JP6977305B2 - 印刷装置、メンテナンス制御プログラム及びメンテナンス制御方法 - Google Patents

印刷装置、メンテナンス制御プログラム及びメンテナンス制御方法 Download PDF

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本発明は、印刷装置、メンテナンス制御プログラム及びメンテナンス制御方法に関し、特に、保守部品を備える印刷装置、印刷装置の保守部品の交換時期を自動判断するメンテナンス制御プログラム及びメンテナンス制御方法に関する。
MFP(Multi-Functional Peripherals)などの印刷装置では保守部品の交換が必要であり、サービスセンターなどの管理部門で各装置の各部品の寿命を監視し、保守員が定期的にユーザを訪問する際に寿命が短くなった保守部品の交換を行っている。その際、適切なタイミングで保守部品を交換できるようにするための様々な方法が提案されている。
例えば、下記特許文献1には、交換が必要な部品を備えている情報処理機器と、情報処理機器の定期的な点検および部品の交換を行なう担当部署に配置されている算出結果表示装置と、情報処理機器の交換が必要な部品毎の使用状況を取得して各部品毎の交換時期を算出し、この交換時期に基づいて、前記担当部署の行なう次回の定期点検時に交換すべき部品名を特定し、それら交換すべき部品名を前記担当部署に配置されている算出結果表示装置へ出力する監視通知装置とを有する部品交換時期監視システムが開示されている。
また、下記特許文献2には、印刷出力枚数を計数する手段と、装置の保守部品毎に実装後の前記印刷枚数を累算する手段と、保守部品の交換寿命としての耐用枚数と前記累算印刷枚数と最近の所定期日間の印刷枚数とを記憶する印刷枚数記憶手段と、各保守部品の交換時期を予測する手段とを含み、前記予測手段は最近の期日当たりの平均印刷枚数を算出し、各保守部品について耐用枚数と累算印刷枚数と平均印刷枚数から交換が必要となる時期を予測し、その時期より予め指定された期日数先行して、交換すべき保守部品名、交換期限を含め保守部品交換準備指示を表示する印刷装置が開示されている。
特開平08−153283号公報 特開2001−180092号公報
特許文献1の様な、次回訪問予定日に交換が必要な部品(次回と次々回の間に交換が必要となる部品)の一覧を取得し、保守員あるいはメンテナンスセンターに通知するシステムでは、交換が必要と検出された部品で、次々回訪問予定日近辺で寿命を迎える部品は、ユーザの印刷装置の使用状況により、日々部品交換予測が変わる可能性があり、部品交換予測に変化がある度に一覧が何度も通知されるため、メンテナンスセンター側では、その都度、何が変わったのかを確認する必要があった。
また、特許文献2の様に、寿命時期より予め指定された期日までは通知を行わない技術では、予め指定された期日前に検出し、かつ予め指定された期日に検出されなかった部品は、次回訪問予定日に交換が必要な部品の一覧から漏れてしまう事があった。また、予め定められた期日前に通知した後も、次々回訪問予定日近辺で寿命を迎える部品は次回訪問予定日までに変化する可能性があるため、通知回数が増えるだけでなく、訪問予定日に部品の準備が間に合わない可能性があった。
また、複数台の印刷装置を所有しているユーザの場合、保守員あるいはメンテナンスセンターへの通知が印刷装置毎に行われるため、保守員あるいはメンテナンスセンター側で集計を行う必要があり、作業が煩雑になるという問題があった。また、複数の印刷装置に同一部品がある場合、通知は印刷装置毎に行われるため、同じ部品に対する発注を複数回に分けて行わなければならず、作業負担が増加するという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、次回訪問予定日に交換が必要な部品の一覧を取得して通知する場合において、不必要な通知を減らすとともに、交換が必要な部品を適切に通知することができる印刷装置、メンテナンス制御プログラム及びメンテナンス制御方法を提供することにある。
本発明の一側面は、保守部品を有する印刷装置であって、前記保守部品毎に、印刷出力時に印刷枚数を累積して累積印刷枚数を算出すると共に、所定期日間の平均印刷枚数を算出する算出部と、予め定められた印刷耐用枚数と前記累積印刷枚数と前記所定期日間の平均印刷枚数とに基づいて、各々の前記保守部品の交換時期を予測する予測部と、を備え、前記予測部は、予め定められた第1の期間に交換が必要な保守部品を特定するために、前記第1の期間よりも前の予め定められた第2の期間に、定期的に、前記第1の期間に交換が必要となる保守部品を検出し、複数回の検出結果を用いて演算した結果に基づいて、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品を特定し、特定した前記保守部品を前記第1の期間から予め定められた期間だけ先行して外部に通知することを特徴とする。
本発明の一側面は、保守部品を有する印刷装置又は当該印刷装置を制御する制御装置で動作するメンテナンス制御プログラムであって、前記印刷装置又は前記制御装置に、前記保守部品毎に、印刷出力時に印刷枚数を累積して累積印刷枚数を算出すると共に、所定期日間の平均印刷枚数を算出する算出処理、予め定められた印刷耐用枚数と前記累積印刷枚数と前記所定期日間の平均印刷枚数とに基づいて、各々の前記保守部品の交換時期を予測する予測処理、を実行させ、前記予測処理では、予め定められた第1の期間に交換が必要な保守部品を特定するために、前記第1の期間よりも前の予め定められた第2の期間に、定期的に、前記第1の期間に交換が必要となる保守部品を検出し、複数回の検出結果を用いて演算した結果に基づいて、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品を特定し、特定した前記保守部品を前記第1の期間から予め定められた期間だけ先行して外部に通知することを特徴とする。
本発明の一側面は、保守部品を有する印刷装置を含む印刷システムにおけるメンテナンス制御方法であって、前記印刷装置は、前記保守部品毎に、印刷出力時に印刷枚数を累積して累積印刷枚数を算出すると共に、所定期日間の平均印刷枚数を算出する算出処理と、予め定められた印刷耐用枚数と前記累積印刷枚数と前記所定期日間の平均印刷枚数とに基づいて、各々の前記保守部品の交換時期を予測する予測処理と、を実行し、前記予測処理では、予め定められた第1の期間に交換が必要な保守部品を特定するために、前記第1の期間よりも前の予め定められた第2の期間に、定期的に、前記第1の期間に交換が必要となる保守部品を検出し、複数回の検出結果を用いて演算した結果に基づいて、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品を特定し、特定した前記保守部品を前記第1の期間から予め定められた期間だけ先行して外部に通知することを特徴とする。
本発明の印刷装置、メンテナンス制御プログラム及びメンテナンス制御方法によれば、次回訪問予定日に交換が必要な部品の一覧を取得して通知する場合において、不必要な通知を減らすとともに、交換が必要な部品を適切に通知することができる。
その理由は、保守部品を有する印刷装置に、印刷出力時に印刷枚数を累積して累積印刷枚数を算出すると共に、所定期日間の平均印刷枚数を算出する算出部と、予め定められた印刷耐用枚数と累積印刷枚数と所定期日間の平均印刷枚数とに基づいて、各々の保守部品の交換時期を予測する予測部と、を設け、予測部では、予め定められた第1の期間に交換が必要な保守部品を特定するために、第1の期間よりも前の予め定められた第2の期間に、定期的に、第1の期間に交換が必要となる保守部品を検出し、複数回の検出結果を用いて演算した結果に基づいて、第1の期間に寿命を迎える保守部品を特定し、特定した保守部品を第1の期間から予め定められた期間だけ先行して外部に通知する制御を行うからである。
本発明の一実施例に係る印刷システムの構成を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る印刷システムにおける印刷装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る印刷装置の機能を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る印刷装置の概略動作(基本動作)を示す図である。 本発明の一実施例に係る保守部品の特定例(検出条件として検出割合を用いた例)を示す図である。 本発明の一実施例に係る保守部品の特定例(検出条件として通算検出回数を用いた例)を示す図である。 本発明の一実施例に係る保守部品の特定例(検出条件として連続検出回数を用いた例)を示す図である。 本発明の一実施例に係る保守部品の特定例(検出条件として検出履歴を用いた例)を示す図である。 本発明の一実施例に係る第1の期間及び第2の期間を説明する図である。 本発明の一実施例に係る印刷装置の概略動作(外部からの要求による情報の設定動作)を示す図である。 本発明の一実施例に係る印刷装置の概略動作(外部からの要求による情報の提供動作)を示す図である。 本発明の一実施例に係る保守部品の特定例(メンテナンス準備期間が異なる複数の部品を備える場合)を示す図である。 本発明の一実施例に係る印刷装置(マスター機及びサブ機)の概略動作を示す図である。 本発明の一実施例に係る印刷装置(マスター機及びサブ機)の概略動作を示す図である。 本発明の一実施例に係る印刷装置(マスター機及びサブ機)の概略動作を示す図である。 本発明の一実施例に係る印刷装置に表示される画面(訪問予定日設定画面)を示す図である。 本発明の一実施例に係る印刷装置に表示される画面(メンテナンス準備期間設定画面)を示す図である。 本発明の一実施例に係る印刷装置に表示される画面(検出割合設定画面)を示す図である。 本発明の一実施例に係る印刷装置に表示される画面(連続検出回数設定画面)を示す図である。 本発明の一実施例に係る印刷装置に表示される画面(マスター機/サブ機設定画面)を示す図である。 本発明の一実施例に係る印刷装置の処理(事前設定)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る印刷装置の処理(マスター機情報設定)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る印刷装置の処理(サブ機情報設定)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る印刷装置の処理(印刷時動作)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る印刷装置の処理(定期的な動作1)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る印刷装置の処理(定期的な動作2)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る印刷装置の処理(定期的な動作3)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る印刷装置の処理(メンテナンスセンターへの通報)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る印刷装置の処理(外部からの受信)を示すフローチャート図である。 従来の保守部品の特定例(特許文献1)を示す図である。 従来の保守部品の特定例(特許文献2)を示す図である。 従来の保守部品の特定例(特許文献1、2の組み合わせ)を示す図である。 従来の保守部品の特定例(特許文献1を複数台に適用した場合)を示す図である。 従来の保守部品の特定例(特許文献2を複数台に適用した場合)を示す図である。 従来の保守部品の特定例(特許文献1、2の組み合わせを複数台に適用した場合)を示す図である。
背景技術で示したように、MFPなどの印刷装置では、保守部品の交換が必要であり、サービスセンターなどの管理部門で各装置の各部品の寿命を監視し、保守員が定期的にユーザを訪問する際に、寿命が短くなった保守部品の交換を行っており、保守部品の交換に関して様々な方法が提案されている。
例えば、特許文献1では、図30に示すように、前回訪問日から、次回訪問予定日と次々回訪問予定日の間で交換が必要となる部品の検出を開始する。図中の矩形枠内が次回訪問予定日と次々回訪問予定日の間で寿命を迎える部品であり、図30(a)に示すように、最初の通報ではA〜Gが交換部品と通報され、図30(b)に示すように、2日後にはA〜Fが交換部品と通報され、図30(c)に示すように、3日後にはA〜F、Hが交換部品と通報される。このように、次々回訪問予定日付近で寿命を迎える部品が、次回訪問予定日と次々回訪問予定日との間で交換が必要な部品として検出されるか否かは日々変化する可能性があり、変化の度に通報がされるため、通報回数増による変化の見極めのために保守員(メンテナンスセンター)側の負荷は大きかった。
また、特許文献2では、図31(a)〜(c)に示すように、部品毎に部品の寿命到達日から予め定められた日数1だけ先行した日に通報が行われるため、通報回数が多くなり、保守員(メンテナンスセンター)側の負荷は大きかった。
これらの従来技術を組み合わせると通報回数を減らす事は出来るが、図32(b)、(c)に示すように、一度交換が必要と検出した部品Gが、通報日である次回訪問予定日から予め定められた日数1だけ先行した日に検出されなかった場合、通報から漏れてしまう可能性があった。また、予め定められた日数1は部品の準備に要する期間であるため、図32(d)に示すように、その後再検出され、再通報された場合でも部品の手配が間に合わない可能性があった。
また、特許文献1の技術を複数台の装置に適用した場合、図33(a)に示すように、最初の通報では装置1からA〜Gが、装置2からA、I、Dが交換部品として通報され、図33(b)に示すように、2日後には装置1からA〜Fが、装置2からA、I、Dが交換部品として通報され、図33(c)に示すように、3日後には装置1からA〜F、Hが、装置2からA、I、D、Bが交換部品として通報される。このように装置毎に通報が行われるため、メンテナンスセンター側で集計する必要が生じ、メンテナンスセンター側の負荷が大きかった。
また、特許文献2の技術を複数台の装置に適用した場合、図34に示すように、通報は装置毎、部品毎に行われるため、通報回数が多く、メンテナンスセンター側の負荷が大きかった。また、これらの従来技術を組み合わせた場合も、図35に示すように、通報は装置毎に行われるため、メンテナンスセンター側の負荷が大きかった。
そこで、本発明の一実施の形態では、保守部品を有する印刷装置に、印刷出力時に印刷枚数を累積して累積印刷枚数を算出すると共に、所定期日間の平均印刷枚数を算出する算出部と、予め定められた印刷耐用枚数と累積印刷枚数と所定期日間の平均印刷枚数とに基づいて、各々の保守部品の交換時期を予測する予測部と、を設け、予測部では、予め定められた第1の期間に交換が必要な保守部品を特定するために、第1の期間よりも前の予め定められた第2の期間に、定期的に、第1の期間に交換が必要となる保守部品を検出し、複数回の検出結果を用いて演算した結果に基づいて、第1の期間に寿命を迎える保守部品を特定し、特定した保守部品を第1の期間から予め定められた期間だけ先行して外部に通知する制御を行うようにする。その際、保守部品毎に検出回数を記憶し、検出回数が予め定められた一定割合を超えた保守部品を、第1の期間に寿命を迎える保守部品として特定したり、保守部品毎に通算検出回数又は連続検出回数を記憶し、通算検出回数又は連続検出回数が予め定められた一定値を超えた保守部品を、第1の期間に寿命を迎える保守部品として特定したり、第2の期間に少なくとも1回検出した保守部品を、第1の期間に寿命を迎える保守部品として特定したりする。
このような制御を行うことにより、不必要な通知を減らすとともに、交換が必要な部品を適切に通知することができる。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る印刷装置、メンテナンス制御プログラム及びメンテナンス制御方法について、図1乃至図29を参照して説明する。図1は、本実施例の印刷システムの構成を示す模式図であり、図2は、印刷装置の構成を示すブロック図、図3は、印刷装置の機能を示すブロック図である。また、図4、10、11、13乃至15は、印刷装置の概略動作を示す図であり、図5乃至8、12は、保守部品の特定例を示す図である。また、図9は、第1の期間及び第2の期間を説明する図、図16乃至20は、印刷装置に表示される画面の一例であり、図21乃至29は、印刷装置の処理を示すフローチャート図である。
図1に示すように、本実施例の印刷システム10は、1又は複数の印刷装置20(図では第1印刷装置と第2印刷装置)、サービスセンターに設置され、保守員が使用する管理装置30などで構成される。これらはイーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber-Distributed Data Interface)等の規格により定められるLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワーク40を介して接続され、例えば、メールサーバを介して情報の交換ができるように構成されている。以下、印刷装置20に関して詳細に説明する。
図2に本実施例の印刷装置20の構成図を示す。図2に示すように、第1印刷装置(以降、マスター機と呼ぶ。)及び第2印刷装置(以降、サブ機と呼ぶ。)は、各々、制御部21、記憶部22、通信部23、操作部24、スキャナ(画像読取部)25、プリンタ(画像書込部)26、画像処理部27などで構成されている。なお、画像処理部27は、印刷装置20に内蔵される構成としてもよいし、印刷装置20から独立した装置としてもよい。また、図2は、本実施例の印刷システム10の最小構成であり、サブ機が複数台あっても良い。
制御部21は、一般に、CPU(Central Processing Unit)とROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などのメモリとを備え、これらはバスを介して接続されている。CPUは、ROMや記憶部22からプログラムを読み出し、RAMに展開して実行することにより、印刷装置20の全体制御を行う。本実施例では、第1印刷装置(マスター機)の制御部21は、画像制御CPU(Central Processing Unit)、不揮発メモリ、DRAM制御IC(Integrated Circuit)、画像メモリ(DRAM)、伸長IC、書き込み処理部、圧縮IC、読み取り処理部などを備える。また、第2印刷装置(サブ機)の制御部21は、画像制御CPU、不揮発メモリ、DRAM制御IC、画像メモリ(DRAM)、伸長IC、書き込み処理部などを備える。
記憶部22は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などで構成され、CPUが各部を制御するためのプログラム、交換対象となる保守部品を特定するための各種情報、例えば、保守部品情報(部品毎の累積印刷枚数、印刷耐用枚数、部品毎のメンテナンス準備に要する時間、所定期日間の印刷枚数、所定期日間の平均印刷枚数、検出回数、連続検出回数、通報済み情報など)、第1の期間及び第2の期間(訪問予定日)、検出条件(検出方法、検出割合、連続検出回数など)、検出結果などを格納する。なお、保守部品とは、印刷出力の際に消耗又は摩耗することによって定期的に交換が必要になる部品であり、交換対象となる保守部品を交換部品と呼ぶ。
通信部23は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、通信ネットワーク40(例えば、LAN)で繋がっている他の印刷装置20や管理装置30との接続を確立し、例えば、管理装置30からの設定変更要求や交換部品一覧要求を受信したり、管理装置30に交換部品一覧を送信したりする。また、他の印刷装置20との間で、保守部品情報、第1の期間及び第2の期間、検出条件などを送受信する。
操作部24は、LCD(Liquid Crystal Display)と、格子状の透明電極からなるタッチセンサなどを制御する操作制御部などで構成され、訪問予定日やメンテナンス準備期間、検出割合、連続検出回数、マスター機/サブ機の情報などを設定するための各種画面を表示すると共に、上記画面での各種操作を可能にする。
スキャナ(画像読取部)25は、原稿台上に載置された原稿から画像データを光学的に読み取る部分であり、原稿で反射された光を電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Devices)、CCDの動作やCCDから出力される電気信号の処理などを行うスキャナ制御部などで構成される。
プリンタ(画像書込部)26は、画像データに基づいて印刷処理を実行するエンジンであり、例えば、帯電された感光体ドラムに画像に応じたレーザ光を照射して静電潜像を形成するLD(Laser Diode)、静電潜像を顕在化して用紙に画像形成するための各種制御を行うプリンタ制御部などで構成される。
画像処理部27は、制御部21のDRAM制御ICにPCI(Peripheral Components Interconnect)バスを介して接続され、画像処理を行うと共にスキャナ25やプリンタ26を制御するコントローラとして機能する。本実施例では、コントローラ制御IC、DRAM制御IC、画像メモリ、通信制御部、NICなどを備え、通信ネットワーク40(例えば、LAN)で繋がっている他の装置との接続を確立し、外部装置(例えば、クライアント装置など)から印刷データを受信したり、スキャナ25で読み取った画像データを電子メールで外部装置に送信したりする。
図3は、本実施例のメンテナンス制御に関係する主要機能を示すブロック図であり、制御部21は、算出部28、予測部29として機能する。
算出部28は、記憶部22に記憶された各種情報及び操作部24で行われる各種設定に基づいて、保守部品毎に、印刷出力時に印刷枚数を累積して累積印刷枚数を算出すると共に、所定期日間の平均印刷枚数を算出する。
予測部29は、保守部品毎の印刷耐用枚数と累積印刷枚数と所定期日間の平均印刷枚数とに基づいて、各々の保守部品の交換時期を予測する。例えば、第1の期間よりも前の第2の期間に、定期的に、第1の期間に交換が必要となる部品を検出して検出結果を記憶部22などに保存し、複数回の検出結果を用いて演算した結果に基づいて、第1の期間に寿命を迎える部品を特定し、特定した部品を第1の期間から予め定められた期間だけ先行して外部へ通知する。その際、部品毎に検出回数を記憶し、検出回数が予め定められた一定割合を超えた部品を、第1の期間に寿命を迎える部品として特定したり、部品毎に通算検出回数又は連続検出回数を記憶し、通算検出回数又は連続検出回数が予め定められた一定値を超えた部品を、第1の期間に寿命を迎える部品として特定したり、第2の期間に少なくとも1回検出した部品を、第1の期間に寿命を迎える部品として特定したりする。
上記算出部28、予測部29はハードウェアとして構成してもよいし、制御部21を、算出部28、予測部29として機能させるメンテナンス制御プログラムとして構成し、当該メンテナンス制御プログラムをCPUに実行させるようにしてもよい。また、印刷装置20を制御する制御装置(例えば、画像処理部27)が印刷装置20とは別の装置として構成されている場合は、当該制御装置の制御部を算出部及び予測部として機能させる(当該制御装置の制御部を構成するCPUに、メンテナンス制御プログラムを実行させる)構成としてもよい。
なお、図1乃至図3は、本実施例の印刷システム及び印刷装置20の一例であり、その構成や制御は適宜変更可能である。
以下、上記構成の制御部21の概略動作(基本動作)について、図4を用いて説明する。
(1)操作部24の操作により、第1の期間(次回訪問予定日から次々回訪問予定日)及び第2の期間(前回訪問日から次回訪問予定日)、保守部品毎のメンテナンス準備に要する期間、検出条件(検出方法、予め定められた一定割合、予め定められた一定値)などを設定し、設定された情報を記憶部22に保存する。
(2)算出部28は、印刷時に部品毎に印刷枚数を累積すると共に、所定期間の印刷枚数を算出し、部品毎の累積印刷枚数及び所定期間の印刷枚数を記憶部22に保存する。
(3)予測部29は、定期的に記憶部22に保存された訪問予定日、保守部品毎の累積印刷枚数、印刷耐用枚数、所定期間の印刷枚数を取得し、これらの情報から保守員の次回訪問予定日に交換が必要となる部品を検出して検出結果を記憶部22などに保存し、複数回の検出結果を用いて演算した結果、検出条件を満たしている場合は次回訪問予定日に交換が必要な部品として特定する。なお、定期的とは、毎日定時に行ってもよし、電源OFF時の処理として行ってもよい。または一定の時間間隔で行っても良い。
(4)予測部29は、保守員の次回訪問予定日から予め定められた期間だけ先行した日に、通信部23にメンテナンスセンターへの通報を指示する。
(5)予測部29は、所定期日間の平均印刷枚数を更新する。
(6)通信部23は、予測部29からの指示により、保守員の次回訪問予定日に交換が必要な部品の一覧を、通信ネットワーク(LAN)40を通じてメンテナンスセンター(管理装置30)に通知する。
(7)操作部24の操作により、部品毎の累積印刷枚数をリセットする。具体的には、保守員が部品交換後、当該部品のカウンタのリセットを操作部24より指示する。
上記の(3)における次回訪問予定日に交換が必要な部品を特定する方法について、具体例を挙げて説明する。
まず、検出条件として、検出割合を用いる場合の予測部29の制御について、図5を参照して説明する。この場合、予測部29は、第2の期間(前回訪問日から次回訪問予定日)の間で、第1の期間(次回訪問予定日から次々回訪問予定日)に交換が必要な部品として検出された回数を記憶部22に記憶し、検出回数が予め定められた一定割合を超えた部品を交換対象部品として特定する。図5は、1日に1回、交換が必要な部品を検出し、検出割合が80%に設定された場合の例であり、()内は検出回数である。
図5(a)に示すように、前回訪問日において第1の期間に交換が必要な部品は部品A〜Gであり、図5(b)に示すように、前回訪問日から3日後に、部品A〜Fの検出回数が各々3回、部品Gの検出回数が2回、部品Hの検出回数が1回となった場合、部品A〜Fの検出割合は80%を超えているが、次回訪問予定日から予め定められた期間よりも前であるため、部品A〜Fは交換対象部品として通報されない。また、部品G、Hの検出割合は80%以下であるため、部品G、Hも交換対象部品として通報されない。次に、図5(c)に示すように、前回訪問日からn(ここではn>25)日後の、次回訪問予定日から予め定められた期間だけ前の日に、部品A〜Fの検出回数が各々n回、部品Gの検出回数がn−5回、部品Hの検出回数がn−3回となった場合、部品A〜Hの検出割合は全て80%を超えているため、部品A〜Hが交換対象部品として通報される。次に、図5(d)に示すように、前回訪問日からn+3日後に、部品A〜Fの検出回数が各々n+3回、部品Gの検出回数がn−2回、部品Hの検出回数がn回となった場合、部品A〜Hの検出割合は全て80%を超えているが、交換対象部品に変化がないため通報されない。また、図5(e)に示すように、前回訪問日からn+10日後に、部品A〜Fの検出回数が各々n+10回、部品Gの検出回数がn+5回、部品Hの検出回数がn+7回となった場合も、部品A〜Hの検出割合は全て80%を超えているが、交換対象部品に変化がないため通報されない。この制御の場合、検出割合が所定値以下の部品は、交換対象部品として通知されないため、不必要な通知を減らすことができる。また、図5(e)に示すように、予め定められた期間後に検出された部品Gも交換対象部品として通報されているため、部品Gの準備を間に合わすことができると共に、交換が必要な部品を漏れなく通知することができる。
次に、上記検出条件として、通算検出回数を用いる場合の予測部29の制御について、図6を参照して説明する。この場合、予測部29は、第2の期間(前回訪問日から次回訪問予定日)の間で、第1の期間(次回訪問予定日から次々回訪問予定日)に交換が必要な部品として検出された部品の通算検出回数を記憶部22に記憶し、通算検出回数が予め定められた一定値を超えた部品を交換対象部品として特定する。図6は、1日に1回、交換が必要な部品を検出し、通算検出回数が5回に設定された場合の例であり、()内は通算検出回数である。
図6(a)に示すように、前回訪問日において第1の期間に交換が必要な部品は部品A〜Gであるが、部品A〜Gの通算検出回数は各々1回であり、かつ、次回訪問予定日から予め定められた期間よりも前であるため、部品A〜Gは交換対象部品として通報されない。また、図6(b)に示すように、前回訪問日から3日後に、部品A〜Fの通算検出回数が各々4回、部品Gの通算検出回数が2回、部品Hの通算検出回数が1回となった場合、部品A〜Hの通算検出回数は5回未満であり、かつ、次回訪問予定日から予め定められた期間よりも前であるため、部品A〜Hは交換対象部品として通報されない。次に、図6(c)に示すように、前回訪問日から4日後に、部品A〜Fの通算検出回数が各々5回、部品Gの通算検出回数が2回、部品Hの通算検出回数が2回となった場合、部品A〜Fの通算検出回数は5回以上であるが、次回訪問予定日から予め定められた期間よりも前であるため、部品A〜Fは交換対象部品として通報されない。また、部品G、Hの通算検出回数は5回未満であるため、部品G、Hも交換対象部品として通報されない。また、図6(d)に示すように、前回訪問日からn(ここではn>11)日後に、部品A〜Fの通算検出回数が各々n+1回、部品Gの通算検出回数が7回、部品Hの通算検出回数が9回となった場合、部品A〜Hの通算検出回数は全て5回を超えているため、部品A〜Hが交換対象部品として通報される。次に、図6(e)に示すように、前回訪問日からn+3日後に、部品A〜Fの通算検出回数が各々n+4回、部品Gの通算検出回数が10回、部品Hの通算検出回数が12回となった場合、部品A〜Hの通算検出回数は全て5回を超えているが、交換対象部品に変化がないため通報されない。この制御の場合、図6(d)において、部品Gはn日後に検出されていないが、通算検出回数が条件を満たすため、交換対象部品となり、交換が必要な部品を漏れなく通知することができる。
次に、上記検出条件として、連続検出回数を用いる場合の予測部29の制御について、図7を参照して説明する。この場合、予測部29は、第2の期間(前回訪問日から次回訪問予定日)の間で、第1の期間(次回訪問予定日から次々回訪問予定日)に交換が必要な部品として検出された部品の連続検出回数を記憶部22に記憶し、第2の期間で検出されなかった日は連続検出回数を0にリセットする。次回訪問予定日から予め定められた期間だけ先行した日に連続検出回数が予め定められた一定値を超えた部品を交換対象部品と特定する。図7は、1日に1回、交換が必要な部品を検出し、連続検出回数が5回に設定された場合の例であり、()内は連続検出回数である。
図7(a)に示すように、前回訪問日において第1の期間に交換が必要な部品は部品A〜Gであるが、部品A〜Gの連続検出回数は各々1回であり、かつ、次回訪問予定日から予め定められた期間よりも前であるため、部品A〜Gは交換対象部品として通報されない。また、図7(b)に示すように、前回訪問日から3日後に、部品A〜Fの連続検出回数が各々4回、部品Gの連続検出回数が0回、部品Hの連続検出回数が1回となった場合、部品A〜Hの連続検出回数は5回未満であり、かつ、次回訪問予定日から予め定められた期間よりも前であるため、部品A〜Hは交換対象部品として通報されない。次に、図7(c)に示すように、前回訪問日から4日後は、部品A〜Fの連続検出回数が各々5回、部品Gの連続検出回数が0回、部品Hの連続検出回数が2回となった場合、部品A〜Fの連続検出回数は5回以上であるが、次回訪問予定日から予め定められた期間よりも前であるため、部品A〜Fは交換対象部品として通報されない。また、部品G、Hの連続検出回数は5回未満であるため、部品G、Hも交換対象部品として通報されない。また、図7(d)に示すように、前回訪問日からn(ここではn>11)日後に、部品A〜Fの連続検出回数が各々n+1回、部品Gの連続検出回数が0回、部品Hの検出回数が9回となった場合、部品A〜F及びHの連続検出割合は全て5回を超えているため、部品A〜F及びHが交換対象部品として通報される。次に、図7(e)に示すように、前回訪問日からn+3日後に、部品A〜Fの連続検出回数が各々n+4回、部品Gの検出回数が3回、部品Hの検出回数が12回となった場合、部品A〜F及びHの連続検出割合は全て5回を超えているが、交換対象部品に変化がないため通報されない。この制御の場合、図7(b)において、部品Gは3日後に検出されていないため、連続検出回数がリセットされる。また、図7(d)において、部品Gは通算7回検出されているがn日後に検出されず、直前の連続検出回数が条件を満たさないため、対象とはならない。
次に、上記検出条件として、検出履歴を用いる場合の予測部29の制御について、図8を参照して説明する。この場合、予測部29は、第2の期間(前回訪問日から次回訪問予定日)の間で、第1の期間(次回訪問予定日から次々回訪問予定日)に交換が必要と検出された部品を記憶部22に記憶し、一度でも検出した部品を交換対象部品と特定する。図8は、1日に1回、交換が必要な部品を検出した場合の例である。
図8(a)に示すように、前回訪問日において第1の期間に交換が必要な部品は部品A〜Gであるが、次回訪問予定日から予め定められた期間よりも前であるため、部品A〜Gは交換対象部品として通報されない。また、図8(b)に示すように、前回訪問日から3日後に、部品Hが検出された場合、部品A〜Hが交換対象部品となるが、次回訪問予定日から予め定められた期間よりも前であるため、部品A〜Hは交換対象部品として通報されない。次に、図8(c)に示すように、前回訪問日からn日後において、部品A〜Hは少なくとも1回検出されているため、部品A〜Hが交換対象部品として通報される。次に、図8(d)に示すように、前回訪問日からn+3日後においても、部品A〜Hは少なくとも1回検出されているが、交換対象部品に変化がないため通報されない。
このように、検出割合、通算検出回数、連続検出回数、検出履歴のいずれを用いても、不必要な通知を減らすことができるとともに、交換が必要な部品を漏れなく通知することができる。
次に、上記制御において使用する第1の期間及び第2の期間について、図9を用いて説明する。図9(a)の例では、現在日が前回訪問日と次回訪問予定日にある場合を示しており、この場合は、次回訪問予定日と次々回訪問予定日との間を第1の期間とし、前回訪問日と次回訪問予定日との間を第2の期間とする。また、図9(b)のように、現在日が次回訪問予定日と次々回訪問予定日にある場合は、次回訪問予定日が前回訪問日、次々回訪問予定日が次回訪問予定日、次々次回訪問予定日が次々回訪問予定日となり、次々回訪問予定日と次々次回訪問予定日との間を第1の期間とし、次回訪問予定日と次々回訪問予定日との間を第2の期間とする。
次に、上記制御において使用する予め定められた期間(日数1)について、表1を用いて説明する。例えば、部品A〜Eのメンテナンス準備に要する期間がそれぞれ下表の通りの場合、最もメンテナンス準備に要する期間が長い部品Eのメンテナンス準備に要する期間を予め定められた期間に設定する。これにより、最もメンテナンス準備に要する期間が長い部品が交換対象部品になった場合でも、その部品の準備を間に合わすことができる。なお、メンテナンス準備に要する期間とは、各部品の発注から納品までの手配にかかる時間である。
Figure 0006977305
メンテナンス準備に要する期間を予め定められた期間に設定する場合、算出部28及び予測部29は以下のように動作する。
[算出部28]
保守部品毎に、印刷用紙の排紙時に、記憶部22の累積印刷枚数をカウントアップする。その際のカウント条件は、片面プリントの場合は1カウント、両面プリントの場合は2カウントする。そして、部品毎に一日の使用カウント値を算出し、一日の使用カウント値から週の平均カウント値を算出する。なお、間隔は週でなくとも良い。
[予測部29]
部品毎に残りの使用日数を計算する。
残りの使用日数=(部品の印刷耐用枚数−累積印刷枚数)/週の平均カウント値 … (1)
次に、部品毎に寿命到達日を計算する。
寿命到達日=現在日+残りの使用日数 … (2)
次に、寿命到達日が第1の期間内かどうかを判定すると共に、検出条件を満たすか否か判断する。そして、現在日が、第1の期間より、保守部品の中で最もメンテナンス準備に要する期間が長い部品のメンテナンス準備に要する期間だけ先行した日以降であるかを判定し、当該先行した日以降であった場合は、第1の期間内に寿命に到達する全ての部品の情報をメンテナンスセンターに通報する。
例えば、メンテナンス準備に要する期間が最も長い部品をAとし、部品Aを含むいくつかの部品が次回訪問予定日に交換が必要となる場合は以下のように計算する。
現在日:2月13日
第1の期間:3月7日−4月6日
次回訪問予定日:3月7日
次々回訪問予定日:4月7日
第2の期間:2月7日−3月6日
前回訪問日:2月7日
検出条件:一定割合で判断、80%以上を交換対象部品と特定
検出回数:5回(2月13日までに検出した回数)
部品Aの印刷耐用枚数:3,000,000
部品Aの累積印刷枚数:780,000
週の平均カウント値:100,000
部品Aのメンテナンス準備に要する期間:14日
残り使用日数:(3,000,000−780,000)/100,000=22.2日
寿命到達日:2月13日+22.2日=3月7日(第1の期間内)
判定方法:(検出回数/第2の期間の開始から現在日までの期間)×100=検出割合(%)
5回/(2月13日−2月7日)×100=83%(検出条件を満たす)
メンテナンスセンターへの通報日:3月7日−14日=2月15日
次に、記憶部22に格納される情報について説明する。格納される情報は、保守部品情報、第1の期間、第2の期間、検出条件などである。
[保守部品情報]
保守部品情報として部品毎に以下の情報を持つ。なお、*印は保守員の部品交換時にリセットされる情報である。また、下表では7日間で平均使用枚数を算出しているが、7日でなくともよい。
Figure 0006977305
[第1の期間、第2の期間]
第1の期間、第2の期間は、開始日と終了日を設定する形でも良いし、カレンダー形式で訪問予定日を選ぶ形式でも良い。カレンダー形式で訪問予定日を選択した場合は、訪問予定日から第1の期間及び第2の期間を計算する。
Figure 0006977305
[検出条件]
検出方法を選択し、選択された検出方法に応じて、検出割合(予め定められた一定割合)、連続検出回数(予め定められた一定値)を設定する。
Figure 0006977305
以上、本実施例のメンテナンス制御の一例について説明したが、以下では、そのバリエーションについて説明する。
前記した図4では、操作部24を操作して第1の期間及び第2の期間(訪問予定日)、保守部品毎のメンテナンス準備に要する期間、検出条件などを設定したが、外部からの要求に応じてこれらの設定を書き換えることもできる。その場合の動作について、図10を用いて説明する。
(1)通信ネットワーク(LAN)40を介して、通信部23は外部からの要求を受信し、予測部29に転送する。
(2)予測部29は、外部からの要求を解釈し、要求が設定書き換え要求であった場合、その設定書き換え要求に応じ、記憶部22に格納されている、第1の期間、第2の期間、部品毎のメンテナンス準備に要する期間、検出条件を書き換える。
(3)予測部29は、設定書き換えが完了したことを通信部23に通知し、通信部23は、通信ネットワーク(LAN)40を介して外部へ応答する。
また、外部からの要求に応じて、予測部29が予測した交換が必要な部品の一覧を外部に通知することもできる。その場合の動作について、図11を用いて説明する。
(1)通信ネットワーク(LAN)40を介して、通信部23は外部からの要求を受信し、予測部29に転送する。
(2)予測部29は、外部からの要求を解釈し、次回訪問予定日に交換が必要な部品の一覧要求であった場合、定期的に記憶部22に保存された保守部品毎の累積印刷枚数、印刷耐用枚数、所定期間の平均印刷枚数から、保守員の次回訪問予定日に交換が必要となる部品を検出し、予め定められた検出条件を満たした場合は次回訪問予定日に交換が必要な部品として特定する。
(3)予測部29は、即時、通信部23にメンテナンスセンターへの通報を指示する。
(4)通信部23は、予測部29からの指示により、予測部29から受けた次回訪問予定日に交換が必要な部品の一覧を、通信ネットワーク(LAN)40を介してメンテナンスセンターへ通知する。
次に、メンテナンス準備に要する期間が異なる部品が混在する場合の予測部29の制御について、図12を用いて説明する。次回訪問予定日に交換が必要な部品を通報した後に、次回訪問予定日より前に、次回訪問予定日に交換が必要な部品を新たに検出した場合は、新たに検出した部品のメンテナンス準備に要する期間が、現在日と次回訪問予定日までの期間以下の場合は、即時メンテナンスセンターに次回訪問予定日に交換が必要な部品として通知する。図12の例では(b)で部品Hが新規に検出されたが、部品Hのメンテナンス準備に要する期間が現在日と次回訪問予定日までの期間より短いため、検出した時点で即時メンテナンスセンターに通報する。これにより、部品の発注が間に合うため、次回訪問予定日に部品Hを交換することができる。
また、新たに検出した部品のメンテナンス準備に要する期間が、現在日と次回訪問予定日までの期間を超えている場合は、メンテナンスセンターへの通報は行わず、現在日が新たに検出した部品の寿命到達日から、新たに検出した部品のメンテナンス準備に要する期間だけ先行した日になった場合、即時メンテナンスセンターに次回訪問予定日前に交換が必要な部品として通知する。図12の例では、(c)にてn日後に部品GとJが新たに検出されたが、通報しても部品の手配が間に合わないため即時通報は行わず、(d)に示すように、部品G、Jの寿命からそれぞれのメンテナンス準備に要する期間だけ前の日まで待つ(次回訪問予定日には交換しない)。その結果、部品Jの様に次々回訪問予定日の交換で良くなるケースがあり、不要な訪問を防ぐ効果がある。ただし、部品Gの様に次々回訪問予定日では間に合わないケースも発生するため、その場合は、現在日が部品Gのメンテナンス準備に要する期間だけ先行した日になった時点で、即時メンテナンスセンターに次回訪問予定日前に交換が必要な部品として通知する。
以上、各印刷装置20が単体で動作する場合について説明したが、マスター機とサブ機を連動させて動作させることもできる。その場合の制御部21の概略動作について、図13を用いて説明する。
(1)マスター機の操作部24により、自身をマスター機として設定すると共に、サブ機の情報、第1の期間及び第2の期間(保守員の訪問予定日)、保守部品毎のメンテナンス準備に要する期間、検出条件を設定し、設定された情報をマスター機の記憶部22に記憶する。
(2)サブ機の操作部24により、自身をサブ機として設定すると共に、マスター機の情報を設定し、設定された情報をサブ機の記憶部22に記憶する。
(3)マスター機の予測部29は、自身に設定された第1の期間、第2の期間、部品毎のメンテナンス準備に要する期間、検出条件を、マスター機の記憶部22から読み出し、通信部23にサブ機への転送を指示する。
(4)マスター機の通信部23は、マスター機の予測部29からの指示により、第1の期間、第2の期間、部品毎のメンテナンス準備に要する期間、検出条件を通信ネットワーク(LAN)40を介してサブ機へ送信する。
(5)サブ機の通信ネットワーク(LAN)40を介して、サブ機の通信部23はマスター機から送られた第1の期間、第2の期間、部品毎のメンテナンス準備に要する期間、検出条件を受信する。
(6)サブ機の予測部29は、マスター機から受信した、第1の期間、第2の期間、部品毎のメンテナンス準備に要する期間、検出条件をサブ機の記憶部22に記憶して設定の書き換えを行う。
また、マスター機がサブ機の印刷枚数も管理してメンテナンス制御を行うこともできる。その場合の制御部21の概略動作について、図14を用いて説明する。
(1)マスター機の算出部28は、印刷時に累積印刷枚数を累積すると共に、所定期日間の平均印刷枚数を記憶する。また、サブ機の算出部28は、印刷時に累積印刷枚数を累積すると共に、所定期日間の平均印刷枚数を記憶する。
(2)サブ機の予測部29は、定期的にサブ機の記憶部22に保存された保守部品毎の累積印刷枚数、所定期日間の平均印刷枚数を取得し、サブ機の通信部23に取得した情報の通信を指示し、サブ機の通信部23は、通信ネットワーク(LAN)40を介して、取得した情報をマスター機へ送信する。
(3)マスター機の予測部29は、マスター機の通信部23を介し、サブ機から受信した、部品毎の累積印刷枚数、所定期日間の平均印刷枚数を、マスター機の記憶部22に保存する。
(4)マスター機の予測部29は、定期的にマスター機の記憶部22に記憶した、サブ機を含む保守部品毎の累積印刷枚数、印刷耐用枚数、所定期日間の平均印刷枚数から、保守員の次回訪問予定日に交換が必要となる部品を検出して検出結果を記憶部22などに保存し、複数回の検出結果を用いて演算した結果から、予め定められた検出条件を満たした場合は次回訪問予定日に交換が必要な部品と特定する。
(5)マスター機の予測部29は、現在日が、全保守部品の中で予め定められた期間が最も長い部品の予め定められた期間だけ先行した日に到達した場合は、マスター機の通信部23にメンテナンスセンターへの通報を指示する。
(6)マスター機の通信部23は、マスター機の予測部29からの指示により、保守員の次回訪問予定日に交換が必要な部品の一覧を、マスター機の通信ネットワーク(LAN)40を介してメンテナンスセンターへ通知する。
また、上記では、マスター機がサブ機の印刷枚数を管理してメンテナンス制御を行う場合について説明したが、サブ機自身が次回訪問予定日に交換が必要な部品を特定し、マスター機が、自身が特定した交換が必要な部品とサブ機が特定した交換が必要な部品とをまとめて管理してメンテナンス制御を行うこともできる。その場合の制御部21の概略動作について、図15を用いて説明する。
(1)マスター機の算出部28は、印刷時に累積印刷枚数を累積すると共に、所定期日間の印刷枚数を記憶する。また、サブ機の算出部28は、印刷時に累積印刷枚数を累積すると共に、所定期日間の印刷枚数を記憶する。
(2)サブ機の予測部29は、定期的にサブ機の記憶部22に記憶した、訪問予定日、保守部品毎の累積印刷枚数、印刷耐用枚数、所定期日間の平均印刷枚数から、保守員の次回訪問予定日に交換が必要となる部品を検出し、サブ機の通信部23に検出結果(交換部品情報)の通信を指示し、サブ機の通信部23は、通信ネットワーク(LAN)40を介して、交換部品情報をマスター機へ送信する。
(3)マスター機の予測部29は、マスター機の通信部23を介し、サブ機から受信した交換部品情報を、マスター機の記憶部22に保存する。
(4)マスター機の予測部29は、定期的にマスター機の記憶部22に記憶した、保守部品毎の累積印刷枚数、印刷耐用枚数、所定期日間の平均印刷枚数から、保守員の次回訪問予定日に交換が必要となる部品を検出して検出結果を記憶部22などに保存し、マスター機及びサブ機について、複数回の検出結果を用いて演算した結果から、予め定められた検出条件を満たした場合は次回訪問予定日に交換が必要な部品と特定する。
(5)マスター機の予測部29は、現在日が、全保守部品の中で予め定められた期間が最も長い部品の予め定められた期間だけ先行した日に到達した場合は、マスター機の通信部23にメンテナンスセンターへの通報を指示する。
(6)マスター機の通信部23は、マスター機の予測部29からの指示により、保守員の次回訪問予定日に交換が必要な部品の一覧を、マスター機の通信ネットワーク(LAN)40を介してメンテナンスセンターへ通知する。
次に、マスター機における部品の集計について説明する。部品毎に集計する場合は、下表の様に部品毎に交換が必要な個数と、装置毎に部品をいくつ必要とするかで集計する。
Figure 0006977305
装置毎に集計する場合は、下表の様に装置毎に交換が必要な部品の個数で集計する。
Figure 0006977305
以下、本実施例の印刷装置の動作について、図21乃至図29のフローチャート図を参照して説明する。
[保守員による印刷装置への事前設定]
図21に示すように、保守員は、装置の設置時や部品交換時に、操作部24を用いて第1の期間、及び第2の期間を設定する(S101)。例えば、図16に示すように、操作部24に訪問予定日設定画面50を表示させ、操作部24を操作して訪問予定日を設定する。例えば、現在日を1月18日、次回訪問予定日を2月1日、次々回訪問予定日を2月28日に設定した場合、第1の期間は、2月1日から2月27日、第2の期間は1月5日から1月31日となる。
次に、保守員は、装置の設置時に、操作部24を用いて全保守部品のメンテナンス準備に要する期間を設定する(S102)。例えば、図17に示すように、操作部24にメンテナンス準備期間設定画面51を表示させ、操作部24を操作してメンテナンス準備に要する期間を設定する。例えば、図17に示すように、エディットボックスに保守部品毎のメンテナンス準備に要する期間を入力する。
次に、保守員は、装置の設置時に、操作部24を用いて保守部品の交換判断に使用する検出条件を設定する(S103)。ここでは、検出方法、一定割合、連続検出回数を設定する。例えば、図18に示すように、操作部24に検出割合設定画面52を表示させ、操作部24を操作して(エディットボックスに割合を入力して)、一定割合を設定する。また、図19に示すように、操作部24に連続検出回数設定画面53を表示させ、操作部24を操作して(エディットボックスに連続検出回数を入力して)、一定値(連続検出回数)を設定する。
次に、保守員は、装置の設置時に、操作部24を用いて、自装置をマスター機として使用するかサブ機として使用するかを選択する(S104)。例えば、図20に示すように、操作部24にマスター機/サブ機設定画面54を表示させ、操作部24を操作して、マスター機又はサブ機を選択する。マスター機を選択すると、図20(a)に示すように、サブ機のIPアドレスの設定画面が表示され、ネットワーク上のサブ機として登録した印刷装置のIPアドレスを設定することができる。また、サブ機を選択すると、図20(b)に示すように、マスター機のIPアドレスの設定画面が表示され、ネットワーク上のマスター機として登録した印刷装置のIPアドレスを設定することができる。なお、ユーザが印刷装置20を1台しか保有していない場合は、ユーザがマスター機を選択してもよいし、当該印刷装置20がマスター機として初期値で選択されるようにしてもよい。
次に、マスター機として設定されたか、サブ機として設定されたかを判断する(S105)。マスター機として設定された場合は(S105のYes)、マスター機の情報を設定する(S106)。図22はこのステップの詳細を示しており、まず、登録されている全てのサブ機へ、第1の期間、第2の期間、部品毎のメンテナンス準備に要する期間、検出条件を送信したかを判断する(S201)。Yesの場合は一連の処理を終了し、Noの場合は、サブ機へ、第1の期間、第2の期間、部品毎のメンテナンス準備に要する期間、検出条件を送信し(S202)、S201に戻って同様の処理を繰り返す。
一方、サブ機として設定された場合は(S105のNo)、サブ機の情報を設定する(S107)。図23はこのステップの詳細を示しており、まず、マスター機から第1の期間、第2の期間、部品毎のメンテナンス準備に要する期間、検出条件を受信したか否かを判断し(S301)、Noの場合は受信するまで待つ。Yesの場合は、マスター機から受信した第1の期間、第2の期間、部品毎のメンテナンス準備に要する期間、検出条件を記憶部22へ記憶する(S302)。
[印刷時動作]
図24に示すように、印刷装置20のプリンタ26は、外部の装置から受信した印刷データに基づいて印刷出力を行う(S401)。そして、制御部21は、印刷出力された用紙が片面印刷か両面印刷かを判断する(S402)。
片面印刷の場合は(S402のYes)、算出部28は、対象部品の累積印刷枚数を1カウントアップして記憶部22に記憶すると共に(S403)、対象部品の所定期日間の印刷枚数を1カウントアップして記憶部22に記憶する(S404)。一方、両面印刷の場合は(S402のNo)、算出部28は、対象部品の累積印刷枚数を2カウントアップして記憶部22に記憶すると共に(S405)、対象部品の所定期日間の印刷枚数を2カウントアップして記憶部22に記憶する(S406)。
[定期的な動作1:検出条件として検出割合を用いる場合の動作]
図25に示すように、予測部29は、自装置がマスター機として設定されているか否かを判断し(S501)、自装置がマスター機として設定されている場合は(S501のYes)、登録されている全てのサブ機から交換部品情報を受信しているか否かを判断する(S502)。Noの場合は受信が完了するまで待つ。
自装置がマスター機として設定されていない場合(S501のNo)、又は、全てのサブ機から交換部品情報を受信している場合(S502のYes)、予測部29は、全保守部品をチェックしたかを判断し(S503)、チェックしていない保守部品がある場合は(S503のNo)、所定期日間の平均印刷枚数を更新し、累積印刷枚数、印刷耐用枚数、所定期日間の平均印刷枚数から、部品の寿命到達日を計算する(S504)。
次に、予測部29は、当該保守部品が第1の期間に交換が必要な部品か否かを判断する(S505)。Noの場合はS503に戻り、Yesの場合は、予測部29は、検出回数(当該保守部品が第1の期間に交換が必要な部品と判断された回数)をカウントアップする(S506)。
次に、予測部29は、検出回数が予め定められた一定割合を超えたか否かを判断する(S507)。Noの場合はS303に戻り、Yesの場合は、予測部29は、当該保守部品を第1の期間に交換が必要な部品と特定し(S508)、S503に戻って同様の処理を繰り返す。
全保守部品をチェックしたら(S503のYes)、予測部29は、自装置がマスター機として設定されているか否かを判断する(S509)。自装置がマスター機として設定されている場合は(S509のYes)、予測部29は、第1の期間に交換が必要な部品が検出されたかを判断し(S510)、Noの場合は一連の処理を終了し、Yesの場合はメンテナンスセンターへの通報処理を起動する。この通報処理の詳細は後述する。また、自装置がサブ機として設定されている場合は(S509のNo)、予測部29は、全ての保守部品の累積印刷枚数、所定期日間の平均印刷枚数をマスター機に送信し(S512、)一連の処理を終了する。
[定期的な動作2:検出条件として連続検出回数を用いる場合の動作]
図26に示すように、予測部29は、自装置がマスター機として設定されているか否かを判断し(S601)、自装置がマスター機として設定されている場合は(S601のYes)、登録されている全てのサブ機から交換部品情報を受信しているか否かを判断する(S602)。Noの場合は受信が完了するまで待つ。
自装置がマスター機として設定されていない場合(S601のNo)、又は、全てのサブ機から交換部品情報を受信している場合(S602のYes)、予測部29は、全保守部品をチェックしたかを判断し(S603)、チェックしていない保守部品がある場合は(S603のNo)、所定期日間の平均印刷枚数を計算し、累積印刷枚数、印刷耐用枚数、所定期日間の平均印刷枚数から、部品の寿命到達日を計算する(S604)。
次に、予測部29は、当該保守部品が第1の期間に交換が必要な部品か否かを判断する(S605)。Noの場合は、予測部29は、連続検出回数をクリアした後(S609)、S603に戻り、Yesの場合は、予測部29は、連続検出回数(当該保守部品が第1の期間に交換が必要な部品と判断された回数)をカウントアップする(S606)。
次に、予測部29は、連続検出回数が予め定められた一定値を超えたか否かを判断する(S607)。Noの場合はS603に戻り、Yesの場合は、予測部29は、当該保守部品を第1の期間に交換が必要な部品と特定し(S608)、S603に戻って同様の処理を繰り返す。
全保守部品をチェックしたら(S603のYes)、予測部29は、自装置がマスター機として設定されているか否かを判断する(S610)。自装置がマスター機として設定されている場合は(S610のYes)、予測部29は、第1の期間に交換が必要な部品が検出されたか判断し(S611)、Noの場合は一連の処理を終了し、Yesの場合はメンテナンスセンターへの通報処理を起動する(S612)。また、自装置がサブ機として設定されている場合は(S610のNo)、予測部29は、全ての保守部品の累積印刷枚数、所定期日間の平均印刷枚数をマスター機に送信し(S613)、一連の処理を終了する。
[定期的な動作3:検出条件として検出履歴を用いる場合の動作]
図27に示すように、予測部29は、自装置がマスター機として設定されているか否かを判断し(S701)、自装置がマスター機として設定されている場合は(S701のYes)、登録されている全てのサブ機から交換部品情報を受信しているか否かを判断する(S702)。Noの場合は受信が完了するまで待つ。
自装置がマスター機として設定されていない場合(S701のNo)、又は、全てのサブ機から交換部品情報を受信している場合(S702のYes)、予測部29は、全保守部品をチェックしたかを判断し(S703)、Noの場合は、所定期日間の平均印刷枚数を計算し、累積印刷枚数、印刷耐用枚数、所定期日間の平均印刷枚数から、部品の寿命到達日を計算する(S704)。
次に、予測部29は、当該保守部品が第1の期間に交換が必要な部品か否かを判断する(S705)。Noの場合はS703に戻り、Yesの場合は、予測部29は、検出回数(当該保守部品が第1の期間に交換が必要な部品と判断された回数)をカウントアップした後(S706)、当該保守部品を第1の期間に交換が必要な部品と特定し(S707)、S703に戻って同様の処理を繰り返す。
全保守部品をチェックしたら(S703のYes)、予測部29は、自装置がマスター機として設定されているか否かを判断する(S708)。自装置がマスター機として設定されている場合は(S708のYes)、予測部29は、第1の期間に交換が必要な部品が検出されたか判断し(S709)、Noの場合は一連の処理を終了し、Yesの場合はメンテナンスセンターへの通報処理を起動する(S710)。また、自装置がサブ機として設定されている場合は(S708のNo)、予測部29は、全ての保守部品の累積印刷枚数、所定期日間の平均印刷枚数をマスター機に送信し(S711)、一連の処理を終了する。
[メンテナンスセンターへの通報動作]
図28に示すように、予測部29は、全保守部品の中で最もメンテナンス準備に要する期間が長い部品のメンテナンス準備に要する期間を取得する(S801)。
次に、予測部29は、現在日が、第1の期間から全保守部品の中で最もメンテナンス準備に要する期間が長い部品のメンテナンス準備に要する期間だけ先行した日、又はそれ以降かを判断し(S802)、Noの場合は一連の処理を終了し、Yesの場合は、予測部29は、現在日が、第1の期間から全保守部品の中で最もメンテナンス準備に要する期間が長い部品のメンテナンス準備に要する期間だけ先行した日か否かを判断する(S803)。
Yesの場合は、予測部29は、メンテナンスセンターへ第1の期間に交換が必要な全ての部品を通報し(S804)、通報済み情報を設定して一連の処理を終了する。
一方、Noの場合は、予測部29は、前回送信した部品の一覧と今回第1の期間に交換が必要と特定した部品の一覧とに差異がないかを判断し(S805)、一覧に相違がない場合は(S805のNo)、一連の処理を終了する。
一覧に相違がある場合は(S805のYes)、予測部29は、新たに検出した部品のメンテナンス準備に要する期間が、現在日と第1の期間との日数以下か否かを判断する(S806)。
Yesの場合は、メンテナンスセンターへ第1の期間に交換が必要な全ての部品を通報し(S804)、通報済み情報を設定して一連の処理を終了し、Noの場合は、予測部29は、現在日が、新たに検出した部品の寿命到達日から、その部品のメンテナンス準備に要する期間だけ先行した日以降か否かを判断する(S807)。Noの場合は一連の処理を終了し、Yesの場合は、予測部29は、メンテナンスセンターへ第1の期間外に交換が必要な部品として通報し(S808)、通報済み情報を設定して一連の処理を終了する。
[外部からの通信受信時の動作]
図29に示すように、予測部29は、外部からの要求を受信し(S901)、受信した要求がメンテナンスセンターからの設定変更要求か否かを判断する(S902)。設定変更要求の場合は(S902のYes)、予測部29は、メンテナンスセンターからの要求に応じて、第1の期間、及び第2の期間、全保守部品のメンテナンス準備に要する期間、検出条件の設定を変更し(S903)、メンテナンスセンターへ設定変更が完了したことを通報する(S904)。
一方、設定変更要求でない場合は(S902のNo)、予測部29は、メンテナンスセンターからの第1の期間に交換が必要な部品の一覧要求か否かを判断する(S905)。一覧要求の場合は(S905のYes)、予測部29は、メンテナンスセンターへ第1の期間に交換が必要な部品を通報する(S906)。その際、前回の定期的な動作で、第1の期間に交換が必要と検出された部品を無条件に送信し、通報済み情報を設定する。
一方、一覧要求でない場合は(S905のNo)、予測部29は、サブ機からの部品の累積印刷枚数、所定期日間の平均印刷枚数情報か否かを判断し(S907)、Yesの場合は、全ての部品の累積印刷枚数、所定期日間の平均印刷枚数を記憶部22に記憶する(S908)。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、保守部品を備える印刷装置について説明したが、保守部品を備え、保守員が定期的にユーザを訪問して保守部品の交換を行う任意の装置に対して、本発明のメンテナンス制御を同様に適用することができる。
本発明は、保守部品を備える印刷装置、印刷装置の保守部品の交換時期を自動判断するメンテナンス制御プログラム、当該メンテナンス制御プログラムを記録した記録媒体及びメンテナンス制御方法に利用可能である。
10 印刷システム
20 印刷装置
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
24 操作部
25 スキャナ
26 プリンタ
27 画像処理部
28 算出部
29 予測部
30 管理装置
40 通信ネットワーク
50 訪問予定日設定画面
51 メンテナンス準備期間設定画面
52 検出割合設定画面
53 連続検出回数設定画面
54 マスター機/サブ機設定画面

Claims (27)

  1. 保守部品を有する印刷装置であって、
    前記保守部品毎に、印刷出力時に印刷枚数を累積して累積印刷枚数を算出すると共に、
    所定期日間の平均印刷枚数を算出する算出部と、
    予め定められた印刷耐用枚数と前記累積印刷枚数と前記所定期日間の平均印刷枚数とに基づいて、各々の前記保守部品の交換時期を予測する予測部と、を備え、
    前記予測部は、
    予め定められた第1の期間に交換が必要な保守部品を特定するために、前記第1の期間よりも前の予め定められた第2の期間に、定期的に、前記第1の期間に交換が必要となる保守部品を検出し、複数回の検出結果を用いて演算した結果に基づいて、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品を特定し、特定した前記保守部品を前記第1の期間から予め定められた期間だけ先行して外部に通知し、
    前記予測部は、前記保守部品毎に検出回数を記憶し、前記検出回数が予め定められた一定割合を超えた保守部品を、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品として特定する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 保守部品を有する印刷装置であって、
    前記保守部品毎に、印刷出力時に印刷枚数を累積して累積印刷枚数を算出すると共に、
    所定期日間の平均印刷枚数を算出する算出部と、
    予め定められた印刷耐用枚数と前記累積印刷枚数と前記所定期日間の平均印刷枚数とに基づいて、各々の前記保守部品の交換時期を予測する予測部と、を備え、
    前記予測部は、
    予め定められた第1の期間に交換が必要な保守部品を特定するために、前記第1の期間よりも前の予め定められた第2の期間に、定期的に、前記第1の期間に交換が必要となる保守部品を検出し、複数回の検出結果を用いて演算した結果に基づいて、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品を特定し、特定した前記保守部品を前記第1の期間から予め定められた期間だけ先行して外部に通知し、
    前記予測部は、前記保守部品毎に通算検出回数又は連続検出回数を記憶し、前記通算検出回数又は前記連続検出回数が予め定められた一定値を超えた保守部品を、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品として特定する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 前記予測部は、前記第1の期間から前記予め定められた期間だけ先行した日を含む、その直前の前記連続検出回数が前記一定値を超えた保守部品を、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品として特定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 保守部品を有する印刷装置であって、
    前記保守部品毎に、印刷出力時に印刷枚数を累積して累積印刷枚数を算出すると共に、所定期日間の平均印刷枚数を算出する算出部と、
    予め定められた印刷耐用枚数と前記累積印刷枚数と前記所定期日間の平均印刷枚数とに基づいて、各々の前記保守部品の交換時期を予測する予測部と、を備え、
    前記予測部は、
    予め定められた第1の期間に交換が必要な保守部品を特定するために、前記第1の期間よりも前の予め定められた第2の期間に、定期的に、前記第1の期間に交換が必要となる保守部品を検出し、複数回の検出結果を用いて演算した結果に基づいて、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品を特定し、特定した前記保守部品を前記第1の期間から予め定められた期間だけ先行して外部に通知し、
    前記第1の期間は、保守員の次回の訪問日と次々回の訪問日との間の期間であり、
    前記第2の期間は、前記保守員の前回の訪問日と次回の訪問日との間の期間である、
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 前記予め定められた期間は、メンテナンス準備に要する期間が最も長い保守部品の、当該メンテナンス準備に要する期間である、
    ことを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記予測部は、前記予め定められた期間だけ先行して前記第1の期間に交換が必要な保守部品を外部へ通知した後、前記第1の期間に至るまでの間に、前記第1の期間に交換が必要な保守部品を新たに検出した場合において、前記新たに検出した保守部品のメンテナンス準備に要する期間が、現在から前記第1の期間に至るまでの期間以下の場合は、前記新たに検出した保守部品を前記第1の期間に交換が必要な保守部品に追加して、即時、外部に通知する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
  7. 前記予測部は、前記予め定められた期間だけ先行して前記第1の期間に交換が必要な保守部品を外部へ通知した後、前記第1の期間に至るまでの間に、前記第1の期間に交換が必要な保守部品を新たに検出した場合において、前記新たに検出した保守部品のメンテナンス準備に要する期間が、現在から前記第1の期間に至るまでの期間を超えている場合は、外部へ通知を行なわず、現在日が、前記新たに検出した保守部品の寿命到達日から当該保守部品のメンテナンス準備に要する期間だけ先行した日となった場合に、交換が必要な保守部品として、即時、外部に通知する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
  8. 複数の前記印刷装置が通信ネットワークで接続されている場合、
    前記複数の印刷装置の中から選択された特定の印刷装置の前記予測部は、他の印刷装置から、当該他の印刷装置の前記保守部品毎の前記印刷耐用枚数、前記累積印刷枚数及び前記所定期日間の平均印刷枚数を取得し、自装置の前記保守部品毎の前記印刷耐用枚数、前記累積印刷枚数及び前記所定期日間の平均印刷枚数と、前記他の印刷装置の前記保守部品毎の前記印刷耐用枚数、前記累積印刷枚数及び前記所定期日間の平均印刷枚数と、に基づいて、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品を特定する、
    ことを特徴とする請求項4乃至7のいずれか一に記載の印刷装置。
  9. 前記予測部は、前記保守部品毎に検出回数を記憶し、前記検出回数が予め定められた一定割合を超えた保守部品を、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品として特定し、
    複数の前記印刷装置が通信ネットワークで接続されている場合、
    前記複数の印刷装置の中から選択された特定の印刷装置の前記予測部は、自装置に設定された前記第1の期間及び前記第2の期間と、前記保守部品毎のメンテナンス準備に要する期間と、前記予め定められた一定割合と、を他の印刷装置に送信し、
    前記他の印刷装置の前記予測部は、前記特定の印刷装置から受信した前記第1の期間及び前記第2の期間と、前記保守部品毎のメンテナンス準備に要する期間と、前記予め定められた一定割合と、を自装置に設定する、
    ことを特徴とする請求項4乃至7のいずれか一に記載の印刷装置。
  10. 前記予測部は、前記保守部品毎に通算検出回数又は連続検出回数を記憶し、前記通算検出回数又は前記連続検出回数が予め定められた一定値を超えた保守部品を、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品として特定し、
    複数の前記印刷装置が通信ネットワークで接続されている場合、
    前記複数の印刷装置の中から選択された特定の印刷装置の前記予測部は、自装置に設定された前記第1の期間及び前記第2の期間と、前記保守部品毎のメンテナンス準備に要する期間と、前記予め定められた一定割合又は一定値と、を他の印刷装置に送信し、
    前記他の印刷装置の前記予測部は、前記特定の印刷装置から受信した前記第1の期間及び前記第2の期間と、前記保守部品毎のメンテナンス準備に要する期間と、前記予め定められた一定割合又は一定値と、を自装置に設定する、
    ことを特徴とする請求項4乃至7のいずれか一に記載の印刷装置。
  11. 保守部品を有する印刷装置又は当該印刷装置を制御する制御装置で動作するメンテナンス制御プログラムであって、
    前記印刷装置又は前記制御装置に、
    前記保守部品毎に、印刷出力時に印刷枚数を累積して累積印刷枚数を算出すると共に、所定期日間の平均印刷枚数を算出する算出処理、
    予め定められた印刷耐用枚数と前記累積印刷枚数と前記所定期日間の平均印刷枚数とに基づいて、各々の前記保守部品の交換時期を予測する予測処理、を実行させ、
    前記予測処理では、
    予め定められた第1の期間に交換が必要な保守部品を特定するために、前記第1の期間よりも前の予め定められた第2の期間に、定期的に、前記第1の期間に交換が必要となる保守部品を検出し、複数回の検出結果を用いて演算した結果に基づいて、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品を特定し、特定した前記保守部品を前記第1の期間から予め定められた期間だけ先行して外部に通知し、
    前記予測処理では、前記保守部品毎に検出回数を記憶し、前記検出回数が予め定められた一定割合を超えた保守部品を、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品として特定する、
    ことを特徴とするメンテナンス制御プログラム。
  12. 保守部品を有する印刷装置又は当該印刷装置を制御する制御装置で動作するメンテナンス制御プログラムであって、
    前記印刷装置又は前記制御装置に、
    前記保守部品毎に、印刷出力時に印刷枚数を累積して累積印刷枚数を算出すると共に、所定期日間の平均印刷枚数を算出する算出処理、
    予め定められた印刷耐用枚数と前記累積印刷枚数と前記所定期日間の平均印刷枚数とに基づいて、各々の前記保守部品の交換時期を予測する予測処理、を実行させ、
    前記予測処理では、
    予め定められた第1の期間に交換が必要な保守部品を特定するために、前記第1の期間よりも前の予め定められた第2の期間に、定期的に、前記第1の期間に交換が必要となる保守部品を検出し、複数回の検出結果を用いて演算した結果に基づいて、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品を特定し、特定した前記保守部品を前記第1の期間から予め定められた期間だけ先行して外部に通知し、
    前記予測処理では、前記保守部品毎に通算検出回数又は連続検出回数を記憶し、前記通算検出回数又は前記連続検出回数が予め定められた一定値を超えた保守部品を、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品として特定する、
    ことを特徴とするメンテナンス制御プログラム。
  13. 前記予測処理では、前記第1の期間から前記予め定められた期間だけ先行した日を含む、その直前の前記連続検出回数が前記一定値を超えた保守部品を、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品として特定する、
    ことを特徴とする請求項12に記載のメンテナンス制御プログラム。
  14. 保守部品を有する印刷装置又は当該印刷装置を制御する制御装置で動作するメンテナンス制御プログラムであって、
    前記印刷装置又は前記制御装置に、
    前記保守部品毎に、印刷出力時に印刷枚数を累積して累積印刷枚数を算出すると共に、所定期日間の平均印刷枚数を算出する算出処理、
    予め定められた印刷耐用枚数と前記累積印刷枚数と前記所定期日間の平均印刷枚数とに基づいて、各々の前記保守部品の交換時期を予測する予測処理、を実行させ、
    前記予測処理では、
    予め定められた第1の期間に交換が必要な保守部品を特定するために、前記第1の期間よりも前の予め定められた第2の期間に、定期的に、前記第1の期間に交換が必要となる保守部品を検出し、複数回の検出結果を用いて演算した結果に基づいて、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品を特定し、特定した前記保守部品を前記第1の期間から予め定められた期間だけ先行して外部に通知し、
    前記第1の期間は、保守員の次回の訪問日と次々回の訪問日との間の期間であり、
    前記第2の期間は、前記保守員の前回の訪問日と次回の訪問日との間の期間である、
    ことを特徴とするメンテナンス制御プログラム。
  15. 前記予め定められた期間は、メンテナンス準備に要する期間が最も長い保守部品の、当該メンテナンス準備に要する期間である、
    ことを特徴とする請求項14に記載のメンテナンス制御プログラム。
  16. 前記予測処理では、前記予め定められた期間だけ先行して前記第1の期間に交換が必要な保守部品を外部へ通知した後、前記第1の期間に至るまでの間に、前記第1の期間に交換が必要な保守部品を新たに検出した場合において、前記新たに検出した保守部品のメンテナンス準備に要する期間が、現在から前記第1の期間に至るまでの期間以下の場合は、前記新たに検出した保守部品を前記第1の期間に交換が必要な保守部品に追加して、即時、外部に通知する、
    ことを特徴とする請求項15に記載のメンテナンス制御プログラム。
  17. 前記予測処理では、前記予め定められた期間だけ先行して前記第1の期間に交換が必要な保守部品を外部へ通知した後、前記第1の期間に至るまでの間に、前記第1の期間に交換が必要な保守部品を新たに検出した場合において、前記新たに検出した保守部品のメンテナンス準備に要する期間が、現在から前記第1の期間に至るまでの期間を超えている場合は、外部へ通知を行なわず、現在日が、前記新たに検出した保守部品の寿命到達日から当該保守部品のメンテナンス準備に要する期間だけ先行した日となった場合に、交換が必要な保守部品として、即時、外部に通知する、
    ことを特徴とする請求項15に記載のメンテナンス制御プログラム。
  18. 保守部品を有する印刷装置を含む印刷システムにおけるメンテナンス制御方法であって、
    前記印刷装置は、
    前記保守部品毎に、印刷出力時に印刷枚数を累積して累積印刷枚数を算出すると共に、所定期日間の平均印刷枚数を算出する算出処理と、
    予め定められた印刷耐用枚数と前記累積印刷枚数と前記所定期日間の平均印刷枚数とに基づいて、各々の前記保守部品の交換時期を予測する予測処理と、を実行し、
    前記予測処理では、
    予め定められた第1の期間に交換が必要な保守部品を特定するために、前記第1の期間よりも前の予め定められた第2の期間に、定期的に、前記第1の期間に交換が必要となる保守部品を検出し、複数回の検出結果を用いて演算した結果に基づいて、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品を特定し、特定した前記保守部品を前記第1の期間から予め定められた期間だけ先行して外部に通知し、
    前記予測処理では、前記保守部品毎に検出回数を記憶し、前記検出回数が予め定められた一定割合を超えた保守部品を、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品として特定する、
    ことを特徴とするメンテナンス制御方法。
  19. 保守部品を有する印刷装置を含む印刷システムにおけるメンテナンス制御方法であって、
    前記印刷装置は、
    前記保守部品毎に、印刷出力時に印刷枚数を累積して累積印刷枚数を算出すると共に、所定期日間の平均印刷枚数を算出する算出処理と、
    予め定められた印刷耐用枚数と前記累積印刷枚数と前記所定期日間の平均印刷枚数とに基づいて、各々の前記保守部品の交換時期を予測する予測処理と、を実行し、
    前記予測処理では、
    予め定められた第1の期間に交換が必要な保守部品を特定するために、前記第1の期間よりも前の予め定められた第2の期間に、定期的に、前記第1の期間に交換が必要となる保守部品を検出し、複数回の検出結果を用いて演算した結果に基づいて、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品を特定し、特定した前記保守部品を前記第1の期間から予め定められた期間だけ先行して外部に通知し、
    前記予測処理では、前記保守部品毎に通算検出回数又は連続検出回数を記憶し、前記通算検出回数又は前記連続検出回数が予め定められた一定値を超えた保守部品を、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品として特定する、
    ことを特徴とするメンテナンス制御方法。
  20. 前記予測処理では、前記第1の期間から前記予め定められた期間だけ先行した日を含む、その直前の前記連続検出回数が前記一定値を超えた保守部品を、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品として特定する、
    ことを特徴とする請求項19に記載のメンテナンス制御方法。
  21. 保守部品を有する印刷装置を含む印刷システムにおけるメンテナンス制御方法であって、
    前記印刷装置は、
    前記保守部品毎に、印刷出力時に印刷枚数を累積して累積印刷枚数を算出すると共に、所定期日間の平均印刷枚数を算出する算出処理と、
    予め定められた印刷耐用枚数と前記累積印刷枚数と前記所定期日間の平均印刷枚数とに基づいて、各々の前記保守部品の交換時期を予測する予測処理と、を実行し、
    前記予測処理では、
    予め定められた第1の期間に交換が必要な保守部品を特定するために、前記第1の期間よりも前の予め定められた第2の期間に、定期的に、前記第1の期間に交換が必要となる保守部品を検出し、複数回の検出結果を用いて演算した結果に基づいて、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品を特定し、特定した前記保守部品を前記第1の期間から予め定められた期間だけ先行して外部に通知し、
    前記第1の期間は、保守員の次回の訪問日と次々回の訪問日との間の期間であり、
    前記第2の期間は、前記保守員の前回の訪問日と次回の訪問日との間の期間である、
    ことを特徴とするメンテナンス制御方法。
  22. 前記予め定められた期間は、メンテナンス準備に要する期間が最も長い保守部品の、当該メンテナンス準備に要する期間である、
    ことを特徴とする請求項21に記載のメンテナンス制御方法。
  23. 前記予測処理では、前記予め定められた期間だけ先行して前記第1の期間に交換が必要な保守部品を外部へ通知した後、前記第1の期間に至るまでの間に、前記第1の期間に交換が必要な保守部品を新たに検出した場合において、前記新たに検出した保守部品のメンテナンス準備に要する期間が、現在から前記第1の期間に至るまでの期間以下の場合は、
    前記新たに検出した保守部品を前記第1の期間に交換が必要な保守部品に追加して、即時、外部に通知する、
    ことを特徴とする請求項22に記載のメンテナンス制御方法。
  24. 前記予測処理では、前記予め定められた期間だけ先行して前記第1の期間に交換が必要な保守部品を外部へ通知した後、前記第1の期間に至るまでの間に、前記第1の期間に交換が必要な保守部品を新たに検出した場合において、前記新たに検出した保守部品のメンテナンス準備に要する期間が、現在から前記第1の期間に至るまでの期間を超えている場合は、外部へ通知を行なわず、現在日が、前記新たに検出した保守部品の寿命到達日から当該保守部品のメンテナンス準備に要する期間だけ先行した日となった場合に、交換が必要な保守部品として、即時、外部に通知する、
    ことを特徴とする請求項22に記載のメンテナンス制御方法。
  25. 前記印刷システムは、通信ネットワークで接続された複数の前記印刷装置を含み、
    前記複数の印刷装置の中から選択された特定の印刷装置は、
    他の印刷装置から、当該他の印刷装置の前記保守部品毎の前記印刷耐用枚数、前記累積印刷枚数及び前記所定期日間の平均印刷枚数を取得し、自装置の前記保守部品毎の前記印刷耐用枚数、前記累積印刷枚数及び前記所定期日間の平均印刷枚数と、前記他の印刷装置の前記保守部品毎の前記印刷耐用枚数、前記累積印刷枚数及び前記所定期日間の平均印刷枚数と、に基づいて、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品を特定する、
    ことを特徴とする請求項21乃至24のいずれか一に記載のメンテナンス制御方法。
  26. 前記予測処理では、前記保守部品毎に検出回数を記憶し、前記検出回数が予め定められた一定割合を超えた保守部品を、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品として特定し、
    前記印刷システムは、通信ネットワークで接続された複数の前記印刷装置を含み、
    前記複数の印刷装置の中から選択された特定の印刷装置は、
    自装置に設定された前記第1の期間及び前記第2の期間と、前記保守部品毎のメンテナンス準備に要する期間と、前記予め定められた一定割合と、を他の印刷装置に送信し、
    前記他の印刷装置は、
    前記特定の印刷装置から受信した前記第1の期間及び前記第2の期間と、前記保守部品毎のメンテナンス準備に要する期間と、前記予め定められた一定割合と、を自装置に設定する、
    ことを特徴とする請求項21乃至24のいずれか一に記載のメンテナンス制御方法。
  27. 前記予測処理では、前記保守部品毎に通算検出回数又は連続検出回数を記憶し、前記通算検出回数又は前記連続検出回数が予め定められた一定値を超えた保守部品を、前記第1の期間に寿命を迎える保守部品として特定し、
    前記印刷システムは、通信ネットワークで接続された複数の前記印刷装置を含み、
    前記複数の印刷装置の中から選択された特定の印刷装置は、
    自装置に設定された前記第1の期間及び前記第2の期間と、前記保守部品毎のメンテナンス準備に要する期間と、前記予め定められた一定値と、を他の印刷装置に送信し、
    前記他の印刷装置は、
    前記特定の印刷装置から受信した前記第1の期間及び前記第2の期間と、前記保守部品毎のメンテナンス準備に要する期間と、前記予め定められた一定値と、を自装置に設定する、
    ことを特徴とする請求項21乃至24のいずれか一に記載のメンテナンス制御方法。
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