JP5375396B2 - 消耗品管理システムおよび画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、消耗品管理システムおよび画像形成装置に関する。
画像形成装置において、補給される現像剤が収容される容器、いわゆるトナーカートリッジや、廃棄される現像剤が回収される容器等の着脱される消耗品の寿命を管理する技術に関し、下記の特許文献1〜5に記載の技術が知られている。
特許文献1としての特開2001−228761号公報には、ユーザのプリンタ(100b)等からサービスセンタのデータベースサーバ(201)に、印刷枚数や印字率等の情報を送信して、データベースサーバ(201)で統計的な処理を行って、トナーカートリッジの交換時期、すなわち、寿命を予測する技術が記載されている。
特許文献2としての特開2005−173088号公報には、トナー容器からのトナーが補給される補給時間の積算値に基づいてトナーの使用量を予測し、トナーの使用量が基準値に達した後は、印刷される画像のピクセル数の積算値に基づいてトナーの使用量を予測する画像形成装置が記載されている。
特許文献3としての特開2007−57632号公報には、トナーカートリッジ(8)から補給を行う際に駆動されるトナーディスペンスモータ(7b)の作動時間の積算値からトナー消費量を推定するトナーディスペンス積算時間方式と、静電潜像の画像ピクセル数の積算値からトナー消費量を推定するピクセル積算値方式と、の2つの方式から、最も推定精度が高いと特定された推定方式でトナー残量の推定を行う技術が記載されている。また、特許文献3には、推定方式の精度を、画像形成装置に接続されたサーバ(200)で判別して、サーバ(200)で特定された推定方式を画像形成装置で採用する技術も記載されている。
特許文献4としての特開2007−199642号公報には、複数の画像形成装置(10)が接続された管理装置(20)において、各画像形成装置(10)から消耗品の使用条件と使用量と劣化度合いとの関係を統計的に求め、各画像形成装置(10)の消耗品の寿命を予測する技術が記載されている。
特許文献5としての特開2009−69530号公報には、消耗品の消耗量から消耗品が寿命になるエンド日時を予測し、予測されたエンド日時から消耗品の交換に要する交換作業期間だけ遡った日時を交換要請日時とし、交換要請日時に応じて、消耗品の交換を要請する消耗量のレベルであるニアエンドレベルを設定する技術が記載されている。
特開2001−228761号公報(「0085」〜「0095」、図1、図2) 特開2005−173088号公報(「0036」〜「0041」、「0057」) 特開2007−57632号公報(「0029」、「0036」、「0049」〜「0053」、「0072」〜「0078」) 特開2007−199642号公報(「0019」〜「0028」) 特開2009−69530号公報(「0042」〜「0049」)
本発明は、消耗品の寿命の予測精度を向上させることを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1記載の発明の画像形成装置は、
画像形成装置の作動に対応する消耗情報に基づいて、前記画像形成装置に着脱される消
耗品の寿命を予測する予測手段と、
画像形成装置に着脱される消耗品の交換時期を管理する管理装置に接続されているか否
かを判別する接続判別手段と、
前記消耗情報を、前記画像形成装置の外部にある前記管理装置に送信する消耗情報送信
手段と、
前記消耗情報に基づいて前記管理装置から送信された管理寿命情報を受信する寿命情報
受信手段と、
前記消耗品の寿命になったか否かを判別する寿命判別手段と、
前記予測手段で予測された予測寿命と前記寿命判別手段で判別された寿命とに基づいて
、予測寿命の学習を行う学習手段と、
前記消耗品の交換回数を計数する交換計数手段と、
前記交換回数が、予め設定された統計判別回数以下であるか否かを判別する回数判別手
段と、
前記管理装置に接続され且つ前記交換回数が前記統計判別回数以下である場合には、前
記消耗品の寿命を前記管理寿命情報に基づいて更新すると共に、前記管理装置に接続され
且つ前記交換回数が前記統計判別回数より大きい場合、および、前記管理装置に接続されていない場合には、前記消耗品の寿命を前記学習手段で学習された予測寿命に基づいて更新する寿命更新手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記予測手段で予測された予測寿命と前記寿命判別手段で判別された寿命とに基づいて、前記消耗品の寿命になると予測される場合に対応する前記予測寿命の判別値の学習を行うことにより、前記予測寿命の学習を行う前記学習手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像形成装置において、
前記画像形成装置の作動に対応する第1の消耗情報に基づいて寿命を予測する第1の寿命予測手段と、前記画像形成装置の作動に対応し且つ前記第1の消耗情報とは異なる第2の消耗情報に基づいて寿命を予測する第2の寿命予測手段と、を有し、前記第1の寿命予測手段で予測された第1の予測寿命と前記第2の寿命予測手段で予測された第2の予測寿命とのいずれかを前記消耗品の寿命として予測する前記予測手段と、
前記消耗品の寿命の予測を前記第1の寿命と前記第2の寿命とのいずれか一方から他方に切り替えるための切替値に基づいて、前記第1の寿命と前記第2の寿命とのいずれを消耗品の寿命とするかを判別する切替判別手段と、
前記消耗情報に基づいて前記管理装置から送信された前記切替値の情報を含む前記管理寿命情報を受信する寿命情報受信手段と、
前記予測手段で予測された寿命と前記寿命判別手段で判別された寿命とに基づいて、前記切替値の学習を行うことにより前記予測寿命の学習を行う前記学習手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項4に記載の発明の消耗品管理システムは、
消耗品が着脱される画像形成装置と、前記画像形成装置の外部にあって電気的に接続可
能且つ前記画像形成装置の消耗品の寿命を管理する管理装置と、を備えた消耗品管理シス
テムであって、
前記画像形成装置の作動に対応する消耗情報に基づいて、前記画像形成装置に着脱さ
れる消耗品の寿命を予測する予測手段と、
画像形成装置に着脱される消耗品の交換時期を管理する管理装置に接続されているか
否かを判別する接続判別手段と、
前記消耗情報を、前記画像形成装置の外部にある前記管理装置に送信する消耗情報送
信手段と、
を有する前記画像形成装置と、
前記画像形成装置から送信された前記消耗情報を受信する消耗情報受信手段と、
複数の画像形成装置の前記消耗情報と前記消耗品の寿命とに基づいて前記消耗情報か
ら前記消耗品の寿命を導出するための管理寿命情報を記憶する寿命情報記憶手段と、
受信した前記消耗情報と前記管理寿命情報とに基づいて前記消耗情報を送信した画像
形成装置の消耗品の寿命を導出する寿命導出手段と、
前記寿命導出手段で導出された寿命である管理寿命情報を前記消耗情報を送信した画
像形成装置に送信する寿命情報送信手段と、
を有する前記管理装置と、
前記消耗情報に基づいて前記管理装置から送信された管理寿命情報を受信する寿命情
報受信手段と、
前記消耗品の寿命になったか否かを判別する寿命判別手段と、
前記予測手段で予測された予測寿命と前記寿命判別手段で判別された寿命とに基づい
て、予測寿命の学習を行う学習手段と、
前記消耗品の交換回数を計数する交換計数手段と、
前記交換回数が、予め設定された統計判別回数以下であるか否かを判別する回数判別手段と、
前記管理装置に接続され且つ前記交換回数が前記統計判別回数以下である場合には、前記消耗品の寿命を前記管理寿命情報に基づいて更新すると共に、前記管理装置に接続され且つ前記交換回数が前記統計判別回数より大きい場合、および、前記管理装置に接続されていない場合には、前記消耗品の寿命を前記学習手段で学習された予測寿命に基づいて更新する寿命更新手段と、
を有する前記画像形成装置と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1、に記載の発明によれば、管理装置と画像形成装置との接続状況に応じて寿
命の学習を切り替えない場合に比べて、消耗品の寿命の予測精度を向上させることができ
る。また、請求項1、4に記載の発明によれば、統計判別回数に応じて切替値の更新を切り替えない場合に比べて、消耗品の寿命の予測精度を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、管理装置と画像形成装置との接続状況に応じて判別値
の学習を切り替えない場合に比べて、消耗品の寿命の予測精度を向上させることができる

請求項3に記載の発明によれば、管理装置と画像形成装置との接続状況に応じて切替値
の学習を切り替えない場合に比べて、消耗品の寿命の予測精度を向上させることができる
図1は本発明の実施例1の画像形成システムの全体説明図である。 図2は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図3は本発明の実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能を機能ブロック図で示した図である。 図4は本発明の実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能を機能ブロック図で示した図であり、図3の続きの図である。 図5は横軸に残量を取り縦軸に累積補給時間を取った実施例1のトナーカートリッジの残量と累積補給時間との関係を示すグラフであり、図5Aは予測値と複数の画像形成装置の実際の変化とを示す一例の説明図、図5Bは残量が少なくなった状態で累積補給時間が急激な変化をする場合の一例の説明図である。 図6は本発明の実施例1の管理装置の制御部分が備えている各機能を機能ブロック図で示した図である。 図7は実施例1のシステム接続判別処理のフローチャートである。 図8は実施例1の現像剤残量予測処理のフローチャートである。 図9は実施例1の切替値学習処理のフローチャートである。 図10は実施例1の交換検知処理のフローチャートである。 図11は実施例1の統計的な残量予測処理のフローチャートである。 図12は実施例1の予測残量表示処理のフローチャートである。 図13は実施例2の画像形成装置の制御部分が備えている各機能を機能ブロック図で示した図であり、実施例1の図3に対応する図である。 図14は本発明の実施例2の画像形成装置の制御部分が備えている各機能を機能ブロック図で示した図であり、図13の続きの図である。 図15は実施例2のシステム接続判別処理のフローチャートであり、実施例1の図7に対応する図である。 図16は実施例2の交換検知処理のフローチャートであり、実施例1の図10に対応する図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例である実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の画像形成システムの全体説明図である。
図1において、本発明の実施例1の消耗品管理システムの一例としての画像形成システムSYSは、情報通信回線網の一例としてのネットワークNを有する。前記ネットワークNには、画像形成装置の消耗品の寿命を管理する管理装置の一例としての管理サーバCOM1や、利用者が印刷するための画像情報を送信する画像情報送信端末COM2、その他の端末COM4,COM5,COM6、前記各端末COM1〜COM6から送信された画像情報に基づいて印刷を行う本発明の実施例1の画像形成装置としての複写機Uや、その他の画像形成装置Vが接続されており、相互に情報の送受信が可能である。
前記各端末COM1〜COM6は、情報処理装置の一例としてのコンピュータ装置により構成されており、装置本体H1と、表示器の一例としてのディスプレイH2と、入力装置の一例としてのキーボードH3およびマウスH4、図示しない情報記憶装置の一例としてのハードディスクドライブ等により構成されている。前記端末等COM1〜COM6には、コンピュータ装置の基本動作を制御するプログラム、いわゆるソフトウェアが組み込まれている。前記ソフトウェアとしては、例えば、基本ソフトウェア、いわゆるオペレーティングシステムや、文書作成用のワープロソフトウェアや作図ソフトウェア、電子メール送受信用のソフトウェア等のアプリケーションプログラム、各画像形成装置U,Vを制御するためのソフトウェアの一例であるプリンタドライバ等が組み込まれている。
(実施例1の画像形成装置の説明)
図2は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1、図2において、画像形成装置Uは、操作部の一例としてのユーザインタフェースUI、画像情報入力装置の一例としてのイメージ入力装置U1、給紙装置U2、画像形成装置本体U3、および用紙処理装置U4を有している。
前記ユーザインタフェースUIは、複写開始釦の一例としてのコピースタートキー等の入力釦UI1や表示部UI2等を有している。
前記イメージ入力装置U1は、自動原稿搬送装置U1aおよび画像読取部の一例としてのイメージスキャナU1b等により構成されている。図2において、イメージ入力装置U1では、図示しない原稿を読取って画像情報に変換し、画像形成装置本体U3に入力する。
給紙装置U2は、複数の媒体収容部の一例としての給紙トレイTR1〜TR4や、前記各給紙トレイTR1〜TR4に収容された媒体の一例としての記録シートSを取り出して画像形成装置本体U3に搬送する給紙路SH1等を有している。
図2において、画像形成装置本体U3は、前記給紙装置U2から搬送された記録シートSに画像記録を行う画像記録部U3a、現像剤補給装置の一例としてのトナーディスペンサー装置U3b、および、搬送路の一例としてのシート搬送路SH2や、用紙排出路SH3、用紙反転路SH4、用紙循環路SH6等を有している。なお、前記画像記録部U3aについては後述する。
また、画像形成装置本体U3は、制御部の一例としてのコントローラC、および、前記コントローラCにより制御される潜像形成回路の一例としてのレーザ駆動回路D、前記コントローラCにより制御される電源回路E等を有している。コントローラCにより作動を制御されるレーザ駆動回路Dは、前記イメージ入力装置U1から入力されたY:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒の画像情報に応じたレーザ駆動信号を所定のタイミングで、各色の潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkに出力する。
前記各色の潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkの下方には、像形成ユニット用の引出部材の一例としての上側ドロワU3cが左右一対の案内部材R1,R1により、画像形成装置本体U3の前方に引き出された引出位置と画像形成装置本体U3内部に装着された装着位置との間で移動可能に支持されている。
図2において、K色の像保持体ユニットUkは、感光体Pk、帯電装置の一例としての帯電器CCk、および像保持体用の清掃器の一例としてのクリーナCLkを有している。そして、他の色Y,M,Cの像保持体ユニットUy,Um,Ucも、像保持体の一例としての感光体Py,Pm,Pc、帯電器CCy,CCm,CCc、クリーナCLy,CLm,CLcを有している。なお、実施例1では、使用頻度の高く表面の磨耗が多いK色の感光体Pkは、他の色の感光体Py,Pm,Pcに比べて大径に構成され、高速回転対応および長寿命化がされている
前記各像保持体ユニットUy,Um,Uc,Ukと現像ロールR0を有する現像装置Gy,Gm,Gc,Gkとにより可視像形成部材Uy+Gy,Um+Gm,Uc+Gc,Uk+Gkが構成されている。前記上側ドロワU3cには、前記像保持体ユニットUy,Um,Uc,Ukおよび現像装置Gy,Gm,Gc,Gkが着脱可能に装着される。
図2において、感光体Py,Pm,Pc,Pkは、それぞれ帯電器CCy,CCm,CCc,CCkにより一様に帯電された後、前記潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkの出力する潜像書込光の一例としてのレーザビームLy,Lm,Lc,Lkによりその表面に静電潜像が形成される。前記感光体Py,Pm,Pc,Pk表面の静電潜像は、現像装置Gy,Gm,Gc,GkによりY:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒の色のトナー像に現像される。
前記トナーディスペンサー装置U3bには、各色の現像剤が内部に収容された現像剤収容容器の一例であって、消耗品の一例としてのトナーカートリッジKy,Km,Kc,Kkが着脱可能に支持されている。
また、実施例1のトナーディスペンサー装置U3bには、トナーカートリッジKy〜Kkからの現像剤の流入の有無を検知することで、トナーカートリッジKy〜Kk内の現像剤が空になったか否かを検知する空検知部材の一例として、図示しない空検知センサが設けられている。
したがって、実施例1の複写機Uでは、画像形成動作に伴って現像装置Gy〜Gkで現像剤が消費されると、トナーディスペンサー装置U3bが作動して、各トナーカートリッジKy〜Kkから各現像装置Gy〜Gkに現像剤が補給される。なお、実施例1の現像装置Gy〜Gkでは、現像剤として、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤が使用されている。そして、実施例1では、現像装置Gy〜Gkのトナー濃度、すなわち、トナーとキャリアを含む全体に対するトナーの割合の増減と、潜像形成装置ROSy〜ROSkで形成された潜像の画素数とに基づいて、トナーの消費量、すなわちトナーカートリッジKy〜Kkから補給すべきトナーの補給量が導出され、トナー補給量に対応するトナーディスペンサー装置U3bの作動時間が導出される。したがって、実施例1のトナーディスペンサー装置U3bは、導出された作動時間だけ作動することで、現像装置Gy〜Gkで消費されたトナーに応じた現像剤が、トナーカートリッジKy〜Kkから補給される。
感光体Py,Pm,Pc,Pk表面上のトナー像は、一次転写器の一例としての一次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kにより、一次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kで、中間転写体の一例としての中間転写ベルトB上に順次重ねて転写され、中間転写ベルトB上に多色画像、いわゆる、カラー画像が形成される。中間転写ベルトB上に形成されたカラー画像は、画像記録領域の一例としての2次転写領域Q4に搬送される。
なお、黒画像データのみの場合はK:黒の感光体Pkおよび現像装置Gkのみが使用され、黒のトナー像のみが形成される。
一次転写後、感光体Py,Pm,Pc,Pk表面の残留トナーは像保持体用のクリーナCLy,CLm,CLc,CLkによりクリーニングされる。
前記上側ドロワU3cの下方には、中間転写体用の引出部材の一例としての下側ドロワU3dが画像形成装置本体U3の前方に引き出された引出位置と画像形成装置本体U3内部に装着された装着位置との間で移動可能に支持されている。前記下側ドロワU3dにより、中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが、前記感光体Py,Pm,Pc,Pkの下面に接触する上昇位置と前記下面から下方に離れた下降位置との間で昇降可能に支持されている。
前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBと、中間転写体支持部材の一例としてのベルト支持ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2aと、前記1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kとを有している。ベルト支持ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2aは、駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRd、張力付与部材の一例としてのテンションロールRt、蛇行防止部材の一例としてのウォーキングロールRw、従動部材の一例としての複数のアイドラロールRfおよび転写対向部材の一例としてのバックアップロールT2aを有する。そして、前記中間転写ベルトBは前記ベルト支持ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2aにより矢印Ya方向に回転移動可能に支持されている。
前記バックアップロールT2aの下方には2次転写ユニットUtが配置されており、2次転写ユニットUtは、二次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bを有する。2次転写ロールT2bは、前記中間転写ベルトBを挟んでバックアップロールT2aに離隔および接触可能に配置されており、前記2次転写ロールT2bが中間転写ベルトBと接触する領域により、画像記録領域の一例としての2次転写領域Q4が形成されている。また、前記バックアップロールT2aには電圧印加用接触部材の一例としてのコンタクトロールT2cが当接しており、前記ロールT2a〜T2cにより2次転写器T2が構成されている。
前記コンタクトロールT2cにはコントローラCにより制御される電源回路Eから予め設定された時期にトナーの帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加される。
前記ベルトモジュールBMの下方には、搬送路の一例としてのシート搬送路SH2が配置されている。前記給紙装置U2から給紙された記録シートSは、搬送部材の一例としての搬送ロールRaにより、給紙路SH1からシート搬送路SH2に搬送される。そして、時期調節部材の一例としてのレジロールRrにより、トナー像が2次転写領域Q4に搬送されるのに時期を合わせて、媒体案内部材SGr、転写前媒体案内部材SG1を通って2次転写領域Q4に搬送される。
なお、媒体案内部材SGrはレジロールRrとともに、画像形成装置本体U3に固定されている。
前記中間転写ベルトB上のトナー像は、前記2次転写領域Q4を通過する際に前記2次転写器T2により前記記録シートSに転写される。なお、フルカラー画像の場合は中間転写ベルトB表面に重ねて1次転写されたトナー像が一括して記録シートSに2次転写される。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写体清掃器の一例としてのベルトクリーナCLBにより清掃、すなわち、クリーニングされる。なお、前記2次転写ロールT2bおよびベルトクリーナCLBは、中間転写ベルトBと離隔および接触可能に支持されている。
前記1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1k、中間転写ベルトB、2次転写器T2、ベルトクリーナCLB等により、感光体Py〜Pk表面の画像を記録シートSに転写する転写装置T1+B+T2+CLBが構成されている。
前記可視像形成部材Uy+Gy〜Uk+Gk、転写装置T1+B+T2+CLBにより、実施例1の画像記録部U3aが構成されている。
トナー像が2次転写された前記記録シートSは、転写後の媒体案内部材SG2、定着前の媒体搬送部材の一例としての用紙搬送ベルトBHを通って定着装置Fに搬送される。前記定着装置Fは、加熱定着部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧定着部材の一例としての加圧ロールFpとを有し、加熱ロールFhと加圧ロールFpとが圧接する領域により定着領域Q5が形成されている。
前記記録シートS上のトナー像は定着領域Q5を通過する際に定着装置Fにより加熱定着される。前記定着装置Fの下流側には搬送路切替部材GT1が設けられている。前記搬送路切替部材GT1はシート搬送路SH2を搬送されて定着領域Q5で加熱定着された記録シートSを、用紙排出路SH3または用紙反転路SH4側のいずれかに選択的に切り替える。前記用紙排出路SH3に搬送された用紙Sは、用紙処理装置U4の用紙搬送路SH5に搬送される。
用紙搬送路SH5の途中には、巻き癖補正装置の一例としてのカール補正装置U4aが配置されており、前記用紙搬送路SH5には搬送路切替部材の一例としての切替ゲートG4が配置されている。前記切替ゲートG4は、前記画像形成装置本体U3の用紙搬送路SH3から搬送された記録シートSを、湾曲、いわゆる、カールの方向に応じて、第1カール補正部材h1または第2カール補正部材h2のいずれかの側に搬送する。前記第1カール補正部材h1または第2カール補正部材h2に搬送された記録シートSは、通過時にカールが補正される。カールが補正された記録シートSは、排出部材の一例としての排出ロールRhから用紙処理装置U4の排出部の一例としての排出トレイTH1に用紙の画像定着面が上向きの状態、いわゆる、フェイスアップ状態で排出される。
前記搬送路切替部材GT1により画像形成装置本体U3の前記用紙反転路SH4側に搬送された記録シートSは、弾性薄膜状部材により構成された搬送方向規制部材、いわゆる、マイラーゲートGT2を押しのける形で通過して、画像形成装置本体U3の前記用紙反転路SH4に搬送される。
前記画像形成装置本体U3の用紙反転路SH4の下流端には、用紙循環路SH6および用紙処理装置U4の用紙反転路SH7が接続されており、その接続部にもマイラーゲートGT3が配置されている。前記切替ゲートGT1を通って用紙搬送路SH4に搬送された用紙は、前記マイラーゲートGT3を通過して用紙反転路SH7側に搬送される。両面印刷を行う場合には、用紙反転路SH4を搬送されてきた記録シートSは、前記マイラーゲートGT3をそのまま一旦通過して、用紙反転路SH7に搬送された後、逆方向に搬送、いわゆる、スイッチバックさせられると、マイラーゲートGT3により搬送方向が規制され、スイッチバックした記録シートSが用紙循環路SH6側に搬送される。前記用紙循環路SH6に搬送された記録シートSは前記給紙路SH1を通って前記転写領域Q4に再送される。
前記用紙反転路SH4、用紙循環路SH6、用紙反転路SH7等により、実施例1の反転路の一例としてのシート反転路SH4+SH6+SH7が構成されている。
一方、用紙反転路SH4を搬送される記録シートSを、記録シートSの後端がマイラーゲートGT2を通過後、マイラーゲートGT3を通過する前に、スイッチバックすると、マイラーゲートGT2により記録シートSの搬送方向が規制され、記録シートSは表裏が反転された状態で用紙搬送路SH5に搬送される。表裏が反転された記録シートSは、カール補正装置U4aによりカールが補正された後、前記用紙処理装置U4の用紙排出トレイTH1に、用紙Sの画像定着面が下向きの状態、いわゆる、フェイスダウン状態で排出することができる。
前記符号SH1〜SH7で示された要素により用紙搬送路SHが構成されている。また、前記符号TR1〜TR4,SH,Ra,Rr,Rh,SGr,SG1,SG2,BH,GT1〜GT3,C等で示された要素により、媒体搬送装置の一例としての用紙搬送装置SUが構成されている。
(実施例1の制御部の説明)
(画像形成装置の制御部の説明)
図3は本発明の実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能を機能ブロック図で示した図である。
図4は本発明の実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能を機能ブロック図で示した図であり、図3の続きの図である。
図3、図4において、実施例1の画像形成装置UのコントローラCは、小型の情報処理装置、いわゆるマイクロコンピュータにより構成されており、外部との信号の入出力、および、入出力信号レベルの調節等を行うI/O、必要な処理を実行するためのプログラム、および、データ等が記憶されたROM、必要なデータを一時的に記憶するためのRAMや、HDD、前記ROMや、前記HDDに記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU、ならびにクロック発振器等を有しており、前記ROMに記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(コントローラCに接続された信号入力要素)
前記コントローラCには、操作部UI、空検知センサSN0、トナー濃度センサSN1等の信号出力要素からの出力信号が入力されている。
前記操作部UIは、プリンタUの電源のオン、オフをする電源釦UI1、表示部UI2、方向入力釦の一例としての矢印キー等の各種の入力釦等を有する。
空検知センサSN0は、トナーディスペンサー装置U3bに設けられ、トナーカートリッジKy〜Kkの現像剤が空になったか否かを検知する。
トナー濃度センサSN1は、各現像装置Gy〜Gkに設けられ、現像装置Gy〜Gk内のトナー濃度を検出する。
(コントローラCに接続された被制御要素)
コントローラCは、次の被制御要素D,D1,D2,Eの制御信号を出力している。
D:レーザ駆動回路
レーザ駆動回路Dは、潜像形成装置ROSy〜ROSkを制御して、感光体Py〜Pk表面に潜像を形成する。
D1:メインモータ駆動回路
主駆動源駆動回路の一例としてのメインモータ駆動回路D1は、主駆動源の一例としてのメインモータM1を駆動することにより、感光体Py〜Pk等を回転駆動する。
D2:補給制御回路
補給制御回路D2は、補給駆動源の一例としての補給モータM2を駆動することにより、トナーディスペンサー装置U3bを作動させる。
E:電源回路
電源回路Eは、現像用電源回路E1、帯電用電源回路E2、転写用電源回路E3、定着用電源回路E4等を有している。
E1:現像用電源回路
現像用電源回路E1は、現像装置Gy〜Gkの現像ロールR0に現像電圧を印加する。
E2:帯電用電源回路
帯電用電源E2は、帯電器CCy〜CCkに感光体Py〜Pk表面を帯電させるための帯電電圧を印加する。
E3:転写用電源回路
転写用電源回路E3は、転写ロールT1y〜T1k,T2bに転写電圧を印加する。
E4:定着用電源回路
定着用電源回路E4は、定着装置Fの加熱ロールFhにヒータ加熱用の電源を供給する。
(コントローラCの機能)
前記コントローラCは、前記信号出力要素からの入力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を有している。すなわち、コントローラCは次の機能を有している。
C1:ジョブ制御手段
画像形成制御手段の一例としてのジョブ制御手段C1は、受信した画像の情報に応じて、帯電器CCy〜CCk、転写ロールT1y〜T1k,T2b、定着装置F等の動作を制御して画像形成動作の一例としてのジョブを実行する。
C2:メインモータ駆動制御手段
主駆動源駆動制御手段の一例としてのメインモータ駆動制御手段C2は、メインモータ駆動回路D1を介して前記メインモータM1の駆動を制御して、現像装置Gy〜Gk、定着装置Fの加熱ロールFh、搬送ロールRa等の駆動を制御する。
C3:電源回路制御手段
電源回路制御手段C3は、現像電圧制御手段C3Aと、帯電電圧制御手段C3Bと、転写電圧制御手段C3Cと、定着電源制御手段C3Dとを有し、電源回路Eの作動を制御して、各部材への電圧や電源供給を制御する。
C3A:現像電圧制御手段
現像電圧制御手段C3Aは、現像用電源回路E1を制御して現像装置Gy〜Gkの現像ロールR0への現像電圧の印加を制御する。
C3B:帯電電圧制御手段
帯電電圧制御手段C3Bは、帯電用電源回路E2を制御して、帯電器CCy〜CCkへの帯電電圧の印加を制御する。
C3C:転写電圧制御手段
転写電圧制御手段C3Cは、転写用電源回路E3を制御して、転写ロールT1y〜T1k,T2bに印加する転写電圧を制御する。
C3D:定着電源制御手段
定着電源制御手段C3Dは、定着用電源回路E4を制御して、定着装置Fのオン、オフを制御して、定着温度の制御を行う。
C4:潜像形成制御手段
潜像形成制御手段C4は、レーザ駆動回路Dを介して潜像形成装置ROSy〜ROSkを制御し、感光体PR表面に静電潜像を形成する。
C5:表示制御手段
表示制御手段C5は、複写機Uの状態に応じて、操作部UIの表示部UI2の表示を制御する。
C6:接続判別手段
接続判別手段C6は、本体予測フラグFL1を有し、ネットワークNを介して管理サーバCOM1に複写機Uが接続されているか否かを判別する。
FL1:本体予測フラグ
本体予測フラグFL1は、初期値は「0」であり、管理サーバCOM1に接続されている場合に「0」となり、管理サーバCOM1に接続されていない場合に「1」となる。
C7:補給量演算手段
消耗量演算手段の一例としての補給量演算手段C7は、ピクセルカウント手段C7Aと、濃度検知手段C7Bと、補給時間算出手段C7Cとを有し、消耗品の一例としてのトナーカートリッジKy〜Kkの消耗量に対応する補給量を演算する。
C7A:ピクセルカウント手段
画素計数手段の一例としてのピクセルカウント手段C7Aは、潜像形成装置ROSy〜ROSkで形成される潜像の画素数、いわゆるピクセル値p1を計数する。
C7B:濃度検知手段
濃度検知手段C7Bは、トナー濃度センサSN1の検知信号に基づいて、現像装置Gy〜Gk内のトナー濃度を検知する。
C7C:補給時間算出手段
補給時間算出手段C7Cは、現像装置Gy〜Gk内のトナーの消費量に基づいて、補給量を算出する。実施例1の補給時間算出手段C7Cは、ピクセル値p1とトナー濃度とに基づいて、現像装置Gy〜Gkのトナー消費量、すなわち、補給すべき補給量を算出して、補給量に対応するトナーディスペンサー装置U3bの作動時間である補給時間t1を算出する。なお、前記ピクセル値p1やトナー濃度に基づいて、補給時間t1を導出する方法は、例えば、特許文献2、3等に記載されており、従来公知の種々の方法を採用可能であるため、詳細な説明は省略する。
C8:補給装置制御手段
補給装置制御手段C8は、補給制御回路D2を介して、トナーディスペンサー装置U3bを制御して、トナーカートリッジKy〜Kkから現像装置Gy〜Gkへのトナーの補給を制御する。実施例1の補給装置制御手段C8は、補給量演算手段C7で導出された補給時間t1だけトナーディスペンサー装置U3bを作動させて、トナーの補給を行う。
C9:消耗情報記憶手段
消耗情報記憶手段C9は、トナーカートリッジKy〜Kkが交換されてからの補給時間t1の累積値である累積補給時間taを計時する累積時間計時手段C9Aと、トナーカートリッジKy〜Kkが交換されてからのピクセル値p1の累積値である総ピクセル値paを計数する総ピクセル計数手段C9Bとを有し、消耗品の一例としてのトナーカートリッジKy〜Kkの消耗に関する情報である消耗情報を記憶する。実施例1では、消耗情報として、累積補給時間taや総ピクセル値paに加え、累積印刷枚数や、形成された画像の平均画像密度、平均連続印刷枚数、単色印刷/多色印刷比率、使用媒体の大きさの頻度、温度や湿度等の使用環境、使用地域等の情報が記憶されている。
図5は横軸に残量を取り縦軸に累積補給時間を取った実施例1のトナーカートリッジの残量と累積補給時間との関係を示すグラフであり、図5Aは予測値と複数の画像形成装置の実際の変化とを示す一例の説明図、図5Bは残量が少なくなった状態で累積補給時間が急激な変化をする場合の一例の説明図である。
C10:本体予測手段
装置側予測手段の一例としての本体予測手段C10は、切替値記憶手段C10Aと、判別値記憶手段C10Bと、切替判別手段C10Cと、累積画素計数手段の一例としての累積ピクセル値計数手段C10Dと、第1の寿命予測手段の一例としての第1残量演算手段C10Eと、第2の寿命予測手段の一例としての第2残量演算手段C10Fと、を有する。前記本体予測手段C10は、複写機Uが管理サーバCOM1に接続されていない場合に、複写機Uの駆動時間の一例としての累積補給時間taに基づいて、トナーカートリッジKy〜Kkの寿命を予測する。
図5において、実施例1の本体予測手段C10は、複写機Uの作動に対応する第1の消耗情報の一例としての累積補給時間taに基づいて予測された第1の予測寿命の一例としての第1予測残量Z1と、第2の消耗情報としての後述する累積ピクセル値pbに基づいて予測された第2の予測寿命の一例としての第2予測残量Z2とのいずれかをトナーカートリッジKy〜Kkの寿命として予測する。実施例1の本体予測手段C10では、トナーカートリッジKy〜Kkの残量Zが、満杯の状態に対して残り10%より多い場合は、第1予測残量Z1をトナーカートリッジKy〜Kkの予測残量Zとし、残り10%以下の場合は第2予測残量Z2をトナーカートリッジKy〜Kkの予測残量Zとする。
C10A:切替値記憶手段
切替値記憶手段C10Aは、累積補給時間taおよび総ピクセル値p1の少なくとも一方と、トナーカートリッジKy〜Kkの予測寿命、すなわち残量Zの予測を、第1予測残量Z1と第2残量Z2とのいずれか一方から他方に切り替えるための閾値としての切替値の一例としての残り10%判別値tbを記憶する。実施例1の切替値記憶手段C10Aは、累積補給時間taに基づいて、残量Zの予測を予測残量Z1から第2残量Z2に切り替えるための閾値として、トナーカートリッジKy〜Kkの残量Zが、満杯の状態に対して残り10%であるか否かを判別するための残り10%判別値tbを記憶する。
C10B:判別値記憶手段
判別値記憶手段C10Bは、累積補給時間taおよび総ピクセル値p1の少なくとも一方と、トナーカートリッジKy〜Kkが寿命となる、すなわち、空になると予測される場合の判別を行うための判別値の一例としての空判別時間tcを記憶する。実施例1の判別値憶手段C10Bは、累積補給時間taに基づいて、トナーカートリッジKy〜Kkの残量Zが0%、すなわち空になる状況に対応する判別値としての空判別時間tcを記憶する。
C10C:切替判別手段
切替判別手段C10Cは、累積補給時間taと残り10%判別値tbとに基づいて、第1予測残量Z1と第2予測残量Z2とのいずれかをトナーカートリッジKy〜Kkの予測残量Zとするかを判別する。実施例1の切替判別手段C10Cでは、残り10%より多いと第1予測残量Z1を予測残量Zとし、残り10%以下になると第2予測残量Z2を予測残量Zとする。
C10D:累積ピクセル値計数手段
累積ピクセル値計数手段C10Dは、トナーカートリッジKy〜Kkの残量が10%以下になった場合に、10%以下になった以降のピクセル値p1の累積値である累積ピクセル値pbを計数する。
C10E:第1残量演算手段
第1残量演算手段C10Eは、累積補給時間taに基づいて、第1予測残量Z1を予測する。実施例1の第1残量演算手段C10Eは、累積補給時間taと、トナーカートリッジKy〜Kkが空になると予測される時期の累積補給時間taに対応する空判別時間tcとに基づいて、以下の式(1)から第1予測残量Z1が演算される。
Z1[%]=(1−ta/tc)×100 …式(1)
C10F:第2残量演算手段
第2残量演算手段C10Fは、累積ピクセル値pbに基づいて、第2予測残量Z2を予測する。実施例1の第2残量演算手段C10Fは、累積ピクセル値pbと、トナーカートリッジKy〜Kkの残量が残り10%になってから空になると予測される時期までの累積ピクセル値pbに対応する空判別ピクセル値pcとに基づいて、以下の式(2)から第2予測残量Z2が演算される。
Z2[%]=(0.1−pb/pc)×100 …式(2)
C11:情報送信判別手段
図4において、情報送信判別手段C11は、送信判別値記憶手段C11Aと、送信間隔記憶手段C11Bとを有し、接続されている管理サーバCOM1に対して、消耗情報を送信する時期になったか否かを判別する。
C11A:送信判別値記憶手段
送信判別値記憶手段C11Aは、累積補給時間taに基づいて、消耗情報を送信するか否かを判別するための送信判別値tdを記憶する。
C11B:送信間隔記憶手段
送信間隔記憶手段C11Bは、前記消耗情報を送信する間隔である送信間隔teを記憶する。実施例1の送信間隔teは、実験等により予め設定されており、一例として、トナー消費量10%相当分の累積補給時間ta対応する値に設定されている。
C12:消耗情報送信手段
消耗情報送信手段C12は、複写機Uが管理サーバCOM1に接続されている場合にトナーカートリッジKy〜Kkの前記消耗情報を、管理サーバCOM1に送信する。実施例1の消耗情報送信手段C12は、情報送信判別手段C11で消耗情報を送信する時期になった場合に、消耗情報を送信する。
C13:寿命情報受信手段
寿命情報受信手段C13は、切替値受信手段C13Aを有し、消耗情報送信手段C12が送信した消耗情報に応じて、管理サーバCOM1から送信される管理寿命情報を受信する。
C13A:切替値受信手段
切替値受信手段C13Aは、消耗情報送信手段C12が送信した消耗情報に応じて、管理サーバCOM1から送信される切替値の一例としての残り10%判別値tbを導出するために使用される補正値tfの情報である管理切替情報を受信する。
C14:予測寿命記憶手段
寿命記憶手段の一例としての予測寿命記憶手段C14は、トナーカートリッジKy〜Kkの予測寿命である残量Zの予測値を記憶する。
C15:空判別手段
寿命判別手段の一例としての空判別手段C15は、空判別センサSN0の検知結果に基づいて、トナーカートリッジKy〜Kkが空になったか否か、すなわち、寿命になったか否かを判別する。
C16:学習手段
学習手段C16は、適正範囲判別手段C16Aと、補正値演算手段C16Bと、補正係数記憶手段C16Cと、切替値演算手段C16Dと、空判別値演算手段C16Eとを有し、本体予測手段C10で予測された予測寿命の一例としての予測残量Zと、空判別手段C15で判別された寿命とに基づいて、予測残量Zの学習を行う。実施例1の学習手段C16は、予測残量Zの判別値の一例としての空判別時間tcの学習を行うと共に、切替値の一例としての残り10%判別値tbの学習を行う。すなわち、実施例1の学習手段C16では、実際の残量が0%になった際の予測残量Zの値のズレに基づいて、残り10%判別値tbや空判別値tcの学習を行うことで、次回のトナーカートリッジKyにおける高精度な予測残量Zの予測を行うための学習が行われる。
C16A:適正範囲判別手段
適正範囲判別手段C16Aは、残り10%判別値tbや空判別時間tcの学習をする場合に、累積補給時間taの値の範囲が、予め設定された適正な範囲に含まれているか否かを判別する。図5Aに示すように、トナーカートリッジKy〜Kkが空になったと判別された場合の累積補給時間taの範囲が、残量0と予測された際の累積補給時間、すなわち、空判別値tcに対して、ずれている範囲が予め設定された範囲Aの中に含まれているか否かを判別する。一方、図5Bの装置1に示すように、トナーカートリッジKy〜Kk内の残量が少なくなって、単位時間当たりに現像剤を搬送する量、いわゆる補給レートが小さく、不安定になると、低下した補給レートで低下前の補給レートと同様のトナー消費量を補うために、トナーディスペンサー装置U3bの駆動時間が急激に大きくなることがあるが、残り10%以降は累積ピクセル値pbに基づいて学習するため学習効果には問題ない。従って補給レートが低下して累積補給時間が大きくなる場合も含むように適正範囲Aを決める必要がある。適正範囲Aの範囲外の大きな誤差を含む場合に基づいて学習をすると学習効果が低下するため、実施例1では、累積補給時間taが適正範囲Aに含まれない場合には、学習を行わないようにしている。
C16B:補正値演算手段
補正値演算手段C16Bは、残り10%判別値tbや空判別時間tcを補正するための補正値tfを演算する。実施例1の補正値演算手段C16Bは、ピクセル値p1をピクセル値p1に対応する補給時間t1に換算する予め設定された時間換算計数Ctと、累積ピクセル値pbと、空判別ピクセル値pcと、に基づいて、以下の式(3)から補正値tfを導出する。
tf=(pb−pc)×Ct …式(3)
C16C:補正係数記憶手段
補正係数記憶手段C16Cは、残り10%判別値tbを補正する場合に使用される補正係数Chを記憶する。実施例1の補正係数Chは、0より大きく1未満の数値に設定されており、実施例1では、Ch=0.5に設定されている。すなわち、残り10%判別値tbを補正する場合に、補正値tfをそのまま適用すると、バラツキにより補正しすぎになってしまい、補正の度に残り10%判別値tbの値の変動が大きくなる可能性があるが、補正係数Chを使用することで、補正値tfによる補正しすぎを低減し、残り10%判別値tbの値の変動を小さくすることが可能になっている。
C16D:切替値演算手段
切替値演算手段C16Dは、前記補正値tfおよび補正係数Chに基づいて、残り10%判別値tbの演算を行う。実施例1の切替値演算手段C16Dは、管理サーバCOM1に接続されている場合には、切替値受信手段C13Aが受信した補正値tfに基づいて、残り10%判別値tbの演算を行い、管理サーバCOM1に接続されていない場合には、補正値演算手段C16Bで演算された補正値tfに基づいて、残り10%判別値tbの演算を行う。実施例1の切替値演算手段C16Dは、以下の式(4)から残り10%判別値tbを演算する。
tb=tb+tf×Ch …式(4)
C16E:空判別値演算手段
寿命演算手段の一例としての空判別値演算手段C16Eは、前記補正値tfに基づいて、寿命情報の一例としての空判別時間tcの演算を行う。実施例1の空判別演算手段C16Eは、管理サーバCOM1に接続されている場合には、切替値受信手段C13Aが受信した補正値tfに基づいて、補正値tfから導出された残り10%判別値tbと、残り10%判別値tbから空判別時間tcを演算するための算出係数Cδとから、空判別時間tcの演算がされる。また、複写機Uが管理サーバCOM1に接続されていない場合には、補正値演算手段C16Bで演算された補正値tfに基づいて導出された残り10%判別値tbと、前記算出係数Cδとから、空判別時間tcの演算がされる。すなわち、実施例1の空判別演算手段C16Eでは、トナー使用量90%相当の残り10%判別値tbに対して、トナー使用量100%相当の空判別時間tcを演算するための算出係数Cδを使用して、以下の式(5)から空判別時間tcを演算する。
tc=tb×Cδ …式(5)
C17:寿命更新手段
寿命更新手段C17は、残量更新手段C17Aと、切替値更新手段C17Bと、空判別値更新手段C17Cとを有し、トナーカートリッジKyの寿命に関する情報の更新を行う。実施例1の寿命更新手段C17は、管理サーバCOM1に接続されている場合には、トナーカートリッジKyの寿命を前記管理寿命情報に基づいて更新すると共に、管理サーバCOM1に接続されていない場合には、トナーカートリッジKyの寿命を前記学習手段C16で学習された予測寿命Zに基づいて更新する。
C17A:残量更新手段
残量更新手段C17は、予測寿命記憶手段C14に記憶された残量Zを更新する。実施例1の残量更新手段C17は、管理サーバCOM1に接続されている場合には、寿命情報受信手段C13が受信した管理寿命情報に基づいて、予測寿命記憶手段C14に記憶された予測寿命の一例としての予測残量Zを更新する。また、管理サーバCOM1に接続されていない場合には、本体予測手段C10で予測された予測寿命Z1,Z2に基づいて、予測寿命記憶手段C14に記憶された予測寿命の一例としての予測残量Zを更新する。
C17B:切替値更新手段
切替値更新手段C17Bは、切替値記憶手段C10Aに記憶されている切替値の一例としての残り10%判別値tbを、前記切替値演算手段C16Dで演算された残り10%判別値tbに更新する。したがって、実施例1の切替値更新手段C17Bは、管理サーバCOM1に接続されている場合には、切替値記憶手段C10Aに記憶されている残り10%判別値tbを、切替値受信手段C13Aが受信した管理寿命情報に含まれる補正値tfに基づいて演算された残り10%判別値tbに更新すると共に、管理サーバCOM1に接続されていない場合には、残り10%判別値tbを、累積ピクセル値pbに基づいて補正値演算手段C16Bで演算、学習された補正値tfから導出された残り10%判別値tbに更新する。
C17C:空判別値更新手段
空判別値更新手段C17Cは、トナーカートリッジKy〜Kkが空になると予測される時期の累積補給時間taに対応する空判別時間tcを更新する。実施例1の空判別値更新手段C17Cは、空判別演算手段C16Eで演算された空判別時間tcに更新する。したがって、実施例1の空判別値更新手段C17Cは、管理サーバCOM1に接続されている場合には、空判別時間tcを、切替値受信手段C13Aが受信した管理寿命情報に含まれる補正値tfに基づいて演算された空判別時間tcに更新すると共に、管理サーバCOM1に接続されていない場合には、累積ピクセル値pbに基づいて補正値演算手段C16Bで演算、学習された補正値tfから導出された空判別時間tcに更新する。
C18:交換検知手段
交換検知手段C18は、トナーカートリッジKy〜Kkが交換されたか否かを判別する。実施例1の交換検知手段C18は、空検知センサSN0の検知結果に基づいて、空と判別されていたトナーカートリッジKy〜Kkからトナーディスペンサー装置U3bに流入したことが検知されると、トナーカートリッジKy〜Kkが交換されたと判別する。なお、実施例1の交換検知手段C18は、トナーカートリッジKy〜Kkに搭載された記憶媒体、いわゆるメモリに格納された情報に基づいて、トナーカートリッジKy〜Kkが未使用状態、いわゆる新品であるか、使用途中の状態であるか、あるいは、空の状態であるかについても合わせて判別する。なお、トナーカートリッジKy〜Kkのメモリには、未使用、使用中、空のいずれかを判別する情報に加えて、予測残量Zや累積補給時間ta、総ピクセル値pa、累積ピクセル値pb、送信判別値td等のトナーカートリッジKy〜Kkの使用状況に関する情報が記憶されており、複写機Uの使用中に、情報が更新される度に、更新される。
(管理サーバの制御部の説明)
図6は本発明の実施例1の管理装置の制御部分が備えている各機能を機能ブロック図で示した図である。
図6において、実施例1の管理サーバCOM1は、情報処理装置、いわゆるコンピュータ装置により構成されており、外部との信号の入出力、および、入出力信号レベルの調節等を行うI/O、必要な処理を実行するためのプログラム、および、データ等が記憶されたROM、必要なデータを一時的に記憶するためのRAMや、HDD、前記ROMや、前記HDDに記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU等を有しており、前記ROMに記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(装置本体H1に接続された信号入力要素)
管理サーバCOM1の装置本体H1には、キーボードH3やマウスH4等の信号出力要素からの出力信号が入力されている。
(装置本体H1に接続された被制御要素)
装置本体H1は、ディスプレイH2の制御信号を出力し、ディスプレイH2に画像を表示する。
(装置本体H1の機能)
装置本体H1の統計予測プログラムPRGは、前記信号出力要素からの入力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を有している。すなわち、統計予測プログラムPRGは次の機能を有している。
C101:消耗情報受信手段
消耗情報受信手段C101は、管理サーバCOM1に接続された複写機Uから送信された消耗情報を受信し、記憶する。
C102:統計データベース
寿命情報記憶手段の一例であって切替補正情報記憶手段の一例としての統計データベースC102は、ネットワークNを介して接続された複数の画像形成装置U,Vから送信された消耗情報とトナーカートリッジKy〜Kkの寿命、すなわち空と判別された際の消耗情報とに基づいて、消耗情報からトナーカートリッジKyの寿命を導出するための管理寿命情報を記憶する。実施例1の統計データベースC102は、ネットワークNを介して接続された複数の画像形成装置U,Vから送信された消耗情報とトナーカートリッジKy〜Kkが空と判別された際の消耗情報とに基づいて、消耗情報から残り10%補正値tbを補正するための切替補正情報の一例としての補正値tfを管理寿命情報の一つとして記憶する。また、実施例1の統計データベースC102は、複数の画像形成装置U,Vの消耗情報とトナーカートリッジKy〜Kkが空と判別された際の消耗情報とに基づいて、消耗情報から予測残量Zを導出するための寿命予測情報を前記管理寿命情報の一つとしてを記憶する。すなわち、実施例1の統計データベースC102は、累積補給時間taや総ピクセル値pa、累積印刷枚数、形成された画像の平均画像密度、平均連続印刷枚数、単色印刷/多色印刷比率、使用媒体の大きさの頻度、温度や湿度等の使用環境、使用地域等を含む消耗情報に対する補正値tf、予測残量Zの統計的なデータを記憶している。
C103:管理寿命導出手段
寿命導出手段の一例としての管理寿命導出手段C103は、統計予測手段C103Aと、切替導出手段C103Bとを有し、消耗情報受信手段C101が受信した前記消耗情報と統計データベースC102に記憶された管理寿命情報とに基づいて、消耗情報を送信した画像形成装置U,VのトナーカートリッジKyの寿命に関する情報を導出する。
C103A:統計予測手段
管理側予測手段の一例としての統計予測手段C103Aは、受信した消耗情報と統計データベースC102に記憶された寿命予測情報とに基づいて、消耗情報を送信した画像形成装置U,VのトナーカートリッジKy〜Kkの寿命を予測、すなわち予測残量Zを導出する。なお、受信した消耗情報に基づいて、統計的にトナーカートリッジKy〜Kkの予測残量Zを導出する方法は、例えば、特許文献1、4記載の技術が従来公知であり、種々の方法が採用可能であるので、詳細な説明は省略する。
C103B:切替導出手段
判別値導出手段の一例としての切替導出手段C103Bは、受信した消耗情報と統計データベースC102に記憶された補正値tfの情報とに基づいて、消耗情報を送信した画像形成装置U,Vの残り10%判別値tbや空判別時間tcを導出する。実施例1の切替導出手段C103Bは、残り10%判別値tbや空判別時間tcを直接導出するのではなく、残り10%判別値tbや空判別時間tcを導出するために間接的に必要となる補正値tfを統計的に取得する。なお、補正値tfの統計的に導出する方法は、統計予測手段C103Aと同様に行うことが可能であり、詳細な説明は省略する。なお、実施例1の統計データベースC102では、受信した消耗情報と、導出された補正値tfとに基づいて、記憶されている補正値tfや残量Zの情報が学習、更新され、次回以降の残量Zの予測や補正値tfの導出に利用される。
C104:寿命情報送信手段
寿命情報送信手段C104は、切替値送信手段C104Aを有し、統計予測手段C103Aで予測された予測残量Zの情報を、管理サーバCOM1で予測された寿命情報である管理寿命情報として、消耗情報を送信した画像形成装置U,Vに送信する。
C104A:切替値送信手段
切替値送信手段C104Aは、切替導出手段C103Bで導出された補正値tfを、管理サーバCOM1で演算された切替値に関する情報である管理切替値情報として消耗情報を送信した画像形成装置U,Vに送信する。
(実施例1の流れ図の説明)
次に、実施例1の画像形成装置Uの処理の流れを流れ図、いわゆるフローチャートを使用して説明する。
(システム接続判別処理のフローチャートの説明)
図7は実施例1のシステム接続判別処理のフローチャートである。
図7のフローチャートの各ST:ステップの処理は、複写機UのコントローラCのハードディスク等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理はプリンタUの他の各種処理と並行して並列処理で実行される。
図7に示すフローチャートは複写機Uの電源が投入された時に開始される。
図7のST1において、複写機Uが管理システムSYSに接続されているか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST2に進み、ノー(N)の場合はST3に進む。
ST2において、本体予測フラグFL1を「0」とし、ST1に戻る。
ST3において、本体予測フラグFL1を「1」とし、ST1に戻る。
(現像剤残量予測処理のフローチャートの説明)
図8は実施例1の現像剤残量予測処理のフローチャートである。
図8のフローチャートの各ST:ステップの処理は、複写機UのコントローラCのハードディスク等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理はプリンタUの他の各種処理と並行して並列処理で実行される。なお、以下の処理は、Y,M,C,Kの各色毎に同様の処理が実行されるため、Y色のみについて説明をし、その他の色については図示や説明は省略する。
図8に示すフローチャートは複写機Uの電源が投入された時に開始される。
図8のST11において、画像形成動作であるジョブが開始されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST12に進み、ノー(N)の場合はST11を繰り返す。
ST12において、潜像形成装置ROSyで書き込まれる潜像のピクセルp1をカウントする。そして、ST13に進む。
ST13において、トナー濃度センサSN1の検出信号に基づいて、現像装置Gyのトナー濃度をそれぞれ検知する。そして、ST14に進む。
ST14において、ピクセル値p1および検出されたトナー濃度に基づいて、トナー補給時間t1を算出する。そして、ST15に進む。
ST15において、次の処理(1)〜(3)を実行して、ST16に進む。
(1)累積補給時間taに補給時間t1を加算する。すなわち、ta=ta+t1とする。
(2)トナー補給時間t1だけ補給を実行する。
(3)総ピクセル値paにピクセル値p1を加算する。すなわち、pa=pa+p1とする。
ST16において、本体予測フラグFL1が「1」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST17に進み、ノー(N)の場合はST25に進む。
ST17において、累積補給時間taが残り10%判別値tb以上であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST18に進み、ノー(N)の場合はST20に進む。
ST18において、残量が10%以下における累積ピクセル値pbにピクセル値p1を加算する。すなわち、pb=pb+t1とする。そして、ST19に進む。
ST19において、残量が10%以下における累積ピクセル値pbに基づいて、トナー残量Zを演算する。すなわち、Z=Z2=(0.1−pb/pc)×100を演算する。そして、ST21に進む。
ST20において、累積補給時間taに基づいてトナー残量Zを演算する。すなわち、Z=Z1=(1−ta/tc)×100を演算する。そして、ST21に進む。
ST21において、トナー残量Z1,Z2が0以上であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST22に進み、イエス(Y)の場合はST23に進む。
ST22において、トナー残量Z1,Z2がマイナスの値であるので、Z1=0とする。そして、ST23に進む。
ST23において、表示部UIにトナー残量Z1またはZ2を表示する。そして、ST24に進む。
ST24において、ジョブが終了したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST12に戻り、イエス(Y)の場合はST11に戻る。
ST25において、累積補給時間taが送信判別値td以上であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST26に進み、ノー(N)の場合はST24に進む。
ST26において、残量判別情報を管理装置に送信する。そして、ST27に進む。
ST27において、送信判別値tdに送信間隔teを加算する。すなわち、td=td+teとする。そして、ST24に進む。
(切替値学習処理のフローチャートの説明)
図9は実施例1の切替値学習処理のフローチャートである。
図9のフローチャートの各ST:ステップの処理は、複写機UのコントローラCのハードディスク等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は複写機Uの他の各種処理と並行して並列処理で実行される。なお、以下の処理は、Y,M,C,Kの各色毎に同様の処理が実行されるため、Y色のみについて説明をし、その他の色については図示や説明は省略する。
図9に示すフローチャートは複写機Uの電源が投入された時に開始される。
図9のST31において、トナーカートリッジKyが空になったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST32に進み、ノー(N)の場合はST31を繰り返す。
ST32において、本体予測フラグFL1が「1」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST33に進み、ノー(N)の場合はST41に進む。
ST33において、累積補正時間taは適正範囲Aの範囲内であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST34に進み、ノー(N)の場合はST31に戻る。
ST34において、式(3)に基づいて補正時間tf=(pb−pc)×Ctを演算する。そして、ST35に進む。
ST35において、式(4)に基づいて残り10%判別値tb=tb+tf×Chを演算する。そして、ST36に進む。
ST36において、残り10%判別値tbが予め設定された残り10%判別値tbの上限値tb1以上であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST37に進み、ノー(N)の場合はST38に進む。
ST37において、残り10%判別値tbを上限値tb1とし、ST40に進む。
ST38において、残り10%判別値tbが予め設定された残り10%判別値tbの下限値tb2以下であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST39に進み、ノー(N)の場合はST40に進む。
ST39において、残り10%判別値tbを下限値tb2とし、ST40に進む。
ST40において、式(5)に基づいて空判別時間tc=tb×Cδを演算し、更新する。そして、ST31に戻る。
ST41において、接続された管理サーバCOM1に対して、消耗情報を送信する。そして、ST42に進む。
ST42において、管理サーバCOM1から消耗情報に応じて送信された補正値tfを受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST35に進み、ノー(N)の場合はST42を繰り返す。
(交換検知処理のフローチャートの説明)
図10は実施例1の交換検知処理のフローチャートである。
図10のフローチャートの各ST:ステップの処理は、複写機UのコントローラCのハードディスク等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は複写機Uの他の各種処理と並行して並列処理で実行される。なお、以下の処理は、Y,M,C,Kの各色毎に同様の処理が実行されるため、Y色のみについて説明をし、その他の色については図示や説明は省略する。
図10に示すフローチャートは複写機Uの電源が投入された時に開始される。
図10のST51において、トナーカートリッジKyが交換されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST52に進み、ノー(N)の場合はST51を繰り返す。
ST52において、トナーカートリッジKyの記憶媒体、すなわち、メモリに記憶された情報に基づいて、交換されたトナーカートリッジKyが未使用のトナーカートリッジKy、すなわち、新しいトナーカートリッジKyであるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST53に進み、ノー(N)の場合はST54に進む。
ST53において、次の処理(1)〜(4)を実行し、ST51に戻る。
(1)累積補給時間taを0に初期化する。すなわちta=0とする。
(2)総ピクセル値paを0に初期化する。すなわちpa=0とする。
(3)累積ピクセル値pbを0に初期化する。すなわちpb=0とする。
(4)送信判別値tdを0に初期化する。すなわち、td=0とする。
ST54において、交換されたトナーカートリッジKyのメモリに記憶された情報に基づいて、コントローラCの累積補給時間ta、総ピクセル値pa、累積ピクセル値pb、送信判別値tdを更新する。そして、ST51に戻る。
(統計的な残量予測処理のフローチャートの説明)
図11は実施例1の統計的な残量予測処理のフローチャートである。
図11のフローチャートの各ST:ステップの処理は、管理サーバCOM1の装置本体H1のハードディスク等に記憶された統計予測プログラムPRGに従って行われる。また、この処理は管理サーバCOM1の他の各種処理と並行して並列処理で実行される。
図11に示すフローチャートは統計予測プログラムPRGが起動された場合に開始される。
図11のST61において、画像形成装置U,Vから送信された消耗情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST62に進み、ノー(N)の場合はST61を繰り返す。
ST62において、統計的な残量予測処理および切替値導出処理が実行され、統計的な予測残量Zや補正値tfが演算、算出される。そして、ST63に進む。
ST63において、得られた予測残量Zや補正値tfを、消耗情報を送信した画像形成装置U,Vに送信する。そして、ST61に戻る。
(予測残量表示処理のフローチャートの説明)
図12は実施例1の予測残量表示処理のフローチャートである。
図12のフローチャートの各ST:ステップの処理は、複写機UのコントローラCのハードディスク等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は複写機Uの他の各種処理と並行して並列処理で実行される。なお、以下の処理は、Y,M,C,Kの各色毎に同様の処理が実行されるため、Y色のみについて説明をし、その他の色については図示や説明は省略する。
図12に示すフローチャートは複写機Uの電源が投入された時に開始される。
図12のST71において、管理サーバCOM1から送信された予測残量Zを受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST72に進み、ノー(N)の場合はST71を繰り返す。
ST72において、受信した予測残量Zを表示部UI3に表示する。そして、ST71に戻る。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の複写機Uでは、複写機UがネットワークNに接続されて、管理サーバCOM1と情報の送受信が可能な状態では、複写機UのトナーカートリッジKy〜Kkの残量Zが、管理サーバCOM1において、統計的な情報に基づいて予測され、更新される。そして、トナーカートリッジKy〜Kkが空になると、複写機Uの補給モータM2のロット差や組立のばらつき、トナーのロット差等の要因による、複写機Uで個体差が把握でき、統計的な情報との差から、予測残量Zがずれている場合には、補正値tfが導出され、複写機Uの残り10%判別値tbや空判別値tcが補正される。
複写機UがネットワークNに接続されていなかったり、ネットワークNから離脱したり、管理サーバCOM1が起動されていない場合等では、複写機UのトナーカートリッジKy〜Kkの残量Zが、本体予測手段C10で予測される。そして、トナーカートリッジKy〜Kkが空になると、複写機Uの個体差と使用された残り10%判別値tbや空判別値tcから、予測残量Zがずれている場合には、補正値tfが導出され、複写機Uの残り10%判別値tbや空判別時間tcが学習、更新される。
したがって、実施例1の複写機Uでは、管理サーバCOM1に接続されているか否かに応じて、複数の画像形成装置からの複数の消耗情報から統計的に高精度な予測が可能な管理サーバCOM1、または、個体差に適した直接導出可能な複写機Uで残量Zの予測が実行される。よって、複写機Uの状況に応じた残量の予測が可能になっており、残量の予測の精度が向上している。
また、管理サーバCOM1に接続されているか否かに応じて、複数の画像形成装置からの複数の消耗情報から統計的に高精度な予測が可能な管理サーバCOM1、または、個体差に適した直接導出可能な複写機Uで、補正値tfが導出され、残り10%判別値tb、空判別時間tcの学習が行われる。よって、残り10%判別値tb、空判別時間tcが、接続状況に応じて随時最適な値に更新されており、残り10%判別値tbおよび空判別時間tcを使用する残量Zの予測の精度が向上している。
また、複写機Uが管理サーバCOM1に接続されている場合には、管理サーバCOM1から送信された予測残量Zや補正値tfが使用されており、複写機Uで予測残量Zや補正値tfは演算されていない。したがって、二重に残量の予測や補正値tfを使用した補正を行うことが回避されている。
さらに、実施例1では、補正係数Chを使用しており、バラツキによる補正時の補正しすぎが抑えられており、残り10%判別値tb、空判別時間tcの予測の精度が向上している。
また、実施例1では、トナーカートリッジKy〜Kkの予測残量Zが残り10%になるまでは累積補給時間taで残量の予測を行い、残り10%からは累積ピクセル値pbを使用して残量の予測が行われている。したがって、トナーが十分にあって補給レートが安定し且つ累積ピクセル値pbよりも精度が高い傾向にある累積補給時間taを使用して予測が行われると共に、トナーが少なくなって補給レートが不安定になりやすい状態になると累積ピクセル値pbが使用されて予測が行われており、累積補給時間taのみや累積ピクセル値pbのみを使用する場合に比べて、残量Zの予測の精度が向上している。
次に、本発明の実施例2の説明をするが、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
(実施例2の制御部の説明)
図13は実施例2の画像形成装置の制御部分が備えている各機能を機能ブロック図で示した図であり、実施例1の図3に対応する図である。
図14は本発明の実施例2の画像形成装置の制御部分が備えている各機能を機能ブロック図で示した図であり、図13の続きの図である。
図13、図14において、実施例2のコントローラCでは、実施例1の接続判別手段C6および切替値更新手段C17Bに替えて、接続判別手段C6′および切替値更新手段C17B′を有し、交換計数手段C19が追加されている以外は実施例1と同様である。
C19:交換計数手段
交換計数手段C19は、トナーカートリッジKy〜Kkの交換回数N1を計数する。
C6′:接続判別手段
実施例2の接続判別手段C6′は、回数判別手段C6Aと、本体予測フラグFL1とを有し、ネットワークNを介して管理サーバCOM1に複写機Uが接続されているか否かを判別する。
C6A:回数判別手段
回数判別手段C6Aは、交換回数N1が予め設定された統計判別回数Na以下であるか否かを判別する。なお、実施例2では、統計判別回数Naが、一例としてNa=1に設定されている。
C17B′:切替値更新手段
実施例2の切替値更新手段C17B′は、複写機Uが管理サーバCOM1に接続され且つ前記交換回数N1が統計判別回数Na以下である場合には切替値受信手段C13Aが受信した補正値tfの情報に基づいて残り10%判別値tbを更新すると共に、管理サーバCOM1に接続され且つ交換回数N1が統計判別回数Naより大きい場合または管理サーバCOM1に接続されていない場合には切替値学習手段C16で学習された残り10%判別値tbに基づいて残り10%判別値tbを更新する。
したがって、実施例2の寿命更新手段C17は、管理サーバCOM1に接続され且つ交換回数N1が統計判別回数Na以下である場合には、トナーカートリッジKyの寿命を管理寿命情報に基づいて更新すると共に、管理サーバCOM1に接続され且つ交換回数N1が統計判別回数Naより大きい場合または管理サーバCOM1に接続されていない場合には、トナーカートリッジKyの寿命を学習手段C16で学習された予測残量Zに基づいて更新する。
(実施例2の流れ図の説明)
次に、実施例2のプリンタUの処理の流れを流れ図、いわゆるフローチャートを使用して説明する。
(実施例2のシステム接続判別処理のフローチャートの説明)
図15は実施例2のシステム接続判別処理のフローチャートであり、実施例1の図7に対応する図である。
図15において、実施例2のシステム接続判別処理では、実施例1のST1とST2の間に、次の処理ST4が実行される。
図15のST4において、交換回数N1が統計判別回数Na以下であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST2に進み、ノー(N)の場合はST3に進む。
(実施例2の交換検知処理のフローチャートの説明)
図16は実施例2の交換検知処理のフローチャートであり、実施例1の図10に対応する図である。
図16において、実施例2の交換検知処理では、実施例1のST53に替えて、次の処理ST53′が実行される。
図16のST53′において、次の処理(1)〜(5)が実行され、ST51に戻る。
(1)累積補給時間taを0に初期化する。すなわちta=0とする。
(2)総ピクセル値paを0に初期化する。すなわちpa=0とする。
(3)累積ピクセル値pbを0に初期化する。すなわちpb=0とする。
(4)送信判別値tdを0に初期化する。すなわち、td=0とする。
(5)交換回数N1を1加算する。すなわち、N1=N1+1とする。
(実施例2の作用)
前記構成を備えた実施例2の複写機Uでは、複写機Uが管理サーバCOM1に接続されている場合、交換回数N1が統計判別回数Na以下では、管理サーバCOM1の統計的な残量Zの予測および補正値tfの補正が行われる。一方、管理サーバCOM1に接続されていても、交換回数N1が統計判別回数Naより大きくなると、複写機Uで個体差に応じた残量Zの予測および補正値tfの補正が行われる。
したがって、トナーカートリッジKy〜Kkの交換回数N1が少ない状態では、蓄積された情報が多く、精度が高いものと考えられる管理サーバCOM1側の統計的なデータを使用して残量予測や学習が行われ、交換回数N1がある程度蓄積されると、個体差に応じて複写機U側で残量Zの予測及び補正値tfの学習が行われる。よって、更に残量Zの予測の精度が向上している。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H013)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例として複写機Uを例示したが、これに限定されず、プリンタ、FAX、あるいはこれら複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。また、多色現像の画像形成装置に限定されず、単色、いわゆるモノクロの画像形成装置により構成することも可能である。
(H02)前記実施例において、ネットワークNの接続に応じて、残量Zの予測や残り10%判別値tb、空判別時間tcの補正を行うことが望ましいが、残量Zの予測のみや残り10%判別値tb、空判別時間tcの学習のみを行うようにすることも可能である。
(H03)前記実施例において、残り10%判別値tb、空判別時間tcを演算するための補正値tfを管理サーバCOM1から画像形成装置U,Vに送信することで、間接的に残り10%判別値tb、空判別時間tcの情報を送信して、画像形成装置U,Vにおいて残り10%判別値tb、空判別時間tcを演算したが、この構成に限定されず、管理サーバCOM1で残り10%判別値tb、空判別時間tcを直接演算して、画像形成装置U,Vに送信することも可能である。
(H04)前記実施例において、補正係数Chを使用することが望ましいが、省略することも可能である。またトナーカートリッジ交換回数に応じて補正係数Chを変更しても良く、例えば、トナーカートリッジ交換回数が増えるに伴い補正係数Chを小さくすることで、初期のカートリッジにおける学習効果を大きくすることも可能である。
(H05)前記実施例において、例示した具体的な数値等は、設計や仕様等に応じて、適宜変更可能である。
(H06)前記実施例において、補給制御は、実施例に例示した方法に限定されず、従来公知の任意の方法とすることが可能である。すなわち、ピクセル値のみで補給制御を実行したり、トナー濃度N1のみで補給制御をすることも可能である。
(H07)前記実施例において、トナーカートリッジTCの残量Zの予測は、トナーディスペンサー装置U3bの累積補給時間taに基づいて予測する構成を例示したが、この構成に限定されず、トナーカートリッジTCのトナーの消費量、補給量に連動するパラメータ、例えば、印刷枚数や感光体PRの回転数や、トナーカートリッジTCが装着されてからのトナー補給回数等、任意のパラメータを使用可能である。同様に、トナー消費量に連動する値として、ピクセル値pbに限定されず、画像面積率や潜像形成装置ROSのLEDの点灯時間等をパラメータとして使用することも可能である。
(H08)前記実施例において、切替値の一例として、残量Zの残り10%で切り替えるための残り10%判別値tbを例示したが、これに限定されず、残り15%等、任意の数値に変更可能である。
(H09)前記実施例において、トナーカートリッジKy〜Kkの空の判別は、空検知センサSN0を使用して判別したが、この構成に限定されず、印刷された画像を作業者が目視して濃度低下を検知した場合や、感光体Py〜Pkや中間転写ベルトB表面の画像濃度を検知する濃度センサを使用したり、現像装置Gy〜Gk内のトナー濃度センサSN1が予め設定された濃度よりも低い濃度を検知した場合等で、判別を行うことが可能である。
(H010)前記実施例において、空判別時間tcを残り10%判別値tbから演算する構成を例示したが、この方法に限定されず、例えば、トナーカートリッジKy〜Kkが空になった際の累積補給時間taを、次回のトナーカートリッジKy〜Kkの空判別時間tcとして採用したり、多数回交換している場合は、過去の累積補給時間taの平均を空判別時間tcとしたりすること等も可能である。
(H011)前記実施例において、残量Zの予測を、累積補給時間taと累積ピクセル値pbとを使用して行ったが、設計や仕様等により、累積補給時間taや累積ピクセル値pbの一方の精度が高い場合には、一方のみを使用して予測することも可能である。例えば、累積補給時間taのみで残量予測を行う場合、学習、補正する閾値は、空判別時間tcのみとすることが可能である。
なお、実施例とは逆に、残量が多い期間は累積ピクセル値pbを使用し、残量が少なくなると累積補給時間taを使用する構成も不可能ではない。
(H012)前記実施例において、トナーカートリッジKy〜Kkの残量Zを、累積補給時間taを使用して予測するための閾値である残り10%判別値tbや空判別時間tcを学習して補正していく構成を例示したが、これに限定されず、累積補給時間taとは異なるパラメータ、例えば、累積ピクセル値を使用した場合には、累積ピクセル値だけで残量予測((1−累積ピクセル値/空判別用の累積ピクセル値)×100)を行い、累積ピクセル値に対応する閾値である空判別用の累積ピクセル値を学習、補正する構成とすることも可能である。
(H013)前記実施例において、残り10%判別値tbと空判別時間tcの両方を学習することが望ましいが、一方のみを学習する構成とすることも可能である。
C6,C6′…接続判別手段、
C6A…回数判別手段、
C10…予測手段、
C10C…切替判別手段、
C10E…第1の寿命予測手段、
C10F…第2の寿命予測手段、
C12…消耗情報送信手段、
C13…寿命情報受信手段、
C15…寿命判別手段、
C16…学習手段、
C17…寿命更新手段、
C19…交換計数手段、
C101…消耗情報受信手段、
C102…寿命情報記憶手段、
C103…寿命導出手段、
C104…寿命情報送信手段、
COM1…管理装置、
Ky,Km,Kc,Kk…消耗品、
N1…交換回数、
Na…統計判別回数、
pb…第2の消耗情報、
SYS…消耗品管理システム、
ta…第1の消耗情報、
tb…切替値、
U,V…画像形成装置、
Z1…第1の寿命、
Z2…第2の寿命。

Claims (4)

  1. 画像形成装置の作動に対応する消耗情報に基づいて、前記画像形成装置に着脱される消
    耗品の寿命を予測する予測手段と、
    画像形成装置に着脱される消耗品の交換時期を管理する管理装置に接続されているか否
    かを判別する接続判別手段と、
    前記消耗情報を、前記画像形成装置の外部にある前記管理装置に送信する消耗情報送信
    手段と、
    前記消耗情報に基づいて前記管理装置から送信された管理寿命情報を受信する寿命情報
    受信手段と、
    前記消耗品の寿命になったか否かを判別する寿命判別手段と、
    前記予測手段で予測された予測寿命と前記寿命判別手段で判別された寿命とに基づいて
    、予測寿命の学習を行う学習手段と、
    前記消耗品の交換回数を計数する交換計数手段と、
    前記交換回数が、予め設定された統計判別回数以下であるか否かを判別する回数判別手
    段と、
    前記管理装置に接続され且つ前記交換回数が前記統計判別回数以下である場合には、前
    記消耗品の寿命を前記管理寿命情報に基づいて更新すると共に、前記管理装置に接続され
    且つ前記交換回数が前記統計判別回数より大きい場合、および、前記管理装置に接続されていない場合には、前記消耗品の寿命を前記学習手段で学習された予測寿命に基づいて更新する寿命更新手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記予測手段で予測された予測寿命と前記寿命判別手段で判別された寿命とに基づいて
    、前記消耗品の寿命になると予測される場合に対応する前記予測寿命の判別値の学習を行
    うことにより、前記予測寿命の学習を行う前記学習手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置の作動に対応する第1の消耗情報に基づいて寿命を予測する第1の寿
    命予測手段と、前記画像形成装置の作動に対応し且つ前記第1の消耗情報とは異なる第2
    の消耗情報に基づいて寿命を予測する第2の寿命予測手段と、を有し、前記第1の寿命予
    測手段で予測された第1の予測寿命と前記第2の寿命予測手段で予測された第2の予測寿
    命とのいずれかを前記消耗品の寿命として予測する前記予測手段と、
    前記消耗品の寿命の予測を前記第1の寿命と前記第2の寿命とのいずれか一方から他方
    に切り替えるための切替値に基づいて、前記第1の寿命と前記第2の寿命とのいずれを消
    耗品の寿命とするかを判別する切替判別手段と、
    前記消耗情報に基づいて前記管理装置から送信された前記切替値の情報を含む前記管理
    寿命情報を受信する前記寿命情報受信手段と、
    前記予測手段で予測された寿命と前記寿命判別手段で判別された寿命とに基づいて、前
    記切替値の学習を行うことにより前記予測寿命の学習を行う前記学習手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 消耗品が着脱される画像形成装置と、前記画像形成装置の外部にあって電気的に接続可
    能且つ前記画像形成装置の消耗品の寿命を管理する管理装置と、を備えた消耗品管理シス
    テムであって、
    前記画像形成装置の作動に対応する消耗情報に基づいて、前記画像形成装置に着脱さ
    れる消耗品の寿命を予測する予測手段と、
    画像形成装置に着脱される消耗品の交換時期を管理する管理装置に接続されているか
    否かを判別する接続判別手段と、
    前記消耗情報を、前記画像形成装置の外部にある前記管理装置に送信する消耗情報送
    信手段と、
    を有する前記画像形成装置と、
    前記画像形成装置から送信された前記消耗情報を受信する消耗情報受信手段と、
    複数の画像形成装置の前記消耗情報と前記消耗品の寿命とに基づいて前記消耗情報か
    ら前記消耗品の寿命を導出するための管理寿命情報を記憶する寿命情報記憶手段と、
    受信した前記消耗情報と前記管理寿命情報とに基づいて前記消耗情報を送信した画像
    形成装置の消耗品の寿命を導出する寿命導出手段と、
    前記寿命導出手段で導出された寿命である管理寿命情報を前記消耗情報を送信した画
    像形成装置に送信する寿命情報送信手段と、
    を有する前記管理装置と、
    前記消耗情報に基づいて前記管理装置から送信された管理寿命情報を受信する寿命情
    報受信手段と、
    前記消耗品の寿命になったか否かを判別する寿命判別手段と、
    前記予測手段で予測された予測寿命と前記寿命判別手段で判別された寿命とに基づい
    て、予測寿命の学習を行う学習手段と、
    前記消耗品の交換回数を計数する交換計数手段と、
    前記交換回数が、予め設定された統計判別回数以下であるか否かを判別する回数判別手段と、
    前記管理装置に接続され且つ前記交換回数が前記統計判別回数以下である場合には、前記消耗品の寿命を前記管理寿命情報に基づいて更新すると共に、前記管理装置に接続され且つ前記交換回数が前記統計判別回数より大きい場合、および、前記管理装置に接続されていない場合には、前記消耗品の寿命を前記学習手段で学習された予測寿命に基づいて更新する寿命更新手段と、
    を有する前記画像形成装置と、
    を備えたことを特徴とする前記消耗品管理システム。
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