JP7065625B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、消耗品の管理技術に関するものである。
従来、画像形成装置は現像剤や紙などの消耗品を消費しながら画像の形成及び出力を行う。また、画像形成プロセスで用いられる感光体などの消耗部品(以下、上記の消耗品と消耗部品とをまとめて消耗品と称する)は、使用されるにつれて現像剤や紙粉による汚染や摺擦部の摩耗が進行し、所望の性能を発揮できなくなる。そのため、このような消耗品には、所定の部品寿命が設けられている。そして、これらの消耗品が使い切られた場合、又は、部品寿命に到達した場合には、画像形成装置は正常な画像を出力できなくなる。
そこで、画像形成装置を安定的に稼働させるために、次のようなことが求められている。即ち、消耗品が使い切られたり所定の部品寿命に到達したりする前にユーザに交換用の予備の消耗品を配送してユーザ側で一時的に保管し、補充あるいは交換(以下まとめて交換と称する)が必要になった際に速やかに交換を行えるよう備える。
これまで上記の要求に対し、例えば次のような技術が提案されている。ユーザの消耗品使用履歴から残量を予測してその予測残量の所定期間の傾きから算出した残量がゼロになるまでの日数(残期間)、それに加えて消耗品の配送に要する日数、から交換用の予備の消耗品を配送するタイミングを決定する(例えば、特許文献1)。
特開2017-37596号公報
しかしながら、ユーザの消耗品の使用状況は一定ではなく日々変化するため、正確に残量がゼロになるまでの日数(残期間)を予測することが困難である。然るに、配送された消耗品がユーザに届いた時にはまだ消耗品の残量が十分にある「早配」、逆にユーザに届く前に消耗品がなくなる「遅配」が発生する、という問題があった。過度な「早配」は、実際の交換前に消耗品が紛失するというリスクがある。一方、「遅配」は消耗品の枯渇のために画像形成装置が使用不能の状況に陥ってしまう。本発明では、画像形成装置における消耗品の使用可能期間をより高精度に求めるための技術を提供する。
本発明の一様態は、シートに画像を形成する画像形成手段を備える画像形成装置であって、
前記画像形成装置において画像形成に使用する消耗品の推定使用量と、該消耗品の残量と、に基づいて、該消耗品の残りの使用可能期間を求める計算手段と、
前記使用可能期間に基づいて、交換用の消耗品の準備を促す信号の出力を制御する制御手段と
情報を表示する表示画面を備える操作パネルと、
前記信号に対応する前記消耗品の配送に関する情報が前記表示画面に表示されるように前記表示画面を制御する表示コントローラと、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置における消耗品の使用可能期間をより高精度に求めることができる。
画像形成装置101の断面図。 トナーボトルからのトナー補給動作を説明する図。 画像形成装置101の制御ブロック図。 使用量検知部302の動作を示すフローチャート。 過去の規定期間内の累積トナー使用量、トナーの残量、の一例を示す図。 抽出部308及び予測部305の動作を示すフローチャート。 残日数を求めた例を示す図。 表示画面800における表示例を示す図。 画像形成装置101の制御ブロック図。 画像形成装置101の制御ブロック図。 平均値Dcenter(図11)を説明する図。 単日使用量と平均値と標準偏差を示した図。 pの値とUIAVEとσIとの関係を示す図。 判定部306の動作を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。なお、以下説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すもので、特許請求の範囲に記載した構成の具体的な実施形態の1つである。
[第1の実施形態]
先ず、本実施形態に係る画像形成装置の画像形成プロセスに係る主要な構成について、図1を用いて説明する。本実施形態に係る画像形成装置に適用可能な方式としては、電子写真方式、オフセット印刷方式、インクジェット方式等の複数の方式が挙げられるが、本実施形態では一例として、電子写真方式を用いたカラー印刷が可能な画像形成装置について説明する。然るに図1には、電子写真方式を用いたカラー印刷が可能な画像形成装置101の画像形成プロセスに係る主要な構成(一部)を示している。
図1は、4色の画像形成部を中間転写ベルト上に並べて配置した、所謂中間転写タンデム方式の画像形成装置101の断面図であり、厚紙対応力や生産性に優れる点から近年主流になっている。画像形成部110Y、110M、110C、110Kで形成されたトナー像は、中間転写ベルトユニット102を介して紙搬送部150によって搬送される記録材Sに転写されることで該記録材Sに画像が形成される。以下、記録材Sへの画像形成について説明を行う。
<記録材Sの搬送プロセス>
記録材Sは記録材収納部151内のリフトアップ装置152上に積載される形で収納されており、給紙ローラー153により画像形成タイミングに合わせて給紙される。もちろん、他の給紙方式であってもいい。給紙ローラー153により送り出された記録材Sは給紙搬送パス154を通過し、レジストローラー155へと搬送される。レジストローラー155において斜行補正やタイミング補正を行った後、記録材Sは二次転写部へと送られる。二次転写部は、対向する第一の二次転写部材である二次転写内駆動ローラー2および第二の二次転写部材である二次転写外ローラー156により形成される転写ニップ部である。そして、所定の加圧力と静電的負荷バイアスが与えられることで、中間転写ベルト上のトナー像が記録材S上に転写される。
<画像の作像プロセス>
以上説明した二次転写部までの記録材Sの搬送プロセスに対して、同様のタイミングで実行される二次転写部までの画像形成プロセスについて説明する。本実施形態に係る画像形成装置101は、イエロー(Y)の現像剤(トナー)で画像を形成する画像形成部110Y、マゼンタ(M)の現像剤(トナー)で画像を形成する画像形成部110M、を有する。また、本実施形態に係る画像形成装置101は、シアン(C)の現像剤(トナー)で画像を形成する画像形成部110C、ブラック(BK)の現像剤(トナー)で画像を形成する画像形成部110K、を有する。画像形成部110Y、画像形成部110M、画像形成部110C、画像形成部110K、は何れも、トナーの色が異なる以外は同様の構成を有し且つ同様の動作を行うものであるから、以下では画像形成部110Yを例にとり、該画像形成部110Yの構成及び動作について説明する。また、画像形成部110Y、画像形成部110M、画像形成部110C、画像形成部110K、に共通の説明を行う場合には、画像形成部110Y、画像形成部110M、画像形成部110C、画像形成部110Kを画像形成部110と称する。
トナー像形成部としての画像形成部110Yは、アルミシリンダの表面に感光体が形成された感光ドラム111、感光ドラム111の表面を帯電する帯電器112、露光部113、現像装置114、一次転写ローラー115、および感光体クリーナー116、を有する。図中矢印mの方向に回転する感光ドラム111は、帯電器112により表面を一様に帯電される。レーザ及びポリゴンミラー補正系レンズを含むスキャナユニット117からは後述の画像コントローラ301から送信された画像ピクセル情報(形成する画像を構成する各画素の画素位置など、各画素に係る情報を含む)に応じて変調されたレーザ光が出力される。このレーザ光が折り返しミラーで反射し、露光部113にて帯電された感光ドラム111を露光することで、静電潜像が形成される。感光ドラム111上に形成された静電潜像は、現像装置114で静電帯電したトナーによって現像され、感光ドラム111上にトナー像が形成される。その後、一次転写ローラー115により所定の加圧力および静電的負荷バイアスが加えられることにより、中間転写ベルト1上にイエローのトナー像が転写される。その後、感光ドラム111上に残った転写残トナーは感光体クリーナー116により回収され、再び次の画像形成に備える。
以上説明した画像形成部110は、図1の場合、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(Bk)の4セット存在する。そのため、中間転写ベルト1に形成されたイエローのトナー像に対して、画像形成部110Mで形成されたマゼンタのトナー像が中間転写ベルト1に転写される。さらに、中間転写ベルト1に形成されたマゼンタのトナー像に対して、画像形成部110Cで形成されたシアンのトナー像が中間転写ベルト1に転写される。さらに、中間転写ベルト1に形成されたシアンのトナー像に対して、画像形成部110Kで形成されたブラックのトナー像が中間転写ベルト1に転写される。このように、異なる色のトナー像が中間転写ベルト1上に重ねられて形成されることで、フルカラー画像が中間転写ベルト1上に形成される。なお、本実施形態では、色数を4色としたが、色数は4色に限定されるものではなく、また色の並び順もこの限りではない。
次に、中間転写ベルト1を備える中間転写ベルトユニット102について説明する。中間転写ベルト1は、駆動部材と二次転写内部材を兼ねる二次転写内駆動ローラー2、中間転写ベルト1に所定の張力を付与するテンションローラー3、および張架部材である二次転写前ローラー4、によって張架されている。そして、中間転写ベルト1は図中矢印Vの方向へと搬送駆動されるベルト部材である。中間転写ベルト1の搬送方向Vに対して二次転写前ローラー4は二次転写内駆動ローラー2の上流側に配置され、テンションローラー3は二次転写内駆動ローラー2の下流側に配置されている。テンションローラー3と二次転写前ローラー4との間には、一次転写ローラー115が配設されている。テンションローラー3、二次転写前ローラー4には駆動は与えられておらず、中間転写ベルト1の搬送に従動して回転する。
テンションローラー3は図中矢印T方向(テンションローラー3と二次転写前ローラー4との間に張架された中間転写ベルト1で形成される平面と平行)に移動可能に保持されており、不図示の付勢部によって付勢される。これによって、中間転写ベルト1に張力を与えている。中間転写ベルト1にテンションローラー3による張力があたえられた状態で二次転写内駆動ローラー2が摩擦力にて中間転写ベルト1を搬送可能であるように、二次転写内駆動ローラー2の外周部は導電性EPDMにて形成されている。二次転写内駆動ローラー2の外周面の初期摩擦抵抗μは1.0~1.5程度で設定されている。また、テンションローラー3には中間転写ベルト1を挟んで対向側に中間転写ベルト1に残ったトナーを除去する中間転写クリーナー50をテンションローラー3に対して固定的に取り付けている。
中間転写ベルト1は、ここでは、ポリイミドにて形成された周長792mm、幅346mm、厚さ60μmのエンドレスベルトである。中間転写体の材料としては、これに限定されるものではないが、上記の他、ポリカーボネート、PVDF、ETFE、PTFE等により形成したものを好適に用い得る。
画像形成部110Y、110M、110C、110Kにより並列処理される各色の画像形成プロセスは、中間転写ベルト1上に一次転写された上流色のトナー像上に重ね合わせるタイミングで行われる。その結果、最終的にはフルカラーのトナー像が中間転写ベルト1上に形成され、二次転写部へと搬送される。なお、中間転写ベルト1を張架するローラーの本数は図1の構成に限定されるものではない。また、二次転写内駆動ローラー2の材質や外周面の初期摩擦抵抗に関しても上述の構成に限定されるものではない。
<二次転写以降のプロセス>
以上、それぞれ説明した記録材Sの搬送プロセスおよび画像形成プロセスを以って、二次転写部において中間転写ベルト1に形成されたフルカラーのトナー像が記録材S上に二次転写される。その後、記録材Sは定着前搬送部157により定着装置158へと搬送される。定着装置158には様々な構成および方式があるが、図1では対向する定着ローラー159および加圧ローラー160が形成する定着ニップ内で所定の加圧力と熱量を与えて記録材S上にトナー像を溶融固着させるものである。ここで、定着ローラー159は内部に熱源となるヒータを備え、加圧ローラー160は定着ローラー159に向かって付勢されている。定着装置158を通過して排紙反転ローラー161に搬送された記録材Sはそのまま排紙トレイ162上に排出されるか、もしくは両面画像形成を要する場合には分岐装置163に案内されて両面搬送装置164へと搬送されるかの経路選択が行われる。両面画像形成を要する場合、記録材Sは排紙反転ローラー161によるスイッチバック動作を行うことで先後端を入れ替え、両面搬送装置164へと搬送される。その後、給紙ローラー153より搬送されてくる後続ジョブの記録材とのタイミングを合わせて、再給紙パス165から給紙搬送パス154に合流し、同様に二次転写部へと送られる。裏面(2面目)の画像形成プロセスに関しては、先述の表面(1面目)の場合と同様であるから説明は省略する。
<トナーボトルからのトナー補給>
図2を用いて、消耗品としてのトナーボトルからのトナー補給動作について説明する。上述の画像の作像プロセスにおいて、現像装置114内に収容されたトナーを消費することにより、トナー画像を形成している。このため、作像プロセスが行われる度に現像装置114内のトナーが減少する。現像装置114に備えられた現像トナー量検知センサ131は、現像装置114内にトナーが一定量以上収容されているかを検知する。そして、現像装置114内のトナーが一定量を下回った場合、現像装置114に連結されたホッパー132に収容されたトナーが現像装置114内に補給される。ホッパー132内部には補給スクリュー133が備えられており、補給スクリュー133の回転量を制御することにより、一定量のトナーを現像装置114内へ補給することを可能としている。ここで、ホッパー132内に収容されたトナーの量が所定量以下となると、補給スクリュー133の回転量によらず現像装置114への正確な量のトナー補給が出来なくなる。しかし、ホッパー132に備えられたホッパートナー量検知センサ134によりホッパー132内にトナーが一定量以上収容されているかを検知する。そして、ホッパー132内のトナーの量が一定量を下回った場合、トナーボトル140に収容されたトナーをホッパー132内に補給する。なお、現像トナー量検知センサ131とホッパートナー量検知センサ134としては、透磁率を測定するインダクタンスセンサや、圧電振動子を用いた粉体レベルセンサが好適であるが、これらに限るものではない。
トナーボトル140は画像形成装置101に着脱可能に構成されており、画像形成装置101内に設けられた不図示のボトルマウントに装着されることでトナーボトル140の補給口に設けられた補給口シャッターが開放される。トナーボトル140内部には螺旋状のトナー搬送部が形成されており、ホッパー132へのトナー補給指示がされた場合に、トナーボトル140が回転することでトナーボトル140内のトナーは補給口方向に搬送される。さらに、トナーボトル140の回転動作に合わせてトナーボトル140の収縮動作が行われる。これにより、補給口付近に搬送されたトナーボトル140内のトナーはトナーボトル140の収縮動作に伴うポンピングにより補給口を通して排出され、ホッパー132に補給される。
上述の通り、現像装置114で消費されるトナーは最終的にはトナーボトル140から供給されるため、画像形成プロセスを続けることで、トナーボトル140内のトナーがなくなる。しかし、トナーボトル140は画像形成装置101に対して着脱可能に構成されているため、トナーが収容された新しいトナーボトルに交換することで、画像形成装置101による画像形成プロセスを継続することが可能である。
<消耗品の残量予測>
次に、図3は、トナーボトル140の残り使用可能期間(残日数Dbottle)を予測する画像形成装置101の制御ブロック図である。本実施形態では、「画像形成装置101が画像形成に使用する消耗品」がトナーであるケースについて説明するが、「画像形成装置101が画像形成に使用する消耗品」はトナーに限らない。
コントローラ300は、1つ以上のプロセッサとメモリとを用いて実装可能である。そして、該1つ以上のプロセッサが該メモリに格納されているコンピュータプログラムやデータを用いて処理を実行することで、コントローラ300が行うものとして後述する各処理を実行若しくは制御する。
画像コントローラ301からは上記の画像ピクセル情報がスキャナコントローラ309及び使用量検知部302に対して送出される。スキャナコントローラ309は、画像コントローラ301から送出された画像ピクセル情報に応じてレーザー発光指令を生成してスキャナユニット117の発光タイミングを制御する。
補給コントローラ303は、現像トナー量検知センサ131による検知結果やホッパートナー量検知センサ134による検知結果に基づいて補給スクリュー133やトナーボトル140の動作タイミング(動作タイミングの詳細は上記の通り)を決定する。そして補給コントローラ303は、該決定した動作タイミングに応じて、補給スクリュー133やトナーボトル140を駆動するためのモータを回転駆動させることで、補給スクリュー133やトナーボトル140による上記のトナー補給を実現させる。なお、補給コントローラ303は、トナーボトル140を回転動作させた回数を「トナー補給回数」として計数し、該計数した「トナー補給回数」を使用量検知部302に通知する。
メモリ304は、トナーボトル140に設けられたメモリであり、該メモリ304には、トナーボトル140に入っているトナーの残量(トナー残量)が格納されている。なお、トナーボトル140が未使用の場合には、メモリ304には、生産時に充填されたトナーの重量がトナー残量として格納されている。メモリ304に格納されているトナー残量は使用量検知部302によって管理されている。
使用量検知部302の動作について、図4のフローチャートに従って説明する。図4のフローチャートに従った処理は、定期的(例えば1秒ごと)に実行されても良いし、不定期的(例えば1つの画像、1ページなどの印刷単位の画像形成のたび)に実行されても良い。
ステップS100では、使用量検知部302は、メモリ304に格納されているトナー残量WT-1を読み出す。「トナー残量WT-1」とは、前回(現時刻をTとしたときの時刻(T-1))の「図4のフローチャートに従った処理」において求めてメモリ304に格納されたトナー残量である。
ステップS101では、使用量検知部302は、画像コントローラ301から画像ピクセル情報Pを取得すると共に、補給コントローラ303からトナー補給回数Nを取得する。画像ピクセル情報Pとは、これまでに画像形成及び出力を行った画素数の累計値であり、トナー補給回数Nは、これまでにトナーボトル140を回転動作させた回数の累計値である。
ステップS102では、使用量検知部302は、ステップS101において取得した画像ピクセル情報Pが示す画素数から、前回のステップS101において取得した画像ピクセル情報Pが示す画素数を減算した結果であるΔPを求める。また使用量検知部302は、ステップS101において取得したトナー補給回数Nから、前回のステップS101において取得したトナー補給回数Nを減算した結果であるΔNを求める。
ステップS103では、使用量検知部302は、ΔP、ΔN、画像1ピクセルあたりのトナー使用量の代表値、トナー補給回数1回あたりのトナー使用量の代表値、を用いて以下の式を計算する。
Q[mg]=(0.015×ΔP+180×ΔN)/2
この計算により使用量検知部302は、現時刻Tにおいて使用されると推定されるトナーの使用量(推定使用量)Qを求める。この式では、画像1ピクセルあたりのトナー使用量の代表値=0.015[mg]、トナー補給回数1回あたりのトナー使用量の代表値=180[mg]としている。この式は、出力画像に基づいたトナー使用量推定とトナーボトルからのトナー供給量に基づいたトナー使用量推定との平均を用いて、現時刻において使用されると推定されるトナーの使用量を求めるための計算式である。
ステップS104で使用量検知部302は、前回(時刻(T-1))のステップS104で求めた累積トナー使用量UT-1に、今回のステップS103で求めた推定使用量Qを加算したものを、現時刻Tにおける累積トナー使用量Uとして求める。つまり使用量検知部302は、U=UT-1+Qを計算する。なお、T=1,2,…としたとき、U=0とする。
ステップS105では、使用量検知部302は、ステップS100でメモリ304から読み出したトナー残量WT-1から推定使用量Qを減算した結果(WT-1-Q)を、現時刻Tにおけるトナー残量Wとして求める。
ステップS106では、使用量検知部302は、メモリ304に格納されているトナー残量WT-1を、ステップS105において求めたトナー残量Wに更新する。
ステップS107では、使用量検知部302は、コントローラ300が有するタイマなどでもって現在の日付を取得し、該現在の日付が、前回の図4のフローチャートに従った処理を実行した日付の翌日以降であるか否かを判断する。この判断の結果、現在の日付が、前回の図4のフローチャートに従った処理を実行した日付の翌日以降である場合には、処理はステップS108に進む。一方、現在の日付が、前回の図4のフローチャートに従った処理を実行した日付と同じである場合には、図4のフローチャートに従った処理は終了する。
ステップS108では、使用量検知部302は、累計トナー使用量Uを「現時刻Tを含む当日一日で使用したトナー使用量」(一日当たりのトナー使用量)として、予測部305及び抽出部308に対して送出する。また使用量検知部302は、トナー残量Wを、予測部305に対して送出する。ステップS109では、使用量検知部302は、Uを0に初期化する。
図3に戻り抽出部308は、使用量検知部302から累積トナー使用量(当日トナー使用量)を取得すると、過去の規定期間内に使用量検知部302から取得した累積トナー使用量の平均値UAVEと、過去の規定期間内に使用量検知部302から取得した累積トナー使用量の標準偏差σと、を「ユーザの使い方の特徴量」として求める。
予測部305は、抽出部308が求めた平均値UAVE及び標準偏差σを用いて、現在画像形成装置101に残っているトナーの残り使用可能期間(残日数Dbottle)を求める。
抽出部308及び予測部305の動作について、図6のフローチャートに従って説明する。図6のフローチャートにおいて、ステップS201,S202,S203,S204の各処理は予測部305が行う処理であり、ステップS301,S302の各処理は抽出部308が行う処理である。
ここで、過去の規定期間内に使用量検知部302から取得した累積トナー使用量、該過去の規定期間内におけるトナーの残量、の一例を図5に示す。図5(a)は、あるユーザの1日当たりのトナー使用量(当日トナー使用量)の変化を示したものであり、それぞれの点が使用量検知部302から通知された各日の1日当たりのトナー使用量であり、トナー使用開始から70日経過した時点のものである。図5(a)のグラフにおいて横軸はトナー使用開始日からの経過時間(日)、縦軸は当日トナー使用量を示す。また、図5(b)は、トナー初期量(0日)から1日当たりのトナー使用量を減算して、日々のトナー残量の推移を示したものであり、70日経過時点でトナー残量がWとなっている。
ステップS201では、予測部305は、使用量検知部302から送出された累計トナー使用量Uと、トナー残量Wと、を取得する。一方でステップS301において抽出部308は、使用量検知部302から送出された累計トナー使用量Uを取得する。
ステップS302では、抽出部308は、以下の式を計算する。これにより抽出部308は、過去の規定期間内に使用量検知部302から取得した累積トナー使用量の平均値UAVEと、過去の規定期間内に使用量検知部302から取得した累積トナー使用量の標準偏差σと、を「ユーザの使い方の特徴量」(統計量)として求める。
Figure 0007065625000001
ここで、iは「過去の規定期間」の日数、Unは現在からn日前の一日当たりのトナー使用量を表す。なお、本実施形態では、「過去の規定期間」の日数(i)を30日とするが、これは一例であり、特定の日数に限らない。そして抽出部308は、「ユーザの使い方の特徴量」として求めた平均値UAVE及び標準偏差σを予測部305に対して送出する。
ステップS202では、予測部305は、抽出部308から送出された平均値UAVE及び標準偏差σを取得する。ステップS203では、予測部305は、予め作成してメモリ311に格納されている「残量予測誤差σL」及び「遅配確率変数r」を取得する。残量予測誤差σLは予め行った実験によって求めた残量の予測誤差であり、遅配確率変数rはどれだけの遅配発生確率を許容するかを任意に設定できる変数であり、rが大きいほど遅配発生確率が小さくなる一方で早配確率が増すものである。
そしてステップS204では、予測部305は、以下の計算処理を行うことで、トナーが所定量未満になるまでの残日数Dbottle(以下ではDと記述する)を求める。ただしこの時、この先D日間は過去の規定期間(i日)の使い方の特徴が継続されるという仮定を置いている。ここで、
D日後のトナー使用量(中心値):UAVE×D
D日後のトナー使用量標準偏差 :√(σ2×D)
D日後の残量の予測誤差 :σL
遅配確率変数 :r
トナー残量 :W
とすると、図5(b)より
Figure 0007065625000002
となり、これをDについて解くと、
Figure 0007065625000003
となる。ここで、Dとして2つの解があり、大きい方の解を最長の残日数Dmax、小さい方の解を最短の残日数Dminとして以下のように規定する。
Figure 0007065625000004
この式を用い、より具体的に残日数Dbottleを求めた例を図7に示す。図7(a)は新品のトナーを使い始めて70日が経過した時点(トナー残量W=476.3g)でトナーが無くなる日を予測したものである。新品のトナーを使い始めて70日が経過した時点から過去30日の1日の使用量平均UAVEが6.8g、過去30日の1日の使用量の標準偏差σ=4.4g、残量予測誤差σL=5g、遅配確率変数r=5の時、残日数Dbottleは、Dmin=48、Dmax=105となる。つまり、最短で残り48日(使い始めから118日)、最長で残り105日(使い始めてから175日)でトナーボトルが無くなることが求まる。
図7(b)は新品のトナーを使い始めて80日が経過した時点(トナー残量W=378.3g)でトナーが無くなる日を予測したものである。新品のトナーを使い始めて80日が経過した時点から過去30日の1日の使用量平均UAVEが7.1g、過去30日の1日の使用量の標準偏差σ=4.4g、残量予測誤差σL=5g、遅配確率変数r=5の時、残日数Dbottleは、Dmin=35、Dmax=81となり、最短で残り35日(使い始めから115日)、最長で残り81日(使い始めてから161日)でトナーボトルが無くなることが求まる。ここで、消耗品の中でもトナーボトルのように無くなることで画像形成装置が停止してしまうようなものについては、最短となるDminを採用することで停止のリスクを最大限回避する側の設定にしている。
このように、本実施形態では、画像形成装置において画像形成に使用する消耗品の推定使用量の統計量と、該消耗品の残量と、に基づいて、該消耗品の残りの使用可能期間を求めている。このように、日々使い方が変化するユーザに対しても、使い方の特徴を踏まえて逐次トナー残量がゼロになる日を演算して更新することで、精度よく予測が可能となる。また、遅配確率変数rを調整することによって、遅配を防ぐ確率を任意に設定することが可能である。
そして予測部305は、上記のようにして求めた残日数Dbottleを判定部306に対して送出する。判定部306に対して送出する残日数Dbottleは、上記のDmax、Dminの両方であっても良いし、一方だけであっても良い。例えば、上記のように、消耗品の中でもトナーボトルのように無くなることで画像形成装置が停止してしまうようなものについては、残日数DbottleとしてDminを判定部306に通知するようにしても良い。判定部306に対して送出する残日数DbottleとしてDmax、Dminの両方を送出する場合、判定部306は、Dmax及びDminから1つの残日数Dbottle(例えばこれら2つの残日数の平均値)を求めて、該1つの残日数Dbottleを以下の判定に使用する。
なお、判定部306に対して送出する残日数Dbottleとして、上記のDmax、Dminの両方を送出するのか、それとも一方だけを送出するのかについては、予め画像形成装置101において設定しておいても良いし、状況に応じてコントローラ300が判断しても良い。
判定部306の動作について、図14のフローチャートに従って説明する。ステップS1401では、判定部306は、予測部305から送出された残日数Dbottleを取得する。そしてステップS1402では、判定部306は、ステップS1401において取得した残日数Dbottleに、配送に要する日数(予め設定された値)を加えた値(日数)を判定用日数として求める。
ステップS1403では、判定部306は、判定用日数が配送しきい値(例えば10日)以下であるか否かを判断する。この判断の結果、判定用日数が配送しきい値以下(閾値以下)であれば、処理はステップS1404に進み、判定用日数が配送しきい値よりも大きい場合には、図14のフローチャートに従った処理は終了する。
ステップS1404では、判定部306は、間もなく消耗品としてのトナーボトルが使い切られると判断し、交換用のトナーボトルの準備要求の一例である「配送要求」を促すための信号である配送要求信号を生成する。そして判定部306は、該生成した配送要求信号を表示コントローラ310に対して送出すると共に、該生成した配送要求信号を、ネットワークを介して外部の保守サーバ307に対して送信する。
表示コントローラ310は、画像形成装置101の操作パネル171が有する表示画面における表示を制御するものであり、判定部306からの配送要求信号に応じた表示を行う。操作パネル171が有する表示画面800における表示例を図8に示す。表示画面800には、画像形成装置101が有するトナー(トナーY、トナーM、トナーC、トナーBK)のそれぞれについて、該トナーについて求めた残日数Dbottle、該トナーの配送の要/不要が一覧表示されている。「トナーの配送の要/不要」は、表示コントローラ310が該トナーについて配送要求信号を受けている場合には「要」、受けていない場合には「不要」となっている。
保守サーバ307は、画像形成装置101と無線及び/又は有線のネットワークを介して接続されているサーバ装置であり、判定部306からの配送要求信号に応じた表示を行う。表示内容は、例えば、図8に示したような、トナーごとの「該トナーの配送の要/不要」を含む。保守サーバ307は、このような表示内容を表示することで、保守サーバ307のオペレータは、このような表示内容を確認し、トナーの交換のための配送手配の要否を認識することができる。そして、これにより、適切なタイミングで交換用のトナーを画像形成装置101の設置場所に対して配送することが可能である。
なお、本実施形態では、判定部306は、画像形成装置101のトナーボトルが新しいトナーボトルに交換されたことを検知した場合には、配送要求信号の出力を停止する(リセットし取り下げられる)。しかし、配送要求信号をリセットする(配送要求信号の出力を停止させる)ための方法やタイミングは特定の形態に限らない。
[第2の実施形態]
本実施形態を含む以下の各実施形態では、第1の実施形態との差分について説明し、以下で特に触れない限りは第1の実施形態と同様であるものとする。第1の実施形態に係る平均値UAVE及び標準偏差σの算出方法では、iを大きい値にすると、過去の規定期間の長さが長くなり、その分だけ、より多くの累積トナー使用量(データ)を保持しておく必要があり、それに要するメモリの使用量が増加する。仮に、全ての過去のデータを用いて平均値UAVEと標準偏差σを求めようとすると、莫大なメモリが必要になる。そこで、本実施形態においては、メモリの使用量を抑制するための抽出部308の動作について説明する。
図12(a)は、あるユーザの200日間に渡る各日の使用量(単日使用量)と各日までの全データを用いた平均値UAVEと標準偏差σを示したものである。例えば、100日時点の平均値UAVEと標準偏差σはそれぞれ過去100日分のメモリに記憶しているデータを用いて求めることになり、多くのメモリを必要とする。そこで、抽出部308は、以下の式を計算することで、使用メモリを抑制しつつ、上記のUAVE、σとしてそれぞれ利用可能な平均値UIAVE(T)、標準偏差σI(T)を求める。
UIAVE(T)={(p-1)UIAVE(T-1)+U}/p
σI(T)=√[{(p-1)σI(T-1)+(U-UIAVE(T-1)}/p]
ここで、pは、T<θpを満たす限りはp=Tであり、T≧θpを満たす限りはp=規定値となる。このような計算によれば、過去の全ての累積トナー使用量を保持しておく必要はなく、前回求めた平均値UIAVE(T-1)、標準偏差σI(T-1)を保持しておけば、使用メモリを抑制しつつ、上記のUAVE、σとしてそれぞれ利用可能な平均値UIAVE(T)、標準偏差σI(T)を求めることができる。
このようにして求めた平均値UIAVE(T)、標準偏差σI(T)を図12(b)に示す。このように、全データを用いた平均値UAVE/標準偏差σの結果(図12(a))と比較して、少ないメモリ容量でほぼ同じ結果が得られる。
なお、計算の中でpの値を調整することによって、平均値や標準偏差に対するトナーの単日使用量の変化の重みを変えることが可能(言い換えるとフィルター調整が可能)である。図13(a)~(c)はそれぞれ、10日目まではpを1/日ずつ増加させて11日目以降はpを10で飽和させた時のトナー使用量平均UIAVEと標準偏差σIをプロットした結果、pを30で飽和させた時の結果、pを飽和させなかった時の結果、を示すグラフである。pを小さい値で飽和させた方が、比較的単日使用量の変化がより反映されたものとなっていることが分かる。このようにpの値の調整により、フィルター調整が可能となる。
[第3の実施形態]
本実施形態の画像形成装置101では、消耗品としての回収トナーボックスの残り使用可能期間(残日数Dbox)を求める。図9は、回収トナーボックスの残り使用可能期間(残日数Dbox)を予測する画像形成装置101の制御ブロック図である。
メモリ311には、回収トナーボックスが回収したトナー量(回収トナー量)が格納されている。検知部402は、回収トナーボックスにより新たに回収したトナーの量を検知し、該検知したトナーの量をメモリ311に格納されている回収トナー量に加えることで、メモリ311に格納されている回収トナー量を更新する。そして、検知部402は、上記のステップS107と同様の処理により、日付が変わったことを検知すると、一日分の回収トナー量を予測部405及び抽出部408に対して送出する。
抽出部408は上記のステップS302と同様にして、過去の規定期間内に検知部402から取得した回収トナー量の平均値UAVE及び標準偏差σを「ユーザの使い方の特徴量」(統計量)として求める。そして抽出部408は、「ユーザの使い方の特徴量」として求めた平均値UAVE及び標準偏差σを予測部405に対して送出する。
予測部405は、予め作成してメモリ311に格納されている「残量予測誤差σL」及び「遅配確率変数r」を取得する。そして予測部405は、平均値UAVE、標準偏差σ、残量予測誤差σL、遅配確率変数r、回収トナーボックスのボトル残容量Wを用いて上記のステップS204と同様の処理を行うことで、回収トナーボックスの残日数Dboxを求める。そして予測部405は、このようにして求めた残日数Dboxを判定部306に対して送出する。
回収トナーボックスも、トナーと同様に残量がゼロになると画像形成装置が停止してしまうため、判定部306に送出する残日数DboxとしてDminを採用する。他にも、消耗品の残量がなくなると画像形成装置が停止してしまうもの、例えば定着ローラー清掃ウェブなどについても、判定部306に送出する残日数DwebとしてDminを採用する。
[第4の実施形態]
本実施形態の画像形成装置101では、感光ドラム111の残り使用期間(残日数Ddrum)を求める。図10は、感光ドラム111の残り使用可能期間(残日数Ddrum)を予測する画像形成装置101制御ブロック図である。
メモリ311には、感光ドラム111のドラム表層膜厚減少量の累計量が格納されている。検知部502は、感光ドラム111のドラム表層膜厚減少量を検知し、該検知したドラム表層膜厚減少量をメモリ311に格納されている累計量に加えることで、メモリ311に格納されている累計量を更新する。そして、検知部502は、上記のステップS107と同様の処理により、日付が変わったことを検知すると、一日分の感光ドラム111のドラム表層膜厚減少量を予測部505及び抽出部508に対して送出する。
抽出部508は上記のステップS302と同様にして、過去の規定期間内に検知部502から取得したドラム表層膜厚減少量の平均値UAVE及び標準偏差σを「ユーザの使い方の特徴量」(統計量)として求める。そして抽出部508は、「ユーザの使い方の特徴量」として求めた平均値UAVE及び標準偏差σを予測部505に対して送出する。
予測部505は、予め作成してメモリ311に格納されている「残量予測誤差σL」及び「遅配確率変数r」を取得する。そして予測部505は、平均値UAVE、標準偏差σ、残量予測誤差σL、遅配確率変数r、ドラム膜厚残量Wを用いて上記のステップS204と同様の処理を行うことで、感光ドラム111の残日数Ddrumを求める。そして予測部505は、このようにして求めた残日数Ddrumを判定部306に対して送出する。
本実施形態の場合、第1の実施形態や第3の実施形態と異なり、感光ドラム111の交換予定日を過ぎても画質的には許容される範囲であるため、画像形成動作の実行を禁止させることはしない。そのような場合には、判定部306に送出する残日数Ddrumとして数3においてσとσLを共にゼロとした時の下式によって求まる残日数Dcenter(図11)を採用する。
Dcenter=W/UAVE
なお、本実施形態を含む上記の各実施形態では、統計量は平均値や標準偏差に限らない。例えば、標準偏差の代わりに、標準偏差を二乗した分散を用いても構わない。また、平均値の代わりに、中央値や重み付き平均値を用いても構わない。例えば、累積トナー使用量の重み付き平均値としては、例えば、最近の累積トナー使用量ほど重みを大きくするようにしても良い。
[第5の実施形態]
上記のコントローラ300、900、1000が有する全ての機能部はハードウェアで実装しても良いし、一部をソフトウェアで実装しても良い。後者の場合、例えば、該ソフトウェアをコントローラ300(900,1000)内のメモリに格納しておき、コントローラ300(900,1000)が有するプロセッサが該ソフトウェアを実行することで、対応する機能部の機能を実現させることができる。
以上説明した各実施形態の一部若しくは全部を適宜組み合わせて使用しても構わないし、以上説明した各実施形態の一部若しくは全部を選択的に使用しても構わない。また、以上の説明において使用した各種の数値は一例であり、上記の数値に限るものではない。例えば、上記の各実施形態では、当日トナー使用量として日ごとの累積トナー使用量を使用したが、規定時間ごと(α(>0)時間ごと、β(>1)日ごと、等)の累積トナー使用量を当日トナー使用量として使用しても良い。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
301:画像コントローラ 302:使用量検知部 303:補給コントローラ 304:メモリ 305:予測部 306:判定部 307:保守サーバ 308:抽出部 309:スキャナコントローラ 310:表示コントローラ 311:メモリ 317:スキャナユニット 171:操作パネル

Claims (15)

  1. シートに画像を形成する画像形成手段を備える画像形成装置であって、
    前記画像形成装置において画像形成に使用する消耗品の推定使用量と、該消耗品の残量と、に基づいて、該消耗品の残りの使用可能期間を求める計算手段と、
    前記使用可能期間に基づいて、交換用の消耗品の準備を促す信号の出力を制御する制御手段と
    情報を表示する表示画面を備える操作パネルと、
    前記信号に対応する前記消耗品の配送に関する情報が前記表示画面に表示されるように前記表示画面を制御する表示コントローラと、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記計算手段は、過去の規定期間内における前記推定使用量の統計量と、前記残量と、に基づいて、前記消耗品の残りの使用可能期間を求めることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記計算手段は、前記使用可能期間として異なる2つの使用可能期間を求め、
    前記制御手段は、前記異なる2つの使用可能期間のうち少なくとも一方に基づいて前記信号の出力を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記計算手段は、規定時間ごとの推定使用量の累積を求め、前回求めた推定使用量の統計量と、今回に求めた推定使用量の累積と、に基づいて今回までの推定使用量の統計量を、前記過去の規定期間内における推定使用量の統計量として求めることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は前記信号を外部のサーバ装置に対して送信することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記消耗品の交換を検知した場合には、前記信号の出力を停止することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記消耗品はトナーであることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成装置は前記消耗品としての複数色の色剤を用いて画像形成可能な画像形成装置であって、
    前記表示コントローラは、前記複数色の色剤ごとに前記消耗品の配送に関する情報が表示されるように前記表示画面を制御することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記消耗品は回収トナーボックスであることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記消耗品は感光体であることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記表示コントローラは、前記消耗品の配送に関する情報とともに前記使用可能期間が表示されるように前記表示画面を制御することを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の画像形成装置。
  12. シートに画像を形成する画像形成手段と、情報を表示する表示画面を備える操作パネルと、を備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記画像形成装置において画像形成に使用する消耗品の推定使用量と、該消耗品の残量と、に基づいて、該消耗品の残りの使用可能期間を求める計算工程と、
    前記使用可能期間に基づいて、交換用の消耗品の準備を促す信号の出力を制御する制御工程と
    前記信号に対応する前記消耗品の配送に関する情報が前記表示画面に表示されるように前記表示画面を制御する表示制御工程と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  13. 前記制御工程では、前記信号を外部のサーバ装置に対して送信することを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置の制御方法。
  14. 前記表示制御工程では、前記消耗品の配送に関する情報とともに前記使用可能期間が表示されるように前記表示画面を制御することを特徴とする請求項12または13に記載の画像形成装置の制御方法。
  15. 前記画像形成装置は前記消耗品としての複数色の色剤を用いて画像形成可能な画像形成装置であって、
    前記表示制御工程では、前記複数色の色剤ごとに前記消耗品の配送に関する情報が表示されるように前記表示画面を制御することを特徴とする請求項12乃至14の何れか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
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