JP2014059438A - 画像形成装置、画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像ユニットが交換された場合にトナー容器のトナー残量の推定精度を向上させる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】画像形成装置が、現像剤容器22と、現像ユニットへ現像剤を補給する現像剤補給手段51と、現像剤により画像を現像する交換可能な現像ユニット2と、現像ユニット内の現像剤が所定量より多いことを検知する現像剤検知手段43と、現像剤消費量を算出する消費量算出手段39と、現像剤消費量の累積値を算出する累積消費量算出手段53と、現像剤消費量により現像剤残量を更新する現像剤残量算出手段54と、現像ユニットの交換を検知する現像ユニット交換検知手段50と、現像ユニット交換検知手段が現像ユニットが交換されたことを検知した場合、ユニット残量の交換前後の差を算出する現像剤差分算出手段541と、現像剤残量算出手段が算出した現像剤残量を差により補正する現像剤残量補正手段542と、を有することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

画像データに基づき感光体を露光して現像剤にて現像することで画像を形成する画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、トナーを用紙に定着させて画像を形成する。トナーは消耗品なのでユーザなどがトナー容器(又はトナーカートリッジ)毎、交換することでトナーが補充される。トナー残量が少なくなった状態で印刷すると画像品質が低下し無駄な印刷を行うおそれがあるためトナー残量を推定する技術が知られている。
例えば、トナー容器にセンサを取り付けたり、画像形成装置にトナー容器の重量や残量を監視するセンサを配置することが考えられている。
また、センサを用いずにトナー残量を検知する技術も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、画像のドット数をカートリッジ毎に積算して、カートリッジがニアエンプティーになることを予測する画像形成装置が開示されている。
しかしながら、従来の方法ではいずれも、ユーザなどが現像ユニットを交換した場合に、トナー残量の正確な算出が困難になるという問題がある。
図1は、トナー容器と現像ユニットの側面図の一例である。トナー容器の下部に現像ユニットがあり、トナー容器のトナーは適量ずつ現像ユニットに補給され、現像ユニットから感光体に現像されることで消費される。現像ユニットは、感光体を中心とするいくつかのローラを有しており、印刷を繰り返すことで摩耗や劣化が生じるため、所定のページ数が印刷されるとサービスマンなどにより交換される。
この現像ユニットの交換時、交換前の(旧品の)現像ユニットにはトナーが残っている。また、新品の現像ユニットにも交換による損失を補うなどの理由のためトナーがすでに封入されている。
旧品の現像ユニットのトナー量と新品の現像ユニットのトナー量は一致しない場合がほとんどなので、現像ユニットの交換によりトナー残量に誤差が生じてしまう。例えば、表示されるトナー残量よりも早くトナーがなくなったり、トナーがあるのにトナーがニアエンプティであると表示したりする。
トナー容器と現像ユニットを一緒に交換した場合は、新品の現像ユニットに封入されているトナー量が明らかなので、交換によるトナー残量の誤差は生じない。すなわち、トナー容器を交換せずに現像ユニットのみ交換された場合、トナー容器のトナー残量の正確な算出が困難になってしまう。
本発明は、上記課題に鑑み、現像ユニットが交換された場合にトナー容器のトナー残量の推定精度を向上させる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、画像データに基づき感光体を露光して現像剤にて現像することで画像を形成する画像形成装置であって、現像剤を収容した交換可能な現像剤容器と、前記現像剤容器から現像ユニットへ現像剤を補給する現像剤補給手段と、前記現像剤により画像を現像する交換可能な前記現像ユニットと、前記現像ユニット内の現像剤が所定量より多いことを検知する現像剤検知手段と、現像による現像剤消費量を画像データから算出する消費量算出手段と、前記現像剤容器から現像ユニットへ現像剤を補給した時を基準とする、前記現像剤消費量の累積値を算出する累積消費量算出手段と、前記消費量算出手段が推定した前記現像剤消費量を、記憶している前記現像剤容器内の現像剤残量から減じて前記現像剤残量を更新する現像剤残量算出手段と、前記現像ユニットが交換されたことを検知する現像ユニット交換検知手段と、前記現像ユニット交換検知手段が現像ユニットが交換されたことを検知した場合、前記現像ユニット内の現像剤の残量であるユニット残量の交換前後の差を算出する現像剤差分算出手段と、前記現像剤残量算出手段が算出した前記現像剤残量を、前記差により補正する現像剤残量補正手段と、を有することを特徴とする。
現像ユニットが交換された場合にトナー容器のトナー残量の推定精度を向上させる画像形成装置を提供することができる。
トナー容器の断面図の一例である。 本実施形態の画像形成装置のトナー残量の推定方法の概略を説明する図の一例である。 画像形成装置の概略構成図の一例である。 画像形成装置のハードウェア構成図の一例である。 現像ユニットトナー検知センサの一例を示す図である。 画像形成装置の機能ブロック図の一例である。 画像処理ICによるトナー消費量の求め方を説明する図の一例である。 スキュー補正について説明する図の一例である。 トナー容器の累積トナー消費量(X軸)とユニット残量(Y軸)の関係を示したグラフ図の一例である。 トナー容器の累積トナー消費量(X軸)とユニット残量(Y軸)の関係を示したグラフ図の一例である。 画像形成時のトナー残量の算出手順を示すフローチャート図の一例である。 現像ユニット交換検知部が現像ユニットが交換されたか否かを検知する手順を示すフローチャート図の一例である。 現像ユニット交換検知部が新品の現像ユニットへの交換を検知した際に、トナー残量算出部がトナー残量を算出する手順を示すフローチャート図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲が、本実施の形態に限定されるものではない。
図2は、本実施形態の画像形成装置のトナー残量の推定方法の概略を説明する図の一例である。
(1)交換前の現像ユニットの状態
画像形成装置は、印刷した際のトナー消費量を算出することでトナー容器のトナー残量を計算する。現像ユニットにトナーが残っているので(図のA)、トナー残量はC+Aとなる。以下、区別するため、トナー容器のトナー量を「トナー残量」、現像ユニットのトナー量を「ユニット残量」という。
(2)交換時の現像ユニットのユニット残量
旧品の現像ユニットのユニット残量はA、新品の現像ユニットのユニット残量はBである。しかしながら、ユニット残量A、Bを直接、観測することはできない。
(3)そこで、画像形成装置は、現像ユニットが交換されたことを検知した場合、ユニット残量Aとユニット残量Bの差Tdiffを算出し、トナー残量Cを補正する。差Tdiffは、ユニット残量の誤差なので、以下、誤差Tdiffという。
誤差Tdiffは、累積トナー消費量Tと現像ユニットへのトナー補給量Tsupから算出することができる。最後のトナー補給時から次のトナー補給時までの累積トナー消費量Tは、最後のトナー補給量Tsupと等しいはずである(補給されたトナー補給量Tsupが消費されたので次のトナー補給が行われるため)。また、毎回のトナー補給量Tsupはほぼ一定である。
したがって、累積トナー消費量Tとトナー補給量Tsupの差が誤差Tdiffである。トナー補給量Tsupは実験的に正確な値を求めることができる。
diff=累積トナー消費量T−トナー補給量Tsup
この誤差Tdiffをトナー残量Cに反映させる。
トナー残量=トナー残量+Tdiff
これにより、現像ユニットが交換されたことを検知し、誤差Tdiffで補正することで現像ユニットだけが交換されてもトナー残量を正確に更新することができる。
〔構成例〕
図3は画像形成装置の概略構成図の一例を示す。画像形成装置100は、主な構成部材として、露光器7、トナー容器22A〜22D、現像ユニット2A〜2D、転写ベルト12、廃トナーボックス23、給紙トレイ14、用紙搬送機構24、定着器18、及び、排紙トレイ25を有する。
露光器7は、光を感光体5A〜5Dに照射して静電潜像を感光体上に形成する。露光器7は主にレーザ光源とポリコンミラーを組み合わせた方式とLEDアレイを用いた方式があるが、露光方式はどのようなものでもよい。また、図はカラー画像の形成が可能なように、露光器7は4本のレーザ光が照射可能であるが、単色の画像のみが形成可能な露光器7でもよい。
露光器7は、例えばシアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの各色の画像データに基づき決定された照射位置にレーザ光を照射して感光体5A〜5Dの帯電を除去し、トナーの付着位置を決定する。
トナー容器22A〜22Dは、紙面の奥向きに長手方向を有し、現像ユニット2A〜2Dに供給されるトナーを収容している。トナー容器22A〜22Dは画像形成装置100に着脱可能に取り付けられている。トナー容器22A〜22Dは、アジテータ28A〜28D、スクリュー29A〜29D及びトナー供給クラッチ42A〜42Dを有している。アジテータ28A〜28Dは紙面の奥行き方向を軸にして回転する攪拌部材又はほぐし部材である。スクリュー29A〜29Dはトナー供給クラッチ42で閉口されたトナーの補給口に向けてトナーを輸送する。トナー供給クラッチ42は現像ユニット2A〜2Dとトナー容器22A〜22Dの補給口を開閉して、連通状態と離隔状態を切り替える。連通状態の場合に、スクリュー29A〜29Dが回転することで規定の補給量が現像ユニット2A〜2Dに補給される。
現像ユニット2A〜2Dは、トナーを貯留すると共に感光体5A〜5Dにトナーを付着させる現像器である。現像ユニット2A〜2Dは、3つの供給ローラ15A〜15Dを有している。現像ローラ8A〜8Dと供給ローラ15A〜15Dの表面間隔が2、3ミリ程度空いているため、現像ユニット2A〜2Dに貯留しているトナーは供給ローラ15A〜15Dより現像ローラ8A〜8Bまで運ばれる。なお、供給ローラ15A〜15Dは1個又は2個でもよく、供給ローラの代わりに攪拌部材を有していてもよい。現像ローラ8A〜8Bの表面は、例えば導電性ウレタンゴムやシリコーンゴムで構成され、供給ローラ15A〜15Dの表面は発泡ポリウレタンなどのスポンジローラで構成される。
なお、現像ローラ8A〜8Bの軸方向に沿って、表面から所定間隔に現像ブレードが配置されている。現像ブレードは、供給ローラ15A〜15Dから現像ローラ8A〜8Bの表面上に搬送されたトナーの層厚を所定量に規制する。
感光体5A〜5Dの周囲には、帯電ローラ6A〜6D、現像ローラ8A〜8D、及び、クリーニング装置9A〜9D、及び、転写器11A〜11Dが配置されている。帯電ローラ6A〜6Dは感光体5A〜5Dを一様な高電位に帯電させ、帯電された感光体5A〜5Dに露光器7からレーザ光が照射される。レーザ光が照射された部位は低電位部の静電潜像となり、現像ローラ8A〜8Dからトナーが付着される。感光体5A〜5Dのトナーは転写ベルト12に転写される。転写ベルト12に転写された残りのトナーは、クリーニング装置9A〜9Dにより除去される。クリーニング装置9A〜9Dは、ブレード、トナー回収部、及び、搬送スクリューを有し、ブレードは感光体5A〜5Dに残ったトナーを書き取りトナー回収部に回収する。搬送スクリューはトナー回収部のトナーを廃トナーボックス23に搬送する。
転写ベルト12は、回転駆動される二次転写駆動ローラ3と転写ベルトテンションローラ4とに巻回されたエンドレスのベルトである。各感光体5A〜5Dには、転写ベルト12を介して転写器11A〜11Dが対にそれぞれ対向配置されている。各転写機11A〜11Dは、それぞれ転写ベルト12の内周面に当接され転写ベルト12を各感光体5A〜5Dの表面に接触させる。転写機11A〜11Dに電圧が印加されると、電界が発生し、感光体5A〜5Dのトナーが転写ベルト12に転写される。
転写ベルト12上のトナー像は二次転写ローラ13により用紙Pに転写される。転写ベルト12の紙面右側にはクリーニング装置121が配置されており、転写ベルト12に残ったトナーは回収され廃トナーボックス23に搬送される。
給紙トレイ14は、二次転写ローラ13と二次転写駆動ローラ3が形成する二次転写部に供給される用紙Pが積載される給紙手段であり、給紙トレイ14に装備されている給紙ローラ16が用紙Pを繰り出して、摩擦パッドにより1枚ずつに分離する。用紙Pは用紙搬送機構24により二次転写ローラ13、定着器18、及び、排紙トレイ25まで搬送される。給紙ローラ16で搬送された用紙Pはレジストセンサ27で検知され、トナー像が二次転写部に到達するタイミングまでレジストローラ17で保持される。
レジストローラ17は、挟み込んだ用紙Pを所定のタイミングで二次転写部に送り込む。二次転写ローラ13は、二次転写駆動ローラ3と対向配置される。二次転写ローラ13は、印刷時以外は二次転写駆動ローラ3と離間されており(又は常に接触していていもよい)、印刷時に二次転写ローラ13を転写ベルト12に当接させると共に二次転写電界を発生させる。これにより、用紙Pには二次転写部でフルカラー画像が一括転写される。
定着器18は用紙Pに形成されたフルカラー画像を熱と圧力作用により用紙Pに定着させる。片面印刷の場合は、そのまま排紙トレイ25に排紙される。両面印刷の場合は、排紙センサ21により用紙Pの終端が通紙したことが検知されると、排紙ローラ19が逆回転して、用紙Pは先頭を逆にして両面印刷給紙路241に搬送される。用紙Pは両面センサ26により検知されると、両面ローラ20により両面印刷給紙路241を搬送され、再度、二次転写部に搬送され、今度は用紙Pの反対面にフルカラー画像が転写される。
なお、図3の画像形成装置は、いわゆるタンデム型であるが、4サイクル方式(中間転写体に順次4色のトナー画像を重ねて転写した後,中間転写体上の4色トナー画像を1回で用紙に転写する方式)の画像形成装置でもよい。また、転写ベルト12にフルカラー画像を転写することなく、用紙4に直接、トナー画像を形成する画像形成装置でもよい。
図4は、画像形成装置100のハードウェア構成図の一例を示す。なお、図4において本実施形態に特徴的でない構成は図示を省略している。画像形成装置100は、システムバス30に接続された外部I/F31、CPU32、ROM33、RAM34、操作パネルI/F35、NVRAM37、I/O38、及び、画像処理IC39、を有している。
CPU32は、ROM33に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス30に接続される各種デバイスとのアクセスを総括的に制御し、I/O38を介して接続されるトナー供給モータ41、現像ユニットトナー検知センサ43、及び、トナー供給クラッチ42、などの電装品の入出力を制御する。すなわち、ROM33には、後述するフローチャートで示されるような処理を画像形成装置100が実現するためのプログラムなどが記憶されている。プログラムはROM33でなく不図示のHDD(Hard Disk Drive)に記憶されていてもよい。
CPU32はROM33に記憶されているプログラムを実行するほか、外部I/F31を介してホストコンピュータなどの外部装置(図示せず)との通信処理が可能となっている。
RAM34はCPU32の主メモリ、ワークエリア等として機能するランダムアクセスメモリであり、記録データの展開領域、環境データ格納領域等に用いられる。
NVRAM37は各色毎に用意されており、NVRAM(K)37はブラックのトナー容器22Aに、NVRAM(C)37はシアンのトナー容器22Bに、NVRAM(M)はマゼンダのトナー容器22Cに、NVRAM(Y)37はイエローのトナー容器22Dに、それぞれ搭載されている。NVRAM37には各トナー容器22A〜22Dのトナー残量などの情報が記録される。
操作パネルI/F35は、操作パネル36とCPU32とのインタフェースである。操作パネル36にソフトキーや設定条件を表示し、ユーザによる操作パネル36への入力を受け付け、表示内容を更新する。また、設定条件をCPU32に通知する。
I/O38は、入出力インタフェースであり、各種の周辺機器を接続することができる。I/O38は複数あるが図示を省略している、又は、I/O38にマルチプレクサを介して周辺機器が接続されている。I/O38には、トナー供給モータ41、各色のトナー供給クラッチ42、及び、各色の現像ユニット2A〜2Dの現像ユニットトナー検知センサ43が接続されている。
CPU32がトナー供給モータ41を駆動させると、上記のアジテータ28A〜28D及びスクリュー29A〜29Dが回転する。また、CPU32は各トナー供給クラッチ42をONにすることで、トナー容器22A〜22Dと現像ユニット2A〜2Dを選択的に連通状態にする。また、CPU32は所定のタイミングで現像ユニットトナー検知センサ43にトナー残量を検知させ、トナー残量を監視する。
画像処理IC39は、コントローラ40から画像データを受け取り、露光部7に画像データを送信する。コントローラ40は、ネットワークカードなどを介してPC(Personal Computer)と接続されており、PCからPDL(Page Description Language)データを受け取り、一般的な画像処理を行ってページ単位のラスタデータに変換する。すなわち、PDLで記述された文字、グラフィック、イメージ(写真)を分離し、色変換(RGB→CMYK)を行い、それぞれに適した色変換、スクリーン(文字とグラフィックは解像度、イメージは高階調)でラスタデータに変換する。
画像処理IC39は、コントローラ40から受け取った画像データから1ページあたりのトナー消費量を算出し、算出したトナー消費量を、システムバス30を介してCPU32に通知する。
〔ユニット残量の検知〕
現像ユニットトナー検知センサ43が、ユニット残量が一定値未満か否かを検知する方法としては、例えば、以下のような方法がある。
図5(a)は、現像ユニットトナー検知センサ43の一例を示す図である。現像ユニット2A〜2Dに、予め、光を透過させる透過窓431、432を対向するように2つ設けておく。現像ユニットトナー検知センサ43は、発光素子433と受光素子434を有し、発光素子433は透過窓431の外側に、受光素子434は透過窓432の外側に配置される。
ユニット残量が一定値未満の場合、発光素子433の光は透過窓431を透過して現像ユニット内を直進して、反対側の透過窓432を透過し受光素子434にて受光される。ユニット残量が一定値より多い場合、発光素子433の光は透過窓431を透過して現像ユニット内を直進する際、トナーにより吸収されるので、反対側の透過窓432まで到達しない。したがって、受光素子434が光を検知するか否かにより、現像ユニット内のユニット残量が一定値未満か否かを判定できる。現像ユニット内のユニット残量が一定値未満になったことを「現像ユニットトナー検知センサOFF」、一定値より多いことを「現像ユニットトナー検知センサON」と称す。
現像ユニットトナー検知センサOFFの検知精度を高めるために、トナーの色により発光部の光量を調整することが有効である。また、受光部のセンサ値をアナログ値のまま処理するのでなく、A/D変換した値を用いることも有効である。
図5(b)は、現像ユニットトナー検知センサ43の一例を示す図である。図5(b)では振動素子435によりユニット残量が一定値未満であることを検出してもよい。振動素子435は、例えばMEMSで形成され、常に微小振動している。振動片の変位量は障害物により制限されるので、振動片を現像ユニット内の所定の高さに設置しておくことで、トナーが該高さまであるか否かを判定できる。
画像形成装置100は、現像ユニットトナー検知センサ43により現像ユニットトナー検知センサOFFが検知されると、個別にトナー容器22A〜22Dから現像ユニット2A〜2Dにトナーを補給する。
〔機能ブロック図〕
図6は、画像形成装置100の機能ブロック図の一例を示す。CPU32はROM33に記憶されたプログラムを実行して図示する機能を実現する。図示する機能はトナー容器22A〜22Dのトナー残量の検知に関する機能であり、その他の機能は省略されている。画像形成装置100は、トナー残量算出部54、累積消費量算出部53、現像ユニット内トナー検知部52、トナー補給部51、現像ユニット交換検知部50、及び、記憶部55を有している。記憶部55は、例えばNVRAM37を実体としている。
トナー残量算出部54は、画像処理IC39から1ページ分のトナー消費量を受け取り、トナー容器22A〜22Dの残量を算出する。算出したトナー残量は、記憶部55にトナー残量として記録される。交換直後のトナー容器22A〜22Dのトナー量(初期値)は予め決まっているので、トナー消費量が分かればトナー残量を求めることができる。トナー残量の算出については、図11〜13のフローチャート図で詳細に説明する。
現像ユニット交換検知部50は、現像ユニット2A〜2Dが交換されたか否かを検知する。なお、交換には旧品から新品の交換だけでなく、旧品から旧品の交換(臨時に使い回すような場合)がある。交換検知されたという情報は、トナー残量算出部54に通知され、トナー残量を計算するために用いられる。現像ユニット2A〜2Dの交換検知については図12,13のフローで詳細を記載する。
現像ユニット内トナー検知部52は、現像ユニットトナー検知センサ43を用いてユニット残量が一定値未満か否かを検知する。例えば1つのジョブが終わる毎、一定時間毎、又は、一定ページ数の印刷毎、などの定められたタイミングで現像ユニットトナー検知センサ43にユニット残量が一定値未満か否かを検出させる。
現像ユニットトナー検知センサ43が現像ユニットトナー検知センサOFFを検知した場合、現像ユニット内トナー検知部52はそれをトナー補給部51に通知する。
トナー補給部51は、トナー容器22A〜22Dから現像ユニット2A〜2Dにトナーを供給するために、トナー供給モータ41、及び、各トナー供給クラッチ42を制御し、一定量のトナー補給量Tsupだけトナー容器22A〜22Dから現像ユニット2A〜2Dにトナーを補給する。トナーの補給量Tsupは、連通状態におけるスクリュー29A〜29Dの回転の持続時間により制御され、トナー補給部51は一定量の補給量Tsupのトナーが補給されるように、トナー供給モータ41及び各トナー供給クラッチ42を制御する。
〔トナー消費量の求め方〕
図7は、画像処理IC39によるトナー消費量の求め方を説明する図の一例である。画像処理IC39は、自身が持つラインメモリから画像データを読み出して、画素毎にトナー消費量を算出する。
図示するように、注目画素Aを中心に5×5のマトリクスデータを生成する。つまり、ラインメモリから読み出した画像データから、主走査方向に5画素、副走査方向に5画素の濃度を抽出し、その中心の画素Aに注目する。なお、濃度データのγ変換は露光手段(レーザ又はLEDアレイ等)の特性に応じて予め行っておく。
また、注目画素A、注目画素Aに隣接した参照画素B〜I、及び、1画素を置いて隣接した参照画素J〜Yそれぞれに重み付け係数を設定しておき、注目画素Aの合計光量を算出する。光量は、視覚的な濃淡を計算するという意味であり、トナーの濃度と同等の意味である。濃度と重みは[a:b]で表されている。例えば[3:0]は全体で0bit〜3bitの4bitの数値であることを意味している。したがって、左側の数字が大きい方が重み付けが大きい。
重み付け係数は、注目画素Aを挟んで点対称な関係にある参照画素同士(例えば、BとF、CとG、DとH、EとI、JとR、KとS、LとT、MとU、NとVなど)では共通の値を用いる。注目画素Aの重み付け係数はmainで表し、参照画素の重み付け係数はref1_n又はref2_nで表す(nは識別番号)。ref1_n>ref2_nである。また、画素を識別するアルファベットは、そのままその画素の濃度を表している。
注目画素Aの光量 = A*main + (C+G)*ref1_1 + (E+I)*ref1_2 + (B+D+F+H)*ref1_3 + (L+T)*ref2_1 + (P+X)*ref2_2 + (K+M+S+U)*ref2_3 + (O+Q+W+Y)*ref2_4 + (J+N+R+V)*ref2_5 …(1)
注目画素Aの濃度だけでなく参照画素の濃度を考慮に入れるのは、注目画素に対する露光が周囲の画素にも影響するためである。また、影響は注目画素Aに近いほど大きく、点対称な位置では同程度になるので、上式(1)のように算出できる。したがって、このように注目画素Aだけでなく参照画素の光量を考慮することで、正確なトナー消費量を算出できる。なお、5×5の画素を参照画素とするのは一例であって、露光が影響する画素の範囲と計算負荷を考慮して決定すればよい。
画像処理IC39は、光量からトナー消費量を求める換算式f(Aの光量)を有している。換算式fはAの光量に対する一次式である。
トナー消費量の換算値 =f(Aの光量)
ところで、トナーが現像される量(用紙に付着する量)は感光体5A〜5Dを露光するレーザやLEDの光量に比例するが、ある光量レベル(上限値)で飽和し、それ以上は光量を大きくしても現像量は変化しない。そこで、算出したAの光量に対し飽和処理を行う。
Aの光量 ≦ 上限値 の場合 → トナー消費量の換算値 =f(Aの光量)
Aの光量 > 上限値 の場合 → トナー消費量の換算値 =f(上限値)
さらに、注目画素Aの光量から算出されるトナー消費量の換算値から、注目画素Aの光量の一定量のオフセット値に相当する分だけ減算する。これは、注目画素Aの光量とトナーの現像量の関係を考慮したもので、オフセットにより実際にトナーが現像される現像量に近づけることができる。なお、減算結果がマイナスの場合には結果をゼロとする。
以上から、トナー消費量の換算値は以下のように求められる。
(i) 式(1)を用いてAの光量を算出する
(ii) 飽和処理を行うと共に、換算式fを使って1画素あたりのトナー消費量の換算値を求める
(iii) 「トナー量の換算値 − オフセット値」を算出する
画像処理IC39は、1ページの全画素に以上の計算を行う。例えば、注目画素Aの後、右に隣接したEに対して行い、その次にPに対して行う。また、1ページはCMYKに分解されているので、CMYK毎に1ページ内の全画素に対して行う。CMYK毎にトナー消費量の換算値を合計することで、1ページ分の、CMYKのトナー消費量換算値の合計が得られる。なお、周辺画素が画像領域外になった場合、周辺画素を光量ゼロの画素として扱う。
<スキュー補正の考慮の必要性について>
上記の計算方法は露光手段に応じて適正化されているので、露光手段に応じて変更することで精度の高いトナー消費量を算出することができる。
露光部7がレーザと回転体(ポリゴンミラー)による走査型の場合は、濃度を用いて消費量を計算することで、精度の高い消費量を算出できる。これに対し、露光部7がLEDを採用したライン型の露光手段(ラインヘッド)の場合、ライン上に配置された発光素子がうねっている。このため、ライン型の露光手段の場合、スキュー補正されることが多い。
図8(a)はラインヘッド71の概略斜視図の一例を示している。ラインヘッド71A〜71Dでは、主走査方向にLEDがライン状に配置されている。図8(b)は印字対象の画像データを模式的に示す図の一例である。図の水平方向が主走査方向を、垂直方向が副走査方向である。仮にスキュー補正せずに図8(b)の画像データを印字した場合、ラインヘッドがスキューしているため、画像はスキューする。図8(c)はスキュー補正せずに印字された画像である。
このような画像のスキューを補正するために、スキュー補正では、図8(d)に示すように、ラインメモリから読み出される画像データの順番が、主走査方向1画素に対し副走査方向に1画素シフトされる(画素1の次に2を読み出すのでなく、1の次に6、その次に2、その次に11という順番になる)。何画素毎に副走査方向に1画素シフトするかはラインヘッドのスキューの程度により変わってくる。
スキュー補正することで、図8(d)の画像データが印刷されると画像は、スキューしない画像となる。図8(e)はスキュー補正後に印字された画像である。
ここで、図8(d)のスキュー補正した画像データの画素13に注目した場合、トナー消費量の算出には図8(f)に示す枠内の画素の濃度が用いられる。しかし、実際に印刷される画像は図8(e)の画像なので、画素13に隣接する画素が図8(f)と図8(e)で変わってしまう。例えば、図8(f)では注目画素13に隣接した参照画素が画素12,8,4,9,14,18,22,17なのに対し、図8(e)では参照画素は7,8,9,14,19,18,17,12である。
このように、実際に印刷される画素の配置は、図8(e)のスキュー補正前の画像データと同じであるため、画像形成装置がライン型の露光手段の場合、スキュー補正する前の画像データに対し、トナー消費量を算出することが好適である。これにより、露光部7がLEDアレイの場合でも、トナー消費量の精度が低下することを抑制できる。
〔現像ユニットの交換によるトナー残量の誤差Tdiff
図9は、トナー容器の累積トナー消費量(X軸)とユニット残量(Y軸)の関係を示したグラフ図の一例である。実線は実際のユニット残量を示し(現像ユニットが交換されたために垂直に増減する)、点線は現像ユニット2A〜2Dが交換されていない場合のユニット残量を示す。
累積トナー消費量〔g〕はトナー消費量を累積したものなので、印刷により常に増加する(図11〜13の累積消費量Tcは、トナー容器から現像ユニットへのトナー補給によりいったんゼロになる。)。これに対し、縦軸のユニット残量〔g〕は、トナー消費量に比例して減少する場合(左斜め上の直線で表される)、トナー補給により増大する場合(Tsupが添えられたX軸に垂直な直線で表される)、及び、現像ユニット2A〜2Dの交換により増減する場合(現像ユニット交換と記されたX軸に垂直な直線で表される)、とがある。なお、図9は現像ユニットの交換によりユニット残量が増大した場合を示す。
現像ユニットトナー検知センサ43が現像ユニットトナー検知センサOFFを検知した時の累積トナー消費量T1では、トナー容器22A〜22Dから現像ユニット2A〜2Dにトナーが補給され、「トナー補給後の現像ユニット内トナー量」まで増大する。現像ユニットトナー検知センサ43が現像ユニットトナー検知センサOFFを検知するユニット残量は一定であり、補給量Tsupも一定である。したがって、「トナー補給後の現像ユニット内トナー量」も一定である。
その後、累積トナー消費量が増加するに従い、再び、ユニット残量が比例して減少する。現像ユニットトナー検知センサ43がOFFを検知する前に、現像ユニット2A〜2Dのみが交換された場合、交換前後でユニット残量が変化する(図では大きくなっている)。このため、現像ユニットトナー検知センサ43がOFFを検知するタイミングが変化する。図では変更前のユニット残量がPTa、変更後のユニット残量がPTbとなっている。PTaとPtbの差が誤差Tdiffであるが、現像ユニットトナー検知センサ43は、現像ユニット内のトナー量を数値として測定できないため、PTa、PTb及びTdiffを測定できない。
そこで、トナー残量算出部54は、現像ユニットトナー検知センサ43が現像ユニットトナー検知センサOFFを検知するタイミングが変わることを利用して、誤差Tdiffを算出する。
現像ユニットの交換後、累積トナー消費量が増加すると現像ユニットトナー検知センサ43が現像ユニットトナー検知センサOFFを検知し、累積トナー消費量T2において2回目のトナーの補給が行われる。1回目のトナー補給から2回目のトナー補給までの累積トナー消費量は現像ユニット2A〜2Dの交換がなければTsupと等しいはずなので、1回目のトナー補給から2回目のトナー補給までの累積トナー消費量と補給量Tsupとの差が、誤差Tdiffである。したがって、1回目のトナー補給までの累積トナー消費量をT1、2回目のトナー補給までの累積トナー消費量をT2とすると、誤差Tdiffは以下の式で算出できる。
diff(g)=T2−T1−Tsup
T1、T2は、上述したトナー消費量の算出方法で求められている。1回の補給量Tsupは、補給時間t〔s〕と単位時間あたりの補給量dS〔g/s〕を用いて以下の式で算出することができる。
sup=t×dS
dSは、前回の補給時間と補給してからの現像ユニットトナー検知センサ43が現像ユニットトナー検知センサOFFを検知するまでのトナー消費量を利用することで精度を上げる事ができる(現像ユニットが交換されていない場合、T2-T1=Tsupなので、T2-T1を補給時間tで割ればdSが求められる)。
算出した誤差Tdiffをトナー残量に加えれば、現像ユニット2A〜2Dの交換分を反映し、トナー残量を正確に算出できる。
なお、誤差Tdiffをトナー残量に一度に反映すると、トナー残量が急に変化することになる。場合によっては、操作パネル上のトナー残量が急に増加することになるため、ユーザが困惑する恐れがある。このため、本実施形態では、トナー残量算出部54は、画像形成によるトナー消費毎に誤差Tdiffを反映する。すなわち、補給してからのトナー消費量がTsup以上となった時に誤差Tdiffをトナー残量に加えるようなことをしない。詳細は、トナー残量更新フローにて説明する。
図10は、図9と同様のグラフ図の一例を示す。図10では、現像ユニット2A〜2Dを交換することで、変更前のユニット残量がPTaよりも変更後のユニット残量がPTbの方が小さくなっている。
この場合、点線で示した現像ユニット2A〜2Dが交換されていない場合に現像ユニットトナー検知センサ43が現像ユニットトナー検知センサOFFを検知するタイミングよりも前に、2回目のトナー補給が行われる(累積トナー消費量がT2となる)。現像ユニット2A〜2Dが交換されていない場合、累積トナー消費量T2とT1の差が補給量Tsupなので、PTaとPtbの差である誤差Tdiffは負値である。なお、この場合も累積トナー消費量T2とT1は算出されており、Tsupは一定なので誤差Tdiffは図9と全く同様に計算できる。
誤差Tdiffが負値の場合、誤差Tdiffをトナー残量に一度に反映しても、トナー残量が増大するわけではなく、また、誤差Tdiffはそれほど大きくない。このため、誤差Tdiffが負値の場合、トナー残量に一度に反映させてよい。詳細は、トナー残量更新フローにて説明する。
〔処理手順〕
図11は画像形成時のトナー残量の算出手順を示すフローチャート図の一例である。図11は現像ユニット2A〜2Dが旧品から旧品に交換された場合のトナー残量の算出手順である。図11の手順は、例えばトナーを消費する印刷ジョブが実行された後に実行される。算出手順はトナー容器毎に行われるが、以下ではトナー容器22Aを例に説明する。
S101:トナー残量算出部54は、現在のトナー残量Teを更新前のトナー残量Tpreとして保存する。トナー残量Teは、トナー容器22Aの初期のトナー量からトナー消費量Taを減じることで求められている。
S102:画像処理IC39が1ジョブ分の形成画像のトナー消費量Taを算出する。
S103:累積消費量算出部53がトナー消費量Taを用いて、トナー容器22Aから現像ユニットにトナーを補給してからの累積消費量Tcを算出する。すなわち、累積消費量Tcはトナー補給時にゼロとなる。Tcは、NVRAM37に記録される。
累積消費量Tc=Tc+Ta
S104:現像ユニット交換検知部50は、旧品の現像ユニット2Aへの交換があったかを判断する。旧品の現像ユニット2Aへの交換検知は図12、13にて説明する。S104の判定は、旧品の現像ユニット2Aへの交換の有無を判定するもので、旧品への交換がなければ新品への交換もないと判定する。
なお、旧品の現像ユニット2Aとは、別の画像形成装置に一度でも装着されていた現像ユニット2Aである。旧品の現像ユニット2Aは、過去に印刷に使用されているためユニット残量が不明である。
旧品の現像ユニット2Aへの交換がない場合(S104のN)、処理はステップS105へ進む。旧品の現像ユニット2Aへの交換があった場合(S104のY)、処理はステップS106へ進む。
S105:現像ユニット2Aの交換がないので、トナー残量算出部54はトナー容器22Aのトナー残量Teからトナー消費量Taを減じることで、トナー容器22Aのトナー残量Teを算出する。
トナー残量Te=Te−トナー消費量Ta
S106:旧品の現像ユニット2Aへの交換が検知された場合、トナー残量算出部54は、旧品の現像ユニット2Aへの交換検知後にトナー補給部51がトナー補給を実施したか否かを判定する。これは、S109、S111で説明するように、現像ユニット2Aの交換後、トナー補給が行われると誤差Tdiffが修正されているためである。
トナー補給を実施した場合(S106のY)、現像ユニット2Aの交換による誤差Tdiffの修正は完了しているので、処理はステップS105へ進む。トナー補給を実施していない場合(S106のN)、処理はステップS107へ進む。
S107:トナー残量算出部54は、補給量Tsupが累積消費量Tcより大きいかを判断する。この判定では、累積消費量Tcが補給量Tsup以上になったか否かが判定されており、結果的に、Tdiffが正か負かが判定されている。補給量Tsupが累積消費量Tcより大きい場合(S107のY)、処理はステップS108へ進む。補給量Tsupが累積消費量Tc以下の場合(S107のN)は、処理はステップS109へ進む。
S108:現像ユニット内トナー検知部52は、現像ユニットトナー検知センサONか否かを判断する。補給量Tsupが累積消費量Tcより大きいとは、図10の状況を意味している。しかし、現像ユニットトナー検知センサONの場合(S108のY)、トナーが現像ユニット内に一定値より多く存在するので、まだ、交換前後のユニット残量に差があるか否か(交換前後のどちらが多いか)判断できない状態である。このため、いったんステップS105へ進み、通常通りトナー残量を算出する。一度、S107でY、S108でYと判定された後に、累積消費量Tcが多くなることで、S107でNと判定されることもある。
現像ユニットトナー検知センサONでない場合(S108のN)は、現像ユニット内のトナーが一定値未満の状態である。すなわち、補給量Tsupが累積消費量Tcより大きく、かつ、現像ユニットトナー検知センサOFFなので、交換前のユニット残量の方が、交換後のユニット残量より多かったことが確定する(図10の状況)。よって、処理はステップS109へ進む。
S109:トナー残量補正部542は、トナー残量Teに現像ユニット交換前後の誤差Tdiffを以下の式で反映させる。差分算出部541は累積消費量TcとTsupから誤差Tdiffを算出する。なお、誤差Tdiffは負値である。
トナー残量Te=Te+Tdiff
交換前後の誤差Tdiff=累積消費量Tc−補給量Tsup
S110:ステップS107でNと判定された場合も、トナー残量算出部54は、現像ユニットトナー検知センサONか否か判断する。現像ユニットトナー検知センサONの場合(S110のY)は、現像ユニット内にトナーが一定値より多く存在する。すでに、累積消費量Tcが補給量Tsup以上なので、交換前のユニット残量の方が、交換後のユニット残量より少なかったか又は同じであったことが確定する(図9の状況)。
この場合、トナー残量補正部542は、トナー残量算出部54がトナー残量Teを減らすことを禁止する。現像ユニット2A内のトナーは1印刷ジョブにより少しずつ減っていくので、トナー残量Teを更新しないことで、実際のトナー残量を算出値であるトナー残量Teに近づけることができる。したがって、トナー残量を一度に誤差Tdiffだけ大きくすることなく、少しずつ現像ユニット交換前後の誤差Tdiffをトナー残量Teへ反映することができる。トナー残量更新を終了する。
現像ユニットトナー検知センサONでない場合(S110のN)は、ユニット残量が一定値未満の状態であるが、この場合は、交換前後のユニット残量が同じか、誤差Tdifが消費された状態である。処理はステップS111へ進む。
S111:通常のトナー残量の算出処理に戻り、トナー残量算出部54は、トナー残量Teからトナー消費量Taを減じることで、トナー残量Teを算出する。
トナー残量Te=Te−トナー消費量Ta
S112:ステップS112以降の処理は、トナー容器内のトナー残量Teがニアエンドになった場合のトナー残量Teの補正処理である。まず、トナー残量算出部54はトナー残量Teがゼロ以下か否かを判断する。ゼロ以下かどうかを判定するのは、S105、S109、S111の計算上はマイナスとなる場合があるためである。
トナー残量Teがゼロ以下でない場合(S112のN)、トナー容器22Aにトナーが十分に残っているので、処理は終了する。
S113:トナー残量Teがゼロ以下でない場合(S112のY)、トナー補給部51はトナー補給を行う。これは、トナー容器22A内のトナーを念のため使い切るための処置である。実際のトナー容器のトナー残量がゼロ以下でない場合、現像ユニット2Aにトナーが補給される。
S114:トナー残量算出部54は、現像ユニットトナー検知センサONか否か判定する。ニアエンドのはずなのに現像ユニットトナー検知センサ43がONの場合(S114のY)は、トナーが補給され現像ユニット内にトナーが一定値より多く存在するので、トナー残量Teの信頼性が低下している可能性があると判断される(通常は起こらないが人為的などの理由で生じる場合がある)。
S115:トナー残量算出部54は、トナー残量TeをS101で保管した更新前のトナー残量Tpreで置き換える。
トナー残量Te=トナー残量Tpre
すなわち、トナー残量Teの算出が困難なのでトナー残量Teを更新することなく元に戻す。
S116:現像ユニットトナー検知センサONでない場合(S114のN)、現像ユニット内にトナーが一定値未満の状態である。この場合は、S112の判定どおりトナー残量Teがゼロになっていると判断できる。よって、トナー残量補正部542はトナー残量Teを0とする。
トナー残量Te=0
以上の処理により、現像ユニット2Aのみが旧品の現像ユニット2Aに交換がされた場合においても、S107〜S111で誤差Tdiffの正負を判断しトナー残量Teを補正することで、トナー容器22Aのトナー残量Teの精度を向上させることができる。
<現像ユニットの交換検知>
続いて、現像ユニット2Aの交換の検知につて説明する。現像ユニット2Aの交換は、新品への交換と旧品への交換がある。
図12は、現像ユニット交換検知部50が現像ユニット2Aが交換されたか否かを検知する手順を示すフローチャート図の一例である。図12の手順は、例えば画像形成装置100のカバーが占められたタイミングなど、現像ユニット2Aの交換時に生じるハード的な割込みを契機に実行される。画像形成装置100は現像ユニット2A〜2D毎に図12の処理を行う。以下では、現像ユニット2Aを例に説明する。
S301:現像ユニット交換検知部50は、現像ユニット2Aが新品か否かを判断する。現像ユニット2Aが新品の場合(S301のY)、処理はS302へ進み、旧品の場合(S302のN)、処理はS303へ進む。
現像ユニット2Aが新品か否かを判断する手段の一例としては、現像ユニット2Aに取り付けられたヒューズが溶断されているかで判断する方法がある。ヒューズが溶断されている場合は旧品と判断し、溶断されていない場合は新品であると判断する。ヒューズが溶断されているか否かは、現像ユニット交換検知部50がI/O38経由で読み取る。新品であった場合は、旧品となったことを記録するためヒューズを溶断する。
S302:現像ユニット交換検知部50は、現像ユニット2Aが新品に交換されたと判断し、図12の交換検知判断を終了する。この後、図13の処理が行われる。
S303:新品への交換が検知されない場合、現像ユニット交換検知部50は、トナー容器22Aのトナー残量Teがニアエンド閾値Th_neより大きいか否かを判断する。トナー残量Teがニアエンド閾値Th_neより大きい場合(S303のY)は、処理はS304へ進む。トナー残量Teがニアエンド閾値Th_ne以下の場合(S303のN)は、トナー容器22Aがもうすぐ空になる(ニアエンド)状態であるため、現像ユニット2Aへトナー補給の際に補給量Tsupのトナーが正確に補給されておらず、現像ユニット2Aの交換を誤検知する可能性がある。そのため、現像ユニット交換検知部50は、現像ユニット2Aの交換検知を行わず処理を終了する。
なお、ニアエンド閾値Th_neはトナー容器22Aの大きさなどによって異なっていてよい。ニアエンド閾値Th_neはROM33に記録されている。
S304:現像ユニット交換検知部50は、補給量Tsupと補給してからの累積消費量Tcの差Diffを算出する。
Diff=補給量Tsup−補給してからの累積消費量Tc
S305:現像ユニット交換検知部50は、S304で算出した差Diffが閾値Th_chgより大きいか否かを判断する。閾値Th_chgより大きい場合(S304のY)は、処理はS306へ進む。閾値以下の場合(S304のN)は、処理はS308へ進む。閾値Th_chgは交換されたか否かを判断するための閾値であり、ROM33に記録されている。閾値Th_chgはゼロより大きい値である。差Diffが閾値Th_chgより大きい場合は、現像ユニット2Aの交換があったことを推定できる。
S306:差Diffが閾値Th_chgより大きい場合、現像ユニット交換検知部50は現像ユニットトナー検知センサONか否かを判断する。現像ユニットトナー検知センサONの場合(S306のY)、トナーが現像ユニット内にトナーが一定値より多く存在する。この場合、S305の判定が確定しないので、交換されていないと判断し終了する。
S307:現像ユニットトナー検知センサ43がONでない場合(S306のN)は、現像ユニット内にトナーが一定値未満の状態である。この場合、補給量Tsupと現像ユニットトナー検知センサOFFになった時の累積消費量Tcとの間に閾値Th_chg以上の差がある。ステップS305で差Diffが閾値Th_chgより大きいと判定されているため、図10の状況であることが分かり、現像ユニット交換検知部50は現像ユニット2Aが旧品に交換されたと判定する。S307の判定結果がS104の判定に用いられる。
S308:差Diffが閾値Th_chg以下の場合(S305のN)、現像ユニット交換検知部50は、ステップS304で算出された差Diffが「−閾値Th_chg」より小さいか否かを判断する。つまり、差Diffが負値でその絶対値が閾値Th_chgより大きいか否か判定される。差Diffが−閾値Th_chg以上の場合(S308のN)、差Diffは正値として大きくなく、負値として小さくないので、現像ユニット2Aは交換されていないと判断し処理を終了する。
S309:差Diffが−閾値Th_chg未満の場合(S308のY)、現像ユニット交換検知部50は、現像ユニットトナー検知センサONか否かを判断する。現像ユニットトナー検知センサONの場合(S309のY)、処理はS307へ進み旧品の現像ユニット2Aに交換されたと判定される。つまり、差Diffが負値として大きく、現像ユニット内にトナーが一定値より多く存在する場合は、累積消費量Tcが多いのに現像ユニット内にトナーも多いことから、図9の状況で現像ユニット2Aが交換されたと判定できる。
現像ユニットトナー検知センサONでない場合(S309のN)、現像ユニット内にトナーが一定未満の状態であるので、この場合は、差Diffが負値として大きいが現像ユニット内にトナーが一定未満になったので、交換を特定できないため処理を終了する。なお、現像ユニット2Aが交換されている場合は、S309でNと判定される前にS309でYと判定されるとしてよい。
以上の処理により、新品だけなく旧品の現像ユニット2Aの交換を検知することができる。なお、不揮発メモリ(NVRAM)が搭載された現像ユニット2Aでは、不揮発メモリに新品情報や現像ユニット毎にユニークなID情報を記録することで現像ユニット2Aの交換を検知できる。しかし、本実施形態ではコスト増となる不揮発メモリを用いることなく、現像ユニット2Aの交換を検知することができる。
<新品現像ユニット検知時のトナー残量の算出>
続いて、新品の現像ユニット2Aへの交換が検知された場合の、トナー残量の算出について説明する。
図13は、現像ユニット交換検知部50が新品の現像ユニットへの交換を検知した際に、トナー残量算出部54がトナー残量を算出する手順を示すフローチャート図の一例である。新品の現像ユニット2Aが検知された場合、トナー容器22A,22B,22C,22D毎に図13に記載された処理が実施される。以下では、トナー容器22Aを例に説明する。
S201:トナー残量算出部54は、現在のトナー残量Teを更新前のトナー残量Tpreとして保存する。
Tpre = トナー残量Te
S202:トナー残量補正部542は、トナー容器22Aのトナー残量Teを、新品の現像ユニット2Aのトナー量Tnewと、補給してからの累積消費量Tcを用いて算出する。新品の現像ユニット2Aには一定量のトナーが入っており、その値TnewはROM33に記録されている。
「新品現像ユニットのトナー量Tnew−補給してからの累積消費量Tc」が、現像ユニット交換前後のトナー残量の差である。
トナー残量Te=Te+(新品現像ユニットトナー量Tnew - 補給してからの累積消費量Tc)
S203:以降のS203〜S207の処理は、図11のS112〜S116と同様である。すなわち、トナー容器22Aがニアエンドになった場合のトナー残量Teを補正している。
まず、トナー残量算出部54はトナー残量Teがゼロ以下か判断する。ゼロ以下かどうかを判定するのは、トナー残量Teは計算上はマイナスとなる場合があるためである。
トナー残量Teがゼロ以下でない場合(S203のN)、トナー容器22Aにトナーが十分に残っているので、処理は終了する。
S204:トナー残量Teがゼロ以下でない場合(S203のY)、トナー補給部51はトナー補給を行う。これは、トナー容器22A内のトナーを念のため使い切るための処置である。トナー残量Teがゼロ以下でない場合、現像ユニット2Aにトナーが補給される。
S205:トナー残量算出部54は、現像ユニットトナー検知センサONか否か判定する。ニアエンドのはずなのに現像ユニットトナー検知センサONの場合(S205のY)は、トナーが補給され現像ユニット内にトナーが一定値より多く存在するので、トナー残量Teの信頼性が低下している可能性があると判断される(通常は起こらないが人為的などの理由で生じる場合がある)。
S206:トナー残量算出部54は、トナー残量TeをS201で保管した更新前のトナー残量Tpreで置き換える。
トナー残量Te=トナー残量Tpre
すなわち、トナー残量Teの算出が困難なのでトナー残量Teを更新することなく元に戻す。
S207:現像ユニットトナー検知センサONでない場合(S205のN)、現像ユニット内にトナーが一定値未満の状態である。この場合は、S203の判定どおりトナー残量Teがゼロになっていると判断できる。よって、トナー残量補正部542はトナー残量Teを0とする。
トナー残量Te=0
以上の制御により、新品の現像ユニット2Aへ交換された場合においても、トナー容器22Aのトナー残量の検知精度を向上させることができる。
2A〜2D 現像ユニット
5A〜5D 感光体
6A〜6D 帯電器
7 露光器
8A〜8D 現像ローラ
9A〜9D クリーニング装置
12 搬送ベルト
18 定着器
22A〜22D トナー容器
39 画像処理IC
42 トナー供給クラッチ
43 現像ユニットトナー検知センサ
51 トナー補給部
52 現像ユニットトナー検知部
53 累積消費量算出部
54 トナー残量算出部
100 画像形成装置
特開2001−239729号公報

Claims (11)

  1. 画像データに基づき感光体を露光して現像剤にて現像することで画像を形成する画像形成装置であって、
    現像剤を収容した交換可能な現像剤容器と、
    前記現像剤容器から現像ユニットへ予め定められた補給量の現像剤を補給する現像剤補給手段と、
    現像剤により画像を現像する交換可能な前記現像ユニットと、
    前記現像ユニット内の現像剤が所定量より多いことを検知する現像剤検知手段と、
    現像による現像剤消費量を画像データから算出する消費量算出手段と、
    前記現像剤容器から現像ユニットへ現像剤を補給した時を基準とする、前記現像剤消費量の累積値を算出する累積消費量算出手段と、
    前記消費量算出手段が算出した前記現像剤消費量を、記憶している前記現像剤容器内の現像剤残量から減じて前記現像剤残量を更新する現像剤残量算出手段と、
    前記現像ユニットが交換されたことを検知する現像ユニット交換検知手段と、
    前記現像ユニット交換検知手段が現像ユニットが交換されたことを検知した場合、前記現像ユニット内の現像剤の残量であるユニット残量の交換前後の差を算出する現像剤差分算出手段と、
    前記現像剤残量算出手段が算出した前記現像剤残量を、前記差により補正する現像剤残量補正手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像剤差分算出手段は、前記現像剤補給手段が現像剤を補給してから、前記現像剤検知手段が前記現像ユニット内の現像剤が所定量より多いことを検知しなくなるまでに前記累積消費量算出手段が累積した前記現像剤消費量の累積値から、
    前記現像剤補給手段が補給する現像剤の補給量を減じた値を、前記差として算出する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記現像ユニット交換検知手段は、前記現像剤補給手段が現像剤を補給してから、前記現像剤検知手段が前記現像ユニット内の現像剤が所定量より多いことを検知しなくなるまでに前記累積消費量算出手段が累積した前記現像剤消費量の累積値から、
    前記現像剤補給手段が補給する現像剤の補給量を減じた値が、閾値以上の時、現像ユニットが交換されたことを検知する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記消費量算出手段は、メモリに記憶された画像データから注目画素の画素値、及び、前記注目画素の周囲の画素の画素値を読み出し、
    前記注目画素の画素値に最も大きい重み付けをして、前記周囲の画素の画素値に前記注目画素未満の重み付けをして、重み付けされた前記注目画素と前記周囲の画素の画素値を合計することで、前記現像剤消費量を推定する、
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の画像形成装置。
  5. 前記現像剤残量補正手段は、
    前記累積消費量算出手段が推定した前記現像剤消費量の累積値が前記補給量以上となった場合に、前記現像剤検知手段が前記現像ユニット内の現像剤が所定量より多いことを検知している場合、前記現像剤検知手段が前記現像ユニット内の現像剤が所定量より多いことを検知しなくなるまで、前記現像剤残量から前記現像剤消費量を減じない、
    ことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の画像形成装置。
  6. 前記現像剤残量補正手段は、
    前記累積消費量算出手段が累積した前記現像剤消費量の累積値が前記補給量以上となる前に、前記現像剤検知手段が前記現像ユニット内の現像剤が所定量より多いことを検知しなくなった場合、前記現像剤残量から前記差を減じる、
    ことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の画像形成装置。
  7. 前記現像剤残量算出手段が算出した前記現像剤残量がゼロ以下になった場合に、
    前記現像剤補給手段が前記現像剤容器から前記現像ユニットへ現像剤を補給しても、 前記現像剤検知手段が前記現像ユニット内の現像剤が所定量より多いことを検知しない場合、
    前記現像剤残量算出手段は、前記現像剤残量をゼロにする、
    ことを特徴とする請求項5又は6記載の画像形成装置。
  8. 前記現像剤容器内の現像剤残量がゼロ以下になった場合に、前記現像剤補給手段が前記現像剤容器から前記現像ユニットへ現像剤を補給することで、
    前記現像剤検知手段が前記現像ユニット内の現像剤が所定量より多いことを検知した場合、
    前記現像剤残量算出手段は、前記現像剤が消費されても前記現像剤残量を更新しない、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前記現像ユニット交換検知手段は、新品の前記現像ユニットに交換されたことを検知した場合、
    前記現像剤残量補正手段は、新品の前記現像ユニット内の現像剤量から、前記現像剤補給手段が補給してから前記累積消費量算出手段が推定した前記現像剤消費量の累積量を減じた値を、前記現像剤残量に加えて前記現像剤残量を補正する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 複数の光源が主走査方向に平行に配列された露光手段の、主走査方向に対する傾き情報に基づき画像データの読み出し順を変更することで画像データの傾きを補正する傾き補正手段を有し、
    前記累積消費量算出手段は、前記傾き補正手段が読み出し順を変更する前の画像データの配置に基づき現像剤消費量を推定する、
    ことを特徴とする請求項1〜9いずれか1項記載の画像形成装置。
  11. 画像データに基づき感光体を露光して現像剤にて現像することで画像を形成する画像形成方法であって、
    現像剤補給手段が、現像剤を収容した交換可能な現像剤容器から現像ユニットへ予め定められた補給量の現像剤を補給するステップと、
    現像剤検知手段が、現像剤により画像を現像する交換可能な前記現像ユニット内の現像剤が所定量より多いことを検知するステップと、
    消費量算出手段が現像による現像剤消費量を画像データから算出するステップと、
    累積消費量算出手段が、前記現像剤容器から現像ユニットへ現像剤を補給した時を基準とする、前記現像剤消費量の累積値を算出するステップと、
    現像剤残量算出手段が、前記消費量算出手段が推定した前記現像剤消費量を、記憶している前記現像剤容器内の現像剤残量から減じて前記現像剤残量を更新するステップと、
    現像ユニット交換検知手段が、前記現像ユニットが交換されたことを検知するステップと、
    前記現像ユニット交換検知手段が現像ユニットが交換されたことを検知した場合、現像剤差分算出手段が、前記現像ユニット内の現像剤の残量であるユニット残量の交換前後の差を算出するステップと、
    現像剤残量補正手段が、前記現像剤残量算出手段が算出した前記現像剤残量を、前記差により補正するステップと、を有することを特徴とする画像形成方法。
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