JP3996243B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に係り、特に、トナーカートリッジ内のトナーエンプティの予告機能を有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機等の画像形成装置では、図示しない装置内部に円筒状であって、モータなどを介して所望の方向に回転可能に形成され、所望の電位に帯電されるとともに、光ビームが照射されることで光ビームが照射された領域の電位が変化することにより静電潜像が形成される光電変換素子すなわち感光体ドラムを有している。
【0003】
この感光体ドラムの周囲には、感光体ドラムに所望の電位を与える帯電チャージャー、感光体ドラムに、スキャナ等の読取手段からの画像信号あるいは印字信号、すなわち、複写あるいは出力すべき画像情報に応じてオン/オフされたレーザビーム(光ビーム)を出力するレーザユニットからのレーザビームによって上記感光体ドラムに形成された静電潜像に、可視化剤(現像剤)すなわちトナーを供給することで現像する現像器が配置されている。
【0004】
また、この現像器を介して現像された感光体ドラム上のトナー像を、用紙給送部から給送される用紙に転写させる転写チャージャー、このトナー像が転写された用紙を感光体ドラムから剥離する剥離チャージャー、感光体ドラムの表面に残ったトナーを除去するクリーナ、および感光体ドラム上に生じた電位の変化を次の画像形成のために消去する除電ランプなどが順に配置されている。
【0005】
ここで、クリーナと除電ランプとにより、いわゆるクリーナユニットが構成されている。
このような画像形成装置としては、現像器とクリーナユニットとが一体となって、装置内に装着されたり、装置外へ着脱され、現像器にトナーとキャリアとからなる2成分系の現像剤が装填されるようになっているものがある。
【0006】
この場合、現像剤としてのトナーを供給するために、トナーホッパーを用いる画像形成装置では、トナーホッパー内にトナーセンサをつけてトナーホッパー内のトナーの残量を検知することにより、トナーホッパー内のトナーエンプティの予告を行うようにしている。
【0007】
しかるに、トナーカートリッジを用いて現像剤としてのトナーを供給するタイプの画像形成装置では、トナーカートリッジにトナーセンサをつけると、トナーカートリッジをリサイクルすることができなくなってしまうと共に、コストアップにつながってしまうといった理由により、トナーカートリッジにトナーセンサをつけることによったトナーカートリッジ内のトナーの残量を直接的には検知を行っていない。
【0008】
すなわち、トナーカートリッジを用いて現像剤としてのトナーを供給するタイプの画像形成装置では、トナーカートリッジにトナーセンサをつけることなく、現像器側でキャリアとトナーから成る二成分現像剤中のトナー比濃度を検知することで消費されたトナーによる濃度低下を検知することにより、トナーカートリッジ内のトナーの残量を間接的に検知を行うようにしているだけである。
【0009】
したがって、トナーカートリッジ内のトナーエンプティの予告を行うようにはしていない。
また、トナーカートリッジ内のトナーエンプティの予告のために、トナーエンプティ履歴を記憶しているものはない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、トナーカートリッジを用いて現像剤としてのトナーを供給するタイプの画像形成装置では、トナーカートリッジにトナーセンサをつけると、トナーカートリッジをリサイクルすることができなくなってしまうと共に、コストアップにつながってしまうといった理由により、トナーカートリッジにトナーセンサをつけることによったトナーカートリッジ内のトナーの残量を直接的には検知を行っていない。
【0011】
そして、この種のトナーカートリッジを用いて現像剤としてのトナーを供給するタイプの画像形成装置では、トナーカートリッジにトナーセンサをつけることなく、現像器側でキャリアとトナーから成る二成分現像剤中のトナー比濃度を検知することで消費されたトナーによる濃度低下を検知することにより、トナーカートリッジ内のトナーの残量を間接的に検知を行うようにしているだけであり、トナーカートリッジ内のトナーエンプティの予告を行うようにはしていないとともに、トナーカートリッジ内のトナーエンプティの予告のために、トナーエンプティ履歴を記憶しているものはない。
【0012】
これは、トナーカートリッジ内にトナーセンサなどの電気部品をつけると、分解することができず、リサイクルすることができないとともに、消耗品であるトナーカートリッジ内にトナーセンサをつけると、ランニングコストが上がるためである。
【0013】
また、トナーカートリッジトナーカートリッジ内にトナーセンサをつけて、トナーカートリッジをリサイクルすることができるようにすると、さらに、ランニングコストが上がるためである。
【0014】
また、この種のトナーカートリッジを用いて現像剤としてのトナーを供給するタイプの画像形成装置では、トナーカートリッジ内のトナーエンプティになった時のトータルカウンタ値をユーザがメモしておくしかなく、トナーカートリッジ内のトナーエンプティの予告のために、トナー消費量の算出を行うことが難しかった。
【0015】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、トナーカートリッジ内のトナーエンプティの予告を簡便に行うために、現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度が規定値以下に低下した時に、上記トナーカートリッジ内のトナーがエンプティになったことを判断して上記トナーカートリッジの交換を促すとともに、トナーカートリッジ内のトナーエンプティが判断された時のトナー画像が転写された被画像形成媒体のトータルカウンタ値に基づいて上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値を演算して上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期を当該時期の所定期間前から自動的に予告開始するトナーエンプティ予告機能を有する画像形成装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題を解決するために、出力画像に対応した静電潜像が担持される像担持体と、トナーとキャリアとからなる二成分の現像剤を有する現像容器と、上記現像容器にトナーを供給するトナーカートリッジと、上記像担持体上の静電潜像を上記現像容器内のトナーにより顕像化する現像手段と、上記現像手段により顕像化されたトナー画像を被画像形成媒体に転写する転写手段と、上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度を検出するトナー比濃度検出手段と、上記トナー比濃度検出手段によって検出される上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度が規定値以下に低下した時に、上記トナーカートリッジ内のトナーがエンプティになったことを判断して上記トナーカートリッジの交換を促すとともに、上記トナーカートリッジ内のトナーエンプティが判断された時の上記転写手段によってトナー画像が転写された被画像形成媒体のトータルカウンタ値に基づいて、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値を演算して、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期を当該時期の所定期間前から自動的に予告開始するトナーエンプティ予告手段とから構成される画像形成装置が提供される。
【0017】
また、本発明によると、上記課題を解決するために、出力画像に対応した静電潜像が担持される像担持体と、トナーとキャリアとからなる二成分の現像剤を有する現像容器と、上記現像容器にトナーを供給するトナーカートリッジと、上記像担持体上の静電潜像を上記現像容器内のトナーにより顕像化する現像手段と、上記現像手段により顕像化されたトナー画像を被画像形成媒体に転写する転写手段と、上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度を検出するトナー比濃度検出手段と、上記トナー比濃度検出手段によって検出される上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度が規定値以下に低下した時に、上記トナーカートリッジ内のトナーがエンプティになったことを判断して上記トナーカートリッジの交換を促すとともに、上記トナーカートリッジ内のトナーエンプティが判断された時の上記転写手段によってトナー画像が転写された被画像形成媒体のトータルカウンタ値に基づいて、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値を演算して、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期を当該時期の所定期間前から自動的に予告開始するトナーエンプティ予告手段と、上記トナーエンプティ予告手段による予告演算のために用いられる被画像形成媒体のトータルカウンタ値、次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値、所定の設定値及び計算値データをストアする記憶手段とから構成される画像形成装置が提供される。
【0018】
また、本発明によると、上記課題を解決するために、出力画像に対応した静電潜像が担持される像担持体と、トナーとキャリアとからなる二成分の現像剤を有する現像容器と、上記現像容器にトナーを供給するトナーカートリッジと、上記像担持体上の静電潜像を上記現像容器内のトナーにより顕像化する現像手段と、上記現像手段により顕像化されたトナー画像を被画像形成媒体に転写する転写手段と、上記現像容器の二成分の現像剤におけるトナー比濃度を検出するトナー比濃度検出手段と、上記トナー比濃度検出手段によって検出される上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度が規定値以下に低下した時に、上記トナーカートリッジ内のトナーがエンプティになったことを判断して上記トナーカートリッジの交換を促すとともに、上記トナーカートリッジ内のトナーエンプティが判断された時の上記転写手段によってトナー画像が転写された被画像形成媒体のトータルカウンタ値に基づいて、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値を演算して、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期を当該時期の所定期間前から自動的に予告開始するトナーエンプティ予告手段と、上記トナーエンプティ予告手段による予告演算のために用いられる被画像形成媒体のトータルカウンタ値、次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値、所定の設定値及び計算値データをストアする記憶手段と、上記記憶手段を初期化する初期化手段とから構成され、上記初期化手段は、1回目のエンプティ時期、エンプティ予告表示する期間、初期のトナー消費量を設定することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0019】
また、本発明によると、上記課題を解決するために、出力画像に対応した静電潜像が担持される像担持体と、トナーとキャリアとからなる二成分の現像剤を有する現像容器と、上記現像容器にトナーを供給するトナーカートリッジと、上記像担持体上の静電潜像を上記現像容器内のトナーにより顕像化する現像手段と、上記現像手段により顕像化されたトナー画像を被画像形成媒体に転写する転写手段と、上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度を検出するトナー比濃度検出手段と、上記トナー比濃度検出手段によって検出される上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度が規定値以下に低下した時に、上記トナーカートリッジ内のトナーがエンプティになったことを判断して上記トナーカートリッジの交換を促すとともに、上記トナーカートリッジ内のトナーエンプティが判断された時の上記転写手段によってトナー画像が転写された被画像形成媒体のトータルカウンタ値に基づいて、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値を演算して、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期を当該時期の所定期間前から自動的に予告開始するトナーエンプティ予告手段とから構成され、上記トナーエンプティ予告手段は、現在のトータルカウンタ値と次回のトナーエンプティ予告表示時期を比較し、現在のトータルカウンタ値が次回のトナーエンプティ予告表示時期の値を越えると、トナーエンプティ予告表示を自動的に行うことを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0020】
また、本発明によると、上記課題を解決するために、出力画像に対応した静電潜像が担持される像担持体と、 トナーとキャリアとからなる二成分の現像剤を有する現像容器と、 上記現像容器にトナーを供給するトナーカートリッジと、上記像担持体上の静電潜像を上記現像容器内のトナーにより顕像化する現像手段と、上記現像手段により顕像化されたトナー画像を被画像形成媒体に転写する転写手段と、上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度を検出するトナー比濃度検出手段と、上記トナー比濃度検出手段によって検出される上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度が規定値以下に低下した時に、上記トナーカートリッジ内のトナーがエンプティになったことを判断して上記トナーカートリッジの交換を促すとともに、上記トナーカートリッジ内のトナーエンプティが判断された時の上記転写手段によってトナー画像が転写された被画像形成媒体のトータルカウンタ値に基づいて、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値を演算して、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期を当該時期の所定期間前から自動的に予告開始するトナーエンプティ予告手段と、上記トナーエンプティ予告手段による予告演算のために用いられる被画像形成媒体のトータルカウンタ値、次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値、所定の設定値及び計算値データをストアする記憶手段とから構成され、上記トナーエンプティ予告手段は、トナーエンプティ確定後の処理としてトナーエンプティ確定表示を行うとともに、現在のトータルカウンタ値及びその現在のトータルカウント値と前回のトータルカウンタ値の差をトナー消費量として求めて上記記憶手段にストアさせることを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0021】
また、本発明によると、上記課題を解決するために、出力画像に対応した静電潜像が担持される像担持体と、トナーとキャリアとからなる二成分の現像剤を有する現像容器と、上記現像容器にトナーを供給するトナーカートリッジと、上記像担持体上の静電潜像を上記現像容器内のトナーにより顕像化する現像手段と、上記現像手段により顕像化されたトナー画像を被画像形成媒体に転写する転写手段と、上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度を検出するトナー比濃度検出手段と、上記トナー比濃度検出手段によって検出される上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度が規定値以下に低下した時に、上記トナーカートリッジ内のトナーがエンプティになったことを判断して上記トナーカートリッジの交換を促すとともに、上記トナーカートリッジ内のトナーエンプティが判断された時の上記転写手段によってトナー画像が転写された被画像形成媒体のトータルカウンタ値に基づいて、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値を演算して、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期を当該時期の所定期間前から自動的に予告開始するトナーエンプティ予告手段と、上記トナーエンプティ予告手段による予告演算のために用いられる被画像形成媒体のトータルカウンタ値、次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値、所定の設定値及び計算値データをストアする記憶手段とから構成され、上記トナーエンプティ予告手段は、複数回のトナー消費量の平均値を平均トナー消費量として現在のトータルカウント値に加え、次回のトナーエンプティ時期を算出して上記記憶手段にストアさせることを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0022】
また、本発明によると、上記課題を解決するために、出力画像に対応した静電潜像が担持される像担持体と、トナーとキャリアとからなる二成分の現像剤を有する現像容器と、上記現像容器にトナーを供給するトナーカートリッジと、上記像担持体上の静電潜像を上記現像容器内のトナーにより顕像化する現像手段と、上記現像手段により顕像化されたトナー画像を被画像形成媒体に転写する転写手段と、上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度を検出するトナー比濃度検出手段と、上記トナー比濃度検出手段によって検出される上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度が規定値以下に低下した時に、上記トナーカートリッジ内のトナーがエンプティになったことを判断して上記トナーカートリッジの交換を促すとともに、上記トナーカートリッジ内のトナーエンプティが判断された時の上記転写手段によってトナー画像が転写された被画像形成媒体のトータルカウンタ値に基づいて、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値を演算して、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期を当該時期の所定期間前から自動的に予告開始するトナーエンプティ予告手段と、上記トナーエンプティ予告手段による予告演算のために用いられる被画像形成媒体のトータルカウンタ値、次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値、所定の設定値及び計算値データをストアする記憶手段とから構成され、上記トナーエンプティ予告手段は、複数回(N)のトナー消費量の平均値を平均トナー消費量として現在のトータルカウント値に加え、次回のトナーエンプティ時期を算出して上記記憶手段にストアさせるために、Nが2以上か否かを判断し、前に入力されたトナー消費量が有効か無効かを判断し、そのトナー消費量と過去で最も近い2つのデータを取り込むとともに、それらを合せて3つの平均をとり、平均トナー消費量を算出し、現在のトータルカウンタ値と平均トナー消費量とを加えることにより、次回のトナーエンプティの時期を算出することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0023】
また、本発明によると、上記課題を解決するために、出力画像に対応した静電潜像が担持される像担持体と、トナーとキャリアとからなる二成分の現像剤を有する現像容器と、上記現像容器にトナーを供給するトナーカートリッジと、上記像担持体上の静電潜像を上記現像容器内のトナーにより顕像化する現像手段と、上記現像手段により顕像化されたトナー画像を被画像形成媒体に転写する転写手段と、上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度を検出するトナー比濃度検出手段と、上記トナー比濃度検出手段によって検出される上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度が規定値以下に低下した時に、上記トナーカートリッジ内のトナーがエンプティになったことを判断して上記トナーカートリッジの交換を促すとともに、上記トナーカートリッジ内のトナーエンプティが判断された時の上記転写手段によってトナー画像が転写された被画像形成媒体のトータルカウンタ値に基づいて、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値を演算して、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期を当該時期の所定期間前から自動的に予告開始するトナーエンプティ予告手段と、上記トナーエンプティ予告手段による予告演算のために用いられる被画像形成媒体のトータルカウンタ値、次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値、所定の設定値及び計算値データをストアする記憶手段とから構成され、上記トナーエンプティ予告手段は、複数回(N)のトナー消費量の平均値を平均トナー消費量として現在のトータルカウント値に加え、次回のトナーエンプティ時期を算出して上記記憶手段にストアさせるために、Nが2以上か否かを判断し、今回のトナー消費量が推定の範囲内か否かを判定し、平均トナー消費量と今回のトナー消費量とを比較し、平均トナー消費量が今回のトナー消費量より大であれば、平均トナー消費量を今回のトナー消費量とし、現在のトータルカウンタ値と平均トナー消費量とを加えることにより、次回のトナーエンプティの時期を算出することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0024】
また、本発明によると、上記課題を解決するために、出力画像に対応した静電潜像が担持される像担持体と、トナーとキャリアとからなる二成分の現像剤を有する現像容器と、上記現像容器にトナーを供給するトナーカートリッジと、上記像担持体上の静電潜像を上記現像容器内のトナーにより顕像化する現像手段と、上記現像手段により顕像化されたトナー画像を被画像形成媒体に転写する転写手段と、上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度を検出するトナー比濃度検出手段と、上記トナー比濃度検出手段によって検出される上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度が規定値以下に低下した時に、上記トナーカートリッジ内のトナーがエンプティになったことを判断して上記トナーカートリッジの交換を促すトナーエンプティ判断手段と、上記トナーエンプティ判断手段によりトナーカートリッジ内のトナーエンプティが判断された時の上記転写手段によってトナー画像が転写された被画像形成媒体のトータルカウンタ値を記憶する記憶手段と、上記記憶手段によるトータルカウンタ値に基づいて、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値を演算する演算手段と、上記演算手段による次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値に基づいて、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期を当該時期の所定期間前から自動的に予告開始するトナーエンプティ予告手段とから構成される画像形成装置が提供される。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明が適用される画像形成装置としての複写機の要部の内部構成を示す断面図である。
【0027】
すなわち、図1に示す上記複写機は、装置内部に円筒状であって、図示しないモータなどを介して所望の方向に回転可能に形成され、所望の電位に帯電されるとともに、光ビームが照射されることで光ビームが照射された領域の電位が変化することにより静電潜像が形成される光電変換素子すなわち感光体ドラム1を有している。
【0028】
この感光体ドラム1の周囲には、感光体ドラム1に所望の電位を与える帯電チャージャー2、トリミング、マスキング、枠消し等に利用される消去用のLED(発光素子)3、感光体ドラム1に、スキャナ等の読取手段101からの画像信号あるいは印字信号、すなわち、複写あるいは出力すべき画像情報に応じてオン/オフされたレーザビーム(光ビーム)100を出力するレーザユニット102からのレーザビームによって上記感光体ドラム1に形成された静電潜像に、可視化剤(現像剤)すなわちトナーを供給することで現像する現像器4、この現像器4を介して現像された感光体ドラム1上のトナー像を、用紙給送部104から給送される用紙(被画像形成媒体)に転写させる転写チャージャー5、このトナー像が転写された用紙を感光体ドラム1から剥離する剥離チャージャー6、感光体ドラム1の表面に残ったトナーを除去するクリーナ7、および感光体ドラム1上に生じた電位の変化を次の画像形成のために消去(光除電)する除電ランプ8などが順に配置されている。
【0029】
ここで、クリーナ7と除電ランプ8とによりクリーナユニット9が構成されている。
このような装置としては、現像器4とクリーナユニット9とが一体となって、装置内に装着されたり、装置外へ着脱され、現像器4にトナーとキャリアとからなる2成分系の現像剤が装填されるようになっている。
【0030】
上記感光体ドラム1から剥離された用紙(被画像形成媒体)は、搬送部105を介して定着器106によりトナー像が定着された後、排紙部108に排紙されるようになっている。
【0031】
排紙センサ107は、定着器106から排紙部108に排紙される用紙(被画像形成媒体)を検出するごとに検出信号を出力する。
上記感光体ドラム1は負極性の帯電極性となっており、現像バイアスVB が印加される現像器4により、正規現像が行われるようになっている。
【0032】
上記転写チャージャー5には高圧電圧が直流電源により印加され、剥離チャージャー6には感光体ドラム1とは逆極性の正極性の高圧電圧が交流電源と直流電源とにより印加されるようになっている。
【0033】
この際、剥離出力のAC電圧出力を転写出力に対し逆極性のDC電圧を重畳することにより、用紙を感光体ドラム1から効率良く剥離することができるようになっている。
【0034】
上記現像器4は、図1、図2に示すように、現像スリーブとしてのマグネットローラ11と攪拌体12、13とを有しており、この攪拌体12、13の回転により、現像剤が図示矢印の方向へ移動されるようになっている。
【0035】
また、攪拌体13の下部には、現像剤濃度を検知するオートトナーセンサ14が設けられている。
また、上記攪拌体12の上部には、上記現像器4へトナーを補給するトナーカートリッジ103が設けられており、このトナーカートリッジ103には後述するトナーモータ41により回転されるトナー補給用のトナーローラが設けられている。
【0036】
上記オートトナーセンサ14は、キャリアとトナーから成る二成分現像剤中のトナー比濃度を検知することで消費されたトナーによる濃度低下を検知するものである。
【0037】
図3に示すように、上記オートトナーセンサ14は、高周波磁界が与えられた駆動巻線からなる磁気回路21、この磁気回路21に接続され、現像剤の磁気抵抗の変化を磁気回路21を通して検出する検出巻線22、この検出巻線22から出力される高周波出力をDC信号つまりオートトナー出力VATS に変換して出力するDC変換回路23により構成されている。
【0038】
このオートトナーセンサ14のDC変換回路23からのオートトナー出力VATS は、後述する制御部31内のA/Dコンバータ35を介してメインCPU32へ出力される。
【0039】
次に、制御回路の要部について、図4を用いて説明する。
すなわち、上記複写機全体を制御する制御部31が設けられており、この制御部31には、この制御部31を制御するメインCPU32が設けられている。
【0040】
このメインCPU32には、制御プログラムが記憶されるメモリ(ROM)38と、データが記憶されるメモリ(RAM)33と、後述する設定値等が記憶される不揮発性のメモリ(RAMまたはEEPROM)39と、後述する操作パネル42によりメンテナンス処理としての転写・剥離調整モードが選択された際に、メインCPU32からの制御信号(ディジタル信号)により上記オートトナーセンサ14に対してコントロール電圧信号(アナログ信号)を出力するD/Aコンバータ34と、上記オートトナーセンサ14のDC変換回路23からのオートトナー出力VATS (アナログ信号)をディジタル信号へ変換してメインCPU32へ出力するA/Dコンバータ35と、および上記トナーローラを回転するトナーモータ41を駆動するドライバ36をメインCPU32からの制御信号により制御するサブCPU37とが接続されている
また、メインCPU32には排紙センサ107が接続されているとともに、この排紙センサ107からの検出信号をカウントするカウンタ108が接続されている。
【0041】
なお、カウンタ108は、実際上は、メインCPU32内のカウンタを用いるようにしてもよい。
また、メインCPU32には操作パネル42が接続されており、この操作パネル42には、図5の(a)に示すような、複写機に対する種々の操作の指示をする各種の操作キー420とともに、種々の状態等が表示される絵文字表示部421及びメッセージ表示部422とが設けられている。
【0042】
以上において、オートトナーセンサ14から供給されるオートトナー出力VATS が大になると、メインCPU32は、現像剤中の鉄粉(キャリア)に対してトナーが規定量より少なくなったと判断してトナーモータ41を駆動することにより、トナーカートリッジ103から現像器4内へトナーを補給するように制御する。
【0043】
この際、メインCPU32は、トナーモータ41を駆動してもオートトナー出力VATS の値が変化しないときには、トナーカートリッジ103内のトナーエンプティが生じたと判断して、図5の(b),(c)に拡大して示すような、操作パネル42の絵文字表示部421内のトナーエンプティ表示部421aを点灯させるとともに、メッセージ表示部422に、例えば、「トナー交換時期です」のように表示させる。
【0044】
この際、メインCPU32は、トナーカートリッジ103内のトナーエンプティが生じた時のカウンタ108のカウント値をそれまでに複写してきた用紙(被画像形成媒体)のトータルカウント値としてRAM33に記憶させるとともに、そのトータルカウンタ値に基づいて次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値を演算し、その演算結果による次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値に基づいて次回のトナーエンプティとなる時期を予告するために、後述するように、絵文字表示部421内のトナーエンプティ表示部421aを点滅させるとともに、メッセージ表示部422に、例えば、「トナー交換時期です」のように点滅表示させる。
【0045】
次に、以上のような複写機において、本発明の要部としてのトナーカートリッジ103内のトナーエンプティを予告する機能について説明する。
図6は、トナーカートリッジを使用してトナーを補給する複写機において、トナーエンプティの時期を事前に予告するための概念図である。
【0046】
図6において、横軸は上述したトータルカウンタ値Cn(0,10000,20000,30000…)の進み具合を示しており、縦軸は上から(1)トナーエンプティ確定時のカウンタ値(7800,14800,22100,22700、30000,37600…)(2)トナーエンプティの予告表示をしている期間(斜線部)、(3)トナーエンプティの予告を開始する時のカウンタ値(7500,14300,21300,28700,29300,29200,36700…)、(4)トナーエンプティを推定したカウンタ値(8000,14800,21800,29800,37200…)のそれぞれの進み具合を示している。
【0047】
すなわち、図6において、(1)の1回目のトナーエンプティの推定値(8000)は過去の実績がないこと、1本目のトナーカートリッジ103に対するトナーの消費量はトナーカートリッジ103に入っているトナー分だけでなく、現像器4に入っているトナーの分が加えられるので通常より多くなることなど理由により、あらかじめ、不揮発性のメモリ(EEPROM)39に記憶し、初期設定により8000枚としている。
【0048】
また、(2)のトナーエンプティ予告表示の期間はいずれも500枚とし、トナーエンプティ推定値より500枚手前(1回目は7500枚)より予告表示を開始するように、あらかじめ、不揮発性のメモリ(RAMまたはEEPROM)39に記憶し、設定してある。
【0049】
ただし、この初期設定の1回目の設定値8000、トナーエンプティ期間500はサービスマンなどにより自由に変えられるものとする。
この初期設定により、トータルカウンタ値が7500になると、メインCPU32は、トナーエンプティの予告表示、(例えば、トナーエンプティ表示部421aの点滅や、メッセージ表示部422に「トナー交換時期です」のように点滅表示させる)を開始させる。
【0050】
そして、そのままコピーをつづけると、オートトナーセンサ14により現像剤の濃度を検出し、所定の濃度以下になると、メインCPU32は、トナーエンプティを確定し、トナーエンプティ表示(例えば、トナーエンプティ表示部421aの点灯や、メッセージ表示部422に「トナー交換時期です」のように表示させる)を行い、コピーを中断させる。
【0051】
この(1)のトナーエンプティ確定時のカウンタを7800とすると、トナーエンプティの予告表示は、図示斜線部のように、7500〜7800までの期間で行われることになる。
【0052】
そして、トナーエンプティ確定後、メインCPU32は、現在のトータルカウント値(CN )をメモリ(RAM)33に記憶し、次のトナーエンプティ時期として(1)の14800を算出してメモリ(RAM)33に記憶し、次回のエンプティ予告表示開始を(2)の14300と設定する。
【0053】
図7は、上述したと同様にして実行される7回(0〜6)のトナーエンプティ予告表示の動作に必要な設定値及び計算値を、図6に対応させてテーブルの形式で示している。
【0054】
図7において、エンプティ履歴の欄にはCnの値が示され、トナー消費量(En)の欄にはEn=Cn−Cn-1の値が示され、判断結果の欄には判断結果の採否が示され、最新の3回のトナー消費量の欄には各回の消費量R1,R2,R3の値が示され、平均トナー消費量(A)の欄にはA=Ave(R1,R2,R3)の値が示され、次回のエンプティ推定値(S)の欄にはS=Cn+Aの値が示されている。
【0055】
図7において、( )中に示した数値は、それが設定値であることを示している。
また、図7において、最新の3回のトナー消費量の欄に示す各回の消費量R1,R2,R3の値に矢印が付されているものは、その値が更新されないで、前回からスライドされたものであることを示している。
【0056】
図8は、初期化(EMP−INT)ルーチンの動作を説明するためのフローチャートである。
すなわち、複写機を初めて使う場合や現像剤を交換した場合などで初期化が必要な場合に、この初期化(EMP−INT)ルーチンが実行される。
【0057】
図8において、ステップS1で、メインCPU32により初期化したか否かが判断され、否であれば、N=0,Co=0,1回目のエンプティ次期S1 =8000,トナーエンプティ予告表示期間D=500,初期のトナー消費量R1=R2=R3=7000,平均トナー消費量A=7000,INT=1が、それぞれステップS2で設定(入力)される。
【0058】
すなわち、この初期化(EMP−INT)ルーチンでは、1回目のエンプティ時期(S1 )に8000、エンプティ予告表示する期間(D)に500、初期のトナー消費量(A,R)に7000が設定される。
【0059】
ここで、設定とは、これらの設定値が不揮発性のメモリ(RAMまたはEEPROM)39にストアされることである。
また、これらの設定値は、必要に応じてサービスマンにより変更することができるものとする。
【0060】
図9は、トナーエンプティ予告表示(EMP−DSP)ルーチンの動作を説明するためのフローチャートである。
このトナーエンプティ予告表示(EMP−DSP)ルーチンでは、メインCPU32により現在のトータルカウンタ値(T)と次回のトナーエンプティ予告表示時期(S−D)を比較し、現在のトータルカウンタ値(T)が次回のトナーエンプティ予告表示時期(S−D)の値を越えると、トナーエンプティ予告表示 (例えば、トナーエンプティ表示部421aの点滅や、メッセージ表示部422に「トナー交換時期です」のように点滅表示させる)を行う(ステップS3,S4)。
【0061】
また、メインCPU32により、現在のトータルカウンタ値(T)が次回のトナーエンプティ予告表示時期(S−D)の値以下であると判定されれば、トナーエンプティ予告表示の取り消しを行う(ステップS5)。
【0062】
図10は、トナーエンプティ確定後の処理(EMP−FIX)ルーチンの動作を説明するためのフローチャートである。
このトナーエンプティ確定後の処理(EMP−FIX)ルーチンでは、トナーエンプティ確定表示(例えば、トナーエンプティ表示部421aの点灯や、メッセージ表示部422に「トナー交換時期です」のように点灯表示させる)を行う(ステップS6)。
【0063】
次に、メインCPU32により、現在のトータルカウンタ値(T)がCN として入力されてメモリ(RAM)33にストアされるるとともに、その現在のトータルカウント値(CN )と前回のトータルカウンタ値(CN-1 )の差(CN −CN-1 )がトナー消費量(EN )として求められてメモリ(RAM)33にストアされる(ステップS7)。
【0064】
そして、次のステップS8における計算処理サブルーチン(EMP−CAL)により、次回のエンプティ時期(S)が計算され、一連の処理が終了することになる。
【0065】
図11は、上記計算処理サブルーチン(EMP−CAL)の動作を説明するためのフローチャートである。
この例の場合、メインCPU32により、最近3回のトナー消費量の平均値を平均トナー消費量(A)として現在のトータルカウント値CN に加え、次回のトナーエンプティ時期(S)を算出している。
【0066】
この計算処理サブルーチン(EMP−CAL)では、メインCPU32により、まずNが2以上か否かが判断される(ステップS9)。
なお、1回目の場合(N=1)は、初期設定されたトナー消費量(A)7000を使用するので、平均消費量は計算されないとともに、1回目のトナー消費量も、次回のデータとして使用されないようにしてある。
【0067】
これは、初回は、過去のトナー消費量のデータがなく、推定することができないためであるとともに、トナーカートリッジ103内のトナー量に加え、現像器4内のトナー量があるため、2回目以後よりも多くなるためである。
【0068】
次に、メインCPU32は、前述したステップS7で入力されたトナー消費量(EN )が有効か無効かを判断する(ステップS10)。
この例では、メインCPU32により、前回使用した平均トナー消費量Aの±30%すなわち0.7A≦EN ≦1.3Aの範囲に入っているか否かを判断している。
【0069】
これは図7のN=4の場合のように、トナー消費量が極端に少ない場合(ここでは600となっており平均7000に対し極端に少ない)、その消費量は異常と判断し計算に用いないようにしている。
【0070】
なお、この例では、±30%の範囲としているが過去の計算により±50%にすることや、サービスマンに設定させるようにすることもできる。
そして、トナー消費量(EN )が有効であれば、次に、メインCPU32は、そのトナー消費量(EN )と過去で最も近い2つのデータを取り込むとともに、それらを合せて3つの平均をとり、平均トナー消費量Aを算出する(ステップS11,S12)。
【0071】
次に、メインCPU32は、現在のトータルカウンタ値(CN )と平均トナー消費量Aとを加えることにより、次回のトナーエンプティの時期(S)を算出して一連の処理を終了する(ステップS13)。
【0072】
なお、ここで説明したのは、最近3つのデータの平均を用いたものであるが、この3つのデータを10個のデータに増やすようにすることも可能であるとともに、2回目から全てのデータを使うようにしたり、過去のトナー消費量の最小値を使うようにすることもできる。
【0073】
図12は、これらのうち過去のトナー消費量の最小値を使うようにした場合の上記計算処理サブルーチン(EMP−CAL)の動作を説明するためのフローチャートである。
【0074】
すなわち、図12において、図11と異なっているのは、メインCPU32により、ステップS10´でトナー消費量(EN )が推定の範囲内か否かを判定し、S11´で平均トナー消費量Aとトナー消費量(EN )とを比較し、EN <Aであれば、S12´でA=EN としていることである。
【0075】
なお、上述したようなエンプティ履歴やトナー消費量のデータは、複写機の設置場所やユーザが変ることにより、有効でなくなる場合があるため、サービスマンがこれらのデータをクリアすることができる。
【0076】
この時、メモリ38,39を必要に応じてクリアするとともに、図8の初期化ルーチン(EMP−INT)が実行される。
図13は、トナー消費量を算出するために、複写機内のメモリ38がトナーエンプティ履歴を記憶した内容をテーブル形式で示している。
【0077】
複写機内のメインCPU32は、トナーエンプティレベルを検知すると、コピーを中断し、トナーエンプティを確定させ、エンプティ表示を行わせる。
その後、メインCPU32は、その時のトータルカウンタの値(T)をエンプティ履歴(CN )として、不揮発性のメモリ39にストアする。
【0078】
この時、複写機内のメインCPU32に時計機能があれば、その時の日時も不揮発性のメモリ39にストアする。
このエンプティ履歴をもとにトナー消費量EN をEN =CN −CN-1 の式により計算する。
【0079】
ここではトナー消費量の計算を複写機内のメインCPU32が行って、メモリ38,39にストアしているが、MMF(メモリ・モニタ・ファンクション)により、複写機外部のパーソナルコンピュータ(PC)等により、複写機内のメモリ38,39上のエンプティ履歴を読み出した後、PCの表計算などにより、算出させるようにすることもできる。
【0080】
MMFとは、複写機とPCとを接続し、PCが複写機内のメモリ38,39の内容を自由に読み/書き(READ/WRITE)することができるようにした機能をいう。
【0081】
図14は、初期化ルーチン(EMP2−INT)の動作を説明するためのフローチャートである。
この初期化ルーチン(EMP2−INT)では、メモリカウンタ(N)を0にするなどの初期化を行う(ステップS14,S15)。
【0082】
図15は、トナー消費量算出(EMP2−FIX)ルーチンの動作を説明するためのフローチャートである。
このトナー消費量算出(EMP2−FIX)ルーチンでは、トナーエンプティ確定時に処理され、現在のトータルカウンタの値(T)をCN としてメモリ(RAM)38にストアさせるとともに、消費量EN をEN =CN −CN-1 式より計算してメモリ(RAM)38にストアさせる(ステップS16)。
【0083】
そして、上述したMMFにより、複写機内のメモリ(RAM)38,39上のエンプティ履歴をPC側にロードし、図13に示したように、所要日数を計算することにより、サービスマンが次にトナーカートリッジ103を交換する時期を予測することができ、事前にトナーカートリッジを交換しに行くなどのアフターサービスができるようになる。
【0084】
以上のような実施の形態によれば、トナーカートリッジ内にトナーセンサをつける必要がなく、ランニングコストを上げることなく、トナーカートリッジ内のトナーエンプティの予告表示をすることができるようになる。
【0085】
また、トナーカートリッジ内にトナーセンサをつける必要がないので、トナーカートリッジのリサイクル化を図ることができる。
また、実際のトナー消費量がわかるようになるので、コピーチャージを安くすることができる。
【0086】
例えば、1つのトナーカートリッジにより最低7000枚のコピーが可能でその金額が7000円の場合には1枚/1円のコピーチャージとなるが、実際に8000枚/1カートリッジとなった場合には1枚/0.875円とすることができる。
【0087】
また、サービスマンが次回のトナーカートリッジ交換時期をサービスマンが正確に知ることができので、事前にカートリッジを持って行くなどのサービスができるようになる。
【0088】
また、上述したような一実施の形態で示した本発明には、以下のような態様が含まれている。
過去のトナー消費量のデータをもとに、次回のトナーエンプティ時期を推定し、事前にトナーエンプティ予告表示を行う際、トナー消費量が有効か無効かを判断することにより、トナー消費量が規定の範囲にない場合、そのトナー消費量は異常と判断し、計算に使用しないので、誤ったトナーエンプティの予告表示をすることがない。
【0089】
特に、1回目のトナーエンプティ時期(S)と初期のトナー消費量(A)を任意に設定することができる。
特に、1回目のトナー消費量は、現像器内のトナーの分が加わり、多くなるので計算には使用しない。
【0090】
また、予告表示の期間(D)を任意に設定することができる。
さらに、予告表示の計算のために用いるデータが有効でなくなった場合、そのデータをストアしているメモリをクリアすることができる。
【0091】
また、トナーエンプティ確定時のトータルカウンタの値をメモリ(RAM)にストアする。
また、トナーエンプティ確定時のトータルカウンタの値と日時をメモリ(RAM)にストアする。
【0092】
また、エンプティ履歴をもとにトナー消費量を算出し、メモリ(RAM)にストアする。
また、前回のトナーエンプティ確定日時からの所要日数を算出する。
【0093】
従って、以上説明したように、本発明によれば、トナーカートリッジ内のトナーエンプティの予告を簡便に行うために、現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度が規定値以下に低下した時に、上記トナーカートリッジ内のトナーがエンプティになったことを判断して上記トナーカートリッジの交換を促すとともに、トナーカートリッジ内のトナーエンプティが判断された時のトナー画像が転写された被画像形成媒体のトータルカウンタ値に基づいて上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値を演算して上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期を当該時期の所定期間前から自動的に予告開始するトナーエンプティ予告機能を有する画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を説明するための画像形成装置の要部の概略構成を示す図。
【図2】現像器の概略構成を示す図。
【図3】オートトナーセンサの構成例を説明するための図。
【図4】制御回路の要部の構成を説明するための図。
【図5】操作パネルの概略構成を示す図。
【図6】トナーカートリッジを使用してトナーを補給する複写機において、トナーエンプティの時期を事前に予告するための概念図。
【図7】トナーエンプティ予告表示の動作に必要な設定値及び計算値を、図6に対応させてテーブルの形式で示す図。
【図8】初期化(EMP−INT)ルーチンの動作を説明するためのフローチャート。
【図9】トナーエンプティ予告表示(EMP−DSP)ルーチンの動作を説明するためのフローチャート。
【図10】トナーエンプティ確定後の処理(EMP−FIX)ルーチンの動作を説明するためのフローチャート。
【図11】計算処理サブルーチン(EMP−CAL)の動作を説明するためのフローチャート。
【図12】過去のトナー消費量の最小値を使うようにした場合の上記計算処理サブルーチン(EMP−CAL)の動作を説明するためのフローチャート。
【図13】トナー消費量を算出するために、複写機内のメモリ38がトナーエンプティ履歴を記憶した内容をテーブル形式で示す図。
【図14】初期化ルーチン(EMP2−INT)の動作を説明するためのフローチャート。
【図15】トナー消費量算出(EMP2−FIX)ルーチンの動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…感光体ドラム、
2…帯電チャージャー、
3…消去用のLED(発光素子)、
101…読取手段、
100…レーザビーム(光ビーム)、
102…レーザユニット、
4…現像器、
104…用紙給送部、
5…転写チャージャー、
6…剥離チャージャー、
7…クリーナ、
8…除電ランプ、
9…クリーナユニット、
105…搬送部、
106…定着器、
108…排紙部、
107…排紙センサ、
108…排紙部、
11…マグネットローラ、
12、13…攪拌体、
14…オートトナーセンサ
21…磁気回路、
22…検出巻線、
23…DC変換回路、
31…制御部、
32…メインCPU、
38…メモリ(ROM)、
33…メモリ(RAM)、
39…不揮発性のメモリ(EEPROM)、
42…操作パネル、
34…D/Aコンバータ、
35…A/Dコンバータ、
41…トナーモータ、
36…ドライバ、
37…サブCPU、
107…排紙センサ、
108…カウンタ、
420…操作キー、
421…絵文字表示部、
422…メッセージ表示部、
103…トナーカートリッジ。

Claims (9)

  1. 出力画像に対応した静電潜像が担持される像担持体と、
    トナーとキャリアとからなる二成分の現像剤を有する現像容器と、
    上記現像容器にトナーを供給するトナーカートリッジと、
    上記像担持体上の静電潜像を上記現像容器内のトナーにより顕像化する現像手段と、
    上記現像手段により顕像化されたトナー画像を被画像形成媒体に転写する転写手段と、
    上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度を検出するトナー比濃度検出手段と、
    上記トナー比濃度検出手段によって検出される上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度が規定値以下に低下した時に、上記トナーカートリッジ内のトナーがエンプティになったことを判断して上記トナーカートリッジの交換を促すとともに、上記トナーカートリッジ内のトナーエンプティが判断された時の上記転写手段によってトナー画像が転写された被画像形成媒体のトータルカウンタ値に基づいて、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値を演算して、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期を当該時期の所定期間前から自動的に予告開始するトナーエンプティ予告手段と
    から構成される画像形成装置。
  2. 出力画像に対応した静電潜像が担持される像担持体と、
    トナーとキャリアとからなる二成分の現像剤を有する現像容器と、
    上記現像容器にトナーを供給するトナーカートリッジと、
    上記像担持体上の静電潜像を上記現像容器内のトナーにより顕像化する現像手段と、
    上記現像手段により顕像化されたトナー画像を被画像形成媒体に転写する転写手段と、
    上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度を検出するトナー比濃度検出手段と、
    上記トナー比濃度検出手段によって検出される上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度が規定値以下に低下した時に、上記トナーカートリッジ内のトナーがエンプティになったことを判断して上記トナーカートリッジの交換を促すとともに、上記トナーカートリッジ内のトナーエンプティが判断された時の上記転写手段によってトナー画像が転写された被画像形成媒体のトータルカウンタ値に基づいて、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値を演算して、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期を当該時期の所定期間前から自動的に予告開始するトナーエンプティ予告手段と、
    上記トナーエンプティ予告手段による予告演算のために用いられる被画像形成媒体のトータルカウンタ値、次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値、所定の設定値及び計算値データをストアする記憶手段と
    から構成される画像形成装置。
  3. 出力画像に対応した静電潜像が担持される像担持体と、
    トナーとキャリアとからなる二成分の現像剤を有する現像容器と、
    上記現像容器にトナーを供給するトナーカートリッジと、
    上記像担持体上の静電潜像を上記現像容器内のトナーにより顕像化する現像手段と、
    上記現像手段により顕像化されたトナー画像を被画像形成媒体に転写する転写手段と、
    上記現像容器の二成分の現像剤におけるトナー比濃度を検出するトナー比濃度検出手段と、
    上記トナー比濃度検出手段によって検出される上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度が規定値以下に低下した時に、上記トナーカートリッジ内のトナーがエンプティになったことを判断して上記トナーカートリッジの交換を促すとともに、上記トナーカートリッジ内のトナーエンプティが判断された時の上記転写手段によってトナー画像が転写された被画像形成媒体のトータルカウンタ値に基づいて、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値を演算して、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期を当該時期の所定期間前から自動的に予告開始するトナーエンプティ予告手段と、
    上記トナーエンプティ予告手段による予告演算のために用いられる被画像形成媒体のトータルカウンタ値、次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値、所定の設定値及び計算値データをストアする記憶手段と、
    上記記憶手段を初期化する初期化手段とから構成され、
    上記初期化手段は、1回目のエンプティ時期、エンプティ予告表示する期間、初期のトナー消費量を設定することを特徴とする画像形成装置。
  4. 出力画像に対応した静電潜像が担持される像担持体と、
    トナーとキャリアとからなる二成分の現像剤を有する現像容器と、
    上記現像容器にトナーを供給するトナーカートリッジと、
    上記像担持体上の静電潜像を上記現像容器内のトナーにより顕像化する現像手段と、
    上記現像手段により顕像化されたトナー画像を被画像形成媒体に転写する転写手段と、
    上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度を検出するトナー比濃度検出手段と、
    上記トナー比濃度検出手段によって検出される上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度が規定値以下に低下した時に、上記トナーカートリッジ内のトナーがエンプティになったことを判断して上記トナーカートリッジの交換を促すとともに、上記トナーカートリッジ内のトナーエンプティが判断された時の上記転写手段によってトナー画像が転写された被画像形成媒体のトータルカウンタ値に基づいて、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値を演算して、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期を当該時期の所定期間前から自動的に予告開始するトナーエンプティ予告手段とから構成され、
    上記トナーエンプティ予告手段は、現在のトータルカウンタ値と次回のトナーエンプティ予告表示時期を比較し、現在のトータルカウンタ値が次回のトナーエンプティ予告表示時期の値を越えると、トナーエンプティ予告表示を自動的に行うことを特徴とする画像形成装置。
  5. 出力画像に対応した静電潜像が担持される像担持体と、
    トナーとキャリアとからなる二成分の現像剤を有する現像容器と、
    上記現像容器にトナーを供給するトナーカートリッジと、
    上記像担持体上の静電潜像を上記現像容器内のトナーにより顕像化する現像手段と、
    上記現像手段により顕像化されたトナー画像を被画像形成媒体に転写する転写手段と、
    上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度を検出するトナー比濃度検出手段と、
    上記トナー比濃度検出手段によって検出される上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度が規定値以下に低下した時に、上記トナーカートリッジ内のトナーがエンプティになったことを判断して上記トナーカートリッジの交換を促すとともに、上記トナーカートリッジ内のトナーエンプティが判断された時の上記転写手段によってトナー画像が転写された被画像形成媒体のトータルカウンタ値に基づいて、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値を演算して、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期を当該時期の所定期間前から自動的に予告開始するトナーエンプティ予告手段と、
    上記トナーエンプティ予告手段による予告演算のために用いられる被画像形成媒体のトータルカウンタ値、次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値、所定の設定値及び計算値データをストアする記憶手段とから構成され、
    上記トナーエンプティ予告手段は、トナーエンプティ確定後の処理としてトナーエンプティ確定表示を行うとともに、
    現在のトータルカウンタ値及びその現在のトータルカウント値と前回のトータルカウンタ値の差をトナー消費量として求めて上記記憶手段にストアさせることを特徴とする画像形成装置。
  6. 出力画像に対応した静電潜像が担持される像担持体と、
    トナーとキャリアとからなる二成分の現像剤を有する現像容器と、
    上記現像容器にトナーを供給するトナーカートリッジと、
    上記像担持体上の静電潜像を上記現像容器内のトナーにより顕像化する現像手段と、
    上記現像手段により顕像化されたトナー画像を被画像形成媒体に転写する転写手段と、
    上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度を検出するトナー比濃度検出手段と、
    上記トナー比濃度検出手段によって検出される上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度が規定値以下に低下した時に、上記トナーカートリッジ内のトナーがエンプティになったことを判断して上記トナーカートリッジの交換を促すとともに、上記トナーカートリッジ内のトナーエンプティが判断された時の上記転写手段によってトナー画像が転写された被画像形成媒体のトータルカウンタ値に基づいて、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値を演算して、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期を当該時期の所定期間前から自動的に予告開始するトナーエンプティ予告手段と、
    上記トナーエンプティ予告手段による予告演算のために用いられる被画像形成媒体のトータルカウンタ値、次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値、所定の設定値及び計算値データをストアする記憶手段とから構成され、
    上記トナーエンプティ予告手段は、複数回のトナー消費量の平均値を平均トナー消費量として現在のトータルカウント値に加え、次回のトナーエンプティ時期を算出して上記記憶手段にストアさせることを特徴とする画像形成装置。
  7. 出力画像に対応した静電潜像が担持される像担持体と、
    トナーとキャリアとからなる二成分の現像剤を有する現像容器と、
    上記現像容器にトナーを供給するトナーカートリッジと、
    上記像担持体上の静電潜像を上記現像容器内のトナーにより顕像化する現像手段と、
    上記現像手段により顕像化されたトナー画像を被画像形成媒体に転写する転写手段と、
    上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度を検出するトナー比濃度検出手段と、
    上記トナー比濃度検出手段によって検出される上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度が規定値以下に低下した時に、上記トナーカートリッジ内のトナーがエンプティになったことを判断して上記トナーカートリッジの交換を促すとともに、上記トナーカートリッジ内のトナーエンプティが判断された時の上記転写手段によってトナー画像が転写された被画像形成媒体のトータルカウンタ値に基づいて、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値を演算して、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期を当該時期の所定期間前から自動的に予告開始するトナーエンプティ予告手段と、
    上記トナーエンプティ予告手段による予告演算のために用いられる被画像形成媒体のトータルカウンタ値、次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値、所定の設定値及び計算値データをストアする記憶手段とから構成され、
    上記トナーエンプティ予告手段は、複数回(N)のトナー消費量の平均値を平均トナー消費量として現在のトータルカウント値に加え、次回のトナーエンプティ時期を算出して上記記憶手段にストアさせるために、Nが2以上か否かを判断し、前に入力されたトナー消費量が有効か無効かを判断し、そのトナー消費量と過去で最も近い2つのデータを取り込むとともに、それらを合せて3つの平均をとり、平均トナー消費量を算出し、現在のトータルカウンタ値と平均トナー消費量とを加えることにより、次回のトナーエンプティの時期を算出することを特徴とする画像形成装置。
  8. 出力画像に対応した静電潜像が担持される像担持体と、
    トナーとキャリアとからなる二成分の現像剤を有する現像容器と、
    上記現像容器にトナーを供給するトナーカートリッジと、
    上記像担持体上の静電潜像を上記現像容器内のトナーにより顕像化する現像手段と、
    上記現像手段により顕像化されたトナー画像を被画像形成媒体に転写する転写手段と、
    上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度を検出するトナー比濃度検出手段と、
    上記トナー比濃度検出手段によって検出される上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度が規定値以下に低下した時に、上記トナーカートリッジ内のトナーがエンプティになったことを判断して上記トナーカートリッジの交換を促すとともに、上記トナーカートリッジ内のトナーエンプティが判断された時の上記転写手段によってトナー画像が転写された被画像形成媒体のトータルカウンタ値に基づいて、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値を演算して、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期を当該時期の所定期間前から自動的に予告開始するトナーエンプティ予告手段と、
    上記トナーエンプティ予告手段による予告演算のために用いられる被画像形成媒体のトータルカウンタ値、次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値、所定の設定値及び計算値データをストアする記憶手段とから構成され、
    上記トナーエンプティ予告手段は、複数回(N)のトナー消費量の平均値を平均トナー消費量として現在のトータルカウント値に加え、次回のトナーエンプティ時期を算出して上記記憶手段にストアさせるために、Nが2以上か否かを判断し、今回のトナー消費量が推定の範囲内か否かを判定し、平均トナー消費量と今回のトナー消費量とを比較し、平均トナー消費量が今回のトナー消費量より大であれば、平均トナー消費量を今回のトナー消費量とし、現在のトータルカウンタ値と平均トナー消費量とを加えることにより、次回のトナーエンプティの時期を算出することを特徴とする画像形成装置。
  9. 出力画像に対応した静電潜像が担持される像担持体と、
    トナーとキャリアとからなる二成分の現像剤を有する現像容器と、
    上記現像容器にトナーを供給するトナーカートリッジと、
    上記像担持体上の静電潜像を上記現像容器内のトナーにより顕像化する現像手段と、
    上記現像手段により顕像化されたトナー画像を被画像形成媒体に転写する転写手段と、
    上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度を検出するトナー比濃度検出手段と、
    上記トナー比濃度検出手段によって検出される上記現像容器内の二成分の現像剤におけるトナー比濃度が規定値以下に低下した時に、上記トナーカートリッジ内のトナーがエンプティになったことを判断して上記トナーカートリッジの交換を促すトナーエンプティ判断手段と、
    上記トナーエンプティ判断手段によりトナーカートリッジ内のトナーエンプティが判断された時の上記転写手段によってトナー画像が転写された被画像形成媒体のトータルカウンタ値を記憶する記憶手段と、
    上記記憶手段によるトータルカウンタ値に基づいて、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値を演算する演算手段と、
    上記演算手段による次回のトナーエンプティとなる時期に対応するトータルカウンタ値に基づいて、上記トナーカートリッジの交換後の次回のトナーエンプティとなる時期を当該時期の所定期間前から自動的に予告開始するトナーエンプティ予告手段と
    から構成される画像形成装置。
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