JP7267071B2 - コンパクト容器 - Google Patents

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本発明は、コンパクト容器に関する。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような、内容物が収容される中皿と、中皿が収容される収容部を備えた容器本体と、収容部を開放可能に閉塞する蓋体と、を備えたコンパクト容器が知られている。
実開平6-13708号公報
しかしながら、このようなコンパクト容器では、使用後は分別廃棄や内容物のリフィル等のために、中皿を収容部から取り外したり、装着したりする操作性について、改善の余地があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、コンパクト容器の中皿を収容部から着脱する操作性を改善することを目的とする。
(1)本発明に係るコンパクト容器は、内容物が収容される中皿と、前記中皿が収容される収容部を有する容器本体と、前記収容部を開放可能に閉塞する蓋体と、前記中皿と共に前記収容部に収容されるホルダーと、を備え、前記ホルダーは、前記容器本体の中心軸線回りに周回する周方向において間隔をあけて前記中皿に係合する複数の係合部を有する。
本発明に係るコンパクト容器によれば、中皿と共に収容部に収容されるホルダーを備えているので、中皿をホルダーごと収容部から着脱することが可能となる。また、ホルダーは、容器本体の中心軸線回りに周回する周方向において間隔をあけて中皿に係合する複数の係合部を有するため、中皿を収容部にしっかりと固定することができる。
(2)前記複数の係合部の少なくとも一つは、前記容器本体の周壁に対向する側壁部と、前記側壁部から前記容器本体の中心軸線に交差する径方向の内側に向かって突出する係合突部と、を有し、前記周壁は、前記径方向の内側に向かって突出する嵌合突部を有し、前記側壁部は、前記嵌合突部と嵌合し、且つ、前記周壁を前記径方向の外側に向かって付勢した状態で前記周壁と当接しており、前記係合突部は、前記側壁部が前記周壁に当接しているとき、前記中皿の上端開口縁に係合しても良い。
この場合には、係合部の側壁部が、容器本体の周壁に対して径方向外側に付勢状態で当接し、且つ、周壁に設けられた嵌合突部と嵌合しており、この状態で、側壁部に設けられた係合突部が中皿の上端開口縁に係合するため、ホルダーの抜け出しを規制しつつ中皿を収容部にしっかりと固定することができる。また、中皿をホルダーごと収容部から押し上げたときには、係合部の側壁部が、径方向外側に復元変形し、係合突部による中皿の上端開口縁に対する係合代が少なくなり、中皿をホルダーから離脱させ易くすることができる。
(3)前記複数の係合部は、前記容器本体の底壁に対向する底面部を有し、前記底面部において、前記複数の係合部が互いに連結されていても良い。
この場合には、底面部において複数の係合部が互いに連結されているため、中皿と共に複数の係合部を一体として収容部に対し着脱することができ、容器本体に対するセット性(組立性)が向上する。
(4)前記容器本体の底壁において、前記容器本体の中心軸線に沿う軸方向から見て、前記中心軸線に交差する径方向のうちの中央部から一方側に離れた部分に、前記ホルダーを押上げ可能な押上部が設けられ、前記押上部は、前記周方向において、前記複数の係合部のいずれか一つの前記底面部と同じ位置に配置されていても良い。
この場合には、ホルダーを押上げ可能な押上部が、容器本体の底壁において、径方向のうちの中央部から一方側に離れた部分に設けられ、ホルダーの複数の係合部のいずれか一つの底面部を押し上げるため、複数の係合部が中皿と共に収容部に対して離脱可能となり、ホルダーを収容部から離脱させ易くすることができる。
(5)前記ホルダーは、前記複数の係合部を環状に接続する環状接続部と、前記環状接続部に設けられ、前記容器本体及び前記中皿の少なくともいずれか一方と前記ホルダーとの隙間をシールする環状シール部と、を有しても良い。
この場合には、ホルダーと容器本体との隙間及びホルダーと中皿との隙間から、中皿の内容物がこぼれ出る(漏れ出る)ことを抑制することができる。
本発明に係るコンパクト容器によれば、中皿を収容部から着脱する操作性を改善することができる。
本発明の一実施形態に係るコンパクト容器の縦断面図である。 図1に示すコンパクト容器の蓋体を開いた状態を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るホルダーの平面図である。 図1に示すコンパクト容器の要部拡大図である。 図1に示すコンパクト容器に中皿をセットする前の様子を示す要部拡大図である。 本発明の一実施形態に係るホルダーの変形例を示す平面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係るコンパクト容器について説明する。
本実施形態のコンパクト容器1は、図1及び図2に示されるように、内容物が収容される中皿10と、中皿10が収容される収容部20aを備えた容器本体20と、収容部20aを開放可能に閉塞する蓋体30と、中皿10と共に収容部20aに収容されるホルダー40と、を備えている。
中皿10、および容器本体20は、有底筒状に形成され、蓋体30は、有頂筒状に形成され、中皿10、容器本体20、および蓋体30は、共通軸と同軸に配設されている。以下、この共通軸を中心軸線Oといい、中心軸線Oに沿う軸方向から見て、中心軸線Oに交差する方向を径方向といい、中心軸線O回りに周回する方向を周方向という。軸方向のうち、収容部20aに対して蓋体30側を上側といい、容器本体20の底壁22側を下側という。
なお、図1に示すコンパクト容器1の縦断面は、中心軸線Oと、後述する係止突起23bと、後述する蓋ヒンジ部31と、を含む部分となっている。つまり、この縦断面を示す断面線は、軸方向から見て、中心軸線Oと後述する係止突起23bとを通る直線、並びに、中心軸線Oと後述する蓋ヒンジ部31とを通る直線となっている。
中皿10は、金属材料により扁平な有底筒状に形成されている。中皿10が、金属材料により形成されることで、収容される内容物の種類や内容物が含有する成分等によらず、多くの種類の内容物を収容することができる。中皿10は、容器本体20に対して非接着状態で収容部20aに収容されている。なお、中皿10は、金属材料に限らず例えば、合成樹脂材料等の他の材質で形成されてもよい。
容器本体20は、例えば合成樹脂材料等により扁平な有底筒状に形成されている。容器本体20は、収容部20aを形成する周壁21及び底壁22を備えている。本実施形態の周壁21は、中心軸線Oを中心とする略円筒状に形成され、径方向において中皿10及びホルダー40と対向している。底壁22は、周壁21の下端部に連設され、底壁22の下端開口を閉塞すると共に、軸方向において中皿10及びホルダー40と対向している。
蓋体30は、例えば合成樹脂材料等により扁平な有頂筒状に形成されている。蓋体30は、蓋ヒンジ部31を介して容器本体20に連結されている。蓋体30、および蓋ヒンジ部31は、容器本体20と一体に形成されている。以下、径方向のうち、蓋ヒンジ部31が配置された一方側を後側といい、一方側の反対側(他方側)を前側といい、前後方向に直交する方向を左右方向(直交方向)という。
蓋ヒンジ部31は、蓋体30および容器本体20の後端部同士を連結している。図示の例では、蓋体30の頂壁の下面と、中皿10の上端開口と、の間に、例えばパフ等の塗布具Wが収容可能とされている。蓋体30の周壁の前端部には、前方に向けて突出した蓋操作突片32が形成されている。一方、容器本体20の周壁21の前端部には、前方に向けて突出した容器操作突片23a(図2参照)が形成されている。
蓋操作突片32、および容器操作突片23aそれぞれにおいて、周方向の端部のみが軸方向で重なり合っている。容器本体20の周壁21の前端部において、容器操作突片23aに周方向で隣接する部分に、係止突起23bが形成されている。蓋操作突片32には、係止突起23bに着脱可能にアンダーカット嵌合した被係止突起33(図1参照)が形成されている。
また、容器本体20の底壁22において、径方向のうちの中央部から一方側(後側)に離れた部分に、ホルダー40を介して中皿10を押上げ可能な押上部24が設けられている。押上部24は、底壁22に形成された貫通孔26内に配設されるとともに、この貫通孔26の内周面の一部に押上ヒンジ部25を介して連結されている。押上部24は、平板状に形成されている。押上部24は、図2に示すように、軸方向から見て半円形状を呈し、この半円形状を画成する直線部分が、押上ヒンジ部25(図1参照)を介して貫通孔26の内周面に連結されている。前記直線部分は、押上部24の前端部に位置して左右方向に延びている。
また、軸方向から見て、貫通孔26は、押上部24に対してわずかに大きい相似形状を呈する。押上部24は、底壁22における左右方向の中央部に配設され、軸方向から見て、中心軸線Oを通り、前後方向に延びる直線に対して対称形状を呈する。押上部24、および押上ヒンジ部25は、容器本体20と一体に形成されている。なお、押上部24は、底壁22を軸方向に貫く貫通孔のみから構成されてもよい。
ホルダー40は、容器本体20の中心軸線O回りに周回する周方向において間隔をあけて中皿10に係合する複数の係合部41を有する。本実施形態の係合部41は、中心軸線O回りに120°間隔で3つ設けられている。当該3つの係合部41のうちの1つは、軸方向から見て、径方向の一方側(後側)に配置され、蓋ヒンジ部31と隣り合って配置されている。この係合部41は、周方向において押上部24と同じ位置に配置されている。
複数の係合部41は、図3に示すように、軸方向から見て、中心軸線Oが通る中央部において互いに連結されている。これら係合部41は、中央部から径方向外側に放射状に延びた後、屈曲して軸方向上側に延びており、それぞれが略L字のアーム状に形成されている。これら係合部41は、中央部以外の位置において、環状接続部50によって接続されている。係合部41及び環状接続部50は、一体で形成されている。このホルダー40は、例えば合成樹脂材料等により形成されている。
環状接続部50は、係合部41の底面部42(後述)において、周方向で隣り合う係合部41同士を環状に接続している。環状接続部50及び周方向で隣り合う係合部41によって囲まれた空間部60(孔部)は、平面視で扇状となっている。環状接続部50(及び底面部42)の上下面にはそれぞれ、周方向に周回する凸状の環状シール部51が形成されている(図4参照)。環状シール部51は、押上部24の貫通孔26よりも径方向外側に配置されている。
係合部41は、図4に示すように、容器本体20の底壁22に対向する底面部42と、底面部42に連設され、容器本体20の周壁21に対向する側壁部43と、側壁部43から径方向の内側に向かって突出する係合突部44と、を備えている。底面部42は、図2及び図3に示すように、一定幅の帯状となって径方向に延びている。底面部42の幅寸法は、左右方向において、押上部24の幅寸法よりも大きい。
側壁部43は、底面部42の後端部に連設され、図4に示すように、中皿10の上端開口縁11よりも上方に延びている。容器本体20の周壁21の内壁面には、径方向外側に窪んだ凹部が下端から上端に向けて形成され、側壁部43は当該凹部に収容されている。これにより、側壁部43の内壁面は、周壁21の内壁面と滑らかに連なっている。周壁21の上面27には、図2に示すように、当該凹部によって、3つの円弧片に分断された環状壁28が突設されている。一方、側壁部43の上端部には、径方向外側に向かって係合突起45が突設されている。係合突起45は、周方向で隣り合う環状壁28の隙間に位置する周壁21の上面27に係合している。
側壁部43の上端部(係合突起45を含む)は、図2に示すように、環状壁28と径方向において同じ位置に配置されている。側壁部43の上端部の径方向における寸法(側壁部43の内壁面から係合突起45の先端までの寸法)は、環状壁28の内壁面から外壁面までの径方向における寸法と同じである。また、側壁部43の上端部の高さは、図1に示すように、環状壁28の上端部と同じ高さである。このように、側壁部43の上端部は、容器本体20の環状壁28と滑らかに連なっている。
係合突部44は、図4に示すように、係合突起45より下側の側壁部43の内壁面から径方向内側に突設されている。係合突部44は、中皿10の上端開口縁11上に位置して、上端開口縁11に係合することで、収容部20aから中皿10が軸方向上側に抜けることを規制する。本実施形態の係合突部44は、同図に示すように、径方向内側に膨らむ略半円形状を有する。この係合突部44は、側壁部43の内壁面に沿って周方向に延びている。係合突部44の周方向における寸法は、図2及び図3に示すように、側壁部43の周方向における寸法より小さい。
図4に示すように、容器本体20の周壁21には、内壁面から径方向の内側に向かって突出し、ホルダー40(側壁部43)と嵌合する容器嵌合突片21a(嵌合突部)が設けられている。側壁部43の外壁面には、係合突起45の下側に、容器嵌合突片21aとアンダーカット嵌合するホルダー嵌合突片46が設けられている。容器嵌合突片21aは、軸方向において、係合突部44と略同じ高さに配置されている。また、容器嵌合突片21aは、中心軸線Oが通る収容部20aの中央部から径方向を見ると、係合突部44の背面側(径方向外側)に配置されている。この構成によれば、ホルダー40の係合突部44の径方向外側への変位が、容器本体20の容器嵌合突片21aによって規制されるため、コンパクト容器1に何らかの衝撃や振動が加わった場合であっても、中皿10を収容部20aにしっかりと固定することができる。
容器本体20の周壁21には、容器嵌合突片21aより下側の内壁面から径方向の内側に向かって突出するガイド突片21bが設けられている。側壁部43の外壁面には、ホルダー嵌合突片46より下側に、ガイド突片21bが軸方向に移動可能に挿入されるガイド溝47が形成されている。ガイド突片21bは、容器嵌合突片21aとホルダー嵌合突片46が嵌合した状態(中皿10及びホルダー40が収容部20aにセットされた状態)で、ガイド溝47の上端部47aに下方から当接している。
一方、ガイド突片21bがガイド溝47の下端部47bに上方から当接するときは、図5に示すように、ホルダー40が押し上げられ、容器嵌合突片21aとホルダー嵌合突片46の嵌合が解除された状態となる。このとき、側壁部43は、復元変形によって、底面部42の法線Nに対し、径方向の外側に向かって傾いている。つまり、図4に示す状態のときは、側壁部43が容器本体20の周壁21に当接して径方向の内側に弾性変形している。よって、図5に示すように、ホルダー40を押し上げ、側壁部43を径方向の外側に復元変形させることで、係合突部44を中皿10の上端開口縁11から径方向外側に離脱させることができる。なお、周壁21の内壁面は、必ずしも軸方向と平行に延びているとは限らないので、側壁部43は、周壁21を径方向の外側に向かって付勢した状態で周壁21と当接可能であれば、底面部42の法線Nに対し径方向の外側に向かって傾いていなくても構わない。
以上の構成において、図1に示すように、押上部24を押上げると、収容部20aからホルダー40と共に中皿10を押上げることができる。すなわち、押上部24は、図2に示すように、周方向において、ホルダー40の複数の係合部41のいずれか一つ(径方向一方側(後側)に配置された係合部41)と同じ位置に配置されているため、当該係合部41の底面部42を押上げて、ホルダー40と共に中皿10を押上げることができる。
また、底面部42の押上げによって、容器嵌合突片21aとホルダー嵌合突片46との嵌合(図4参照)が解除されると、図5に示すように、側壁部43が径方向の外側に復元変形する。この側壁部43の復元変形により、係合突部44の中皿10の上端開口縁11に対する係合代(かかり代)が少なくなる。これにより、中皿10をホルダー40から容易に取り外すことができる。つまり、コンパクト容器1から、金属材料などで形成された中皿10を分別することができる。
なお、本実施形態では、容器本体20の底壁22において、容器本体20の中心軸線Oに沿う軸方向から見て、中心軸線Oに交差する径方向のうちの中央部から一方側(後側)に離れた部分に、ホルダー40を押上げ可能な押上部24が設けられているため、中皿10及びホルダー40を、容器本体20の中心軸線Oに対して傾けながら押上げることができる。これにより、中皿10及びホルダー40の後端部を押上げ、当該後端部において周壁21に係合していた係合部41のみを嵌合解除すればよくなるため、全ての係合部41の嵌合を解除するよりも、押上力を軽減することができる。
一方、中皿10を収容部20aに固定する場合は、中皿10と共に、または中皿10に先行して、図5に示すように、収容部20aにホルダー40をセットするとよい。この状態では、ガイド突片21bとガイド溝47の下端部47bとが当接し、係合部41(側壁部43)が径方向の外側に開いている。このホルダー40に中皿10をセットし、中皿10または係合部41を押下げる(打栓するとも言う)と、側壁部43が容器嵌合突片21aと嵌合すると共に、容器本体20の周壁21に当接して径方向の内側に弾性変形し、係合突部44が中皿10の上端開口縁11に係合する。これにより、中皿10を収容部20aにしっかりと固定することができる。
以上説明したように、本実施形態によるコンパクト容器1によれば、中皿10と共に収容部20aに収容されるホルダー40を備えているので、中皿10をホルダー40ごと収容部20aから着脱することが可能になる。また、ホルダー40は、容器本体20の中心軸線O回りに周回する周方向において間隔をあけて中皿10に係合する複数の係合部41を有するため、中皿10を収容部20aにしっかりと固定することができる。
また、本実施形態では、複数の係合部41の少なくとも一つ(本実施形態では全て)は、容器本体20の周壁21に対向する側壁部43と、側壁部43から容器本体20の中心軸線Oに交差する径方向の内側に向かって突出する係合突部44と、を有し、周壁21は、径方向の内側に向かって突出する容器嵌合突片21aを有し、側壁43は、容器嵌合突片21aと嵌合し、且つ、周壁21を径方向の外側に向かって付勢した状態で周壁21と当接しており、係合突部44は、側壁部43が周壁21に当接しているとき、中皿10の上端開口縁11に係合している。この構成によれば、係合部41の側壁43が、容器本体20の周壁21に対して径方向外側に付勢状態で当接し、且つ、周壁21に設けられた容器嵌合突片21aと嵌合しており、この状態で、側壁43に設けられた係合突部44が中皿10の上端開口縁11に係合するため、ホルダー40の抜け出しを規制しつつ中皿10を収容部20aにしっかりと固定することができる。また、中皿10をホルダー40ごと収容部20aから押し上げたときには、係合部41の側壁43が、径方向外側に復元変形し、係合突部44による中皿10の上端開口縁11に対する係合代が少なくなり、中皿10をホルダー40から離脱させ易くすることができる。
また、本実施形態では、複数の係合部41は、容器本体20の底壁21に対向する底面部42を有し、底面部42において、複数の係合部41が互いに連結されている。この構成によれば、底面部42において複数の係合部41が互いに連結されているため、中皿10と共に複数の係合部42を一体として収容部20aに対して着脱することができ、容器本体20に対するセット性(組立性)が向上する。
また、本実施形態では、容器本体20の底壁22において、容器本体20の中心軸線Oに沿う軸方向から見て、中心軸線Oに交差する径方向のうちの中央部から一方側に離れた部分に、ホルダー40を押上げ可能な押上部24が設けられ、押上部24は、周方向において、複数の係合部41のいずれか一つの底面部42と同じ位置に配置されている。この構成によれば、複数の係合部41のいずれか一つの底面部42を押上げて、複数の係合部41が中皿10と共に収容部20aに対して離脱可能となり、ホルダー40を収容部20aから離脱させ易くすることができる。
また、本実施形態では、ホルダー40は、複数の係合部41を環状に接続する環状接続部50と、環状接続部50に設けられ、容器本体20及び中皿10の少なくともいずれか一方(本実施形態では両方)とホルダー40との隙間をシールする環状シール部51と、を有している。この構成によれば、ホルダー40と容器本体20との隙間及びホルダー40と中皿10との隙間から、空間部60や貫通孔26を介して、中皿10の内容物がこぼれ出る(漏れ出る)ことを抑制することができる。
このように、本実施形態に係るコンパクト容器1によれば、中皿10を収容部20aから着脱する操作性を改善することができる。
本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、図3に示すように、複数の係合部41が、中心軸線Oが通る中央部において互いに接続される構成について説明したが、図6に示すように、当該中央部においては互いに接続されず、環状接続部50によって接続されていてもよい。図6に示すホルダー40は、環状接続部50から径方向外側に延びる2つの係合部41Aと、環状接続部50から径方向内外に延びる1つの係合部41Bと、を有している。係合部41Bの環状接続部50より径方向内側に延びる底面部42は、軸方向において、押上部24と重なる位置まで延在している。この構成であっても、係合部41Bの底面部42を押上げ、収容部20aから中皿10を容易に取り外すことができる。
例えば、上記実施形態では、蓋体30が、容器本体20に蓋ヒンジ部31を介して連結された構成を示したが、蓋体30が、容器本体20に着脱可能に螺着された構成等を採用してもよい。
また、押上部24は、例えば容器本体20の底壁22の中央部に配設する等適宜変更してもよい。
また、上述した側壁部43に係合突部44が形成されない構成であってもよい。また、周壁21を付勢しない構成の側壁部43に係合突部44が形成されていても構わない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 コンパクト容器
10 中皿
11 上端開口縁
20 容器本体
20a 収容部
21 周壁
21a 容器嵌合突片(嵌合突部)
22 底壁
24 押上部
30 蓋体
40 ホルダー
41 係合部
41A 係合部
41B 係合部
42 底面部
43 側壁部
44 係合突部
50 環状接続部
51 環状シール部
N 法線
O 中心軸線

Claims (5)

  1. 内容物が収容される中皿と、
    前記中皿が収容される収容部を有する容器本体と、
    前記収容部を開放可能に閉塞する蓋体と、
    前記中皿と共に前記収容部に収容されるホルダーと、を備え、
    前記ホルダーは、前記容器本体の中心軸線回りに周回する周方向において間隔をあけて前記中皿に係合する複数の係合部を有し、
    前記容器本体の周壁には、前記複数の係合部を収容し、前記ホルダーを周方向に位置決めする複数の凹部が形成されている、ことを特徴とするコンパクト容器。
  2. 前記複数の係合部の少なくとも一つは、
    前記容器本体の周壁に対向する側壁部と、
    前記側壁部から前記容器本体の中心軸線に交差する径方向の内側に向かって突出する係合突部と、を有し、
    前記周壁は、前記径方向の内側に向かって突出する嵌合突部を有し、
    前記側壁部は、前記嵌合突部と嵌合し、且つ、前記周壁を前記径方向の外側に向かって付勢した状態で前記周壁と当接しており、
    前記係合突部は、前記側壁部が前記周壁に当接しているとき、前記中皿の上端開口縁に係合する、ことを特徴とする請求項1に記載のコンパクト容器。
  3. 前記複数の係合部は、前記容器本体の底壁に対向する底面部を有し、
    前記底面部において、前記複数の係合部が互いに連結されている、ことを特徴とする請求項1または2に記載のコンパクト容器。
  4. 前記容器本体の底壁において、前記容器本体の中心軸線に沿う軸方向から見て、前記中心軸線に交差する径方向のうちの中央部から一方側に離れた部分に、前記ホルダーを押上げ可能な押上部が設けられ、
    前記押上部は、前記周方向において、前記複数の係合部のいずれか一つの前記底面部と同じ位置に配置されている、ことを特徴とする請求項3に記載のコンパクト容器。
  5. 前記ホルダーは、
    前記複数の係合部を環状に接続する環状接続部と、
    前記環状接続部に設けられ、前記容器本体及び前記中皿の少なくともいずれか一方と前記ホルダーとの隙間をシールする環状シール部と、を有する、ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載のコンパクト容器。
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