JP6979844B2 - 回転伝達機構、及びそれを備えた魚釣用スピニングリール - Google Patents

回転伝達機構、及びそれを備えた魚釣用スピニングリール Download PDF

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Description

本発明は、回転伝達機構、特に、従動ギアを有する魚釣用スピニングリールの往復移動機構にハンドルの回転を伝達する回転伝達機構、及びそれを備えた魚釣用スピニングリールに関する。
魚釣用スピニングリールは、スプールに釣り糸を均一に巻き付けるための往復移動機構を備えている。特許文献1に記載されている往復移動機構は、ハンドルの回転が伝達される従動ギアを有している。従動ギアには、減速機構を介してハンドルの回転が伝達される。減速機構は、ピニオンギアに噛み合う第1ギアと、第1ギアと一体回転するとともに従動ギアに噛み合う第2ギアと、を有している。ハンドルの回転がピニオンギアを介して第1ギアに伝達されると、第1ギアと一体回転する第2ギアが回転して、第2ギアから従動ギアに回転が伝達される。このようにして、ハンドルの回転が往復移動機構に伝達されている。
特開2015−128403号公報
特許文献1の往復移動機構では、ハンドルの回転が減速機構を介して従動ギアを有する往復移動機構に伝達されるときに、それぞれのギア間で回転軸方向において、ガタツキが生じるおそれがある。特に、特許文献1の往復移動機構では、減速機構がそれぞれ別体で形成された第1ギアと第2中間ギアとが軸方向間で接触して、ガタツキが生じるおそれがある。これらのガタツキが往復移動機構に伝わると、軸方向のガタツキだけでなく、回転方向のガタツキの要因となり、ひいては、ハンドル軸のガタツキにも影響を与えてしまう。
本発明の課題は、回転伝達機構が備えるギアの軸方向のガタツキを抑えることにある。
本発明の一側面に係る回転伝達機構は、従動ギアを有する魚釣用スピニングリールの往復移動機構にハンドルの回転を伝達する。回転伝達機構は、中間ギアと、中間ギアを回転可能に支持する軸部材と、中間ギアを軸方向に付勢する付勢部材と、を備えている。中間ギアは、軸方向への移動が規制されている。
この回転伝達機構では、付勢部材によって中間ギアの軸方向のガタツキを抑えることができるため、中間ギアの軸方向のガタツキが往復移動機構に伝達されにくくなる。その結果、軸方向のガタだけでなく、回転方向のガタツキの防止となり、ひいては、ハンドル軸のガタツキの防止ともなる。
好ましくは、中間ギアは、第1中間ギアと、第2中間ギアと、軸部材と、有している。第1中間ギアは、ハンドルの回転に応じて回転する。第2中間ギアは、第1中間ギアに一体回転可能に連結され、従動ギアに噛み合う。軸部材は、第1中間ギアおよび第2中間ギアの少なくとも一方を回転自在に支持する。付勢部材は、第1中間ギアと第2中間ギアとの軸方向間に配置され、第1中間ギアと第2中間ギアとを軸方向に互いに離れる方向に付勢する。第1中間ギアおよび第2中間ギアは、軸方向に互いに離れる方向の移動が規制されている。
この場合は、付勢部材によって第1中間ギアおよび第2中間ギアの軸方向のガタツキを抑えることができるため、第1中間ギアおよび第2中間ギアの軸方向のガタツキが往復移動機構に伝達されにくくなる。その結果ハンドル軸のガタツキの防止ともなる。
好ましくは、第1中間ギアは、外周面にギア歯が形成された第1ギア本体部と、軸部材が軸方向に貫通する貫通孔と、を有している。第2中間ギアは、軸部材に回転自在に支持され、第1中間ギアの貫通孔の外径よりも大径であり外周面にギア歯が形成された第2ギア本体部と、第2ギア本体部の側面から第1中間ギアに向かって軸方向に延び、第2ギア本体部の外径よりも小径の小径部と、を有している。付勢部材は、第2中間ギアの小径部の外周に配置された弾性変形可能な環状の弾性部材である。この場合は、第1ギア本体部と第2ギア本体部との軸方向間に付勢部材を容易に配置することができる。
好ましくは、第1中間ギアの貫通孔は、第2中間ギアの一部を収容可能であり、第2中間ギアの小径部は、一部が貫通孔の内周部に接触して第1中間ギアを支持する。この場合は、第2中間ギアによって、第1中間ギアを支持することができる。
好ましくは、第2中間ギアの小径部は、外周に第1中間ギアと係合する係合部を有する。この場合は、第1中間ギアと第2中間ギアとを簡単な構成で係合させることができる。
好ましくは、第1中間ギアおよび第2中間ギアの少なくとも一方は、はすば歯車である。この場合は、付勢部材によって軸方向の荷重を抑制することができる。
好ましくは、第1中間ギアおよび第2中間ギアは、ギア歯の形状が互いに異なる。
好ましくは、付勢部材は、皿ばね又はウェーブワッシャーである。
本発明の一側面に係る魚釣用スピニングリールは、上記のいずれかに記載の回転伝達機構を備えている。
本発明によれば、回転伝達機構が備えるギアの軸方向のガタツキを抑えることができる。
本発明の一実施形態を採用したスピニングリールの縦断面図。 回転伝達機構の拡大図。 第1中間ギアを前から見たときの図。 図2の一部拡大図。 他の実施形態に係る図4に相当する図。
以下の説明において、前後とは、釣りを行うときに、釣糸が繰り出される方向を前、その反対方向を後という。また、左右とは、スピニングリール100を後方から見たときの左右をいう。また、スプール軸6が延びる方向を軸方向という。
本発明の一実施形態を採用したスピニングリール100は、リール本体1と、ハンドル2と、スプール3と、ロータ4と、ピニオンギア5と、を備えている。
リール本体1は、一方の(ここでは左側)側方が開口した筐体部1aと、筐体部1aと一体形成された竿装着部1bと、筐体部1aの後方を覆うカバー部材1cと、を有している。筐体部1aは、開口部が図示しない蓋部材によって覆われ、内部には、ロータ4が駆動されるロータ駆動機構10、釣り糸をスプール3に均一に巻き付ける往復移動機構20、および往復移動機構20にハンドル2の回転が伝達される回転伝達機構29などが収容されている。
筐体部1aは、第1機構支持部1dと、第1機構支持部1dと軸方向に間隔を隔てて設けられた第2機構支持部1eと、を有している。第1機構支持部1dおよび第2機構支持部1eは、筐体部1aの中央部に設けられ、ピニオンギア5や回転伝達機構29などを支持している。また、図3に示されるように、第1機構支持部1dおよび第2機構支持部1eは、軸部材33を支持すると同時に、回転伝達機構29の軸方向への移動も規制している。
スプール3は、円筒状の部材であり、リール本体1に回転可能に連結されたハンドル2の回転に伴って外周に釣り糸が巻き付けられる。スプール3は、リール本体1に前後方向に移動可能に支持されたスプール軸6に固定されている。詳細には、スプール3は、スプール軸6の先端に螺合するつまみ部材7によりスプール軸6に固定されており、ハンドル2の回転に伴ってスプール軸6と一体的に軸方向に往復移動する。
ロータ4は、スプール3に釣り糸を巻き付けるための部材である。ロータ4は、ピニオンギア5の前部に固定されており、ピニオンギア5と一体的に回転する。
ピニオンギア5は、中空筒状の部材であり、ピニオンギア5の内部をスプール軸6が貫通している。ピニオンギア5は、第1機構支持部1dに配置された軸受8aおよび第2機構支持部1eに配置された軸受8bを介して、リール本体1に回転自在に支持されている。
ロータ駆動機構10は、駆動軸11および駆動ギア12によって構成されている。駆動軸11は、筒状の軸であり、図示しない軸受によりリール本体1に回転可能に支持されている。駆動軸11は、ハンドル2に一体回転可能に連結されている。
駆動ギア12は、駆動軸11に連結されており、駆動軸11と一体的に回転する。詳細には、駆動軸11と駆動ギア12とは、1つの部材によって構成されている。駆動ギア12は、フェースギアであり、ピニオンギア5に噛み合う。ハンドル2の回転に伴い、駆動軸11及び駆動ギア12が回転して、駆動ギア12に噛み合うピニオンギア5も回転する。このピニオンギア5の回転に伴い、回転伝達機構29を介して往復移動機構20にハンドル2の回転が伝達される。
往復移動機構20は、ハンドル2の回転に応じて、スプール3を軸方向に往復移動させる。往復移動機構20は、ウォームシャフト21と、スライダ22と、ガイド軸23と、従動ギア24と、を有している。
ウォームシャフト21は、リール本体1に回転自在に支持されている。また、ウォームシャフト21は、駆動軸11よりも上方の位置で、スプール軸6に対して平行に配置されている。ウォームシャフト21の外周面には、螺旋状溝21aが形成されている。
スライダ22は、駆動軸11を挟んで上下に延びるとともに、駆動軸11の外周部に沿うように、略U字状に形成されている。スライダ22は、スプール軸6の後端に固定されている。スライダ22は、ウォームシャフト21の螺旋状溝21aに係合する係合ピン22aを有している。
ガイド軸23は、スライダ22の往復移動を軸方向に案内する。ガイド軸23は、ウォームシャフト21の上方でリール本体1に支持されており、スプール軸6に対して平行に配置されている。なお、ガイド軸23をスプール軸6に近接した位置にさらに設けて、2本のガイド軸でスライダ22の軸方向への往復移動を案内してもよい。
従動ギア24は、ウォームシャフト21に一体回転可能に連結されている。従動ギア24には、回転伝達機構29を介してハンドル2の回転が伝達される。従動ギア24の回転に伴いウォームシャフト21が回転すると、ウォームシャフト21の螺旋状溝21aに係合するスライダ22の係合ピン22aが螺旋状溝21aに案内されて、スライダ22とともにスプール軸6が軸方向に往復移動する。なお、本実施形態では、従動ギア24は平歯車である。
回転伝達機構29は、往復移動機構20にハンドル2の回転を伝達する。回転伝達機構29は、図2に示すように、第1中間ギア31および第2中間ギア32を有する中間ギア30と、軸部材33と、付勢部材34と、を備えている。
第1中間ギア31は、ハンドル2の回転に応じて回転する。詳細には、第1中間ギア31は、ピニオンギア5に噛み合う(図1参照)。図3は、第1中間ギア31を前から見たときの図である。図2及び図3に示すように、第1中間ギア31は、外周面にギア歯が形成された第1ギア本体部31aと、第1ギア本体部31aから軸方向前方に突出する第1ボス部31bと、軸部材33が第1ギア本体部31aおよび第1ボス部31bを軸方向に貫通する貫通孔31cと、を有している。本実施形態では、第1中間ギア31ははすば歯車である。なお、図3では、第1ギア本体部31aのギア歯を省略している。
第1ボス部31bは、スロット形状に形成された第1被係合部31dを内周面に有している。第1被係合部31dは、Tスロット工具又はスライス工具等を用いて形成されている。第1ボス部31bの先端面は、第1機構支持部1dに接触可能であり、第1機構支持部1dにより、第1中間ギア31の軸方向前方の移動が規制されている。
貫通孔31cは、非円形の小径孔部31eと、小径孔部31eよりも大径であり円形の大径孔部31fと、を有している。小径孔部31eは、スロット形状に形成された第2被係合部31gを内周面に有している。第2被係合部31gは、第1ボス部31bの第1被係合部31dと連続して形成されている。小径孔部31eおよび大径孔部31fには、第2中間ギア32の一部が収容される。
第2中間ギア32は、第1中間ギア31に一体回転可能に連結され、従動ギア24に噛み合う。第2中間ギア32は、軸部材33が軸方向に貫通して、軸部材33に回転自在に支持されている。第2中間ギア32は、外周面にギア歯が形成された第2ギア本体部32aと、第2ギア本体部32aの外径よりも小径の小径部32bと、第2ギア本体部32aの後端面から後方に突出した第2ボス部32cと、を有している。第2ギア本体部32aは、第1中間ギア31の大径孔部31fの外径よりも大径に形成されている。なお、本実施形態では第2中間ギア32は平歯車であり、第1中間ギア31とは歯の形状が異なる。
小径部32bは、第1中間ギア31と係合する係合部32dと、第1中間ギア31を支持する支持部32eと、を有している。係合部32dは、第2中間ギア32の外周面の先端に形成されており、外周の断面が非円形である。詳細には、係合部32dは、第1中間ギア31の内周部に配置され、第1中間ギア31の第1被係合部31dおよび第2被係合部31gに対向する外周面に形成されている。この係合部32dが第1中間ギア31の第1被係合部31dおよび第2被係合部31gに係合して、第2中間ギア32と第1中間ギア31とが一体回転する。
小径部32bの支持部32eは、小径部32bの係合部32dと第2ギア本体部32aとの間に配置され、第1中間ギア31の大径孔部31fの内周部に接触して、第1中間ギア31を支持している。
第2ボス部32cは、先端面が第2機構支持部1eに接触可能であり、第2機構支持部1eにより、第2中間ギア32の軸方向後方の移動が規制されている。
軸部材33は、第1中間ギア31および第2中間ギア32の少なくとも一方を回転自在に支持する。本実施形態では、軸部材33は、第2中間ギア32を回転自在に支持している。軸部材33は、第1中間ギア31および第2中間ギア32を軸方向に貫通して、第1機構支持部1dおよび第2機構支持部1eに支持されている。
付勢部材34は、第1中間ギア31と第2中間ギア32との軸方向間に配置され、第1中間ギア31と第2中間ギア32とを軸方向に互いに離れる方向に付勢する。付勢部材34は、第2中間ギア32の小径部32bの外周に配置された弾性変形可能な環状の弾性部材である。本実施形態では、付勢部材34にウェーブワッシャーが用いられている。付勢部材34は、図4に拡大して示すように、外周側が第1中間ギア31の第1ギア本体部31aに接触し、内周側が第2中間ギア32の小径部32bの支持部32eおよび第2ギア本体部32aに接触して配置されている。なお、第1中間ギア31は、第1機構支持部1dにより第2中間ギア32から軸方向に離れる方向の移動が規制され、第2中間ギア32は、第2機構支持部1eにより第1中間ギア31から軸方向に離れる方向の移動が規制されている。
上記の構成による回転伝達機構29では、次のようにハンドル2の回転が往復移動機構20に伝達される。まず、ハンドル2が回転すると、ロータ駆動機構10により、ピニオンギア5が回転する。ピニオンギア5が回転すると、ピニオンギア5に噛み合う第1中間ギア31が回転し、第1中間ギア31と一体回転する第2中間ギア32が回転する。そして、第2中間ギア32に噛み合う従動ギア24が回転することで、ハンドル2の回転が往復移動機構20に伝達される。なお、第1中間ギア31のギア歯の歯数は、ピニオンギア5のギア歯の歯数よりも多く、第2中間ギア32のギア歯の歯数は、従動ギア24のギア歯の歯数よりも少ない。これにより、ピニオンギア5の回転が減速されて従動ギア24に伝達される。
ここでは、第1中間ギア31と第2中間ギア32との軸方向間に付勢部材34が配置されているため、ハンドル2の回転が往復移動機構20に伝達されるときに、第1中間ギア31および第2中間ギア32の軸方向のガタツキを抑えることができる。また、本実施形態では、第1中間ギア31ははすば歯車であるため、トルク伝達時には第1中間ギア31には、軸方向の荷重が作用する。この第1中間ギア31に作用する軸方向力を付勢部材34によって受けることもできる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態は必要に応じて任意に組合せ可能である。
(a)前記実施形態では、中間ギア30の第1中間ギア31と第2中間ギア32とを別部材で構成していたが、図5に示すように、中間ギア130の第1中間ギア131と第2中間ギア132とを単一の部材で構成してもよい。中間ギア130は、軸部材33に回転自在に支持されている。付勢部材34は、第2中間ギア132の第2ボス部132cの外周部に配置され、中間ギア130を軸方向前方に向けて付勢する。中間ギア130は、第1機構支持部1dおよび第2機構支持部1eによって軸方向の移動が規制されている。この場合においても、付勢部材34によって中間ギア130の軸方向のガタツキを抑えることができるため、中間ギア130の軸方向のガタツキが往復移動機構129に伝達されにくくなる。その結果ハンドル軸のガタツキの防止ともなる。なお、付勢部材34が配置される位置は、第2中間ギア132の第2ボス部132cの外周部に限定されるものではなく、中間ギア130を軸方向に付勢する位置であればよい。また、前記実施形態においても、付勢部材34が配置される位置は、第1中間ギア31と第2中間ギア32とを軸方向に互いに離れる方向に付勢する位置であればよい。
(b)前記実施形態では、付勢部材34にウェーブワッシャーを用いていたが、付勢部材34に皿ばねなどの弾性部材を用いてもよい。
(c)前記実施形態では、第2中間ギア32および第2中間ギア32に噛み合う従動ギア24は、平歯車であったが、これらをはすば歯車で構成してもよい。また、第1中間ギア31および第2中間ギア32のギア歯の形状は前記実施形態に限定されるものではない。
(d)前記実施形態では、第1中間ギア31の第1ギア本体部31aを第2中間ギア32の第2ギア本体部32aの前方に配置していたが、ピニオンギア5や従動ギア24が配置される位置によっては、第1中間ギア31の第1ギア本体部31aを第2中間ギア32の第2ギア本体部32aの後方に配置して、第1中間ギア31と第2中間ギア32とを一体回転可能に連結してもよい。この場合においても、付勢部材34を第1中間ギア31と前記第2中間ギア32との軸方向間に配置することで、第1中間ギア31および第2中間ギア32の軸方向のガタツキを抑えることができる。
2 ハンドル
20 往復移動機構
24 従動ギア
29,129 回転伝達機構
30,130 中間ギア
31 第1中間ギア
31a 第1ギア本体部
31c 貫通孔
32 第2中間ギア
32a 第2ギア本体部
32b 小径部
32d 係合部
33 軸部材
34 付勢部材
100 スピニングリール

Claims (8)

  1. 従動ギアを有する魚釣用スピニングリールの往復移動機構にハンドルの回転を伝達する回転伝達機構であって、
    前記ハンドルの回転に応じて回転し、前記従動ギアに噛み合い、前記ハンドルの回転を伝達する中間ギアと、
    前記中間ギアを回転自在に支持する軸部材と、
    前記中間ギアを前記軸部材の軸方向に付勢する付勢部材と、
    を備え
    前記中間ギアは、
    前記ハンドルの回転に応じて回転する第1中間ギアと、
    前記第1中間ギアに一体回転可能に連結され、前記従動ギアに噛み合う第2中間ギアと、
    を有し、
    前記軸部材は、
    前記第1中間ギアおよび前記第2中間ギアの少なくとも一方を回転自在に支持し、
    前記付勢部材は、
    前記第1中間ギアと前記第2中間ギアとの軸方向間に配置され、前記第1中間ギアと前記第2中間ギアとを軸方向に互いに離れる方向に付勢し、
    前記第1中間ギアおよび前記第2中間ギアは、軸方向に互いに離れる方向の移動が規制された、回転伝達機構。
  2. 前記第1中間ギアは、外周面にギア歯が形成された第1ギア本体部と、前記軸部材が軸方向に貫通する貫通孔と、を有し、
    前記第2中間ギアは、前記軸部材に回転自在に支持され、前記第1中間ギアの前記貫通孔の外径よりも大径であり外周面にギア歯が形成された第2ギア本体部と、前記第2ギア本体部の側面から前記第1中間ギアに向かって軸方向に延び前記第2ギア本体部の外径よりも小径の小径部と、を有し、
    前記付勢部材は、前記第2中間ギアの前記小径部の外周に配置された弾性変形可能な環状の弾性部材である、
    請求項に記載の回転伝達機構。
  3. 前記第1中間ギアの前記貫通孔は、前記第2中間ギアの一部を収容可能であり、
    前記第2中間ギアの前記小径部は、一部が前記貫通孔の内周部に接触して前記第1中間ギアを支持する、
    請求項に記載の回転伝達機構。
  4. 前記第2中間ギアの前記小径部は、外周に前記第1中間ギアと係合する係合部を有する、
    請求項又はに記載の回転伝達機構。
  5. 前記第1中間ギアおよび前記第2中間ギアの少なくとも一方ははすば歯車である、
    請求項からのいずれか1項に記載の回転伝達機構。
  6. 前記第1中間ギアおよび前記第2中間ギアは、ギア歯の形状が互いに異なる、
    請求項からのいずれか1項に記載の回転伝達機構。
  7. 前記付勢部材は、皿ばね又はウェーブワッシャーである、
    請求項1からのいずれか1項に記載の回転伝達機構。
  8. 請求項1からのいずれか1項に記載の回転伝達機構を備えた魚釣用スピニングリール。
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