JP6974121B2 - 可動支柱、ワイヤロープ式防護柵及び橋梁 - Google Patents

可動支柱、ワイヤロープ式防護柵及び橋梁 Download PDF

Info

Publication number
JP6974121B2
JP6974121B2 JP2017214720A JP2017214720A JP6974121B2 JP 6974121 B2 JP6974121 B2 JP 6974121B2 JP 2017214720 A JP2017214720 A JP 2017214720A JP 2017214720 A JP2017214720 A JP 2017214720A JP 6974121 B2 JP6974121 B2 JP 6974121B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rope
wire rope
movable
strut
type guard
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017214720A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019085770A (ja
Inventor
忠久 村松
昌克 石川
伯万 大森
義悟 佐藤
隆 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIKO KENZAI LTD.
Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd
JFE Metal Products and Engineering Inc
Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Original Assignee
SHIKO KENZAI LTD.
Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd
JFE Metal Products and Engineering Inc
Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHIKO KENZAI LTD., Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd, JFE Metal Products and Engineering Inc, Nippon Steel Metal Products Co Ltd filed Critical SHIKO KENZAI LTD.
Priority to JP2017214720A priority Critical patent/JP6974121B2/ja
Publication of JP2019085770A publication Critical patent/JP2019085770A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6974121B2 publication Critical patent/JP6974121B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Description

本発明は、可動支柱、当該可動支柱を使用したワイヤロープ式防護柵、当該ワイヤロープ式防護柵を備える橋梁に関する。
道路の交通安全対策としてガードケーブルなどのワイヤロープ式の道路防護柵が汎用されている。
ワイヤロープ式防護柵は、通常、数百mを1スパンとして、複数のワイヤロープを一定長延展し、両端末を索端金具を介して端末支柱に繋止して張力を与えると共に、端末支柱間に所定の間隔で中間支柱を設置し、ワイヤロープの中間部を支持する構造になっている。
ワイヤロープ式の防護柵では、ワイヤロープの柔軟性を利用して車両への衝撃を緩和するようにしているが、ワイヤロープの柔軟性ゆえに、車両衝突時に、所定の間隔を有する複数本のワイヤロープがバラバラに上下に動き、ワイヤロープ間の間隔が押し広げられる場合がある。
ワイヤロープ間の間隔が押し広げられると、そこからの飛び出し(突破事故)等が生じる危険性が高くなるため、ワイヤロープ間隔の拡大を抑止するため等の目的で、各支柱(端末支柱及び中間支柱)の間に、ワイヤロープの上下間隔を保持するための間隔保持材を設けることが行われている。ワイヤロープ間隔が保持されることにより、衝突車両を面として受け止めることができる。
このような間隔保持材に関する従来技術が、特許文献1によって開示されている。
特開2007−270467号公報
上記のごとく、ワイヤロープ式防護柵は、数百mを1スパンとして、各ワイヤロープを端末支柱に繋止して張力を与えると共に、端末支柱間に所定の間隔で中間支柱を設置し、ワイヤロープの中間部を支持する構造である。
しかし、ワイヤロープ式防護柵の設置環境によっては、中間支柱を設けることが難しい場合もある。例えば、橋梁等において、所定長さのアンカーボルトを打設することができない場合があり、その場合、従来の中間支柱を設けることができない。このような場合においても、間隔保持材を用いることにより、ワイヤロープ間の間隔が押し広げられることによる飛び出し(突破事故)を抑止することはできる。しかし、従来の間隔保持材は、中間支柱とは違い、ワイヤロープの設置高さ(柵高)を維持することができない。従って、中間支柱を設けることができず、間隔保持材のみとなる場合、ワイヤロープがたわんでしまい、中間部にて柵高が低くなってしまう。柵高が低くなれば、所定の飛び出し(突破事故)防止機能が得られなくなるおそれがある。
本発明は、上記の点に鑑み、ワイヤロープ式防護柵において、中間支柱を設けることが難しいような場合においても、ワイヤロープがたわんで柵高が低くなることを抑止することができる可動支柱、当該可動支柱を使用したワイヤロープ式防護柵、当該ワイヤロープ式防護柵を備える橋梁を提供することを目的とする。
(構成1)
ワイヤロープ式防護柵の各ワイヤロープを受け入れて保持するロープ受け入れ部を有するロープ間隔保持部と、前記ロープ間隔保持部からワイヤロープ式防護柵の設置面までの間の間隔を保持するロープ高保持部と、を備え、前記設置面に対して滑動可能であることを特徴とする可動支柱。
(構成2)
前記ロープ高保持部の下端部に、ワイヤロープ式防護柵の設置面に固定されずに接触する設置面接触部を有することを特徴とする構成1に記載の可動支柱。
(構成3)
前記設置面接触部が、摩擦低減部を備えることを特徴とする構成2に記載の可動支柱。
(構成4)
前記摩擦低減部が球面形状によって構成され、その下端部に水抜き孔が形成されていることを特徴とする構成3に記載の可動支柱。
(構成5)
前記ロープ間隔保持部または前記ロープ高保持部に、上下に分割される分割部を備えることを特徴とする構成1から4の何れかに記載の可動支柱。
(構成6)
前記ロープ間隔保持部と前記ロープ高保持部が上下に分割される分割構造を備えることを特徴とする構成1から5の何れかに記載の可動支柱。
(構成7)
前記ロープ受け入れ部のうち、前記ワイヤロープ式防護柵の上段側の一本または複数本のワイヤロープを受け入れる前記ロープ受け入れ部が、ワイヤロープが外れるワイヤロープ抜け構造を有することを特徴とする構成1から4の何れかに記載の可動支柱。
(構成8)
構成1から7の何れかに記載の可動支柱を備えることを特徴とするワイヤロープ式防護柵。
(構成9)
構成8に記載のワイヤロープ式防護柵を備えることを特徴とする橋梁。
本発明の可動支柱によれば、ロープ間隔保持部からワイヤロープ式防護柵の設置面までの間の間隔を保持するロープ高保持部を備えることにより、中間支柱を設けることが難しい場合においても、ワイヤロープ式防護柵のワイヤロープがたわんで柵高が低くなることを抑止することができる。
本発明に係る実施形態1の可動支柱を示す平面図 ピン部材を示す平面図 ワイヤロープに可動支柱を取り付けた部分を示す図 可動支柱を取り付けたワイヤロープ式防護柵を示す図 ワイヤロープ式防護柵に車両が衝突する様子を示した概略図 ワイヤロープ式防護柵の使用状態を説明する図 ピン部材の別の例を示す図 実施形態2の可動支柱を示す図 実施形態2のピン部材を示す平面図 実施形態2の可動支柱を示す断面図 ワイヤロープ式防護柵の使用状態を説明する図 従来の間隔保持材を取り付けたワイヤロープ式防護柵の使用状態を説明する図
以下、本発明の実施態様について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下の実施態様は、本発明を具体化する際の一形態であって、本発明をその範囲内に限定するものではない。
<実施形態1>
図1は、本発明に係る実施形態1の可動支柱を示す図であり、図1(a):正面図、図1(b):側面図、図1(c):上面図、図1(d):底面図である。
本実施形態の可動支柱1は、ワイヤロープ式防護柵に使用する支柱(設置面に対して滑動可能な支柱)であり、丸パイプ(鋼管)を用いて形成されている。
可動支柱1は、ワイヤロープ式防護柵の各ワイヤロープを受け入れて保持するロープ受け入れ部111を有するロープ間隔保持部11と、ロープ間隔保持部11からワイヤロープ式防護柵の設置面までの間の間隔を保持するロープ高保持部12と、を備える。
ロープ間隔保持部11は、各ロープ受け入れ部111にワイヤロープ式防護柵の各ワイヤロープを受け入れることで、ワイヤロープの間隔を保持するものである。即ち、可動支柱1は、間隔保持部材としての機能を有している。
ロープ受け入れ部111は、図1に示されるように、丸パイプである可動支柱1の側面を切り欠いて形成され、ワイヤロープ式防護柵のロープ間隔に応じて複数設けられる。
本実施形態の可動支柱1では、最上段のロープ受け入れ部111aが、可動支柱1の上端部側から切り欠いて形成され、これにより、ワイヤロープ式防護柵のワイヤロープが上に外れるワイヤロープ抜け構造を有する。
図2は、各ロープ受け入れ部111に入れ込んだワイヤロープが外れないようにするためのピン部材13を示す図であり、図1(a):正面図、図1(b):側面図、図1(c):上面図である。
図2に示されるように、ピン部材13は、細長い板部材(鋼板)の上端部分を折り曲げたものである。
ピン部材13は、丸パイプである可動支柱1の内部に挿通されるものであり、各ロープ受け入れ部111に入れ込んだワイヤロープに対して外側となる位置に挿通される。
図3は、可動支柱1をワイヤロープ式防護柵に取り付けた状態における、上端側のワイヤロープ2本分を示す図である。
図3に示されるように、ピン部材13は、ロープ受け入れ部111aに入る最上段のワイヤロープWRに対しては設けられず、2段目のワイヤロープWRに対して、ピン部材13の上端の折り曲げ部をひっかけるようにして設置される。ピン部材13は、少なくとも4本分のロープ受け入れ部111の設置間隔以上の長さを有することにより、2段目以降の各ロープ受け入れ部111に受け入れられる4本分のワイヤロープWRが外れないように保持する。
ロープ高保持部12は、ロープ間隔保持部11からワイヤロープ式防護柵の設置面までの間の間隔を保持するものであり、これにより、ワイヤロープの設置高さ(ワイヤロープ式防護柵の柵高)を維持するものである。
なお、“ワイヤロープ式防護柵の設置面”とは、ワイヤロープ式防護柵が設置される構造物(例えば橋梁)における設置面や、路面等である。
本実施形態の可動支柱1では、1本の丸パイプによってロープ間隔保持部11とロープ高保持部12が一体的に構成されている。
ロープ高保持部12の下端部には、ワイヤロープ式防護柵の設置面に対して、固定されずに接触する設置面接触部121が備えられる。本実施形態における設置面接触部121は、樹脂で形成された半球キャップであり、その下端部に水抜き孔121hが形成されている。
図4は、本実施形態の可動支柱1を取り付けたワイヤロープ式防護柵2を示す図である。
ワイヤロープ式防護柵2は、複数(本実施形態では5本)のワイヤロープの両端末を、索端金具を介して端末支柱21に繋止して張力を与える構造であり、所定間隔ごとに、上記説明した可動支柱1が取り付けられている。ワイヤロープ式防護柵2は、例えば、橋梁等において、所定長さのアンカーボルトを打設することができず、中間支柱を設けることができない場合において、本実施形態の可動支柱1が所定間隔ごとに取り付けられているものである。なお、“所定間隔”は、設計思想や安全基準、これらに基づく仕様等に応じて適宜定めればよい。
一方、図12は、同様に、中間支柱を設けることができないワイヤロープ式防護柵に対して、従来の間隔保持材110を取り付けたものを示す概略図である。このような従来の間隔保持材110では、ワイヤロープの設置高さを維持することができない。従って、図12(a)に示されるように、ワイヤロープWRがたわんでしまい、中間部ではたるみsの分だけ柵高が低くなってしまう。柵高が低くなれば、所定の飛び出し(突破事故)防止能力が得られなくなるおそれがある。ワイヤロープ式防護柵のスパンLが長くなればなるほど、この問題は大きくなる。
これに対し、本実施形態の可動支柱1は、ロープ高保持部12を備えることにより、図4に示されるように、ワイヤロープ式防護柵のワイヤロープがたわんで柵高が低くなることが抑止されるため、非常に好適である。
図5は、ワイヤロープ式防護柵に車両が衝突する様子を示した概略図である。
車両がワイヤロープ式防護柵に接触すると、状況によって、ワイヤロープが下に押し下げられる力が働く場合がある。例えば、図5に示されるように、大型車のタイヤTが接触した際、タイヤTの回転に巻き込まれる形で、下段のワイヤロープWRを下に押し下げる力が作用する。このような場合、従来の間隔保持材であると、タイヤTが接触していない上段のワイヤロープWRも、下段のワイヤロープWRに引っ張られる間隔保持材によって、下に押し下げられてしまう結果となる。また、車両の衝突によって間隔保持材が押し倒されるような場合にも、間隔保持材が倒れるのに伴って全てのワイヤロープWRが押し下げられる。これらにより、図12(b)に示されるように、ワイヤロープ全体が下に押し下げられ、結果、ワイヤロープWRを乗り越えた飛び出し(突破事故)が生じる危険性が高くなってしまうこともあり得る。
これに対し、本実施形態の可動支柱1は、最上段のロープ受け入れ部111aが、可動支柱1の上端部側から切り欠いて形成され、これにより、ワイヤロープ式防護柵のワイヤロープが上に外れるワイヤロープ抜け構造を有している。これにより、図6に示されるように、最上段のワイヤロープWRは、可動支柱1に引っ張られて押し下げられることがなく、これによって車両を捕捉し、飛び出し(突破事故)が生じる危険性を低減できるという非常に優れた効果を奏する。
また、本実施形態の可動支柱1は、設置面(路面等)に固定されず、且つ、球面形状の設置面接触部121を備えることにより、設置面との間の摩擦が低減される。即ち、球面形状の設置面接触部121によって摩擦低減部が構成されている。当該摩擦低減部により、車両衝突時等に可動支柱1が比較的スムーズに滑動し、可動支柱1が倒されることが抑止されるため、より好適である。これにより、本実施形態の可動支柱1を利用したワイヤロープ式防護柵2は、支柱が設置面に対して滑動する支柱滑動システムとして構成される。
また、球面形状の設置面接触部121の下端部には、水抜き孔121hが形成されているため、雨水等が可動支柱1の内部に溜まってしまい、これによる腐食が生じてしまうこと等が抑止される。
なお、本実施形態では、ワイヤロープ抜け構造が、最上段の1本に対してのみ設けられているものを例としたが、これに限るものではなく、ワイヤロープ式防護柵の上段側の複数本のワイヤロープに対して、ワイヤロープ抜け構造を設けるものとしてもよい。
また、本実施形態では、ワイヤロープ抜け構造が、可動支柱の上端部側から切り欠いて形成されており、ワイヤロープがフリーに抜けるものを例としているが、これに限るものではなく、仮止め部材を設けること等により、一定以上の力が作用した場合にのみワイヤロープが抜けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、ピン部材として、2段目のワイヤロープに対して引っかけられる構造のものを例としたが、これに限るものではない。例えば、図7に示したように、可動支柱1内の略上端から略下端まで至る長さを有する、細長い部材(板状や棒状などの部材)となるピン部材13´を用いるもの等であってもよい。
<実施形態2>
図8は、本発明に係る実施形態2の可動支柱を示す図であり、図8(a):正面図、図8(b):側面視における断面図である。なお、実施形態1と同様の概念となるものについては実施形態1と同一の符号を使用し、ここでの説明を省略若しくは簡略化する。
本実施形態の可動支柱1´は、ロープ間隔保持部11´において、上下に分割される分割部を備えており、最上段のロープ受け入れ部が他のロープ受け入れ部と同様の構成である点、及びピン部材の構成が実施形態1と異なる。
本実施形態の可動支柱1´は、実施形態1と同様に丸パイプ(鋼管)を用いて形成されているが、ロープ間隔保持部11´において上下に分割されており、これを接続するための接続部材15を備える。
接続部材15は、可動支柱1´を構成する丸パイプの内径に嵌合する外径を有する丸パイプで形成されている。また、接続部材15は、図8に示されるように、分割されたロープ間隔保持部11´の上側の部材に対して、略半分入れ込む形で嵌合、固定(溶接等)されている。分割されたロープ間隔保持部11´の上側の部材から、略半分突出した接続部材15を、分割されたロープ間隔保持部11´の下側の部材に対して嵌めこむ(固着はせずに、スライドして入れ込む)ことで、図10に示されるように、可動支柱1´が一体化される。
図9は、本実施形態のピン部材を示す図である。図9(a)〜(c)が、上側ピン部材13aを示す各平面図であり、図9(d)〜(f)が、下側ピン部材13bを示す各平面図である。
図9に示されるように、ピン部材13a、bは、何れも実施形態1と同様に、細長い板部材(若しくは棒部材)の上端部分を折り曲げたものである。上側ピン部材13aは、2本分のロープ受け入れ部111の設置間隔分の長さを有し、下側ピン部材13bは、3本分のロープ受け入れ部111の設置間隔分の長さを有する。
図10に示されるように、上側ピン部材13aは、最上段のワイヤロープWRに対して、その上端の折り曲げ部をひっかけるようにして設置され、同様に、下側ピン部材13bは、3段目のワイヤロープWRに対して、その上端の折り曲げ部をひっかけるようにして設置される。これにより、分割部分の上下でそれぞれ独立して、各ロープ受け入れ部111に受け入れられるワイヤロープWRが外れないように保持される。
図11は、本実施形態の可動支柱1´を取り付けたワイヤロープ式防護柵2において、車両の衝突によって、可動支柱1´が押し倒され、若しくは、ワイヤロープWRがタイヤに巻き込まれた状態を示す概略図である。
同図から理解されるように、下段側のワイヤロープWRがタイヤに巻き込まれて引っ張られたり、可動支柱1´が押し倒されたりしても、可動支柱1´が上下に分割されるため、分割される上側2本分のワイヤロープWRは、柵高及びその間隔が保持される。従って、これによって車両を捕捉し、飛び出し(突破事故)が生じる危険性を低減できるという非常に優れた効果を奏する。
本実施形態では、分割部が、ロープ間隔保持部に形成されるものを例としたが、ロープ高保持部に分割部が形成されるものであってもよい。
また、ロープ間隔保持部とロープ高保持部が上下に分割される分割構造を備えるものであってもよく、これらの組み合わせ(複数個所で分割されるもの)であっても構わない。
上記各実施形態では、可動支柱が丸パイプで形成されるものを例としたが、これに限られるものではなく、各種の断面形状のパイプであってよく、その他の鋼材等(丸棒やH型鋼等)であっても構わない。それぞれ選択した部材に合わせて適宜ワイヤロープを受け入れて保持するロープ受け入れ部を形成すればよい。
また、上記各実施形態では、設置面接触部が球面状に形成されるものを例としているが、球面形状に限るものではなく、下側に凸の曲面部にて構成されるもの等により、設置面との接触面積を低減し、摩擦を低減させるものや、設置面接触部に、設置面に対して摩擦係数の小さい部材を用いるもの等であってよい。
上記各実施形態では、本発明に係る可動支柱を使用するワイヤロープ式防護柵として、中間支柱を設置できない場合を例としているが、中間支柱を設置するワイヤロープ式防護柵に対して、本発明に係る可動支柱を使用するものであっても勿論良い。
1、1´...可動支柱
11、11´...ロープ間隔保持部
111...ロープ受け入れ部
12...ロープ高保持部
121...設置面接触部
13...ピン部材
2...ワイヤロープ式防護柵
WR...ワイヤロープ

Claims (9)

  1. 両端部で固定されて各ワイヤロープを繋止して張力を与える端末支柱を備えたワイヤロープ式防護柵において、前記端末支柱の間に設けられる可動支柱であって、
    ワイヤロープ式防護柵の各ワイヤロープを受け入れて保持するロープ受け入れ部を有するロープ間隔保持部と、
    前記ロープ間隔保持部からワイヤロープ式防護柵の設置面までの間の間隔を保持するロープ高保持部と、
    を備え、
    前記ロープ高保持部の下端部が下側に凸の曲面部として形成されており、前記設置面に対して固定されず、水平方向に滑動可能であることを特徴とする可動支柱。
  2. 前記ロープ高保持部の下端部が球面形状によって構成されていることを特徴とする請求項に記載の可動支柱。
  3. 前記ロープ高保持部の下端部に水抜き孔が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の可動支柱。
  4. 前記ロープ間隔保持部若しくは前記ロープ高保持部又は前記ロープ間隔保持部と前記ロープ高保持部の間に設けられた分割部であって、車両が衝突した際に下段のワイヤロープに対する押し下げ力が働いた場合若しくは可動支柱を押し倒すような力が働いた場合に、上下に分割される分割部を備えることを特徴とする請求項1からの何れかに記載の可動支柱。
  5. 前記ロープ受け入れ部が、前記可動支柱の側面側から中心部へ向かって切り欠いて形成されていることにより、張られた状態のワイヤロープを側面側から受け入れ可能な構造を有し、
    前前記受け入れられたワイヤロープが外れることを防止するために、前記可動支柱の内部の前記受け入れられたワイヤロープの受け入れ側に挿通される、ピン部材を備えることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の可動支柱。
  6. 前記ロープ受け入れ部のうち、前記ワイヤロープ式防護柵の上段側の一本または複数本のワイヤロープを受け入れる前記ロープ受け入れ部が、可動支柱の上端部側から切り欠いて形成されていることにより、ワイヤロープが上に外れるワイヤロープ抜け構造を有することを特徴とする請求項1からの何れかに記載の可動支柱。
  7. 前記ワイヤロープ抜け構造を有するロープ受け入れ部以外の前記ロープ受け入れ部が、前記可動支柱の側面側から中心部へ向かって切り欠いて形成されていることにより、張られた状態のワイヤロープを側面側から受け入れ可能な構造を有し、
    前記側面側から受け入れられたワイヤロープが外れることを防止するために、前記可動支柱の内部の前記受け入れられたワイヤロープの受け入れ側に挿通される、ピン部材を備えることを特徴とする請求項6に記載の可動支柱。
  8. 請求項1から7の何れかに記載の可動支柱を備えることを特徴とするワイヤロープ式防護柵。
  9. 請求項8に記載のワイヤロープ式防護柵を備えることを特徴とする橋梁。
JP2017214720A 2017-11-07 2017-11-07 可動支柱、ワイヤロープ式防護柵及び橋梁 Active JP6974121B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017214720A JP6974121B2 (ja) 2017-11-07 2017-11-07 可動支柱、ワイヤロープ式防護柵及び橋梁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017214720A JP6974121B2 (ja) 2017-11-07 2017-11-07 可動支柱、ワイヤロープ式防護柵及び橋梁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019085770A JP2019085770A (ja) 2019-06-06
JP6974121B2 true JP6974121B2 (ja) 2021-12-01

Family

ID=66764009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017214720A Active JP6974121B2 (ja) 2017-11-07 2017-11-07 可動支柱、ワイヤロープ式防護柵及び橋梁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6974121B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7165777B1 (ja) 2021-04-26 2022-11-04 株式会社ネクスコ・メンテナンス関東 支柱の交換方法、及び冶具

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55175464U (ja) * 1979-06-01 1980-12-16
JPS60190804A (ja) * 1984-03-12 1985-09-28 Mitsubishi Electric Corp 光学式角度センサ
JPS60165520U (ja) * 1984-04-12 1985-11-02 株式会社 吾妻製作所 セイフテイコ−ン固定具
JPS60190804U (ja) * 1984-05-30 1985-12-18 新日本製鐵株式会社 落石防止柵における落石防止用ワイヤロ−プの固定装置
JPS6131031A (ja) * 1984-07-24 1986-02-13 サ−ジミヤワキ株式会社 電気式牧柵
JPH0323977Y2 (ja) * 1985-08-03 1991-05-24
JPH04189908A (ja) * 1990-09-12 1992-07-08 Just Japan Kk 載置式支柱及びこの支柱を用いたガードフェンス
JP2574949B2 (ja) * 1991-03-04 1997-01-22 新技術事業団 牧柵設備
JPH10168824A (ja) * 1996-12-12 1998-06-23 Nippon Light Metal Co Ltd 落下防止柵
US6962328B2 (en) * 2002-05-28 2005-11-08 Trn Business Trust Cable safety system
JP2004162486A (ja) * 2002-11-15 2004-06-10 Nippon Zenith Pipe Co Ltd 防護柵
JP2005002714A (ja) * 2003-06-13 2005-01-06 Mitsuo Sasaki フェンス、連結パイプユニット及びふたユニット
JP5710902B2 (ja) * 2010-06-30 2015-04-30 Jfe建材株式会社 ガードケーブル
JP2013119736A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Sadao Amishima 車両用防護柵
JP3175617U (ja) * 2012-02-17 2012-05-24 株式会社名構設計 駐車場用柵
JP5690010B1 (ja) * 2014-06-23 2015-03-25 独立行政法人土木研究所 ケーブル式道路防護柵用視線誘導標

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019085770A (ja) 2019-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5978022B2 (ja) 落石防護柵
JP4808226B2 (ja) 衝撃吸収柵
JP4188998B2 (ja) 衝撃吸収防護柵
JP6047678B1 (ja) 衝撃吸収体
JP5595325B2 (ja) 防護柵
JP6038592B2 (ja) 衝撃吸収機構、および衝撃吸収機構を有する落下物防護装置
JP2907214B1 (ja) 衝撃吸収柵
JP5953281B2 (ja) 防護柵
JP5357844B2 (ja) 落石防護網構造
JP5919098B2 (ja) 防護柵
JP6974121B2 (ja) 可動支柱、ワイヤロープ式防護柵及び橋梁
JP2020117930A (ja) 防護柵
JP2016166461A (ja) 衝撃吸収柵
JP5996258B2 (ja) 防護柵
JP7027124B2 (ja) 防護施設、エネルギー吸収面材及びエネルギー吸収装置
JP4254926B2 (ja) 衝撃吸収柵
JP6973767B2 (ja) 落石防護柵
JP5636136B1 (ja) 防護柵
JP2017002515A (ja) 防護柵
AU2018278981A1 (en) High tension cable barrier for roadways
JP4401429B1 (ja) 防護柵
JP2019027077A (ja) 落石防護柵
JP4156556B2 (ja) 防護柵
KR101141365B1 (ko) 충격 흡수부재가 구비된 낙석 방지책 및 가드 케이블
EP3401443B1 (en) Braking assembly for a safety structure and safety structure comprising one or more of said braking assemblies

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20190221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190328

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200821

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20200821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20200821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210803

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211012

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6974121

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350