。
【0044】さらに、あらかじめ勘定系ホストコンピュ
ータ格納された当該利用者の家族の指紋と、指紋の照合
を行う場合には、口座を有する本人が指紋照合できない
場合等であっても、家族等がカードを利用でき、セキュ
リティの向上を図りつつ、利用の利便性の向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図2は、図1に開示した勘定系ホストコンピュ
ータの構成を示すブロック図である。図2(a)は、ホ
スト処理部の構成を示すブロック図であり、図2(b)
は、指紋処理部の構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、図2(a)、(b)に開示した各ファ
イル内のレコードの内容を示す説明図である。図3
(a)は、口座情報ファイルレコードの構成を示し、図
3(b)は、指紋情報ファイルレコードの構成を示し、
図3(c)は、指紋取引記録ファイルレコードの構成を
示す説明図である。
【図4】本実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】本実施形態の動作を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1 キャッシュカード 2 金融端末 3 ネットワーク 4 勘定系ホストコンピュータ 21 端末処理部 22 指紋認識部 41 ホスト処理部 42 指紋処理部 41A 口座情報ファイルアクセス部 41B 口座情報ファイル 42A 指紋ファイルアクセス部 42B 指紋情報ファイル 42C 指紋取引記録部 42D 指紋取引記録ファイル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者の口座情報が記憶されたカード記
    憶部を有するキャッシュカードと、前記利用者が前記キ
    ャッシュカードを挿入して当該利用者の身分照合後に入
    出金を行う金融端末と、この金融端末にネットワークを
    介して接続され前記入出金の管理を行う勘定系ホストコ
    ンピュータとを備えたバンキングシステムにおいて、 前記キャッシュカードのカード記憶部に、前記利用者が
    身分照合を指紋照合にて行う旨の情報が記憶される指紋
    取引情報記憶領域を備え、 前記金融端末は、前記利用者の指紋を読み取る指紋認識
    部と、この指紋認識部を含む当該金融端末の動作を制御
    する端末処理部とを備えると共に、この端末処理部が、
    前記キャッシュカードの前記指紋取引情報記憶領域に所
    定の情報が記憶されていた場合に前記利用者に指紋の入
    力を要求する指紋入力要求機能と、前記指紋認識部にて
    取り込んだ前記利用者の指紋イメージ情報を前記勘定系
    ホストコンピュータに送信する指紋イメージ送信機能と
    を備え、 前記勘定系ホストコンピュータは、当該勘定系ホストコ
    ンピュータの動作を制御するホスト処理部と、前記利用
    者の指紋イメージ情報を含む指紋データベースを有する
    と共に当該指紋データベースの情報処理を行う指紋処理
    部とを備え、この指紋処理部は、前記ホスト処理部から
    の指令にて前記金融端末から送信された指紋イメージ情
    報と前記指紋データベースに格納された当該利用者の指
    紋イメージ情報とを照合する指紋照合処理機能と、指紋
    照合の結果を前記金融端末に通知する照合結果通知機能
    とを備えたことを特徴とするバンキングシステム。
  2. 【請求項2】 前記指紋データベースは、前記利用者の
    複数の指紋イメージ情報を含むことを特徴とする請求項
    1記載のバンキングシステム。
  3. 【請求項3】 前記指紋入力要求機能が、前記利用者に
    指紋の入力を要求すると共に、入力される指紋の指情報
    である指番号の入力を要求することを特徴とする請求項
    1又は2記載のバンキングシステム。
  4. 【請求項4】 前記指紋照合処理機能が、前記指紋デー
    タベースに格納された前記利用者と所定の関係を有する
    他の利用者の指紋イメージ情報に対して作動することを
    特徴とする請求項1,2又は3記載のバンキングシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記他の利用者の指紋イメージ情報は、
    前記利用者と家族関係にある利用者の指紋イメージ情報
    であることを特徴とする請求項4記載のバンキングシス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記指紋処理部が、前記利用者のキャッ
    シュカードによる指紋取引情報を所定の記憶領域に記憶
    する指紋取引記憶機能を備えたことを特徴とする請求項
    1,2,3,4又は5記載のバンキングシステム。
JP2000339072A 2000-11-07 2000-11-07 バンキングシステム Pending JP2002149969A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000339072A JP2002149969A (ja) 2000-11-07 2000-11-07 バンキングシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000339072A JP2002149969A (ja) 2000-11-07 2000-11-07 バンキングシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002149969A true JP2002149969A (ja) 2002-05-24

Family

ID=18814189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000339072A Pending JP2002149969A (ja) 2000-11-07 2000-11-07 バンキングシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002149969A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007531937A (ja) * 2004-04-01 2007-11-08 ソリドゥス ネットワークス, インコーポレイテッド 電子取引認証システム
US8485442B2 (en) 2009-07-02 2013-07-16 Biometric Payment Solutions Electronic transaction verification system with biometric authentication
US8678273B2 (en) 1998-06-19 2014-03-25 Biometric Payment Solutions Electronic transaction verification system
CN108995748A (zh) * 2018-08-03 2018-12-14 雅迪科技集团有限公司 一种电动车车载指纹识别智能控制系统

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8678273B2 (en) 1998-06-19 2014-03-25 Biometric Payment Solutions Electronic transaction verification system
JP2007531937A (ja) * 2004-04-01 2007-11-08 ソリドゥス ネットワークス, インコーポレイテッド 電子取引認証システム
US8485442B2 (en) 2009-07-02 2013-07-16 Biometric Payment Solutions Electronic transaction verification system with biometric authentication
US9141951B2 (en) 2009-07-02 2015-09-22 Biometric Payment Solutions Electronic transaction verification system with biometric authentication
US9846875B2 (en) 2009-07-02 2017-12-19 Biometric Payment Solutions Electronic transaction verification system with biometric authentication
US10304054B2 (en) 2009-07-02 2019-05-28 Biometric Payment Solutions Electronic transaction verification system with biometric authentication
US10664834B2 (en) 2009-07-02 2020-05-26 Biometric Payment Solutions Electronic transaction verification system with biometric authentication
US11138594B2 (en) 2009-07-02 2021-10-05 Biometric Payment Solutions, Llc Electronic transaction verification system with biometric authentication
US11783320B2 (en) 2009-07-02 2023-10-10 Biometric Payment Solutions, Llc Electronic transaction verification system with biometric authentication
CN108995748A (zh) * 2018-08-03 2018-12-14 雅迪科技集团有限公司 一种电动车车载指纹识别智能控制系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1892711B (zh) 生物认证方法和生物认证系统
JP4813133B2 (ja) 生体認証方法及び生体認証システム
JP4671838B2 (ja) 現金自動取引装置
JP4342736B2 (ja) 自動預金支払装置
KR100848998B1 (ko) 영업점 시스템에서의 거래 제휴 방법
JP4500760B2 (ja) Icカード内認証システム
TW200813877A (en) Biometrics system and method thereof
JP2007004478A (ja) 本人認証システム
US7174322B2 (en) Method of, apparatus and system for automatic transaction
JP2006293620A (ja) 自動取引装置及び自動取引システム
JP4834785B2 (ja) 現金自動預払システム及び装置
JPH10134229A (ja) 自動取引装置及び自動取引システム
JP2018032302A (ja) 自動取引装置、自動取引システム及び自動取引プログラム
JP6712551B2 (ja) 生体認証システム及び生体認証方法
JP2002149969A (ja) バンキングシステム
JP2007179303A (ja) 自動取引システム、装置、及び、方法
JP2008146145A (ja) 自動取引装置
JPWO2002075676A1 (ja) 自動取引装置及びそれにおける取引方法
JP4500834B2 (ja) Icカード内認証システム
JPH06266932A (ja) 現金自動取引システム
JP2012247970A (ja) 取引処理装置、及び取引処理方法
JP4117335B2 (ja) Icカード内認証システム
JP2010020402A (ja) 認証装置および自動取引装置ならびに認証システム
JP2009042949A (ja) 自動取引装置
JP5112541B2 (ja) 生体認証方法及び生体認証システム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040811

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040907