JP6227353B2 - 釣り用リールのローラクラッチ及びスピニングリール - Google Patents

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Description

本発明は、釣り用リールに用いられるローラクラッチ及びそれを用いたスピニングリールに関するものである。
釣り用リールのローラクラッチは、外輪、内輪、及びローラを有しており、回転を一方向にのみ伝達可能である。例えば、ローラが伝達位置に移動すると、内輪の回転が外輪に伝達され、ローラが遮断位置に移動すると、内輪の回転は外輪に伝達されない。このように構成されたローラクラッチは、釣り用リールに用いることができ、例えば、特許文献1に示されるような、ロータと制動部材とを有するスピニングリールに用いることができる。
上述した構成のローラクラッチをスピニングリールに用いる場合、ローラクラッチの外輪は制動部材に取り付けられ、ローラクラッチの内輪はロータに取り付けられる。このローラクラッチを有するスピニングリールは、糸巻き方向にロータが回転すると、ローラが遮断位置に移動し、糸繰り出し方向にロータが回転すると、ローラが伝達位置に移動するように構成される。
特開2000−014291号公報
上述したように、糸繰り出し時には、ローラが伝達位置に移動するため、内輪の回転が外輪に伝達される。すなわち、ロータの回転が制動部材に伝達され、ロータとともに制動部材が回転する。ここで、ローラクラッチも同様に回転するため、その遠心力によってローラクラッチのローラが遮断位置に移動してしまい、内輪の回転が外輪へ十分に伝達されない状態(伝達トルク不足の状態)となり、さらに、高速で回転したとき、最悪の場合には、内輪が空転してしまうおそれがある。
本発明の課題は、内輪の回転を外輪へ確実に伝達させ、意図しない内輪の空転を防ぐことができる釣り用リールのローラクラッチを提供することにある。
本発明の第1側面に係る釣り用リールのローラクラッチは、回転を一方向にのみ伝達可能な釣り用リールのローラクラッチであって、外輪と、内輪と、ローラと、付勢部材と、リテーナと、規制部とを備える。外輪は、傾斜面で構成されたカム面を含む内周面を有する。内輪は、外周面を有し、外輪の内周側に配置される。ローラは、内輪と外輪との間に配置され、伝達位置と、遮断位置との間で移動可能である。伝達位置は、外輪のカム面と内輪の外周面との間にローラがくい込む位置である。また、遮断位置は、ローラのくい込みが解除される位置である。付勢部材は、ローラを伝達位置側に付勢する。リテーナは、ローラを保持するローラ保持空間、及び付勢部材を支持する支持部を有する。規制部は、付勢部材の付勢力に抗するローラの移動を所定の位置で規制する。
この構成によれば、遠心力によって、ローラが付勢部材の付勢力に抗して遮断位置側へ移動した場合であっても、そのローラの移動は、規制部によって所定の位置で規制される。このため、遠心力によってローラが遮断位置側に移動した場合であっても、内輪の回転を外輪に確実に伝達することができ、ひいては意図しない内輪の空転を防ぐことができる。
好ましくは、規制部は、支持部の少なくとも一部により構成される。
好ましくは、支持部は、付勢部材の第1端部側を収容する収容部と、周方向において伝達位置側に突出する突出部とを有する。この突出部によって、規制部が構成される。この構成によれば、突出部が伝達位置側に突出しているため、このローラが遮断位置側へ移動した場合であっても、ローラが突出部と所定の位置で当接するため、その所定の位置を超えて移動できない。
好ましくは、支持部は、収容部を画定する内周側及び外周側壁部を有する。そして、外周側壁部の伝達位置側の端部に突出部が形成される。この構成によれば、外周側に突出部が形成されるため、ローラが遠心力によって移動することをより確実に規制することができる。
好ましくは、伝達位置と遮断位置とは、周方向において隣り合う。
本発明の第2側面に係るスピニングリールは、ロータと、制動部材と、上記いずれかの釣り用リールのローラクラッチと、を備える。ロータは、回転軸回りに回転可能である。制動部材は、回転軸回りに回転可能である。釣り用リールのローラクラッチは、ロータの回転を制動部材に遮断及び伝達する。
好ましくは、内輪は、ロータに取り付けられる。
好ましくは、ロータは、ボス部を有している。内輪は、ボス部が係合する貫通孔を有する。
好ましくは、スピニングリールは、制動部材の回転を制動可能な制動操作部材をさらに備える。外輪は、制動部材に取り付けられる。
好ましくは、ロータが糸繰り出し方向に回転すると、ローラは伝達位置に位置する。
本発明によれば、内輪の回転を外輪に確実に伝達することができ、意図しない内輪の空転を防ぐことができる。
スピニングリールの側面断面図。 図1のA−A線断面図。 ロータ内の構造を示す拡大側面断面図。 ローラクラッチの正面断面図。
以下、本発明に係る釣り用リールに用いられるローラクラッチの実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係るスピニングリールの側面断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るスピニングリール100は、レバーブレーキ型のスピニングリールである。このスピニングリール100は、リール本体2、ロータ3、スプール4、制動部材16、制動レバー(制動操作部材)17、及びローラクラッチ32を備えている。
図1及び図2に示すように、リール本体2は、収容部2aと、脚部2bと、竿装着部2cとを有している。収容部2a、脚部2b、竿装着部2cとは一体的に形成されている。収容部2aは内部に空間を有し、収容部2aの側部は開口している。この収容部2aの開口は、蓋部材2dによって塞がれている。
図1に示すように、収容部2aの前部には、筒状の取付部材2eが装着されている。リール本体2の後部は、ガード部材35により覆われている。脚部2bの前面には、制動レバー17を収納するための装着溝2gが形成されている。装着溝2gは、側方から見た断面が概ね三日月形状に形成されている。
図2に示すように、ハンドル組立体1は、後述するマスターギア軸10に固定される。詳細には、ハンドル組立体1は、ネジ軸37と、ハンドルアーム38と、把手39とを有している。
ネジ軸37は、その先端部がマスターギア軸10と螺合する。ハンドルアーム38は、ネジ軸37に対して折り畳み可能に取り付けられている。把手39は、ハンドルアーム38の先端部に対して、ネジ軸37と平行な軸回りに回転可能に装着されている。ハンドル組立体1は、図2に示す右位置と、その逆側の左位置とのいずれにも取付可能である。ハンドル組立体1が取り付けられた位置と逆側の位置のリール本体2にはキャップ部材69が装着されている。
図1に示すように、収容部2aの内部には、ロータ駆動機構5と、オシレーティング機構20とが設けられている。ロータ駆動機構5は、ハンドル組立体1の回転に連動してロータ3を回転させるための機構である。オシレーティング機構20は、ハンドル組立体1の回転に連動してスプール4を前後に往復移動させるための機構である。
ロータ3は、回転軸X回りに回転可能であり、リール本体2に回転可能に支持されている。ロータ3は、円筒部3aと、第1及び第2アーム部3b、3cとを有している。第1アーム部3bと第2アーム部3cとは、円筒部3aの側方に設けられている。第1アーム部3bは、第2アーム部3cの反対側に設けられている。また、第1アーム部3bの先端と第2アーム部3cの先端部とには、ベールアーム9が揺動可能に設けられている。このベールアーム9により釣り糸がスプール4に案内される。
図3は、ロータの一部の詳細を示す拡大断面図である。図3に示すように、ロータ3の円筒部3aは、前壁3dを有している。前壁3dの中央部には、貫通孔3eを有するボス部3fが後方に延びるように形成されている。この貫通孔3eを、後述するスプール軸8及びピニオンギア12が貫通している。ボス部3fの外周面には、一対の係合面が形成されている。この一対の係合面が、後述するローラクラッチ32の内輪32bの内周面に形成された一対の係合面321bと係合している。
図1に示すように、スプール4は、ロータ3の第1アーム部3bと第2アーム部3cとの間に配置されている。スプール4は、スプール軸8の先端部に装着されている。スプール4は、スプール本体22と、ドラグ機構23と、支持部材24とを有している。
スプール本体22は、糸巻胴部22aと、スカート部22bと、フランジ部22cとを有している。糸巻胴部22aは筒状に形成されている。スカート部22bは、糸巻胴部22aよりも大径の筒状に形成されており、糸巻胴部22aから後方に延びている。フランジ部22cは、糸巻胴部22aの前端から径方向に延びている。
ドラグ機構23は、スプール本体22内に配置されている。ドラグ機構23は、ドラグつまみ60を有するドラグ調整部57と、ドラグ調整部57により押圧される摩擦部58と、を有している。ドラグ調整部57は、スプール軸8の先端に螺合してドラグ力を調整する。摩擦部58は、支持部材24に回転可能に連結されるドラグ座金と、支持部材24に回転不能に連結されるドラグ座金とを有している。
支持部材24は、スプール軸8に回転不能に装着されており、スプール本体22を回転可能に支持している。支持部材24は、ワンタッチ着脱機構48によって、スプール本体22及びドラグ機構23とともにスプール軸8からワンタッチで着脱可能である。
図1及び図2に示すように、ロータ駆動機構5は、マスターギア軸10、マスターギア11、及びピニオンギア12を有している。マスターギア軸10は、上述したようにハンドル組立体1が取り付けられており、ハンドル組立体1と一体的に回転する。マスターギア軸10は筒状に形成されている。マスターギア軸10は、収容部2aに取り付けられた軸受15aと、蓋部材2dに取り付けられた軸受15bとによって回転可能に支持されている。マスターギア11は、マスターギア軸10と一体的に形成されており、マスターギア軸10ともに回転する。
ピニオンギア12は、筒状に形成されており、後部(図1の右端部)においてマスターギア11と噛み合う。ピニオンギア12の前部(図1の左端部)はロータ3の貫通孔3eを貫通してスプール4側に延びている。このピニオンギア12の前部に対して、ロータ3はナット13により一体回転可能に固定されている。ピニオンギア12は、軸受14a、14b、14cを介して収容部2aに回転可能に支持されている。
図3に示すように、ナット13は、緩み止め部材36によって緩み止めされている。またナット13は、軸受13aを介してスプール軸8に回転可能に支持されている。これにより、ピニオンギア12の内周面とスプール軸8の外周面との間に隙間が形成される。緩み止め部材36は、抜け止めバネ36aによって前壁3dに係止されている。また、緩み止め部材36には、弾性体によって形成されたシール部材36bが装着されている。このシール部材36bは、液体がスプール軸8とピニオンギア12との隙間からロータ3内部へ浸入することを防止している。
図1及び図2に示すように、オシレーティング機構20は、中間ギア20aと、螺軸20bと、スライダ20cとを有している。中間ギア20aは、ピニオンギア12に噛み合っている。螺軸20bは、中間ギア20aと一体的に回転可能であり、スプール軸8と平行な軸回りに回転可能である。スライダ20cは、螺軸20bの回転によって前後移動する。このスライダ20cにスプール軸8の後端部が取り付けられている。
図3に示すように、制動部材16は、略円筒状の部材であって、ロータ3の円筒部3a内に収容されている。制動部材16は、筒状部材40と、制動円筒41とを有している。
筒状部材40は、外筒部40aと、内筒部40bと、円板部40cとを有している。外筒部40aは、ロータ3の円筒部3a内に収容されている。外筒部40aは、円筒状であって、ロータ3の円筒部3aと同心に配置されている。内筒部40bは、外筒部40aよりも径が小さい円筒状であって、外筒部40aと同心に配置されている。また、内筒部40bは、取付部材2eに固定された軸受止め輪54の外周面に対して、軸受14dを介して回転可能に支持されている。円板部40cは、外筒部40aと内筒部40bとを連結している。
軸受止め輪54は、取付部材2eの先端部の内周面に固定されている。軸受止め輪54とピニオンギア12との間に軸受14cが配置されている。軸受14cは、ピニオンギア12を支持するとともに、軸受止め輪54を抜け止めする機能も果たしている。
制動円筒41は、筒状部材40の内周面に固定されている。制動円筒41は、外筒部40aの内周面から内筒部40bを経て軸受14dの後面に向かって延びている。したがって、軸受14dの外輪は、筒状部材40と制動円筒41とにより挟まれている。
制動円筒41は、中心孔41bを有する金属製の有底筒状部材であり、円板部40cにねじ止め固定されている。制動円筒41は、外筒部40aに沿った部分の内周面が制動面41aとなっている。この制動円筒41の制動面41aに、制動レバー17の制動シュー17bが当接することによって、制動部材16が制動される。
図4は、ローラクラッチ32を示す正面断面図である。図3及び図4に示すように、ローラクラッチ32は、外輪32a、内輪32b、複数のローラ32c、リテーナ32d、及び複数の第1バネ部材(付勢部材の一例)32eを有している。
外輪32aは、制動部材16に取り付けられる。詳細には、外輪32aは、制動部材16の筒状部材40に取り付けられる。外輪32aは、略円筒状であって、外周面に複数の凸部321aを有している。各凸部321aは、回転軸Xに沿って延びており、周方向に間隔をあけて形成されている。各凸部321aは、制動部材16に形成された各凹部と係合している。この結果、外輪32aは制動部材16に取り付けられ、外輪32aは制動部材16と一体的に回転する。
外輪32aは、その内周面に、複数のカム面322aを有している。各カム面322aは、傾斜面によって形成されており、周方向に沿って内径が変化する。具体的には、各カム面322aは、図4の時計周りの方向に向かって回転軸Xから離れるように傾斜している。
内輪32bは、外輪32aの内周側に配置され、ロータ3に取り付けられる。詳細には、内輪32bは、ロータ3のボス部3fに取り付けられる。内輪32bの内周面には、一対の係合面321bが形成されている。内輪32bの各係合面321bとボス部3fの係合面とが係合することによって、内輪32bはロータ3と一体的に回転する。
各ローラ32cは、円柱状であって、回転軸Xに沿って延びている。各ローラ32cは、外輪32aと内輪32bとの間に配置されており、伝達位置と遮断位置との間で移動可能である。なお、各ローラ32cは、各第1バネ部材32eによって、伝達位置側に付勢されている。
各ローラ32cが伝達位置(図4の実線で記載された位置)に移動すると、外輪32aのカム面322aと内輪32bの外周面との間にくい込む。この結果、内輪32bの回転が外輪32aに伝達される。一方、各ローラ32cが遮断位置(図4の二点鎖線で記載された位置)に移動すると、外輪32aと内輪32bとの間で各ローラ32cは自転可能となる。この結果、内輪32bの回転は外輪32aに伝達されない。内輪32bが図4において反時計周りに回転すると、各ローラ32cは伝達位置に移動する。一方、内輪32bが図4において時計回りに回転すると、各ローラ32cは各第1バネ部材32eの付勢力に抗して遮断位置に移動する。
リテーナ32dは、本体部321dと、複数の支持部322dとを有する。また、リテーナ32dは、隣り合う各支持部322dの間においてローラ保持空間328dを有する。各ローラ保持空間328dにおいて、各ローラ32cは周方向に移動可能に保持されている。本体部321dは、中央に開口を有する円板状であって、外周部において制動部材16に固定されている。
各支持部322dは、各第1バネ部材32eを支持するように構成されており、本体部321dに周方向に間隔をおいて形成されている。各支持部322dは、外周側壁部323dと、内周側壁部324dと、底壁部325dとから構成されており、これら各壁部323d〜325dによって、収容部326dが画定されている。各収容部326dには、各第1バネ部材32eが収容されている。なお、各第1バネ部材32eは、収容部326dから先端部が突出しており、この先端部が各ローラ32cを押圧する。
各外周側壁部323dは、突出部327dを有している。なお、外周側壁部323dと突出部327dとは一体的に形成されている。各外周側壁部323dは、各内周側壁部324dと、周方向の長さが実質的に同じである。各突出部327dは、周方向において各伝達位置側に突出する。すなわち、図4において、突出部327dは、反時計回りの方向に突出する。この突出部327dの周方向の長さは、特に限定されるものではないが、例えば、0.8mm以上1.2mm以下程度とすることができる。また、各突出部327dは、径方向において、各ローラ32cの中心よりも外周側に位置する。これにより、各ローラ32cが遠心力などによって外周側に移動することを効果的に防ぐことができる。なお、上記突出部327dが本発明の規制部に相当する。また、径方向とは回転軸Xを中心とした円の径方向を示し、周方向とは回転軸Xを中心とした円の周方向を示す。
図1に示すように、制動レバー17は、略C字状に形成されており、上側端部に操作部17aを有し、下側端部に制動シュー17bを有する。この制動レバー17は、リール本体2の脚部2bに装着された支持軸33によって、支持軸33を中心に回転可能に支持されている。制動レバー17は、第2バネ部材19によって前方側に付勢されている。すなわち、制動レバー17は、図1において、支持軸33を中心に反時計周りの方向に付勢されている。このため、制動レバー17を操作していない状態では、制動シュー17bは制動部材16の制動面41aと接触していない。また、制動レバー17を操作して図1の時計周りに回転させることにより、制動シュー17bが制動部材16の制動面41aを押圧し、制動部材16の回転を停止させる。
上述したように構成されたスピニングリール100は、次のように動作する。まず、キャスティング時にはベールアーム9を糸開放姿勢側に倒し、キャスティングすることにより、スプール4の外周から釣り糸が繰り出される。糸巻取時には、ハンドル組立体1を糸巻き取り方向に回転させると、ベールアーム9が図示しない戻し機構により糸巻き取り姿勢に戻る。ハンドル組立体1の回転力は、マスターギア軸10、マスターギア11を介してピニオンギア12に伝達される。ピニオンギア12に伝達された回転力は、ピニオンギア12の前部12aを介してロータ3に伝達される。このときロータ3は糸巻き取り方向に回転するので、ローラクラッチ32の内輪32bの回転は外輪32aには伝達されない。すなわち、ロータ3の回転は制動部材16には伝達されない。
釣り糸が魚により引かれてロータ3が糸繰り出し方向に逆転すると、ローラクラッチ32の内輪32bの回転は外輪32aに伝達されるため、ロータ3の回転がローラクラッチ32を介して制動部材16に伝達される。ここで、制動レバー17を操作することによって、制動部材16を制動することができ、ひいてはロータ3の回転速度を調整できる。
[特徴]
本実施形態に係るローラクラッチ32は、次の特徴を有する。
遠心力によって、各ローラ32cが各第1バネ部材32eの付勢力に抗して遮断位置側へ移動した場合であっても、その各ローラ32cの移動は、各突出部327dによって所定の位置で規制される。すなわち、各ローラ32cは、図4の二点鎖線で示した位置よりも時計周り方向に移動することが規制される。このため、遠心力によって遮断位置側に移動した各ローラ32cは伝達位置に戻りやすくなり、ひいては意図しない内輪32bの空転を防ぐことができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、突出部327dは外周側壁部323dの先端に形成されているが、特にこれに限定されない。例えば、突出部327dは、内周側壁部324dの先端に形成されていてもよい。
32 ローラクラッチ
32a 外輪
322a カム面
32b 内輪
32c ローラ
32d リテーナ
322d 支持部
323d 外周側壁部
324d 内周側壁部
327d 突出部(規制部)
32e 第1バネ部材

Claims (8)

  1. 回転を一方向にのみ伝達可能な釣り用リールのローラクラッチであって、
    傾斜面で構成されたカム面を含む内周面を有する外輪と、
    外周面を有し、前記外輪の内周側に配置された内輪と、
    前記内輪と前記外輪との間に配置され、前記外輪の前記カム面と前記内輪の外周面との間にくい込む位置である伝達位置と、前記くい込みが解除される遮断位置との間で移動可能なローラと、
    前記ローラを前記伝達位置側に付勢する付勢部材と、
    前記ローラを保持するローラ保持空間、及び前記付勢部材を支持する支持部を有するリテーナと、
    前記付勢部材の付勢力に抗する前記ローラの移動を所定の位置で規制する規制部と、
    を備え、
    前記規制部は、前記支持部の少なくとも一部により構成され、
    前記支持部は、前記付勢部材の第1端部側を収容する収容部と、周方向において前記伝達位置側に突出する突出部とを有し、
    前記規制部は、前記突出部により構成され、
    前記支持部は、前記収容部を画定する内周側及び外周側壁部をさらに有し、
    前記突出部は、前記外周側壁部の伝達位置側の端部に形成される、
    釣り用リールのローラクラッチ。
  2. 前記突出部は、前記ローラが遮断位置に移動したとき、前記ローラと当接するように構成される、
    請求項1に記載のローラクラッチ。
  3. 前記伝達位置と前記遮断位置とは、周方向において隣り合う、請求項1又は2に記載の釣り用リールのローラクラッチ。
  4. 回転軸回りに回転可能なロータと、
    前記回転軸回りに回転可能な制動部材と、
    前記ロータの回転を前記制動部材に遮断及び伝達する請求項1からのいずれかに記載の釣り用リールのローラクラッチと、
    を備える、スピニングリール。
  5. 前記内輪は、前記ロータに取り付けられる、
    請求項に記載のスピニングリール。
  6. 前記ロータは、ボス部を有しており、
    前記内輪は、前記ボス部が係合する貫通孔を有する、
    請求項に記載のスピニングリール。
  7. 前記制動部材の回転を制動可能な制動操作部材をさらに備え、
    前記外輪は、前記制動部材に取り付けられる、
    請求項4から6のいずれかに記載のスピニングリール。
  8. 前記ロータが糸繰り出し方向に回転すると、前記ローラは前記伝達位置に位置する、請求項5から7のいずれかに記載のスピニングリール。
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