JP6376756B2 - 釣用リールの往復移動機構 - Google Patents
釣用リールの往復移動機構 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6376756B2 JP6376756B2 JP2014002286A JP2014002286A JP6376756B2 JP 6376756 B2 JP6376756 B2 JP 6376756B2 JP 2014002286 A JP2014002286 A JP 2014002286A JP 2014002286 A JP2014002286 A JP 2014002286A JP 6376756 B2 JP6376756 B2 JP 6376756B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- support hole
- cam shaft
- traverse cam
- reciprocating mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 title claims description 85
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 65
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 20
- 230000035515 penetration Effects 0.000 claims description 17
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 7
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims 1
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 7
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 4
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 3
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- 206010044565 Tremor Diseases 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000003449 preventive effect Effects 0.000 description 1
Images
Description
このような往復移動機構では、摺動部材に装着された係合部材の係合爪が、トラバースカム軸のカム溝に係合している。これによって、トラバースカム軸が回転すると、係合部材を介して、摺動部材がトラバースカム軸のカム溝に沿って前後に往復移動する。
しかしながら、上述のように、係合部材は、摺動部材の外側からトラバースカム軸に向けて、摺動部材の支持孔部に挿入される。この場合、摺動部材の支持孔部の直径は、少なくとも係合部材の係合爪の幅は必要となるため、摺動部材そのものが、大型化するおそれがある。これが、スピニングリールの小型化を図る際の1つの問題となっていた。
図1及び図2に示すように、本発明の一実施形態によるスピニングリール100は、釣り糸を前方に繰り出すものである。スピニングリール100は、リール本体2と、ロータ3と、スプール4と、スプール軸15と、ドラグ機構60と、ロータ駆動機構5と、オシレーティング機構6(往復移動機構の一例)と、を備える。
図1及び図2に示すように、リール本体2は、筐体部2aと、蓋部材2bと、竿取付脚2cと、本体ガード7と、を有する。筐体部2aは、開口する機構装着空間2dを有する。機構装着空間2dには、ロータ3をハンドル1の回転に連動して回転させるロータ駆動機構5と、オシレーティング機構6と、が設けられる。筐体部2aには、釣り竿を取り付けるための竿取付脚2cが一体形成される。また、筐体部2aの前部には、筒部2fが形成される。
図2に示すように、ロータ駆動機構5は、ハンドル1のハンドル軸8aが一体回転可能に連結された駆動軸10と、駆動軸10とともに回転する駆動ギア11と、駆動ギア11に噛み合うピニオンギア12と、を有する。駆動軸10は、筐体部2a及び蓋部材2bに装着された軸受(図示せず)により両端支持される。駆動軸10の両端部の内周面には、雌ねじ部(図示せず)が形成される。駆動ギア11は、例えばフェースギアの形態であり、駆動軸10に一体的に回転可能に設けられる。
図2に示すように、ロータ3は、ピニオンギア12を介してリール本体2に回転自在に支持される。ロータ3は、ピニオンギア12に一体回転可能に連結されたロータ本体30と、ベールアーム36と、を有する。
オシレーティング機構6は、釣り糸が巻き付けられるスプール4を、リール本体2に対して、往復移動させるための機構である。言い換えると、オシレーティング機構6は、スプール軸15を前後方向に移動させることによって、スプール4を同方向に往復移動させるための機構である。図2に示すように、オシレーティング機構6は、トラバースカム軸21と、スライダ22と、中間ギア23と、を有する。なお、後述するように、スライダ22には、スライダ本体24及び係合部材25が含まれる(図3を参照)。
トラバースカム軸21は、リール本体2に装着されたハンドル1の巻取り操作に連動して回転する。図2及び図3に示すように、トラバースカム軸21は、スプール軸15の下方で、スプール軸15と平行に配置されている。トラバースカム軸21の軸芯J1は、前後方向に沿うように、配置されている。トラバースカム軸21の両端部は、軸受例えば転がり軸受を介して、筐体部2aに回転自在に支持されている。また、トラバースカム軸21は、螺旋状溝21a(カム溝の一例)を有している。螺旋状溝21aは、トラバースカム軸21の外周面において交差する溝部である。
スライダ22は、トラバースカム軸21に沿って前後方向に移動する。図3に示すように、スライダ22は、スライダ本体24(摺動部材の一例)と、係合部材25と、回転支持部29と、抜け止め部材27と、ネジ部材28とを、有する。
また、第1溝部124h及び第2溝部224hの形成位置は、係合部材装着部24b(支持孔部24fの外周部)の肉厚が厚い部分である。具体的には、第1溝部124hは、スプール軸連結部24aと係合部材装着部24bとが接続される部分において、支持孔部24fの内周面に形成されている。第2溝部224hは、係合部材装着部24bとネジ取付部24nとが接続される部分において、支持孔部24fの内周面に形成されている。
図2に示すように、中間ギア23は、トラバースカム軸21の先端に一体回転可能に装着されている。図3に示すように、中間ギア23は、減速機構52を介して、ピニオンギア12に噛み合う。中間ギア23は、非円形係合によって、トラバースカム軸21の前端に一体回転可能に装着される。減速機構52は、ピニオンギア12の回転を減速して中間ギア23に伝達する。減速機構52は、ピニオンギア12に噛み合う第1ギア53と、第1ギア53と一体回転可能に回転し中間ギア23に噛み合う第2ギア54と、を有する。第1ギア53は、ピニオンギア12よりも歯数が多い。第2ギア54は、中間ギア23よりも歯数の少ない。第2ギア54は、筐体部2aの前部に両端支持された支持軸55に、回転自在に支持される。これにより、ピニオンギア12の回転が、二段階で減速されて中間ギアに伝達される。すると、スプール4の前後移動の速度が遅くなり、釣り糸を糸巻胴部4aに密に巻き付け可能になる。
図2に示すように、リール本体2の筒部2fの内部には、ロータ3の逆転を禁止するための逆転防止機構50が配置されている。逆転防止機構50は、内輪が遊転するローラ型のワンウェイクラッチ51を有する。この逆転防止機構50は、ロータ3の糸繰り出し方向の逆転を常時禁止しており、逆転を許可する状態をとることはない。逆転防止機構50は、筒部2fに固定されたキャップ部材20によって抜け止めされる。なお、逆転防止機構を逆転許可状態と逆転禁止状態とに切り換えできるように構成してもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
上記実施形態は、下記のように表現可能である。
1 ハンドル
2 リール本体
6 オシレーティング機構(往復移動機構の一例)
4 スプール
21 トラバースカム軸
25 係合部材
24 スライダ本体(摺動部材の一例)
21a 螺旋状溝(カム溝の一例)
25a 軸部(支持部の一例)
25b 係合爪
24f 支持孔部
24h 溝部
29 回転支持部
124h 第1溝部
224h 第2溝部
J1 トラバースカム軸の軸線
L1 第1溝部の底部と第2溝部の底部を結ぶ線分
R1 支持孔部の直径
S1 第1溝部と第2溝部とを結ぶ直線
W1 係合爪の幅
Claims (5)
- 釣り糸が巻き付けられるスプールを、リール本体に対して、往復移動させるための釣用リールの往復移動機構であって、
カム溝を有し、リール本体に装着されたハンドルの巻取り操作に連動して回転するトラバースカム軸と、
前記トラバースカム軸に実質的に直交する方向に延びる支持孔部を有する摺動部材と、
前記摺動部材に装着された係合部材と、
を備え、
前記係合部材は、
前記摺動部材の前記支持孔部に回転支持部を介して支持された支持部と、
前記支持部の一端部に設けられた係合爪と、を有し、
前記係合爪は、
前記支持孔部に挿入された挿入部と、
前記支持孔部から突出し、先端部が前記カム溝に係合可能で前記支持孔部の直径よりも長くかつ前記トラバースカム軸の直径よりも長い幅広に形成された突出部と、
を有し、
前記摺動部材の前記支持孔部の内周面には、前記支持孔部の貫通方向に延び前記係合爪の突出部が通過可能な溝部が設けられている、
釣用リールの往復移動機構。 - 前記溝部は、第1溝部と、前記第1溝部と対向する位置に設けられた第2溝部とを、有する、
請求項1記載の釣用リールの往復移動機構。 - 前記支持孔部の前記貫通方向から見た場合に、前記第1溝部と第2溝部とを結ぶ直線は、前記トラバースカム軸の軸線に対して、交差している、
請求項2記載の釣用リールの往復移動機構。 - 前記支持孔部の前記貫通方向から見た場合に、前記第1溝部と前記第2溝部を結ぶ直線は、前記トラバースカム軸の軸線に対して、直交している
請求項3記載の釣用リールの往復移動機構。 - 前記支持孔部の前記貫通方向から見た場合に、前記第1溝部と第2溝部を結ぶ直線は、前記トラバースカム軸の軸線に対して、40度から60度の範囲で、交差している、
請求項3記載の釣用リールの往復移動機構。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014002286A JP6376756B2 (ja) | 2014-01-09 | 2014-01-09 | 釣用リールの往復移動機構 |
KR1020140067670A KR102312398B1 (ko) | 2013-10-01 | 2014-06-03 | 낚시용 릴의 왕복 이동 기구 |
TW103121677A TWI623262B (zh) | 2013-10-01 | 2014-06-24 | Reciprocating mechanism for fishing reel |
US14/475,921 US9743650B2 (en) | 2013-10-01 | 2014-09-03 | Reciprocating mechanism for a fishing reel |
MYPI2014702672A MY171186A (en) | 2013-10-01 | 2014-09-19 | Reciprocating mechanism for a fishing reel |
EP14186642.6A EP2856870B1 (en) | 2013-10-01 | 2014-09-26 | Reciprocating mechanism for a fishing reel |
CN201410516359.4A CN104509505B (zh) | 2013-10-01 | 2014-09-30 | 垂钓用绕线轮的往复移动机构 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014002286A JP6376756B2 (ja) | 2014-01-09 | 2014-01-09 | 釣用リールの往復移動機構 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015128403A JP2015128403A (ja) | 2015-07-16 |
JP2015128403A5 JP2015128403A5 (ja) | 2016-11-10 |
JP6376756B2 true JP6376756B2 (ja) | 2018-08-22 |
Family
ID=53759725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014002286A Active JP6376756B2 (ja) | 2013-10-01 | 2014-01-09 | 釣用リールの往復移動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6376756B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6979844B2 (ja) | 2017-10-06 | 2021-12-15 | 株式会社シマノ | 回転伝達機構、及びそれを備えた魚釣用スピニングリール |
CN108835059B (zh) * | 2018-05-25 | 2024-06-18 | 宁波海宝渔具有限公司 | 一种改进往复机构的渔线轮 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0331860U (ja) * | 1989-08-04 | 1991-03-28 | ||
US5934586A (en) * | 1997-06-06 | 1999-08-10 | Zebco Corporation | Oscillation mechanism for spinning reel |
JP3525062B2 (ja) * | 1998-10-28 | 2004-05-10 | ダイワ精工株式会社 | 魚釣用リール |
JP3537327B2 (ja) * | 1998-10-28 | 2004-06-14 | ダイワ精工株式会社 | 魚釣用リール |
JP5008321B2 (ja) * | 2005-09-07 | 2012-08-22 | 株式会社シマノ | スピニングリールの往復移動機構 |
-
2014
- 2014-01-09 JP JP2014002286A patent/JP6376756B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015128403A (ja) | 2015-07-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5153269B2 (ja) | ローラクラッチ | |
JP4804279B2 (ja) | スピニングリール | |
JP2010166882A5 (ja) | ||
JP2009063052A5 (ja) | ||
JP2010166882A (ja) | 釣り用リールの螺軸及びそれを用いた釣り用リールの往復移動機構 | |
JP6472946B2 (ja) | スピニングリール | |
JP6261990B2 (ja) | 釣り用リールの往復移動機構 | |
JP6376756B2 (ja) | 釣用リールの往復移動機構 | |
JP2004081077A (ja) | スピニングリールの往復移動装置 | |
TWI821239B (zh) | 紡車式捲線器 | |
JP5607315B2 (ja) | スピニングリールのドラグつまみ | |
KR102312398B1 (ko) | 낚시용 릴의 왕복 이동 기구 | |
JP2015128403A5 (ja) | ||
JP2003079291A (ja) | スピニングリールの往復移動機構 | |
JP2010279259A5 (ja) | ||
TWI327894B (en) | Spinning reel oscillating device | |
JP2003225040A (ja) | 釣り用リールの動力伝達装置 | |
JP3996531B2 (ja) | 魚釣用リ−ル | |
KR102566218B1 (ko) | 낚시용 스피닝 릴 | |
JP4314107B2 (ja) | スピニングリールのオシレーティング機構 | |
JP2005253477A (ja) | スピニングリールの往復移動装置 | |
JP4362197B2 (ja) | スピニングリール | |
JP2010104275A (ja) | 魚釣用スピニングリール | |
JP2016202133A (ja) | 魚釣用スピニングリール | |
JP4314119B2 (ja) | スピニングリールの往復移動装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160921 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160921 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170612 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170620 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170807 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180123 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180319 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180710 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180724 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6376756 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |