JP6988645B2 - 溶接構造部材 - Google Patents
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Description
前記ベース部材の前記平面に突き当てられた突き当て面、並びに前記突き当て面から前記平面に交差する方向に延びる互いに平行な第1面および第2面を有する厚みが4.5mm以下の第2板状部を含む、金属製の接合部材と、
前記突き当て面の前記第1面側の縁部に沿って延び、かつ前記ベース部材の前記平面と前記接合部材とを接合する溶接ビードと、
前記ベース部材の前記平面上に形成され、かつ前記溶接ビードに対して略平行に延びる補剛ビードと、を備え、
前記接合部材の前記突き当て面、前記溶接ビードおよび前記補剛ビードを、前記ベース部材の前記平面に対して垂直な方向に投影した場合に、
前記溶接ビードの延伸方向における前記突き当て面の端部を基準として、該端部から前記延伸方向に見て前記突き当て面が存在する方向を後方、その逆方向を前方とし、
前記溶接ビードは、前記突き当て面の前記端部よりも前方に突出しており、
前記補剛ビードは、前記溶接ビードの延伸方向に直交する方向において、前記突き当て面から見て、前記溶接ビードと同じ側に設けられ、
前記直交する方向における前記補剛ビードと前記突き当て面の前記第1面側の縁部との距離は、16.0mm未満であり、
前記補剛ビードの後端の位置が、下記式(i)の関係を満たす、溶接構造部材。
P1<0.0125L2−0.768L+0.0575d2−0.461d+8.21 ・・・(i)
但し、上記式において、P1は、前記補剛ビードの後端の位置を示し、位置P1が正の値で示される場合には、前記補剛ビードの後端が前記突き当て面の前記端部よりも前方に位置することを意味し、位置P1が負の値で示される場合には、前記補剛ビードの後端が前記突き当て面の前記端部よりも後方に位置することを意味し、位置P1を示す数値の絶対値は、前記補剛ビードの後端と前記突き当て面の前記端部との前後方向の距離を示す。Lは、前記補剛ビードの前後方向における長さであり、dは、前記直交する方向における前記補剛ビードと前記突き当て面の前記第1面側の縁部との距離である。
本発明者らは、溶接構造部材の疲労強度を向上させるために、種々の検討を行なった。具体的には、溶接構造部材の解析モデルを作成してFEM解析を行なうことによって、溶接構造部材の疲労強度についての検討を行なった。
厚み:2.6mm
上下方向(第2方向D2)の長さ:50mm
左右方向(第1方向D1)の長さ:300mm
前後方向(第1方向D1および第2方向D2に直交する方向)の長さ:150mm
穴12b,12cの中心間距離:230mm
穴12a,12dの中心間距離:230mm
穴12f,12gの中心間距離:230mm
穴12e,12hの中心間距離:230mm
穴12b,12aの中心間距離:100mm
穴12c,12dの中心間距離:100mm
上面13から穴12f,12g,12e,12hの中心までの上下方向の距離:25mm
ヤング率:210000MPa
ポアソン比:0.3
厚み:2.6mm
上下方向の長さ:80mm
左右方向の長さ:70mm
前後方向の長さ:80mm
穴14aの位置:側壁部15aの中央
穴14bの位置:側壁部15bの中央
ヤング率:210000MPa
ポアソン比:0.3
幅W(図2参照):4.3mm
高さ(上下方向の長さ):5mm
接合部材の前端部から前方へ突出する部分の長さLB(図2参照):13.7mm
ヤング率:210000MPa
ポアソン比:0.3
幅(左右方向の長さ):6mm
高さ(上下方向の長さ):2mm
前後方向の長さL:14.0mm、20.0mm、26.0mm、32.0mm
距離d:5.3mm、8.0mm、10.0mm、12.0mm、16.0mm、24.0mm
ヤング率:210000MPa
ポアソン比:0.3
P=0.0125L2−0.768L+0.0575d2−0.461d+8.21 ・・・(ii)
なお、上記式において、Pは、境界部18a,18bの近傍に生じる最大主応力の最大値が830MPaになるときの補剛ビード20の後端の位置を示す。位置Pが正の値で示される場合には、位置Pが位置P0(図3参照)よりも前方の位置であることを意味し、位置Pが負の値で示される場合には、位置Pが位置P0よりも後方の位置であることを意味する。位置Pを示す数値の絶対値は、位置Pと位置P0との前後方向における距離(単位はmm)を示す。
以下、本発明の実施形態に係る溶接構造部材について図面を用いて説明する。図16は、本発明の一実施形態に係る溶接構造部材を示す斜視図である。
P1<0.0125L2−0.768L+0.0575d2−0.461d+8.21 ・・・(i)
但し、上記式において、P1は、補剛ビード38の後端の位置を示し、位置P1が正の値で示される場合には、補剛ビード38の後端が突き当て面44aの端部46aよりも前方に位置することを意味し、位置P1が負の値で示される場合には、補剛ビード38の後端が突き当て面44aの端部46aよりも後方に位置することを意味する。位置P1を示す数値の絶対値は、補剛ビード38の後端と突き当て面44aの端部46aとの前後方向の距離(図18において、位置P1と位置P0との前後方向における距離(mm))を示す。Lは、補剛ビード38の前後方向における長さ(mm)であり、dは、溶接ビード36の延伸方向(前後方向)に直交する方向(左右方向)における補剛ビード38と突き当て面44aの第1面44b(図17参照)側の縁部との距離(mm)である。本実施形態では、距離dは、16.0mm未満である。
12,32 ベース部材
14,34 接合部材
16,36 溶接ビード
20,38,38a 補剛ビード
30,30a,30b 溶接構造部材
Claims (3)
- 平面を有する厚みが4.5mm以下の第1板状部を含む、金属製のベース部材と、
前記ベース部材の前記平面に突き当てられた突き当て面、並びに前記突き当て面から前記平面に交差する方向に延びる互いに平行な第1面および第2面を有する厚みが4.5mm以下の第2板状部を含む、金属製の接合部材と、
前記突き当て面の前記第1面側の縁部に沿って延び、かつ前記ベース部材の前記平面と前記接合部材とを接合する溶接ビードと、
前記ベース部材の前記平面上に形成され、かつ前記溶接ビードに対して略平行に延びる補剛ビードと、を備え、
前記接合部材の前記突き当て面、前記溶接ビードおよび前記補剛ビードを、前記ベース部材の前記平面に対して垂直な方向に投影した場合に、
前記溶接ビードの延伸方向における前記突き当て面の端部を基準として、該端部から前記延伸方向に見て前記突き当て面が存在する方向を後方、その逆方向を前方とし、
前記溶接ビードは、前記突き当て面の前記端部よりも前方に突出しており、
前記補剛ビードは、前記溶接ビードの延伸方向に直交する方向において、前記突き当て面から見て、前記溶接ビードと同じ側に設けられ、
前記直交する方向における前記補剛ビードと前記突き当て面の前記第1面側の縁部との距離は、16.0mm未満であり、
前記補剛ビードの後端の位置が、下記式(i)の関係を満たす、溶接構造部材。
P1<0.0125L2−0.768L+0.0575d2−0.461d+8.21 ・・・(i)
但し、上記式において、P1は、前記補剛ビードの後端の位置を示し、位置P1が正の値で示される場合には、前記補剛ビードの後端が前記突き当て面の前記端部よりも前方に位置することを意味し、位置P1が負の値で示される場合には、前記補剛ビードの後端が前記突き当て面の前記端部よりも後方に位置することを意味し、位置P1を示す数値の絶対値は、前記補剛ビードの後端と前記突き当て面の前記端部との前後方向の距離を示す。Lは、前記補剛ビードの前後方向における長さであり、dは、前記直交する方向における前記補剛ビードと前記突き当て面の前記第1面側の縁部との距離である。 - 前記補剛ビードの前記前後方向における中心は、前記突き当て面の前記端部から後方に0〜10mmの範囲に位置する、請求項1に記載の溶接構造部材。
- 前記補剛ビードの後端は、前記突き当て面の前記端部から後方に40mmの位置よりも前方に位置する、請求項1または2に記載の溶接構造部材。
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JP2018065604A JP6988645B2 (ja) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | 溶接構造部材 |
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JP2018065604A JP6988645B2 (ja) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | 溶接構造部材 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2019171462A JP2019171462A (ja) | 2019-10-10 |
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Family Applications (1)
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JP2018065604A Active JP6988645B2 (ja) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | 溶接構造部材 |
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