JP6977966B2 - 液体燃料燃焼器及び液体燃料カートリッジ連結構造 - Google Patents
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Description
複数の突出部の突出部外周面の輪郭形状は、突出部外周面の第2対向部分に向かうに従って周方向の寸法が大きくなる形状を有していてもよい。
図1は、本実施の形態の液体燃料燃焼器の一部(前面)を破断した状態で示した図である。図1に示すように、液体燃料燃焼器1は、液体燃料カートリッジ3と、アタッチメント5と、燃料供給口7Aを備えた液体燃料タンク7と、バーナ・アセンブリ9とを備えている。
図2乃至図5を用いて、液体燃料カートリッジ3について説示する。
図6は、図3乃至図5に示す開閉弁アセンブリ13に取り付けるキャップ15を下側から見た斜視図である。キャップ15の内周面には、図3に示した部分雄ねじ部36B,37Cと螺合する雌ねじ部55と、図5(A)に示したキャップ係合部38と係合する2つの被係合部57が形成されている。2つの被係合部57同士は、周方向に180°離れた位置に形成されている。被係合部57は、キャップ15の装着時の回転方向とは逆方向に進むに従って、内周面からキャップ15の径方向内側に向かって徐々に離れる傾斜面57Aと、傾斜面57Aの終端位置から内周面に向かって径方向に延びる平坦面57Bを有している。
図7は、アタッチメントの斜視図であり、図8は、アタッチメントの分解斜視図である。アタッチメント5は、液体燃料タンク7の燃料供給口7Aに取り付けるものである。アタッチメント5は、アタッチメント本体部61と、押上用蓄勢部品63と、仕切り板65とを備えている。アタッチメント本体部61は、弁座本体17が嵌合する凹部67と、凹部67内に設けられて弁座本体17が凹部67に嵌合された状態で、弁体19を押し上げる押し上げピン69と、凹部67に設けられて液体燃料カートリッジ3から凹部67内に吐出された液体燃料を通す4つの燃料排出孔71とを備えている。
図9(A)(B)乃至図12(A)(B)は、アタッチメントに液体燃料カートリッジを係合させる状態を示す図である。図9乃至図12において、各図の(A)図は、液体燃料カートリッジ3とアタッチメント5の断面図であり、(B)図は、対応する(A)図の弁座本体17の外壁部33に形成された溝部35及び突出部37と、アタッチメント5の内壁部に設けられた係合用凸部73の係合の過程を示す模式図である。
液体燃料燃焼器1は、図1に示すように、上述の他に、枠体81と蓋体83とを備えている。枠体81は、液体燃料カートリッジ3が収納されるカートリッジ収納室85と、バーナ・アセンブリ9が収納されるバーナ・アセンブリ収納室87とを備えており、カートリッジ収納室85とバーナ・アセンブリ収納室87の間には、遮熱板89が設けられている。枠体81及び遮熱板89は金属板から形成されている。蓋体83は、カートリッジ収納室85の上側開口部を塞ぐものであり、液体燃料カートリッジ3をカートリッジ収納室85に収納した状態で、底部11Bと対向する。
3 液体燃料カートリッジ
5 アタッチメント
61 アタッチメント本体部
63 押上用蓄勢部品
65 仕切り板
75 貫通孔
77 突起部
67 凹部
69 押し上げピン
71 燃料排出孔
73 係合用凸部
73A 先端部
7 液体燃料タンク
7A 燃料供給口
9 バーナ・アセンブリ
11 カートリッジ本体
11A 燃料吐出口
11B 底部
11C 本体基部
11D 中央部
11E 指先嵌合凹部
13 開閉弁アセンブリ
17 弁座本体
25 底壁部
27 周壁部
33 外壁部
34 内壁部
28 フランジ部
29 貫通孔
31 弁座
35 溝部
35A 第1対向部分
36 壁部分
36A 先端部
37 突出部
37A 先端部
37B 第2対向部分
38 キャップ係合部
38A 傾斜部
38B 平坦部
19 弁体
39 弁体本体部
41 弁部材
43 突出部
44 谷部分
45 軸部
21 開閉用蓄勢部品
23 抑え部材
47 蓄勢部品収納部
49 弁座本体係合部
51 軸貫通孔
53 燃料通過部
15 キャップ
55 雌ねじ部
57 被係合部
57A 傾斜面
57B 平坦面
59 指押え位置指示部
81 枠体
83 蓋体
85 カートリッジ収納室
87 バーナ・アセンブリ収納室
89 遮熱板
Claims (10)
- カートリッジ本体と、前記カートリッジ本体の燃料吐出口に取り付けられる開閉弁アセンブリとを備え、前記開閉弁アセンブリが、弁座を備えた弁座本体と、前記弁座と協働する弁部材を備えた弁体と、放勢状態において前記弁部材を前記弁座に押し付ける押し付け力を発生する開閉用蓄勢部品とを備えてなる液体燃料カートリッジと、
燃料供給口を備えた液体燃料タンクと、
前記燃料供給口に取り付けられ、前記弁座本体が嵌合する凹部と、前記凹部内に設けられて前記弁座本体が前記凹部に嵌合された状態で、前記弁体を押し上げる押し上げピンと、前記凹部に設けられて前記液体燃料カートリッジから前記凹部内に吐出された液体燃料を通す燃料排出孔を備えたアタッチメントと、
前記液体燃料タンク内の液体燃料を燃焼させるバーナ・アセンブリとを備えた液体燃料燃焼器であって、
前記アタッチメントの前記凹部の内壁部には、前記内壁部の周方向に所定のピッチで配置され且つ前記凹部の内側に向かって突出する複数の係合用凸部が設けられており、
前記弁座本体の外壁部には、前記弁体の前記凹部への挿入方向と、該挿入方向と直交する直交方向の外側に開口する複数の溝部が、前記弁座本体の周方向に前記所定のピッチで配置されており、
前記弁座本体の前記外壁部には、前記複数の溝部内にそれぞれ位置して前記直交方向に突出する複数の突出部が配置されており、
前記複数の溝部の溝部内周面及び前記複数の突出部の突出部外周面の形状は、前記凹部に前記弁座本体が挿入される過程で前記係合用凸部が前記溝部内周面または前記突出部外周面に添ってガイドされながら前記溝部に入り、且つ前記弁座本体が前記凹部内に更に挿入されると、前記係合用凸部を前記挿入方向に対向する前記溝部内周面の第1対向部分と前記突出部外周面の第2対向部分との間にガイドするように定められており、
前記液体燃料カートリッジに前記アタッチメントに向かう押し下げ力が加えられたときに、前記押し上げピンによって前記弁部材が前記弁座から離される方向に押し上げられる過程で蓄勢され、前記液体燃料カートリッジへの前記押し下げ力が解除されると、前記係合用凸部に前記突出部が押し付けられるように放勢する蓄勢手段を備えることを特徴とする液体燃料燃焼器。 - 前記アタッチメントの前記凹部内には、前記凹部内に挿入される前記弁座本体によって蓄勢される押上用蓄勢部品が備えられており、
前記蓄勢手段は、前記開閉用蓄勢部品と前記押上用蓄勢部品によって構成されている請求項1に記載の液体燃料燃焼器。 - 前記蓄勢手段が前記液体燃料カートリッジの前記開閉用蓄勢部品である請求項1に記載の液体燃料燃焼器。
- 前記複数の溝部の前記溝部内周面の前記直交方向外側から見た輪郭形状は、前記溝部内周面の前記第1対向部分に向かうに従って前記周方向の寸法が小さくなる形状を有しており、
前記複数の突出部の前記突出部外周面の輪郭形状は、前記突出部外周面の前記第2対向部分に向かうに従って前記周方向の寸法が大きくなる形状を有している請求項1に記載の液体燃料燃焼器。 - 前記複数の溝部の隣り合う二つの溝部の間に位置する壁部分の前記挿入方向の先端部の形状及び前記突出部の前記挿入方向の先端部の形状及び前記係合用凸部の形状は、前記係合用凸部が前記壁部分の前記挿入方向の前記先端部または前記突出部の前記挿入方向の前記先端部と当接したときに、前記係合用凸部が前記溝部内に滑り込む形状をそれぞれ有している請求項4に記載の液体燃料燃焼器。
- 前記壁部分の前記挿入方向の前記先端部及び前記突出部の前記挿入方向の前記先端部の形状は、前記挿入方向に向かって徐々に前記周方向の寸法が小さくなる形状を有し、
前記係合用凸部の前記挿入方向と逆の引き抜き方向に向かう先端部の形状は、前記引き抜き方向に向かって徐々に前記周方向の寸法が小さくなる形状を有している請求項5に記載の液体燃料燃焼器。 - 前記突出部の前記引き抜き方向の端面は、前記係合用凸部の前記挿入方向の端面よりも大きく、且つ前記挿入方向に向かって凸となるように湾曲する湾曲面からなる請求項6に記載の液体燃料燃焼器。
- 前記所定のピッチは、360°/Nであり、前記Nは2以上6以下の整数である請求項1に記載の液体燃料燃焼器。
- 前記Nが4である請求項8に記載の液体燃料燃焼器。
- カートリッジ本体と、前記カートリッジ本体の燃料吐出口に取り付けられる開閉弁アセンブリとを備え、前記開閉弁アセンブリが、弁座を備えた弁座本体と、前記弁座と協働する弁部材を備えた弁体と、放勢状態において前記弁部材を前記弁座に押し付ける押し付け力を発生する開閉用蓄勢部品とを備えてなる液体燃料カートリッジを、液体燃料燃焼器の燃料供給口を備えた液体燃料タンクに着脱可能に連結する液体燃料カートリッジ連結構造であって、
前記燃料供給口に取り付けられ、前記弁座本体が嵌合する凹部と、前記凹部内に設けられて前記弁座本体が前記凹部に嵌合された状態で、前記弁体を押し上げる押し上げピンと、前記凹部に設けられて前記燃料カートリッジから前記凹部内に吐出された液体燃料を通す燃料排出孔を備えたアタッチメントを備え、
前記アタッチメントの前記凹部の内壁部には、前記内壁部の周方向に所定のピッチで配置され且つ前記凹部の内側に向かって突出する複数の係合用凸部が設けられており、
前記弁座本体の外壁部には、前記弁体の前記凹部への挿入方向と、該挿入方向と直交し且つ前挿入方向と直交する直交方向の外側に開口する複数の溝部が前記弁座本体の周方向に前記所定のピッチで配置されており、
前記弁座本体の前記外壁部には、前記複数の溝部内にそれぞれ位置して前記直交方向に突出する複数の突出部が配置されており、
前記複数の溝部の溝部内周面及び前記複数の突出部の突出部外周面の形状は、前記凹部に前記弁座本体が挿入される過程で前記係合用凸部が前記溝部内周面または前記突出部外周面に添ってガイドされながら前記溝部に入り、且つ前記弁座本体が前記凹部内に更に挿入されると、前記係合用凸部を前記挿入方向に対向する前記溝部内周面の第1対向部分と前記突出部外周面の第2対向部分との間にガイドするように定められており、
前記液体燃料カートリッジに前記アタッチメントに向かう押し下げ力が加えられたときに、前記押し上げピンによって前記弁部材が前記弁座から離される方向に押し上げられる過程で蓄勢され、前記液体燃料カートリッジへの前記押し下げ力が解除されると、前記係合用凸部に前記突出部が押し付けられるように放勢する蓄勢手段を備えることを特徴とする液体燃料カートリッジ連結構造。
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