JP6988645B2 - 溶接構造部材 - Google Patents

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Description

本発明は、溶接構造部材に関する。
近年、自動車の燃費向上のために、車体の軽量化が進められている。そして、車体の軽量化を実現するために、高強度の薄鋼板同士を溶接した溶接構造部材が車体材料として用いられている。
車体の構成部材として用いられる溶接構造部材には、優れた疲労強度が求められる。しかしながら、高強度薄鋼板を用いた場合でも溶接構造部材の疲労強度を十分に向上させることは難しい。そこで、従来、溶接構造部材の疲労強度を向上させるための種々の技術が提案されている。
例えば、特許文献1に開示された隅肉アーク溶接継手は、金属部材同士を接合するための隅肉ビードと、該隅肉ビードに重なるように形成された補剛用ビードとを備えている。特許文献1には、上記のように形成された補剛用ビードによって、溶接継手の疲労強度を向上させることができることが記載されている。
国際公開第2013/157557号
しかしながら、本発明者らの種々の検討の結果、上記のように隅肉ビードと補剛用ビードとを重ねて形成した場合、ビード同士が重なる部分において応力集中が生じるおそれがあることが分かった。この場合には、応力集中部において疲労強度が低下することが考えられる。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、優れた疲労強度を有する溶接構造部材を提供することを目的としている。
本発明は、下記の溶接構造部材を要旨とする。
(1)平面を有する厚みが4.5mm以下の第1板状部を含む、金属製のベース部材と、
前記ベース部材の前記平面に突き当てられた突き当て面、並びに前記突き当て面から前記平面に交差する方向に延びる互いに平行な第1面および第2面を有する厚みが4.5mm以下の第2板状部を含む、金属製の接合部材と、
前記突き当て面の前記第1面側の縁部に沿って延び、かつ前記ベース部材の前記平面と前記接合部材とを接合する溶接ビードと、
前記ベース部材の前記平面上に形成され、かつ前記溶接ビードに対して略平行に延びる補剛ビードと、を備え、
前記接合部材の前記突き当て面、前記溶接ビードおよび前記補剛ビードを、前記ベース部材の前記平面に対して垂直な方向に投影した場合に、
前記溶接ビードの延伸方向における前記突き当て面の端部を基準として、該端部から前記延伸方向に見て前記突き当て面が存在する方向を後方、その逆方向を前方とし、
前記溶接ビードは、前記突き当て面の前記端部よりも前方に突出しており、
前記補剛ビードは、前記溶接ビードの延伸方向に直交する方向において、前記突き当て面から見て、前記溶接ビードと同じ側に設けられ、
前記直交する方向における前記補剛ビードと前記突き当て面の前記第1面側の縁部との距離は、16.0mm未満であり、
前記補剛ビードの後端の位置が、下記式(i)の関係を満たす、溶接構造部材。
<0.0125L−0.768L+0.0575d−0.461d+8.21 ・・・(i)
但し、上記式において、Pは、前記補剛ビードの後端の位置を示し、位置Pが正の値で示される場合には、前記補剛ビードの後端が前記突き当て面の前記端部よりも前方に位置することを意味し、位置Pが負の値で示される場合には、前記補剛ビードの後端が前記突き当て面の前記端部よりも後方に位置することを意味し、位置Pを示す数値の絶対値は、前記補剛ビードの後端と前記突き当て面の前記端部との前後方向の距離を示す。Lは、前記補剛ビードの前後方向における長さであり、dは、前記直交する方向における前記補剛ビードと前記突き当て面の前記第1面側の縁部との距離である。
(2)前記補剛ビードの前記前後方向における中心は、前記突き当て面の前記端部から後方に0〜10mmの範囲に位置する、上記(1)に記載の溶接構造部材。
(3)前記補剛ビードの後端は、前記突き当て面の前記端部から後方に40mmの位置よりも前方に位置する、上記(1)または(2)に記載の溶接構造部材。
本発明によれば、溶接構造部材の疲労強度を向上させることができる。
図1は、溶接構造部材の解析モデルを示す斜視図である。 図2は、解析モデルの左右方向における中央部を示す平面図である。 図3は、補剛ビードを有する解析モデルを示す平面図である。 図4は、解析結果を示す図である。 図5は、解析結果を示す図である。 図6は、解析結果を示す図である。 図7は、解析結果を示す図である。 図8は、解析結果を示す図である。 図9は、解析結果を示す図である。 図10は、解析結果を示す図である。 図11は、解析結果を示す図である。 図12は、解析結果を示す図である。 図13は、解析結果を示す図である。 図14は、解析結果を示す図である。 図15は、解析結果を示す図である。 図16は、本発明の一実施形態に係る溶接構造部材を示す斜視図である。 図17は、ベース部材および接合部材を示す正面図である。 図18は、ベース部材、接合部材の突き当て面、溶接ビードおよび補剛ビードを、ベース部材の平面に対して垂直な方向に投影した図である。 図19は、本発明の他の実施形態に係る溶接構造部材のベース部材、接合部材の突き当て面、溶接ビードおよび補剛ビードを、ベース部材の平面に対して垂直な方向に投影した図である。 図20は、本発明のその他の実施形態に係る溶接構造部材のベース部材、接合部材の突き当て面、溶接ビードおよび補剛ビードを、ベース部材の平面に対して垂直な方向に投影した図である。
(本発明者らによる検討)
本発明者らは、溶接構造部材の疲労強度を向上させるために、種々の検討を行なった。具体的には、溶接構造部材の解析モデルを作成してFEM解析を行なうことによって、溶接構造部材の疲労強度についての検討を行なった。
図1は、溶接構造部材の解析モデルを示す斜視図である。図1に示すように、解析モデル10は、第1方向D1に延びるベース部材12、第1方向D1に直交する第2方向D2に延びる接合部材14、およびベース部材12と接合部材14とを接合する溶接ビード16を備えている。ベース部材12および接合部材14はそれぞれ、開断面形状を有している。以下の説明では、第1方向D1を左右方向とし、第2方向D2を上下方向とする。
図2は、解析モデル10の左右方向における中央部を示す平面図である。図2に示すように、解析モデル10の平面視において、溶接ビード16は、接合部材14の外面に沿って設けられている。以下の説明では、平面視において、第1方向(左右方向)D1に直交する方向を前後方向とする。
図1を参照して、ベース部材12には、複数の穴12a〜12gが形成されている。また、前後方向において穴12gに対向する位置にも穴12hが形成されている。接合部材14には、2つの穴14a,14bが形成されている。図1および図2を参照して、溶接ビード16の両端は、接合部材14の前端部14c,14dよりも前方に突出している。
なお、本発明者らのこれまでの研究により、解析モデル10では、接合部材14を上方に引っ張った場合に、接合部材14の前端部14c,14dと溶接ビード部16との境界部18a,18bの近傍において、最大主応力の値が大きくなり易いことが分かっている。このため、解析モデル10と同様の構成を有する溶接構造部材では、上記境界部18a,18bの近傍において亀裂が発生し易いと考えられる。そのため、溶接構造部材の疲労強度を向上させるためには、境界部18a,18bの近傍の応力を低減させることが重要である。このような観点から、本発明者らは、以下に説明する解析を行なった。
以下に、解析モデル10の詳細な構成を示す。
(ベース部材)
厚み:2.6mm
上下方向(第2方向D2)の長さ:50mm
左右方向(第1方向D1)の長さ:300mm
前後方向(第1方向D1および第2方向D2に直交する方向)の長さ:150mm
穴12b,12cの中心間距離:230mm
穴12a,12dの中心間距離:230mm
穴12f,12gの中心間距離:230mm
穴12e,12hの中心間距離:230mm
穴12b,12aの中心間距離:100mm
穴12c,12dの中心間距離:100mm
上面13から穴12f,12g,12e,12hの中心までの上下方向の距離:25mm
ヤング率:210000MPa
ポアソン比:0.3
(接合部材)
厚み:2.6mm
上下方向の長さ:80mm
左右方向の長さ:70mm
前後方向の長さ:80mm
穴14aの位置:側壁部15aの中央
穴14bの位置:側壁部15bの中央
ヤング率:210000MPa
ポアソン比:0.3
(溶接ビード)
幅W(図2参照):4.3mm
高さ(上下方向の長さ):5mm
接合部材の前端部から前方へ突出する部分の長さLB(図2参照):13.7mm
ヤング率:210000MPa
ポアソン比:0.3
FEM解析では、ベース部材12の複数の穴12a〜12hに固定治具(剛体)を配置してベース部材12を固定するとともに、接合部材14の穴14a,14bに円柱状の部材(剛体)を通し、その部材を介して接合部材14を上方(ベース部材12から離れる方向)に2.0kNの力で引っ張った。そして、解析モデル10において、境界部18a,18bの近傍に生じる最大主応力を求めた。その結果、最大主応力の最大値は、830MPaであった。なお、解析モデル10は、左右対称形状を有しているので、境界部18aの近傍に生じる最大主応力と、境界部18bの近傍に生じる最大主応力は等しい。
さらに、本発明者らは、図3に示すように、上述の解析モデル10において、接合部材14の外側でかつベース部材12の上面13に、前後方向に延びる一対の補剛ビード20を形成して、上述の解析と同様に、接合部材14を上方に2.0kNの力で引っ張った。そして、上記境界部18a,18bの近傍に生じる最大主応力を求めた。なお、本発明者らは、接合部材14と補剛ビード20との左右方向における距離d、補剛ビード20の前後方向における長さL、前後方向における補剛ビード20の後端の位置Pが異なる複数の解析モデル10を作成して、境界部18a,18bの近傍に生じる最大主応力を求めた。
以下に、補剛ビード20の詳細な構成を示す。
(補剛ビード)
幅(左右方向の長さ):6mm
高さ(上下方向の長さ):2mm
前後方向の長さL:14.0mm、20.0mm、26.0mm、32.0mm
距離d:5.3mm、8.0mm、10.0mm、12.0mm、16.0mm、24.0mm
ヤング率:210000MPa
ポアソン比:0.3
図4は、接合部材14と補剛ビード20との左右方向における距離dを5.3mmに設定した解析モデルにおいて、境界部18a,18bの近傍に生じる最大主応力の最大値と補剛ビード20の後端の位置Pとの関係を示す図である。なお、補剛ビード20の長さLは、14.0mm、20.0mm、26.0mmおよび32.0mmに設定した。
図4および後述の図5〜図11では、補剛ビード20の後端の位置Pは、接合部材14の前端部14c,14dの位置Pからの前後方向における距離で示す。位置Pが正の値で示されている場合には、位置Pが位置Pよりも前方の位置であることを意味し、位置Pが負の値で示されている場合には、位置Pが位置Pよりも後方の位置であることを意味する。
なお、図3に示したように、溶接ビード16の両端部(接合部材14の前端部14c,14dよりも前方に突出した部分)の幅は、溶接ビード16の他の部分の幅よりも大きい。このため、距離dを5.3mmに設定した場合には、溶接ビード16の端部と補剛ビード20との間にほとんど隙間が生じない。
図4に示すように、本発明者らの解析の結果、距離dが5.3mmに設定されている場合には、補剛ビード20の後端の位置によっては、境界部18a,18bの近傍に生じる最大主応力の最大値が、補剛ビード20を有していない解析モデルにおける最大主応力の最大値(830MPa)よりも大きくなる場合があることが分かった。言い換えると、補剛ビードを形成したとしても、補剛ビードの位置によっては、溶接構造部材の疲労強度を向上させることができないばかりか逆に悪化させてしまう場合があることが分かった。そこで、本発明者らは、補剛ビードの位置と疲労強度との関係についてさらに検討を進めた。
図5は、補剛ビード20の長さを14.0mmに設定した解析モデルにおいて、境界部18a,18bの近傍に生じる最大主応力の最大値と補剛ビード20の後端の位置Pとの関係を示す図である。また、図6は、補剛ビード20の長さを20.0mmに設定した解析モデルにおいて、境界部18a,18bの近傍に生じる最大主応力の最大値と補剛ビード20の後端の位置Pとの関係を示す図であり、図7は、補剛ビード20の長さを26.0mmに設定した解析モデルにおいて、境界部18a,18bの近傍に生じる最大主応力の最大値と補剛ビード20の後端の位置Pとの関係を示す図である。なお、距離dは、5.3mm、8.0mm、10.0mm、12.0mm、16.0mmおよび24.0mmに設定した。
図5〜7に示したように、距離dを16.0mm以上に設定した全ての解析モデルにおいて、境界部18a,18bの近傍に生じる最大主応力の最大値が、補剛ビード20を有していない解析モデルにおける最大主応力の最大値(830MPa)よりも大きくなることを防止できた。この結果から、距離dを16.0mm以上に設定することによって、溶接構造物の疲労強度を適切に向上できることが分かる。
一方で、溶接構造部材を車体等の構成部材として用いる場合、他の構成部材との関係から、補剛ビードを形成するための領域を十分に確保できない場合がある。このため、距離dを16.0mm以上確保できない場合があり得る。この場合には、補剛ビードを形成することによって、溶接構造部材の疲労強度を低下させる可能性がある。そこで、本発明者らは、距離dが16.0mm未満の場合でも、溶接構造部材の疲労強度を向上させることができる構成について、さらに検討を進めた。
図8〜図10は、距離dをそれぞれ8.0mm、10.0mmおよび12.0mmに設定した解析モデルにおいて、境界部18a,18bの近傍に生じる最大主応力の最大値と補剛ビード20の後端の位置Pとの関係を示す図である。
上述の図4および図8〜図10に示した解析結果から、補剛ビード20の長さLにかかわらず、補剛ビード20の後端を、接合部材14の前端部14c,14dよりもある程度後方に位置付けることによって、境界部18a,18bの近傍に生じる最大主応力の最大値を、補剛ビード20を有していない解析モデルにおける最大主応力の最大値(830MPa)よりも十分に小さくできることが分かった。これは、補剛ビード20によって、境界部18a,18bの近傍付近の剛性が高くなり、変形が抑制されたためだと考えられる。
一方で、前後方向において補剛ビード20の後端が前端部14c,14dに近付くことによって、境界部18a,18bの近傍に生じる最大主応力の最大値が上昇することが分かった。また、補剛ビード20の後端がさらに前方に位置付けられることによって、境界部18a,18bの近傍に生じる最大主応力の最大値が、補剛ビード20を有していない解析モデルにおける最大主応力の最大値(830MPa)よりも大きくなる場合があることが分かった。これは、補剛ビード20の近傍部分では、ベース部材12が補強されて剛性が高くなるのに対し、補剛ビード20から離れた部分では、補剛ビード20による補強の影響が小さいからだと考えられる。この場合、上記近傍部分に比べて、上記離れた部分の剛性が相対的に低くなり、当該部分に変形が集中することによって、最大主応力の最大値が高くなると考えられる。
上記の結果に基づいて、本発明者らは、溶接構造部材の疲労強度を向上させることができる補剛ビード20の形成位置についてさらに詳細な検討を進めた。その結果、以下に説明する位置に補剛ビード20を形成することが好ましいことが分かった。
図11は、境界部18a,18bの近傍に生じる最大主応力の最大値が830MPaになるときの、位置P(図3参照)と距離d(図3参照)との関係を示す図である。図11に示すように、境界部18a,18bの近傍に生じる最大主応力の最大値が830MPaになるときの位置Pは、補剛ビード20の長さLにかかわらず、距離dが大きくなるのに従って、前方に移動することが分かる。また、境界部18a,18bの近傍に生じる最大主応力の最大値が830MPaになるときの位置Pは、長さLが小さくなるほど、前方に移動することが分かる。そこで、上記の解析結果に基づいて、本発明者らは、境界部18a,18bの近傍に生じる最大主応力の最大値が830MPaになるときの補剛ビード20の後端の位置を、距離d(mm)および長さL(mm)を用いた下記式(ii)によって表した。
P=0.0125L−0.768L+0.0575d−0.461d+8.21 ・・・(ii)
なお、上記式において、Pは、境界部18a,18bの近傍に生じる最大主応力の最大値が830MPaになるときの補剛ビード20の後端の位置を示す。位置Pが正の値で示される場合には、位置Pが位置P(図3参照)よりも前方の位置であることを意味し、位置Pが負の値で示される場合には、位置Pが位置Pよりも後方の位置であることを意味する。位置Pを示す数値の絶対値は、位置Pと位置Pとの前後方向における距離(単位はmm)を示す。
なお、図11には、上記式(ii)によって算出した補剛ビード20の後端の位置(境界部18a,18bの近傍に生じる最大主応力の最大値が830MPaになるときの補剛ビード20の後端の位置)を、予測値として破線の円で示している。図11に示すように、上記式(ii)に基づいて算出した予測値は、解析結果とほぼ一致していることが分かる。
ここで、補剛ビード20によって、境界部18a,18bの近傍に生じる最大主応力の最大値を低下させることができれば、溶接構造部材の疲労強度を向上させることができる。すなわち、補剛ビード20を形成することによって、補剛ビード20を形成しない場合よりも、境界部18a,18bの近傍に生じる最大主応力の最大値を低下させることができればよい。このことから、本発明者らは、距離dが16.0mm未満の場合には、補剛ビード20の後端の位置P(図3参照)を、上記式(ii)で求められる位置Pよりも後方に位置付けることによって、溶接構造部材の疲労強度を向上させることができると考えた。
また、本発明者らは、補剛ビード20の好ましい位置についてさらに検討を進めた。図12〜図15は、境界部18a,18bの近傍に生じる最大主応力の最大値と前後方向における補剛ビード20の中心位置P(図3参照)との関係を示す図である。なお、図12〜図15は、それぞれ距離dを5.3mm、8.0mm、10.0mm、および12.0mmに設定した解析モデルの解析結果を示す。
図12〜図15では、補剛ビード20の中心の位置Pを示す数値の絶対値は、位置Pと接合部材14の前端部14c,14dの位置P(図3参照)との前後方向における距離を示す。位置Pが正の値で示されている場合には、位置Pが位置Pよりも前方の位置であることを意味し、位置Pが負の値で示されている場合には、位置Pが位置Pよりも後方の位置であることを意味する。
図12〜図15に示した結果から、補剛ビード20の中心位置Pが、接合部材14の前端部14c,14dの位置Pから後方に0〜10mmの範囲に位置する場合に、最大主応力の最大値が十分に低下することが分かった。
なお、上記のように補剛ビード20を設けることによって、補剛ビード20の近傍部分の剛性を高めることができる。しかしながら、ベース部材12および接合部材14が厚板(例えば、厚みが6.0mm以上)からなる場合には、ベース部材12および接合部材14の剛性がそもそも高いので、補剛ビード20を設けたとしても、上記のような効果はほとんど得られない。言い換えると、補剛ビード20を設けることによって得られる上記の効果は、ベース部材12および接合部材14が薄板(例えば、厚みが4.5mm以下、好ましくは3.0mm未満)からなる場合に得られる特有の効果である。
本発明は、上記の知見に基づいてなされたものである。
(本発明の実施形態の説明)
以下、本発明の実施形態に係る溶接構造部材について図面を用いて説明する。図16は、本発明の一実施形態に係る溶接構造部材を示す斜視図である。
図16を参照して、溶接構造部材30は、第1方向D1に延びるベース部材32と、第2方向D2に延びる接合部材34と、ベース部材32と接合部材34とを接合する溶接ビード36と、補剛ビード38とを備えている。
なお、図16に示した例では、第2方向D2が第1方向D1に対して垂直であるが、第2方向D2が第1方向D1に対して傾斜していてもよい。すなわち、本実施形態では、接合部材34は、ベース部材32に対して垂直になるようにベース部材32に溶接されているが、接合部材34が、ベース部材32に対して傾斜するようにベース部材32に溶接されてもよい。なお、以下においては、第1方向D1を左右方向とし、第2方向D2を上下方向とする。
図17は、ベース部材32および接合部材34を示す正面図である。なお、図17においては、溶接ビード36および補剛ビード38の図示は省略している。図16および図17を参照して、ベース部材32は、第1板状部42を含む。第1板状部42は、平面42aを有する。なお、本実施形態では、第1板状部42のみによってベース部材32が構成されているが、ベース部材が、第1板状部42に加えて他の形状を有する部分(例えば、柱状部または他の板状部等)を備えていてもよい。例えば、ベース部材32が、図1に示したベース部材12と同様の形状を有していてもよい。
図17を参照して、接合部材34は、第2板状部44を含む。第2板状部44は、ベース部材32の平面42aに突き当てられた突き当て面44a、並びに突き当て面44aから平面42aに交差する方向(本実施形態では、第2方向D2)に延びる第1面44bおよび第2面44cを有する。第1面44bおよび第2面44cは、互いに平行に設けられる。なお、本実施形態では、第2板状部44のみによって接合部材34が構成されているが、接合部材が、第2板状部44に加えて他の形状を有する部分(例えば、柱状部または他の板状部等)を備えていてもよい。例えば、接合部材が、図1に示した接合部材14と同様の形状を有していてもよい。
ベース部材32および接合部材34の材料としては、例えば、鋼等の種々の金属材料を用いることができる。具体的には、例えば、ベース部材32および接合部材34の材料として、引張強度が270MPa以上の鋼板を用いることができる。特に、溶接構造部材30の強度を十分に確保するためには、例えば、ベース部材32および接合部材34の材料として高強度鋼板(例えば、引張強度が590MPa以上の鋼板)が用いられる。溶接構造部材30の強度をより向上させるためには、ベース部材32および接合部材34として用いられる鋼板の引張強度は、780MPa以上であることが好ましく、980MPa以上であることがより好ましく、1180MPa以上であることがさらに好ましい。また、ベース部材32および接合部材34としては、さらに高強度の鋼板(例えば、引張強度が1500MPa以上の鋼板)を用いることもできる。本実施形態では、ベース部材32および接合部材34として薄板が用いられる。ベース部材32の第1板状部42の厚みおよび接合部材34の第2板状部44の厚みはそれぞれ4.5mm以下であり、自動車の足回り部材として使用される鋼板の厚みと同程度である。本実施形態では、第1板状部42および第2板状部44の厚みはそれぞれ、例えば、0.8mm〜4.5mmの範囲に設定される。
図16を参照して、溶接ビード36は、ベース部材32の平面42aと接合部材34とを接合する。本実施形態では、ベース部材32と接合部材34とは、溶接ビード36によって隅肉溶接されている。溶接ビード36は、突き当て面44a(図17参照)の第1面44b側の縁部に沿って延びるように形成されている。補剛ビード38は、ベース部材32の平面42a上において、溶接ビード36に対して略平行に延びるように形成される。溶接ビード36および補剛ビード38はそれぞれ、例えば、アーク溶接によって形成される。なお、溶接ビード36および補剛ビード38の材料としては、公知の種々の溶接材料を用いることができる。
図18は、ベース部材32、接合部材34(第2板状部44)の突き当て面44a、溶接ビード36および補剛ビード38を、ベース部材32の平面42a(図17参照)に対して垂直な方向(本実施形態では、第2方向D2)に投影した図である。なお、本実施形態では、図18に示すように、溶接ビード36の延伸方向における突き当て面44aの端部46a,46bごとに、前後方向を規定する。具体的には、突き当て面44aの端部46aを基準とした場合、該端部46aから溶接ビード36の延伸方向に見て突き当て面44aが存在する方向を後方、その逆方向を前方とする。また、突き当て面44aの端部46bを基準とした場合、端部46bから溶接ビード36の延伸方向に見て突き当て面44aが存在する方向を後方、その逆方向を前方とする。
以下、接合部材34、溶接ビード36および補剛ビード38の位置関係を説明するが、該位置関係は、図18に示した投影図における位置関係のことである。
図18を参照して、溶接ビード36は、接合部材34の突き当て面44aと補剛ビード38との間を、突き当て面44aに沿って前後方向に延びている。より具体的には、溶接ビード36は、左右方向(第1方向D1)における突き当て面44aの両縁部のうち、第1面44b(図17参照)側の縁部に沿って延びている。突き当て面44aの端部46aを基準として、溶接ビード36は、端部46aよりも前方に突出している。同様に、突き当て面44aの端部46bを基準として、溶接ビード36は、端部46bよりも前方に突出している。本実施形態では、溶接ビード36のうち、端部46aを基準として、端部46aよりも前方に突出する部分の長さLBは、例えば、20mm以下である。溶接ビード36のうち、端部46bを基準として、端部46bよりも前方に突出する部分の長さについても同様である。
補剛ビード38は、溶接ビード36の延伸方向(前後方向)に直交する方向(左右方向)において、突き当て面44aから見て、溶接ビード36と同じ側に設けられている。本実施形態では、例えば、前後方向における補剛ビード38の長さが、左右方向における補剛ビード38の長さよりも長くなるように、補剛ビード38が形成される。なお、図18に示した例では、突き当て面44aの端部46aを基準として、補剛ビード38の後端は、端部46aよりも後方に位置し、補剛ビード38の前端は、端部46aよりも前方に位置している。しかしながら、補剛ビード38の後端が、端部46aよりも前方に位置していてもよく、補剛ビード38の前端が、端部46aよりも後方に位置していてもよい。
本実施形態では、補剛ビード38の後端の位置は、下記式(i)の関係を満たす。
<0.0125L−0.768L+0.0575d−0.461d+8.21 ・・・(i)
但し、上記式において、Pは、補剛ビード38の後端の位置を示し、位置Pが正の値で示される場合には、補剛ビード38の後端が突き当て面44aの端部46aよりも前方に位置することを意味し、位置Pが負の値で示される場合には、補剛ビード38の後端が突き当て面44aの端部46aよりも後方に位置することを意味する。位置Pを示す数値の絶対値は、補剛ビード38の後端と突き当て面44aの端部46aとの前後方向の距離(図18において、位置Pと位置Pとの前後方向における距離(mm))を示す。Lは、補剛ビード38の前後方向における長さ(mm)であり、dは、溶接ビード36の延伸方向(前後方向)に直交する方向(左右方向)における補剛ビード38と突き当て面44aの第1面44b(図17参照)側の縁部との距離(mm)である。本実施形態では、距離dは、16.0mm未満である。
補剛ビード38の前後方向における中心は、突き当て面44aの端部46aから後方に0〜10mmの範囲に位置することが好ましい。また、補剛ビード38の後端は、例えば、突き当て面44aの端部46aから後方に40mmの位置よりも前方に位置することが好ましく、端部46aから後方に30mmの位置よりも前方に位置することがより好ましく、端部46aから後方に25mmの位置よりも前方に位置することがさらに好ましい。この場合、補剛ビード38を配置するための領域が制限されていても、本発明を好適に利用できる。なお、補剛ビード38の前後方向における長さLは、例えば、10.0mm以上に設定され、14.0mm以上に設定されることが好ましい。また、補剛ビード38の長さLは、50.0mm以下に設定されることが好ましい。補剛ビード38の幅(左右方向における長さ)は、例えば、5.0〜9.0mmに設定される。また、補剛ビード38と突き当て面44aとの距離dは、5.3mm以上に設定されることが好ましい。
本実施形態に係る溶接構造部材30では、補剛ビード38を形成するための領域が制限されている場合(距離dを16.0mm以上確保できない場合)でも、上述の規定を満たした領域に補剛ビード38を形成することにより、溶接ビード36の延伸方向における第2板状部44の一方の端部と溶接ビード36との境界部近傍において、大きな応力が発生することを抑制することができる。これにより、溶接構造部材30の疲労強度を向上させることができる。
なお、上述の実施形態では、1つの補剛ビード38を有する溶接構造部材30について説明したが、補剛ビード38の数は、上述の例に限定されない。
図19は、本発明の他の実施形態に係る溶接構造部材30aのベース部材32、接合部材34(第2板状部44)の突き当て面44a、溶接ビード36および補剛ビード38,38aを、ベース部材32の平面42a(図16参照)に対して垂直な方向に投影した図である。なお、図19に示す溶接構造部材30aが上述の溶接構造部材30と異なるのは、突き当て面44aの端部46bの近傍にも、溶接ビード36に対して略平行に延びるように補剛ビード38aが形成されている点である。詳細な説明は省略するが、補剛ビード38aと端部46bとの位置関係は、補剛ビード38と端部46aとの位置関係と同様である。
本実施形態に係る溶接構造部材30aでは、溶接ビード36の延伸方向における第2板状部44の両端部と溶接ビード36との境界部近傍において、大きな応力が発生することを抑制することができる。
上述の実施形態では、接合部材34が、平面視において直線状に延びる第2板状部44を有する場合について説明したが、第2板状部44の形状は上述の例に限定されない。
図20は、本発明のその他の実施形態に係る溶接構造部材30bのベース部材32、接合部材34(第2板状部44)の突き当て面44a、溶接ビード36および一対の補剛ビード38を、ベース部材32の平面42a(図16参照)に対して垂直な方向に投影した図である。なお、図20に示す溶接構造部材30bが上述の溶接構造部材30と異なるのは、接合部材34の第2板状部44が平面視においてV字形状を有している点、溶接ビード36が平面視においてV字状に延びるように形成されている点、および一対の補剛ビード38を有している点である。
本実施形態では、上記のように、第2板状部44が平面視においてV字形状を有しているので、突き当て面44aも、平面視においてV字形状を有している。溶接ビード36は、接合部材34(第2板状部44)の外面に沿ってV字状に延びるように設けられている。
本実施形態では、図20に示すように、上記突き当て面44aの一対の端部(溶接ビード36の延伸方向における端部)ごとに、上述の実施形態と同様に前後方向を定義して、上記一対の端部に対してそれぞれ補剛ビード38が形成される。これにより、第2板状部44の両端部と溶接ビード36との境界部近傍において、大きな応力が発生することを抑制することができる。その結果、溶接構造部材30bの疲労強度を向上させることができる。
なお、詳細な説明は省略するが、上述の解析モデル10と同様に、接合部材が平面視においてU字形状を有している場合にも、上記突き当て面の端部ごとに前後方向を定義して、本発明を適用できる。
本発明によれば、優れた疲労強度を有する溶接構造部材が得られる。したがって、本発明に係る溶接構造部材は、たとえば、車体の構成部材として好適に用いることができる。
10 解析モデル
12,32 ベース部材
14,34 接合部材
16,36 溶接ビード
20,38,38a 補剛ビード
30,30a,30b 溶接構造部材

Claims (3)

  1. 平面を有する厚みが4.5mm以下の第1板状部を含む、金属製のベース部材と、
    前記ベース部材の前記平面に突き当てられた突き当て面、並びに前記突き当て面から前記平面に交差する方向に延びる互いに平行な第1面および第2面を有する厚みが4.5mm以下の第2板状部を含む、金属製の接合部材と、
    前記突き当て面の前記第1面側の縁部に沿って延び、かつ前記ベース部材の前記平面と前記接合部材とを接合する溶接ビードと、
    前記ベース部材の前記平面上に形成され、かつ前記溶接ビードに対して略平行に延びる補剛ビードと、を備え、
    前記接合部材の前記突き当て面、前記溶接ビードおよび前記補剛ビードを、前記ベース部材の前記平面に対して垂直な方向に投影した場合に、
    前記溶接ビードの延伸方向における前記突き当て面の端部を基準として、該端部から前記延伸方向に見て前記突き当て面が存在する方向を後方、その逆方向を前方とし、
    前記溶接ビードは、前記突き当て面の前記端部よりも前方に突出しており、
    前記補剛ビードは、前記溶接ビードの延伸方向に直交する方向において、前記突き当て面から見て、前記溶接ビードと同じ側に設けられ、
    前記直交する方向における前記補剛ビードと前記突き当て面の前記第1面側の縁部との距離は、16.0mm未満であり、
    前記補剛ビードの後端の位置が、下記式(i)の関係を満たす、溶接構造部材。
    <0.0125L−0.768L+0.0575d−0.461d+8.21 ・・・(i)
    但し、上記式において、Pは、前記補剛ビードの後端の位置を示し、位置Pが正の値で示される場合には、前記補剛ビードの後端が前記突き当て面の前記端部よりも前方に位置することを意味し、位置Pが負の値で示される場合には、前記補剛ビードの後端が前記突き当て面の前記端部よりも後方に位置することを意味し、位置Pを示す数値の絶対値は、前記補剛ビードの後端と前記突き当て面の前記端部との前後方向の距離を示す。Lは、前記補剛ビードの前後方向における長さであり、dは、前記直交する方向における前記補剛ビードと前記突き当て面の前記第1面側の縁部との距離である。
  2. 前記補剛ビードの前記前後方向における中心は、前記突き当て面の前記端部から後方に0〜10mmの範囲に位置する、請求項1に記載の溶接構造部材。
  3. 前記補剛ビードの後端は、前記突き当て面の前記端部から後方に40mmの位置よりも前方に位置する、請求項1または2に記載の溶接構造部材。
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