JP5528235B2 - 容器 - Google Patents
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Description
本発明に係る容器は、内容物が収容される容器本体と、該容器本体の口部に着脱可能に装着された蓋体と、を備える容器であって、前記容器本体及び前記蓋体のいずれか一方には、第1ヒンジ部回りに回動可能な係合片が周方向に間隔をあけて複数設けられるとともに、他方には、前記係合片が着脱可能に係合される被係合部が設けられ、前記係合片は、前記第1ヒンジ部に連結された本体部と、該本体部に突設され、前記被係合部に係合可能な係合部と、前記本体部において、前記係合部を間に挟んで前記第1ヒンジ部とは反対側の端部に第2ヒンジ部を介して連結された可動部と、を有し、前記係合部は、前記可動部よりも径方向における前記他方側に向けて突設され、前記可動部は、径方向において前記他方との間の間隔を拡大するように、前記第2ヒンジ部回りに回動可能とされていることを特徴としている。
このように、各係合片を第1ヒンジ部回りに回動させることで、蓋体の着脱操作を行うことができるので、容器本体に蓋体を簡単に装着させることが可能になり、着脱操作性を向上させることができる。また、着脱操作時に容器本体を強く把持する必要がないので、容器本体を変形させずに着脱操作を行うことができる。その結果、着脱操作時に容器本体内の内容物が零れ出るのを抑制することができる。
また、容器本体に蓋体を装着する際、仮に可動部を介して係合片を第1ヒンジ部回りに押し込もうとすると、可動部が第2ヒンジ部回りに回動するため、可動部を押し込む力が第1ヒンジ部回りの回動に伝わり難く、係合部と被係合部とは係合されないことになる。したがって、係合片を被係合部に確実に係合させるために、本体部における係合部の反対側から第1ヒンジ部回りに係合片を押し込むのを促すことができる。
図1に示すように、容器1は、複数種の内容物が収容される容器本体2と、容器本体2の口部3に着脱可能に装着された蓋体4と、を備えている。
なお本実施形態では、容器本体2は有底筒状に形成されるとともに、蓋体4は有頂筒状に形成され、容器本体2及び蓋体4は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置された状態で配設されている。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿った蓋体4側を上側といい、容器本体2側を下側といい、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
上筒部9の下端には、口部3内に液密に嵌合するシール筒部12が下方に向けて延設されている。図示の例では、シール筒部12は、容器本体2の口部3に全周に亘って密接している。
環状部17には、上方から蓋体4の下筒部8の下端縁が近接しており、上下方向において環状部17と下筒部8との間には、周方向の全周に亘って延在する第2隙間19が形成されている。
第1係合突起22は、被係合部16の突条部18に下側から近接または当接している。第2係合突起24は、突条部18に径方向の内側から近接または当接している。
図1に示すように、本実施形態の容器1では、容器本体2に蓋体4が装着された状態において、蓋体4の段部10の下面が、容器本体2の口部3の上端開口縁に密接し、かつ蓋体4のシール筒部12の外周面が、口部3の内周面に全周に亘って密接することで、蓋体4と口部3との間のシール性が確保されている。また、係合片15が被係合部16に係合しており、シール性が安定して確保されている。
図4に示すように、容器本体2から蓋体4を取り外す際には、まず操作板部21と容器本体2との間に下方から指等を挿入する。すると、操作板部21は、連結板部20に対して第2ヒンジ部24の回動軸線回りに回動することで、溝部25の幅(操作板部21と連結板部20と第2ヒンジ部24の回動軸線回りの距離)が縮小し、操作板部21と容器本体2との間の間隔が拡大される。そして、操作板部21と容器本体2との間で指等をさらに上方まで挿入すると、指等が第1係合突起23の下面に到達する。その後、指等を第1係合突起23に引っ掛け、係合片15全体を第1ヒンジ部14の回動軸線回りに引き上げる。すると、第2係合突起23が被係合部16の突条部18を径方向内側から外側に向かって乗り越え、第2係合突起23と突条部18との係合が解除される(図1中鎖線参照)。そして、他の係合片15についても、同様の方法により第2係合突起23と突条部18との係合を解除する。その後、蓋体4を容器本体2の口部3から取り外し、口部3を開放する。なお本実施形態では、第1隙間11が周方向の全周に亘って延在しているので、口部3から蓋体4を取り外し易い。
この構成によれば、容器本体2から蓋体4を取り外す際、操作板部21を第2ヒンジ部24回りに回動させることで、操作板部21と容器本体との間隔を拡大できる。これにより、操作板部21と容器本体2との間に指等を上方まで挿入し、係合突起22,23まで指等を到達させ易くなる。そのため、第1係合突起22に指等を引っ掛ける等して、係合片15全体を第1ヒンジ部14回りに回動させることで、係合突起22,23と被係合部16との係合を簡単に解除できる。したがって、蓋体4の取り外し操作をより簡単に行うことができる。
しかも、第2ヒンジ部24回りに操作板部21を回動させることで、溝部25の幅が拡大するため、操作板部21を押し込む力を第1ヒンジ部14回りの回動により伝わり難くすることができる。
例えば、上述した実施形態では、本発明を、複数種の内容物を混合するための容器に採用した場合について説明したが、これに限られず、1種類の内容物を収容するための容器に採用しても構わない。
また、係合片15は、4つに限られず、2つや3つ設けられていたり、5つ以上設けられていたりしても良い。なお、複数の係合片15、31は、周方向に同等の間隔をあけて配置されることが好ましい。
また、第2ヒンジ部24が連結板部20及び操作板部21同士を係合片15における径方向内側で連結する場合について説明したが、第2ヒンジ部24の連結位置は適宜設計変更が可能である。但し、連結板部20と操作板部21との間に、径方向外側に向けて開口する溝部25が形成されるように第2ヒンジ部24を設けることで、上述したように第2ヒンジ部24回りの回動動作を規制した状態で、第1ヒンジ部14回りの回動動作のみを許容できる。
2…容器本体
3…口部
4…蓋体
14…第1ヒンジ部
15…係合片
16…被係合部
20…連結板部(本体部)
21…操作板部(可動部)
24…第2ヒンジ部
O…容器軸
Claims (2)
- 内容物が収容される容器本体と、
該容器本体の口部に着脱可能に装着された蓋体と、を備える容器であって、
前記容器本体及び前記蓋体のいずれか一方には、第1ヒンジ部回りに回動可能な係合片が周方向に間隔をあけて複数設けられるとともに、他方には、前記係合片が着脱可能に係合される被係合部が設けられ、
前記係合片は、
前記第1ヒンジ部に連結された本体部と、
該本体部に突設され、前記被係合部に係合可能な係合部と、
前記本体部において、前記係合部を間に挟んで前記第1ヒンジ部とは反対側の端部に第2ヒンジ部を介して連結された可動部と、を有し、
前記係合部は、前記可動部よりも径方向における前記他方側に向けて突設され、
前記可動部は、径方向において前記他方との間の間隔を拡大するように、前記第2ヒンジ部回りに回動可能とされていることを特徴とする容器。 - 前記係合部は、前記係合片における前記一方の径方向内側に向けて突設され、
前記第2ヒンジ部は、前記係合片における前記径方向内側に向けて窪む凹形状となっていることを特徴とする請求項1記載の容器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2010149982A JP5528235B2 (ja) | 2010-06-30 | 2010-06-30 | 容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010149982A JP5528235B2 (ja) | 2010-06-30 | 2010-06-30 | 容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP5528235B2 true JP5528235B2 (ja) | 2014-06-25 |
Family
ID=45598984
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2010149982A Expired - Fee Related JP5528235B2 (ja) | 2010-06-30 | 2010-06-30 | 容器 |
Country Status (1)
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-
2010
- 2010-06-30 JP JP2010149982A patent/JP5528235B2/ja not_active Expired - Fee Related
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