JP7065625B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法 - Google Patents
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Description
前記画像形成装置において画像形成に使用する消耗品の推定使用量と、該消耗品の残量と、に基づいて、該消耗品の残りの使用可能期間を求める計算手段と、
前記使用可能期間に基づいて、交換用の消耗品の準備を促す信号の出力を制御する制御手段と、
情報を表示する表示画面を備える操作パネルと、
前記信号に対応する前記消耗品の配送に関する情報が前記表示画面に表示されるように前記表示画面を制御する表示コントローラと、
を備えることを特徴とする。
先ず、本実施形態に係る画像形成装置の画像形成プロセスに係る主要な構成について、図1を用いて説明する。本実施形態に係る画像形成装置に適用可能な方式としては、電子写真方式、オフセット印刷方式、インクジェット方式等の複数の方式が挙げられるが、本実施形態では一例として、電子写真方式を用いたカラー印刷が可能な画像形成装置について説明する。然るに図1には、電子写真方式を用いたカラー印刷が可能な画像形成装置101の画像形成プロセスに係る主要な構成(一部)を示している。
記録材Sは記録材収納部151内のリフトアップ装置152上に積載される形で収納されており、給紙ローラー153により画像形成タイミングに合わせて給紙される。もちろん、他の給紙方式であってもいい。給紙ローラー153により送り出された記録材Sは給紙搬送パス154を通過し、レジストローラー155へと搬送される。レジストローラー155において斜行補正やタイミング補正を行った後、記録材Sは二次転写部へと送られる。二次転写部は、対向する第一の二次転写部材である二次転写内駆動ローラー2および第二の二次転写部材である二次転写外ローラー156により形成される転写ニップ部である。そして、所定の加圧力と静電的負荷バイアスが与えられることで、中間転写ベルト上のトナー像が記録材S上に転写される。
以上説明した二次転写部までの記録材Sの搬送プロセスに対して、同様のタイミングで実行される二次転写部までの画像形成プロセスについて説明する。本実施形態に係る画像形成装置101は、イエロー(Y)の現像剤(トナー)で画像を形成する画像形成部110Y、マゼンタ(M)の現像剤(トナー)で画像を形成する画像形成部110M、を有する。また、本実施形態に係る画像形成装置101は、シアン(C)の現像剤(トナー)で画像を形成する画像形成部110C、ブラック(BK)の現像剤(トナー)で画像を形成する画像形成部110K、を有する。画像形成部110Y、画像形成部110M、画像形成部110C、画像形成部110K、は何れも、トナーの色が異なる以外は同様の構成を有し且つ同様の動作を行うものであるから、以下では画像形成部110Yを例にとり、該画像形成部110Yの構成及び動作について説明する。また、画像形成部110Y、画像形成部110M、画像形成部110C、画像形成部110K、に共通の説明を行う場合には、画像形成部110Y、画像形成部110M、画像形成部110C、画像形成部110Kを画像形成部110と称する。
以上、それぞれ説明した記録材Sの搬送プロセスおよび画像形成プロセスを以って、二次転写部において中間転写ベルト1に形成されたフルカラーのトナー像が記録材S上に二次転写される。その後、記録材Sは定着前搬送部157により定着装置158へと搬送される。定着装置158には様々な構成および方式があるが、図1では対向する定着ローラー159および加圧ローラー160が形成する定着ニップ内で所定の加圧力と熱量を与えて記録材S上にトナー像を溶融固着させるものである。ここで、定着ローラー159は内部に熱源となるヒータを備え、加圧ローラー160は定着ローラー159に向かって付勢されている。定着装置158を通過して排紙反転ローラー161に搬送された記録材Sはそのまま排紙トレイ162上に排出されるか、もしくは両面画像形成を要する場合には分岐装置163に案内されて両面搬送装置164へと搬送されるかの経路選択が行われる。両面画像形成を要する場合、記録材Sは排紙反転ローラー161によるスイッチバック動作を行うことで先後端を入れ替え、両面搬送装置164へと搬送される。その後、給紙ローラー153より搬送されてくる後続ジョブの記録材とのタイミングを合わせて、再給紙パス165から給紙搬送パス154に合流し、同様に二次転写部へと送られる。裏面(2面目)の画像形成プロセスに関しては、先述の表面(1面目)の場合と同様であるから説明は省略する。
図2を用いて、消耗品としてのトナーボトルからのトナー補給動作について説明する。上述の画像の作像プロセスにおいて、現像装置114内に収容されたトナーを消費することにより、トナー画像を形成している。このため、作像プロセスが行われる度に現像装置114内のトナーが減少する。現像装置114に備えられた現像トナー量検知センサ131は、現像装置114内にトナーが一定量以上収容されているかを検知する。そして、現像装置114内のトナーが一定量を下回った場合、現像装置114に連結されたホッパー132に収容されたトナーが現像装置114内に補給される。ホッパー132内部には補給スクリュー133が備えられており、補給スクリュー133の回転量を制御することにより、一定量のトナーを現像装置114内へ補給することを可能としている。ここで、ホッパー132内に収容されたトナーの量が所定量以下となると、補給スクリュー133の回転量によらず現像装置114への正確な量のトナー補給が出来なくなる。しかし、ホッパー132に備えられたホッパートナー量検知センサ134によりホッパー132内にトナーが一定量以上収容されているかを検知する。そして、ホッパー132内のトナーの量が一定量を下回った場合、トナーボトル140に収容されたトナーをホッパー132内に補給する。なお、現像トナー量検知センサ131とホッパートナー量検知センサ134としては、透磁率を測定するインダクタンスセンサや、圧電振動子を用いた粉体レベルセンサが好適であるが、これらに限るものではない。
次に、図3は、トナーボトル140の残り使用可能期間(残日数Dbottle)を予測する画像形成装置101の制御ブロック図である。本実施形態では、「画像形成装置101が画像形成に使用する消耗品」がトナーであるケースについて説明するが、「画像形成装置101が画像形成に使用する消耗品」はトナーに限らない。
この計算により使用量検知部302は、現時刻Tにおいて使用されると推定されるトナーの使用量(推定使用量)Qを求める。この式では、画像1ピクセルあたりのトナー使用量の代表値=0.015[mg]、トナー補給回数1回あたりのトナー使用量の代表値=180[mg]としている。この式は、出力画像に基づいたトナー使用量推定とトナーボトルからのトナー供給量に基づいたトナー使用量推定との平均を用いて、現時刻において使用されると推定されるトナーの使用量を求めるための計算式である。
D日後のトナー使用量(中心値):UAVE×D
D日後のトナー使用量標準偏差 :√(σ2×D)
D日後の残量の予測誤差 :σL
遅配確率変数 :r
トナー残量 :W
とすると、図5(b)より
本実施形態を含む以下の各実施形態では、第1の実施形態との差分について説明し、以下で特に触れない限りは第1の実施形態と同様であるものとする。第1の実施形態に係る平均値UAVE及び標準偏差σの算出方法では、iを大きい値にすると、過去の規定期間の長さが長くなり、その分だけ、より多くの累積トナー使用量(データ)を保持しておく必要があり、それに要するメモリの使用量が増加する。仮に、全ての過去のデータを用いて平均値UAVEと標準偏差σを求めようとすると、莫大なメモリが必要になる。そこで、本実施形態においては、メモリの使用量を抑制するための抽出部308の動作について説明する。
σI(T)=√[{(p-1)σI(T-1)+(UT-UIAVE(T-1))2}/p]
ここで、pは、T<θpを満たす限りはp=Tであり、T≧θpを満たす限りはp=規定値となる。このような計算によれば、過去の全ての累積トナー使用量を保持しておく必要はなく、前回求めた平均値UIAVE(T-1)、標準偏差σI(T-1)を保持しておけば、使用メモリを抑制しつつ、上記のUAVE、σとしてそれぞれ利用可能な平均値UIAVE(T)、標準偏差σI(T)を求めることができる。
本実施形態の画像形成装置101では、消耗品としての回収トナーボックスの残り使用可能期間(残日数Dbox)を求める。図9は、回収トナーボックスの残り使用可能期間(残日数Dbox)を予測する画像形成装置101の制御ブロック図である。
本実施形態の画像形成装置101では、感光ドラム111の残り使用期間(残日数Ddrum)を求める。図10は、感光ドラム111の残り使用可能期間(残日数Ddrum)を予測する画像形成装置101制御ブロック図である。
なお、本実施形態を含む上記の各実施形態では、統計量は平均値や標準偏差に限らない。例えば、標準偏差の代わりに、標準偏差を二乗した分散を用いても構わない。また、平均値の代わりに、中央値や重み付き平均値を用いても構わない。例えば、累積トナー使用量の重み付き平均値としては、例えば、最近の累積トナー使用量ほど重みを大きくするようにしても良い。
上記のコントローラ300、900、1000が有する全ての機能部はハードウェアで実装しても良いし、一部をソフトウェアで実装しても良い。後者の場合、例えば、該ソフトウェアをコントローラ300(900,1000)内のメモリに格納しておき、コントローラ300(900,1000)が有するプロセッサが該ソフトウェアを実行することで、対応する機能部の機能を実現させることができる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (15)
- シートに画像を形成する画像形成手段を備える画像形成装置であって、
前記画像形成装置において画像形成に使用する消耗品の推定使用量と、該消耗品の残量と、に基づいて、該消耗品の残りの使用可能期間を求める計算手段と、
前記使用可能期間に基づいて、交換用の消耗品の準備を促す信号の出力を制御する制御手段と、
情報を表示する表示画面を備える操作パネルと、
前記信号に対応する前記消耗品の配送に関する情報が前記表示画面に表示されるように前記表示画面を制御する表示コントローラと、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記計算手段は、過去の規定期間内における前記推定使用量の統計量と、前記残量と、に基づいて、前記消耗品の残りの使用可能期間を求めることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記計算手段は、前記使用可能期間として異なる2つの使用可能期間を求め、
前記制御手段は、前記異なる2つの使用可能期間のうち少なくとも一方に基づいて前記信号の出力を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記計算手段は、規定時間ごとの推定使用量の累積を求め、前回求めた推定使用量の統計量と、今回に求めた推定使用量の累積と、に基づいて今回までの推定使用量の統計量を、前記過去の規定期間内における推定使用量の統計量として求めることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は前記信号を外部のサーバ装置に対して送信することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記消耗品の交換を検知した場合には、前記信号の出力を停止することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 前記消耗品はトナーであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置は前記消耗品としての複数色の色剤を用いて画像形成可能な画像形成装置であって、
前記表示コントローラは、前記複数色の色剤ごとに前記消耗品の配送に関する情報が表示されるように前記表示画面を制御することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 前記消耗品は回収トナーボックスであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 前記消耗品は感光体であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 前記表示コントローラは、前記消耗品の配送に関する情報とともに前記使用可能期間が表示されるように前記表示画面を制御することを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の画像形成装置。
- シートに画像を形成する画像形成手段と、情報を表示する表示画面を備える操作パネルと、を備える画像形成装置の制御方法であって、
前記画像形成装置において画像形成に使用する消耗品の推定使用量と、該消耗品の残量と、に基づいて、該消耗品の残りの使用可能期間を求める計算工程と、
前記使用可能期間に基づいて、交換用の消耗品の準備を促す信号の出力を制御する制御工程と、
前記信号に対応する前記消耗品の配送に関する情報が前記表示画面に表示されるように前記表示画面を制御する表示制御工程と、
を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 前記制御工程では、前記信号を外部のサーバ装置に対して送信することを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置の制御方法。
- 前記表示制御工程では、前記消耗品の配送に関する情報とともに前記使用可能期間が表示されるように前記表示画面を制御することを特徴とする請求項12または13に記載の画像形成装置の制御方法。
- 前記画像形成装置は前記消耗品としての複数色の色剤を用いて画像形成可能な画像形成装置であって、
前記表示制御工程では、前記複数色の色剤ごとに前記消耗品の配送に関する情報が表示されるように前記表示画面を制御することを特徴とする請求項12乃至14の何れか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
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